JP4529309B2

JP4529309B2 - Sanitary washing device

Info

Publication number: JP4529309B2
Application number: JP2001101188A
Authority: JP
Inventors: 晃大石; 良祐林
Original assignee: Toto Ltd
Current assignee: Toto Ltd
Priority date: 2001-03-30
Filing date: 2001-03-30
Publication date: 2010-08-25
Anticipated expiration: 2021-03-30
Also published as: JP2002294813A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛生洗浄装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の衛生洗浄装置は、洗浄水を吐出する洗浄水吐出ノズルを進退自在に収容した本体ケーシングを便器の上部に載設し、同本体ケーシングの前方に便座と便座カバーとを上下回動自在に配設する一方、同本体ケーシングの側部に袖状の操作部ケーシングを連設していた。
【０００３】
かかる衛生洗浄装置は、設定温度に加熱した洗浄水を吐出する洗浄水吐出ユニットと、設定温度に便座を加熱する便座加熱ユニットと、設定温度の乾燥風を送出する乾燥風送出ユニットとを具備するとともに、これらの各ユニットを制御するための制御ユニットと、同制御ユニットを操作するための操作ユニットとを具備していた。
【０００４】
そして、操作ユニットによって各ユニットでの設定温度を設定することができ、同操作ユニットによって設定した設定温度の洗浄水を洗浄水吐出ユニットから吐出したり、操作ユニットによって設定した設定温度に便座加熱ユニットで便座を加熱したり、或いは操作ユニットによって設定した設定温度の乾燥風を乾燥風送出ユニットで送出するように制御ユニットによって各ユニットを制御するようにしていた。
【０００５】
かかる従来の衛生洗浄装置では、いついかなるときでも使用者に快適に使用してもらうために、実際には使用されていないときから各ユニットに通電しておき、使用時に直ちに各ユニットから設定温度の吐水などを行うことができるようにし、さらには、操作ユニットに設けた節電ボタンが操作されると、制御ユニットで、過去の使用状況を記憶し、その記憶結果に基づいて使用頻度の低い時間帯を学習し、かかる使用頻度の低い時間帯では洗浄水吐出ユニットや便座加熱ユニットや乾燥風送出ユニットのうちの少なくとも一部の装置（ユニット又はユニットを構成する熱交換器等の装置）への通電を停止若しくは低減し、消費電力を低減させることによって節電を行うように制御していた。
【０００６】
かかる節電制御は、具体的には制御ユニットで、洗浄水吐出ユニットや便座加熱ユニットや乾燥風送出ユニットに対して使用時に備えて不使用時にも通電を行っておき、着座センサ等の使用有無検出手段によって所定時間内での使用の有無を検出するとともに、同使用有無検出手段によって得られた検出結果をメモリ等の使用有無記憶手段で記憶しておき、さらには、同使用有無記憶手段での記憶データに基づいて使用頻度の低い時間帯では作動部への通電を停止若しくは低減することによって節電を行うように制御していた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、衛生洗浄装置は、途中で停電、清掃、長期不在などの理由によって一時的に電源の供給が中断されてしまい節電制御を円滑に行えなくなることがある。
【０００８】
その場合に、電源供給の中断前までに使用有無記憶手段で記憶しておいた記憶データを完全に消去してしまい、電源供給の中断直後から使用有無検出手段での検出や使用有無記憶手段での記憶を再度始めから行って再度学習をやり直すように制御することが考えられる。
【０００９】
しかしながら、かかる制御では、長期不在による場合のように過去の記憶データが殆どあてにならないような状況では大きな問題とはならないが、短時間の停電や清掃による場合のように過去の記憶データでもある程度信頼できるような状況では、電源供給の中断直後に正確な節電制御を行うことができなくなるおそれがある。
【００１０】
また、電源供給の中断前までに使用有無記憶手段で記憶しておいた記憶データをそのまま利用しつつ、電源供給の中断直後も使用有無記憶手段での記憶を継続して行い、制御ユニットの内部あるいは付属のリモコンの内部に設けた時計等の計時手段で絶対的な基準時間（例えば、夜中の０時）となった場合に、電源供給が中断された時間分だけ補正を行い、補正後の記憶データに基づいて学習を行うように制御することも考えられる。
【００１１】
しかしながら、かかる制御では、制御ユニットの内部あるいは付属のリモコンの内部に設けた時計等の計時手段やそのための電池等の電源を別途設ける必要があるため、製造コストが増加するばかりでなく、電池交換といった煩雑な手間を使用者に強いることとなる。しかも、毎日決まった時間に清掃をするために電源の供給を中断する場合には、絶対的な基準時間にしか記憶データが補正されないことから、毎日決まった時間よりも後の記憶データにずれが生じてしまい、正確な節電制御を行えないおそれがあった。
【００１２】
上記電源供給の中断理由のうち、停電や長期不在によるものは、その発生頻度が非常に低いことから、かかる中断理由までをも想定して節電制御を行うと、最も発生頻度が多い定期的な清掃による中断時による場合にまで悪影響が及ぼしてしまうおそれがあった。
【００１３】
そこで、本発明では、電源供給の中断理由のうち、最も発生頻度が多い清掃による中断が生じても、良好に節電制御を行うことができ、しかも、発生頻度の低い停電や長期不在による中断が生じてもある程度対応することができる節電制御を提供するものである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明では、過去の使用状況を記憶し、その記憶結果に基づいて使用頻度の低い時間帯を学習し、かかる使用頻度の低い時間帯では少なくとも一部の装置への通電を停止若しくは低減して節電を行う衛生洗浄装置において、電源の供給が中断された場合であっても中断後に引き続き使用状況を記憶し続けて、電源の供給が中断された時間を考慮することなく使用頻度に応じた節電を行うこととした。
【００１５】
また、使用時に備えて不使用時にも通電を行う作動部と、同作動部を制御するための制御部とを具備し、同制御部は、所定時間内での使用の有無を検出する使用有無検出手段と、同使用有無検出手段によって得られた検出結果を記憶する使用有無記憶手段とを有するとともに、使用有無記憶手段での記憶データに基づいて、前記所定時間ごとに区分された時間帯のうち使用頻度の低い時間帯では作動部への通電を停止若しくは低減することによって節電を行うべく制御する衛生洗浄装置において、制御部は、電源の供給が中断された場合に、電源供給の中断前までに使用有無記憶手段が記憶していた前記所定時間内での使用の有無の記憶データに続けて、電源供給の中断が終わった時からの使用有無検出手段による検出結果を、電源供給の中断直後からの前記所定時間内での使用の有無の記憶データとして継続して記憶し、電源の供給が中断された時間に拘らず予め設定した設定頻度よりも使用頻度が低い時間帯を使用有無記憶手段で記憶した記憶データに基づいて決定し、使用頻度が低い時間帯では作動部への通電を停止若しくは低減することによって節電を行うべく制御することとした。
【００１６】
また、制御部は、使用有無検出手段で使用の有無を検出する所定時間をさらに細分化し、細分化された時間内での使用の有無を使用有無検出手段で検出し、同使用有無検出手段によって得られた検出結果を使用有無記憶手段で記憶し、しかも、電源の供給が中断された場合には、電源供給の中断前までに使用有無記憶手段が記憶していた細分化された時間内での使用の有無の記憶データに続けて、電源供給の中断が終わった時からの使用有無検出手段による検出結果を、電源供給の中断直後からの細分化された時間内での使用の有無の記憶データとして継続して記憶し、電源の供給が中断された時間に拘らず予め設定した設定頻度よりも使用頻度が低い時間帯を使用有無記憶手段で記憶した細分化された時間内での使用の有無の記憶データに基づいて決定し、使用頻度が低い時間帯では作動部への通電を停止若しくは低減することによって節電を行うべく制御することとした。
【００１７】
また、制御部は、電源の供給が中断したときは、電源供給の中断後の設定頻度を電源供給の中断前の設定頻度の値より低い値に変更することとした。
【００１８】
【発明の実施の形態】
本発明に係る衛生洗浄装置は、便器の後側上部に左右に伸延する横長略矩形箱型状の本体ケーシングを配設し、同本体ケーシングの前側部に便座と便座カバーとを上下に開閉可能にそれぞれ配設するとともに、本体ケーシングの左側端部に前後に伸延する縦長略矩形箱型状の操作部ケーシングを連設したものである。
【００１９】
かかる衛生洗浄装置は、洗浄水を使用者が予め設定した設定温度に加熱した後に使用者の局部に向けて吐出する洗浄水吐出ユニットと、便座を使用者が予め設定した設定温度に加熱する便座加熱ユニットと、使用者が予め設定した設定温度に加熱した乾燥風を使用者の局部に向けて送出する乾燥風送出ユニットとを具備しており、さらには、これらの各ユニットを制御するための制御ユニットと、同制御ユニットを操作するための操作ユニットを具備している。
【００２０】
洗浄水吐出ユニットは、給水管にバルブを連通連結し、同バルブに熱交換器を連通連結し、同熱交換器に洗浄水吐出ノズルを連通連結しており、給水管から供給される洗浄水をバルブにて一定水圧に減圧するとともに熱交換器にて設定温度に加熱し、その後、洗浄水吐出ノズルの先端部から使用者の局部に向けて吐出するようにしている。
【００２１】
便座加熱ユニットは、便座の内部にヒーターを収容しており、同ヒーターで使用者が設定した温度に便座を加熱するようにしている。
【００２２】
乾燥風送出ユニットは、本体ケーシングの内部にヒーター内蔵の送風機を配設しており、同送風機にて使用者が設定した温度に加熱した空気を使用者の局部に向けて送出するようにしている。
【００２３】
制御ユニットは、本体ケーシングの内部に制御回路を実装した制御基板を配設しており、同制御基板によって各ユニットを制御するようにしている。
【００２４】
操作ユニットは、使用時に頻繁に操作される主操作部と、比較的使用頻度が低い副操作部とから構成しており、主操作部と副操作部とを操作部ケーシングの内部に収容している。
【００２５】
かかる副操作部には、使用頻度が比較的低いと想定される時間帯においては各ユニットへの通電を中断若しくは低減して節電を行うための節電ボタンを設けている。
【００２６】
そして、本発明に係る衛生洗浄装置は、節電ボタンが操作されると、過去の使用状況を記憶し、その記憶結果に基づいて使用頻度の低い時間帯を学習し、かかる使用頻度の低い時間帯では少なくとも一部の装置への通電を停止若しくは低減して節電を行うようにしている。
【００２７】
しかも、電源の供給が中断された場合であっても中断後に引き続き使用状況を記憶し続けて、電源の供給が中断された時間を考慮することなく使用頻度に応じた節電を行うようにしている。
【００２８】
このように、電源の供給が中断された場合であっても中断後に引き続き使用状況を記憶し続けるため、短時間の停電や清掃による場合のように過去の記憶データでもある程度信頼できるような状況では、それまでの信頼できる記憶データを有効に活用して電源供給の中断直後に正確な節電制御を行うことができ、しかも、発生頻度の低い停電や長期不在による中断が生じてもそれまでの信頼できる記憶データの活用によってある程度対応することができる。
【００２９】
また、電源の供給が中断された時間を考慮することなく使用頻度に応じた節電を行っているため、計時手段等の特別の装置を別途設けなくても、すなわち製造コストの増加を招くことなく、電源供給の中断理由のうち最も発生頻度が多いと想定される短時間の清掃による中断が生じても、良好に節電制御を行うことができる。
【００３０】
