JP4542096B2 - コンテンツ利用装置及び記録媒体 - Google Patents

コンテンツ利用装置及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4542096B2
JP4542096B2 JP2006519393A JP2006519393A JP4542096B2 JP 4542096 B2 JP4542096 B2 JP 4542096B2 JP 2006519393 A JP2006519393 A JP 2006519393A JP 2006519393 A JP2006519393 A JP 2006519393A JP 4542096 B2 JP4542096 B2 JP 4542096B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
key
information
playback
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006519393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007528569A (ja
Inventor
雅哉 山本
稔久 中野
隆一 岡本
基司 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JP2007528569A publication Critical patent/JP2007528569A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4542096B2 publication Critical patent/JP4542096B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/102Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers
    • G11B27/105Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers of operating discs

Description

本発明は、著作物を保護することができるコンテンツ利用装置及び著作物が記録されている記録媒体に関する。
近年、映画や音楽などの著作物がデジタルで記録されるDVDなどの記録媒体が普及している。
DVD規格では、ナビゲーションデータに基づく再生経路制御が採用されている。ナビゲーションデータによって、各コンテンツの再生経路を規定するとともに、リモコンを用いたユーザインタラクションによって再生経路をインタラクティブに変更することが可能である(特許文献1を参照)。
一方、近年、デジタル著作権管理(DRM:Digital Rights Management)システムを用いたコンテンツ配信システムも一般的になりつつある。DRMでは暗号化コンテンツとは別にライセンスが配信される。ライセンスにはライセンス鍵と利用条件が含まれており、この利用条件に従って、暗号化コンテンツをライセンス鍵を用いて復号して再生する。
日本国特開平10−336568号公報
ここで、例えば、映画が記録されているDVDにおける再生経路制御において、ライセンスによるデジタル著作権管理を適用すると、再生装置が、再生経路制御によりコンテンツを選択し、その後、当該コンテンツの利用条件を確認したところ、利用が許可されていないことが分かった場合に、再生装置が、利用条件に反してコンテンツを再生すると、当該コンテンツの著作権を侵害することになるし、一方、利用条件に従って当該コンテンツを再生しないなら、予め設定された再生経路に従っていないので、再生される映画の一部のシーンを欠くことになり、映画のストーリーが不明瞭になったり前後関係に矛盾が生じたりし、視聴者が混乱するという問題点がある。
上記の問題点を解決するために、本発明は、記録媒体に記録され、複数のコンテンツが組み合わされて構成される複合コンテンツを利用する際に、使用契約情報により利用できないコンテンツの出力を回避し、適切にコンテンツを利用することができるコンテンツ利用装置、コンテンツ利用方法及びコンピュータプログラム並びに複合コンテンツを記録している記録媒体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、記録媒体に記録され、複数のコンテンツが組み合わされて構成される複合コンテンツを利用するコンテンツ利用装置であって、前記複数のコンテンツから1のコンテンツの指定を取得する取得手段と、使用契約情報に基づいて、指定されたコンテンツの利用の可否を判断する判断手段と、前記判断手段による判断結果に基づいて、前記複合コンテンツから次に出力すべきコンテンツを選択する選択手段と、選択されたコンテンツを出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
この構成によると、コンテンツの利用の可否に基づいて、次に出力すべきコンテンツを選択するので、利用できないコンテンツの出力を回避することができるという効果がある。こうして、利用者に混乱を与えることなく、適切にコンテンツを利用することができる。
ここで、前記記録媒体に記録されている複合コンテンツは、1のコンテンツと、当該コンテンツの利用が不可能な場合に、当該コンテンツに代えて出力する代替のコンテンツとの対応を含み、前記選択手段は、前記判断手段により、前記コンテンツが利用可能であると判断される場合に、指定された前記コンテンツを選択し、利用不可能であると判断される場合に、前記コンテンツに対応する代替のコンテンツを選択するとしてもよい。
この構成によると、複合コンテンツは、利用が不可能な場合に、当該コンテンツに代えて出力する代替のコンテンツを含むので、代替のコンテンツを確実に選択することができる。
ここで、前記記録媒体に記録されている複合コンテンツは、前記複数のコンテンツを含み、また、前記1のコンテンツを識別するコンテンツ識別子と、前記代替のコンテンツを識別する代替識別子とを対応付けて含み、前記選択手段は、前記判断手段により、前記コンテンツが利用可能であると判断される場合に、指定された前記コンテンツを識別する前記コンテンツ識別子を前記複合コンテンツから抽出することにより、前記コンテンツを選択し、利用不可能であると判断される場合に、指定された前記コンテンツを識別する前記コンテンツ識別子に対応する前記代替識別子を前記複合コンテンツから抽出することにより、前記代替のコンテンツを選択し、前記出力手段は、抽出された前記コンテンツ識別子又は前記代替識別子により識別子されるコンテンツを、前記記録媒体の複合コンテンツから読み出し、読み出したコンテンツを出力するとしてもよい。
この構成によると、代替のコンテンツを代替識別子により確実に選択することができる。
ここで、前記判断手段は、指定されたコンテンツに対応する使用契約情報を取得し、取得した使用契約情報を用いて、指定されたコンテンツの利用の可否を判断するとしてもよい。
この構成によると、取得した使用契約情報を用いて、指定されたコンテンツの利用の可否を判断するので、当該コンテンツの著作権を侵害することなく、コンテンツを適正に利用することができる。
ここで、前記記録媒体に記録されている複合コンテンツは、前記コンテンツの使用契約情報を識別するライセンス識別子を含み、前記判断手段は、前記ライセンス識別子と前記使用契約情報とを対応付けて記憶している契約情報記憶部と、指定されたコンテンツの使用契約情報を識別するライセンス識別子を前記記録媒体の前記複合コンテンツから抽出する識別子抽出部と、抽出したライセンス識別子に対応する前記使用契約情報を前記契約情報記憶部から読み出し、読み出した使用契約情報を用いて、指定されたコンテンツの利用の可否を判断する判断部とを含むとしてもよい。
また、前記記録媒体に記録されている複合コンテンツは、前記コンテンツを識別するコンテンツ識別子と、前記コンテンツの使用契約情報を識別するライセンス識別子とを対応付けて含み、前記判断手段は、前記ライセンス識別子と前記使用契約情報とを対応付けて記憶している契約情報記憶部と、指定されたコンテンツを識別するコンテンツ識別子に対応するライセンス識別子を前記記録媒体の前記複合コンテンツから抽出する識別子抽出部と、抽出したライセンス識別子に対応する前記使用契約情報を前記契約情報記憶部から読み出し、読み出した使用契約情報を用いて、指定されたコンテンツの利用の可否を判断する判断部とを含むとしてもよい。
また、前記記録媒体に記録されている複合コンテンツは、前記コンテンツを識別するコンテンツ識別子を含み、前記判断手段は、前記コンテンツ識別子と前記使用契約情報とを対応付けて記憶している契約情報記憶部と、指定されたコンテンツを識別するコンテンツ識別子を前記記録媒体の前記複合コンテンツから抽出する識別子抽出部と、抽出したコンテンツ識別子に対応する前記使用契約情報を前記契約情報記憶部から読み出し、読み出した使用契約情報を用いて、指定されたコンテンツの利用の可否を判断する判断部とを含むとしてもよい。
これらの構成によると、コンテンツに対応する使用契約情報を確実に選択することができる。
ここで、前記記録媒体に記録されている複合コンテンツは、前記コンテンツの直前に出力されるべき直前コンテンツと、前記直前コンテンツの出力の完了後、その次に出力すべき前記コンテンツとを対応付ける再生経路情報を含み、前記取得手段は、直前コンテンツの出力が完了した後に、前記復号コンテンツから前記再生経路情報を抽出し、抽出した再生経路情報を用いて、前記直前コンテンツに対応する前記コンテンツの指定を取得するとしてもよい。
この構成によると、コンテンツの再生経路を制御する場合において、利用できないコンテンツの出力を回避することができる。
ここで、前記記録媒体に記録されている複合コンテンツを構成する前記複数のコンテンツの一部は、アングル切替の対象となる複数のアングルコンテンツであり、前記取得手段は、1のアングルコンテンツの指定を取得し、前記判断手段は、使用契約情報に基づいて、指定されたアングルコンテンツの利用の可否を判断し、前記選択手段は、前記判断手段による判断結果に基づいて、前記複合コンテンツから次に同時に出力することが可能なアングルコンテンツの組を選択し、次に最初に出力すべきアングルコンテンツを選択し、前記出力手段は、選択されたアングルコンテンツを出力するとしてもよい。
この構成によると、コンテンツのアングル切替を制御する場合において、利用できないコンテンツの出力を回避することができる。
ここで、前記記録媒体に記録されている複合コンテンツを構成する前記複数のコンテンツの一部は、映像に伴って出力される音声データ又は字幕データからなる複数の補助コンテンツであり、前記取得手段は、1の補助コンテンツの指定を取得し、前記判断手段は、使用契約情報に基づいて、指定された補助コンテンツの利用の可否を判断し、前記選択手段は、前記判断手段による判断結果に基づいて、前記複合コンテンツから次に映像と同時に出力することが可能な補助コンテンツの組を選択し、次に最初に出力すべき補助コンテンツを選択し、前記出力手段は、選択された補助コンテンツを出力するとしてもよい。
この構成によると、映像に伴って識別される音声又は字幕を制御する場合において、利用できないコンテンツの出力を回避することができる。
ここで、前記記録媒体に記録されている複合コンテンツを構成する前記複数のコンテンツは、それぞれ暗号化されたデジタル著作物を含み、前記出力手段は、選択されたコンテンツに含まれる暗号化デジタル著作物を復号し、デジタル著作物を出力するとしてもよい。
この構成によると、前記記録媒体には暗号化された複数のデジタル著作物を含み、コンテンツ利用装置は、暗号化デジタル著作物を復号してデジタル著作物を出力するので、記録媒体に記録されている複合コンテンツが不正に複製された場合であっても、デジタル著作物の不正な利用を防ぎつつ、当該コンテンツ利用装置による正当な利用を可能としている。
また、本発明は、複数のコンテンツが組み合わされて構成される複合コンテンツを記録している記録媒体であって、前記複合コンテンツは、1のコンテンツと、当該コンテンツの利用が不可能な場合に、当該コンテンツに代えて出力する代替のコンテンツとの対応を含むことを特徴とする。
この構成によると、前記コンテンツ利用装置により、当該記録媒体を利用することにより、利用できないコンテンツの出力を回避することができるという効果がある。
本発明に係る1個の実施の形態としてのコンテンツ再生システム1について説明する。
1.1 コンテンツ再生システム1の構成
コンテンツ再生システム1は、図1に示すように、再生装置100及びライセンスサーバ装置300から構成されており、再生装置100とライセンスサーバ装置300とは、インターネット10を介して接続されている。再生装置100には、例えばテレビモニタである表示装置113が接続されており、例えばBDディスクである記録媒体200が利用者により装着される。再生装置100は、利用者によるリモコン(リモートコントローラ)112からの操作指示を受け付け、その操作指示に従って、記録媒体200に記録されているコンテンツを再生する。
また、再生装置100は、利用者による操作指示により、ライセンスサーバ装置300から、コンテンツに係る権利情報を取得し、取得した権利情報を内部に記録する。
1.2 記録媒体200の構成
記録媒体200は、図2に示すように、予め、再生経路情報テーブル210、暗号化コンテンツ231、232、・・・、238、鍵制御情報テーブル260、媒体固有情報テーブル280を記録している。再生経路情報テーブル210、暗号化コンテンツ231、232、・・・、238、鍵制御情報テーブル260、媒体固有情報テーブル280は、1個の複合コンテンツを構成している。
(1)再生経路情報テーブル210
再生経路情報テーブル210は、図3に一例として示すように、8個の再生制御情報291、292、・・・、298を含んで構成されており、各再生制御情報は、記録媒体200に記録されている暗号化コンテンツ231、232、・・・、238のいずれかに対応している。再生経路情報テーブル210に含まれているこれらの8個の再生制御情報は、暗号化コンテンツ231、232、・・・、238を復号し再生する順序を規定している。各再生制御情報は、再生番号、再生コンテンツ名、次再生番号及び不可時再生番号を含む。なお、再生制御情報が、次再生番号を含まない場合もあるし、また、不可時再生番号を含まない場合もある。
(再生番号)
再生制御情報に含まれている再生番号は、当該再生制御情報を一意に識別するためのインデックス番号である。1から始まり、再生制御情報毎に1ずつ増加していく。例えば、再生制御情報291には、再生番号212「1」が含まれ、再生番号212「1」は、再生制御情報291を一意に識別する。また、再生制御情報292には、再生番号217「2」が含まれ、再生番号217「2」は、再生制御情報292を一意に識別する。
(再生コンテンツ名)
再生制御情報に含まれている再生コンテンツ名は、当該再生制御情報に対応する暗号化コンテンツを識別するための識別情報であり、具体的には、当該暗号化コンテンツを一意に識別するファイル名である。記録媒体200には、当該暗号化コンテンツが一つのファイルとして記録されている。
(次再生番号)
再生制御情報に含まれている次再生番号は、当該再生制御情報に対応する暗号化コンテンツの復号及び再生が完了した場合に、次に復号及び再生を行うべき暗号化コンテンツに対応する再生制御情報を識別する再生番号である。また、次に復号及び再生すべき暗号化コンテンツが存在しない場合には、再生番号は、指定されない。
例えば、図3において、再生制御情報291は、次再生番号214「2」を含むので、再生コンテンツ名213「Opening.mpg」により識別される暗号化コンテンツの復号及び再生が完了すると、次再生番号214「2」により識別される再生制御情報292に対応する暗号化コンテンツ、つまり、再生制御情報292に含まれている再生コンテンツ名218「Trailer.mpg」により識別される暗号化コンテンツの復号及び再生が開始される。
(不可時再生番号)
再生制御情報に含まれている不可時再生番号は、同一の再生制御情報に含まれる次再生番号で示される暗号化コンテンツの復号及び再生が不可能であった場合に、代わりに復号及び再生すべき代替の暗号化コンテンツに対応する再生制御情報を識別する再生番号を示す。
例えば、図3において、再生制御情報292は、次再生番号219「3」及び不可次再生番号220「4」を含んでいるので、再生コンテンツ名218「Trailer.mpg」により識別される暗号化コンテンツの復号及び再生が完了した後に、次再生番号219「3」により識別される再生制御情報293に対応する暗号化コンテンツ、つまり、再生コンテンツ名221「Movie.mpg」により識別される暗号化コンテンツの復号及び再生が不可能な場合には、不可次再生番号220「4」により識別される再生制御情報294に対応する暗号化コンテンツ、つまり、再生コンテンツ名222「Warning.mpg」により識別される暗号化コンテンツが復号及び再生される。
また、再生制御情報内において、不可時再生番号が含まれない場合には、次再生番号で示される暗号化コンテンツの再生可否にかかわらず、次再生番号で示される暗号化コンテンツの復号及び再生を強行することになる。
(再生例)
再生経路情報テーブル210を用いる場合における再生例を、図4に示す。
再生経路情報テーブル210を用いると、この図に示すように、映像401が再生され、続いて、映像402が再生される。映像402の再生が完了すると、映像403の再生が可能ならば映像403が再生され、続いて、映像405が再生される。映像403の再生が不可能ならば、映像404が再生される。また、条件により、映像406、407及び408が再生される。
ここで、映像401、402、・・・、408は、それぞれ、図3に示す再生制御情報291、292、・・・、298に対応している。
(2)暗号化コンテンツ231、232、・・・、238
暗号化コンテンツ231、232、・・・、238は、それぞれ、記録媒体200において、一つのファイルを構成している。
