JP4563167B2 - 着脱可能支持部材を有する熱現像の方法および装置 - Google Patents

着脱可能支持部材を有する熱現像の方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、感光性要素を熱現像する方法および装置に関し、特に、熱現像中に感光性要素を支持する方法および装置に関する。
フレキソ印刷版は、柔らかく変形しやすいものから包装材料などの比較的硬いもの、例えば、ボール紙、プラスチックフィルム、アルミニウム箔、その他のものにわたる印刷表面での使用においてよく知られている。フレキソ印刷版は、特許文献1および特許文献2に記載されているもののような、光重合可能組成物を含む感光性要素から調整されることができる。光重合可能組成物は、通常、エラストマー結合剤、少なくとも1種の単量体および光開始剤を含む。感光性要素は、一般に、支持体とカバーシートとの間に挿入された光重合可能層、または多層カバー要素を有する。化学線(actinic radiation)に像露光されると、露光領域において、光重合可能層の重合が起こり、それによって、その層の露光された領域が硬化し、そして不溶性となる。従来から、当該要素は、適当な溶液、例えば、溶媒または水性ウォッシュアウト(aqueous−based washout)などで処理されて、光重合可能層の未露光部分を除去して、フレキソ印刷に使用できる印刷凸版を残す。しかしながら、吸収された現像溶液を除去するには、長時間(0.5から24時間)の乾燥が必要となることから、溶液で当該要素を処理する現像システムは時間がかかる。
溶液現像に対する代替手法として、「乾燥」熱現像プロセスを使用することが可能であり、これは、後続の時間のかかる乾燥ステップなしで、未露光領域を除去するものである。熱現像プロセスにおいては、化学線に像露光される感光性層は、感光性層の未露光部分における組成物を軟化または溶融させて吸収材料中に流し込むのに十分な温度で、吸収材と接触させられる。Burgらの特許文献3、Cohenらの特許文献4、Martensの特許文献5、Martensの特許文献6、Martensの特許文献7、Petersonらの特許文献8を参照されたい。感光性層の露光部分は硬いままで残る、すなわち、未露光部分の軟化温度において、軟化または溶融しない。吸収材料は、軟化した非照射材料を収集し、次いで、感光性層から除去される。感光性層を加熱かつ接触するサイクルは、流動可能な組成物を非照射領域から十分に除去し、印刷に好適な凸版構造を形成するために、数回繰り返される必要がある。そのような処理の後に、照射画像を表す、照射されて硬化された組成物の浮出しの凸版構造が残る。
フレキソ印刷要素の熱現像用の処理装置は既知である。特許文献8には、照射された印刷要素を操作して、非照射組成物を要素から除去するために、加熱と押圧とを反復する自動化プロセスおよび装置が記載されている。この装置は、感光性要素の前縁をドラムの外表面に固定するための、ドラムの外表面上に横断方向に埋め込みで実装されたクランプを備える予熱ドラムを含む。この予熱ドラムは、ショアーA硬度が約30から60の間であるシリコーンゴム組成物層でコーティングされている。このゴムコーティングには、アルミニウム粒子を含浸させてもよい。
また、特許文献9は、感光性要素の熱処理の方法および装置を記載する。この装置は、その平滑金属表面にゴム組成物または薄い粘着付与被膜をコーティングされたドラムを含む。このゴムコーティングは、現像高温ローラにより及ぼされる圧力の下において、表面が変形する結果として、より長いニップ域をもたらす弾力性表面を提供する。この粘着性付与被膜は、一時的に感光性シート要素をドラムに粘着し、非ゴム層があるために、ドラムと感光性要素との間の熱伝導度を改善することができる。
CYREL(登録商標)FAST1000TD処理装置として商業的に認識される、熱処理装置の1つの実施形態においては、ドラムの外部表面は、ショアーA硬度が50のシリコーンゴム層と、このゴム層上の粘着性付与層とを含む。この粘着性付与層は、Dow Corningから入手可能な、溶媒中へのシリコーン分散である、DOW236である。
熱現像の間、感光性要素は、粘着層の上にある当該要素を有するドラム上に実装される。使用上で不運なことは、ドラム上の1つまたはそれ以上の層が劣化して、有害にもシステムの性能に影響を与える可能性があることである。使用とともに、粘着性コーティング表面の粘着性は、汚れの蓄積およびコーティングの磨耗によって低下する。また、粘着性層は、高温現像ロール上の吸収材料、およびニップを通過して横断する感光性要素の作用によって摩滅する可能性がある。場合によっては、粘着性層は、下にあるゴム層まで摩滅する。粘着性層の十分でない粘着性は、要素を加熱し、そして吸収材料と接触させる現像サイクルを通して、ドラムが要素を回転させるときに、感光性要素、特に要素の後縁を定位置に保持しない。感光性要素がドラムと相当に接触して保持されない場合には、この要素が、処理装置の他の部分と摩擦して、比較的柔らかい印刷表面を損傷する可能性がある。加熱要素の方向に応じて、感光性要素は、加熱要素の高温表面と接触して、感光性要素または加熱要素、あるいはその両方への損傷を生ずる可能性がある。
また、1つまたはそれ以上の表面層は、亀裂が発生したり、時折り必要となるナイフやその他の工具によって切断される可能性もある。感光性要素は、現像中にニップの位置に発生する圧力によって割れ目中に押し込まれるので、表面層の大きな亀裂や割れ目によって、感光性要素が損傷を受ける可能性がある。ドラム被覆の完全性も損なわれる可能性がある。より小さな亀裂は、ニップに固有の力によって、より大きなクラックに成長しやすい。
米国特許第4,323,637号明細書 米国特許第4,427,759号明細書 米国特許第3,060,023号明細書 米国特許第3,264,103号明細書 米国特許第5,015,556号明細書 米国特許第5,175,072号明細書 米国特許第5,215,859号明細書 米国特許第5,279,697号明細書 国際公開第01/18604号パンフレット 国際公開第98/13730号パンフレット 米国特許第4,323,636号明細書 米国特許第4,753,865号明細書 米国特許第4,726,877号明細書 米国特許第4,460,675号明細書 米国特許第5,262,275号明細書 米国特許第5,719,009号明細書 米国特許第5,607,814号明細書 米国特許第5,506,086号明細書 米国特許第5,766,819号明細書 米国特許第5,840,463号明細書 欧州特許出願公開第0741330号明細書
ドラム上の表面層の上記の問題のいずれが発生した場合にも、ドラム全体を交換しなくてはならない。ドラムを交換することは、高価であるとともに、装置から既存のドラムを取り外すために、機器を持ち上げる必要のある面倒なプロセスである。さらに、この装置は、数時間から数日間は作動不能となり、顧客に対する休止時間を生じる。
したがって、感光性要素の熱現像において使用される現像ドラムの表面上の1つまたはそれ以上の層の品質において問題が生じる。使用とともに、ドラム上の1つまたは複数の層は、磨耗および/または損傷を受ける可能性があり、これは、熱現像システムの性能に悪影響を与える可能性がある。
本発明は、外部表面を有して、部分的に液化されることのできる組成物層を含む感光性要素から、凸版型を形成する方法を提供する。この方法は、前記外部表面に現像媒体を第1の部材を用いて供給するステップと、基本部材に着脱可能に装着された可撓性支持部材で感光性要素を支持して、前記感光性要素を前記吸収材料の方向に送り出すステップと、前記外部表面を、前記層の一部を液化させるのに十分な温度Trに加熱するステップと、前記感光性要素を前記吸収材料と接触させて、前記組成物層の液化材料の少なくとも一部を前記吸収材料に吸収させるステップとを含む。
