JP4528532B2 - 色変換回路、画像表示装置及び画像処理方法 - Google Patents

色変換回路、画像表示装置及び画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像データの色変換処理に関し、特にマトリクス演算による色変換処理に関する。
画像データを表示する画像表示装置においては、CRT、LCDなどの表示デバイスの特性に応じて画像データの表示特性を調整する処理が行われる。典型的な画像処理としては、入力画像データに対して色変換処理を行い、次に表示デバイスの特性に応じた階調特性補正(ガンマ補正とも呼ばれる)を行って表示デバイスに画像を表示する。
3×3のマトリクス演算により色変換処理を行い、3次元ルックアップテーブル(LUT)を用いて階調特性補正(ガンマ補正)を行う画像表示装置の一例が特許文献1に記載されている。
従来のマトリクスを用いた色変換処理では、特に演算上の工夫はされておらず、マトリクス要素分の乗算を実行していた。色変換の精度を確保するためには乗算器のビット数を大きくする必要があるが、その反面、回路規模は増大し、動作速度が遅くなるという問題があった。例えばRGB色空間における色変換の場合、乗算回数は9回となり、高速動作が要求される場合は9つの乗算器で並列処理を行う。従って、単独の乗算器の回路規模増加分は、全乗算器で9倍となり影響は大きい。
特開平9−271036号公報
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、演算精度を低下させることなく、回路規模を削減でき、演算処理速度を向上させることが可能な色変換回路、画像表示装置及び画像処理方法を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、色変換回路は、色変換用マトリクスに基づいて、対角項についてはマトリクス係数を1減算した設定マトリクス係数を出力するマトリクス設定部と、前記設定マトリクス係数と複数色の入力画像データとのマトリクス演算を行い、各色毎に、マトリクス演算結果に前記入力画像データを加算して色変換画像データを出力する演算部と、を備え、前記マトリクス設定部は、整数部を有しない符号部及び小数部を前記設定マトリクス係数として前記演算部へ出力し、前記演算部は、前記複数色の各色毎に前記設定マトリクス係数と前記入力画像データとを乗算する乗算器と、各色毎の前記乗算器からの出力と各色に対応した入力画像データとを加算する加算器と、を備える
上記の色変換回路は、例えば画像表示装置や画像処理装置に適用され、入力画像データに対して色変換を行う。一般的には、当該画像データを表示する表示デバイスの色特性に適合するように画像データの色変換を行う。色変換は、色変換用マトリクスに基づいて、マトリクス係数と入力画像データとを乗算し、乗算結果を加算することにより色変換画像データを出力する。ここで、色変換用マトリクスでは、通常対角項は1に近い値を有し、それ以外の項は0に近い値を有する。対角項に対応するマトリクス係数から1を減算すれば、全てのマトリクス係数を0に近い値、即ち整数部が0である値とすることができる。よって、演算部に対しては、対角項のマトリクス係数から1を減算した係数を設定マトリクス係数として供給し、それに基づいてマトリクス演算を実施する。そして、マトリクス係数から1を減算した代わりに、マトリクス演算により得られた画像データに、入力画像データを加算し、色変換後の画像データとして出力する。これにより、マトリクス係数と入力画像データとを乗算する乗算器などのビット数を、整数部を省略した分1ビット減少させることができる。よって、回路規模を縮小することができ、同時に演算処理速度を向上させることができる。
上記の色変換回路の一態様では、前記マトリクス設定部は、対角項についてマトリクス係数を1減算したマトリクス係数を受け取る。この態様では、通常の色変換マトリクスのマトリクス係数に基づいて、対角項については1を減算した後のマトリクス係数が用意され、これがマトリクス設定部に入力される。
上記の色変換回路の他の一態様では、前記マトリクス設定部は、前記色変換用マトリクスのマトリクス係数を受け取る手段と、受け取ったマトリクス係数のうち対角項についてのマトリクス係数から1を減算して前記設定マトリクス係数を生成する減算器と、を備える。この態様では、マトリクス設定部には通常の色変換マトリクスのマトリクス係数が入力され、マトリクス設定部内で、対角項のマトリクス係数から1を減算する処理を実行する。よって、マトリクス設定部には通常のマトリクス係数を入力すればよい。
