JP4541912B2 - 洗面化粧台 - Google Patents

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Description

本発明は、洗面化粧台に関し、特に、ミラーの背面に収納棚等の収納部が備えられる洗面化粧台に関する。
従来、この種の洗面化粧台として、洗面ミラーの幅方向端部に蝶番を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
かかる構成により洗面ミラーの幅方向端部の上記蝶番にて上記洗面ミラーを回動開きさせることにより、収納棚を前面側に開放させることが可能となっている。
特開2002−320521号公報
上述した洗面化粧台においては、上記洗面ミラーを回動開きさせる際の自由端が使用者の前方を通過することとなるため、使用者が立つ位置などとの関係から回動開きさせるミラーの大型化が困難であり、センターミラーの様な比較的大型のミラーに回動開きの構成を適用することは難しかった。
さらに、回動開きさせる際には蝶番によって片持ち支持する構造となるため、重量となる大型のセンターミラーには適用し難いという課題もあった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、大型のセンターミラーを適用しても無理なく開閉することができる洗面化粧台の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、ミラーキャビネットと、上記ミラーキャビネットの前面側において幅方向に隣接させて配設される複数の略炬形板状のミラーと、上記ミラーキャビネットにおいて前面側が開放するとともに、上記ミラーに前面側から覆い隠され閉状態となる収納部とを具備する洗面化粧台において、
上記ミラーキャビネットに備えられ、幅方向に配向する直線状の幅レール部と、前方端部にて同幅レール部に対して後方から斜めに接続する斜レール部とからなるガイドレールと、上記ミラーに取り付けられ、上記斜レール部を走行することにより上記ミラーを隣接する他のミラーよりも前方に移動させ、上記幅レール部を走行することにより上記ミラーを幅方向に移動させるランナーと、上記ミラーキャビネットに形成される幅方向の直線軌道上において走行可能な幅移動部と、上記ミラーと上記幅移動部とを連結するとともに、上記ミラーに取り付けられ、上記幅移動部に対して前後方向に相対移動が可能な前後移動部とを備えるとともに、上記幅移動部と上記前後移動部とが上記ミラーの自重に抗して同ミラーを上記ミラーキャビネットに支持することを特徴とする構成としてある。
上記のように構成した請求項1の発明において、上記ミラーキャビネットの前面側には、略炬形板状の複数のミラーが幅方向に隣接させて配設され、同ミラーキャビネットの同ミラーの背面側には前面側が開放する収納棚等の収納部が形成される。すなわち、上記収納部は前面側が開放するものの、上記ミラーの背面側に位置するため前面側が上記ミラーにより覆われて閉状態となる。上記ミラーキャビネットにはガイドレールが形成される。同ガイドレールにおいては、幅方向に配向する直線状の幅レール部に対して略直線状の斜レール部がその前方端部にて後方から斜めに接続される。一方、上記ミラーに上記ガイドレールを走行可能なランナーを備えることにより、上記ミラーは上記ミラーキャビネットと連結するとともに、上記ガイドレールの配向方向に移動することが可能となる。上記ランナーが上記斜レール部を進行すると上記ミラーは前後方向にも移動するため、上記斜レール部における前方端部に上記ランナーが到達する際には上記ミラーを隣接する他のミラーよりも前方に移動させることが可能となる。
そして、上記斜レール部の前方端部で上記幅レール部に接続するため、上記ランナーは同幅レール部を幅方向に移動することができる。従って、隣接する他のミラーよりも前方にて上記ミラーを幅方向にスライドさせるようにガイドすることが可能となる。従って、隣接する他のミラーに干渉することなく上記ミラーを幅方向に移動させて、上記収納部の前面側を開放させることができる。このように、上記ミラーを幅方向にスライドさせ上記収納部を開放させることができるため、上記ミラーの軌道が使用者の立ち位置付近となることはない。
幅移動部は上記ミラーキャビネットに形成される幅方向の直線軌道上を走行可能に備えられる。上記幅移動部に対して前後方向に相対移動が可能な前後移動部が上記ミラーに取り付けられる。これにより、上記ミラーキャビネットと上記ミラーとが上記前後移動部と上記幅移動部とを介して連結されることとなる。ただし、上記前後移動部と上記幅移動部はそれぞれ前後方向と幅方向に移動可能であるため、上記ランナーが上記幅レール部を走行する際には上記ミラーは幅方向に移動することが可能となる。
さらに、上記ランナーが上記斜レール部を走行する際には、上記ミラーは上記幅移動部により幅方向に移動しつつ、上記前後移動部により前後方向に移動することが可能であり、両方向の合成成分である斜め方向に進行することが可能となる。すなわち、上記幅移動部と上記前後移動部は、上記ランナーと上記ガイドレールによって幅方向および斜め方向の両方向に移動させられる上記ミラーのスライドを許容しつつ、上記ミラーおよび上記ミラーキャビネットと相互に連結している。
さらに、上記幅移動部と上記前後移動部は、上記ミラーの自重に抗して同ミラーを上記ミラーキャビネットに支持する。すなわち、上記ミラーは上記ランナーを介しても上記ミラーキャビネットと連結されるが、同ランナーによっては上記ミラーを自重に抗して上記ミラーキャビネットに支持させない。すなわち、上記ミラーキャビネットに対して幅方向と斜め方向の双方に移動しなければならない上記ランナーに下方向への荷重を掛けないようにすることにより摩擦抵抗を軽減させ、上記ランナーの上記ガイドレールにおける走行をスムーズに行わせることが可能となる。
また、請求項2にかかる発明は、上記前後移動部は、前後移動する際に上記幅移動部に対して発生する摩擦抵抗を軽減させる円滑機構を備える構成としてある。
上記のように構成した請求項2の発明において、上記前後移動部には上記ミラーの自重が作用するため、上記前後移動部が上記幅移動部に対して前後に移動する際には摩擦抵抗が発生する。すなわち、この摩擦抵抗を低減させる円滑機構を備えさせることにより、上記ミラーを上記ミラーキャビネットに対してよりスムーズに移動させることが可能となる。また、上記前後移動部は上記幅移動部と独立しており、可動方向は前後方向のみである。従って、上記円滑機構としては指向性のあるものも採用することができる。
その具体例として、請求項3にかかる発明は、上記円滑機構は、上記幅移動部と上記前後移動部との間に介在し、幅方向に配向する回転軸により転動可能なローラーである構成としてある。
