JP4535683B2 - Moving path specification estimation method, apparatus, and computer program - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の時間間隔で外部から移動体を観測して取得した位置情報を元に、その移動体の現在位置、速度、加速度等を推定して、未来の移動経路を予測する技術に関する。このような技術は、例えば、航空機の管制に用いられている。
【0002】
【従来の技術】
レーダー等のセンサから航空機等の目標についての観測値をレーダーデータ等の形で保存しておき、その後において、保存しておいたこれらのレーダーデータを入力し、その目標の飛行の状況、すなわち位置、速度等を推定し、その推定結果を飛行経路諸元として出力する装置が考えられている。ここでは、この様な装置を飛行経路推定装置と呼ぶ。
【0003】
飛行経路推定装置を構成する方式については、いろいろなものが考えられている。特に、推定精度に高い精度が求められる用途には、特定の等速直進飛行(以降、単に「直進」又は「CV」と呼ぶ)を行っていると考えられる時間帯のレーダーデータのみを対象にして、そのレーダーデータの軌跡から最小二乗法により回帰直線を求め、この回帰直線を飛行経路諸元とする方法が一般的である。また、等加速度飛行(以降、単に「等加速度」又は「CA」と呼ぶ)や等速旋回飛行(以降、単に「旋回」又は「CT」と呼ぶ)を行っていると考えられる時間帯についても、それらの時間帯ごとに同様に最小二乗法により回帰線を求め、これを飛行経路諸元とする方法がある。
【0004】
等速直進飛行のレーダーデータを元に飛行経路諸元を求める従来の飛行経路推定装置について説明する。以降に参照する数式中、ベクトル及び行列の表式の右肩のつけている記号「T」は、ベクトル及び行列の「転置」を表すものとする。
【0005】
図5において、500の部分が、従来の飛行経路推定装置の内部の構成を示しており、その他のレーダーデータ入力部2、推定基準時刻入力部3、及び飛行経路諸元推定結果出力部4は、飛行経路推定装置500の外部に想定される構成要素である。
【0006】
経過時間設定部101及び観測データ列設定部110は、レーダーデータ入力部2からある航空機についてのレーダーデータを入力する。レーダーデータはレーダーが検知した航空機の位置を示すXY直交座標上でのX及びY座標値、及びその検出の時刻から成る。ここでは、レーダーデータ入力部2からk番目に入力したレーダーデータのX及びY座標値及びその時刻をそれぞれxmk、ymk、tkと表記し、kは1からnまでとする。
【0007】
経過時間設定部101はk番目のレーダーデータを入力すると、そのレーダーデータの時刻tkと、推定基準時刻入力部3から入力した推定基準時刻t0とに基づき、レーダーデータの時刻の推定基準時刻からの経過時間ΔTkを数1に示すように設定する。
【0008】
【数1】
計画係数データ行列設定部102は、経過時間設定部101から経過時間ΔTkを入力し、計画係数データ行列Fkを数2に示すように設定する。
【0009】
【数2】
観測データ列設定部110は、k番目のレーダーデータを入力すると、そのレーダーデータのX及びY座標値を使用し、観測データ列Lkを数3に示すよう設定する。
【0010】
【数3】
飛行経路諸元推定部12は、計画係数データ行列設定部102から計画係数データ行列Fk(ただし、kは1からn)を入力し、また、観測データ列設定部110から観測データ列Lk(ただし、kは1からn)を入力すると、これらに基づき飛行経路諸元推定値βハットを数4に示すように推定し、その結果を飛行経路諸元推定結果出力部4に出力する。この時、ここで推定する飛行経路諸元の推定値βハットは数5に示す要素から成っている。xハット及びyハットは、時刻t0での飛行経路の位置のX座標及びY座標の推定値である。また、xドットハット及びyドットハットは、時刻t0での飛行経路の速度のX座標成分及びY座標成分の推定値である。
【0011】
【数4】
【数5】
次に、等加速度運動にて移動した目標の飛行経路を推定する従来の技術について説明する。この場合は上述の等速直進する目標の飛行経路を推定する場合と同様である。
【0012】
図5を参照すると、経過時間設定部101及び観測データ列設定部110は、レーダーデータ入力部2からある航空機についてのレーダーデータを入力する。レーダーデータの内容は、前述の等速直進する目標の飛行経路を推定する場合と同様であり、レーダーデータはレーダーが検知した航空機の位置を示すXY直交座標上でのX及びY座標値、及びその検出の時刻から成る。レーダーデータ入力部2からk番目に入力したレーダーデータのX及びY座標値及びその時刻をそれぞれxmk、ymk、tkと表記し、kは1からnまでとする。
【0013】
経過時間設定部101はk番目のレーダーデータを入力すると、そのレーダーデータの時刻tkと、推定基準時刻入力部3から入力した推定基準時刻t0とに基づき、レーダーデータの時刻の推定基準時刻からの経過時間ΔTkを数1に示すように設定する。
【0014】
計画係数データ行列設定部102は、経過時間設定部101から経過時間ΔTkを入力し、計画係数データ行列Fkを数6に示すように設定する。
【0015】
【数6】
観測データ列設定部110は、k番目のレーダーデータを入力すると、そのレーダーデータのX及びY座標値を使用し、観測データ列Lkを数3に示すよう設定する。
【0016】
飛行経路諸元推定部12は、計画係数データ行列設定部102から計画係数データ行列Fk(ただし、kは1からn)を入力し、また、観測データ列設定部110から観測データ列Lk(ただし、kは1からn)を入力すると、飛行経路諸元推定値βハットを(数4)に示すように推定し、その結果を飛行経路諸元推定結果出力部4に出力する。この時、ここで推定する飛行経路諸元の推定値βハットは(数7)に示す要素から成っている。ここで、xハット及びyハットは、時刻t0での飛行経路の位置のX座標及びY座標の推定値である。xドットハット及びyドットハットは、時刻t0での飛行経路の速度のX座標成分及びY座標成分の推定値である。xツードットハット及びyツードットハットは、時刻t0での飛行経路の加速度のX座標成分及びY座標成分の推定値である。
【0017】
【数7】
次に、等速旋回飛行を行う目標の飛行経路を推定する従来の飛行経路推定装置について図6を参照して説明する。参照符号600にて示す部分が従来の飛行経路推定装置の内部の構成を示しており、その他のレーダーデータ入力部2、推定基準時刻入力部3、飛行経路諸元推定結果出力部4、及び飛行経路諸元仮推定値入力部5は、この飛行経路推定装置の外部に想定される構成要素である。
【0018】
経過時間設定部101、観測データ列設定部110及び経過時間設定部111は、レーダーデータ入力部2からある航空機についてのレーダーデータを入力する。レーダーデータの内容は、前述の等速直進する目標及び等加速度の目標の飛行経路を推定する場合と同様である。ここでは、レーダーデータ入力部2からk番目に入力したレーダーデータのX及びY座標値及びその時刻をそれぞれxmk、ymk、tkと表記し、kは1からnまでとする。
【0019】
また、飛行経路諸元仮推定値入力部5は、飛行経路推定装置1A内の各構成部分に飛行経路諸元仮推定値β0を供給する。この飛行経路諸元仮推定値β0は、数8に示す内容から成る。ここで行列の各要素は時刻t0における観測データである。
【0020】
【数8】
経過時間設定部101はk番目のレーダーデータを入力すると、そのレーダーデータの時刻tkと、推定基準時刻入力部3から入力した推定基準時刻t0とに基づき、レーダーデータの時刻の推定基準時刻からの経過時間ΔTkを数1に示すように設定する。
【0021】
計画係数データ行列設定部102Aは、経過時間設定部101から経過時間ΔTkを入力し、また、飛行経路諸元仮推定値入力部から飛行経路諸元仮推定値β0を入力すると、これらに基づき計画係数データ行列Fkを数9に示すように設定する。
【0022】
【数9】
観測データ列設定部110は、k番目のレーダーデータを入力すると、そのレーダーデータのX及びY座標値を使用し、観測データ列Lkを数3に示すように設定する。
【0023】
経過時間設定部111はk番目のレーダーデータを入力すると、そのレーダーデータの時刻tkと、推定基準時刻入力部3から入力した推定基準時刻t0とに基づき、レーダーデータの時刻の推定基準時刻からの経過時間ΔTkを数1に示すように設定する。
【0024】
予測係数データ行列設定部112は、経過時間設定部111から経過時間ΔTkを入力し、また、飛行経路諸元仮推定値入力部5から飛行経路諸元仮推定値β0を入力し、これらに基づき予測係数データ行列F’kを数10に示すように設定する。
【0025】
【数10】
予測観測データ列作成部113は、予測係数データ行列設定部112から予測係数データ行列F’kを入力し、また、飛行経路諸元仮推定値入力部5から飛行経路諸元仮推定値β0を入力し、これらに基づき予測観測データ列L’kを数11に示すように作成する。
【0026】
【数11】
観測残差データ列設定部114は、観測データ列設定部110から観測データ列Lkを入力し、また、予測観測データ列作成部113から予測観測データ列L’kを入力すると、これらに基づき観測残差データ列ΔLkを数12に示すように作成する。
【0027】
【数12】