本発明は、外部表面を有し、かつ部分的に液化することのできる組成物層を包含する感光性要素から、凸版型を形成する装置も提供する。この装置は、前記外部表面に吸収材料を供給する手段と、フレーム部分に装着されるとともに前記感光性要素を前記吸収材料に送り出すために配置された基本部材であって、前記供給する手段の少なくとも一方と前記フレーム部分とが、他方に対して移動可能である基本部材と、前記基本部材に着脱可能に装着された可撓性支持部材と、前記外部表面を、前記層の一部分を液化させるのに十分な温度に加熱する手段と、前記感光性要素を前記吸収材料と接触させて、前記組成物層の液化材料の少なくとも一部分を前記吸収材料に吸収させる手段とを含む。
以下の詳細な説明の全体を通して、図面のすべての図において、同種の参照記号は、同種の要素を示している。
本発明は、感光性要素を熱的に現像する装置および方法であって、好ましくは、フレキソ印刷版を形成するためのものである。本発明は、部分的に液化することが可能な組成物の層を有する感光性要素を、任意の目的で、その層の少なくとも一部を溶融または軟化または液化させるのに十分な温度に加熱することのできる装置を意図するものである。特に、本発明は、熱現像中に感光性要素を支持するための装置および方法に関係する。
熱現像は、感光性要素を現像温度まで加熱し、この温度によって、組成物層の未硬化部分が液化、すなわち溶融または軟化または流動するとともに、現像媒体との接触によって運び去られるか、または除去される。また、この現像媒体は、本明細書において、現像材料、吸収材料、吸収ウエブおよびウエブとも呼ぶ。感光性層の硬化された部分は、未硬化部分よりも高い溶融または軟化または液化の温度を有し、したがって、熱現像温度において溶融または軟化または流動しない。フレキソ印刷版を形成するための感光性要素の熱現像は、特許文献5、特許文献6、特許文献7、および特許文献10に記載されている。感光性要素は、基板と、基板の上に実装された少なくとも1つの組成物層を含む。この組成物層は、部分的に液化させることができる。
「溶融する」という用語は、現像媒体による除去を可能とするために、軟化かつ粘度が低下する高い温度にさらされた組成物層の非照射部分の挙動を記述するために使用される。組成物層の溶融可能部分の材料は、通常、固体と液体との間に明確な遷移を示さない粘弾性材料であり、それによって本発明の方法は、吸収材料に吸収されるためのある閾より上の任意の温度において、加熱された組成物層を吸収する機能を果たす。したがって、高い温度にさらされると、組成物層の非照射部分は、軟化または液化する。しかしながら、この明細書の全体を通して、「溶融」、「軟化」、および「液化」という用語は、組成物層が固体と液体状態との間に明確な遷移温度を有するか、有さないかにかかわらず、組成物層の加熱された非照射部分の挙動を記述するのに使用することができる。本発明の目的のために、組成物層を「溶融」させるのには、広い温度範囲を使用することができる。現像媒体による除去は、吸収材料と考えることのできる現像媒体による吸収を包含する。本方法の有効な運用中において、除去は、低温では遅く、また高温では速くなる。
感光性要素を熱的に現像するのに好適な装置が、特許文献8およびJohnsonらの特許文献9にも開示されている。特許文献8は、2つの実施形態を示しており、それらにおいては、感光性要素は熱処理のために平坦表面上に配置される。両方の特許公報も、熱処理のために感光性要素を支持するドラムを示している。すべての実施形態における感光性要素は、プレートの形態である。当業者であれば、開示された装置のそれぞれを、円筒またはスリーブの形態での感光性要素の実装に適応するように、修正することができることを理解すべきである。
図1は、熱処理装置10の第1の実施形態を示す。基本部材19として作用するドラム18が、静止支持フレーム12上に回転するように実装されて、矢印18aで示されるように反時計方向に回転する。基本部材19は、非可撓性または実質的に非可撓性であり、その結果として基本部材19は、熱現像過程の間に大きく形状を変えることがない。感光性要素16は、送りトレイ14の表面13上に配置されて、矢印14aで示す方向に付勢されている。ドラム18は、感光性要素16の前縁を捕捉して、要素16をドラム上に実装するクランプ20を備えている。
クランプ20およびクランプ組立体が、特許文献9に、特に図1から5に関係して記載されている。クランプ20は、ドラム18の外部表面22上に横断方向に埋め込みで実装される。凹領域20aを横断するクランプ20の歯の断面を、図1に示してある。1つの実施形態において、クランプ20は細長く、ドラム18の回転方向18aと反対方向で接線方向に延びる複数の歯を有する。1つの実施形態においては、クランプ20は、要素16の全幅にわたって延びる。作動に際しては、クランプ20は、アクチュエータ手段によって、ドラム18の外部表面22から半径方向外側に離れて持ち上げられる。アクチュエータ手段は、フレーム12内に実装され、かつドラム18の両端に配置される一対の空圧式シリンダとすることができる。空圧式シリンダは、半径方向に装着され、また、それぞれの端部は、ドラム18の回転18aの軸から離れる方向に、半径方向力を発生する止めを備える。アクチュエータ手段を含むクランプ組立体は、ドラム18上のクランプ20とクランプ20用の凹領域20aとの間に、要素16の前縁を挿入するのに十分な間隙をもたらすのに十分な高さに、クランプ20を持ち上げる。クランプ組立体は、クランプ20を後退させて、要素16の前縁を強固に把持し、そして、ドラム18上の定位置にて、要素16を保持する。
本発明において、支持部材118は、熱現像中において、感光性要素16を支持するために、ドラム18の外部表面22上に実装される。基本部材19としてのドラム18は、支持部材118に対する円筒形状の支持体である。1つの実施形態において、支持部材118は、ドラム18の外部表面22、例えば金属と、接触する。ドラム表面と支持部材118との間の熱伝導性は、支持部材がドラムと十分に接触している限り、ドラム18の外部表面22が表面コーティングまたは層を含まないときに大きくなる。ドラム18の外部表面22は、様々な感光性要素16の熱現像に必要となることのある様々な作動条件に適応するために、1つまたはそれ以上の材料層を含めることができる。支持部材118は可撓性であり、その結果として、部材118は、この実施形態においてはドラム18である、その下にある基本部材19の形状に一致する。したがって、可撓性支持部材118は、感光性要素16の加熱中に要素16を支持するとともに、この要素を現像材料35の方向に送り出す、外周面120を形成する。要素16は、処理中に支持部材118の外部表面120と実質的に接触したままとなる。
可撓性支持部材118は、担体122を含むとともに、この担体の片面または両面に付与した材料の少なくとも1つの層124を有してもよい。担体122が片面にその層を有する1つの実施形態においては、支持部材118は、層(単数または複数)124の反対側の担体122の側面が、ドラム18の外部表面22に隣接するように、ドラム18に実装される。図2aおよび2bに示すように、支持部材118は、ドラム18の外部表面22の回りに巻き付けるのに適当な長さであり、その結果、支持部材118の2つの反対側両端126が、ドラム18への確実な実装のために、噛み合うかまたは部分的に重なる。支持部材118の両端126の各端には、両端126が部分的に重なるときに噛み合う複数の開口(図示せず)がある。また、両端126にある開口と噛み合う複数の開口を有する棒部材128が、支持部材118をドラム18に固定し、そして張力をかける。ボルト130のような締結具が、棒部材128内の開口を通し、次いで支持部材118内の噛み合わされた開口を通して配置され、ドラム18上のクランプ20用の凹領域20aの中に固定される。棒部材128は、ドラム18の軸方向長さと同一であるか、または実質的に同一の長さとすることができる。1つの実施形態においては、棒部材128は、ドラム18および支持部材118の軸方向長さよりも2インチ短く、また、クランプ20用の凹領域20aにぴったり合うように成形される。図2bに示すように、締結具またはボルト130がドラム18の中に固定されると、棒部材128がドラムの外周の回りに支持部材118を締め付け、それによって、支持部材118に張力をかけて、ドラム18の外部表面22と接触させる。支持部材118、棒部材128、およびボルト130は、クランプ20および感光性要素16の前縁を保持するクランプ組立体と干渉しないように、凹領域20a内部に配置される。また、この配置によって、高温ロール38またはニップ60との干渉の可能性が排除される。例えば、締結具またはボルト130(および開口)は、クランプ20の歯の間に配置される。したがって、クランプ20は、支持部材118がドラム18に固定されたときにも、依然として機能することができる。別の実施形態においては、可撓性支持部材118の両端126は、1つの棒部材で一緒に保持できるとともに、第2の棒部材を使用して支持部材118をドラム18に取り付けることができる。
