JP4559047B2 - Vehicle swing arm suspension system - Google Patents

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JP4559047B2 JP2003209767A JP2003209767A JP4559047B2 JP 4559047 B2 JP4559047 B2 JP 4559047B2 JP 2003209767 A JP2003209767 A JP 2003209767A JP 2003209767 A JP2003209767 A JP 2003209767A JP 4559047 B2 JP4559047 B2 JP 4559047B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の運動性能を高めるとともに生産性を向上させ、更に車両の小型化を図り、車体フレームの設計自由度を増すのに好適な車両のスイングアーム式懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スイングアーム式懸架装置として、車体フレームの後部に、後輪から車体フレームに衝撃が伝わらないようにするクッションユニットの上部を取付けたものが知られている。なお、原出願において先行技術文献の記載がないため、本出願においても記載しない。
【0003】
【特許文献1】
【0004】
図7は従来のスイングアーム式懸架装置を備えた車両の説明図であり、車両100の車体フレーム101の下部にエンジン及び変速機からなるパワーユニット102を取付け、これらの車体フレーム101及びパワーユニット102の後部にスイングアーム式懸架装置103を配置した状態を示す。
スイングアーム式懸架装置103は、パワーユニット102の後部にスイングアーム104をスイング可能に取付け、スイングアーム104の後端に後輪105を取付け、車体フレーム101の後部にクッションユニット106の一端を取付け、クッションユニット106の他端に、スイングアーム104に取付けた第1リンク部材107を連結し、第1リンク部材107に、パワーユニット102に取付けた第2リンク部材108を連結したものである。なお、111は車体フレーム101の前端に取付けたヘッドパイプ、112はヘッドパイプ111に回転可能に取付けたフロントフォーク、113は前輪である。
【0005】
図8は従来の車体フレームの平面図であり、車体フレーム101は、ヘッドパイプ111が左右一対のメインフレーム115,115を後方へ延ばし、これらのメインフレーム115,115の各後端にクロスビーム116を渡し、このクロスビーム116にクッションユニット106(図7参照)の上端を取付ける取付部117を設けたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記技術では、クロスビーム116の位置は車体中心近くのスペースにあり、バッテリや各種電装品等の備品を配置するには好適な場所であるため、クロスビーム116を設けることで、上記備品は他の場所に分散させて配置しなければならず、重量が分散してしまう。また、備品が分散すれば、備品を車両100へ組付ける際に移動しながら作業を行わなければならず、生産性が低下する。更に、車両100が大型になったり、車体フレーム101の形状が限定されることにもなる。
【0007】
そこで、本発明の目的は、車体中心部に備品を集中させることで、生産性を向上させ、しかも車両の小型化を図り、車体フレームの設計自由度を増すことができる車両のスイングアーム式懸架装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、車体側に設けたピボット軸にスイングアームの一端をスイング可能に取付け、このスイングアームの他端に車輪を回転可能に取付け、このようなスイングアームにクッションユニットの下端を取付け、このクッションユニットの上端をスイングアームに連結した第1リンク部材に取付けるとともに、この第1リンク部材をピボット軸より下位置にて車体側に連結した第2リンク部材に取付けた車両のスイングアーム式懸架装置において、第1リンク部材はスイングアームに上部ブラケットを介して連結し、クッションユニットはスイングアームに下部ブラケットを介して連結したことを特徴とする。
【0009】
従来は、シートフレーム等の車体フレームに、クッションユニットの上端を取付けていた。これに対して、請求項1ではクッションユニットの上端をスイングアームに取付けるようにした。この結果、車体フレームにクロスパイプを設けたり、クッションユニットの上端を取付けるための取付部材を設ける必要がなく、車体フレームに、電装品等の備品を集中して配置することができるようになり、車両の生産性を向上させることができる。また、備品の集中化によって車両の小型化を図ることができ、更に、車体フレームの設計自由度を増すことができる。
【0011】