飛行経路諸元残差推定部13は、計画係数データ行列設定部102Aから計画係数データ行列Fk(ただし、kは1からn)を入力し、また、観測残差データ列設定部114から観測残差データ列ΔLk(ただし、kは1からn)を入力すると、これらに基づき飛行経路諸元残差推定値Δβハットを数13により推定する。
【0028】
【数13】
飛行経路諸元推定値作成部14は、飛行経路諸元残差推定部13から飛行経路諸元残差推定値Δβハットを入力し、また、飛行経路諸元仮推定値入力部5から飛行経路諸元仮推定値β0を入力し、これらに基づき飛行経路諸元推定値βハットを数14に示すように設定し、その結果を飛行経路諸元推定結果出力部4に出力する。この時、ここで推定する飛行経路諸元の推定値βハットは数15に示す要素から成っている。
【0029】
【数14】
【数15】
更に、参考のために本願発明と類似した従来技術を挙げると、例えば特許文献1や特許文献2がある。これら文献に記載の技術は、いずれも、レーダーによる観測値の取得と同時に並行して航空機の位置を求める技術であり、本願のように推定しようとする経路の全体について予めレーダーの観測値を取得した後、経路を推定する処理を行う技術ではない。また、これら技術は、観測時刻のそれぞれにおける位置や速度を高い精度で求めるための技術であるが、軌跡の全体を連続的に推定する技術ではない。
【0030】
【特許文献1】
特開2002−221570号公報
【0031】
【特許文献2】
特開平07−104057号公報
【0032】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上で説明した従来の技術は、等速直線飛行、等加速度直線飛行、等速旋回飛行といった、特定の飛行の種類ごとに、その飛行経路を推定するものであるが、航空機の飛行について、直進の後に旋回し、その後にまた直進に戻り飛行を続ける場合のような、複数の飛行の種類から成る一連の飛行についての飛行経路を求めたい状況がありうる。しかし、このような種類の異なる飛行が混在した一連の飛行についての飛行経路を求めたい状況に対しては、従来の方式をそのまま用いることができない。
【0033】
従来の方式を応用して飛行の種類が混在した一連の飛行経路を推定するには、飛行経路をその飛行の種類ごとに区分し、区分した時間帯ごとに従来の方法を適用して、それぞれの飛行経路を別々に推定し、最終的に推定した飛行経路を繋ぎ合わせることが考えられる。しかし、この手段においても、別々に求めたそれぞれの飛行経路の繋ぎ目が、不連続になるという問題が生ずる。
【0034】
このことを飛行経路推定装置600による飛行経路の推定のシミュレーションに基づいて説明する。目標の飛行体の実際の飛行経路は図7の点線で表されるものとする。この飛行経路は直進→旋回→直進の3つの区間からなる。図の左上から始まり、右に向かって直進飛行し、その後、針路を180度方向転換するまで右方向に旋回し、さらに左方向に向かって直進したものである。このような実際の飛行経路をレーダーで観測したときに得られるレーダーデータは図7の「+」印にて表される。レーダーデータは実際の飛行経路に誤差を一定の確率分布で付与することにより生成した。また、旋回部分の拡大図を図8に示す。
【0035】
図7のレーダーデータのみを示すと図9のようになる。つまり、飛行経路推定装置600は図9に示したレーダーデータから図7に示した実際の飛行経路を推定することになる。
【0036】
飛行経路推定装置600では、飛行の種類毎に飛行経路を区分してから推定する。飛行経路のうち、最初の直線区間、即ち図10において図中左から右に向かうレーダーデータを元に推定した飛行経路が図10の点線である。同様に、旋回区間の推定結果、最後の直線区間の推定結果が図11及び12に示されている。更に、図12の旋回区間の推定結果が図13に示されている。
【0037】
これらの図を見てわかる通り、各区間は互いに無関係に推定されている。このため、これらの推定結果を繋ぎ合わせても連続した飛行経路が得られるとは限らない。
【0038】
このように、飛行経路推定装置の従来の構成では、目標についてのレーダーデータに基づき、その目標の飛行経路を推定する際に、その飛行が連続する一連の(複数の)飛行の種別から成る場合には、その飛行経路を推定することが困難であった。
【0039】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、目標についてのレーダーデータに基づいて、飛行経路が連続する一連の飛行の種別から成る場合であっても、その目標の飛行経路を推定することが可能な飛行経路推定方法及び装置を提供することである。
【0040】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴は、飛行経路推定装置及び飛行経路推定方式において、複数の飛行の種類から成る一連の飛行について、切れ目のない連続した飛行経路を推定できるようにしたことにある。
【0041】
本発明による飛行経路推定方式は、従来の構成の一部を新しい構成に変更したものである。この変更により従来の構成では、単一の飛行の種類の飛行区間についてだけしか、その飛行経路諸元の推定が行えなかったものを、本発明による新しい構成部分を追加することにより、「直進→旋回→直進」及び「直進→等加速度→直進」の3つの飛行の種類の区間からなる飛行経路について飛行経路諸元の推定を可能にしている。
【0042】
上述の従来技術と比較すると、本発明では、「計画係数データ行列」及び「予測係数データ行列」と呼ぶデータ行列の設定方法を変更している。これらのデータ行列は共に、「得られるはずのレーダーデータの位置と推定する飛行経路諸元との関係」を表す一連の数値データの行列である。
【0043】
単一の種類の区間の飛行について推定を行う場合には、推定対象の飛行の期間を通して飛行の種類が一定なので、「得られるはずのレーダーデータの位置と推定する飛行経路諸元との関係」も飛行の種類から直接的に定まる一定的な関係になる。このため、従来の飛行経路推定装置500及び600の計画係数データ行列設定部10、計画係数データ行列設定部10A、及び観測残差データ列設定部11Aでは、これらの「計画係数データ行列」と「予測係数データ行列」を、それぞれ計画係数データ行列設定部102、計画係数データ行列設定部102A、及び予測係数データ行列設定部113内で、先の一定的な関係に基づいて単純に作成することが出来た。
【0044】
しかし、複数の種類の区間から成る飛行について推定を行う場合には、推定対象の飛行の期間を通して飛行の種類が変化するので、「得られるはずのレーダーデータの位置と推定する飛行経路諸元との関係」も一定的な関係にない。したがって、この様な場合についての「計画係数データ行列」と「予測係数データ行列」は、従来の構成の形では作成することが困難であった。
【0045】
この困難点の解決について第一に発想することが、複数の種類の区間から成る飛行について推定を行う場合にも、推定対象の飛行の期間を通して飛行の種類が変化するであろうが、各飛行の区間の内部では飛行の種類が一定なので、その区間の内部では「得られるはずのレーダーデータの位置と推定する飛行経路諸元との関係」も一定的な関係になるはずであり、その一定的な関係が分かれば、「計画係数データ行列」と「予測係数データ行列」を設定できるはずである、と言う点である。
【0046】
この発想は的を射ており、各区間の内部では確かに「得られるはずのレーダーデータの位置と推定する飛行経路諸元との関係」は一定的な関係になる。しかし、残念ながら一定な関係ではあるものの、先の単一区間の推定のように、『「得られるはずのレーダーデータの位置と推定する飛行経路諸元との関係」も飛行の種類から直接的に定まる一定的な関係になる』と言う訳には行かない。つまり、その区間の「飛行の種類から直接的に定まる」訳ではなく、実は、「それ以前の各区間も含めた飛行の種別に基づいて得られるはずの飛行結果(位置だけでなく速度、角速度、加速度も含む)の積み重ねによりに定まる」関係にあるのである。
【0047】
そこで、本発明では、先の第一の発想の上に、さらに次の発想を工夫した。すなわち、「得られるはずのレーダーデータの位置と推定する飛行経路諸元との関係」が「それ以前の各区間も含めた飛行の種別に基づいて得られるはずの飛行結果(位置だけでなく速度、角速度、加速度も含む)の積み重ねによりに定まる」関係にあるのであれば、その関係のとおりに、各区間ごとにその飛行の種類に基づいて得られるはずの飛行の結果を作成し、その後で各区間の結果を積み上げて得られる関係が、ここで求めている「得られるはずのレーダーデータの位置と推定する飛行経路諸元との関係」になる、と言う発想である。
【0048】
本発明では、この発想に従い、「得られるはずのレーダーデータの位置と推定する飛行経路諸元との関係」である「計画係数データ行列」及び「予測係数データ行列」を次の構成により得ることを可能にした。すなわち、図1及び2に示すように、「計画係数データ行列」の方は、まず、「各区間ごとでの得られるはずの飛行の結果と推定する飛行経路諸元との関係」に相当する「状態遷移行列」を区間1状態遷移行列設定部16、区間2状態遷移行列設定部18、及び区間3状態遷移行列設定部20により設定し、次にそれらの「状態遷移行列」を計画係数データ行列作成部21で積み上げて「最終的な得られるはずの飛行の結果と推定する飛行経路諸元との関係」にした上で、最後に、位置だけでなく速度、角速度、加速度も含む飛行の結果から、特に位置に関する部分を抽出して、ここで必要な「得られるはずのレーダーデータの位置と推定する飛行経路諸元との関係」のデータを作成するものである。
