JP4549671B2 - 一体式カフス及びサイドパネルを有する使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、おむつ、トレーニングパンツなどのような衛生的な吸収性物品に関する。本発明は特にサイドパネルと一体であるカフスを包含する使い捨ておむつに関する。
幼児及び他の失禁者は、尿及び他の身体排泄物を受けて封じ込めるためにおむつなどの使い捨て吸収性物品を着用する。吸収性物品は、着用者の身体から、並びに着用者の衣類及び寝具から排出された物質を封じ込め且つ隔離する両方の機能を行う。多数の異なる基本的デザインを有する使い捨て吸収性物品が当該技術分野で既知である。最新の使い捨ておむつは、液体透過性トップシート、液体不透過性バックシート、吸収性コア、及び伸縮性レッグフラップを具備する。伸縮性レッグフラップの各々は一般に、吸収性コアの長手方向縁部に沿って配置された弾性部材から形成され、トップシートとバックシートとの間に挟まれている。これらの伸縮性レッグフラップは一般に、液体を含んだおむつからおむつの縁部に接触している衣類に亘って漏れる及び流出することを防ぐ。更に伸縮性レッグフラップは、着用者の脚の周囲にガスケット作用を提供し、脚の周囲の密閉を維持すると共に脚の周囲の間隙を最小化する。しかしそれでも、おむつの周辺部に沿って漏れが発生することがある。例えば、おむつが長時間に亘って着用される時、おむつに抵抗力が作用し、着用者に対して初めに存在していた適合が低下し、大きい間隙を作ることになると共に、特に脚と腰の周囲で弛む。従って、液体がトップシートの上に堆積するに際して、液体の中にはトップシートを通って即座に吸収されず、おむつの縁部に向かって移動するものがあり、その液体はおむつの間隙を通って漏れるかまたはそこを通過して衣類または下着と接触し、こうした衣類に吸収されてその中に染み込むことになり得る。
使い捨ておむつは、ゆるい糞便物質、または尿若しくは液体の噴出が着用者の衣類を汚すのを阻止する別個に取り付けられたバリアカフスを備えている。バリアカフスは、該物質の自由な流れを制限すると共に、そうした物質をおむつ内に保持するための構造を備えている。一般にバリアカフスは、カフス材料から独立したウェブをトップシートウェブまたは完成したシャーシのトップシートに取り付けることにより形成される。例えば、本発明の譲受人に共に譲渡されたローソン(Lawson)への米国特許第4,695,278号は、バリアカフスがトップシートに接合された別個の要素である二重カフスの配置を教示している。トップシートに独立したウェブまたはカフス材料を加えると、シャーシの嵩を増大すると共に使用中での雑音が起こる製品を生じることもある。それに加えてバリアカフスが別個の要素としてトップシートに取り付けられる時、バリアカフス取り付け専用の特別な機械装置が必要であり、それが完成した物品の価格に加えられる。
更に、従来のおむつが製造される時、物品の側面でノッチが切断されて、物品を着用する人の脚に輪郭をつける。例えばレッグノッチは、吸収性物品の面積の約15〜20%である。レッグノッチを作るために物品から除去される部分は、この製造方法ではもはや使用されることはなく捨てられる。おむつ製造の現状の方法では、従って大量の不必要な廃物を生じることになる。
故に、良好な収容性を有し着用者に快適なおむつなどの使い捨て吸収性物品を提供することが望ましい。経済的且つ迅速な製造が容易で、良好な収容性及び通気性を有する使い捨て吸収性物品を提供することも望ましい。
当該技術分野において発見された複数の問題を解決するために、身体面表面を有する液体透過性トップシート、吸収性物品の長手方向縁部を形成する液体不透過性バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に配置された吸収性コアを具備する使い捨て吸収性物品が提供される。バリアレッグカフスは、吸収性コアの対向する側面に沿って配置され、一対のサイドパネルは物品の対向する側面の上でバリアレッグカフスの外側に配置される。サイドパネルの中央部分は、吸収性物品の長手方向縁部と相合する一方、末端部分は長手方向縁部を超えて伸び、前後の耳パネルを形成する。
バリアレッグカフス及びサイドパネルは、単一不織布層から一体的に形成される。単一不織布層は浮き上がって、異なる坪量の領域を有する不織布材料を提供することも可能である。例えば単一不織布層は、バリアレッグカフスを形成する第1領域と、サイドパネルを形成する第2領域とを包含し、第1領域は第2領域より低い坪量を有することもある。浮き上がり形体は、締着装置をおむつに固定するために必要な強度の材料を送達するサイドパネルを提供し得る一方、通気性があり静かであるばかりでなく美的にも好ましく、着用者の皮膚を覆うことができる。同時に、バリアレッグカフス領域はより低い坪量で用意されるので、着用者の皮膚に快適な柔軟性をもたらし得る。
