JP4526701B2 - Buttonhole sewing machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボタン穴かがりミシンに関し、特に布を切るためのメス受け台または布切りメスの下降量の設定に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動的に、ボタン穴を開けるとともに、該ボタン穴の周囲にかがり縫いを施す電子式のボタン穴かがりミシンが知られている。
このようなボタン穴かがりミシンでは、形成可能なボタン穴かがり縫いの大きさや形状について、パターンデータを複数記憶し、操作パネル上でその1つを呼び出すことによって所定のボタン穴かがり縫いを行っていた。
【0003】
図11には、ボタン穴の1種である鳩目穴かがり縫いを行う際の従来のパターンデータのテーブルを示した。ここでは、9種類のパターンデータを記憶することが可能であり、1つのパターンデータは1〜7のデータ項目を有する。
データ項目1は、鳩目穴の鳩目部分の形状を設定するものである。図12(c)に示すように鳩目部Cの大きさを横幅ewと縦長さelとによって規定し、これらewとelの組み合わせを図12(b)に示すように予めテーブルとして記憶している。データ項目1では、この中(1〜5)から数字を選択するようになっている。
データ項目2〜6は、図12(a)に示す鳩目穴かがりを構成する各部の針数や長さに関するデータである。すなわち、データ項目2は穴かがり長さ(図12のml)、データ項目3は平行部針数(図12のln)、データ項目4は鳩目部針数(図12のen)、データ項目5は平行部メススペース(図12のls)、データ項目6は鳩目部メススペース(図12のes)である。データ項目7は、かがり縫いの前に布切りを行う先メス、かがり縫いの後に布切りを行う後メスを選択するものである。
【0004】
ところで、ボタン穴かがりミシンにおいては、ミシン針の近傍に、上下に対峙するようにメス受け台と布切りメスが設けられている。そして、布切りメス上に布地を載置した状態で、メス受け台を下降駆動し、布地及びメス受け台に対して押し当てることでボタン穴を形成するようになっている。また、布切りメスの方がメス受け台より長く、前述の穴かがり長さを変更するときには、メス受け台を取り替えるようになっている。
このメス受け台の下降駆動量は、メス受け台の原点(最上)位置と布切りメスとの間隔に基づいた一定の距離、例えば20mmを基準量としている。しかし、実際の状況に応じて補正する必要がある。例えば、同じ布地であれば厚いほど押し込み量を大きくする必要があり、また厚い布地よりも薄い布地の方が切りにくく、その分メス受け台を布切りメスに対して押し込む必要があり、これらの場合も駆動量を大きくする必要がある。
【0005】
なお、一般にメス受け台と布切りメスは、互いの上下関係を逆に取り付けられるようにもなっており、逆に取り付けた場合は、布切りメスがメス受け台に対して下降駆動されるが、上述した現象は同様に発生する。
そこで、従来の穴かがりミシンでは、操作パネル上で、メス受け台または布切りメスの下降駆動の際の下降量についても設定できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記補正下降量は、図11で示したようなパターンデータとは全く別のデータとして設定していた。よって、前述のようにメス受け台を取り替える際や布地を変えるなどによって下降量を変更する必要が生じると、パターンデータを選択し直すことに加えて、下降量を設定しなおす必要があり、設定作業に手間がかかっていた。
また、下降量は1個しか設定できなかったので、特定のメス受け台や特定の布地を時間をおいて繰り返し使用するような場合も、下降量をノートなどにメモしておき、その値を縫製の度に設定しなければならず、作業性が悪かった。
【0007】
本発明の課題は、ボタン穴かがりミシンにおいて、設定作業の効率化を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、たとえば図1〜図10に示すように、
メス受け台(18)または布切りメス(17)のいずれか一方の下降量を電気的に制御可能な電気的なパルスモータ(布切りモータ21)と、
ボタン穴及びボタン穴かがり縫い目を形成するための穴かがり制御データ(パターンデータ)を複数記憶する記憶手段(RAM3)と、
複数の穴かがり制御データのうちの1つを選択するための制御データ選択手段(操作パネル5)と、
制御データ選択手段により選択された穴かがり制御データに基づいて、ボタン穴の周囲にかがり縫い目を形成するとともに、メス受け台または布切りメスのいずれか一方を所定の基準位置から布切り位置に下降して他方に押圧することでボタン穴を形成する制御手段(CPU1)とを備えたボタン穴かがりミシン(100)において、
前記パルスモータにより一端部から回転が入力され、他端部の回転により前記メス又はメス受け台を上下動させる駆動軸を備え、
穴かがり制御データには、メス受け台または布切りメスの下降量を特定するための下降量特定データを含み、
制御手段は選択された穴かがり制御データに含まれる下降量特定データに対応した下降量でメス受け台または布切りメスを駆動するように前記パルスモータを制御することを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、記憶手段において、メス受け台または布切りメスの下降量を特定するための下降量特定データを含む穴かがり制御データが複数記憶されており、制御データ選択手段によりそのうちの1つを選択すれば、制御手段の制御の下、選択された穴かがり制御データに基づいて、メス受け台または布切りメスが駆動される。よって、穴かがり制御データごとに、各メス受け台に応じて、あるいは布地の質や厚さに応じて、下降量特定データを設定しておけば、穴かがり制御データを選択するだけで、ボタン穴かがり縫い全体の形状の変更とともにメス受け台または布切りメスの下降量も設定され、メス受け台または布切りメスの下降量のためだけの設定作業が不要になり、設定作業の効率化が図れる。
