JP4549310B2 - Digital broadcast storage and playback device - Google Patents
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Description
本発明は、スクランブルのかかったデジタル放送のTSを蓄積し再生する装置に関し、特にTS(トランスポートストリーム)をデスクランブルすることなく蓄積媒体に蓄積した場合に、ECM(Entitlement Control Message)とIピクチャの位置を推定して特殊再生を行う装置に関する。 The present invention relates to an apparatus for accumulating and playing back a scrambled digital broadcast TS, and in particular, when an TS (transport stream) is accumulated in a storage medium without being descrambled, an ECM (Entitlement Control Message) and an I picture The present invention relates to an apparatus for performing special reproduction by estimating the position of the image.
デジタル放送の方式の一つであるサーバ型放送のストリーム型コンテンツ配信方式は、TSをスクランブルのかかったまま蓄積し、再生時にデスクランブルを行う。従来のサーバ型放送の特殊再生方法の例が特許文献1及び特許文献2に示されている。
In the server-type broadcast stream content distribution method, which is one of the digital broadcast methods, TS is stored while being scrambled and descrambled during reproduction. Examples of conventional special reproduction methods for server-type broadcasting are shown in
上記特許文献1の方法では、送信側でIピクチャの直前にECM(スクランブル鍵などを格納する番組情報)を挿入し、受信側でECMを検出することによってIピクチャの位置を特定している。また、上記特許文献2の方法では蓄積時にECMやIピクチャと蓄積媒体内のデータを対応させるためのリストを作成して、再生時にリストを参照することでIピクチャを検出している。送信側でIピクチャの前にECMを挿入する方法では、Iピクチャの前にECMが挿入されていない放送には対応できないという問題点がある。また、蓄積時にリストを作成する方法では蓄積時の処理が多くなり、同時に多チャンネルを蓄積することが難しくなるという問題点がある。
In the method of
送信時や蓄積時に処理を行わない場合に特殊再生を行う方法としては、蓄積媒体からの読出しやデスクランブルなどの処理を高速にする方法が考えられる。しかし、蓄積媒体から高速に読み出す場合、蓄積媒体制御部の処理が多くなる。 As a method of performing special reproduction when processing is not performed during transmission or storage, a method of speeding up processing such as reading from a storage medium or descrambling can be considered. However, when reading from the storage medium at a high speed, the processing of the storage medium control unit increases.
本発明は、少ない処理で特殊再生を行うことのできる装置を提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the apparatus which can perform special reproduction | regeneration with few processes.
本発明は、
デジタル放送を蓄積し再生する装置であって、
スクランブルのかかったTSデータを蓄積する蓄積媒体と、
前記蓄積媒体に蓄積されているTSデータの再生に際し、前記蓄積媒体から読み出されたTSデータ中のECMの間隔に基づき、読出し範囲幅決定用ECM間隔値を算出するECM間隔推定手段と、
前記蓄積媒体に蓄積されているTSデータの再生に際し、前記蓄積媒体から読み出されたTSデータ中のIピクチャの間隔に基づき、読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値及びジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値を算出するIピクチャ間隔推定手段と、
前記ECM間隔推定手段により算出された読出し範囲幅決定用ECM間隔値及び前記Iピクチャ間隔推定手段により算出された読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値及びジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値に基づいて、特殊再生に際し、TSデータを間欠的に読み出す範囲を決定する蓄積媒体制御手段と、
蓄積媒体制御手段により蓄積媒体から読出されたTSデータを入力とし、Iピクチャのみを復号して出力する再生処理手段と
を備えることを特徴とするデジタル放送蓄積再生装置を提供する。
The present invention
A device for storing and playing back digital broadcasts,
A storage medium for storing scrambled TS data;
ECM interval estimation means for calculating a read range width determining ECM interval value based on the ECM interval in the TS data read from the storage medium when reproducing the TS data stored in the storage medium;
When reproducing the TS data stored in the storage medium, based on the I picture interval in the TS data read from the storage medium, a read range width determining I picture interval value and a jump destination determining I picture interval I picture interval estimation means for calculating a value;
Based on the read range width determination ECM interval value calculated by the ECM interval estimation means, the read range width determination I picture interval value and the jump destination determination I picture interval value calculated by the I picture interval estimation means, Storage medium control means for determining a range in which TS data is intermittently read out during special reproduction,
There is provided a digital broadcast storage / reproduction apparatus comprising: reproduction processing means for receiving TS data read from a storage medium by a storage medium control means and decoding and outputting only an I picture.
本発明によれば、スクランブルのかかったTSデータの特殊再生を行う際に、ECMとIピクチャの位置を推定することで、TSデータを間欠的に読み出すことができ、少ない処理で特殊再生を行うことができるという効果がある。 According to the present invention, when special reproduction of scrambled TS data is performed, TS data can be read intermittently by estimating the positions of ECM and I picture, and special reproduction is performed with less processing. There is an effect that can be.
以下、本発明におけるデジタル放送蓄積再生装置について説明する。 The digital broadcast storage / playback apparatus according to the present invention will be described below.
実施の形態1.
図1は実施の形態1のデジタル放送蓄積再生装置を示すブロック図である。図1において、1はデジタル放送を受信するアンテナ、2は受信した信号を復調してTSを出力する復調部、3は復調したTSにタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加部、5はTSを蓄積する蓄積媒体、4は蓄積時にTSを蓄積媒体5に書き込み、再生時にTSを蓄積媒体5から読み出す蓄積媒体制御部、6はTSデータよりECMを検出するECM検出部、7はECMの間隔を算出乃至推定するECM間隔推定部、8は読出したTSデータのスクランブルを解くデスクランブル部、9はデスクランブルされたTSデータを画像、音声データに分離するデマックス部、16はIピクチャを抽出するIピクチャ抽出部、12はデマックス部より入力される画像、音声データあるいはIピクチャ抽出部より抽出されるIピクチャをデコードして画像にするデコード部、13はデコードされた画像を表示する表示部、17はIピクチャの間隔を算出乃至推定するIピクチャ間隔推定部、18はクロック発生器、20は再生処理を行う再生処理部である。
本実施の形態では、ECM間隔値及びIピクチャ間隔値としてタイムスタンプ値の差で表されるものが用いられる。
FIG. 1 is a block diagram showing a digital broadcast storage / playback apparatus according to the first embodiment. In FIG. 1, 1 is an antenna that receives a digital broadcast, 2 is a demodulator that demodulates the received signal and outputs a TS, 3 is a time stamp adding unit that adds a time stamp to the demodulated TS, and 5 is a TS storage The
In the present embodiment, the ECM interval value and the I picture interval value represented by the difference between the time stamp values are used.
まず蓄積時は、アンテナ1においてデジタル放送を受信する。
受信した信号を復調部2で復調しTSとして出力する。タイムスタンプ付加部3ではクロック発生器18からのクロックを用いて、復調したTSにタイムスタンプを付加する。
蓄積媒体制御部4は、タイムスタンプを付加したTSを蓄積媒体5に蓄積する。
このとき、タイムスタンプと蓄積媒体5上の位置を対応付けるリストを蓄積媒体5内に格納しておき、再生時にタイムスタンプがわかれば高速に読み出せるようにする。
ECMに関しては送られてくるECMをそのまま蓄積してもよいし、新たに別のECMを作って蓄積してもよい。
First, at the time of accumulation, the
The received signal is demodulated by the
The storage
At this time, a list associating the time stamp with the position on the
As for the ECM, the received ECM may be stored as it is, or another ECM may be newly created and stored.
Iピクチャ検出部10では、デマックス部9より出力された画像データよりMPEGのシーケンスヘッダを検出しIピクチャを検出する。シーケンスヘッダはGOP(Group Of Pictureの略で、デジタル放送におけるMPEG2の場合1GOPは通常15枚の画像より構成され、1GOPの画像データを表示する時間は約0.5秒)の先頭を示している。
The I picture
通常再生時には、蓄積媒体制御部4により、蓄積媒体5からTSが、蓄積時と同じクロック発生器18からのクロックを用いて、付加されたタイムスタンプの値に従って順番どおりに読み出される。読み出されたTSは再生処理部20に入力される。
During normal reproduction, the storage
再生処理部20では、ECM検出部6により、読み出されたTSから、ECMが検出され、検出されたECMの暗号が復号される。ECM検出部6でECMが検出されると、そのときのタイムスタンプ値が出力され、ECM間隔推定部7に供給される。ECM検出部6で復号されたECMにより、蓄積媒体5から読み出されたTSがデスクランブル部8でデスクランブルされる。
デスクランブルされたTSはデマックス部9で画像データや音声データに分離される。画像データと音声データはデコード部12でデコードされて画像、音声として出力される。再生処理部20から出力された画像、音声は表示部13で表示される。
In the
The descrambled TS is separated into image data and audio data by the
ECM間隔推定部7は、ECM検出部6で検出された、再生データ中のECMのタイムスタンプ値を受け、タイムスタンプ値の差で表される読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRを算出乃至推定する。後述のように読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRは特殊再生時における、ジャンプ先における読出し範囲幅の決定(最適な読出し範囲幅の推定)のために利用される。
The ECM
図2は実施の形態1で用いられるECM間隔推定部7の構成を示すブロック図である。図示のECM間隔推定部7は、ECMタイムスタンプ算出部23とECM推定演算部25とを備えている。
ECMタイムスタンプ算出部23は、再生データ中のECM検出部6で相前後して検出された2つのECMのタイムスタンプ値の差を算出し、再生データECM間隔値REIを求める再生データECM間隔値検出手段として用いられている。
ECM推定演算部25は、ECMタイムスタンプ値算出部23で算出された一つ又は複数の再生データECM間隔値REIに基づいて読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRを求める読出し領域決定用ECM間隔値演算手段として用いられている。
FIG. 2 is a block diagram showing the configuration of the ECM
The ECM time
The ECM
読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRは、例えば、ECM検出部6で検出される、再生データECM間隔値REIを平均することにより得られる。ここで言う平均値は、例えば、最近の所定数個(K個)のECM間隔値の平均値(移動平均値)である。移動平均を用いることにより、より精度よくECM間隔を推定することができる。K個の移動平均を求める場合、Kの数を小さくすると間隔の変動に追従しやすくなり変動の大きい場合に有効である。一方、Kの数を大きくするとECM間隔値の一時的な変動の影響を受け難くなる。
The read range width determining ECM interval value EIR is obtained, for example, by averaging the reproduction data ECM interval value REI detected by the
また、過去の所定数個(K個)のECM間隔値の加重平均値(重み付け係数の総和を1とする)であっても良い。この場合例えばより新しい再生データECM間隔値REIにより大きな重みを付けても良い。また、過去の所定数個(K個)のECM間隔値のうち、最新のものを除いた(K−1)個のECM間隔値の移動平均値と、最近のECM間隔値の加重平均値を求めてもよい。このような重み付け平均を求める場合、最近のECM間隔値の重み付け係数を大きくすれば、変動に追従しやすくなる。
さらにまた、再生データECM間隔値REIのうちの最新のものそれ自体を(即ちそれ以前のものとの平均を求めることなく)上記読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRとして用いてもよい。
Alternatively, it may be a weighted average value of a predetermined number (K) of ECM interval values in the past (the sum of weighting coefficients is 1). In this case, for example, a larger weight may be given to the newer reproduction data ECM interval value REI. In addition, a moving average value of (K−1) ECM interval values excluding the latest one of a predetermined number (K) of ECM interval values in the past and a weighted average value of the latest ECM interval values are obtained. You may ask for it. When obtaining such a weighted average, increasing the weighting coefficient of the recent ECM interval value makes it easier to follow the fluctuation.