【0049】
また、図2に示すように、「予測係数データ行列」も同様に、まず、「各区間ごとでの得られるはずの飛行の結果と推定する飛行経路諸元との関係」に相当する「予測状態遷移行列」を区間1予測状態遷移行列設定部23、区間2予測状態遷移行列設定部25、及び区間3予測状態遷移行列設定部27により設定し、次にそれらの「予測状態遷移行列」を予測係数データ行列作成部28で積み上げて「最終的な得られるはずの飛行の結果と推定する飛行経路諸元との関係」にした上で、最後に、位置だけでなく速度、角速度、加速度も含む飛行の結果から、特に位置に関する部分を抽出して、ここで必要な「得られるはずのレーダーデータの位置と推定する飛行経路諸元との関係」のデータを作成するものである。
【0050】
これらの変更により、従来の構成部分が、単一の飛行の種類しか扱えなかったのを、「直進→等加速度→直進」や「直進→旋回→直進」の様な3つの飛行の区間から構成される飛行経路も扱える様にしていることにある。
【0051】
上述の課題を解決するため、本発明は次のような移動経路諸元推定方法、装置及びコンピュータプログラムを提供する。
【0052】
まず、本発明は、予め用意した移動体の観測時刻毎の観測座標を元に、該移動体の位置、速度、加速度及び角速度の少なくともひとつを含む移動経路諸元の推定値をコンピュータで生成する方法において、移動経路は複数の区間からなり、複数の区間のそれぞれは直進運動及び等加速度運動のいずれか一の種類の運動による移動がなされた区間であり、移動経路は互いに運動の種類の異なる区間を含むものであって、ΔTをその区間の開始時刻からの経過時間として、直線運動に対応する状態遷移行列Φk、等加速度運動に対応する状態遷移行列Φkを、区間毎に生成する段階1と、全区間の状態遷移行列に基づく行列である計画係数データ行列Fkを生成する段階2と、観測座標に基づく行列である観測データ列Lkを生成する段階3と、計画係数データ行列Fk及び観測データ列Lkに基づいて、移動経路諸元βハットを生成する段階4とを含むことを特徴とする移動経路諸元推定方法を提供する。
【0053】
また、本発明は、予め用意した移動体の観測時刻毎の観測座標を元に、該移動体の位置、速度、加速度及び角速度の少なくともひとつを含む移動経路諸元の推定値をコンピュータで生成する方法において、移動経路は複数の区間からなり、複数の区間のそれぞれは直進運動及び旋回運動のいずれか一の種類の運動による移動がなされた区間であり、移動経路は互いに運動の種類の異なる区間を含むものであって、ΔTをその区間の開始時刻からの経過時間として、直進運動に対応する状態遷移行列Φk、及び、旋回運動に対応する状態遷移行列Φkのいずれかを、区間毎に生成する段階1と、全区間の状態遷移行列に基づく行列である計画係数データ行列Fkを生成する段階2と、観測座標に基づく行列である観測データ列Lkを生成する段階3と、計画係数データ行列F k 及び観測残差データ列ΔL k に基づく行列である移動経路諸元残差推定値Δβハットを生成する段階と、移動経路諸元残差推定値Δβハット及び仮定移動経路諸元β 0 に基づいて、移動経路諸元βハットを算出する段階と、予め定めた仮定移動経路諸元β 0 に基づく行列であって、直進運動に対応する予測状態遷移行列Φ’ k 及び旋回運動に対応する予測状態遷移行列Φ’ k のいずれかを、区間毎に生成する段階と、全区間の予測状態遷移行列に基づく行列である予測係数データ行列F’ k を生成する段階と、予測係数データ行列F’ k 及び仮定移動経路諸元β 0 に基づく行列である予測観測データ列L’ k を生成する段階と、観測データ列L k 及び予測観測データ列L’ k に基づく行列である観測残差データ列ΔL k を生成する段階とを含むことを特徴とする移動経路諸元推定方法を提供する。
【0054】
更に、観測座標の誤差共分散行列を参照することとしてもよい。
【0055】
また、本発明は、予め用意した移動体の観測時刻毎の観測座標を元に、該移動体の位置、速度、加速度及び角速度の少なくともひとつを含む移動経路諸元の推定値を生成する装置において、移動経路は複数の区間からなり、複数の区間のそれぞれは直進運動及び等加速度運動のいずれか一の種類の運動による移動がなされた区間であり、移動経路は互いに運動の種類の異なる区間を含むものであって、ΔTkをその区間の開始時刻からの経過時間として、直進運動に対応する状態遷移行列Φk、等加速度運動に対応する状態遷移行列Φkのいずれかを、区間毎に生成する手段1と、全区間の状態遷移行列Φkに基づく行列である計画係数データ行列Fkを生成する手段2と、観測座標に基づく行列である観測データ列Lkを生成する手段3と、計画係数データ行列Fk及び観測データ列Lkに基づいて、移動経路諸元βハットを生成する手段4とを備えることを特徴とする移動経路諸元推定装置を提供する。
【0056】
また、本発明は、予め用意した移動体の観測時刻毎の観測座標を元に、該移動体の位置、速度、加速度及び角速度の少なくともひとつを含む移動経路諸元の推定値を生成する装置において、移動経路は複数の区間からなり、複数の区間のそれぞれは直進運動及び旋回運動のいずれか一の種類の運動による移動がなされた区間であり、移動経路は互いに運動の種類の異なる区間を含むものであって、ΔTkをその区間の開始時刻からの経過時間として、直進運動に対応する状態遷移行列Φk、旋回運動に対応する状態遷移行列Φkのいずれかを、区間毎に生成する手段1と、全区間の状態遷移行列Φkに基づく行列である計画係数データ行列Fkを生成する手段2と、観測座標に基づく行列である観測データ列Lkを生成する手段3と、計画係数データ行列F k 及び観測残差データ列ΔL k に基づく行列である移動経路諸元残差推定値Δβハットを生成する手段と、移動経路諸元残差推定値Δβハット及び仮定移動経路諸元β 0 に基づいて、移動経路諸元βハットを算出する手段と、予め定めた仮定移動経路諸元に基づく行列であって、直進運動に対応する予測状態遷移行列Φ’ k 、旋回運動に対応する予測状態遷移行列Φ’ k のいずれかを、区間毎に生成する手段と、全区間の予測状態遷移行列Φ’ k に基づく行列である予測係数データ行列F’ k を生成する手段と、予測係数データ行列F’ k 及び仮定移動経路諸元β 0 に基づく行列である予測観測データ列L’ k を生成する手段と、観測データ列L k 及び予測観測データ列L’ k に基づく行列である観測残差データ列ΔL k を生成する手段とを備えることを特徴とする移動経路諸元推定装置を提供する。
【0057】
この移動経路諸元推定装置は、更に、観測座標の誤差共分散行列を参照することとしてもよい。
【0058】
また、本発明は、予め用意した移動体の観測時刻毎の観測座標を元に、該移動体の位置、速度、加速度及び角速度の少なくともひとつを含む移動経路諸元の推定値を生成する処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムにおいて、移動経路は複数の区間からなり、複数の区間のそれぞれは直進運動及び等加速度運動のいずれか一の種類の運動による移動がなされた区間であり、移動経路は互いに運動の種類の異なる区間を含むものであって、ΔTkをその区間の開始時刻からの経過時間として、直進運動に対応する状態遷移行列Φk、等加速度運動に対応する状態遷移行列Φkのいずれかを、区間毎に生成する処理1と、全区間の状態遷移行列Φkに基づく行列である計画係数データ行列Fkを生成する処理2と、観測座標に基づく行列である観測データ列Lkを生成する処理3と、計画係数データ行列Fk及び観測データ列Lkに基づいて、移動経路諸元βハットを生成する処理4とをコンピュータに実行させることを特徴とする移動経路諸元推定プログラムを提供する。
【0059】
また、本発明は、予め用意した移動体の観測時刻毎の観測座標を元に、該移動体の位置、速度、加速度及び角速度の少なくともひとつを含む移動経路諸元の推定値を生成する処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムにおいて、移動経路は複数の区間からなり、複数の区間のそれぞれは直進運動及び旋回運動のいずれか一の種類の運動による移動がなされた区間であり、移動経路は互いに運動の種類の異なる区間を含むものであって、ΔTkをその区間の開始時刻からの経過時間として、直進運動に対応する状態遷移行列Φk、旋回運動に対応する状態遷移行列Φkのいずれかを、区間毎に生成する処理1と、全区間の状態遷移行列Φkに基づく行列である計画係数データ行列Fkを生成する処理2と、観測座標に基づく行列である観測データ列Lkを生成する処理3と、計画係数データ行列F k 及び観測残差データ列ΔL k に基づく行列である移動経路諸元残差推定値Δβハットを生成する処理と、移動経路諸元残差推定値Δβハット及び仮定移動経路諸元β 0 に基づいて、移動経路諸元βハットを算出する処理と、予め定めた仮定移動経路諸元に基づく行列であって、直進運動に対応する予測状態遷移行列Φ’ k 、旋回運動に対応する予測状態遷移行列Φ’ k のいずれかを、区間毎に生成する処理と、全区間の予測状態遷移行列Φ’ k に基づく行列である予測係数データ行列F’ k を生成する処理と、予測係数データ行列F’ k 及び仮定移動経路諸元β 0 に基づく行列である予測観測データ列L’ k を生成する処理と、観測データ列L k 及び予測観測データ列L’ k に基づく行列である観測残差データ列ΔL k を生成する処理とコンピュータに実行させることを特徴とする移動経路諸元推定プログラムを提供する。
