JP4548204B2 - 筒内噴射内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、筒内噴射内燃機関に関し、詳細には、いわゆる中央噴射タイプの筒内噴射内燃機関において、触媒の活性促進等を目的として、燃料の噴射期間が膨張行程中に設定される場合に、この期間に噴射された噴霧に対してピストンとの衝突前に点火する際の着火性を向上させるための技術に関する。
筒内噴射内燃機関は、シリンダヘッドに燃料供給用のインジェクタが設置され、このインジェクタにより筒内に燃料を直接噴射することで、層状の混合気を形成するものである。この筒内噴射内燃機関によれば、燃焼の大幅な希薄化が可能であるとともに、吸気に伴うポンプロスの低減の効果も相俟って、特に低負荷域における燃料消費量を低減し得ることが知られている。
筒内噴射内燃機関として、燃料供給用のインジェクタが気筒中心軸に対して傾斜させて、シリンダヘッドの側方から気筒中心に向けて配設された、いわゆる側方噴射タイプのもののほか、このインジェクタが気筒中心軸に対して平行に、シリンダヘッドの上方からピストンの冠面に対向させて配置された中央噴射タイプのものが知られている。
前者の側方噴射タイプの筒内噴射内燃機関に関するものであるが、暖機後における排気浄化触媒の活性維持を目的として、成層燃焼時に排気温度を上昇させる次のような技術が知られている(特許文献1)。すなわち、圧縮行程中に主として出力形成を目的とした燃料噴射を行い、点火プラグにより着火させて成層燃焼を行わせるとともに、成層燃焼後の筒内に対し、膨張行程中に追加の燃料噴射を行い、この追加の燃料噴射により供給された燃料の自己着火燃焼により、排気温度を上昇させるものである。
特開平10−212995号公報(段落番号0010〜0013)
しかしながら、前掲特許文献1に記載された排気昇温技術(側方噴射タイプの筒内噴射内燃機関に関する。)には、次のような問題がある。すなわち、この技術は、排気昇温のための追加の燃料噴射による燃焼が自己着火燃焼の形態であるため、その噴射時期及び先行する成層燃焼のための点火時期を厳密に制御する必要があり、燃焼制御上の設定に自由がないことである。この問題を緩和させるための方法として、追加の燃料噴射による燃焼を点火により制御することが考えられるが、この追加の燃料噴射は、膨張行程中に、ピストンが下降している最中に行われるため、噴射された燃料が点プラグの位置にまで輸送され難い傾向にあり、着火が不安定となる。
前者の設定自由度の問題は、中央噴射タイプの筒内噴射内燃機関についても当てはまると考えられる。他方、後者の燃料輸送上の問題は、インジェクタの配置の相違から、中央噴射タイプのものについてそのまま当てはまるとは言い難いが、この場合は、点火プラグが一般的にインジェクタに隣接して配置されるため、点火プラグの位置を通過する際の噴霧が速過ぎて、確実な着火性を得難いという、別の問題がある。燃料噴射が実質的に終了し、インジェクタの弁体が閉じていく過程で噴霧の速度が低下するため、その過程のなかで点火時期を設定することも考えられるが、この場合の点火時期の設定許容範囲は、極めて制限されたものとなる。
本発明は、燃料供給用のインジェクタがピストンの冠面に対向させて配置された筒内噴射内燃機関において、膨張行程中に燃料を噴射する際の点火プラグによる着火性を向上させることを目的とする。
本発明は、筒内噴射内燃機関を提供する。
本発明に係る装置は、ピストンの冠面に対向させて配置され、筒内に燃料を直接噴射する燃料供給用のインジェクタと、このインジェクタに近接させて設置され、このインジェクタにより噴射された噴霧に点火する点火プラグと、機関の排気通路に設置された排気浄化用の触媒とを含んで構成される。
本発明の1つの側面によれば、触媒の不活性時に燃料の噴射期間機関の膨張行程中に設定するとともに、インジェクタの弁体のリフト量を触媒の活性時における弁体のリフト量よりも減少させて、触媒の不活性時に前記噴射期間の後期にインジェクタにより噴射される噴霧の速度を、触媒の活性時に前記噴射期間の後期にインジェクタにより噴射される噴霧の速度よりも低下させ、触媒の不活性時において、前記噴射期間の後期に噴射された噴霧に対して点火するための点火プラグの点火時期が設定される。