具体的には、本発明に係る衛生洗浄装置は、電源の供給が中断された場合に、中断前までの使用有無記憶手段で記憶した記憶データに続けて中断直後に使用有無検出手段によって得られた検出結果を記憶データとして継続して記憶し、電源の供給が中断された時間に拘らず予め設定した設定頻度よりも使用頻度が低い時間帯を使用有無記憶手段で記憶した記憶データに基づいて決定し、使用頻度が低い時間帯では作動部への通電を停止若しくは低減することによって節電を行うべく制御している。
【００３１】
特に、使用有無検出手段で使用の有無を検出する所定時間をさらに細分化し、細分化された時間内での使用の有無を使用有無検出手段で検出し、同使用有無検出手段によって得られた検出結果を使用有無記憶手段で記憶することによって、電源供給の中断直前までに使用有無検出手段で記憶した記憶データをそっくりそのまま有効に活用でき、より一層長い中断時間にも対応した正確な節電制御を行うことができるようになる。
【００３２】
また、電源の供給が中断したときに、設定頻度を低い値に変更することによって、節電制御を行わない時間帯が増加し、かかる時間帯では、使用者が使用する際に快適な温度での吐水等が行われ、使用者に対して不快感を与えるおそれが無くなり、これによって、使用者に対してより快適な節電制御を行うことができるようになる。
【００３３】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら具体的に説明する。
【００３４】
本発明に係る衛生洗浄装置１は、図１に示すように、便器２の上部に載設されて使用されるものであり、図１〜図４に示すように、便器２の後側上部に左右に伸延する横長略矩形箱型状の本体ケーシング３を取付け、同本体ケーシング３の前側部にＯ型状の便座４と同便座４の上部を覆う便座カバー５とを上下に開閉可能にそれぞれ取付けるとともに、本体ケーシング３の左側端部に前後に伸延する縦長略矩形箱型状の操作部ケーシング６を連設している。図中、７は洗浄タンクである。
【００３５】
かかる衛生洗浄装置１は、図５に模式的に示すように、洗浄水を使用者が予め設定した設定温度に加熱した後に使用者の局部に向けて吐出する洗浄水吐出ユニット８と、便座４を使用者が予め設定した設定温度に加熱する便座加熱ユニット９と、使用者が予め設定した設定温度に加熱した乾燥風を使用者の局部に向けて送出する乾燥風送出ユニット10とを具備しており、さらには、これらの各ユニット8,9,10を制御するための制御ユニット11と、同制御ユニット11を操作するための操作ユニット12を具備している。
【００３６】
そして、使用者が操作ユニット12を操作することによって各ユニット（洗浄水吐出ユニット８、便座加熱ユニット９、乾燥風送出ユニット10）での設定温度を調節することができ、同操作ユニット12によって設定した設定温度の洗浄水を洗浄水吐出ユニット８から吐出したり、操作ユニット12によって設定した設定温度に便座加熱ユニット９で便座４を加熱したり、或いは操作ユニット12によって設定した設定温度の乾燥風を乾燥風送出ユニット10で送出するように制御ユニット11によって各ユニット8,9,10を制御するように構成している。
【００３７】
上記各ユニット（洗浄水吐出ユニット８、便座加熱ユニット９、乾燥風送出ユニット10、制御ユニット11、操作ユニット12）の構成について以下に説明する。
【００３８】
洗浄水吐出ユニット８は、図５及び図６に示すように、本体ケーシング３の左側底部にバルブ13を配設するとともに、本体ケーシング３の右側部に熱交換器14を配設し、さらには、本体ケーシング３の中央部に洗浄水吐出ノズル15を前後方向に向けて進退自在に配設しており、給水管16にバルブ13を連通連結し、同バルブ13に熱交換器14を連通管17を介して連通連結し、同熱交換器14に洗浄水吐出ノズル15を連通管18を介して連通連結している。
【００３９】
そして、洗浄水吐出ユニット８は、給水管16から供給される洗浄水をバルブ13にて一定水圧に減圧するとともに熱交換器14にて設定温度に加熱し、その後、洗浄水吐出ノズル15の先端部から吐出するようにしている。尚、バルブ13は、内部で洗浄水を分岐させることができ、分岐させた洗浄水を連通管71から進退移動する洗浄水吐出ノズル17の胴体部に向けて吐出することによって、洗浄水吐出ノズル17の胴体部を洗浄できるようにしている。
【００４０】
便座加熱ユニット９は、図５に示すように、便座４の内部にヒーター19を収容しており、同ヒーター19に通電する電流値又は印加する電圧値を調節することで使用者が設定した温度に便座４を加熱するようにしている。
【００４１】
乾燥風送出ユニット10は、図５及び図６に示すように、本体ケーシング３の左側部にヒーター内蔵の送風機20を配設し、同送風機20の送出口21を本体ケーシング３の略中央底部に配設しており、同送風機20にて使用者が設定した温度に加熱した空気を送出口21から送出するようにしている。尚、送風機20の上部には、脱臭機73を付設しており、同脱臭機73で空気を脱臭することによって悪臭の発生を防止している。
【００４２】
制御ユニット11は、図５〜図７に示すように、本体ケーシング３の左側後部に制御回路を実装した制御基板22を配設し、同制御基板22に各ユニット（洗浄水吐出ユニット８、便座加熱ユニット９、乾燥風送出ユニット10、操作ユニット12）をケーブル23,24,25,26を介して接続している。
【００４３】
また、制御ユニット11は、制御基板22にコントローラ38（ＣＰＵ）を配設し、同コントローラ38に赤外線センサ等の着座センサからなる使用有無検出手段39とＲＡＭやＥＥＰＲＯＭ等のメモリからなる使用有無記憶手段40とタイマー41とを接続している。かかる使用有無検出手段39は、所定時間内において衛生洗浄装置１が１度でも使用されたか否かといった使用の有無を検出するものであり、また、使用有無記憶手段40は、使用有無検出手段39によって得られた検出結果を記憶するものである。
【００４４】
操作ユニット12は、図５〜図９に示すように、操作部ケーシング６の前側部に配設した使用時に頻繁に操作される主操作部27と、操作部ケーシング６の後側部に配設した比較的使用頻度が低い副操作部28とから構成している。
【００４５】
主操作部27は、図７に示すように、操作部ケーシング６の上面前側部に複数の貫通孔31を穿設するとともに、操作部ケーシング６の上面前側部にシート状の操作パネル32を貼着する一方、操作部ケーシング６の下部（裏面）に略平板状の樹脂素材からなるインシュレータ33を取付け、同インシュレータ33の下部に複数の操作スイッチ34を配設した回路基板35を取付けている。図中、36は固定用ビスである。
【００４６】
操作パネル32には、複数の操作ボタン37がエンボス加工により突出形成され、各操作ボタン37の表面や上部にその操作ボタン37による動作を説明する文字や図形を印刷している。
【００４７】
前記回路基板35の上部には、図７に示すように、絶縁性及び可撓性を有する素材、例えばシリコン等をシート状に成形した上側カバー42を載設しており、一方、回路基板35の下部には、図７に示すように、絶縁性を有する素材、例えば樹脂等のフィルムをシート状に成形した下側カバー46を配設している。
【００４８】
上記実施例では、操作部ケーシング６の前側部に配設した主操作部27の構造について説明したが、操作部ケーシング６の後側部に配設した副操作部28も主操作部27と同様の構造としている。
【００４９】
すなわち、副操作部28は、図７〜図９に示すように、操作部ケーシング６の上面後側部に開閉蓋53を開閉自在に取付け、同開閉蓋53の下方の操作部ケーシング６に複数の貫通孔(図示省略）を穿設するとともに、操作部ケーシング６の上面後側部（開閉蓋53の下方）にシート状の操作パネル54を貼着する一方、操作部ケーシング６の下部に略平板状の樹脂素材からなるインシュレータ(図示省略）を取付け、同インシュレータの下部に複数の操作スイッチ(図示省略）を配設した回路基板(図示省略）を取付けている。
【００５０】
副操作部28に設けた操作パネル54は、図９に示すように、前側部に、洗浄水吐出ユニット８や便座加熱ユニット９や乾燥風送出ユニット10での設定温度を設定する際に温度を設定すべきユニットを選択するための選択ボタン55,56,57を各ユニット（洗浄水吐出ユニット８、便座加熱ユニット９、乾燥風送出ユニット10）ごとに配設し、後側部に、節電ボタン58やその他の操作ボタンを配設しており、これらの選択ボタン55,56,57や節電ボタン58はエンボス加工により突出形成され、各ボタン55,56,57,58の表面や上部にその操作ボタン37による動作を説明する文字を印刷している。
【００５１】
また、操作パネル54は、前側部の選択ボタン55,56,57の左側部に、各ユニット（洗浄水吐出ユニット８、便座加熱ユニット９、乾燥風送出ユニット10）での現在の設定温度を表示するために１個の表示部60を配設しており、かかる表示部60に前記選択ボタン55,56,57で選択されたユニットの設定温度を表示するようにしている。かかる表示部60は、設定温度を高低で示すための５個のLED等のランプ61, 62,63,64,65を１列に配置している。
【００５２】
そして、選択ボタン55,56,57を押圧操作することによって、所定のユニット（洗浄水吐出ユニット８、便座加熱ユニット９、乾燥風送出ユニット10）を所望の設定温度で作動させるようにしている。
【００５３】
上記構成の衛生洗浄装置１では、いついかなるときでも使用者が快適に使用することができるように、実際に使用されていないときから各ユニット（洗浄水吐出ユニット８、便座加熱ユニット９、乾燥風送出ユニット10）に通電しておき、使用時に直ちに操作ユニット12によって設定した設定温度の洗浄水を洗浄水吐出ユニット８から吐出したり、操作ユニット12によって設定した設定温度に便座加熱ユニット９で便座４を加熱したり、或いは操作ユニット12によって設定した設定温度の乾燥風を乾燥風送出ユニット10で送出できるように制御ユニット11によって各ユニット8,9,10を制御している。このように、本実施例に係る衛生洗浄装置１は、使用時に備えて不使用時にも通電を行う作動部として洗浄水吐出ユニット８と便座加熱ユニット９と乾燥風送出ユニット10とを具備するとともに、同作動部を制御するための制御部として制御ユニット1 1を具備している。
【００５４】
しかも、本実施例に係る衛生洗浄装置１では、操作ユニット12に設けた節電ボタン58が操作された場合には、制御ユニット11が、過去の使用状況を記憶し、その記憶結果に基づいて使用頻度の低い時間帯を学習し、かかる使用頻度の低い時間帯では洗浄水吐出ユニット８や便座加熱ユニット９や乾燥風送出ユニット10への通電を停止若しくは低減し、装置全体での消費電力を低減させることによって節電を行うように制御している。
【００５５】
すなわち、制御ユニット11は、タイマー41で所定時間（本実施例では、４５分間）を計測し、かかる所定時間内に実際に使用されたか否かを使用有無検出手段39で検出し、その検出結果を使用有無記憶手段40で記憶し、予め設定した設定頻度よりも使用頻度が低い時間帯を使用有無記憶手段40での記憶データ66に基づいて決定し、かかる使用頻度の低い時間帯では作動部（洗浄水吐出ユニット８、便座加熱ユニット９、乾燥風送出ユニット10）への通電を停止若しくは低減することによって節電を行うように制御している。
【００５６】
記憶データ66は、図11に示すように、１日を４５分間ごとに３２個の時間帯（５時３０分〜６時１５分、６時１５分〜７時、７時〜７時４５分、・・・、４時〜４時４５分、４時４５分〜５時３０分）に区分し、節電制御を行う１日前（前日）の第１番目の時間帯（５時３０分〜６時１５分）での使用の有無を示すデータをＤ(1,1)とし、第２番目の時間帯（６時１５分〜７時）での使用の有無を示すデータをＤ(1,2)とし、また、節電制御を行う２日前の第１番目の時間帯（５時３０分〜６時１５分）での使用の有無を示すデータをＤ(2,1)とし、第２番目の時間帯（６時１５分〜７時）での使用の有無を示すデータをＤ(2,2)とし、すなわち、節電制御を行うｍ日前の第ｎ番目の時間帯での使用の有無を示すデータをＤ(m,n)として表している。尚、本実施例では、節電制御を行う８日前までのデータを記憶しておくようにしている。
【００５７】
ここで、使用の有無を示すデータは、図11中の式（１）に示すように、各時間帯において実際に使用された場合には、各データを１とし、一方、各時間帯において実際に１度も使用されなかった場合には、各データを０としている。