【0060】
この移動経路諸元推定プログラムにおいて、更に、観測座標の誤差共分散行列を参照することとしてもよい。
【0061】
更に、この移動経路諸元推定プログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体及びこの記録媒体を備え、移動経路諸元推定プログラムに従って動作する情報処理装置を提供する。
【0062】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態である飛行経路推定装置100について図1を参照して以下に説明する。飛行経路推定装置100は「直進→等加速度→直進」の目標の飛行経路を推定する装置である。レーダーデータ入力部2、推定基準時刻入力部3、及び飛行経路諸元推定結果出力部4は、飛行経路推定装置100の外部に想定される構成要素である。
【0063】
区間1経過時間設定部15、区間2経過時間設定部17、区間3経過時間設定部19、及び観測データ列設定部110は、レーダーデータ入力部2からある航空機についてのレーダーデータを入力する。レーダーデータはレーダーが検知した航空機の位置を示すXY直交座標上でのX及びY座標値、及びその検出の時刻から成る。ここでは、レーダーデータ入力部2からk番目に入力したレーダーデータのX及びY座標値及びその時刻をそれぞれxmk、ymk、tkと表記し、kは1からnまでとする。
【0064】
飛行経路区間構成データ入力部6は、飛行経路推定装置1B内の各構成部分に飛行経路区間構成データを供給する。この飛行経路区間構成データは、区間1開始時刻T1S、区間1終了時刻T1E、区間2終了時刻T2E、区間3終了時刻T3Eから成る。なお、以降において、区間1開始時刻T1Sを推定基準時刻t0として扱う。
【0065】
区間1経過時間設定部15はk番目のレーダーデータを入力すると、そのレーダーデータの時刻tkと、飛行経路区間構成データ入力部6から入力した飛行経路区間構成データの区間1開始時刻T1S及び区間1終了時刻T1Eとに基づき、レーダーデータの時刻の区間1の開始時刻からの経過時間ΔTk1を数16に示すように設定する。
【0066】
【数16】
区間2経過時間設定部17はk番目のレーダーデータを入力すると、そのレーダーデータの時刻tkと、飛行経路区間構成データ入力部6から入力した飛行経路区間構成データの区間1終了時刻T1E及び区間2終了時刻T2Eとに基づき、レーダーデータの時刻の区間2の開始時刻からの経過時間ΔTk2を数17に示すように設定する。
【0067】
【数17】
区間3経過時間設定部19はk番目のレーダーデータを入力すると、そのレーダーデータの時刻tkと、飛行経路区間構成データ入力部6から入力した飛行経路区間構成データの区間2終了時刻T2E及び区間3終了時刻T3Eとに基づき、レーダーデータの時刻の区間3の開始時刻からの経過時間ΔTk3を数18に示すように設定する。
【0068】
【数18】
区間1状態遷移行列設定部16は、区間1経過時間設定部15からレーダーデータの時刻の区間1の開始時刻からの経過時間ΔTk1を入力し、区間1状態遷移行列Φk1を数19に示すように設定する。
【0069】
【数19】
区間2状態遷移行列設定部18は、区間2経過時間設定部17からレーダーデータの時刻の区間2の開始時刻からの経過時間ΔTk2を入力し、区間2状態遷移行列Φk2を数20に示すように設定する。
【0070】
【数20】
区間3態遷移行列設定部20は、区間3経過時間設定部19からレーダーデータの時刻の区間3の開始時刻からの経過時間ΔTk3を入力し、区間3状態遷移行列Φk3を数21に示すように設定する。
【0071】
【数21】
計画係数データ行列作成部21は、区間1状態遷移行列設定部16、区間2状態遷移行列設定部18、及び区間3状態遷移行列設定部20から、それぞれ区間1状態遷移行列Φk1、区間2状態遷移行列Φk2、及び区間3状態遷移行列Φk3を入力し、計画係数データ行列Fkを数22に示すように設定する。
【0072】
【数22】
観測データ列設定部110は、k番目のレーダーデータを入力すると、そのレーダーデータのX及びY座標値を使用し、観測データ列Lkを数3に示すよう設定する。
【0073】
飛行経路諸元推定部12は、計画係数データ行列設定部21から計画係数データ行列Fk(ただし、kは1からn)を入力し、また、観測データ列設定部110から観測データ列Lk(ただし、kは1からn)を入力すると、これらに基づき飛行経路諸元推定値βハットを数4に示すように推定し、その結果を飛行経路諸元推定結果出力部4に出力する。この時、ここで推定する飛行経路諸元の推定値βハットは数7に示す要素から成っている。
【0074】
次に、本発明の第2の実施の形態である飛行経路推定装置200について図2を参照して説明する。飛行経路推定装置200では直進→旋回→直進の飛行経路を推定する。図2において、レーダーデータ入力部2、推定基準時刻入力部3、飛行経路諸元推定結果出力部4、及び飛行経路諸元仮推定値入力部5は、飛行経路推定装置200の外部に想定される構成要素である。
【0075】
区間1経過時間設定部15及び22、区間2経過時間設定部17及び24、区間3経過時間設定部19及び26、及び観測データ列設定部110は、レーダーデータ入力部2からある航空機についてのレーダーデータを入力する。レーダーデータはレーダーが検知した航空機の位置を示すXY直交座標上でのX及びY座標値、及びその検出の時刻から成る。ここでは、レーダーデータ入力部2からk番目に入力したレーダーデータのX及びY座標値及びその時刻をそれぞれxmk、ymk、tkと表記し、kは1からnまでとする。
【0076】
飛行経路区間構成データ入力部6は、飛行経路推定装置1C内の各構成部分に飛行経路区間構成データを供給する。この飛行経路区間構成データは、区間1開始時刻T1S、区間1終了時刻T1E、区間2終了時刻T2E、区間3終了時刻T3Eから成る。なお、以降において、区間1開始時刻T1Sを推定基準時刻t0として扱う。
【0077】
飛行経路諸元仮推定値入力部5は、飛行経路推定装置1C内の各構成部分に飛行経路諸元仮推定値β0を供給する。この飛行経路諸元仮推定値β0は、数8に示す内容から成る。
【0078】
区間1経過時間設定部15及び22はk番目のレーダーデータを入力すると、そのレーダーデータの時刻tkと、飛行経路区間構成データ入力部6から入力した飛行経路区間構成データの区間1開始時刻T1S及び区間1終了時刻T1Eとに基づき、レーダーデータの時刻の区間1の開始時刻からの経過時間ΔTk1を数16に示すように設定する。
【0079】
区間2経過時間設定部17及び24はk番目のレーダーデータを入力すると、そのレーダーデータの時刻tkと、飛行経路区間構成データ入力部6から入力した飛行経路区間構成データの区間1終了時刻T1E及び区間2終了時刻T2Eとに基づき、レーダーデータの時刻の区間2の開始時刻からの経過時間ΔTk2を数17に示すように設定する。
【0080】
区間3経過時間設定部19及び26はk番目のレーダーデータを入力すると、そのレーダーデータの時刻tkと、飛行経路区間構成データ入力部6から入力した飛行経路区間構成データの区間2終了時刻T2E及び区間3終了時刻T3Eとに基づき、レーダーデータの時刻の区間3の開始時刻からの経過時間ΔTk3を数18に示すように設定する。
【0081】
区間1状態遷移行列設定部16Aは、区間1経過時間設定部15からレーダーデータの時刻の区間1の開始時刻からの経過時間ΔTk1を入力し、また、飛行経路諸元仮推定値入力部5から飛行経路諸元仮推定値β0を入力すると、これらに基づき区間1状態遷移行列Φk1を数23に示すように設定する。
【0082】
【数23】
区間2状態遷移行列設定部18Aは、区間2経過時間設定部17からレーダーデータの時刻の区間2の開始時刻からの経過時間ΔTk2を入力し、また、飛行経路諸元仮推定値入力部5から飛行経路諸元仮推定値β0を入力すると、これらに基づき区間2状態遷移行列Φk2を数24に示すように設定する。
【0083】
【数24】
区間3状態遷移行列設定部20Aは、区間3経過時間設定部19からレーダーデータの時刻の区間3の開始時刻からの経過時間ΔTk3を入力し、また、飛行経路諸元仮推定値入力部5から飛行経路諸元仮推定値β0を入力すると、これらに基づき区間3状態遷移行列Φk3を数25に示すように設定する。
【0084】
【数25】
計画係数データ行列作成部21は、区間1状態遷移行列設定部16A、区間2状態遷移行列設定部18A、及び区間3状態遷移行列設定部20Aから、それぞれ区間1状態遷移行列Φk1、区間2状態遷移行列Φk2、及び区間3状態遷移行列Φk3を入力し、計画係数データ行列Fkを数26に示すように設定する。
【0085】
【数26】
観測データ列設定部110は、k番目のレーダーデータを入力すると、そのレーダーデータのX及びY座標値を使用し、観測データ列Lkを数3に示すよう設定する。
【0086】
区間1予測状態遷移行列設定部23は、区間1経過時間設定部22からレーダーデータの時刻の区間1の開始時刻からの経過時間ΔTk1を入力し、また、飛行経路諸元仮推定値入力部5から飛行経路諸元仮推定値β0を入力すると、これらに基づき区間1予測状態遷移行列Φ’k1を数27に示すように設定する。
【0087】
【数27】
区間2予測状態遷移行列設定部25は、区間2経過時間設定部24からレーダーデータの時刻の区間2の開始時刻からの経過時間ΔTk2を入力し、また、飛行経路諸元仮推定値入力部5から飛行経路諸元仮推定値β0を入力すると、これらに基づき区間2予測状態遷移行列Φ’k2を数式28に示すように設定する。