また、本発明の他の側面によれば、触媒の不活性時に燃料の噴射期間を機関の膨張行程中に設定するとともに、インジェクタの弁体の弁閉速度を触媒の活性時の弁体の弁閉速度よりも低下させて、触媒の不活性時に前記噴射期間の後期にインジェクタにより噴射される噴霧の速度を、触媒の活性時に前記噴射期間の後期にインジェクタにより噴射される噴霧の速度よりも低下させ、触媒の不活性時において、前記噴射期間の後期に噴射された噴霧に対して点火するための点火プラグの点火時期が設定される。
また、本発明の他の側面によれば、インジェクタにおいて、本体先端のノズル部のうち点火プラグの位置に向く一部の噴孔を形成する部分と、弁体との間に、この弁体の弁閉状態下で形成される燃料溜まりが設けられ、触媒の不活性時に燃料の噴射期間を機関の膨張行程中に設定し、点火プラグにより、弁閉後にこの燃料溜まりから噴射される噴霧に対して点火が行われる。
本発明によれば、燃料の噴射期間が機関の膨張行程中に設定される場合に、この期間の後期に噴射される噴霧の速度を低下させ、又は燃料溜まりにより弁閉後に速度の低い噴霧を形成したことで、点火プラグの位置を速度の低い噴霧が通過する期間の長さを確保し、膨張行程中に燃料を噴射する際の着火性を向上させることができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る筒内噴射内燃機関(以下「エンジン」)という。)1の構成を、気筒中心軸mを含む平面による断面で示している。エンジン1は、いわゆる中央噴射タイプの筒内噴射内燃機関である。
シリンダブロック11には、ピストン12が挿入され、ピストン12の冠面121とシリンダヘッド13の下面131との間に形成される空間14が燃焼室となる。気筒中心軸mを基準としたシリンダヘッド13の一側には、吸気ポート15が形成され、吸気ポート15は、図示しない吸気マニホールドと接続されて、吸気通路を形成している。吸気ポート15は、吸気弁16により開放及び遮断される。シリンダヘッド13の他側には、排気ポート17が形成され、排気ポート17は、排気マニホールド18と接続されて、排気通路を形成している。排気ポート18は、排気弁19により開放及び遮断される。吸気弁16及び排気弁19は、各弁16,19の上方に配置された、図示しない吸気カム又は排気カムにより開方向に駆動される。
また、シリンダヘッド13には、気筒中心軸m上に、ピストン12の冠面に対向させて燃料供給用のインジェクタ(以下、単に「インジェクタ」という。)21が設置されるとともに、インジェクタ21に対して排気ポート17側に隣接させて、点火プラグ25が設置されている。本実施形態において、インジェクタ21は、圧縮行程噴射時における噴霧形状の乱れを抑制し得るホールノズルタイプ又はアウトワードタイプのインジェクタであり、ピストン12の冠面に向かって気筒中心軸m上を進む中空円錐状の噴霧を形成する。点火プラグ25は、プラグギャップの位置がこの噴霧の外縁に設定され、特定の運転領域での運転に際し、ピストン12との衝突前の噴霧に対して点火を行うことができる。
インジェクタ21及び点火プラグ25の動作は、エンジンコントロールユニット31により制御される。インジェクタ21は、燃料ポンプ22により所定の圧力に調整された燃料が燃料配管23を介して供給され、この燃料をエンジンコントロールユニット31により定められる所定の噴射期間に噴射する。燃料ポンプ22は、エンジン1の出力により駆動される。他方、点火プラグ25は、エンジンコントロールユニット31により定められる所定の点火時期に点火を行う。本実施形態では、後述する排気昇温時における噴霧速度の調整のため、燃料ポンプ22として、吐出圧力又はインジェクタ21に対する燃料の供給圧力を変更可能な可変タイプのものが採用される。この可変ポンプには、公知のいかなるタイプのものが採用されてもよく、たとえば、弁開圧力が異なる2つの圧力レギュレータを選択的に動作可能に構成されたもの、又はクランクシャフトとポンプの駆動シャフトとの間の回転数比を調整可能に構成されたものが採用される。