また、暗号化コンテンツ231、232、・・・、238は、同様のデータ構造を有している。各暗号化コンテンツは、MPEG2ビデオエレメンタリストリームとMPEG2オーディオエレメンタリストリームをMPEG2で規定された多重化方式によりトランスポートストリームとしたもののうち、アダプテーションフィールドを除くトランスポートストリームの各パケットのペイロードに、暗号化アルゴリズムを施して生成されたものである。ここで、前記暗号化アルゴリズムは、一例として、AES(Advanced Encryption Standard)によるものである。なお、他の秘密鍵暗号化方式による暗号化アルゴリズムを用いるとしてもよい。
(ボタンデータテーブル240)
また、メニューを表示するためのコンテンツの場合には、各暗号化コンテンツは、ビデオエレメンタリストリームとオーディオエレメンタリストリームに加えて、さらに、プライベートストリームとして、ボタンを表示するためのボタンデータテーブル240が暗号化されたものを含んでいる。なお、暗号化ボタンデータテーブルの含まれ方については、これに限るものではない。
ボタンデータテーブル240は、図5に一例として示すように、4個のボタンデータを含む。4個のボタンデータは、それぞれ、図6に示す映像421の上に表示されている4個のボタン422、423、424、425に対応し、また、図7に示す映像431の上に表示されている4個のボタン432、433、434、435に対応している。各ボタンデータは、ボタン番号、決定時再生番号、上移動番号、下移動番号、左移動番号、右移動番号、非選択データ、選択データ、グレイアウトデータを含んでいる。なお、ボタンデータが、グレイアウトデータを含まない場合もある。
(a)ボタン番号
ボタンデータに含まれるボタン番号は、当該ボタンデータを一意に識別するためのインデックス番号であり、1から始まり、ボタンデータ毎に1ずつ増加していく。なお、当該メニュー用のコンテンツの再生開始時には、ボタン番号「1」により識別されるボタンデータに対応するボタンが選択状態となる。
(b)決定時再生番号
ボタンデータに含まれる決定時再生番号は、当該ボタンデータに対応するボタンが選択状態となっている場合に、リモコン112により「決定」の指示がなされたときに、再生を開始すべき暗号化コンテンツに対応する再生制御情報を識別するための再生番号を示している。
例えば、図5において、ボタン番号241「1」により識別されるボタンデータは、決定時再生番号242「2」を含むので、当該ボタンデータに対応するボタンが選択状態となっている場合に、リモコン112により「決定」の指示がさなれたときには、図3に示す再生経路情報テーブル210において、再生番号217「2」を含む再生制御情報292が指定され、再生コンテンツ名218「Trailer.mpg」により識別される暗号化コンテンツが復号され、再生される。
(c)上移動番号
ボタンデータに含まれる上移動番号は、当該ボタンデータに対応するボタンが選択状態にある場合において、リモコン112により「上移動」の指示がなされたときに、新たに選択状態となるボタンに対応するボタンデータを識別するボタン番号を示す。
例えば、ボタン番号241「1」により識別されるボタンデータは、上移動番号243「4」を含むので、リモコン112により「上移動」の指示がなされたときに、ボタン番号「4」により識別されるボタンデータに対応するボタンが選択状態となる。
(d)下移動番号
ボタンデータに含まれる下移動番号は、当該ボタンデータに対応するボタンが選択状態にある場合において、リモコン112により「下移動」の指示がなされたときに、新たに選択状態となるボタンに対応するボタンデータを識別するボタン番号を示す。
(e)左移動番号
ボタンデータに含まれる左移動番号は、当該ボタンデータに対応するボタンが選択状態にある場合において、リモコン112により「左移動」の指示がなされたときに、新たに選択状態となるボタンに対応するボタンデータを識別するボタン番号を示す。
(f)右移動番号
ボタンデータに含まれる右移動番号は、当該ボタンデータに対応するボタンが選択状態にある場合において、リモコン112により「右移動」の指示がなされたときに、新たに選択状態となるボタンに対応するボタンデータを識別するボタン番号を示す。
(h)非選択データ
ボタンデータに含まれる非選択データは、当該ボタンデータに対応するボタンが非選択状態にある場合において、映像上に表示されるボタンを示す画像データである。
(i)選択データ
ボタンデータに含まれる選択データは、当該ボタンデータに対応するボタンが選択状態にある場合において、映像上に表示されるボタンを示す画像データである。
(j)グレイアウトデータ
ボタンデータに含まれるグレイアウトデータは、当該ボタンデータに対応するボタンがグレイアウト状態、つまり選択できない状態にある場合において、映像上に表示されるボタンを示す画像データである。この画像データは、非選択データによる画像データを構成する各画素のうち、例えば、1画素置きに、空白の画素に置き換えたものである。このようにすることにより、この画像データは、非選択データによる画像データと比較すると不鮮明となっており、対応するボタンが選択できないものであることを表している。なお、グレイアウト状態については、後述する。
(3)鍵制御情報テーブル260
鍵制御情報テーブル260は、一例として図8に示すように、複数の鍵制御情報を含んでいる。各鍵制御情報は、記録媒体200に記録されている暗号化コンテンツ231、232、・・・、238のいずれかに対応している。各鍵制御情報は、再生コンテンツ名、コンテンツ固有情報、鍵生成情報、再生可否情報、コピー可否情報及び権利方式情報を含んでいる。
(再生コンテンツ名)
鍵制御情報に含まれる再生コンテンツ名は、当該鍵制御情報に対応する暗号化コンテンツを識別するための識別情報であり、図3に示す再生経路情報テーブル210に含まれている再生コンテンツ名と同様に、対応する暗号化コンテンツを識別するファイル名を示す。なお、再生経路情報テーブル210とは異なり、鍵制御情報テーブル260内では、同一の再生コンテンツ名が複数回出現することはない。
(コンテンツ固有情報)
鍵制御情報に含まれるコンテンツ固有情報は、当該鍵制御情報に対応する暗号化コンテンツを復号するコンテンツ鍵を生成するために用いられ、コンテンツ毎に定められた固有情報である。
(鍵生成情報)
鍵制御情報に含まれる鍵生成情報は、当該鍵制御情報に対応する暗号化コンテンツに対する鍵を生成する際に、その鍵の生成方法を指示するための指示情報であり、「00」、「01」及び「10」のいずれかの値をとる。値「00」は、コンテンツ鍵が媒体鍵を用いて生成されることを示す。値「01」は、コンテンツ鍵が合成鍵を用いて生成されることを示す。値「10」は、コンテンツ鍵が権利鍵を用いて生成されることを示す。なお、媒体鍵、合成鍵及び権利鍵については、後述する。
(再生可否情報)
鍵制御情報に含まれる再生可否情報は、当該鍵制御情報に対応するコンテンツの再生可否を示す情報であり、「1」及び「0」のいずれかの値をとる。「1」及び「0」は、それぞれ、コンテンツの再生が可能であること、及び不可能であることを示す。
なお、ここでは、可能か不可能かの何れかが指定されるとしたが、これだけに限るものではなく、例えば、再生可否情報は、再生時の品質を示すとし、再生可否情報が、再生時の品質が高いことを示す場合には、再生不可であるとし、品質が低いことを示す場合には、再生可能であるとしてもよい。
(コピー可否情報)
鍵制御情報に含まれるコピー可否情報は、当該鍵制御情報に対応するコンテンツのコピー可否を示す情報であり、「01」、「10」及び「00」のいずれかの値をとる。「01」、「10」及び「00」は、それぞれ、Once、Free及びNeverを意味し、Onceは1世代のみコピー可能、Freeは自由にコピー可能、Neverはコピー不可であることを示す。
なお、ここでは、Once、Free、Neverの何れかが指定されるとしたが、これだけに限るものではなく、例えばコピー時の品質やコピー先メディアを特定する情報などをコピー可否情報に含めても良い。
(権利方式情報)
鍵制御情報に含まれる権利方式情報は、当該鍵制御情報に含まれる鍵生成情報が「10」(権利鍵)又は「01」(合成鍵)である場合に、当該鍵制御情報に対応するコンテンツに割り当てられた1個以上の権利方式を特定する情報である。一例として、当該コンテンツに対して、方式Aが割り当てられている場合には、権利方式情報は、「01」の値をとり、方式Bが割り当てられている場合には、権利方式情報は、「10」の値をとり、方式A及び方式Bが割り当てられている場合には、権利方式情報は、「01、10」の値をとる。
ここで、権利方式は、コンテンツに対する権利を生成する方法を示し、例えば、方式Aは、コンテンツに対して許諾される最大の再生回数に基づいて、権利を生成する方法であり、方式Bは、コンテンツに対して許諾される再生期限に基づいて、権利を生成する方法である。
また、当該鍵制御情報に含まれる鍵生成情報が「00」(媒体鍵)である場合に、権利方式は、指定されず、権利方式情報は、「00」の値をとる。
図8に示す権利方式情報266は、「00」であるので、権利方式情報266を含む鍵制御情報に対応するコンテンツには、権利方式が割り当てられていない。
また、一例として、権利方式情報272は、「01」である。これは、権利方式情報272を含む鍵制御情報に対応するコンテンツには、方式Aが割り当てられていることを意味している。従って、方式Aにより作成された権利のみが、コンテンツの使用についての権利として使用される。
また、権利方式情報273は、「01、10」である。これは、権利方式情報273を含む鍵制御情報に対応するコンテンツには、方式A及び方式Bが割り当てられていることを意味している。従って、方式A及び方式Bのいずれかにより作成された権利のみが、コンテンツの使用についての権利として使用される。
また、権利方式情報274は、「10」である。これは、権利方式情報274を含む鍵制御情報に対応するコンテンツには、方式Bが割り当てられていることを意味している。従って、方式Bにより作成された権利のみが、コンテンツの使用についての権利として使用される。
(4)媒体固有情報テーブル280
媒体固有情報テーブル280は、一例として、図9に示すように、複数の媒体固有情報を含んで構成されている。各媒体固有情報は、個々の再生装置に対応している。各媒体固有情報は、機器固有情報及び暗号化媒体鍵から構成されている。
(機器固有情報)
媒体固有情報に含まれている機器固有情報は、当該媒体固有情報に対応する再生装置に対して、一意に付与されている当該再生装置に固有の情報である。
(暗号化媒体鍵)
媒体固有情報に含まれている暗号化媒体鍵は、当該媒体固有情報に対応する再生装置に対して付与されている機器固有鍵を用いて、媒体鍵に暗号化アルゴリズムを施して生成されたものである。ここで、暗号化アルゴリズムは、一例として、AESによるものである。なお、他の秘密鍵暗号化方式による暗号化アルゴリズムを用いるとしてもよい。また、媒体鍵は、記録媒体200に対して割り当てられた鍵である。
このように、媒体固有情報テーブル280は、再生装置毎に生成された暗号化媒体鍵を含んで構成されている。ハックされるなどの理由により、特定の再生装置が不正な機器となった場合には、これ以降の記録媒体の生成において、当該再生装置に対応する機器固有情報及び暗号化媒体鍵を含まない媒体固有情報テーブルを生成し、生成した媒体固有情報テーブルを記録媒体に書き込む。これにより、不正機器によるコンテンツの不正な再生を防止することが可能となる。
なお、本実施の形態に示す方法では再生装置の台数分だけ機器固有情報及び暗号化媒体鍵を用意する必要がある。このような方法では、媒体固有情報テーブルのデータ量が不必要に大きくなるという問題があるために、二分木を用いた方法によってデータ量の圧縮を図っても良い。
1.3 再生装置100の構成
再生装置100は、図2に示すように、ドライブ部101、再生制御部102、復号部103、鍵制御部104、媒体鍵生成部105、入力受付部106、再生部107、権利処理部108、権利格納部109、通信部110、機器情報記憶部111及び各構成要素に対して電力を供給する電源部(図示していない)から構成されている。
再生装置100は、具体的には、CPU、ワークメモリ、フラッシュメモリ、BDドライブ、ビデオアダプタ、ネットワークアダプタなどから構成されるコンピュータシステムであり、ドライブ部101はBDドライブから構成され、入力受付部106は、リモコン112からの赤外線による操作指示を受け付け、再生部107は、ビデオアダプタから構成され、権利格納部109及び機器情報記憶部111は、フラッシュメモリから構成され、通信部110はネットワークアダプタから構成されている。また、フラッシュメモリには、再生制御部102、復号部103、鍵制御部104、媒体鍵生成部105及び権利処理部108における動作を記述した複数のコンピュータプログラムが記憶されており、再生制御部102、復号部103、鍵制御部104、媒体鍵生成部105及び権利処理部108は、それぞれに対応するコンピュータプログラムに従って、CPUが動作することにより、それらの構成部の各機能を達成する。
(1)機器情報記憶部111及び権利格納部109
(機器情報記憶部111)
機器情報記憶部111は、図2に示すように、機器固有情報141及び機器固有鍵142を予め記憶している。
機器固有情報141は、再生装置100に対して一意に付与されている再生装置100に固有の情報である。また、機器固有鍵142は、再生装置100に対して付与されている再生装置100に固有の鍵情報である。
(権利格納部109)
権利格納部109は、一例として図10に示すように、権利情報テーブル121を予め記憶している。
権利情報テーブル121は、複数の権利情報を含んで構成されている。各権利情報は、コンテンツに対応しており、当該コンテンツに係る再生の権利を示す。
各権利情報は、権利方式情報、再生コンテンツ名、権利鍵、再生回数及び再生期限から構成されている。なお、各権利情報は、再生回数を含まない場合もあるし、再生期限を含まない場合もある。
権利情報に含まれる権利方式情報は、当該権利情報に対応するコンテンツに係る権利方式を特定する情報であり、権利方式は、前記コンテンツに係る権利を生成する方法を示すものである。
権利情報に含まれる再生コンテンツ名は、当該権利情報に対応するコンテンツを特定するための情報である。図3に示す再生経路情報テーブル210に含まれている再生コンテンツ名と同様に、対応するコンテンツを一意に識別するファイル名である。
権利情報に含まれる権利鍵は、当該権利情報により示される権利に割り当てられた鍵情報である。
権利情報に含まれる再生回数は、当該権利情報に対応するコンテンツに対して許可される最大の再生回数である。特に指定が無い場合には何回でも再生可能であることを意味する。
権利情報に含まれる再生期限は、当該権利情報に対応するコンテンツに対して再生が許可される期間の末日を示す。特に指定が無い場合には、無期限に再生可能であることを意味する。
なお、各権利情報は、権利方式情報、再生コンテンツ名、権利鍵、再生回数及び再生期限の5項目から構成されているとしているが、これらの5項目に限るものではなく、他の項目が含まれているとしてもよい。例えば、再生装置の限定、再生者の限定、再生地域の限定などである。
(2)再生制御部102
再生制御部102は、入力受付部106から記録媒体200に記録されているコンテンツの再生指示を受け取り、またドライブ部101から記録媒体200の装着の検出を示す信号を受け取る。
再生制御部102は、(a)電源部から電力の供給を受け、その直後に、(b)入力受付部106から再生指示を受け取った場合に、又は(c)ドライブ部101から記録媒体200の装着の検出を示す信号を受け取った場合に、復号部103に対して、記録媒体200に記録されているコンテンツの復号指示を出力する。
再生制御部102は、復号部103からコンテンツの復号に失敗したことを示す復号失敗通知又は鍵取得に成功したことを示す鍵取得成功通知を受け取る。復号失敗通知を受け取ると、以降のコンテンツの再生を停止する。鍵取得成功通知を受け取ると、以下に示すようにしてコンテンツの再生制御を行う。
(再生制御処理)
再生制御部102は、ドライブ部101を制御して、記録媒体200に記録されている再生経路情報テーブル210から、再生番号「1」を含む再生制御情報を読み込む。次に読み込んだ再生制御情報から再生コンテンツ名を抽出し、抽出した再生コンテンツ名を復号部103へ出力し、復号部103に対して、当該再生コンテンツ名により示される暗号化コンテンツの復号及び再生を指示する。
当該再生コンテンツ名により示される暗号化コンテンツの復号及び再生が完了すると、再生制御部102は、前記再生制御情報から次再生番号の抽出を試みる。次再生番号が抽出されない場合には、コンテンツの再生処理を終了する。
次再生番号が抽出された場合には、再生制御部102は、ドライブ部101を制御して、再生経路情報テーブル210から、抽出された次再生番号を、再生番号として含む再生制御情報を読み込み、読み込んだ再生制御情報に含まれる再生コンテンツ名を抽出し、抽出した再生コンテンツ名を、復号部103及び鍵制御部104を経由して、権利処理部108へ出力し、当該再生コンテンツ名により示されるコンテンツが再生可能か否かを、復号部103と鍵制御部104を経由して、権利処理部108に対して、問い合わせる。
権利処理部108に対する問い合わせの結果、当該再生コンテンツ名により示されるコンテンツについて再生不可と判断された場合には、再生制御部102は、前記再生制御情報から、不可時再生番号を抽出し、さらに、抽出した不可時再生番号を、再生番号として含む再生制御情報を再生経路情報テーブル210から読み込み、読み込んだ再生制御情報から再生コンテンツ名を抽出し、抽出した再生コンテンツ名を復号部103へ出力し、復号部103に対して、当該再生コンテンツ名により示される暗号化コンテンツの復号及び再生を指示する。当該再生コンテンツ名により示される暗号化コンテンツの復号及び再生が完了すると、再生制御部102は、前記再生制御情報から次再生番号の抽出を試みる。次再生番号が抽出されない場合には、コンテンツの再生処理を終了する。
権利処理部108に対する問い合わせの結果、当該再生コンテンツ名により示されるコンテンツについて再生可能であると判断された場合には、抽出した再生コンテンツ名を復号部103へ出力し、復号部103に対して、当該再生コンテンツ名により示される暗号化コンテンツの復号及び再生を指示する。当該再生コンテンツ名により示される暗号化コンテンツの復号及び再生が完了すると、再生制御部102は、前記再生制御情報から次再生番号の抽出を試みる。次再生番号が抽出されない場合には、コンテンツの再生処理を終了する。