支持部材118に張力をかけてドラム18に付けると、ドラムと、担体122上にあるすべての層124を含む支持部材との間の熱伝達が促進される。図2aおよび2bに示す前述の実施形態に加えて、支持部材118をドラム18の外部表面22に張力をかけて固定するための代替実施形態を設計することは、当業者の能力範囲内であると考えるものである。企図する1つの代替実施形態においては、ドラムは、支持部材の一端を収容する軸方向スロットを含み、支持部材の反対側要素のためのクランプを締め付け、支持部材に張力をかけてドラムに付ける。企図する別の代替実施形態では、ドラムの軸端の回りおよびその位置において、滑り嵌め帯(snug−fitting bands)を使用し、これが支持部材をドラムに対して保持する。
支持部材118は、ドラム18の全幅を範囲内に含むか、実質的に範囲内に含む幅(横方向)を有する。1つ実施形態においては、支持部材118に張力をかけてドラムに付けると、支持部材の各側面をドラムの外部表面に同様に固定する必要なしに、支持部材をドラムに保持するのに十分である。支持部材を定位置に固定するために、当該分野における任意の従来型手段によって、支持部材118の両側をドラム18に取り付けて、なお必要に応じて、支持部材を取り外す機能を維持することが望ましいことがある。
担体122は、本発明の熱現像方法において機能するのに適当な熱伝導率と、機械的強度とを有する任意の材料で製作することができる。また、担体122用の材料は、改質材料(modification material)の層124を粘着できるものとする必要がある。1つの実施形態において、担体122は、金属、好ましくはアルミニウムであるが、ステンレス鋼、亜鉛メッキ鋼、またはその他の金属で製作することもできる。担体122としての使用に適するその他の材料には、ポリエステルおよびポリイミドのような高分子フィルム、繊維強化高分子フィルム、および複合材料などがある。上記の特徴に加えて、担体122は、寸法的に安定であるとともに、本発明の熱現像方法に伴う熱に対する耐久性がなくてはならない。図示した実施形態においては、担体122はシート形態である。別の選択肢として、担体122は、例えば印刷スリーブのような円筒状形態にすることも可能であり、これは、印刷スリーブまたはブリッジスリーブの印刷シリンダ上への装着と同一または類似の方法でドラム118またはロール上に装着することができる。ドラム18またはロールは、その外部表面に空気を供給するための半径方向通路を含むことがある。ドラム18またはロールの外部表面にある空気は、円筒形状の担体122がドラムの縦方向軸に沿ってスライドできる程度まで、担体を拡げるクッションを生成する。担体122がドラム18上に配置されると、空気供給が停止されるとともに、担体が収縮してドラム18上に締まり嵌めされる。円筒形状の担体122をドラム18から取り外すためには、この方法を逆転させるか、または場合によっては、担体122をドラムから単に切り離すことができる。
担体122は、その片面に少なくとも1つの改質材料の層124を含むのが好ましい。この少なくとも1つの改質材料の層124は、弾性層、または粘着性層、または弾性層と弾性層上の粘着性層、または弾性と粘着性の両方をもたらす単一層とすることができる。また、粘着性層は、その下にある弾性層に対する保護層としても作用することができる。別の選択肢として、保護層を、弾性層と粘着性層との間に挿入することもできる。弾性層は、約30から約75の間のショアーA硬度を得るのに適した任意の材料で構成することが可能であり、例えば、ゴム、シリコーンゴム、および圧縮性発泡材を含む、天然ゴム類およびエラストマー材料、ならびに合成ゴムおよびエラストマー材料である。特に好ましいのは、シリコーンゴムとゴムである。層124の硬度は重要であるが、本発明にとって決定的ではない。弾性層がもたらす弾性表面によって、高温ロール38によって生成される圧力の下で表面が撓む結果として、ニップ領域を長くすることができる。また、ゴム弾性は、ドラム18と高温ロール38との間の軽度な芯ずれを吸収する。弾性層は、アルミニウム粒子のような金属粒子を含むことができ、支持部材の熱伝達特性を10〜20%向上させることができる。
粘着性層は、ドラム18が回転するときに、支持部材118上の感光性要素を保持しながら、現像が終了した後に感光性要素をドラムから取り外すことを可能にするために必要な粘着性をもたらす、任意適当な材料とすることができる。表面が本発明での使用に適当な粘着性を有するかどうかを判定するために、試験を実施することができる。提案される試験は、感光性要素の比較的小さな部分(約3インチ×3インチ、または約7.6cm×7.6cm)を、ドラム18上に位置される支持部材118の粘着性表面上に配置し、そして、重力がその部分を支持部材118から引き離しやすいようにドラムの向きを決めて、その部分が粘着性表面上に留まる時間を求める。もし、その部分が、重力方向に向けられている間に、支持部材118上に少なくとも3秒間、留まるならば、その表面は、本発明での使用に適当な粘着性を有する。粘着性層の粘着性は、比較的低く、すなわち、プレート16は、印刷シリンダ上に粘着により装着された印刷版の取り外しと異なり、現像後にドラム18から容易に取り外しできるようにする必要がある。感光性要素に対して取り外し可能な粘着性を有する粘着性層に加えて、粘着性層用の材料の選択は、下にある層の材料の選択によっても左右されることがある。粘着性層は、下にある弾性層、または下にある、弾性層の上の保護層、あるいは場合によっては担体層に粘着しなくてはならない。下にある弾性層がシリコーンゴムである場合には、粘着性層に好ましい材料は、Dow Corning 236分散剤のようなシリコーンを基材とする材料である。
また、担体122が、シートの反対側に1つまたはそれ以上の追加の層を有することも考えられる。この反対側の1つまたはそれ以上の層(単数または複数)は、シートの片側上の層(単数または複数)124と同じ目的を持たせることができる。したがって、両側に同一の層(単数または複数)124を有する支持部材118は、両面使用可能であり、廃却する前にひっくり返して使用することができる。反対側にある1つまたはそれ以上の層は、担体とドラム表面の間の熱伝達を改善すること、または担体の位置ずれまたは浮き上がりを防止するために、例えば、粘着層の実装するため、または粘着層を用いる作業中に、担体の位置を維持すること、要素16を緩衝から守ることのようなその他の目的にも有用な場合がある。しかしながら、担体122上の層の数が増すほど、感光性要素16に対する、基本部材19と支持部材118との間の熱伝達条件を維持するのはより困難となる。また、1つより多い可撓性支持部材118を、基本部材19に実装する場合も考えられる。この1つより多い可撓性支持材料118のそれぞれは、層124および担体122と同じものでも、異なるものでもよい。
1つまたはそれ以上の層124を、支持部材118上への改質材料(単数または複数)の必要な適用範囲を得るのに適当な任意の方法で、担体122に付着させることができる。シリコーンゴムを、弾性層として付着させる従来式方法は、ゴムを押し出して担体上に層を形成し、オートクレーブ中で加熱してゴムを硬化させ、次いでゴムの外部表面を研磨して所望の層厚にすることを含む。代替手法として、カレンダ仕上げしたゴムシート層を、担体に積層し、次いで粘着性層を形成する材料でコーティングすることができる。粘着性層は、弾性層上に噴霧コーティングすることができる。担体122の厚さは、0.005から0.250インチ(0.0127から0.635cm)の間、好ましくは0.015から0.025インチ(0.038から0.064cm)の間である。担体の上の弾性層の厚さは、0から0.750インチ(0.1から1.91cm)、好ましくは0.10から0.30インチ(0.25から0.76cm)である。粘着性被膜の厚さは、0から0.050インチ(0から0.127cm)、好ましくは0.003から0.013インチ(0.008から0.33cm)である。
