JP4553141B2 - 重み情報を用いた物体姿勢推定・照合システム - Google Patents

重み情報を用いた物体姿勢推定・照合システム Download PDF

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Description

本発明は、姿勢、照明等の異なる条件で撮影された物体(人物の顔を含む)の入力画像を、データベース(DB)にある参照画像や3次元物体モデルと照合し、物体の姿勢の推定や照合を行う物体姿勢推定・照合システムに関する。
従来の物体姿勢推定・照合システムの一例が、1995年、電子情報通信学会論文誌D−II、第J78−D−II巻、第11号、1639頁〜1649頁、嶌田ら、「顔の向きによらない人物識別のための辞書構成法」(以下、第1の従来技術と称する)に記載されている。図1に示すように、第1の従来技術の物体姿勢推定・照合システムは、画像入力部10と、正規化部15と、照合・姿勢選択部41と、姿勢別参照画像記憶部85とを備える。
このような構成を有する従来の物体姿勢推定・照合システムは、以下のように動作する。姿勢別参照画像記憶部85には、各物体を様々な姿勢条件で撮影した少なくとも1つの姿勢別参照画像が記憶されている。各姿勢別参照画像は、姿勢毎に撮影した1つの画像または複数の画像の平均から生成される。画像入力部10は、カメラ等により実現され、撮影した入力画像をメモリ(図示せず)に記憶する。入力画像は、記録されたファイルから読み込まれたり、ネットワークを介して取得してもよい。正規化部15は、物体から抽出される特徴点を用いて入力画像の位置合わせを行い、正規化画像を生成する。ここでは、特徴点として例えば目や口のような特徴的な部分の位置を検出して位置合わせを行う。前記姿勢別参照画像も、正規化処理が実行され記憶されている。正規化画像は、特徴抽出処理を行った特徴を用いることも多い。照合・姿勢選択部41は、前記正規化画像と、姿勢別参照画像記憶部85より得られる各物体の姿勢別参照画像との距離値(類似度)を計算し、当該物体に対して最も距離値の小さい(類似度の大きい)参照画像を選択することにより、最適姿勢を推定する。距離値の計算には、例えば正規化相関やユークリッド距離などが使用される。また、1つの物体との照合処理(1対1照合)の場合は、最小距離値をしきい値と比較して、同一物体であるか否かを判定する。また、複数の物体(参照画像)から入力画像に最も近い物体を検索する処理(1対N照合)の場合は、各物体に対して求めた最小距離値のうち、距離値の最も小さい物体を抽出する。
従来の物体姿勢推定・照合システムの他の一例が、特開2003−58896号(以下、第2の従来技術と称する)に記載されている。図2に示すように、第2の従来技術の物体姿勢推定・照合システムは、画像入力部10と、比較画像生成部20と、姿勢候補決定部30と、照合・姿勢選択部41と、参照3次元物体モデル記憶部55とを備える。
このような構成を有する従来の物体姿勢推定・照合システムは、以下のように動作する。参照3次元物体モデル記憶部55には、各物体の参照3次元物体モデル(物体の3次元形状と物体表面のテクスチャ)が登録されている。姿勢候補決定部30は、少なくとも1つの姿勢候補を決定する。比較画像生成部20は、参照3次元物体モデル記憶部55より得られる参照3次元物体モデルを基に、入力画像の照明条件に近い比較画像を姿勢候補毎に生成する。照合・姿勢選択部41は、入力画像と各比較画像との距離値(類似度)を計算し、当該モデル(物体)に対して最も距離値の小さい比較画像(姿勢候補)を選択することにより最適姿勢を推定する。
従来の物体照合システムの他の一例が、2003年、Pattern Recognition Letters、第24巻、499頁〜507頁、Guoら、「Human face recognition based on spatially weighted Hausdorff distance」(以下、第3の従来技術と称する)に記載されている。図3に示すように、第3の従来技術の物体照合システムは、画像入力部10と、正規化部15と、加重照合部45と、参照画像記憶部89と、重み係数記憶部99とを備える。
このような構成を有する従来の物体照合システムは、以下のように動作する。画像入力部10と正規化部15は、図1に示した第1の従来技術における同じ参照番号の構成要素の処理と同じ処理を行う。参照画像記憶部89には、各物体に対して少なくとも1つの参照画像が記憶されている。重み係数記憶部99には、正規化画像と参照画像を比較する際の各画素(または特徴)の重み係数が記憶されている。加重照合部45は、前記正規化画像と、参照画像記憶部89より得られる各物体の参照画像との距離値(類似度)を計算し、最も距離値の小さい参照画像を選択することにより照合を行う。例えば、距離計算にユークリッド距離を使用する場合、正規化画像をx(r)、参照画像をm(r)、重み係数をw(r)とすると(rは画素または特徴のインデックス)、重み付きユークリッド距離は、D=Σw(r){x(r)−m(r)}により計算される。
上述した従来の物体照合システムは、以下に述べるような問題点を有している。
第1および第2の従来技術では、姿勢推定や照合はできるものの、物体の局所的な変形や撮影条件の違い等により、入力画像とDBの参照画像または比較画像に局所的に大きな差異が生じるような場合に、姿勢推定や照合の精度が低下するという問題点がある。
その理由は、物体が変形していると、大局的に姿勢を合わせても局所的に部位の対応が合わなくなり、当該部位での画素値(または特徴)に差異が生じるためである。また、物体に変形がなく部位が正しく対応している場合でも、第1の従来技術では、入力画像と参照画像の撮影条件が異なると、局所的に大きな差異が生じる部位が発生するためである。例えば、照明条件が異なると、影の発生する部位が異なる。また、第2の従来技術では、3次元物体計測における観測誤差や比較画像生成における生成手法の簡略化などにより、入力画像に最も近い比較画像を生成しても、部分的には差異が生じてしまう場合があるためである。
第3の従来技術では、入力画像と参照画像における物体の姿勢や照明条件が異なると、照合精度が低下するという問題点がある。
その理由は、重み係数は物体の部位に対応して設定されているが、姿勢条件が異なると、部位の対応が合わなくなり、正しく重み付け照合ができなくなるためである。また、照明条件が異なると、照合に重要な部位は変化することが多いが、重み係数は同じであるため、適切な重み付け照合ができないためである。
本発明の目的は、入力画像とDBとの比較に局所的に大きな差異が生じるような場合でも、姿勢に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定や照合ができる物体姿勢推定・照合システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、変形や照明条件等の変動が生じる場合でも、変動に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定や照合ができる物体姿勢推定・照合システムを提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、物体姿勢推定・照合システムは、
物体の参照3次元物体モデルを予め記憶している参照3次元物体モデル記憶手段と、
前記参照3次元物体モデルに対応し、照合における重要度に関する参照3次元重み係数を予め記憶している参照3次元重み係数記憶手段と、
物体の姿勢候補を決定する姿勢候補決定手段と、
前記参照3次元物体モデルを基に、入力画像に近い比較画像を前記姿勢候補に応じて生成する比較画像生成手段と、
前記参照3次元物体モデルを用い、前記参照3次元重み係数を前記姿勢候補に応じて2次元重み係数に変換する重み係数変換手段と、
前記2次元重み係数を用い、前記入力画像と前記比較画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択手段と、
を有している。
3次元物体モデルに対応させて3次元重み係数を生成して記憶し、照合の際は姿勢候補に応じて参照3次元物体モデルから比較画像を生成すると共に、3次元重み係数も2次元重み係数に変換し、重み付き距離を計算する。したがって、姿勢に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定および照合ができる。
本発明の第2の態様によれば、物体姿勢推定・照合システムは、
物体の参照3次元物体モデルを予め記憶している参照3次元物体モデル記憶手段と、
複数の物体の3次元重み係数を平均化した標準3次元重み係数を予め記憶している標準3次元重み係数記憶手段と、
前記参照3次元物体モデルに対応した参照3次元基準点を予め記憶している参照3次元基準点記憶手段と、
標準3次元物体モデルに対応した標準3次元基準点を予め記憶している標準3次元基準点記憶手段と、
物体の姿勢候補を決定する姿勢候補決定手段と、
前記参照3次元物体モデルを基に、入力画像に近い比較画像を前記姿勢候補に応じて生成する比較画像生成手段と、
前記標準3次元基準点と前記参照3次元基準点を用い、前記標準3次元重み係数と前記参照3次元物体モデルとの座標の対応を求め、前記姿勢候補に応じて前記標準3次元重み係数を2次元重み係数に変換する重み係数変換手段と、
前記2次元重み係数を用い、前記入力画像と前記比較画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択手段と、
を有している。
姿勢候補に応じて参照3次元物体モデルから比較画像を生成すると共に、3次元重み係数も2次元重み係数に変換し、重み付き距離を計算する。したがって、姿勢に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定および照合ができる。
本発明の第3の態様によれば、物体姿勢推定・照合システムは、
物体の参照3次元物体モデルを予め記憶している参照3次元物体モデル記憶手段と、
前記参照3次元物体モデルおよび画像変動に対応し、照合における重要度に関する参照3次元重み係数を予め記憶している変動別参照3次元重み係数記憶手段と、
物体の姿勢候補を決定する姿勢候補決定手段と、
前記姿勢候補と前記参照3次元物体モデルを用い、3次元物体モデル上の部位と入力画像の対応をとり、前記入力画像の所定の部位の画像情報に基づき変動を推定する変動推定手段と、
前記参照3次元物体モデルを基に、前記入力画像に近い比較画像を前記姿勢候補に応じて生成する比較画像生成手段と、
前記参照3次元物体モデルを用い、推定された前記変動に対応する前記参照3次元重み係数を前記姿勢候補に応じて2次元重み係数に変換する重み係数変換手段と、
前記2次元重み係数を用い、前記入力画像と前記比較画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択手段と、
を有している。
姿勢候補に応じて参照3次元物体モデルから比較画像を生成すると共に、3次元重み係数も2次元重み係数に変換し、重み付き距離を計算する。したがって、姿勢に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定および照合ができる。また、入力画像に起こりうる変動に対応した変動別3次元重み係数を保持し、入力画像から変動を推定し、対応する3次元重み係数を用いる。したがって、物体の変形や照明条件などの変動に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定および照合ができる。
本発明の第4の態様によれば、物体姿勢推定・照合システムは、
物体の参照3次元物体モデルを予め記憶している参照3次元物体モデル記憶手段と、
複数の物体の3次元重み係数を平均化し、画像変動に対応した標準3次元重み係数を予め記憶している変動別標準3次元重み係数記憶手段と、
前記参照3次元物体モデルに対応した参照3次元基準点を予め記憶している参照3次元基準点記憶手段と、
標準3次元物体モデルに対応した標準3次元基準点を予め記憶している標準3次元基準点記憶手段と、
物体の姿勢候補を決定する姿勢候補決定手段と、
前記姿勢候補と前記参照3次元物体モデルを用い、3次元物体モデル上の部位と入力画像の対応をとり、前記入力画像の所定の部位の画像情報に基づき変動を推定する変動推定手段と、
前記参照3次元物体モデルを基に、前記入力画像に近い比較画像を前記姿勢候補に応じて生成する比較画像生成手段と、
前記標準3次元基準点と前記参照3次元基準点を用い、推定された前記変動に対応する前記標準3次元重み係数と前記参照3次元物体モデルとの座標の対応を求め、前記姿勢候補に応じて前記標準3次元重み係数を2次元重み係数に変換する重み係数変換手段と、
前記2次元重み係数を用い、前記入力画像と前記比較画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択手段
を有している。