他の実施形態では、トップシート、バリアレッグカフス、及びサイドパネルは単一不織布層から形成される。この実施形態では、単一不織布層は、トップシートを形成する第3領域を備えることもできる。第3領域は、第1領域及び第2領域と異なる坪量を有すると共に、親水性のコーティングを含むことも可能である。
本明細書は、本発明を形成すると思われる主題を特定して指摘し明確に請求する請求項にてまとめるが、本発明は、添付図と関連づけて行う以下の説明によってより良く理解されると考えられ、添付図中では同様の表示記号は実質的に同一の要素を示すのに使用する。
本明細書は、発明とみなす点を特に指摘し明確に請求する請求項にて結論とするが、次の本発明の詳細説明を読んで添付図面を検討することにより、本発明をより容易に理解することができると考える。
(定義)
本明細書での使用において次の用語は次に示す意味を有する。
「吸収性物品」とは、液体を吸収及び封じ込める装置を指し、より具体的には、着用者の身体に対してまたはそれに近接して配置されて、身体から排泄された様々な排出物を吸収及び封じ込める装置を指す。
「長手方向」は、物品の最大の直線寸法に平行に走る方向であり、長手方向±45°内の方向を包含する。
「横」または「横断」方向は、長手方向に直交する。
「Z方向」は、長手方向と横断方向の双方向に直交する。
「X−Y平面」とは、長手方向と横断方向に相合する平面を指す。
坪量とは、1平方メートル当たりのグラム数で記録された、サンプルの単位面積(平方メートル)当たりの重量(グラム)である。
MDで表された縦方向は、製品の製造装置を通るウェブ材料の流れに平行な方向である。
CDで表された横方向は、ウェブ材料の同一平面において縦方向に垂直な方向である。
用語「使い捨て」は、本明細書では、洗濯する、或いは修繕するか吸収性物品として再利用することを一般に意図しない(すなわち、一回の使用後に廃棄する、好ましくはリサイクルする、堆肥化する、或いは環境に適合する方法で処理することを意図する)吸収性物品を説明するために使用する。
本明細書で使用する用語「配置される」とは、ある要素が特定の場所または位置で他の要素と共に単一構造体として、または他の要素に接合した別個の要素として形成(接合及び配置)されることを意味するために使用する。
本発明で使用する用語「接合される」は、ある要素が他の要素に直接取り付けられることによりその要素に直接固定される構成と、ある要素が中間部材に取り付けられ、その中間部材が次に他の要素に取り付けられることにより他の要素に間接的に固定される構成とを包含する。
「単一の」吸収性物品とは、結合した別個の部分から形成され、調和した統一体を形成して、別個のホルダ及びライナーのような別個の操作部分を必要としない吸収性物品を指す。
本明細書で使用する用語「おむつ」とは、一般に乳幼児及び失禁者により胴体下部の周囲で着用される吸収性物品を指す。
本明細書で使用する用語「障壁水頭」とは、連邦試験方法規格第191A番−方法5514に従って水頭が測定される時、水の体積を支持するための物質の能力を指す。
本発明は、長手方向軸線の対向する側面に沿って配置された一対のバリアカフスと、該バリアカフスの外側に配置された一対のサイドパネルとを包含する使い捨て吸収性物品を提供する。バリアカフスは、サイドパネルと共に不織布の単層から一体的に形成される。一体式カフス/サイドパネルのデザインは、使い捨ておむつ、トレーニングパンツ、失禁用ブリーフ、失禁用下着、吸収性挿入物、おむつホルダ及びライナー、女性用生理衣類などを包含する使い捨て吸収性物品に等しく適用可能である。本発明の使い捨て吸収性物品の一実施形態は、図1に示される使い捨ておむつ20のような単一使い捨て吸収性物品である。
図1は、平らに広げた非収縮状態の(すなわち、弾性による収縮がない)おむつ20の平面図であり、おむつ20の下層構造をより明瞭に示すために構造の一部分が切り取られ、おむつ20の着用者に接触する部分が見えている。おむつ20は、長手方向軸線100と横断方向軸線110とを包含する。おむつ20の1つの末端部分は、おむつ20の第1腰部領域36として構成されている。対向する末端部分は、おむつ20の第2腰部領域38として構成されている。おむつ20の中間部分は、第1腰部領域36と第2腰部領域38との間を長手方向に伸びる股部領域37として構成されている。腰部領域36及び38は一般に、着用時に着用者の腰を取り巻くおむつ20の部分を含む。腰部領域36及び38は、改善した適合性と収容性をもたらすために着用者の腰の周りで縮むように、弾性要素を包含することもできる。股部領域37とは、おむつ20を着用した時に、一般に着用者の脚の間に配置されるおむつ20の部分である。
