JP4540284B2 - 変化するグループ化係数を有するヒエラキカルqam伝送システム - Google Patents
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Description
(発明の分野)
本発明は、ヒエラキカルQAM(quadrature amplitude modulation)伝送システムに関する。
【0002】
(発明の背景)
伝送のために個別の信号を単一の搬送波に結合することは知られている。例えば、米国特許第5,710,754は、アナログベクトル変調されたアナログ信号を含んで、QPSKやQAM変調のようなデジタルベクトル変調を使用して送信されるデジタル信号を結合するシステムを開示している。ベクトルプレーンにおいては、デジタル信号は、所定の位置のセットの一つを連続的に仮定する。ベクトル空間は、所定の位置のそれぞれを取り囲むアナログ信号によって占有される。所定の位置の一にてアナログ信号によって占有された空間を、所定の位置の隣接するアナログ信号によって占有された空間で重畳しないようにするために、アナログ信号によって占有されたベクトル空間の振幅は、自動利得制御編成によって制限される。
他の例としては、米国特許第5,966,412号は、発明者がRamaswamyで、1999年10月12日に特許されたものであり、旧型のQPSK(quadrature phase shift keyed)レシーバと下位互換であるとともに、より高速のデータレート、又はより高精度のデータを供給するための、より高機能のレシーバによって受信可能なさらなるデータストリームをさらに可能にする変調方式を開示している。図1は上記米国特許第5,966,412号に開示されたヒエラキカルQAM伝送方式を示すブロック図である。図1は伝送チャネル200を介してデータレシーバ300に接続されたデータトランスミッタ100を示す。
【0003】
図1を説明する。第1入力端子DATA1は第1データ信号源(図示せず)に接続されており、第2の入力端子DATA2は第2データ信号源(図示せず)に接続されている。第1および第2データ信号は個別で独立したデータを表すことができ、あるいは、関連するデータ信号、例えば、(この伝送システムのスループットを高めるために)同一データ信号の個別のコンポーネント搬送する信号か、(現存する旧型のレシーバとの下位互換性を維持しつつ、エンハンスド(enhanced)信号を送信するために、これについては後述する)同一データ信号の基本ポーションと補足ポーションを搬送する信号を表すこともできる。第1入力端子DATA1は第1誤り検出/訂正エンコーダ102の入力端子に接続されている。第1エンコーダ102の出力端子はレベル1QPSK変調器104の入力端子に接続されている。レベル1QPSK変調器104の出力端子は信号コンバイナ(signal combiner)106の第1入力端子に接続されている。
【0004】
第2入力端子DATA2は第2誤り検出/訂正エンコーダ108の入力端子に接続されている。第2エンコーダ108の出力端子はレベル2QPSK変調器110の入力端子に接続されている。レベル2QPSK変調器110は利得Gを有する可変利得増幅器111の入力端子に接続されている。可変利得増幅器111の出力端子は信号コンバイナ106の第2入力端子に接続されている。信号コンバイナ106の出力端子は、結合され変調された信号を生成するものであり、伝送チャネル200に接続されている。この図示の例では、この伝送チャネルは直接衛星テレビ信号伝送システムであり、この伝送チャネルには、トランスミッタ100における地上送信局(破線で表す送信アンテナで示す)と、この地上送信局からデータを受信し、そのデータを複数の地上受信局に再放送するための通信衛星(図示せず)とが含まれている。これら複数の地上受信局のうちの1つの地上局300を図1に示すが、これは、破線で示す受信アンテナで示すように、再放送されたデータ信号を受信し処理するものである。
【0005】
伝送チャネル200の出力部はレベル1QPSK復調器302の入力端子に接続されている。レベル1復調器302の出力端子は第1誤り検出/訂正デコーダ304と遅延回路306のそれぞれの入力端子に接続されている。第1データコーダ304の出力端子は出力端子DATA1′に接続され、リエンコーダ308の入力端子に接続されている。リエンコーダ308の出力端子は減算器310の減数入力端子に接続されている。遅延回路306の出力端子は減算器310の被減数入力端子に接続されている。減算器310の差分出力端子は第2誤り検出/訂正デコーダ312の入力端子に接続されている。第2デコーダ312の出力端子は第2データ出力端子DATA2′に接続されている。
【0006】
第1エンコーダ102は、動作中、第1データ信号DATA1を符号化し、周知の方法により誤り検出/訂正する。周知の誤り検出/訂正符号はどれもエンコーダ/デコーダ対102/304、108/312によってインプリメントすることができ、これら周知の誤り検出/訂正符号は、上記米国特許第5,966,412号に記載されているように、連結(concatenate)することができる。第1エンコーダ102は、符号化された第1データ信号DATA1を表す符号化されたビットのストリームを生成する。レベル1変調器104は、周知の方法で、4つのクォドラント(quadrant)のうちの1つのクォドラントに位置するQPSK信号を生成するため、連続する2組の2つの符号化されたデータビットを処理する。なお、各組はシンボルと称される。