JP4526667B2

JP4526667B2 - Fence net support structure

Info

Publication number: JP4526667B2
Application number: JP2000214260A
Authority: JP
Inventors: 敏中島
Original assignee: Iris Ohyama Inc
Current assignee: Iris Ohyama Inc
Priority date: 1999-12-28
Filing date: 2000-07-14
Publication date: 2010-08-18
Anticipated expiration: 2020-07-14
Also published as: JP2001245545A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、ペットの周りを囲むためのフェンスに関し、より詳しくは、フェンスの網体支持構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
これまでに知られているフェンスとして、本出願人が出願した実用新案登録第３０４５３８１号の実用新案掲載公報に記載されたフェンス（以下、「従来のフェンス」という）がある。従来のフェンスは、複数個の枠体を備えており、隣り合う枠体は連結部により連結されるようになっている。この連結部は、隣り合う一方の上側フレームから側方に突き出る下側連結片と、他方の上側フレームから側方に突き出る上側連結片と、を厚み方向に重ね合わせ、下側連結片に形成された嵌合穴と上側連結片に形成された嵌合穴とを整合させた後に連結用キャップを両嵌合穴に貫通させるように構成されている。下側フレーム同士も上記の構成と同様な構成により連結されるようになっており（考案掲載公報００２４，００２５，００２６参照）、これにより、枠体同士は、上下の連結用キャップを枢軸として回動（回転）するようになっている。枠体は、上記した上側フレーム及び下側フレームと、両フレーム間に支持される複数の棒材から成る網体と、から構成され、両フレームには、棒材を嵌合支持するための棒材嵌合穴（パイプ穴）が棒材と同数個設けられている。複数のパイプ穴のうち、ほぼ１つおきにネジ穴が設けられ、これらのネジ穴には、固定用ネジがねじ込まれ、ねじ込まれた固定用ネジの先端を棒材に食いこませることにより棒材（網体）を上側フレームと下側フレームとの間に支持するようになっている（同００２３参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来のフェンスを製造するためには、上述したように棒材と同数のパイプ穴を形成し、かつ、これらのパイプ穴のうち１つおきにネジ穴を形成しなければならない。したがって、製造に手間がかかってしまう欠点があった。本発明が解決しようとする課題は、形成しなければならないパイプ穴の数を出切る限り少なくすることにより、製造にかかる手間が少ないフェンスの網体支持構造を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、次項以下で説明する構成を備えている。なお、何れかの請求項の説明において行う用語の定義等は、その性質上可能な範囲において他の請求項の説明においても適用されるものとする。
【０００５】
（請求項１に記載した発明の構成）
請求項１に記載した発明に係るフェンスの網体支持構造（以下、請求項１の支持構造」という）は、上側フレームと下側フレームとの間に網体を支持して成る支持構造である。請求項１の支持構造は、前記網体は、前記上側フレームと前記下側フレーム間に所定間隔を空けて配される縦棒群と、当該縦棒群を連結する少なくとも１本の横棒と、を含み、前記縦棒群は、少なくとも１本の引張棒と当該引張棒以外の突っ張り棒群と、を含み、前記上側フレームには、前記引張棒に対応する上側貫通孔群が高さ方向に形成され、前記下側フレームには、前記引張棒下端部を係止するための係止構造が形成され、前記各上側貫通孔には、前記上側フレーム上端側から上側嵌合ピンが嵌合され、前記上側嵌合ピンは、前記上側貫通孔内に嵌入されるピン本体と、当該上側貫通孔内に形成された係止段部に係止される上端フランジと、から構成され、前記ピン本体には、その下端部から縦方向にネジ孔が形成され、前記引張棒下端部を前記下側フレームに係止し、かつ、前記ネジ孔に前記引張棒上端部に形成されたネジ部を螺合させることにより、当該上側フレームと当該引張棒上端部に形成されたネジ部を螺合させることにより、当該上側フレームと当該下側フレームとを互いに引っ張り合うように構成され、前記突っ張り棒群は、各突っ張り棒の上端部が前記上側フレームの下端部に、かつ、各突っ張り棒の下端部が前記下側フレームの上端部に、それぞれ当接して前記引張棒の引張力に抗するように構成されていることを特徴とする。請求項１の支持構造における「係止構造」には、当業者が採用し得るあらゆる構造が該当する。
【０００６】
（請求項１に記載した発明の作用効果）
請求項１の支持構造は、次に述べる作用を奏し効果が期待できる。すなわち、請求項１の支持構造は、上側フレームと下側フレームとの間に網体を支持する、という基本的な作用効果を奏する。網体は、上側フレームと下側フレームとを互いに引っ張り合うように構成された引張棒の引張力と、この引張力に抗する突っ張り棒群の突っ張り力との均衡により、上側フレームと下側フレームとの間に支持される。引張棒の引張力は、その一端が係止構造により係止された状態で、嵌合ピンのネジ穴への引張棒のネジ部の螺合により生じ、突っ張り棒の突っ張り力は上側フレーム及び下側フレームへの当接により生じる。係止段部に係止された上端フランジは、当該引っ張り力によりピン本体が貫通孔内に引き込まれるのを防止する。以上のとおり、上側フレーム又は下側フレームに形成する貫通孔は、すべての縦棒群に対応させる必要はなく１又は２以上の引張棒（群）にさえ対応させれば足りる。このため、形成する貫通孔の数を必要最小限に抑えることができ、これにより、製造の手間を省くことができるし、これに伴う組立や分解の手間を省くこともできる。
【０００７】
（請求項２に記載した発明の構成）
請求項２に記載した発明に係るフェンスの網体支持構造（以下、「請求項２の支持構造」という）は、請求項１の支持構造の構成に限定が加わり、前記係止構造は、前記引張棒に対応して前記下側フレームの高さ方向に形成された下側貫通孔と、当該下側貫通孔を貫通して当該下側フレーム下端面から突出する当該引張棒下端部外周に形成されたネジ部と、当該ネジ部に螺合するボルトと、を含むことを特徴とする。
【０００８】
