JP4540822B2 - Nozzle for liquid injection container - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノズル本体に設けられたノズル孔の前方に造泡筒が空気導入路を隔てて設けられた液体噴射容器用ノズルに係わり、特に、液垂れを防止できる液体噴射容器用ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
容器本体内に収容された化粧液、整髪料、各種液体洗剤、仕上液、防カビ・消毒液、漂白液、薬液、水などの液体を、泡状に噴射することができる液体噴射容器(ポンプディスペンサー)やトリガー式液体噴射容器(トリガー式ポンプディスペンサー)が従来から多用されている。図6及び図7に従来のトリガー式液体噴射容器の一例を示す。
このトリガー式液体噴射容器は、頸部93aを有する容器本体93と、頸部93aの上部に取り付けられたトリガーポンプ本体100とを備えている。このトリガーポンプ本体100は、容器本体93内の液体を射出筒94内に輸送する送液チューブ97と、射出筒94内で送液チューブ97の上端に連結された吸入弁(図示略)と、この吸入弁に連結されたピストン92とシリンダ(図示略)からなるピストン部、このピストン部に連結された噴出弁(図示略)と、この噴出弁から射出筒94を通って連結された液体噴射容器用ノズル95とからなる噴射機構、およびこの噴射機構を駆動するトリガーレバー91とからなる。
【0003】
図7において、符号111は射出筒94の先端部に内嵌固定された液体ガイド体であって、ノズル本体108はその前面中心部にノズル孔107を開孔して液体ガイド体111先端部の栓体112に短筒部113で回動可能に嵌合されており、ノズル本体108と液体ガイド111と造泡筒119とにより、液体噴射容器用ノズル95が概略構成されている。
造泡筒119は、ノズル本体108のノズル孔107の前方に空隙114を隔てて配設されており、この造泡筒119の内壁にはノズル孔107に近接した側の周面に凹凸筒面120が形成されている。また、この造泡筒119には、取付筒121が外周部に一体に形成されており、ノズル本体108の前方側に突出した周壁130に内嵌固定されている。造泡筒119と取付筒121とは前部端板122で一体とされ、該前部端板122には、空気取り入れ孔123が開孔している。この空気取り入れ孔123は空隙114に連通しており、造泡筒119と取付筒121間を経て造泡筒119とノズル孔107間の空隙114に至る空気導入路132が形成されている。
【0004】
図6及び図7に示すような構成の液体噴射容器では、トリガーレバー91を介してピストン92を数回操作して上記シリンダ内に容器本体93から液体を吸引し、この状態でトリガーレバー91を引きよせて、ピストン92を上記シリンダ内に押込むことにより、このシリンダ内を高圧化し、この高圧液体により上記噴出弁を開弁してこの液体を射出筒94を通じて液体噴射容器用ノズル95のノズル孔107から空隙114に霧状に噴射させる。そして、空隙114に噴射された噴射液は、造泡筒119内に至って凹凸筒面120に衝突反射し、このとき噴射液の噴流の作用によって空気取り入れ孔123が負圧となり、空気取り入れ孔123より空気導入路132に吸引された空気Gが空隙114より造泡筒119内に吸引され、噴射液との混合攪拌が行われ、発泡が行われて、造泡筒119の噴射口119aより泡状の噴射液Fを噴出させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の液体噴射容器にあっては、トリガーポンプ本体100に図7に示すような構造の液体噴射容器用ノズル95が備えられているものであるので、泡状の噴射液を生成させるメカニズムは、噴射液を造泡筒119の凹凸筒面120に衝突させて乱流を発生させ、空気取り入れ孔123から導入された空気と混合させることにより泡状にして吐出しているが、上記噴射液は造泡筒119の内壁に泡状となって外部に吐出されるもの以外に液滴(残液)Lとして残るものが発生してしまう。そして、繰り返し噴射を続けると、図8に示すように造泡筒119の内壁に液滴Lが溜まり、空気導入路132を伝って空気取り入れ孔123まで至って外側に垂れ落ちたり、容器本体93の外面に付着してしまい使い勝手に不満があった。このような問題は、特に、容器本体93に満たされた液体の粘度が1500mPa・s(25℃)以下と小さい場合や、液体噴射容器を正立状態や、噴射口119aを上向きに傾けた状態で使用する際に起こり易い。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、液垂れを防止できる液体噴射容器用ノズルを提供することを課題の1つとする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、ノズル本体に設けられたノズル孔の前方に造泡筒が前記ノズル孔との間に空気を取り入れるための空気導入路を隔てて設けられ、前記造泡筒またはノズル本体には、前記空気導入路内で前記ノズル孔を取り囲む90度から300度の領域を塞ぐ液垂れ防止機構が設けられたことを特徴とする液体噴射容器用ノズルを提供する。本発明の液体噴射容器用ノズルにおいては、上記液垂れ防止機構は、前記ノズル孔の下方側または上方側を取り囲む領域を塞ぐように設けられていてもよい。また、上記液垂れ防止機構は、前記造泡筒と前記ノズル孔との間の空気導入路内で、前記ノズル孔の下方側だけでなく、前記ノズル孔の下方側から側方側にかけて取り囲む領域を塞ぐように設けられていてもよく、すなわち、ノズル孔の上方の空気導入路は液垂れ防止機構で塞がれていない。
【0008】
また、上記液垂れ防止機構は、前記造泡筒と前記ノズル孔との間の空気導入路内で、前記ノズル孔の上方側だけでなく、前記ノズル孔の上方側から側方側にかけて取り囲む領域を塞ぐように設けられていてもよく、すなわち、ノズル孔の下方の空気導入路は液垂れ防止機構で塞がれていない。さらに、上記液垂れ防止機構が設けられる領域は、前記ノズル孔を上側から側方側にかけて取り囲む90度から300度の範囲が好ましい。