同様に、第2エンコーダ108は、周知の方法で、誤り検出/訂正するため、第2データ信号DATA2を符号化する。レベル2変調器110も、4つのクォドラントの1つに位置するQPSK信号を生成するため、2つの符号化されたデータビットの組を処理する。当業者にとって当然のことであるが、付加的なデータ信号(DATA3など)は付加的なエンコーダによってそれぞれ誤り検出/訂正符号化することができ、また、付加的なQPSK変調器(レベル3など)は付加的なQPSK信号を生成するため、2つの符号化されたデータビットのそれぞれの付加的な組に応答することができる。レベル1変調器104からのQPSK信号には重み1が与えられ、レベル2変調器110からのQPSK信号には、可変利得増幅器111によって重みまたは利得0.5が与えられ、レベル3変調器には重み0.25が与えられる、という具合である。ついで、すべての重み付けされたQPSK信号は、信号コンバイナ106によって結合されて単一の変調信号にされて、伝送チャネル200を介して送信される。
【0007】
レベル1QPSK変調器104は、第1エンコーダ102からの2つの符号化されたデータビットの組に応答して、その結合された信号を4つのクォドラントのうちの1つのクォドラントに位置させる。そして、各クォドラントは4つのサブクォドラントに分割されていると考えることができる。レベル2QPSK変調器110は、第2エンコーダ108からの2つの入力データビットの組に応答して、その接続された信号をレベル1QPSK変調器104によって、選択されたクォドラントの4つのサブクォドラントのうちの1つのサブクォドラントに位置させる。そのサブクォドラントは、さらに4つのサブサブクォドラントに分割されるものと考えることができ、第3のエンコーダ(図示せず)からの2つの入力データの組に応答して、その接続された信号を4つのサブサブクォドラントのうちの1つのサブサブクォドラントに位置させる、という具合である。
【0008】
旧型のレシーバ(図1に破線300′で示す)は、受信した信号がI−Qプレーンのどこに位置するかを検出することができるレベル1QPSK復調器302のみを含んでいる。この情報から、誤り検出/訂正デコーダ304は、受信した第1データストリーム内の対応する2つの符号化されたビットを決定することができる。誤り検出/訂正デコーダ304は、元の第1データ信号DATA1を表す受信したデータ信号DATA1′を生成するため、伝送チャネルによって生じたいかなる誤りもさらに訂正することができる。したがって、このようなレシーバは、付加的に変調されたデータ信号DATA2、(DATA3)、等々がある場合に、第1データ信号DATA1を適切に受信し復号し処理することができる。このようなレシーバにとって、レベル2(およびレベル3等)QPSK変調器によって組み込まれた信号は、単なるノイズとみえる。
【0009】
一方、高機能のレシーバ300は、受信した変調信号がどのクォドラントに位置するかを検出することができ、したがって第1データ信号DATA1を表す2つのデータビットの連続する組を受信し、復号し処理することができる。ついで、高機能のレシーバ300のリエンコーダ308は、指示されたクォドラントの中央に位置する理想信号を再生成し、それは受信した変調信号から減算される。この操作により、送信された信号クォドラントの中心点が原点に変換される。減算した残りがQPSK変調信号であって、0.5で重み付けされ、第2データ信号DATA2を表している。ついで、この信号がこの信号に対応する2ビットの組を示すどのサブクォドラントに位置するかを決定するため、この信号が第2デコーダ312によって復号される。したがって、第2データ信号DATA2を表す2つの受信したデータビットの連続する組が受信され、復号され、処理される、という具合である。このような伝送システムは、許容されるシンボルのコンステレーションとみられるものに対してクゥドラチャ(quadrature)に、搬送波を変調することによってオペレートするものであり、QAM(quadrature amplitude modulation)の一形式である。このような方式は、ヒエラキカル(hierachical)QAM伝送システムと称される。というのは、このシステムは、旧型のレシーバと下位互換性を保ちながら、別のレベルのデータ信号を送信するためか、単一信号で別のレベルのディテール(detail)を送信するために、使用することができるからである。
【0010】
図2aはヒエラキカル16QAM伝送システムにおいて許容されるシンボルのI−Qプレーンにおけるコンステレーションを示す図であり、上記米国特許第5,966,412号で示すようなものである。図2aでは、2ビットよりなる第1組は、生成されたシンボルがどのクォドラントに位置するかを決定する。これら2ビットが「00」である場合、そのシンボルは右上のクォドラント内に位置し、レベル1変調器104はI=1、Q=1のようなI−Q信号を生成する。これら2ビットが「01」である場合、そのシンボルは左上のクォドラント内に位置し、レベル1変調器104はI=−1、Q=1のようなI−Q信号を生成する。これら2ビットが「10」である場合、そのシンボルは右下のクォドラント内に位置し、レベル1変調器104はI=1、Q=−1のようなI−Q信号を生成する。これら2ビットが「11」である場合、そのシンボルは左下のクォドラント内に位置し、レベル1変調器104はI=−1、Q=−1のようなI−Q信号を生成する。これは、関連するクォドラントの中央にある適切なビット対によって図2aに示されている。
【0011】