姿勢候補に応じて参照3次元物体モデルから比較画像を生成すると共に、3次元重み係数も2次元重み係数に変換し、重み付き距離を計算する。したがって、姿勢に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定および照合ができる。また、入力画像に起こりうる変動に対応した変動別3次元重み係数を保持し、入力画像から変動を推定し、対応する3次元重み係数を用いる。したがって、物体の変形や照明条件などの変動に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定および照合ができる。
本発明の第の態様によれば、物体姿勢推定・照合システムは、
物体の姿勢別の参照画像を予め記憶している姿勢別参照画像記憶手段と、
前記参照画像および画像変動に対応し、照合における重要度に関する、姿勢・変動別の参照重み係数を予め記憶している姿勢・変動別参照重み係数記憶手段と、
標準3次元物体モデルを予め記憶している標準3次元物体モデル記憶手段と、
入力画像を正規化し、正規化画像を生成する正規化手段と、
前記参照画像の姿勢情報と前記標準3次元物体モデルを用い、3次元物体モデル上の部位と正規化画像の対応をとり、正規化画像の所定の部位の画像情報に基づき変動を推定する変動推定手段と、
前記参照画像の姿勢情報と推定された前記変動に対応する前記姿勢・変動別の重み係数を用い、前記正規化画像と前記参照画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い参照画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択手段と、
を有している。
姿勢別参照画像に対応した姿勢別重み係数を用いて重み付き距離を計算する。したがって、姿勢に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定および照合ができる。また、入力画像に起こりうる変動に対応した姿勢・変動別重み係数を保持し、正規化画像から変動を推定し、対応する重み係数を用いる。したがって、物体の変形や照明条件などの変動に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定および照合ができる。
本発明の第の態様によれば、物体姿勢推定・照合システムは、
物体の姿勢別の参照画像を予め記憶している姿勢別参照画像記憶手段と、
画像変動に対応し、複数の物体の重み係数を平均化した、姿勢・変動別の標準重み係数を予め記憶している姿勢・変動別標準重み係数記憶手段と、
標準3次元物体モデルを予め記憶している標準3次元物体モデル記憶手段と、
入力画像を正規化し、正規化画像を生成する正規化手段と、
前記参照画像の姿勢情報と前記標準3次元物体モデルを用い、3次元物体モデル上の部位と正規化画像の対応をとり、正規化画像の所定の部位の画像情報に基づき変動を推定する変動推定手段と、
前記参照画像の姿勢情報と推定された前記変動に対応する前記姿勢・変動別の重み係数を用い、前記正規化画像と前記参照画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い参照画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択手段と、
を有している。

姿勢別参照画像に対応した姿勢別重み係数を用いて重み付き距離を計算する。したがって、姿勢に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定や照合ができる。また、入力画像に起こりうる変動に対応した姿勢・変動別重み係数を保持し、正規化画像から変動を推定し、対応する重み係数を用いる。したがって、物体の変形や照明条件などの変動に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定および照合ができる。
図1は第1の従来技術の構成を示すブロック図; 図2は第2の従来技術の構成を示すブロック図; 図3は第3の従来技術の構成を示すブロック図; 図4は本発明の第1の実施例による物体姿勢推定・照合システムの構成を示すブロック図; 図5は第1の実施例の動作(姿勢推定)を示すフローチャート; 図6は第1の実施例の動作(1対1照合)を示すフローチャート; 図7は第1の実施例の動作(1対N照合)を示すフローチャート; 図8は第1の実施例の動作(登録)を示すフローチャート; 図9は第1の実施例における3次元物体モデルの座標の具体例を示す図; 図10は第1の実施例における参照3次元物体モデルの具体例を示す図; 図11は第1の実施例における参照3次元重み係数の具体例を示す図; 図12は第1の実施例における入力画像の具体例を示す図; 図13は第1の実施例における比較画像の具体例を示す図; 図14は第1の実施例における2次元重み係数の具体例を示す図; 図15は第1の実施例における学習用画像の具体例を示す図; 図16は第1の実施例における比較画像の具体例を示す図; 図17は本発明の第2の実施例による物体姿勢推定・照合システムの構成を示すブロック図; 図18は第2の実施例の動作(姿勢推定)を示すフローチャート; 図19は第2の実施例における標準3次元重み係数の具体例を示す図; 図20は第2の実施例における標準3次元基準点の具体例を示す図; 図21は第2の実施例における参照3次元基準点の具体例を示す図; 図22は第2の実施例における2次元重み係数の具体例を示す図; 図23は本発明の第3の実施例による物体姿勢推定・照合システムの構成を示すブロック図; 図24は第3の実施例の動作(姿勢推定)を示すフローチャート; 図25は第3の実施例の動作(登録)を示すフローチャート; 図26は第3の実施例における変動(照明条件)の具体例を示す図; 図27は第3の実施例における変動別参照3次元重み係数の具体例を示す図; 図28は3の実施例における入力画像の具体例を示す図; 図29は第3の実施例における比較画像の具体例を示す図; 図30は第3の実施例における2次元重み係数の具体例を示す図; 図31は本発明の第4の実施例による物体姿勢推定・照合システムの構成を示すブロック図; 図32は第4の実施例の動作(姿勢推定)を示すフローチャート; 図33は第4の実施例における変動別標準3次元重み係数の具体例を示す図; 図34は第4の実施例における2次元重み係数の具体例を示す図; 図35は本発明の第5の実施例による物体姿勢推定・照合システムの構成を示すブロック図; 図36は第5の実施例の動作(姿勢推定)を示すフローチャート; 図37は第5の実施例の動作(登録)を示すフローチャート; 図38は第5の実施例における姿勢別参照画像の具体例を示す図; 図39は第5の実施例における姿勢別参照重み係数の具体例を示す図; 図40は第5の実施例における正規化画像の具体例を示す図; 図41は本発明の第6の実施例による物体姿勢推定・照合システムの構成を示すブロック図; 図42は第6の実施例の動作(姿勢推定)を示すフローチャート; 図43は第6の実施例における姿勢別標準重み係数の具体例を示す図; 図44は本発明の第7の実施例による物体姿勢推定・照合システムの構成を示すブロック図; 図45は第7の実施例の動作(姿勢推定)を示すフローチャート; 図46は第7の実施例の動作(登録)を示すフローチャート; 図47は第7の実施例における姿勢・変動別参照重み係数の具体例を示す図; 図48は本発明の第8の実施例による物体姿勢推定・照合システムの構成を示すブロック図; 図49は第8の実施例の動作(姿勢推定)を示すフローチャート; 図50は第8の実施例における姿勢・変動別標準重み係数の具体例を示す図である。
[第1の実施例]
図4を参照すると、本発明の第1の実施例による物体姿勢推定・照合システムは、画像入力部10と、比較画像生成部20と、姿勢候補決定部30と、加重照合・姿勢選択部40と、重み係数変換部60と、参照3次元物体モデル記憶部55と、参照3次元重み係数記憶部65と、登録部2とから構成されている。登録部2は、3次元物体モデル登録部50と、照合・姿勢選択部41と、3次元重み係数生成部62から構成されている。
画像入力手段部10と、比較画像生成部20と、姿勢候補決定部30と、参照3次元物体モデル記憶部55と、照合・姿勢選択部41については、図2に示した第2の従来技術における同じ参照番号が付された構成要素の処理と同じ処理を行う。
参照3次元重み係数記憶部65には、各物体の参照3次元物体モデルに対応した参照3次元重み係数が記憶されている。
重み係数変換部60は、参照3次元物体モデル記憶部55より得られる参照3次元物体モデルを用い、参照3次元重み係数記憶部65より得られる参照3次元重み係数を、姿勢候補決定部30より得られる姿勢候補に応じて2次元重み係数に変換する。
加重照合・姿勢選択部40は、画像入力部10より得られる入力画像と比較画像生成部20より得られる各姿勢候補に応じた比較画像との重み付き距離(類似度)を、重み係数変換部60より得られる2次元重み係数を用いて計算し、当該モデル(物体)に対して最も距離値の小さい比較画像(姿勢候補)を選択することにより最適姿勢を推定する。
ここで、従来技術と同様に、1つの物体との照合処理(1対1照合)の場合は、更に最小距離値をしきい値を比較することにより、同一物体であるか否かを判定する。また、複数の物体から入力画像に最も近い物体を検索する処理(1対N照合)の場合は、各物体に対して求めた最小距離値のうち、距離値の最も小さい物体を抽出する。
3次元物体モデル登録部50は、参照3次元物体モデル記憶部55に参照3次元物体モデルを登録する。
3次元重み係数生成部62は、照合・姿勢選択部41より得られた最適姿勢の比較画像と入力画像を用い、参照3次元物体モデル記憶部55より得られた参照3次元物体モデルと前記最適姿勢により求まる2次元画像と3次元モデルとの画素の対応に基づき、3次元モデル上で各画素の照合における重要度を学習することにより参照3次元重み係数を生成し、参照3次元重み係数記憶部65に登録する。
次に、図4と図5のフローチャートを参照して本実施例の姿勢推定における全体の動作について詳細に説明する。
まず、画像入力部10によりモデル(物体)の入力画像が得られる(図5のステップ100)。次に、姿勢候補決定部30において姿勢候補群{e}を決定する(ステップ110)。次に、比較画像生成部20は、参照3次元物体モデル記憶部55より得られた参照3次元物体モデルCを基に、入力画像の照明条件に近い比較画像を前記姿勢候補毎に生成する(ステップ120)。重み係数変換部60は、上記参照3次元物体モデルを用い、参照3次元重み係数記憶部65より得られる参照3次元重み係数を、姿勢候補に応じて2次元重み係数に変換する(ステップ130)。最後に、加重照合・姿勢選択部40は、入力画像と各比較画像との重み付き距離Dkj(類似度)を、2次元重み係数を用いて計算し(ステップ140)、入力画像の当該モデル(物体)に対して最も距離値の小さい比較画像(姿勢候補)を選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ150)。
ここで、予め決定した姿勢候補群の中から距離値の最も小さい姿勢候補を選択するとしたが、姿勢候補決定部30に戻って順次姿勢候補を変動させながら、距離値の最も小さい姿勢候補を探索してもよい。
次に、図4と図6のフローチャートを参照して本実施例の1対1照合における全体の動作について詳細に説明する。
図6のステップ100からステップ150は、図5の姿勢推定におけるステップ100からステップ150による処理と同じの処理を行う。最後に、加重照合・姿勢選択部40は、更に最小距離値としきい値を比較して、同一物体であるか否かを判定する(ステップ160)。
次に、図4と図7のフローチャートを参照して本実施例による1対N照合における全体の動作について詳細に説明する。
まず、画像入力部10により入力画像が得られる(図7のステップ100)。次に、加重照合・姿勢選択部40は、初めにモデル番号k=1とする(ステップ170)。その後、モデルC毎に、図6に示した姿勢推定におけるステップ110からステップ150の処理と同一の処理を行い、モデルC毎に最適な姿勢による最小距離値を求める。次に、モデル番号kを1増やし(ステップ171)、kがモデル数以下の場合は、ステップ110に戻り(ステップ172)、次のモデルの最小距離値を計算する。最後に、最小距離値の最も小さいモデルCを照合結果とする(ステップ175)。
次に、図4と図8のフローチャートを参照して本実施例による登録時における全体の動作について詳細に説明する。
