JP4558117B2 - LP gas remaining amount management device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はLPガス残量管理装置に係り、特に、ガス燃焼器具にLPガスを供給中のLPG(液化天然ガス)などを収容したガスボンベのような可搬型のガス容器のガス残量を管理するLPガス残量管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のガス容器の場合、ガス容器内のLPガスが消費されて最後には残量0となるが、それまで使い切ると、それ以降は「ガス切れ」ということになってガス供給不能となるという不都合が生じる。そこで、ガス容器内のLPガス残量が少なくなって来たことを検知して、その旨を知らせるための警報を発することにより、「ガス切れ」となる以前に残量の少なくなったガス容器をLPガスの充満されている新しい別のガス容器と取り替えるようにしている。
【0003】
具体的には、ガス容器の取り替え時点で、初期値0に一旦リセットしたカウンタに、その後のガス消費量をカウントさせ、カウント値が予め定められた値以上になった場合には、そのガス容器内のLPガスの残量が少なくなったと判断し、LPガスが満杯に充填された別の新しいガス容器と取り替えることを促すための警報を発する。なお、ガス容器の容量の最大値または最初にそのガス容器に充填されていたLPガスの量からガス消費量を差し引いて、ガス容器内におけるガス残量を算出し、このガス残量が予め定められた残量管理レベルに対応する値以下となった場合には、そのガス容器内のガス残量が少なくなったと判断するようにしたものもある。
【0004】
この警報は、ガス容器を取り替えずに残量の消費を継続しても「ガス切れ」には至らないことが見込まれるような例えば7日間のような取替猶予期間をもって発生されるようにされているので、ガス事業者やガス管理会社では、この取替猶予期間中に、残量の少なくなったガス容器をLPガスを満杯に充填されている新しい別のガス容器と取り替えるようにしている。
【0005】
そこで、残量管理レベルの値としては、例えばガス容器の最大容量の10%のような値が、例えば3段階の複数用意されており、これらの3段階のレベルから予め任意に選択して設定変更することで、ガス消費者ごとに異なるガス消費パターンやガス消費量の大きさに対して対応可能となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば冠婚葬祭などのようなガス消費者の生活上や行事上の都合等により、急にガスを長時間消費することが必要になって、LPガスの使用量が予期せず急に多量消費の方向に変化することがある。このようなときでも、例えば一般家庭におけるガス消費量から計算して7日間程度なら残量管理レベルに対応する残量を使い切ることはないだろう、といった極めて大雑把な基準で定めた取替猶予期間により、ガス容器を取り替える管理を行なっている。
【0007】
このため、現在使用中のガス容器の残量が少なくなってその警報が発せられても、LPガスを満杯に充填されている新しい別のガス容器と取り替えられる前に、すなわち、予め定められた取替猶予期間中に新しい別のガス容器が届くよりも前に、「ガス切れ」状態に至ってしまうという問題がある。
【0008】
本発明は、上述のような問題点に鑑みなされたものであり、ガス消費者の都合に起因して、急にLPガスを長時間消費することが必要になって、LPガスの使用量が予期せず急に多量消費の方向に変化したような場合でも、その消費状況の急変に対して自動的に適切に対応して、ガス容器から供給されるガスの「ガス切れ」状態の発生を確実に防ぐことができるLPガス残量管理装置を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するためなされた請求項1記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、ガス容器1からガス供給配管5を通じてガス燃焼器具8に供給されるLPガスの流量を積算し、該積算流量値がリセット可能なガス流量積算手段10a−1と、該ガス流量積算手段による積算流量値に基づいて前記ガス容器のガス残量が予め定めた判定値以下に減少したことを検出したとき警報信号を発生する警報信号発生手段10a−2と、前記ガス燃焼器具へのLPガスの供給を遮断する予め定めた使用時間遮断設定値を越えて前記ガス燃焼器具へのLPガスの供給が連続的に行われたとき、又は、前記使用時間遮断設定値に基づいて予め定めた監視値を越えて前記ガス燃焼器具へのLPガスの供給が連続的に行われたとき、前記使用時間遮断設定値を自動的に設定し直すようになされた使用時間遮断装置10a−3が、前記警報信号発生手段による前記警報信号の発生後に、前記使用時間遮断設定値の設定し直しを開したとき、緊急警報信号を発生する緊急警報信号発生手段10a−4とを備えるLPガス残量管理装置に存する。
【0010】
請求項1に係るLPガス残量管理装置によれば、ガス容器1からガス供給配管5を通じてガス燃焼器具8に供給されるLPガスの流量をガス流量積算手段10a−1が積算し、警報信号発生手段10a−2がこの積算流量値に基づいてガス容器のガス残量が判定値以下に減少したことを検出したとき警報信号を発生し、かつ積算流量値がリセット可能になっているので、ガス流量積算手段10a−1の積算流量値がガス容器を充満状態にある新しいガス容器と交換したときリセットされることによって、ガス容器を充満状態にある新しいガス容器と交換した後のガス容器のガス残量を管理して、ガス容器のガス残量が判定値以下に減少したことを警報信号によって知らせることができる。
【0011】
また、ガス燃焼器具へのLPガスの供給を遮断する予め定めた使用時間遮断設定値を越えてガス燃焼器具にLPガスが連続的に供給されたとき、又は、使用時間遮断設定値に基づいて予め定めた監視値を越えてガス燃焼器具へのLPガスの供給が連続的に行われたとき、使用時間遮断設定値を自動的に設定し直すようになされた使用時間遮断装置10a−3が警報信号発生手段による警報信号の発生後に、使用時間遮断設定値の設定し直しを開始したとき、緊急警報信号発生手段10a−4が緊急警報信号を発生するので、緊急警報信号の発生によって、警報信号の発生後にガス供給時間が使用時間遮断設定値を越えたり、使用時間遮断設定値を越えないまでも監視値を越えたりして、通常の使用時間よりも長くなっていることを知らせることができる。
【0012】
請求項2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1記載のLPガス残量管理装置において、前記緊急警報信号発生手段は、前記警報信号発生手段が警報信号を発生したとき警報信号を発生中であることを示す情報を記憶する警報信号発生情報記憶手段10c−7を有し、前記警報信号発生情報記憶手段に前記警報信号発生情報が記憶されているとき、前記使用時間遮断設定値の設定し直し開始に応じて前記緊急警報信号を発生することを特徴とするLPガス残量管理装置に存する。
【0013】
請求項2に係るLPガス残量管理装置によれば、緊急警報信号発生手段の有する警報信号発生情報記憶手段10c−7は警報信号発生手段が警報信号を発生したとき警報信号を発生中であることを示す情報を記憶し、警報信号発生情報記憶手段に警報信号発生情報が記憶されているとき、使用時間遮断装置による前記使用時間遮断設定値の設定し直し開始に応じて緊急警報信号発生手段が緊急警報信号を発生するので、警報信号発生情報記憶手段に警報信号発生情報が記憶されていることで、その後の使用時間遮断装置による使用時間遮断設定値の設定し直し開始により緊急警報信号を確実に発生することができる。
【0014】
請求項3記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1又は2記載のLPガス残量管理装置において、前記緊急警報信号発生手段はまた、前記警報信号の発生前に、前記使用時間遮断設定値の設定し直しを開始しているとき、前記警報信号発生手段による前記ガス容器のガス残量が予め定めた判定値以下に減少したことの検出に応じて前記緊急警報信号を発生することを特徴とするLPガス残量管理装置に存する。
【0015】
請求項3に係るLPガス残量管理装置によれば、警報信号の発生前に、使用時間遮断装置が使用時間遮断設定値を設定し直しているとき、緊急警報信号発生手段は警報信号発生手段による前記ガス容器のガス残量が予め定めた判定値以下に減少したことの検出に応じて緊急警報信号を発生するので、警報信号の発生なしに緊急警報信号が発生されたときには、警報信号の発生前にガス供給が使用時間遮断設定値を越えたり、使用時間遮断設定値を越えないまでも監視値を越え、ガスの供給が通常よりも長い時間連続して行われていることを知らせることができる。
【0016】
請求項4記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1〜3の何れかに記載のLPガス残量管理装置において、前記緊急警報信号発生手段は、前記使用時間遮断装置が前記使用時間遮断設定値を設定し直し中であることを示す情報を記憶する設定値情報記憶手段10c−2を有し、前記設定値情報記憶手段に前記設定し直し情報が記憶されているとき、前記ガス容器のガス残量が予め定めた判定値以下に減少したことの前記警報信号発生手段による検出に応じて前記緊急警報信号を発生することを特徴とするLPガス残量管理装置に存する。
【0017】
請求項4に係るLPガス残量管理装置によれば、緊急警報信号発生手段の有する設定値情報記憶手段10c−2は使用時間遮断装置が使用時間遮断設定値を設定し直し中であることを示す情報を記憶するようになっていて、設定値情報記憶手段に設定し直し情報が記憶されているとき、ガス容器のガス残量が予め定めた判定値以下に減少したことの警報信号発生手段による検出に応じて緊急警報信号発生手段が緊急警報信号を発生するので、使用時間遮断設定値を設定し直し中であることを示す情報が記憶されていることで、警報信号の発生なしに緊急警報信号を確実に発生することができる。