上述したが、図2aの右上のクォドラントに示すように、各クォドラントはそれ自体がサブクォドラントに分割されるものと考えることができる。2ビットよりなる第2組は、そのシンボルがどのサブクォドラント内に位置するかを決定する。サブクォドラントを決定するために、上述したクォドラントを決定するのと同じマッピングが使用される。すなわち、これら2ビットが「00」である場合、そのシンボルは右上のサブクォドラント内に位置し、レベル2変調器はI=1、Q=1のようなI−Q信号を生成する。これら2ビットが「01」である場合、そのシンボルは左上のサブクォドラント内に位置し、レベル2変調器はI=−1、Q=1のようなI−Q信号を生成する。これら2ビットが「10」である場合、そのシンボルは右下のサブクォドラント内に位置し、レベル2変調器はI=1、Q=−1のようなI−Q信号を生成する。これら2ビットが「11」である場合、そのシンボルは左下のサブクォドラント内に位置し、レベル2変調器はI=−1、Q=−1のようなI−Q信号を生成する。可変利得増幅器111(図1)は、レベル2変調器110からの信号に0.5の重みによって重み付けし、したがって、サブクォドラント内の点はそのクォドラントの中心点に対して±0.5に位置する。これらの位置のそれぞれを図2aの黒丸で示す。なお、4ビットの2進数は、第1組の2ビットを右側のビット対、第2組の2ビットを左側のビット対として、2ビットの第1組と第2組の組み合わせを示している。
【0012】
上記のようなヒエラキカルQAMシステムの異なるレベルによって、各データストリームにおけるビット誤り率のパフォーマンスが異なることが知られている。一般に、レベル1データストリームのビット誤り率は、レベル2(以上)のデータストリームのビット誤り率よりも良好である。しかし、ヒエラキカルQAM伝送システムの全体的なパフォーマンスは、異なるレベルによって、各データストリームのビット誤り率が同一であるときに、最適化される。したがって、伝送システムの全体的なビット誤り率を最適化するだけではなく、伝送システムの異なるレベルのそれぞれのビット誤り率をより綿密に一致させることが望ましい。
クォドラント(又はサブクォドラント)内の送信されたコンステレーションデータポイントの間隔を変更することによって、レベル1及びレベル2の相対的なビット誤り率のパフォーマンスは変化されることができる。欧州特許出願公開第EP-A-0 594 505は、従来技術としてのエラーパフォーマンスを変更するために、グループ縮小及び拡張の使用を開示しているが、このグループ縮小を実行するための回路について開示も示唆もされておらず、また、グループ化係数を選択するいずれの基準についても開示も示唆もされていない。
Kimその他による記事”Performance of Multiresolution OFDM on Frequency-Selective Fading Channels”もまた、ヒエラキカルQAMコンステレーションのグループ化係数は、それぞれの信号のビット誤り率を変更するために変化することができることを開示している。この記事は、信号強度がレシーバ位置において減少するので、多重変調を使用して、受信信号の素直な劣化(graceful degradation)を提供することを開示する。
Russelその他による記事”Terrestrial Digital Video Broadcasting for Mobile Reception Using OFDM”は、ヒエラキカルQAMコンステレーションのグループ化係数は、それぞれの信号のビット誤り率を変更するために変化することができるシステムを開示している。この記事もまた、信号強度が減少するので、多重変調を使用して、受信された信号の素直な劣化を提供することに関連する。これらの参考文献には、考えられる又は言及された旧型のレシーバへのシステムの下位互換性はない。
【0013】
(発明の概要)
本発明者は、ビット誤り率のパフォーマンスをより密に一致させるために、クォドラント(またはサブクォドラント)内の送信されたコンステレーションデータポイントの間隔を変更することによって、レベル1およびレベル2データストリームの相対的なビット誤り率のパフォーマンスを変化させることができる、ことを理解している。
【0014】
本発明の原理によれば、QAM伝送システムはレベル1およびレベル2データストリームのソースを含み、各データストリームは連続するシンボルを搬送する。レベル1およびレベル2データストリームソースに接続されているヒエラキカルQAMトランスミッタは、ヒエラキカルQAM信号を生成する。このヒエラキカルQAM信号において、レベル1シンボルがI−Qプレーンの4つのクォドラントのうちの1つにおけるデータポイントによって表され、レベル2シンボルがそのレベル1データポイントを含んでいるクォドラントの中心点を取り囲む4つのサブクォドラントの1つにおけるデータポイントによって表される。QAMトランスミッタは、レベル1データストリームに応答し、レベル1シンボルを表すレベル1QPSK信号を生成するレベル1QPSK変調器と、レベル2データストリームに応答し、レベル2シンボルを表すレベル2QPSK信号を生成するレベル2QPSK変調器と、を備える。QAMトランスミッタは、さらにヒエラキカルQAM信号を生成するため、レベル1QPSK信号を係数1で重み付けし、レベル2QPSK信号をグループ化係数で重み付けし、重み付けされたレベル1およびレベル2QPSK信号を結合するQAM信号発生器を備える。QAM信号発生器は、グループ化係数に設定された利得を有する可変利得増幅器であって、前記重み付けされたレベル2QPSK信号を生成する可変利得増幅器と、レベル1QPSK信号と重み付けされたレベル2QPSK信号を結合する信号コンバイナ(106)と、を備える。レベル2データポイントは、レベル1およびレベル2データストリームのビット誤り率パフォーマンスをより密に一致させるように設定されたグループ化係数だけその中心点から離れて配置される。