また、上記液垂れ防止機構は二箇所以上設けられていてもよく、すなわち、液垂れ防止機構が設けられる領域は二つ以上に分割されていてもよく、例えば、液垂れ防止機構は、前記造泡筒と前記ノズル孔との間の空気導入路内で、前記ノズル孔の上方側と下方側にそれぞれ設けられていてもよい。液垂れ防止機構が設けられる領域が二つ以上に分割されている場合、ノズル孔の周囲に設けられる液垂れ防止機構は合計で90度から300度の範囲が好ましい。
【0009】
また、液体を収容する容器本体に該容器本体内の液体を泡状または霧状あるいはストリーム状に噴射する液体噴射容器用ノズルが取り付けられた液体噴射容器において、前記液体噴射容器用ノズルとして上記のいずれかの構成の本発明の液体噴射容器用ノズルを好適に用いることができる。
また、本発明の液体噴射容器用ノズルが備えられた液体噴射容器の容器本体内に、25℃における粘度が1500mPa・s以下である液体を充填して、液剤製品とされることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の液体噴射容器用ノズルの実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、本発明の液体噴射容器用ノズルを有するトリガーポンプ本体が備えられたトリガー式液体噴射容器に液体を充填して液剤製品とした場合について説明する。
図1は、本発明の実施形態の液剤製品を示す概略構成図である。本実施形態の液剤製品は、本発明の実施形態の液体噴射容器用ノズル15を有するトリガーポンプ本体20が備えられた液体噴射容器1の容器本体13内に液体70を充填してなるものである。
【0011】
トリガー式液体噴射容器1は、頸部13aを有する容器本体13と、頸部13aの上部に取り付けられたトリガーポンプ本体20とからなっている。このトリガーポンプ本体20は、容器本体13内に満たされた液体70を射出筒14内に輸送する送液チューブ17と、射出筒14内で送液チューブ17の上端に連結された吸入弁(図示略)と、この吸入弁に連結されたピストン12とシリンダ(図示略)からなるピストン部、このピストン部に連結された噴出弁(図示略)と、この噴出弁から射出筒14を通って連結された液体噴射容器用ノズル15とからなる噴射機構、およびこの噴射機構を駆動するトリガーレバー11とからなる。
【0012】
図2(a)は、泡状の液体を噴射する時の液体噴射容器用ノズル15を示す縦断面図であり、図2(b)は泡状の液体を噴射する時の栓体32と短筒部33を前面側(造泡筒39側)から見たときの位置関係を示す図である。
図2において、符号31は射出筒14の先端部に内嵌固定された液体ガイド体であって、ノズル本体28はその前面中心部にノズル孔27を開孔して液体ガイド体31先端部の栓体32に短筒部33で回動可能に嵌合されており、ノズル本体28と液体ガイド体31と造泡筒39とにより、液体噴射容器用ノズル15が概略構成されている。
【0013】
栓体32の前端部周面には、浅溝60、60が周方向複数箇所の母線方向に前端面から一定区間に亘って形成されており、他方短筒部33の突出端部61の内周面には通液路62,62が周方向複数個所の母線方向に突出端部61から一定区間に亘って形成されている。また、浅溝60,60が通液路62,62とノズル孔27の後側面に位置するスピン溝63とに連通されている。
従ってこの液体噴射容器用ノズル15では、ノズル本体28が図2に示す泡位置にあるときは、液体ガイド体31の栓体32の浅溝60,60が通液路62,62とピストン溝63を開通させるので、ピストン部で高圧化された液体70が供給されると、この高圧液体70がスピン溝63で高速回転されてノズル孔27から霧状に射出され、これが後述の造泡筒39の内壁面たる造泡筒面40に衝突して泡沫化されるようになっている。
【0014】
図3(a)は、ストリーム状の液体を噴射する時の液体噴射容器用ノズル15を示す縦断面図であり、図3(b)はストリーム状の液体を噴射する時の栓体32と短筒部33を前面側(造泡筒39側)から見たときの位置関係を示す図である。
栓体32の前端部周面で浅溝60,60が形成されていない部分には、図3(a)に示すように深溝66,66が周方向複数箇所の母線方向に前端面から一定区間に亘って形成されている。
従ってこの液体噴射容器用ノズル15では、ノズル本体28が図3に示す直位置にあるときは、液体ガイド体31の栓体32の深溝66,66が通液路62,62を直接ノズル孔27に連通させ、高圧液体70が直接ノズル孔27からストリーム状に射出され、このストリーム状の噴射液F1は、後述の造泡筒39の内壁面たる造泡筒面40にほとんど衝突しないので、ストリーム状のまま噴射口39aから噴出されるようになっている。
【0015】
図4(a)は、液体の噴射が遮断されている時の液体噴射容器用ノズル15を示す縦断面図であり、図4(b)は液体の噴射が遮断されている時の栓体32と短筒部33を前面側(造泡筒39側)から見たときの位置関係を示す図である。
また、栓体32は、上記前端部周面で浅溝60,60、深溝66,66が形成されていない部分が周方向複数箇所の母線方向に前端面から一定区間に亘って形成されている。
従ってこの液体噴射容器用ノズル15では、ノズル本体28が図4に示す閉位置にあるときは、栓体32の浅溝60,60、深溝66,66が形成されていない部分が通液路62,62とノズル孔27、スピン溝63間を遮るように位置してこれらの間が遮断されるようになっている。
【0016】
造泡筒39は、ノズル本体28のノズル孔27の前方に空隙34を隔てて配設されており、この造泡筒39の内壁にはノズル孔27に近接した側の周面に凹凸筒面40が形成されている。また、この造泡筒39は、大径の取付筒41が外周部に一体に形成されており、ノズル本体28の前方側に突出した周壁50に内嵌固定されている。造泡筒39と取付筒41とは前部端板42で一体とされ、該前部端板42には、空気取り入れ孔43が開孔している。この空気取り入れ孔43は空隙34に連通しており、造泡筒39と取付筒41間を経て造泡筒39とノズル孔27間の空隙34に至る空気導入路52が形成されている。