おむつ20のシャーシ(基台)22はおむつ20の本体を包含する。シャーシ22は、液体透過性トップシート24及び/または液体不透過性バックシート26、及びトップシート24とバックシート26との間に囲まれた吸収性コア28の少なくとも一部分を含む外側カバーを具備する。単一の吸収性物品の場合、シャーシ22は、付加された他の機構を有するおむつの主要構造を具備し、おむつ複合構造体を形成する。トップシート24、バックシート26、及び吸収性コア28は、様々な周知の形体に組み立てることができるが、好ましいおむつの形体が一般的に説明された特許としては、1975年1月14日にブエル(Kenneth B.Buell)へ発行された「使い捨ておむつの収縮可能な側部分(Contractible Side Portions for Diposable Diaper)」という発明名称の米国特許第3,860,003号、1992年9月9日にブエルへ発行された米国特許第5,151,092号、1993年6月22日にブエルへ発行された米国特許第5,221,274号、1996年9月10日にロー(Roe)らへ発行された「多ゾーン構造の弾性様フイルムウェブの延伸性腰部機構を有する吸収性物品(Absorbent Article With Multiple Zone Structural Elastic-Like Film Web Extensible Waist Feature)」という発明名称の米国特許第5,554,145号、1996年10月29日にブエルらへ発行された「使い捨てプルオンパンツ(Disposable Pull-On Pant)」という発明名称の米国特許第5,569,234号、1996年12月3日にニース(Nease)らへ発行された「吸収性物品用サイドパネルを製造するゼロスクラップ方法(Zero Scrap Method For Manufacturing Side Panels For Absorbent Articles)」という発明名称の米国特許第5,580,411号、及び1999年12月21日にローブル(Robles)らへ発行された「多方向伸長性サイドパネルを有する吸収性物品(Absorbent Article With Multi-Directional Extensible Side Panels)」という発明名称の米国特許第6,004,306号があり、それぞれの特許を参照として引用し本明細書に組み入れる。
トップシート24は、全体的にまたは部分的に伸縮性であることもでき、或いは収縮させてトップシート24とコア28との間に空隙空間を形成することも可能である。伸縮性のまたは収縮させたトップシートを包含する代表的な構造は、1990年1月9日にデマレーズ(Des Marais)らへ発行された「弾性ストランドを有する吸収性物品(Absorbent Article Having Elastic Strands)」という発明名称の米国特許第4,892,536号、1991年2月5日にフリーランド(Freeland)へ発行された「排出物隔離のために弾性ライナーを備える吸収性物品(Absorbent Article With Elastic Liner For Waste Material Isolation)」という発明名称の米国特許第4,990,147号、1991年8月6日にアレン(Allen)らへ発行された「弾性的伸長性のトップシートを有する使い捨て吸収性物品(Disposable Absorbent Article Having Elastically Extensible Topsheet)」という発明名称の米国特許第5,037,416号、及び1993年12月14日にフリーランド(Freeland)らへ発行された「使い捨て吸収性物品用の三分割トップシート及びその三分割トップシートを有する使い捨て吸収性物品(Trisection Topsheets For Disposable Absorbent Articles and Disposable Absorbent Articles Having Such Trisection Topsheets)」という発明名称の米国特許第5,269,775号にさらに詳細に説明され、これら特許の各々を参照として引用し本明細書に組み入れる。
バックシート26は一般に、その中に吸収して封じ込めた排泄物が、おむつ20と接触する可能性のあるベッドシーツや下着等の物品を汚すのを防ぐ、吸収性コア28の衣類に面する表面45に隣接して配置されるおむつ20の部分である。好ましい実施形態では、バックシート26は、液体(例えば尿)不透過性であり、厚さ約0.012mm(0.5ミル)〜約0.051mm(2.0ミル)の熱可塑性フィルムなどの薄いプラスチックフィルムを具備する。好適なバックシートフィルムとしては、インディアナ州テレホート(Terre Haute,IN)のトレドガーインダストリー社(Tredegar Industries Inc.)により製造され、X15306、X10962及びX10964の商品名で販売されるものが挙げられる。他の好適なバックシート材料として、排泄物がバックシート26を通過するのを防ぐ一方、蒸気をおむつ20から逃がす通気性材料を挙げることができる。