燃焼後の排気は、排気弁19の開期間に排気ポート17から排気通路に排出される。排気通路には、排気マニホールド18の下流に排気浄化触媒(以下、単に「触媒」という。)20が設置されており、排気は、触媒20を通過した後、大気中に放出される。
エンジンコントロールユニット(以下「ECU」という。)31へは、エンジン1の吸入空気量を検出するエアフローメータ41の検出信号、エンジン1に対する要求負荷に相関するアクセル開度を検出するアクセルセンサ42の検出信号、クランクシャフト(図示せず。)の基準位置及び単位位置を検出するクランク角センサ43の検出信号(これをもとに、エンジン1の回転速度を算出することができる。)、エンジン冷却水の温度を検出する水温センサ44の検出信号、燃料配管23内の燃料の圧力(以下「燃圧」という。)を検出する燃圧センサ45の検出信号、及び触媒20への流入前の排気の空燃比を検出する排気センサ46の検出信号等が入力される。ECU31は、入力した各種の検出信号をもとに、インジェクタ21、点火プラグ25及び燃料ポンプ22等のエンジン制御デバイスに対する制御信号を形成する。
本実施形態では、エンジン1の運転状態に応じ、均質燃焼と成層燃焼との間で燃焼形態を切り換えて運転を行わせる。均質燃焼では、目標とする空燃比が理論値に設定されるとともに、燃料の噴射期間が吸気行程中に設定され、燃焼室14の全体に噴霧を拡散させた状態で燃焼が行われる。他方、成層燃焼では、目標とする空燃比が理論値よりも大きな値に設定されるとともに、燃料の噴射期間が圧縮行程中に設定され、燃焼室14のうち点火プラグ25の近傍に噴霧を集中させた状態で燃焼が行われる。燃焼形態の切り換えの判断は、ECU31により行われる。
図2は、本実施形態に係る燃焼制御ルーチンのフローチャートを示している。このルーチンは、ECU31によりキースイッチ等の電源スイッチのオンにより開始され、所定の時間毎に実行される。このルーチンでは、暖機後の通常運転時における燃焼形態の切り換えが判断されるとともに、冷間始動に際し、暖機前における排気温度の上昇制御が行われる。
S101では、エンジン1の運転状態として、アクセル開度APO、エンジン回転数Ne及び冷却水温度Tw等を読み込む。
S102では、読み込んだTwが所定の温度T1以上であるか否かを判定する。T1以上であるときは、エンジン1の暖機が完了したとして、S103へ進み、T1未満であるときは、エンジン1の暖機が未完了(すなわち、触媒20が未活性)であるとして、S107へ進む。
S103では、読み込んだAPO及びNeにより図示の傾向を持たせたマップデータを参照し、エンジン1の運転状態が属する領域A,Bを判定する。
S104では、エンジン1の運転状態が比較的に低負荷側に設定された領域Aに属するか否かを判定する。領域Aに属するときは、S105へ進み、属さないときは、領域Aよりも高負荷側に設定された領域Bに属するとして、S106へ進む。
S105では、成層燃焼を選択し、燃料の噴射期間を圧縮行程中に設定するとともに、点火時期を設定する。
S106では、均質燃焼を選択し、燃料の噴射期間を吸気行程中に設定するとともに、点火時期を設定する。
他方、冷間始動に際し、S102の処理により暖機前であると判定したときは、S107へ進み、本実施形態に係る排気昇温制御を実行する。この制御において、燃料の噴射期間は、圧縮行程中の第1の期間(以下「主期間」という。)と、膨張行程中の第2の期間(以下「後期間」という。)とに分けて設定される。膨張行程中に噴射された燃料により後燃えの効果を生じさせて、排気温度を上昇させることができる。前者の主期間は、エンジン1の出力形成上必要な量の燃料が噴射される長さに設定され、後者の後期間は、排気温度を所望の温度に上昇させるのに必要な量の燃料が噴射される長さに設定される。また、主期間は、出力形成後の2回目の燃焼に用いられる酸素を残存させるため、理論値よりも大きな値の空燃比が得られる長さである必要がある。他方、点火時期は、主期間及び後期間のそれぞれについて設定され、圧縮行程と膨張行程とに設定される。膨張行程中の点火時期は、後期間に噴射された噴霧に対し、ピストン12との衝突前に点火が行われる時期に設定される。本実施形態では、後期間に噴射された噴霧の着火性を確保するため、この制御の一環として燃料ポンプ22に制御信号を出力し、燃圧を暖機後の通常運転時のものよりも低下させることで、噴霧の速度を低下させる。