【００５８】
また、記憶データ66は、１日を４５分間ごとに３２個の時間帯に区分し、節電制御を行う当日の各時間帯において節電を行うか否か（通電するか否か）を示すデータをＳ(1)、Ｓ(2)、Ｓ(3)、・・・、Ｓ(31)、Ｓ(32)としており、かかる節電を行うか否かを示すデータは、節電制御を行う８日前〜１日前までにおける隣接する２個の時間帯での使用の有無を示すデータに基づいて決定するようにしている。そのため、節電を行うか否かを示すデータにおける時間帯は、使用の有無を示すデータにおける時間帯よりも２２分３０秒だけずれている。具体的には、節電を行うか否かを示すデータにおける時間帯は、５時５２分３０秒〜６時３７分３０秒、６時３７分３０秒〜７時２２分３０秒、７時２２分３０秒〜８時７分３０秒、・・・、４時２２分３０秒〜５時７分３０秒、５時７分３０秒〜５時５２分３０秒の３２区分としている。
【００５９】
ここで、節電を行うか否かを示すデータは、図11中の式（２）に示すように、節電制御を行う８日前〜１日前までにおける隣接する２個の時間帯での使用の有無を示す１６個のデータの総和を求め、かかる総和が予め定めた設定頻度ｋよりも多く使用されている場合には、節電を行わないことを示す「Ｘ」とし、一方、前記総和が予め定めた設定頻度ｋよりも少なく使用されている場合には、節電を行うことを示す「Ｏ」としている。設定頻度ｋは、例えば、合計１６個の時間帯において４回以上使用されている時間帯では節電を行わないように設定する場合には設定頻度ｋを４としておく。尚、計算の便宜上、Ｄ(i,1)をＤ(i,33)としている。
【００６０】
具体例に基づいて説明すると、図12に示すように、タイマー41を用いて４５分間隔で使用有無検出手段39による検出結果を使用有無記憶手段40で記憶データ66を記憶する場合において、８日前は第３番目の時間帯（７時〜７時４５分）においてのみ使用され（すなわち、Ｄ(8,3)＝１）、７日前は第４番目の時間帯（７時４５分〜８時３０分）においてのみ使用され（すなわち、Ｄ(7,4)＝１）、６日前は第２、第３、第５番目の時間帯において使用され（すなわち、Ｄ(6,2)＝１、Ｄ(6,3)＝１、Ｄ(6,5)＝１）、５日前は第４番目の時間帯においてのみ使用され（すなわち、Ｄ(5,4)＝１）、４日前は第５番目の時間帯においてのみ使用され（すなわち、Ｄ(4,5)＝１）、３日前は第３番目の時間帯においてのみ使用され（すなわち、Ｄ(3,3)＝１）、２日前は第３、第４番目の時間帯において使用され（すなわち、Ｄ(2,3)＝１、Ｄ(2,4)＝１）、１日前は第４番目の時間帯においてのみ使用され（すなわち、Ｄ(1,4)＝１）たとすると、使用頻度が４回以上のときには節電しないように制御する場合（すなわち、設定頻度ｋ＝４の場合）は、図11中の式(2)より、第２、第３、第４番目の時間帯（すなわち、６時３７分３０秒〜７時２２分３０秒、７時２２分３０秒〜８時７分３０秒、８時７分３０秒〜８時５２分３０秒の各時間帯）においては節電を行わず、他の時間帯においては節電を行う（すなわち、Ｓ(1)＝「Ｏ」、Ｓ(2)＝「Ｘ」、Ｓ(3)＝「Ｘ」、Ｓ(4)＝「Ｘ」、Ｓ(5)＝「Ｏ」、Ｓ(6)＝「Ｏ」）ように制御する。
【００６１】
ここで、使用頻度が２回以上のときには節電しないように制御する場合（すなわち、設定頻度ｋ＝２の場合）には、図11中の式(2)より、第２、第３、第４番目の時間帯（すなわち、６時３７分３０秒〜７時２２分３０秒、７時２２分３０秒〜８時７分３０秒、８時７分３０秒〜８時５２分３０秒の各時間帯）に加えて第５番目の時間帯（すなわち、８時５２分３０秒〜９時３７分３０秒）の各時間帯）においては節電を行わず、他の時間帯においては節電を行う（すなわち、Ｓ(1)＝「Ｏ」、Ｓ(2)＝「Ｘ」、Ｓ(3)＝「Ｘ」、Ｓ(4)＝「Ｘ」、Ｓ(5)＝「Ｘ」、Ｓ(6)＝「Ｏ」）ように制御する。
【００６２】
このように、設定頻度ｋを低い値に変更すると、節電制御を行わない時間帯が増える（上記実施例では、第５番目の時間帯が、設定頻度ｋ＝４では、節電制御を行うが、設定頻度ｋ＝２では、節電制御を行わない。）。すなわち、設定頻度ｋをより低い値に変更することによって、節電制御を行わない時間帯が増加し、かかる時間帯では、使用者が使用する際に快適な温度での吐水等が行われ、使用者に対して不快感を与えるおそれが無くなることになる。換言すれば、節電制御には、節電を行うことによって消費電力を低減することができる効果が得られる反面、節電を行っている時間帯で不意に使用されるとかえって使用者に不快感を与えてしまうおそれがあり、使用者に可及的に不快感を与えないようにするためには、節電を行う時間帯を安全側すなわち増加させる側に制御することが望ましいのである。上記では、便宜上、具体的な時刻を示して説明したが、この時刻は制御ユニット11が認識している時刻であり、実際の時刻との整合をとることはできない。従って、以下に説明するように電源の供給が途中で中断された場合には、制御ユニット11内の時間は進まないため、実際の時間とは少なくとも電源供給が中断されていた時間だけずれることとなる。そして、本実施例では、節電制御時において電源の供給が途中で中断された場合の制御に特徴を有している。
【００６３】
すなわち、本実施例では、制御ユニット11が、電源の供給が中断された場合に、電源供給の中断前までに使用有無記憶手段40が記憶していた記憶データ66に続けて電源供給の中断直後から使用有無検出手段39によって得られた検出結果を記憶データ66として継続して記憶し、電源の供給が中断された時間に拘らず予め設定した設定頻度ｋよりも使用頻度が低い時間帯を使用有無記憶手段40で記憶した記憶データに基づいて決定し、使用頻度が低い時間帯では各ユニット8,9,10への通電を停止若しくは低減することによって節電を行うように制御している。
【００６４】
具体的には、図13に示すように、第ｍ日前の第ｎ＋１番目の時間帯において清掃をするために電源の供給が中断されたとすると、電源供給の中断前までに使用有無記憶手段40が記憶していた記憶データ66、ここではＤ(m,n)までの記憶データ66を使用有無記憶手段40で記憶しておき、電源供給の中断が終わった時すなわち電源供給が再開された時から再び使用有無検出手段39による検出を再開し、電源供給の中断直後から使用有無検出手段39によって得られた検出結果を記憶データ66として継続して記憶する（ここでは、Ｄ(m,n+1)、Ｄ(m,n+2)、・・・）。
【００６５】
このように、本実施例では、電源の供給が中断された場合であっても中断後に引き続き使用状況を記憶し続けるため、短時間の停電や清掃による場合のように過去の記憶データ66でもある程度信頼できるような状況では、それまでの信頼できる記憶データ66を有効に活用して電源供給の中断直後に正確な節電制御を行うことができ、しかも、発生頻度の低い停電や長期不在による中断が生じてもそれまでの信頼できる記憶データ66の活用によってある程度対応することができる。
【００６６】
また、電源の供給が中断された時間を考慮することなく使用頻度に応じた節電を行っているため、計時手段等の特別の装置を別途設けなくても、すなわち製造コストの増加を招くことなく、電源供給の中断理由のうち最も発生頻度が多いと想定される短時間の清掃による中断が生じても、良好に節電制御を行うことができる。
【００６７】
このように、本実施例では、電源の供給が中断された場合に、中断前までの使用有無記憶手段40で記憶した記憶データ66に続けて中断直後に使用有無検出手段39によって得られた検出結果を記憶データ66として継続して記憶し、電源の供給が中断された時間に拘らず予め設定した設定頻度ｋよりも使用頻度が低い時間帯を使用有無記憶手段40で記憶した記憶データ66に基づいて決定し、使用頻度が低い時間帯では各ユニット8,9,10への通電を停止若しくは低減することによって節電を行うように制御しているため、計時手段等の特別の装置を別途設けずに、すなわち製造コストの増加を招かずに、電源供給の中断理由のうち最も発生頻度が多いと想定される短時間の清掃による中断が生じても、良好に節電制御を行うことができ、しかも、発生頻度の低い停電や長期不在による中断が生じてもある程度対応することができる節電制御を行うことができる。
【００６８】
特に、制御ユニット11が、電源の供給が中断した場合に、前述したように設定頻度ｋをより低い値に変更するように制御すれば、節電制御を行わない時間帯が増加し、かかる時間帯では、使用者が使用する際に快適な温度での吐水等が行われ、使用者に対して不快感を与えるおそれが無くなり、これによって、使用者に対してより快適な節電制御を行うことができるようになる。
【００６９】
上記実施例では、図13に基づいて説明したように、第ｍ日前の第ｎ＋１番目の時間帯において清掃をするために電源の供給が中断された場合には、電源供給の中断前までに使用有無記憶手段40が記憶していた記憶データ66を使用有無記憶手段40で記憶しておき、電源供給の中断が終わった時から再び使用有無検出手段39による検出を再開しているため、第ｎ番目の記憶データ66（Ｄ(m,n)）の記憶直後から電源供給の中断終了までの間の時間（図13中に符号t1で示す時間）だけその後の記憶データ66がずれることになる。
【００７０】
かかる電源供給の中断が第ｎ＋１番目の記憶データ66（Ｄ(m,n+1)）の記憶開始直後であれば殆ど節電制御に悪影響を及ぼすことはないが、第ｎ＋１番目の記憶データ66（Ｄ(m,n+1)）の記憶終了間際であれば、ずれが大きく生じることとなる。そのため、そのような場合に対応した良好な節電制御を行うために、制御ユニット11は、使用有無検出手段39で使用の有無を検出する所定時間（例えば４５分間）をさらに細分化し、細分化された時間内（例えば1分間）での使用の有無を使用有無検出手段39で検出し、同使用有無検出手段39によって得られた検出結果を使用有無記憶手段40で記憶するようにしている。
【００７１】
すなわち、図14に示すように、第ｍ日前の第ｎ番目の記憶データ66（Ｄ(m,n)）を使用有無検出手段39で検出する際に、タイマー41を用いて１分間隔で使用有無検出手段39によって検出した検出結果を細分化データ67（ｄ(m,n,1)、ｄ(m,n,2)、ｄ(m,n,3)、・・・、ｄ(m,n,44)、ｄ(m,n,45)）として使用有無記憶手段40で記憶し、さらに、図14中の式(3)で示すように、その総和が１以上の時には、その時間帯（４５分間）での使用が行われたと判断して、使用有無記憶手段40は記憶データ66として１を記憶し（すなわち、Ｄ(m,n)＝１）、一方、細分化データ67の総和が０の時には、その時間帯（４５分間）での使用が行われなかったと判断して、使用有無記憶手段40は記憶データ66として０を記憶する（すなわち、Ｄ(m,n)＝０）。尚、ここでも、使用の有無を示すデータは、細分化された各時間帯において実際に使用された場合には、各データを１とし（すなわち、ｄ(m,n,h)＝１）、一方、各時間帯において実際に１度も使用されなかった場合には、各データを０としている（すなわち、ｄ(m,n,h)＝０）。
【００７２】
具体的には、図15に示すように、第ｍ日前の第ｎ＋１番目の時間帯の１０分後に清掃をするためにある時間（図15中、符号t2で示す時間）だけ電源の供給が中断された場合には、電源供給の中断直前までに使用有無記憶手段40が記憶していた記憶データ66、ここではｄ(m,n+1,1)〜ｄ(m,n+1,10)までの記憶データ66を使用有無記憶手段40で記憶しておき、電源供給の中断が終わった時すなわち電源供給が再開された時から再び使用有無検出手段39による検出を再開し、電源供給の中断直後から使用有無検出手段39によって得られた検出結果を記憶データ66として継続して記憶する（ここでは、ｄ(m,n+1,11)〜ｄ(m,n+1,45)、Ｄ(m,n+2)）。
【００７３】
このように、使用有無検出手段39で使用の有無を検出する所定時間をさらに細分化し、細分化された時間内での使用の有無を使用有無検出手段39で検出し、同使用有無検出手段39によって得られた検出結果を使用有無記憶手段40で記憶するように制御することによって、電源供給の中断直前までに使用有無検出手段39で記憶した細分化データ67（ここでは、ｄ(m,n+1,1)〜ｄ(m,n+1,10)）をそっくりそのまま有効に活用でき、電源供給の中断開始から電源供給の中断終了までの間の時間（図15中に符号t2で示す時間）だけしか記憶データ66のずれが生じなくなり、したがって、電源供給の中断による記憶データ66のずれを可及的に小さくすることができ、これによって、より一層長い中断時間にも対応した正確な節電制御を行うことができる。