（請求項２に記載した発明の作用効果）
請求項２の支持構造は、請求項１の支持構造の作用効果に加え、次の作用を奏し効果が期待できる。すなわち、引張棒の下端は下側貫通孔を貫通して下側フレームカ端面から下方に突き出し、その外周のネジ溝に螺合するボルトの締め付け力により引張棒下端が下側フレームに係止される。
【０００９】
（請求項３に記載した発明の構成）
請求項３に記載した発明に係るフェンスの網体支持構造（以下、「請求項３の支持構造」という）は、請求項１の支持構造の構成に限定が加わり、前記係止構造は、前記引張棒に対応して前記下側フレームの高さ方向に形成された下側貫通孔と、当該下側貫通孔に当該下側フレーム下端側から嵌合される下側嵌合ピンと、を含み、前記下側嵌合ピンは、前記上側貫通孔内に嵌入されるピン本体と、当該下側貫通孔内に形成された係止段部に係止される下端フランジと、を含み、前記ピン本体には、その上端部から縦方向にネジ孔が形成され、前記ネジ孔に前記引張棒下端部に形成されたネジ部を螺合させるように構成されていることを特徴とする。
【００１０】
（請求項３に記載した発明の作用効果）
請求項３のフェンスは、請求項１の支持構造の作用効果に加え、次の作用を奏し効果が期待できる。すなわち、請求項３の支持構造においては、請求項２の支持構造のボルトの代わりに下側嵌合キャップが引張棒下端部を下側フレームに係止する。下側嵌合キャップ自身の作用効果は、請求項１の支持構造の上側嵌合キャップの作用効果と同じである。
【００１１】
（請求項４に記載した発明の構成）
請求項４に記載した発明に係るフェンスの網体支持構造（以下、「請求項４の支持構造」という）は、請求項１乃至３の何れかの支持構造の構成に限定が加わり、前記上側貫通孔は、その上端部に閉鎖キャップを嵌合させられるように構成されていることを特徴とする。閉鎖キャップは、上側貫通孔上端部を閉鎖できるものであれば、その形状や材質等を問わない。
【００１２】
（請求項４に記載した発明の作用効果）
請求項４のフェンスは、請求項１乃至３の何れかの支持構造の作用効果に加え、次の作用を奏し効果が期待できる。すなわち、閉鎖キャップが上側貫通孔を閉鎖することにより、上側貫通孔を覆い隠すことができ、これにより、上端フレームの美観を保持することができる。
【００１３】
（請求項５に記載した発明の構成）
請求項５に記載した発明に係るフェンスの網体支持構造（以下、「請求項５の支持構造」という）は、上側フレームと下側フレームとの間に網体を支持して成る支持構造である。請求項５の支持構造の特徴は、前記網体は、前記上側フレームと前記下側フレームとの間に架け渡される少なくとも１本の縦棒を含み、前記縦棒は、その上端部が前記上側フレームにネジ固定され、かつ、その下端部が前記下側フレームにネジ固定されている構造であって、前記縦棒は、前記上側フレームと前記下側フレームとを互いに引っ張り合うようにネジ固定され、前記縦棒上端部下方には、前記上側フレーム下端面に当接してネジ固定による当該上側フレームの下降を阻止するための上側当接部が設けられ、かつ、前記縦棒下端部上方には、前記下側フレーム上端面に当接してネジ固定による当該下側フレームの上昇を阻止するための下側当接部が設けられていることを特徴とする。
【００１４】
（請求項５に記載した発明の作用効果）
請求項５の支持構造は、上側フレームと下側フレームとの間に縦棒を介して網体を支持する、という基本的な作用効果を奏する。縦棒は、上側フレームと下側フレームとに、それぞれその上端部と下端部とがネジ固定される。ネジ固定なので、組立と分解を比較的容易に行うことができる。また、縦棒の上端部と下端部とをネジ固定することにより上側フレームと下側フレームとを互いに引っ張り合う方向に力が生じ、これに抗する力が上側当接部と上側フレーム下端面との当接及び下側当接部と下側フレーム上端面との当接により生じる。両者の力が均衡して、上側フレームと下側フレームとの間に網体が支持される。
【００１７】
【発明の実施の形態】
次に、各図を参照しながら、本発明の実施の形態（以下、「本実施形態」という）を説明する。図１は本実施形態に係る組立フェンスの斜視図であり、図２は枠体の正面図である。図３は嵌合ピンの取付構造を示す拡大図であり、図４は上側枢支構造の拡大斜視図である。図５は下側枢支構造の拡大斜視図であり、図６は組立フェンスを折り畳むときの状態を示す平面図である。なお、本実施形態のフェンスの網体支持構造は複数のフェンスを連結して成る組立フェンスを示しているが、単体のフェンスに用いることもできる。また、本実施形態のフェンスはペット用であることを前提に説明しているが、このようなペット用に限る必要はない。たとえば、空調装置の室外機や暖房器の保護カバーとしてや、乳幼児の遊び場を確保するための防護フェンスとしても用いることができる。さらに、屋内外を問わず使用することができる。
【００１８】
（組立フェンスの概略構造）
図１及び２を参照しながら、組立フェンスの概略構造について説明する。本実施形態における組立フェンス１は、同じ形状を持つ４枚（個）の枠体３，３，．．を環状に連結して成り、上から見た形状がほぼ正方形（矩形）になっている。隣り合わせの枠体３，３同士は、後述する連結部５により枢支され回動自在に連結されている。なお、枠体３は、本実施形態のように４枚により構成するのが一般的であるが、飼育するペットの大きさや数に応じて３枚により構成したり５枚以上により構成することもできる。また、必要に応じて、何れかの枠板３に開閉式の出入口を形成し、そこからペットがフェンス内に出入りできるように構成してもよい。
【００１９】
（枠体の構成）
図２及び３に基づいて、枠体３について説明する。枠体３は、上下に平行配置される上側フレーム１１と下側フレーム１３と、この上側フレーム１１と下側フレーム１３間に配される網体１５により構成されている。上側フレーム１１（下側フレーム１３）は、インテリアとデザイン的に調和し重厚感が生まれるように木製としたが、合成樹脂製とすることもできる。上側フレーム１１の両端には、後述する枢支ピン７を貫通させるための貫通孔２５が高さ方向に形成され、さらに、上側フレーム１１の両端部及び中央部には、後述する上側嵌合ピン８を嵌合させるための上側貫通孔２７が形成されている。上側フレーム１１の下端面には、網体１５の上端部を受け入れるための網体用凹部２９が切削形成されている。これに対し下側フレーム１３の両端には、突出ピン３５，３５が係止孔４１，４１内に差し込み固定され、さらに、各引張棒１７ａに対応する位置に後述する下側嵌合ピン９を嵌合させるための下側貫通孔３７，３７，．が高さ方向に貫通されている（図３（ｃ）参照）。下側フレーム１３の上端面には、網体１５の下端部を受け入れるための網体用凹部３９が形成されている。網体用凹部２９，３９は、上側フレーム１１及び下側フレーム１３とそれぞれ当接する網体１５の上端部及び下端部の位置決めとズレ止めを主目的として形成されたものである。