本発明の代替実施形態において、可撓性支持部材118は、担体122を含む必要はなく、圧縮性材料のような自己支持型材料の層で形成することが考えられる。圧縮性材料の層は、その圧縮性材料が基本部材19に確実に装着されるのに十分な強度を有する限り、弾性層用に特定された材料の任意のもので製作することができる。上述の1つまたはそれ以上の改質層を、圧縮材料の層に含めることができる。
作動に際しては、基本部材19とともに可撓性支持部材118は、一体構造として機能して、熱現像の間に感光性要素16を支持する。しかしながら、可撓性支持部材118は、主として処理装置10の保全に必要とされるとき、および特に支持部材118または支持部材118上の1つまたはそれ以上の層124を取り替えるために、基本部材19から取り外すことが可能である。本発明において、支持部材118は、それが基本部材19から着脱可能性であることによって、1つまたはそれ以上の層124の機能を、基本部材19の機能から分離し、感光性要素16を現像材料35の方向に送り出す。着脱可能支持部材118は、担体122上の改質層(単数または複数)124が使用によって磨耗したときに、その層(単数または複数)の交換を可能にする。ここで理解すべきことは、基本部材がドラムであるこの実施形態において、支持部材118が基本部材19から取り外されるとき、ドラムシリンダを構成する外部表面22を含むドラム自体は、完全な状態のままであることである。
本発明は、いくつかの利点を有し、それは、良好な処理装置性能を維持するために、可撓性支持部材118が、磨耗または損傷の発生した表面の迅速な交換を可能にするドラムまたは平面支持体のための、着脱可能表面を提供することである。支持部材118を交換することは、ドラム18全体を交換することよりも、実質的に高価でなく、かつかかる時間も少ない。さらに、ドラム表面22上の1つまたはそれ以上の層124を損傷するという心配なしにドラムを据付けることができるので、熱処理装置10中へのドラム18の据付けが容易になる。ドラムを据付けた後に、次いで、支持部材118をドラム18の外部表面22に容易に据付けることができる。
熱現像は、感光性要素16の外部表面17を、組成物層の一部を液化させるのに十分な温度に加熱することを含む。また、組成物層は、光重合可能層として識別することもできる。組成物層(および、それがある場合には、追加の層(単数または複数))を含む感光性要素16は、伝熱、対流、放射またはその他の加熱方法によって、未硬化部分の溶融、軟化、または液化を起こさせるのに十分であるが、層の硬化部分の変形を引き起こすほどは高くない温度に加熱されることができる。組成物層の上に配置される1つまたはそれ以上の追加の層は、現像媒体によって除去するのと同様に、軟化または溶融または流動され、そして除去されてもよい。感光性要素は、組成物層の未硬化部分の溶融または流動を起こさせるために、約40℃より高い表面温度、好ましくは約40℃から約230℃(104〜446°F)に加熱される。感光性要素16の加熱と要素の最外層の現像媒体との接触という熱処理ステップは、同時に実施されるか、または、組成物層の未硬化部分が、現像媒体と接触するときに、まだ柔らかいか、もしくは溶融状態にある場合には、連続して実施することができる。
また、ドラム18は、加熱器24を装備していてもよく、この加熱器は、感光性要素16を、周囲環境とは無関係に安定な開始温度に保つために備えられる。加熱器の電力容量が、ドラム18上に実装された支持部材118の外部表面22上の相当に一定な選択された表皮温度を維持するのに十分である限り、ドラム18を加熱する任意の手段を受諾できる。ドラムを加熱する手段は、組成物層の外部表面17を加熱することができる温度にまで、ドラム18を加熱することができる。加熱器24は、電線巻回毛布(wire wound blanket)のような電気加熱毛布とすることができる。もし、正常動作環境が一定温度になるように注意深く制御されるのであれば、加熱器を切るか、または装置から除外することができる。特許文献9に開示されているように、感光性要素およびドラムの表面に空気流を向けるブロワーのような冷却手段、および/または要素16を冷却するためにドラム18の表面下も冷却流体を循環させて、ドラムを冷却することも可能である。また、ここで理解すべきことは、そのような冷却手段は、支持部材118を冷却する可能性があることである。また、水のような加熱流体は、ドラム18の表面下で循環させて、要素16を加熱することも考えられる。ドラム上に実装された支持部材118の外部表面22の温度は、約50から150°F(10から65.6℃)、好ましくは75から95°F(23.9から35℃)である。
図に例示された実施形態においては、感光性要素16の外部表面17に向けられた焦点放射加熱器である、加熱器30を含む第1の加熱手段が、ドラム18に隣接して配置されている。この加熱器30は、組成物層の外部表面17の温度を上げる。1つの実施形態において、加熱器30は、組成物層の表面17の温度を、組成物層の非照射部分を溶融または軟化させ、層の一部を液化させるのに十分な温度に上昇させる。加熱器30は、組成部層の外部表面17に熱を加える。図に例示された実施形態においては、加熱器30は、支持体32などの端部支持体に実装されたバルブ31などの、複数の管状赤外線加熱バルブを備え、これらの支持体はバルブ31への電気的接続を与える。ドラム18と反対側のバルブ31の側面に隣接して反射装置33があり、この反射装置は、赤外線放射を感光性要素シート16の外部表面17に向かって焦点を合わせて誘導する。加熱器の代替実施形態は、反射装置33付きの端部支持体32に実装された1つの管状赤外線加熱バルブ31を使用する。
熱処理装置10は、現像材料の連続ウエブ35を供給する送出手段を含み、この連続ウエブが、好ましい実施形態においては、高温ローラ38に接触する。加熱の第2の手段は、高温ローラ38を含む。高温ローラは、感光性要素16を搬送するドラム18に隣接して位置する。また、高温ローラ38は、加熱器30に隣接しており、高温ローラ38は、組成物層の外部表面17の温度を維持するか、またはさらに上昇させる。高温ローラ38は、感光性要素16の外部表面17に熱を加える。吸収材ウエブ35は、供給ロール40から巻き戻されて、曲がりくねった経路でロール41と42との間を通過する。次いで、ウエブ35は、高温ローラ38上、さらにロール43および44の上に誘導される。ロール41、42、43、44の1つまたはそれ以上、ならびに巻取りロール45がウエブ35を駆動することができる。ロール41、42、43、44の1つまたはそれ以上、および供給ロール40にも、その移送経路において、ウェブの張力を維持するためのブレーキ機構を含めることができる。次いで、ウエブ35は、巻取りロール45上に巻き上げられる。
処理装置10は、ドラム18と高温ローラ38との間の相対運動の手段が設けられており、その結果、感光性要素16と現像材料のウエブ35とを、互いに接触させることができる。相対運動をさせる手段は、例えば、高温ローラ38(および/またはドラム18)を、1つまたはそれ以上のアクチュエータ49による付勢の下で高温ロール35を移動させる梁48に取り付けたアーム47に実装することによって達成することができる。1つまたはそれ以上のアクチュエータ49としての使用に適するものとしては、空気シリンダ、またはステッピングモータ、またはサーボモータがある。温度センサを、処理装置全体に実装して、ドラム18、高温ローラ38、および放射加熱器30の加熱要素を制御する目的のために、温度を監視してもよい。