【0017】
また、取付筒41の外周面に係合突条64が配設され、一方、周壁50の内面に係合凹条65が配設されており、取付筒41は、これら係合突条64と係合凹条65との係合により、周壁50に固着されている。造泡筒39の内壁面の軸線はノズル孔27の軸線に合致させられており、造泡筒39の内壁に形成された凹凸筒面40はノズル孔27からの噴射液が衝突するようにノズル孔27に近接した側の周面に形成されており、凹凸部分の形状は複数のリング状突条40aを内方に突出させた形のものであり、噴射口39aに近接した側の周面は凹凸筒面40の端より噴射口39aで終る周面が平滑な平滑筒面40bに形成されており、この平滑筒面40bの内径は凹凸筒面40の最大内径より大径に形成されている。
【0018】
ノズル孔27から噴射される液体70(噴射液)が拡散する角度は、噴射される液体70の粘性並びに発泡性により異なる。従って凹凸筒面40の形状は噴射しようとする液体の特性に基づいて適宜選定することが望ましい。液体70が粘度が低く発泡性が良い液体の場合には、該液体はノズル孔27から広い角度で拡散噴射されるため造泡筒39の内壁面のノズル孔27寄り位置で拡散されることとなる。従って粘度の低い液体が凹凸筒面40と接触する範囲は上記内壁面でノズル孔27に近い周面となる。
【0019】
このため凹凸筒面40を造泡筒39の長さ方向にあまり長く形成すると、ノズル孔27より噴射された液体70に対する凹凸筒面40の抵抗が大きくなってしまい、噴出口39aから噴射される噴射液F1の噴射圧が小さくなってしまうので、凹凸筒面40の長さは、液体の種類によって適宜選定することが望ましい。さらに噴射液F1に対する造泡筒39の内壁面の抵抗を減少するために、該内壁面のうち凹凸筒面40を設けていない周面たる平滑筒面40bを設けると共に、該平滑筒面40bの内径は凹凸筒面40の最大内径より大きくしているから、これにより平滑筒面40bでの抵抗が無くなり、噴出口39aからの液体の噴射圧が大きくなると同時に噴射パターンを所望の噴射パターンになるように変えることができる。
【0020】
また、上記ノズル本体28の前面には、図2に示すように造泡筒39側に突出する液垂れ防止機構80が形成されている。
この液垂れ防止機構80は、図5(a)の破線で示されるように、造泡筒41の噴射口39a側から見た形状が扇形状のものである。この液垂れ防止機構80により、造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27の少なくとも下方側を取り囲む領域が塞がれている(図2乃至図4ではノズル孔27の下方側を取り囲む領域に設けられている。)。即ち、液垂れ防止機構80は、造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27の下方側を取り囲む領域を塞ぐだけでなく、ノズル孔27の下方側から側方側にかけて取り囲む領域を塞ぐように設けられていてもよい。
なお、液垂れ防止機構80が造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27の少なくとも下方側を取り囲む領域に設けられる場合、造泡筒39とノズル孔27との間の空隙34に造泡のための空気G1を導入する必要上、ノズル孔27の上方の空気導入路52は液垂れ防止機構80で塞がれていない。
【0021】
液垂れ防止機構80が設けられる領域をさらに具体的に説明すると、造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27を下側から側方側にかけて取り囲む90度から300度の範囲が好ましく、さらに好ましくは120度から240度の範囲とされる。
液垂れ防止機構80が設けられる領域が、造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27を下側から取り囲む90度未満の範囲であると、液体噴射容器1を正立状態や、噴射口39aを上向に傾けた状態で使用するときに液垂れ防止効果が小さく、一方、造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27を下側から側方側にかけて取り囲む300度を越える範囲であると、造泡筒39とノズル孔27との間の空隙34に導入される空気G1の量が少なくなり、造泡効率が低下してしまう。
【0022】
容器本体13内に充填される液体70としては、化粧液、各種液体洗剤、仕上液、防カビ・消毒液、漂白剤、水などが挙げられる。また、液体70としては、25℃における粘度が1500mPa・s以下である液体を用いるのが、本実施形態の液剤製品に備えられた液体噴射容器用ノズル15の効果を特に発揮できる点で好ましい。
【0023】
上記漂白剤の具体例としては、(1)次亜塩素酸アルカリ金属塩、(2)アルカリ剤、(3)界面活性剤を含有する漂白洗浄剤が挙げられる。上記次亜塩素酸ナトリウムとしては、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム等が挙げられる。上記アルカリ剤としては特に制限されないが、苛性アルカリや珪酸塩等が挙げられる。上記界面活性剤としては特に制限されないが、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤等が挙げられる。この中で、(a)脂肪酸のアルカリ金属塩、(b)アミンオキサイド、(c)アルキルベンゼンスルホン酸塩から選ばれる少なくとも1種を使用することが好ましく、また、上記(a)〜(c)成分を含む界面活性剤混合物として使用することが最も好ましい。
【0024】
上記の漂白洗浄剤組成物中における(1)成分の次亜塩素酸アルカリ金属塩の含有量は特に制限されないが、通常、組成物全体の0.1〜10質量%が好ましく、より好ましくは1〜5質量%の範囲である。上記次亜塩素酸アルカリ金属塩の含有量が0.1質量%未満であると漂白力が不足し、また、10質量%を越えても漂白力は特に向上しない。