上記のように構成した請求項3の発明において、幅方向に配向する回転軸により転動可能なローラーを上記幅移動部と上記前後移動部との間に介在させることにより、上記幅移動部と上記前後移動部との間に生成する摩擦抵抗を軽減させることが可能となる。すなわち、上記前後移動部における可動方向は前後方向のみと単一であるため、可動方向に指向性のある上記ローラーを適用することが可能となる。むろん、上記幅移動部における可動方向も幅方向のみと単一であるため、上記幅移動部においても可動方向に指向性のある上記ローラーを備えさせてもよい。
さらに、上記円滑機構の別の一例として請求項4にかかる発明は、上記円滑機構は、上記幅移動部と上記前後移動部との摺動をガイドする前後摺動ガイド部における同幅移動部と同前後移動部との間に介在する摩擦係数の小さい滑り部材である構成としてある。
上記のように構成した請求項4の発明において、上記前後移動部は上記幅移動部に対して前後のみに移動するため、両者の摺動をガイドする前後摺動ガイド部位を設け、同前後摺動ガイド部にて摺動させることも可能である。そして、上記前後摺動ガイド部における同幅移動部と同前後移動部との間に摩擦係数の小さい滑り部材を介在させることにより、同前後摺動ガイド部に生じる摩擦抵抗を低減させることができる。
また、請求項5にかかる発明は、上記ミラーを後方に付勢させる付勢機構を具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項5の発明において、上記ミラーを後方に付勢させておくことにより、同ミラーに取り付けられた上記ランナーが上記斜レール部を走行する際における同ランナーと上記斜レール部との接触面は、上記付勢機構による付勢力の方向に対して傾斜することとなる。従って、同接触面においては同付勢力が同接触面に対する垂直抗力と、同接触面に平行で同斜レール部と同一方向の力とに分解される。従って、上記ランナーが上記斜レール部を走行するとき、上記付勢機構による付勢力により上記ランナーを上記斜レール部を斜め後方に進行させることが可能となる。すなわち、上記ランナーを上記斜レール部まで移動させれば、自ずと上記ミラーを斜め後方に進行させることが可能となる。
さらに、請求項6にかかる発明は、上記斜レール部と上記幅レール部とは滑らかな曲線状に接続されている構成としてある。
上記のように構成した請求項6の発明において、上記斜レール部と上記幅レール部とを滑らかな曲線状に接続することにより、同接続部における上記ランナーの進行方向の変換を徐々に行わせることができる。これにより、上記斜レール部と上記幅レール部との接続部を通過するときの上記ランナーの急激な方向変換が防止されるため、その際に上記ランナーが受ける衝撃を和らげることができる。また、幅方向に配向する上記幅レール部から上記斜レール部に近づくにつれて上記ガイドレールを徐々に斜め後方に配向させていくことができるため、上記ランナーと上記斜レール部との接触面と、上記付勢機構による付勢力との相対角度を徐々に鋭角化させることができる。従って、上記斜レール部に近づくにつれて上記付勢力の斜め後方の分力成分を徐々に増加させることが可能となり、急激に上記ミラーが斜め後方に付勢されることを防止することができる。
また、請求項7にかかる発明は、上記幅移動部は、幅方向の直線レール状の第一部材に対して第二部材が同第一部材に沿って滑動可能に嵌め込まれたスライドレールで構成される。
上記のように構成した請求項7の発明のように、幅方向の直線レール状の第一部材に対して第二部材が同第一部材に沿って滑動可能に嵌め込まれたスライドレールを上記幅移動部に適用してもよい。このようにすることにより、上記第二部材と上記第一部材とが嵌め合わされた上記スライドレールを単一部材として上記ミラーキャビネットに取り付けることができる。
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、大型のミラーであっても開放させる際に、同ミラーの軌道が前方にならず、使用者の邪魔とならない洗面化粧台を提供することができる。
請求項2にかかる発明によれば、ミラーをスムーズにスライドさせることができる。
請求項3および請求項4にかかる発明によれば、ミラーをスムーズにスライドさせる具体的手法を提供することができる。
請求項5にかかる発明によれば、ミラーを後方に押し込まなくても、ミラーを後方にスライドさせることができる。
請求項6にかかる発明によれば、ミラーをスライドさせる際の衝撃を和らげることができる。
請求項7にかかる発明によれば、ミラーをミラーキャビネットに取り付ける作業が容易となる。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)センターミラーの動作:
(2)センターミラーの取り付け構造:
(3)変形例:
(4)まとめ:
(1)センターミラーの動作:
図1は、本発明にかかる洗面化粧台を斜めから見て示している。同図において、洗面化粧台10は概略ベースキャビネット11とミラーキャビネット30とにより構成されている。ベースキャビネット11は底面にて接地し、上面のカウンターには、左右一対の洗面ボウル12a,12bが設けられている。ベースキャビネット11の前面側には、引き出し11a,11b,11c,11d,11eが備えられ、それぞれに備えられた取っ手を掴んで手前に引くことにより前方にスライドし収納物の出し入れが可能となっている。ベースキャビネット11の上面のカウンターであって洗面ボウル12a,12bの奥方には、水栓13a,13bが備えられ、水や湯を供給している。
さらに、水栓13a,13bの奥にはミラーキャビネット30が鉛直に立設されている。ミラーキャビネット30の前面には、左から順に左サイドミラー60とセンターミラー70と右サイドミラー80とが鉛直に正立させて保持されている。左サイドミラー60とセンターミラー70と右サイドミラー80は炬形板状に形成されており、それぞれ上端面と下端面が水平に配向しつつ、左右の端面は鉛直に配向している。左サイドミラー60、センターミラー70および右サイドミラー80は、幅方向に隣接して保持されており、前面側の奥行き方向の位置は全て一致させられているため、全体として同一平面状の鏡面を形成している。
ミラーキャビネット30の左サイドミラー60とセンターミラー70と右サイドミラー80より下の部分は厚みが薄く形成された中間棚90が備えられており、同中間棚90は、前方に備えられる四枚の引き戸90a,90b,90c,90dにより開閉させられる。左サイドミラー60、センターミラー70、右サイドミラー80の上端面はミラーキャビネット30の天板とほぼ同じ高さとされ、下端面は中間棚90の上端とほぼ同じ高さとなっている。ミラーキャビネット30の上方には照明ユニット14および上方棚15がそれぞれ備えられている。