上記の色変換回路の他の一態様では、前記マトリクス設定部は、前記色変換用マトリクスのマトリクス係数を受け取る手段と、受け取ったマトリクス係数から対角項についてのマトリクス係数を検出し、加算指示信号を前記演算部へ出力する手段と、を備え、前記演算部は、前記加算指示信号を受け取ったときにのみ、前記マトリクス演算結果に前記入力画像データを加算して色変換画像データを出力する。この態様では、マトリクス設定部には通常の色変換マトリクスのマトリクス係数が入力され、マトリクス設定部内で、対角項のマトリクス係数が検出され、加算指示信号が生成される。そして、対角項のマトリクス係数が演算部で乗算されるときに、加算指示信号に応じて、各乗算器の乗算結果にさらに入力画像データが加算される。よって、マトリクス設定部には通常のマトリクス係数を入力すればよい。
上記の色変換回路の好適な実施例では、前記色変換用マトリクスのマトリクス係数は、前記対角項の値が0以上2以下であり、対角項以外の項の値が−1以上1以下であり、前記複数色はRGB3色を含む。
本発明の他の観点では、上記の色変換回路と、前記色変換回路により色変換された画像データを階調補正する階調補正部と、前記階調補正された画像データを表示する表示部と、を備える画像表示装置を構成することができる。
本発明の他の観点では、画像処理方法は、色変換用マトリクスに基づいて、対角項についてはマトリクス係数を1減算した設定マトリクス係数を出力する工程と、前記設定マトリクス係数と複数色の入力画像データとのマトリクス演算による乗算を行う工程と、各色毎に、マトリクス演算結果に前記入力画像データを加算して色変換画像データを出力する工程と、を備え、前記設定マトリクス係数を出力する工程では、整数部を有しない符号部、及び小数部を前記設定マトリクス係数として出力する。この方法によれば、上述の色変換回路と同様に、マトリクス係数と入力画像データとを乗算する乗算器などのビット数を、整数部を省略した分1ビット減少させることができる。よって、回路規模を縮小することができ、同時に演算処理速度を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
[画像表示装置]
図1は、本発明の色変換回路を適用した画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。図示のように、画像表示装置100は、画像処理回路101と画像表示部102とを備える。画像表示装置100の例としては、携帯電話、携帯型端末、PDA、デジタルカメラなどが挙げられる。
画像処理回路101は、外部から入力された画像データD1に対して色変換処理、ガンマ補正を含む階調特性補正処理などを施し、補正後の画像データD10を画像表示部102へ供給する。なお、画像処理回路101へは、画像データD1と同期したクロック信号CLKも入力される。画像表示部102は、例えばCRT、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスを備え、補正後の画像データD10を表示する。
[画像処理回路]
図2は、図1に示す画像処理回路101の内部構成を示すブロック図である。図示のように、画像処理回路101は、色変換演算部10と、階調補正部20と、減色処理部30とを備える。
色変換演算部10は、本発明の色変換回路を適用した部分であり、外部から入力される画像データD10に対して所望の色特性への色変換処理を施し、色変換後の画像データD2を階調補正部20へ供給する。入力される画像データD10はRGB各色8ビットのデジタルデータであり、色変換演算部10は3×3のマトリクス演算により色変換処理を行う。なお、色変換演算部10へは画像データD1の他に、レジスタ制御信号Scが入力される。
階調補正部20は、色変換後の画像データD2に対して階調特性補正としてのガンマ補正を行い、補正後の画像データD3を減色処理部30へ供給する。補正後の画像データD3もRGB各色8ビットのデータである。なお、階調補正部20へは、レジスタ制御信号Scが入力されている。
減色処理部30は、ガンマ補正後の画像データD3に対して減色処理を行う。上述のようにガンマ補正後の画像データD3はRGB各色8ビットのデータであり、減色処理部30は例えばその上位6ビットをビットスライスすることによりRGB各色6ビットのデータとし、下位2ビットのデータに基づいてディザ処理を適用してRGB各色6ビット(ディザ処理により各色8ビット相当となっている)の画像データD10を画像表示装置102へ供給する。
なお、減色処理部30は、画像表示部102の表示能力によっては、減色処理を行わずに各色8ビットの画像データを画像表示部102へ供給することもできる。例えば、画像表示部102が各色8ビットの表示能力を有する場合、減色処理部30は減色処理を行わずに各色8ビットの画像データD10を画像表示部102へ供給してもよい。一方、画像表示部102が各色6ビットの表示能力しか有しない場合は、減色処理部30は減色処理により各色6ビットの画像データを作成して画像表示部102へ供給することができる。なお、減色処理部30へは、ガンマ補正後の画像データD3に加えて、レジスタ制御信号Sc、並びに、画像データD1と同期した水平同期信号Hsync及び垂直同期信号Vsyncが入力されている。
[色変換演算部]