Furthermore, the latest one of the reproduction data ECM interval values REI itself (that is, without obtaining an average of the reproduction data ECM interval values REI) may be used as the read range width determining ECM interval value EIR.
さらにまた、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRとして、ECMタイムスタンプ算出部23で検出された、最近の所定数の再生データECM間隔値REIの最大値を用いてもよい。読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRとして最大値を用いれば、後に詳しく説明するように、ECM間隔が変動する場合にも、特殊再生時の読出し範囲内に2つの相前後するECMが確実に入るようにすることができる。(但し、読み出すデータの量が増える。)
Furthermore, the maximum value of the most recent predetermined number of reproduction data ECM interval values REI detected by the ECM time
Iピクチャ間隔推定部17は、Iピクチャ検出部10で検出された、再生データ中のIピクチャ(の先頭位置)のタイムスタンプ値を受け、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及び読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを算出する。ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJは、特殊再生時におけるジャンプ先(読出し開始位置)の決定(最適なジャンプ先の推定)のために用いられるものであり、読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRは、特殊再生時における、ジャンプ先における読出し範囲幅の決定(最適な読出し範囲幅の推定)のために用いられる。
The I picture
図3は実施の形態1におけるIピクチャ間隔推定部17の構成を示すブロック図である。
Iピクチャ間隔推定部17はIピクチャタイムスタンプ算出部11とIピクチャ推定演算部21とを備えている。
Iピクチャタイムスタンプ算出部11は、再生データ中のIピクチャ検出部10で相前後して検出された2つのIピクチャの先頭にあるシーケンスヘッダのタイムスタンプ値の差を算出し、再生データIピクチャ間隔値RGIを求める再生データIピクチャ間隔値検出手段として用いられている。
なお、Iピクチャ間隔は1GOPの大きさを表す。
Iピクチャ推定演算部21は、Iピクチャタイムスタンプ値算出部10で算出された一つ又は複数の再生データIピクチャ間隔値RGIに基づいてジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及び読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを算出する読出し領域決定用Iピクチャ間隔値演算手段として用いられている。
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of the I picture
The I picture
The I picture time
The I picture interval represents the size of 1 GOP.
The I picture
ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJは、例えば、Iピクチャタイムスタンプ算出部11で検出される、再生データIピクチャ間隔値RGIを平均することにより得られる。ここで言う平均値は、最近の所定数個(K個)のIピクチャ間隔値の平均値(移動平均値)である。移動平均を用いることにより、より精度よくIピクチャ間隔を推定することができる。K個の移動平均を求める場合、Kの数を小さくすると間隔の変動に追従しやすくなり変動の大きい場合に有効である。一方、Kの数を大きくするとIピクチャ間隔値の一時的な変動の影響を受け難くなる。
The jump destination determination I picture interval value GIJ is obtained, for example, by averaging the reproduction data I picture interval value RGI detected by the I picture time
また、過去の所定数個(K個)のIピクチャ間隔値の加重平均値(重み付け係数の総和を1とする)であっても良い。この場合例えばより新しい再生データIピクチャ間隔値RGIにより大きな重みを付けても良い。また、過去の所定数個(K個)のIピクチャ間隔値のうち、最新のものを除いた(K−1)個のIピクチャ間隔値の移動平均値と、最近のIピクチャ間隔値の加重平均値を求めてもよい。このような重み付け平均を求める場合、最近のIピクチャ間隔値の重み付け係数を大きくすれば、変動に追従しやすくなる。
さらにまた、再生データIピクチャ間隔値RGIのうちの最新のものそれ自体を(即ちそれ以前のものとの平均を求めることなく)ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJとして用いてもよい。
Alternatively, it may be a weighted average value (a sum of weighting coefficients is 1) of a predetermined number (K pieces) of I picture interval values in the past. In this case, for example, a larger weight may be given to the newer reproduction data I picture interval value RGI. In addition, a moving average value of (K−1) I picture interval values excluding the latest one of a predetermined number (K) of I picture interval values in the past, and a weight of a recent I picture interval value An average value may be obtained. When such a weighted average is obtained, if the weighting coefficient of the recent I picture interval value is increased, it becomes easier to follow the fluctuation.
Furthermore, the latest one of the reproduction data I picture interval values RGI itself (that is, without obtaining the average of the reproduction data I picture interval values RGI) may be used as the jump destination determining I picture interval value GIJ.
読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの算出は、上記のジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJの算出と同じ方法で行ってもよく、この場合、同一の計算で求めた値をジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及び読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRとして用いることができる。
代わりに、Iピクチャ検出部10で検出された、最近の所定数の再生データIピクチャ間隔値RGIの最大値を読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRとして用いてもよい。読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRとして最大値を用いれば、後に詳しく説明するように、Iピクチャ間隔が変動する場合にも、特殊再生時の読出し範囲内に2つの相前後するIピクチャが確実に入るようにすることができる。(但し、読み出すデータの量が増える。)
The calculation of the read range width determining I picture interval value GIR may be performed by the same method as the above-described calculation of the jump destination determining I picture interval value GIJ. In this case, the value obtained by the same calculation is determined as the jump destination determination. The I picture interval value GIJ for reading and the I picture interval value GIR for determining the reading range width can be used.
Instead, the maximum value of the most recent predetermined number of reproduction data I picture interval values RGI detected by the I
以上通常再生時に動作について述べた。次に特殊再生時の動作について述べる。
ここで言う特殊再生は、高速再生(倍速再生)であり、データが蓄積された蓄積媒体の記録領域に対し、ジャンプ、読出し、ジャンプ、読出しを繰り返す。
ジャンプ先の決定には、特殊再生に切り替える直前の通常再生時に得られたジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ、または特殊再生中に得られたジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJが利用される。即ち、通常再生から特殊再生に切り替えられると、最初は特殊再生に切り替える直前の通常再生時に得られたジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJが用いられ、その後特殊再生中に得られた再生データIピクチャ間隔値RGIを用いてジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJを算出し直し、逐次更新していく。通常再生を経ることなく、特殊再生が開始されたときは、2つのIピクチャが検出され、一つの再生データIピクチャ間隔値RGIが算出された後に、上記と同様の特殊再生の処理が行われる。
読出し範囲幅の決定には、特殊再生に切り替える直前の通常再生時に得られた読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIR、または読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRが利用される。即ち、通常再生から特殊再生に切り替えられると、最初は特殊再生に切り替える直前の通常再生時に得られた読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIR又は読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRが用いられ、その後特殊再生中に得られた再生データECM間隔値REI及び再生データIピクチャ間隔値RGIを用いて読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIR及び読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを算出し直し、逐次更新していく。通常再生を経ることなく、特殊再生が開始されたときは、2つのECMまたは2つのIピクチャが検出され、一つの再生データECM間隔値REIまたは再生データIピクチャ間隔値RGIが算出された後に、上記と同様の特殊再生の処理が行われる。
The operation during normal playback has been described above. Next, the operation during special playback will be described.
Special reproduction here is high-speed reproduction (double-speed reproduction), and jump, read, jump, and read are repeated for the recording area of the storage medium in which data is stored.
To determine the jump destination, the jump destination determination I picture interval value GIJ obtained during normal playback immediately before switching to special playback or the jump destination determination I picture interval value GIJ obtained during special playback is used. . That is, when switching from normal playback to special playback, the jump destination determining I picture interval value GIJ obtained at the time of normal playback immediately before switching to special playback is used, and then playback data I obtained during special playback is used. The jump destination determination I picture interval value GIJ is recalculated using the picture interval value RGI, and is sequentially updated. When special playback is started without normal playback, two I pictures are detected, one playback data I picture interval value RGI is calculated, and then special playback processing similar to the above is performed. .