【0015】
(詳細な説明)
図3aおよび図3cは、図1に示す伝送システムの各部をより詳細に示すブロック図であり、grayコードマッパーをさらに含んでいる。図3bは、図3aおよび図3cに示すgrayコードマッパーのオペレーションを示すテーブルである。まず、図2bを説明する。図2bはすべてのロケーションにおける隣接ポイントが1ビットポジションだけ異なるデータ値を表すコンステレーションを示す。このコンステレーションを生成するため、符号化されたレベル2データ信号の2ビットの組をサブクォドラントのロケーションにマッピングするかどうかは、当該サブクォドラントがどのクォドラントに存在するかに依存する。図2bの右上のクォドラント(00)は、図2a内のクォドラントと同一である。しかし、左上のクォドラントでは、左右の列が入れ替わっている。右下のクォドラントでは、上下の行が入れ替わり、左下のクォドラントでは、左右の列が入れ替わるとともに上下の行が入れ替わっている。これら入れ替えは、トランスミッタ100で単純なマッピングオペレーションによって行うことができ、その後、符号化された第2データ信号DATA2は変調され、ついで、受信した符号化されたデータ信号が復調され、その後、レシーバ300内で単純なデマッピングオペレーションが行われる。
【0016】
図3aはトランスミッタ100の一部を示す。レベル1シンボル(図1の第1エンコーダ102からの2ビット)は、レベル1変調器104のそれぞれの入力端子とgrayコードマッパー112とに接続されている。レベル1変調器104からのI(in-phase)信号は、第1加算器106(I)の第1入力端子に接続されており、レベル1変調器104からのQ(quadrature)信号は、第2加算器106(Q)の第1入力端子に接続されている。第1加算器106(I)と第2加算器106(Q)とを組み合わせることにより、図1の信号コンバイナ106が構成される。レベル2シンボル(第2エンコーダ108からの2ビット)は、レベル2変調器110の入力端子に接続されている。レベル2変調器110のI出力端子は、grayコードマッパー112のI入力端子に接続されており、レベル2変調器110のQ出力端子はgrayコードマッパー112のQ入力端子に接続されている。grayマッパー112のI出力端子は、第1加算器106(I)の第2入力端子に接続されており、grayマッパー112のQ出力端子は、第2加算器106(Q)の第2入力端子に接続されている。可変利得増幅器111は、減衰係数が0.5になるように調整され、grayコードマッパー112と信号コンバイナ106との間に接続されているが、図を簡略にするため図示しない。
【0017】
動作中、2つの符号化されたデータビットによって表されるレベル1シンボルが、レベル1エンコーダ102(図1)から受信される。レベル1シンボルは、周知の方法で変調された信号のクォドラントを表すIおよびQコンポーネント信号の組を生成するため、レベル1変調器104によってQPSK変調される。例えば、シンボルが0である場合、すなわち2ビットが00である場合、右上のクォドラントが示される(I=1、Q=1)。シンボルが1である場合、すなわち2ビットが01である場合、左上のクォドラントが示される(I=−1、Q=1)。シンボルが2である場合、すなわち2ビットが10である場合、右下のクォドラントが示される(I=1、Q=−1)。シンボルが3である場合、すなわち2ビットが11である場合、左下のクォドラントが示される(I=−1、Q=−1)。同様にして、レベル2シンボルは、周知の方法で変調された信号のサブクォドラントを表すIとQコンポーネント信号の組を生成するため、レベル2変調器110によってQPSK変調される。レベル2変調器は、レベル1変調器104と全く同様の方法で変調された信号を生成する。すなわち、2ビットが00(0)である場合、右上のサブクォドラントが示される(I=1、Q=1)。2ビットが01(1)である場合、左上のサブクォドラントが示される(I=−1、Q=1)。2ビットが10(2)である場合、右下のサブクォドラントが示される(I=−1、Q=1)。2ビットが11(3)である場合、左下のサブクォドラントが示される(I=−1、Q=−1)。ついで、この変調信号は、0.5によって重み付けされる(図示しない)。
【0018】
これらの2つの変調信号の組み合わせによって生じるコンステレーションは、図2aに示されるようなものになる。grayコードマッパー112は、図2bに示されるコンステレーションを生成するため、レベル2変調器110からのIおよびQ信号をオペレーションする。図3bはgrayコードマッパー112によって適用されるマッピングを示す。レベル1シンボルが0であり、右上のクォドラントを示す場合、サブクォドラントは不変であり、すなわちレベル2変調器からのI出力信号とQ出力信号は変化しない。したがって、I出力信号、すなわちgrayコードマッパー112からのIoutは、I入力信号Iinと同一であり(Iout=Iin)、grayコードマッパー112からのQ出力信号Qoutは、Q入力信号Qinと同一である(Qout=Qin)。しかし、レベル1シンボルが1であり、左上のクォドラントを示す場合、図2から分かるように、列が入れ替わっている。すなわち、正のI値が負のI値になり、負のI値が正のI値になる。