図2は、左サイドミラー60、センターミラー70、右サイドミラー80を取り外した状態のミラーキャビネット30を斜めから見て示している。同図において、ミラーキャビネット30は所定の厚みを有しており、左サイドミラー60、センターミラー70、右サイドミラー80それぞれの背面側には、収納部としての左収納棚64、センター収納棚74、右収納棚84が形成されている。左収納棚64、センター収納棚74、右収納棚84は、ミラーキャビネット30の天板30aを共通の天板としており、底板30bを共通の底板としている。また、天板30aと底板30bは、幅方向、奥行き方向が同じ長さに形成され、左収納棚64、センター収納棚74、右収納棚84の前方側の端面は全て鉛直方向に配向されている。
左収納棚64の右端部には上下一対の蝶番65a,65bの固定片が軸を鉛直方向にして取り付けられている。そして、蝶番65a,65bの回転片を左サイドミラー60の右端部に接合することにより、左サイドミラー60を内側に回動させて開閉させることが可能となっている。同様に、右サイドミラー80も上下一対の蝶番85a,85bにより、内側に回動可能にミラーキャビネット30に連結されている。従って、左サイドミラー60、右サイドミラー80をともに内側に開放させれば、左サイドミラー60、右サイドミラー80が内側に向き、三面鏡としての使用が可能となっている。センターミラー70の幅は、左サイドミラー60および右サイドミラー80の幅の略二倍に形成されており。同様に、センター収納棚74の幅は、左収納棚64および右収納棚84の幅の略二倍に形成されている。
図3は、センターミラー70を右方向にスライドさせた状態を斜めから見て示している。同図において、センターミラー70は、右方向にスライドして同センターミラー70の右側端面を、右サイドミラー80の右側端面と概略一致させている。このとき、センターミラー70の左側端面は、センター収納棚74の幅方向略中央に位置している。従って、センター収納棚74の幅方向左側が前方に開放した開状態となっている。また、センターミラー70は、センターミラー70および右サイドミラー80の厚みより大きく前方に引き出されつつ右方向にスライドするため、センターミラー70は右サイドミラー80より前面側に位置し、互いに干渉していない。
図4は、センターミラー70を左方向にスライドさせた状態を斜めから見て示している。同図において、センターミラー70は、左方向にスライドして同センターミラー70の左側端面を、左サイドミラー60の左側端面と概略一致させている。従って、同様にセンター収納棚74の幅方向右側が前方に開放した開状態となっている。また、センターミラー70は、センターミラー70および左サイドミラー60の厚みより大きく前方に引き出されつつ左方向にスライドするため、センターミラー70は左サイドミラー60より前面側に位置し、互いに干渉していない。
かかる構成により、センター収納棚74の全体にわたって収納物の出し入れが可能となる。すなわち、センターミラー70を右方向にスライドさせたときセンター収納棚74の左側半分を開放することができるとともに、センターミラー70を左方向にスライドさせたときセンター収納棚74の右側半分を開放することができるため、センター収納棚74の全体にわたって開放することが可能となる。
(2)センターミラーの取り付け構造:
図2において、ミラーキャビネット30の天板30a上には上ガイドレール40および幅走行レール35が配設されており、底板30bの下面には下ガイドレール41が配設されている。上ガイドレール40は、一直線状に形成された幅レール部40aが設けられ、センターミラー70の幅方向に配向している。また、上ガイドレール40の前方であって天板30aの最前端部において、一直線状の幅走行レール35が幅方向に配向して取り付けられている。上ガイドレール40は、底面および二側面により構成され、底面を天板30aに接合させることにより上方に開口する樋状となっている。上ガイドレール40の左右両端部においては、左右外側にもそれぞれ開口することとなるが、同端部の外側から略箱状のストッパー40g,40hをそれぞれ隣接させて取り付けることにより、左右外側への開口を塞いでいる。
天板30a上の幅方向におけるセンター収納棚74の両端より所定寸法内側には、互いに同一の略V字状をした略V字状部40b,40cが配設されている。略V字状部40b,40cは、同略V字状部40b,40cの前方の端部にて幅レール部40aとそれぞれ接続している。図5は、略V字状部40bを上方から見て示している。同図において、略V字状部40bの屈曲角は60度に形成されており、前方端部にて幅レール部40aとそれぞれ120度の角度で接続している。ただし、同接続部位は所定の曲率半径Rとなる滑らかな曲線状に形成されている。ここで、略V字状部40b,40cは幅レール部40aに対して斜めに配向する斜レール部をそれぞれ一対ずつ有していると言うことができる。幅レール部40aより前方、かつ、天板30aの前端のすぐ後方には直線状の幅走行レール35が配設されている。
また、同図において上ガイドレール40の断面を示している。同断面図において、上ガイドレール40は、底面と互いに平行な前方壁面と後方壁面により構成され、略コの字状の断面となる樋状となっている。また、上ガイドレール40は、底面を天板30aに設置させることにより、上方に開口している。略V字状部40bには樋部の底面を外側に延設して取り付け面40b4が平面状に形成されており、同取り付け面40b4がボルト42a,42bによりミラーキャビネット30に固定されている。一方、幅レール部40aは樋部の底面にてネジ43a,43bによりネジ止め固定されている。
また、同様に幅走行レール35の断面も示しており、幅走行レール35は断面視略コの字状に形成されている。すなわち、幅走行レール35の前端および後端に一対の畝状部35a,35bが上方に向け立設されている。畝状部35a,35bにおける上端部は、それぞれ断面が半円状となるように面取りされている。
一方、図2において下ガイドレール41は、幅レール部41aと略V字状部41b,41cとで構成されており、同下ガイドレール41は上ガイドレール40と同一形状となっている。ただし、配設方向が上下逆となっているため、下側に開口する樋状となっている。また、底板30bの下面における下ガイドレール41の前方は幅走行レール35に相当する部材は取り付けられていない。なお、幅レール部41aの底板30bの下面における取り付け位置は、幅走行レール35の鉛直下方となっている。天板30aと底板30bはともに水平とされているため、下ガイドレール41の幅レール部41aと幅走行レール35と上ガイドレール40の幅レール部40aは互いに平行となっている。
図6は、センターミラー70を背面から見て示している。同図においてセンターミラー70の背面側には所定の厚みを有する炬形板状のセンター支持板71が備えられており、同センター支持板71は前方側にてセンターミラー70を保持しつつ、背面側にて二個の上ランナー50a,50bと、同上ランナー50a,50bのそれぞれ鉛直下方に配置された二個の下ランナー55a,55bとに接合している。上ランナー50a,50bはセンター支持板71の上端面の左右両端から所定量内側の位置に配設され、さらにその内側には一対の略板状の固定板77a,77bがネジ止め固定されている。固定板77a,77bはそれぞれ後方に向かって垂直に突出する略円柱状の摺動棒78a,78bを有しており、同摺動棒78a,78bは略棒状の連動部材75に形成された摺動穴75a,75bをそれぞれ貫通している。連動部材75の両端にはそれぞれ回転軸を前後方向に配向させたローラー76a,76bが取り付けられており、同ローラー76a,76bの下方部分が連動部材75の下方に突出している。