For the determination of the reading range width, the reading range width determining ECM interval value EIR or the reading range width determining I picture interval value GIR obtained during normal playback immediately before switching to the special playback is used. That is, when switching from normal playback to special playback, the read range width determining ECM interval value EIR or the read range width determining I picture interval value GIR obtained at the time of normal playback immediately before switching to special playback is used. Thereafter, using the reproduction data ECM interval value REI and the reproduction data I picture interval value RGI obtained during the special reproduction, the reading range width determining ECM interval value EIR and the reading range width determining I picture interval value GIR are recalculated. Update sequentially. When special playback is started without passing through normal playback, after two ECMs or two I pictures are detected and one playback data ECM interval value REI or playback data I picture interval value RGI is calculated, A special reproduction process similar to the above is performed.
ジャンプ先の決定は、再生速度に依存する。例えば、N倍速の場合には、各回の読出し範囲中のIピクチャの先頭の位置を基準として、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJの(N−0.5)倍後の位置を次回の読出し開始位置、即ちジャンプ先とする。 The determination of the jump destination depends on the playback speed. For example, in the case of N-times speed, the position after (N−0.5) times the jump destination determining I-picture interval value GIJ is read next time with reference to the leading position of the I picture in each reading range. The starting position, that is, the jump destination.
そして、各回の読出しにおいて、各回の読出し開始位置から、第2のECM間隔値の2倍、または読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの2倍のうちの大きい方の幅を有する範囲のデータを読み出す。こうすることで、ECM間隔やIピクチャ間隔が予想(平均値などに基づく予想)よりも大きくても、確実に2つ以上の相連続したECM及び2つ以上の相連続したIピクチャを読み込むことができる。 In each reading, data in a range having a larger width from twice the second ECM interval value or two times the reading range width determining I picture interval value GIR from each reading start position. Is read. By doing this, even when the ECM interval and the I picture interval are larger than expected (estimation based on the average value, etc.), it is possible to reliably read two or more consecutive ECMs and two or more consecutive I pictures. Can do.
以下、特殊再生時の動作についてさらに詳しく説明する。
特殊再生時における、蓄積媒体制御部4により蓄積媒体5から読み出されたときの再生処理部20における処理動作は、通常再生時と同じである。
Hereinafter, the operation during special reproduction will be described in more detail.
The processing operation in the
即ち、ECM検出部6において、読出したTSデータよりECMを検出すると、デスクランブル部8ではECMを復号して抽出した鍵を用いて、読出したTSデータのデスクランブルを行う。デスクランブルされたTSデータはデマックス部9で画像、音声データに分離され、Iピクチャ抽出部16ではデマックス部9より出力された画像データよりMPEGのシーケンスヘッダを検出し、Iピクチャを抽出する。抽出したIピクチャをデコード部12でデコードし、表示部13で一定期間表示する。
Iピクチャ検出部10では、デマックス部9から出力された画像データよりMPEGのシーケンスヘッダを検出しIピクチャを検出する。
That is, when the
The I picture detecting
ECM間隔推定部7は、ECM検出部6で検出された、再生データ中のECMのタイムスタンプ値を受け、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRを算出する。
Iピクチャ間隔推定部17は、Iピクチャ検出部10で検出された、再生データ中のIピクチャのタイムスタンプ値を受け、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及び読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを算出乃至推定する。
The ECM
The I picture
蓄積媒体制御部4では、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRと読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの大きさを比較して、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRの方が大きい場合は、図4(a)に示すように、少なくとも2つECMを含むように、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRの2倍の範囲(DEI)又はそれよりも大きい範囲に含まれるデータを蓄積媒体制御部4で読み出す。一方、読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの方が大きい場合は、図4(b)に示すように、少なくとも2つIピクチャの先頭を含むように読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの2倍の範囲(DGI)又はそれよりも大きい範囲に含まれるTSデータを蓄積媒体制御部4で読み出す。
The storage
このとき蓄積媒体5内の上記読出し領域外の(読出し対象ではない)Iピクチャをスキップし、上記読出し領域内のIピクチャのみを読み出すことで特殊再生を行う。
At this time, special reproduction is performed by skipping I pictures outside the reading area (not to be read) in the
図5は特殊再生時における蓄積媒体5からのTSデータの読出し手順を示すフロー図である。ここで、特殊再生が6倍速再生(N倍速再生でN=6)であるとする。
まず、ステップST1で特殊再生を開始すると、ステップST2では、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIR(タイムスタンプ値の差で表される)と読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIR(タイムスタンプ値の差で表される)とを比較する。
読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの方が大きい場合はステップST3に進み、図4(b)に示すように、読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの2倍以上の範囲に含まれるTSデータを読み出す。一方、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRのほうが大きい場合は、ステップST4に進み、図4(a)に示すように、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRの2倍以上の範囲に含まれるTSデータを読み出す。
FIG. 5 is a flowchart showing a procedure for reading TS data from the
First, when special playback is started in step ST1, in step ST2, a read range width determining ECM interval value EIR (represented by a difference between time stamp values) and a read range width determining I picture interval value GIR (time stamp value). (Represented by the difference).
If the read range width determining I picture interval value GIR is larger, the process proceeds to step ST3, and as shown in FIG. 4B, the read range width determining I picture interval value GIR is included in a range that is twice or more the read range width determining I picture interval value GIR. Read TS data. On the other hand, if the read range width determining ECM interval value EIR is larger, the process proceeds to step ST4, and as shown in FIG. 4A, the read range width determining ECM interval value EIR is included in a range that is twice or more the read range width determining ECM interval value EIR. Read TS data.
ステップST5では読出したTSデータからECMを検出する。
ステップST6では、相前後して検出されたECMのタイムスタンプ値から再生データECM間隔値REIを算出し、さらにこれを元にして、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRを算出して更新する(それ以前に算出された読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRに置換えて保存する)。
ステップST7では検出したECMを復号して鍵を取り出す。
ステップST8では取り出した鍵を用いてTSデータをデスクランブル、デマックスしてシーケンスヘッダを検出してIピクチャを抽出する。
ステップST9では検出したシーケンスヘッダのタイムスタンプ値から再生データIピクチャ間隔値RGIを算出し、さらにこれを元にして、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを算出して更新する(それ以前に算出されたジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及び読出し領域決定用Iピクチャ間隔値GIRに置換えて保存する)。
ステップST10では、ステップST9で算出されたジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJを用いて、次回の読出し開始位置(ジャンプ先)を決定する。本例では、6倍速、即ちN=6であるので、図6に示すように、今回の読出し範囲RR(n)内の最初のIピクチャの先頭の位置IP(n))に対して、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJの5.5倍((N−0.5)倍)=DJ後をジャンプ先(次回の読出し範囲RR(n+1)の先頭位置)RS(n+1)と決定する。読み出される範囲RR(n+1)の幅は、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIR又は読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの大きい方の2倍であるが、図6では読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの2倍(DGI)であるとして図示している。図6にはまた再生データIピクチャ間隔値が符号RGIで示されている。
In step ST5, ECM is detected from the read TS data.
In step ST6, the reproduction data ECM interval value REI is calculated from the ECM time stamp values detected in succession, and the read range width determining ECM interval value EIR is calculated and updated based on this. This is replaced with the read range width determination ECM interval value EIR calculated before that).
In step ST7, the detected ECM is decrypted to extract the key.
In step ST8, the TS data is descrambled and demultiplexed using the extracted key to detect a sequence header and extract an I picture.
In step ST9, the reproduction data I picture interval value RGI is calculated from the detected time stamp value of the sequence header. Further, based on this, the jump destination determining I picture interval value GIJ and the reading range width determining I picture interval value GIR are calculated. Is calculated and updated (replaced and stored with the jump destination determination I picture interval value GIJ and readout region determination I picture interval value GIR calculated before that).
In step ST10, the next read start position (jump destination) is determined using the jump destination determination I picture interval value GIJ calculated in step ST9. In this example, since the speed is 6 times, that is, N = 6, as shown in FIG. 6, the jump is made to the start position IP (n) of the first I picture in the current read range RR (n). The jump destination (the head position of the next read range RR (n + 1)) RS (n + 1) is determined to be 5.5 times (N-0.5) times the I-picture interval value GIJ for destination determination = DJ. The width of the read range RR (n + 1) is twice the larger of the read range width determination ECM interval value EIR or the read range width determination I picture interval value GIR, but in FIG. It is illustrated as being twice the picture interval value GIR (DGI). In FIG. 6, the reproduction data I picture interval value is indicated by the symbol RGI.
ステップST10における読出し開始位置決定後、ステップST11において次の読出し開始位置まで移動し(ジャンプし)、ステップST2に戻る。 After the read start position is determined in step ST10, it moves (jumps) to the next read start position in step ST11 and returns to step ST2.
例えば、図6ではIピクチャを間欠的に、6GOPごとに読出し、0.5秒間表示しているので6倍速の特殊再生となる。また、間欠的に読出した場合データの読出し量は全部読出した場合の約1/3になっている。このように、本発明の方法では、再生速度(倍速数)が高いほど、蓄積媒体5からの読出し量を少なくすることができ蓄積媒体制御部4の負担が小さくなる。
For example, in FIG. 6, since the I picture is intermittently read out every 6 GOPs and displayed for 0.5 seconds, special reproduction at 6 × speed is performed. In addition, when data is read intermittently, the amount of data read is about 1/3 of the total data read. Thus, in the method of the present invention, the higher the playback speed (multiple speed), the smaller the amount of reading from the
以上のようにして、スクランブルのかかった状態でTSを蓄積した場合でも、送信時や蓄積時に特別な処理を行うことなく、特殊再生を行うことができる。 As described above, even when the TS is stored in a scrambled state, special reproduction can be performed without performing any special processing at the time of transmission or storage.