代表的な通気性材料として、織物ウェブ、不織布ウェブ、フィルム被覆不織布ウェブのような複合材料、例えばエスポアール(ESPOIR)NOの名称で日本の三井東圧株式会社により、またエクサエール(EXXAIRE)の名称でテキサス州ベイシティ(Bay City)のエクソンケミカル社(Exxon Chemical Co.)により製造されるような微小多孔性フィルム、例えばハイトレル(HYTREL)ブレンドP18−3097の名称でオハイオ州シンシナティ(Cincinnati)のクロペイ社(Clopay Corporation)により製造されるようなモノリシックフィルム、などの材料を挙げることができる。いくつかの通気性複合材料は、1995年6月22日にデュポン(E.I.DuPont)の名前で発行されたPCT国際公開特許WO95/16746、1999年8月17日にラボン(LaVon)らに発行された米国特許第5,938,648号、1999年2月2日にクロ(Curro)の名前で発行された米国特許第5,865,823号、及び1996年11月5日にドブリン(Dobrin)らに発行された米国特許第5,571,069号に更に詳細に説明されている。これらの参考資料のそれぞれを参照として引用し本明細書に組み入れる。
バックシート26、またはそのいずれかの部分は、1以上の方向に弾性的に伸長することもできる。一実施形態では、バックシート26は、構造的に弾性状のフィルム(「SELF」)ウェブを具備することもできる。構造的に弾性状のフイルムウェブは、追加の弾性材料を使用せずに伸長方向に弾性的性質を示す伸長性の材料であり、更に詳細には、1996年5月21日にチャッペル(Chappell)らへ発行された「弾性的性質を示すウェブ材料(Web Materials Exhibiting Elastic-Like Behavior)」という発明名称の米国特許第5,518,801号に説明されており、この特許を参考として引用し本明細書に組み入れる。他の実施形態では、バックシート26は、エラストマーフィルム、発泡体、ストランド、またはこれら若しくは他の適切な材料と不織布若しくは合成フィルムとの組み合わせを包含し得る。
更に、図2と図3に示されるように、バックシート26は、布状のバックシートを具備することもでき、それは不織布27によって覆われる衣類に面する表面を有する微小多孔性フィルム25を含む。不織布27は、接着剤、超音波、または赤外線結合によって微小多孔性フィルムに固着することも可能である。フィルムへの不織布の固着は、バックシート26の伸長性を阻止する可能性がある剛性を加える。従って、不織布は好ましくは、フィルムバックシートの中央部分に限定され、長手方向縁部50に沿った部分を露出する。
バックシート26は、トップシート24、吸収性コア28、またはおむつ20の他のいずれかの要素に、当該技術分野において既知のいずれかの取り付け手段により接合することもできる。例えば、取り付け手段としては、均質な連続層の接着剤、模様付き層の接着剤、または分離した線、渦巻き、若しくは点の配列の接着剤が挙げられる。好ましい一取り付け手段は、接着剤フィラメントの開放模様網を包含し、1986年3月4日にミネトラ(Minetola)らへ発行された「使い捨て排泄物収容衣料(Disposable Waste-Containment Garment)」という発明名称の米国特許第4,573,986号に開示されている。他の好適な取り付け手段としては、螺旋模様に巻かれた数本の接着性フィラメントのラインが挙げられ、1975年10月7日にスプラーグ(Sprague,Jr.)に発行された米国特許第3,911,173号、1978年11月22日にジーカー(Ziecker)らに発行された米国特許第4,785,996号、及び1989年6月27日にウェレ二クス(Werenicz)に発行された米国特許第4,842,666号に示された装置及び方法によって説明されている。これら特許の各々を参照として引用し本明細書に組み入れる。好適であることが見出されたのは、ミネソタ州セントポール(St.Paul)のフラー社(H.B.Fuller Company)によって製造され、HL−1620及びHL−1358−XZPとして市販されている接着剤である。あるいは、取り付け手段は、熱結合、圧力結合、超音波結合、動的機械的結合、赤外線結合、または他のいずれか好適な取り付け手段、または当該技術分野で既知であるような取り付け手段の組み合わせを包含し得る。
おむつ20は好ましくは、更に、液体、及びその他の身体排泄物の収容性における改善をもたらすレッグカフス32を具備する。レッグカフス32は、レッグバンド、サイドフラップ、バリアカフス、または弾性カフスとも呼ぶこともできる。1989年2月28日及び1990年3月20日にアジズ(Aziz)らに発行された米国特許第4,808,178号及び第4,909,803号は各々、脚部領域の収容性を改善する「スタンド式」伸縮性フラップ(バリアカフス)を有する使い捨ておむつを説明しており、これを参考として引用し本明細書に組み入れる。