上部ブラケット及び下部ブラケットを設けたことで、クッションユニットの両端部の距離が確保しやすくなり、クッションユニットの全長をより大きくすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るスイングアーム式懸架装置(第1の実施の形態)を備えた車両の側面図であり、自動二輪車10は、メインフレーム11と、このメインフレーム11の前端部に設けたヘッドパイプ12にフロントフォーク13及び前輪14を操舵自在に取付け、フロントフォーク13の上部にハンドル15を取付け、メインフレーム11の下部にエンジン及び変速機からなる車体側としてのパワーユニット16を取付け、このパワーユニット16の後部に本発明のスイングアーム式懸架装置30を取付け、メインフレーム11の上部に燃料タンク17を取付け、この燃料タンク17の後方にシート18,21を配置した車両である。なお、22はカウリング、23,24はメインフレーム11の後部から後方斜め上方に延ばしたシートフレーム及びサブフレーム、25は後輪車軸である。
【0013】
スイングアーム式懸架装置30は、パワーユニット16の後部にピボット軸31を設け、このピボット軸31にスイングアーム32の前端をスイング可能に取付け、このスイングアーム32の後端に車輪としての後輪33を取付け、スイングアーム32のピボット軸31近傍に、後輪33及びスイングアーム32を介して車体に衝撃が伝わらないように衝撃を吸収するクッションユニット34の上端を取付け、クッションユニット34の下端をパワーユニット32の下部にリンク機構(後で詳述する。)を介して取付けたものである。
【0014】
図2は本発明に係るスイングアーム式懸架装置(第1の実施の形態)の要部を示す側面図であり、スイングアーム32は、上部にクッションユニット34を取付けるための上部ブラケット36を設け、下部にリンク機構37を取付けるための下部ブラケット38を設けたものである。
【0015】
クッションユニット34は、シリンダ部41と、このシリンダ部41に移動自在に収納した図示せぬピストンに取付けたピストンロッド42と、このピストンロッド42の端部に設けた下端取付部43と、シリンダ部41及び下端取付部43のそれぞれの間に介在させた懸架スプリング44とからなり、シリンダ部41の端部に設けた上端取付部46をスイングアーム32の上部ブラケット36にスイング可能に取付け、下端取付部43をリンク機構37に取付けたものである。
なお、47は上部スイング軸である。
【0016】
リンク機構37は、スイングアーム32の下部ブラケット38にスイング可能に取付けた側面視三角状の第1リンク51と、この第1リンク51に一端をスイング可能に取付けるとともに、パワーユニット32の下部に設けたリンク取付部52にスイング可能に取付けた第2リンク53とからなる。なお、55はパワーユニット側スイング軸である。
【0017】
第1リンク51は、スイングアーム32の下部ブラケット38と第1軸56で連結し、第2リンク52と第2軸57で連結し、クッションユニット34の下端取付部43と第3軸58でそれぞれスイング可能に連結したものである。
パワーユニットスイング軸55は、ピボット軸31よりも下方に位置する軸である。
【0018】
以上に述べたスイングアーム式懸架装置30の作用を次に説明する。
図3は本発明に係るスイングアーム式懸架装置(第1の実施の形態)の作用を説明する第1作用図である。
図1において、例えば、自動二輪車10が路面の凸部を乗り越え、車体側(メインフレーム11やパワーユニット16)に対して後輪33が上方に移動した場合、図3において、スイングアーム32は想像線で示す位置から実線で示す位置までピボット軸31を中心に矢印▲1▼のように上方にスイングし、これに伴って、第1リンク51が第1軸56を中心に矢印▲2▼のように時計回りにスイングし、これによって、第3軸58に取付けた下端取付部43が矢印▲3▼のように上昇する。
従って、クッションユニット34は縮みながら減衰力を発生し、衝撃を吸収する。
【0019】
図4は本発明に係るスイングアーム式懸架装置(第1の実施の形態)の作用を説明する第2作用図であり、スイングアーム32の後輪車軸25の上下方向の移動量と、クッションユニット34のストローク量との関係を説明する図である。なお、図中、大きな◎印は後輪車軸25、小さな◎印は上部スイング軸47及び第3軸58を示す。
後輪車軸25が◎印で示した位置、即ち運転者が自動二輪車に乗車した状態で、且つ停車して(車体に加減速時の力を作用させずに)直立させたときの位置(「乗車1G状態位置」とも言う。この位置を、以下「乗車中立位置」と記す。これは、スイングアーム32、後輪33(図1参照)の乗車中立位置でもある。)にある場合に、リンク機構37(図2参照)とクッションユニット34(図2参照)との連結軸となる第3軸58は、◎印で示した位置にある。
【0020】
この時のクッションユニット34の全長(上部スイング軸47の軸心47aと第3軸58の軸心58aとの距離。以下同様。)をLaとし、クッションユニット34を最大に伸ばした時の全長をLeとすると、乗車中立位置でのクッションユニット34のストローク量はSaとなる。(即ち、Sa=Le−La)
【0021】
まず、スイングアーム32が乗車中立位置からクッションユニット34(図2参照)の伸び側にスイング(下方へスイング)した場合には、スイングアーム32、スイングアーム32の上部ブラケット36、クッションユニット34の下端取付部43、第3軸58、後輪車軸25は、実線で示した位置になり、この時の後輪車軸25におけるクッションユニット34の伸び側への移動量(後輪車軸25の軸心25aの移動量)をDaとする。この時、クッションユニット34の全長をLb、ストローク量をSbとする。(即ち、Sb=Le−Lb)