上記の例では、ECM間隔推定部7が読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRを出力し、(読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRよりも読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRの方が大きい場合には、)蓄積媒体制御部4が、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRの2倍を計算して、読出し範囲幅を求めているが、このようにする代わりに、ECM間隔推定部7が読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRのほかに、過去の所定数例えばL個(Lは1以上の整数)の再生データECM間隔値REIの標準偏差を算出して出力し、蓄積媒体制御部4が、標準偏差の所定数(M)倍、例えば3倍を算出してこれを読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRに加算することにより得られた値を読出し範囲幅とすることとしてもよい。この場合、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRとしては、移動平均値を用いても良く、加重平均値を用いてもよい。
標準偏差の3倍を加算することにより得られた値を読出し範囲とすれば、ECMの間隔がガウス分布する場合は、読出し範囲内に2つ以上のECMが含まれる確率が約99.7%となる。なお、再生データECM間隔値REIの代わりに移動平均値の標準偏差を求めてもよい。
In the above example, the
If the value obtained by adding three times the standard deviation is used as the readout range, when the ECM interval is Gaussian distributed, the probability that two or more ECMs are included in the readout range is about 99.7%. It becomes. Note that the standard deviation of the moving average value may be obtained instead of the reproduction data ECM interval value REI.
Iピクチャ間隔についても同様である。即ち、上記の実施の形態では、Iピクチャ間隔推定部17が読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを出力し、(読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRよりも読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの方が大きい場合には、)蓄積媒体制御部4が、読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの2倍を計算して、読出し範囲幅を求めているが、このようにする代わりに、Iピクチャ間隔推定部17が読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRのほかに、過去の所定数例えばL個(Lは1以上の整数)の再生データIピクチャ間隔値RGIの標準偏差を算出して出力し、蓄積媒体制御部4が、標準偏差の所定数(M)倍、例えば3倍を算出してこれを読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRに加算することにより得られた値を読出し範囲幅とすることとしてもよい。この場合、読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRとしては、移動平均値を用いても良く、加重平均値を用いてもよい。
標準偏差の3倍を加算することにより得られた値を読出し範囲とすれば、Iピクチャの間隔がガウス分布する場合は、読出し範囲内に2つ以上のIピクチャが含まれる確率が約99.7%となる。なお、再生データIピクチャ間隔値RGIの代わりに移動平均値の標準偏差を求めてもよい。
The same applies to the I picture interval. That is, in the above-described embodiment, the I picture
If the value obtained by adding three times the standard deviation is used as the readout range, if the interval between I pictures is Gaussian, the probability that two or more I pictures are included in the readout range is approximately 99.99. 7%. Note that the standard deviation of the moving average value may be obtained instead of the reproduction data I picture interval value RGI.
実施の形態1では、ECM間隔やIピクチャ間隔を推定するのにタイムスタンプ値を用いることでデータ量に依存することなく、時間間隔のみでECM間隔やIピクチャ間隔を推定することができ、再生時に読み出されるデータ量が変化し、ECMとIピクチャの検出のタイミングがあまり変化しない場合に、適切にECMとIピクチャの位置を推定でき、特殊再生を行うことができる。
In
実施の形態2.
図7は実施の形態2のデジタル放送蓄積再生装置を示すブロック図である。図7において、1はデジタル放送を受信するアンテナ、2は受信した信号を復調してTSを出力する復調部、3は復調したTSにタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加部、5はTSを蓄積する蓄積媒体、4は蓄積時にTSを蓄積媒体5に書き込み、再生時にTSを蓄積媒体5から読み出す蓄積媒体制御部、15は蓄積媒体5より読出したデータを再生時に一時的に格納するメモリ、14はメモリへの読出し書き込みを制御するメモリ制御部、6はTSデータよりECMを検出するECM検出部、7はECMの間隔を算出乃至推定するECM間隔推定部、8は読出したTSデータのスクランブルを解くデスクランブル部、9はデスクランブルされたTSデータを画像、音声データに分離するデマックス部、16はIピクチャを抽出するIピクチャ抽出部、12はデマックス部より入力される画像、音声データあるいはIピクチャ抽出部より抽出されるIピクチャをデコードして画像にするデコード部、13はデコードされた画像を表示する表示部、17はIピクチャの間隔を算出乃至推定するIピクチャ間隔推定部、18はクロック発生器、20は再生処理を行う再生処理部である。
本実施の形態でも、実施の形態1と同様、ECM間隔値及びIピクチャ間隔値としてタイムスタンプ値の差で表されるものが用いられる。
FIG. 7 is a block diagram showing a digital broadcast storage / playback apparatus according to the second embodiment. In FIG. 7, 1 is an antenna for receiving a digital broadcast, 2 is a demodulator that demodulates the received signal and outputs a TS, 3 is a time stamp adding unit that adds a time stamp to the demodulated TS, and 5 is a TS storage
Also in the present embodiment, as in the first embodiment, the ECM interval value and the I picture interval value represented by the difference between the time stamp values are used.
蓄積時は実施の形態1と同様に、アンテナ1においてデジタル放送を受信する。
受信した信号を復調部2で復調しTSとして出力する。タイムスタンプ付加部3ではクロック発生器18からのクロックを用いて、復調したTSにタイムスタンプを付加する。
蓄積媒体制御部4は、タイムスタンプを付加したTSを蓄積媒体5に蓄積する。
このとき、タイムスタンプと蓄積媒体5上の位置を対応付けるリストを蓄積媒体5内に格納しておき、再生時にタイムスタンプがわかれば高速に読み出せるようにする。
ECMに関しては送られてくるECMをそのまま蓄積してもよいし、新たに別のECMを作って蓄積してもよい。
At the time of storage, the digital broadcast is received by the
The received signal is demodulated by the
The storage
At this time, a list associating the time stamp with the position on the
As for the ECM, the received ECM may be stored as it is, or another ECM may be newly created and stored.
Iピクチャ検出部10では、デマックス部9より出力された画像データよりMPEGのシーケンスヘッダを検出しIピクチャを検出する。
The I picture
通常再生時は、TSデータが蓄積媒体5から読み出されてメモリ15に格納され、メモリ制御部14により、メモリ15からTSが、蓄積時と同じクロック発生器18からのクロックを用いて、付加されたタイムスタンプの値に従って順番どおりに読み出される。読み出されたTSは再生処理部20に入力される。
During normal playback, TS data is read from the
再生処理部20では、ECM検出部6により、読み出されたTSから、ECMが検出され、検出されたECMの暗号が復号される。ECM検出部6でECMが検出されると、そのときのタイムスタンプ値が出力され、ECM間隔推定部7に供給される。ECM検出部6で復号されたECMにより、メモリ15から読み出されたTSがデスクランブル部8でデスクランブルされる。
デスクランブルされたTSはデマックス部9で画像データや音声データに分離される。画像データと音声データはデコード部12でデコードされて画像、音声として出力される。再生処理部20から出力された画像、音声は表示部13で表示される。
In the
The descrambled TS is separated into image data and audio data by the
実施の形態2のECM間隔推定部7は、実施の形態1のECM間隔推定部7と同様であり、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRを出力する。
する。
The
To do.
実施の形態2のIピクチャ間隔推定部17は、実施の形態1のIピクチャ間隔推定部17と同様であり、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及び読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを出力する。
The I picture
ここで本実施の形態2における特殊再生の方法について説明する。特殊再生時における、蓄積媒体制御部4により蓄積媒体5から読み出されたときの再生処理部20における処理動作は、通常再生時と同じである。即ち、蓄積媒体5のTSデータが一時的にメモリ15に格納され、メモリ15からTSデータが読み出される。蓄積媒体5から読み出されたTSデータをメモリ15に格納する場合、蓄積媒体制御部4の処理を少なくするために、できるだけ多くのデータをメモリ15へ格納することが望ましい。例えば、ビットレートが24Mbps(3Mバイト/s)のデジタル放送の場合、一度に蓄積媒体5より読み出す量を100Mバイトとすると、少なくとも30秒以上のデータをメモリ15に書き込むことになり、蓄積媒体制御部4の処理を減らすことができる。
Here, the special reproduction method according to the second embodiment will be described. The processing operation in the
ECM検出部6において、読出したTSデータよりECMを検出すると、デスクランブル部8ではECMを復号して抽出した鍵を用いて、読出したTSデータのデスクランブルを行う。デスクランブルされたTSデータはデマックス部9で画像、音声データに分離され、Iピクチャ抽出部16ではデマックス部9より出力された画像データよりMPEGのシーケンスヘッダを検出し、Iピクチャを抽出する。抽出したIピクチャをデコード部12でデコードし、表示部13で一定期間表示する。
Iピクチャ検出部10では、デマックス部9より出力された画像データよりシーケンスヘッダを検出する。
When the
The I picture
ECM間隔推定部7は、ECM検出部6で検出された、再生データ中のECMのタイムスタンプ値を受け、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRを算出する。
Iピクチャ間隔推定部17は、Iピクチャ検出部10で検出された、再生データ中のIピクチャのタイムスタンプ値を受け、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及び読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを算出する。
The ECM
The I picture
蓄積媒体制御部4では、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRと読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの大きさを比較して、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRの方が大きい場合は、図4(a)に示すように、少なくとも2つECMを含むように、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRの2倍の範囲(DEI)又はそれよりも大きい範囲に含まれるデータをメモリ制御部14でメモリ15から読み出す。一方、読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの方が大きい場合は、図4(b)に示すように、少なくとも2つIピクチャの先頭を含むように読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの2倍の範囲(DGI)又はそれよりも大きい範囲に含まれるTSデータをメモリ制御部14でメモリ15から読み出す。
The storage
このときメモリ15内の上記読出し領域外のIピクチャをスキップして上記読出し領域内のIピクチャのみを読み出すことで特殊再生を行う。
At this time, special reproduction is performed by skipping the I picture outside the reading area in the
図8は特殊再生時における蓄積媒体5からのTSデータの読出し手順を示すフロー図である。図8において、図5と同じ符号は同様のステップを示す。ここで、特殊再生が6倍速再生(N倍速再生でN=6)であるとする。
まず、ステップST1で特殊再生を開始すると、ステップST21で蓄積媒体5からデータを読出し、メモリ15にデータを格納する。このとき格納するデータの量は1GOPに対して充分に大きい量とする。
ステップST2では、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIR(タイムスタンプ値の差で表される)と読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRとを比較する。
読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIR(タイムスタンプ値の差で表される)の方が大きい場合はステップST22に進み、図4(b)に示すように読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの2倍以上の範囲に含まれるTSデータをメモリ15から読み出す。一方、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRのほうが大きい場合は、ステップST23に進み、図4(a)に示すように、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRの2倍以上の範囲に含まれるTSデータをメモリ15から読み出す。
FIG. 8 is a flowchart showing a procedure for reading TS data from the
First, when special reproduction is started in step ST1, data is read from the
In step ST2, the read range width determining ECM interval value EIR (represented by the difference between the time stamp values) is compared with the read range width determining I picture interval value GIR.