ここで、「穴かがり制御データ」は、ボタン穴かがり縫いを行うために必要な、各部の長さデータや針数データなどからなるもので、これによりボタン穴かがり縫いの形状や大きさを決定するものである。また、縫製の際には「穴かがり制御データ」を基に針落ち位置を決める針落ちデータなどを作成すればよい。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のボタン穴かがりミシンにおいて、例えば図6に示すように、
下降量特定データは、基準となる下降量を補正するための補正データからなり、
制御手段は、メス受け台または布切りメスを、前記基準となる下降量と前記補正データとに基づいて駆動することを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のボタン穴かがりミシンにおいて、例えば図9に示すように、
下降量特定データは、メス受け台または布切りメスの総下降量であることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のボタン穴かがりミシンにおいて、例えば図10に示すように、
メス受け台または布切りメスの総下降量もしくは基準となる下降量を補正するための補正データを複数記憶する下降量データテーブル(テーブルt1)を備え、
下降量特定データは、下降量データテーブル内の1つのデータを特定するデータであることを特徴とする。
【0013】
請求項1〜4のいずれか記載のボタン穴かがりミシンは、請求項5に記載の発明のように、下降量特定データの内容を変更する変更手段(操作パネル5)を備えていてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明の一例として図1〜図4に示すボタン穴かがりミシン(以下、ミシン)100は、自動制御により、鳩目穴形状のボタン穴を形成するとともに、該ボタン穴の周囲にかがり縫いを施すものである。鳩目穴を形成するために、メス受け台17と、メス受け台17に上下に対峙するように設けられている布切りメス(以下、メスともいう)18とを備える。メス18上に布地を載置した状態で、メス受け台17が下降してメス18及び布地を押圧することで、鳩目穴を形成するようになっている。
なお、図1は、メス受け台17をメス18上に下降させた状態を示しており、図2及び図3はメス受け台17を原点位置に待機させた状態を示している。
【0015】
ここで、メス受け台17を駆動させるためのメス駆動手段について説明する。図1〜4に示されるように、メス受け台駆動手段は、パルスモータである布切りモータ21、ボールねじ24、リンク腕31、駆動軸35、駆動ギア39および直動軸40から概略構成されている。
電気的な駆動手段である布切りモータ21はベッド部101に固定されており、布切りモータ21の駆動力はモータギア22を介して、噛み合うボールねじギア23に伝わる。このボールねじギア23は、ミシン100に対して回転自在に垂直方向に設けられたボールねじ24に取り付けられている。よって、布切りモータ21の駆動力によって、ボールねじギア23を介してボールねじ24が回転するようになっている。
このボールねじ24に設けられたボールねじナット27は、ボールねじ24の回転によりボールねじ24に沿って上下に移動可能となっている。ボールねじナット27の上部には、ハウジング28が固定されており、ボールねじナット27と共に上下動する。
ハウジング28には、図3に示すように、ガイド29が固定されており、このガイド29にガイド軸30を挿入することによって、ハウジング28及びボールねじナット27が回転しないで上下動するようになっている。
【0016】
リンク腕31は、ハウジング28の両側面を挟むように2本設けられ(図3では1本のみ)、それぞれの一端がハウジング28の両側面に回動可能に取り付けられ、他端はリンク軸32b,32bにより、二股状に形成されたレバー34の一端部に回動可能に固定されている。
駆動軸35は、図4に示すように、ミシンフレーム103に対してほぼ平行であって、回転自在に支持されている。駆動軸35の一端にはレバー34の他端部が回動自在に取り付けられている。また、駆動軸35には、レバー受け35aが駆動軸35と一体に回動可能に取り付けられているとともに、その一部がレバー34に当接している。レバー34が、リンク腕31を介して駆動され、駆動軸35を支点として、一端側(リンク腕31側)が下がるように回転した際に、レバー34によりレバー受け35aが押し下げられて、駆動軸35が回転するようになっている。
また、駆動軸35の他端には、駆動ギア39が固定されている。この駆動ギア39は、図2に示すように、直動軸40の上部に形成されたラック41に噛み合っており、駆動軸35と共に回転することにより、直動軸40を上下動させるようになっている。
【0017】
直動軸40は、駆動ギア39側が切り欠かれた略円筒状の直動メタル42内に納められており、この直動メタル42の内面2箇所に設けられた、直動メタル42の長さ方向と平行に伸びる溝部43,43に、直動軸40外面の円周方向2箇所に設けられた凸部44,44が溝部43、43に沿って移動自在に嵌合することで、左右に回転することなく上下に摺動可能となっている。
また、直動軸40の下端には、メス取付け台51が設けられており、このメス取付け台51にメス受け台17が取り付けられている。また、メス受け台17の直下のベッド部101に設けられた受け土台61上に、メス18が取り付けられている。
【0018】
また、駆動軸35には、図4に示すように、スリット板45が取り付けられており、原点位置(メス受け台17の最上位置に対応)を検知するためのセンサ46が固定されている。前記センサ46は、たとえば、スリット板45に覆われた状態と、覆われていない状態との変化から、メス受け台17が原点位置にあるか否かを検知するものである。
【0019】
次に以上のようなメス受け台駆動手段によるメス受け台17の駆動方法の動作を説明する。