したがって、レベル1シンボルが1である場合、I出力信号は負のI入力信号であり(Iout=−1in)、Q出力信号はQ入力信号と同じままである(Qout=Iout)。レベル1シンボルが2であり、右下のクォドラントを示す場合、行が入れ替わる。すなわち、正のQ値が負のQ値になり、負のQ値が正のQ値になる。したがって、レベル1シンボルが2のとき、I出力信号はI入力信号と同一であり(Iout=Iin)、Q出力信号は負のQ入力信号である(Qout=−Qin)。レベル1信号が3であり、左下のクォドラントを示す場合、列が入れ替わるとともに行が入れ替わる。すなわち、正のI値が負になり、正のQ値が負になり、負のI値が正になり、負のQ値が正になる。したがって、レベル1シンボルが3である場合、I出力信号が負のI入力信号であり(Iout=−Iout)、Q出力信号が負のQ入力信号である(Qout=−Qin)。grayコードマッパー112によりこの機能が提供される。grayコードマッパー112によるIとQの値は、上記のように重み0.5によって重み付けされ(図を簡略にするため図示しない)、信号コンバイナ106によって、レベル1シンボルを表すIおよびQの値と結合される。その結果生じるコンステレーションを図2bに示す。
【0019】
このようなマッピングは、同様のgrayコードマッパーを使用するレシーバ300では、可逆である。図3cは、そのようなgrayコードマッパー314を含めてレシーバ300の一部を示す。図3cでは、リエンコーダ308の出力端子は、grayコードマッパー314の入力端子に接続されている。減算器310(図1)からのI信号は、grayコードマッパー314のI入力端子に接続されおり、減算器310からのQ信号は、grayコードマッパー314のQ入力端子に接続されている。grayコードマッパー314のI出力端子は、第2データコーダ312のI入力端子に接続されており、grayコードマッパー314のQ出力端子は第2デコーダ312のQ入力端子に接続されている。
【0020】
動作中、リエンコーダ308は、受信したレベル1シンボルの理想的な表現である信号を生成する。すなわち、受信したレベル1信号が右上のクォドラント内に位置すると判定された場合は、リエンコーダ308は値0を有する信号を生成し、左上のクォドラント内に位置すると判定された場合は値1、右下のクォドラント内に位置すると判定された場合は値2、左下のクォドラント内に位置すると判定された場合は値3を生成する。このシンボルはgrayコードマッパー314に供給される。減算器310からのI信号およびQ信号は、図3bに示すが、上記と同様の方法でgrayコードマッパー314によって処理される。当業者にとって当然のことであるが、レシーバ300内のgrayコードマッパー314は、図3aのgrayコードマッパー112と同一の方法でオペレートし、トランスミッタ100とは逆の機能をパフォームする。
【0021】
トランスミッタ100およびレシーバ300内のgrayコードマッパー(112および312)を使用すると、図3aについて上述した方法によって、図2bに示すようなコンステレーションを使用することができる。上記のgrayコードマッパー機能を使用する伝送システムは、隣接するコンステレーションポイントが高々1ビット異なるコンステレーションを生成するため、そのシステムのビット誤り率を増加させることになる。上記のようにgrayコーディングを使用すると、レベル2ビット誤りの数が半減することを、シミュレーションは示している。よって、約1/4dBというSNR(signal to noise)に余分にマージンが提供される。この改善は僅かであるが、他にも強化されるので、この伝送システムのパフォーマンスは全体として改善されることになる。
【0022】
図4は図1の伝送システムの一部をより詳細に示すブロック図であり、異なるレベルに対して異なる誤り検出/訂正符号をオペレートすることを示す。上述したように、QPSK変調のレベルが異なると、衛星放送で採用される非線形高出力増幅器によってより高レベルの変調でコンステレーションポイント間の距離が圧縮されることに起因する劣化(degradation)のレベルも異なる。具体的にいうと、ビット誤りは、本質的には、低レベルのヒエラキカル変調においてよりも、高レベルのヒエラキカル変調において生じる。レベル1とレベル2信号のビット誤り率をより密に一致させるために、異なるパフォーマンス特性を有する誤り検出/訂正符号が個別のデータストリームで使用されている。具体的にいうと、より高いデータストリームではより強力な誤り検出/訂正コード化が使用され、より低レベルのデータストリームではあまり強力でない誤り検出/訂正コード化が使用されることになる。であるから、この伝送システムの全体的なパフォーマンスおよび情報伝送能力が最適化されることになる。
【0023】
図4において、図1と同一要素は同一番号を付してあり、これら同一要素の説明は省略する。図4において、トランスミッタ100の第1誤り検出/訂正エンコーダ102は、外部エンコーダ102(O)と内部エンコーダ102(I)に区分し直列接続してある。同様に、第2誤り検出/訂正エンコーダ108は、外部エンコーダ108(O)と内部エンコーダ108(I)に区分し直列接続してある。他方で、レシーバ300の第1誤り検出/訂正デコーダ304は、内部デコーダ304(I)と外部デコーダ304(O)に区分し直列接続してある。同様に、第2誤り検出/訂正デコーダ312は、内部デコーダ312(I)と内部エンコーダ312(O)に区分し直列接続してある。上記米国特許第5,966,412号に開示されたように、外部エンコーダ/デコーダの対は、ブロック符号化技術、例えば、Hamming符号、Hadamard符号、巡回符号、Reed-Solomon(RS)符号をインプリメントし、一方、内部エンコーダ/デコーダの対は畳み込み符号をインプリメントしている。