バリアレッグカフス32は、X−Y平面においてトップシートに取り付けられる基部末端部と、トップシートからZ方向に、折り畳まれて1以上の弾性ストランドを囲む自由端まで伸びる自由端とを包含することもできる。あるいはバリアレッグカフス32は、折り畳まれて自由端を形成する単一不織布材料から作製された裏返しのインナーカフスを包含することも可能である。複数の弾性要素がカフスに配置され、一方が自由端を形成するひだに、別の一方が自由端を形成しているひだとカフスの基部を形成する対向の末端部との中間に、配置することもできる。いずれの実施形態においても、バリアレッグカフス32の長手方向の内側を製品のトップシート24に取り付けることもできる一方、長手方向の外側がシャーシ22の第1腰部領域36及び第2腰部領域38に取り付けられている長手方向に対向する末端部と共に外向きに折り返される。
使い捨ておむつは、一対の弾性的に収縮可能なガスケットレッグカフス34を包含することもできる。ガスケットレッグカフス34は一般に、バックシートの長手方向縁部50に隣接したバリアレッグカフス32の外側に配置されると共に、バックシートとトップシートとの間に置かれて固定された少なくとも一つの、好ましくは一つより多い弾性ストランドを具備する。米国特許第3,860,003号は、伸縮性レッグカフス(ガスケットカフス)を提供するためにサイドフラップ及び1以上の弾性部材を有する収縮可能な脚部開口部を提供する使い捨ておむつを説明しており、これを参照として引用し本明細書に組み入れる。更に、1987年9月22日にローソン(Lawson)に発行された米国特許第4,695,278号と、1989年1月3日にドラグー(Dragoo)に発行された米国特許第4,795,454号では、各々がガスケットカフス及びバリアカフスを含む二重カフスを有する使い捨ておむつを説明しており、これらもまた参照として引用し本明細書に組み入れる。
おむつ20はサイドパネル30も具備することも可能である。サイドパネル30は弾性または伸長性を有することも可能で、まずおむつ20を着用者にぴったりと適合させることで、より快適で体形に合った適合感をもたらし、伸縮性サイドパネル30によりおむつ20の側部が伸張及び収縮するので、おむつ20が排泄物の負荷を受けたかなり後の着用期間中もその適合感が維持される。たとえ適用中に介護人が一方の伸縮性サイドパネル30をもう一方より遠くに引っ張った場合でも、おむつ20は着用中に「自己適合」するので、サイドパネル30は、おむつ20をより有効に適用することもできる。
本発明のおむつ20は、好ましくは第2腰部領域38に配置されるサイドパネル30を有する一方、第1腰部領域36、または第1腰部領域36と第2腰部領域38との両方に配置されるサイドパネル30を伴って用意することも可能である。サイドパネル30は、いかなる好適な形体に作り上げることもできる。伸縮性サイドパネルを伴うおむつの実施例は、1989年8月15日にウッド(Wood)らへ発行された「シャーリングを付けた耳パネルを有する使い捨ておむつ(Disposable Diaper Having Shirred Ears)」という発明名称の米国特許第4,857,067号、1983年5月3日にシアラファ(Sciaraffa)らへ発行された米国特許第4,381,781号、1990年7月3日にバンゴンペル(Van Gompel)らへ発行された米国特許第4,938,753号、本明細書で既に参照した1992年9月9日にブエル(Buell)へ発行された米国特許第5,151,092号、1993年6月22日にブエル(Buell)へ発行された米国特許第5,221,274号、1997年9月23日にラボン(LaVon)らへ発行された「動的な適合を維持する吸収性物品(Absorbent Articles Providing Sustained Dynamic Fit)」という発明名称の米国特許第5,669,897号、及び1999年12月21日にローブルズ(Robles)らへ発行された「多方向伸長性のサイドパネルを有する吸収性物品(Absorbent Article With Multi-Directional Extensible Side Panels)」という発明名称の米国特許第6,004,306号に開示され、その各々を参照として引用し本明細書に組み入れる。
おむつ20は、締着装置40を包含することも可能である。締着装置40は、サイドパネル30に取り付けられて、着用者の上におむつ20を保持するために、好ましくはおむつ20の周囲で横方向の引っ張りを提供するような形体で第1腰部領域36及び第2腰部領域38を維持することもできる。他のいずれか既知の締着手段も一般に使用することができるが、締着装置40は、テープ状タブ、フック・ループ式締着要素、及び/または相互に噛み合う締着要素等の面ファスナを包含することが好ましい。着用者の周囲での適合性を維持していくために、本発明のファスナは、弾性的に伸長性若しくは伸縮性であることも可能で、または弾性的に伸長性若しくは伸縮性であるタブによってサイドパネルに取り付けることもできる。