【0022】
また、スイングアーム32が乗車中立位置からクッションユニット34の縮み側へ(上方へスイング)スイングした場合には、スイングアーム32、スイングアーム32の上部ブラケット36、クッションユニット34の下端取付部43、第3軸58、後輪車軸25は、一点鎖線で示した位置になり、この時の後輪車軸25のクッションユニット43の縮み側への移動量を上記した移動量と同じDaとする。この時、クッションユニット34の全長をLc、ストローク量をScとする。(即ち、Sc=Le−Lc)
【0023】
本発明のスイングアーム式懸架装置30(図2参照)では、リンク機構37(図2参照)を用いることにより、(Sc−Sa)>(Sa−Sb)となる。
即ち、後輪車軸25がクッションユニット34の縮み側へストロークするにつれて、クッションユニット34のストローク量の変化が大きくなる。
これにより、クッションユニット34のピストンの移動速度が上昇し、クッションユニット34で発生する減衰力が大きくなる。
【0024】
図5は本発明に係るスイングアーム式懸架装置(第1の実施の形態)における後輪車軸の変位量とクッションユニットのストローク量との関係を示すグラフであり、縦軸はクッションユニットのストローク量、横軸は後輪車軸の上下方向の変位量を表す。(符号は図2及び図3参照)
後輪車軸25の上下方向の変位量が、クッションユニット34の最大伸び位置である点Aから乗車中立位置である点Bまでの範囲では、クッションユニット34のストローク量は、後輪車軸25の上下方向の変位量の増加に伴ってほぼ直線的に増加する。
【0025】
また、後輪車軸25の上下方向の変位量が、乗車中立位置の点Bからクッションユニット34の最大縮み位置である点Cまでの範囲では、後輪車軸25の上下方向の変位量の増加に対してクッションユニット34のストローク量の増加の割合が次第に大きくなる。
【0026】
このように、リンク機構37により、後輪車軸25を乗車中立位置からクッションユニット34の縮み側へ変位させたときに、クッションユニット34のストローク量を次第に大きくする、即ち、クッションユニット34のストローク速度を大きくすることで、クッションユニット34の最大縮み位置近くでは、クッションユニット34で発生する減衰力を大きくしてクッションユニット34の底付きを防止し、乗車中立位置付近では、クッションユニット34で発生する減衰力を小さくして乗り心地を良くすることができる。
【0027】
図6は本発明に係るスイングアーム式懸架装置(第2の実施の形態)の要部側面図であり、第1・第2の実施の形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
スイングアーム式懸架装置70は、パワーユニット16にスイングアーム71をスイング可能に取付け、このスイングアーム71の上部に上部ブラケット72を取付け、このブラケット72に第1リンク73をスイング可能に取付け、この第1リンク73の端部にクッションユニット34の一端をスイング可能に取付けるとともに、第1リンク73の中間部に第2リンク74の一端をスイング可能に取付け、クッションユニット34の下端をスイングアーム71の下部に設けた下部ブラケット75にスイング可能に取付け、第2リンク74の端部をパワーユニット16にスイング可能に取付けたものである。なお、76は第1軸、77は第2軸、78は第3軸、79は第4軸である。
【0028】
以上の図1及び図6で説明したように、本発明は第1に、パワーユニット16に設けたピボット軸31にスイングアーム71の一端をスイング可能に取付け、このスイングアーム71の他端に後輪33を回転可能に取付け、このようなスイングアーム71にクッションユニット34の下端を取付け、このクッションユニット34の上端をスイングアーム71に連結した第1リンク73に取付けるとともに、この第1リンク73をピボット軸31より下位置にてパワーユニット16に連結した第2リンク74に取付けたことを特徴とする。
【0029】
従来は、シートフレーム等の車体フレームに、クッションユニットの上端を取付けていた。これに対して、請求項1ではクッションユニット34の上端をスイングアーム71に連結した第1リンク73に取付けるとともに、この第1リンク73をピボット軸31より下位置にてパワーユニット16に連結した第2リンク74に取付けるようにした。この結果、車体フレームにクロスパイプを設けたり、クッションユニットの上端を取付けるための取付部材を設ける必要がなく、メインフレーム11、シートフレーム23、サブフレーム24の内側に、電装品(バッテリやコントロールユニット)、ツールボックス等の備品を集中して配置することができるようになり、オフロード仕様やレース仕様の車両の運動性能を高めることができるとともに自動二輪車10の生産性を向上させることができる。また、備品の集中化によって自動二輪車10の小型化を図ることができ、更に、メインフレーム11、シートフレーム23、サブフレーム24等の車体フレームの設計自由度を増すことができる。
【0030】
本発明は第2に、第1リンク73はスイングアーム71に上部ブラケット72を介して連結し、クッションユニット34はスイングアーム71に下部ブラケット75を介して連結したことを特徴とする。
【0031】
