JP4524375B2 - パルス波生成装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、雷撃電圧(電流)のような高電圧且つ短幅のパルス波(又は急峻波),特に、電子デバイスのスイッチング動作時に発生するパルス波に近似する、高電圧且つ短幅のパルス波を、簡易な構成にて出力することのできるパルス波生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、EMC(Electro Magnetic Compatibility),即ち電磁環境の両立性又は環境電磁問題に関する分野が注目されている。特に、電子デバイスが存在するところでは、電力機器における開閉装置,電源(パワーエレクトロニクス等)のオン/オフ動作(スイッチング動作等)にともなって生じる過渡的過電圧や、商用電源制御用高速スイッチング素子の動作にともなって生じるサージ電流が、それらの原因と指摘されている。
【0003】
特に、前記過渡的過電圧等で最も問題となるのが、前記サージ電流である。かかるサージ電流による誘導妨害は、通信機器,電子機器の破壊や誤動作をもたらし、通信線路の伝送品質を劣化させる。特に医療施設で運用されている医療機器に与える影響は甚大である。
【0004】
前記過渡的過電圧パルス波(前記サージ電流)等の発生が電子機器に与える影響を解析するためには、開閉装置,パワーエレクトロニクス等のスイッチング動作時に生じる過渡的過電圧が絶縁材料に与える影響を調査する必要がある。そのため、特にスイッチング素子の動作によって生じるパルス波に近似するような、立ち上がりが急峻で,高電圧,且つナノ秒オーダーの短幅パルス波を擬似的に発生させることが要求される。
【0005】
ここで、特開平9−148895号公報は、光短パルス程度のパルス幅の短電気パルスを得ることができる短電気パルス発生装置を開示する。この短電気パルス発生装置は、光パルスを電気パルスに変換することで10ピコ秒オーダーの電気パルスを発生するが、その電圧は雷撃電流に到底及ばず、誘導妨害の解析には使用できない。また、電気パルス発生手段,半導体レーザー(例えばVCSEL等),光学素子等を備えることが必要であるため、部品点数が多く複雑な構成となり、装置自体のコストも高いと考えられる。
【0006】
また、特開平10−256881号公報は、小型で部品点数が少なく、消費電力の少ない電気機械変換素子を駆動するに適したパルス発生装置を開示する。このパルス発生装置による出力電圧(電流)も、雷撃電圧(電流)には到底及ばず、誘導妨害の解析には使用できない。また、部品点数を少なくするためにトランジスタによるスイッチング回路を備える構成としているので、応答遅延により短幅パルス(幅約30ナノ秒以下のパルス)の生成にも不向きであると考えられる。
【0007】
【解決しようとする課題】
したがって、従来のパルス発生装置等においては、半導体素子を利用したものは存在していたが、かかる半導体素子の耐圧能力等には限界があった。特に、スイッチング素子の動作等によって生じるパルス波(少なくとも2キロボルト程度の高電圧であって,且つ少なくとも30ナノ秒程度)に近似するような、高電圧且つ短幅のパルス波を、半導体素子を用いずに生成することができなかった。とりわけ、パルス波の幅を短くすると出力電圧を高くできないという問題もあった。
【0008】
そこで発明者は、鋭意研究を重ねた結果、その発明を、パルス波出力側に設けられる平板電極と,該平板電極に対向配置される第1球電極及び第2球電極とを備えた電極部と、前記第1球電極と前記平板電極との絶縁破壊によって電圧を生じる第1インピーダンス部と、前記第2球電極と前記平板電極との絶縁破壊で生じる交流分を接地し,且つ他の電流を放電する第2インピーダンス部とを備えたパルス波生成装置としたことで、簡易な構成にて、スイッチング素子等の動作によって生じるパルス波に近似するような、高電圧且つ短幅のパルス波を生成することができ、前記課題を解決したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明のパルス生成装置の実施の一形態について説明する。