【００７４】
この場合でも、制御ユニット11が、電源の供給が中断した場合に、前述したように設定頻度ｋをより低い値に変更するように制御すれば、節電制御を行わない時間帯が増加し、かかる時間帯では、使用者が使用する際に快適な温度での吐水等が行われ、使用者に対して不快感を与えるおそれが無くなり、これによって、使用者に対してより快適な節電制御を行うことができるようになる。
【００７５】
上述した節電制御の有効性を検証するために、毎日１０時頃（実際の時刻）に１０分間だけ清掃などの理由によって電源の供給を中断したと想定し、毎日７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）の５分間において使用をするとした場合の節電制御結果を図16及び図17に示す。尚、図16及び図17では、検証開始後の８日目までの使用状況と節電制御結果を順に示している。使用状況は、検証日の８日前〜１日前までの各日の５分間隔での使用有無を「Ｏ」又は「Ｘ」（使用した場合は「Ｏ」、使用していない場合は「Ｘ」で表す。）で表している。また、節電制御結果は、各時間帯（４５分間）で節電をしない場合には実線の矢印で示し、節電をする場合には点線の矢印で示している。図中、最上部の時間は実際の時間（絶対時間）を示している。
【００７６】
まず、設定頻度ｋを４とした場合、すなわち過去８日間で隣接する２個の時間帯（９０分間）に４回以上使用がされると節電を行わない場合を図16に示す。
【００７７】
図16に示すように、まず１日目は、それまでの過去８日間に電源供給の中断がなく、したがって記憶データ66のずれがなく、頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）を含む９０分間だけ節電が行われない。
【００７８】
次に、２日目では、前日の１０分間の電源供給の中断によって記憶データ66が１０分間分だけずれ、これに伴って節電が行われない時間帯も10分間分だけずれるが、それでもなお頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）を含む９０分間だけ節電が行われない。
【００７９】
同様に、３日目では記憶データ66や節電が行われない時間帯が２０分間分だけずれるが、頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）を含む９０分間は節電が行われておらず、４日目では記憶データ66や節電が行われない時間帯が３０分間分だけずれるが、頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）を含む９０分間は節電が行われておらず、５日目では記憶データ66や節電が行われない時間帯が４０分間分だけずれるが、頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）を含む９０分間は節電が行われていない。
【００８０】
そして、６日目では記憶データ66や節電が行われない時間帯が５０分間分だけずれ、頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）よりも後の９０分間で節電が行われないことになり、実際の使用時間（７時１０分〜７時１５分）では節電が行われてしまうことになる。
【００８１】
次に、７日目では記憶データ66や節電が行われない時間帯が６０分間分だけずれるが、それにより節電を行わない時間帯が増加して、頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）を含む１３５分間は節電が行われておらず、８日目では記憶データ6 6や節電が行われない時間帯が７０分間分だけずれるが、頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）を含む１３５分間は節電が行われていない。
【００８２】
このように、上述した節電制御を行うことによって、現実的に起こる可能性が高いと想定される清掃等による毎日短時間（１０分間）だけの電源供給の中断があっても、殆ど影響はなく、実際に頻繁に使用される時間帯では良好な節電制御が行われることがわかる。
【００８３】
また、図16に示す検証結果では、６日目に実際の使用時間で節電されてしまうことになっているが、これは前述したように、設定頻度ｋを低い値に変更することによって解消することができる。
【００８４】
すなわち、設定頻度ｋを２とした場合、すなわち過去８日間で隣接する２個の時間帯（９０分間）に２回以上使用がされると節電を行わない場合を図17に示す。
【００８５】
図17に示すように、まず１日目は、それまでの過去８日間に電源供給の中断がなく、したがって記憶データ66のずれがなく、頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）を含む９０分間だけ節電が行われない。
【００８６】
また、２日目では、前日の１０分間の電源供給の中断によって記憶データ66が１０分間分だけずれ、これに伴って節電が行われない時間帯も10分間分だけずれるが、それでもなお頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）を含む９０分間だけ節電が行われない。同様に、３日目では記憶データ66や節電が行われない時間帯が２０分間分だけずれるが、頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）を含む９０分間は節電が行われておらず、４日目では記憶データ66や節電が行われない時間帯が３０分間分だけずれるが、頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）を含む９０分間は節電が行われておらず、５日目では記憶データ66や節電が行われない時間帯が４０分間分だけずれるが、頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）を含む９０分間は節電が行われていない。
【００８７】
そして、６日目では記憶データ66や節電が行われない時間帯が５０分間分だけずれるが、それにより節電を行わない時間帯が増加して、頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）を含む１３５分間は節電が行われないことになり、実際の使用時間（７時１０分〜７時１５分）でも節電が行われていない。
【００８８】
次に、７日目では記憶データ66や節電が行われない時間帯が６０分間分だけずれるが、頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）を含む１３５分間は節電が行われておらず、８日目では記憶データ66や節電が行われない時間帯が７０分間分だけずれるが、頻繁に使用される７時１０分〜７時１５分（実際の時刻）を含む１３５分間は節電が行われていない。
【００８９】
このように、設定頻度ｋをより低い値に変更することによって、節電制御を行わない時間帯が増加し（上記具体例では、９０分間から１３５分間に増加する）、かかる時間帯では、使用者が使用する際に快適な温度での吐水等が行われ、使用者に対して不快感を与えるおそれが無くなり、これによって、使用者に対してより快適な節電制御を行うことができるようになる。かかる設定頻度ｋの変更は、電源の中断が生じるたびに徐々に低い値に変更してもよい。また、所定期間電源の中断が生じなかった場合には、設定頻度ｋを徐々に高い値に変更してもよい。
【００９０】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【００９１】
すなわち、本発明では、電源の供給が中断された場合であっても中断後に引き続き使用状況を記憶し続けるため、短時間の停電や清掃による場合のように過去の記憶データでもある程度信頼できるような状況では、それまでの信頼できる記憶データを有効に活用して電源供給の中断直後に正確な節電制御を行うことができ、しかも、発生頻度の低い停電や長期不在による中断が生じてもそれまでの信頼できる記憶データの活用によってある程度対応することができる。
【００９２】
また、電源の供給が中断された時間を考慮することなく使用頻度に応じた節電を行っているため、計時手段等の特別の装置を別途設けなくても、すなわち製造コストの増加を招くことなく、電源供給の中断理由のうち最も発生頻度が多いと想定される短時間の清掃による中断が生じても、良好に節電制御を行うことができる。
【００９３】
また、請求項１に係る本発明では、電源の供給が中断された場合に、電源供給の中断前までに使用有無記憶手段が記憶していた前記所定時間内での使用の有無の記憶データに続けて、電源供給の中断が終わった時からの使用有無検出手段による検出結果を、電源供給の中断直後からの前記所定時間内での使用の有無の記憶データとして継続して記憶し、電源の供給が中断された時間に拘らず予め設定した設定頻度よりも使用頻度が低い時間帯を使用有無記憶手段で記憶した記憶データに基づいて決定し、使用頻度が低い時間帯では作動部への通電を停止若しくは低減することによって節電を行うべく制御しているため、この場合にも、計時手段等の特別の装置を別途設けなくても、すなわち製造コストの増加を招くことなく、電源供給の中断理由のうち最も発生頻度が多いと想定される短時間の清掃による中断が生じても、良好に節電制御を行うことができ、しかも、発生頻度の低い停電や長期不在による中断が生じてもある程度対応することができる節電制御を行うことができる。
【００９４】
また、請求項２に係る本発明では、使用有無検出手段で使用の有無を検出する所定時間をさらに細分化し、細分化された時間内での使用の有無を使用有無検出手段で検出し、同使用有無検出手段によって得られた検出結果を使用有無記憶手段で記憶しているため、電源供給の中断直前までに使用有無検出手段で記憶した記憶データをそっくりそのまま有効に活用でき、より一層長い中断時間にも対応した正確な節電制御を行うことができる。
【００９５】
また、請求項３に係る本発明では、制御部は、電源の供給が中断したときは、電源供給の中断後の設定頻度を電源供給の中断前の設定頻度の値より低い値に変更しているため、節電制御を行わない時間帯が増加し、かかる時間帯では、使用者が使用する際に快適な温度での吐水等が行われ、使用者に対して不快感を与えるおそれが無くなり、これによって、使用者に対してより快適な節電制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる衛生洗浄装置の使用状態を示す斜視図。
【図２】本発明に係る衛生洗浄装置を示す平面図。
【図３】同正面図。
【図４】同左側面図。
【図５】衛生洗浄装置の内部構造を示す模式図。
【図６】同斜視図。
【図７】各ユニットの接続を示す模式図。
【図８】操作ユニットを示す分解斜視図。
【図９】同正面図。
【図１０】副操作部を示す平面図。
【図１１】記憶データを示す説明図。
【図１２】記憶データの具体例を示す説明図。
【図１３】電源供給が中断された場合の記憶データを示す説明図。
【図１４】細分化された記憶データを示す説明図。
【図１５】電源供給が中断された場合の記憶データを示す説明図。
【図１６】設定頻度ｋ＝４の場合の検証結果。
【図１７】設定頻度ｋ＝２の場合の検証結果。
【符号の説明】
１衛生洗浄装置
２便器
３本体ケーシング
４便座
５便座カバー
６操作部ケーシング
８洗浄水吐出ユニット
９便座加熱ユニット
10 乾燥風送出ユニット
11 制御ユニット
12 操作ユニット
13 バルブ
14 熱交換器
15 洗浄水吐出ノズル
16 給水管
19 ヒーター
22 制御基板
27 主操作部
28 副操作部
32 操作パネル
39 使用有無検出手段
40 使用有無記憶手段
58 節電ボタン
66 記憶データ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sanitary washing device.