次に、本発明にかかる色変換回路を適用した色変換演算部について説明する。色変換演算部10は、色変換用マトリクスを用いたマトリクス演算により、入力画像データの色変換を行う。本実施形態では、入力画像データはRGB3色の色データであり、色変換用マトリクスとしては3×3のマトリクスを使用する。
以下、まず本発明の基本原理について説明する。色変換用マトリクスの例を図3(a)に示す。色変換処理部10は、RGBの入力信号Rin、Gin及びBinに対して、図示の3×3のマトリクスによる演算を行ってRGBの出力信号(変換後の信号)Rout、Gout及びBoutを出力する。一般的に、色変換演算部10における色変換処理は入力画像データの色特性を、後段の画像表示部102の色特性に適合させるように補正するものであり、RGBの各入力画像データに対して、RGBの成分をそれぞれ多少増減することにより色特性の補正を行う。
図3(a)に示す色変換用マトリクスにおいて、例えばRoutは、
Rout = M00・Rin+M01・Gin+M02・Bin
により算出される。ここで、M00は1に近い数値であり、当該色変換マトリクスによる入力画像データRinに対するR成分の補正分を含む。つまり、M00と1との差、(M00−1)がR成分の補正分を示す。また、M01がG成分の補正分を示し、M02がB成分の補正分を示す。よって、マトリクス係数M00、M01及びM02を設定し、入力画像データRinのRGB成分を増減することにより、画像表示部102の色特性に適した色変換を行う。入力画像データGin及びBinについても同様である。
一般的に、色変換処理による色特性の補正は異なる表示デバイス間の色特性の調整を主目的として行われるため、RGBの各成分を微調整する程度のものである。よって、通常、色変換用マトリクスにおいて、対角項であるM00、M11及びM22は、
0≦Mmn(m=n)<2
の範囲内であり、いずれも「1」に近い値をとる。一方、これら対角項以外の項は、
−1≦Mmn(m≠n)<1
の範囲内である。従って、マトリクス係数のうち、整数部(=1)を含むことがあるのは対角項M00、M11及びM22のみであり、他の項は整数部を含まない(全て1より小さい正負の小数)。
そこで、本発明による色変換回路では、マトリクス演算を行う部分では、対角項については1を減算したマトリクス係数を使用し、マトリクス演算結果に対して、元の入力画像データをそれぞれ加算することとする。具体的には、図3(b)に示す演算を行う。図3(b)に示す演算結果は図3(a)に示すマトリクス演算結果と等価である。
マトリクス演算は、各マトリクス係数を保持するレジスタと、各マトリクス係数を入力画像データに乗算する乗算器と、乗算結果を加算する加算器により構成される。上記のように、対角項については1を減算したマトリクス係数を使用することにより、マトリクス係数は対角項もそれ以外の項も全て整数部を有しない(整数部=0)こととなるので、乗算器のビット数(桁数)を1減少させることができる。これにより、回路規模を縮小し、処理速度を向上させることが可能となる。
(第1実施例)
次に、上記の基本原理に従った色変換演算部の第1実施例について詳しく説明する。図4に第1実施例による色変換演算部10aの概略構成を示す。なお、図4に示す色変換演算部10aは、Routの演算回路、即ち入力画像データRin、Gin及びBinと図3(b)に示すマトリクスから色変換後の画像データRoutを生成する部分のみを示す。図示のように、色変換演算部10aは、大別して逆γ変換部40と、マトリクス設定部50と、演算部60とを備える。
逆γ変換部40は、RGBの各入力画像データRin、Gin及びBinに対して逆γ変換を施してマトリクス設定部50へ供給する。通常の画像表示装置においては、入力画像データD1としてγ補正済みのデータが入力される場合が多い。逆γ変換部40は、γ変換済みの入力画像データに対して逆γ変換を行ってリニアな入力画像データを生成する。後段のマトリクス設定部50や演算部60は、リニアな画像データについて色変換を行う。
具体的には、逆γ変換部40は、RGB各色毎にルックアップテーブル(LUT)41R、41G及び41Bを備える。各LUT41R、41G及び41Bはそれぞれ逆γ特性を記憶しており、逆γ変換部40は、各色の入力画像データRin、Gin及びBinに対して、対応するLUT41R、41G及び41Bに記憶されている逆γ特性に従って補正を行い、その結果を演算部60へ供給する。なお、本実施例では、逆γ変換部40へ入力される入力画像データは各色8ビット(Rin[7:0]、Gin[7:0]、Bin[7:0])であるが、逆γ変換部40から出力される画像データは各色10ビット(Rin[9:0]、Gin[9:0]、Bin[9:0])となっている。本明細書及び図面において、「信号名[m:n]」の表記は、その信号のn〜mビットを示している。