上部ブラケット72及び下部ブラケット75を設けたことで、クッションユニット34の両端部の距離が確保しやすくなり、クッションユニット34の全長をより大きくすることができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1のスイングアーム式懸架装置は、車体側に設けたピボット軸にスイングアームの一端をスイング可能に取付け、このスイングアームの他端に車輪を回転可能に取付け、このようなスイングアームにクッションユニットの下端を取付け、このクッションユニットの上端をスイングアームに連結した第1リンク部材に取付けるとともに、この第1リンク部材をピボット軸より下位置にて車体側に連結した第2リンク部材に取付けたので、車体フレームにクロスパイプを設けたり、クッションユニットの上端を取付けるための取付部材を設けたりする必要がなく、車体フレームに、電装品等の備品を集中して配置することができるようになり、車両の生産性を向上させることができる。また、備品の集中化によって車両の小型化を図ることができ、更に、車体フレームの設計自由度を増すことができる。
【0033】
加えて、請求項のスイングアーム式懸架装置は、第1リンク部材をスイングアームに上部ブラケットを介して連結し、クッションユニットをスイングアームに下部ブラケットを介して連結したので、上部ブラケット及び下部ブラケットを設けたことで、クッションユニットの両端部の距離が確保しやすくなり、クッションユニットの全長をより大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイングアーム式懸架装置(第1の実施の形態)を備えた車両の側面図
【図2】本発明に係るスイングアーム式懸架装置(第1の実施の形態)の要部を示す側面図
【図3】本発明に係るスイングアーム式懸架装置(第1の実施の形態)の作用を説明する第1作用図
【図4】本発明に係るスイングアーム式懸架装置(第1の実施の形態)の作用を説明する第2作用図
【図5】本発明に係るスイングアーム式懸架装置(第1の実施の形態)における後輪車軸の変位量とクッションユニットのストローク量との関係を示すグラフ
【図6】本発明に係るスイングアーム式懸架装置(第2の実施の形態)の要部側面図
【図7】従来のスイングアーム式懸架装置を備えた車両の説明図
【図8】従来の車体フレームの平面図
【符号の説明】
10…車両(自動二輪車)、16…車体側(パワーユニット)、31…ピボット軸、33…車輪(後輪)、34…クッションユニット、70…スイングアーム式懸架装置、71…スイングアーム、73…第1リンク部材(第1リンク)、74…第2リンク部材(第2リンク)、72…上部ブラケット、75…下部ブラケット。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a swing arm type suspension device for a vehicle that is suitable for improving the kinematic performance of a vehicle, improving productivity, further reducing the size of the vehicle, and increasing the degree of freedom in designing a body frame.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art A swing arm type suspension device is known in which an upper portion of a cushion unit that prevents an impact from being transmitted from a rear wheel to a body frame is attached to a rear portion of the body frame. In addition, since there is no description of prior art documents in the original application, it is not described in this application.
[0003]
[Patent Document 1]
[0004]
FIG. 7 is an explanatory diagram of a vehicle equipped with a conventional swing arm type suspension device. A power unit 102 including an engine and a transmission is attached to a lower part of a vehicle body frame 101 of the vehicle 100, and rear portions of the vehicle body frame 101 and the power unit 102. The state which has arrange | positioned the swing arm type suspension apparatus 103 is shown.