次再生番号が抽出された場合には、次再生番号が抽出されなくなるまで、上述の処理を繰り返す。
(3)復号部103、再生部107及び表示装置113
(復号部103)
復号部103は、再生制御部102から記録媒体200に記録されているコンテンツの復号指示を受け取る。前記復号指示を受け取ると、鍵制御部104に対して、媒体鍵の取得を示す鍵取得指示を出力する。
復号部103は、鍵制御部104から、鍵取得に失敗したことを示す鍵取得失敗通知又は鍵取得に成功したことを示す鍵取得成功通知を受け取る。鍵取得失敗通知を受け取ると、コンテンツの復号に失敗したことを示す復号失敗通知を再生制御部102へ出力する。また、鍵取得成功通知を受け取ると、同じ鍵取得成功通知を再生制御部102へ出力する。
復号部103は、再生制御部102から再生コンテンツ名、並びに当該再生コンテンツ名により示される暗号化コンテンツの復号及び再生の指示を受け取る。再生コンテンツ名、並びに復号及び再生の指示を受け取ると、鍵制御部104を制御して、コンテンツ鍵を取得し、ドライブ部101を制御して、記録媒体200から、受け取った再生コンテンツ名により識別される暗号化コンテンツを読み込む。
なお、鍵制御部104からコンテンツ鍵の取得に失敗したことを示すコンテンツ鍵失敗通知を受け取ることもある。このとき、コンテンツの復号に失敗したことを示す復号失敗通知を再生制御部102へ出力し、以降の処理を終了する。
次に、復号部103は、読み込んだ暗号化コンテンツが暗号化ボタンデータテーブルを含むか否かを判断する。この判断は、例えば、暗号化コンテンツに含まれる非暗号のPAT(Program Assosiation Table)やPMT(Program Map Table)を参照し、プライベートストリームとして記録されているストリームが存在する否かを判定することにより行う。なお、この方法に限るものではない。
(a)暗号化ボタンデータテーブルが含まれないと判断する場合には、復号部103は、取得したコンテンツ鍵を用いて、読み込んだ暗号化コンテンツをパケット単位で復号し、得られた平文コンテンツを再生部107に対して出力する。
(b)暗号化ボタンデータテーブルが含まれると判断する場合には、復号部103は、取得したコンテンツ鍵を用いて、暗号化ボタンデータテーブルを復号して、ボタンデータテーブルを生成し、生成したボタンデータテーブルに含まれる各ボタンデータについて、以下の処理(i)〜(iv)を施す。
(i)復号部103は、当該ボタンデータから決定時再生番号を抽出する。
(ii)復号部103は、再生制御部102を制御して、抽出した決定時再生番号に対応する再生コンテンツ名を再生経路情報テーブル210から取得する。このために、再生制御部102は、ドライブ部101を介して、記録媒体200に記録されている再生経路情報テーブル210から、復号部103により抽出した前記決定時再生番号と同じ再生番号を含む再生制御情報を読み込み、読み込んだ再生制御情報から再生コンテンツ名を抽出する。
(iii)復号部103は、取得した再生コンテンツ名を、鍵制御部104を経由して権利処理部108へ出力し、鍵制御部104を経由して権利処理部108に対して、取得した再生コンテンツ名により識別されるコンテンツが再生可能か否かを問い合わせる。
(iv)再生可能であるなら、当該ボタンデータから通常のボタン表示である非選択データ及び選択データを抽出する。再生不可能であるなら、当該ボタンデータからグレイアウト状態であるグレイアウトデータを抽出する。(iv終了)
次に、復号部103は、取得したコンテンツ鍵を用いて、読み込んだ暗号化コンテンツをパケット単位で復号し、得られた平文コンテンツを再生部107に対して出力する。
また、復号部103は、ボタンデータ毎に抽出した選択データ及び選択データ、又はグレイアウトデータを再生部107に対して出力する。
(再生部107)
再生部107は、復号部103から平文コンテンツを受け取り、受け取った平文コンテンツをデコードして、デジタルのビデオデータやデジタルのオーディオデータを生成し、生成したデジタルのビデオデータやデジタルのオーディオデータからそれぞれ、アナログの映像信号及び音声信号を生成し、生成した映像信号及び音声信号を表示装置113へ出力する。
また、再生部107は、復号部103からボタンデータ毎に抽出した非選択データ及び選択データ、又はグレイアウトデータを受け取り、ボタンデータ毎の非選択データ及び選択データ、又はグレイアウトデータをビデオデータにオーバーレイしてボタンを表示する。こうして、各ボタンに対応づけられた再生コンテンツの再生可否に応じてボタンの表示が変わる。各ボタンに対応づけられた再生コンテンツが再生可能な場合には、当該ボタンは通常の表示を行うが、再生不可能な場合には当該ボタンはグレイアウトして表示する。当該ボタンがグレイアウトの状態により表示される場合には、当該ボタンを選択しての「決定」の操作は不可となる。
(表示装置113)
表示装置113は、再生部107からアナログの映像信号及び音声信号を受け取り、受け取った映像信号を映像として出力し、受け取った音声信号を音として出力する。
(4)鍵制御部104
鍵制御部104は、復号部103からコンテンツに係る鍵の取得を示す鍵取得指示を受け取る。前記鍵取得指示を受け取ると、媒体鍵生成部105に対して、前記鍵の生成を示す鍵生成指示を出力する。
次に、鍵制御部104は、媒体鍵生成部105から、復号媒体鍵、又は鍵生成が失敗したことを示す鍵生成失敗通知を受け取る。
鍵制御部104は、鍵生成失敗通知を受け取ると、鍵取得に失敗したことを示す鍵取得失敗通知を復号部103へ出力する。
鍵制御部104は、復号媒体鍵を受け取ると、鍵取得に成功したことを示す鍵取得成功通知を復号部103へ出力する。
(コンテンツ鍵の取得)
鍵制御部104は、復号部103の指示により、以下に示すようにして、コンテンツ鍵を取得する。
鍵制御部104は、復号部103からコンテンツ鍵の取得の指示及び再生コンテンツ名を受け取り、ドライブ部101を制御して、記録媒体200の鍵制御情報テーブル260から、受け取った再生コンテンツ名を含む鍵制御情報を取得し、取得した鍵制御情報から鍵生成情報を抽出する。
次に、鍵制御部104は、抽出した鍵生成情報が「00」であるか否か、つまり、抽出した鍵生成情報が「媒体鍵」による鍵の生成方法を示すか否かを判断し、「00」である場合に、前記鍵制御情報からコンテンツ固有情報を抽出し、媒体鍵生成部105から受け取った復号媒体鍵と抽出したコンテンツ固有情報とをこの順序で結合し、結合により得られた結合体に一方向性関数を施して、コンテンツ鍵を生成する。ここで、前記一方向性関数は、一例として、SHA−1によるハッシュ関数である。
コンテンツ鍵=SHA−1(復号媒体鍵||コンテンツ固有情報)
ここで、SHA−1(X)は、Xに対して、ハッシュ関数SHA−1を施して得られるハッシュ値を示し、A||Bは、AとBとをこの順序で結合して得られる結合体を示している。
なお、コンテンツ鍵の生成方法は、上記に限定されることはない。例えば、他のハッシュ関数や他の一方向性関数を用いるとしてもよいし、また、復号媒体鍵を用いてコンテンツ固有情報を復号するとしてもよい。
次に、生成したコンテンツ鍵を復号部103へ出力する。
また、抽出した鍵生成情報が「00」でないと判断される場合に、鍵制御部104は、鍵制御情報から権利方式情報を抽出し、再生コンテンツ名と抽出した権利方式情報を権利処理部108へ出力し、権利処理部108を制御して、復号部103から受け取った再生コンテンツ名により示されるコンテンツに対応する権利鍵を取得する。なお、権利処理部108から権利鍵の取得に失敗したことを示す権利鍵取得失敗通知を受け取ることもある。この場合には、コンテンツ鍵の取得に失敗したことを示すコンテンツ鍵取得失敗通知を復号部103へ出力し、以降の処理を終了する。
次に、鍵制御部104は、抽出した鍵生成情報が「01」であるか「10」であるかを判断し、抽出した鍵生成情報が「10」である場合、つまり、取得した鍵生成情報が「権利鍵」による鍵の生成方法を示す場合には、取得した前記権利鍵をそのまま、コンテンツ鍵とする。次に、このコンテンツ鍵を復号部103へ出力する。
なお、鍵生成情報が「権利鍵」による鍵の生成方法を示す場合において、取得した権利鍵をそのままコンテンツ鍵とすることに限定されない。例えば、権利鍵とコンテンツ固有情報から一方向性関数を用いてコンテンツ鍵を生成するとしてもよい。また、権利鍵からコンテンツ鍵を生成する処理は、鍵制御部104ではなく、権利処理部108により行うとしてもよい。特に、鍵制御部104と権利処理部108が、それぞれ異なる耐タンパモジュールとして実装されている場合には、権利鍵が鍵制御部104に出て行くことは無いため、セキュリティの観点から有効である。
また、抽出した鍵生成情報が「01」であると判断される場合、つまり、抽出した鍵生成情報が「合成鍵」による鍵の生成方法を示す場合には、受け取った復号媒体鍵と、権利処理部108を制御して得られた権利鍵とをこの順序で結合し、結合により得られた結合体に一方向性関数を施して、コンテンツ鍵を生成する。 コンテンツ鍵=SHA−1(復号媒体鍵||権利鍵)
次に、このコンテンツ鍵を復号部103へ出力する。
なお、コンテンツ鍵の生成は、一方向性関数を用いる方法に限るものではなく、復号媒体鍵を用いて、コンテンツ固有情報を復号するとしてもよいし、暗号化された権利鍵を、復号媒体鍵を用いて復号するとしてもよい。さらには、コンテンツ鍵の生成にコンテンツ固有情報も交えることも可能である。特に鍵制御部104と権利処理部108とがそれぞれ異なる耐タンパモジュールとして実装されている場合には、鍵制御部104は、復号媒体鍵とコンテンツ固有情報から情報を生成した上で、これを権利処理部108に通知し、権利処理部108は通知された情報と権利鍵からコンテンツ鍵を生成するとしてもよい。こうして、復号媒体鍵は権利処理部108へ出て行くことはなく、権利鍵も鍵制御部104に出て行くことは無いため、セキュリティの観点から有効である。
(コンテンツの再生可否の判定)
再生制御処理の中で、コンテンツの再生可否判定が必要となった際に、鍵制御部104は、以下に示すように、記録媒体200から鍵制御情報を読み込んで、当該コンテンツの再生可否を判定する。
鍵制御部104は、復号部103から再生コンテンツ名と、当該再生コンテンツ名により示されるコンテンツの再生可否の判定の指示とを受け取る。前記再生コンテンツ名及び前記指示を受け取ると、ドライブ部101を制御して、記録媒体200に記録されている鍵制御情報テーブル260から、受け取った再生コンテンツ名を含む鍵制御情報を取得し、次に、取得した鍵制御情報から鍵生成情報を抽出する。
次に、鍵制御部104は、抽出した鍵制御情報が「00」であるか否か、つまり、抽出した鍵生成情報が「媒体鍵」による鍵の生成方法を示すか否かを判断する。抽出した鍵制御情報が「00」であると判断する場合には、取得した鍵制御情報から再生可否情報を抽出し、抽出した再生可否情報が、「0」であるか、「1」であるかを判断する。「1」であると判断する場合には、再生可を示す情報を復号部103へ出力し、「0」であると判断する場合には、再生不可を示す情報を復号部103へ出力する。
抽出した鍵制御情報が「00」でないと判断する場合には、取得した鍵制御情報から再生可否情報を抽出し、抽出した再生可否情報が、「0」であるか、「1」であるかを判断する。「1」であると判断する場合には、再生可を示す情報を復号部103へ出力する。「0」であると判断する場合には、取得した鍵制御情報から権利方式情報を抽出し、権利処理部108に対して、権利の判定を指示する権利判定指示と、抽出した権利方式情報と、受け取った再生コンテンツ名とを出力する。権利処理部108から再生可又は再生不可を示す判定結果を受け取り、受け取った判定結果を復号部103へ出力する。
なお、実際にはここで再生可能と判定されたとしても権利処理部108が権利鍵を取得しない限りはコンテンツ鍵を生成することができず、コンテンツを復号して再生することができないことに、注意する必要がある。このために混乱を回避するためには、単に再生可否情報が「可能」であるからといって可能と判定するのではなく、権利鍵の有無を確認した上で再生可否を判定する方法が有効である。
(5)媒体鍵生成部105
媒体鍵生成部105は、鍵制御部104から鍵生成指示を受け取る。前記鍵生成指示を受け取ると、機器情報記憶部111から機器固有情報141を読み出す。次に、ドライブ部101を介して、記録媒体200に記録されている媒体固有情報テーブル280から、1個の媒体固有情報を読み出し、読み出した媒体固有情報から機器固有情報を抽出し、抽出した機器固有情報と、機器情報記憶部111から読み出した機器固有情報141と比較し、抽出した機器固有情報と読み出した機器固有情報141とが一致するか否かを判断する。
不一致と判断する場合には、媒体鍵生成部105は、媒体固有情報テーブル280からの次の1個の媒体固有情報の読出しと、機器固有情報の抽出と、上記の比較判断とを、媒体固有情報テーブル280から全ての媒体固有情報の読出しが終了するまで、繰り返す。
媒体固有情報テーブル280から読み出したどの媒体固有情報内にも、機器固有情報141と同じ機器固有情報が含まれていない場合には、鍵生成が失敗したことを示す鍵生成失敗通知を鍵制御部104へ出力する。
一致すると判断する場合には、媒体鍵生成部105は、機器情報記憶部111から機器固有鍵142を読み出し、最後に読み出した媒体固有情報から暗号化媒体鍵を抽出し、読み出した機器固有鍵142を用いて、抽出した暗号化媒体鍵に対して、AESによる復号アルゴリズムを施して、復号媒体鍵を生成し、生成した復号媒体鍵を鍵制御部104へ出力する。
(6)権利処理部108
(権利鍵の取得)
権利処理部108は、鍵制御部104から再生コンテンツ名及び権利方式情報を受け取る。次に、受け取った権利方式情報が、「00」であるか、又は「01」、「10」及び「01、10」のいずれであるかを判断する。つまり、権利方式が指定されていないか、又は何らかの方式が指定されているかを判断する。
方式が指定されている場合、すなわち、受け取った権利方式情報が、「01」、「10」及び「01、10」のいずれかである場合に、権利格納部109が有する権利情報テーブル121から、受け取った権利方式情報及び再生コンテンツ名の両方を含む権利情報の抽出を試みる。
つまり、受け取った権利方式情報が、「01」である場合には、権利処理部108は、「01」及び再生コンテンツ名の両方を含む権利情報の抽出を試みる。また、受け取った権利方式情報が、「10」である場合には、「10」及び再生コンテンツ名の両方を含む権利情報の抽出を試みる。さらに、受け取った権利方式情報が、「01、10」である場合には、「01」及び再生コンテンツ名の両方を含む権利情報の抽出と、「10」及び再生コンテンツ名の両方を含む権利情報の抽出とを試みる。
例えば、権利方式情報として「方式A」が指定され、再生コンテンツ名として「Making.mpg」が指定されている場合には、図10に示す権利情報テーブル121において、権利情報132が抽出対象となる。権利情報133は、抽出対象とはならない。また、権利方式情報として「方式A、方式B」が指定され、再生コンテンツ名として「Making.mpg」が指定されている場合には、図10に示す権利情報テーブル121において、権利情報132及び権利情報133が、抽出対象とはなる。
方式が指定されていない場合、すなわち、受け取った権利方式情報が、「00」である場合、権利処理部108は、権利格納部109が有する権利情報テーブル121から、受け取った再生コンテンツ名を含む権利情報の抽出を試みる。
例えば、権利方式情報が指定されず、再生コンテンツ名として「Movie.mpg」が指定されている場合には、図10に示す権利情報テーブル121において、権利情報131が抽出対象となる。
以上のようにして、通常、1個以上の権利情報が抽出されるが、権利情報が抽出されない場合もある。
ここで、本実施の形態では事前にコンテンツの再生可否判定を行って再生制御を行った上で、コンテンツの再生が指示されるため、権利情報の抽出がされない場合とは、不正攻撃などの異常が発生している場合であると考えられる。
次に、抽出された権利情報が2個以上存在する場合には、権利処理部108は、いずれか1個の権利情報を選択し、抽出された権利情報が1個存在する場合には、その権利情報を選択する。次に、選択した権利情報に含まれている再生回数又は再生期限を用いて、再生コンテンツ名により示されるコンテンツの利用可否を判定する。
再生回数を用いる場合に、権利処理部108は、再生回数が「0」でなければ、利用可能と判定する。再生回数が「0」であれば、利用不可と判定する。
再生期限を用いる場合に、権利処理部108が備える時計により計測される現在時刻との比較によって、計測された現在時刻が、再生期限によりその末日が指定された期間内であれば利用可能と判定する。計測された現在時刻が、その期間外であれば利用不可と判定する。
再生回数と再生期限との双方を用いる場合に、両方により利用可であるときに、結果としてコンテンツについて利用可能と判定する。いずれか一方でも利用不可であるなら、コンテンツについて利用不可と判定する。
利用可能と判定された場合には、抽出して選択した権利情報から権利鍵を抽出し、抽出した権利鍵を鍵制御部104へ出力する。
利用不可と判定された場合には、権利情報が抽出されなかった場合と同様に、権利鍵の取得は失敗である。このとき、権利鍵の取得に失敗したことを示す権利鍵取得失敗通知を鍵制御部104へ出力する。
(コンテンツの再生可否の判定)
権利処理部108は、鍵制御部104から権利の判定を指示する権利判定指示、再生コンテンツ名及び権利方式情報を受け取り、次に、上記と同様に、受け取った権利方式情報が、「00」であるか、又は「01」、「10」及び「01、10」のいずれであるかを判断する。つまり、権利方式が指定されていないか、又は何らかの方式が指定されているかを判断する。
方式が指定されている場合、上記と同様に、権利処理部108は、権利格納部109が有する権利情報テーブル121から、受け取った権利方式情報及び再生コンテンツ名の両方を含む権利情報の抽出を試みる。
方式が指定されていない場合、権利処理部108は、上記と同様に、権利格納部109が有する権利情報テーブル121から、受け取った再生コンテンツ名を含む権利情報の抽出を試みる。