【0018】
請求項5記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1〜4の何れかに記載のLPガス残量管理装置において、前記ガス流量積算手段が、前記ガス容器からガス供給配管を通じてガス燃焼器具に供給されるLPガスの流量に応じた流量信号を発生する流量信号発生手段7と、前記ガス容器を充満状態にある新しいガス容器と交換した時点で操作される容器交換操作手段11とを有し、前記流量信号発生手段の発生する流量信号に基づいて前記ガス燃焼器具に供給するLPガスを積算して前記積算流量値を求め、該積算流量値が前記容器交換操作手段の操作によりリセットされることを特徴とするLPガス残量管理装置に存する。
【0019】
請求項5に係るLPガス残量管理装置によれば、ガス流量積算手段においては、流量信号発生手段7の発生する流量信号に基づいて積算したガス燃焼器具に供給するLPガスの積算流量値が容器交換操作手段11の操作によりリセットされるので、容器交換時の積算流量値のリセットにより、積算流量値はガス容器を充満状態にある新しいガス容器と交換した時点以降の新しいガス容器内のLPガスの消費量となり、この消費量を知ることによって容器交換した後の新しいガス容器のガス残量を知って、積算流量値と予め定めた判定値とにより、ガス残量が判定値以下に減少したことを警報信号発生手段において検出することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるLPガス残量管理装置の一実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】
図2は、本発明によるLPガス残量管理装置を適用したLPガス供給設備を示し、同図において、1はLPガスボンベのようなガス容器、2はガス容器1の元栓、3はガス圧力調整器、4はガスメータ、5はガス供給配管、6はガス圧力調整器3より下流側に設けられガス供給配管5内を流れるガスを遮断する遮断弁、7はガス供給配管5内を流れるガス流量を検出して流量信号を出力するガス流量検出手段としての流量センサ、81 〜8nは燃焼容量の異なる各種のガス燃焼器具、9はガス流監視制御装置である。なお、図2には、遮断弁6、流量センサ7及びガス流量監視制御装置9は別個に設けられているが、ガスメータ4内に収容させるようにしてもよい。
【0022】
ガス流量監視制御装置9は、予め定めたプログラムに従って動作するマイクロコンピュータ(マイコン)10を有する。マイコン10は、プログラムに従って処理を行う中央処理ユニット(CPU)10aと、プログラムや固定データを格納した読み出し専用メモリ(ROM)10bと、各種のデータを格納するデータエリアやCPU10aによる処理の過程に利用するワークエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリ(RAM)10cとを備え、CPU10aがプログラムに従って所定の処理を行うことによって、LPガス残量管理装置及び使用時間遮断装置として機能する。
【0023】
ガス流量監視制御装置9は更に、ガス容器を新しいものと交換したときに操作される容器交換スイッチ11と、外部との通信を電話回線を介して行うための通信用インタフェース12とを備え、これらはCPU10aに接続されている。
【0024】
マイコン10は、流量センサ7がガス供給配管5内を流れるガス流量を検出して出力する流量信号を入力し、マイコン10内のCPU10aが流量信号をプログラムに従って処理する。本実施の形態では、流量センサ7の発生する流量信号が、ガス供給配管5に単位体積のガスが流れる毎に1個発生されるパルス流量信号である場合について説明する。
【0025】
CPU10aは、流量センサ7から入力するパルス流量信号に基づいてガス供給配管5を通じてガス燃焼器具81 〜8nに供給するガス流量を監視する。ガス燃焼器具としては、ガスコンロ、ガスオーブン、ガス給湯器、ガス炊飯器、ガス冷暖房器などが挙げられる。ガス流量は、流量信号であるパルスの入力間隔によって単位体積を割ることによって求めることができる。CPU10aは、ガス流量の監視によって、ガス燃焼器具81 〜8nの連続使用時間が異常に長い場合に、ガス燃焼器具の消し忘れ又は器具栓の不完全閉止などによるガス漏れと判断し、遮断弁6を弁閉させてLPガスの供給を遮断する使用時間遮断を行い、これに関連して使用時間遮断設定値の無段階自動設定のための初期学習処理と増加再学習処理を行う。
【0026】
使用時間遮断処理においては、CPU10aはRAM10c内に形成した初期学習フラグエリア10c−0に初期学習フラグがセットされているとき初期学習処理を行う。初期学習においては、学習によりRAM10c内に形成した使用時間遮断設定値エリア10c−1に、例えば流量区分1は21l/h未満、流量区分2−1は21以上63l/h未満、流量区分2−2は63以上125l/h未満、流量区分2−3…、流量区分3…のような各流量区分1〜13毎に使用時間遮断設定値が予め設定されて記憶される。そして、この記憶された使用時間遮断設定値を越えてLPガスが使用されたときに遮断弁6によってガス供給を遮断する処理が行われるものである。
【0027】
具体的には、初期学習処理が行われるガスメータ4を設置した直後には、使用時間遮断設定値エリア10c−1には、各流量区分毎に予め定められた上限値からなる初期設定値が設定されている。そして、初期学習処理では、ガスメータ設置後の最初の14日間のガス使用状況を監視し、上限値である初期設定値を下方修正して使用時間遮断設定値を各流量区分毎に自動設定する。
【0028】
最初の3日の間、各流量区分毎に上限値を初期設定した状態でパルス流量信号を監視し、各流量区分毎の最長使用時間である最長値を測定する。そして、3日間のパルス流量信号の監視によって測定された最長値に例えば2.6のような安全率αを乗じて使用時間の仮設定値を得る。その後11日間、同様にしてパルス流量信号を監視して11日間の最長値を測定し、これに例えば2.2のような安全率βを乗じて使用時間の本設定値を得る。以後、この本設定値である使用時間遮断設定値を使用して使用時間遮断処理を行うことになる。
【0029】
初期学習によって本設定値が決定された後は、パルス流量信号に基づいて各流量区分毎に連続使用時間を監視し、連続使用時間が使用時間遮断設定値を越えているときには、弁閉信号を発生して遮断弁6を弁閉させ使用時間遮断を行う。この使用時間遮断が行われると、これに伴って使用時間遮断設定値を自動的に設定し直す再学習が開始される。そして、使用時間遮断設定値を設定し直し中であることを示す情報である再学習フラグをRAM10c内に形成した設定値情報記憶手段である再学習フラグエリア10c−2(図3)にセットする。再学習フラグエリア10c−2にセットされた再学習フラグは、使用時間遮断設定値を設定し直し中であることを示す情報であり、ガス容器が新しいものと交換され容器交換スイッチ11が操作されたときにリセットされる。
【0030】
また、使用時間遮断設定値の本設定値が決定された後は、RAM10c内に形成した監視レベルエリア10c−3に初使用時間遮断設定値に基づいて流量区分に応じて予め定め記憶した監視値である監視レベルにより使用時間を監視し、監視レベルを越える使用時間があったときには、増加再学習処理を開始する。監視レベルは、例えば流量区分2−1では使用時間遮断設定値の53%、流量区分2−2、2−3、4及び5では使用時間遮断設定値の37%、流量区分5〜13では使用時間遮断設定値の55%となるようにそれぞれ定められる。例えば流量区分2−2において使用時間遮断設定値が500分のときには、監視レベルは185分となる。
【0031】
従って、流量区分2−2のガス流量において使用時間が260分となって185分の監視レベルを越えたときには、使用時間遮断設定値を自動的に設定し直す増加再学習処理を開始する。この再学習処理が開始すると、そのことを示す情報である再学習フラグを再学習フラグエリア10c−2(図3)にセットする。再学習フラグエリア10c−2にセットされた再学習フラグは、使用時間遮断設定値を設定し直し中であることを示す情報であり、ガス容器が新しいものと交換され容器交換スイッチ11が操作されたときにリセットされる。容器交換スイッチ11が操作されないときであっても、使用時間が使用時間遮断設定値の例えば36%とされる第2の監視レベル未満となり、減少再学習処理が開始し、この状態が例えば28日の間続き、この期間の最長値に安全率を乗じて求めた使用時間遮断設定値が再設定されたときにもリセットされる。
【0032】
再学習処理においては、使用時間260分に例えば2.6の安全率を乗じた676分を仮設定値とし、その後7日間に上記185分の監視レベルを再度越える使用時間があるかどうかを監視し、監視レベルを2回目に越えた時点で、大きい方の使用時間例えば275分に例えば2.2の安全率を乗じた本設定値605分を求める。以後、この本設定値605分を使用時間遮断設定値とし使用時間遮断設定値エリア10c−1に記憶させて使用時間遮断処理を行う。また、この本設定値の変更に伴って605分の37%である224分を新しい監視レベルとしこれを監視レベルエリア10c−3に記憶させて上述の動作を繰り返すことになる。
【0033】
CPU10aは、流量センサ6からパルス流量信号が入力される毎に、RAM10c内に形成した流量積算手段を構成するカウンタエリア10c−4(図3)をインクリメントさせる。カウンタエリア10c−4のカウント値は現在LPガスを供給しているガス容器のガス残量を管理するため残量警報レベル1〜3から選択されたレベルに対応する判定値と比較され、カウント値が判定値に相当する値となったときに警報信号を発生するために利用される。
【0034】