【００２０】
一方、図２に示す網体１５は、横方向に一定間隔（たとえば、１０センチメートル）を空けて配された縦棒群１７，１７，．．．と、この縦棒群１７，１７，．．．を連結して補強するために溶接された４本の横棒群１９，１９と、から構成されている。縦棒群１７，１７は、さらに、両端と中央部に配された引張棒１７ａ，．．と引張棒１７ａ以外の突っ張り棒１７ｂ，１７ｂ，．．．により構成されている。引張棒１７ａは、上側フレーム１１と下側フレーム１３とを互いに引っ張るように構成され、他方、突っ張り棒１７ｂは、その上端部が上側フレーム１１の下端部に、その下端部が下側フレーム１３の上端部に、それぞれ当接して引張棒群１７ａの引張力に抗するように構成されている。すなわち、引張棒群１７ａの引張力の作用と、この作用に抗する突っ張り棒群１７ｂの反作用とのバランスにより、上側フレーム１１と下側フレーム１３との間に網体１５が取り付けられるように構成されている。
【００２１】
（嵌合ピンの構成）
図３（ａ）に示すように上側嵌合ピン８は、ピン本体４７ｂとピン本体４７ｂの上端に設けられたフランジ部４７ｆを備え、フランジ部４７ｆは上側貫通孔２７内に形成された係止段部２７ｄに係止されるように構成されている。他方、図３（ｂ）に示す下側嵌合ピン９は上側嵌合ピン８と同形状に形成され、ピン本体５７ｂとピン本体５７ｂの下端に設けられたフランジ部５７ｆを備え、フランジ部５７ｆは下側貫通孔３７に形成された係止段部３７ｄに係止されるように構成されている。ピン本体４７ｂにはその下端部から、ピン本体５７ｂにはその上端部から、それぞれ縦方向にネジ孔４７ｓ，５７ｓが形成されている。なお、図３に示す符号１０は、上側貫通孔２７の上端部を嵌合閉鎖することにより上側ピン８を覆い隠して見栄えをよくするための閉鎖キャップである。
【００２２】
（引張棒の構成）
図２及び３に基づいて、引張棒１７ａの詳しい構成について説明する。引張棒１７ａには、その上端部外周にジ部１７ｆが、その下端部外周にネジ部１７ｋが、それぞれ形成されている。ネジ部１７ｆは上側嵌合ピン８のネジ孔４７ｓに、ネジ部１７ｋは下側嵌合ピン９のネジ孔５７ｓに、それぞれ螺合するように形成され、この螺合により、上側フレーム１１と下側フレーム１３とが互いに引っ張り合うように構成されている。なお、引張棒１７ａは少なくとも１本あれば足りるが、本実施形態においては、網体１５の両端に各１本と、中央部に１本の合計３本が設けられている。引張棒１７ａの本数を増減するのであれば、網体１５の大きさや強度等を考慮した上で行うようにするとよい。また、本実施形態では、ネジ部１７ｋと下側貫通孔３７に嵌合させた下側嵌合ピン９のネジ孔５７ｓとにより、引張棒１７ａの下端部１７ｋを下側フレーム１３に係止するための係止構造を構成しているが、この下端部１７ｋを下側貫通孔３７を貫通させて下側フレーム１３の下端面から突出させてボルト固定するように構成することもできる。
【００２３】
（連結部の構成）
ここで、図４及び５を参照しながら、連結部５について説明する。連結部５は、後述する襠付支柱５１の上端部と上側フレーム１１との間に形成される上側枢支構造６１と、襠付支柱５１の下端部と下側フレーム１３との間に形成される下側枢支構造６３とにより構成されている。以下、個々の部材について説明する。
【００２４】
（襠付支柱の構成）
上記記載から理解されるように、襠付支柱５１は、上側フレーム１１の一端と下側フレーム１３の一端との間に配され、その上端部を上側枢支構造６１により、その下端部を下側枢支構造６３により、それぞれ枢支され、これにより、隣り合わせの枠体３，３が襠付支柱５１に対して正逆方向に回転運動するよう（回動するように）、かつ、上側フレーム１１と下側フレーム１３に対して簡単に取り付け取り外しできるよう（着脱自在）になっている。襠付支柱５１は、上側フレーム１１や下側フレーム１３とデザインを合わせるために木製であって、隣り合う枠体３，３の上側フレーム１１，１１（下側フレーム１３，１３）を重ね合わせた幅を吸収できるだけの幅、より具体的には、一方と他方の枠体３，３の上側フレーム１１，１１に、枢支ピン７，７を差し込み、両枠体３，３がが略平行になるまでこれらを回動させることができる程度の幅に形成されている。襠付支柱５１の上端面には、枢支ピン７，７を差し込むための上端凹部５３，５３が形成され、これらの枢支ピン７，７及び上端凹部５３，５３と、上側フレーム１１の高さ方向に形成された貫通孔２５，２５とにより上側枢支構造６１が形成されている（図４参照）。
【００２５】
他方、図５に示すように、襠付支柱５１の下端面に形成された下側凹部５５，５５と、下側フレーム１３，１３の上端面から突き出す突出ピン３５，３５とにより、下側枢支構造６３が構成されている。下側枢支構造６３は、突出ピン３５，３５を下側凹部５５，５５に差し込むように襠付支柱５１を上方から降ろすだけで組み立てることができるので、その取り扱いが極めて簡単である。逆に、襠付支柱５１を取り外すには、まず、上側枢支構造６１の枢支ピン７，７を引き抜いてから、図２に仮想線で示すように襠付支柱５１を傾けてから引き上げることにより行えるようになっている。なお、本実施形態の下側枢支構造６３は、襠付支柱５１に下側凹部５５が、下側フレーム１３に突出ピン３５が、それぞれ形成されているが、これとは逆に、襠付支柱５１に突出ピンを、下側フレーム１３に凹部を、それぞれ形成するようにしてもよい。
【００２６】
（枢支ピンの構成）
図４に基づいて、枢支ピン７の構成について説明する。枢支ピン７は、上側フレーム１１に形成された貫通孔２５を介して襠付支柱５１に形成された上側凹部５３に差し込むためのピン本体４７と、ピン本体４７の上端部に形成されたヘッド部４３と、ヘッド部４３の下端部に形成されたフランジ部４５と、から構成されている。ヘッド部４３は、枢支ピン７を差し込んだり抜き取ったりする際に作業者が手で摘むためのものであり、フランジ部４５は、枢支ピン７が差し込まれたときに上端フレーム１１の上面に当接してピン本体４５の差込長さを調整するためのものである。本実施形態におけるヘッド部４３は、作業者が手を痛めたりペットが怪我をしたりすることのないように球状に形成されているが、これら以外の形状であってもよい。
【００２７】
（組立フェンスの折り畳み方法）