以上のようにして、通常、1個以上の権利情報が抽出されるが、権利情報が抽出されない場合もある。
次に、抽出された権利情報が1個以上存在する場合には、権利処理部108は、上記と同様に、いずれか1個の権利情報を選択し、選択した権利情報に含まれている再生回数又は再生期限を用いて、再生コンテンツ名により示されるコンテンツの利用可否を判定する。
利用可能と判定された場合には、利用可能を示す判定結果を鍵制御部104へ出力する。
利用不可と判定された場合には、利用不可能を示す判定結果を鍵制御部104へ出力する。
権利情報が抽出されなかった場合には、利用不可能を示す判定結果を鍵制御部104へ出力する。
(7)リモコン112、入力受付部106、ドライブ部101、及び通信部110
(リモコン112)
リモコン112は、図1に示すように、上部ケース及び下部ケースから形成される筐体を備えて構成され、筐体内において、平板状の配線基板が下部ケースにより保持されている。上部ケースの表面に、複数の操作用のボタンが設けられている。各ボタンの表面には「電源」、数字「1」〜「12」、上移動、左移動、下移動及び右移動をそれぞれ示す表示、「決定」、「再生」などが刻印されている。
配線基板上には、上部ケースに設けられた操作用の各ボタンと対向する各位置において、利用者によるボタンの操作により開閉されるスイッチが配設されている。また、配線基板上には、赤外線照射部、変換回路が配設されている。
利用者による各ボタンの操作により、それぞれ対応して設けられたスイッチが開閉されると、変換回路は、各スイッチの開閉を検出し、各スイッチの開閉に応じた電気信号を生成し、生成した電気信号をデジタル信号に変換し、生成した各デジタル信号を赤外線照射部へ出力する。赤外線照射部は、前記デジタル信号を受け取り、受け取ったデジタル信号に応じて、赤外線を発光し又は赤外線の発光を停止する。
こうして、リモコン112は、利用者により操作されたボタンに対応する信号が乗せられた赤外線を照射する。
(入力受付部106)
入力受付部106は、リモコン112により照射された赤外線を受光し、受光した赤外線から、各ボタンに対応する信号を抽出し、抽出した信号を再生制御部102へ出力する。
ここで、抽出した信号の一例は、再生指示を示し、入力受付部106は、再生指示を再生制御部102へ出力する。
(通信部110)
通信部110は、インターネット10を介して、ライセンスサーバ装置300に接続されている。
権利を取得する際には通信部110は、ライセンスサーバ装置300の通信部301とSAC(Secure Authentification Channel)を用いて暗号化通信路を確立する。その際、通信部110は、ライセンスサーバ装置300との間で、同じセッション鍵を共有する。その後、通信部110は、通信部301に対して権利の送信を依頼する。通信部110は、通信部301から暗号化権利情報を受信し、受信した暗号化権利情報を前記セッション鍵を用いて復号して権利情報を生成し、生成した権利情報を権利格納部109の権利情報テーブル121に書き込む。
(ドライブ部101)
ドライブ部101は、再生制御部102、復号部103、鍵制御部104及び媒体鍵生成部105の制御により、記録媒体200に記録されている情報を読み出し、読み出した情報を、それぞれ、再生制御部102、復号部103、鍵制御部104及び媒体鍵生成部105へ出力する。
1.4 ライセンスサーバ装置300の構成
ライセンスサーバ装置300は、図11に示すように、通信部301、通信制御部302、権利生成部303及び制御部306から構成されており、ライセンスサーバ装置300には、入力部305及び表示部304が接続されている。
ライセンスサーバ装置300は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、通信ユニット(ネットワークアダプタ)、ディスプレィユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、ライセンスサーバ装置300の各構成要素は、その機能を達成する。
通信部301は、インターネット10を介して、再生装置100に接続されており、通信制御部302の制御により、再生装置100の通信部110とSACを用いて暗号化通信路を確立する。この際、通信部301は、再生装置100との間で同じセッション鍵を共有する。暗号化通信路が確立された後に、通信部301は、通信制御部302の制御により、再生装置100と権利生成部303との間で情報の送受信を行う。
権利生成部303は、上記の暗号化通信路が確立された後に、再生装置100から、インターネット10、通信部301及び通信制御部302を介して、権利の送信依頼を受け取る。前記送信依頼を受け取ると、権利生成部303は、再生装置100のための権利情報を生成し、生成した権利情報を前記セッション鍵を用いて、暗号化して暗号化権利情報を生成し、生成した暗号化権利情報を、通信制御部302、通信部301及びインターネット10を介して、再生装置100へ送信する。
入力部305は、ライセンスサーバ装置300の操作者の指示を受け付け、受け付けた指示を制御部306へ出力する。
表示部304は、制御部306の制御により、様々な情報を表示する。
1.5 コンテンツ再生システム1の動作
コンテンツ再生システム1の動作について説明する。
(1)コンテンツの再生の開始
コンテンツの再生開始時の再生装置100の動作について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。
再生制御部102がリモコン112から入力受付部106を介して再生指示を受け取った場合に(ステップS101〜S102)、電源部から電力の供給を受けその直後に(ステップS103)、又はドライブ部101が記録媒体200の装着を検出し(ステップS104)、再生制御部102がドライブ部101から記録媒体200の装着の検出を示す信号を受け取った場合に(ステップS105)、再生制御部102は、復号部103に対してコンテンツの復号指示を出力し(ステップS106)、復号部103は、鍵制御部104に対して、コンテンツに係る鍵の取得を示す鍵取得指示を出力し(ステップS107)、鍵制御部104は、媒体鍵生成部105に対して、前記鍵の生成を示す鍵生成指示を出力する(ステップS108)。
(2)媒体鍵生成部105による媒体鍵の生成の動作
媒体鍵生成部105による媒体鍵の生成の動作について、図13に示すフローチャートを用いて説明する。
コンテンツに係る鍵の生成を示す前記鍵生成指示を受け取ると(ステップS108)、媒体鍵生成部105は、機器情報記憶部111から機器固有情報141を読み出す(ステップS121)。
次に、媒体鍵生成部105は、記録媒体200の媒体固有情報テーブル280から1個の媒体固有情報の読み出しを試みる(ステップS122)。媒体固有情報テーブル280から全ての媒体固有情報の読み出しが終了すると(ステップS123)、媒体固有情報テーブル280から読み出したどの媒体固有情報内にも、機器固有情報141と同じ機器固有情報が含まれていないので、鍵生成が失敗したことを示す鍵生成失敗通知を鍵制御部104へ出力し(ステップS141)、鍵制御部104は、鍵取得に失敗したことを示す鍵取得失敗通知を復号部103へ出力し(ステップS142)、復号部103は、コンテンツの復号に失敗したことを示す復号失敗通知を再生制御部102へ出力し(ステップS143)、再生制御部102は、以降のコンテンツの再生を停止する(ステップS144)。
媒体固有情報テーブル280から全ての媒体固有情報の読み出しが終了していない場合には(ステップS123)、媒体鍵生成部105は、読み出した媒体固有情報から機器固有情報を抽出し(ステップS124)、抽出した機器固有情報と、機器情報記憶部111から読み出した機器固有情報141と比較する(ステップS125)。不一致と判断する場合には(ステップS125)、ステップS122へ戻って処理を繰り返す。
一致すると判断する場合には(ステップS125)、媒体鍵生成部105は、機器情報記憶部111から機器固有鍵142を読み出し(ステップS126)、最後に読み出した媒体固有情報から暗号化媒体鍵を抽出し(ステップS127)、読み出した機器固有鍵142を用いて、抽出した暗号化媒体鍵を復号して、復号媒体鍵を生成し(ステップS128)、生成した復号媒体鍵を鍵制御部104へ出力し(ステップS129)、鍵制御部104は、鍵取得に成功したことを示す鍵取得成功通知を復号部103へ出力し(ステップS130)、復号部103は、同じ鍵取得成功通知を再生制御部102へ出力する(ステップS131)。
(3)再生制御部102によるコンテンツの再生制御の動作
再生制御部102によるコンテンツの再生制御の動作について、図14に示すフローチャートを用いて説明する。
復号部103から鍵取得成功通知を受け取ると(ステップS131)、再生制御部102は、再生経路情報テーブル210から再生番号「1」を含む再生制御情報を読み込み(ステップS151)、読み込んだ再生制御情報から再生コンテンツ名を抽出し(ステップS152)、復号部103及び再生部107は、当該再生コンテンツ名により示される暗号化コンテンツを復号し再生する(ステップS153)。次に、再生制御部102は、前記再生制御情報から次再生番号の抽出を試み(ステップS154)、次再生番号が抽出されない場合には(ステップS155)、コンテンツの再生処理を終了する。
次再生番号が抽出された場合には(ステップS155)、再生制御部102は、再生経路情報テーブル210から、抽出された次再生番号を、再生番号として含む再生制御情報を読み込み(ステップS156)、読み込んだ再生制御情報に含まれる再生コンテンツ名を抽出し(ステップS157)、抽出した再生コンテンツ名により示されるコンテンツが再生可能か否かを権利処理部108に対して、問い合わせる(ステップS158)。
権利処理部108に対する問い合わせの結果、当該再生コンテンツ名により示されるコンテンツについて再生不可と判断された場合には(ステップS159)、再生制御部102は、前記再生制御情報から、不可時再生番号を抽出し(ステップS163)、さらに、抽出した不可時再生番号を、再生番号として含む再生制御情報を再生経路情報テーブル210から読み込み(ステップS164)、読み込んだ再生制御情報から再生コンテンツ名を抽出する(ステップS165)。
次に、復号部103及び再生部107は、当該再生コンテンツ名により示される暗号化コンテンツを復号し再生し(ステップS160)、再生制御部102は、前記再生制御情報から次再生番号の抽出を試み(ステップS161)、次再生番号が抽出されない場合には(ステップS162)、コンテンツの再生処理を終了する。
次再生番号が抽出された場合には(ステップS162)、ステップS156へ戻って処理を繰り返す。
(4)復号部103及び再生部107によるコンテンツの復号及び再生の動作
復号部103及び再生部107によるコンテンツの復号及び再生の動作について、図15に示すフローチャートを用いて説明する。
復号部103は、再生制御部102から、再生コンテンツ名並びに復号及び再生の指示を受け取り(ステップS170)、鍵制御部104からコンテンツ鍵を取得し(ステップS171)、記録媒体200から、受け取った再生コンテンツ名により識別される暗号化コンテンツを読み込む(ステップS172)。
次に、復号部103は、読み込んだ暗号化コンテンツが暗号化ボタンデータテーブルを含むか否かを判断する。暗号化ボタンデータテーブルが含まれないと判断する場合には(ステップS173)、復号部103は、取得したコンテンツ鍵を用いて、読み込んだ暗号化コンテンツをパケット単位で復号し、得られた平文コンテンツを再生部107に対して出力し、再生部107は、平文コンテンツをデコードして、デジタルのビデオデータやデジタルのオーディオデータを生成し、アナログの映像信号及び音声信号を生成し(ステップS174)、表示装置113は、映像信号を映像として、音声信号を音として出力する(ステップS175)。
暗号化ボタンデータテーブルが含まれると判断する場合には(ステップS173)、復号部103は、取得したコンテンツ鍵を用いて、暗号化ボタンデータテーブルを復号して、ボタンデータテーブルを生成し(ステップS181)、生成したボタンデータテーブルに含まれる各ボタンデータについて、以下のステップS183〜S188を繰り返す。
復号部103は、当該ボタンデータから決定時再生番号を抽出し(ステップS183)、再生制御部102を制御して、抽出した決定時再生番号と同じ値の再生番号に対応する再生コンテンツ名を再生経路情報テーブル210から取得し(ステップS184)、取得した再生コンテンツ名により識別されるコンテンツが再生可能か否かを問い合わせ(ステップS185)、再生可能であるなら(ステップS186)、当該ボタンデータから通常のボタン表示である非選択データ及び選択データを抽出し(ステップS187)、再生不可能であるなら(ステップS186)、当該ボタンデータからグレイアウト状態であるグレイアウトデータを抽出する(ステップS188)。
次に、復号部103は、暗号化コンテンツをパケット単位で復号して平文コンテンツを生成し(ステップS190)、復号部103は、ボタンデータ毎に抽出した選択データ及び選択データ、又はグレイアウトデータを再生部107に対して出力し、再生部107は、ボタンデータ毎の選択データ及び選択データ、又はグレイアウトデータをビデオデータにオーバーレイしてボタンが重ねられたコンテンツを生成し、表示装置113は、映像信号を映像として、音声信号を音として出力する(ステップS191)。
(5)鍵制御部104によるコンテンツ鍵の取得の動作
鍵制御部104によるコンテンツ鍵の取得の動作について、図16に示すフローチャートを用いて説明する。
鍵制御部104は、復号部103からコンテンツ鍵の取得の指示及び再生コンテンツ名を受け取り(ステップS200)、記録媒体200の鍵制御情報テーブル260から、受け取った再生コンテンツ名を含む鍵制御情報を取得し(ステップS201)、取得した鍵制御情報から鍵生成情報を抽出する(ステップS202)。
次に、鍵制御部104は、抽出した鍵生成情報が「00」であるか否かを判断し、「00」である場合に(ステップS203)、前記鍵制御情報からコンテンツ固有情報を抽出し(ステップS204)、媒体鍵生成部105から受け取った復号媒体鍵と抽出したコンテンツ固有情報とをこの順序で結合し、結合により得られた結合体に一方向性関数を施して、コンテンツ鍵を生成し(ステップS205)、次に、生成したコンテンツ鍵を復号部103へ出力する(ステップS209)。
また、抽出した鍵生成情報が「00」でないと判断される場合に(ステップS203)、鍵制御部104は、権利処理部108を制御して、復号部103から受け取った再生コンテンツ名により示されるコンテンツに対応する権利鍵を取得し(ステップS206)、次に、抽出した鍵生成情報が「01」であるか「10」であるかを判断し、抽出した鍵生成情報が「10」である場合(ステップS207)、取得した前記権利鍵をそのまま、コンテンツ鍵とする。次に、このコンテンツ鍵を復号部103へ出力する(ステップS209)。
また、抽出した鍵生成情報が「01」であると判断される場合(ステップS207)、受け取った復号媒体鍵と、権利処理部108を制御して得られた権利鍵とをこの順序で結合し、結合により得られた結合体に一方向性関数を施して、コンテンツ鍵を生成し(ステップS208)、次に、このコンテンツ鍵を復号部103へ出力する(ステップS209)。
(6)権利処理部108による権利鍵の取得の動作
権利処理部108により権利鍵の取得の動作について、図17に示すフローチャートを用いて説明する。
権利処理部108は、鍵制御部104から再生コンテンツ名及び権利方式情報を受け取る(ステップS221)。次に、受け取った権利方式情報が、「00」であるか、又は「01」、「10」及び「01、10」のいずれであるかを判断する。つまり、権利方式が指定されていないか、又は何らかの方式が指定されているかを判断する(ステップS222)。
方式が指定されている場合、すなわち、受け取った権利方式情報が、「01」、「10」及び「01、10」のいずれかである場合に(ステップS222)、権利格納部109が有する権利情報テーブル121から、受け取った権利方式情報及び再生コンテンツ名の両方を含む権利情報の抽出を試みる(ステップS223)。
方式が指定されていない場合、すなわち、受け取った権利方式情報が、「00」である場合(ステップS222)、権利処理部108は、権利格納部109が有する権利情報テーブル121から、受け取った再生コンテンツ名を含む権利情報の抽出を試みる(ステップS224)。
次に、抽出された権利情報が1個以上存在する場合には(ステップS225)、権利処理部108は、いずれか1個の権利情報を選択し(ステップS226)、選択した権利情報に含まれている再生回数又は再生期限を用いて、再生コンテンツ名により示されるコンテンツの利用可否を判定する(ステップS227)。
利用可能と判定された場合には(ステップS228)、抽出して選択した権利情報から権利鍵を抽出し(ステップS229)、抽出した権利鍵を鍵制御部104へ出力する(ステップS230)。
利用不可と判定された場合(ステップS228)、又は権利情報が抽出されなかった場合には(ステップS225)、処理を終了する。
(7)鍵制御部104によるコンテンツの再生可否の判定の動作
鍵制御部104によるコンテンツの再生可否の判定の動作について、図18に示すフローチャートを用いて説明する。
鍵制御部104は、復号部103から再生コンテンツ名と、当該再生コンテンツ名により示されるコンテンツの再生可否の判定の指示とを受け取り(ステップS241)、記録媒体200に記録されている鍵制御情報テーブル260から、受け取った再生コンテンツ名を含む鍵制御情報を取得し(ステップS242)、次に、取得した鍵制御情報から鍵生成情報を抽出する(ステップS243)。
次に、鍵制御部104は、抽出した鍵制御情報が「00」であるか否かを判断し、抽出した鍵生成情報が「00」であると判断する場合には(ステップS244)、取得した鍵制御情報から再生可否情報を抽出し(ステップS245)、抽出した再生可否情報が、「0」であるか、「1」であるかを判断し、「1」であると判断する場合には(ステップS246)、再生可を示す情報を復号部103へ出力し(ステップS248)、「0」であると判断する場合には(ステップS246)、再生不可を示す情報を復号部103へ出力する(ステップS247)。