選択された残量警報レベルはRAM10c内に形成した残量警報レベルエリア10c−5に設定される。例えば、レベル1はガス容器の容量の90%、レベル2は85%、レベル3は80%のようになっているので、各レベルの判定値はガス容器の容量に上記率を乗じて決定される。なお、カウンタエリア10c−4のカウント値は、ガス残量の少なくなったガス容器を、LPガスを充満した新しい容器と交換した際に容器交換スイッチ11が操作されることによってCPU10aによりクリアされる。
【0035】
カウンタエリア10c−4のカウント値が残量警報レベルエリア10c−5に設定された残量警報レベルに対応する判定値に相当する値になると、CPU10aが警報信号を発生する。この警報信号が発生されると、そのことを示す情報である警報信号発生フラグをRAM10c内に形成した警報信号発生情報記憶手段である警報信号発生フラグエリア10c−6(図3)にセットする。警報信号発生フラグエリア10c−6にセットされた警報信号発生フラグは、警報信号を発生したとき警報信号を発生中であることを示す情報であり、ガス容器が新しいものと交換され容器交換スイッチ11が操作されたときにリセットされる。
【0036】
また、警報信号が発生されると、これが通信用インタフェース12、電話回線を介してガス事業者やガス管理会社に伝送される。警報信号を受けたガス事業者やガス管理会社では、警報信号を受けてからガス容器を取り替えずに残量の消費を継続しても「ガス切れ」には至らないことが見込まれるような例えば7日間のような取替猶予期間中に、LPガスを充満した新しいガス容器を配達して残量の少なくなったガス容器と交換することになる。
【0037】
上述したように使用時間遮断処理を行うCPU10aは、使用時間遮断設定値エリア10c−1に予め定め記憶した使用時間遮断設定値を越えてガス燃焼器具に連続的にLPガスが供給されたときガス燃焼器具へのLPガスの供給を遮断すると共に、使用時間遮断設定値に基づいて予め定め監視レベルエリア10c−3に記憶した監視レベルを越えてガス燃焼器具へのLPガスの供給が行われたとき使用時間遮断設定値エリア10c−1の使用時間遮断設定値を自動的に設定し直す。そして、ガス残量管理処理を行うCPU10aは、上述した警報信号発生フラグ、再学習フラグを適宜監視し、警報信号発生フラグがセットされているとき、すなわち、警報信号が発生された後に、使用時間遮断処理を行うCPU10aがガス燃焼器具へのLPガスの供給を遮断したりするなどして、使用時間遮断設定値の設定し直しを開始したときは、ガス容器のガス残量が判定値以下に減少した後にガス消費者が通常時よりもガスを長い時間使用していると判断し、予め定めた取替猶予期間によって容器交換時期を決定したのでは「ガス切れ」の発生する可能性が極めて高いことを示す緊急警報信号を発生する。
【0038】
緊急警報信号は、通信用インタフェース12、電話回線を介してガス事業者やガス管理会社に伝送される。緊急警報信号を受けたガス事業者やガス管理会社では、たとえ取替猶予期間中であっても、「ガス切れ」の発生する可能性が極めて高いと判断し、通常よりも早い周期で、LPガスを充満した新しいガス容器を直ちに配達して残量の少なくなったガス容器と緊急交換する手配を行うことができるので、「ガス切れ」の発生を未然に確実に防ぐことができる。すなわち、ガス事業者やガス管理会社では、警報信号を受け取った後に緊急警報信号を受け取ったときには、ガス容器のガス残量が判定値以下に減少した後にも、ガス消費者が通常時よりもLPガスを長い時間使用している状態に現にあり、「ガス切れ」の発生する可能性が極めて高いと判断することができる。
【0039】
また、ガス残量管理処理を行うCPU10aは、ガス容器のガス残量が判定値以下に減少したことに伴う警報信号の発生時点で、既に再学習フラグがセットされているとき、すなわち、使用時間遮断処理を行うCPU10aがガス燃焼器具へのLPガスの供給を遮断するなどして使用時間遮断設定値の設定し直しを開始した後に、ガス容器のガス残量が判定値以下に減少したことに伴い警報信号を発生する状態となったときには、ガス容器のガス残量が判定値以下に減少した後もガス消費者が通常時よりもLPガスを長い時間使用している可能性があると判断し、予め定めた取替猶予期間によって容器交換時期を決定したのでは「ガス切れ」の発生する危険性が高いことを示す緊急警報信号を発生する。すなわち、ガス事業者やガス管理会社では、警報信号を受け取ることなく緊急警報信号を受け取ったときには、ガス容器のガス残量が判定値以下に減少する前にガス消費者が通常時よりもLPガスを長い時間使用していた状態にあり、現在もその状態にある可能性が高く、「ガス切れ」の発生する危険性が高いと判断することができる。
【0040】
以上説明したLPガス残量装置の動作の詳細を、マイコン10内のCPU10aが予め定めたプログラムに従って行う処理を示す図4〜図6のフローチャートを参照して以下説明する。
【0041】
図4に示すように、CPU10aは電源の投入によって動作を開始し、その最初のステップS1において、初期化処理を行う。この初期化処理においては、RAM10c内に形成した各種のエリア(図3)に初期値を設定する。具体的には、初期学習フラグエリア10c−0には1が、使用時間遮断設定値エリア10c−1には各流量区分毎に予め定められた上限値が、再学習フラグエリア10c−2には0が、監視レベルエリア10c−3には0が、カウンタエリア10c−4には0が、残量警報レベルエリア10c−5には例えばレベル1が、警報信号発生フラグエリア10c−6には0がそれぞれ設定される。
【0042】
その後ステップS2に進んで流量計測処理を行う。この流量計測処理においては、流量センサ7がパルス流量信号を発生するものである場合、ガス流量は入力されるパルス流量信号の周期を計測し、この周期によって単位体積を除することによって得られる。続いてステップS3及びS4に進み、ステップS2において求めたガス流量に基づいて使用時間遮断処理及びLPガス残量管理処理をそれぞれ行う。
【0043】
上記ステップS3の使用時間遮断処理においては、図5に示すように、その最初のステップS3aにおいて上記ステップS2で計測したガス流量により使用時間が上限値である使用時間遮断設定値を越えているか否かを判定する。ガス使用時間が使用時間遮断設定値を越えておらずステップS3aの判定がNOのときには、ステップS3bに進んで初期学習フラグがセットされているか否かを判定する。初期学習フラグがセットされ、すなわち1でステップS3bの判定がYESのときには後述するステップS3cに進んで初期学習処理を行う。
【0044】
初期学習処理においては、最初の3日の間、各流量区分毎の最長使用時間である最長値を測定し、3日間の最長値に安全率αを乗じて使用時間の仮設定値を得、その後11日間の最長値を測定し、これに安全率βを乗じて使用時間の本設定値を得る。この本設定値、すなわち使用時間遮断設定値が得られると、これに基づいて流量区分に応じて使用時間を監視する監視レベルが計算されて監視レベルエリア10c−3に記憶される。ステップS3cの実行後はステップS3dに進んで14日間の初期学習処理が終了したか否かを判定し、初期学習処理が終了せずこのステップS3dの判定がNOのときには図4のフローチャートに戻る。初期学習処理が終了してステップS3dの判定がYESのときにはステップS3eに進んで初期学習フラグをリセットし0にしてから図4のフローチャートに戻る。
【0045】
初期学習処理が終了してステップS3eにおいて初期学習フラグが0にされた後はステップS3bの判定はNOになってステップS3fに進み、ここで上記ステップS2で計測したガス流量により使用時間が監視レベルを越えているか否かを判定する。使用時間が監視レベルを越えステップS3fの判定がYESのときにはステップS3gに進んで再学習フラグをセットして1にしてからステップS3h1に進む。使用時間が監視レベルを越えておらずステップS3fの判定がNOのときには、直ちにステップS3h1に進む。ステップS3h1においては再学習フラグがセットされているか否かを判定し、判定がNOのときには図4のフローチャートに戻り、判定がYESのときにはステップS3h2に進んで再学習処理を行う。
【0046】
再学習処理においては、監視レベルにより使用時間を監視し、監視レベルを越える使用時間があったときには、増加再学習処理を開始する。再学習処理が開始すると、そのことを示す情報である再学習フラグをセットして1にし、その後7日間に監視レベルを再度越える使用時間があるかどうかを監視し、監視レベルを2回目に越えた時点で、大きい方の使用時間に安全率を乗じた本設定値を求める。以後、この本設定値を使用時間遮断設定値として使用時間遮断設定値エリア10c−1に記憶させて使用時間遮断処理を行う。また、この本設定値の変更に伴って新しい監視レベルとしこれを監視レベルエリア10c−3に記憶させて上述の動作を繰り返すことになる。再学習処理が終了したら図4のフローチャートに戻る。
【0047】
上述したステップS3aの判定がYESであるとき、すなわちLPガスの使用時間が使用時間遮断設定値を越えているときには、ステップS3iに進んで弁閉信号を発生して遮断弁6を弁閉させ使用時間遮断を行う。その後ステップS3jに進んで使用時間遮断設定値を設定し直し中であることを示す情報である再学習フラグをセットして1にしてからステップS3kに進む。ステップS3kにおいては図示しない復帰スイッチの操作を待ち、復帰スイッチが操作されるとステップS3lに進んで遮断弁6を弁開してから図4のフローチャートに戻る。ステップS3jにおいて再学習フラグがセットされ1にされた後は、上記ステップS3h1の判定がYESとなってステップS3h2の再学習処理が行われるようになる。
【0048】