[0002]
[Prior art]
A conventional sanitary washing device has a main body casing that accommodates a washing water discharge nozzle for discharging washing water so as to be able to advance and retreat, and the toilet seat and toilet seat cover can be pivoted up and down in front of the main body casing. On the other hand, a sleeve-like operation unit casing is continuously provided on the side of the main body casing.
[0003]
Such a sanitary washing apparatus includes a washing water discharge unit that discharges cleaning water heated to a set temperature, a toilet seat heating unit that heats the toilet seat to a set temperature, and a dry air sending unit that sends dry air at a set temperature. In addition, a control unit for controlling each of these units and an operation unit for operating the control unit are provided.
[0004]
And the set temperature in each unit can be set by the operation unit, the wash water of the set temperature set by the operation unit is discharged from the wash water discharge unit, or the toilet seat heating unit is set to the set temperature set by the operation unit. Then, each unit is controlled by the control unit so that the toilet seat is heated or the drying air having a set temperature set by the operation unit is sent out by the drying air sending unit.
[0005]
In such a conventional sanitary washing device, in order for the user to use it comfortably at any time, each unit is energized when it is not actually used, and the set temperature is immediately When the power-saving button provided on the operation unit is operated, the control unit stores the past usage status, and based on the stored result, the time period when the usage frequency is low In such a low usage frequency period, energization of at least a part of the washing water discharge unit, the toilet seat heating unit, and the dry air delivery unit (unit or a device such as a heat exchanger constituting the unit) Is controlled so as to save power by stopping or reducing power consumption and reducing power consumption.
[0006]
This power-saving control is specifically a control unit that energizes the washing water discharge unit, toilet seat heating unit, and dry air delivery unit even when not in use, and detects whether a seating sensor or the like is used. The presence / absence of use within a predetermined time is detected by the means, and the detection result obtained by the use presence / absence detection means is stored in the use presence / absence storage means such as a memory. Based on the stored data, control is performed so as to save power by stopping or reducing energization to the operating unit in a time zone where the frequency of use is low.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the sanitary washing apparatus, the power supply may be temporarily interrupted due to a power failure, cleaning, long-term absence, and the like, and power saving control may not be performed smoothly.
[0008]
In that case, the stored data stored in the use presence / absence storage means before the interruption of the power supply is completely erased, and the detection by the use presence / absence detection means and the use presence / absence storage means immediately after the interruption of the power supply. It is conceivable to perform control so that learning is performed again from the beginning and learning is performed again.
[0009]
However, such control does not pose a major problem in situations where the past stored data is almost unreliable as in the case of long-term absence, but the past stored data is also somewhat to some extent as in the case of a short power failure or cleaning. In a reliable situation, there is a risk that accurate power saving control cannot be performed immediately after interruption of power supply.
[0010]
In addition, while using the storage data stored in the use presence / absence storage means before interruption of power supply as it is, the storage in the use presence / absence storage means is continued immediately after interruption of power supply, Or, when the time is measured by a clock or other means provided inside the attached remote control, when the absolute reference time (for example, midnight) is reached, correction is made only for the time when the power supply is interrupted. It is also conceivable to perform control based on the stored data.
[0011]
However, in such control, it is necessary not only to increase the manufacturing cost but also to replace the battery, because it is necessary to separately provide a clocking means such as a clock provided in the control unit or in the attached remote controller and a power source for the battery. Such a troublesome labor is forced on the user. In addition, when the power supply is interrupted for cleaning at a fixed time every day, the stored data is corrected only at the absolute reference time, so there is a shift in the stored data after the fixed time every day. As a result, there is a risk that accurate power saving control cannot be performed.
[0012]
Among the reasons for the interruption of power supply, those due to power outages and long-term absences are very low in frequency. There was a risk of adverse effects even when interrupted by cleaning.
[0013]
Therefore, in the present invention, among the reasons for interruption of power supply, even when the most frequent occurrence of interruption occurs due to cleaning, power saving control can be performed satisfactorily, and interruption due to low frequency occurrence of power failure or long-term absence is possible. It is intended to provide power saving control that can cope to some extent even if it occurs.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
That is, in the present invention, the past usage situation is stored, and a time zone with low usage frequency is learned based on the storage result, and energization to at least some of the devices is stopped or reduced during the time zone with low usage frequency. In the sanitary washing device that saves power, even if the power supply is interrupted, it continues to memorize the usage status after the interruption, and according to the usage frequency without considering the time when the power supply was interrupted It was decided to save electricity.
[0015]
In addition, an operating unit that energizes when not in use in preparation for use, and a control unit for controlling the operating unit, and the control unit detects whether or not it is used within a predetermined time. Based on the data stored in the use presence / absence storage means, the detection means and the use presence / absence storage means for storing the detection result obtained by the use presence / absence detection means , Out of the time zones divided for each predetermined time In the sanitary washing device that controls to save power by stopping or reducing the energization to the operating part in the low-use time zone, the control unit, when the supply of power is interrupted, Power supply Until interruption In Usage status storage means But Remember Have The Presence or absence of use within the predetermined time Following stored data The detection result by the use detection means from the time when the interruption of power supply is over, Immediately after interruption Of use within the predetermined time from Stored continuously as stored data, and determined based on the stored data stored in the use presence / absence storage means for a time period in which the use frequency is lower than the preset set frequency regardless of the time when the power supply is interrupted In the time zone with low frequency, it was decided to control to save power by stopping or reducing energization to the operating part.
[0016]
Further, the control unit further subdivides the predetermined time for detecting the presence / absence of use by the use presence / absence detection means, detects the presence / absence of use within the subdivided time by the use presence / absence detection means, and uses the use presence / absence detection means. When the obtained detection result is stored in the use presence / absence storage means and the supply of power is interrupted, Power supply Before interruption Used / unused storage means remembered Use in subdivided time of Following stored data The detection result by the use detection means from the time when the interruption of power supply is over, Interruption Right after Use in a subdivided time of Stored continuously as stored data, and stored in the use presence / absence storage means a time zone in which the use frequency is lower than the preset set frequency regardless of the time when the power supply is interrupted Whether or not to use within a subdivided time It is determined based on the stored data, and control is performed to save power by stopping or reducing energization to the operating unit in a time zone where the use frequency is low.
[0017]
In addition, when the power supply is interrupted, the control unit After interruption of power supply Set frequency From the set frequency value before power supply interruption It was decided to change to a lower value.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The sanitary washing device according to the present invention is provided with a horizontally long and substantially rectangular box-shaped main body casing at the upper rear side of the toilet bowl, and the toilet seat and toilet seat cover can be opened and closed vertically on the front side of the main body casing. In addition, a vertically long rectangular box-shaped operation section casing is provided continuously at the left end of the main casing.
[0019]
Such a sanitary washing apparatus includes a cleaning water discharge unit that discharges cleaning water to a user's local part after heating the cleaning water to a preset temperature set by the user, and a toilet seat that heats the toilet seat to a preset temperature set by the user A heating unit, and a drying air sending unit for sending the drying air heated to a preset temperature set by the user toward the user's local area, and further, for controlling each of these units A control unit and an operation unit for operating the control unit are provided.
[0020]
The cleaning water discharge unit has a valve connected to the water supply pipe, a heat exchanger connected to the valve, and a cleaning water discharge nozzle connected to the heat exchanger. The pressure is reduced to a constant water pressure by a valve, heated to a set temperature by a heat exchanger, and then discharged from the tip of the washing water discharge nozzle toward the user's local area.
[0021]
The toilet seat heating unit accommodates a heater inside the toilet seat and heats the toilet seat to a temperature set by the user with the heater.
[0022]
The dry air sending unit is provided with a blower with a built-in heater inside the main casing, and sends air heated to the temperature set by the user to the user's local area. .
[0023]
The control unit includes a control board on which a control circuit is mounted inside the main body casing, and each unit is controlled by the control board.
[0024]
The operation unit is composed of a main operation part that is frequently operated during use and a sub operation part that is relatively infrequently used. The main operation part and the sub operation part are accommodated inside the operation part casing. Yes.
[0025]
Such a sub-operation unit is provided with a power saving button for saving power by interrupting or reducing energization of each unit during a time period in which usage frequency is assumed to be relatively low.
[0026]
And the sanitary washing apparatus which concerns on this invention memorize | stores the past use condition, if a power-saving button is operated, learns the time zone with low usage frequency based on the memory | storage result, and time zone with such low usage frequency Then, power saving is performed by stopping or reducing energization of at least some of the devices.
[0027]
Moreover, even if the supply of power is interrupted, the use status is continuously stored after the interruption, and power is saved according to the frequency of use without considering the time when the supply of power is interrupted. .
[0028]
In this way, even if the supply of power is interrupted, it continues to memorize the usage status after interruption, so in the situation where past stored data can be trusted to some extent as in the case of a short power failure or cleaning, etc. Effective storage control can be performed immediately after the interruption of power supply by effectively utilizing the reliable stored data until then, and even if interruptions due to infrequent power outages or long-term absences occur, the reliability up to that time This can be dealt with to some extent by utilizing stored data that can be stored.
[0029]
In addition, power is saved according to the frequency of use without considering the time when the supply of power is interrupted, so there is no need to provide a special device such as a time measuring means, that is, without increasing the manufacturing cost. The power saving control can be performed satisfactorily even when interruption due to short-time cleaning, which is assumed to occur most frequently among the reasons for interruption of power supply, occurs.
[0030]
Specifically, when the supply of power is interrupted, the sanitary washing device according to the present invention is obtained by the use presence / absence detection unit immediately after the interruption following the stored data stored in the use presence / absence storage unit until the interruption. Based on the stored data stored in the use presence / absence storage means, the time of use is lower than the preset set frequency regardless of the time when the supply of power is interrupted. In the time zone in which the frequency of use is low, the control is performed to save power by stopping or reducing the power supply to the operating unit.
[0031]
In particular, the predetermined time for detecting presence / absence of use by the use presence / absence detection means is further subdivided, the presence / absence of use within the subdivided time is detected by the use presence / absence detection means, and the detection obtained by the use presence / absence detection means By storing the results in the use presence / absence storage means, the stored data stored in the use presence / absence detection means can be effectively used as it is immediately before interruption of power supply, and accurate power saving control corresponding to even longer interruption times can be achieved. Will be able to do.
[0032]
In addition, when the power supply is interrupted, changing the setting frequency to a low value increases the time period during which power saving control is not performed. In such a time period, the temperature at a comfortable temperature for the user to use is increased. Water discharge or the like is performed, and there is no possibility of giving the user an unpleasant feeling, so that more comfortable power saving control can be performed for the user.
[0033]
【Example】
Embodiments of the present invention will be specifically described below with reference to the drawings.