まず、3次元物体モデル登録部50は、参照3次元物体モデル記憶部55に物体Cの参照3次元物体モデルを登録する(図8のステップ300)。次に、3次元重み係数生成部62は、学習用画像と前記参照3次元物体モデルを用いて参照3次元重み係数を学習するため、初めに画像番号h=1とし(ステップ210)、画像入力部10より画像番号hの学習用画像を入力する(ステップ200)。次に、姿勢候補決定部30において、姿勢候補群{e}を決定する(ステップ110)。さらに、比較画像生成部20は、参照3次元物体モデル記憶部55より得られる参照3次元物体モデルCを基に、入力画像の照明条件に近い比較画像を前記姿勢候補毎に生成する(ステップ120)。照合・姿勢選択部41は、入力画像と前記各比較画像との距離Dkj’(類似度)を計算し(ステップ141)、当該モデル(物体)に対して最も距離値の小さい比較画像(姿勢候補)を選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ150)。次に、3次元重み係数生成部62は、画像番号hを1増やし(ステップ211)、画像番号hが学習用画像数N以下の場合は、ステップ200に戻り、次の学習用画像に対応する最適姿勢の比較画像を求める(ステップ212)。画像番号hが学習用画像数Nより大きい場合は、全ての学習用画像と対応する最適姿勢の比較画像を用いて、前記参照3次元物体モデルと前記最適姿勢により求まる2次元画像と3次元モデルとの画素の対応に基づき、3次元モデル上で各画素の照合における重要度を学習することにより参照3次元重み係数を生成する(ステップ220)。最後に、当該参照3次元重み係数を参照3次元重み係数記憶部65に登録する(ステップ230)。
ここで、第1の実施例の効果について説明する。
本実施例は、3次元物体モデルに対応させて3次元重み係数を生成して記憶し、照合の際は姿勢候補に応じて参照3次元物体モデルから比較画像を生成すると共に、3次元重み係数も2次元重み係数に変換し、重み付き距離を計算するというように構成されているため、姿勢に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定や照合ができる。
また、本実施例は、全ての姿勢に対して1つの3次元重み係数のみを用いるようにしたため、姿勢毎に2次元の重み係数を保持する場合より少ない記憶容量で、任意の姿勢に応じた適切な重み係数設定ができる。
さらに、本実施例は、各画素の照合における重要度を3次元モデル上で学習するというように構成されているため、全ての姿勢に対応した学習用画像がなくても、少ない学習用画像で任意の姿勢に対して適切な重み係数を求めることができる。
次に、具体例を用いて第1の実施例の動作を説明する。なお、以下の具体例では、人物の顔を例として説明するが、第1の実施例は他の物体にも適用できるのは言うまでもない。
図10に示すように、参照3次元物体モデル記憶部55には、物体Cの参照3次元物体モデル(3次元形状とテクスチャ)が記憶されている。3次元物体モデルについては、例えば特開2001−12925号公報に記載の3次元形状測定装置を用いたり、特開平9−91436号公報に記載の多数のカメラで撮影された複数画像から3次元形状を復元する装置を用いることにより生成することができる。
3次元物体モデルは、図9に示すように、物体表面の3次元空間(x,y,z)内での形状P(x,y,z)とテクスチャT(R,G,B)を情報として持っている。Qは物体表面上の点のインデックスを表し、例えば物体の重心を中心とした球体へ物体表面上の点を重心から射影した点Q(s,t)の座標に対応している。照合のために、予め各3次元物体モデルを使用して、様々な照明条件による学習用CG画像をコンピュータグラフィックスにより生成し、当該学習用CG画像を主成分分析することにより基底画像群を求めておく。
また、図11に示すように、参照3次元重み係数記憶部65には、各物体の参照3次元重み係数V が記憶されている。例えば、黒い領域がV =1、白い領域がV =0、グレーの領域は0<V <1の値を持つとする。
ここで、モデルCに対する姿勢推定の場合について説明する。画像入力部10より、図12に示すような入力画像I(r)が得られたとする(図5のステップ100)。姿勢候補決定部30は姿勢候補群{e}を決定する(ステップ110)。
姿勢候補群については、入力画像に関係なく予め設定しておいてもよいが、例えば、入力画像および3次元モデルから目・鼻・口などの基準点を手動また自動で抽出し、特開2001−283229号公報に記載の物体の位置および向きを計算する方法によりおおよその姿勢を推定し、当該姿勢の近辺で姿勢候補群を生成すると効率的である。
比較画像生成部20は、参照3次元物体モデルCを基に、入力画像の照明条件に近い比較画像G1j(r)を前記姿勢候補e毎に生成する(ステップ120)。
ここで、入力画像の照明条件に近い比較画像を生成するために、予め求めておいた基底画像群を各姿勢候補に基づき座標変換し、当該座標変換した基底画像の線形和が当該入力画像に近くなるように、線形和の係数を最小二乗法により求めることにより実現できる。物体Cに対して生成した比較画像の例を図13に示す。
また、重み係数変換部60は、前記参照3次元物体モデルC1を用い、参照3次元重み係数記憶部65より得られる参照3次元重み係数V を、前記姿勢候補eに応じて2次元重み係数W1j(r)に変換する(ステップ130)。物体Cに対して生成した2次元重み係数の例を図14に示す。
更に、加重照合・姿勢選択部40は、入力画像I(r)と前記各比較画像G1j(r)との重み付き距離D1jを、前記2次元重み係数W1j(r)を用いて計算する(ステップ140)。例えば、重み付きはユークリッド距離を用いる場合、Dkj=Σkj(r){I(r)−Gkj(r)}により計算される。類似度Skjを用いる場合は、例えばSkj=exp(−Dkj)により計算できる。
最後に、当該モデルCに対して最も距離値の小さい比較画像(姿勢候補)をDminj1jにより選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ150)。図13の比較画像の場合、例えば姿勢eが最も距離値の小さい比較画像として選択される。
次に、具体例を用いて第1の実施例による登録時における動作を説明する。ここで、物体C1の参照3次元物体モデルを登録する場合について説明する。
まず、3次元物体モデル登録部50は、参照3次元物体モデル記憶部55に物体Cの参照3次元物体モデルを登録する(図8のステップ300)。また、学習用画像として、図15に示すような3個の画像が得られたとする(ここでは、学習用画像は物体Cを様々な姿勢条件で撮影した画像とする)。
次に、3次元重み係数生成部62は、学習用画像と前記参照3次元物体モデルを用いて参照3次元重み係数を学習するため、初めに画像番号h=1とし(ステップ210)、画像入力部10より画像番号hの学習用画像Ih(r)を入力する(ステップ200)。
次に、姿勢候補決定部30において、姿勢候補群{e}を決定し(ステップ110)、比較画像生成部20は、参照3次元物体モデル記憶部55より得られる参照3次元物体モデルCを基に、入力画像の照明条件に近い比較画像G1j (r)を前記姿勢候補e毎に生成する(ステップ120)。
照合・姿勢選択部41は、入力画像I(r)と前記各比較画像G1j (r)との距離D1j ’(類似度)を計算する(ステップ141)。例えば、ユークリッド距離を用いる場合、Dkj ’=Σ{I(r)−Gkj (r)}により計算される。
さらに、当該モデル(物体)に対して最も距離値の小さい比較画像(姿勢候補)を選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ150)。次に、3次元重み係数生成部62は、画像番号hを1増やし(ステップ211)、画像番号hが学習用画像数N=3以下の場合は、ステップ200に戻り、次の学習用画像に対応する最適姿勢の比較画像を求める(ステップ212)。図15に示す各学習用画像I(r)に対応して求められた最適姿勢の比較画像の例を図16に示す。
画像番号hが学習用画像数N=3より大きい場合は、全ての学習用画像I(r)と対応する最適姿勢の比較画像G1j (r)を用いて、前記参照3次元物体モデルと前記最適姿勢により求まる2次元画像と3次元モデルとの画素の対応に基づき、3次元モデル上で各画素の照合における重要度を学習することにより参照3次元重み係数を生成する(ステップ220)。例えば、学習用画像と比較画像の誤差が小さい部位は照合において重要な部位であるとすると、重み係数は平均誤差の逆数で定義できる。2次元画像における学習用画像I(r)と比較画像Gkj (r)の誤差はdkj (r)=|I(r)−Gkj (r)|により計算される。
3次元物体モデルから姿勢eに基づき比較画像を生成した際の3次元モデル上の座標(s,t)と2次元画像上の座標rとの関係をr=F(s,t)とすると、この逆変換により、2次元画像上の画素rに対応する3次元モデル上の点の座標は{s,t}=F−1(r)により求まる。そこで、各画素の誤差dkj (r)を当該逆変換により3次元モデル上の点{s,t}に写像し、全学習用画像で平均した平均誤差をEQkとすると、3次元重み係数は例えばV =A/E (Aは正規化係数)により計算される。なお、参照3次元重み係数V は姿勢候補e毎に得られる変換r=F(s,t)により2次元重み計数Wkj(r)に変換される。最後に、物体Cの参照3次元重み係数V を参照3次元重み係数記憶部65に登録する(ステップ230)。
[第2の実施例]
図17を参照すると、本発明の第2の実施例による物体姿勢推定・照合システムは、画像入力部10と、比較画像生成部20と、姿勢候補決定部30と、加重照合・姿勢選択部40と、重み係数変換部61と、参照3次元物体モデル記憶部55と、標準3次元重み係数記憶部66と、参照3次元基準点記憶部75と、標準3次元基準点記憶部76と、登録部4とから構成されている。登録部4は、3次元物体モデル登録部50と、3次元基準点登録部70とから構成されている。
画像入力部10と、比較画像生成部20と、姿勢候補決定部30と、加重照合・姿勢選択部40と、参照3次元物体モデル記憶部55と、3次元物体モデル登録部50は、図4に示した第1の実施例における同じ参照番号の構成要素の処理と同じ処理を行う。
標準3次元重み係数記憶部66には、標準3次元重み係数が記憶されている。参照3次元基準点記憶部75には、各物体の参照3次元物体モデルに対応した参照3次元基準点が記憶されている。標準3次元基準点記憶部76には、標準3次元物体モデルに対応した標準3次元基準点が記憶されている。
重み係数変換部61は、標準3次元基準点記憶部76より得られる標準3次元基準点と参照3次元基準点記憶部75より得られる各物体の参照3次元基準点を用い、標準3次元重み係数記憶部66より得られる標準3次元重み係数と前記参照3次元物体モデルとの座標の対応を求め、更に姿勢候補決定部30より得られる姿勢候補に応じて前記標準3次元重み係数を2次元重み係数に変換する。
3次元基準点登録部70は、3次元物体モデル登録部50より得られる参照3次元物体モデルに対して参照3次元基準点を求め、参照3次元基準点記憶部75に登録する。
次に、図17と図18のフローチャートを参照して第2の実施例による姿勢推定における全体の動作について詳細に説明する。1対1照合および1対N照合における動作については、第1の実施例と同様に、姿勢推定の動作に判定する処理(図6のステップ160)および最小距離値のモデルを求める処理(図7のステップ170から175)を追加した場合になるので、以下説明を省略する。
まず、画像入力部10により入力画像が得られる(図18のステップ100)。次に、姿勢候補決定部30において、姿勢候補群{e}を決定する(ステップ110)。さらに、比較画像生成部20は、参照3次元物体モデル記憶部55より得られる参照3次元物体モデルCを基に、入力画像の照明条件に近い比較画像を前記姿勢候補毎に生成する(ステップ120)。
重み係数変換部61は、標準3次元基準点記憶部76より得られる標準3次元基準点と参照3次元基準点記憶部75より得られる各物体の参照3次元基準点を用い、標準3次元重み係数記憶部66より得られる標準3次元重み係数と前記参照3次元物体モデルとの座標の対応を求め、更に前記姿勢候補に応じて前記標準3次元重み係数を2次元重み係数に変換する(ステップ131)。
最後に、加重照合・姿勢選択部40は、入力画像と前記各比較画像との重み付き距離Dkj(類似度)を、前記2次元重み係数を用い計算し(ステップ140)、当該モデル(物体)に対して最も距離値の小さい比較画像(姿勢候補)を選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ150)。
次に、本実施例の登録時における全体の動作について説明する。まず、3次元物体モデル登録部50は、参照3次元物体モデル記憶部55に物体Cの参照3次元物体モデルを登録する。次に、3次元基準点登録部70は、3次元物体モデル登録部50より得られる参照3次元物体モデルに対して参照3次元基準点を求め、参照3次元基準点記憶部75に登録する。
次に、第2の実施例の効果について説明する。
本実施例は、姿勢候補に応じて参照3次元物体モデルから比較画像を生成すると共に、3次元重み係数も2次元重み係数に変換し、重み付き距離を計算するというように構成されているため、姿勢に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定や照合ができる。
また、本実施例では、さらに、全ての姿勢に対して1つの3次元重み係数のみを用いるようにしたため、姿勢毎に2次元の重み係数を保持する場合より少ない記憶容量で、任意の姿勢に応じた適切な重み係数設定ができる。
さらに、本実施例は、複数の物体の3次元重み係数を平均化した標準3次元重み係数を保持するように構成されているため、各物体に対して参照3次元重み係数を保持する場合に比べて、記憶容量を大きく低減できる。また、登録時に参照3次元物体モデルに対応した学習用画像を撮影する必要がない。