抽出した鍵制御情報が「00」でないと判断する場合には(ステップS244)、取得した鍵制御情報から再生可否情報を抽出し(ステップS249)、抽出した再生可否情報が、「0」であるか、「1」であるかを判断し、「1」であると判断する場合には(ステップS250)、再生可を示す情報を復号部103へ出力する(ステップS251)。「0」であると判断する場合には(ステップS250)、取得した鍵制御情報から権利方式情報を抽出し(ステップS252)、権利処理部108に対して、権利判定指示、権利方式情報及び再生コンテンツ名を出力する(ステップS253)。権利処理部108は、コンテンツの再生可否の判定を行い(ステップS254)、権利処理部108から判定結果を受け取り(ステップS255)、受け取った判定結果を復号部103へ出力する(ステップS256)。
(8)権利処理部108によるコンテンツの再生可否の判定の動作
権利処理部108によるコンテンツの再生可否の判定の動作について、図19に示すフローチャートを用いて説明する。
権利処理部108は、鍵制御部104から権利の判定を指示する権利判定指示、再生コンテンツ名及び権利方式情報を受け取り(ステップS253)、受け取った権利方式情報が、「00」であるか、又は「01」、「10」及び「01、10」のいずれであるかを判断する。方式が指定されている場合(ステップS261)、権利処理部108は、権利格納部109が有する権利情報テーブル121から、受け取った権利方式情報及び再生コンテンツ名の両方を含む権利情報の抽出を試みる(ステップS262)。方式が指定されていない場合(ステップS261)、権利処理部108は、権利格納部109が有する権利情報テーブル121から、受け取った再生コンテンツ名を含む権利情報の抽出を試みる(ステップS263)。
次に、抽出された権利情報が1個以上存在する場合には(ステップS264)、権利処理部108は、いずれか1個の権利情報を選択し(ステップS266)、選択した権利情報に含まれている再生回数又は再生期限を用いて、再生コンテンツ名により示されるコンテンツの利用可否を判定し(ステップS267)、利用可能と判定された場合には(ステップS268)、利用可能を示す判定結果を鍵制御部104へ出力する(ステップS269)。
利用不可と判定された場合には(ステップS268)、利用不可能を示す判定結果を鍵制御部104へ出力する(ステップS265)。
権利情報が抽出されなかった場合には(ステップS264)、利用不可能を示す判定結果を鍵制御部104へ出力する(ステップS265)。
(9)ライセンスサーバ装置300からの権利情報の取得の動作
ライセンスサーバ装置300からの権利情報の取得の動作について、図20に示すフローチャートを用いて説明する。
再生装置100の通信部110と、ライセンスサーバ装置300の通信部301とは、SACを用いて暗号化通信路を確立する(ステップS301)。
その後、通信部110は、通信部301に対して権利の送信を依頼する(ステップS302)。
次に、権利生成部303は、再生装置100のための権利情報を生成し(ステップS303)、生成した権利情報を暗号化して暗号化権利情報を生成し(ステップS304)、生成した暗号化権利情報を、通信制御部302、通信部301及びインターネット10を介して、再生装置100へ送信する(ステップS305)。
通信部110は、暗号化権利情報を復号して権利情報を生成し(ステップS306)、生成した権利情報権利情報を権利格納部109に書き込む(ステップS307)。
1.6 その他の変形例
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記の実施の形態ではライセンスに基づくコンテンツの利用可否による再生制御として、再生制御情報による再生経路の制御とボタン表示のグレイアウト有無という2つの例を示したが、これに限るものではない。
(i)記録媒体200に記録されている複数の暗号化コンテンツのうち、一部は、通常の購入により利用できる通常版のコンテンツであり、他の一部は、特別の権利を購入した利用者によってのみ利用できるディレクターズカット版のコンテンツであるとしてもよい。この場合において、図3に示す再生経路情報テーブル210において、次再生番号219として、ディレクターズカット版のコンテンツに対応する再生制御情報が指定されているとき、次再生番号219に対応する不可時再生番号220として、通常版のコンテンツに対応する再生制御情報がが指定されている。
また、記録媒体200に記録されている複数の暗号化コンテンツのうち、一部は、コンテンツの購入を誘導する映像からなる購入誘導コンテンツであり、他の一部は、広告に関するメッセージから構成されるCMコンテンツであるとしてもよい。ライセンスがない場合、又は使用許可された期間が経過している場合において、購入誘導コンテンツを強制的に再生し、又はCMコンテンツを強制的に再生するとしてもよい。また、この場合に、ライセンスサーバ装置300からライセンスを取得する処理を強制的に実行するとしてもよい。
また、ライセンスがない場合、又は使用許可された期間が経過している場合において、特殊再生を禁止してもよいし、メニューの表示要求を禁止してもよいし、アングル切替を禁止してもよいし、ストリームの切替を禁止するとしてもよい。
(ii)例えば、ライセンスに基づくコンテンツの利用可否による再生制御を、DVDにおけるアングル切替に適用するとしてもよい。
つまり、記録媒体200は、さらに、アングル切替の対象となる複数のアングルコンテンツを記録している。これらの複数のアングルコンテンツのうち、いくつかの複数のアングルコンテンツからなる組については、ある再生時点において、前記組に含まれるどのアングルコンテンツも再生して出力することが可能なものであり、いずれか1個のアングルコンテンツが選択されて再生される。また、別のいくつかの複数のアングルコンテンツからなる組については、別の再生時点において、前記組に含まれるどのアングルコンテンツも再生して出力することが可能なものである。また、図3に示す再生経路情報テーブル210と同様のテーブルにおいて、アングル毎に、(a)そのアングルから次に切替対象となるアングルコンテンツに対応する次再生番号と、(b)その次再生番号に対応するアングルコンテンツの再生が、ライセンスにより許可されていないなどの理由により不可能の場合に切替可能なアングルコンテンツに対応する不可時再生番号と、が記録されているとしてもよい。
このとき、再生制御情報は、切替対象となる複数個の次再生番号を含むとしてもよいし、これらの複数個の次再生番号のそれぞれについて、ライセンスの条件などにより再生不可能な場合に、不可時再生番号を含むとしてもよい。
ライセンスに基づく各アングルのコンテンツの利用可否が、記録されているとしてもよい。図8に示す鍵制御情報テーブル260及び図10に示す権利情報テーブル121についても、同様のデータ構造をアングル切替の場合に適用することができる。鍵制御情報テーブル260及び図10に示す権利情報テーブル121における各再生コンテンツ名が、アングルのコンテンツを示すものとすればよい。
このようにして、特定アングルだけが利用不可となるケースにて、当該アングルへの切替を禁止することも可能となる。
以上説明したように、記録媒体200には、アングル切替の対象となる複数のアングルコンテンツが予め記録されており、再生装置100の再生制御部102は、1のアングルコンテンツの指定を取得し、権利処理部108は、権利情報テーブルに含まれる権利情報に基づいて、指定されたアングルコンテンツの利用の可否を判断する。再生制御部102は、権利処理部108による判断結果に基づいて、記録媒体200から次に同時に出力することができるアングルコンテンツの組を選択し、選択した組の中から次に最初に出力するべきアングルコンテンツを選択する。復号部103及び再生部107は、選択されたアングルコンテンツを復号、再生する。
(iii )また、上記と同様に、音声・字幕ストリーム切替に適用してもよい。この場合に、特定音声・字幕ストリームが利用不可となるケースにて、当該音声・字幕ストリームへの切替を禁止することも可能となる。これらの音声・字幕ストリームは、映像のコンテンツに伴って再生し、出力される補助コンテンツ(又は付帯コンテンツ)である。
記録媒体200は、さらに、複数の補助コンテンツを記録している。これらの複数の補助コンテンツのうち、いくつかの複数の補助コンテンツからなる組については、ある再生時点又は再生区間において、前記組に含まれるどの補助コンテンツも再生して出力することが可能なものである。例えば、上記の組を構成する補助コンテンツの一例は、英語による音声データ、日本語による音声データ及び、中国語による音声データである。これらの補助コンテンツの中から、その再生時点又は再生区間において、いずれか1個の補助コンテンツが選択されて再生される。
また、別のいくつかの複数の補助コンテンツからなる組については、別の再生時点又は別の再生区間において、前記組に含まれるどの補助コンテンツも再生して出力することが可能なものである。
例えば、上記の実施の形態において、記録媒体200に記録されている各コンテンツに対応して、英語による音声データと、日本語による音声データと、中国語による音声データとが記録媒体に記録されており、英語による音声データ及び中国語による音声データの利用がライセンスにより許可され、日本語による音声データの利用が、ライセンスにより許可されていない場合に、日本語による音声データの選択がされた場合に、日本語の音声に代えて、英語の音声データを選択して再生するとしてもよい。
また、例えば、上述の各コンテンツに対応して、英語による字幕データと、日本語による字幕データと、中国語による字幕データとが記録媒体に記録されており、英語による字幕データのみの利用がライセンスにより許可されている場合に、日本語又は中国語による字幕データの選択がされた場合に、その選択に代えて、英語の字幕データを選択して再生するとしてもよい。
つまり、記録媒体200は、さらに、複数の補助コンテンツを記録している。また、図3に示す再生経路情報テーブル210と同様のテーブルにおいて、コンテンツ毎に、(a)そのコンテンツとともに出力される補助コンテンツに対応する補助番号と、(b)その補助番号に対応する補助コンテンツの再生が、ライセンスにより許可されていないなどの理由により不可能の場合に、再生可能な補助コンテンツに対応する不可時補助番号と、が記録されているとしてもよい。
ライセンスに基づく各補助コンテンツの利用可否が、記録されているとしてもよい。図8に示す鍵制御情報テーブル260及び図10に示す権利情報テーブル121についても、同様のデータ構造を補助コンテンツの場合に適用することができる。鍵制御情報テーブル260及び図10に示す権利情報テーブル121における各再生コンテンツ名が、補助コンテンツを示すものとすればよい。
このように、記録媒体200には、音声ストリーム又は字幕ストリームである複数の補助コンテンツが予め記録されており、再生装置100の再生制御部102は、1の補助コンテンツの指定を取得し、権利処理部108は、権利情報テーブルに含まれる権利情報に基づいて、指定された補助コンテンツの利用の可否を判断する。再生制御部102は、権利処理部108による判断結果に基づいて、記録媒体200から次に同時に出力することができる補助コンテンツの組を選択し、選択した組の中から次に最初に出力するべき補助コンテンツを選択する。復号部103及び再生部107は、選択された補助コンテンツを復号、再生する。
(2)上記の実施の形態において、図8に示す鍵制御情報テーブル260は、暗号化されずに記録媒体200に記録されているとしているが、鍵制御情報テーブル260の鍵制御情報中の再生可否情報やコピー可否情報の改竄による不正再生や不正コピーを防止することを目的として、鍵制御情報テーブル260は、暗号化などがされているとしてもよい。この場合には、媒体鍵を用いた暗号化が有効である。こうして、鍵制御情報テーブル260の鍵制御情報中の再生可否情報やコピー可否情報が保護される。
(3)上記の実施の形態において、記録媒体200に記録されている各コンテンツを再生する場合に関して説明を行っているが、記録媒体200に記録されている各コンテンツを複製する場合についても、同様の方法が適用可能である。
つまり、再生装置100と同様の構成を有する記録装置は、利用者から記録媒体200に記録されている各コンテンツの複製の指示を受け取ると、図13に示す媒体鍵取得の動作と同様にして、復号媒体鍵を取得し、図14に示すコンテンツの再生の動作と同様にして、各コンテンツについて、再生可否の判定をし、再生可と判定されるときに、そのコンテンツを他の記録媒体に複製するとしてもよい。
(4)上記の実施の形態の変形例としての、コンテンツ記録再生システム1bについて説明する。
コンテンツ記録再生システム1bは、図21に示すように、記録再生装置100b及びライセンスサーバ装置300bから構成されている。記録再生装置100bとライセンスサーバ装置300bとは、インターネット10を介して接続されている。記録媒体200bは、利用者により記録再生装置100bに装着されている。
記録媒体200bは、予め記録媒体200bに固有の媒体識別子ID501を記録している。
また、ライセンスサーバ装置300bは、予め鍵K521、コンテンツ鍵531及びコンテンツ532を記憶している。
ライセンスサーバ装置300bは、記録媒体200bから、記録再生装置100b及びインターネット10を介して、媒体識別子ID501を取得し(ステップS401)、鍵K521を読み出し(ステップS402)、取得した媒体識別子ID501と読み出した鍵K521とをこの順序で結合して結合鍵K’522を生成する(ステップS403)。
次に、ライセンスサーバ装置300bは、コンテンツ鍵531を読み出し、生成した結合鍵K’522を用いて、読み出したコンテンツ鍵531に暗号化アルゴリズムを施して暗号化コンテンツ鍵533を生成し(ステップS404)、生成した暗号化コンテンツ鍵533を、インターネット10及び記録再生装置100bを介して、記録媒体200bへ、暗号化コンテンツ鍵511として書き込む(ステップS406)。また、コンテンツ532を読み出し、読み出したコンテンツ鍵531を用いて、読み出したコンテンツ532に暗号化アルゴリズムを施して暗号化コンテンツ534を生成し(ステップS405)、生成した暗号化コンテンツ534を、インターネット10及び記録再生装置100bを介して、記録媒体200bへ、暗号化コンテンツ512として書き込む(ステップS407)。
次に、記録再生装置100bは、記録媒体200bから媒体識別子ID501を読み出し(ステップS421)、ライセンスサーバ装置300bからインターネット10を介して、鍵K521を取得し(ステップS422)、読み出した媒体識別子ID501と取得した鍵K521とをこの順序で結合して結合鍵K’541を生成し(ステップS423)、記録媒体200bから暗号化コンテンツ鍵511を読み出し(ステップS424)、生成した結合鍵K’541を用いて、読み出した暗号化コンテンツ鍵511に復号アルゴリズムを施して復号コンテンツ鍵542を生成し(ステップS426)、記録媒体200bから暗号化コンテンツ512を読み出し(ステップS425)、生成した復号コンテンツ鍵542を用いて、読み出した暗号化コンテンツ512に復号アルゴリズムを施して復号コンテンツ543を生成し(ステップS427)、生成した復号コンテンツを再生し(ステップS428)、表示する(ステップS429)。
なお、コンテンツ記録再生システム1bにおいて、記録再生装置100bは、記録媒体200bへの暗号化コンテンツ鍵511及び暗号化コンテンツ512の書込と、暗号化コンテンツ鍵511及び暗号化コンテンツ512を用いるコンテンツの再生との両方をするとしているが、これには限定されない。
コンテンツ記録再生システム1bは、記録再生装置100bに代えて、記録装置と再生装置とを含み、ライセンスサーバ装置300bは、記録装置を介して、暗号化コンテンツ鍵及び暗号化コンテンツを記録媒体200bに書き込み、再生装置は、記録媒体から暗号化コンテンツ鍵及び暗号化コンテンツを読み出してコンテンツを再生するとしてもよい。
(5)上記の実施の形態では、各コンテンツが利用不可と判定された場合には、その理由にかかわらず一律に同様の再生制御を行うとしているが、これに限るものではない。
元々そのコンテンツに対するライセンスが存在しない場合と、判断の時点において期限が切れている場合とで異なる再生制御を行っても良い。例えば、ライセンスが存在しない場合には、上記の実施の形態に示すように、不可先再生番号により示されるコンテンツの再生を行い、期限が切れている場合には、期限切れのメッセージの表示とともに、当該コンテンツを再生するとしてもよい。また、期限が切れている場合には、当該コンテンツの再生に代えて、購入を促すためのコンテンツを再生するとしてもよい。
また、再生制御情報は、次再生番号と、第1不可時再生番号と、第2不可時再生番号とを含んでいるとしてもよい。ここで、第1不可時再生番号は、例えば、ライセンスが存在しない場合に用いるべき再生制御情報を示す再生番号であり、第2不可時再生番号は、例えば、期限が切れている場合に用いるべき再生制御情報を示す再生番号である。この場合において、再生制御部102は、ライセンスが存在し、利用が可能な場合に、次再生番号を用い、ライセンスが存在しない場合に、第1不可時再生番号を用い、期限が切れている場合に、第2不可時再生番号を用いる。
例えば、図3に示す再生経路情報テーブル210は、ライセンスが存在しないときにおける不可時再生番号と、判断時に期限が切れているときにおける不可時再生番号との両方を含んでおり、再生制御部102は、そのケースに応じて、対応する不可時再生番号を選択するとしてもよい。
また、再生制御情報は、さらに、第3不可時再生番号、第4不可時再生番号、・・・を含んでいるとしてもよい。ここで、第3不可時再生番号、第4不可時再生番号、・・・は、それぞれ、ライセンスの状況に応じて定められた再生番号である。この場合に、再生制御部102は、ライセンスの状況に応じて用いる不可時再生番号を選択する。
また、再生装置100を構成する権利処理部、権利格納部及び通信部は、カードなどの脱着可能なデバイスにより構成されているとしてもよい。このような場合において、当該デバイスが、再生装置100に装着されていない場合には、権利処理部への問い合わせは、必ず、失敗する。このようなケースを想定して、権利処理部が見つからなかった場合にも、異なる再生制御を行うとしてもよい。