[0034]
The sanitary washing device 1 according to the present invention is used by being mounted on the upper part of the toilet 2 as shown in FIG. 1, and on the rear upper part of the toilet 2 as shown in FIGS. 1 to 4. A horizontally-long substantially rectangular box-shaped main body casing 3 extending to the left and right is attached, and an O-shaped toilet seat 4 and a toilet seat cover 5 covering the top of the toilet seat 4 can be opened and closed vertically on the front side of the main body casing 3 respectively. While being attached, an operation portion casing 6 in the form of a vertically long, substantially rectangular box extending in the front-rear direction is connected to the left end portion of the main body casing 3. In the figure, 7 is a washing tank.
[0035]
As schematically shown in FIG. 5, the sanitary washing apparatus 1 includes a washing water discharge unit 8 that discharges the washing water toward a user's local portion after heating the washing water to a preset temperature set by the user, and the toilet seat 4. A toilet seat heating unit 9 that heats the air to a preset temperature set by the user, and a dry air sending unit 10 that sends the dry air heated to the preset temperature set by the user toward the user's local area. Furthermore, a control unit 11 for controlling these units 8, 9, and 10 and an operation unit 12 for operating the control unit 11 are provided.
[0036]
When the user operates the operation unit 12, the set temperature in each unit (wash water discharge unit 8, toilet seat heating unit 9, dry air delivery unit 10) can be adjusted. The cleaning water having the set temperature is discharged from the cleaning water discharge unit 8, the toilet seat 4 is heated to the set temperature set by the operation unit 12, or the drying air having the set temperature set by the operation unit 12 is used. The control unit 11 controls each of the units 8, 9, and 10 so that the dry air is sent out by the dry air delivery unit 10.
[0037]
The configuration of each of the above units (the washing water discharge unit 8, the toilet seat heating unit 9, the dry air delivery unit 10, the control unit 11, and the operation unit 12) will be described below.
[0038]
As shown in FIGS. 5 and 6, the cleaning water discharge unit 8 has a valve 13 disposed at the left bottom portion of the main casing 3, a heat exchanger 14 disposed at the right portion of the main casing 3, and The cleaning water discharge nozzle 15 is disposed in the central part of the main body casing 3 so as to be movable forward and backward. The valve 13 is connected to the water supply pipe 16 and the heat exchanger 14 is connected to the valve 13. The cleaning water discharge nozzle 15 is connected to the heat exchanger 14 via a communication pipe 18.
[0039]
The cleaning water discharge unit 8 reduces the cleaning water supplied from the water supply pipe 16 to a constant water pressure with the valve 13 and heats it to the set temperature with the heat exchanger 14, and then the tip of the cleaning water discharge nozzle 15. It is made to discharge from a part. The valve 13 can branch the cleaning water inside, and discharges the branched cleaning water from the communication pipe 71 toward the body of the cleaning water discharge nozzle 17 that moves forward and backward. 17 body parts can be cleaned.
[0040]
As shown in FIG. 5, the toilet seat heating unit 9 houses a heater 19 inside the toilet seat 4, and a temperature set by the user by adjusting a current value or a voltage value to be applied to the heater 19. The toilet seat 4 is heated.
[0041]
As shown in FIGS. 5 and 6, the dry air delivery unit 10 is provided with a blower 20 with a built-in heater on the left side of the main casing 3, and the outlet 21 of the blower 20 is located at the substantially central bottom of the main casing 3. The air heated to the temperature set by the user with the blower 20 is sent out from the outlet 21. A deodorizer 73 is attached to the upper part of the blower 20, and the generation of bad odor is prevented by deodorizing air with the deodorizer 73.
[0042]
As shown in FIGS. 5 to 7, the control unit 11 is provided with a control board 22 mounted with a control circuit on the left rear portion of the main body casing 3, and each unit (washing water discharge unit 8, toilet seat) is mounted on the control board 22. The heating unit 9, the drying air delivery unit 10, and the operation unit 12) are connected via cables 23, 24, 25, and 26.
[0043]
Further, the control unit 11 has a controller 38 (CPU) disposed on the control board 22, and the controller 38 has a use / non-use memory 39 comprising a seating sensor such as an infrared sensor and a memory such as a RAM or EEPROM. Means 40 and timer 41 are connected. The use presence / absence detection means 39 detects use / non-use such as whether or not the sanitary washing device 1 has been used even once within a predetermined time. The detection result obtained by is stored.
[0044]
As shown in FIGS. 5 to 9, the operation unit 12 is disposed on the front side portion of the operation portion casing 6 and is disposed on the rear side portion of the operation portion casing 6. And the sub-operation unit 28 that is relatively infrequently used.
[0045]
As shown in FIG. 7, the main operation unit 27 has a plurality of through holes 31 formed in the upper front side portion of the operation unit casing 6 and a sheet-like operation panel 32 attached to the upper front side portion of the operation unit casing 6. On the other hand, an insulator 33 made of a substantially flat resin material is attached to the lower portion (rear surface) of the operation portion casing 6, and a circuit board 35 having a plurality of operation switches 34 disposed thereon is attached to the lower portion of the insulator 33. In the figure, 36 is a fixing screw.
[0046]
On the operation panel 32, a plurality of operation buttons 37 are formed so as to protrude by embossing, and characters and figures for explaining the operation of the operation buttons 37 are printed on the surface and upper part of each operation button 37.
[0047]
On the upper part of the circuit board 35, as shown in FIG. 7, an upper cover 42 in which an insulating and flexible material, for example, silicon or the like is formed into a sheet shape is mounted. As shown in FIG. 7, a lower cover 46 in which a material having an insulating property, for example, a film of resin or the like is formed into a sheet shape is disposed in the lower part of the cover.
[0048]
In the above-described embodiment, the structure of the main operation portion 27 disposed on the front side portion of the operation portion casing 6 has been described. However, the sub operation portion 28 disposed on the rear side portion of the operation portion casing 6 is similar to the main operation portion 27. The structure is as follows.
[0049]
That is, as shown in FIGS. 7 to 9, the sub operation unit 28 is attached to the opening / closing lid 53 on the rear side of the upper surface of the operation unit casing 6 so as to be openable and closable. And a sheet-like operation panel 54 is attached to the rear side of the upper surface of the operation portion casing 6 (below the opening / closing lid 53), while the lower portion of the operation portion casing 6 is substantially omitted. An insulator (not shown) made of a flat resin material is attached, and a circuit board (not shown) in which a plurality of operation switches (not shown) are arranged is attached to the lower part of the insulator.
[0050]
As shown in FIG. 9, the operation panel 54 provided in the sub-operation unit 28 sets the temperature at the front side when setting the set temperature in the washing water discharge unit 8, the toilet seat heating unit 9, and the dry air delivery unit 10. Selection buttons 55, 56, and 57 for selecting a unit to be set are provided for each unit (wash water discharge unit 8, toilet seat heating unit 9, and dry air delivery unit 10), and a power saving button is provided on the rear side. 58 and other operation buttons are arranged, and these selection buttons 55, 56, 57 and the power saving button 58 are formed to protrude by embossing, and the operation is performed on the surface or upper part of each button 55, 56, 57, 58. The character explaining the operation by the button 37 is printed.
[0051]
Further, the operation panel 54 displays the current set temperature in each unit (wash water discharge unit 8, toilet seat heating unit 9, dry air delivery unit 10) on the left side of the selection buttons 55, 56, 57 on the front side. For this purpose, one display unit 60 is provided, and the set temperature of the unit selected by the selection buttons 55, 56, 57 is displayed on the display unit 60. In the display unit 60, lamps 61, 62, 63, 64, 65 such as five LEDs for indicating the set temperature with high and low are arranged in one row.
[0052]
Then, by pressing the selection buttons 55, 56, and 57, predetermined units (the washing water discharge unit 8, the toilet seat heating unit 9, and the dry air delivery unit 10) are operated at a desired set temperature.
[0053]
In the sanitary washing device 1 having the above-described configuration, each unit (washing water discharge unit 8, toilet seat heating unit 9, dry air) is used from when it is not actually used so that the user can use it comfortably at any time. The delivery unit 10) is energized, and immediately after use, flush water having a set temperature set by the operation unit 12 is discharged from the wash water discharge unit 8, or the set temperature set by the operation unit 12 is set to the set temperature by the toilet seat heating unit 9. The units 8, 9, and 10 are controlled by the control unit 11 so that the drying air at the set temperature set by the operation unit 12 can be heated by the drying air sending unit 10. As described above, the sanitary washing apparatus 1 according to the present embodiment includes the washing water discharge unit 8, the toilet seat heating unit 9, and the dry air delivery unit 10 as an operating unit that is energized even when not in use. A control unit 11 is provided as a control unit for controlling the operating unit.
[0054]
Moreover, in the sanitary washing device 1 according to the present embodiment, when the power saving button 58 provided in the operation unit 12 is operated, the control unit 11 stores the past use status and uses it based on the storage result. Learn less frequent times, and stop or reduce energization of the wash water discharge unit 8, toilet seat heating unit 9, and dry air delivery unit 10 during less frequently used times, reducing the overall power consumption of the device To control power saving.
[0055]
That is, the control unit 11 measures a predetermined time (45 minutes in the present embodiment) with the timer 41, detects whether or not it is actually used within the predetermined time, and detects the use presence / absence detecting means 39, and the detection result Is stored in the use presence / absence storage means 40, and a time zone in which the use frequency is lower than a preset setting frequency is determined based on the stored data 66 in the use presence / absence storage means 40, and in the time zone in which the use frequency is low, the operating unit Control is performed to save power by stopping or reducing the energization to (the washing water discharge unit 8, the toilet seat heating unit 9, and the dry air delivery unit 10).
[0056]
As shown in FIG. 11, the stored data 66 is divided into 32 time zones every 45 minutes (5: 30-6: 15, 6: 15-7: 7, 7-7: 45). , ... 4 o'clock to 4:45 o'clock, 4:45 o'clock to 5:30 o'clock), the first time zone (5:30 to 6 The data indicating the presence / absence of use at time 15) is D (1,1), and the data indicating the presence / absence of use in the second time zone (6: 15-7am) is D (1,2). ), And D (2,1) is the data indicating the presence or absence of use in the first time zone (5:30 to 6:15) two days before the power saving control. The data indicating whether or not used in the time zone (6:15 to 7:00) is D (2,2), that is, whether or not it is used in the nth time zone m days before the power saving control is performed. Data is represented as D (m, n). In this embodiment, data up to eight days before power saving control is stored.
[0057]
Here, as shown in the equation (1) in FIG. 11, the data indicating the presence / absence of use is set to 1 when actually used in each time zone, while the actual data in each time zone. If the data is never used once, each data is set to 0.
[0058]
The stored data 66 divides a day into 32 time zones every 45 minutes, and indicates data indicating whether or not power is saved (whether or not energized) in each time zone on the day when power saving control is performed. S (1), S (2), S (3),..., S (31), S (32). The data indicating whether or not to perform such power saving is 8 days before the power saving control. The determination is made based on data indicating the presence or absence of use in two adjacent time zones up to one day ago. Therefore, the time zone in the data indicating whether or not to save power is shifted by 22 minutes 30 seconds from the time zone in the data indicating whether or not the power is used. Specifically, the time zones in the data indicating whether or not to save power are 5: 52: 30-30: 6: 37: 30, 6: 37: 30: 30-7: 22: 30, 7:22 It is divided into 32 categories of minutes 30 seconds to 8 hours 7 minutes 30 seconds, ... 4:22 minutes 30 seconds to 5 hours 7 minutes 30 seconds, 5 hours 7 minutes 30 seconds to 5 hours 52 minutes 30 seconds.