When the reading range width determining I picture interval value GIR (expressed by the difference in time stamp values) is larger, the process proceeds to step ST22, and as shown in FIG. 4B, the reading range width determining I picture interval value TS data included in a range more than twice GIR is read from the
このとき蓄積媒体5上でのジャンプ先、即ち読出し領域の先頭位置は、ジャンプ先までのタイムスタンプ値の差分により特定する。
At this time, the jump destination on the
ステップST24ではメモリ15に格納したデータの末尾まで読出したかどうかを判定し、末尾まで読出した場合、ステップST25に進み次のデータを蓄積媒体5から読出してメモリ15に格納して、ステップST24でメモリ15からの読出しを再開する。
In step ST24, it is determined whether or not the end of the data stored in the
ステップST5では読出したTSデータからECMを検出する。
ステップST6では、相前後して検出されたECMのタイムスタンプ値から、再生データECM間隔値REIを算出し、さらにこれを元にして、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRを算出して更新する。
ステップST7では検出したECMを復号して鍵を取り出す。
ステップST8では取り出した鍵を用いてTSデータをデスクランブル、デマックスしてシーケンスヘッダを検出してIピクチャを抽出する。
ステップST9では検出したシーケンスヘッダのタイムスタンプ値から再生データIピクチャ間隔値RGIを算出し、さらにこれを元にして、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及び読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを算出して更新する。
ステップST10では、ステップST9で算出されたジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJを用いて、次回の読出し開始位置(ジャンプ先)を決定する。
In step ST5, ECM is detected from the read TS data.
In step ST6, the reproduction data ECM interval value REI is calculated from the ECM time stamp values detected in succession, and the read range width determining ECM interval value EIR is calculated and updated based on this. .
In step ST7, the detected ECM is decrypted to extract the key.
In step ST8, the TS data is descrambled and demultiplexed using the extracted key to detect a sequence header and extract an I picture.
In step ST9, the reproduction data I picture interval value RGI is calculated from the detected time stamp value of the sequence header. Based on this, the jump destination determining I picture interval value GIJ and the reading range width determining I picture interval value GIR are calculated. Is calculated and updated.
In step ST10, the next read start position (jump destination) is determined using the jump destination determination I picture interval value GIJ calculated in step ST9.
このとき蓄積媒体5上での読出し領域の先頭から最後尾までの間隔は、読出し範囲幅を表すタイムスタンプ値の差分で特定する。
At this time, the interval from the beginning to the end of the reading area on the
ステップST10における読出し開始位置の決定の後、ステップST26において、メモリ15内での次の読出し開始位置まで移動する(ジャンプする)。このときメモリ15に格納したデータの末尾まで読出したかどうか(即ち、次に読出し開始がメモリ15内にないかどうか)を判定し、末尾まで読出した場合、ステップST27に進み次のデータを蓄積媒体5から読出してメモリ15に格納した後、メモリ15内の次の読出し開始位置に移動する(ジャンプする)。次の読出し開始位置まで移動すると、ステップST2に戻る。
After the determination of the read start position in step ST10, in step ST26, it moves (jumps) to the next read start position in the
実施の形態1と同様、実施の形態2でも、ECM間隔やIピクチャ間隔を推定するのにタイムスタンプ値を用いることでデータ量に依存することなく、時間間隔のみでECM間隔やIピクチャ間隔を推定することができ、再生時に読み出されるデータ量が変化し、ECMとIピクチャの検出のタイミングがあまり変化しない場合に、適切にECMとIピクチャの位置を推定でき、特殊再生を行うことができる。 Similar to the first embodiment, the second embodiment also uses the time stamp value to estimate the ECM interval and the I picture interval, so that the ECM interval and the I picture interval can be set only by the time interval without depending on the data amount. When the amount of data read at the time of reproduction changes and the detection timing of ECM and I picture does not change much, the positions of ECM and I picture can be estimated appropriately, and special reproduction can be performed. .
また、本実施の形態2のように蓄積媒体5からのデータを一旦メモリに移すことで、メモリで特殊再生時の読出しを行うことになり、特殊再生時に蓄積媒体制御部で他の処理を行うことが可能となる。言い換えると、メモリを用いることで蓄積媒体制御部の処理を減らすことができ、多チャンネルを同時に再生するような蓄積媒体制御部の処理が多い場合でも、特殊再生を行うことができる。
Further, once the data from the
実施の形態3.
図9は実施の形態3のデジタル放送蓄積再生装置を示すブロック図である。図9において、1はデジタル放送を受信するアンテナ、2は受信した信号を復調してTSを出力する復調部、3は復調したTSにタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加部、5はTSを蓄積する蓄積媒体、4は蓄積時にTSを蓄積媒体5に書き込み、再生時にTSを蓄積媒体5から読み出す蓄積媒体制御部、6はTSデータよりECMを検出するECM検出部、27はECMの間隔を算出乃至推定するECM間隔推定部、8は読出したTSデータのスクランブルを解くデスクランブル部、9はデスクランブルされたTSデータを画像、音声データに分離するデマックス部、16はIピクチャを抽出するIピクチャ抽出部、12はデマックス部より入力される画像、音声データあるいはIピクチャ抽出部より抽出されるIピクチャをデコードして画像にするデコード部、13はデコードされた画像を表示する表示部、37はIピクチャの間隔を算出乃至推定するIピクチャ間隔推定部、18はクロック発生器、20は再生処理を行う再生処理部である。
本実施の形態では、ECM間隔値及びIピクチャ間隔値として、TS数で表されたものが用いられる。
FIG. 9 is a block diagram showing a digital broadcast storage / playback apparatus according to the third embodiment. In FIG. 9, 1 is an antenna for receiving a digital broadcast, 2 is a demodulator for demodulating the received signal, and outputs a TS, 3 is a time stamp adding unit for adding a time stamp to the demodulated TS, and 5 is for accumulating TS. The
In the present embodiment, ECM interval values and I picture interval values represented by the number of TSs are used.
蓄積時は実施の形態1、2と同様に、アンテナ1においてデジタル放送を受信する。
受信した信号を復調部2で復調しTSとして出力する。タイムスタンプ付加部3ではクロック発生器18からのクロックを用いて、復調したTSにタイムスタンプを付加する。
蓄積媒体制御部4は、タイムスタンプを付加したTSを蓄積媒体5に蓄積する。
ECMに関しては送られてくるECMをそのまま蓄積してもよいし、新たに別のECMを作って蓄積してもよい。
At the time of storage, the digital broadcast is received by the
The received signal is demodulated by the
The storage
As for the ECM, the received ECM may be stored as it is, or another ECM may be newly created and stored.