(6)上記の実施の形態におけるコンテンツ鍵取得処理及び権利鍵取得処理では、各コンテンツの再生可否だけを扱うとしているが、これに限るものではない。
例えば、図8に示す鍵制御情報テーブル260に含まれる鍵制御情報、及び図10に示す権利情報テーブル121に含まれる権利情報には、再生可否に関する情報に加えて、ビデオストリームやオーディオストリームの再生時の品質に関する再生品質情報を含んでいるとしてもよい。
このような場合には、コンテンツ鍵取得処理や権利鍵取得処理では、さらに、これらの再生品質に関する情報も扱い、権利情報に含まれている再生品質情報を、鍵制御情報に含まれている再生品質情報に上書きする。こうして、鍵制御情報に含まれている再生品質情報よりも、権利情報に含まれている再生品質情報を優先して取得し、このようにして取得された再生品質情報を、復号部を経由して再生部に通知し、再生部は、再生品質情報を受け取り、受け取った再生品質情報により指定される品質でのみコンテンツを再生する。
これによって、例えばHD画質のコンテンツをSD画質やQCIF(Quarter Common Intermediate Format)画質にダウンコンバートして再生するように強制的に指示することが可能となる。
(7)上記の実施の形態においては、図10に示す権利情報テーブル121そのものに、権利方式情報が含まれているとしているが、このデータ構造では、権利方式情報の改竄が行われる危険性がある。これは、各々の権利方式は別の事業者によって運営されるケースが一般的であり、悪意ある事業者が他の事業者に対して不正をはたらく危険性を排除できないためである。
このような問題を回避するためには、権利情報及びその他の情報に対して、デジタル署名により生成された署名データを付与し、この署名データの付与者の証明書の中に、前記権利情報と前記署名データとを含めておくとしてもよい。
例えば、前記証明書は、証明書のシリアル番号、権利情報、権利方式情報、付与者を識別する識別コード、付与の年月日、証明書の有効期限、及び署名データを含むとしてもよい。署名データは、付与者の私有鍵を用いて、シリアル番号、権利情報、権利方式情報、付与者を識別する識別コード、付与の年月日及び証明書の有効期限に対して、デジタル署名を施して生成されたものである。
再生装置は、権利情報を使用する際に、付与者の公開鍵を取得し、取得した公開鍵を用いて、証明書に含まれる署名データと、証明書に含まれる他のデータとにデジタル署名の検証を施して、権利情報の改竄の有無を検出し、改竄がなされていないと分かった場合にのみ、権利情報を使用する。
また、これ以外にも、再生装置100が備える鍵制御部104と権利処理部108との間で、SACを用いて相互認証を行うとしてもよい。相互認証に失敗すると、その後、鍵制御部104と権利処理部108との間の情報の送受信を終了する。相互認証に成功すると、その後、鍵制御部104と権利処理部108との間の情報の送受信を継続して行う。この場合に、鍵制御部104と権利処理部108とは、それぞれ、再生装置100から独立した別の脱着可能な単体のモジュールから構成されているとしてもよい。
この場合には、鍵制御部104は、相互認証時に受信する証明書から相手側の権利処理部108の権利方式情報を抽出し、抽出した権利方式情報が、鍵制御情報内の権利方式情報に合致するかを確認するとしてもよい。
なお、相互認証を行う場合には、記録媒体200及び権利格納部109には、それぞれ、不正なモジュールを識別する識別情報が記録されているCRL(Certification Revocation List)が格納され、鍵制御部104及び権利処理部108は、それぞれ、各CRLを用いて不正なモジュールを排除するとしてもよい。
また、鍵制御部104は、さらに、無効化されたモジュールを識別する第1モジュール識別子を記憶しており、権利処理部108を識別する権利処理部識別子を取得し、取得した権利処理部識別子と記憶している前記第1モジュールが一致するか否かを判断し、一致すると判断する場合に、権利処理部108との間の情報の送受信を拒否するとしてもよい。
また、記録媒体200は、上述したように、無効化されたモジュールを識別する第2モジュール識別子を記録しており、権利処理部108は、記録媒体200から前記第2モジュール識別子を読み出し、鍵制御部104を識別する鍵制御部識別子を取得し、取得した鍵制御部識別子と前記第2モジュール識別子が一致するか否かを判断し、一致すると判断する場合に、鍵制御部104との間の情報の送受信を拒否するとしてもよい。
(8)上記の実施の形態では、鍵制御情報において「媒体鍵」が指定され、かつ再生可否情報に「不可」が指定されている場合には、無条件に再生不可となるとしているが、これに限るものではない。このようなケースでも、あらためて、権利処理部108に対して利用可否の問い合わせを行うとしてもよい。
(9)上記の実施の形態では、鍵制御情報テーブル260は、各暗号化コンテンツとは別に記録媒体に記録されているとしているが、これに限るものではない。
例えば、鍵制御情報テーブル260に含まれる鍵制御情報を、当該鍵制御情報に含まれる再生コンテンツ名により識別される暗号化コンテンツに多重化するとしてもよい。この場合には、鍵制御情報と暗号化コンテンツの結びつきは明確になるため、鍵制御情報の中で再生コンテンツ名は、不要となる。再生装置は、鍵制御情報が多重化された暗号化コンテンツから、前記鍵制御情報を分離して取得する。
また、鍵制御情報テーブル260は、記録媒体200とは別の記録媒体に記録されているとしてもよいし、記録媒体200には記録されておらず、ネットワークを介して取得するとしてもよい。特に、全てのコンテンツが一つのパッケージメディアだけに格納されているのではなく、別途ネットワークから追加コンテンツを取得してHDD(ハードディスク)に記録するような場合には有効である。
(10)上記の実施の形態では、図10に示す権利情報テーブル121に含まれている権利情報には、対応する再生コンテンツのファイル名を示す再生コンテンツ名が含まれているとしているが、これに限るものではない。
例えば、権利情報(別の表現を採用すると、契約情報)は、各権利情報を識別する権利識別子(別の表現を採用すると、ライセンス識別子又は契約識別情報)を含み、図8に示す鍵制御情報テーブル260に含まれる鍵制御情報も、対応する権利識別子を含むとしてもよい。権利処理部108は、この権利識別子を用いて、対応する権利情報を検索するとしてもよい。
また、図3に示す再生経路情報テーブル210に含まれる再生制御情報は、さらに、前記権利情報を識別する権利識別子を含むとしてもよい。このとき、再生制御部102は、再生制御情報に含まれる権利識別子を用いて、復号部103及び鍵制御部104を介して、権利処理部108に対して、コンテンツの利用可否の判断を依頼するとしてもよい。次に、再生制御部102は、コンテンツの利用可否の判断結果を受け取り、受け取った判断結果を用いる。
また、図3に示すように、再生経路情報テーブル210に含まれる再生制御情報には、再生コンテンツ名、つまりコンテンツを識別するコンテンツ識別子が含まれているので、記録媒体200は、さらに、コンテンツ識別子と前記権利識別子とを対応づけて含む対応テーブルを記録しているとしてもよい。このとき、再生制御部102は、再生制御情報からコンテンツ識別子を抽出し、抽出したコンテンツ識別子に対応する権利識別子を前記対応テーブルから読み出し、読み出した権利識別子を用いて、復号部103及び鍵制御部104を介して、権利処理部108に対して、コンテンツの利用可否の判断を依頼するとしてもよい。
(11)上記の実施の形態では、権利情報をライセンスサーバ装置300から取得するとしているが、これに限るものではない。例えば、記録媒体200に権利情報テーブルが格納されており、記録媒体200から権利情報テーブルを読み出すとしてもよい。また、別の記録媒体に権利情報テーブルが格納されており、この別の記録媒体から権利情報テーブルを読み出すとしてもよい。
(12)上記の実施の形態において、再生装置100を構成する再生制御部102、復号部103、鍵制御部104、媒体鍵生成部105、権利処理部108は、コンピュータプログラムに従って、CPUが動作することにより、それらの各機能を達成するとしているが、本発明は、このような構成に限定されるものではない。例えば、再生装置100を構成する再生制御部102、復号部103、鍵制御部104、媒体鍵生成部105、権利処理部108は、それぞれ固有のハードウェアにより構成されているとしてもよい。
(13)上記の実施の形態では、記録媒体200の一例としてのBDメディアは、UDF(Universal Disk Format )などのファイルシステムを備えるため、図2に示す記録媒体200上に記録されている各情報は、ファイルシステム上の一つまたは複数のファイルとして記録される方法が一般的であるが、これに限るものではない。
例えば、媒体固有情報テーブル280は、BDメディアのリードイン領域(Lead-In Area)の特別な領域、又はユーザデータ(User Data)領域に記録されているとしてもよいし、BCA(Burst Cutting Area)に記録されているとしてもよい。さらには、誤り検出符号に対して意図的に誤りを作成し、作成した誤りを記録媒体に割り当てる第1の媒体鍵とし、リードイン領域またはUser Data領域に書き込む媒体固有情報テーブルには第2の媒体鍵を各再生装置の機器固有錠で暗号化した暗号化媒体鍵を記録し、媒体鍵は第1の媒体鍵と第2の媒体鍵から一方向関数などの演算によって導き出すとしても良い。
また、BCAに記録されている当該記録媒体に固有の識別情報を、記録媒体に割り当てる媒体鍵としてもよいし、リードイン領域又はUser Data領域に記録されているタイトル固有の識別情報を、記録媒体に割り当てる媒体鍵としてもよいし、また、User Data領域に記録されているランダム値を、記録媒体に割り当てる媒体鍵としてもよい。
また、リードイン領域又はUser Data領域にMKB(Media Key Block)が記録されており、MKBを媒体固有情報として用いるとしてもよい。
(14)
上記の実施の形態において、図8に示す鍵制御情報テーブル260の鍵制御情報に含まれる権利方式情報は、当該鍵制御情報に含まれる鍵生成情報が「10」(権利鍵)又は「01」(合成鍵)である場合に、当該鍵制御情報に対応するコンテンツに割り当てられた1個以上の権利方式を特定する情報である。一方、当該鍵制御情報に含まれる鍵生成情報が「00」(媒体鍵)である場合に、権利方式は、指定されず、権利方式情報は、「00」の値をとるとしているが、これには限定されない。
権利方式情報「00」は、媒体による権利方式を示し、権利方式情報「10」又は「01」は、ライセンスによる権利方式を示すとしてもよい。再生装置100は、権利方式情報が、媒体による権利方式を示す場合には、媒体鍵を用いる。一方、権利方式情報が、ライセンスによる権利方式を示す場合には、権利鍵、又は合成鍵を用いるとしてもよい。
(15)
本発明は、ライセンスにより利用許諾される暗号化コンテンツと前記暗号化コンテンツの再生制御情報が記録された媒体を再生する端末であって、前記ライセンスに基づく暗号化コンテンツの利用可否を問い合わせる利用可否問い合わせ手段と、前記利用可否問い合わせ手段による利用可否問い合わせ結果と前記再生制御情報に基づいて再生を制御する再生制御手段と、前記ライセンスからライセンス鍵を取得するライセンス鍵取得手段と、前記ライセンス鍵取得手段が取得した鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号手段を備える。
また、本発明は、ライセンスにより利用許諾される暗号化コンテンツと前記暗号化コンテンツの再生制御情報が記録された媒体を再生する端末であって、前記再生制御情報には少なくとも前記暗号化コンテンツの再生経路情報が記録され、前記ライセンスに基づく暗号化コンテンツの利用可否を問い合わせる利用可否問い合わせ手段と、前記利用可否問い合わせ手段による利用可否問い合わせ結果と前記再生制御情報に基づいてコンテンツの再生経路を制御する再生制御手段と、前記ライセンスからライセンス鍵を取得するライセンス鍵取得手段と、前記ライセンス鍵取得手段が取得した鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号手段を備える。
ここで、前記再生制御情報にはコンテンツの識別子が記録され、前記利用可否問い合わせ手段または/および前記ライセンス鍵取得手段は前記コンテンツの識別子を用いて、暗号化コンテンツの利用可否の問い合わせまたは/およびコンテンツに対応するライセンス鍵の取得を行うとしてもよい。
ここで、前記再生制御情報にはライセンスの識別子が記録され、前記利用可否問い合わせ手段または/および前記ライセンス鍵取得手段は前記ライセンスの識別子を用いて、ライセンスに対応する暗号化コンテンツの利用可否の問い合わせまたは/およびライセンス鍵の取得を行うとしてもよい。
また、本発明は、ライセンスにより利用許諾される暗号化コンテンツと前記暗号化コンテンツの再生制御情報が記録された媒体を再生する方法であって、前記ライセンスに基づく暗号化コンテンツの利用可否を問い合わせる利用可否問い合わせ処理と、前記利用可否問い合わせ手段による利用可否問い合わせ結果と前記再生制御情報に基づいて再生を制御する再生制御処理と、前記ライセンスからライセンス鍵を取得するライセンス鍵取得処理と、前記ライセンス鍵取得手段が取得した鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号処理からなる。
また、本発明は、ライセンスにより利用許諾される暗号化コンテンツと前記暗号化コンテンツの再生制御情報が記録された媒体を再生する方法であって、前記再生制御情報には少なくとも前記暗号化コンテンツの再生経路情報が記録され、前記ライセンスに基づく暗号化コンテンツの利用可否を問い合わせる利用可否問い合わせ処理と、前記利用可否問い合わせ手段による利用可否問い合わせ結果と前記再生制御情報に基づいてコンテンツの再生経路を制御する再生制御処理と、前記ライセンスからライセンス鍵を取得するライセンス鍵取得処理と、前記ライセンス鍵取得処理が取得した鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号処理を含む。
(16)
本発明は、暗号化コンテンツとメディアに固有なメディア鍵が記録された媒体を再生する端末であって、少なくとも前記暗号化コンテンツの復号鍵を含むライセンスを取得するライセンス取得手段と、前記ライセンスからライセンス鍵を取得するライセンス鍵取得手段と、前記メディア鍵と前記ライセンス鍵からコンテンツ鍵を生成する鍵生成手段と、前記鍵生成手段が生成した鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号手段を備える。
また、本発明は、暗号化コンテンツとメディアに固有なメディア鍵が記録された媒体を再生する端末であって、少なくとも前記暗号化コンテンツの復号鍵と利用条件を含むライセンスを取得するライセンス取得手段と、前記ライセンスからライセンス鍵を取得するライセンス鍵取得手段と、前記メディア鍵と前記ライセンス鍵からコンテンツ鍵を生成する鍵生成手段と、前記利用条件に基づいてライセンスに対応するコンテンツの利用可否を判定する利用可否判定手段と、前記利用可否判定手段が利用可能と判定した場合には、前記鍵生成手段が生成した鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号手段を備える。
また、本発明は、暗号化コンテンツとメディアに固有なメディア鍵と処理制御情報が記録された媒体を再生する端末であって、少なくとも前記暗号化コンテンツの復号鍵を含むライセンスを取得するライセンス取得手段と、前記ライセンスからライセンス鍵を取得するライセンス鍵取得手段と、前記メディア鍵と前記ライセンス鍵からコンテンツ鍵を生成する鍵生成手段と、前記処理制御情報に基づいて暗号化コンテンツの復号に前記ライセンス鍵を用いるか前記コンテンツ鍵を用いるかを判定する利用鍵判定手段と、前記利用鍵判定手段が判定した鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号手段を備える。
ここで、前記処理制御情報にはコンテンツの識別子と、ライセンス鍵とコンテンツ鍵の何れを用いるかを示す鍵種別情報が格納されるとしてもよい。
ここで、前記処理制御情報は暗号化コンテンツに多重化されるとしてもよい。
また、本発明は、暗号化コンテンツとメディアに固有なメディア鍵が記録された媒体を再生する再生方法であって、少なくとも前記暗号化コンテンツの復号鍵を含むライセンスを取得するライセンス取得処理と、前記ライセンスからライセンス鍵を取得するライセンス鍵取得処理と、前記メディア鍵と前記ライセンス鍵からコンテンツ鍵を生成する鍵生成処理と、前記鍵生成手段が生成した鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号処理を含む。
また、本発明は、暗号化コンテンツとメディアに固有なメディア鍵が記録された媒体を再生する再生方法であって、少なくとも前記暗号化コンテンツの復号鍵と利用条件を含むライセンスを取得するライセンス取得処理と、前記ライセンスからライセンス鍵を取得するライセンス鍵取得処理と、前記メディア鍵と前記ライセンス鍵からコンテンツ鍵を生成する鍵生成処理と、前記利用条件に基づいてライセンスに対応するコンテンツの利用可否を判定する利用可否判定処理と、前記利用可否判定処理が利用可能と判定した場合には、前記鍵生成処理が生成した鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号処理とを含む。
また、本発明は、暗号化コンテンツとメディアに固有なメディア鍵と処理制御情報が記録された媒体を再生する再生方法であって、少なくとも前記暗号化コンテンツの復号鍵を含むライセンスを取得するライセンス取得処理と、前記ライセンスからライセンス鍵を取得するライセンス鍵取得処理と、前記メディア鍵と前記ライセンス鍵からコンテンツ鍵を生成する鍵生成処理と、前記処理制御情報に基づいて暗号化コンテンツの復号に前記メディア鍵を用いるか前記コンテンツ鍵を用いるかを判定する利用鍵判定処理と、前記利用鍵判定処理が判定した鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号処理とを含む。