布切りモータ21が作動すると、モータギア22、ボールねじギア23を介してボールねじ24が回転し、ボールねじナット27及びハウジング28がボールねじ24上を下降する。これにより、ハウジング28に連結されている2本のリンク腕31も下降し、レバー34の一端を図3において時計周り方向に押し下げる。さらにレバー34は、レバー受け35aを介して駆動軸35を図3中における時計周りに回転させる。
駆動軸35が回転すると、駆動軸35に設けられた駆動ギア39が図2における反時計周りに回転し、駆動ギア39に噛み合っているラック41を有する直動軸40が下降し、これによりメス受け台17が下降し、布切りメス18上の被縫製物(図示せず)を切断する。
【0020】
切断後は、布切りモータ21を逆回転させてボールねじナット27及びハウジング28を上方に移動させることによりレバー34が回転して、レバー受け35aへのレバー34の押圧が解除され、図4に示すバネ35bの付勢力により駆動軸35が図3の反時計周りに回転し、駆動ギア39が図2における時計周りに回転するので、直動軸40が上昇しメス受け台17が被縫製物から離れる。
【0021】
図5には、ミシン100の制御回路110を示した。制御回路110は、CPU1、ROM2、RAM3、およびインターフェース4a、4b、4c…、各種駆動回路、操作パネル5、スタートスイッチ16等から構成される。
ROM(read only memory)2には、鳩目穴かがり縫製を行うための制御プログラムや制御データが書き込まれている。
【0022】
本発明の記憶手段であるRAM3(random access memory)は、複数のパターンデータ(穴かがり制御データ)を記憶するとともに、操作パネル5を介して選択された1つのパターンデータを記憶し、また、パターンデータの中のデータ項目の値が変更された場合にはその値等も記憶するようになっている。さらにRAM3は、縫製中の各種処理の際に一時的に使用されるメモリエリアとしても機能する。また、パターンデータから生成される縫い目データ(後述)も記憶する。
【0023】
RAM3に記憶されるパターンデータの一例を図6に示した。RAM3には、9個のパターンデータが記憶されており、各パターンデータには、パターンNo.1で示すように1〜8のデータ項目に対応して具体的な値が設定されている。データ項目1〜7は、図11に示した従来のパターンデータと同様である。すなわち、データ項目1〜6により鳩目穴かがり縫いの形状や大きさが決定される。また、データ項目7については先メスか後メスかを選択する。
データ項目8は、メス受け台17の補正下降量の距離を設定するものである。ミシン100では、メス受け台17の基準下降量は20mmに固定されている。そして、メス受け台17の交換や布地などの縫製状況に合わせて補正下降量が設定され、メス受け台17は「20mm+補正下降量」分駆動されるようになる。ここでは、補正下降量が下降量特定データである。
【0024】
CPU(Central Processing Unit)1は、ROM2の制御プログラムや制御データにしたがって、鳩目穴かがり縫いに関する一連の処理を制御する本発明の制御手段である。
CPU1は、インターフェース4fを介して、操作パネル5に接続され、操作パネル5上の表示を制御するとともに、操作パネル5を介して入力される入力信号を受けて各種設定の選択・変更などを行うようになっている。作業者は、操作パネル5を介して、図6に示したパターンデータを選択したり、選択したパターンデータの各データ項目の数字を変更できるようになっている。操作パネル5については後述する。
【0025】
さらに、CPU1は、インターフェース4aを介して、主軸サーボモータ駆動回路6に接続され、主軸サーボモータ7の回転を駆動制御する。主軸サーボモータ7は、ミシン針を上下に駆動する上軸や、ミシン針と協働して縫い目を形成するルーパー機構を駆動するモータである。
また、CPU1は、インターフェース4bを介してX軸パルスモータ駆動回路8に接続されるとともに、インターフェース4cを介してY軸パルスモータ駆動回路10に接続され、X軸パルスモータ9とY軸パルスモータ11を駆動制御しながら、布を送る送り台(図示せず)を所定の方向に駆動する。
CPU1は、インターフェース4dを介して、Z軸パルスモータ駆動回路12に接続され、Z軸パルスモータ13を制御駆動する。このZ軸パルスモータ13によってミシン針及びルーパが回転運動し、鳩目穴Cの周りに、放射状の縫い目s1(図12)が形成される。
CPU1は、インターフェース4eを介して、布切りパルスモータ駆動回路14に接続され、布切りモータ21を制御駆動する。
CPU1は、インターフェース4fを介して、スタートスイッチ16に接続され、スタートスイッチ16から起動信号が入力すると、主軸サーボモータ7等を所定のタイミングで駆動し、ボタン穴かがり縫い及び布切り処理を行わせる。
【0026】
本発明における選択手段兼変更手段である操作パネル5は、図7に示すように主に準備スイッチP13、パターンナンバー選択部5a、先メス後メス表示部5b、データ項目選択部5c、データ値設定部5d、データ設定スイッチP6とから構成される。
パターンナンバー選択部5aは、パターンナンバーを選択するためのもので、パターン表示部P1に現在選択しているパターンナンバーが表示される(図7では「1」)。パターン表示部P1下の+キーP2、−キーP3により数字を1〜9の範囲の中で1つずつ変更することによって、異なるパターンデータを選択できる。
【0027】
データ項目選択部5cは、パターンナンバー選択部5aで選択したパターンデータの中のデータ項目を選択するものである。項目表示部P10に現在選択しているデータ項目が表示される(図7では「5」)。項目表示部P10下の+キーP11、−キーP12により数字を1〜8の範囲の中で1つずつ変更することによって、異なるデータ項目を選択できる。
