JP4538425B2 - 携帯型電子機器 - Google Patents
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Description
図21及び図22に示すヒンジ機構(70)は、ヒンジ軸を中心として互いに相対回転に配備された第1フレーム(8)及び第2フレーム(80)と、両フレーム(8)(80)を互いに相対回転可能に連結するヒンジモジュール(7)とを具えている。
第1フレーム(8)は、両端部に、筒部(81)と軸支部(82)を具えると共に、操作側基板(14)と連結するための一対の連結部(83)(84)を具えている。
第2フレーム(80)は、中央部に筒部(87)を具えると共に、両端部に表示側基板(24)と連結するための一対の連結部(85)(86)を具えている。
図25に示す如く、ヒンジモジュール(7)の第2軸体部(72)には、前記第2フレーム(80)の筒部(87)に対してヒンジシャフト(73)から離れる方向に係合してヒンジモジュール(7)に抜け止めを施す複数のフック部(74)が、ヒンジシャフト(73)に沿って突設されている。
ヒンジ機構(30)は、フレーム(5)と、該フレーム(5)上に支持されたヒンジモジュール(3)とを具えている。
フレーム(5)は、第1の本体(1)と一体回転すべきベース部(51)と、該ベース部(51)の一方の端部に突設された軸支部(52)と、該ベース部(51)の他方の端部に突設された筒部(53)とを具えている。
ヒンジモジュール(3)は、ヒンジ軸上にて互いに相対回転可能に係合する第1軸体部(31)及び第2軸体部(32)と、第2軸体部(32)に基端部が挿脱可能に嵌入するヒンジシャフト(33)とを具え、第1軸体部(31)が前記フレーム(5)の筒部(53)に相対回転不能に嵌合すると共に、第2軸体部(32)が第2の本体(2)と一体回転すべき筒部(25)に相対回転不能に嵌合している。
又、第2軸体部(32)には、第2の本体(2)の前記筒部(25)に対してヒンジシャフト(33)から離れる方向に係合してヒンジモジュール(3)に抜け止めを施すフック部(34)が、ヒンジシャフト(33)に沿って突設されている。
フレーム(5)の軸支部(52)には、ヒンジシャフト(33)が通過可能な貫通孔(57)が開設されて、該貫通孔(57)にヒンジシャフト(33)の先端部が嵌入し、該ヒンジシャフト(33)は、フレーム(5)の軸支部(52)に係脱操作可能に設けられた規制部材(4)によって軸方向の移動が規制されている。
次に、ヒンジモジュール(3)の第2軸体部(32)に突設されたフック部(34)を弾性変形せしめて、該フック部(34)の筒部(25)に対する係合を解除し、この状態で第1軸体部(31)及び第2軸体部(32)を筒部(53)(25)から抜き出す。ここで、フック部(34)を弾性変形させる際、ヒンジシャフト(33)は存在しないので、フック部(34)を大きく弾性変形させることが出来、これによって第1軸体部(31)及び第2軸体部(32)の抜き取り作業が容易となる。
本発明に係る折り畳み式携帯電話機は、図1に示す如く、操作キー(11)を具えた操作側本体(1)と、ディスプレイ(21)を具えた表示側本体(2)とを具え、両本体(1)(2)の間にはヒンジ部(10)が設けられて、両本体(1)(2)の開閉が可能となっている。
そして、操作側本体(1)の操作側基板(14)と表示側本体(2)の表示側表面ケース半体(23)とがヒンジ機構(30)によって互いに連結されている。
フレーム(5)はベース部(51)を具え、該ベース部(51)の両端部には、操作側基板(14)へ向けて、一対の連結部(54)(55)が突設され、両連結部(54)(55)が操作側基板(14)と締結されている。
フレーム(5)の軸支部(52)の表面には、図6の如く2本のピン(56)(56)が上向きに突設されている。
又、第2軸体部(32)は、第1軸体部(31)とは反対側の側面に、複数のフック部(34)がヒンジシャフト(33)に沿って突設されている。