いくつかの代表的な表面締着システムが、1974年11月19日にブエル(Buell)に発行された「使い捨ておむつ用テープ締着システム(Tape Fastening System for Disposable Diaper)」という発明名称の米国特許第3,848,594号、1987年5月5日にヒロツ(Hirotsu)らに発行された「吸収性物品(Absorbent Article)」という発明名称の米国特許4,662,875B1号、1989年7月11日にスクリップス(Scripps)に発行された「改良された締着デバイスを有する使い捨ておむつ(Disposable Diaper Having An Improved Fastening Device)」という発明名称の米国特許第4,846,815号、1990年1月16日にネステガード(Nestegard)に発行された「改良されたフックファスナ部分を有する使い捨ておむつ(Disposable Diaper With Improved Hook Fastener Portion)」という発明名称の米国特許第4,894,060号、1990年8月7日にバットレル(Battrell)に発行された「感圧接着剤付きファスナ及びその製法(Pressure-Sensitive Adhesive Fastener And Method of Making Same)」という発明名称の米国特許第4,946,527号、本明細書で既に参照した、1992年9月9日にブエルに発行された米国特許第5,151,092号、及び1993年6月22日にブエルに発行された米国特許第5,221,274号に開示されている。代表的な連結締着システムが、1998年8月8日にクライン(Kline)らの名前で出願された「吸収性物品用締結デバイス(Absorbent Article Fastening Device)」という発明名称の同時係属中である米国特許出願番号09/143,184に開示されている。締着装置40はまた、1990年10月16日にロバートソン(Robertson)らへ発行された米国特許第4,963,140号に開示されるような、廃棄するための形体に物品を保持する手段を提供することもまた可能である。締着装置は、1987年10月13日にトーサン(Toussant)らに発行された「改善されたサイドクロージャを有する使い捨ておむつ(Disposable Diaper Having An Improved Side Closure)」という発明名称の米国特許第4,699,622号に開示されるような第1及び第2締着装置もまた包含することが可能で、1993年9月7日にウェイル(Weil)らに発行された「動的伸縮性ウエストバンドの適合性を提供する締着装置を有する吸収性物品(Absorbent Article With Fastening System Providing Dynamic Elasticized Waistband Fit)」という発明名称の米国特許第5,242,436号、1996年3月19日にブエル(Buell)らに発行された「予め配置された弾力的可撓性ヒンジを有する動的弾性的ウエスト機構を有する吸収性物品(Absorbent Article With Dynamic Elastic Waist Feature Having A Predisposed Resilient Flexural Hinge)」という発明名称の米国特許第5,499,978号、1996年4月16日にクリア(Clear)らに発行された「膨張性のおなかパネルを備える動的弾性的ウエスト機構を有する吸収性物品(Absorbent Article With Dynamic Elastic Waist Feature Comprising An Expansive Tummy Panel)」という発明名称の米国特許第5,507,736号、1997年1月7日にブエル(Buell)らに発行された「予め配置された弾力的可撓性ヒンジを有する動的弾性的ウエスト機構を有する吸収性物品(Absorbent Article With Dynamic Elastic Waist Feature Having A Predisposed Resilient Flexural Hinge)」という発明名称の米国特許第5,591,152号に開示されるように、重なり合った部分のずれを低減することも、または適合性を改善することもできる。