図４乃至６を参照しながら、組立フェンスの折り畳み方法について説明する。まず、何れかの枢支ピン７を上側フレーム１１から引き抜いて襠付支柱５１を回動させて枠体３の一端を開放する。その後、他の枠体３，３，３を互い違いの方向に回動させて、図６に示すようにジグザグに折り畳む。抜き取った枢支ピン７は、これを紛失しないように、上側フレーム１１の貫通孔２５又は襠付支柱５１の上側凹部５３に差し込んでおくとよい。これが、組立フェンス１の基本的な畳み方である。この畳み方によれば、枠体３同士を略平行にすることができるので、枠体３，３間の隙間を必要最小限に抑えられるので、それだけコンパクトな折り畳みを実現することができる。さらに、襠付支柱５１が上側フレーム１１から側方に突き出ることがないので、この点でも組立フェンスのコンパクト化に貢献する。また、隣り合う枠体３，３のうち何れかの枢支ピン７を抜き、各枠体３をバラバラにする方法もある。この方法によれば、たとえば、収納場所の関係から複数箇所に分けて収納する必要がある場合や、変則的に積み重ねなければならない場合等にとても便利である。さらに、枢支ピン７を抜き取らずに組立フェンス１を対角線の方向に押しつぶす方法もある。この方法によれば、組立フェンスを僅かに移動させる場合や、一時的に隅に寄せておきたいような場合等に好都合である。
【００２８】
（本実施形態の第１変形例）
図７を参照しながら、図３に示す本実施形態の第１変形例（以下、「第１変形例」という）について説明する。なお、図７に示す部材が図３に示す部材と共通する場合は、図３において使用した符号と部材名をそのまま図７において使用し、重複を避けるためにそれらの説明を省略する。ここで本変形例が本実施形態と異なるのは、縦棒上端部１７ｆの下方には、上側フレーム１１下端面１１ｋに当接してネジ固定による上側フレーム１１の下降（下側フレーム１３方向へ引っ張られること）を阻止するための上側当接部１２が設けられ、かつ、縦棒下端部１７ｋ上方には、下側フレーム１３の上端面１３ｋに当接してネジ固定による下側フレーム１３の上昇、すなわち、上側フレーム１１方向に引っ張られることを阻止するための下側当接部１４が設けられている点である。
【００２９】
すなわち、引張棒１７ａの上端部１７ｆをネジ孔４７ｓに螺合させて上側当接部１２を下端面１１ｋに当接させることにより、上側フランジ４７ｆと上側当接部１２とにより上側フレーム１１を挟持する。これを上側フレーム１１側から観察すると、引張棒１７ａ（引張棒１７ａを含む網体１５）が上側フレーム１１に自立支持されたことになる。他方、これと同様に引張棒１７ａの下端部１７ｋをネジ孔５７ｓに螺合させて下側当接部１４を上端面１３ｋに当接させることにより、引張棒１７ａ（引張棒１７ａを含む網体１５）が下側フレーム１３に自立支持されたことになる。このように第１変形例に示す構成を採用することにより、本実施形態のように突っ張り棒群１７ｂを上側フレーム１１の下端面１１ｋや下側フレーム１３の上端面１３ｋに当接させる必要がなくなる。すなわち、当接させる必要がなくなるので、網体１５の構成を自由に選択できるし、網体１５の構成を本実施形態の場合に比べて簡略化することができる。また、突っ張り棒群の両フレームに対する位置合わせが不用になるので、組立作業が簡単になる。
【００３０】
（本実施形態の第２変形例）
図８及び９を参照しながら、図３に示す本実施形態の第２変形例（以下、「第２変形例」という）について説明する。なお、図８及び９に示す部材が図３に示す部材と共通する場合は、図３において使用した符号と部材名をそのまま図８及び９において使用し、重複を避けるためにそれらの説明を省略する。ここで第２変形例が本実施形態と異なるのは、製造コストを下げるために閉鎖キャップを省略した点である。
【００３１】
すなわち、第２変形例における上側嵌合ピン６８はピン本体６８ｂとピン本体６８ｂに設けられたフランジ部６８ｆとを備えている。ピン本体６８ｂにはネジ孔６８ｓが形成され、フランジ部６８ｆは上側フレーム１１の上側貫通孔２７上端に形成された係止段部６８ｄに係止されるようになっている。また、ネジ孔６８ｓは引張棒１７ａのネジ部１７ｆと螺合するように形成されている。
【００３２】
他方、上側嵌合ピン６８と同形状に形成された下側嵌合ピン６９は、ピン本体６９ｂとこのピン本体６９ｂに設けられたフランジ部６９ｆとを備えている。ピン本体６９ｂにはネジ孔６９ｓが形成され、フランジ部６９は下側フレーム１３の下側貫通孔３７下端に形成された係止段部６９ｄに係止されるようになっている。また、ネジ孔６９ｓは引張棒１７のネジ部１７ｋと螺合するように形成されている。
【００３３】
上側の係止段部６８ｄの深さは係止させたフランジ部６８ｆの上端面が上側フレーム１１の上端面とほぼ同一となるように形成され、これにより上側フレーム１１からフランジ部６８ｆの上端部が突き出さないようにすると美観を確保する上で好ましい。もっとも、フランジ部６８ｆの形状にデザイン性を持たせ、上側フレーム１１の上端面から突き出すように構成してもよい。他方、下側のフランジ部６９ｄは、これが下側フレーム１３の下端面から突出すると枠体３の安定を損ねるので突き出さないように係止段部６９ｄの深さを設定するとよい。
【００３４】
【発明の効果】
本発明に係るフェンスの網体支持構造を使用すると、製造にかかる手間を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施形態に係る組立フェンスの斜視図である。
【図２】枠体の正面図である。
【図３】嵌合ピンの取付構造を示す拡大図である。
【図４】上側枢支構造の拡大斜視図である。
【図５】下側枢支構造の拡大斜視図である。
【図６】組立フェンスを折り畳むときの状態を示す平面図である。
【図７】第１変形例を示す部分拡大図である。
【図８】第２変形例を示す部分斜視図である。
【図９】第２変形例を示す部分拡大図である。
【符号の簡単な説明】
１組立フェンス
３枠体
５連結部
７枢支ピン
８上側嵌合ピン
９下側嵌合ピン
１０閉鎖キャップ
１１上側フレーム
１２上側当接部
１３下側フレーム
１４下側当接部
１５網体
１７縦棒
１７ａ引張棒
１７ｂ突っ張り棒
１７ｆネジ部
１７ｋネジ部
１９横棒
２３係止ピン
２５貫通孔
２７フック用凹部
２７ｄ係止段部
２９網体用凹部
３１ボルト
３５突出ピン
３７差込孔
３７ｄ係止段部
３９網体用凹部
４１係止孔
４３ヘッド部
４５フランジ部
４７ピン本体
４７ｓネジ孔
５１襠付支柱
５３上側凹部
５５下側凹部
５７ｓネジ孔
６１上側枢支構造
６３下側枢支構造
６８上側嵌合ピン
６９下側嵌合ピン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to, for example, a fence for surrounding a pet, and more particularly to a fence support structure for a fence.