図3は、本実施形態に係る排気昇温制御(図2のS107)の概念を説明するものであり、噴霧の速度Vsを示す上側の線図において、冷間始動時のものを実線で、通常運転時のものを一点鎖線で示している。なお、噴霧の速度Vs及び燃料濃度Dsは、夫々噴霧が点火プラグ25の位置を通過する際のものである。速度Vsの変化の傾向は、噴射直後の速度(すなわち、初速)に基づいて容易に知ることができる。この初速の評価には、一般に理解されるいかなる方法のものが採用されてもよいが、たとえば、ホールノズルタイプのインジェクタ21が採用される場合に、筒内と燃料配管23内との燃圧の差、インジェクタ21の噴孔の直径、及び他の係数による実験的な近似を採用することができる。
ピストン12との衝突前の噴霧に対して点火が行われる燃焼形態は、成層燃焼に包括されるものとして、スプレーガイド燃焼として知られている。このスプレーガイド燃焼において、噴霧の着火性は、点火プラグ25の位置を通過する際の噴霧の速度Vs及び燃料濃度Dsに左右される。このうち、速度Vsは、初速V0によるところが大きく、噴射期間Tの開始後、初速V0の増大により直ちに最大値を迎え、噴射期間Tの終了後、弁体の閉動作による初速V0の減少に伴い次第に減少していく。他方、燃料濃度Dsは、噴射期間Tの全体に亘り増大し、噴射期間Tの終了後、初速V0の減少の影響を反映させて減少していく。噴霧の着火には、噴霧の速度Vs及び燃料濃度Dsのそれぞれが着火可能範囲Rv,Rd内にあることが必要であり、点火時期は、速度Vsが範囲Rv内にある期間Δtvと、燃料濃度Dsが範囲Rd内にある期間Δtdとの重複期間(ここでは、Δtv)内に制限される。本実施形態では、エンジン1の冷間始動に際し、燃料の噴射期間として膨張行程中の後期間を設定するとともに、燃圧を通常運転時のものよりも低下させるが、これは、燃圧の低下により噴射期間T(ここでは、特に後期間)の全体に亘り初速V0を低下させることで、弁体の閉動作時における初速V0を減少させ、かつこのときの初速V0の減少勾配を緩やかにして、点火プラグ25の位置において、速度Vsが着火可能範囲Rv内にある低速の噴霧が通過する期間Δtvが延長される効果を期待したものである。
本実施形態に関し、図2に示すフローチャートのS107のうち、燃圧を低下させる処理が「噴霧速度調整手段」に、点火時期を設定する処理が「点火時期設定手段」に相当する。
本実施形態によれば、燃料の噴射期間として膨張行程中の後期間が設定される場合に、燃圧の低下によりこの後期間、特に弁体の閉動作時に噴射される噴霧の速度V0を低下させ、これに伴い速度V0の減少勾配を緩やかにしたことで、点火プラグ25の位置を低速の噴霧が通過する期間Δtvの長さを確保し、点火プラグ25による着火性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る噴霧速度の調整は、燃料ポンプ22の簡単な制御により行うことができる。
なお、以上のように燃圧の低下による場合は、燃料の微粒化が進まなくなるため、主期間に係る1回目の燃焼時にHC等の未燃成分が発生することが考えられる。この未燃成分は、後期間に係る2回目の燃焼により得られる高温の排気により、燃やし切ることができる。
以下に、本発明の他の実施形態について説明する。以下に示す各実施形態は、排気昇温時における噴霧速度の調整のための代替手段を提供するものである。このため、以下の説明は、関連箇所のみに止める。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るインジェクタ21の構成を示している。
本実施形態では、インジェクタ21として、アウトワードタイプのものが採用され、アクチュエータ211として、ピエゾタイプのものが採用される。ポペットタイプの弁体212は、アクチュエータ211によりインジェクタ21の中心軸n上を外向きに開駆動され、本体との間に噴射方向に関して円錐状に広がる噴孔h(図5)を形成する。インジェクタ21の内部には、インジェクタ21の本体である外筒213と、アクチュエータ211を収容する内筒214との間に燃料通路215が形成されており、燃料配管23を介してインジェクタ21に供給された燃料は、燃料通路215及び噴孔hを介して筒内に噴射される。