上ランナー50a,50bの上方部分が同上端面から上方に突出している。一方、下ランナー55a,55bは、センター支持板71の下端面の左右両端から所定量内側の位置に配設され、下方部分が同下端面から下方に突出している。ここで、略V字状部40b,40c,41b,41cの配設位置は、上ランナー50a,50bおよび下ランナー55a,55bの配設位置に対応している。すなわち、本発明にいうセンター収納棚74の閉状態において、略V字状部40b,40c,41b,41cのそれぞれの直線部の最後方位置が、後に詳述する上ランナー50a,50b,55a,55bの走行軸が係合する位置となっている。なお、センター収納棚74の閉状態においては、センターミラー70が右サイドミラー80および左サイドミラー60と幅方向に隣接し、前面側の奥行き位置が一致する。
図7は、上ランナー50と連動部材75とを側方から見て示している。なお、上ランナー50a,50bは同じものを使用しており、固定板77a,77bや摺動棒78a,78bやローラー76a,76bや連動部材75もセンター支持板71の幅方向中央線により左右対称となっている。同図において、上ランナー50aは側面視略コの字状に形成されており、開口を鉛直下方に配向させている。すなわち、上ランナー50aは、走行軸51と取り付け部52とが所定の間隔をもって互いに平行に対向しており、アーム部53がこれらと直交しつつ接合している。
取り付け部52は平面板状となっており、センター支持板71に面接しつつネジ止め穴52a1〜52a3によりネジ止め固定される。従って、アーム部53は、センター支持板71に対して垂直となり、走行軸51はセンター支持板71に対して略平行となる。略円柱状の走行軸51の軸方向の一端には上ガイドレール40と係合するための係合部51aが設けられており、係合部51aとは反対側の一端がアーム部53に設けられた貫通穴53a1を外側に向けて貫通しつつ、外側からナット54により固定されている。
また、走行軸51は軸方向が鉛直となっており、係合部51aが下向きに配向されている。係合部51aにおける軸方向先端部は、軸方向に所定の高さを有する円柱状の先端部51a1が形成されている。さらに、同先端部51a1の軸方向内側に隣接して環状ベアリング51a2が設けられており、同環状ベアリング51a2は内径を係合部51aの軸部によって遊挿されることで、走行軸51に垂直かつ水平方向に回転可能となるように保持されている。
下ランナー55a,55bも上ランナー50a,50bとほぼ同様の構成となっているが、アーム部53に相当する部分の長さが上ランナー50a,50bと比較して短く形成されている。また、下ランナー55a,55bの配設方向は上ランナー50a,50bを上下反転させた方向となっている。
一方、連動部材75は側面視略コの字状に形成された剛性長尺部材であり、幅方向の端部にローラー76aを備えている。連動部材75の上面とアーム部53との間には、両者が干渉しないためのクリアランスが設けられている。ローラー76aは2個の円盤状の回転部76a1,76a2と、同回転部76a1,76a2の回転軸76a3とから構成されている。そして、回転軸76a3が前後方向に配向することにより、回転部76a1,76a2は幅方向に転動することが可能となっている。回転部76a1,76a2の厚み方向中央部は径が小さくされており、側面略半円状の凹みが形成されている。
図8は、連動部材75における固定板77aと摺動棒78aとが備えられる部位を斜めから見て示している。同図において、固定板77aは上方部分がセンター支持板71の上端から上方に突出するようにネジ77a1〜77a3によりネジ止め固定されている。固定板77aにおけるセンター支持板71の上端から上方に突出する部分の略中央部から後方に向かって摺動棒78aが垂直に立設されている。摺動棒78aは連動部材75に形成された摺動穴75aを貫通し、先端を連動部材75の後方に突出させている。摺動棒78aの径は一定とされているため、摺動穴75aにおいて軸方向に摺動することが可能となっている。摺動棒78aと摺接する摺動穴75aの内側にはリング状の滑り部材75a1が取り付けられている。
従って、摺動棒78aが前後に摺動する際には、摺動棒78aと滑り部材75a1とが摺接する。滑り部材75a1はテフロン樹脂やフッ素樹脂等の摩擦係数の低い素材で形成されているため、摺動棒78aが前後に摺動するときの摩擦係数を低くすることができる。なお、摺動穴75aの内側には必ずしもリング状の滑り部材75a1をする必要はなく、摺動穴75aの内側を摩擦係数の低い素材で被覆させたり、グリス等を塗布したりして摩擦抵抗を減少させることも可能である。
摺動穴75bが形成された部位における連動部材75の上面には、付勢機構79bが配設されている。付勢機構79aは、中心軸79a3と抜止板79a2とゼンマイバネ79a1とから構成されている。抜止板79a2は円盤状に形成されており、その中心部分に下方から中心軸79a3が接続している。ゼンマイバネ79a1は細長い金属板材を複数回一定の曲率で巻きつけて形成してあるため、外側の一端の引き出し量に依存せず一定の復元力を発揮する特性を有している。そして、内側の一端を中心軸79a3に固着させ、外側の一端を固定板77aの後方の面に固定している。
図9は、ミラーキャビネット30にセンターミラー70を取り付け、センター収納棚74が閉状態となるときのミラーキャビネット30の中央断面を左側から見て示している。同図において、センターミラー70は鉛直に正立するようにミラーキャビネット30に対して吊り下げ状に連結されている。なお、本図の状態において、センター支持板71の前面と右支持板81の前面および左支持板の前面の位置が奥行き方向に一致している。このとき、センターミラー70およびセンター支持板71に対して垂直なアーム部53と摺動棒78aとは略水平となる。そして、摺動棒78aと連結する連動部材75に配設された回転部76a1,76a2は幅走行レール35の畝状部35a,35bに到達している。そして、回転部76a1,76a2における側面視略半円状の凹みに畝状部35a,35bが入り込んでいる。これにより、センターミラー70とミラーキャビネット30とが間接的に連結される。
一方、上ランナー50aの係合部51aは上ガイドレール40の略V字状部40bの最後方位置となる屈曲部にて上ガイドレール40に挿入されることとなるが、係合部51aにおける先端部51a1や環状ベアリング51a2は上方から略V字状部40bに接触しないようになっている。すなわち、センターミラー70をミラーキャビネット30に吊り下げるためにセンターミラー70をミラーキャビネット30に対して下降させていくと、連動部材75に配設された回転部76a1,76a2が最初にミラーキャビネット30の畝状部35a,35bに上方から到達し、係合部51aは略V字状部40bに遊挿されるものの上方に略浮遊した状態となる。