一方、上記ステップS4のガス残量処理においては、図6に示すように、その最初のステップS4aにおいて流量積算処理を行う。流量積算処理においては、流量センサ7の発生する流量信号のパルスを入力し、この入力したパルスに基づいてインクリメントされるカウンタエリア10c−4のカウント値によってガス供給量を算出する。流量積算処理の後はステップS4bに進んで警報信号発生フラグがセットされ1になっているか否か、すなわちガス供給量が既に残量警報レベルを越えているか否かを判定する。ステップS4bの判定がYESのとき、すなわちガス供給量がガス容器の残量警報レベルを既に越えていたときには、ステップS4cに進んで再学習フラグがセットされ1になっているか否かを判定する。再学習フラグがセットされておらずステップS4cの判定がNOのときには直ちに、ステップS4cの判定がYESのときにはステップS4dに進んで緊急警報信号を発生し出力してから後述するステップS4jに進む。
【0049】
上述のステップS4bの判定がNOのとき、すなわち警報信号発生フラグがセットされておらずガス供給量が残量警報レベルを越えていないときには、ステップS4eに進んで上記ステップS4aにおいて算出したガス供給量が残量警報レベルを越えているか否かを判定する。ステップS4eの判定がYESのときにはステップS4fに進んで再学習フラグのがセットされ1になっているか否かを判定する。このステップS4fの判定がNOのとき、すなわち再学習フラグがセットされていないときにはステップS4gに進んで警報信号を発生して出力してからステップS4hに進み、ここで警報信号発生フラグをセットし1にしてから後述するステップS4jに進む。
【0050】
一方、上記ステップS4fの判定がYESのとき、すなわちLPガスの使用時間が使用時間遮断設定値又は監視レベルを越えて再学習が開始されていて、再学習フラグがセットされているときには、ステップS4iに進んで緊急警報信号を発生し出力してから後述するステップS4jに進む。
【0051】
ステップS4jにおいては、容器交換スイッチ11がオンされたか否かを判定する。容器交換スイッチ11がオンされておらずステップS4jの判定がNOのときには直ちに図4のフローチャートに戻る。ガス容器をLPガスを充満した新しいガス容器と交換した後容器交換スイッチ11がオンされ、ステップS4jの判定がYESとなったときには、ステップS4kに進んで上述した再学習フラグ及び警報信号発生フラグをリセットし0にしてから図4のフローチャートに戻る。
【0052】
上述した説明から明らかなように、初期学習が終了して初期学習フラグがリセットされた後は、LPガスの使用時間が使用時間遮断設定値又は監視レベルを越えているかどうかを監視する(ステップS3a又はS3f)と共に、流量積算処理によってガス容器から供給されるガス供給量を積算し(ステップS4a)、この積算したガス供給量が残量警報レベルを越えているかどうかを監視する(ステップS4e)動作を行っている。このような状況において、ガス供給量が残量警報レベルを越えると(ステップS4eのYES)、警報信号を発生し、これを通信用インタフェース12、電話回線を通じてガス事業者やガス管理会社に送出し、ガス容器のガス残量が所定値以下に減少していることを通報することができる。
【0053】
その後、ガス供給が使用時間遮断設定値、或いは監視レベルを越えて連続して行われたときには(ステップS3aのYES或いはステップS3fのYES)、緊急警報信号を発生し(ステップS4d)、これを通信用インタフェース12、電話回線を通じてガス事業者やガス管理会社に送出し、ガス容器の「ガス切れ」が交換猶予期間よりも早く生じるので早急にLPガスを充満した新しいガス容器に交換することが必要なことを通報することができる。
【0054】
これに対し、警報信号の発生する以前に(ステップS4bのNO)、ガス供給が使用時間遮断設定値、或いは監視レベルを越えて連続して行われた(ステップS3aのYES或いはステップS3fのYES)後、ガス供給量が残量警報レベルを越えると(ステップS4eのYES)、警報信号を発生することなく緊急警報信号を発生し(ステップS4i)、これを通信用インタフェース12、電話回線を通じてガス事業者やガス管理会社に送出し、所定値以下に減少したガス容器が取替猶予期間よりも早く「ガス切れ」状態になる可能性があり、早めにガス容器を交換する必要のあることを通報する。
【0055】
以上フローチャートに基づいて行ったCPU10aの処理手順の説明から明らかなように、CPU10aは、ガス容器1からガス供給配管5を通じてガス燃焼器具8に供給されるLPガスの流量を積算し、この積算流量値がリセット可能なガス流量積算手段10a−1として、積算流量値に基づいてガス容器のガス残量が予め定めた判定値以下に減少したことを検出したとき警報信号を発生する警報信号発生手段10a−2として、ガス燃焼器具へのLPガスの供給を遮断する予め定めた使用時間遮断設定値を越えてガス燃焼器具へのLPガスの供給が連続的に行われたとき、又は、使用時間遮断設定値に基づいて予め定めた監視値を越えてガス燃焼器具へのLPガスの供給が連続的に行われたとき、使用時間遮断設定値を自動的に設定し直すようになされた使用時間遮断装置10a−3として、警報信号の発生後に使用時間遮断設定値の設定し直しが開始したとき、緊急警報信号を発生する緊急警報信号発生手段10a−4としてそれぞれ働いている。
【0056】
以上により、ガス消費状況の急変して緊急警報信号が発生したときには、この緊急警報信号の発生によって、ガス供給量の急変に対して自動的に適切に対応して、ガス容器から供給されるガスの「ガス切れ」状態の発生を確実に防ぐことができる。
【0057】
また、上述したように、ガス消費状況の急変を、使用時間遮断機能による使用時間遮断設定値或いは監視レベルを越えるLPガスの連続使用の検出を利用して判断するようにしているので、通常、使用時間遮断装置とともに組み込まれるガス残量監視装置に、ガス消費状況の急変を検出するための機能を新たに追加することが必要ないので、ガス残量管理装置をプログラム動作するマイコンによって構成する場合、使用時間遮断装置の機能を流用することにより、大量の新たなプログラム追加を行うことなく実現できる。
【0058】
なお、上述の実施の形態では、ガスメータと別個に構成されている使用時間遮断装置及びガス残量管理装置は、好ましくはガスメータに一体に組み込んで、安全及び管理機能付きのガスメータとして使用される。
【0059】
また、上述の実施の形態では、積算流量値のリセットを容器交換スイッチの操作によって行うようになっているが、ガス容器の交換に当たってガス容器を高圧ホースから切り離したときに生じる圧力低下を検出し、この検出によってガス容器の交換作業が行われたと判断して積算流量値のリセットを行うようにすることも考えられるが、容器交換スイッチを用いて人手により行った方がより確実・簡単に積算流量値のリセットが行えるようになる。
【0060】
さらに、ガスメータと別個に構成されている使用時間遮断装置及びガス残量管理装置は、好ましくはガスメータに一体に組み込んで、安全及び管理機能付きのガスメータとして構成することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、警報信号の発生後の緊急警報信号の発生によって、ガス残量が判定値以下に減少した状態で使用時間遮断値を設定し直さなければならない程に、LPガスを連続的に使用する時間が通常時よりも長くなっていることを知らせるので、ガス残量が通常時よりも早い速度で減少してガス容器のLPガスを消費し尽くしてしまう、いわゆる「ガス切れ」の発生する確率が極めて高いことを知らせ、ガス容器から供給されるLPガスの「ガス切れ」状態の発生を確実に防ぐことができるガス残量管理装置を提供することができる。
【0062】
しかも、既設の使用時間遮断装置による使用時間遮断設定値の設定し直し開始を利用して緊急警報信号を発生しているので、格別な手段を設けることなく、「ガス切れ」状態の発生を確実に防ぐことができるガス残量管理装置を提供することができる。
【0063】
請求項2に係る発明によれば、警報信号発生情報が記憶されていることで、その後の使用時間遮断装置による使用時間遮断設定値の設定し直し開始により緊急警報信号を確実に発生するようになるので、「ガス切れ」の発生する確率が極めて高いことを知らせ、ガス容器から供給されるLPガスの「ガス切れ」状態の発生を確実に防ぐことができるガス残量管理装置を提供することができる。しかも、既設の使用時間遮断装置による使用時間遮断設定値の設定し直し開始を利用すると共に、警報信号発生情報を記憶する手段を追加するだけで、緊急警報信号を発生しているので、格別な複雑な機能を行う手段を設けることなく、「ガス切れ」状態の発生を確実に防ぐことができるガス残量管理装置を提供することができる。
【0064】
請求項3に係る発明によれば、警報信号の発生後の緊急警報信号の発生によって、ガス容器のガス残量が予め定めた判定値以下に減少したことの警報信号の発生前に、ガス供給が使用時間遮断設定値を越えたり、使用時間遮断設定値を越えないまでも通常使用時間を越え、使用時間遮断値を設定し直さなければならない程にLPガスの連続使用時間が長かったことを知ることができ、ガス残量が判定値以下に減少する前に、通常時よりも長時間使用が行われ、その後も長時間使用が行われている可能性を示唆し、判定値以下に減少したガス残量が通常時よりも早い速度で減少してガス容器のLPガスを消費し尽くしてしまう、いわゆる「ガス切れ」が発生する確率の高いことを知らせ、ガス容器から供給されるLPガスの「ガス切れ」状態の発生を確実に防ぐことができるガス残量管理装置を提供することができる。
【0065】
請求項4に係る発明によれば、使用時間遮断設定値を設定し直し中であることを示す情報が記憶されていることで、その後のガス残量が予め定めた判定値以下に減少したことの検出に応じて緊急警報信号を確実に発生することができ、「ガス切れ」の発生する確率の高いことを知らせ、ガス容器から供給されるLPガスの「ガス切れ」状態の発生をより確実に防ぐことができるガス残量管理装置を提供することができる。
【0066】