次に、具体例を用いて第2の実施例の動作について説明する。
図10に示すように、参照3次元物体モデル記憶部55には、物体Cの参照3次元物体モデル(3次元形状P (x,y,z)とテクスチャT (R,G,B))が記憶されている。また、図19に示すように、標準3次元重み係数記憶部66には、標準3次元重み係数V が記憶されている。
更に、図20に示すように、標準3次元基準点記憶部76には、標準3次元基準点Ni0の座標値が記憶されており、図21に示すように、参照3次元基準点記憶部75には、各参照3次元基準点N の座標値が記憶されている。基準点とは、位置合わせを行うための点であり、図では例えば左目中点、右目中点、鼻頂点、左口角点、右口角点の5点を示している。
参照3次元基準点は、予め手動で設定してもよいが、例えば、丸亀、坂本による「形状情報と色情報を併用した顔三次元データからの特徴部位の抽出」、FIT(情報科学技術フォーラム)2002、I−100、p.199−200、2002.記載の顔特徴抽出方法を用いて自動的に設定してもよい。標準3次元基準点は、参照3次元基準点または予め用意した学習用3次元物体モデルの3次元基準点の各点の平均座標により求めることができる。標準3次元重み係数は、参照3次元重み係数または予め用意した学習用3次元物体モデルの3次元重み係数を用い、各3次元基準点が標準3次元基準点に一致するように3次元重み係数の位置合わせを行ってから平均することにより求めることができる。
基準点以外の各点の位置合わせは、基準点の対応を内挿または外挿して決めることにより、3次元重み係数の座標値{s,t}と標準3次元重み係数の座標値{s,t}の変換式s=Hs(s,t)、t=Ht(s,t)を設定できる。また、学習用画像を使用して、各画素の誤差を標準3次元モデル上に直接写像して標準3次元重み係数を生成こともできる。
ここで、モデルCに対する姿勢推定の場合について説明する。画像入力部10より、図12に示すような入力画像I(r)が得られたとする(図18のステップ100)。姿勢候補決定部30は、姿勢候補群{e}を決定し(ステップ110)、比較画像生成部20は、参照3次元物体モデルCを基に、入力画像の照明条件に近い比較画像G1j(r)を前記姿勢候補e毎に生成する(ステップ120)。物体Cに対して生成した比較画像の例を図13に示す。
また、重み係数変換部61は、標準3次元基準点N と各参照3次元基準点N を用い、標準3次元重み係数V と前記参照3次元物体モデルP との座標の対応を求め、更に前記姿勢候補eに応じて前記標準3次元重み係数V を2次元重み係数W1j(r)に変換する(ステップ131)。標準3次元重み係数V と物体Cの参照3次元物体モデルP (正確にはテクスチャT )との座標の対応をとることにより、仮想的に参照3次元重み係数V を生成できる(実際には生成せずに標準3次元重み係数から2次元重み係数を直接生成する)。標準3次元重み係数V と参照3次元物体モデルのテクスチャT との座標の対応をとるために、標準3次元基準点N と各参照3次元基準点N が用いられる。ここで、2次元画像中の座標値rに対応する標準3次元重み係数の座標値{s,t}は、s=Hs(F−1(r))、t=Ht(F−1(r))により求まる。物体Cに対して生成した2次元重み係数の例を図18に示す。
更に、加重照合・姿勢選択部40は、入力画像I(r)と前記各比較画像G1j(r)との重み付き距離D1jを、前記2次元重み係数W1(r)を用いて計算する(ステップ140)。最後に、当該モデルCに対して最も距離値の小さい比較画像(姿勢候補)をDminj1jにより選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ150)。
[第3の実施例]
図23を参照すると、本発明の第3の実施例による物体姿勢推定・照合システムは、画像入力部10と、比較画像生成部20と、姿勢候補決定部30と、加重照合・姿勢選択部40と、重み係数変換部60と、参照3次元物体モデル記憶部55と、変動推定部35と、変動別参照3次元重み係数記憶部67と、登録部3とから構成されている。登録部3は、3次元物体モデル登録部50と、照合・姿勢選択部41と、変動別3次元重み係数生成部63とから構成されている。
画像入力部10と、比較画像生成部20と、姿勢候補決定部30と、加重照合・姿勢選択部40と、重み係数変換部60と、参照3次元物体モデル記憶部55と、3次元物体モデル登録部50と、照合・姿勢選択部41は、図4に示した第1の実施例における同じ参照番号の構成要素の処理と同じ処理を行う。
変動別参照3次元重み係数記憶部67には、参照3次元物体モデルおよび画像変動に対応した参照3次元重み係数が予め記憶されている。変動推定部35は、画像入力部10より得られる入力画像に対して、姿勢候補決定部30より得られる姿勢候補と参照3次元物体モデル記憶部55より得られる参照3次元物体モデルを用いて3次元物体モデル上の部位と入力画像の対応をとり、所定の部位の画像情報に基づき変動を推定する。更に、推定された変動に基づき、変動別参照3次元重み係数記憶部67における変動別参照重み係数のうち、対応する変動の参照重み係数を重み係数変換部61に送る。
変動別3次元重み係数生成部63は、照合・姿勢選択部41より得られる最適姿勢の比較画像と入力画像を用い、参照3次元物体モデル記憶部55より得られる参照3次元物体モデルと前記最適姿勢により求まる2次元画像と3次元モデルとの画素の対応に基づき、変動推定部35より得られる画像変動毎に、3次元モデル上で各画素の照合における重要度を学習することにより変動別の参照3次元重み係数を生成し、変動別参照3次元重み係数記憶部67に登録する。
次に、図23と図24のフローチャートを参照して第3の実施例による姿勢推定における全体の動作について詳細に説明する。
まず、画像入力部10により入力画像が得られる(図24のステップ100)。次に、姿勢候補決定部30において、姿勢候補群{e}を決定する(ステップ110)。さらに、比較画像生成部20は、参照3次元物体モデル記憶部55より得られる参照3次元物体モデルCを基に、入力画像の照明条件に近い比較画像を前記姿勢候補毎に生成する(ステップ120)。
変動推定部35は、入力画像に対して、前記姿勢候補eと前記参照3次元物体モデルCを用いて3次元物体モデル上の部位と入力画像の対応をとり、所定の部位の画像情報に基づき変動bを推定し、変動別標準3次元重み係数記憶部67における変動別標準重み係数のうち、対応する変動bの標準重み係数を重み係数変換部61に送る(ステップ180)。
重み係数変換部60は、前記参照3次元物体モデルを用い、変動別参照3次元重み係数記憶部67より得られる変動bの参照3次元重み係数を、前記姿勢候補に応じて2次元重み係数に変換する(ステップ132)。最後に、加重照合・姿勢選択部40は、入力画像と前記各比較画像との重み付き距離Dkj(または類似度)を、前記2次元重み係数を用い計算し(ステップ140)、当該モデル(物体)に対して最も距離値の小さい比較画像(姿勢候補)を選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ150)。
次に、図23と図25のフローチャートを参照して第3の実施例による登録時における全体の動作について詳細に説明する。
まず、3次元物体モデル登録部50は、参照3次元物体モデル記憶部55に物体Ckの参照3次元物体モデルを登録する(図25のステップ300)。
次に、変動別3次元重み係数生成部63は、学習用画像と前記参照3次元物体モデルを用いて参照3次元重み係数を学習するため、初めに画像番号h=1とし(ステップ210)、画像入力部10より画像番号hの学習用画像を入力する(ステップ200)。
次に、姿勢候補決定部30において、姿勢候補群{e}を決定する(ステップ110)。さらに、比較画像生成部20は、参照3次元物体モデル記憶部55より得られる参照3次元物体モデルCを基に、入力画像の照明条件に近い比較画像を前記姿勢候補毎に生成する(ステップ120)。
照合・姿勢選択部41は、入力画像と前記各比較画像との距離Dkj’(または類似度)を計算し(ステップ141)、当該モデル(物体)に対して最も距離値の小さい比較画像(姿勢候補)を選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ150)。
次に、変動推定部35は、入力画像に対して、前記姿勢候補eと前記参照3次元物体モデルCを用いて3次元物体モデル上の部位と入力画像の対応をとり、所定の部位の画像情報に基づき変動bを推定する(ステップ180)。
次に、変動別3次元重み係数生成部63は、画像番号hを1増やし(ステップ211)、画像番号hが学習用画像数N以下の場合は、ステップ200に戻り、次の学習用画像に対応する最適姿勢の比較画像を求める(ステップ120)。
画像番号hが学習用画像数Nより大きい場合は、全ての学習用画像と対応する最適姿勢の比較画像を用いて、前記参照3次元物体モデルと前記最適姿勢により求まる2次元画像と3次元モデルとの画素の対応に基づき、変動推定部35より得られる画像変動b毎に、3次元モデル上で各画素の照合における重要度を学習することにより変動別の参照3次元重み係数を生成する(ステップ221)。
最後に、当該参照3次元重み係数を変動別参照3次元重み係数記憶部67に登録する(ステップ231)。
次に、第3の実施例の効果について説明する。
本実施例は、姿勢候補に応じて参照3次元物体モデルから比較画像を生成すると共に、3次元重み係数も2次元重み係数に変換し、重み付き距離を計算するというように構成されているため、姿勢に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定や照合ができる。
また、本実施例では、さらに、全ての姿勢に対して1つの3次元重み係数のみを用いるようにしたため、姿勢毎に2次元の重み係数を保持する場合より少ない記憶容量で、任意の姿勢に応じた適切な重み係数設定ができる。
また、本実施例は、さらに、各画素の照合における重要度を3次元モデル上で学習するというように構成されているため、全ての姿勢に対応した学習用画像がなくても、少ない学習用画像で任意の姿勢に対して適切な重み係数を求めることができる。
さらに、本実施例は、入力画像に起こりうる変動に対応した変動別3次元重み係数を保持し、入力画像から変動を推定し、対応する3次元重み係数を用いるように構成されているため、物体の変形や照明条件などの変動に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定や照合ができる。
次に、具体例を用いて第3の実施例の動作を説明する。
画像変動としては、例えば物体の変形や照明条件などが挙げられる。照明条件の場合、例えば図26に示すように、照明の方向が右(b=1)・正面(b=2)・左(b=3)の3通りの変動が設定できる。
図10に示すように、参照3次元物体モデル記憶部55には、物体Cの参照3次元物体モデル(3次元形状P (x,y,z)とテクスチャT (R,G,B))が記憶されている。また、図27に示すように、変動別参照3次元重み係数記憶部67には、変動別の参照3次元重み係数V kbが記憶されている。変動別参照3次元重み係数は、学習用画像を手動で、または変動推定部35を用いて自動的に変動毎にグループ分けし、グループ毎に参照3次元重み係数を学習することにより生成できる。
ここで、モデルCに対する姿勢推定の場合について説明する。画像入力部10より、図28に示すような入力画像I(r)が得られたとする(図24のステップ100)。姿勢候補決定部30は姿勢候補群{e}を決定し(ステップ110)、比較画像生成部20は、参照3次元物体モデルCを基に、入力画像の照明条件に近い比較画像G1j(r)を前記姿勢候補e毎に生成する(ステップ120)。物体Cに対して生成した比較画像の例を図29に示す。
変動推定部35は、入力画像に対して、前記姿勢候補eと前記参照3次元物体モデルCkを用いて3次元物体モデル上の部位と入力画像の対応をとり、所定の部位の画像情報に基づき変動bを推定し、変動別標準3次元重み係数記憶部67における変動別標準重み係数のうち、対応する変動bの標準重み係数を重み係数変換部60に送る(ステップ180)。
照明変動を推定する場合は、例えば、顔の右半分・左半分の平均輝度値をそれぞれL,Lとすると、|L−L|≦Th(Thはしきい値)の時は正面(b=2)、L>L+Thの時は右(b=1)、L>L1+Thの時は左(b=3)により推定できる。
図28の入力画像の場合、姿勢候補をeと仮定すると、姿勢が合っていないため、例えば顔の左半分における陰はさほど大きくないと解釈され、平均輝度値の差は|L−L|≦Thを満たし正面(b=2)と判定される。姿勢候補eの場合も同様に正面(b=2)と判定され、姿勢候補eの場合は正しく右(b=1)と判定されたとする。また、例えば、特開2002−24830号公報記載の画像照合方法の光源方向推定手段を使用すれば、より正確な推定も可能である。重み係数変換部60は、前記姿勢候補ejに応じて、変動bの前記参照3次元重み係数V 1bを2次元重み係数W1jb(r)に変換する(ステップ132)。前記変動推定結果に基づき生成された2次元重み係数の例を図30に示す。