ニップ60、または高温ローラとドラム18との間の距離は、高温ローラ38がこの実施形態に対する係合位置にあるときには、ゼロセンチメートルである。その距離の設定は、処理中に、シート16の外部表面のニップ領域に、実質的に均一な圧力がかかるようにするのが望ましい。吸収ウエブと感光性要素16とを強制的に緊密に接触させるように、圧力がかけられる。ニップ領域において、約0.70kg/cmから約24kg/cmの間、好ましくは約2kg/cmから約12kg/cmの間の圧力が、複合感光性要素を変形させることなく、シート表面から吸収ウエブへの吸収を促進するのに適切である。
第1の加熱手段として作用する放射加熱器30、第2の加熱手段として作用する高温ローラ38、および第3の加熱手段として作用するドラム加熱器24は、独立して、または任意の組合せで、感光性要素16の外部表面17を、組成物層の部分、すなわち非照射部分を液化するのに十分な温度まで加熱することができる。第1の加熱手段、第2の加熱手段、および第3の加熱手段は、独立して、あるいは任意の組合せで、加熱ステーション50を構成する。好ましい加熱ステーション50は、第1の加熱手段および第2の加熱手段を含む。
感光性要素16を熱現像するプロセスのための装置の作動は、図1を参照して記述する。プレート処理装置10は、ドラム18が静止して、クランプ20が供給トレイ14に隣接してドラムの頂部近傍に位置する、定位置にある。支持部材118は、ドラム18の外部表面22に先に実装されていた。オペレータは、感光性要素16をフィードトレイ14上に設置する。次いで、オペレータは、クランプ20を開き、要素16の前縁24を、クランプ20内に係合させる。ドラム加熱器24またはIR加熱器30を使用して、ドラム18を予熱することができる。高温ロール38用のカートリッジ加熱器(図示せず)は、高温ロールを予熱するのに使用する。ドラム18が回転し始めて、要素16を載せて搬送し、その結果、感光性要素16が支持部材118に隣接する。加熱器30は、要素16が加熱器30に到達する前に、バルブ31を予熱し、次いで、動作設定に切り替わって、要素16上の組成物層を溶融、軟化または液化させるための所望の温度を達成することができる。要素16の前縁が、高温ロール38がドラム18と接触する位置に到達するとき、アクチュエータ49が、吸収ウエブ35を搬送する高温ロール38を、要素16に押し当てて動かす。感光性要素組成物層は、現像媒体と接触している間に、40から230℃(104から392°F)の間に加熱される。現像媒体が、加熱された感光性要素16の組成物層の外部表面と接触し、そして、組成物層の非照射部分からポリマーの液化部分を吸収して、フレキソ印刷版としての使用に適する凸版型または表面を形成する。未硬化領域において溶融状態である組成物層と、吸収材料現像媒体との緊密な接触をある程度維持することによって、組成物層から現像材料への未硬化感光材料の転移が起こる。まだ加熱状態にある間に、現像材料は、硬化感光性要素16から分離されて、浮彫り構造が現れる。
要素16の後縁が高温ロール/ドラム接触点、すなわちニップを通過するとき、加熱器30は、降温するかまたは切断してもよく、アクチュエータ49は、高温ロール38を引き込み、かつウエブ35は、停止することになる。ドラム18は、要素16の前縁を定位置に戻して、加熱および接触の別のサイクルを開始することができる。要素16を加熱して、組成物層を液化するステップ、および溶融(部分)層を現像材料と接触させるステップのサイクルは、必要な数だけ繰り返され、未硬化材料を適切に除去するとともに十分な凸版深さを生成することができる。しかしながら、好適なシステム性能のためには、サイクル数を最小化するのが望ましく、通常、光重合可能要素は、5から15サイクルで熱的に処理される。(未硬化部分は溶融または液化している間の)現像材料の組成物層への緊密な接触は、層と現像材料とを互いに押圧することによって維持されることができる。
図3は、熱処理装置10の第2の実施形態を示す。この実施形態においては、基本部材19は、天板(table top)または定盤(platen)などの平面支持体130である。平面支持体130は、外部表面132を有し、その上に、熱現像中に感光性要素16を支持する、支持部材118が実装されている。ドラム18と同様に、平面支持体130は、感光性要素16を所望の温度に維持するために、外部表面132の温度を制御するための加熱手段および/または冷却手段を備えてもよい。平面支持体130の表面132は、第1の実施形態について記述したものと類似の支持部材118に隣接することになる、1つまたはそれ以上の材料層を任意選択で含めてもよい。可撓性支持部材118は、加熱中に要素16を支持し、かつ要素16を現像材料35の方向に送り出すための、その上に感光性要素16が載せられた外部表面134を有する。
処理装置10の第1の実施形態について上述したように、可撓性支持部材118は、担体122を含むとともに、担体の片側または両側に付着される少なくとも1つの材料層124を含んでもよい。処理装置10の第2の実施形態に有用な支持部材118は、処理装置10の第1の実施形態に有用な支持部材118と、同一であるか、類似するか、または異なってもよい。(しかしながら、第2の実施形態用の支持部材118は、支持部材118についての上記記述の範囲にある。)支持部材118は、平面支持体130に着脱可能に実装される。図3には示していないが、支持部材118は、平面支持体130の表面132内にある開口と噛み合う、担体122の両端にある開口を通過する締結具を用いて、平面支持体130に実装されている。代替選択肢として、支持部材118は、支持部材118の両端を捕捉する1つまたはそれ以上の棒部材を用いて着脱可能に実装し、平面支持体130の表面132内の開口と噛み合う棒材内の開口を通過する締付け具によって固定することができる。それによって、可撓性支持部材118に張力をかけて基本部材19に付けられる。感光性要素16は、基本部材19上に位置し、かつ要素16の片側または両側の縁端に位置する、1つまたはそれ以上のクランプ(図示せず)によって支持部材118上の定位置に保持されることができる。通常、スレッジ組立体の運動の方向に応じて、感光性要素16の1つの縁端だけが、熱現像の間に適当なクランプ(単数または複数)によって固定される。
処理装置10のこの実施形態は、基本部材19の上を移動して、熱現像中に感光性要素16の外部表面の端から端まで現像材料35を搬送するスレッジ組立体を含む。スレッジ組立体140は、矢印141で示されるように、2方向(前後)にて、平面支持体130の上を移動する。スレッジ組立体140には、高温ローラ38、赤外線加熱装置31を含む放射加熱装置30、および1つまたはそれ以上のウエブガイドロール41、42、43、44が実装されている。高温ローラ38は、スレッジ組立体140に回転可能に実装され、かつ平面支持体130に隣接して位置される。処理装置10は、高温ローラ38と平面支持体130との間の相対移動の手段が設けられており、その結果、高温ローラ38によって支持される吸収ウエブ35が感光性要素16に接触させられる。図3に示される実施形態においては、相対運動の手段は、空気シリンダ152によって作動されるスイングアーム151によって達成されて、高温ロール38を感光性要素16に押し当てて動かす。スイングアーム151は、高温ローラ38の各端に連結されている(1つのスイングアーム151だけが、図3に示されている。)。高温ローラ38と反対側のスイングアーム151の上端は、空気シリンダ152に連結されている。高温ローラ38を、感光性要素16との接触位置に動かすためには、空気シリンダ152が作動されて、スイングアーム152の上端を移動させるとともに、スイングアーム152を、高温ローラの位置にあるスイングアームの端部付近に位置する旋回軸心の回りに反時計回りに回転させ、それによって高温ローラを垂直に接触位置まで移動させる。相対運動のための代替手段も考えられ、それには高温ローラ38を所定の位置まで下げるためのサーボモータまたはステッピングモータがある。
現像材料のウエブ35を高温ローラ38に供給する送出手段は、(図3に示されるように)スレッジ組立体140上に実装されることができる。吸収ウエブ35は、供給ロール40から巻き戻されて、ウエブ35が高温ローラ38と感光性要素16の外部表面との間にくるように、ウエブ35を高温ローラ38の下に誘導する、追跡ローラ41、42の回りを通過する。次いで、ウエブ35経路は、巻取りロール45に巻き上げるために、追加の追跡ローラ43、44の回りを通過する。