[0002]
[Prior art]
As a fence known so far, there is a fence (hereinafter referred to as “conventional fence”) described in a utility model publication gazette of utility model registration No. 3045381 filed by the present applicant. A conventional fence includes a plurality of frames, and adjacent frames are connected by a connecting portion. The connecting portion is formed as a lower connecting piece by overlapping a lower connecting piece protruding sideways from one adjacent upper frame and an upper connecting piece protruding sideways from the other upper frame in the thickness direction. After the fitting hole and the fitting hole formed in the upper connecting piece are aligned, the coupling cap is made to penetrate through both the fitting holes. The lower frames are also connected by the same configuration as described above (refer to the device publications 0024, 0025, and 0026). As a result, the frames rotate about the upper and lower connection caps as pivots. It moves (rotates). The frame body is composed of the upper frame and the lower frame described above, and a net body composed of a plurality of bar members supported between both frames, and rods for fitting and supporting the bar members on both frames. The same number of material fitting holes (pipe holes) as the bar material are provided. Screw holes are provided in almost every other one of the plurality of pipe holes. Fixing screws are screwed into these screw holes, and the ends of the screwed fixing screws are bitten into the bar material. A material (net body) is supported between the upper frame and the lower frame (see 0023).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In order to manufacture a conventional fence, it is necessary to form the same number of pipe holes as the bar as described above, and to form screw holes every other one of these pipe holes. Therefore, there is a drawback that it takes time to manufacture. The problem to be solved by the present invention is to provide a fence support structure for a fence that requires less labor to manufacture by reducing the number of pipe holes that must be formed as much as possible.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention has a configuration described in the following section. It should be noted that the definition of terms used in the explanation of any claim is also applied to the explanation of other claims as far as possible in nature.
[0005]
(Structure of the invention described in claim 1)
The fence net support structure according to the invention described in claim 1 (hereinafter referred to as the support structure of claim 1) is a support structure in which a net is supported between an upper frame and a lower frame. . The support structure according to claim 1, wherein the mesh body includes a group of vertical bars arranged at a predetermined interval between the upper frame and the lower frame, and at least one horizontal bar connecting the vertical bars. The vertical bar group includes at least one tension bar and a tension bar group other than the tension bar, and the upper frame has an upper through hole group corresponding to the tension bar in the height direction. The lower frame is formed with a locking structure for locking the lower end of the tension bar, and the upper fitting pin is fitted into each upper through hole from the upper side of the upper frame. The upper fitting pin is composed of a pin body that is fitted into the upper through hole, and an upper end flange that is locked to a locking step formed in the upper through hole. A screw hole is formed in the main body in the vertical direction from its lower end, and A threaded portion formed on the upper frame and the upper end of the tension bar by engaging the threaded portion formed on the upper end of the tension bar with the screw hole. The upper frame and the lower frame are pulled to each other by being screwed together, and the tension bar group includes an upper end portion of each tension rod and a lower end portion of the upper frame. The lower end portion of the rod is configured to abut against the upper end portion of the lower frame to resist the tensile force of the tension rod. The “locking structure” in the support structure of claim 1 corresponds to any structure that can be adopted by those skilled in the art.
[0006]
(Operational effect of the invention described in claim 1)
The support structure according to claim 1 has the following effects and is expected to be effective. That is, the support structure according to the first aspect has a basic effect of supporting the net body between the upper frame and the lower frame. The net body has an upper frame and a lower frame that are balanced by a tensile force of a tension bar configured to pull the upper frame and the lower frame together and a tension force of a tension bar group that resists the tensile force. Supported between. The tensile force of the tension bar is generated by screwing the threaded portion of the tension bar into the screw hole of the fitting pin with one end locked by the locking structure. This is caused by contact with the side frame. The upper end flange locked to the locking step portion prevents the pin body from being pulled into the through hole by the pulling force. As described above, the through holes formed in the upper frame or the lower frame do not need to correspond to all the vertical bar groups, and need only correspond to one or two or more tension bars (groups). For this reason, the number of through-holes to be formed can be minimized, thereby making it possible to save the labor of manufacturing and the labor of assembly and disassembly associated therewith.
[0007]
(Structure of the invention described in claim 2)
The fence net body support structure according to the invention described in claim 2 (hereinafter referred to as "support structure of claim 2") is limited to the structure of the support structure of claim 1, and the locking structure is A lower through hole formed in the height direction of the lower frame corresponding to the tension bar, and formed on the outer periphery of the lower end of the tension bar that penetrates the lower through hole and protrudes from the lower end surface of the lower frame And a bolt that is screwed into the threaded portion.
[0008]
(Effects of the invention described in claim 2)
The support structure according to claim 2 can be expected to have the following effects in addition to the effects of the support structure according to claim 1. That is, the lower end of the tension bar penetrates the lower through hole and protrudes downward from the lower frame end surface, and the lower end of the tension bar is locked to the lower frame by the tightening force of the bolt that is screwed into the outer peripheral thread groove. The
[0009]
(Structure of the invention described in claim 3)
According to the third aspect of the present invention, the fence support structure for a fence (hereinafter referred to as "support structure of claim 3") is limited to the structure of the support structure of claim 1, and the locking structure is A lower through-hole formed in the height direction of the lower frame corresponding to the tension bar, and a lower fitting pin fitted into the lower through-hole from the lower end of the lower frame, The lower fitting pin includes a pin main body that is fitted into the upper through hole, and a lower end flange that is locked to a locking step formed in the lower through hole, and the pin main body Is characterized in that a screw hole is formed in the vertical direction from the upper end portion thereof, and a screw portion formed at the lower end portion of the tension bar is screwed into the screw hole.
[0010]
(Operation and effect of the invention described in claim 3)
In addition to the operational effect of the support structure of the first aspect, the fence according to the third aspect exhibits the following operation and can be expected to be effective. That is, in the support structure of claim 3, the lower fitting cap locks the lower end portion of the tension bar to the lower frame instead of the bolt of the support structure of claim 2. The effect of the lower fitting cap itself is the same as the effect of the upper fitting cap of the support structure of claim 1.
[0011]
(Structure of the invention described in claim 4)
The fence net body support structure according to the invention described in claim 4 (hereinafter referred to as "support structure of claim 4") is limited to the structure of the support structure according to any one of claims 1 to 3, and the upper side The through hole is configured so that a closing cap can be fitted to the upper end portion thereof. As long as the closing cap can close the upper end portion of the upper through-hole, the shape, material, etc. thereof are not limited.
[0012]
(Operational effect of the invention described in claim 4)
The fence according to claim 4 can be expected to have the following effects in addition to the effects of the support structure according to any one of claims 1 to 3. That is, when the closing cap closes the upper through hole, it is possible to cover the upper through hole, thereby maintaining the aesthetic appearance of the upper end frame.