図1は本発明のパルス生成装置の構成の一形態を示し、主に、高電圧電源部10、電極部20、第1インピーダンス部30、第2インピーダンス部40から構成される。前記高電圧電源部10は、低圧,高圧,特別高圧に分類されるあらゆる任意の電圧(特に高電圧)を発生させることができる高電圧電源であり、好ましくは、「ノンギャップI.G.」,即ち、出願人の登録実用新案(実公平7−42235号)に係る無間隙衝撃電圧発生装置を適用する。但し、当該無間隙衝撃電圧発生装置の発生する電圧と同程度の電圧を発生させることのできる電源装置であればこれに限定されず、いかなる直流電圧電源,交流電圧電源でも適用することができる。
【0010】
前記電極部20は、例えば球電極と平板電極とから構成される複合電極であって、前記高電圧電源部10から入力される高電圧によって、電極間で絶縁破壊が生じるように構成する。また、2つの電極間をガス(特に絶縁性気体)で満たすべく、箱,容器又は筐体等にて密閉する構成とすることがある。
【0011】
前記第1インピーダンス部30は、具体的には抵抗素子であり、好ましくは無誘導抵抗素子を適用するが、リアクタンス素子(回路)としてもよく、これに限定されない。また、前記第2インピーダンス部40は、好ましくは、抵抗素子とコンデンサ素子とからなるRC並列回路とするが、これに限定されない。この場合の抵抗素子も、好ましくは無誘導抵抗素子を適用するが、これに限定されない。
【0012】
また、本明細書では、説明上、前記電極部20の入力電圧(印加電圧)をV1ボルト,出力電圧をV2ボルトと称することがある。
【0013】
次に、本発明のパルス波生成装置の作用について説明する。まず、前記電極部20にて絶縁破壊させ、その放電パルス電流を前記第1インピーダンス部30に流入させる。この電流による電圧降下によって、前記電極部20にて再度絶縁破壊させる。このときに生じる電流を、前記第2インピーダンス部40のバイパスコンデンサCに流入させることで、前記第2インピーダンス部40の両端に生じる電位差を低電位にさせる。
【0014】
図5は、前記電極部20に対する印加電圧(入力電圧パルス)と、出力電圧パルスとの関係を示す。まず、前記高電圧電源部10から印加された電圧が前記第1球電極E1に印加されると、ギャップ長d1における電圧が急激に上昇する。そして、所定の絶縁破壊電圧以上になると、前記平板電極E3との間で絶縁破壊が起きる。
【0015】
そのときに生じるパルス性放電電流は、前記第1インピーダンス部30に流入する。その結果上昇した出力電圧が、ギャップ長d2に対応する絶縁破壊電圧に達すると、前記第2球電極E2と前記平板電極E3との間で絶縁破壊が生じる。このときの放電電流は、交流成分が高くなるので、前記第2インピーダンス部40のバイパスコンデンサCにて当該交流成分を接地する構成とする。残留電荷分は、前記バイパスコンデンサCと並列に接続されることがある抵抗にて放電させる構成とすることがある。「ギャップ長d2に対応する絶縁破壊電圧」としたのは、紫外線の照射如何によって絶縁破壊電圧が変化することを考慮したものであり、具体的には、絶縁破壊電圧がエレクトロンの存在確率に依存することを考慮したものである。
【0016】
即ち、図5において、前記第1球電極E1と前記平板電極E3との間の絶縁破壊によって生じる出力電圧は、ギャップ長d1>d2という関係を満たす限りにおいて、前記第2球電極E2と前記平板電極E3との間の絶縁破壊によって生成される破壊電圧の一部が、出力パルス波として利用されることになる。その結果、図5に示すような極めて短い幅のパルス波の出力を得ることができる。
【0017】
これにより、ダイバータと同様の機能を生じさせることができるので、出力電圧のパルス幅を制御することが可能となる。したがって、前記第1インピーダンス部30の両端に、パルス幅の短い出力電圧を発生させることができる。その出力電圧は、前記高電圧電源部10の印加電圧と、前記電極部20の各ギャップ長d1及びd2(各電極間の間隔)とによって制御できる。本明細書では、前記第1球電極E1と前記平板電極E3を「電極系1」と、前記第2球電極E2と前記平板電極E3とを「電極系2」と称することがある。