【0024】
図4において、レベル2データストリームに使用される符号化は、レベル1データストリームに使用される符号化よりも強力である。具体的にいうと、レベル2データストリームの内部エンコーダ/デコーダの対で使用される畳み込み符号は、レベル1データストリームの内部エンコーダ/デコーダの対で使用される畳み込み符号よりも強力である。例えば、好ましい実施の形態では、第1内部エンコーダ/デコーダの対はレベル1のデータストリームを処理するが、レート(1/2)をインプリメントし、レート[]にパンクチャー(puncture)した、拘束長7の畳み込み符号をインプリメントしている。レベル2のデータストリームを処理する第2内部エンコーダ/デコーダの対は、パンクチャーせずに、レート(1/2)の畳み込み符号をインプリメントしている。レベル2のデータストリームの符号化は、レベル1のデータストリームの符号化よりも強力である。であるから、レベル1およびレベル2のデータストリームのビット誤り率のパフォーマンスがより密に一致し、伝送システムのパフォーマンスが全体的に最適化する。
【0025】
上述しまた図1に示したように、レベル1復調器302およびデコーダ304は、受信したコンステレーションからDATA1信号を協働して検出する。この検出されたDATA1信号を表す信号であって、リエンコーダ308からの再構築された理想信号が、受信したコンステレーションから減算され、その結果、検出されたクォドラント内のサブクォドラントに別のコンステレーションを形成するため、受信したコンステレーションを変換するのが理想的である。しかし、この変換オペレーションは、受信したクォドラントの実際の「中心点」と、リエンコーダ308によって仮定される(レベル1のコンステレーションの原点から±1だけずれた)理想中心点との間に生じる不一致に、非常にセンシティブである。受信したコンステレーションのサイズと、理想コンステレーションのサイズが一致しないと、受信したクォドラントの実際の中心ポイントが、仮定した中心点からずれる。また、受信したコンステレーションがリエンコーダ308および減算器310によって変換されるとき、サブクォドラントの実際の中心点が、第2デコーダ312によって仮定される原点からずれる。したがって、サブクォドラントの中心点を適正な位置(原点)に配置して、第2デコーダ312によって正確に復号されるために、受信したチャネルの利得に適正に適合させなければならない。
【0026】
公知の伝送システムでは、この伝送システムの利得は、受信されたデータポイントのコンステレーションを、データポイントの公知の理想コンステレーションと比較することによって、決定される。しかし、この方法で利得を正確に維持する上で幾つかの問題点がある。第1に、幾つかの伝送システムでは、コンステレーションポイントの位置がその理想位置から意図的に歪められる場合がある。その結果、生じたコンステレーションでは、図2に示されるように、ポイントが等間隔にならない。第2に、伝送チャネルは一定ではなく、非線形の程度が変化しノイジー(noisy)になる可能性がある。4つのクォドラントの中心点の位置を決定するため、すなわち、このようなシステムでは、利得を決定するため、4つのクォドラントのすべてのデータポイントの重心が決定される。
【0027】
図7は受信データポイントのコンステレーションのクォドラントの重心を決定する回路のブロック図である。図7において、ローテータ(rotator)321は、レベル1復調器302(図1)からの連続する受信データポイントのIおよびQコンポーネントを表すIおよびQ値を受信する。ローテータ321のI出力端子は、I LPF(low pass filter)320の入力端子に接続してある。ローテータ321のQ出力端子は、Q LPF322の入力端子に接続してある。I LPFおよびQ LPFの各出力端子320および322は、マグニチュード計算回路324の対応する入力端子に接続してある。マグニチュード計算回路324の出力端子はリエンコーダ308に接続してある。
【0028】
動作中、ローテータ321は、受信した全ての値を、それらの値が受信されたクォドラントから、周知の方法で、右上のクォドラントに回転する。図5は受信したコンステレーションを示し、複数の連続する受信した変調データポイントの位置を示す。受信データポイントは、4つのクォドラントすべての受信したコンステレーションポイントの仮定した位置の近傍にそれぞれ分散される。図6は、受信したコンステレーションの右上のクォドラントを示し、そのクォドラントのすべてのデータポイントは、ローテータ321によってこの右上のクォドラントに回転されたものである。図6のクォドラントは、送信されたコンステレーションポイントが事前に意図的に歪まされたコンステレーション、及び/又は、伝送チャネル200のオペレーションによって歪まされたコンステレーションを示す。ローテータ321からの、回転されたデータポイントのIコンポーネントは、n個のポイントのスライディング移動平均値でLPF320においてローパスフィルタリングされる。本実施の形態では、スライディング移動平均値は先行する500個のデータポイントを使用して計算される。ローテータ321からの回転されたデータポイントのQコンポーネントも、同様にスライディング移動平均値でローパスフィルタリングされる。当業者にとって当然のことであるが、ローパスフィルタ320、322はそれぞれのIIRデジタルフィルタを使用して構築することもできる。このローパスフィルタリングのオペレーションにより、当該クォドラントにおいて、受信データポイントの重心のIおよびQコンポーネントをそれぞれ生成する。重心のマグニチュードの推定値は、マグニチュード計算回路324で計算される。例えば、仮にri[n]がフィルタリングされたインフェーズ(in-phase)Iコンポーネントであり、rq[n]がフィルタリングされたクォドラチャ(quadrature)Qコンポーネントであるとすれば、重心のマグニチュードは、