(17)
本発明は、暗号化コンテンツとメディアに固有なメディア鍵が記録された媒体を再生する端末であって、少なくとも前記暗号化コンテンツの復号鍵を含むライセンスを取得するライセンス取得手段と、前記ライセンスからコンテンツ鍵を取得するコンテンツ鍵取得手段と、前記暗号化コンテンツの復号に前記メディア鍵とコンテンツ鍵の何れを用いるかを判定する鍵選択手段と、前記鍵選択手段が選択した鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号手段を備える。
また、本発明は、暗号化コンテンツとメディアに固有なメディア鍵と鍵選択情報が記録された媒体を再生する端末であって、少なくとも前記暗号化コンテンツの復号鍵を含むライセンスを取得するライセンス取得手段と、前記ライセンスからコンテンツ鍵を取得するコンテンツ鍵取得手段と、前記暗号化コンテンツの復号に前記メディア鍵とコンテンツ鍵の何れを用いるかを前記鍵選択情報に基づいて判定する鍵選択手段と、前記鍵選択手段が選択した鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号手段を備える。
また、本発明は、暗号化コンテンツとメディアに固有なメディア鍵と鍵選択情報が記録された媒体を再生する端末であって、少なくとも前記暗号化コンテンツの復号鍵と利用条件を含むライセンスを取得するライセンス取得手段と、前記ライセンスからコンテンツ鍵を取得するコンテンツ鍵取得手段と、前記暗号化コンテンツの復号に前記メディア鍵とコンテンツ鍵の何れを用いるかを前記鍵選択情報に基づいて判定する鍵選択手段と、前記利用条件に基づいてライセンスに対応するコンテンツの利用可否を判定する利用可否判定手段と、前記鍵選択手段が前記メディア鍵を用いると判定するか、ライセンス鍵を用いると判定してかつ前記利用可否判定手段がコンテンツの利用が可能であると判定した場合に、前記鍵選択手段が選択した鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号手段を備える。
ここで、前記鍵選択情報にはコンテンツの識別子と、メディア鍵とコンテンツ鍵の何れを用いるかを示す鍵種別情報が格納されるとしてもよい。
ここで、鍵選択情報は暗号化コンテンツに多重化されるとしてもよい。
ここで、鍵選択情報にはコンテンツに対応するライセンスの識別子が記載され、前記コンテンツ鍵取得手段は前記ライセンス識別子で指定されるライセンスからコンテンツ鍵を取得するとしてもよい。
また、本発明は、暗号化コンテンツとメディアに固有なメディア鍵が記録された媒体を再生する方法であって、少なくとも前記暗号化コンテンツの復号鍵を含むライセンスを取得するライセンス取得処理と、前記ライセンスからコンテンツ鍵を取得するコンテンツ鍵取得処理と、前記暗号化コンテンツの復号に前記メディア鍵とコンテンツ鍵の何れを用いるかを判定する鍵選択処理と、前記鍵選択処理によって選択された鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号処理からなる。
また、本発明は、暗号化コンテンツとメディアに固有なメディア鍵と鍵選択情報が記録された媒体を再生する方法であって、少なくとも前記暗号化コンテンツの復号鍵を含むライセンスを取得するライセンス取得処理と、前記ライセンスからコンテンツ鍵を取得するコンテンツ鍵取得処理と、前記暗号化コンテンツの復号に前記メディア鍵とコンテンツ鍵の何れを用いるかを前記鍵選択情報に基づいて判定する鍵選択処理と、前記鍵選択処理が選択した鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号処理からなる。
また、本発明は、暗号化コンテンツとメディアに固有なメディア鍵と鍵選択情報が記録された媒体を再生する方法であって、少なくとも前記暗号化コンテンツの復号鍵と利用条件を含むライセンスを取得するライセンス取得処理と、前記ライセンスからコンテンツ鍵を取得するコンテンツ鍵取得処理と、前記暗号化コンテンツの復号に前記メディア鍵とコンテンツ鍵の何れを用いるかを前記鍵選択情報に基づいて判定する鍵選択処理と、前記利用条件に基づいてライセンスに対応するコンテンツの利用可否を判定する利用可否判定処理と、前記鍵選択処理が前記メディア鍵を用いると判定するか、ライセンス鍵を用いると判定してかつ前記利用可否判定処理がコンテンツの利用が可能であると判定した場合に、前記鍵選択処理が選択した鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する復号処理からなる。
また、本発明は、暗号化コンテンツを格納する媒体であって、メディアに固有なメディア鍵と、前記暗号化コンテンツが前記メディア鍵で暗号化されているか否かを示す鍵選択情報とが記録されている。
ここで、前記鍵選択情報にはコンテンツ識別子が記録されるとしてもよい。
ここで、前記鍵選択情報にはライセンス識別子が記録されるとしてもよい。
(18)本実施の形態では、鍵制御情報テーブルは、記録媒体に1つだけ記録される構成としているがこれに限るものではなく、複数の鍵制御情報テーブルが記録されているとしてもよい。
記録媒体が追記または更新可能な媒体である場合には、ユーザが記録媒体を入手した後で暗号化コンテンツを追加することが可能となる。このような場合には、追加された暗号化コンテンツに対応する鍵制御情報テーブルもあわせて記録することが想定される。
鍵制御部は、記録媒体に記録された複数の鍵制御情報テーブルを検索し、再生可否判断の対象となる暗号化コンテンツが指定された鍵制御情報テーブルを探す。なお、一つの暗号化コンテンツに対応する鍵制御情報テーブルが複数存在するとしてもよい。この場合には、最後に記録された鍵制御情報テーブルでの指定を優先するなどのルールが設定され、鍵制御部は、このルールに基づいて、使用される鍵制御情報テーブルを決定する。
さらに、一つの複合コンテンツが複数の記録媒体に分散して格納されているとしてもよい。特に配布される記録媒体が、追加的に記録不可能な媒体である場合には、必然的に後から追加される暗号化コンテンツの記録先として別の記録媒体が必要となる。前記別の記録媒体の典型的な例は、再生装置が備えるHDDである。再生装置は、追加される暗号化コンテンツをHDDに記録する。このような場合にも、再生装置は互いにリンク関係を持つ複合コンテンツが格納された複数の記録媒体から複数の鍵制御情報テーブルを検索して、対応する情報を取得する。
(19)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSIから構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(20)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、各装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカード又は前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、などから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカード又は前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、前記ICカード又は前記モジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(21)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、などから構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(22)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(23)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
(24)本発明にかかる暗号化コンテンツの再生装置および再生方法、ならびにそれに用いられるデータが格納された記録媒体は、従来型のコピー防止がなされたコンテンツとDRMが適用されたコンテンツが混在するメディアでのコンテンツ再生に適しており、パッケージメディアやコンテンツ配信等の分野において有用である。
本発明を構成する各装置及び記録媒体は、コンテンツを制作し、配給するコンテンツ配給産業において、経営的に、また継続的及び反復的に使用することができる。また、本発明を構成する各装置は、電器機器製造産業において、経営的に、また継続的及び反復的に、製造し、販売することができる。
本発明の1個の実施の形態としてのコンテンツ再生システム1の全体構成を示す構成図である。 再生装置100の内部構成及び記録媒体200に記録されている情報を示す構成図である。 記録媒体200に記録されている再生経路情報テーブル210のデータ構造の一例を示す。 再生経路情報テーブル210を用いる場合における映像の再生例を示す。 記録媒体200に記録されているボタンデータテーブル240のデータ構造の一例を示す。 ボタンデータテーブル240を用いる場合における複数のボタンが表示された映像の再生例を示す。 ボタンデータテーブル240を用いる場合における複数のボタンが表示された映像の他の再生例を示す。 記録媒体200に記録されている鍵制御情報テーブル260のデータ構造の一例を示す。 記録媒体200に記録されている媒体固有情報テーブル280のデータ構造の一例を示す。 権利格納部109に記憶されている権利情報テーブル121のデータ構造の一例を示す。 ライセンスサーバ装置300の内部構成を示す構成図である。 コンテンツの再生開始時の再生装置100の動作を示すフローチャートである。 媒体鍵生成部105による媒体鍵の生成の動作を示すフローチャートである。 再生制御部102によるコンテンツの再生制御の動作を示すフローチャートである。 復号部103及び再生部107によるコンテンツの復号及び再生の動作を示すフローチャートである。 鍵制御部104によるコンテンツ鍵の取得の動作を示すフローチャートである。 権利処理部108により権利鍵の取得の動作を示すフローチャートである。 鍵制御部104によるコンテンツの再生可否の判定の動作を示すフローチャートである。 権利処理部108によるコンテンツの再生可否の判定の動作を示すフローチャートである。 ライセンスサーバ装置300からの権利情報の取得の動作を示すフローチャートである。 本発明の変形例としてのコンテンツ記録再生システム1bの全体構成を示す構成図である。

Claims (14)

  1. 記録媒体に記録され、異なる複数の保護方式で保護された複数のコンテンツが組み合わされて構成される複合コンテンツを利用するコンテンツ利用装置であって、
    前記複数のコンテンツから1のコンテンツの指定を取得する取得手段と、
    使用契約情報に基づいて、指定されたコンテンツの利用の可否を判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断結果に基づいて、前記複合コンテンツから次に出力すべきコンテンツを選択する選択手段と、
    選択されたコンテンツに対応する保護方式を決定する決定手段と、
    決定された保護方式に基づいて選択されたコンテンツを復号する復号手段と、
    復号されたコンテンツを出力する出力手段と
    を備えることを特徴とするコンテンツ利用装置。
  2. 前記記録媒体に記録されている複合コンテンツは、1のコンテンツと、当該コンテンツの利用が不可能な場合に、当該コンテンツに代えて出力する代替のコンテンツとの対応を含み、
    前記選択手段は、前記判断手段により、前記コンテンツが利用可能であると判断される場合に、指定された前記コンテンツを選択し、利用不可能であると判断される場合に、前記コンテンツに対応する代替のコンテンツを選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ利用装置。
  3. 前記記録媒体に記録されている複合コンテンツは、前記複数のコンテンツを含み、また、前記1のコンテンツを識別するコンテンツ識別子と、前記代替のコンテンツを識別する代替識別子とを対応付けて含み、
    前記選択手段は、前記判断手段により、前記コンテンツが利用可能であると判断される場合に、指定された前記コンテンツを識別する前記コンテンツ識別子を前記複合コンテンツから抽出することにより、前記コンテンツを選択し、利用不可能であると判断される場合に、指定された前記コンテンツを識別する前記コンテンツ識別子に対応する前記代替識別子を前記複合コンテンツから抽出することにより、前記代替のコンテンツを選択し、
    前記出力手段は、抽出された前記コンテンツ識別子又は前記代替識別子により識別子されるコンテンツを、前記記録媒体の複合コンテンツから読み出し、読み出したコンテンツを出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ利用装置。
  4. 前記判断手段は、指定されたコンテンツに対応する使用契約情報を取得し、取得した使用契約情報を用いて、指定されたコンテンツの利用の可否を判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ利用装置。
  5. 前記記録媒体に記録されている複合コンテンツは、前記コンテンツの使用契約情報を識別するライセンス識別子を含み、
    前記判断手段は、
    前記ライセンス識別子と前記使用契約情報とを対応付けて記憶している契約情報記憶部と、
    指定されたコンテンツの使用契約情報を識別するライセンス識別子を前記記録媒体の前記複合コンテンツから抽出する識別子抽出部と、
    抽出したライセンス識別子に対応する前記使用契約情報を前記契約情報記憶部から読み出し、読み出した使用契約情報を用いて、指定されたコンテンツの利用の可否を判断する判断部とを含む
    ことを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ利用装置。
  6. 前記記録媒体に記録されている複合コンテンツは、前記コンテンツを識別するコンテンツ識別子と、前記コンテンツの使用契約情報を識別するライセンス識別子とを対応付けて含み、
    前記判断手段は、
    前記ライセンス識別子と前記使用契約情報とを対応付けて記憶している契約情報記憶部と、
    指定されたコンテンツを識別するコンテンツ識別子に対応するライセンス識別子を前記記録媒体の前記複合コンテンツから抽出する識別子抽出部と、
    抽出したライセンス識別子に対応する前記使用契約情報を前記契約情報記憶部から読み出し、読み出した使用契約情報を用いて、指定されたコンテンツの利用の可否を判断する判断部とを含む
    ことを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ利用装置。
  7. 前記記録媒体に記録されている複合コンテンツは、前記コンテンツを識別するコンテンツ識別子を含み、
    前記判断手段は、
    前記コンテンツ識別子と前記使用契約情報とを対応付けて記憶している契約情報記憶部と、
    指定されたコンテンツを識別するコンテンツ識別子を前記記録媒体の前記複合コンテンツから抽出する識別子抽出部と、
    抽出したコンテンツ識別子に対応する前記使用契約情報を前記契約情報記憶部から読み出し、読み出した使用契約情報を用いて、指定されたコンテンツの利用の可否を判断する判断部とを含む
    ことを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ利用装置。
  8. 前記記録媒体に記録されている複合コンテンツは、前記コンテンツの直前に出力されるべき直前コンテンツと、前記直前コンテンツの出力の完了後、その次に出力すべき前記コンテンツとを対応付ける再生経路情報を含み、
    前記取得手段は、直前コンテンツの出力が完了した後に、前記復号コンテンツから前記再生経路情報を抽出し、抽出した再生経路情報を用いて、前記直前コンテンツに対応する前記コンテンツの指定を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ利用装置。
  9. 前記記録媒体に記録されている複合コンテンツを構成する前記複数のコンテンツの一部は、アングル切替の対象となる複数のアングルコンテンツであり、
    前記取得手段は、1のアングルコンテンツの指定を取得し、
    前記判断手段は、使用契約情報に基づいて、指定されたアングルコンテンツの利用の可否を判断し、
    前記選択手段は、前記判断手段による判断結果に基づいて、前記複合コンテンツから次に同時に出力することが可能なアングルコンテンツの組を選択し、次に最初に出力すべきアングルコンテンツを選択し、
    前記出力手段は、選択されたアングルコンテンツを出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ利用装置。
  10. 前記記録媒体に記録されている複合コンテンツを構成する前記複数のコンテンツの一部は、映像に伴って出力される音声データ又は字幕データからなる複数の補助コンテンツであり、
    前記取得手段は、1の補助コンテンツの指定を取得し、
    前記判断手段は、使用契約情報に基づいて、指定された補助コンテンツの利用の可否を判断し、
    前記選択手段は、前記判断手段による判断結果に基づいて、前記複合コンテンツから次に映像と同時に出力することが可能な補助コンテンツの組を選択し、次に最初に出力すべき補助コンテンツを選択し、
    前記出力手段は、選択された補助コンテンツを出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ利用装置。
  11. 記録媒体に記録され、異なる複数の保護方式で保護された複数のコンテンツが組み合わされて構成される複合コンテンツを利用するコンテンツ利用装置で用いられるコンテンツ利用方法であって、
    前記複数のコンテンツから1のコンテンツの指定を取得する取得ステップと、
    使用契約情報に基づいて、指定されたコンテンツの利用の可否を判断する判断ステップと、