Iピクチャ検出部10では、デマックス部9より出力された画像データよりMPEGのシーケンスヘッダを検出しIピクチャを検出する。
The I picture
通常再生時において、実施の形態1と同様に、蓄積媒体制御部4により、蓄積媒体5からTSが、蓄積時と同じクロック発生器18からのクロックを用いて、付加されたタイムスタンプの値に従って順番どおりに読み出される。読み出されたTSは再生処理部20に入力される。
During normal playback, as in the first embodiment, the storage
再生処理部20では、ECM検出部6により、読み出されたTSから、ECMが検出され、検出されたECMの暗号が復号される。ECM検出部6で復号されたECMにより、蓄積媒体5から読み出されたTSがデスクランブル部8でデスクランブルされる。
デスクランブルされたTSはデマックス部9で画像データや音声データに分離される。画像データと音声データはデコード部12でデコードされて画像、音声として出力される。再生処理部20から出力された画像、音声は表示部13で表示される。
In the
The descrambled TS is separated into image data and audio data by the
ECM間隔推定部27は、ECM検出部6で検出された、再生データ中の一つのECMと次のECMの間のTSの数を数え、TS数で表される読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRを算出する。
The
図10は実施の形態3で用いられるECM間隔推定部27の構成を示すブロック図である。図示のECM間隔推定部27は、ECMTSカウント部24とECM推定演算部25とを備えている。
ECMTSカウント部24は、再生データ中のECM検出部6で相前後して検出される二つのECM相互間に読み出されるTS数(以下、ECM間隔TS数ともいう)をカウントし、このカウント値を、再生データECM間隔値REIとして出力する再生データECM間隔値検出手段として用いられている。
ECM推定演算部25は、ECMTSカウント部24から出力される一つ又は複数の再生データECM間隔値REIに基づいて読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRを求める読出し領域決定用ECM間隔値演算手段として用いられている。
FIG. 10 is a block diagram showing a configuration of the ECM
The
The ECM
実施の形態1、2と同様に、ECM検出部6で検出される、再生データECM間隔値REIそれ自体、その平均値、最大値などが読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRとして求められる。
As in the first and second embodiments, the reproduction data ECM interval value REI itself, the average value, the maximum value, and the like detected by the
Iピクチャ間隔推定部37は、Iピクチャ検出部10で検出された、再生データ中の一つのIピクチャ(の先頭位置)と、次のIピクチャ(の先頭位置)の間のTS数を数え、TS数で表されるジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及び読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを算出する。
The I picture
図11は実施の形態3におけるIピクチャ間隔推定部37の構成を示すブロック図である。図示のIピクチャ間隔推定部37は、IピクチャTSカウント部19とIピクチャ推定演算部21とを備えている。
IピクチャTSカウント部19は、再生データ中の、Iピクチャ検出部10で相前後して検出された2つのIピクチャの先頭にあるシーケンスヘッダ相互間に読み出されるTSの数をカウントし、このカウント値をTS数で表される再生データIピクチャ間隔値RGIとして出力する再生データIピクチャ間隔値検出手段として用いられている。
Iピクチャ推定演算部21は、IピクチャTSカウント部19から出力される一つ又は複数の再生データIピクチャ間隔値RGIに基づいてジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及び読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを算出する読出し領域決定用Iピクチャ間隔値演算手段として用いられている。
FIG. 11 is a block diagram showing a configuration of the I picture
The I picture
The I picture
実施の形態1、2と同様に、IピクチャTSカウント部19で検出される、再生データIピクチャ間隔値RGIそれ自体、その平均値などがジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJとして求められ、再生データIピクチャ間隔値RGIそれ自体、その平均値、最大値などが読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRとして求められる。
As in the first and second embodiments, the reproduction data I picture interval value RGI itself, the average value thereof, etc. detected by the I picture
ここで本実施の形態3における特殊再生時の動作を説明する。特殊再生時における、蓄積媒体制御部4により蓄積媒体5から読み出されたときの再生処理部20における処理動作は、通常再生時と同じである。即ち、ECM検出部6において、読出したTSデータよりECMを検出すると、デスクランブル部8ではECMを復号して抽出した鍵を用いて、読出したTSデータのデスクランブルを行う。デスクランブルされたTSデータはデマックス部9で画像、音声データに分離され、Iピクチャ抽出部16ではデマックス部9より出力された画像データよりMPEGのシーケンスヘッダを検出し、Iピクチャを抽出する。抽出したIピクチャをデコード部12でデコードし、表示部13で一定期間表示する。
Iピクチャ検出部10では、デマックス部9から出力された画像データよりMPEGのシーケンスヘッダを検出しIピクチャを検出する。
Here, the operation during special reproduction in the third embodiment will be described. The processing operation in the
The I picture detecting
ECM間隔推定部27は、ECM検出部6で相前後して検出された、再生データ中のECM相互間のTS数から、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRを算出する。
Iピクチャ間隔推定部37は、Iピクチャ検出部10で相前後して検出された、再生データ中のIピクチャのシーケンスヘッダ相互間のTS数から、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及び読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを算出する。
The ECM
The I picture
蓄積媒体制御部4では、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRと読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの大きさを比較して、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRの方が大きい場合は、図4(a)に示すように、少なくとも2つECMを含むように、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRの2倍の範囲(DEI)又はそれよりも大きい範囲に含まれるデータを蓄積媒体制御部4で読み出す。また、読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの方が大きい場合は、図4(b)に示すように、少なくとも2つIピクチャの先頭を含むように読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの2倍の範囲(DGI)又はそれよりも大きい範囲に含まれるTSデータを蓄積媒体制御部4で読み出す。
The storage
このとき蓄積媒体5内の上記読出し領域外のIピクチャをスキップし、上記読出し領域内のIピクチャのみを読み出すことで特殊再生を行う。
At this time, special reproduction is performed by skipping the I picture outside the reading area in the
このとき蓄積媒体5上でのジャンプ先、即ち読出し領域の先頭位置は、ジャンプ先までのTS数にTSのバイト数(188バイト+タイムスタンプ)をかけることで特定する。
At this time, the jump destination on the
図12は特殊再生時における蓄積媒体5からのTSデータの読出し手順を示すフロー図である。ここで、特殊再生が6倍速再生(N倍速再生でN=6)であるとする。図12において、図5、図8と同じ符号は同様のステップを示す。
まず、ステップST1で特殊再生を開始すると、ステップST31では、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIR(TS数で表されるもの)と読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIR(TS数で表されるもの)とを比較する。
読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの方が大きい場合はステップST32に進み、図4(b)に示すように、読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの2倍以上の範囲に含まれるTSデータを読み出す。一方、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRのほうが大きい場合は、ステップST33に進み、図4(a)に示すように、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRの2倍以上の範囲に含まれるTSデータを読み出す。
このとき蓄積媒体5上における、読出し領域の先頭から最後尾までの間隔は、読出し範囲幅を表すTS数にTSのバイト数(188バイト+タイムスタンプ)をかけることで特定する。
FIG. 12 is a flowchart showing a procedure for reading TS data from the
First, when special reproduction is started in step ST1, in step ST31, an ECM interval value EIR for reading range width determination (expressed by TS number) and an I picture interval value for reading range width determination GIR (expressed by TS number). To be compared).
When the read range width determining I picture interval value GIR is larger, the process proceeds to step ST32, and as shown in FIG. 4B, the read range width determining I picture interval value GIR is included in a range that is twice or more the read range width determining I picture interval value GIR. Read TS data. On the other hand, if the read range width determining ECM interval value EIR is larger, the process proceeds to step ST33, and as shown in FIG. 4A, the read range width determining ECM interval value EIR is included in a range that is twice or more the read range width determining ECM interval value EIR. Read TS data.
At this time, the interval from the beginning to the end of the read area on the
ステップST5では読出したTSデータよりECMを検出する。
ステップST34では、相前後して検出されたECM相互間のTS数のカウント値を再生データECM間隔値REIとして求め、さらにこれを元にして、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRを算出して更新する。
ステップST7では検出したECMを復号して鍵を取り出す。
ステップST8では取り出した鍵を用いてTSデータをデスクランブル、デマックスしてシーケンスヘッダを検出してIピクチャを抽出する。
ステップST35では相前後して検出されたIピクチャ先頭のシーケンスヘッダ相互間のTS数のカウント値を再生データIピクチャ間隔値RGIとして求め、さらにこれを元にして、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及び読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを算出して更新する。
ステップST36では、ステップST35で算出されたジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJを用いて、次回の読出し開始位置(ジャンプ先)を決定する。本例では、6倍速、即ちN=6であるので、図6に示すように、今回の読出し範囲内の最初のIピクチャの先頭の位置IP(n))に対して、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJの5.5倍((N−0.5)倍)後をジャンプ先(次回の読出し開始位置)RS(n+1)と決定する。
ステップST36における読出し開始位置の決定の後、ステップST11において次の読出し開始位置まで移動し(ジャンプし)、ステップST31に戻る。
In step ST5, ECM is detected from the read TS data.
In step ST34, the count value of the number of TSs between the ECMs detected before and after is obtained as the reproduction data ECM interval value REI, and further, based on this, the read range width determining ECM interval value EIR is calculated. Update.
In step ST7, the detected ECM is decrypted to extract the key.
In step ST8, the TS data is descrambled and demultiplexed using the extracted key to detect a sequence header and extract an I picture.
In step ST35, the count value of the TS number between the sequence headers at the head of the I picture detected in succession is obtained as the reproduction data I picture interval value RGI, and based on this, the jump destination determining I picture interval value is obtained. GIJ and read range width determination I picture interval value GIR are calculated and updated.
In step ST36, the next read start position (jump destination) is determined using the jump destination determination I picture interval value GIJ calculated in step ST35. In this example, since the speed is 6 times, that is, N = 6, as shown in FIG. 6, the jump destination determination I is performed with respect to the start position IP (n) of the first I picture in the current read range. The jump destination (next reading start position) RS (n + 1) is determined to be 5.5 times ((N−0.5) times) the picture interval value GIJ.
After the read start position is determined in step ST36, it moves (jumps) to the next read start position in step ST11 and returns to step ST31.
以上のように、ECM間隔やIピクチャ間隔をTS数を用いて推定する (TS数で表される読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIR、読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIR、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJを用いてジャンプ先及び読出し範囲幅を決定する)ことで、Iピクチャ相互間、或いはECM相互間において、ECMやIピクチャの検出のタイミングが変化し、画像のデータ量があまり変化しない場合に、適切にECMやIピクチャの位置を推定でき、特殊再生を行うことができるという効果がある。 As described above, the ECM interval and the I picture interval are estimated using the TS number (reading range width determining ECM interval value EIR represented by the TS number, reading range width determining I picture interval value GIR, jump destination determination (The jump destination and the read range width are determined using the I picture interval value GIJ for use), so that the detection timing of ECM and I picture changes between I pictures or between ECMs, and the amount of image data is reduced. When there is little change, there is an effect that the position of the ECM or I picture can be estimated appropriately and special reproduction can be performed.
なお、TS数で表されるECM間隔値、Iピクチャ間隔値を用いてジャンプ先及び読出し範囲幅を決定する代わりに、蓄積媒体上のアドレス値が連続している場合には、アドレス値の差で表されるECM間隔値、Iピクチャ間隔値を用いてジャンプ先及び読出し範囲幅を決定することとしてもよい。この場合には、ECM相互間、Iピクチャ相互間のアドレス値の差を算出することになる。 Instead of determining the jump destination and read range width using the ECM interval value and I picture interval value represented by the number of TSs, if the address values on the storage medium are continuous, the address value difference The jump destination and the read range width may be determined using the ECM interval value and the I picture interval value represented by In this case, a difference in address value between ECMs and between I pictures is calculated.
実施の形態4.