図5は、弁体212の動作を通常運転時(a)と冷間始動時(b)とで比較して示している。
本実施形態では、弁体212のリフト量Lとして、インジェクタ21を全開状態とする最大リフト量L1と、インジェクタ21を半開状態とする中間リフト量L2(<L1)とが設定される。リフト量Lの切り換えは、ECU31からの制御信号に基づいてアクチュエータ211への印加電圧を変化させることにより行われる。通常運転時では、燃料の噴射期間の全体に亘り最大リフト量L1が設定される一方、冷間始動時では、燃料の噴射期間として圧縮行程中の主期間及び膨張行程中の後期間が設定されるとともに、後期間において、その後期にリフト量Lを中間リフト量L2に切り換えることで、噴孔hの有効断面積を減少させ、燃料噴射率の減少によりこの後期における噴霧の速度(又は初速)V0を低下させる。
図6,7は、本実施形態に係るアクチュエータ211への通電プロフィールA及びインジェクタ21の燃料噴射率Bを示している。図6は、通常運転時のものを、図7は、冷間始動時のものを示している。
通常運転時では、アクチュエータ211に対し、噴射期間Tの全体に亘り一定の駆動電圧v(=v1)を印加することで、燃料噴射率rを増大させ、最大リフト量L1の達成により規定の値に保持し、更に電圧vの遮断により減少させる。
他方、冷間始動時では、噴射期間(ここでは、後期間)Tの後期Te1〜Te3にアクチュエータ211への印加電圧を切り換え、弁体212のリフト量Lを中間リフト量L2に切り換える。このための第1の方法として、図7aは、後期間Tにおいて、駆動電圧vとして比較的に大きな値の第1の電圧v1を印加した後、後期Te1に電圧vを一旦遮断し、更に第1の電圧v1よりも小さな値の第2の電圧v2を印加するものを示している。また、第2の方法として、第2の電圧v2を第1の電圧v1から継続させて、段階的に減少するプロフィールA2として印加してもよく(図7b)、又は第3の方法として、第2の電圧v2を第1の電圧v1から継続させて、連続的に減少するプロフィールA3として印加してもよい(図7c)。
本実施形態によれば、ピエゾタイプのアクチュエータ211の採用により、中間リフト量L2の設定が可能であるので、噴霧速度の調整が容易である。
弁体212のリフト量Lの制御による噴霧速度の調整は、アウトワードタイプのインジェクタ21に限らず、ホールノズルタイプのインジェクタに適用することもできる。
図8は、この場合のインジェクタとして、本発明の第3の実施形態に係るインジェクタ21の構成を示しており、第2の実施形態のものと対応する部分には、同じ符号を付している。本実施形態では、インジェクタ21として、中心軸nを基準とした周方向に複数の噴孔h,h・・・(図9)が形成されたマルチホールタイプのホールノズルインジェクタが採用される。
ホールノズルタイプのインジェクタ21は、弁体212の開方向が内向きである点でアウトワードタイプのものと異なる。ピエゾタイプのアクチュエータ211は、駆動電圧vの印加により弁体212を引き上げ、噴孔hを開放させて、燃料を筒内に噴出させる。ホールノズルタイプのものでは、弁体212のリフト量Lの変化により噴孔h自体の断面積を変化させることはできないが、リフト量Lを減少させることで、弁体212とその座面213aとの間で流れが窄められるため、その下流の燃圧を減少させ、噴霧の速度V0を低下させることができる。
弁体212のリフト量Lの制御による噴霧速度の調整は、ソレノイドタイプのアクチュエータが採用されたインジェクタに適用することもできる。
図10,13は、この場合のインジェクタとして、本発明の第4及び第5の実施形態に係るインジェクタ21の構成を示しており、第2の実施形態のものと対応する部分には、同じ符号を付している。図10は、アウトワードタイプのものを、図13は、ホールノズルタイプのものを示している。