【0029】
【数1】
【0030】
から計算される。重心Mのマグニチュードは、理想的には√2=1.4であるべきである。リエンコーダ308からの再構築された理想信号のマグニチュードは、計算された重心Mのマグニチュードに応じて調整される。リエンコーダ308からの再構築された理想信号のマグニチュードを適正に調整することによって、受信したクォドラントのそれぞれの中心点は、減算器310によって原点に適正に変換され、これによってレベル2以上のデータ信号を正確に復号することができる。
【0031】
図7の回路は、線形、非線形に関わらず、伝送方法とは無関係にオペレートすることになる。この回路は、事前に歪んだ伝送コンステレーションが存在する場合にも適正にオペレートし、非標準グループ化係数(次に詳細に説明する)を用いても適正にオペレートする。この回路が線形チャネルを介してヒエラキカル16QAM伝送システムに対して使用されても、クォドラントの中心点の位置の正確な知識と比較して、測定できるほどの劣化はなく、この回路は良好にオペレートする、ことが判明している。この回路はノイズが存在しても良好にオペレートする。具体的には、この回路は、直接衛星テレビ信号伝送システムに見られるような、非線形チャネルによって生じるチャネル歪みのある場合にも良好にオペレートする。このような回路によれば、高レベルのデータストリームのパフォーマンスが改善される。すなわち、伝送システム全体のパフォーマンスが改善される。
【0032】
再度、図1を説明する。周知のヒエラキカルQAM伝送システムでは、レベル2変調器110によって生成されたコンステレーションは、可変利得増幅器111において係数0.5で重み付けされた後にレベル1変調器104によって生成されたコンステレーションと、信号コンバイナ106において、結合される。重み係数0.5は、グループ化係数と称され、次に詳述するように、レベル1およびレベル2のデータストリームの相対的なパフォーマンスを変えるために変更することができる。図2aを説明する。結果的に得られたコンステレーションは、等間隔のコンステレーションポイントにより構成される。
【0033】
上述したように、そのように編成(arrangement)することにより、伝送システムは、レベル1データストリームのパフォーマンスが、ビット誤り率の観点から、レベル2データストリームのパフォーマンスよりも良好になる。グループ化係数を変更することによって、レベル1およびレベル2のデータストリームの相対的なパフォーマンスをより密に一致させることができる。
【0034】
図8aを説明する。可変利得増幅器の利得(図1の111)は0.3に調整される。その結果得られるコンステレーションポイントは、クォドラントの中心点から0.3だけ離れて配置される。当業者であれば分かることであるが、図2aに示すコンステレーションにおいてよりも、図8aに示すコンステレーションにおいては、あるクォドラント内のコンステレーションポイントが、他のクォドラント内のコンステレーションポイントからより離れている。これに対して、あるクォドラント内におけるコンステレーションポイントは、図2aに示すコンステレーションポイントよりも互に近づいている。このようなシステムによれば、レベル1データ信号がどのクォドラントに入っているかの決定の正確性をより高くすることができるが、その反面、当該クォドラント内のレベル2データ信号のコンステレーションポイントの決定の正確性がより低くなるという犠牲をともなっている。したがって、図2aのシステムと比較すると、レベル1データストリームのパフォーマンスは向上するが、レベル2データストリームのパフォーマンスが低下する。
【0035】
図8bを説明する。可変利得増幅器(図1の111)の利得は、0.7になるように調整されている。その結果得られるコンステレーションポイントは、クォドラントの中心点から0.7だけ離れる。当業者にとって当然のことであるが、図2aのコンステレーションにおけるよりも、図8bのコンステレーションにおいては、クォドラント内のコンステレーションポイントは、他のクォドラント内のコンステレーションポイントに近づいている。これに対して、クォドラント内におけるコンステレーションポイントは、図2aのコンステレーションポイントよりも離れている。このようなシステムによれば、クォドラント内におけるレベル2データ信号のコンステレーションポイントをより正確に決定することができるが、これは、レベル1データ信号がどのクォドラントに入っているかの決定の正確性が低くなるという犠牲を伴う。したがって、図2aのシステムと比較すると、レベル2データストリームのパフォーマンスは高くなり、レベル1データストリームのパフォーマンスが低くなる。
【0036】