図13は実施の形態4のデジタル放送蓄積再生装置を示すブロック図である。図13において、1はデジタル放送を受信するアンテナ、2は受信した信号を復調してTSを出力する復調部、3は復調したTSにタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加部、5はTSを蓄積する蓄積媒体、4は蓄積時にTSを蓄積媒体5に書き込み、再生時にTSを蓄積媒体5から読み出す蓄積媒体制御部、15は蓄積媒体5より読出したデータを再生時に一時的に格納するメモリ、14はメモリへの読出し書き込みを制御するメモリ制御部、6はTSデータよりECMを検出するECM検出部、27はECMの間隔を算出乃至推定するECM間隔推定部、8は読出したTSデータのスクランブルを解くデスクランブル部、9はデスクランブルされたTSデータを画像、音声データに分離するデマックス部、16はIピクチャを抽出するIピクチャ抽出部、12はデマックス部より入力される画像、音声データあるいはIピクチャ抽出部より抽出されるIピクチャをデコードして画像にするデコード部、13はデコードされた画像を表示する表示部、37はIピクチャの間隔を算出乃至推定するIピクチャ間隔推定部、18はクロック発生器、20は再生処理を行う再生処理部である。
本実施の形態でも、実施の形態3と同様に、ECM間隔値及びIピクチャ間隔値は、TS数で表されたものが用いられる。
FIG. 13 is a block diagram showing a digital broadcast storage / playback apparatus according to the fourth embodiment. In FIG. 13, 1 is an antenna that receives a digital broadcast, 2 is a demodulator that demodulates the received signal and outputs a TS, 3 is a time stamp adder that adds a time stamp to the demodulated TS, and 5 is a TS. A
Also in the present embodiment, as in the third embodiment, the ECM interval value and the I picture interval value are represented by the number of TSs.
蓄積時は実施の形態1、2、3と同様に、アンテナ1においてデジタル放送を受信する。 受信した信号を復調部2で復調しTSとして出力する。タイムスタンプ付加部3ではクロック発生器18からのクロックを用いて、復調したTSにタイムスタンプを付加する。
蓄積媒体制御部4は、タイムスタンプを付加したTSを蓄積媒体5に蓄積する。
ECMに関しては送られてくるECMをそのまま蓄積してもよいし、新たに別のECMを作って蓄積してもよい。
At the time of storage, the digital broadcast is received by the
The storage
As for the ECM, the received ECM may be stored as it is, or another ECM may be newly created and stored.
Iピクチャ検出部10では、デマックス部9より出力された画像データよりMPEGのシーケンスヘッダを検出しIピクチャを検出する。
The I picture
通常再生時は、実施の形態2と同様に、TSデータが蓄積媒体5から読み出されてメモリ15に格納され、メモリ制御部14により、メモリ15からTSが蓄積時と同じクロック発生器18からのクロックを用いて、付加されたタイムスタンプの値に従って順番どおりに読み出される。読み出されたTSは再生処理部20に入力される。
During normal playback, TS data is read from the
再生処理部20では、ECM検出部6により、読み出されたTSから、ECMが検出され、検出されたECMの暗号が復号される。ECM検出部6で復号されたECMにより、メモリ15から読み出されたTSがデスクランブル部8でデスクランブルされる。
デスクランブルされたTSはデマックス部9で画像データや音声データに分離される。画像データと音声データはデコード部12でデコードされて画像、音声として出力される。再生処理部20から出力された画像、音声は表示部13で表示される。
In the
The descrambled TS is separated into image data and audio data by the
実施の形態4のECM間隔推定部27は、実施の形態3のECM間隔推定部27と同様であり、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRを出力する。
する。
The
To do.
実施の形態4のIピクチャ間隔推定部37は、実施の形態3のIピクチャ間隔推定部37と同様であり、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及び読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを出力する。
The I picture
ここで本実施の形態4における特殊再生の方法について説明する。特殊再生時における、蓄積媒体制御部4により蓄積媒体5から読み出されたときの再生処理部20における処理動作は、通常再生時と同じである。即ち、蓄積媒体5のTSデータが一時的にメモリ15に格納され、メモリ15からTSデータが読み出される。蓄積媒体5よりメモリ15にTSデータをメモリ15に格納する場合、蓄積媒体制御部4の処理を少なくするために、できるだけ多くのデータを蓄積媒体5よりメモリ15へ格納することが望ましい。例えば、Iピクチャ間隔に相当するTS数の100倍にTSのバイト数(188バイト+タイムスタンプ)をかけた容量のデータを格納すれば、100GOP程度のデータを格納することになり、蓄積媒体制御部4の処理を減らすことができる。
Here, the special reproduction method according to the fourth embodiment will be described. The processing operation in the
ECM検出部6において、読出したTSデータよりECMを検出すると、デスクランブル部8ではECMを復号して抽出した鍵を用いて、読出したTSデータのデスクランブルを行う。デスクランブルされたTSデータはデマックス部9で画像、音声データに分離され、Iピクチャ抽出部16ではデマックス部9より出力された画像データよりMPEGのシーケンスヘッダを検出し、Iピクチャを抽出する。抽出したIピクチャをデコード部12でデコードし、表示部13で一定期間表示する。
Iピクチャ検出部10では、デマックス部9より出力された画像データよりシーケンスヘッダを検出する。
When the
The I picture
ECM間隔推定部27は、ECM検出部6で検出された、再生データ中の一つのECMと次のECMの間のTSの数を数え、TS数で表される読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRを算出する。
Iピクチャ間隔推定部37は、Iピクチャ検出部10で検出された、再生データ中の一つのIピクチャ(の先頭位置)と、次のIピクチャ(の先頭位置)の間のTS数を数え、TS数で表されるジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及び読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを算出する。
The
The I picture
蓄積媒体制御部4では、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRと読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの大きさを比較して、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRの方が大きい場合は、図4(a)に示すように、少なくとも2つECMを含むように、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRの2倍の範囲(DEI)又はそれよりも大きい範囲に含まれるデータをメモリ制御部14でメモリ15から読み出す。一方、読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの方が大きい場合は、図4(b)に示すように、少なくとも2つIピクチャの先頭を含むように読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの2倍の範囲(DGI)又はそれよりも大きい範囲に含まれるTSデータをメモリ制御部14で読み出す。
The storage
このときメモリ15内の上記読出し領域外のIピクチャをスキップして上記読出し領域内のIピクチャのみを読み出すことで特殊再生を行う。
At this time, special reproduction is performed by skipping the I picture outside the reading area in the
このときジャンプする間隔はジャンプすべきTS数にTSのバイト数(188バイト+タイムスタンプ)をかけることで蓄積媒体5上での位置(ジャンプ先)を特定する。
At this time, the jump interval specifies the position (jump destination) on the
図14は特殊再生時における蓄積媒体5からのTSデータの読出し手順を示すフロー図である。ここで、特殊再生が6倍速再生(N倍速再生でN=6)であるとする。図14において、図5、図8、図12と同じ符号は同様のステップを示す。ここで、特殊再生が6倍速再生(N倍速再生でN=6)であるとする。
まず、ステップST1で特殊再生を開始すると、ステップST21で蓄積媒体5からデータを読出し、メモリ15にデータを格納する。このとき格納するデータの量は1GOPに対して充分に大きい量とする。
ステップST31では、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIR(TS数で表されるもの)と読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIR(TS数で表されるもの)とを比較する。
読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの方が大きい場合はステップST42に進み、図4(b)に示すように、読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRの2倍以上の範囲に含まれるTSデータをメモリ15から読み出す。一方、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRのほうが大きい場合は、ステップST43に進み、図4(a)に示すように、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRの2倍以上の範囲に含まれるTSデータをメモリ15から読み出す。
このとき蓄積媒体5上における、読出し領域の先頭から最後尾までの間隔は、読出し範囲幅を表すTS数にTSのバイト数(188バイト+タイムスタンプ)をかけることで特定する。
FIG. 14 is a flowchart showing a procedure for reading TS data from the
First, when special reproduction is started in step ST1, data is read from the
In step ST31, the read range width determining ECM interval value EIR (expressed by the number of TSs) is compared with the read range width determining I picture interval value GIR (expressed by the number of TSs).
When the read range width determining I picture interval value GIR is larger, the process proceeds to step ST42, and as shown in FIG. 4B, the read range width determining I picture interval value GIR is included in a range that is twice or more the read range width determining I picture interval value GIR. TS data is read from the
At this time, the interval from the beginning to the end of the read area on the
ステップST24ではメモリ15に格納したデータの末尾まで読出したかどうかを判定し、末尾まで読出した場合、ステップST25に進み次のデータを蓄積媒体5から読出してメモリ15に格納して、ステップST24でメモリ15からの読出しを再開する。
In step ST24, it is determined whether or not the end of the data stored in the
ステップST5では読出したTSデータよりECMを検出する。
ステップST34では、相前後して検出されたECM相互間のTS数のカウント値を再生データECM間隔値REIとして求め、さらにこれらを元にして、読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIRを算出して更新する。
ステップST7では検出したECMを復号して鍵を取り出す。
ステップST8では取り出した鍵を用いてTSデータをデスクランブル、デマックスしてシーケンスヘッダを検出してIピクチャを抽出する。
ステップST35では、相前後して検出されたIピクチャ先頭のシーケンスヘッダ相互間のTS数のカウント値を、TS数で表される再生データIピクチャ間隔値RGIとして求め、さらにこれを元にして、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJ及び読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIRを算出して更新する。
ステップST36では、ステップST35で算出されたジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJを用いて、次のTSデータの読出し開始位置を決定する。本例では、6倍速、即ちN=6であるので、図6に示すように、今回の読出し範囲内の最初のIピクチャの先頭の位置IP(n))に対して、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJの5.5倍((N−0.5)倍)後をジャンプ先(次回の読出し開始位置)RS(n+1)と決定する。
ステップST36における読出し開始位置の決定の後、ステップST26において、メモリ15内での次の読出し開始位置まで移動する(ジャンプする)。このときメモリ15に格納したデータの末尾まで読出したかどうか(即ち、次に読出し開始がメモリ15内にないかどうか)を判定し、末尾まで読出した場合、ステップST27に進み次のデータを蓄積媒体5から読出してメモリ15に格納した後、メモリ15内の次の読出し開始位置に移動する(ジャンプする)。次の読出し開始位置まで移動すると、ステップST31に戻る。
In step ST5, ECM is detected from the read TS data.