図10において、インジェクタ21の本体213には、固定鉄心301が収容されており、固定鉄心301には、電磁コイル211が埋設されている。弁体212の基端には、円形プレートの可動鉄心302が固定されており、弁体212は、固定鉄心301と可動鉄心302との間に介装されたリターンスプリング303により閉方向に付勢されている。弁体212の周囲には、本体213及び固定鉄心301との間に燃料通路215が形成されており、燃料通路215は、可動鉄心302に形成された孔302aを介して燃料配管23内と連通している。電磁コイル211に駆動電圧vが印加されると、可動鉄心302が固定鉄心301に吸着されて、弁体212が開駆動され、噴孔hを介して燃料が筒内に噴射される。
噴霧速度の調整の概念は、ピエゾタイプのインジェクタ(図5,9:弁体212のリフト量Lの制御による。)におけると同様である。
図11,12は、第4の実施形態に係る電磁コイル211への通電プロフィールA及びインジェクタ21の燃料噴射率Bを示している。
通常運転時のものを示す図11において、電磁コイル211へは、噴射期間Tの初期に弁体移動のための大きな値の駆動電圧v1が印加された後、可動鉄心302の吸着タイミングに合わせて弁体保持のための、比較的に小さな値の駆動電圧v1に切り換えられる。燃料噴射率rは、弁体211の移動開始に伴い増大し、可動鉄心302の吸着により規定の値に保持され、更に電圧v1の遮断により減少する。
冷間始動時のものを示す図12において、噴射期間(ここでは、後期間)Tの後期Te1〜Te3における通電プロフィールを変更し、燃料噴射率rの減少により噴霧の速度V0を低下させる。電磁コイル211による場合は、ピエゾアクチュエータによる場合のように中間リフト量を設定することはできないが、駆動電圧vの制御により弁体212の弁閉速度を低下させることで、中間リフト量の設定による場合と同様な効果を得て、速度V0を低下させることができる。このための方法として、後期Te1に駆動電圧vを一旦遮断した後、比較的に小さな値の第2の電圧v2を印加してもよく(図12a)、駆動電圧vを段階的に減少させてもよく(図12b)、又は駆動電圧vを連続的に減少させてもよい(図12c)。
本実施形態によれば、ソレノイドタイプのアクチュエータ211の採用により、インジェクタ21の構成を簡単にすることができる。
図13は、本発明の第5の実施形態に係るソレノイドタイプのホールノズルインジェクタ21の構成を示している。
本実施形態に係る電磁コイル211への通電制御及びこれによる燃料噴射率rの変化は、第4の実施形態におけると同様である。
図14は、本発明の第6の実施形態に係るインジェクタ21の構成を示しており、第2の実施形態のものと対応する部分には、同じ符号を付している。本実施形態では、ソレノイドタイプのアウトワードインジェクタ21が採用され、弁体駆動用の第1の電磁コイル211に加え、弁体212の弁閉速度を低下させる手段として、リターンスプリング303のバネ力を変化させるための第2の電磁コイル401が設けられる。
第1の電磁コイル211が埋設された固定鉄心301が本体211に収容されるとともに、弁体212の基端に可動鉄心302が固定され、固定鉄心301に対する可動鉄心302の吸着及び解放により弁体212が開閉するのは、第4の実施形態におけると同様である。
本実施形態では、固定鉄心301に第2の電磁コイル401が埋設されるとともに、第2の電磁コイル401により駆動されて、リターンスプリング303のバネ力を変化させる可動部材402が設けられる。可動部材402は、内面にリターンスプリング303及び後述するサブスプリング403の受けとなる突起が設けられた筒状に形成され、固定鉄心301の内面に形成された凹部に収められている。可動部材402の突起と本体213との間にサブスプリング403が介装されており、可動部材402は、サブスプリング403により、リターンスプリング303のバネ力に抗して付勢されている。第1及び第2の電磁コイル211,401への通電は、ECU31により制御される。第2の電磁コイル401への通電により可動部材403が固定鉄心301に吸着されると、これに伴いリターンスプリング303が収縮し、そのバネ力が増大するため、通常運転時における弁体212の速やかな閉動作が保障される。他方、冷間始動時には、第2の電磁コイル401への通電を遮断することで、可動部材402が退避位置に復帰して、リターンスプリング303のバネ力を低下させるため、弁体212の弁閉速度が低下する。