【0088】
【数28】
区間3予測状態遷移行列設定部27は、区間3経過時間設定部26からレーダーデータの時刻の区間3の開始時刻からの経過時間ΔTk3を入力し、また、飛行経路諸元仮推定値入力部5から飛行経路諸元仮推定値β0を入力すると、これらに基づき区間3予測状態遷移行列Φ’k3を数29に示すように設定する。
【0089】
【数29】
予測係数データ行列作成部28は、区間1予測状態遷移行列設定部23、区間2予測状態遷移行列設定部25、及び区間3予測状態遷移行列設定部27から、それぞれ区間1予測状態遷移行列Φ’k1、区間2予測状態遷移行列Φ’k2、及び区間3予測状態遷移行列Φ’k3を入力し、予測係数データ行列F’kを数30示すように設定する。
【0090】
【数30】
予測観測データ列作成部113は、予測係数データ行列作成部28から予測係数データ行列F’kを入力し、また、飛行経路諸元仮推定値入力部5から飛行経路諸元仮推定値β0を入力し、これらに基づき予測観測データ列L’kを数11に示すように作成する。
【0091】
観測残差データ列設定部114は、観測データ列設定部110から観測データ列Lkを入力し、また、予測観測データ列作成部113ら予測観測データ列L’kを入力すると、これらに基づき観測残差データ列ΔLkを数式12に示すように作成する。
【0092】
飛行経路諸元残差推定部13は、計画係数データ行列作成部21から計画係数データ行列Fk(ただし、kは1からn)を入力し、また、観測残差データ列設定部114から観測残差データ列ΔLk(ただし、kは1からn)を入力すると、これらに基づき飛行経路諸元残差推定値Δβハットを数13により推定する。
【0093】
飛行経路諸元推定値作成部14は、飛行経路諸元残差推定部13から飛行経路諸元残差推定値Δβハットを入力し、また、飛行経路諸元仮推定値入力部5から飛行経路諸元仮推定値β0を入力し、これらに基づき飛行経路諸元推定値βハットを数14に示すように設定し、その結果を飛行経路諸元推定結果出力部4に出力する。この時、ここで推定する飛行経路諸元の推定値βハットは数15に示す要素から成っている。
【0094】
等速直線飛行→等速旋回飛行→等速直線飛行からなる飛行経路を飛行経路推定装置200により推定したときのシミュレーション結果について説明する。飛行経路推定装置600についてのシミュレーションと同様に、図9のようなレーダーデータを元に、図7に示す飛行経路を推定するものとする。このときの推定結果は図3の点線のようになった。図3においても「+」印はレーダーデータを示す。図4は図3の旋回区間を拡大したものである。
【0095】
図13の従来の構成の飛行経路推定装置による旋回区間の推定結果を、実際の飛行経路の図8と比較すると、両者に、明らかな差があるのが見てとれる。一方、図4の飛行経路推定装置200による旋回区間の推定結果を、実際の飛行経路の図8と比較すると、図13と図8の間に見られた差が、図4と図8の両者ではほとんど見られず、かつ、旋回の部分がその前後の直進部分と切れ目なく繋がっていることが分かる。
【0096】
本発明の第3及び第4の実施の形態である飛行経路推定装置300及び400について説明する。
【0097】
飛行経路推定装置の外部から、目標のレーダーデータと共に、その誤差の程度を表すものとしてレーダーデータの誤差共分散行列の値が得られる場合がある。この場合には、各レーダーデータの誤差の程度が分かっていることから、この情報を活用すれば、飛行経路の推定をより適切に行うことができる。
【0098】
飛行経路推定装置300は、目標のレーダーデータと共に、そのレーダーデータの誤差共分散行列の値がレーダーデータ入力部2から入力される。飛行経路推定装置300の機能ブロックの構成は、図1の飛行経路推定装置100と同様である。また、飛行経路推定装置400の機能ブロックの構成は、図2の飛行経路推定装置200と同様である。以降には、その違いの部分のみ説明する。
【0099】
まず、レーダーデータ入力部2から、飛行経路推定装置300(400)の各構成要素にレーダーデータのX及びY座標値、時刻、及びレーダーデータの誤差共分散行列xmk、ymk、tk、Wkが入力されるものとする。ここで、レーダーデータの誤差共分散行列Wkは数31の定義によるものである。なお、ここで、数31中の記号E[…]は、「…」部分の期待値を表す。
【0100】
【数31】
この場合の、本発明の構成における実施例は、前節の実施例とほとんど同一であり、違いは次の2つの数式の内容のみである。すなわち、数4の代わりに数32を、数13の代わりに数33を使用する点である。
【0101】
【数32】
【数33】
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能であることは勿論である。例えば、上述の説明では二次元座標における飛行経路を推定したが、三次元に拡張可能であることは当業者であれば自明であろう。また、3つの区間からなる飛行経路を推定したが、4以上の区間からなる飛行経路の推定にも本発明が適用可能であることも、当業者であれば明らかであろう。
【0102】
【発明の効果】
本発明の効果は、複数の飛行の種類から成る一連の飛行について、切れ目のない連続した飛行経路を推定できることにある。
【0103】
その理由は、「状態遷移行列」を区間1状態遷移行列設定部16、区間2状態遷移行列設定部18、及び区間3状態遷移行列設定部20により設定し、それらの「状態遷移行列」を計画係数データ行列作成部21で積み上げて「計画係数データ行列」を作成している、また、「予測係数データ行列」に関しては、「予測状態遷移行列」を区間1予測状態遷移行列設定部23、区間2予測状態遷移行列設定部25、及び区間3予測状態遷移行列設定部27により設定し、それらの「予測状態遷移行列」を予測係数データ行列作成部28で積み上げて「予測係数データ行列」を作成している為である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である飛行経路推定装置100の機能ブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態である飛行経路推定装置200の機能ブロック図である。
【図3】飛行経路推定装置200による飛行経路の推定例を説明するためのグラフである。
【図4】飛行経路推定装置200による飛行経路の推定例を説明するためのグラフである。
【図5】従来の飛行経路推定装置500の機能ブロック図である。
【図6】従来の飛行経路推定装置600の機能ブロック図である。
【図7】飛行経路推定装置600で推定しようとする飛行経路とその飛行経路をレーダーで測定したときに得られる観測値のシミュレーション結果とを示すグラフである。
【図8】飛行経路推定装置600で推定しようとする飛行経路とその飛行経路をレーダーで測定したときに得られる観測値のシミュレーション結果とを示すグラフである。
【図9】飛行経路推定装置600で推定しようとする飛行経路をレーダーで測定したときに得られる観測値のシミュレーション結果とを示すグラフである。
【図10】飛行経路推定装置600による飛行経路の最初の直進区間の推定結果を示すグラフである。
【図11】飛行経路推定装置600による飛行経路の旋回区間の推定結果を示すグラフである。
【図12】飛行経路推定装置600による飛行経路の最後の直進区間の推定結果を示すグラフである。
【図13】飛行経路推定装置600による飛行経路の旋回区間の推定結果を示すグラフである。
【符号の説明】
2 レーダーデータ入力部
4 飛行経路諸元推定結果出力部
5 飛行経路諸元仮推定値入力部
6 飛行経路区間構成データ入力部
10B、10C 計画係数データ行列設定部
11 観測データ列設定部
11B 観測残差データ列設定部
12 飛行経路諸元推定部
13 飛行経路諸元残差推定部
14 飛行経路諸元推定値作成部
15 区間1経過時間設定部
16、16A 区間1状態遷移行列設定部
17 区間2経過時間設定部
18、18A 区間2状態遷移行列設定部
19 区間3経過時間設定部
20、20A 区間3状態遷移行列設定部
21 計画係数データ行列作成部
22 区間1経過時間設定部
23 区間1予測状態遷移行列設定部
24 区間2経過時間設定部
25 区間2予測状態遷移行列設定部
26 区間3経過時間設定部
27 区間3予測状態遷移行列設定部
28 予測係数データ行列作成部
100、200 飛行経路推定装置
110 観測データ列設定部
113 予測観測データ列作成部
114 観測残差データ列作成部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a technique for estimating a future movement path by estimating a current position, speed, acceleration, and the like of a moving body based on position information acquired by observing the moving body from outside at a predetermined time interval. . Such a technique is used, for example, for aircraft control.