    前記判断ステップによる判断結果に基づいて、前記複合コンテンツから次に出力すべきコンテンツを選択する選択ステップと、
    選択されたコンテンツに対応する保護方式を決定する決定ステップと、
    決定された保護方式に基づいて選択されたコンテンツを復号する復号ステップと、
    復号されたコンテンツを出力する出力ステップと
    を含むことを特徴とするコンテンツ利用方法。
  12. 記録媒体に記録され、異なる複数の保護方式で保護された複数のコンテンツが組み合わされて構成される複合コンテンツを利用するコンテンツ利用装置で用いられるコンテンツ利用のためのコンピュータプログラムであって、
    前記複数のコンテンツから1のコンテンツの指定を取得する取得ステップと、
    使用契約情報に基づいて、指定されたコンテンツの利用の可否を判断する判断ステップと、
    前記判断ステップによる判断結果に基づいて、前記複合コンテンツから次に出力すべきコンテンツを選択する選択ステップと、
    選択されたコンテンツに対応する保護方式を決定する決定ステップと、
    決定された保護方式に基づいて選択されたコンテンツを復号する復号ステップと、
    復号されたコンテンツを出力する出力ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  13. 前記コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されている
    ことを特徴とする請求項12に記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記コンピュータプログラムは、搬送波に乗せられて送信される
    ことを特徴とする請求項12に記載のコンピュータプログラム。
JP2006519393A 2004-03-09 2005-03-01 コンテンツ利用装置及び記録媒体 Active JP4542096B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004066183 2004-03-09
PCT/JP2005/003829 WO2005086159A2 (en) 2004-03-09 2005-03-01 Content use device and recording medium

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007528569A JP2007528569A (ja) 2007-10-11
JP4542096B2 true JP4542096B2 (ja) 2010-09-08

Family

ID=34918310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006519393A Active JP4542096B2 (ja) 2004-03-09 2005-03-01 コンテンツ利用装置及び記録媒体

Country Status (4)

Country Link
US (2) US7760988B2 (ja)
JP (1) JP4542096B2 (ja)
CN (1) CN1985319B (ja)
WO (1) WO2005086159A2 (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7391865B2 (en) * 1999-09-20 2008-06-24 Security First Corporation Secure data parser method and system
JP3864881B2 (ja) * 2002-09-24 2007-01-10 ヤマハ株式会社 電子音楽システムおよび電子音楽システム用プログラム
CN1985319B (zh) * 2004-03-09 2010-08-04 松下电器产业株式会社 内容使用设备及记录介质
CN100535919C (zh) 2004-08-20 2009-09-02 松下电器产业株式会社 内容再现设备和内容再现方法
CA2922172A1 (en) 2004-10-25 2006-05-04 Security First Corp. Secure data parser method and system
CN101310525B (zh) * 2005-11-15 2010-09-08 松下电器产业株式会社 再现装置和再现方法
JP5110942B2 (ja) * 2007-04-06 2012-12-26 株式会社日立製作所 情報保護システム
US8117094B2 (en) * 2007-06-29 2012-02-14 Microsoft Corporation Distribution channels and monetizing
JP5166434B2 (ja) * 2007-10-17 2013-03-21 パナソニック株式会社 コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、記録媒体、及び集積回路
US20090132422A1 (en) * 2007-11-21 2009-05-21 Microsoft Corporation Machine-readable and enforceable license
US20090132435A1 (en) * 2007-11-21 2009-05-21 Microsoft Corporation Popularity based licensing of user generated content
US20090132403A1 (en) * 2007-11-21 2009-05-21 Microsoft Corporation Licensing interface for user generated content
US9892390B2 (en) * 2007-12-12 2018-02-13 Microsoft Technology Licensing, Llc Digital content packaging, licensing and consumption
US8856861B2 (en) * 2007-12-20 2014-10-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Generic rights token and DRM-related service pointers in a common protected content file
US20090210333A1 (en) * 2008-02-14 2009-08-20 Microsoft Corporation Micro-licensing of composite content
JP5650238B2 (ja) 2009-11-25 2015-01-07 セキュリティー ファースト コープ. 移動中のデータをセキュア化するためのシステムおよび方法
CA2795206C (en) * 2010-03-31 2014-12-23 Rick L. Orsini Systems and methods for securing data in motion
WO2011150346A2 (en) 2010-05-28 2011-12-01 Laurich Lawrence A Accelerator system for use with secure data storage
US9912713B1 (en) 2012-12-17 2018-03-06 MiMedia LLC Systems and methods for providing dynamically updated image sets for applications
US9465521B1 (en) 2013-03-13 2016-10-11 MiMedia, Inc. Event based media interface
US9298758B1 (en) 2013-03-13 2016-03-29 MiMedia, Inc. Systems and methods providing media-to-media connection
US9183232B1 (en) 2013-03-15 2015-11-10 MiMedia, Inc. Systems and methods for organizing content using content organization rules and robust content information
US10257301B1 (en) 2013-03-15 2019-04-09 MiMedia, Inc. Systems and methods providing a drive interface for content delivery
US20170192730A1 (en) 2014-05-30 2017-07-06 Apple Inc. Continuity
US10757216B1 (en) 2015-02-20 2020-08-25 Amazon Technologies, Inc. Group profiles for group item recommendations
US11363460B1 (en) * 2015-03-03 2022-06-14 Amazon Technologies, Inc. Device-based identification for automated user detection
DK201870364A1 (en) 2018-05-07 2019-12-03 Apple Inc. MULTI-PARTICIPANT LIVE COMMUNICATION USER INTERFACE
US11128792B2 (en) 2018-09-28 2021-09-21 Apple Inc. Capturing and displaying images with multiple focal planes
US11671697B2 (en) 2021-01-31 2023-06-06 Apple Inc. User interfaces for wide angle video conference
US11907605B2 (en) 2021-05-15 2024-02-20 Apple Inc. Shared-content session user interfaces
WO2022245665A1 (en) * 2021-05-15 2022-11-24 Apple Inc. Shared-content session user interfaces
US11893214B2 (en) 2021-05-15 2024-02-06 Apple Inc. Real-time communication user interface
US11928303B2 (en) 2021-05-15 2024-03-12 Apple Inc. Shared-content session user interfaces
US11770600B2 (en) 2021-09-24 2023-09-26 Apple Inc. Wide angle video conference

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6009433A (en) 1995-04-14 1999-12-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Information storage and information transmission media with parental control
JP2857120B2 (ja) * 1995-04-14 1999-02-10 株式会社東芝 パレンタル制御を採用した情報システム
US5813010A (en) 1995-04-14 1998-09-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Information storage and information transmission media with parental control
JP2797033B2 (ja) 1995-08-21 1998-09-17 松下電器産業株式会社 光ディスクの再生装置及び再生方法
JP3210286B2 (ja) 1995-08-21 2001-09-17 松下電器産業株式会社 光ディスク記録方法
TW335480B (en) * 1995-09-29 1998-07-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method and apparatus for encoding a bistream for multi-angle connection
CN1449189B (zh) 1996-03-29 2010-04-21 松下电器产业株式会社 光盘的制造方法
JP3345413B2 (ja) * 1996-03-29 2002-11-18 松下電器産業株式会社 インタラクティブな再生進行の性能を向上させた記録媒体の記録方法、再生装置および再生方法
JP3779837B2 (ja) * 1999-02-22 2006-05-31 松下電器産業株式会社 コンピュータ及びプログラム記録媒体
US6704491B1 (en) * 2000-01-27 2004-03-09 Micron Technology, Inc. Video review apparatus and method
US6788416B2 (en) * 2002-05-22 2004-09-07 Texas Instruments Incorporated Method and apparatus for dynamic DMD testing
CN1985319B (zh) * 2004-03-09 2010-08-04 松下电器产业株式会社 内容使用设备及记录介质
US20100253769A1 (en) * 2008-09-04 2010-10-07 Laser Light Engines Optical System and Assembly Method

Also Published As

Publication number Publication date
WO2005086159A2 (en) 2005-09-15
JP2007528569A (ja) 2007-10-11
US7760988B2 (en) 2010-07-20
US20100247077A1 (en) 2010-09-30
US20070122111A1 (en) 2007-05-31
CN1985319A (zh) 2007-06-20
US8428435B2 (en) 2013-04-23
WO2005086159A3 (en) 2005-11-10
CN1985319B (zh) 2010-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4542096B2 (ja) コンテンツ利用装置及び記録媒体
JP4778897B2 (ja) コンテンツ再生装置
JP4778965B2 (ja) コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、コンピュータプログラム、鍵中継装置及び記録媒体
US8261096B2 (en) Information processing apparatus, information recording medium, information processing method, and computer program
US7874003B2 (en) Information processing apparatus, information recording medium, information processing method, and computer program
KR101214886B1 (ko) 정보 처리 장치, 정보 처리 방법, 및 컴퓨터?프로그램이 기록된 기록 매체
US7353543B2 (en) Contents distribution system
US8494157B2 (en) Apparatus, method, and computer program for processing information and recording medium storing computer program
KR20090016709A (ko) 컨텐츠 기록을 위한 장치, 방법 및 컴퓨터 판독가능한 기록 매체
US20070112685A1 (en) Contents distribution system, recording apparatus, signature apparatus, contents supply apparatus, and contents playback apparatus
US7715558B2 (en) Encrypted-content recording medium, playback apparatus, and playback method
JP2004311000A (ja) 記録装置及び著作権保護システム
JP3792236B2 (ja) 記録媒体、情報再生装置および情報再生方法
WO2006025380A1 (ja) 情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法、情報記録再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP2006179172A (ja) 記録媒体、情報再生装置および情報再生方法
US20070118765A1 (en) Method and system of decrypting disc
JP2006345555A (ja) 記録媒体、情報再生装置および情報再生方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4542096

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3