更に、加重照合・姿勢選択部40は、入力画像I(r)と前記各比較画像G1j(r)との重み付き距離D1jを、前記2次元重み係数W1jb(r)を用いて計算する(ステップ140)。最後に、当該モデルCに対して最も距離値の小さい比較画像(姿勢候補)をDminj1jにより選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ150)。
[第4の実施例]
図31を参照すると、本発明の第4の実施例による物体姿勢推定・照合システムは、画像入力部10と、比較画像生成部20と、姿勢候補決定部30と、加重照合・姿勢選択部40と、重み係数変換部61と、参照3次元物体モデル記憶部55と、参照3次元基準点記憶部75と、標準3次元基準点記憶部76と、変動推定部35と、変動別標準3次元重み係数記憶部68と、登録部4とから構成されている。登録部4は、3次元物体モデル登録部50と、3次元基準点登録部70とから構成されている。
画像入力部10と、比較画像生成部20と、姿勢候補決定部30と、加重照合・姿勢選択部40と、重み係数変換部61と、参照3次元物体モデル記憶部55と、参照3次元基準点記憶部75と、標準3次元基準点記憶部76と、3次元物体モデル登録手段50と、3次元基準点登録部70は、図17に示した第2の実施例における同じ参照番号の構成要素の処理と同じ処理を行う。また、変動推定部35は、図23に示した第3の実施例における変動推定部35と同じ処理を行う。変動別標準3次元重み係数記憶部68には、画像変動に対応した標準3次元重み係数が記憶されている。
次に、図31と図32のフローチャートを参照して第4の実施例による姿勢推定における全体の動作について詳細に説明する。
まず、画像入力部10により入力画像が得られる(図32のステップ100)。次に、姿勢候補決定部30において、姿勢候補群{e}を決定する(ステップ110)。さらに、比較画像生成部20は、参照3次元物体モデル記憶部55より得られる参照3次元物体モデルCを基に、入力画像の照明条件に近い比較画像を前記姿勢候補毎に生成する(ステップ120)。
変動推定部35は、入力画像に対して、前記姿勢候補eと前記参照3次元物体モデルCを用いて3次元物体モデル上の部位と入力画像の対応をとり、所定の部位の画像情報に基づき変動bを推定し、変動別標準3次元重み係数記憶部68における変動別標準3次元重み係数のうち、対応する変動bの標準重み係数を重み係数変換部61に送る(ステップ180)。
重み係数変換部61は、標準3次元基準点記憶部76より得られる標準3次元基準点と参照3次元基準点記憶部75より得られる各物体の参照3次元基準点を用い、前記姿勢候補に応じて、変動別標準3次元重み係数記憶部68より得られる変動bの標準3次元重み係数と前記参照3次元物体モデルとの座標の対応を求め、前記標準3次元重み係数を2次元重み係数に変換する(ステップ133)。
最後に、加重照合・姿勢選択部40は、入力画像と前記各比較画像との重み付き距離Dkj(類似度)を、前記2次元重み係数を用いて計算し(ステップ140)、当該モデル(物体)に対して最も距離値の小さい比較画像(姿勢候補)を選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ150)。
次に、第4の実施例の効果について説明する。
本実施例は、姿勢候補に応じて参照3次元物体モデルから比較画像を生成すると共に、3次元重み係数も2次元重み係数に変換し、重み付き距離を計算するというように構成されているため、姿勢に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定や照合ができる。
また、本実施例では、さらに、全ての姿勢に対して1つの3次元重み係数のみを用いるようにしたため、姿勢毎に2次元の重み係数を保持する場合より少ない記憶容量で、任意の姿勢に応じた適切な重み係数設定ができる。
また、本実施例は、さらに、複数の物体の3次元重み係数を平均化した標準3次元重み係数を保持するように構成されているため、各物体に対して参照3次元重み係数を保持する場合に比べて、記憶容量を大きく低減できる。また、登録時に参照3次元物体モデルに対応した学習用画像を必要としない。
さらに、本実施例は、入力画像に起こりうる変動に対応した変動別3次元重み係数を保持し、入力画像から変動を推定し、対応する3次元重み係数を用いるように構成されているため、物体の変形や照明条件などの変動に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定や照合ができる。
次に、具体例を用いて第4の実施例の動作を説明する。
図10に示すように、参照3次元物体モデル記憶部55には、物体Cの参照3次元物体モデル(3次元形状P (x,y,z)とテクスチャT (R,G,B))が記憶されている。また、図20に示すように、標準3次元基準点記憶部76には、標準3次元基準点N の座標値が記憶されており、図21に示すように、参照3次元基準点記憶部75には、各参照3次元基準点N の座標値が記憶されている。更に、図33に示すように、変動別標準3次元重み係数記憶部68には、変動別の標準3次元重み係数V 0bが記憶されている。変動別3次元標準重み係数は、学習用画像を手動で、または変動推定手段35を用いて自動的に変動毎にグループ分けし、グループ毎に標準3次元重み係数を学習することにより生成できる。
ここで、モデルCに対する姿勢推定の場合について説明する。画像入力部10より、図28に示すような入力画像I(r)が得られたとする(図33のステップ100)。姿勢候補決定部30は姿勢候補群{e}を決定し(ステップ110)、比較画像生成部20は、参照3次元物体モデルCを基に、入力画像の照明条件に近い比較画像G1j(r)を前記姿勢候補e毎に生成する(ステップ120)。物体Cに対して生成した比較画像の例を図29に示す。
変動推定部35は、入力画像に対して、前記姿勢候補eと前記参照3次元物体モデルCを用いて3次元物体モデル上の部位と入力画像の対応をとり、所定の部位の画像情報に基づき変動bを推定し、変動別標準3次元重み係数記憶部68における変動別標準重み係数のうち、対応する変動bの標準重み係数を重み係数変換部61に送る(ステップ180)。
重み係数変換部61は、標準3次元基準点N と各参照3次元基準点N を用い、前記姿勢候補eに応じて、変動bの標準3次元重み係数V 0bと前記参照3次元物体モデルPQとの座標の対応を求め、前記標準3次元重み係数V 0bを2次元重み係数W1jb(r)に変換する(ステップ133)。前記変動推定結果に基づき生成された2次元重み係数の例を図34に示す。
更に、加重照合・姿勢選択部40は、入力画像I(r)と前記各比較画像G1j(r)との重み付き距離D1jを、前記2次元重み係数W1jb(r)を用いて計算する(ステップ140)。最後に、当該モデルCに対して最も距離値の小さい比較画像(姿勢候補)をDminj1jにより選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ150)。
[第5の実施例]
図35を参照すると、本発明の第5の実施例による物体姿勢推定・照合システムは、画像入力部10と、正規化部15と、加重照合・姿勢選択部40と、姿勢別参照画像記憶部85と、姿勢別参照重み係数記憶部95と、登録部7とから構成されている。登録部7は、姿勢別参照画像登録部80と、照合・姿勢選択部41と、姿勢別重み係数生成部90とから構成されている。
画像入力部10と、正規化部15と、照合・姿勢選択部41と、姿勢別参照画像記憶部85は、図1に示した第1の従来技術における同じ参照番号の構成要素の処理と同一の処理を行う。加重照合・姿勢選択部40は、前記正規化画像と、姿勢別参照画像記憶部85より得られる姿勢別の参照画像との重み付き距離を、姿勢別参照重み係数記憶部95より得られる姿勢別の重み係数を用いて計算し、最も距離値の小さい参照画像を選択することにより姿勢推定を行う。姿勢別参照画像登録部80は、姿勢別参照画像記憶部85に参照画像を登録する。姿勢別重み係数生成部90は、照合・姿勢選択部41より得られる最適姿勢の参照画像と入力画像を用い、各画素の照合における重要度を姿勢別に学習することにより姿勢別の参照重み係数を生成し、姿勢別参照重み係数記憶部95に登録する。
次に、図35と図36のフローチャートを参照して第5の実施例による姿勢推定における全体の動作について詳細に説明する。
まず、画像入力部10により入力画像が得られる(図36のステップ100)。次に、正規化部15は、物体から抽出される特徴点を用いて入力画像の位置合わせを行い、正規化画像を生成する(ステップ101)。
最後に、加重照合・姿勢選択部40は、前記正規化画像と、姿勢別参照画像記憶部85より得られる各物体の姿勢別参照画像との重み付き距離値(類似度)を、姿勢別参照重み係数記憶部95より得られる姿勢別の参照重み係数を用いて計算し(ステップ145)、当該物体に対して最も距離値の小さい参照画像(姿勢)を選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ155)。
次に、図35と図37のフローチャートを参照して第5の実施例による登録時における全体の動作について詳細に説明する。
まず、姿勢別参照画像登録部80は、姿勢別参照画像記憶部85に物体Cの参照画像を登録する(図37のステップ310)。次に、姿勢別重み係数生成部90は、学習用画像と前記参照画像を用いて参照重み係数を学習するため、初めに画像番号h=1とし(ステップ210)、画像入力部10より画像番号hの学習用画像を入力する(ステップ200)。
次に、正規化部15は、物体から抽出される特徴点を用いて入力画像の位置合わせを行い、正規化画像を生成する(ステップ101)。照合・姿勢選択部41は、入力画像と前記各参照画像との距離Dkj’(類似度)を計算し(ステップ145)、当該モデル(物体)に対して最も距離値の小さい参照画像(姿勢候補)を選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ155)。
次に、姿勢別重み係数生成部90は、画像番号hを1増やし(ステップ211)、画像番号hが学習用画像数N以下の場合は、ステップ200に戻り、次の学習用画像に対応する最適姿勢の比較画像を求める(ステップ212)。画像番号hが学習用画像数Nより大きい場合は、全ての学習用画像と対応する最適姿勢の参照画像を用いて、各画素の照合における重要度を姿勢別に学習することにより姿勢別参照重み係数を生成する(ステップ225)。第5の実施例は第1の実施例とは、1つの参照3次元物体モデルと参照3次元重み係数の代わりに、姿勢別の参照画像と参照重み係数をもつことのみが異なります。つまり、第1の実施例における姿勢候補毎の比較画像、2次元重みが、第5の実施例における参照画像、参照重み係数に対応する。したがって、重要度の学習は第1の実施例における誤差dkj (r)の計算を、比較画像Gから参照画像に置き換えて計算し、その(2次元上での)平均誤差をEkjすると、第1の実施例と同様に参照重み係数はWkj=A/Ekjにより計算できる。
最後に、当該姿勢別参照重み係数を姿勢別参照重み係数記憶部95に登録する(ステップ235)。
次に、第5の実施例の効果について説明する。
本実施例は、姿勢別参照画像に対応した姿勢別重み係数を用いて重み付き距離を計算するというように構成されているため、姿勢に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定や照合ができる。
次に、具体例を用いて第5の実施例の動作を説明する。
図38に示すように、姿勢別参照画像記憶部85には、物体Cの姿勢別の参照画像Rkjが記憶されている。また、図39に示すように、姿勢別参照重み係数記憶部95には、姿勢別の参照重み係数Wkjが記憶されている。
ここで、モデルCに対する姿勢推定の場合について説明する。画像入力部10より、図10に示すような入力画像I(r)が得られたとする(図36のステップ100)。次に、正規化部15は、物体から抽出される特徴点を用いて入力画像の位置合わせを行い、正規化画像I’(r)を生成する(ステップ101)。図10の入力画像に対する正規化画像の例を図40に示す。最後に、加重照合・姿勢選択部40は、前記正規化画像I’(r)と、姿勢別参照画像記憶部85より得られる各物体の姿勢別参照画像R1j(r)との重み付き距離値D1j(類似度)を、姿勢別参照重み係数記憶部95より得られる姿勢別の参照重み係数W1jを用いて計算し(ステップ145)、当該物体に対して最も距離値の小さい参照画像(姿勢)を選択することにより最適姿勢を推定する(ステップ155)。重み付きはユークリッド距離を用いる場合、Dkj=Σkj(r){I’(r)−Rkj(r)}により計算される。図40の正規化画像の場合、例えば姿勢eのR13が最も距離値の小さい比較画像として選択される。
[第6の実施例]
図41を参照すると、本発明の第6の実施例による物体姿勢推定・照合システムは、画像入力部10と、正規化部15と、加重照合・姿勢選択部40と、姿勢別参照画像記憶部85と、姿勢別標準重み係数記憶部96と、登録部9とから構成されている。登録部9は、姿勢別参照画像登録部80から構成されている。