従って、センターミラー70やセンター支持板71の重みによる下方向への荷重は係合部51aに作用することなく、回転部76a1,76a2のみで同荷重に対抗し、支持することとなる。ただし、係合部51aは略V字状部40bに遊挿されるため、係合部51aが上ガイドレール40の軌道外に移動しないように水平方向に拘束しておくことは可能である。すなわち、上ガイドレール40の軌道上においてランナー50aの移動をガイドすることは可能となっている。なお、回転部76a1,76a2を最初にミラーキャビネット30の畝状部35a,35bに最初に到達させるためには、略V字状部40bと係合部51aとのクリアランスが確保されるように、回転部76a1,76a2を低く取り付けたり、畝状部35a,35bを高く形成したりすればよい。
一方、下ランナー55aは、下ガイドレール41の略V字状部41bの最後方位置となる屈曲部にて下ガイドレール41に係合している。このように下ランナー55aがセンターミラー70の下端にて下ガイドレール41に係合することにより、センターミラー70は鉛直に成立した状態を保つことが可能となっている。また、下ランナー55aは下方から下ガイドレール41に挿入されているのみであるため、同下ランナー55aにセンターミラー70やセンター支持板71の重みによる下方向への荷重が作用することはない。また、図示されないが同様に上ランナー50bは略V字状部40cに係合し、下ランナー55bも略V字状部41cに係合している。
図10は、センター収納棚74が開放されるときのミラーキャビネット30の断面を左側から見て示している。図11は、図9の状態から図10の状態に移行する様子を上方から見て示している。すなわち、閉鎖されているセンター収納棚74が開放される様子を示している。ただし、図11は図の簡略化のため上ランナー50aはアーム部53と係合部51aのみを示しており、連動部材75は摺動棒78aとローラー76aが装着された部位のみを示している。また、図9の状態を実線で示し、図10の状態を破線で示している。
上述のとおり上ランナー50aの走行軸51は上ガイドレール40に遊挿されているため、上ガイドレール40の軌道上を移動する。すなわち、略V字状部40bにおいては斜め前方に進行し、幅レール部40aにおいては幅方向に進行する。上ランナー50aはセンターミラー70とセンター支持板71と接合しているため、センターミラー70とセンター支持板71も斜め前方に進行し、その後、幅方向に進行する。これにより、センターミラー70とセンター支持板71は隣接する右サイドミラー80と右支持板81よりも前方に移動し、右サイドミラー80と右支持板81に干渉することなくセンターミラー70を幅方向にスライドさせることができる。
図10において、上ランナー50aは上ガイドレール40の幅レール部40aを走査しており、下ランナー55aは下ガイドレール41の幅レール部41aを走査している。同様に図示されない上ランナー50bは、上ガイドレール40の幅レール部40aを走査しており、下ランナー55bは、下ガイドレール41の幅レール部41aを走査している。上ランナー50aはセンターミラー70の上端から上方に突出させて取り付けられ、センターミラー70の上端と右サイドミラー80の上端とは同じ高さとされているため、アーム部53は右サイドミラー80や右支持板81の上端より上方に位置させることができる。同様に、下ランナー55aのアーム部も右サイドミラー80や右支持板81の下端より下方に位置させることができる。
すなわち、センターミラー70とセンター支持板71とを斜め前方に移動させておけば、その後、センターミラー70とセンター支持板71とを右サイドミラー80や右支持板81に干渉させずに幅方向にスライドさせることが可能となる。なお、以上の動作は上ランナー50aが上ガイドレール40を走行することによりガイドするため、使用者は位置調整等をすることなく簡単に行うことができる。
一方、固定板77aと摺動棒78aはセンター支持板71およびセンターミラー70に接合されているため、上記のようにセンター支持板71およびセンターミラー70を移動させると、これらと一緒に変位することが必要となる。センター支持板71およびセンターミラー70を幅方向にスライドさせようとすると、摺動棒78aも幅方向に移動し、同摺動棒78aと連結している連動部材75も幅方向に移動しようとする。これに対して、連動部材75は左右のローラー76a,76bが幅方向の直線軌道を形成する幅走行レール35を走行することにより、センター支持板71およびセンターミラー70の幅方向へのスライドに追従することができる。
また、センター支持板71およびセンターミラー70を斜め前方に移動させようとすると、摺動棒78aも斜め前方に移動しようとする。ここで、斜め前方への移動は、前方に移動しつつ、幅方向に移動しているものと考えることができる。幅方向の移動については上述のとおり連動部材75が幅方向に走行可能であるため、摺動棒78aは追従することが可能である。また、前方への移動については上述のとおり摺動棒78aは摺動穴75aに対して軸方向に摺動可能であるため、摺動棒78aは追従することが可能である。すなわち、連動部材75と摺動棒78aとはセンター支持板71とミラーキャビネット30とを連結するものの、それぞれ幅方向、前後方向に移動可能であるため、センター支持板71とミラーキャビネット30との相対移動を許容することが可能となっている。なお、連動部材75は本発明にいう幅移動部を構成し、摺動棒78aと固定板77aは本発明にいう前後移動部を構成する。
上述のとおり連動部材75と摺動棒78aにはセンター支持板71およびセンターミラー70の重みによる下向きの荷重がかかることとなる。従って、連動部材75が幅方向に移動し、摺動棒78aが前後方向に移動する際には同荷重に起因する摩擦抵抗が発生することとなる。連動部材75が幅方向に移動する場合においては、左右のローラー76a,76bが摩擦抵抗を軽減させるため、スムーズに移動することができる。同様に、摺動棒78aが前後方向に移動する場合においては、滑り部材75a1が摩擦抵抗を軽減させるため、スムーズに移動することができる。このように、連動部材75と摺動棒78aとからなる可動部分を移動方向毎に独立させたことにより、斜め方向の移動を可能にしつつ指向性のある円滑機構も適用することができる。従って、簡易な構造のものや、ローラー等の摩擦軽減効果の高い可動機構を適用することができる。