可変利得増幅器111(図1)の利得を適正に設定すれば、コンステレーションポイントのクラスタごとのグループ化を最適にして、レベル1およびレベル2データストリームのパフォーマンスにより密に一致させることができる。これは確定的なことであるが、非線形直接衛星テレビジョンチャネルを介して送信される16QAM伝送システムについては、約0.6から約0.7までのグループ化係数は、レベル1およびレベル2のデータストリームのビット誤り率のパフォーマンスにより密に一致する。これは、伝送システムのパフォーマンスを全体的に向上させることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理による伝送システムのブロック図である。
【図2】 ヒエラキカル16QAM伝送システムのための許可シンボルのコンステレーションを示す図である。
【図3a】 grayコードマッパーをさらに含む、図1に示す伝送システムのそれぞれの部分のより詳細なブロック図である。
【図3b】 grayコードマッパーのオペレーションを制御するデータを含むテーブルである。
【図3c】 grayコードマッパーをさらに含む、図1に示す伝送システムのそれぞれの部分のより詳細なブロック図である。
【図4】 異なるレベルに対する異なる誤り検出/訂正符号のオペレーションを示す、図1に示す伝送システムの一部のより詳細なブロック図である。
【図5】 受信したコンステレーションの図である。
【図6】 伝送チャネルによって歪んだ受信したコンステレーションの1つのクォドラントを示す図である。
【図7】 コンステレーションの受信したコンステレーションのクォドラントの重心を決定する回路のブロック図である。
【図8】 グループ化係数を使用して、ヒエラキカルQAM信号における異なるレベルの信号の相対的なビット誤り率パフォーマンスを変更するコンステレーションを示す図である。
Claims (6)
- 伝送システムであって、
各データストリームが連続するシンボルを搬送するレベル1(DATA1)およびレベル2(DATA2)データストリームのソースと、
前記ソースに接続したヒエラキカルQAMトランスミッタ(100)であって、レベル1シンボルがI−Qプレーンの4つのクォドラントのうちの1つにおけるデータポイントによって表され、レベル2シンボルが、前記レベル1データポイントを含むクォドラントの中心点を取り囲む4つのサブクォドラントの1つにおけるデータポイントによって表されるヒエラキカルQAM信号を生成するQAMトランスミッタであり、前記レベル2データポイントが、グループ化係数だけ中心点から離れて配置されているヒエラキカルQAMトランスミッタ(100)と、を備え、
前記QAMトランスミッタ(100)は、
前記レベル1データストリーム(DATA1)に応答し、前記レベル1シンボルを表すレベル1QPSK信号を生成するレベル1QPSK変調器(104)と、
前記レベル2データストリーム(DATA2)に応答し、前記レベル2シンボルを表すレベル2QPSK信号を生成するレベル2QPSK変調器(110)と、を含み、
前記システムは、
前記ヒエラキカルQAM信号を生成するため、前記レベル1QPSK信号を係数1で重み付けし、前記レベル2QPSK信号を前記グループ化係数(G)で重み付けし、前記重み付けされたレベル1およびレベル2QPSK信号を結合するQAM信号発生器(106、111)であって、
前記QAM信号発生器(106、111)は、
前記グループ化係数(G)に設定された利得を有する可変利得増幅器(111)であって、前記重み付けされたレベル2QPSK信号を生成する可変利得増幅器(111)と、
前記レベル1QPSK信号と前記重み付けされたレベル2QPSK信号を結合する信号コンバイナ(106)と、を備えたQAM信号発生器(106、111)と、
前記レベル1およびレベル2データストリームのビット誤り率パフォーマンスをより密に一致させるように設定されているグループ化係数と、を含む、QAM信号発生器(106、111)を備えることを特徴とする伝送システム。 - 請求項1において、前記レベル1シンボルを表す中心点は、前記I−Qプレーンの原点から所定の距離だけ離れており、
前記グループ化係数は、前記所定の距離の2分の1よりも長くなるように設定されている
ことを特徴とする伝送システム。 - 請求項2において、前記グループ化係数は、約0.6と約0.7の間の係数であることを特徴とする伝送システム。
- 請求項1において、前記可変利得増幅器(111)は、約0.6と約0.7の間に設定された利得(G)を有することを特徴とする伝送システム。
- 請求項1において、前記ヒエラキカルQAMトランスミッタ(100)に接続した衛星地上局アンテナであって、前記ヒエラキカルQAM信号を人工衛星に送信するための衛星地上局アンテナをさらに備えたことを特徴とする伝送システム。
- 連続するシンボルを搬送するレベル1およびレベル2データストリームを受信する入力部であって、レベル1シンボルがI−Qプレーンの4つのクォドラントのうちの1つにおけるデータポイントによって表され、レベル2シンボルが前記レベル1データポイントを含む前記クォドラントの中心点を取り囲む4つのサブクォドラントの1つにおけるデータポイントによって表され、前記レベル2データポイントが、前記レベル1およびレベル2データストリームのビット誤り率パフォーマンスをより密に一致させるように設定されたグループ化係数だけ中心点から離れて配置されている入力部と、
前記入力部で受信したデータストリームに応答し、復調されたデータストリームを生成する復調器と、
デコーダを含む信号処理ネットワークであって、レベル1およびレベル2データを生成するために復調されたデータストリームに応答する信号処理ネットワークと
を備えたことを特徴とするQAM受信システム。
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