[0013]
(Structure of the invention described in claim 5)
The fence network support structure according to the invention described in claim 5 (hereinafter referred to as "support structure of claim 5") is a support structure formed by supporting a network between an upper frame and a lower frame. is there. The support structure according to claim 5 is characterized in that the net body includes at least one vertical bar spanned between the upper frame and the lower frame, and the upper end of the vertical bar is the upper side. Screwed to the frame, and its lower end is screwed to the lower frameThe vertical bar is fixed with screws so as to pull the upper frame and the lower frame together, and the upper end of the vertical bar is in contact with the lower end surface of the upper frame and fixed with screws. An upper contact portion for preventing the upper frame from descending is provided, and above the lower end of the vertical bar, the upper frame is in contact with the upper end surface of the lower frame to prevent the lower frame from being lifted by screw fixing. A lower contact portion is provided for the purpose.
[0014]
(Operation and effect of the invention described in claim 5)
The support structure according to the fifth aspect has a basic effect of supporting the net body between the upper frame and the lower frame via a vertical bar. The vertical bar has its upper end and lower end fixed to the upper and lower frames, respectively, by screws. Since the screws are fixed, assembly and disassembly can be performed relatively easily.In addition, by fixing the upper end and lower end of the vertical bar with screws, a force is generated in a direction in which the upper frame and the lower frame are pulled together, and a force against this is generated between the upper abutment portion and the upper frame lower end surface. And contact between the lower contact portion and the upper end surface of the lower frame. The nets are supported between the upper frame and the lower frame by the balance between the two forces.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention (hereinafter referred to as “the present embodiment”) will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view of an assembly fence according to the present embodiment, and FIG. 2 is a front view of a frame body. FIG. 3 is an enlarged view showing the fitting pin mounting structure, and FIG. 4 is an enlarged perspective view of the upper pivot structure. FIG. 5 is an enlarged perspective view of the lower pivot structure, and FIG. 6 is a plan view showing a state when the assembly fence is folded. Note that the fence support structure of the fence of the present embodiment is an assembled fence formed by connecting a plurality of fences, but can also be used for a single fence. Moreover, although the fence of this embodiment is demonstrated on the assumption that it is for pets, it is not necessary to restrict to such pets. For example, it can be used as a protective cover for an outdoor unit or a heater of an air conditioner or as a protective fence for securing a playground for infants. Furthermore, it can be used both indoors and outdoors.
[0018]
(Schematic structure of assembly fence)
The schematic structure of the assembly fence will be described with reference to FIGS. The assembly fence 1 in the present embodiment has four (pieces) frame bodies 3, 3,. . Are connected in a ring shape, and the shape seen from above is substantially square (rectangular). The adjacent frames 3 and 3 are pivotally supported by a connecting portion 5 described later and are rotatably connected. The frame 3 is generally composed of four as in this embodiment, but may be composed of three or five or more depending on the size and number of pets to be bred. it can. Further, if necessary, an opening / closing doorway may be formed in any of the frame plates 3 so that the pet can enter and exit the fence from there.
[0019]
(Frame structure)
The frame 3 will be described with reference to FIGS. The frame 3 includes an upper frame 11 and a lower frame 13 that are arranged in parallel in the vertical direction, and a net 15 that is disposed between the upper frame 11 and the lower frame 13. The upper frame 11 (lower frame 13) is made of wood so that the interior frame is harmonized with the design and creates a profound feeling, but may be made of synthetic resin. At both ends of the upper frame 11, through holes 25 for penetrating pivot pins 7 to be described later are formed in the height direction. Further, upper fitting pins to be described later are provided at both ends and the center of the upper frame 11. An upper through hole 27 for fitting 8 is formed. On the lower end surface of the upper frame 11, a mesh body recess 29 for receiving the upper end portion of the mesh body 15 is formed by cutting. On the other hand, at both ends of the lower frame 13, projecting pins 35, 35 are inserted and fixed in the locking holes 41, 41, and lower fitting pins 9 described later are provided at positions corresponding to the respective tension bars 17a. Lower through holes 37, 37,. Is penetrated in the height direction (see FIG. 3C). On the upper end surface of the lower frame 13, a mesh body recess 39 for receiving the lower end portion of the mesh body 15 is formed. The mesh body recesses 29 and 39 are formed mainly for positioning and misalignment of the upper and lower ends of the mesh body 15 in contact with the upper frame 11 and the lower frame 13, respectively.
[0020]
On the other hand, the mesh body 15 shown in FIG. 2 has a group of vertical bars 17, 17,... Arranged at regular intervals (for example, 10 centimeters) in the horizontal direction. . . And this vertical bar group 17, 17,. . . And four horizontal bar groups 19 and 19 which are welded to connect and reinforce them. The vertical bar groups 17 and 17 further include tension bars 17a,. . And tension rods 17b, 17b,. . . It is comprised by. The tension bar 17 a is configured to pull the upper frame 11 and the lower frame 13 together, while the tension bar 17 b has an upper end at the lower end of the upper frame 11 and a lower end at the lower frame 13. The upper end portion is in contact with each other so as to resist the tensile force of the tension bar group 17a. That is, the mesh body 15 is configured to be attached between the upper frame 11 and the lower frame 13 by the balance between the action of the tensile force of the tension bar group 17a and the reaction of the tension bar group 17b against this action. Has been.
[0021]
(Mating pin configuration)
As shown in FIG. 3A, the upper fitting pin 8 includes a pin main body 47b and a flange portion 47f provided at the upper end of the pin main body 47b, and the flange portion 47f is a latch formed in the upper through hole 27. It is comprised so that it may be latched by the step part 27d. On the other hand, the lower fitting pin 9 shown in FIG. 3B is formed in the same shape as the upper fitting pin 8, and includes a pin main body 57b and a flange portion 57f provided at the lower end of the pin main body 57b. Is configured to be locked to a locking step portion 37 d formed in the lower through-hole 37. Screw holes 47s and 57s are formed in the vertical direction from the lower end portion of the pin main body 47b and from the upper end portion of the pin main body 57b, respectively. In addition, the code | symbol 10 shown in FIG. 3 is a closure cap for covering and concealing the upper side pin 8 by fitting and closing the upper end part of the upper side through-hole 27, and improving appearance.
[0022]
(Configuration of tension bar)
A detailed configuration of the tension bar 17a will be described with reference to FIGS. The tension bar 17a is formed with a die portion 17f on the outer periphery of the upper end portion and a screw portion 17k on the outer periphery of the lower end portion. The screw portion 17f is formed to be screwed into the screw hole 47s of the upper fitting pin 8, and the screw portion 17k is formed to be screwed into the screw hole 57s of the lower fitting pin 9, respectively. The side frames 13 are configured to pull each other. Note that at least one tension rod 17a is sufficient, but in this embodiment, a total of three tension rods 17 are provided, one at each end of the mesh body 15 and one at the center. If the number of tension bars 17a is to be increased or decreased, it is preferable to take the size and strength of the net 15 into consideration. In the present embodiment, the lower end portion 17k of the tension rod 17a is locked to the lower frame 13 by the screw portion 17k and the screw hole 57s of the lower fitting pin 9 fitted in the lower through hole 37. However, the lower end portion 17k may pass through the lower through-hole 37 and protrude from the lower end surface of the lower frame 13 to be bolted.
