JP4529858B2 - Portable cutting machine - Google Patents
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Description
本発明は、低振動機構を備えたセーバソー、ハンマドリルなどの電動工具に関するものである。 The present invention relates to a power tool such as a saver saw or a hammer drill having a low vibration mechanism.
電動モータにより駆動される往復動形式の電動工具の一例としてセーバソーがある。セーバソーは、周知の如く、一般に直線のこ刃(以下ブレードという)を先端に装着した往復動軸(以下プランジャという)を往復駆動させブレードによって切断する工具である。 An example of a reciprocating electric tool driven by an electric motor is a saver saw. As is well known, a saver saw is a tool that reciprocally drives a reciprocating shaft (hereinafter referred to as a plunger) having a straight saw blade (hereinafter referred to as a blade) attached to the tip thereof, and cuts the blade with the blade.
セーバソーにおいては、往復運動するプランジャおよびブレードにより発生するプランジャ軸方向の振動を抑制するために、プランジャの往復運動と逆位相に往復運動するバランスウエイトを設けたものがある。(例えば特許文献1参照)
従来の技術においては、プランジャに往復運動をさせるため、セカンドシャフトに高価なレシプロベアリングを設けた往復運動変換機構を用いており、低振動化のため、プランジャと逆位相の往復運動をカウンタウエイトに行わせるために、同様のレシプロベアリングを設けた往復運動変換機構を用いている。レシプロベアリングを設けた往復運動変換機構は高価で、かつ部品点数が多く組立性に難点がり、さらに、カウンタウエイトの往復運動の軌道軸を新たに設けなければならないといった問題があった。 In the prior art, in order to reciprocate the plunger, and with a reciprocating motion conversion mechanism provided with expensive reciprocating bearing second shaft, for low vibration, reciprocating motion of the plunger and the opposite phase to the counterweight For this purpose, a reciprocating motion conversion mechanism provided with a similar reciprocating bearing is used. The reciprocating motion conversion mechanism provided with the reciprocating bearing is expensive, has a large number of parts, has difficulty in assembling, and has a problem that a new orbit shaft for the reciprocating motion of the counterweight has to be provided.
本発明の目的は、上記した従来の低振動技術による電動工具の欠点の解消、すなわち、部品点数の削減、構造の簡素化、及び組立性の向上、さらには長寿命の低振動技術を提供することである。 The object of the present invention is to eliminate the drawbacks of the electric tool by the above-described conventional low-vibration technology, that is, to reduce the number of parts, simplify the structure, improve the assemblability, and provide a low-vibration technology with a long life. That is.
上記目的は、モータを内蔵するハウジングと、該ハウジングの一端に接続されたギヤケースと、該ハウジングに回転可能に取付けられ、該モータにより回転駆動されるセカンドシャフトと、該ギヤケースに往復動可能な如く取付けられるプランジャと、該セカンドシャフトの回転運動を該プランジャの往復運動に変換するための運動変換手段とを有する電動工具において、該セカンドシャフトの外周に複数の半円形状の溝を設け、該複数の溝内を球形剛体が回動可能とし、運動軌道としカウンタウエイトを該プランジャの往復運動と逆位相に駆動させ、該球形剛体が該複数溝内であってセカンドシャフト上で、180度離れた位置にあることを特徴とする電動工具とする構成とすることにより達成される。
The object is to provide a housing incorporating a motor, a gear case connected to one end of the housing, a second shaft rotatably attached to the housing and driven to rotate by the motor, and reciprocally movable to the gear case. An electric power tool having a plunger to be attached and a motion converting means for converting the rotary motion of the second shaft into a reciprocating motion of the plunger, wherein a plurality of semicircular grooves are provided on the outer periphery of the second shaft, The spherical rigid body can be rotated in the groove of No. 1 and the counterweight is driven in the opposite phase to the reciprocating motion of the plunger, and the spherical rigid body is 180 degrees apart in the multiple grooves and on the second shaft. This is achieved by adopting a configuration of an electric tool characterized by being in a position.
本発明によれば、簡単な構造にてプランジャの往復運動と逆位相にカウンタウエイトを往復運動させることが可能となり、プランジャの往復運動に必要なセカンドシャフをカウンタウエイトの往復運動軌道軸とすることが可能となり、さらに、スチールボールを複数個備えることによりカウンタウエイトを複数の点にて支持することが可能となり、長寿命化が達成される。 According to the present invention, it is possible to reciprocate the counterweight in the opposite phase to the reciprocating motion of the plunger with a simple structure, and the second shaft required for the reciprocating motion of the plunger is used as the reciprocating motion axis of the counterweight. Furthermore, by providing a plurality of steel balls, it becomes possible to support the counterweight at a plurality of points, thereby achieving a long life.