[0059]
Here, as shown in the equation (2) in FIG. 11, the data indicating whether or not to save power is used in two adjacent time zones from 8 days before to 1 day before the power saving control is performed. When the sum is used more than a predetermined setting frequency k, it is set to “X” indicating that no power saving is performed, while the sum is determined in advance. If it is used less than the set frequency k, “O” indicating that power is saved is set. The setting frequency k is set to 4 when, for example, setting is made so that power saving is not performed in a time zone that is used four or more times in a total of 16 time zones. For convenience of calculation, D (i, 1) is D (i, 33).
[0060]
Describing based on a specific example, as shown in FIG. 12, when the storage data 66 is stored in the use presence / absence storage unit 40 by using the timer 41 at 45-minute intervals, Is used only in the 3rd time zone (7-7: 45) (ie D (8,3) = 1), 7 days before the 4th time zone (7: 45-8am) 30 minutes) (ie D (7,4) = 1) and 6 days ago are used in the second, third and fifth time zones (ie D (6,2) = 1, D (6,3) = 1, D (6,5) = 1) 5 days ago is only used in the 4th time zone (ie D (5,4) = 1), 4 days ago is the 5th Used only in the 3rd time zone (ie, D (4,5) = 1), 3 days ago is used only in the 3rd time zone (ie, D (3,3) = 1), 2 days before First , Used in the fourth time zone (ie, D (2,3) = 1, D (2,4) = 1), and one day before is used only in the fourth time zone (ie, D ( 1, 4) = 1) If the frequency of use is 4 times or more, when the control is performed so as not to save power (that is, when the setting frequency k = 4), the second value is obtained from the equation (2) in FIG. , 3rd, 4th time zone (ie 6: 37: 30-30: 7: 22: 30), 7: 22: 30: 30-8: 7: 30, 8: 7: 30: 30-8 In each time zone of 52 minutes and 30 seconds, power is not saved, and power is saved in other time zones (that is, S (1) = “O”, S (2) = “X”, S (3) = “X”, S (4) = “X”, S (5) = “O”, S (6) = “O”).
[0061]
Here, when control is performed so as not to save power when the usage frequency is twice or more (that is, when the setting frequency k = 2), the second, third, and fourth are obtained from the equation (2) in FIG. The second time zone (ie, 6: 37: 30-30: 7: 22: 30), 7: 22: 30: 30-8: 7: 30, 8: 7: 30: 30-8: 52: 30 In addition to the time zone), power is not saved in the fifth time zone (that is, each time zone from 8:52:30 to 9:37:30), and power is saved in other time zones. (Ie, S (1) = “O”, S (2) = “X”, S (3) = “X”, S (4) = “X”, S (5) = “X”, S ( 6) = ”O”).
[0062]
Thus, when the setting frequency k is changed to a low value, the time zone during which power saving control is not performed increases (in the above embodiment, power saving control is performed when the fifth time zone is set frequency k = 4. At the setting frequency k = 2, power saving control is not performed.) That is, by changing the setting frequency k to a lower value, the time zone during which power saving control is not performed increases, and in such a time zone, water discharge or the like at a comfortable temperature is performed when the user uses it. There is no risk of discomfort to the person. In other words, the power saving control has the effect of reducing power consumption by saving power, but it gives users an unpleasant feeling if it is used unexpectedly during the power saving time. In order to prevent the user from feeling uncomfortable as much as possible, it is desirable to control the time period during which power is saved to the safe side, that is, the side to increase it. In the above description, for the sake of convenience, a specific time is shown and described. However, this time is a time recognized by the control unit 11, and cannot be matched with an actual time. Therefore, as described below, when the supply of power is interrupted in the middle, the time in the control unit 11 does not advance, so that the actual time may be shifted at least by the time during which the power supply is interrupted. Become. The present embodiment is characterized by control when power supply is interrupted during power saving control.
[0063]
That is, in this embodiment, when the supply of power is interrupted, the control unit 11 immediately follows the storage data 66 stored in the use presence / absence storage means 40 before the interruption of the power supply. The detection result obtained by the use presence / absence detection means 39 is continuously stored as the storage data 66, and a time period in which the use frequency is lower than the preset set frequency k is used regardless of the time when the power supply is interrupted. It is determined based on the stored data stored in the presence / absence storage means 40, and is controlled so as to save power by stopping or reducing the power supply to the units 8, 9, and 10 in the time zone where the use frequency is low.
[0064]
Specifically, as shown in FIG. 13, if the supply of power is interrupted for cleaning in the (n + 1) th time zone before the mth day, the use presence / absence storage means 40 is stored before the interruption of power supply. Stored storage data 66, here, storage data 66 up to D (m, n) is stored in the use / non-use storage means 40, and when power supply is stopped, that is, from when power supply is resumed. The detection by the use presence / absence detection means 39 is resumed again, and the detection result obtained by the use presence / absence detection means 39 immediately after interruption of the power supply is continuously stored as the storage data 66 (here, D (m, n + 1) ), D (m, n + 2), ...).
[0065]
As described above, in this embodiment, even when the supply of power is interrupted, the usage status is continuously stored after the interruption, so that the past stored data 66 is also to some extent as in the case of a short interruption or cleaning. In a reliable situation, it is possible to perform accurate power saving control immediately after the interruption of power supply by effectively using the reliable storage data 66 until then, and it is possible to prevent interruptions due to infrequent power outages or long-term absences. Even if it occurs, it can be dealt to some extent by utilizing the reliable stored data 66.
[0066]
In addition, power is saved according to the frequency of use without considering the time when the supply of power is interrupted, so there is no need to provide a special device such as a time measuring means, that is, without increasing the manufacturing cost. The power saving control can be performed satisfactorily even when interruption due to short-time cleaning, which is assumed to occur most frequently among the reasons for interruption of power supply, occurs.
[0067]
Thus, in the present embodiment, when the supply of power is interrupted, the detection obtained by the use presence / absence detection means 39 immediately after the interruption following the stored data 66 stored in the use presence / absence storage means 40 until the interruption. The result is continuously stored as the storage data 66, and the storage data 66 stored in the use presence / absence storage means 40 includes a time zone in which the use frequency is lower than the preset setting frequency k regardless of the time when the supply of power is interrupted. Because it is controlled to save power by stopping or reducing the power supply to each unit 8, 9, 10 during times of low usage frequency, a special device such as timing means is provided separately Without increasing the manufacturing cost, that is, even if there is an interruption due to a short-time cleaning that is assumed to occur most frequently among the reasons for interruption of power supply, power saving control can be performed satisfactorily, Moreover, the frequency of occurrence Even if interrupted by a low power loss or extended absence can perform power saving control which can to some extent corresponding.
[0068]
In particular, if the control unit 11 performs control so as to change the setting frequency k to a lower value as described above when the supply of power is interrupted, the time zone during which power saving control is not performed increases, and the time zone required Then, when the user uses it, water discharge at a comfortable temperature is performed, and there is no possibility of giving the user uncomfortable feeling, thereby enabling more comfortable power saving control for the user. become able to.
[0069]
In the above embodiment, as described with reference to FIG. 13, when the power supply is interrupted for cleaning in the (n + 1) th time zone before the mth day, it is used before the power supply is interrupted. The storage data 66 stored in the presence / absence storage means 40 is stored in the use presence / absence storage means 40, and the detection by the use presence / absence detection means 39 is resumed from the end of the interruption of power supply. The subsequent storage data 66 is shifted by the time from the time immediately after the storage of the first storage data 66 (D (m, n)) to the end of the interruption of the power supply (the time indicated by the symbol t1 in FIG. 13).
[0070]
The interruption of the power supply is the (n + 1) th stored data 66 (D (m, n +1 )) Immediately after the start of storage, the power saving control is hardly adversely affected, but the (n + 1) th stored data 66 (D (m, n +1 If it is just before the end of storage of)), a large deviation will occur. Therefore, in order to perform good power saving control corresponding to such a case, the control unit 11 further subdivides a predetermined time (for example, 45 minutes) for detecting presence / absence of use by the use presence / absence detection means 39 into subdivided parts. The use presence / absence detection means 39 detects the presence / absence of use within a predetermined time (for example, 1 minute), and the use result storage means 40 stores the detection result obtained by the use presence / absence detection means 39.
[0071]
That is, as shown in FIG. 14, when the nth storage data 66 (D (m, n)) before the mth day is detected by the use presence / absence detection means 39, the timer 41 is used at intervals of 1 minute. The detection results detected by the presence / absence detecting means 39 are subdivided into subdivided data 67 (d (m, n, 1), d (m, n, 2), d (m, n, 3),. n, 44) and d (m, n, 45)) are stored in the use presence / absence storage means 40, and when the sum is 1 or more as shown by the equation (3) in FIG. The use presence / absence storage means 40 stores 1 as the storage data 66 (that is, D (m, n) = 1), while the sum of the subdivision data 67 is determined. When 0 is 0, it is determined that the time zone (45 minutes) has not been used, and the use presence / absence storage means 40 stores 0 as the storage data 66 (that is, D (m, n) = 0). . In this case, too, the data indicating the presence / absence of use is set to 1 (that is, d (m, n, h) = 1) when actually used in each subdivided time zone. On the other hand, when the data is never used in each time zone, each data is set to 0 (that is, d (m, n, h) = 0).
[0072]
Specifically, as shown in FIG. 15, the supply of power is interrupted only for a certain time (time indicated by t2 in FIG. 15) for cleaning 10 minutes after the (n + 1) th time zone before the mth day. In the case where the power supply has been performed, the storage data 66 stored in the use presence / absence storage means 40 immediately before the interruption of the power supply, here d (m, n + 1,1) to d (m, n + 1,10) The stored data 66 is stored in the use / non-use storage means 40, and the detection by the use / non-use detection means 39 is resumed after the interruption of the power supply, that is, when the power supply is resumed. Immediately after that, the detection result obtained by the use presence / absence detecting means 39 is continuously stored as the storage data 66 (here, d (m, n + 1,11) to d (m, n + 1,45), D (m, n + 2)).
[0073]
In this way, the predetermined time for detecting the presence / absence of use by the use presence / absence detection means 39 is further subdivided, the use presence / absence detection means 39 is detected within the subdivided time, and the use presence / absence detection means 39 is detected. The subtraction data 67 (here, d (m, n) stored in the use presence / absence detection means 39 until immediately before the interruption of power supply is controlled by storing the detection result obtained by the use presence / absence storage means 40. +1,1) to d (m, n + 1,10)) can be used effectively as they are, and the time from the start of power supply interruption to the end of power supply interruption (indicated by t2 in FIG. 15) Therefore, the shift of the stored data 66 occurs only by the time), and therefore, the shift of the stored data 66 due to the interruption of the power supply can be made as small as possible. Power saving control can be performed.
[0074]
Even in this case, if the control unit 11 controls the setting frequency k to be changed to a lower value as described above when the supply of power is interrupted, the time period during which power saving control is not performed increases. During the time of day, water is discharged at a comfortable temperature when the user uses it, and there is no risk of discomfort to the user, thereby performing more comfortable power saving control for the user. Will be able to.