【0018】
【実施例】
次に、本発明のパルス波生成装置の好適な一実施例について説明する。図2は、本実施例における構成を示す。前記高電圧電源部10は、出願人の登録実用新案に係る前記無間隙衝撃電圧発生装置を適用する。このときの立ち上がり時間は約0.35マイクロ秒、波尾長は約35マイクロ秒である。また、電圧印加のインターバルを約7秒とし、その印加電圧は、2.5キロボルト,3.0キロボルト,3.5キロボルトとした(以下、電圧は全てピーク値を指す。)。
【0019】
次に、前記電極部20は、第1球電極E1と,第2球電極E2と,平板電極E3とを有し、アクリル製の密閉容器20aで覆われる構成とする。前記第1球電極E1と前記第2球電極E2とは、ともにステンレス製とし、その直径は約25.4ミリメートルとする。また、前記平板電極E3の長手方向の長さは約65ミリメートルとする。更に、前記平板電極E3から前記第1球電極E1までの間隔をギャップ長d1と,前記平板電極E3から前記第2球電極E2までの間隔をギャップ長d2とする。
【0020】
ここで、本実施例では、前記密閉容器20a内部に窒素その他の絶縁性気体からなるガスを容器体積以上流入させることがあり、ここでは窒素を流入させる。そのガスが前記密閉容器20a内部に十分充満した後、当該ガスが漏出しないように強固に前記密閉容器20aを密閉する。前記密閉容器20aには石英ガラス等からなる窓部20bを適宜に設ける。そして、該窓部20bから紫外線を入射させるため、水銀灯Lにて前記密閉容器20a内部に向けて紫外線を照射する(図3参照)。
【0021】
前記密閉容器20aは、理想的には、初期状態を真空としておき、その後前記ガスを前記密閉容器20a内部に容器体積以上流入させることが好ましい。これにより、更に前記密閉容器20a内を高圧状態に保つことができるからである。また、本明細書における「絶縁性気体」とは、窒素,六フッ化硫黄,その他の絶縁性を有する気体の総称であり、特に空気(大気)も含む概念とする。
【0022】
前記電極部20(窓部20b)と前記水銀灯Lとの距離は、約30センチメートルとする。また、各ギャップ長は、前記第1球電極E1及び第2球電極E2のそれぞれに直結されるマイクロメータ(0〜25ミリ、最小メモリが1マイクロメートル)を使用することとし、ギャップ長d1を20ミクロン、ギャップ長d2を10ミクロンとする。なお、「ギャップ長」とは、本明細書では電極間距離をいうものとする。各ギャップ長の設定は、前記球電極E1又はE2のいずれかと、前記平板電極E3とが、電気的に導通したことを図示しない回路計で確認し、その時点をゼロとしてから設定することが好ましい。
【0023】
図6は、前記電極部20の一例に係る正面斜視図である。前記第1球電極E1は、第1電極軸20cを介して前記高電圧電源部10に接続される構成とすることがある。また、前記平板電極E3からは、高電圧に耐えるために、直接、出力端子20eを前記密閉容器20aの外部に出す構成とすることがある。
【0024】
次に、前記第1インピーダンス部30及び前記第2インピーダンス部40には無誘導抵抗素子を適用し、それぞれ、約6.2kΩ,約100Ωとする。また、前記第2インピーダンス部40に適用されることがあるバイパスコンデンサCは、約100μFのコンデンサを用いる。出力されるパルス波の波形を測定するため、ディジタイジングシグナルアナライザM(DSA)を図1又は図2に示すような構成にて接続し、前記第1インピーダンス部30の端子電圧を高電圧プローブM1及びM2(1000倍,静電容量3.0pF,抵抗値100MΩ)で測定する。前記第1球電極E1,第2球電極E2及び平板電極E3の表面は、市販の研磨剤で測定前に研磨し、且つ印加試験を行うことが好ましい。本実施例における印加試験では、インターバル7秒で連続印加30回とする。
【0025】