[0002]
[Prior art]
The observation value of the target such as an aircraft is saved in the form of radar data from a sensor such as radar, and then the saved radar data is input and the flight status, that is, the position of the target. An apparatus that estimates speed and the like and outputs the estimation result as flight path specifications has been considered. Here, such a device is called a flight path estimation device.
[0003]
Various methods for configuring the flight path estimation apparatus are considered. In particular, for applications where high accuracy is required for estimation accuracy, only radar data in a time zone that is considered to be performing a specific constant speed straight flight (hereinafter simply referred to as “straight forward” or “CV”) is targeted. In general, a regression line is obtained from the radar data locus by the least square method, and the regression line is used as a flight path specification. In addition, the time zone that is considered to be performing constant acceleration flight (hereinafter simply referred to as “equal acceleration” or “CA”) or constant speed flight (hereinafter simply referred to as “turn” or “CT”). Similarly, there is a method in which a regression line is obtained by the least square method for each time zone, and this is used as a flight path specification.
[0004]
A conventional flight path estimation device for obtaining flight path specifications based on radar data of straight traveling at constant speed will be described. In the mathematical expressions to be referred to hereinafter, the symbol “T” on the right side of the vector and matrix expressions represents the “transposition” of the vector and matrix.
[0005]
In FIG. 5, 500 indicates the internal configuration of the conventional flight path estimation apparatus. The other radar
[0006]
The elapsed
[0007]
When the elapsed
[0008]
[Expression 1]
The design coefficient data
[0009]
[Expression 2]
When the observation data
[0010]
[Equation 3]
The flight path
[0011]
[Expression 4]
[Equation 5]
Next, a conventional technique for estimating a target flight path moved by a uniform acceleration motion will be described. This case is the same as the case of estimating the target flight path traveling straight ahead at a constant speed.
[0012]
Referring to FIG. 5, the elapsed
[0013]
When the elapsed
[0014]
The design coefficient data
[0015]
[Formula 6]
When the observation data
[0016]
The flight path
[0017]
[Expression 7]
Next, a conventional flight path estimation apparatus for estimating a target flight path for performing a constant speed turning flight will be described with reference to FIG. A portion denoted by
[0018]
The elapsed
[0019]
In addition, the flight path specification provisional estimated value input unit 5 inputs a flight path specification provisional estimated value β to each component in the flight path estimation apparatus 1A.0Supply. This flight path specification provisional estimate β0Consists of the contents shown in Eq. Here, each element of the matrix is observation data at time t0.
[0020]
[Equation 8]
When the elapsed
[0021]
The design coefficient data
[0022]
[Equation 9]
When the observation data
[0023]
When the elapsed
[0024]
The prediction coefficient data
[0025]
[Expression 10]
The prediction observation data
[0026]
## EQU11 ##
The observation residual data
[0027]
[Expression 12]
The flight path specification
[0028]
[Formula 13]
The flight path specification estimated
[0029]
[Expression 14]
[Expression 15]
Further, for reference, there are
[0030]
[Patent Document 1]
JP 2002-221570 A
[0031]
[Patent Document 2]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 07-104057
[0032]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the conventional technology described above estimates the flight path for each specific type of flight, such as constant velocity linear flight, constant acceleration linear flight, constant velocity turning flight, etc. There may be situations where it is desired to determine the flight path for a series of flights of multiple flight types, such as turning after going straight and then returning to go straight again. However, the conventional method cannot be used as it is for a situation where it is desired to obtain a flight path for a series of flights in which different types of different flights are mixed.
[0033]
In order to estimate a series of flight paths with mixed flight types by applying the conventional method, the flight paths are classified according to the flight types, and the conventional method is applied for each divided time zone. It is conceivable to estimate the flight paths of the two separately, and finally connect the estimated flight paths. However, this means also has a problem that the joints of the flight paths obtained separately are discontinuous.
[0034]
This will be described based on a simulation of flight path estimation by the flight
[0035]
FIG. 9 shows only the radar data in FIG. That is, the flight
[0036]
The flight
[0037]
As can be seen from these figures, each section is estimated independently of each other. For this reason, even if these estimation results are connected, a continuous flight path is not always obtained.
[0038]
As described above, in the conventional configuration of the flight path estimation apparatus, when estimating the flight path of the target based on the radar data about the target, the flight is composed of a series of (several) flight types that are continuous. It was difficult to estimate the flight path.
[0039]
The present invention has been made in view of such a situation, and the problem to be solved by the present invention is a case where the flight path is composed of a series of flight types having a continuous flight path based on radar data on the target. However, it is to provide a flight path estimation method and apparatus capable of estimating the target flight path.
[0040]
[Means for Solving the Problems]
A feature of the present invention is that, in the flight path estimation device and the flight path estimation method, a continuous flight path without a break can be estimated for a series of flights of a plurality of flight types.
[0041]
The flight path estimation method according to the present invention is obtained by changing a part of the conventional configuration to a new configuration. With this change, in the conventional configuration, only the flight section of a single flight type can be estimated for the flight path specifications, and by adding a new component part according to the present invention, “straight line → It is possible to estimate flight path specifications for a flight path composed of sections of three types of flight of “turning → straight” and “straight forward → equal acceleration → straight”.
[0042]
Compared with the above-described prior art, the present invention changes the data matrix setting method called “planning coefficient data matrix” and “prediction coefficient data matrix”. Both of these data matrices are a matrix of a series of numerical data representing “relation between the position of radar data that should be obtained and estimated flight path specifications”.
[0043]
When estimating the flight of a single type of section, the type of flight is constant throughout the estimated flight period, so “the relationship between the position of radar data that should be obtained and the estimated flight path specifications” However, the relationship is directly determined by the type of flight. For this reason, in the design coefficient data
[0044]
However, when estimating a flight consisting of multiple types of sections, the type of flight changes throughout the period of the target flight, so “the position of the radar data that should be obtained and the flight path specifications to be estimated. Is not a fixed relationship. Therefore, it is difficult to create the “planning coefficient data matrix” and the “prediction coefficient data matrix” for such a case in the form of the conventional configuration.
[0045]
The first idea for resolving this difficulty is that the type of flight will vary over the duration of the flight being estimated, even when estimating for flights of multiple types. Since the type of flight is constant within the section, the relationship between the position of the radar data that should be obtained and the estimated flight path specifications should also be constant within the section. If the general relationship is known, it should be possible to set the “design coefficient data matrix” and the “prediction coefficient data matrix”.
[0046]
This idea is aimed at, and within each section, the “relationship between the position of radar data that should be obtained and the estimated flight path specifications” is certainly a fixed relationship. However, although unfortunately a fixed relationship, as in the previous estimation of a single section, “the relationship between the position of the radar data that should be obtained and the estimated flight path specifications” is also directly related to the type of flight. It doesn't mean that it will be a fixed relationship. In other words, it is not “determined directly from the type of flight” of the section, but actually, “the flight results that should be obtained based on the type of flight including the previous sections (not only the position but also the speed and angular velocity) , Also including acceleration).
[0047]
Therefore, in the present invention, the following idea is further devised in addition to the first idea. In other words, “the relationship between the position of the radar data that should be obtained and the estimated flight path specifications” is the result of the flight that should be obtained based on the type of flight including each previous section (not only the position but also the speed (Including angular velocity and acceleration), create a flight result that should be obtained for each segment based on the type of flight. The idea is that the relationship obtained by accumulating the results of each section is the “relationship between the position of the radar data that should be obtained and the estimated flight path specifications” obtained here.
[0048]
In the present invention, in accordance with this idea, a “planning coefficient data matrix” and a “prediction coefficient data matrix”, which are “relation between the position of radar data that should be obtained and the estimated flight path specifications”, are obtained by the following configuration. Made possible. That is, as shown in FIGS. 1 and 2, the “planning coefficient data matrix” first corresponds to “the relationship between the flight results that should be obtained in each section and the estimated flight path specifications”. The “state transition matrix” is set by the
[0049]
In addition, as shown in FIG. 2, the “prediction coefficient data matrix” is also “prediction corresponding to the relationship between flight results that should be obtained for each section and estimated flight path specifications”. The “state transition matrix” is set by the
[0050]
Due to these changes, the conventional components could only handle a single flight type, but consisted of three flight sections such as “straight forward → equal acceleration → straight forward” and “straight forward → turn → straight forward”. It is to be able to handle the flight route that is used.