The swing arm type suspension device 103 has a swing arm 104 attached to the rear part of the power unit 102 so as to be swingable, a rear wheel 105 is attached to the rear end of the swing arm 104, and one end of the cushion unit 106 is attached to the rear part of the vehicle body frame 101. A first link member 107 attached to the swing arm 104 is connected to the other end of the unit 106, and a second link member 108 attached to the power unit 102 is connected to the first link member 107. In addition, 111 is a head pipe attached to the front end of the vehicle body frame 101, 112 is a front fork attached to the head pipe 111 in a rotatable manner, and 113 is a front wheel.
[0005]
FIG. 8 is a plan view of a conventional vehicle body frame. In the vehicle body frame 101, a head pipe 111 extends a pair of left and right main frames 115, 115 rearward, and a cross beam 116 is provided at each rear end of the main frames 115, 115. A mounting portion 117 for attaching the upper end of the cushion unit 106 (see FIG. 7) is provided on the cross beam 116.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the above technique, the position of the cross beam 116 is in a space near the center of the vehicle body, and it is a suitable place for placing equipment such as a battery and various electrical components. It is necessary to disperse and arrange in the place, and the weight is dispersed. Further, if the equipment is dispersed, the work must be performed while moving the equipment when the equipment is assembled to the vehicle 100, and productivity is lowered. Furthermore, the vehicle 100 becomes large and the shape of the body frame 101 is limited.
[0007]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a swing arm type suspension for a vehicle that can improve productivity by concentrating the equipment in the center of the vehicle body, further reduce the size of the vehicle, and increase the degree of freedom in designing the vehicle body frame. To provide an apparatus.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to a first aspect of the present invention, one end of a swing arm is swingably attached to a pivot shaft provided on the vehicle body side, and a wheel is rotatably attached to the other end of the swing arm. The lower end of the cushion unit is attached, and the upper end of the cushion unit is attached to the first link member connected to the swing arm, and the first link member is attached to the second link member connected to the vehicle body at a position below the pivot shaft. In the vehicle swing arm suspension, the first link member is connected to the swing arm via an upper bracket, and the cushion unit is connected to the swing arm via a lower bracket .
[0009]
Conventionally, the upper end of the cushion unit is attached to a vehicle body frame such as a seat frame. On the other hand, in claim 1, the upper end of the cushion unit is attached to the swing arm. As a result, it is not necessary to provide a cross pipe in the body frame or an attachment member for attaching the upper end of the cushion unit, and it becomes possible to concentrate equipment such as electrical components on the body frame, Vehicle productivity can be improved. Further, the centralization of equipment can reduce the size of the vehicle, and the degree of freedom in designing the body frame can be increased.
[0011]
By providing the upper bracket and the lower bracket, it becomes easy to secure the distance between both ends of the cushion unit, and the overall length of the cushion unit can be further increased.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. The drawings are viewed in the direction of the reference numerals.
FIG. 1 is a side view of a vehicle equipped with a swing arm type suspension device (first embodiment) according to the present invention. A motorcycle 10 is provided with a main frame 11 and a front end portion of the main frame 11. A front fork 13 and a front wheel 14 are steerably attached to the head pipe 12, a handle 15 is attached to the upper part of the front fork 13, and a power unit 16 as a vehicle body side consisting of an engine and a transmission is attached to the lower part of the main frame 11. 16 is a vehicle in which the swing arm type suspension device 30 of the present invention is attached to the rear of the vehicle 16, the fuel tank 17 is attached to the upper part of the main frame 11, and seats 18 and 21 are arranged behind the fuel tank 17. In addition, 22 is a cowling, 23 and 24 are seat frames and sub-frames extending obliquely upward and rearward from the rear portion of the main frame 11, and 25 is a rear wheel axle.
[0013]
The swing arm type suspension device 30 is provided with a pivot shaft 31 at the rear part of the power unit 16, a front end of a swing arm 32 is swingably attached to the pivot shaft 31, and a rear wheel 33 as a wheel is attached to the rear end of the swing arm 32. The upper end of the cushion unit 34 that absorbs shock is attached to the vicinity of the pivot shaft 31 of the swing arm 32 so that the shock is not transmitted to the vehicle body via the rear wheel 33 and the swing arm 32, and the lower end of the cushion unit 34 is connected to the power unit 32. It attaches to the lower part of this through a link mechanism (it explains in full detail later).