次に、本実施例において得られた出力電圧波形を図4(A)に示す。この波形は、前記第1インピーダンス部30の高電位側に接続された高電圧プローブM1を介して、前記ディジタイジングシグナルアナライザMによって得られるものである。即ち、前記高電圧電源部10からピーク電圧で約3.5キロボルトの高電圧を前記電極部20に印加し、且つギャップ長d1及びd2を、それぞれ20マイクロメートル,10マイクロメートルとする。得られるパルス波の最大出力電圧は約2.29キロボルトで、そのパルス幅(半値幅)は約20ナノ秒である。
【0026】
図4(B)は、前記高電圧電源部10からの印加電圧と、出力されるパルス波の電圧との関係を示すグラフである。このグラフにおける値は平均値である。これより、印加電圧と出力電圧とが比例関係にあることがわかる。即ち、ギャップ長(電極間距離)が一定で、前記水銀灯Lによる紫外線の照射をしているにも関わらず、出力電圧が上昇しているので、印加電圧上昇速度(dv/dt)が印加電圧に比例していることを表す。また、放電電流も印加電圧に比例することがわかる。
【0027】
図7乃至図10は、本発明のパルス波生成装置における種々のパラメータを適宜に調節して得られるパルス波の測定結果の一例を示す。例えば、図7では、印加電圧3.5キロボルト,ギャップ長d1及びd2をそれぞれ50マイクロメートル,40マイクロメートルとした場合、得られるパルス波は、出力電圧4.4キロボルト,パルス幅17ナノ秒となる。
【0028】
図8乃至図10に示すグラフでは、縦軸の電圧軸の値は1000倍される。前記ディジタイジングシグナルアナライザM(DSA)の高電圧プローブM1及びM2は倍率を1000倍としているからである。
【0029】
図11は、出力電圧(単位:キロボルト)と、ギャップ長d1及びd2の組み合わせと、印加電圧とからなる特性を示すグラフである。印加電圧が低い場合は、出力電圧と、ギャップ長d1及びd2の組み合わせとはほぼ比例関係となる。しかし、印加電圧が高い場合は、最適なギャップ長d1及びd2の組み合わせが存在することがわかる(d1=90マイクロメートル,d2=80マイクロメートル前後)。
【0030】
図12は、出力電圧と、相対ギャップ長と、ギャップ長d1=90マイクロメートル固定の場合の特性を示す。これより、ギャップ長d1が固定されている場合は、出力電圧は略一定となる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1の発明では、パルス波出力側に設けられる平板電極E3と,該平板電極E3に対向配置される第1球電極E1及び第2球電極E2とを備えた電極部20と、前記第1球電極E1と前記平板電極E3との絶縁破壊によって電圧を生じる第1インピーダンス部30と、前記第2球電極E2と前記平板電極E3との絶縁破壊で生じる交流分を接地し,且つ他の電流を放電する第2インピーダンス部40とを備えたパルス波生成装置としたことで、前記第1球電極E1と前記平板電極E3との絶縁破壊によって高電圧を生じさせた直後に、前記第2球電極E2と前記平板電極E3との絶縁破壊で再度高電圧を生じさせることができる。その結果、高電圧であって、且つ極めて幅の短いパルス波を出力することができるという極めて優れた効果を生じる。
【0032】
具体的には、高い電圧を印加すると、前記第1球電極E1と前記平板電極E3との絶縁破壊によって第1インピーダンス部30に高電圧を生じさせることができる。その後直ちに、前記第2球電極E2と前記平板電極E3との絶縁破壊によって第2インピーダンス部40にも高電圧が生じる。これにより、第1インピーダンス部30に生じた高電圧の一部を出力電圧に転用(流用)することができる。その結果、極めて短い立ち上がり時間からなる高電圧且つ短幅のパルス波,特に図8に示すような約5.4ナノ秒という極めて短幅のパルス波を出力することができるという優れた効果を生じる。
【0033】
更に、前記第2インピーダンス部40は、交流分を接地し,且つ他の電流を放電する構成としたことで、より安定した高電圧短幅パルスを出力することができるという優れた利点を有する。
【0034】