以下一実施形態を示した図1〜図20を参照して本発明を説明する。
(モータ部)
電動モータ1は樹脂製のモータハウジング2に内蔵され、モータハウジング2の後方にはハンドル3が接続されている。ハンドル3には電動モータ1への電力供給を制御するスイッチ4が内蔵されている。
(減速部)
モータハウジング2の前方には以下に述べる動力伝達手段を内蔵するアルミニウム製のインナーカバー5及びギヤカバー6が設けられている。モータ軸7の先端には駆動歯車8が形成され、モータ軸7と平行に設けられたセカンドシャフト9には従動歯車10が取付けられ、これら一対の減速歯車8、10を介して電動モータ1はセカンドシャフト9を回転駆動する。セカンドシャフト9の前方には従動歯車10の軸心に対し約14°の角度を有する傾斜軸部9aが形成され、また先端には従動歯車10の軸心と同心のサブシャフト11が取付けられている。
(プランジャ往復動変換部)
セカンドシャフト9の傾斜軸部9aには、2個のベアリング17を介して揺動軸部18aを有するレシプロプレート18が取付けられている。揺動軸部18aの先端に球状部18bが形成されて、プランジャ20を貫通して先端の球状部18bが穴部20aの内部にわずかな隙間で転動可能に係合しており、セカンドシャフト9の回転運動をプランジャ20の往復運動に変換する。
(ブレード保持部)
プランジャ20前方のブレードホルダ23部には、回動可能なレバー操作によりブレード24の着脱が行える構造が備わっているが、ボルトによってブレード27を固定する方式でもよい。本発明とは直接関係がないため、説明は省略する。
(本体前方保持部)
インナーカバー5、ギヤカバー6及びモータハウジング2の一部の外側に、摩擦係数の大きい絶縁断熱弾性部材からなるフロントカバー15が設けられている。ギヤカバー6の先端部には切断作業時にセーバソー本体を被切断材料に対して安定させるベース25が固着されている。
(プランジャ保持機構部)
ギヤカバー6の前方内部には軸受メタル19が固着されており、軸受メタル19を貫通してプランジャ20が往復動可能に取付けられている。図12に示すように、プランジャ20にはプランジャを貫通したローラシャフト21が回動可能に取付けられ、ローラシャフト21はプランジャ20と一体に往復運動できるよう設けられている。さらに、ローラシャフト21の両端に回動可能なごとくローラ13が取付けられている。ギヤカバー6の内部には、ローラ13の外径より僅かに大きい2面幅を有する軌道面6a・6b形成されており、プランジャ20の周方向の回転をローラシャフト21、ローラ13を介して2つの軌道面6a・6bにより抑制し、ブレード24の倒れを防止する。
(カウンタウエイト往復動変換部)
図2に示すように、セカンドシャフト9の外周にエンドレスの半円形溝9b・9cが2本あり、この2本の溝は逆位相に設けられる。図3・図4はこの2本の溝の展開図を示したものであり、360度回転すると同じ位置に戻ってくるエンドレス溝となっている。また、この溝は図3・図4に示す90度の位置である点Xおよび−90度の位置である点Y、すなわち図2に示すように、互いの溝が180度離れた点における距離が常にLを有している。また、セカンドシャフト9の円筒外周にはセカンドシャフト9に対し回動可能な如く円筒穴26aが形成されたカウンタウエイト26が設けられる。カウンタウエイト26には円筒穴26aの中心を貫き、かつ円筒穴26aに直角な円筒穴26b・26cの2つが設けられる。この2つの円筒穴26b・26cは図9に示すように円筒穴26aの中心に対し対称に設けられるとともに距離Lを有しており、この2つの円筒穴26b・26cを有する面にはそれぞれ平面部26d・26eが設けられる。さらに、図10・図11に示すように、この2つの平面部26d・26eに挿入可能な二面巾27aを有するカウンタサブウエイト27が設けられる。このカウンタサブウエイト27にはカウンタウエイト26およびカウンタサブウエイト27をセカンドシャフト9に対し回動を規制するための2つの切り欠き27b・27cが設けられる。この2つの切り欠き27b・27cと勘合かつ摺動可能な2個の円筒形のウエイトガイド28が、インナーカバー5とギヤカバー6に挟持されることにより固定され取り付けられ、カウンタウエイト26およびカウンタサブウエイト27をセカンドシャフト9に対し回動を規制する構造になっている。
セカンドシャフト9の外周に設けられた半円筒溝9b・9c及びカウンタウエイト26の円筒穴26b・26cに勘合可能なスチールボール30が挿入され、このスチールボール30は、カウンタサブウエイト27の二面巾27a面によりセカンドシャフト9の外周に設けられた半円形溝9b・9cとカウンタウエイトの円筒穴26b・26cとの勘合が保持されるようになっている。
(カウンタウエイト往復動作の説明)
図13〜図20は実際のカウンタウエイト26の往復動作における各部の動きを説明したものである。図13・図14はプランジャ20が最前方に、カウンタウエイト26が最後方にある時の状態を示している。図15・図16はセカンドシャフトが90度回転し、プランジャ20とカウンタウエイト26が往復運動の中心にある状態を示している。図17・図18はセカンドシャフト9が180度回転し、プランジャ20が最後方に、カウンタウエイト26が最前方にある時の状態を示している。図19・図20はセカンドシャフト9が270度回転し、プランジャ20とカウンタウエイト26が往復運動の中心にある状態を示している。セカンドシャフト9が360度回転すると図13・図14の状態に戻る。セカンドシャフト9の2本の逆位相エンドレス半円形溝9b・9cとカウンタウエイト26の2つの円筒穴26b・26cは常にスチールボール30と嵌合されることになり、したがってカウンタウエイト26の往復運動における力点が常に2ヶ所となっている。
The present invention will be described below with reference to FIGS. 1 to 20 showing an embodiment.