請求項5に係る発明によれば、容器交換時の積算流量値のリセットにより、積算流量値はガス容器を充満状態にある新しいガス容器と交換した時点以降の新しいガス容器内のガスの消費量となり、これにより交換後の新しいガス容器のガス残量を知り、ガス残量が判定値以下に減少したことを検出しているので、ガス残量の減少を確実に検出して警報信号によって知らせることができ、ガス容器から供給されるLPガスの「ガス切れ」状態の発生をより確実に防ぐことができるガス残量管理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるLPガス残量管理装置の基本構成を示す図である。
【図2】本発明によるLPガス残量管理装置の一実施の形態を示す図である。
【図3】図2中のマイコン内のRAMに形成された各種のエリアを示す図である。
【図4】図2中のマイコン内のCPUが行う主たる処理を示すフローチャートである。
【図5】図4中の一部分の処理の詳細を示すフローチャートである。
【図6】図4中の他の部分の処理の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ガス容器
5 ガス供給配管
7 流量信号発生手段(流量センサ)
8 ガス燃焼器具
11 容器交換操作手段(容器交換スイッチ)
10a−1 ガス流量積算手段(CPU)
10a−2 警報信号発生手段(CPU)
10a−3 使用時間遮断装置(CPU)
10a−4 緊急警報信号発生手段(CPU)
10c−2 設定値情報記憶手段(RAM)
10c−7 警報信号発生情報記憶手段(RAM)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an LP gas remaining amount management device, and in particular, manages the remaining amount of gas in a portable gas container such as a gas cylinder containing LPG (liquefied natural gas) or the like that is supplying LP gas to a gas combustion appliance. The present invention relates to an LP gas remaining amount management device.
[0002]
[Prior art]
In the case of this type of gas container, the LP gas in the gas container is consumed and finally the remaining amount becomes 0, but if it is used up to then, it will be "out of gas" and the gas supply becomes impossible. The inconvenience arises. Therefore, by detecting that the remaining amount of LP gas in the gas container has become low, and issuing an alarm to notify that effect, the gas container that has become low before the gas runs out. Is replaced with a new gas container filled with LP gas.
[0003]
Specifically, when the gas container is replaced, the counter once reset to the
[0004]
This warning is generated with a replacement grace period, such as 7 days, where it is expected that “out of gas” will not be reached even if the remaining amount is consumed without replacing the gas container. Therefore, gas companies and gas management companies are trying to replace the gas containers with low remaining capacity with new gas containers filled with LP gas during this grace period. .
[0005]
For this reason, as the value of the remaining amount management level, for example, a value such as 10% of the maximum capacity of the gas container is prepared in a plurality of, for example, three stages, and arbitrarily selected and set in advance from these three levels. By changing, it is possible to cope with different gas consumption patterns and gas consumption amounts for each gas consumer.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, due to the life and events of gas consumers such as ceremonial occasions, it becomes necessary to consume gas suddenly for a long time, and the amount of LP gas used suddenly suddenly. May change in the direction of mass consumption. Even in such a case, for example, a replacement grace period determined based on an extremely rough standard that the remaining amount corresponding to the remaining amount management level will not be used up if it is calculated from the gas consumption in a general household for about 7 days. The management which replaces the gas container is performed.
[0007]
For this reason, even if the remaining amount of gas containers currently in use is low and an alarm is issued, it is determined before being replaced with another new gas container that is fully filled with LP gas, that is, a predetermined amount. There is a problem that the “out of gas” state is reached before another new gas container arrives during the replacement grace period.
[0008]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and due to the convenience of gas consumers, it is necessary to suddenly consume LP gas for a long time, and the amount of LP gas used is reduced. Even in the event of sudden and sudden changes in consumption, the gas supply supplied from the gas container automatically responds appropriately to the sudden change in consumption. It is an object to provide an LP gas remaining amount management device that can be reliably prevented.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
[0010]
According to the LP gas remaining amount management apparatus according to
[0011]