上記の漂白洗浄剤組成物中における(2)成分のアルカリ剤の含有量は特に制限されないが、通常、組成物全体の0.1〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜3質量%の範囲である。上記アルカリ剤の含有量が0.1質量%未満になると経時による安定性が劣化し、5質量%を越えると皮膚や眼の粘膜に対する影響が考えられ、配合による効果が発揮できない。
【0025】
上記の漂白洗浄剤組成物中における上記(a)成分の含有量は特に制限されないが、組成物全体の0.01〜3質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜2質量%の範囲である。上記(a)成分の含有量が0.01質量%未満になると付着滞留性が劣り、3質量%を越えると系の安定性が劣化する。上記の漂白洗浄剤組成物中における上記(b)成分の含有量は特に制限されないが、組成物全体の0.01〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜3質量%の範囲である。上記(b)成分の含有量が0.01質量%未満になると付着滞留性が劣り、5質量%を越えると経時による次亜塩素酸アルカリ金属塩の安定性が劣化する。上記の漂白洗浄剤組成物中における上記(c)成分の含有量は特に制限されないが、組成物全体の0.01〜0.5質量%が好ましく、より好ましくは0.05〜0.3質量%の範囲である。上記(c)成分の含有量が0.01質量%未満になると付着滞留性が劣り、0.5質量%を越えると系の安定性が劣化する。
この漂白洗浄剤には、上記(1)〜(3)の成分の他に、洗浄性能を向上させるビルダーとしてトルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩等の芳香族スルホン酸塩、溶剤、色素、香料等の任意成分を配合することも可能である。
【0026】
また、この漂白洗浄剤は、25℃における粘度が20mPa・s以上で、1500mPa・s以下が好ましい。粘度が20mPa・s未満になると付着滞留性が劣り、一方、1500mPa・sを越えると液体噴射容器1のノズル15より噴出する際の使用性が劣る傾向にあるので好ましくない。また、上記漂白洗浄剤の粘度の下限値としては、より好ましくは50mPa・s以上であり、更に好ましくは100mPa・s以上である。
【0027】
本実施形態の液剤製品では、トリガーレバー11を介してピストン12を数回操作して上記シリンダ内に容器本体13から液体70を吸引し、この状態でトリガーレバー11を引きよせて、ピストン12を上記シリンダ内に押込むことにより、このシリンダ内を高圧化し、この高圧液体により上記噴出弁を開弁してこの液体を射出筒14を通じて液体噴射容器用ノズル15のノズル孔27から空隙34に霧状に噴射させる。さらに、空隙34に噴射された噴射液(液体70)は、造泡筒39内に至って凹凸筒面40に衝突反射し、このとき噴射液の噴流の作用によって空気取り入れ孔43が負圧となり、空気取り入れ孔43より空気導入路52に吸引された空気G1が空隙34より造泡筒39内に吸引され、噴射液との混合攪拌が行われ、発泡が行われて、造泡筒39の噴射口39aより泡状の噴射液F1を噴出させることができる。そして、繰り返し噴射を続けると図5(b)に示すようにノズル15の造泡筒39の内壁に噴射液F1の一部が液滴L1となって溜まることがあるが、図2及び図5に示すように造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27の少なくとも下方側を取り囲む領域を塞ぐように液垂れ防止機構80が設けられているので、造泡筒39の内壁に付着した液滴L1は液垂れ防止機構80によりせき止められ、空気導入路52を伝って空気取り入れ孔43の方へ流出することがなくなり、従来のノズルが備えられた液体噴射容器のように液体が外側に垂れ落ちることもなく、従って液体が容器本体13の外面に付着することもない。
また、造泡筒39の内壁に付着した液滴L1は、次以降の噴射動作の時に吹き飛ばされ泡となって噴射されるため液滴L1が溜まり過ぎて、液垂れ防止機構80の両側から溢れ出ることもない。
【0028】
本実施形態の液剤製品にあっては、液体噴射容器1に備えられたトリガーポンプ本体20に設けられた液体噴射容器用ノズル15は、ノズル本体28に設けられたノズル孔27の前方に造泡筒39がノズル孔27との間に空気G1を取り入れるための空気導入路52を隔てて設けられ、ノズル本体28に液垂れ防止機構80が設けられ、さらにこの液垂れ防止機構80は造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27の少なくとも下方側を取り囲む領域を塞ぐように設けられたことにより、造泡筒39の内壁に付着した液滴L1 が空気導入孔52を伝って空気取り入れ孔43の方へ流出することがなくなり、従来のノズルが備えられた液体噴射容器のような液垂れが起こることがない。このような効果は、特に、容器本体13に満たされた液体70の25℃における粘度が1500mPa・s以下と小さいものである場合や、液体噴射容器1を正立状態や、噴射口39aを上向きに傾けた状態で使用する際に効果的に発揮できる。
また、本実施形態の液剤製品は、上記のような優れた特性を有する液体噴射容器用ノズル15が設けられたトリガーポンプ本体20が備えられた液体噴射容器1の容器本体13内に液体70が充填されたものであるので、液垂れがなく、使い勝手がよい。
【0029】
本実施形態の液剤製品の容器本体13内に好適に充填される漂白洗浄剤の組成の具体例としては、次亜塩素酸ナトリウム3.0質量%、水酸化ナトリウム1.0質量%、ヤシ脂肪酸ナトリウム0.5質量%、ヤシジメチルアミンオキサイド1.0質量%、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.1質量%、水バランスである。この組成の漂白洗浄剤の25℃における粘度;0.5sec-1は6.4×102mPa・s、25℃における粘度;3000sec-1は3mPa・sであった。ここでの粘度は、25℃に調整された漂白洗浄剤組成物をB型粘度時(TOKIMEC製;DVL−B2)を用い、回転数60rpm、3番ローターにて1分後の値を測定したものである。本実施形態の液体噴射容器用ノズル15を有するトリガーポンプ本体20が備えられた液体噴射容器では、容器本体13に満たされた液体70が上記のような漂白洗浄剤組成物である場合であっても、液垂れを防止できる。