[0051]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides the following movement path specification estimation method, apparatus, and computer program.
[0052]
First, according to the present invention, an estimated value of a moving path specification including at least one of position, velocity, acceleration, and angular velocity of the moving body is generated by a computer based on observation coordinates of the moving body prepared in advance at each observation time. In the method, the movement path is composed of a plurality of sections, and each of the plurality of sections is a section in which movement is performed by any one kind of movement of straight movement and equal acceleration movement, and the movement paths have different types of movement. A state transition matrix Φ that includes a section and that corresponds to a linear motion, where ΔT is an elapsed time from the start time of the section.k, State transition matrix Φ corresponding to isoaccelerated motionkIs generated for each section, and a design coefficient data matrix F which is a matrix based on the state transition matrix of all sectionskStep 2 of generatingObservation coordinatesObservation data sequence L which is a matrix based onkAnd the design coefficient data matrix FkAnd observation data string LkOn the basis of the,Movement path specifications β hatAnd a
[0053]
Further, according to the present invention, based on the observation coordinates of the mobile body prepared in advance at each observation time, an estimated value of the moving path specifications including at least one of the position, speed, acceleration, and angular velocity of the mobile body is generated by a computer. In the method, the movement path is composed of a plurality of sections, and each of the plurality of sections is a section that has been moved by any one kind of movement of straight movement and turning movement, and the movement paths are sections having different types of movement. Where ΔT is the elapsed time from the start time of the section, and the state transition matrix Φ corresponding to the straight movementk, And state transition matrix Φ corresponding to the turning motionkIs generated for each section, and a design coefficient data matrix F which is a matrix based on the state transition matrix of all sectionskStep 2 of generatingObservation coordinatesObservation data sequence L which is a matrix based onkGenerating stage 3;Design coefficient data matrix F k And observation residual data sequence ΔL k Generating a travel route specification residual value Δβ hat that is a matrix based on the above, a travel route specification residual value Δβ hat, and a hypothetical travel route specification β 0 And calculating a travel route specification β hat based on a predetermined hypothetical travel route specification β 0 And a predicted state transition matrix Φ ′ corresponding to a straight motion k And the predicted state transition matrix Φ ′ corresponding to the turning motion k Are generated for each section, and a prediction coefficient data matrix F ′ that is a matrix based on the prediction state transition matrix of all sections k And a prediction coefficient data matrix F ′ k And assumed travel path specification β 0 Predicted observation data string L ′ which is a matrix based on k And the observation data string L k And predicted observation data string L ′ k Observation residual data sequence ΔL, which is a matrix based on k And the stage to generateIt is provided that a moving route specification estimation method characterized by including:
[0054]
Further, an error covariance matrix of observation coordinates may be referred to.
[0055]
Further, the present invention provides an apparatus for generating an estimated value of a moving path specification including at least one of position, velocity, acceleration, and angular velocity of a moving body based on observation coordinates of the moving body prepared in advance at each observation time. The movement path is composed of a plurality of sections, and each of the plurality of sections is a section in which movement is performed by any one kind of movement of straight movement and equal acceleration movement, and the movement path includes sections having different types of movement. Including ΔTkAs the elapsed time from the start time of the section, state transition matrix Φ corresponding to straight movementk, State transition matrix Φ corresponding to isoaccelerated motionkIs generated for each section, and the state transition matrix Φ for all sectionskDesign coefficient data matrix F which is a matrix based onk
[0056]
Further, the present invention provides an apparatus for generating an estimated value of a moving path specification including at least one of position, velocity, acceleration, and angular velocity of a moving body based on observation coordinates of the moving body prepared in advance at each observation time. The movement path is composed of a plurality of sections, and each of the plurality of sections is a section that has been moved by any one kind of movement of straight movement and turning movement, and the movement path includes sections having different types of movement. ΔTkAs the elapsed time from the start time of the section, state transition matrix Φ corresponding to straight movementk, State transition matrix Φ corresponding to the turning motionkIs generated for each section, and the state transition matrix Φ for all sectionskDesign coefficient data matrix F which is a matrix based onkMeans 2 for generatingObservation coordinatesObservation data sequence L which is a matrix based onkMeans 3 for generatingDesign coefficient data matrix F k And observation residual data sequence ΔL k Means for generating a movement path specification residual value Δβ hat that is a matrix based on the above, a movement path specification residual estimation value Δβ hat and a hypothetical movement path specification β 0 Based on the above, a means for calculating the movement path specification β hat, and a matrix based on a predetermined hypothetical movement path specification, which is a predicted state transition matrix Φ ′ corresponding to a straight movement k , Predicted state transition matrix Φ 'corresponding to the turning motion k Is generated for each section, and the prediction state transition matrix Φ ′ of all sections k Prediction coefficient data matrix F ′ which is a matrix based on k And a prediction coefficient data matrix F ′ k And assumed travel path specification β 0 Predicted observation data string L ′ which is a matrix based on k And the observation data string L k And predicted observation data string L ′ k Observation residual data sequence ΔL, which is a matrix based on k With means to generateThere is provided a moving route specification estimating device characterized by comprising:
[0057]
This movement path specification estimation apparatus may further refer to an error covariance matrix of observation coordinates.
[0058]
Further, the present invention provides a process for generating an estimated value of a moving path specification including at least one of the position, velocity, acceleration, and angular velocity of the moving object based on observation coordinates of the moving object prepared in advance at each observation time. In a computer program to be executed by a computer, a movement path is composed of a plurality of sections, and each of the plurality of sections is a section that has been moved by any one kind of movement of a straight movement and a uniform acceleration movement. It includes sections with different types of motion, and ΔTkAs the elapsed time from the start time of the section, state transition matrix Φ corresponding to straight movementk, State transition matrix Φ corresponding to isoaccelerated motionkIs generated for each section, and the state transition matrix Φ for all sectionskDesign coefficient data matrix F which is a matrix based onk
[0059]
Further, the present invention provides a process for generating an estimated value of a moving path specification including at least one of the position, velocity, acceleration, and angular velocity of the moving object based on observation coordinates of the moving object prepared in advance at each observation time. In a computer program to be executed by a computer, a movement path is composed of a plurality of sections, and each of the plurality of sections is a section that has been moved by any one kind of movement of a straight movement and a turning movement. Including different sections of ΔTkAs the elapsed time from the start time of the section, state transition matrix Φ corresponding to straight movementk, State transition matrix Φ corresponding to the turning motionkIs generated for each section, and the state transition matrix Φ for all sectionskDesign coefficient data matrix F which is a matrix based onkProcessing 2 for generatingObservation coordinatesObservation data sequence L which is a matrix based onkProcessing 3 for generatingDesign coefficient data matrix F k And observation residual data sequence ΔL k Processing for generating a movement path specification residual value Δβ hat, which is a matrix based on, and a movement path specification residual estimation value Δβ hat and a hypothetical movement path specification β 0 Is a matrix based on a process for calculating a movement path dimension β hat and a predetermined hypothetical movement path dimension, and a predicted state transition matrix Φ ′ corresponding to a straight movement k , Predicted state transition matrix Φ 'corresponding to the turning motion k One of these is generated for each section, and the predicted state transition matrix Φ ′ for all sections k Prediction coefficient data matrix F ′ which is a matrix based on k And a prediction coefficient data matrix F ′ k And assumed travel path specification β 0 Predicted observation data string L ′ which is a matrix based on k And the observation data string L k And predicted observation data string L ′ k Observation residual data sequence ΔL, which is a matrix based on k Process to generateProvided is a moving route specification estimation program which is executed by a computer.
[0060]
In this moving path specification estimation program, an error covariance matrix of observation coordinates may be referred to.
[0061]
Furthermore, there is provided a computer-readable recording medium in which the movement path specification estimation program is recorded and an information processing apparatus that includes this recording medium and operates according to the movement path specification estimation program.
[0062]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A flight
[0063]
The
[0064]
The flight path section configuration data input unit 6 supplies flight path section configuration data to each component in the flight path estimation apparatus 1B. This flight path section configuration data is the
[0065]
When the
[0066]
[Expression 16]
When the
[0067]
[Expression 17]
When the section 3 elapsed
[0068]
[Expression 18]
The
[0069]
[Equation 19]
The
[0070]
[Expression 20]
The section 3 state transition
[0071]
[Expression 21]
The design coefficient data
[0072]
[Expression 22]
When the observation data
[0073]
The flight path
[0074]
Next, a flight
[0075]
The
[0076]
The flight path section configuration data input unit 6 supplies flight path section configuration data to each component in the flight path estimation apparatus 1C. This flight path section configuration data is the
[0077]
The flight path specification provisional estimated value input unit 5 inputs the flight path specification provisional estimated value β to each component in the flight path estimation apparatus 1C.0Supply. This flight path specification provisional estimate β0Consists of the contents shown in Eq.