データ項目選択部5cにおいてデータ項目を選択すると、データ値設定部5dの値表示部P7にそのデータ項目について予め設定されている数字が表示される。値表示部P7下の+キーP8、−キーP9によって値表示部P7の数字を所定の範囲の中で所定間隔ずつ増減することによって、値を変更できる。
また、先メス後メス表示部5bには、LED(発光ダイオード)からなる先メス表示灯P4及び後メス表示灯P5が設けられている。前記データ項目選択部5cでデータ項目としてナンバー7を選択し、そこで、データ値設定部5dで先メスを示す「1」または後メスを示す「2」を選択すると、それに応じて先メス表示灯P4、後メス表示灯P5のいずれかが点灯する。図7では、先メスを選択した状態を示している。
【0028】
なお、データ値設定部5dの値表示部P7において、データ項目「5」の平行部スペースに対応して「−0.2」と表示されているが、これは先メスの場合、かがり縫いのメス穴側の針落ち位置が切断線よりも内側に入るように設定するためである。
データ設定スイッチP6は、データ設定作業を行う際に操作するスイッチである。つまり、データ設定スイッチP6を押すと、それによりデータ値の変更などが可能となる。また、各項目や数字の選択や変更は、再度、データ設定スイッチP6を押すことで確定する。
準備スイッチP13は、設定作業の終了後、選択あるいは設定しなおしたデータ値に対応する針落ちデータを含む縫い目データを作成するためのスイッチである。
【0029】
図8(a)には、ミシン100によるボタン穴かがり縫いのゼネラルフローを示した。
このゼネラルフローは、例えばミシン100の主電源(図示せず)がONになったときに開始し、まず、ステップA1においてパターンナンバー選択部5aの+キーP2、−キーP3が操作されてパターンデータのナンバーが変更されたか否か判定する処理を行い、変更されればステップA2においてパターンナンバーを更新し、ステップA3に移行する。ステップA1で変更されていないと判定すれば、そのままステップA3に移行する。
ステップA3においては、データ設定スイッチP6が操作されたか否か判定し、操作されていればデータ設定モードに入りステップA4においてデータ設定処理を行う。このデータ設定処理については後述する。ステップA4の後、あるいはステップA3においてデータ設定スイッチP6が操作されていないと判定した場合には、ステップA5に移行する。
【0030】
ステップA5では、準備スイッチP13が操作されたか否かを判定する。操作されなければ、ステップA1に戻り、操作されればステップA6において縫い目データを作成する。この縫い目データの作成は、選択されているパターンデータのデータ内容に基づいて主軸サーボモータ7等の駆動源を駆動するために生成されるデータであり、ミシン針の針落ち位置を決める針落ちデータ、メス受け台17を駆動する布切りモータ21の駆動量等のデータを含むものである。
次いで、ステップA7において、前記送り台を原点位置に移動させるとともに、針棒及びルーパーもZ軸回転における原点位置に移動させる。
次に、ステップA8において、スタートスイッチ16がON状態になったか否かを監視し、ONになればステップA9に移行する。ステップA9において、パターンデータ内のデータ項目「7」で先メスが選択されているかどうか判定する。先メスであればステップA10において、メス駆動処理を行う。このメス駆動処理については後述する。ステップA10の後、あるいはステップA9において先メスではないと判定した場合、ステップA11に移行し、ここで、縫い始め位置へ送り台を移動する処理を行う。
【0031】
次いで、ステップA12において、穴かがり動作を行う。所定の針数の縫製後、ステップA13に移行し、ここでステップA7同様に送り台、及び針棒とルーパーを原点位置に移動させる。
次いで、ステップA14において、パターンデータ内のデータ項目「7」で後メスが選択されているか否か判定し、後メスが選択されていればステップA15に移行しメス駆動処理を行う。ステップA15の後、あるいはステップA14において後メスではないと判定した場合にはステップA8に戻り、再びスタートスイッチ16の操作を待つ状態になり、スタートスイッチ16が押されれば穴かがり動作を繰り返すことができる。
【0032】
図8(b)には、前記ステップA4のデータ設定処理のフローチャートを示した。まず、ステップB1で操作パネル5上の項目表示部P10の表示を「1」とし、値表示部P7に現在設定されている鳩目穴形状1〜5のいずれかの値を表示する。次いで、ステップB2において+キーP11、−キーP12によりデータ項目ナンバーが変更されたか否か判定し、変更されていればステップB3においてデータ項目ナンバーを更新し、項目表示部P10及び値表示部P7の表示を変更する。ステップB3後、あるいはステップB2でデータ項目ナンバーが変更されていないと判定した場合、ステップB4に移行する。
ステップB4では、現在選択されているデータ項目の値(値表示部P7に表示されている値)が、+キーP8及び−キーP9により変更されたか否か判定し、変更されていなければステップB6に移行する。値が変更されていれば、ステップB5において、選択されているデータ項目に応じて、データ値を更新し値表示部P7の表示内容を変更し、ステップB6に移行する。
ステップB6でデータ設定スイッチP6が操作されたか否か判定し、操作されていればステップB7において更新されたデータ値を更新し、ステップA5に戻る。ステップB6でデータ設定スイッチP6が操作されていないと判定すれば、ステップB2に戻る。
【0033】
図8(c)には、前記ステップA10、A15のメス駆動処理のフローチャートを示した。まず、ステップC1において、メス受け台17を基準下降量(20mm)に加えて、選択しているパターンデータの補正下降量の距離分下降させる。次いでステップC2において、下降したままの状態で50ミリ秒停止する。次いで、ステップC3において、メス受け台17を上昇させ、元の位置に戻し、この処理を終える。
【0034】