画像入力部10と、正規化部15と、姿勢別参照画像記憶部85は、図35に示した第5の実施例における同じ参照番号の構成要素の処理と同じ処理を行う。姿勢別標準重み係数記憶部96には、姿勢別の標準重み係数が記憶されている。加重照合・姿勢選択部40は、正規化部15より得られる正規化画像と、姿勢別参照画像記憶部85より得られる姿勢別の参照画像との重み付き距離を、姿勢別標準重み係数記憶部96より得られる姿勢別の標準重み係数を用いて計算し、最も距離値の小さい参照画像を選択することにより姿勢推定を行う。
次に、図41と図42のフローチャートを参照して第6の実施例による姿勢推定における全体の動作について詳細に説明する。
まず、画像入力部10により入力画像が得られる(図42のステップ100)。次に、正規化部15は、物体から抽出される特徴点を用いて入力画像の位置合わせを行い、正規化画像を生成する(ステップ101)。最後に、加重照合・姿勢選択部40は、前記正規化画像と、姿勢別参照画像記憶部85より得られる各物体の姿勢別参照画像との重み付き距離値(類似度)を、姿勢別標準重み係数記憶部96より得られる姿勢別の標準重み係数を用いて計算し(ステップ146)、当該物体に対して最も距離値の小さい参照画像(姿勢)を選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ155)。
次に、第6の実施例の効果について説明する。
本実施例は、姿勢別参照画像に対応した姿勢別重み係数を用いて重み付き距離を計算するというように構成されているため、姿勢に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定や照合ができる。
また、本実施例は、複数の物体の重み係数を平均化した標準重み係数を保持するように構成されているため、各物体に対して参照重み係数を保持する場合に比べて、記憶容量を大きく低減できる。また、登録時に参照画像に対応した学習用画像を撮影する必要がない。
次に、具体例を用いて第6の実施例の動作を説明する。
図38に示すように、姿勢別参照画像記憶部85には、物体Cの姿勢別の参照画像Rkjが記憶されている。また、図43に示すように、姿勢別標準重み係数記憶部96には、姿勢別の標準重み係数W0jが記憶されている。姿勢別の標準重み係数は、姿勢別参照重み係数を姿勢毎に平均することにより、または予め用意した学習用参照画像を用い、姿勢別に学習することにより求めることができる。
ここで、モデルCに対する姿勢推定の場合について説明する。画像入力部10より、図10に示すような入力画像I(r)が得られたとする(図42のステップ100)。次に、正規化部15は、物体から抽出される特徴点を用いて入力画像の位置合わせを行い、正規化画像I’(r)を生成する(ステップ101)。図10の入力画像に対する正規化画像の例を図40に示す。最後に、加重照合・姿勢選択部40は、前記正規化画像I’(r)と、姿勢別参照画像記憶部85より得られる各物体の姿勢別参照画像R1j(r)との重み付き距離値D1j(類似度)を、姿勢別標準重み係数記憶部96より得られる姿勢別の標準重み係数W0jを用いて計算し(ステップ146)、当該物体に対して最も距離値の小さい参照画像(姿勢)を選択することにより最適姿勢を推定する(ステップ155)。
[第7の実施例]
図44を参照すると、本発明の第7の実施例による物体姿勢推定・照合システムは、画像入力部10と、正規化部15と、加重照合・姿勢選択部40と、姿勢別参照画像記憶部85と、姿勢・変動別参照重み係数記憶部97と、変動推定部36と、標準3次元物体モデル56と、登録部8とから構成されている。登録部8は、姿勢別参照画像登録部80と、照合・姿勢選択部41と、姿勢・変動別重み係数生成部91とから構成されている。
画像入力部10と、正規化部15と、加重照合・姿勢選択部40と、姿勢別参照画像記憶部85と、姿勢別参照画像登録部80と、照合・姿勢選択部41は、図35に示した第5の実施例における同じ参照番号の構成要素の処理と同じ処理を行う。
姿勢・変動別重み係数記憶部97には、姿勢および変動別の重み係数が記憶されている。標準3次元物体モデル記憶部56には、標準的な3次元物体モデルが記憶されている。
変動推定部36は、正規化部15より得られる正規化画像に対して、姿勢別参照画像記憶部85より得られる参照画像の姿勢情報と標準3次元物体モデル記憶部56より得られる標準3次元物体モデルを用いて3次元物体モデル上の部位と正規化画像の対応をとり、所定の部位の画像情報に基づき変動を推定する。更に、推定された変動に基づき、姿勢・変動別参照重み係数記憶部97における姿勢・変動別重み係数のうち、対応する姿勢および変動の重み係数を加重照合・姿勢選択部40に送る。
姿勢・変動別重み係数生成部91は、照合・姿勢選択部41より得られる最適姿勢の参照画像と入力画像を用い、変動推定部36より得られる画像変動毎に、各画素の照合における重要度を姿勢別に学習することにより姿勢・変動別の参照重み係数を生成し、姿勢・変動別参照重み係数記憶部97に登録する。
次に、図44と図45のフローチャートを参照して第7の実施例による姿勢推定における全体の動作について詳細に説明する。
まず、画像入力部10により入力画像が得られる(図45のステップ100)。次に、正規化部15は、物体から抽出される特徴点を用いて入力画像の位置合わせを行い、正規化画像を生成する(ステップ101)。
変動推定部36は、前記正規化画像に対して、姿勢別参照画像記憶部85より得られる参照画像の姿勢情報と標準3次元物体モデル記憶部56より得られる標準3次元物体モデルを用いて3次元物体モデル上の部位と正規化画像の対応をとり、所定の部位の画像情報に基づき変動bを推定し、推定された変動に基づき、姿勢・変動別参照重み係数記憶部97における姿勢・変動別参照重み係数のうち、対応する姿勢bおよび変動の重み係数を加重照合・姿勢選択部40に送る(ステップ181)。
最後に、加重照合・姿勢選択部40は、前記正規化画像と、姿勢別参照画像記憶部85より得られる各物体の姿勢別参照画像との重み付き距離値(類似度)を、姿勢・変動別参照重み係数記憶部97より得られる姿勢および変動別の参照重み係数を用いて計算し(ステップ148)、当該物体に対して最も距離値の小さい参照画像(姿勢)を選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ155)。
次に、図44と図46のフローチャートを参照して第7の実施例による登録時における全体の動作について詳細に説明する。
まず、姿勢別参照画像登録部80は、姿勢別参照画像記憶部85に物体Cの参照画像を登録する(図46のステップ310)。
次に、姿勢・変動別重み係数生成部91は、学習用画像と前記参照画像を用いて参照重み係数を学習するため、初めに画像番号h=1とし(ステップ210)、画像入力部10より画像番号hの学習用画像を入力する(ステップ200)。
次に、正規化部15は、物体から抽出される特徴点を用いて入力画像の位置合わせを行い、正規化画像を生成する(ステップ101)。照合・姿勢選択部41は、入力画像と前記各参照画像との距離Dkj’(または類似度)を計算し(ステップ145)、当該モデル(物体)に対して最も距離値の小さい参照画像(姿勢候補)を選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ155)。
次に、変動推定部36は、前記正規化画像に対して、姿勢別参照画像記憶部85より得られる参照画像の姿勢情報と標準3次元物体モデル記憶部56より得られる標準3次元物体モデルを用いて3次元物体モデル上の部位と正規化画像の対応をとり、所定の部位の画像情報に基づき変動bを推定する(ステップ181)。
次に、姿勢・変動別重み係数生成部91は、画像番号hを1増やし(ステップ211)、画像番号hが学習用画像数N以下の場合は、ステップ200に戻り、次の学習用画像に対応する最適姿勢の比較画像を求める(ステップ212)。
画像番号hが学習用画像数Nより大きい場合は、全ての学習用画像と対応する最適姿勢の参照画像を用いて、各画素の照合における重要度を姿勢および変動b別に学習することにより姿勢・変動別参照重み係数を生成する(ステップ226)。
最後に、当該姿勢・変動別参照重み係数を姿勢・変動別参照重み係数記憶部97に登録する(ステップ236)。
次に、第7の実施例の効果について説明する。
本実施例は、姿勢別参照画像に対応した姿勢別重み係数を用いて重み付き距離を計算するというように構成されているため、姿勢に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定や照合ができる。
また、本実施例は、入力画像に起こりうる変動に対応した姿勢・変動別重み係数を保持し、正規化画像から変動を推定し、対応する重み係数を用いるように構成されているため、物体の変形や照明条件などの変動に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定や照合ができる。
次に、具体例を用いて第7の実施例の動作を説明する。
図38に示すように、姿勢別参照画像記憶部85には、物体Cの姿勢別の参照画像Rkjが記憶されている。また、図47に示すように、姿勢・変動別参照重み係数記憶部97には、姿勢および変動別の参照重み係数Wkjbが記憶されている。
ここで、モデルCに対する姿勢推定の場合について説明する。画像入力部10より、図28に示すような入力画像I(r)が得られたとする(図45のステップ100)。
次に、正規化部15は、物体から抽出される特徴点を用いて入力画像の位置合わせを行い、正規化画像I’(r)を生成する(ステップ101)。
変動推定部36は、前記正規化画像に対して、姿勢別参照画像記憶部85より得られる参照画像R1jの姿勢情報eと標準3次元物体モデル記憶部56より得られる標準3次元物体モデルを用いて3次元物体モデル上の部位と正規化画像の対応をとり、所定の部位の画像情報に基づき変動bを推定し、推定された変動に基づき、姿勢・変動別重み係数記憶部97における姿勢・変動別参照重み係数Wkjbのうち、対応する姿勢および変動bの重み係数を加重照合・姿勢選択部40に送る(ステップ181)。参照画像の姿勢情報と標準3次元物体モデルから、まず参照画像の各画素が標準3次元物体モデル上のどの部位に対応するかを求める。正規化画像は姿勢を仮定して参照画像と照合されているので、正規化画像と参照画像の画素の対応を用いて、正規画像の各画素が標準3次元物体モデル上のどの部位に対応するかを求める。所定の部位の画像情報に基づき変動を推定する手法は第3の実施例における手法と同じであり、例えば顔の右半分と左半分の平均輝度値により変動が推定される。上述の正規化画像の各画素が標準3次元物体モデルのどの部位に対応するかが求められているので、正規化画像の画素の輝度値を用いて、顔の右半分と左半分の平均輝度値が計算でき、変動が推定される。
照明変動を推定する場合、姿勢情報e,e,eに対応して、正面(b=2)、正面(b=2)、右(b=1)と判定された場合、姿勢・変動別重み係数はW112,W122,W131が選択される。最後に、加重照合・姿勢選択部40は、前記正規化画像I’(r)と、前記姿勢別参照画像R1jとの重み付き距離値D1jを、姿勢・変動別重み係数記憶部97より得られる選択された姿勢・変動別参照重み係数W1jb(r)を用いて計算し(ステップ147)、当該物体に対して最も距離値の小さい参照画像(姿勢)を選択することにより最適姿勢を推定する(ステップ155)。図40の正規化画像の場合、例えば姿勢e,変動(照明条件)b=1のW131の時に最も距離値が小さくなり、最も距離値の小さい比較画像R13が選択される。
[第8の実施例]
図48を参照すると、本発明の第8の実施例による物体姿勢推定・照合システムは、画像入力部10と、正規化部15と、加重照合・姿勢選択部40と、姿勢別参照画像記憶部85と、姿勢・変動別標準重み係数記憶部98と、変動推定部36と、標準3次元物体モデル56と、登録部9とを備える。登録部9は姿勢別参照画像登録部80から構成されている。
画像入力部10と、正規化部15と、加重照合・姿勢選択部40と、姿勢別参照画像記憶部85と、変動推定部36と、標準3次元物体モデル56と、姿勢別参照画像登録部80は、図44に示した第7の実施例における同じ参照番号の構成要素処理と同じ処理を行う。姿勢・変動別標準重み係数記憶部98には、姿勢および変動別の標準重み係数が記憶されている。加重照合・姿勢選択部40は、正規化部15より得られる正規化画像と、姿勢別参照画像記憶部85より得られる姿勢別の参照画像との重み付き距離を、姿勢・変動別標準重み係数記憶部98より得られる姿勢・変動別の標準重み係数を用いて計算し、最も距離値の小さい参照画像を選択することにより姿勢推定を行う。
次に、図44と図49のフローチャートを参照して第8の実施例による姿勢推定における全体の動作について詳細に説明する。
まず、画像入力部10により入力画像が得られる(図49のステップ100)。次に、正規化部15は、物体から抽出される特徴点を用いて入力画像の位置合わせを行い、正規化画像を生成する(ステップ101)。