熱現像用の処理装置10の第2の実施形態の作動において、スレッジ組立体140は、平面支持体130の一端にて始動する。感光性要素16は、平面支持体130の上にある可撓性支持部材118上に設置され、また、スレッジ組立体140の始動位置に最も近い感光性要素16の縁端は、クランプによって固定されている。感光性要素16は、放射加熱器30および/または平面支持体130に付随する加熱器によって予熱されることができる。また、高温ローラ38を予熱することができる。放射加熱器30、平面支持体130用加熱器、および高温ローラ38用加熱器のいずれか1つ、またはそれらの組合せを使用して、層の一部分を液化させるのに十分な温度に、組成物層を加熱することができる。空気シリンダ152を作動させることによって、高温ローラ38を感光性要素16の方向に移動して、スイングアーム151を移動して、およびそれによって高温ローラ38がそれによって、現像材料のウエブ35を搬送して、要素16の外部表面と接触させる。吸収材ウエブ35の感光性要素16への緊密な接触を、要素と吸収材とを一緒に押圧することによって維持することができる。スレッジ組立体140が、平面支持体130の上を移動して、感光性要素16の始動(前)縁から後縁へと高温ローラ38を回転させる。感光性要素組成物層は、現像材料と接触している間に、40から230℃(104から392°F)の間に加熱される。現像材料が、加熱された感光性要素16の組成物層の外部表面と接触して、組成物層の非照射部分からポリマーの液化部分を吸収し、その結果、凸版型または表面が形成される。未硬化領域において軟化された組成物層と現像材料の相当に緊密な接触を維持することによって、光重合可能な層から現像材料への未硬化材料の転移が生じる。スレッジ組立体140が移動するとき、高温ローラ38、すなわち吸収ウエブ35は感光性要素16から離されるが、要素は加熱状態のままである。スレッジ組立体140が、要素16を横切ってその後縁までの通過を完了した後に、高温ローラ38は、要素16から引っ込められ、そして、スレッジが、次のサイクルのための初期位置に復帰する。代替手法として、スレッジ組立体140は、次のサイクルを、感光性要素16の後縁で開始して、要素の前縁の方向に移動してもよい。この場合には、感光性要素16の後縁は、基本部材19に把持されて(また、前縁は他方のクランプシステムから開放して)、現像材料を要素16の長さだけ前進させてもよい。要素16を加熱するステップと、軟化した感光性ポリマーを現像材料に接触させるステップとのサイクルは、未硬化材料を適切に除去して十分な凸版深さを生成するために、必要な回数だけ繰り返されることができる。
[感光性要素]
本発明は、熱的に処理される種類の要素に限定はされない。1つ実施形態においては、感光性要素16は、可撓性基板と、可撓性基板に実装された組成物層とを含む。この組成物層は、部分的に液化させることのできる、基板上の少なくとも1つの層である。好ましくは、感光性要素16は、フレキソ印刷版としての使用に適するエラストマー印刷要素である。前記基板上の少なくとも1つの層は、好ましくは、感光性層であり、また、最も好ましくは、エラストマー組成物の光重合可能な層であり、ここで、感光性層は、化学線によって部分的に硬化されることができる。本明細書において使用されるときには、「光重合可能」という用語は、光重合可能、光架橋可能、または両方である系を包含する。組成物層が、可塑性基板上に1つより多い感光性層を含む場合には、感光性層のそれぞれの組成は、同一であっても、または他の感光性層のいずれとも異なってもよい。
感光性組成物の層は、熱現像時に、部分的に液化されることができる。すなわち、熱現像の間に、未硬化の組成物は、合理的な処理または現像温度において、軟化または溶融しなくてはならない。少なくとも、組成物層の外部表面は、層の一部分を液化、軟化、または溶融させるのに十分な温度まで加熱される。
感光性層は、少なくとも1種の単量体および光開始剤、ならびに任意選択で結合剤を含む。この少なくとも1種の単量体は、少なくとも1つの末端エチレン基を有する付加重合可能なエチレン不飽和化合物である。感光性層に使用することのできる単量体類は、当該技術分野においてよく知られており、一官能性アクリル酸塩およびメタクリル酸塩、多官能性アクリル酸塩およびメタクリル酸塩、ならびにポリアクリロイルオリゴマーがある。さらに別の単量体の例は、特許文献11、特許文献12、および特許文献13に記載されている。単量体の混合物を使用することもできる。
光開始剤は、化学線に露光されると、遊離基を生成する化合物である。既知の分類の任意の光開始剤、特に遊離基光開始剤を使用することができる。代替選択肢として、光開始剤を化合物の混合物であってよく、その内の1種が、放射線により活性化された増感剤によって誘発されると遊離基をもたらすようにすることができる。
任意選択の結合剤は、露光より前に、単量体および光開始剤のための基材としての役割を果たす予備成形された重合体であるとともに、露光の前後両方において、光重合体の物理的特性に対する影響因子である。1つの実施形態においては、任意選択の結合剤は、エラストマー状である。エラストマー結合剤の非限定の例は、A−B−A型のブロック共重合体であり、ここで、Aは、非エラストマーブロック、好ましくはビニル重合体、最も好ましくはポリスチレンを表し、また、Bは、エラストマーブロック、好ましくはポリブタジエンまたはポリイソプレンを表す。その他の使用できる適当な感光性エラストマーは、特許文献5および特許文献6に記載されるようなポリウレタンエラストマー類が含まれる。単量体または単量体の混合物は、透明で、曇りのない感光性層が生成される程度に、結合剤に適合しなくてはならない。
感光性層への追加の添加剤は、着色剤、加工助剤(processing aids)、耐酸化剤、およびオゾン劣化防止剤を含む。加工助剤は、エラストマーブロック共重合体と適合性のある低分子量重合体のようなものである。オゾン劣化防止剤は、炭水化素蝋、ノルボルネン類(norbornenes)、および野菜油を含む。適当な耐酸化剤は、アルキル化フェノール類、アルキル化ビスフェノール類、重合化トリメチルジヒドロキノン、およびジラウリルチオプロピオネートを含む。
感光性要素は、感光性層の基板と反対側の側面上の1つまたはそれ以上の追加の層を含んでいてもよい。追加の層の例は、それに限定はされるものではないが、剥離層(release layer)、キャッピング層(capping layer)、エラストマー層、レーザー光線感応性層(laser radiation−sensitive layer)、バリヤ層、およびそれらの組合せを含む。1つまたはそれ以上の追加の層は、使用される感光性要素に対して、許容される現像温度の範囲において、現像材料と接触することによって、全体的または部分的に除去可能であるのが好ましい。その他の追加の層の1つまたはそれ以上が、感光性組成物層を覆うか、または一部だけを覆うようにすることができる。感光性組成物層を部分的にのみ覆う追加の層の例は、化学線防止材料またはインクの画像上の応用、例えば、インクジェット応用によって形成されるマスキング層がある。
剥離層は、組成物層の表面を保護するとともに、感光性要素の像露光に使用されるマスクの容易な除去を可能にする。剥離層として適当な材料は、当該技術分野においてよく知られている。キャッピング層用の適当な組成物および要素上にその層を形成する方法は、Gruetzmacherらの特許(特許文献2および特許文献14)に記載されている、多層カバー要素のエラストマー組成物として開示されている。エラストマーキャッピング層は、像露光の後に、エラストマーキャッピング層が、使用される感光性要素に対して許容できる温度の範囲において、現像材料と接触することによって、少なくとも部分的に除去されるという点において、感光性層と類似している。