又、図8に示す如く、フレーム(5)の軸支部(52)には、ヒンジシャフト(33)が通過可能な貫通孔(57)が開設されて、該貫通孔(57)にヒンジシャフト(33)の先端部が嵌入し、該先端部が軸支部(52)によって支持されている。
規制部材(4)のカバー部(41)には、2つの長孔(45)(45)が開設されている。
そして、フレーム(5)の突片(40)のU字状溝(43)には、ヒンジモジュール(3)のヒンジシャフト(33)の第2小径部(36)が嵌合している。ここで、U字状溝(43)の奥方の円形部の内径は、ヒンジシャフト(33)の第2小径部(36)の外径と略同一に形成されており、これによって、ヒンジシャフト(33)の第2小径部(36)はフレーム(5)のU字状溝(43)に密に嵌合している。
これら一対の突片(46)(46)は、図18〜図20に示す如く、フレーム(5)の軸支部(52)に凹設された凹部(58)に嵌合し、該凹部(58)の両壁によって互いに離間する方向の変位が規制され、これによって規制部材(4)のアーム部(44)(44)の拡開方向の変形が阻止されている。
フレキシブルリード基板(6)は、図13及び図14に示す如く帯状部(60)を有し、該帯状部(60)が図5及び図7に示す様にヒンジモジュール(3)のヒンジシャフト(33)の周囲に渦巻き状に巻回されて、該帯状部(60)による渦巻きの拡大、縮小変形によって、操作側本体(1)と表示側本体(2)の開閉動作を許容している。
フレキシブルリード基板(6)の舌片部(61)は、図16に示す様に、フレーム(5)の軸支部(52)の表面に設置され、軸支部(52)に突設された2本のピン(56)(56)がフレキシブルリード基板(6)の舌片部(61)の位置決め孔(62)を貫通して、舌片部(61)の位置決めが為されている。
この状態で、フレーム(5)の軸支部(52)に規制部材(4)が取り付けられ、これによって、フレキシブルリード基板(6)の舌片部(61)は、軸支部(52)の表面と規制部材(4)の裏面の間に挟持される。
尚、フレキシブルリード基板(6)の舌片部(61)の位置決め孔(62)から上方へ突出した2本のピン(56)(56)の先端部は規制部材(4)の2つの長孔(45)(45)にそれぞれ係合することになる。
先ず、図16の如くフレーム(5)の軸支部(52)から規制部材(4)を取り外す。これによって図15の如く規制部材(4)のU字状溝(43)がヒンジシャフト(33)の第2小径部(36)から離脱して、ヒンジシャフト(33)に対する規制が解除される。
そこで、ヒンジシャフト(33)の第1小径部(35)に治具(図示省略)を引っ掛けて、ヒンジシャフト(33)を左方向へスライドさせることにより、フレーム(5)の軸支部(52)の貫通孔(57)からヒンジシャフト(33)を抜き出す(図12参照)。
従って、第1軸体部(31)及び第2軸体部(32)の抜き取り作業は容易である。
又、フレキシブルリード基板(6)の帯状部(60)の基端部がフレーム(5)の軸支部(52)上に保持されて位置決めされているので、両本体(1)(2)の開閉に伴って帯状部(60)が周囲の部材に衝突して該帯状部(60)が損傷を受ける虞はない。
(2) 表示側本体
(25) 筒部
(30) ヒンジ機構
(3) ヒンジモジュール
(31) 第1軸体部
(32) 第2軸体部
(33) ヒンジシャフト
(34) フック部
(35) 第1小径部
(36) 第2小径部
(4) 規制部材
(41) カバー部
(42) フック部
(43) U字状溝
(44) アーム部
(46) 突片
(5) フレーム
(51) ベース部
(52) 軸支部
(53) 筒部
(57) 貫通孔
(6) フレキシブルリード基板
(60) 帯状部
(61) 舌片部
Claims (5)
- 第1及び第2の本体(1)(2)がヒンジ機構(30)によって互いに開閉可能に連結された携帯型電子機器において、