[0023]
(Composition of connecting part)
Here, the connecting portion 5 will be described with reference to FIGS. The connecting portion 5 is formed between an upper pivotal support structure 61 formed between an upper end portion of the brazed strut 51 and the upper frame 11 described later, and a lower end portion of the brazed strut 51 and the lower frame 13. And a lower pivot structure 63. Hereinafter, individual members will be described.
[0024]
(Structure of the brace support)
As can be understood from the above description, the flanged support column 51 is disposed between one end of the upper frame 11 and one end of the lower frame 13, and the upper end portion thereof is supported by the upper pivot structure 61, and the lower end portion thereof is Each of the side frames 3 and 3 is pivotally supported by the side pivot structure 63, so that the adjacent frames 3 and 3 rotate (rotate) in the forward and reverse directions with respect to the barbed column 51, and the upper frame. 11 and the lower frame 13 can be easily attached and detached (detachable). The support post 51 is made of wood in order to match the design with the upper frame 11 and the lower frame 13, and the upper frames 11 and 11 (lower frames 13 and 13) of the adjacent frames 3 and 3 are overlapped. The width that can absorb the width, more specifically, the pivot pins 7 and 7 are inserted into the upper frames 11 and 11 of the one and the other frames 3 and 3 so that the frames 3 and 3 are substantially parallel to each other. It is formed in such a width that it can be rotated until it becomes. Upper end recesses 53 and 53 for inserting the pivot pins 7 and 7 are formed on the upper end surface of the flanged column 51, and the pivot pins 7 and 7 and the upper end recesses 53 and 53 and the height of the upper frame 11 are increased. An upper pivot structure 61 is formed by the through holes 25 and 25 formed in the vertical direction (see FIG. 4).
[0025]
On the other hand, as shown in FIG. 5, the lower side pivots 55 and 55 formed on the lower end surface of the barbed column 51 and the projecting pins 35 and 35 protruding from the upper end surfaces of the lower frames 13 and 13 A support structure 63 is configured. The lower pivot structure 63 can be assembled by simply lowering the brace column 51 from above so that the projecting pins 35, 35 are inserted into the lower recesses 55, 55, and the handling thereof is extremely simple. On the other hand, in order to remove the barbed column 51, first, the pivot pins 7 and 7 of the upper pivot structure 61 are pulled out, and then the barb column 51 is tilted and pulled up as shown by the phantom line in FIG. It can be done by. The lower pivot structure 63 of the present embodiment has a lower recess 55 formed on the brace column 51 and a protruding pin 35 formed on the lower frame 13, respectively. You may make it form a protrusion pin in the support | pillar 51, and a recessed part in the lower frame 13, respectively.
[0026]
(Configuration of pivot pin)
Based on FIG. 4, the structure of the pivot pin 7 is demonstrated. The pivot pin 7 includes a pin main body 47 for insertion into an upper concave portion 53 formed in the barbed column 51 through a through hole 25 formed in the upper frame 11, and a head formed on the upper end portion of the pin main body 47. It is comprised from the part 43 and the flange part 45 formed in the lower end part of the head part 43. As shown in FIG. The head portion 43 is for an operator to pick by hand when the pivot pin 7 is inserted or removed, and the flange portion 45 contacts the upper surface of the upper end frame 11 when the pivot pin 7 is inserted. It is for adjusting the insertion length of the pin main body 45 in contact. The head portion 43 in the present embodiment is formed in a spherical shape so that the operator does not hurt his hand or the pet is injured, but may have other shapes.
[0027]
(How to fold the assembly fence)
A method of folding the assembly fence will be described with reference to FIGS. First, one of the pivot pins 7 is pulled out from the upper frame 11 and the barbed column 51 is rotated to open one end of the frame body 3. Thereafter, the other frames 3, 3, and 3 are rotated in alternate directions and folded in a zigzag manner as shown in FIG. The pivot pin 7 that has been removed may be inserted into the through hole 25 of the upper frame 11 or the upper concave portion 53 of the barbed column 51 so as not to lose it. This is the basic way of folding the assembly fence 1. According to this folding method, since the frame bodies 3 can be made substantially parallel to each other, the gap between the frame bodies 3 and 3 can be minimized, so that the compact folding can be realized. Furthermore, since the brazed strut 51 does not protrude laterally from the upper frame 11, this point also contributes to the compactness of the assembly fence. There is also a method in which one of the pivot pins 7 is removed from the adjacent frames 3 and 3 to separate the frames 3. According to this method, for example, it is very convenient when it is necessary to divide and store in a plurality of locations due to the relationship between the storage locations, or when the storage must be irregularly stacked. Further, there is a method of crushing the assembly fence 1 in the diagonal direction without removing the pivot pin 7. This method is convenient when the assembly fence is moved slightly or when it is desired to temporarily move it to the corner.
[0028]
(First modification of this embodiment)
A first modification of the present embodiment shown in FIG. 3 (hereinafter referred to as “first modification”) will be described with reference to FIG. When the members shown in FIG. 7 are the same as the members shown in FIG. 3, the reference numerals and member names used in FIG. 3 are used as they are in FIG. 7, and their descriptions are omitted to avoid duplication. Here, the present modified example is different from the present embodiment in that the upper frame 11 is lowered (pulled in the direction of the lower frame 13) by screwing and contacting the lower end surface 11k of the upper frame 11 below the vertical bar upper end portion 17f. An upper abutting portion 12 for preventing the lower frame 13 from being lifted, and above the lower end portion 17k of the vertical rod, the upper frame 13k of the lower frame 13 is brought into contact with the upper frame 13k by the screw fixing. That is, a lower contact portion 14 is provided to prevent the upper frame 11 from being pulled.
[0029]
That is, the upper frame 17 is sandwiched between the upper flange 47f and the upper contact portion 12 by screwing the upper end portion 17f of the tension rod 17a into the screw hole 47s and bringing the upper contact portion 12 into contact with the lower end surface 11k. To do. When this is observed from the upper frame 11 side, the tension bar 17a (the net body 15 including the tension bar 17a) is self-supported by the upper frame 11. On the other hand, similarly, the lower end portion 17k of the tension rod 17a is screwed into the screw hole 57s, and the lower contact portion 14 is brought into contact with the upper end surface 13k, whereby the tension rod 17a (the net body including the tension rod 17a). 15) is supported by the lower frame 13 on its own. By adopting the configuration shown in the first modified example in this way, it is not necessary to make the tension rod group 17b contact the lower end surface 11k of the upper frame 11 and the upper end surface 13k of the lower frame 13 as in the present embodiment. . That is, since it is not necessary to make contact, the configuration of the mesh body 15 can be freely selected, and the configuration of the mesh body 15 can be simplified compared to the case of the present embodiment. Further, since the alignment of the tension rod group with respect to both frames is unnecessary, the assembling work is simplified.