以上のミシン100によれば、RAM3に、メス受け台17の下降量の補正データを含むパターンデータが複数記憶されており、操作パネル5によりそのうちの1つを選択すれば、CPU1の制御の下、その選択されたパターンデータに基づいて、メス受け台17が駆動される。よって、パターンデータごとに、各メス受け台に応じて、あるいは布地の質や厚さに応じて、補正下降量を設定しておけば、パターンデータを選択するだけで、ボタン穴かがり縫い全体の形状の変更とともにメス受け台17の下降量も設定され、メス受け台17の下降量の設定のためだけの作業が不要になり、設定作業の効率化が図れる。
【0035】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、適宜変更可能である。
例えば、RAM3に記憶されるパターンデータは図6に示した内容に限らず、図9や図10に例示するものであってもよい。
図9に示すパターンデータは、データ項目「8」のメス受け台の下降量として、原点からの総下降量を有する。すなわち、図9では、総下降量が下降量特定データとなる。
また、図10(a)に示すように、メス受け台の下降量として、下降量そのものではなく取り付けるメス受け台の番号1〜9のいずれかを選択するように構成してもよい。この場合、図10(b)に示すように、使用可能なメス受け台1〜9のそれぞれについて、補正下降量が予め設定されたテーブルt1がRAM3に記憶されている。そして、操作パネル5によりメス受け台ナンバーとしてナンバー「1」を選択すれば、テーブルt1のメス受け台ナンバー1に設定されている補正下降量がボタン穴かがりの際に採用される。すなわち、テーブルt1が本発明の下降量データテーブルである。
【0036】
また、パターンデータを記憶する記憶手段としてRAMとしたが、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)や、フロッピーディスクなどのような外部記憶媒体であってもよい。
パターンデータの数、データ項目の数、操作パネルにおける操作方法などは適宜変更可能である。
さらに、上記実施の形態ではパターンデータを複数記憶し、そのうちの1つを選択し縫い目データを作成するように構成したが、記憶手段には縫い目データが複数記憶されていてもよい。
あるいは、複数のパターンデータと各パターンデータに対応する縫い目データが記憶されていてもよい。その場合、パターンデータを選択すると、自動的に縫い目データが特定されるように構成すればよい。
また、ボタン穴の形状としては、鳩目穴だけでなく、眠り穴その他の形状であってもよい。
なお、本実施の形態においては、メス受け台を上方に配置して、下方に配置した布切りメスに対して下降駆動する場合を示したが、逆に布切りメスを上方に、メス受け台を下方に配置して布切りメスを下降駆動するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、記憶手段において、メス受け台または布切りメスの下降量を特定するための下降量特定データを含む穴かがり制御データが複数記憶されており、制御データ選択手段によりそのうちの1つを選択すれば、制御手段の制御の下、選択された穴かがり制御データに基づいて、メス受け台または布切りメスが駆動される。よって、穴かがり制御データごとに、各メス受け台に応じて、あるいは布地の質や厚さに応じて、下降量特定データを設定しておけば、穴かがり制御データを選択するだけで、ボタン穴かがり縫い全体の形状の変更とともにメス受け台または布切りメスの下降量も設定され、メス受け台または布切りメスの下降量設定のためだけの設定作業が不要になり、設定作業の効率化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボタン穴かがりミシンの一例を示すもので、内部を示す側面図である。
【図2】本発明のボタン穴かがりミシンを一部破断した状態で示す正面図である。
【図3】本発明のボタン穴かがりミシンの内部を一部破断した状態で示す背面図である。
【図4】本発明のボタン穴かがりミシンの内部を示す上面図である。
【図5】本発明のボタン穴かがりミシンの制御回路を示すブロック図である。
【図6】RAMに記憶されているパターンデータの例を示す図である。
【図7】操作パネルの正面図である。
【図8】(a)はボタン穴かがり縫いのゼネラルフローを示すもので、(b)はデータ設定処理を示すフローチャートで、(c)はメス駆動処理を示すフローチャートである。
【図9】パターンデータの第2の例を示す図である。
【図10】(a)パターンデータの第3の例と、(b)は下降量データテーブルの一例を示す図である。
【図11】従来のパターンデータを示す図である。
【図12】(a)はパターンデータ内の各データ項目について説明するためボタン穴かがりの形状を模式的に示す図であり、(b)は鳩目穴形状を選択するためのテーブルを示す図であり、(c)は(b)のテーブルの説明のために鳩目穴の形状を示すものである。
【符号の説明】
1 CPU(制御手段)
2 ROM
3 RAM(記憶手段)
5 操作パネル(選択手段、変更手段)
16 スタートスイッチ
17 メス受け台
18 布切りメス
21 布切りモータ
100 ボタン穴かがりミシン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a buttonhole sewing machine, and more particularly to setting of a descent amount of a knife receiving base or a cloth cutting knife for cutting a cloth.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known an electronic button hole sewing machine that automatically opens a button hole and performs an over stitching around the button hole.