[0014]
FIG. 2 is a side view showing the main part of the swing arm type suspension device (first embodiment) according to the present invention. The swing arm 32 is provided with an upper bracket 36 for attaching the cushion unit 34 to the upper part. A lower bracket 38 for attaching the link mechanism 37 to the lower part is provided.
[0015]
The cushion unit 34 includes a cylinder part 41, a piston rod 42 attached to a piston (not shown) movably accommodated in the cylinder part 41, a lower end attachment part 43 provided at an end of the piston rod 42, a cylinder part 41 and a suspension spring 44 interposed between each of the lower end attachment portions 43, and an upper end attachment portion 46 provided at the end of the cylinder portion 41 is attached to the upper bracket 36 of the swing arm 32 so as to be swingable. The part 43 is attached to the link mechanism 37.
Reference numeral 47 denotes an upper swing shaft.
[0016]
The link mechanism 37 has a triangular first link 51 attached to the lower bracket 38 of the swing arm 32 so as to be swingable. The link mechanism 37 is attached to the first link 51 so as to be swingable, and provided at the lower part of the power unit 32. The second link 53 is attached to the link attachment portion 52 so as to be swingable. Reference numeral 55 denotes a power unit side swing axis.
[0017]
The first link 51 is connected to the lower bracket 38 of the swing arm 32 by the first shaft 56, is connected to the second link 52 and the second shaft 57, and is respectively connected to the lower end mounting portion 43 and the third shaft 58 of the cushion unit 34. It is connected so that it can swing.
The power unit swing shaft 55 is a shaft positioned below the pivot shaft 31.
[0018]
Next, the operation of the swing arm type suspension device 30 described above will be described.
FIG. 3 is a first action diagram for explaining the action of the swing arm type suspension device (the first embodiment) according to the present invention.
In FIG. 1, for example, when the motorcycle 10 gets over the convex portion of the road surface and the rear wheel 33 moves upward with respect to the vehicle body side (the main frame 11 and the power unit 16), the swing arm 32 is imaginary in FIG. From the position shown by the solid line to the position shown by the solid line, it swings upward as indicated by the arrow {circle around (1)} with the pivot shaft 31 as the center. As a result, the lower end attachment portion 43 attached to the third shaft 58 rises as shown by the arrow (3).
Therefore, the cushion unit 34 generates a damping force while contracting and absorbs an impact.
[0019]
FIG. 4 is a second action diagram for explaining the action of the swing arm type suspension device (the first embodiment) according to the present invention, the amount of movement of the rear wheel axle 25 in the vertical direction of the swing arm 32, and the cushion unit. It is a figure explaining the relationship with 34 stroke amount. In the drawing, large ◎ marks indicate the rear wheel axle 25, and small ◎ marks indicate the upper swing shaft 47 and the third shaft 58.
The position at which the rear wheel axle 25 is indicated by the symbol ◎, that is, the position when the driver gets on the motorcycle and stops (without applying acceleration / deceleration force to the vehicle body) (" This position is also referred to as “a boarding neutral position.” This is also a link when the swing arm 32 and the rear wheel 33 (see FIG. 1) are in the boarding neutral position. A third shaft 58 serving as a connecting shaft between the mechanism 37 (see FIG. 2) and the cushion unit 34 (see FIG. 2) is located at the position indicated by ◎.
[0020]
At this time, the overall length of the cushion unit 34 (the distance between the axial center 47a of the upper swing shaft 47 and the axial center 58a of the third shaft 58; hereinafter the same) is La, and the overall length when the cushion unit 34 is extended to the maximum. When it is Le, the stroke amount of the cushion unit 34 at the boarding neutral position is Sa. (Ie, Sa = Le−La)
[0021]
First, when the swing arm 32 swings (swings downward) from the boarding neutral position to the extension side of the cushion unit 34 (see FIG. 2), the swing arm 32, the upper bracket 36 of the swing arm 32, and the lower end of the cushion unit 34 The mounting portion 43, the third shaft 58, and the rear wheel axle 25 are in the positions indicated by the solid lines, and the amount of movement of the rear wheel axle 25 toward the extension side of the cushion unit 34 (the axis 25a of the rear wheel axle 25) The amount of movement) is Da. At this time, the overall length of the cushion unit 34 is Lb, and the stroke amount is Sb. (Ie, Sb = Le−Lb)
[0022]
Further, when the swing arm 32 swings from the boarding neutral position to the contraction side of the cushion unit 34 (swings upward), the swing arm 32, the upper bracket 36 of the swing arm 32, the lower end mounting portion 43 of the cushion unit 34, the first The three axles 58 and the rear wheel axle 25 are in the positions indicated by the alternate long and short dash lines, and the amount of movement of the rear wheel axle 25 to the contraction side of the cushion unit 43 at this time is the same Da as the amount of movement described above. At this time, the overall length of the cushion unit 34 is Lc, and the stroke amount is Sc. (Ie, Sc = Le−Lc)
[0023]
In the swing arm type suspension device 30 (see FIG. 2) of the present invention, by using the link mechanism 37 (see FIG. 2), (Sc-Sa)> (Sa-Sb).