マトリクス設定部50は、演算部60でのマトリクス演算に使用されるマトリクス係数を設定する部分であり、各色に対応する8ビットのレジスタ51R、51G及び51Bを備える。レジスタ51Rはマトリクス係数M00を保持するレジスタであり、外部からレジスタ制御信号Scとして、マトリクス係数M00を示すデータM00setを入力される。ここで、M00は対角項であるので、M00setとしては、前述のように、通常の色変換マトリクス(図3(a)参照)のマトリクス係数M00から1を減算したものが入力される。さらに、レジスタ51Rには、レジスタ制御信号Scとして、トリガ信号WR00が入力される。レジスタ51Rには、トリガ信号WR00のタイミングで、マトリクス係数を示すデータM00setがセットされる。
レジスタ51Gはマトリクス係数M01を保持するレジスタであり、外部からマトリクス係数M01を示すデータM01setを入力される。マトリクス係数M01は対角項ではないので、M01setとしては通常の色変換マトリクスのマトリクス係数M01が入力される。また、レジスタ51Gにはトリガ信号WR01が入力され、トリガ信号WR01のタイミングでマトリクス係数M01を示すデータM01setがセットされる。
同様に、レジスタ51Bはマトリクス係数M02を保持するレジスタであり、外部からマトリクス係数M02を示すデータM02setを入力される。マトリクス係数M02は対角項ではないので、M02setとしては通常の色変換マトリクスのマトリクス係数M02が入力される。また、レジスタ51Bにはトリガ信号WR02が入力され、トリガ信号WR02のタイミングでマトリクス係数M02を示すデータM02setがセットされる。
レジスタ51R、51G及び51Bのレジスタ構成を図5(a)に示す。各レジスタ51R、51G及び51Bはいずれも8ビットであり、図示のように、1ビットの符号部と、1ビットの整数部と、6ビットの小数部により構成されている。よって、マトリクス係数を示すデータM00set〜M02setはこのデータ形式でレジスタ51R〜51Bに入力され、レジスタ51R〜51B内に保持される。そして、各レジスタ51R〜51Bは、整数部を除き、符号部及び小数部のみを演算部60へ供給する。
演算部60は、マトリクス設定部50から供給されたマトリクス係数のデータと各色の入力画像データRin〜Binのマトリクス演算を実行し、その結果に入力画像データRinを加算して色変換後の画像データRoutを出力する。図示のように、演算部60は、乗算器61R〜61Bと、加算器62とを備える。
逆γ変換部40から出力される画像データRin[9:0]は乗算器61R及び加算器62へ入力される。また、逆γ変換部40から出力される画像データGin[9:0]は乗算器61Gへ入力され、画像データBin[9:0]は乗算器61Bへ入力される。さらに、レジスタ51Rから出力されるマトリクス係数のデータm00[7],[5:0]は乗算器61Rへ入力され、レジスタ51Gから出力されるマトリクス係数のデータm01[7],[5:0]は乗算器61Gへ入力され、レジスタ51Bから出力されるマトリクス係数のデータm01[7],[5:0]は乗算器61Bへ入力される。
演算部60内で処理される各データのビット配置を図5(b)に示す。乗算器61Rは、10ビットの画像データRin[9:0]とマトリクス係数のデータm00[7],[5:0]を乗算し、17ビットの乗算結果r0[16:0]を生成して加算器62へ供給する。同様に、乗算器61Gは、10ビットの画像データGin[9:0]とマトリクス係数のデータm01[7],[5:0]を乗算し、17ビットの乗算結果g0[16:0]を生成して加算器62へ供給する。また、乗算器61Bは、10ビットの画像データBin[9:0]とマトリクス係数のデータm02[7],[5:0]を乗算し、17ビットの乗算結果b0[16:0]を生成して加算器62へ供給する。
19ビットの加算器62は、各乗算器61R〜61Bからの乗算結果と、逆γ変換部40から直接加算器62へ入力される画像データRin[9:0]とを加算して19ビットの加算結果Rout[18:0]を生成する。この際、逆γ変換部40から直接加算器62へ入力される画像データRin[9:0]は整数部のみであるが、各乗算器61R〜61Bからの乗算結果は小数部を含むので、図5(b)に示すように、加算器62は逆γ変換部40から直接加算器62へ入力される画像データRin[9:0]を整数部のビット(即ち、6〜15ビット目)に配置して加算を行う。そして、加算器62は、得られた19ビットの加算結果Rout[18:0]の整数部のみを色変換後の画像データRout[15:6]として出力する。
以上が第1実施例による色変換演算部10aのうち画像データRoutの演算回路であるが、他のGout及びBoutの演算回路も同様に構成される。即ち、画像データGoutの演算回路では、マトリクス設定部50内のレジスタ51R、51G及び51Bはそれぞれマトリクス係数M10、M11及びM12を保持する。対角項に対応するマトリクス係数M11を示すデータM11setは、上記のM00setと同様に、通常の色変換マトリクス(図3(a)参照)のマトリクス係数M11から1を減算したものが入力される。逆γ変換部40からの各出力画像データRin[9:0]〜Bin[9:0]はそれぞれ演算部60内の対応する乗算器61R〜61Bに入力され、さらに画像データGin[9:0]のみが加算器62に直接入力される。加算器62は、各乗算器61R〜61Bの乗算結果と、逆γ変換部40から直接入力された画像データGin[9:0]を加算して、Gout[15:6]を出力する。