In such a buttonhole sewing machine, a plurality of pattern data are stored for the size and shape of buttonhole sewing that can be formed, and predetermined buttonhole sewing is performed by calling one of them on the operation panel. .
[0003]
FIG. 11 shows a table of conventional pattern data when performing eyelet stitching which is one type of button hole. Here, nine types of pattern data can be stored, and one pattern data has 1 to 7 data items.
[0004]
By the way, in a buttonhole sewing machine, a knife cradle and a cloth cutting knife are provided in the vicinity of the sewing needle so as to face each other. Then, in a state where the fabric is placed on the cloth cutting knife, the knife receiving table is driven downward and pressed against the fabric and the knife receiving table to form a button hole. Further, the cloth cutting knife is longer than the knife holder, and the knife holder is replaced when the above-mentioned hole length is changed.
The descent driving amount of the knife cradle is based on a fixed distance based on the distance between the origin (uppermost) position of the knife cradle and the cloth cutting knife, for example, 20 mm. However, it is necessary to correct according to the actual situation.For example, if the same fabricIt is necessary to increase the pushing amount as the thickness increases, and it is more difficult to cut the thin cloth than the thick cloth, and it is necessary to push the knife base against the cloth cutting knife. In these cases, the driving amount is also increased. There is a need.
[0005]
Generally, the knife cradle and the cloth cutting knife can be attached in the reverse relationship with each other. When they are attached in reverse, the cloth cutting knife is driven downward with respect to the knife cradle. The phenomenon described above occurs similarly.
Therefore, in the conventional hole sewing machine, the lowering amount when the knife receiving base or the cloth cutting knife is lowered can be set on the operation panel.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the corrected lowering amount is set as completely different data from the pattern data as shown in FIG. Therefore, if the descent amount needs to be changed when replacing the knife base or changing the cloth as described above, it is necessary to reset the descent amount in addition to reselecting the pattern data. It took a lot of work.
In addition, since only one descent amount could be set, even when a specific knife cradle or a specific fabric is used repeatedly over time, note the descent amount in a notebook, etc. The workability was not good because it had to be set every time sewing was performed.
[0007]
An object of the present invention is to improve the efficiency of setting work in a buttonhole sewing machine.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the invention according to
An electric that can electrically control the descending amount of either the knife cradle (18) or the cloth cutting knife (17).Pulse motor(Cloth cutting motor 21);
Storage means (RAM3) for storing a plurality of hole control data (pattern data) for forming buttonholes and buttonhole stitches;
Control data selection means (operation panel 5) for selecting one of a plurality of hole control data;
Based on the over-hole control data selected by the control data selection means, the over-hole seam is formed around the button hole, and the knife base or cloth cutting knife is formed.Either one ofIs lowered from the predetermined reference position to the cloth cutting position.By pressing against the otherIn a buttonhole sewing machine (100) provided with a control means (CPU1) for forming a buttonhole,
Rotation is input from one end by the pulse motor, provided with a drive shaft that vertically moves the knife or the female cradle by rotation of the other end,
The boring control data includes descent amount specifying data for specifying the descent amount of the knife cradle or cloth cutting knife,
The control means drives the knife cradle or the cloth cutting knife with the descending amount corresponding to the descending amount specifying data included in the selected boring control data.So as to control the pulse motorIt is characterized by that.
[0009]
According to the first aspect of the present invention, the storage means stores a plurality of boring control data including the descent amount specifying data for specifying the descent amount of the knife cradle or the cloth cutting knife. If one of them is selected by the means, the knife base or the cloth cutting knife is driven based on the selected boring control data under the control of the control means. Therefore, if the descent amount specification data is set for each hole control data according to each knife cradle or according to the quality and thickness of the fabric, the button can be selected only by selecting the hole control data. As the overall shape of the hole sewing is changed, the descent amount of the knife cradle or cloth cutting knife is also set, eliminating the need for setting work only for the descent amount of the knife cradle or cloth cutting knife. I can plan.
“Hole control data” consists of the length data and the number of stitches of each part necessary for buttonhole sewing, and this determines the shape and size of buttonhole sewing. To do. Further, at the time of sewing, needle drop data or the like for determining a needle drop position may be created based on “hole control data”.
[0010]
The invention according to
The descent amount specifying data consists of correction data for correcting the descent amount as a reference,
The control means drives the knife cradle or the cloth cutting knife based on the reference lowering amount and the correction data.