変動推定部36は、前記正規化画像に対して、姿勢別参照画像記憶部85より得られる参照画像の姿勢情報と標準3次元物体モデル記憶部56より得られる標準3次元物体モデルを用いて3次元物体モデル上の部位と正規化画像の対応をとり、所定の部位の画像情報に基づき変動bを推定し、推定された変動に基づき、姿勢・変動別標準重み係数記憶部98における姿勢・変動別標準重み係数のうち、対応する姿勢bおよび変動の標準重み係数を加重照合・姿勢選択部40に送る(ステップ181)。
最後に、加重照合・姿勢選択部40は、前記正規化画像と、姿勢別参照画像記憶部85より得られる各物体の姿勢別参照画像との重み付き距離値(類似度)を、姿勢・変動別標準重み係数記憶部98より得られる姿勢および変動別の標準重み係数を用いて計算し(ステップ148)、当該物体に対して最も距離値の小さい参照画像(姿勢)を選択することにより、最適姿勢を推定する(ステップ155)。
次に、第8の実施例の効果について説明する。
第8の実施例は、姿勢別参照画像に対応した姿勢別重み係数を用いて重み付き距離を計算するように構成されているため、姿勢に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定や照合ができる。
また、本実施例は、さらに、複数の物体の重み係数を平均化した標準重み係数を保持するように構成されているため、各物体に対して参照重み係数を保持する場合に比べて、記憶容量を大きく低減できる。また、登録時に参照画像に対応した学習用画像を撮影する必要がない。
また、本実施例は、入力画像に起こりうる変動に対応した姿勢・変動別重み係数を保持し、正規化画像から変動を推定し、対応する重み係数を用いるように構成されているため、物体の変形や照明条件などの変動に応じた適切な重み係数設定により高精度な姿勢推定や照合ができる。
次に、具体例を用いて第8の実施例の動作を説明する。
図38に示すように、姿勢別参照画像記憶部85には、物体Cの姿勢別の参照画像Rkjが記憶されている。また、図43に示すように、姿勢・変動別標準重み係数記憶部98には、姿勢および変動別の標準重み係数W0jbが記憶されている。姿勢・変動別の標準重み係数は、姿勢・変動別参照重み係数を姿勢・変動毎に平均することにより、または予め用意した学習用参照画像を用い、姿勢・変動別に学習することにより求めることができる。
ここで、モデルCに対する姿勢推定の場合について説明する。画像入力部10より、図26に示すような入力画像I(r)が得られたとする(図49のステップ100)。
次に、正規化部15は、物体から抽出される特徴点を用いて入力画像の位置合わせを行い、正規化画像I’(r)を生成する(ステップ101)。変動推定部36は、前記正規化画像に対して、姿勢別参照画像記憶部85より得られる参照画像R1jの姿勢情報eと標準3次元物体モデル記憶部56より得られる標準3次元物体モデルを用いて3次元物体モデル上の部位と正規化画像の対応をとり、所定の部位の画像情報に基づき変動bを推定し、推定された変動に基づき、姿勢・変動別重み係数記憶部98における姿勢・変動別重み係数W0jbのうち、対応する姿勢および変動bの重み係数を加重照合・姿勢選択部40に送る(ステップ181)。
照明変動を推定する場合、姿勢情報e,e,eに対応して、正面(b=2)、正面(b=2)、右(b=1)と判定された場合、姿勢・変動別重み係数はW012,W022,W031が選択される。
最後に、加重照合・姿勢選択部40は、前記正規化画像I’(r)と、前記姿勢別参照画像R1jとの重み付き距離値D1jを、姿勢・変動別標準重み係数記憶部98より得られる選出された姿勢・変動別の標準重み係数W0jb(r)を用いて計算し(ステップ148)、当該物体に対して最も距離値の小さい参照画像(姿勢)を選択することにより最適姿勢を推定する(ステップ155)。
本発明の第2および第4の実施例では、基準点を用いて標準3次元重み係数と参照3次元モデルとの対応をとって2次元重み係数を生成したが、予め当該対応を計算し標準3次元重み係数を参照3次元重み係数に変換し記憶しておいてもよい。
本発明の第5から第8の実施例では、姿勢別参照重み係数、姿勢別標準重み係数、姿勢・変動別参照重み係数、姿勢・変動別標準重み係数は、元々姿勢別の学習用参照画像を用い、姿勢別(および変動別)に学習するとしたが、本発明の第1から第4の実施例のように、参照3次元物体モデルを用い、入力画像と参照画像の誤差を3次元物体モデル上に逆変換して各3次元重み係数を学習してから、姿勢に応じて変換することにより各重み係数を生成してもよい。この場合、参照3次元物体モデルは学習用参照画像から生成してもよいし、または3次元形状測定装置を用いて生成してもよい。また、学習用参照画像は、必ずしも各姿勢に応じて用意される必要はない。
本発明の第3、第4、第7および第8の実施例では、変動を照明条件として説明したが、これに限るものではない。例えば、物体の形状変形(人物の顔の場合は表情変動)の場合でも、所定の部位の画像情報を用いて変動を推定することは可能である。例えば、目の開閉や口の開閉などは、それぞれの画像テンプレートを用意し照合することにより推定できる。また、変動推定を行わず、全ての変動別3次元重み係数または姿勢・変動別重み係数を使用し重み付け照合を行い、最も距離値の小さい(類似度の大きい)変動を選択してもよい。
本発明の各実施例では、姿勢推定において重み係数を使用し重み付け距離を計算するとしていたが、照合を目的とする場合は、姿勢推定においては重み係数を用いない距離計算を使用し、最適姿勢に求めてから再度重み付け距離を計算してもよい。
本発明の各実施例では、重み係数は入力画像(または正規化画像)と参照画像(または比較画像)との画素の誤差平均の逆数により求まるとしたが、これに限るものではない。例えば、参照画像と同一の物体の入力画像だけでなく、違う物体の入力画像も使用し学習してもよい。この時、物体Cの学習用画像で平均した平均誤差をE 、他の物体の学習用画像で平均した平均誤差をE k−とすると、参照3次元重み係数は例えばV =A’・E −/E (A’は正規化係数)により設定できる。
また、本発明の物体姿勢推定・照合システムは、構成要素である各手段の機能をハードウェア的に実現できることは勿論として、上記の各手段の機能を実行する物体姿勢推定・照合プログラム(アプリケーション)をコンピュータのメモリにロードしてコンピュータを制御することで実現することができる。この物体姿勢推定・照合プログラムは、磁気ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に格納され、その記録媒体からコンピュータにロードされる。
以上好ましい実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。

Claims (28)

  1. 物体の参照3次元物体モデルを予め記憶している参照3次元物体モデル記憶手段と、
    前記参照3次元物体モデルに対応し、照合における重要度に関する参照3次元重み係数を予め記憶している参照3次元重み係数記憶手段と、
    物体の姿勢候補を決定する姿勢候補決定手段と、
    前記参照3次元物体モデルを基に、入力画像に近い比較画像を前記姿勢候補に応じて生成する比較画像生成手段と、
    前記参照3次元物体モデルを用い、前記参照3次元重み係数を前記姿勢候補に応じて2次元重み係数に変換する重み係数変換手段と、
    前記2次元重み係数を用い、前記入力画像と前記比較画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択手段と、
    を有する物体姿勢推定・照合システム。
  2. 物体の参照3次元物体モデルを予め記憶している参照3次元物体モデル記憶手段と、
    複数の物体の3次元重み係数を平均化した標準3次元重み係数を予め記憶している標準3次元重み係数記憶手段と、
    前記参照3次元物体モデルに対応した参照3次元基準点を予め記憶している参照3次元基準点記憶手段と、
    標準3次元物体モデルに対応した標準3次元基準点を予め記憶している標準3次元基準点記憶手段と、
    物体の姿勢候補を決定する姿勢候補決定手段と、
    前記参照3次元物体モデルを基に、入力画像に近い比較画像を前記姿勢候補に応じて生成する比較画像生成手段と、
    前記標準3次元基準点と前記参照3次元基準点を用い、前記標準3次元重み係数と前記参照3次元物体モデルとの座標の対応を求め、前記姿勢候補に応じて前記標準3次元重み係数を2次元重み係数に変換する重み係数変換手段と、
    前記2次元重み係数を用い、前記入力画像と前記比較画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択手段と、
    を有する物体姿勢推定・照合システム。
  3. 物体の参照3次元物体モデルを予め記憶している参照3次元物体モデル記憶手段と、
    前記参照3次元物体モデルおよび画像変動に対応し、照合における重要度に関する参照3次元重み係数を予め記憶している変動別参照3次元重み係数記憶手段と、
    物体の姿勢候補を決定する姿勢候補決定手段と、
    前記姿勢候補と前記参照3次元物体モデルを用い、3次元物体モデル上の部位と入力画像の対応をとり、前記入力画像の所定の部位の画像情報に基づき変動を推定する変動推定手段と、
    前記参照3次元物体モデルを基に、前記入力画像に近い比較画像を前記姿勢候補に応じて生成する比較画像生成手段と、
    前記参照3次元物体モデルを用い、推定された前記変動に対応する前記参照3次元重み係数を前記姿勢候補に応じて2次元重み係数に変換する重み係数変換手段と、
    前記2次元重み係数を用い、前記入力画像と前記比較画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択手段と、
    を有する物体姿勢推定・照合システム。
  4. 物体の参照3次元物体モデルを予め記憶している参照3次元物体モデル記憶手段と、
    複数の物体の3次元重み係数を平均化し、画像変動に対応した標準3次元重み係数を予め記憶している変動別標準3次元重み係数記憶手段と、
    前記参照3次元物体モデルに対応した参照3次元基準点を予め記憶している参照3次元基準点記憶手段と、
    標準3次元物体モデルに対応した標準3次元基準点を予め記憶している標準3次元基準点記憶手段と、
    物体の姿勢候補を決定する姿勢候補決定手段と、
    前記姿勢候補と前記参照3次元物体モデルを用い、3次元物体モデル上の部位と入力画像の対応をとり、前記入力画像の所定の部位の画像情報に基づき変動を推定する変動推定手段と、
    前記参照3次元物体モデルを基に、前記入力画像に近い比較画像を前記姿勢候補に応じて生成する比較画像生成手段と、
    前記標準3次元基準点と前記参照3次元基準点を用い、推定された前記変動に対応する前記標準3次元重み係数と前記参照3次元物体モデルとの座標の対応を求め、前記姿勢候補に応じて前記標準3次元重み係数を2次元重み係数に変換する重み係数変換手段と、
    前記2次元重み係数を用い、前記入力画像と前記比較画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択手段と、
    を有する物体姿勢推定・照合システム。
  5. 前記参照3次元物体モデル記憶部に参照3次元物体モデルを登録する3次元物体モデル登録手段と、
    学習用の入力画像と前記参照3次元物体モデルから姿勢候補に応じて生成された比較画像との距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う照合・姿勢選択手段と、
    入力画像と最適姿勢の比較画像を用い、前記参照3次元物体モデルと前記最適姿勢により求まる2次元画像と3次元モデルとの画素の対応に基づき、3次元モデル上で各画素の照合における重要度を学習することにより前記参照3次元重み係数を生成し、前記参照3次元重み係数記憶手段に登録する3次元重み係数生成手段と、
    をさらに有する、請求項1記載のシステム。
  6. 前記参照3次元物体モデル記憶手段に参照3次元物体モデルを登録する3次元物体モデル登録手段と、
    学習用の入力画像と前記参照3次元物体モデルから姿勢候補に応じて生成された比較画像との距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う照合・姿勢選択手段と、
    入力画像と最適姿勢の比較画像を用い、前記参照3次元物体モデルと前記最適姿勢により求まる2次元画像と3次元モデルとの画素の対応に基づき、3次元モデル上で各画素の照合における重要度を入力画像の画像変動別に学習することにより変動別の前記参照3次元重み係数を生成し、前記変動別参照3次元重み係数記憶手段に登録する3次元重み係数生成手段と、
    をさらに有する、請求項3記載のシステム。
  7. 前記参照3次元物体モデル記憶手段に参照3次元物体モデルを登録する3次元物体モデル登録手段と、
    前記参照3次元物体モデルに対して参照3次元基準点を求め、前記参照3次元基準点記憶手段に登録する3次元基準点登録手段と、
    をさらに有する、請求項2または4記載の照合システム。
  8. 物体の姿勢別の参照画像を予め記憶している姿勢別参照画像記憶手段と、