In addition, when LP gas is continuously supplied to the gas combustion appliance over a predetermined usage time cutoff setting value that cuts off the supply of LP gas to the gas combustion appliance, or based on the usage time cutoff setting value. When the LP gas is continuously supplied to the gas combustion appliance beyond the predetermined monitoring value, the usage
[0012]
According to the second aspect of the present invention, as shown in the basic configuration diagram of FIG. 1, in the LP gas remaining amount management device according to the first aspect, the emergency warning signal generating means generates the warning signal by the warning signal generating means. The alarm signal generation information storage means 10c-7 for storing information indicating that an alarm signal is being generated when the alarm signal generation information is stored in the alarm signal generation information storage means, The LP gas remaining amount management device is characterized in that the emergency warning signal is generated in response to the start of resetting the use time cutoff set value.
[0013]
According to the LP gas remaining amount management device according to
[0014]
According to a third aspect of the present invention, as shown in the basic configuration diagram of FIG. 1, in the LP gas remaining amount management device according to the first or second aspect, the emergency warning signal generating means is also configured to generate the warning signal before the warning signal is generated. When the resetting of the use time cutoff set value is started, the emergency warning is generated in response to detection by the alarm signal generation means that the remaining amount of gas in the gas container has decreased below a predetermined determination value. The present invention resides in an LP gas remaining amount management device characterized by generating a signal.
[0015]
According to the LP gas remaining amount management device according to
[0016]
According to a fourth aspect of the present invention, as shown in the basic configuration diagram of FIG. 1, in the LP gas remaining amount management device according to any one of the first to third aspects, the emergency alarm signal generating means A setting for storing information indicating that the device is resetting the use time cutoff setting value. value The information storage means 10c-2, and the setting value When the reset information is stored in the information storage means, the emergency warning signal is sent in response to detection by the warning signal generating means that the gas remaining amount in the gas container has decreased to a predetermined determination value or less. The present invention resides in an LP gas remaining amount management device characterized by being generated.
[0017]
According to the LP gas remaining amount management device according to
[0018]
The invention according to
[0019]
According to the LP gas remaining amount management device according to
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of an LP gas remaining amount management device according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0021]
FIG. 2 shows an LP gas supply facility to which an LP gas remaining amount management device according to the present invention is applied. In FIG. 2, 1 is a gas container such as an LP gas cylinder, 2 is a main plug of the
[0022]
The gas flow rate monitoring control device 9 has a
[0023]
The gas flow rate monitoring control device 9 further includes a
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
In the usage time blocking process, the
[0027]
Specifically, immediately after installing the
[0028]
During the first three days, the pulse flow rate signal is monitored with the upper limit value initially set for each flow rate segment, and the longest value that is the longest usage time for each flow rate segment is measured. Then, a temporary setting value of the usage time is obtained by multiplying the longest value measured by monitoring the pulse flow signal for 3 days by a safety factor α such as 2.6. Thereafter, for 11 days, the pulse flow rate signal is monitored in the same manner to measure the longest value for 11 days, and this value is multiplied by a safety factor β such as 2.2, for example, to obtain the set value for the usage time. Thereafter, the use time cut-off process is performed using the use time cut-off set value which is this set value.