[0011]
The invention according to
The descent amount specifying data is a total descent amount of the knife cradle or the cloth cutting knife.
[0012]
The invention according to
A descent amount data table (table t1) for storing a plurality of correction data for correcting the total descent amount or descent amount as a reference of the knife cradle or cloth cutting knife;
The descending amount specifying data is data for specifying one data in the descending amount data table.
[0013]
The buttonhole sewing machine according to any one of
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
As an example of the present invention, a buttonhole overlock sewing machine (hereinafter referred to as a sewing machine) 100 shown in FIGS. 1 to 4 forms an eyelet-shaped buttonhole by automatic control, and also applies overlock to the periphery of the buttonhole. It is. In order to form an eyelet hole, a
FIG. 1 shows a state in which the
[0015]
Here, a knife driving means for driving the
The
A
As shown in FIG. 3, a
[0016]
Two link
As shown in FIG. 4, the
A
[0017]
The
A
[0018]
Further, as shown in FIG. 4, a
[0019]
Next, the operation of the method for driving the
When the
When the
[0020]
After cutting, the
[0021]
FIG. 5 shows the
A ROM (read only memory) 2 is written with a control program and control data for performing eyelet stitching.
[0022]
A RAM 3 (random access memory) that is a storage means of the present invention stores a plurality of pattern data (hole control data), and stores one pattern data selected via the
[0023]
An example of pattern data stored in the
[0024]
A CPU (Central Processing Unit) 1 is a control means of the present invention that controls a series of processes related to eyelet stitching according to a control program and control data in a
The
[0025]
Further, the
The
The
The
The
[0026]
As shown in FIG. 7, the
The pattern
[0027]
The data
When a data item is selected in the data
The front knife rear
[0028]
In the value display part P7 of the data
The data setting switch P6 is a switch operated when performing data setting work. That is, when the data setting switch P6 is pressed, the data value can be changed. The selection or change of each item or number is confirmed by pressing the data setting switch P6 again.
The preparation switch P13 is a switch for creating stitch data including needle entry data corresponding to the data value selected or reset after the setting operation is completed.
[0029]
FIG. 8A shows a general flow of buttonhole stitching by the
This general flow starts when, for example, the main power source (not shown) of the
In step A3, it is determined whether or not the data setting switch P6 has been operated. If it has been operated, the data setting mode is entered, and data setting processing is performed in step A4. This data setting process will be described later. After step A4 or when it is determined in step A3 that the data setting switch P6 has not been operated, the process proceeds to step A5.
[0030]
In step A5, it is determined whether or not the preparation switch P13 has been operated. If not operated, the process returns to step A1, and if operated, stitch data is created in step A6. The creation of the stitch data is data generated to drive a drive source such as the
Next, in step A7, the feed base is moved to the origin position, and the needle bar and the looper are also moved to the origin position in the Z-axis rotation.
Next, in step A8, it is monitored whether or not the
[0031]
Next, in step A12, a boring operation is performed. After sewing the predetermined number of stitches, the process proceeds to step A13, where the feed base, the needle bar and the looper are moved to the origin position as in step A7.
Next, in step A14, it is determined whether or not the rear knife is selected in the data item “7” in the pattern data. If the rear knife is selected, the process proceeds to step A15 to perform the knife driving process. After step A15 or when it is determined in step A14 that the knife is not the rear knife, the process returns to step A8 and waits for the operation of the
[0032]
FIG. 8B shows a flowchart of the data setting process in step A4. First, in step B1, the display of the item display part P10 on the
In step B4, it is determined whether or not the value of the currently selected data item (the value displayed on the value display portion P7) has been changed by the + key P8 and the -key P9. Migrate to If the value has been changed, in step B5, the data value is updated according to the selected data item, the display content of the value display part P7 is changed, and the process proceeds to step B6.
In step B6, it is determined whether or not the data setting switch P6 has been operated. If it has been operated, the data value updated in step B7 is updated, and the process returns to step A5. If it is determined in step B6 that the data setting switch P6 has not been operated, the process returns to step B2.
[0033]
FIG. 8C shows a flowchart of the knife driving process in steps A10 and A15. First, in step C1, in addition to the reference lowering amount (20 mm), the
[0034]
According to the
[0035]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, It can change suitably.
For example, the pattern data stored in the
The pattern data shown in FIG. 9 has the total descending amount from the origin as the descending amount of the female cradle of the data item “8”. That is, in FIG. 9, the total descending amount becomes the descending amount specifying data.
Moreover, as shown to Fig.10 (a), you may comprise so that any of the number 1-9 of the female receptacle to attach may be selected as a descent | fall amount of a female receptacle not the descent | fall amount itself. In this case, as shown in FIG. 10B, a table t1 in which a corrected lowering amount is set in advance for each of the usable
[0036]
Further, although the RAM is used as the storage means for storing the pattern data, an external storage medium such as an EEPROM (Electrically Erasable Programmable Read Only Memory) or a floppy disk may be used.
The number of pattern data, the number of data items, the operation method on the operation panel, and the like can be changed as appropriate.
Furthermore, in the above-described embodiment, a plurality of pattern data is stored and one of them is selected to create stitch data. However, a plurality of stitch data may be stored in the storage means.