本実施形態によれば、リターンスプリング303のバネ力の調整により、弁体212の弁閉速度を構造的に低下可能としたことで、所望の弁閉速度を確実に実現することができる。
図15は、本発明の第7の実施形態に係るソレノイドタイプのホールノズルインジェクタ21の構成を示しており、第2の実施形態のものと対応する部分には、同じ符号を付している。弁体212の弁閉速度を低下させる手段として第2の電磁コイル401が設けられることは、第6の実施形態のものと同様である。
本実施形態では、弁体212の開方向の相違に起因して、第1及び第2の電磁コイル211,401の位置が第6の実施形態のものとは逆の関係にある。筒状の可動部材402には、内面に各スプリング303,403の受けとなる突起が設けられており、可動部材402は、第2の電磁コイル401への通電により駆動され、リターンスプリング303のバネ力を増大させる。
なお、弁閉速度の低下による噴霧速度の調整は、暖機後のアイドル時等の燃料の低流量時以外の条件で行われるのが好ましい。弁閉速度の低下により弁体212の閉動作時における燃料噴射量が増加する分、最大リフト時における燃料噴射量が減少することで、燃料噴射量全体のうち弁体212の閉動作時における燃料噴射量の占める割合が過大となる結果、インジェクタの個体間での動作特性のばらつきが顕著となるからである。
図16は、本発明の第8の実施形態に係るインジェクタ21の先端の構成を拡大して示している。
本実施形態では、インジェクタ21として、ホールノズルタイプのものが採用される。アクチュエータには、ピエゾタイプ及びソレノイドタイプのいずれが採用されてもよい。
本体213において、先端のノズル部213bのうち点火プラグ25の位置を向く(言い換えれば、プラグギャップに最も近い)噴孔h1を形成する第1の部分2131が、これ以外の第2の部分2132よりも膨出している。このため、ノズル部213bと弁体212との間に形成される空間が、インジェクタ21の中心軸nを基準とする周方向で拡縮され、第1の部分2131でこの空間が拡大されている。本実施形態では、噴孔h1を形成する第1の部分2131と、全閉状態にある弁体212との間に燃料溜まり501が設けられ、弁閉後にこの燃料溜まり501内の燃料が慣性により噴射される。燃料溜まり501が閉空間であり、上流からの圧力伝播がないことから、この噴霧sの速度V0が抑えられ、点火プラグ25の位置を通過する際の速度Vsも充分に低い。このため、この噴霧sに対して点火するための着火可能期間Δtv(図3)が確保され、着火性を向上させることができる。
なお、以上では、排気昇温制御を主に、エンジン1の冷間始動時における触媒20の活性促進のために行う場合を例に説明した。しかしながら、本発明は、これに限らず、低排温運転が継続して、エンジン1の運転中に触媒20が不活性化する惧れのある場合に適用し、触媒20の活性維持を図ることもできる。この場合は、燃料の噴射期間として、出力形成のための吸気行程中又は圧縮行程中の主期間に加え、排気温度の上昇のための膨張行程中の後期間を設定する。
また、燃料の噴射期間は、以上のように主期間及び後期間に分けて設定するに限らず、分割せず、膨張行程中の1つの期間として設定してもよい。この場合は、出力形成のための燃料噴射も膨張行程中に行われることになるので、仕事ではなく熱に変換される燃料量の増加分を燃料噴射量に補う必要がある。