前記ヒンジ機構(30)は、フレーム(5)と、該フレーム(5)上に支持されたヒンジモジュール(3)とを具え、該フレーム(5)は、第1の本体(1)と一体回転すべきベース部(51)と、該ベース部(51)の一方の端部に突設された軸支部(52)と、該ベース部(51)の他方の端部に突設された筒部(53)とを具え、ヒンジモジュール(3)は、ヒンジ軸上にて互いに相対回転可能に係合する第1軸体部(31)及び第2軸体部(32)と、第2軸体部(32)に基端部が挿脱可能に嵌入するヒンジシャフト(33)とを具え、第1軸体部(31)が前記フレーム(5)の筒部(53)に相対回転不能に嵌合すると共に、第2軸体部(32)が第2の本体(2)と一体回転すべき筒部(25)に相対回転不能に嵌合し、第2軸体部(32)には、第2の本体(2)の前記筒部(25)に対してヒンジシャフト(33)から離れる方向に係合してヒンジモジュール(3)に抜け止めを施すフック部(34)が、ヒンジシャフト(33)に沿って突設され、フレーム(5)の軸支部(52)には、ヒンジシャフト(33)が通過可能な貫通孔(57)が開設されて、該貫通孔(57)にヒンジシャフト(33)の先端部が嵌入し、該ヒンジシャフト(33)は、フレーム(5)の軸支部(52)に係脱操作可能に設けられた規制部材(4)によって軸方向の移動が規制されていることを特徴とする携帯型電子機器。 - 前記規制部材(4)は、フレーム(5)の軸支部(52)に着脱可能に係合する樹脂成型品であって、ヒンジモジュール(3)のヒンジシャフト(33)と直交する方向に突出する突片(40)を有し、ヒンジシャフト(33)には、前記突片(40)と対応する位置に小径部(36)が形成され、前記突片(40)には、規制部材(4)をフレーム(5)の軸支部(52)に装着する過程で前記ヒンジシャフト(33)の小径部(36)が密に嵌まるU字状溝(43)が形成されている請求項1に記載の携帯型電子機器。
- 前記規制部材(4)の突片(40)には、前記U字状溝(43)の両側に形成された一対のアーム部(44)(44)の先端部からヒンジシャフト(33)に沿って突出する一対の突片(46)(46)が形成され、該一対の突片(46)(46)がフレーム(5)の軸支部(52)に形成された凹部(58)に係合して、一対のアーム部(44)(44)の拡開変形が阻止されている請求項2に記載の携帯型電子機器。
- ヒンジモジュール(3)のヒンジシャフト(33)の周囲には、両本体(1)(2)に配備された2つの基板(14)(24)を互いに接続するフレキシブルリード基板(6)の帯状部(60)が渦巻き状に巻回され、該帯状部(60)の基端部には舌片部(61)が突設され、該舌片部(61)は、フレーム(5)の軸支部(52)と規制部材(4)の間に挟持されている請求項1乃至請求項3の何れかに記載の携帯型電子機器。
- フレーム(5)の軸支部(52)には、ヒンジモジュール(3)と直交する方向にピン(56)が突設される一方、フレキシブルリード基板(6)の舌片部(61)には、前記ピン(56)が貫通する位置決め孔(62)が形成されている請求項4に記載の携帯型電子機器。
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JPH05508296A (ja) * | 1991-05-06 | 1993-11-18 | モトローラ・インコーポレイテッド | 折り畳み可能な無線電話装置用の自己ラッチ型ヒンジ・シャフトを有するヒンジ装置 |
JP2005064931A (ja) * | 2003-08-14 | 2005-03-10 | Fujitsu Ltd | 移動式無線通信装置 |
JP2005344763A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-15 | Kyocera Corp | 携帯端末装置及び携帯端末装置のヒンジモジュール組み込み固定構造 |
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