【0030】
上記実施形態の液体噴射容器用ノズル15においては、液垂れ防止機構80が造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27の少なくとも下方側を取り囲む領域を塞ぐように設けた場合について説明したが、液垂れ防止機構80を造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27の少なくとも上方側を取り囲む領域を塞ぐように設けてもよい。図5(a)の一点鎖線で示される液垂れ防止機構80は、造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27の上方側を取り囲む領域を塞ぐように設ける場合の液垂れ防止機構80の形成位置の例を示している。
液垂れ防止機構80は、造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27の上方側を取り囲む領域を塞ぐだけでなく、ノズル孔27の上方側から側方側にかけて取り囲む領域を塞ぐように設けられていてもよい。
なお、液垂れ防止機構80が造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27の少なくとも上方側を取り囲む領域に設けられる場合、造泡筒39とノズル孔27との間の空隙34に造泡のための空気G1を導入する必要上、ノズル孔27の下方の空気導入路52は液垂れ防止機構80で塞がれていない。
【0031】
ここでの液垂れ防止機構80が設けられる領域をさらに具体的に説明すると、造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27を上側から側方側にかけて取り囲む90度から300度の範囲が好ましく、さらに好ましくは120度から240度の範囲とされる。
液垂れ防止機構80が設けられる領域が、造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27を上側から取り囲む90度未満の範囲であると、液体噴射容器1を倒立状態や、噴射口39aを下向きに傾けた状態で使用するときに液垂れ防止効果が小さく、一方、造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27を上側から側方側にかけて取り囲む300度を越える範囲であると、造泡筒39とノズル孔27との間の空隙34に導入される空気G1の量が少なくなり、造泡効率が低下してしまう。
【0032】
このように液垂れ防止機構80が造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27の少なくとも上方側を取り囲む領域を塞ぐように設けられた液体噴射容器用ノズル15を有するトリガーポンプ20が備えられた液体噴射容器1にあっては、造泡筒39の内壁に付着した液滴L1 が空気導入孔52を伝って空気取り入れ孔43の方へ流出することがなくなり、従来のノズルが備えられた液体噴射容器のような液垂れが起こることがない。このような効果は、特に、容器本体13に満たされた液体70の25℃における粘度が1500mPa・s以下と小さいものである場合や、液体噴射容器1を倒立状態や、噴射口39aを下向きに傾けた状態で使用する際に効果的に発揮できる。
【0033】
また、上記実施形態においては、図2乃至図4に示すような分割されていない液垂れ防止機構80、すなわち液垂れ防止機構80を造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27の周囲に一箇所のみ設けた場合について説明したが、液垂れ防止機構は二つ以上に分割されていてもよく、即ち、液垂れ防止機構80は造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内でノズル孔27の周囲に二箇所以上設けられていてもよく、例えば、図5(a)の破線と一点鎖線で示すように、液垂れ防止機構80は、造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27の上方側と下方側にそれぞれ設けられていてもよい。液垂れ防止機構80が設けられる領域が二つ以上に分割されている場合、ノズル孔27の周囲に設けられる液垂れ防止機構は合計で90度から300度の範囲が好ましい。この場合、造泡筒39とノズル孔27との間の空隙34に造泡のための空気G1を導入する必要上、ノズル孔27の側方の空気導入路52は液垂れ防止機構80で塞がれていない。
このように液垂れ防止機構80が造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27の上方側と下方側を取り囲む領域を塞ぐように設けられた液体噴射容器用ノズル15を有するトリガーポンプが備えられた液体噴射容器にあっては、液体噴射容器1を正立状態や、噴射口39aを上向きに傾けた状態で使用する場合だけでなく、倒立状態や、噴射口39aを下向きに傾けた状態で使用する場合も、造泡筒39の内壁に付着した液滴L1 が空気導入孔52を伝って空気取り入れ孔43の方へ流出することがなくなり、液垂れが起こることがない。
【0034】
また、上記実施形態においてはノズル本体28の前面に液垂れ防止機構80を設けた場合について説明したが、液垂れ防止機構は造泡筒39に設けられていてもよい。また、液垂れ防止機構80は図5(a)に示した形状に限定されるものでなく、造泡筒39とノズル孔27との間の空気導入路52内で、ノズル孔27の少なくとも下方側または上方側を取り囲む領域を塞ぐことができれば、他の形状であってもよい。