[0029]
After this set value is determined by initial learning, the continuous use time is monitored for each flow rate segment based on the pulse flow signal, and when the continuous use time exceeds the use time cutoff set value, the valve closing signal is Generates and shuts off the shut-off
[0030]
In addition, after the set value of the usage time cutoff setting value is determined, the monitoring value that is stored in advance in the
[0031]
Accordingly, when the usage time is 260 minutes and exceeds the monitoring level of 185 minutes in the gas flow rate of the flow rate category 2-2, an increase relearning process for automatically resetting the usage time cutoff setting value is started. When this relearning process is started, a relearning flag, which is information indicating that, is set in the relearning
[0032]
In the relearning process, 676 minutes obtained by multiplying the use time 260 minutes by, for example, a safety factor of 2.6 is set as a temporary setting value, and then, it is monitored whether there is a use time exceeding the 185 minute monitoring level again for 7 days. Then, when the monitoring level is exceeded for the second time, the set value 605 minutes obtained by multiplying the larger use time, for example, 275 minutes, by a safety factor of 2.2, for example, is obtained. Thereafter, this set value 605 minutes is used as a usage time cutoff setting value and stored in the usage time cutoff setting
[0033]
Each time the pulse flow signal is input from the
[0034]
The selected remaining amount alarm level is set in the remaining amount
[0035]
When the count value of the
[0036]
Further, when an alarm signal is generated, it is transmitted to a gas company or a gas management company via the
[0037]
As described above, the
[0038]
The emergency warning signal is transmitted to the gas company and the gas management company via the
[0039]
Further, the
[0040]
The details of the operation of the LP gas remaining amount apparatus described above will be described below with reference to the flowcharts of FIGS. 4 to 6 showing processing performed by the
[0041]
As shown in FIG. 4, the
[0042]
Thereafter, the process proceeds to step S2 to perform flow rate measurement processing. In this flow rate measurement process, when the
[0043]
In the use time cut-off process of step S3, as shown in FIG. 5, whether or not the use time exceeds the use time cut-off set value which is the upper limit value due to the gas flow rate measured in step S2 in the first step S3a. Determine whether. When the gas usage time does not exceed the usage time cutoff set value and the determination in step S3a is NO, the process proceeds to step S3b to determine whether or not the initial learning flag is set. When the initial learning flag is set, that is, when the determination in step S3b is 1 and the process proceeds to step S3c described later, an initial learning process is performed.
[0044]
In the initial learning process, during the first three days, the longest value that is the longest use time for each flow rate category is measured, and the temporary value of the use time is obtained by multiplying the longest value for three days by the safety factor α. After that, the longest value for 11 days is measured, and this is multiplied by the safety factor β to obtain the set value of the usage time. When this main set value, that is, the use time cutoff set value is obtained, a monitor level for monitoring the use time is calculated according to the flow rate classification and stored in the
[0045]
After the initial learning process is completed and the initial learning flag is set to 0 in step S3e, the determination in step S3b is NO and the process proceeds to step S3f, where the usage time is monitored by the gas flow rate measured in step S2. It is determined whether or not it exceeds. When the usage time exceeds the monitoring level and the determination in step S3f is YES, the process proceeds to step S3g, the relearning flag is set to 1, and then the process proceeds to step S3h1. If the usage time does not exceed the monitoring level and the determination in step S3f is NO, the process immediately proceeds to step S3h1. In step S3h1, it is determined whether or not the relearning flag is set. When the determination is NO, the process returns to the flowchart of FIG. 4, and when the determination is YES, the process proceeds to step S3h2 to perform the relearning process.
[0046]
In the relearning process, the usage time is monitored according to the monitoring level, and when the usage time exceeds the monitoring level, the incremental relearning process is started. When the re-learning process starts, the re-learning flag, which is information indicating that, is set to 1, then it is monitored whether there is a usage time exceeding the monitoring level again for 7 days, and the monitoring level is exceeded for the second time. At this point, this set value is calculated by multiplying the larger usage time by the safety factor. Thereafter, this set value is stored in the usage time cutoff setting
[0047]
When the above-mentioned determination in step S3a is YES, that is, when the LP gas usage time exceeds the usage time cutoff set value, the routine proceeds to step S3i to generate a valve closing signal and close the
[0048]
On the other hand, in the gas remaining amount process in step S4, as shown in FIG. 6, the flow rate integration process is performed in the first step S4a. In the flow rate integration process, a pulse of a flow rate signal generated by the
[0049]
When the determination in step S4b is NO, that is, when the alarm signal generation flag is not set and the gas supply amount does not exceed the remaining amount alarm level, the process proceeds to step S4e and the gas supply amount calculated in step S4a. It is determined whether or not has exceeded the remaining amount alarm level. When the determination in step S4e is YES, the process proceeds to step S4f, and it is determined whether or not the relearning flag is set to 1. When the determination in step S4f is NO, that is, when the relearning flag is not set, the process proceeds to step S4g to generate and output an alarm signal, and then proceeds to step S4h, where the alarm signal generation flag is set and 1 Then, the process proceeds to step S4j described later.
[0050]
On the other hand, when the determination in step S4f is YES, that is, when the LP gas usage time exceeds the use time cutoff set value or the monitoring level and relearning is started and the relearning flag is set, step S4i The process proceeds to step S4j to be described later after an emergency warning signal is generated and output.
[0051]
In step S4j, it is determined whether or not the
[0052]
As is apparent from the above description, after the initial learning is completed and the initial learning flag is reset, it is monitored whether the LP gas usage time exceeds the use time cutoff set value or the monitoring level (step S3a). Or, together with S3f), the gas supply amount supplied from the gas container is integrated by the flow integration processing (step S4a), and it is monitored whether the integrated gas supply amount exceeds the remaining amount alarm level (step S4e). It is carried out. In such a situation, when the gas supply amount exceeds the remaining amount alarm level (YES in step S4e), an alarm signal is generated and transmitted to the gas company or the gas management company through the
[0053]
After that, when the gas supply is continuously performed exceeding the use time cutoff set value or the monitoring level (YES in step S3a or YES in step S3f), an emergency alarm signal is generated (step S4d), and this is communicated. It is necessary to replace it with a new gas container filled with LP gas as soon as the gas container “gas out” occurs earlier than the replacement grace period. You can report anything.
[0054]
On the other hand, before the alarm signal is generated (NO in step S4b), the gas supply is continuously performed exceeding the use time cutoff set value or the monitoring level (YES in step S3a or YES in step S3f). Thereafter, when the gas supply amount exceeds the remaining amount alarm level (YES in step S4e), an emergency alarm signal is generated without generating an alarm signal (step S4i), and this is sent to the gas business through the
[0055]
As is clear from the description of the processing procedure of the
[0056]
As described above, when an emergency warning signal is generated due to a sudden change in the gas consumption situation, the gas supplied from the gas container automatically and appropriately responds to the sudden change in the gas supply amount by the generation of the emergency warning signal. The occurrence of the “out of gas” state can be reliably prevented.