1つの実施形態において、レーザー光線感応性層は、赤外線レーザー光線に感応性を有し、したがって、赤外線感応性層と呼ぶこともできる。このレーザー光線感応性層は、感光性層の上、または感光性層の上にあるバリヤ層の上、あるいは感光性要素と一緒になって組立体を形成する一時的な支持体の上に置くことができる。剥離および/またはキャッピング層(単数または複数)が赤外線感応性層と感光性層の間に配置されるときには、剥離層およびエラストマーキャッピング層のそれぞれは、バリヤ層として機能することができる。赤外線感応性層は、赤外線レーザー光線への露光によって、可撓性基板の反対側の感光性層から剥離される(すなわち、蒸発させるか除去する)ことができる。代替手法として、感光性要素は、赤外線感応性層を保持する支持体とともに、組立体を形成する場合には、赤外線レーザー光線に露光させることによって、赤外線感応性層を、一時的な支持体から感光性層の外部表面(可撓性基板と反対側)へと転移することができる。赤外線感応性層は、単独、またはその他の層、例えば、放出層、加熱層、その他の層と一緒に使用されることができる。
赤外線感応性層は、一般に、赤外線吸収材料、放射線不透過材料、および任意選択の結合剤を含む。カーボンブラックおよびグラファイトのような暗い無機質顔料は、一般的に、赤外線感応性材料および放射線不透過性の両方として機能する。赤外線感応性層の厚さは、化学線に対しての感受性および不透過性の両方を最適化する範囲(例えば、光学密度≧2.5を有する)でなくてはならない。そのような赤外線感応性の光除去可能(photoablative)層または光転写可能層は、ディジタルDTP(ダイレクト・ツー・プレート)画像技術において使用が可能であり、この技術においては、レーザー光線による露光によって、赤外線感応性層を除去するか、または転移させて、感光性要素の上に、in−situマスクが形成される。適当な赤外線感応性組成物、要素、およびその製造が、特許文献15〜21に開示されている。好ましくは、赤外線感応性層は、使用される感光性要素に対して許容される現像温度の範囲で、現像材料と接触することによって除去される。
本発明の感光性要素は、さらに、感光性要素の最上層の上に、一時的なカバーシートを含んでいてもよい。カバーシートの1つの目的は、保管および搬送の間において、感光性要素の最上層を保護することである。最終使用に応じて、画像化処理を行う前に、カバーシートを除去しても、しなくてもよいが、現像の前には、除去される。カバーシート用の適当な材料は、当該技術分野においてよく知られている。
基板は、引裂き抵抗を有するように選択されるとともに、かなり高い溶融点、例えば、基板上に形成される組成物層の液化温度よりも高い溶融点を有しなければならない。基板用の材料は、それに限定されることなく、高分子フィルム類、発泡材類、繊維類、およびアルミニウムおよび鋼のような金属類から選択されることができる。基板は、処理条件全体にわたって、非反応性かつ安定なままであるフィルムを形成する、ほとんどどんな高分子材料であってよい。適当なフィルム支持体の例は、セルロースフィルムおよびポリオレフィン類、ポリカーボネート類、およびポリエステルのような熱可塑性材料を含む。
感光性要素の基板は、約0.01mmから約0.38mmの間の厚さを有する。放射線硬化性組成物層は、約0.35mmから約7.6mmの間の厚さであり、好ましい厚さは、約0.5mmから3.9mm(20から155ミル(mil))である。
感光性要素16は、化学線に、要素16を像露光することによって、熱現像のために調製される。像露光の後に、感光性要素16は、放射線硬化性組成物層の露光領域の硬化部分、および放射線硬化性組成物層の未露光領域の未硬化部分を包含する。像露光は、画像保持マスク(image−bearing mask)を介して、感光性要素を露光することによって、実施される。その画像保持マスクは、印刷されようとする主題を含む、白黒の透明画またはネガとするか、または組成物層の上のレーザー感応性層で形成されたin−situマスク、または当該技術において知られているその他の手段であってもよい。像露光は、真空フレーム内で実施されても、または大気酸素の存在下で実行されてもよい。露光時には、マスクの透明領域は、付加重合または架橋の発生を可能にし、一方、化学線不透過性領域は、架橋されないままとなる。露光は、支持体まで、または背部露光層(フロア)まで、露光領域を、架橋するのに十分な時間持続させる。像露光時間は、通常、バックフラッシュ(backflash)時間よりもずっと長く、数分から数10分の範囲である。
特許文献15〜21に記載されているような、ダイレクト・ツー・プレート画像形成のために、画像保持マスクは、赤外線レーザー露光エンジンを使用して、レーザー光線感応性層にて、in−situで形成される。画像レーザー露光は、様々な種類の赤外線レーザーを使用して実施可能であり、これらは、750から20000nmの範囲、好ましくは780から2000nmの範囲で発光する。ダイオードレーザーを使用することができるが、1060nmで発光するNd:YAGレーザーが好ましい。
化学線源は、紫外線、可視および赤外波長領域を包含する。特定の化学線源の適性は、感光性要素からフレキソ印刷版を製造するのに使用される、開始剤および少なくとも1種の単量体の感光性によって支配される。最も一般的なフレキソ印刷版の好ましい感光性は、それらが良好な室内光安定性をもたらすという理由で、スペクトルの紫外および遠可視(deep visible)領域である。放射線に露光された組成物層の部分は、化学的に架橋を生じ、そして硬化する。組成物層の非照射(未露光)の部分は硬化せず、硬化された照射部分よりも低い溶融または液化温度を有する。そして、像露光された感光性要素16は、凸版型を形成するための、現像材料を用いる熱現像に供することができる。
全体背面露光、いわゆるバックフラッシュ露光を、像露光の前または後に実行して、支持体に隣接する感光性重合体層の所定の厚さを重合化することができる。この感光性重合体層の重合化部分をフロアと呼ぶ。このフロアの厚さは、露光時間、露光源、その他とともに変化する。この露光は、拡散性または指向性で行うことができる。像露光に適する、すべての放射線源を使用することができる。露光は、一般に、10秒から30分の間である。
マスクを介してのUV放射への全体露光に続いて、感光性印刷要素を、上述のように熱現像して、組成物層内の非重合領域を除去し、それによって凸版画像を生成する。熱現像ステップは、少なくとも化学線に露光されなかった領域の光重合可能層、すなわち光重合可能層の未露光領域または未硬化領域を除去する。エラストマーキャッピング層を例外として、通常、光重合可能層の上にある追加の層は、光重合可能層の重合化領域から除去、または実質的に除去される。
現像材料または媒体は、溶融温度が、放射線硬化性組成物の非照射または未硬化部分の溶融または軟化または液化の温度よりも高いとともに、同じ温度において良好な引裂き抵抗性を有するものから選択される。好ましくは、選択された材料は、加熱中に感光性要素を処理するのに必要な温度に耐える。現像媒体は、不織材料、紙素材、繊維織物、連続気泡発泡材料、その包含体積のある程度大きな割合を空隙体積として含む多孔質材料から選択する。現像媒体は、ウエブ形態またはシート形態とすることができる。現像媒体は、現像媒体の平方ミリメートル当り吸収することのできるエラストマーのグラム数で計測される、溶融エラストマー組成物に対する高い吸収率も有する必要がある。現像媒体で繊維が接着されて、それによって繊維が現像中にプレートの中に堆積しないことが望ましい。不織ナイロンウエブが好ましい。
熱現像の後に、フレキソ印刷版を、任意の順序で事後露光および/または化学的または物理的に事後処理して、フレキソ印刷版の表面の粘着性をとり除く。
本発明の好適な実施形態を以下に併記する。
(1)外部表面を有し、かつ部分的に液化されることのできる組成物層を包含する感光性要素から、凸版型を形成する方法であって、前記外部表面に、現像媒体を、第1の部材を用いて供給するステップと、基本部材に着脱可能に装着された可撓性支持部材で、感光性要素を支持して、前記感光性要素を、前記現像媒体の方向に送り出すステップと、前記外部表面を、前記層の一部を液化させるのに十分な温度に加熱するステップと、前記感光性要素を、前記現像媒体と接触させて、前記組成物層の液化材料の少なくとも一部を、前記現像媒体に吸収させるステップとを含むことを特徴とする方法。