また、液体噴射容器1に備えられたノズル15の造泡筒39の内壁に形成された凹凸筒面40は、図2に示した形状に限定されるものでなく、上記内壁面を凹凸形状にすれば他の形状にしても差し支えない。例えば、造泡筒39の内壁に溝をらせん状に形成して内壁面を凹凸形状にしたものや、また内壁面に複数のリング状周溝を周方向に形成ものや、内壁面に複数の小穴を形成したものや、内壁面に平面投影形状が三角形の小突起を周方向一定間隔で設けて内壁面を凹凸形状としたものでもよい。
【0035】
また、本実施形態では造泡筒39をノズル本体28とは別体として独立に形成しているが、ノズル本体28と一体に形成してもよく、この場合には図示を省略しているが造泡筒39はノズル孔27の外側の短筒部33の前部壁から一体に突出して形成してもよい。このように造泡筒39をノズル本体28と一体とした場合、空気取り入れ孔43を前面側に設けると型抜きできなくなるので、空気取り入れ孔を側部に設けることが望ましい。
また、本実施形態では、本発明の液体噴射容器用ノズルを、トリガー式液体噴射容器に備えられるトリガー式液体噴射容器用ノズルに適用した場合について説明したが、ポンプディスペンサーに備えられるポンプディスペンサー用ノズルに適用することも可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の液体噴射容器用ノズルにあっては、ノズル本体に設けられたノズル孔の前方に造泡筒が上記ノズル孔との間に空気を取り入れるための空気導入路を隔てて設けられ、上記造泡筒またはノズル本体に液垂れ防止機構が設けられたものであるので、液垂れを防止できる。
また、液体を収容する容器本体に該容器本体内の液体を泡状または霧状あるいはストリーム状に噴射する液体噴射容器用ノズルが取り付けられた液体噴射容器において、上記液体噴射容器用ノズルとして、上記構成の本発明の液体噴射容器用ノズルを用いることにより、液垂れを防止でき、使い勝手が向上した液体噴射容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の液体噴射容器用ノズルが備えられた液体噴射容器に液体を充填した液剤製品を示す概略構成図。
【図2】 図1の液剤製品の液体噴射容器に備えられた本実施形態の液体噴射容器用ノズルの構造の説明図であり、(a)は液体を泡状に噴出する時の本実施形態のノズルを示す縦断面図、(b)はこのときの栓体と短筒部を前面側から見た図。
【図3】 (a)は液体をストリーム状に噴出する時の本実施形態の液体噴射容器用ノズルを示す縦断面図、(b)はこのときの栓体と短筒部を前面側(造泡筒側)から見たときの位置関係を示す図。
【図4】 (a)は液体の噴射が遮断されている時の本実施形態の液体噴射容器用ノズルを示す縦断面図、(b)は液体の噴射が遮断されている時の栓体と短筒部を前面側(造泡筒側)から見たときの位置関係を示す図。
【図5】 本実施形態の液体噴射器用ノズルに設けられた液垂れ防止機構を説明するための図であり、(a)は液垂れ防止機構を造泡筒の噴射口側から見た図、(b)は本実施形態の液体噴射器用ノズルの効果を説明するための縦断面図。
【図6】 従来のトリガー式液体噴射容器の一例を示す概略構成図。
【図7】 図6の液体噴射容器に備えられた従来の液体噴射容器用ノズルの構造を示す縦断面図。
【図8】 図7の液体噴射容器用ノズルから泡状の噴射液を繰り返し噴射したときの状態を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・液体噴射容器、11・・・トリガーレバー、12・・・ピストン、13・・・容器本体、13a・・・頸部、14・・・射出筒、17・・・送液チューブ、15・・・液体噴射容器用ノズル、20・・・トリガーポンプ本体、27・・・ノズル孔、28・・・ノズル本体、31・・・液体ガイド体、32・・・栓体、33・・・短筒部、34・・・空隙、39・・・造泡筒、39a・・・噴射口、40・・・凹凸筒面、40a・・・突条、40b・・・平滑筒面、41・・・取付筒、42・・・前部端板、43・・・空気取り入れ孔、50・・・周壁、52・・・空気導入路、60・・・浅溝、61・・・突出端部、62・・・通液路、63・・・スピン溝、64・・・係合突条、65・・・係合凹条、66・・・深溝、70・・・液体、80・・・液垂れ防止機構、G1・・・空気、F1・・・噴射液、L1・・・液滴。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a liquid jet container nozzle in which a foam-forming cylinder is provided in front of a nozzle hole provided in a nozzle body with an air introduction path therebetween, and more particularly to a liquid jet container nozzle capable of preventing dripping.
[0002]
[Prior art]
Liquid injection container (pump) that can jet liquids such as cosmetic liquids, hair styling products, various liquid detergents, finishing liquids, antifungal / disinfectant liquids, bleaching liquids, chemical liquids, water, etc. contained in the container body Conventionally, a dispenser) and a trigger type liquid injection container (a trigger type pump dispenser) have been widely used. 6 and 7 show an example of a conventional trigger type liquid ejection container.