[0075]
In order to verify the effectiveness of the power saving control described above, it is assumed that the supply of power is interrupted for about 10 minutes every day around 10 o'clock (actual time) for reasons such as cleaning, and every day from 7:10 to 7:15 FIG. 16 and FIG. 17 show the results of power saving control in the case of using for 5 minutes (actual time). In FIGS. 16 and 17, the usage situation and the power saving control result up to the eighth day after the start of verification are shown in order. The usage status is “O” or “X” (“O” when used or “X” when not used) at the 5-minute interval of each day from 8 days to 1 day before the verification date. It is expressed by.) The power saving control results are indicated by solid arrows when power is not saved in each time zone (45 minutes), and are indicated by dotted arrows when power is saved. In the figure, the time at the top indicates the actual time (absolute time).
[0076]
First, FIG. 16 shows a case where the set frequency k is set to 4, that is, when power is not used four times or more in two adjacent time zones (90 minutes) in the past 8 days.
[0077]
As shown in FIG. 16, first, on the first day, there is no interruption of power supply in the past eight days so that there is no shift in the stored data 66 and it is frequently used from 7:10 to 7:15. Power saving is not performed for 90 minutes including (actual time).
[0078]
Next, on the second day, the stored data 66 is shifted by 10 minutes due to the interruption of the power supply for 10 minutes the previous day, and accordingly, the time when power saving is not performed is also shifted by 10 minutes. Power saving is not performed only for 90 minutes including 7:10 to 7:15 (actual time) used for.
[0079]
Similarly, on the third day, the stored data 66 and the time period when power saving is not performed are shifted by 20 minutes, but 90 minutes including 7:10 to 7:15 (actual time) frequently used There is no power saving. On the 4th day, the memory data 66 and the time period when power saving is not performed are shifted by 30 minutes, but frequently used from 7:10 to 7:15 (actual time) Power saving is not performed for 90 minutes including the memory data 66 and the time period when power saving is not performed is shifted by 40 minutes on the fifth day, but it is frequently used from 7:10 to 7:15 Power saving is not performed for 90 minutes including (actual time).
[0080]
On the 6th day, the memory data 66 and the time period when power saving is not performed are shifted by 50 minutes, and it is 90 minutes after 7:10 to 7:15 (actual time) frequently used. Power saving will not be performed, and power saving will be performed in the actual usage time (7: 10-7: 15).
[0081]
Next, on the 7th day, the stored data 66 and the time zone in which power saving is not performed are shifted by 60 minutes, which increases the time zone in which power saving is not performed, and is frequently used from 7:10 to 7 There is no power saving for 135 minutes including 15 minutes (actual time), and on the 8th day, the stored data 66 and the time period when power saving is not performed are shifted by 70 minutes, but they are frequently used. No power is saved for 135 minutes including 7: 10-7: 15 (actual time).
[0082]
Thus, by performing the power saving control described above, there is almost no influence even if the power supply is interrupted only for a short time (10 minutes) every day due to cleaning or the like that is highly likely to occur in reality. It can be seen that good power-saving control is performed in the time zone that is actually used frequently.
[0083]
Further, in the verification results shown in FIG. 16, power is saved on the actual use time on the sixth day, but this is solved by changing the setting frequency k to a low value as described above. be able to.
[0084]
That is, FIG. 17 shows a case where the set frequency k is 2, that is, when power is not used when used more than once in two adjacent time zones (90 minutes) in the past 8 days.
[0085]
As shown in FIG. 17, first, on the first day, there is no interruption of power supply in the past eight days so that there is no shift in the stored data 66 and it is frequently used from 7:10 to 7:15. Power saving is not performed for 90 minutes including (actual time).
[0086]
On the second day, the stored data 66 is shifted by 10 minutes due to the interruption of power supply for 10 minutes the previous day, and accordingly, the time when power saving is not performed is also shifted by 10 minutes, but still frequently Power saving is not performed for 90 minutes including 7:10 to 7:15 (actual time) used. Similarly, on the third day, the stored data 66 and the time period when power saving is not performed are shifted by 20 minutes, but 90 minutes including 7:10 to 7:15 (actual time) frequently used There is no power saving. On the 4th day, the memory data 66 and the time period when power saving is not performed are shifted by 30 minutes, but frequently used from 7:10 to 7:15 (actual time) Power saving is not performed for 90 minutes including the memory data 66 and the time period when power saving is not performed is shifted by 40 minutes on the fifth day, but it is frequently used from 7:10 to 7:15 Power saving is not performed for 90 minutes including (actual time).
[0087]
And on the 6th day, the memory data 66 and the time period when power saving is not performed is shifted by 50 minutes, but the time period when power saving is not performed increases, and it is frequently used from 7:10 to 7 Power saving is not performed for 135 minutes including 15 minutes (actual time), and power saving is not performed even in actual usage time (7: 10-7: 15).
[0088]
Next, on the 7th day, the stored data 66 and the time when power saving is not performed are shifted by 60 minutes, but 135 minutes including 7: 10-7: 15 (actual time) frequently used There is no power saving, and on the 8th day, the stored data 66 and the time period when power saving is not performed are shifted by 70 minutes, but frequently used from 7:10 to 7:15 (actual time) There is no power saving for 135 minutes.
[0089]
In this way, by changing the setting frequency k to a lower value, the time period during which power saving control is not performed increases (in the above specific example, the time period increases from 90 minutes to 135 minutes). When used, water is discharged at a comfortable temperature, and there is no risk of discomfort to the user. This makes it possible to perform more comfortable power saving control for the user. . Such a change in the setting frequency k may be gradually changed to a lower value every time the power supply is interrupted. In addition, when the power supply is not interrupted for a predetermined period, the setting frequency k may be gradually changed to a higher value.
[0090]
【The invention's effect】
The present invention is implemented in the form described above, and has the following effects.
[0091]
Ie ,Book In the invention, even if the supply of power is interrupted, it continues to store the usage status after the interruption, so in the situation where the past stored data can be trusted to some extent as in the case of a short power failure or cleaning, Accurate power-saving control can be performed immediately after interruption of power supply by effectively using the reliable storage data until then, and even if interruptions due to infrequent power outages or long-term absences are reliable This can be dealt with to some extent by using the stored data.
[0092]
In addition, power is saved according to the frequency of use without considering the time when the supply of power is interrupted, so there is no need to provide a special device such as a time measuring means, that is, without increasing the manufacturing cost. The power saving control can be performed satisfactorily even when interruption due to short-time cleaning, which is assumed to occur most frequently among the reasons for interruption of power supply, occurs.
[0093]
Claims 1 In the present invention, when power supply is interrupted, Power supply Until interruption In Usage status storage means But Remember Have The Presence or absence of use within the predetermined time Following stored data The detection result by the use detection means from the time when the interruption of power supply is over, Immediately after interruption Of use within the predetermined time from Stores continuously as stored data, and determines and uses a time zone in which the use frequency is lower than the preset set frequency regardless of the time when the supply of power is interrupted based on the stored data stored in the use presence / absence storage means Since the control is performed to save power by stopping or reducing the energization to the operating part in the low frequency period, even in this case, there is no need to provide a special device such as a time measuring means, that is, the manufacturing cost. Even if there is an interruption due to a short-time cleaning that is assumed to occur most frequently among the reasons for interruption of power supply without causing an increase in power supply, power saving control can be performed well, and the occurrence frequency is low It is possible to perform power saving control that can cope to some extent even if a power outage or interruption due to long-term absence occurs.
[0094]
Claims 2 In the present invention, the predetermined time for detecting the presence / absence of use by the use presence / absence detection means is further subdivided, the presence / absence of use within the subdivided time is detected by the use presence / absence detection means, Since the obtained detection results are stored in the use presence / absence storage means, the stored data stored in the use presence / absence detection means can be effectively used as it is immediately before interruption of power supply, and even longer interruption times are supported. Accurate power saving control can be performed.
[0095]
Claims 3 In the present invention, when the control unit interrupts the supply of power Is , After interruption of power supply Set frequency From the set frequency value before power supply interruption Since the value is changed to a lower value, the time period during which power saving control is not performed increases, and during such time period, water is discharged at a comfortable temperature when the user uses it, which makes the user uncomfortable. Therefore, more comfortable power saving control can be performed for the user.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a use state of a sanitary washing device according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a sanitary washing device according to the present invention.
FIG. 3 is a front view of the same.
FIG. 4 is a left side view of the same.
FIG. 5 is a schematic diagram showing the internal structure of a sanitary washing device.
FIG. 6 is a perspective view of the same.
FIG. 7 is a schematic diagram showing the connection of each unit.
FIG. 8 is an exploded perspective view showing an operation unit.
FIG. 9 is a front view of the same.
FIG. 10 is a plan view showing a sub operation unit.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing stored data.
FIG. 12 is an explanatory diagram showing a specific example of stored data.
FIG. 13 is an explanatory diagram showing stored data when power supply is interrupted.
FIG. 14 is an explanatory diagram showing segmented storage data.
FIG. 15 is an explanatory diagram showing stored data when power supply is interrupted.
FIG. 16 shows a verification result when the setting frequency k = 4.
FIG. 17 shows a verification result when the setting frequency k = 2.
[Explanation of symbols]
1 Sanitary washing device
2 Toilet bowl
3 Body casing
4 Toilet seat
5 Toilet seat cover
6 Operation casing
8 Washing water discharge unit
9 Toilet seat heating unit
10 Dry air delivery unit
11 Control unit
12 Operation unit
13 Valve
14 Heat exchanger
15 Cleaning water discharge nozzle
16 Water supply pipe
19 Heater
22 Control board
27 Main control unit
28 Sub-operation part
32 Control panel
39 Means of use detection
40 Use / non-use storage means
58 Power saving button
66 Stored data

Claims

A use presence / absence detecting means for detecting the presence / absence of use within a predetermined time, comprising an actuating part that is energized even when not in use and a control part for controlling the actuating part. And a use presence / absence storage unit that stores the detection result obtained by the use presence / absence detection unit, and based on data stored in the use presence / absence storage unit, use among time periods divided for each predetermined time In a sanitary washing device that controls to save power by stopping or reducing energization to the operating part in less frequent time zones,
Control unit, when the supply of power is interrupted, using the presence or absence storage means before the interruption of the power supply is continued to the storage data of the presence or absence of use within the prescribed time period was stored Tei, interruption of power supply The detection result by the use presence / absence detecting means from the time when the power supply is over is continuously stored as storage data on the presence / absence of use within the predetermined time immediately after the interruption of the power supply , and at the time when the power supply is interrupted Regardless of whether or not the time period of use is lower than the preset set frequency is determined based on the stored data stored in the use presence / absence storage means, and in the time period of low use frequency, the energization to the operating unit is stopped or reduced. A sanitary washing device that is controlled to save power.

The control unit further subdivides the predetermined time for detecting the presence / absence of use by the use presence / absence detection means, detects the presence / absence of use within the subdivided time by the use presence / absence detection means, and is obtained by the use presence / absence detection means. The result of detection is stored in the use / non-use storage means, and if the power supply is interrupted, it is used within the subdivided time stored in the use / non-use storage means before the interruption of the power supply. Following the existence of the stored data, the detection result by using detecting means from the time the interruption is over the power supply, as storage data of the presence or absence of use within the subdivided time from immediately after interruption of the power supply Whether or not use is performed within the subdivided time stored in the use presence / absence storage means in a time zone where the use frequency is lower than the preset set frequency regardless of the time when the power supply is interrupted . Based on stored data Determined, the sanitary washing apparatus according to claim 1, wherein the control in order to perform the power saving by stopping or reducing the power supply to the actuating portion in band low usage time.

Control unit when power supply is interrupted, claim 1 or 2, characterized in that changing the setting frequency after interruption of power supply to a value lower than the value of the set frequency before interruption of the power supply The sanitary washing device as described.