(2)前記基本部材は、ドラムであることを特徴とする(1)に記載の方法。
(3)前記可撓性支持部材に張力をかけて、前記ドラムに付けるステップをさらに含むことを特徴とする(2)に記載の方法。
(4)前記支持部材に張力をかけるステップは、前記支持部材の両端を重ね合わせるステップ、および前記両端を前記ドラム内の凹部に固定するステップを含むことを特徴とする(3)に記載の方法。
(5)前記基本部材は、平面支持体であることを特徴とする(1)に記載の方法。
(6)前記可撓性支持部材は、少なくとも1層の改質材料をさらに含むことを特徴とする(1)に記載の方法。
(7)前記改質材料は、天然ゴム類、合成ゴム類、およびエラストマー類からなる群から選択されることを特徴とする(6)に記載の方法。
(8)前記可撓性支持部材は、2つの側面を有するとともに、各側面に少なくとも1層の改質材料をさらに含むことを特徴とする(1)に記載の方法。
(9)前記可撓性支持部材の前記各側面上の層は同一であって、前記基本部材に隣接する第1の側面を反転して、前記感光性要素と接触させるステップをさらに含むことを特徴とする(8)に記載の方法。
(10)前記基本部材に隣接する側の前記少なくとも1つの層は、熱伝達層、緩衝層、および粘着層からなる群から選択されることを特徴とする(8)に記載の方法。
(11)前記可撓性支持部材は、弾性層、粘着性層、保護層、弾性かつ粘着性層、およびそれらの組合せからなる群から選択される少なくとも1つの層をさらに含むことを特徴とする(1)に記載の方法。
(12)前記可撓性支持部材は、一方の側にシリコーンゴムの層と、前記シリコーンゴム層の上に粘着性層とを有するアルミニウムシートを含むことを特徴とする(1)に記載の方法。
(13)前記感光性要素を、前記現像材料から分離させるステップをさらに含むことを特徴とする(1)に記載の方法。
(14)前記接触させるステップは、前記感光性要素と前記現像媒体とを、前記組成物層の液化材料の少なくとも一部分が、前記現像媒体に吸収されるのに十分な圧力で押圧して接触させるステップを含むことを特徴とする(1)に記載の方法。
(15)前記加熱するステップは、前記現像媒体が前記組成物層と接触する場所に隣接する前記層の外部表面に熱を加える第1の加熱であって、前記層の外部表面を加熱するように適合された前記第1の加熱と、前記現像媒体が前記組成物層の外部表面と接触している間に、前記第1の部材を、前記層の外部表面を加熱することのできる温度に加熱する第2の加熱と、前記基本部材を、前記組成物層の外部表面を加熱することのできる温度に加熱する第3の加熱と、第1の加熱と第2の加熱の組合せと、第1の加熱と第3の加熱の組合せと、第2の加熱と第3の加熱の組合せと、第1の加熱、第2の加熱、および第3の加熱の組合せとからなる群から選択され、第1の加熱、第2の加熱、および第3の加熱が、個々にまたは上記の組合せにおいて、前記組成物層を層の一部分を液化させるのに十分なほど、前記層の外部表面を加熱することができることを特徴とする(1)に記載の方法。
(16)外部表面を有し、かつ部分的に液化することのできる組成物層を包含する感光性要素から、凸版型を形成する装置であって、前記外部表面に現像媒体を供給する手段と、
フレーム部分に装着されるとともに、前記感光性要素を前記現像媒体に送り出すために配置された基本部材であって、前記供給する手段の少なくとも一方と前記フレーム部分とが、他方に対して移動可能である基本部材と、前記基本部材に着脱可能に装着された可撓性支持部材と、前記外部表面を、前記層の一部分を液化させるのに十分な温度に加熱する手段と、前記感光性要素を前記現像媒体と接触させて、前記組成物層の液化材料の少なくとも一部分を前記現像媒体に吸収させる手段とを含むことを特徴とする装置。
(17)前記基本部材は、ドラムであることを特徴とする(16)に記載の装置。
(18)前記可撓性支持部材に張力をかけて、前記ドラムに付ける手段をさらに備えることを特徴とする(17)に記載の装置。
(19)前記可撓性支持部材は、外部表面上に、弾性層、粘着性層、保護層、弾性かつ粘着性層、およびそれらの組合せからなる群から選択される層を有する担体を備えることを特徴とする(16)に記載の装置。
(20)前記基本部材は、平面支持体であることを特徴とする(16)に記載の装置。
(21)前記可撓性支持部材は、一方の側のシリコーンゴムの層と、前記シリコーンゴム層の上の粘着性層とを有するアルミニウムシートを含むことを特徴とする(16)に記載の装置。
(22)前記感光性要素を前記現像媒体から分離する手段をさらに備えることを特徴とする(16)に記載の装置。
(23)前記接触させる手段は、前記感光性要素と前記現像媒体とを、前記組成物層の液化材料の少なくとも一部分が、前記現像媒体に吸収されるのに十分な圧力で押圧して接触させる手段をさらに含むことを特徴とする(169に記載の装置。
(24)前記加熱する手段は、前記現像媒体が前記組成物層と接触する場所に隣接する前記層の外部表面に熱を加える第1の加熱手段であって、前記層の外部表面を加熱するように適合された前記第1の加熱手段と、前記現像媒体が前記組成物層の外部表面と接触している間に、前記供給する手段を、前記層の外部表面を加熱することのできる温度に加熱する第2の加熱手段と、前記基本部材を、前記組成物層の外部表面を加熱することのできる温度に加熱する第3の加熱手段と、第1の加熱手段と第2の加熱手段の組合せ手段と、
第1の加熱手段と第3の加熱手段の組合せ手段と、第2の加熱手段と第3の加熱手段の組合せ手段と、第1の加熱手段、第2の加熱手段、および第3の加熱手段の組合せ手段とからなる群から選択されることを特徴とする(16)に記載の装置。
(25)前記可撓性支持部材は、前記感光性要素を搬送する手段を含むことを特徴とする(16)に記載の装置。
(26)前記可撓性支持部材は、2つの側面を有するとともに、各側面に少なくとも1層の改質材料を有することを特徴とする(16)に記載の装置。
(27)前記可撓性支持部材に隣接して装着された1つまたはそれ以上の追加の支持部材をさらに備えることを特徴とする(16)に記載の装置。
(28)前記可撓性支持部材は、シート形態または円筒形態であることを特徴とする(16)に記載の装置。
(29)前記可撓性支持部材は、自己支持型材料を含むことを特徴とする(16)に記載の装置。
ドラムである基本部材上に、着脱可能に実装される可撓性支持部材に関する本発明の1つの実施形態を示す、熱現像装置の概略側断面図である。 本発明による支持部材の1つの実施形態の概略側断面図である。 基本部材上で張力をかけられた本発明による支持部材の1つの実施形態の概略側断面図である。 テーブルである基本部材上に、着脱可能に実装される可撓性支持部材に関する本発明の他の実施形態を示す、熱現像装置の概略側断面図である。

Claims (2)

  1. 外部表面を有し、かつ部分的に液化されることのできる組成物層を包含する感光性要素から、凸版型を形成する方法であって、
    前記外部表面に、現像媒体を供給するステップと、
    基本部材に着脱可能に装着された可撓性支持部材で、感光性要素を支持して、前記感光性要素を、前記現像媒体の方向に送り出すステップと、
    前記外部表面を、前記層の一部を液化させるのに十分な温度に加熱するステップと、
    前記感光性要素を、前記現像媒体と接触させて、前記組成物層の液化材料の少なくとも一部を、前記現像媒体に吸収させるステップとを含むことを特徴とする方法。
  2. 外部表面を有し、かつ部分的に液化することのできる組成物層を包含する感光性要素から、凸版型を形成する装置であって、
    前記外部表面に現像媒体を供給する手段と、
    フレーム部分に装着されるとともに、前記感光性要素を前記現像媒体に送り出すために配置された基本部材と、
    前記基本部材に着脱可能に装着された可撓性支持部材と、
    前記外部表面を、前記層の一部分を液化させるのに十分な温度に加熱する手段と、
    前記感光性要素を前記現像媒体と接触させて、前記組成物層の液化材料の少なくとも一部分を前記現像媒体に吸収させる手段とを含むことを特徴とする装置。
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