This trigger type liquid injection container includes a container
[0003]
In FIG. 7,
The foam-forming
[0004]
6 and 7, the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional liquid ejecting container, the
[0006]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a nozzle for a liquid ejection container that can prevent dripping.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention provides a foam-forming cylinder provided in front of a nozzle hole provided in a nozzle body with an air introduction path for taking air between the nozzle hole and the foam-forming cylinder. On the tube or nozzle bodyCloses the region of 90 to 300 degrees surrounding the nozzle hole in the air introduction pathProvided is a nozzle for a liquid ejection container, which is provided with a liquid dripping prevention mechanism. In the liquid jet container nozzle of the present invention, the dripping prevention mechanism is,in frontNozzle holeUnderIt may be provided so as to block a region surrounding the side or upper side. In addition, the liquid dripping prevention mechanism is a region that surrounds not only the lower side of the nozzle hole but also from the lower side to the side of the nozzle hole in the air introduction path between the foam-forming cylinder and the nozzle hole. In other words, the air introduction path above the nozzle hole is not blocked by the liquid dripping prevention mechanism..
[0008]
In addition, the liquid dripping prevention mechanism is a region that surrounds not only the upper side of the nozzle hole but also from the upper side to the side side of the nozzle hole in the air introduction path between the foam-forming cylinder and the nozzle hole. In other words, the air introduction path below the nozzle hole is not blocked by the liquid dripping prevention mechanism. Furthermore, the region where the liquid dripping prevention mechanism is provided is preferably in the range of 90 to 300 degrees surrounding the nozzle hole from the upper side to the side.
In addition, the liquid dripping prevention mechanism may be provided at two or more locations, that is, the area in which the liquid dripping prevention mechanism is provided may be divided into two or more. In the air introduction path between a bubble cylinder and the said nozzle hole, you may each be provided in the upper side and the lower side of the said nozzle hole. When the region where the liquid dripping prevention mechanism is provided is divided into two or more, the liquid dripping prevention mechanism provided around the nozzle hole is preferably in the range of 90 to 300 degrees in total.
[0009]
Further, in a liquid ejecting container in which a liquid ejecting container nozzle for ejecting the liquid in the container body in a bubble shape, a mist shape, or a stream shape is attached to the container body that contains the liquid, the liquid ejecting container nozzle described above is used. Any configuration of the nozzle for a liquid ejection container of the present invention can be suitably used.
Moreover, it is preferable that the liquid main body of the liquid injection container provided with the nozzle for the liquid injection container of the present invention is filled with a liquid having a viscosity at 25 ° C. of 1500 mPa · s or less to obtain a liquid product.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a nozzle for a liquid jet container of the present invention will be described with reference to the drawings. In this embodiment, a case will be described in which a liquid product is obtained by filling a trigger type liquid injection container provided with a trigger pump body having a nozzle for a liquid injection container of the present invention.
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a liquid product according to an embodiment of the present invention. The liquid agent product of the present embodiment is obtained by filling the
[0011]
The trigger type liquid injection container 1 includes a
[0012]
FIG. 2A is a longitudinal sectional view showing the liquid
In FIG. 2,
[0013]
Accordingly, in the liquid
[0014]
FIG. 3A is a longitudinal sectional view showing the
In the portion where the
Accordingly, in the liquid
[0015]
FIG. 4A is a vertical cross-sectional view showing the liquid
Further, the
Accordingly, in the liquid
[0016]
The foam-forming
[0017]
In addition, an
[0018]
The angle at which the liquid 70 (jet liquid) ejected from the
[0019]
For this reason, if the concave and convex
[0020]
Further, as shown in FIG. 2, a liquid
As shown by the broken line in FIG. 5A, the liquid dripping
In the case where the liquid dripping
[0021]
More specifically, the region in which the liquid dripping
When the region where the liquid dripping
[0022]
Examples of the liquid 70 filled in the
[0023]
Specific examples of the bleaching agent include (1) an alkali metal hypochlorite, (2) an alkali agent, and (3) a bleaching detergent containing a surfactant. Examples of the sodium hypochlorite include sodium hypochlorite and potassium hypochlorite. The alkali agent is not particularly limited, and examples thereof include caustic alkali and silicate. Although it does not restrict | limit especially as said surfactant, Anionic surfactant, a nonionic surfactant, an amphoteric surfactant, a cationic surfactant, etc. are mentioned. Among these, it is preferable to use at least one selected from (a) an alkali metal salt of a fatty acid, (b) an amine oxide, and (c) an alkylbenzene sulfonate, and the above components (a) to (c) Most preferably, it is used as a surfactant mixture comprising
[0024]
The content of the alkali metal hypochlorite of the component (1) in the bleaching detergent composition is not particularly limited, but is usually preferably 0.1 to 10% by mass of the total composition, more preferably 1 It is the range of -5 mass%. If the content of the alkali metal hypochlorite is less than 0.1% by mass, the bleaching power is insufficient, and if it exceeds 10% by mass, the bleaching power is not particularly improved.
The content of the alkali agent as the component (2) in the bleaching detergent composition is not particularly limited, but is usually preferably 0.1 to 5% by mass, more preferably 0.5 to 3% by mass of the entire composition. % Range. When the content of the alkaline agent is less than 0.1% by mass, the stability with time deteriorates, and when it exceeds 5% by mass, the effect on the skin and the mucous membrane of the eye is considered, and the effect of the blending cannot be exhibited.