[0078]
When the
[0079]
When the
[0080]
When the section 3 elapsed
[0081]
The
[0082]
[Expression 23]
The
[0083]
[Expression 24]
The section 3 state transition
[0084]
[Expression 25]
The design coefficient data
[0085]
[Equation 26]
When the observation data
[0086]
The
[0087]
[Expression 27]
The
[0088]
[Expression 28]
The section 3 prediction state transition
[0089]
[Expression 29]
The prediction coefficient data
[0090]
[30]
The prediction observation data
[0091]
The observation residual data
[0092]
The flight path specification
[0093]
The flight path specification estimated
[0094]
A simulation result when the flight
[0095]
When the estimation result of the turning section by the flight path estimation apparatus having the conventional configuration of FIG. 13 is compared with FIG. 8 of the actual flight path, it can be seen that there is a clear difference between the two. On the other hand, when the estimation result of the turning section by the flight
[0096]
Flight path estimation apparatuses 300 and 400 according to third and fourth embodiments of the present invention will be described.
[0097]
In some cases, the value of the error covariance matrix of the radar data may be obtained from the outside of the flight path estimation device as a representation of the degree of error along with the target radar data. In this case, since the degree of error of each radar data is known, the flight path can be estimated more appropriately by using this information.
[0098]
In the flight path estimation apparatus 300, the value of the error covariance matrix of the radar data is input from the radar
[0099]
First, from the radar
[0100]
[31]
The embodiment in the configuration of the present invention in this case is almost the same as the embodiment in the previous section, and the difference is only in the contents of the following two mathematical expressions. In other words, the expression 32 is used instead of the
[0101]
[Expression 32]
[Expression 33]
The present invention has been described above based on the embodiments. However, the present invention is not limited to this, and it is needless to say that modifications and improvements can be made within the ordinary knowledge of those skilled in the art. . For example, in the above description, the flight path in two-dimensional coordinates is estimated, but it will be obvious to those skilled in the art that it can be extended to three dimensions. Further, although a flight path consisting of three sections has been estimated, it will be apparent to those skilled in the art that the present invention can also be applied to estimation of a flight path consisting of four or more sections.
[0102]
【The invention's effect】
An effect of the present invention is that a continuous flight path without a break can be estimated for a series of flights composed of a plurality of flight types.
[0103]
The reason is that the “state transition matrix” is set by the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a functional block diagram of a flight
FIG. 2 is a functional block diagram of a flight
FIG. 3 is a graph for explaining an example of flight path estimation by the flight
FIG. 4 is a graph for explaining an example of flight path estimation by the flight
5 is a functional block diagram of a conventional flight
6 is a functional block diagram of a conventional flight
FIG. 7 is a graph showing a flight path to be estimated by the flight
FIG. 8 is a graph showing a flight path to be estimated by the flight
FIG. 9 is a graph showing simulation results of observed values obtained when a flight path to be estimated by the flight
10 is a graph showing an estimation result of a first straight section of a flight path by the flight
11 is a graph showing an estimation result of a turning section of a flight path by the flight
12 is a graph showing the estimation result of the last straight section of the flight path by the flight
13 is a graph showing an estimation result of a flight route turning section by the flight
[Explanation of symbols]
2 Radar data input section
4 Flight path specification result output section
5 Flight path specifications provisional estimated value input section
6 Flight path section configuration data input section
10B, 10C Planning coefficient data matrix setting part
11 Observation data string setting part
11B Observation residual data string setting part
12 Flight Route Specification Estimator
13 Flight path specification residual estimation unit
14 Flight Route Specification Estimator
15
16,
17
18,
19 Section 3 elapsed time setting section
20, 20A Section 3 state transition matrix setting unit
21 Planning coefficient data matrix generator
22
23
24
25
26 Section 3 elapsed time setting section
27 Section 3 prediction state transition matrix setting unit
28 Prediction coefficient data matrix generator
100, 200 Flight path estimation device
110 Observation data string setting part
113 Prediction observation data string creation part
114 Observation residual data string generator
Claims (11)
前記移動経路は複数の区間からなり、前記複数の区間のそれぞれは直進運動及び等加速度運動のいずれか一の種類の運動による移動がなされた区間であり、前記移動経路は互いに運動の種類の異なる区間を含むものであって、
ΔTをその区間の開始時刻からの経過時間として、直線運動に対応する状態遷移行列Φkである数1、等加速度運動に対応する状態遷移行列Φkである数2を、区間毎に生成する段階1と、
The movement path is composed of a plurality of sections, and each of the plurality of sections is a section in which movement is performed by any one kind of straight movement and equal acceleration movement, and the movement paths have different types of movement. Including sections,
Using ΔT as an elapsed time from the start time of the section, Formula 1 that is a state transition matrix Φ k corresponding to linear motion and Formula 2 that is a state transition matrix Φ k corresponding to equal acceleration motion are generated for each section. Stage 1 and
前記移動経路は複数の区間からなり、前記複数の区間のそれぞれは直進運動及び旋回運動のいずれか一の種類の運動による移動がなされた区間であり、前記移動経路は互いに運動の種類の異なる区間を含むものであって、
ΔTをその区間の開始時刻からの経過時間として、直進運動に対応する状態遷移行列Φkである数6、及び、旋回運動に対応する状態遷移行列Φkである数7のいずれかを、区間毎に生成する段階1と、
The movement path is composed of a plurality of sections, and each of the plurality of sections is a section in which movement is performed by any one kind of straight movement and turning movement, and the movement paths are sections having different types of movement. Including
Using ΔT as an elapsed time from the start time of the section, any one of the expression 6 that is the state transition matrix Φ k corresponding to the straight motion and the expression 7 that is the state transition matrix Φ k corresponding to the turning motion Stage 1 generated every time,
前記移動経路は複数の区間からなり、前記複数の区間のそれぞれは直進運動及び等加速度運動のいずれか一の種類の運動による移動がなされた区間であり、前記移動経路は互いに運動の種類の異なる区間を含むものであって、
ΔTkをその区間の開始時刻からの経過時間として、直進運動に対応する状態遷移行列Φkである数18、等加速度運動に対応する状態遷移行列Φkである数19のいずれかを、区間毎に生成する手段1と、
The movement path is composed of a plurality of sections, and each of the plurality of sections is a section in which movement is performed by any one kind of straight movement and equal acceleration movement, and the movement paths have different types of movement. Including sections,
Using ΔT k as the elapsed time from the start time of the section, either the number 18 which is the state transition matrix Φ k corresponding to the straight motion or the number 19 which is the state transition matrix Φ k corresponding to the uniform acceleration motion Means 1 for each generation;
前記移動経路は複数の区間からなり、前記複数の区間のそれぞれは直進運動及び旋回運動のいずれか一の種類の運動による移動がなされた区間であり、前記移動経路は互いに運動の種類の異なる区間を含むものであって、
ΔTkをその区間の開始時刻からの経過時間として、直進運動に対応する状態遷移行列Φkである数23、旋回運動に対応する状態遷移行列Φkである数24のいずれかを、区間毎に生成する手段1と、
The movement path is composed of a plurality of sections, and each of the plurality of sections is a section in which movement is performed by any one kind of straight movement and turning movement, and the movement paths are sections having different types of movement. Including
Using ΔT k as the elapsed time from the start time of the section, one of Expression 23, which is the state transition matrix Φ k corresponding to the straight movement, and Expression 24, which is the state transition matrix Φ k corresponding to the turning movement, is set for each section. Means 1 for generating
前記移動経路は複数の区間からなり、前記複数の区間のそれぞれは直進運動及び等加速度運動のいずれか一の種類の運動による移動がなされた区間であり、前記移動経路は互いに運動の種類の異なる区間を含むものであって、
ΔTkをその区間の開始時刻からの経過時間として、直進運動に対応する状態遷移行列Φkである数35、等加速度運動に対応する状態遷移行列Φkである数36のいずれかを、区間毎に生成する処理1と、
The movement path is composed of a plurality of sections, and each of the plurality of sections is a section in which movement is performed by any one kind of straight movement and equal acceleration movement, and the movement paths have different types of movement. Including sections,
ΔT k is an elapsed time from the start time of the section, and any one of the number 35 which is the state transition matrix Φ k corresponding to the straight motion and the number 36 which is the state transition matrix Φ k corresponding to the uniform acceleration motion is Processing 1 to be generated every time,
前記移動経路は複数の区間からなり、前記複数の区間のそれぞれは直進運動及び旋回運動のいずれか一の種類の運動による移動がなされた区間であり、前記移動経路は互いに運動の種類の異なる区間を含むものであって、
ΔTkをその区間の開始時刻からの経過時間として、直進運動に対応する状態遷移行列Φkである数40、旋回運動に対応する状態遷移行列Φkである数41のいずれかを、区間毎に生成する処理1と、
The movement path is composed of a plurality of sections, and each of the plurality of sections is a section in which movement is performed by any one kind of straight movement and turning movement, and the movement paths are sections having different types of movement. Including
Using ΔT k as the elapsed time from the start time of the section, either the number 40 that is the state transition matrix Φ k corresponding to the straight movement or the number 41 that is the state transition matrix Φ k corresponding to the turning motion is calculated for each section. Processing 1 to be generated,
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