That is, as the rear wheel axle 25 strokes toward the contraction side of the cushion unit 34, the change in the stroke amount of the cushion unit 34 increases.
Thereby, the moving speed of the piston of the cushion unit 34 increases, and the damping force generated in the cushion unit 34 increases.
[0024]
FIG. 5 is a graph showing the relationship between the displacement amount of the rear wheel axle and the stroke amount of the cushion unit in the swing arm type suspension device (the first embodiment) according to the present invention, and the vertical axis represents the stroke amount of the cushion unit. The horizontal axis represents the amount of vertical displacement of the rear wheel axle. (Refer to FIG. 2 and FIG. 3 for the reference)
When the amount of vertical displacement of the rear wheel axle 25 is in the range from the point A which is the maximum extension position of the cushion unit 34 to the point B which is the riding neutral position, the stroke amount of the cushion unit 34 is the vertical movement of the rear wheel axle 25. As the amount of displacement in the direction increases, it increases almost linearly.
[0025]
Further, in the range from the point B at the riding neutral position to the point C that is the maximum contraction position of the cushion unit 34, the amount of vertical displacement of the rear wheel axle 25 increases. On the other hand, the rate of increase in the stroke amount of the cushion unit 34 gradually increases.
[0026]
Thus, when the rear wheel axle 25 is displaced from the boarding neutral position to the contraction side of the cushion unit 34 by the link mechanism 37, the stroke amount of the cushion unit 34 is gradually increased, that is, the stroke speed of the cushion unit 34 is increased. To increase the damping force generated in the cushion unit 34 near the maximum contracted position of the cushion unit 34 to prevent the cushion unit 34 from bottoming out, and to generate in the cushion unit 34 near the riding neutral position. The damping force can be reduced to improve riding comfort.
[0027]
FIG. 6 is a side view of the main part of the swing arm type suspension device according to the present invention (second embodiment). The same components as those in the first and second embodiments are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be given. Omitted.
In the swing arm type suspension device 70, a swing arm 71 is swingably attached to the power unit 16, an upper bracket 72 is attached to an upper portion of the swing arm 71, and a first link 73 is attached to the bracket 72 so as to be swingable. One end of the cushion unit 34 is swingably attached to the end portion of the link 73, and one end of the second link 74 is swingably attached to the intermediate portion of the first link 73, and the lower end of the cushion unit 34 is attached to the lower portion of the swing arm 71. The lower bracket 75 is provided so as to be swingable, and the end of the second link 74 is swingably attached to the power unit 16. Reference numeral 76 denotes a first axis, 77 denotes a second axis, 78 denotes a third axis, and 79 denotes a fourth axis.
[0028]
As described above with reference to FIGS. 1 and 6, according to the present invention, first, one end of the swing arm 71 is swingably attached to the pivot shaft 31 provided in the power unit 16, and the rear wheel is attached to the other end of the swing arm 71. 33 is rotatably attached, the lower end of the cushion unit 34 is attached to such a swing arm 71, the upper end of the cushion unit 34 is attached to a first link 73 connected to the swing arm 71, and the first link 73 is pivoted. It is characterized by being attached to the second link 74 connected to the power unit 16 at a position below the shaft 31.
[0029]
Conventionally, the upper end of the cushion unit is attached to a vehicle body frame such as a seat frame. On the other hand, in claim 1, the upper end of the cushion unit 34 is attached to the first link 73 connected to the swing arm 71, and the first link 73 is connected to the power unit 16 at a position below the pivot shaft 31. It was made to attach to the link 74. As a result, it is not necessary to provide a cross pipe on the vehicle body frame or an attachment member for attaching the upper end of the cushion unit, and electrical components (battery or control unit) are provided inside the main frame 11, the seat frame 23, and the sub frame 24. ), Equipment such as a tool box can be centrally arranged, and it is possible to improve the motion performance of a vehicle of an off-road specification or a race specification and improve the productivity of the motorcycle 10. Further, the centralization of the equipment can reduce the size of the motorcycle 10, and can further increase the degree of freedom in designing the body frames such as the main frame 11, the seat frame 23, and the sub frame 24.