Alternatively, a plurality of pattern data and stitch data corresponding to each pattern data may be stored. In this case, it is only necessary that the stitch data is automatically specified when the pattern data is selected.
Further, the shape of the button hole is not limited to the eyelet hole, but may be a sleeping hole or other shapes.
In the present embodiment, a case is shown in which the knife base is arranged on the upper side and driven downward with respect to the cloth cutting knife arranged on the lower side. May be arranged below to drive the cloth cutting knife downward.
[0037]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the storage means stores a plurality of boring control data including the descent amount specifying data for specifying the descent amount of the knife cradle or the cloth cutting knife. If one of them is selected by the means, the knife base or the cloth cutting knife is driven based on the selected boring control data under the control of the control means. Therefore, if the descent amount specification data is set for each hole control data according to each knife cradle or according to the quality and thickness of the fabric, the button can be selected only by selecting the hole control data. Along with the change in the overall shape of the hole stitching, the descent amount of the knife cradle or cloth cutting knife is also set, eliminating the need for setting work only for setting the descent amount of the knife cradle or cloth cutting knife. Can be planned.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an example of a buttonhole sewing machine according to the present invention, and is a side view showing the inside.
FIG. 2 is a front view showing the buttonhole sewing machine of the present invention in a partially broken state.
FIG. 3 is a rear view showing the buttonhole sewing machine of the present invention in a partially broken state.
FIG. 4 is a top view showing the inside of the buttonhole sewing machine of the present invention.
FIG. 5 is a block diagram showing a control circuit for a buttonhole sewing machine according to the present invention.
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of pattern data stored in a RAM.
FIG. 7 is a front view of an operation panel.
8A shows a general flow of buttonhole over stitching, FIG. 8B is a flowchart showing data setting processing, and FIG. 8C is a flowchart showing knife driving processing;
FIG. 9 is a diagram illustrating a second example of pattern data.
10A is a diagram illustrating a third example of pattern data, and FIG. 10B is a diagram illustrating an example of a descent amount data table.
FIG. 11 is a diagram showing conventional pattern data.
12A is a diagram schematically showing the shape of a buttonhole for explaining each data item in pattern data, and FIG. 12B is a diagram showing a table for selecting an eyelet shape. Yes, (c) shows the shape of the eyelet hole for the explanation of the table of (b).
[Explanation of symbols]
1 CPU (control means)
2 ROM
3 RAM (storage means)
5 Operation panel (selection means, change means)
16 Start switch
17 Female cradle
18 Cloth cutting knife
21 Cloth cutting motor
100 buttonhole sewing machine
Claims (5)
ボタン穴及びボタン穴かがり縫い目を形成するための穴かがり制御データを複数記憶する記憶手段と、
複数の穴かがり制御データのうちの1つを選択するための制御データ選択手段と、
制御データ選択手段により選択された穴かがり制御データに基づいて、ボタン穴の周囲にかがり縫い目を形成するとともに、メス受け台または布切りメスのいずれか一方を所定の基準位置から布切り位置に下降して他方に押圧することでボタン穴を形成する制御手段とを備えたボタン穴かがりミシンにおいて、
前記パルスモータにより一端部から回転が入力され、他端部の回転により前記メス又はメス受け台を上下動させる駆動軸を備え、
穴かがり制御データには、メス受け台または布切りメスの下降量を特定するための下降量特定データを含み、
制御手段は選択された穴かがり制御データに含まれる下降量特定データに対応した下降量でメス受け台または布切りメスを駆動するように前記パルスモータを制御することを特徴とするボタン穴かがりミシン。A pulse motor that can electrically control the lowering amount of either the knife cradle or the cloth cutting knife;
Storage means for storing a plurality of hole control data for forming buttonholes and buttonhole stitches;
Control data selection means for selecting one of a plurality of hole control data;
Based on the boring control data selected by the control data selection means, a bouncing seam is formed around the button hole, and either the knife cradle or cloth cutting knife is lowered from the predetermined reference position to the cloth cutting position. In a buttonhole sewing machine equipped with a control means for forming a buttonhole by pressing the other ,
Rotation is input from one end by the pulse motor, provided with a drive shaft that vertically moves the knife or the female cradle by rotation of the other end,
The boring control data includes descent amount specifying data for specifying the descent amount of the knife cradle or cloth cutting knife,
The control means controls the pulse motor so as to drive the knife cradle or the cloth cutting knife with a descent amount corresponding to the descent amount specifying data included in the selected boring control data. .
制御手段は、メス受け台または布切りメスを、前記基準となる下降量と前記補正データとに基づいて駆動することを特徴とする請求項1に記載のボタン穴かがりミシン。The descent amount specifying data consists of correction data for correcting the descent amount as a reference,
2. The buttonhole sewing machine according to claim 1, wherein the control means drives the knife cradle or the cloth cutting knife based on the reference lowering amount and the correction data.
下降量特定データは、下降量データテーブル内の1つのデータを特定するデータであることを特徴とする請求項1に記載のボタン穴かがりミシン。A descent amount data table that stores a plurality of correction data for correcting the total descent amount of the knife cradle or cloth cutting knife or the descent amount as a reference,
The buttonhole sewing machine according to claim 1, wherein the descent amount specifying data is data for specifying one data in the descent amount data table.
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