[0025]
The content of the component (a) in the bleaching detergent composition is not particularly limited, but is preferably 0.01 to 3% by mass, more preferably 0.1 to 2% by mass of the entire composition. is there. When the content of the component (a) is less than 0.01% by mass, the adhesion retention is poor, and when it exceeds 3% by mass, the stability of the system is deteriorated. The content of the component (b) in the bleaching detergent composition is not particularly limited, but is preferably 0.01 to 5% by mass, more preferably 0.1 to 3% by mass of the entire composition. is there. When the content of the component (b) is less than 0.01% by mass, the adhesion retention is inferior, and when it exceeds 5% by mass, the stability of the alkali metal hypochlorite with time is deteriorated. The content of the component (c) in the bleaching detergent composition is not particularly limited, but is preferably 0.01 to 0.5 mass%, more preferably 0.05 to 0.3 mass% of the entire composition. % Range. When the content of the component (c) is less than 0.01% by mass, the adhesion retention is poor, and when it exceeds 0.5% by mass, the stability of the system is deteriorated.
In addition to the components (1) to (3) described above, this bleaching detergent includes aromatic sulfonates such as toluene sulfonate and xylene sulfonate, solvents, dyes, and fragrances as builders for improving cleaning performance. It is also possible to mix arbitrary components such as.
[0026]
The bleaching detergent preferably has a viscosity at 25 ° C. of 20 mPa · s or more and 1500 mPa · s or less. If the viscosity is less than 20 mPa · s, the adhesion staying property is inferior. On the other hand, if it exceeds 1500 mPa · s, the usability when ejected from the
[0027]
In the liquid drug product of the present embodiment, the
In addition, the droplet L adhering to the inner wall of the
[0028]
In the liquid drug product of the present embodiment, the liquid
Moreover, the liquid product of this embodiment has the liquid 70 in the container
[0029]
Specific examples of the composition of the bleaching detergent suitably filled in the
[0030]
In the liquid
The liquid
When the liquid dripping
[0031]
The region where the liquid dripping
When the area where the liquid dripping
[0032]
In this way, the liquid dripping
[0033]
In the above-described embodiment, the liquid dripping
In this way, the
[0034]
In the above-described embodiment, the case where the liquid dripping
Further, the concave / convex
[0035]
In the present embodiment, the foam-forming
Moreover, although this embodiment demonstrated the case where the nozzle for liquid ejection containers of this invention was applied to the nozzle for trigger type liquid ejection containers with which a trigger type liquid ejection container is equipped, the nozzle for pump dispensers with which a pump dispenser is equipped It is also possible to apply to.
[0036]
【The invention's effect】
As described above, in the nozzle for a liquid jet container according to the present invention, the foam-forming cylinder is provided in front of the nozzle hole provided in the nozzle body with an air introduction path for taking air between the nozzle hole and the nozzle hole. Since the above-mentioned bubble-making cylinder or nozzle body is provided with a liquid dripping prevention mechanism, liquid dripping can be prevented.
Further, in the liquid ejecting container in which the liquid ejecting container nozzle for ejecting the liquid in the container body in the form of foam, mist, or stream is attached to the container body that contains the liquid, By using the nozzle for a liquid ejecting container of the present invention having a configuration, it is possible to provide a liquid ejecting container that can prevent liquid dripping and has improved usability.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram illustrating a liquid drug product in which a liquid ejection container including a nozzle for a liquid ejection container according to an embodiment of the present invention is filled with a liquid.
2 is an explanatory diagram of a structure of a nozzle for a liquid jet container of the present embodiment provided in the liquid jet container of the liquid medicine product of FIG. 1, and (a) is the present embodiment when the liquid is ejected in the form of bubbles. (B) is the figure which looked at the plug body and short cylinder part at this time from the front side.
FIG. 3A is a longitudinal sectional view showing a nozzle for a liquid ejection container according to the present embodiment when liquid is ejected in a stream form, and FIG. 3B is a front side view of a plug body and a short cylindrical portion at this time (structured). The figure which shows the positional relationship when it sees from the bubble cylinder side).
FIG. 4A is a longitudinal sectional view showing a nozzle for a liquid ejection container of the present embodiment when the liquid ejection is interrupted, and FIG. 4B is a plug body when the liquid ejection is interrupted. The figure which shows the positional relationship when a short cylinder part is seen from the front side (foaming cylinder side).
FIG. 5 is a view for explaining a dripping prevention mechanism provided in the nozzle for a liquid ejector according to the present embodiment, and (a) is a view of the dripping prevention mechanism as seen from the injection port side of the foam-making cylinder; (B) is a longitudinal cross-sectional view for demonstrating the effect of the nozzle for liquid ejectors of this embodiment.
FIG. 6 is a schematic configuration diagram showing an example of a conventional trigger type liquid ejection container.
7 is a longitudinal sectional view showing a structure of a conventional nozzle for a liquid ejection container provided in the liquid ejection container in FIG. 6. FIG.
8 is a cross-sectional view showing a state when a foam-like jet liquid is repeatedly jetted from the liquid jet container nozzle of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Liquid injection container, 11 ... Trigger lever, 12 ... Piston, 13 ... Container main body, 13a ... Neck part, 14 ... Injection cylinder, 17 ... Liquid feeding tube, DESCRIPTION OF
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