また、画像データBoutの演算回路では、マトリクス設定部50内のレジスタ51R、51G及び51Bはそれぞれマトリクス係数M20、M21及びM22を保持する。対角項に対応するマトリクス係数M22を示すデータM22setは、上記のM00setと同様に、通常の色変換マトリクス(図3(a)参照)のマトリクス係数M22から1を減算したものが入力される。逆γ変換部40からの各出力画像データRin[9:0]〜Bin[9:0]はそれぞれ演算部60内の対応する乗算器61R〜61Bに入力され、さらに画像データBin[9:0]のみが加算器62に直接入力される。加算器62は、各乗算器61R〜61Bの乗算結果と、逆γ変換部40から直接入力された画像データBin[9:0]を加算して、Bout[15:6]を出力する。
以上説明したように、第1実施例による色変換回路10aでは、対角項に対応するマトリクス係数から1減算したものを設定マトリクス係数とし、これを用いて演算部60におけるマトリクス演算を実行する。よって、マトリクス係数に整数部を含める必要がなく、演算部60内における乗算部61R〜61Bのビット数(桁数)をその分減少させることができる。これにより、回路規模を縮小することができるとともに、演算処理の速度を向上させることができる。
次に、第1実施例の変形例について説明する。上記の第1実施例では、マトリクス設定部50が設定するマトリクス係数に整数部を含まないこととしたので、その分演算部60における乗算器のビット幅を1小さくすることができ、回路規模を減少させることができた。その代わりに、乗算器におけるビット幅を維持し、その分演算において演算するマトリクス係数の小数部を1桁分増加させて、演算精度を向上させることもできる。そのような例を図6及び7に示す。図6は第1実施例の変形例による色変換演算部10bの概略構成を示す。図7(a)はマトリクス設定部50内のレジスタの構成を示し、図7(b)は演算部60におけるビット配置を示す。なお、図6においては、図4と同様に、RGB各色の画像データのうち、画像データRoutの変換回路のみを示している。
本変形例において、マトリクス設定部40内には第1実施例と同様に各々8ビットのレジスタ51R〜51Bが設けられるが、図7(a)に示すように、レジスタ内には整数部を設けず、1ビットの符号部と7ビットの小数部を保持する。なお、第1実施例と同様に、レジスタ51Rへは、通常の色変換マトリクス(図3(a)参照)のマトリクス係数M00から1を減算したものが入力される。
各レジスタ51R〜51Bは8ビットのマトリクス係数のデータm00[7:0]〜m02[7:0]をそれぞれ加算部60内の乗算器63R〜63Bへ供給する。図7(b)に示すように、乗算器63Rは10ビットの画像データRin[9:0]と、8ビットのマトリクス係数のデータm00[7:0]を乗算して18ビットの乗算結果r0[17:0]を生成して加算器64へ入力する。乗算器63G及び63Bも同様に、18ビットの乗算結果g0[17:0]及びb0[17:0]を生成して加算器64へ入力する。そして、加算器64は、各乗算器63R〜63Bからの乗算結果と、逆γ変換部40から直接入力される画像データRin[9:0]を加算し、その整数部のみをRout[16:7]として出力する。
このように、本変形例では、マトリクス係数の整数部の演算を不要とした分、乗算器63R〜63Bにて行うマトリクス演算の小数部を1桁増加させることができるので、より高精度のマトリクス演算が可能となる。なお、この変形例では、整数部を含めて単純に3×3マトリクス演算を行う従来の方法によりマトリクス係数の小数部を7ビットとしてマトリクス演算する場合と比較すると、各乗算器63R〜63Bのビット幅は1ずつ減少しており、その意味で従来手法と比較して回路規模の減少が実現されている。
(第2実施例)
次に、第2実施例にかかる色変換演算部について説明する。図8に第2実施例にかかる色変換演算部10cの構成を示す。第1実施例においては、マトリクス設定部50へ入力されるマトリクス係数を示すデータM00set〜M02setのうち、対角項に対応するM00setは1を減算したデータとしていた。これに対し、第2実施例では、マトリクス係数を示すデータM00setとしては通常の色変換マトリクス(図3(a)参照)のマトリクス係数M00をマトリクス設定部50aに入力し、マトリクス設定部50a内部で減算を行うように構成した。これにより、マトリクス設定部50aに対しては特別な処理を行うことなく通常の色変換マトリクスの係数をそのまま入力することができる。