[0030]
(Second modification of this embodiment)
A second modification of the present embodiment shown in FIG. 3 (hereinafter referred to as “second modification”) will be described with reference to FIGS. If the members shown in FIGS. 8 and 9 are the same as those shown in FIG. 3, the reference numerals and member names used in FIG. 3 are used in FIGS. 8 and 9 as they are, and their descriptions are omitted to avoid duplication. To do. Here, the second modification differs from the present embodiment in that the closing cap is omitted in order to reduce the manufacturing cost.
[0031]
That is, the upper fitting pin 68 in the second modified example includes a pin main body 68b and a flange portion 68f provided on the pin main body 68b. A screw hole 68s is formed in the pin main body 68b, and the flange portion 68f is locked to a locking step portion 68d formed at the upper end of the upper through hole 27 of the upper frame 11. The screw hole 68s is formed so as to be screwed with the screw portion 17f of the tension bar 17a.
[0032]
On the other hand, the lower fitting pin 69 formed in the same shape as the upper fitting pin 68 includes a pin main body 69b and a flange portion 69f provided on the pin main body 69b. A screw hole 69 s is formed in the pin main body 69 b, and the flange portion 69 is locked to a locking step portion 69 d formed at the lower end of the lower through hole 37 of the lower frame 13. The screw hole 69 s is formed so as to be screwed with the screw portion 17 k of the tension bar 17.
[0033]
The depth of the upper locking step 68d is formed so that the upper end surface of the locked flange portion 68f is substantially the same as the upper end surface of the upper frame 11, whereby the upper end portion of the flange portion 68f from the upper frame 11 is formed. It is preferable to prevent the protrusion from sticking out in order to ensure aesthetics. Of course, the shape of the flange portion 68f may be designed so as to protrude from the upper end surface of the upper frame 11. On the other hand, if the lower flange portion 69d protrudes from the lower end surface of the lower frame 13, the stability of the frame body 3 is impaired, so that the depth of the locking step portion 69d may be set so as not to protrude.
[0034]
【The invention's effect】
When the fence support structure for a fence according to the present invention is used, labor for manufacturing can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an assembly fence according to the present embodiment.
FIG. 2 is a front view of a frame.
FIG. 3 is an enlarged view showing a fitting pin mounting structure.
FIG. 4 is an enlarged perspective view of an upper pivot structure.
FIG. 5 is an enlarged perspective view of a lower pivot structure.
FIG. 6 is a plan view showing a state when the assembly fence is folded.
FIG. 7 is a partially enlarged view showing a first modification.
FIG. 8 is a partial perspective view showing a second modification.
FIG. 9 is a partially enlarged view showing a second modification.
[Brief description of symbols]
1 Assembly fence
3 Frame
5 connecting parts
7 pivot pins
8 Upper mating pin
9 Lower mating pin
10 Closing cap
11 Upper frame
12 Upper contact part
13 Lower frame
14 Lower contact part
15 mesh
17 Vertical bar
17a Tension bar
17b Strut stick
17f Screw part
17k screw part
19 Horizontal bar
23 Locking pin
25 Through hole
27 Recess for hook
27d Locking step
29 Recess for mesh body
31 volts
35 Protruding pin
37 insertion hole
37d Locking step
39 Recess for mesh body
41 Locking hole
43 Head
45 Flange
47 pin body
47s screw hole
51 Prop with rod
53 Upper recess
55 Lower recess
57s screw hole
61 Upper pivot structure
63 Lower pivot structure
68 Upper mating pin
69 Lower mating pin

Claims

In a fence network support structure that supports a network between an upper frame and a lower frame,
The net includes a group of vertical bars arranged at a predetermined interval between the upper frame and the lower frame, and at least one horizontal bar connecting the vertical bars.
The vertical bar group includes at least one tension bar and a tension bar group other than the tension bar, and an upper through hole group corresponding to the tension bar is formed in the height direction in the upper frame,
The lower frame is formed with a locking structure for locking the lower end of the tension bar,
Each upper through hole is fitted with an upper fitting pin from the upper end side of the upper frame,
The upper fitting pin includes a pin body that is fitted into the upper through hole, and an upper end flange that is locked to a locking step formed in the upper through hole,
The pin body is formed with a screw hole in the vertical direction from its lower end,
By locking the lower end portion of the pull rod to the lower frame and screwing the screw portion formed on the upper end portion of the pull rod into the screw hole, the upper frame and the lower frame are mutually connected. Configured to pull together,
In the tension bar group, the upper end of each tension bar is in contact with the lower end of the upper frame, and the lower end of each tension bar is in contact with the upper end of the lower frame. A fence net support structure characterized by being configured to resist.

The locking structure includes a lower through hole formed in the height direction of the lower frame corresponding to the tension rod, and the lower frame through the lower through hole and protruding from the lower end surface of the lower frame. The fence body support structure according to claim 1, further comprising: a screw portion formed on an outer periphery of a lower end portion of the tension rod; and a bolt screwed into the screw portion.

The locking structure includes a lower through-hole formed in the height direction of the lower frame corresponding to the tension bar, and a lower side fitted into the lower through-hole from the lower end side of the lower frame Including a fitting pin,
The lower fitting pin includes a pin main body that is fitted into the upper through hole, and a lower end flange that is locked to a locking step formed in the lower through hole,
In the pin body, a screw hole is formed in the vertical direction from its upper end,
The fence body support structure according to claim 1, wherein the screw hole formed on the lower end portion of the tension bar is screwed into the screw hole.

The fence upper-body support structure according to any one of claims 1 to 3, wherein the upper through hole is configured to be fitted with a closing cap at an upper end portion thereof.

In a fence body support structure in which a mesh body is supported between an upper frame and a lower frame, the mesh body is at least one vertical bridge spanned between the upper frame and the lower frame. The vertical bar is a fence support structure for a fence , the upper end of which is screwed to the upper frame, and the lower end of the vertical bar is screwed to the lower frame ,
The vertical bar is screwed to pull the upper frame and the lower frame together,
Below the upper end of the vertical bar, an upper contact part is provided for contacting the lower end surface of the upper frame and preventing the upper frame from descending due to screw fixing, and above the lower end of the vertical bar, A fence support structure for a fence, comprising a lower abutting portion for abutting the upper end surface of the lower frame to prevent the lower frame from being lifted by screw fixing.