請求項2の発明では、請求項1記載において、前記第1インピーダンス部30と前記第2インピーダンス部40とは、抵抗,コンデンサ,コイルその他の受動素子からなるパルス波生成装置としたことで、請求項1の発明による優れた効果及び利点に加えて、比較的入手し易い受動素子にて前記第1インピーダンス部30等を構成することとしたので、安価で、且つ簡易な構成にて、スイッチング素子の動作によって生じる高電圧且つ短幅の高電圧パルス波に近似するパルス波を生成することができるという極めて優れた利点を有する。
【0035】
請求項3の発明では、請求項1又は2記載において、前記第1球電極E1と前記平板電極E3との距離(ギャップ長)d1は、前記第2球電極E2と前記平板電極E3との距離(ギャップ長)d3よりも長いパルス波生成装置としたことによって、請求項1又は2の発明による優れた効果及び利点に加えて、出力パルス波の電圧を、より高くすることができるという極めて優れた利点を有する。
【0036】
請求項4の発明では、請求項1,2又は3記載において、前記電極部20には紫外線を照射するための窓部20bを設け、内部を窒素その他の絶縁性気体にて充填してなるパルス波生成装置としたことによって、請求項1,2又は3の発明による極めて優れた効果および利点に加えて、電極部20の内圧をガスにて高圧にすることができるので、絶縁破壊電圧を上昇させることができる。その結果、更に高電圧でも利用ができるという極めて優れた利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパルス波生成装置の一実施形態に係るブロック図
【図2】本発明のパルス波生成装置の一実施形態に係る回路構成図
【図3】本発明のパルス波生成装置の電極部20における絶縁破壊の状態を示す概念図
【図4】(A)は本実施例において得られた出力電圧波形を示す電圧−時間特性グラフ(B)は高電圧電源部からの印加電圧と、出力されるパルス波の電圧との関係を示す入出力電圧特性グラフ
【図5】電極部に対する印加電圧(入力電圧パルス)と、出力電圧パルスとの関係を示す概念図
【図6】電極部の一例に係る正面斜視図
【図7】本発明のパルス波生成装置における種々のパラメータを適宜に調節して得られるパルス波の測定結果の一例を示す電圧−時間特性グラフ
【図8】本発明のパルス波生成装置における種々のパラメータを適宜に調節して得られるパルス波の測定結果の一例を示す電圧−時間特性グラフ
【図9】本発明のパルス波生成装置における種々のパラメータを適宜に調節して得られるパルス波の測定結果の一例を示す電圧−時間特性グラフ
【図10】本発明のパルス波生成装置における種々のパラメータを適宜に調節して得られるパルス波の測定結果の一例を示す電圧−時間特性グラフ
【図11】ギャップ長と、出力電圧の組み合わせと、印加電圧との関係を示すギャップ長−電圧特性グラフ
【図12】ギャップ長が90マイクロメートル固定の場合における、相対ギャップ長と出力電圧との関係を示す相対ギャップ長−電圧特性グラフ
【符号の説明】
20…電極部
20b…窓部
30…第1インピーダンス部
40…第2インピーダンス部
E1…第1球電極
E2…第2球電極
E3…平板電極
Claims (4)
- パルス波出力側に設けられる平板電極と,該平板電極に対向配置される第1球電極及び第2球電極とを備えた電極部と、前記第1球電極と前記平板電極との絶縁破壊によって電圧を生じる第1インピーダンス部と、前記第2球電極と前記平板電極との絶縁破壊で生じる交流分を接地し,且つ他の電流を放電する第2インピーダンス部とを備えたことを特徴とするパルス波生成装置。
- 請求項1記載において、前記第1インピーダンス部と前記第2インピーダンス部とは、抵抗,コンデンサ,コイルその他の受動素子からなることを特徴とするパルス波生成装置。
- 請求項1又は2記載において、前記第1球電極と前記平板電極との距離は、前記第2球電極と前記平板との距離よりも長いことを特徴とするパルス波生成装置。
- 請求項1,2又は3記載において、前記電極部には紫外線を照射するための窓部を設け、内部を窒素その他の絶縁性気体にて充填してなることを特徴とするパルス波生成装置。
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