図4と比較するとわかるように、第2実施例の色変換演算部10cの構成は、基本的に第1実施例の色変換演算部10aと同様であるが、マトリクス設定部50aの画像データRinを処理する部分に減算器52が設けられている点が異なる。本実施例では、上述のように、レジスタ51Rに入力されるマトリクス係数を示すデータM00setは通常の色変換マトリクスの係数M00(図3(a)参照)である。レジスタ51Rはそのデータを保持し、減算器52へ出力する。レジスタ51Rの構成は、図5(a)に示す第1実施例のものと同様である。また、第2実施例における演算部60内における各データのビット配置も図5(b)に示す第1実施例のものと同じである。
減算器52は、レジスタ51Rに保持されたデータから、「1」を減算する。なお、図8においては、減算器52は8ビットのバイナリデータとして「1」を減算している。そして、減算後のデータのうちの符号部及び小数部のみをデータm00[7],[5:0]として乗算器61Rへ供給する。減算器52から乗算器61Rへ供給されるデータm00[7],[5:0]は、第1実施例においてレジスタ51Rから乗算器61Rへ供給されるデータm00[7],[5:0]と同一である。
これ以外の点は、第2実施例は第1実施例と同様である。即ち、マトリクス設定部50aにおいて対角項に対応するマトリクス係数から1が減算されるので、演算部60の乗算器61R〜61Bにはマトリクス係数M00〜M02の符号部及び小数部のみが供給され、乗算器61R〜61Bのビット幅は整数部に対応する1ビット分小さくすることができる。これにより、回路規模の縮小及び処理の高速化が可能となる。なお、対角項についてマトリクス係数から1を減算した分は、逆γ変換部40から加算器62に直接入力される画像データRin[9:0]を乗算器61R〜61Bの乗算結果に加算することにより補われる。
(第3実施例)
次に、第3実施例について説明する。図9に第3実施例にかかる色変換演算部10dの概略構成を示す。第3実施例は、第2実施例と同様に、マトリクス設定部50bのレジスタ51Rに対しては、通常の色変換マトリクスの係数を入力すればよい。マトリクス設定部50b内には、図示のように比較器53が設けられる。比較器53は、レジスタ51Rに保持されたマトリクス係数のうち、対角項に対応するマトリクス係数のビット6(整数部)が1であることを検出する役割を有する。即ち、レジスタ51Rに保持されたマトリクス係数のビット6と、「1」とを比較することにより、対角項に対応するマトリクス係数のビット6が1であることを検出する。なお、図9では、比較器53への入力される値「1」は8ビットのバイナリデータとして示している。
そして、比較器53は、レジスタ51Rに保持されたマトリクス係数のうちの符号部及び小数部を示すデータm00[7],[5:0]を乗算器61Rへ供給するとともに、対角項に対応するマトリクス係数のビット6に1を検出したことを示す加算指示信号ADD00を加算器62へ供給する。加算指示信号ADD00は、例えば「1」のときに加算行い、「0」のときに加算を行わないことを示すものとする。
演算部60は、加算器62が加算指示信号ADD00に応じて加算を行う点以外は第1及び第2実施例と同様の構成を有する。即ち、各乗算器61R〜61Bは、逆γ変換部40から供給される画像データRin[9:0]、Gin[9:0]及びBin[9:0]とマトリクス係数のデータm00[7],[5:0]〜m02[7],[5:0]を乗算し、乗算結果を加算器62へ供給する。加算器62は、加算指示信号ADD00が「1」のとき、即ち、レジスタ51Rに入力されたマトリクス係数を示すデータM00setが対角項に対応するものであるときに、逆γ変換部40から供給された画像データRin[9:0]を各乗算器61R〜61Bの乗算結果にさらに加算し、色変換後の画像データRoutとして出力する。加算指示信号ADD00が「0」のときは、加算器62は各乗算器61R〜61Bの乗算結果のみを加算し、色変換後の画像データRoutとして出力する。
このように、第3実施例でも、マトリクス設定部50bにおいて対角項に対応するマトリクス係数から1が減算されるので、演算部60の乗算器61R〜61Bにはマトリクス係数M00〜M02の符号部及び小数部のみが供給され、乗算器61R〜61Bのビット幅は整数部に対応する1ビット分小さくすることができる。これにより、回路規模の縮小及び処理の高速化が可能となる。また、マトリクス設定部50bのレジスタ51Rに入力するマトリクス係数を示すデータは、第1実施例のように予め1減算したものとする必要はなく、通常の色変換マトリクスのマトリクス係数をそのまま入力すればよいので、利用者による回路設計が単純化される。
[階調補正部]
次に階調補正部について説明する。図10に、第1実施例に係る階調補正部20の概略構成を示す。図示のように、階調補正部20は、LUT21及び22と、線形補間演算回路23と、レジスタ値制御部24とを備える。LUT21及び22は、それぞれ入力階調値として64階調分(6ビット相当)、出力階調値としては256階調分のガンマ特性を記憶している。色変換演算部10から出力される画像データD2はRGB各色8ビット(256階調に相当)であるので、LUT21及び22に記憶された階調補正特性データは入力画像データの階調数分より削減されている。これにより、LUT21及び22を構成するRAMなどの容量を削減することができる。なお、図10(a)にはRGB3色のうちRデータのみに対応する部分を示しているが、Gデータ及びBデータについても同様の構成を有する。