[0030]
Second, the present invention is characterized in that the first link 73 is connected to the swing arm 71 via an upper bracket 72, and the cushion unit 34 is connected to the swing arm 71 via a lower bracket 75.
[0031]
By providing the upper bracket 72 and the lower bracket 75, it is easy to secure the distance between both ends of the cushion unit 34, and the overall length of the cushion unit 34 can be further increased.
[0032]
【The invention's effect】
The present invention exhibits the following effects by the above configuration.
The swing arm type suspension device according to claim 1 has one end of a swing arm attached to a pivot shaft provided on the vehicle body side so as to be swingable, and a wheel is rotatably attached to the other end of the swing arm. The lower end of the unit is attached, and the upper end of the cushion unit is attached to the first link member connected to the swing arm, and the first link member is attached to the second link member connected to the vehicle body at a position below the pivot shaft. Therefore, there is no need to provide a cross pipe on the body frame or an attachment member for attaching the upper end of the cushion unit, and it becomes possible to concentrate electrical equipment and other equipment on the body frame. The vehicle productivity can be improved. Further, the centralization of equipment can reduce the size of the vehicle, and the degree of freedom in designing the body frame can be increased.
[0033]
In addition, the swing arm type suspension system as claimed in claim 1, the swing arm of the first link member via an upper bracket connected, since the connection via the bottom bracket cushion unit to the swing arm, the upper bracket and the lower bracket By providing, it becomes easy to ensure the distance of the both ends of a cushion unit, and the full length of a cushion unit can be enlarged more.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a vehicle provided with a swing arm type suspension device according to the present invention (first embodiment). FIG. 2 is a side view of a swing arm type suspension device according to the present invention (first embodiment). FIG. 3 is a side view showing the main part. FIG. 3 is a first action diagram for explaining the operation of the swing arm type suspension apparatus according to the present invention (first embodiment). FIG. 4 is a swing arm type suspension apparatus according to the present invention. FIG. 5 is a second action diagram for explaining the action of the first embodiment. FIG. 5 shows the displacement amount of the rear wheel axle and the stroke amount of the cushion unit in the swing arm suspension apparatus according to the present invention (first embodiment). FIG. 6 is a side view of a main part of a swing arm suspension device according to the present invention (second embodiment). FIG. 7 is an explanatory diagram of a vehicle equipped with a conventional swing arm suspension device. FIG. 8 is a plan view of a conventional body frame. ]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Vehicle (motorcycle), 16 ... Vehicle body side (power unit), 31 ... Pivot shaft, 33 ... Wheel (rear wheel), 34 ... Cushion unit, 70 ... Swing arm type suspension device, 71 ... Swing arm, 73 ... No. 1 link member (1st link), 74 ... 2nd link member (2nd link), 72 ... Upper bracket, 75 ... Lower bracket.

Claims (1)

車体側に設けたピボット軸にスイングアームの一端をスイング可能に取付け、このスイングアームの他端に車輪を回転可能に取付け、このようなスイングアームにクッションユニットの下端を取付け、このクッションユニットの上端をスイングアームに連結した第1リンク部材に取付けるとともに、この第1リンク部材を前記ピボット軸より下位置にて車体側に連結した第2リンク部材に取付けた車両のスイングアーム式懸架装置において、
前記第1リンク部材は前記スイングアームに上部ブラケットを介して連結し、前記クッションユニットはスイングアームに下部ブラケットを介して連結したことを特徴とする車両のスイングアーム式懸架装置。
One end of a swing arm is swingably attached to a pivot shaft provided on the vehicle body side, a wheel is rotatably attached to the other end of the swing arm, and the lower end of the cushion unit is attached to such a swing arm. Is attached to a first link member connected to the swing arm, and the first link member is attached to a second link member connected to the vehicle body at a position below the pivot shaft .
The swing arm type suspension device for a vehicle, wherein the first link member is connected to the swing arm via an upper bracket, and the cushion unit is connected to the swing arm via a lower bracket .
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