[0057]
In addition, as described above, sudden changes in the gas consumption situation are determined using detection of continuous use of LP gas exceeding the usage time cutoff setting value or monitoring level by the usage time cutoff function. When there is no need to add a new function to detect a sudden change in the gas consumption status to the gas remaining amount monitoring device built in together with the usage time shutoff device, the gas remaining amount managing device is configured by a microcomputer that operates the program. By diverting the function of the usage time cutoff device, this can be realized without adding a large amount of new programs.
[0058]
In the above-described embodiment, the use time cutoff device and the gas remaining amount management device that are configured separately from the gas meter are preferably integrated into the gas meter and used as a gas meter with safety and management functions.
[0059]
In the above-described embodiment, the integrated flow rate value is reset by operating the container replacement switch. However, the pressure drop that occurs when the gas container is disconnected from the high-pressure hose when the gas container is replaced is detected. However, it may be possible to reset the integrated flow rate value based on the detection that the gas container has been replaced, but it is more reliable and easier to perform the manual operation using the container replacement switch. The flow value can be reset.
[0060]
Furthermore, the use time shut-off device and the gas remaining amount management device configured separately from the gas meter are preferably incorporated integrally in the gas meter and can be configured as a gas meter with safety and management functions.
[0061]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the usage time cutoff value must be set again in a state where the remaining gas amount has decreased below the determination value due to the generation of the emergency warning signal after the generation of the warning signal. Since the time that LP gas is continuously used is longer than usual, the remaining amount of gas decreases at a faster rate than normal and consumes LP gas in the gas container. Providing a gas remaining amount management device that informs you that there is a very high probability of a so-called “out of gas” that will run out, and can reliably prevent the occurrence of a “out of gas” state of LP gas supplied from a gas container can do.
[0062]
In addition, the emergency warning signal is generated by using the start of resetting the usage time cutoff set value by the existing usage time cutoff device, so it is possible to reliably generate a “gas out” condition without providing any special means. It is possible to provide a gas remaining amount management device that can be prevented.
[0063]
According to the second aspect of the invention, the alarm signal generation information is stored, so that the emergency warning signal is surely generated by starting the resetting of the usage time cutoff set value by the usage time cutoff device thereafter. Therefore, it is possible to provide a gas remaining amount management device capable of notifying the occurrence of a “gas out” state of LP gas supplied from a gas container without fail, informing that the probability of occurrence of “gas out” is extremely high. Can do. Moreover, since the emergency warning signal is generated only by adding the means for storing the warning signal generation information while using the start of resetting the usage time cutoff setting value by the existing usage time cutoff device, the exceptional warning signal is generated. It is possible to provide a gas remaining amount management device that can reliably prevent the occurrence of the “out of gas” state without providing a means for performing a complicated function.
[0064]
According to the invention of
[0065]
According to the invention which concerns on
[0066]
According to the invention which concerns on
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a basic configuration of an LP gas remaining amount management apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an embodiment of an LP gas remaining amount management device according to the present invention.
3 is a diagram showing various areas formed in a RAM in the microcomputer in FIG. 2; FIG.
4 is a flowchart showing main processing performed by a CPU in the microcomputer in FIG. 2; FIG.
FIG. 5 is a flowchart showing details of a part of the processing in FIG. 4;
6 is a flowchart showing details of processing of other parts in FIG. 4; FIG.
[Explanation of symbols]
1 Gas container
5 Gas supply piping
7 Flow rate signal generation means (flow rate sensor)
8 Gas burning appliance
11 Container exchange operation means (container exchange switch)
10a-1 Gas flow rate integration means (CPU)
10a-2 Alarm signal generating means (CPU)
10a-3 Usage time cutoff device (CPU)
10a-4 Emergency warning signal generating means (CPU)
10c-2 Setting value information storage means (RAM)
10c-7 Alarm signal generation information storage means (RAM)
Claims (5)
該ガス流量積算手段による積算流量値に基づいて前記ガス容器のガス残量が予め定めた判定値以下に減少したことを検出したとき警報信号を発生する警報信号発生手段と、
前記ガス燃焼器具へのLPガスの供給を遮断する予め定めた使用時間遮断設定値を越えて前記ガス燃焼器具へのLPガスの供給が連続的に行われたとき、又は、前記使用時間遮断設定値に基づいて予め定めた監視値を越えて前記ガス燃焼器具へのLPガスの供給が連続的に行われたとき、前記使用時間遮断設定値を自動的に設定し直すようになされた使用時間遮断装置と、
前記警報信号発生手段による前記警報信号の発生後に、前記使用時間遮断装置が前記使用時間遮断設定値の設定し直しを開始したとき、又は、前記使用時間遮断装置が前記使用時間遮断設定値の設定し直し中に、前記警報信号発生手段による前記警報信号が発生したとき、緊急警報信号を発生する緊急警報信号発生手段と
を備えるLPガス残量管理装置。A gas flow rate integration means for integrating the flow rate of LP gas supplied from the gas container to the gas combustion appliance through the gas supply pipe, and capable of resetting the integrated flow rate value;
An alarm signal generating means for generating an alarm signal when it is detected that the gas remaining amount in the gas container has decreased to a predetermined determination value or less based on the integrated flow value by the gas flow integrating means;
When the LP gas supply to the gas combustion appliance is continuously performed exceeding a predetermined usage time cutoff setting value that cuts off the supply of LP gas to the gas combustion appliance, or the usage time cutoff setting When the LP gas is continuously supplied to the gas combustion appliance over a predetermined monitoring value based on the value, the usage time cut-off set value is automatically reset. and shut-off device,
After the warning signal is generated by the warning signal generating means, when the usage time cutoff device starts resetting the usage time cutoff setting value, or the usage time cutoff device sets the usage time cutoff setting value. An LP gas remaining amount management device comprising: an emergency warning signal generating means for generating an emergency warning signal when the warning signal is generated by the warning signal generating means during the rework .
ことを特徴とする請求項1記載のLPガス残量管理装置。The emergency warning signal generation means has warning signal generation information storage means for storing information indicating that an alarm signal is being generated when the warning signal generation means generates an alarm signal, and the alarm signal generation information storage 2. The LP gas remaining amount management according to claim 1, wherein when the alarm signal generation information is stored in a means, the emergency alarm signal is generated in response to the start of resetting of the use time cutoff set value. apparatus.
ことを特徴とする請求項1又は2記載のLPガス残量管理装置。The emergency warning signal generating means also determines the remaining amount of gas in the gas container by the warning signal generating means when the resetting of the use time cutoff set value is started before the warning signal is generated. The LP gas remaining amount management device according to claim 1, wherein the emergency warning signal is generated in response to detection of a decrease to a determination value or less.
ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のLPガス残量管理装置。The emergency warning signal generating means has a set value information storage means for storing information indicating that the use time cutoff device is resetting the use time cutoff set value, and the set value information storage means Generating the emergency warning signal in response to detecting that the remaining amount of gas in the gas container has decreased below a predetermined determination value by the warning signal generating means when the resetting information is stored. The LP gas remaining amount management device according to any one of claims 1 to 3.
ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のLPガス残量管理装置。The gas flow rate integrating means includes a flow rate signal generating means for generating a flow rate signal corresponding to a flow rate of LP gas supplied from the gas container to a gas combustion appliance through a gas supply pipe, and a new gas in which the gas container is full. A container exchanging operation means that is operated when the container is exchanged, and integrating the LP gas supplied to the gas combustion appliance based on the flow rate signal generated by the flow rate signal generating means to obtain the integrated flow rate value. The integrated flow rate value is reset by the operation of the container replacement operation means. The LP gas remaining amount management device according to any one of claims 1 to 4, wherein:
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