    前記参照画像および画像変動に対応し、照合における重要度に関する、姿勢・変動別の参照重み係数を予め記憶している姿勢・変動別参照重み係数記憶手段と、
    標準3次元物体モデルを予め記憶している標準3次元物体モデル記憶手段と、
    入力画像を正規化し、正規化画像を生成する正規化手段と、
    前記参照画像の姿勢情報と前記標準3次元物体モデルを用い、3次元物体モデル上の部位と正規化画像の対応をとり、正規化画像の所定の部位の画像情報に基づき変動を推定する変動推定手段と、
    前記参照画像の姿勢情報と推定された前記変動に対応する前記姿勢・変動別の重み係数を用い、前記正規化画像と前記参照画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い参照画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択手段と、
    を有する物体姿勢推定・照合システム。
  9. 物体の姿勢別の参照画像を予め記憶している姿勢別参照画像記憶手段と、
    画像変動に対応し、複数の物体の重み係数を平均化した、姿勢・変動別の標準重み係数を予め記憶している姿勢・変動別標準重み係数記憶手段と、
    標準3次元物体モデルを予め記憶している標準3次元物体モデル記憶手段と、
    入力画像を正規化し、正規化画像を生成する正規化手段と、
    前記参照画像の姿勢情報と前記標準3次元物体モデルを用い、3次元物体モデル上の部位と正規化画像の対応をとり、正規化画像の所定の部位の画像情報に基づき変動を推定する変動推定手段と、
    前記参照画像の姿勢情報と推定された前記変動に対応する前記姿勢・変動別の重み係数を用い、前記正規化画像と前記参照画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い参照画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択手段と、
    を有する物体姿勢推定・照合システム。
  10. 前記姿勢別参照画像記憶手段に姿勢別の参照画像を登録する姿勢別参照画像登録手段と、
    学習用の入力画像と前記参照画像との距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い参照画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う照合・姿勢選択手段と、
    前記入力画像と最適姿勢の参照画像を用い、各画素の照合における重要度を姿勢別および前記入力画像の画像変動別に学習することにより姿勢・変動別参照重み係数を生成し、前記姿勢・変動別参照重み係数記憶手段に登録する姿勢・変動別重み係数生成手段と、
    をさらに有する請求項記載のシステム。
  11. 前記姿勢別参照画像記憶手段に姿勢別の参照画像を登録する姿勢別参照画像登録手段をさらに有する、請求項9記載のシステム。
  12. 前記画像変動は照明条件である、請求項3、4、6、7、8、9、10、11のいずれか1項に記載のシステム。
  13. 前記画像変動は形状変形である、請求項3、4、6、7、8、9、10、11のいずれか1項に記載のシステム。
  14. 前記物体は顔である、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の物体姿勢推定・照合システム。
  15. 物体の参照3次元物体モデルを予め記憶する処理と、
    前記参照3次元物体モデルに対応し、照合における重要度に関する参照3次元重み係数を予め記憶する処理と、
    物体の姿勢候補を決定する姿勢候補決定処理と、
    前記参照3次元物体モデルを基に、入力画像に近い比較画像を前記姿勢候補に応じて生成する比較画像生成処理と、
    前記参照3次元物体モデルを用い、前記参照3次元重み係数を前記姿勢候補に応じて2次元重み係数に変換する重み係数変換処理と、
    前記2次元重み係数を用い、前記入力画像と前記比較画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択処理と、
    をコンピュータに実行させる物体姿勢推定・照合プログラム。
  16. 物体の参照3次元物体モデルを予め記憶する処理と、
    複数の物体の3次元重み係数を平均化した標準3次元重み係数を予め記憶する処理と、
    前記参照3次元物体モデルに対応した参照3次元基準点を予め記憶する処理と、
    標準3次元物体モデルに対応した標準3次元基準点を予め記憶する処理と、
    物体の姿勢候補を決定する姿勢候補決定処理と、
    前記参照3次元物体モデルを基に、入力画像に近い比較画像を前記姿勢候補に応じて生成する比較画像生成処理と、
    前記標準3次元基準点と前記参照3次元基準点を用い、前記標準3次元重み係数と前記参照3次元物体モデルとの座標の対応を求め、前記姿勢候補に応じて前記標準3次元重み係数を2次元重み係数に変換する重み係数変換処理と、
    前記2次元重み係数を用い、前記入力画像と前記比較画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択処理と、
    をコンピュータに実行させる物体姿勢推定・照合プログラム。
  17. 物体の参照3次元物体モデルを予め記憶する処理と、
    前記参照3次元物体モデルおよび画像変動に対応し、照合における重要度に関する参照3次元重み係数を予め記憶する処理と、
    物体の姿勢候補を決定する姿勢候補決定処理と、
    前記姿勢候補と前記参照3次元物体モデルを用い、3次元物体モデル上の部位と入力画像の対応をとり、該入力画像の所定の部位の画像情報に基づき変動を推定する変動推定処理と、
    前記参照3次元物体モデルを基に、前記入力画像に近い比較画像を前記姿勢候補に応じて生成する比較画像生成処理と、
    前記参照3次元物体モデル用い、推定された前記変動に対応する前記参照3次元重み係数を前記姿勢候補に応じて2次元重み係数に変換する重み係数変換処理と、
    前記2次元重み係数を用い、前記入力画像と前記比較画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択処理と、
    をコンピュータに実行させる物体姿勢推定・照合プログラム。
  18. 物体の参照3次元物体モデルを予め記憶する処理と、
    複数の物体の3次元重み係数を平均化し、画像変動に対応した標準3次元重み係数を予め記憶する処理と、
    前記参照3次元物体モデルに対応した参照3次元基準点を予め記憶する処理と、
    標準3次元物体モデルに対応した標準3次元基準点を予め記憶する処理と、
    物体の姿勢候補を決定する姿勢候補決定処理と、
    前記姿勢候補と前記参照3次元物体モデルを用い、3次元物体モデル上の部位と入力画像の対応をとり、入力画像の所定の部位の画像情報に基づき変動を推定する変動推定処理と、
    前記参照3次元物体モデルを基に、前記入力画像に近い比較画像を前記姿勢候補に応じて生成する比較画像生成処理と、
    前記標準3次元基準点と前記参照3次元基準点を用い、推定された前記変動に対応する前記標準3次元重み係数と前記参照3次元物体モデルとの座標の対応を求め、前記姿勢候補に応じて前記標準3次元重み係数を2次元重み係数に変換する重み係数変換処理と、
    前記2次元重み係数を用い、前記入力画像と前記比較画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択処理と、
    をコンピュータに実行させる物体姿勢推定・照合プログラム。
  19. 参照3次元物体モデルを登録する3次元物体モデル登録処理と、
    学習用の入力画像と前記参照3次元物体モデルから姿勢候補に応じて生成された比較画像との距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う照合・姿勢選択処理と、
    入力画像と最適姿勢の比較画像を用い、前記参照3次元物体モデルと前記最適姿勢により求まる2次元画像と3次元モデルとの画素の対応に基づき、3次元モデル上で各画素の照合における重要度を学習することにより前記参照3次元重み係数を生成し、登録する3次元重み係数生成処理と、
    をコンピュータにさらに実行させる、請求項15記載の物体姿勢推定・照合プログラム。
  20. 参照3次元物体モデルを登録する3次元物体モデル登録処理と、
    学習用の入力画像と前記参照3次元物体モデルから姿勢候補に応じて生成された比較画像との距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い比較画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う照合・姿勢選択処理と、
    前記入力画像と最適姿勢の比較画像を用い、前記参照3次元物体モデルと前記最適姿勢により求まる2次元画像と3次元モデルとの画素の対応に基づき、3次元モデル上で各画素の照合における重要度を入力画像の画像変動別に学習することにより変動別の前記参照3次元重み係数を生成し、登録する3次元重み係数生成処理と、
    をコンピュータにさらに実行させる、請求項17記載の物体姿勢推定・照合プログラム。
  21. 参照3次元物体モデルを登録する3次元物体モデル登録処理と、
    前記参照3次元物体モデルに対して参照3次元基準点を求め、登録する3次元基準点登録処理と、
    をコンピュータにさらに実行させる、請求項16または18記載の物体姿勢推定・照合プログラム。
  22. 物体の姿勢別の参照画像を予め記憶する処理と、
    前記参照画像および画像変動に対応し、照合における重要度に関する、姿勢・変動別の参照重み係数を予め記憶する処理と、
    標準3次元物体モデルを予め記憶する処理と、
    入力画像を正規化し、正規化画像を生成する正規化処理と、
    前記参照画像の姿勢情報と前記標準3次元物体モデルを用い、3次元物体モデル上の部位と正規化画像の対応をとり、正規化画像の所定の部位の画像情報に基づき変動を推定する変動推定処理と、
    前記参照画像の姿勢情報と推定された前記変動に対応する前記姿勢・変動別の重み係数を用い、前記正規化画像と前記参照画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い参照画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択処理と、
    をコンピュータに実行させる物体姿勢推定・照合プログラム。
  23. 物体の姿勢別の参照画像を予め記憶する処理と、
    画像変動に対応し、複数の物体の重み係数を平均化した、姿勢・変動別の標準重み係数を予め記憶する処理と、
    標準3次元物体モデルを予め記憶する処理と、
    入力画像を正規化し、正規化画像を生成する正規化処理と、
    前記参照画像の姿勢情報と前記標準3次元物体モデルを用い、3次元物体モデル上の部位と正規化画像の対応をとり、正規化画像の所定の部位の画像情報に基づき変動を推定する変動推定処理と、
    前記参照画像の姿勢情報と推定された前記変動に対応する前記姿勢・変動別の重み係数を用い、前記正規化画像と前記参照画像との重み付き距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い参照画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う加重照合・姿勢選択処理と、
    をコンピュータに実行させる物体姿勢推定・照合プログラム。
  24. 姿勢別の参照画像を登録する姿勢別参照画像登録処理と、
    学習用の入力画像と前記参照画像との距離または類似度を計算し、当該物体に対して距離値の最も小さいまたは類似度の最も高い参照画像を選択することにより当該物体の姿勢推定および照合を行う照合・姿勢選択処理と、
    前記入力画像と最適姿勢の参照画像を用い、各画素の照合における重要度を姿勢別および前記入力画像の画像変動別に学習することにより姿勢・変動別参照重み係数を生成し、登録する姿勢・変動別重み係数生成処理と、
    をコンピュータにさらに実行させる、請求項22記載の物体姿勢推定・照合プログラム。
  25. 姿勢別の参照画像を登録する姿勢別参照画像登録処理をコンピュータにさらに実行させる、請求項23記載の物体姿勢推定・照合プログラム。
  26. 前記画像変動は照明条件である、請求項17、18、20、21、22、23、24、25のいずれか1項に記載の物体姿勢推定・照合プログラム。
  27. 前記画像変動は形状変形である、請求項17、18、20、21、22、23、24、25のいずれか1項に記載の物体姿勢推定・照合プログラム。
  28. 前記物体は顔である、請求項15から請求項25のいずれか1項に記載の物体姿勢推定・照合プログラム。
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