LUT21及び22には、階調補正特性データ(ガンマ特性)が記憶される。階調補正特性は、入力階調値と出力階調値との関係を示すグラフにより示すことができ、LUT内には、入力階調値に対応するアドレスに、出力階調値に対応するデータが記憶されている。よって、入力された画像データのある画素の階調値を入力階調値とすると、その入力階調値に対応するLUTのアドレスに記憶されているデータが出力階調値として出力される。本例では、入力階調値は64階調であり、出力階調値は256階調である。
図10(a)に示すLUT21及び22には、同一の階調補正特性データが記憶されている。LUTを2つ設けている理由は、線形補間演算回路23による線形補間演算において、線形補間の対象となる特性の端点2点の出力階調値が必要となるからである。
図10(a)において、LUT21には画像データD2中のある画素のRデータの上位6ビットRout(7..2)が入力される。なお、以下の説明において、Rout( )との表記の括弧内は対象ビットを示すものとする。例えば全8ビットの場合はRout(7..0)と示され、下位2位ビットの場合はRout(1..0)と示される。LUT21は、そのRデータを入力階調値としたときの出力階調値をXnとして線形補間演算回路23へ出力する。
一方、LUT22にはLUT21に入力階調値として入力されたRout(7..0)の1つ下の階調値Rout-1(7..0)が入力され、対応する出力階調値Xn-1が線形補間演算回路23へ出力される。また、同一の画素の下位2ビットの値Rout(1..0)が線形補間演算回路23へ供給される。
図10(b)に線形補間演算回路23による線形補間演算を模式的に示す。前述のように、入力される画像データはRGB各色8ビットであるのに対し、LUT21及び22に記憶されている階調補正特性データの入力階調値は6ビット分(64階調分)でしかない。よって、線形補間演算回路23により、不足する2ビット分の入力階調値に対応する出力階調値を補間する必要がある。図10(b)に示すように、線形補間演算回路23は、ある画素の入力階調値Rout(7..2)に対応する出力階調値Xnと、それより1つの下の入力階調値Rout-1(7..0)に対応する出力階調値Xn-1の間に、その画素の下位2ビットRout(1..0)の値に基づいて3つの出力階調値を線形補間する演算を行う。これにより、線形補間演算回路23は、64階調(6ビット)分のLUT21及び22を利用して、256階調(8ビット)分の階調補正特性データを作成することができる。
[減色処理部]
次に、減色処理部について詳しく説明する。図11に示すように、減色処理部30は、階調補正部20から出力されたRGB各色8ビットの画像データD3、即ちR(lut_out)、G(lut_out)及びB(lut_out)をビットスライス及びディザ処理により各色6ビットの画像データに減色して画像データD10として出力する。図11に、減色処理部30の構成例を示す。なお、図10は、RGB3色のうち、Rデータに対応する部分のみを示すが、Gデータ及びBデータについても同様の構成となる。
図11において、減色処理部30は、2ビットカウンタ31及び32と、ディザマトリクス回路33と、加算器34と、スイッチャー35と、レジスタ値制御部36とを備える。ディザマトリクス回路33においては、既知の4×4のディザマトリクスが使用される。
カウンタ31は画像データD3と同期したクロック信号CLKをカウントすることにより、2ビットのXアドレスXadをディザマトリクス回路33へ出力する。なお、カウンタ31は水平同期信号Hsyncでリセットされる。また、カウンタ32は水平同期信号Hsyncをカウントすることにより、2ビットのYアドレスYadをディザマトリクス回路33へ出力する。なお、カウンタ32は垂直同期信号Ysyncによりリセットされる。
ディザマトリクス回路33は、入力されたXアドレスXad及びYアドレスYadに基づいて、ディザマトリクス中に規定される値をR(D_out)として加算器34へ供給する。加算器34は、階調補正部20から出力されたRデータR(lut_out)と、ディザマトリクス回路33から出力された値R(D_out)の上位2ビットとを加算し、その結果の上位6ビットをR(ADD_out)としてスイッチャー35の入力端子bへ出力する。こうして、階調補正部20から供給されたRGB各色8ビットの画像データD3は各色6ビットの画像データに減色される。なお、ディザ処理を適用しているので、各色6ビットの画像データは各色8ビット相当の色特性を有している。