一方、上ランナー50aの走行軸51は上ガイドレール40に略浮遊した状態で遊挿されているため、走行軸51に下方向の荷重が作用することはない。従って、走行軸51において発生する摩擦抵抗を環状ベアリング51a2の外縁が上ガイドレール40の側壁に接触する際に発生する水平方向の摩擦抵抗のみとすることができる。環状ベアリング51a2においては鉛直方向の回転軸により転動することができるため、同水平方向の摩擦抵抗を効果的に軽減することができる。すなわち、走行軸51に作用される摩擦抵抗を水平方向のみとすることにより、スムーズに上ランナー50aを上ガイドレール40の軌道上で走行させることができる。上ランナー50aの走行がスムーズとなれば、センター支持板71およびセンターミラー70の移動もスムーズにガイドすることができる。
幅移動部と前後移動部がセンターミラー70の自重に抗してミラーキャビネット30に支持することより、センターミラー70の移動をガイドする上ランナー50aにかかる荷重を軽減し、それによりセンターミラー70の移動をスムーズにさせている。ただし、重みによる荷重を幅移動部と前後移動部にある程度分散されれば良く、必ずしも上ランナー50aを無荷重とする必要はない。例えば、半分ずつ荷重が分担されるようにしてもよい。いずれにしても、センターミラー70が重くてもスムーズにライドさせることができるため、センターミラー70を大型化することも容易となる。また、大型化したセンターミラー70の軌道が使用者の近くを通過することもないため、センターミラー70を大型化しても使い勝手が悪くなることもない。
さらに、略V字状部40bと幅レール部40aと接続部位は所定の曲率半径Rとなる滑らかな曲線状に形成されているため、同接続部位を走行軸51が通過するとき徐々に進行方向を転換させていくことができる。従って、進行方向の転換の際に衝撃が発生することもなくスムーズに略V字状部40bと幅レール部40aとの移行を行うことができる。なお、その他の略V字状部40c,41b,40cも略V字状部40bと同様の構成であるため、上ランナー50bも下ランナー55a,55bもスムーズに走行することが可能となっている。略V字状部40b,40cのそれぞれと幅方向の位置が同じとなるように略V字状部41b,40cが備えられており、センター支持板71において上ランナー50a,50bのそれぞれ鉛直下方に下ランナー55a,55bが備えられているため、すべてのランナー50a,50b,55a,55bを同時に各略V字状部40b,40c,41b,40cの同様の位置を移動させることができる。
従って、センターミラー70を正面に配向させ鉛直に正立させたまま平行にスライドさせることができる。特に、連動部材75が左右の摺動棒78a,78bの幅方向の動きを連動させるため、スムーズにスライドさせることができる。また、下ランナー55a,55bについても下方向の荷重は作用しないため、スムーズに走行することが可能となっている。また、以上においては図9の状態から図10の状態に移行する様子を説明したが、反対に図10の状態から図9の状態に移行する場合にも、センター支持板71およびセンターミラー70の移動がスムーズとなることは言うまでもない。
図9の状態においては、一端が連動部材75に備えられた中心軸79a3に固定され、もう一端が固定板77aの後方の面に固定されたゼンマイバネ79a1は本来の形状となるようにされている。そして、図10の状態にすると、固定板77aが前方に移動して固定板77aと連動部材75とが前後に離間するため、ゼンマイバネ79a1の一端は前方に引き出されることとなる。これにより、ゼンマイバネ79a1は曲率半径を小さくするように変形させられ、本来の形状に復帰しようとする復元力を発揮することとなる。
すなわち、付勢機構79aはセンター支持板71およびセンターミラー70を前方に移動させた状態において、センター支持板71およびセンターミラー70を後方に付勢させることが可能となっている。また、ゼンマイバネ79a1によればセンター支持板71およびセンターミラー70の移動量によらず一定の付勢力を発揮することが可能となっている。なお、固定板77aと連動部材75との相対移動は前後方向のみであるため、ゼンマイバネ79a1の一端を真っ直ぐ前方に引き出させることが可能となっている。
走行軸51が幅レール部40aを走行するときは、ゼンマイバネ79a1の付勢力により、走行軸51の環状ベアリング51a2は幅レール部40aの後方壁面に押しつけられることとなる。このとき、ゼンマイバネ79a1の付勢力が作用される幅レール部40aの後方壁面は、同付勢力と垂直であるため、同付勢力は環状ベアリング51a2と幅レール部40aの奥方壁面との摩擦抵抗のみを生じさせる。従って、ゼンマイバネ79a1のバネ定数を適当な値とすることで、センター支持板71およびセンターミラー70の幅方向への移動に対して好適な摩擦抵抗を発生させることができる。従って、不用意にセンター支持板71およびセンターミラー70とがスライドしてしまうことを防止することができる。
一方、走行軸51が略V字状部40bを走行する際にも、ゼンマイバネ79a1の付勢力Fにより、走行軸51の環状ベアリング51a2は幅レール部40aの後方壁面に押しつけられることとなる。ただし、このときゼンマイバネ79a1の付勢力Fが作用される幅レール部40aの後方壁面は、同付勢力に対して勾配θを有するため、同付勢力Fは環状ベアリング51a2と幅レール部40aの奥方壁面との摩擦抵抗のみを生じさせる垂直抗力成分Nと、略V字状部40bに平行な分力成分Aとに分解される。
そして、略V字状部40bに平行な分力成分Aにより、センター支持板71およびセンターミラー70とを走行軸51が略V字状部40bの最奥方部に移動するまで斜め後方に引き込ませることができる。すなわち、走行軸51が略V字状部40bのいずれかの位置に来るまでセンター支持板71およびセンターミラー70とを移動させておけば、自ずとセンター収納棚74が閉状態となるまでセンター支持板71およびセンターミラー70とを移動させることができる。従って、使用者はセンター収納棚74を閉鎖させる際に、正確な位置までセンター支持板71およびセンターミラー70とを移動させなくて済む。
さらに、略V字状部40bと幅レール部40aとの接続部位は所定の曲率半径Rとなる滑らかな曲線状に形成されているため、ゼンマイバネ79a1の付勢力Fが作用される幅レール部40aの後方壁面と同付勢力との勾配θは、走行軸51が略V字状部40bの最奥方部に近づくほど大きくなる。従って、勾配θについての付勢力Fの余弦成分で表される分力成分Aを、走行軸51が略V字状部40bの最奥方部に近づくにつれて次第に大きくさせることができる。なお、付勢力Fは上述のとおり一定である。このようにすることにより、急激にセンター支持板71およびセンターミラー70とが移動を開始することが防止でき、安全性を確保することができる。
(3)変形例:
図12は変形例にかかるセンター収納棚74が閉状態となるときのミラーキャビネット30の中央断面を左側から見て示しており、図13は同変形例にかかるセンター収納棚74が開放されるときのミラーキャビネット30の中央断面を左側から見て示している。図12と図13において、連動部材75の上面には回転軸を幅方向に配向させたローラー178aが備えられている。上ランナー50aにおけるアーム部53における下面には、断面略半円状のレール53aが前後方向に突設されている。そして、ローラー178aの外縁に形成された凹部に、レール53aが入り込むことにより、連動部材75と上ランナー50aとが前後方向に相対移動することが可能となっている。
このように、円滑機構としてローラー178aを適用しても、連動部材75とセンター支持板71およびセンターミラー70とを摩擦抵抗の少ない状態で前後に移動させることができる。本変形例においては、前実施形態では摺動棒78aが構成していた前後移動部と、上ランナー50aとを同一部材で構成することができ、部品点数を減少させることができる。なお、本変形例においても走行軸51は上ガイドレール40に対して略浮遊させられている。
センター支持板71およびセンターミラー70とを後方に付勢させる付勢機構としては一般的なつるまきバネ179aを使用することも可能である。つるまきバネ179aは一端が連動部材75の前方の面に固定され、もう一端が上ランナー50aの取り付け部52の後方の面に固定されている。図12の状態においてつるまきバネ179aは本来の形状となっており、図13のようにセンター支持板71とともに上ランナー50aが前方に移動すると伸長し付勢力Fとなる復元力を発揮する。なお、上記以外の構成については前実施形態と同様であるため、説明は省略する。
図14は別の変形例にかかるセンター収納棚74が閉状態となるときのミラーキャビネット30の中央断面を左側から見て示しており、図15は同変形例にかかるセンター収納棚74が開放されるときのミラーキャビネット30の中央断面を左側から見て示している。本変形例においても、円滑機構としてローラーを適用している。本変形例のように複数のローラー278a1,278a2を使用することも可能である。上ランナー50aにおけるアーム部253は前方が高くなるように傾斜しており、下面には前変形例と同様にレール53aが突設されている。
このようにアーム部253を傾斜させることにより、走行軸51が略V字状部40bに到達した際には、センター支持板71およびセンターミラー70を後方に付勢させることができる。すなわち、センター支持板71およびセンターミラー70は自重により下降するため、自ずと後方に移動させることとができる。重力はセンター支持板71およびセンターミラー70の高さに拘わらず一定であるため、本変形例においても一定の付勢力を得ることができる。なお、本変形例においてはセンター支持板71およびセンターミラー70は前後移動とともに上下移動をすることとなる。従って、走行軸51が浮遊状態を保つように、走行軸51が下降する略V字状部40bの後方部分においては底面が低く形成されている。
本変形例における付勢機構はローラー278a,278bとアーム部253により構成されており、本変形例では前後移動部と、上ランナー50aとが同一部材で構成されるとともに、付勢機構と円滑機構とが同一の部材により構成されている。すなわち、さらに部品点数を減少させることが可能となっている。なお、上記以外の構成については前変形例と同様であるため、説明は省略する。
図16は、別の変形例にかかるミラーキャビネット30の中央断面を左側から見て示している。本変形例においても、前後移動部の円滑機構として複数のローラー378a1,378a2を適用している。一方、幅移動部には、スライドレール390が採用されている。図21に斜視図を示すスライドレール390は、断面略コの字状の第一部材391と、同第一部材391の内側に嵌め込まれた断面略コの字状の第二部材392と、第一部材391と第二部材392との間に介在するボールベアリング393,393とから構成されている。
第一部材391はミラーキャビネット30の上面に対してネジ穴391a,391aにてネジ止めされており、上方に内側の溝を開口させている。第二部材392は、第一部材391によって形成される溝に上方から嵌め入れられている。第一部材391の側面は外側に膨らむように湾曲し、第二部材392の側面は内側に凹むように湾曲することにより、両者の側面間に断面円形状の空間が形成される。そして、この空間の内部に同空間の径よりもわずかに径の小さい球状のボールベアリング393,393を収容させることにより、第一部材391と第二部材392とが離反しないように拘束されている。
なお、ボールベアリング393,393は幅方向に複数並べて配置されている。また、第二部材392にはボールベアリング393,393を幅方向に拘束するストッパ392a,392aが設けられており、ボールベアリング393,393が第二部材392に対して幅方向に移動することが防止されている。ただし、ボールベアリング393,393が第二部材392の一定位置で転動することは許容されている。従って、第二部材392が第一部材391に沿って幅方向に移動する際には、ボールベアリング393,393が転動し、第一部材391と第二部材392との間に発生する摩擦抵抗を軽減することができる。
第二部材392の上面には前変形例と同様のローラー378a1,378a2が設けられている。そして、ローラー378a1,378a2上に上ランナー350aにおけるアーム部353の下面に突設されたレール353aが設置されている。本変形例のように予め第一部材391と第二部材392とが嵌め込まれたスライドレール390を幅移動部として使用することにより、センターミラー70の取付作業が容易となる。すなわち、第一部材391と第二部材392と予め組み付けられているため、第一部材391をミラーキャビネット30の上面に対してネジ止めするだけで、幅移動部の取り付けを完了させることができる。従って、第一部材391をミラーキャビネット30の上面に対してネジ止めした後に、第二部材392の上面のローラー378a1,378a2上に上ランナー350aのレール353aを載置して、センターミラー70を取り付けることができる。
また、センターミラー70の取り付け後においても、第一部材391と第二部材392とが離反しないように拘束されているため、使用時に第一部材391と第二部材392とが分解して、センターミラー70がミラーキャビネット30から不用意に離脱してしまうこともない。
スライドレール390を構成する第一部材391と第二部材392の態様は種々考えられる。例えば、図17に示すように左右のランナー50a,50bの中央位置にスライドレール390を一個配置するようにしてもよい。同図において、ミラーキャビネット30に対するスライドレール390の配置を模式的に示している。センター収納棚74の幅とほぼ同じ長さに形成されたスライドレール390が取り付けられており、第一部材391と第二部材392もセンター収納棚74の幅とほぼ同じ長さとなっている。そして、図示しないが両端付近に第二部材392のローラー378a1,378a2が設けられ、左右のランナー50a,50bがそれぞれ設置されている。