図2に示す実施形態は、バリアレッグカフス32の外側に配置された一対のサイドパネル30と共に、おむつ20の長手方向軸線100に対向する側面の上に配置された一対のバリアレッグカフス32を示し、一体的に形成された一つのバリアレッグカフス32と一つのサイドパネル30との組み合わせが単一不織布層から作製されることを図解している。これらの単一不織布層は、接着剤、超音波結合、高周波結合、または他の好適な手段を使用してシャーシ22に取り付けることができる。サイドパネル30は一般に2以上の層から作成されるので、単一不織布層のデザインは材料経費の削減につながる必要な材料の量を低減し、並びに嵩高でなく潜在的に軽量である製品デザインを生じることになる。
構成要素の機能的必要性を満たすために、バリアレッグカフス32とサイドパネル30との組み合わせは、カフスの収容能力及び柔軟性を提供すると同時に、ファスナをサイドパネルに固定し得る引っ張り力を提供する材料の単一不織布層から、一体的に形成され得る。これらの特性を提供するのに必要な材料特性は、多少矛盾している。なぜならば、サイドパネル30に望ましい強度を有する材料は、一般に、バリアレッグカフス32に望ましい柔軟性を提供することのできない剛性を表すからである。単一不織布層は、バリアカフス32に望ましい柔軟性及び収容特性を提供する第1領域62と、サイドパネル30に望ましい引っ張り力を有する第2領域64とを含む、浮き上がり不織布を具備することもできる。
例えば、スパンボンドフィラメントに浮き上がるポリプロピレンスパンボンド熱点結合不織布を提供することも可能である。浮き上がりフィラメントは、収容性を保持するための適切な障壁且つ快適さを保つための柔軟性を提供する第1領域62の低坪量領域と、締着に必要な引っ張り力を提供する第2領域64の高坪量領域とを形成すべく作製され得る。本発明では、第2領域64の坪量は第1領域62の坪量の100%、好ましくは第1領域62の坪量の125%、最も好ましくは第1領域62の坪量の150%である。坪量は工業規格ASTM D3776−96を使用して測定する。
図3に示される他の実施形態では、液体透過性トップシート24、一対のバリアレッグカフス32、及び一対のサイドパネル30は、単一不織布層から一体的に形成される。この実施形態では、単一不織布層の浮き上がり形体は、透過性トップシート24を形成する第3領域66を包含する。トップシート24を形成する第3領域66は、第2領域64の坪量より低い坪量及び/または第1領域の坪量以下の坪量を有することもできる。この実施形態では、第3領域66は親水性のコーティングで処理し、親水性を強化することもできる。
既に説明された各実施形態において、浮き上がり形体は、第1領域62及び第3領域66より高い横方向引っ張り強度、並びに第1領域62及び第3領域66より高い不透明度を有する第2領域64を提供することもできる。第1領域62の横方向引っ張り強度は、約5.5N/cm〜約12.0N/cm、好ましくは約7.0N/cm〜約10.0N/cmの範囲であることもできる。横方向引っ張り強度は、工業規格ASTM D5035−95(2インチ(5cm)ゲージ長及び5インチ/分(13cm/分)伸長速度に修正された)を使用して測定される。第2領域64の不透明度は約35〜約55単位、好ましくは約45〜約55単位の範囲であり、不透明度は、工業規格INDA IST 60.1−95を使用して測定する。
更に、バリアレッグカフス32の主要な機能は、緩い糞便材料、または尿若しくは液体の噴出による着用者の衣類の汚れを阻止することであり、カフス32を形成する単一不織布層の第1領域62はある程度の収容性を示すべきである。収容の程度は、工業規格(上昇する縦列の染み透り)−AATCC 127−1985を使用して障壁水頭(既に定義済み)によって測定することができる。第1領域62は、約60mmより多い、好ましくは約100mmより多い障壁水頭を有する。第1領域62は、第2領域64より低い坪量を有するので、第2領域64の障壁水頭は第1領域62の障壁水頭よりも多い。
押出されたポリマーからスパンボンド熱点結合不織布を製造する装置は、当該技術分野で周知である。圧力下で押出されたポリマーは出糸突起を通過して、下向きに進むフィラメントの垂直に向いたカーテンを形成する。出糸突起は、当該技術分野で既知の集合体を包含すると共に、フィラメント製造用に通例の口径を有する複数のノズル孔を含む。出糸突起集合体は、溶解物の流動性に適合することができ、全てのノズル孔は同一流出率を有する。
出糸突起を出ると、フィラメントは、吸引式で引っ張る装置若しくはエアースロットを細くする装置、または他の装置と連結して空気で冷却される。1994年3月8日にゼルディン(Zeldin)らに発行された米国特許第5,292,239号は、引っ張り力をフィラメントに均一に一貫して適用するために、空気流の有意な乱れを低減する装置を開示している。引っ張りユニットは、開放上部末端部、開放下部末端部、及び圧縮空気を下向き方向の内部ノズルに供給する空気供給多様体を具備する。圧縮空気が内部ノズルを通って流れる時、空気は引っ張りユニットの開放上部末端部内に引き込まれて、下向き方向に流れる空気の速く動く流れを形成する。この空気流は、フィラメントの上で引っ張り力を作り、引っ張りユニットの開放下部末端部を出る前にフィラメントを細くするかまたは広げる。