スイッチャー35の出力は、レジスタ制御信号Scに基づいてレジスタ値制御部36が出力するレジスタ値に応じて切り替えられる。スイッチャー35の入力端子aが選択されているときは、減色処理を行わないRGB各色8ビットの画像データが画像データD10として出力される。スイッチャー35の入力端子bが選択されているときは、減色処理により得られたRGB各色6ビットの画像データが画像データD10として出力される。
以上、本発明の色変換回路を適用した画像表示装置の例を、主に液晶を用いた表示装置を例にして説明したが、これに限定されるものではなく、プラズマディスプレイ(PDP)や、有機EL表示装置、フィールドエミッションディスプレイ(FED)などにも適用できる。
本発明の色変換回路を適用した画像表示装置のブロック図である。 図1に示す画像処理回路の内部構成を示すブロック図である。 色変換マトリクス及び本発明で用いる色変換処理を示す。 色変換演算部の第1実施例の回路構成図である。 第1実施例におけるレジスタ構成及び演算部内のビット配置を示す。 色変換演算部の第1実施例の変形例の回路構成図である。 変形例におけるレジスタ構成及び演算部内のビット配置を示す。 色変換演算部の第2実施例の回路構成図である。 色変換演算部の第3実施例の回路構成図である。 図1に示す階調補正部のブロック図である。 図1に示す減色処理部のブロック図である。
符号の説明
10 色変換演算部、 20 階調補正部、 30 減色処理部、 40 逆γ変換部、 41 LUT、 50 マトリクス設定部、 51 レジスタ、52 減算器、 53 比較器、 60 演算部、61、63 乗算器、 62、64 加算器、 100 画像表示装置、 101 画像処理回路、 102 画像表示部

Claims (8)

  1. 色変換用マトリクスに基づいて、対角項についてはマトリクス係数を1減算した設定マトリクス係数を出力するマトリクス設定部と、
    前記設定マトリクス係数と複数色の入力画像データとのマトリクス演算を行い、各色毎に、マトリクス演算結果に前記入力画像データを加算して色変換画像データを出力する演算部と、を備え
    前記マトリクス設定部は、整数部を有しない符号部及び小数部を前記設定マトリクス係数として前記演算部へ出力し、
    前記演算部は、前記複数色の各色毎に前記設定マトリクス係数と前記入力画像データとを乗算する乗算器と、各色毎の前記乗算器からの出力と各色に対応した入力画像データとを加算する加算器と、を備えることを特徴とする色変換回路。
  2. 前記マトリクス設定部は、対角項についてマトリクス係数を1減算したマトリクス係数を受け取ることを特徴とする請求項1に記載の色変換回路。
  3. 前記マトリクス設定部は、
    前記色変換用マトリクスのマトリクス係数を受け取る手段と、
    受け取ったマトリクス係数のうち対角項についてのマトリクス係数から1を減算して前記設定マトリクス係数を生成する減算器と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の色変換回路。
  4. 前記マトリクス設定部は、
    前記色変換用マトリクスのマトリクス係数を受け取る手段と、
    受け取ったマトリクス係数から対角項についてのマトリクス係数を検出し、加算指示信号を前記演算部へ出力する手段と、を備え、
    前記演算部は、前記加算指示信号を受け取ったときにのみ、前記マトリクス演算結果に前記入力画像データを加算して色変換画像データを出力することを特徴とする請求項1に記載の色変換回路。
  5. 前記色変換用マトリクスのマトリクス係数は、前記対角項の値が0以上2以下であり、
    対角項以外の項の値が−1以上1以下であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の色変換回路。
  6. 前記複数色はRGB3色を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の色変換回路。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の色変換回路と、
    前記色変換回路により色変換された画像データを階調補正する階調補正部と、
    前記階調補正された画像データを表示する表示部と、を備えることを特徴とする画像表示装置。
  8. 色変換用マトリクスに基づいて、対角項についてはマトリクス係数を1減算した設定マ
    トリクス係数を出力する工程と、
    前記設定マトリクス係数と複数色の入力画像データとのマトリクス演算による乗算を行う工程と、
    各色毎に、マトリクス演算結果に前記入力画像データを加算して色変換画像データを出力する工程と、を備え
    前記設定マトリクス係数を出力する工程では、整数部を有しない符号部、及び小数部を前記設定マトリクス係数として出力することを特徴とする画像処理方法。
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