同図において、破線で示すボールベアリング393,393,393・・・が第二部材392の中央に配置されており、同ボールベアリング393,393,393・・・が第一部材391から幅方向外側に位置しない範囲において第二部材392が第一部材391に対してスライドすることが可能となっている。図18は、センターミラー70が右方向にスライドした状態を模式的に示している。同図において、第二部材392が第一部材391に対して右方向へ最大限スライドすることにより、センターミラー70が右方向にスライドしている。センターミラー70が左方向にスライドする場合は、図18と左右対称の動作となる。このように、一個のスライドレール390によって幅移動部を構成することにより、センターミラー70の取り付け作業を簡単に行うことができる。
また、図19のようにスライドレール390を二個配置してもよい。同図において、右側のスライドレール390と左側のスライドレール390とで左右の左右のランナー50a,50bの幅移動をそれぞれ担当している。左右の第二部材392,392はそれぞれ独立してスライドすることができるが、センターミラー70に固定された左右のランナー50a,50bによって第二部材392,392の動作が規制されるため、第二部材392,392は互いに同期してスライドすることができる。このようにすることにより、スライドレール390を小型化することができる。
さらに、図20のようにスライドレール390における第一部材391をミラーキャビネット30の全幅にわたって配置し、左右のランナー50a,50bの幅移動をそれぞれ担当する二個の第二部材392,392を設けるようにしてもよい。この場合も、センターミラー70に固定された左右のランナー50a,50bによって第二部材392,392の動作が規制されるため、第二部材392,392は互いに同期してスライドすることができる。
(3)まとめ:
以上説明したように、本発明にかかる洗面化粧台においては、センターミラー70の自重に抗してセンターミラー70をミラーキャビネット30に支持するとともに、それぞれの方向への移動を許容する幅移動部と前後移動部とをセンターミラー70の移動の軌道を形成するランナー50aとは個別に設けることにより、ランナー50aにかかる負荷を軽減させることができる。従って、ランナー50aがスムーズに軌道を形成することができ、センターミラー70の移動をスムーズとすることが可能となる。
本発明にかかる洗面化粧台の斜視図である。 本発明にかかるミラーキャビネットの斜視図である。 本発明にかかる洗面化粧台の斜視図である。 本発明にかかる洗面化粧台の斜視図である。 本発明にかかる上レールの上面図である。 本発明にかかるセンターミラーの背面図である。 本発明にかかる上ランナーの側面図である。 本発明にかかる前後移動部の斜視図である。 本発明にかかる洗面化粧台を左側方から見た断面図である。 本発明にかかる洗面化粧台を左側方から見た断面図である。 本発明にかかるランナーおよびセンターミラーの動作を示す模式図である。 変形例にかかる洗面化粧台を左側方から見た断面図である。 変形例にかかる洗面化粧台を左側方から見た断面図である。 変形例にかかる洗面化粧台を左側方から見た断面図である。 変形例にかかる洗面化粧台を左側方から見た断面図である。 変形例にかかる洗面化粧台を左側方から見た断面図である。 変形例にかかるスライドレールの配置図である。 変形例にかかるスライドレールの配置図である。 変形例にかかるスライドレールの配置図である。 変形例にかかるスライドレールの配置図である。 変形例にかかるスライドレールの斜視図である。
符号の説明
10…洗面化粧台
11…ベースキャビネット
30…ミラーキャビネット
40…上ガイドレール
41…下ガイドレール
43…ネジ
50…上ランナー
51…走行軸
52…取り付け部
53…アーム部
54…ナット
55…下ランナー
60…左サイドミラー
64…左収納棚
70…センターミラー
71…センター支持板
74…センター収納棚
75…連動部材
75a1…滑り部材
78a…摺動棒
79a…付勢機構
80…右サイドミラー
81…右支持板
84…右収納棚
90…中間棚
178a,278a1,278a2…ローラー
390…スライドレール
391…第一部材
392…第二部材
393…ボールベアリング

Claims (7)

  1. ミラーキャビネットと、上記ミラーキャビネットの前面側において幅方向に隣接させて配設される複数の略炬形板状のミラーと、上記ミラーキャビネットにおいて前面側が開放するとともに、上記ミラーに前面側から覆い隠され閉状態となる収納部とを具備する洗面化粧台において、
    上記ミラーキャビネットに備えられ、幅方向に配向する略直線状の幅レール部と、前方端部にて同幅レール部に対して後方から斜めに接続する略直線状の斜レール部とからなるガイドレールと、
    上記ミラーに取り付けられ、上記斜レール部を走行することにより上記ミラーを隣接する他のミラーよりも前方に移動させ、上記幅レール部を走行することにより上記ミラーを幅方向に移動させるランナーと、
    上記ミラーキャビネットに形成される幅方向の直線軌道上において走行可能な幅移動部と、
    上記ミラーに取り付けられ、上記幅移動部に対して前後方向に相対移動が可能な前後移動部とを備えるとともに、
    上記幅移動部と上記前後移動部とが上記ミラーの自重に抗して同ミラーを上記ミラーキャビネットに支持することを特徴とする洗面化粧台。
  2. 上記前後移動部は、前後移動する際に上記幅移動部に対して発生する摩擦抵抗を軽減させる円滑機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の洗面化粧台。
  3. 上記円滑機構は、上記幅移動部と上記前後移動部との間に介在し、幅方向に配向する回転軸により転動可能なローラーであることを特徴とする請求項2に記載の洗面化粧台。
  4. 上記円滑機構は、上記幅移動部と上記前後移動部との前後摺動部位における同幅移動部と同前後移動部との間に介在する摩擦係数の小さい滑り部材であることを特徴とする請求項2に記載の洗面化粧台。
  5. 上記ミラーを後方に付勢させる付勢機構を具備することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の洗面化粧台。
  6. 上記斜レール部と上記幅レール部とは滑らかな曲線状に接続されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の洗面化粧台。
  7. 上記幅移動部は、幅方向の直線レール状の第一部材に対して第二部材が同第一部材に沿って滑動可能に嵌め込まれたスライドレールで構成されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の洗面化粧台。
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