引っ張りユニットを出ると、フィラメントは動いているコンベヤベルト上に堆積させられ、フィラメントを具備するウェブを形成する。フィラメントはその後、熱点結合のような従来技術により相互に接合される。本発明の不織布層を製造するのに好ましい方法は、1997年11月18日にルー(Lu)に発行された米国特許第5,688,468号に説明されており、これを参照として引用し本明細書に組み入れる。
本発明では浮き上がり単一不織布層は、様々な異なる方法でスパンボンドされても、好ましくは材料の横方向に浮き上がらせることもできる。例えば、不織布の予め形成されたストリップを横方向に空間を置いて、被駆動ベルトの上に縦方向に置くこともできる。スパンボンドフィラメントの均質な層は引っ張られ、不織布ストリップの頂部に堆積して、浮き上がり形体を形成することも可能である。その結果、不織布ストリップを含む区域が第2(高坪量)領域64を形成する一方、その区域間の空間は第1(低坪量)領域62を形成する。逆に、均質な予め形成された不織布ウェブがベルトの上に置かれ、追加のスパンボンドされた不織布がストリップ状に引っ張られ、均質な予め形成されたウェブの上に推積することもできる。
あるいは、浮き上がり単一不織布は、浮き上がり引っ張り装置を使用して製造され、ウェブの一領域で高密度のフィラメントを引っ張ること、及び他の領域で低密度のフィラメントを引っ張ることもできる。高密度のフィラメントは、低密度のフィラメントより高い坪量領域を生じる。この実施形態では、出糸突起から単一押出しのフィラメントを取るために二重引っ張り装置が作製され、好ましくはウェブを横切るある区域において、高密度区域により多くのフィラメントを置き、低密度区域により少ないフィラメントを置くことができる。
もう一つの実施形態では、浮き上がり単一不織布は、引っ張り方法の間またはその後で、ウェブを横切る高密度区域及び低密度区域にフィラメントを偏向させることにより作製することもできる。偏向は、引っ張り方法の間に導かれた空気を使用して、またはプラウ装置のような機械的手段によって引き起こすことができる。いずれの場合においても、浮き上がりウェブは、好ましくはウェブを横切る低密度区域にフィラメントをまばらに置き、高密度区域に大量に置くことによってウェブを横切って生成する。
本発明の特定の実施形態及び/または個別の機構を例示し記述してきたが、本発明の趣旨と範囲から逸脱することなく、様々な他の変化と変形が可能であることは当業者にとって明白であろう。更に、このような実施形態及び機構の全ての組み合わせが可能であり、またこれにより本発明を好ましく実施できることも明らかである。従って、付随する請求項は、本発明の範囲内にある全てのこのような変化と変形を包括するように意図したものである。
使い捨ておむつの平面図である。 単一不織布層から一体的に形成されたバリアレッグカフス及びサイドパネルを有するおむつの断面図である。 単一不織布層から一体的に形成されたトップシート、バリアレッグカフス、及びサイドパネルを有するおむつの断面図である。

Claims (5)

  1. 長手方向軸線、第1腰部領域、第2腰部領域、及びそれらとの間に配置された股部領域を有する使い捨て吸収性物品であって:
    液体透過性トップシート;
    対向する長手方向縁部を有する液体不透過性バックシート;
    該トップシートと該バックシートとの間に配置された吸収性コア;
    該長手方向軸線の両側に配置された一対のバリアレッグカフ;及び
    該バリアレッグカフの外側に配置された一対のサイドパネルであって、各々が該股部領域において前記バックシートの長手方向縁部に隣接する中央部分と、該第1腰部領域及び該第2腰部領域において該長手方向縁部の外側に横断方向に伸びる二つの対向する末端部分と、を有する一対のサイドパネルと、を具備し、
    前記バリアレッグカフと前記サイドパネルは単一不織布層により一体的に形成された単層構造体からなり、前記単一不織布層の単層構造体の各々が、前記バリアレッグカフを形成する第1領域と、前記サイドパネルを形成する第2領域とを包含し、前記第2領域の坪量が、前記第1領域の坪量の少なくとも125%である、使い捨て吸収性物品。
  2. 前記第2領域が5.5N/cm〜12.0N/cmの範囲の横方向引っ張り強度を有する、請求項1記載の使い捨て吸収性物品。
  3. 前記第1領域が100mmの平均障壁水頭を有する、請求項1記載の使い捨て吸収性物品。
  4. 前記第2領域が前記第1領域よりも高い不透明度を有する、請求項1記載の使い捨て吸収性物品。
  5. 前記第2領域が35〜55単位の範囲の不透明度を有する、請求項4記載の使い捨て吸収性物品。
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