(Motor part)
The electric motor 1 is built in a
(Decelerator)
In front of the
(Plunger reciprocating converter)
A
(Blade holder)
The blade holder 23 in front of the
(Main body holding part)
A
(Plunger holding mechanism)
A
(Counterweight reciprocating motion converter)
As shown in FIG. 2, there are two endless semicircular grooves 9b and 9c on the outer periphery of the
A
(Explanation of counterweight reciprocation)
13 to 20 illustrate the movement of each part in the actual reciprocation of the
上記したように、プランジャ20の往復運動に必要なセカンドシャフト9をカウンタウエイト26の往復運動軌道軸とすることが可能となり、簡単な構造にてプランジャ20の往復運動と逆位相にカウンタウエイト26を往復運動させることが可能となる。
As described above, the
更に、スチールボール30を複数個備えることによりカウンタウエイト26を複数の点にて支持することが可能となり、長寿命化が達成される。
Further, by providing a plurality of
以上実施例においては、スチールボール30を2個とし、カウンタウエイト26の円筒穴を2つとしているが、スチールボール30を4個とし、カウンタウエイト26の円筒穴を4つとして構成することも可能である。
In the above embodiment, two
1は電動モータ、2はモータハウジング、3はハンドル、4はスイッチ、5はインナーカバー、6はギヤカバー、7はモータ軸、8は駆動歯車、9はセカンドシャフト、10は従動歯車、11はサブシャフト、13はローラ、15はフロントカバー、17はベアリング、18はレシプロプレート、19は軸受けメタル、20はプランジャ、21はローラシャフト、23はブレードホルダ、24はブレード、25はベース、26はカウンタウエイト、27はカウンタサブウエイト、28はウエイトガイド、30はスチールボール。
1 is an electric motor, 2 is a motor housing, 3 is a handle, 4 is a switch, 5 is an inner cover, 6 is a gear cover, 7 is a motor shaft, 8 is a drive gear, 9 is a second shaft, 10 is a driven gear, 11 is a sub Shaft, 13 roller, 15 front cover, 17 bearing, 18 reciprocating plate, 19 bearing metal, 20 plunger, 21 roller shaft, 23 blade holder, 24 blade, 25 base, and 26 counter Weight, 27 is a counter subweight, 28 is a weight guide, and 30 is a steel ball.
Claims (2)
該ハウジングの一端に接続されたギヤケースと、
該ハウジングに回転可能に取付けられ、該モータにより回転駆動されるセカンドシャフトと、
該ギヤケースに往復動可能な如く取付けられるプランジャと、
該セカンドシャフトの回転運動を該プランジャの往復運動に変換するための運動変換手段とを有する電動工具において、
該セカンドシャフトの外周に複数の半円形状の溝を設け、該複数の溝内を球形剛体が回動可能とし、
運動軌道としカウンタウエイトを該プランジャの往復運動と逆位相に駆動させ、
該球形剛体が該複数溝内であってセカンドシャフト上で、180度離れた位置にあることを特徴とする電動工具。 A housing containing a motor;
A gear case connected to one end of the housing;
A second shaft rotatably attached to the housing and driven to rotate by the motor;
A plunger attached to the gear case so as to reciprocate;
An electric power tool having a motion converting means for converting the rotational motion of the second shaft into the reciprocating motion of the plunger;
A plurality of semicircular grooves are provided on the outer periphery of the second shaft , and a spherical rigid body is rotatable in the plurality of grooves .
The counterweight is driven in the opposite phase to the reciprocating motion of the plunger as the motion trajectory ,
The electric power tool characterized in that the spherical rigid body is positioned 180 degrees apart on the second shaft in the plurality of grooves .
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