この膨張行程中のみの噴射によれば、燃焼の極端な遅角化により、後燃えの効果が顕著に得られるため、排気温度を大幅に上昇させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る筒内噴射内燃機関の構成 同上実施形態に係る燃焼制御ルーチンのフローチャート 同上実施形態に係る、燃圧の低下による噴霧速度調整の概念 本発明の第2の実施形態に係るピエゾタイプのアウトワードインジェクタの構成 同上実施形態に係る、弁体の低リフト化による噴霧速度調整の概念 同上実施形態に係る通常運転時における弁駆動電圧プロフィール 同上実施形態に係る冷間始動時における弁駆動電圧プロフィール 本発明の第3の実施形態に係るピエゾタイプのホールノズルインジェクタの構成 同上実施形態に係る、弁体の低リフト化による噴霧速度調整の概念 本発明の第4の実施形態に係るソレノイドタイプのアウトワードインジェクタの構成 同上実施形態に係る通常運転時における弁駆動電圧プロフィール 同上実施形態に係る冷間始動時における弁駆動電圧プロフィール 本発明の第5の実施形態に係るソレノイドタイプのホールノズルインジェクタの構成 バネ力を可変とした、本発明の第6の実施形態に係るアウトワードインジェクタの構成 バネ力を可変とした、本発明の第7の実施形態に係るホールノズルインジェクタの構成 燃料溜まりが形成された、本発明の第8の実施形態に係るホールノズルインジェクタの構成
符号の説明
1…エンジン、11…シリンダブロック、12…ピストン、13…シリンダヘッド、14…燃焼室、15…吸気ポート、16…吸気弁、17…排気ポート、18…排気マニホールド、19…排気弁、20…排気浄化触媒、21…インジェクタ、22…燃料ポンプ、23…燃料配管、25…点火プラグ、31…エンジンコントロールユニット、41…エアフローメータ、42…アクセルセンサ、43…クランク角センサ、44…水温センサ、45…燃圧センサ、46…排気センサ。

Claims (3)

  1. ピストンの冠面に対向させて配置され、筒内に燃料を直接噴射する燃料供給用のインジェクタと、
    前記インジェクタに近接させて設置され、前記インジェクタにより噴射された噴霧に点火する点火プラグと、
    機関の排気通路に設置された排気浄化用の触媒と、
    前記触媒の不活性時に燃料の噴射期間機関の膨張行程中に設定するとともに、前記インジェクタの弁体のリフト量を前記触媒の活性時における前記弁体のリフト量よりも減少させて、前記触媒の不活性時に前記噴射期間の後期に前記インジェクタにより噴射される噴霧の速度を、前記触媒の活性時に前記噴射期間の後期に前記インジェクタにより噴射される噴霧の速度よりも低下させる噴霧速度調整手段と、
    前記触媒の不活性時において、前記噴射期間の後期に噴射された噴霧に対して点火するための前記点火プラグの点火時期を設定する点火時期設定手段と、
    を含んで構成される筒内噴射内燃機関。
  2. ピストンの冠面に対向させて配置され、筒内に燃料を直接噴射する燃料供給用のインジェクタと、
    前記インジェクタに近接させて設置され、前記インジェクタにより噴射された噴霧に点火する点火プラグと、
    機関の排気通路に設置された排気浄化用の触媒と、
    前記触媒の不活性時に燃料の噴射期間を機関の膨張行程中に設定するとともに、前記インジェクタの弁体の弁閉速度を前記触媒の活性時の前記弁体の弁閉速度よりも低下させて、前記触媒の不活性時に前記噴射期間の後期に前記インジェクタにより噴射される噴霧の速度を、前記触媒の活性時に前記噴射期間の後期に前記インジェクタにより噴射される噴霧の速度よりも低下させる噴霧速度調整手段と、
    前記触媒の不活性時において、前記噴射期間の後期に噴射された噴霧に対して点火するための前記点火プラグの点火時期を設定する点火時期設定手段と、
    を含んで構成される筒内噴射内燃機関。
  3. ピストンの冠面に対向させて配置され、筒内に燃料を直接噴射する燃料供給用のインジェクタと、
    前記インジェクタに近接させて設置され、前記インジェクタにより噴射された噴霧に点火する点火プラグと、
    機関の排気通路に設置された排気浄化用の触媒と、を含んで構成され、
    前記インジェクタにおいて、本体先端のノズル部のうち前記点火プラグの位置に向く一部の噴孔を形成する部分と、弁体との間に、この弁体の弁閉状態下で形成される燃料溜まりが設けられ、
    前記触媒の不活性時に燃料の噴射期間を機関の膨張行程中に設定し、前記点火プラグにより、弁閉後に前記燃料溜まりから噴射される噴霧に対して点火する筒内噴射内燃機関。
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