In step ST34, the count value of the number of TSs between the ECMs detected before and after is obtained as the reproduction data ECM interval value REI, and further, the read range width determining ECM interval value EIR is calculated based on these count values. Update.
In step ST7, the detected ECM is decrypted to extract the key.
In step ST8, the TS data is descrambled and demultiplexed using the extracted key to detect a sequence header and extract an I picture.
In step ST35, the count value of the TS number between the sequence headers at the head of the I picture detected in succession is obtained as the reproduction data I picture interval value RGI represented by the TS number, and based on this, The jump destination determining I picture interval value GIJ and the reading range width determining I picture interval value GIR are calculated and updated.
In step ST36, the reading start position of the next TS data is determined using the jump destination determining I picture interval value GIJ calculated in step ST35. In this example, since the speed is 6 times, that is, N = 6, as shown in FIG. 6, the jump destination determination I is performed with respect to the start position IP (n) of the first I picture in the current read range. The jump destination (next reading start position) RS (n + 1) is determined 5.5 times ((N−0.5) times) the picture interval value GIJ.
After the determination of the read start position in step ST36, in step ST26, it moves (jumps) to the next read start position in the
実施の形態4でも実施の形態3と同様に、ECM間隔やIピクチャ間隔をTS数を用いて推定する(TS数で表される読出し範囲幅決定用ECM間隔値EIR、読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値GIR、ジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値GIJを用いてジャンプ先及び読出し範囲幅を決定する)ことで、Iピクチャ相互間、或いはECM相互間において、ECMやIピクチャの検出のタイミングが変化し、画像のデータ量があまり変化しない場合に、適切にECMやIピクチャの位置を推定でき、特殊再生を行うことができるという効果がある。 In the fourth embodiment, as in the third embodiment, the ECM interval and the I picture interval are estimated using the TS number (read range width determining ECM interval value EIR represented by the TS number, read range width determining I). By determining the jump destination and the read range width using the picture interval value GIR and the jump destination determination I picture interval value GIJ), the timing of detection of ECM and I picture can be determined between I pictures or between ECMs. When the amount of image data changes and the amount of image data does not change much, the position of the ECM or I picture can be estimated appropriately, and special reproduction can be performed.
実施の形態2と同様、本実施の形態4でも、蓄積媒体5からのデータを一旦メモリに移すことで、メモリで特殊再生時の読出しを行うことになり、特殊再生時に蓄積媒体制御部で他の処理を行うことが可能となる。言い換えると、メモリを用いることで蓄積媒体制御部の処理を減らすことができ、多チャンネルを同時に再生するような蓄積媒体制御部の処理が多い場合でも、特殊再生を行うことができる。
Similar to the second embodiment, in the fourth embodiment, the data from the
1 アンテナ、 2 復調部、 3 タイムスタンプ付加部、 4 蓄積媒体制御部、 5 蓄積媒体、 6 ECM検出部、 7,27 ECM間隔推定部、 8 デスクランブル部、 9 デマックス部、 10 Iピクチャ検出部、 11 Iピクチャタイムスタンプ算出部、 12 デコード部、 13 表示部、 14 メモリ制御部、 15 メモリ、 16 Iピクチャ抽出部、 17,37 Iピクチャ間隔推定部、 18 クロック発生器、 19 IピクチャTSカウント部、 20 再生処理部、 21 Iピクチャ推定演算部、 23 ECMタイムスタンプ算出部、 24 ECMTSカウント部、 25 ECM推定演算部。
DESCRIPTION OF
Claims (15)
スクランブルのかかったTSデータを蓄積する蓄積媒体と、
前記蓄積媒体に蓄積されているTSデータの再生に際し、前記蓄積媒体から読み出されたTSデータ中のECMの間隔に基づき、読出し範囲幅決定用ECM間隔値を算出するECM間隔推定手段と、
前記蓄積媒体に蓄積されているTSデータの再生に際し、前記蓄積媒体から読み出されたTSデータ中のIピクチャの間隔に基づき、読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値及びジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値を算出するIピクチャ間隔推定手段と、
前記ECM間隔推定手段により算出された読出し範囲幅決定用ECM間隔値及び前記Iピクチャ間隔推定手段により算出された読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値及びジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値に基づいて、特殊再生に際し、TSデータを間欠的に読み出す範囲を決定する蓄積媒体制御手段と、
蓄積媒体制御手段により蓄積媒体から読出されたTSデータを入力とし、Iピクチャのみを復号して出力する再生処理手段と
を備えることを特徴とするデジタル放送蓄積再生装置。 A device for storing and playing back digital broadcasts,
A storage medium for storing scrambled TS data;
ECM interval estimation means for calculating a read range width determining ECM interval value based on the ECM interval in the TS data read from the storage medium when reproducing the TS data stored in the storage medium;
When reproducing the TS data stored in the storage medium, based on the I picture interval in the TS data read from the storage medium, a read range width determining I picture interval value and a jump destination determining I picture interval I picture interval estimation means for calculating a value;
Based on the read range width determination ECM interval value calculated by the ECM interval estimation means, the read range width determination I picture interval value and the jump destination determination I picture interval value calculated by the I picture interval estimation means, Storage medium control means for determining a range in which TS data is intermittently read out during special reproduction,
A digital broadcast storage and reproduction apparatus comprising: reproduction processing means for receiving TS data read from the storage medium by the storage medium control means and decoding and outputting only I pictures.
前記メモリから読み出されたTSデータが前記ECM間隔推定手段、前記Iピクチャ間隔推定手段、及び前記再生処理手段に前記蓄積媒体から読み出されたTSデータとして供給される
ことを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送蓄積再生装置。 A memory for temporarily storing TS data read from the storage medium during reproduction;
The TS data read from the memory is supplied to the ECM interval estimation means, the I picture interval estimation means, and the reproduction processing means as TS data read from the storage medium. 2. The digital broadcast storage / playback apparatus according to 1.
前記蓄積媒体から読み出されたTSデータ中のECMの間隔を再生データECM間隔値として検出する再生データECM間隔値検出手段と、
前記再生データECM間隔値検出手段により検出された再生データECM間隔値に基づいて前記読出し範囲幅決定用ECM間隔値を算出する読出し領域決定用ECM間隔値演算手段とを有し、
前記Iピクチャ間隔推定手段は、
前記蓄積媒体から読み出されたTSデータ中のIピクチャの間隔を再生データIピクチャ間隔値として検出する再生データIピクチャ間隔値検出手段と、
前記再生データECM間隔値検出手段により検出された再生データECM間隔値に基づいて前記読出し範囲幅決定用Iピクチャ間隔値及びジャンプ先決定用Iピクチャ間隔値を算出する読出し領域決定用Iピクチャ間隔値演算手段とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送蓄積再生装置。 The ECM interval estimation means includes:
Reproduction data ECM interval value detection means for detecting an ECM interval in TS data read from the storage medium as reproduction data ECM interval value;
Reading area determining ECM interval value calculating means for calculating the reading range width determining ECM interval value based on the reproduction data ECM interval value detected by the reproducing data ECM interval value detecting means;
The I picture interval estimation means includes:
Reproduction data I picture interval value detection means for detecting an interval of I pictures in TS data read from the storage medium as reproduction data I picture interval values;
A read area determination I picture interval value for calculating the read range width determination I picture interval value and jump destination determination I picture interval value based on the reproduction data ECM interval value detected by the reproduction data ECM interval value detection means The digital broadcast storage / playback apparatus according to claim 1, further comprising: an arithmetic unit.
前記蓄積媒体はタイムスタンプ付加手段の出力を蓄積し、
前記再生データECM間隔値検出手段は、前記蓄積媒体から読み出されたTSデータ中において相前後して検出されたECMのタイムスタンプ値の差を再生データECM間隔値として検出し、
前記再生データIピクチャ間隔値検出手段は、前記蓄積媒体から読み出されたTSデータ中において相前後して検出されたIピクチャのタイムスタンプ値の差を再生データIピクチャ間隔値として検出する
ことを特徴とする請求項5に記載のデジタル放送蓄積再生装置。 A time stamp adding means for adding a time stamp by inputting the scrambled TS data,
The storage medium stores the output of the time stamp adding means,
The reproduction data ECM interval value detecting means detects, as reproduction data ECM interval values, differences in ECM time stamp values detected in succession in the TS data read from the storage medium,
The reproduction data I picture interval value detection means detects a difference between time stamp values of I pictures detected in succession in the TS data read from the storage medium as reproduction data I picture interval values. 6. The digital broadcast storage and reproduction apparatus according to claim 5, wherein
前記再生データIピクチャ間隔値検出手段は、前記蓄積媒体から読み出されたTSデータ中において相前後して検出されたIピクチャの先頭相互間のTS数をカウントし、該カウント値を再生データECM間隔値として出力する
ことを特徴とする請求項5に記載のデジタル放送蓄積再生装置。 The reproduction data ECM interval value detection means counts the number of TSs between ECMs detected in succession in the TS data read from the storage medium, and outputs the count value as a reproduction data ECM interval value And
The reproduction data I picture interval value detection means counts the number of TSs between heads of I pictures detected in succession in the TS data read from the storage medium, and uses the count value as reproduction data ECM. The digital broadcast storage and reproduction apparatus according to claim 5, wherein the digital broadcast storage and reproduction apparatus outputs the interval value.
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