JP4523737B2 - Damper device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロータ体と、このロータ体の回転軸を軸穴から外部に突き出させるようにした状態で当該ロータ体の一部を内部に納める容器状をなすステータ体と、このステータ体の内部に封入されて前記ロータ体の回転又は相対的な回転に制動を付与する粘性流体とを備え、かかるロータ体の回転軸に一方部材を組み付け、あるいは、組み合わせると共に、かかるステータ体に他方部材を組み付け、あるいは、組み合わせて、かかる他方部材の移動に伴って前記回転軸を中心として回転される当該ステータ体の当該回転に制動を付与して当該他方部材の移動に制動を付与するなどの用途に用いられるダンパ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転ダンパーとして、特許公報所載の特許第2884267号に開示されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、かかる従来の回転ダンパーにあっては、制動ロータの回転軸を通すハウジングの窪みを塞ぐキャップの中心孔と当該回転軸との間のシールについての配慮は特になされていない。すなわち、かかる従来の回転ダンパーにあっては、かかる回転ダンパーの内部においてかかる回転軸にはOリングがはめ付けられており、このOリングによって外部からの塵芥などの進入と回転ダンパー内部に封入された粘性流体の漏れだしが防止されてはいるものの、このOリングと回転軸との摺接部分への塵芥などの進入については特に配慮がなされておらず、この摺接部分に塵芥などが入り込んだ場合、Oリングが損傷してダンパの耐久性を低下させてしまうことが予想される。
【0004】
このため、かかる従来の回転ダンパーは、手押し車やベビーカーの車輪の制動など、ダンパー内に常時塵芥や水などが進入してくる可能性のある物品の部位における回転の制動などに用いることには必ずしも向いていなかった。
【0005】
そこで、この発明は、ロータ体と、このロータ体の回転軸を軸穴から外部に突き出させるようにした状態で当該ロータ体の一部を内部に納める容器状をなすステータ体と、このステータ体の内部に封入されて前記ロータ体の回転又は相対的な回転に制動を付与する粘性流体とを備えるダンパ装置において、かかる回転軸を突き出させる軸穴を、当該ステータ体内に塵芥や水などが入り込まないように容易且つ適切にシールできるようにすることを主たる目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明にあっては、ダンパ装置が以下の(1)〜(5)の構成を備えたものとした。
(1)ロータ体と、
(2)このロータ体の回転軸を軸穴から外部に突き出させるようにした状態で当該ロータ体の一部を内部に納める容器状をなすステータ体と、
(3)このステータ体の内部に封入されて前記ロータ体の回転又は相対的な回転に制動を付与する粘性流体と、
(4)このステータ体の前記軸穴から外部に突き出されたロータ体の回転軸の外側にはめ付けられて、当該ステータ体の外側において当該軸穴を覆うゴム又はゴム状弾性を備えたプラスチック製のシールチューブ体とを備えていると共に、
(5)前記ロータ体の回転軸に、この回転軸の末端からはめ込まれる前記シールチューブ体に対し、当該シールチューブ体の両チューブ端間において当該シールチューブ体の内周面に押し付けられる周回段差面が形成してある。
【0007】
かかる構成によれば、前記周回段差面でシールチューブ体が引っかかるので、ステータ体の外面側にある軸穴を覆うチューブ端が必要以上にステータ体の外面に押し付けられない。この結果、シールチューブによってロータ体の回転又は相対的な回転を妨げることなく、軸穴の防塵性、防水性を適切に確保することができる。
【0008】
また、前記周回段差面によって、前記回転軸の末端側からの当該回転軸とシールチューブ体との間を通じたステータ体内への塵芥や水などの進入を確実に阻止することができる。
【0009】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載のダンパ装置の、シールチューブ体におけるロータ体の回転軸の末端側に向けられるチューブ端側が、当該チューブ端に向かうに連れて当該シールチューブ体の内径を細めさせるように構成されていることを特徴としている。
【0010】
かかる構成によれば、前記回転軸の末端側においてシールチューブ体の内面を当該回転軸により強固に密着させることができる。
【0011】
また、請求項3記載の発明にあっては、請求項1又は請求項2記載のダンパ装置の、シールチューブ体におけるステータ体の外面側に向けられるチューブ端側が、当該チューブ端に向かうに連れて当該シールチューブ体の内外径を広げさせるスカート状をなすように構成されていることを特徴としている。
【0012】
かかる構成によれば、前記軸穴をシールチューブ体によって確実に覆うことができる。また、スカート状をなすチューブ端側から前記回転軸にシールチューブ体を容易にはめ付けることができる。
【0013】
また、請求項4記載の発明にあっては、請求項3記載のダンパ装置の、シールチューブ体におけるロータ体の回転軸の末端側に向けられるチューブ端側が、当該回転軸に形成された周回段差面の周回縁部の太さ以上には弾性的に拡大することがない太さに構成されていることを特徴としている。
【0014】
かかる構成によれば、前記回転軸に対するシールチューブ体の逆向きのはめ付けを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図15に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0016】
なお、ここで図1は、実施の形態にかかるダンパ装置を斜視の状態として示しており、また、図4は、シールチューブ体3を回転軸10にはめ付ける前の状態を斜視の状態として示している。また、図2は、ダンパ装置を回転軸10の突き出し側から見て示しており、また、図3は、断面の状態として示している。また、図5は、シールチューブ体3をはめ付ける前の状態を断面として示している。
【0017】
また、図6ないし図8は、ダンパ装置を構成するロータ体1を、図9及び図10は、ステータ体2を構成するキャップ23を、図11ないし図13は、ステータ体2を構成するベース22を、さらに、図14及び図15は、シールチューブ体3を、それぞれ示している。
【0018】
この実施の形態にかかるダンパ装置は、ロータ体1と、このロータ体1の回転軸10を軸穴から外部に突き出させるようにした状態で当該ロータ体1の一部を内部に納める容器状をなすステータ体2と、このステータ体2の内部に封入されて前記ロータ体1の回転又は相対的な回転に制動を付与する粘性流体4とを備えており、かかるロータ体1の回転軸10に一方部材を組み付け、あるいは、組み合わせると共に、かかるステータ体2に他方部材を組み付け、あるいは、組み合わせて、典型的には、かかる他方部材の移動に伴って前記回転軸10を中心として回転される当該ステータ体2の当該回転に制動を付与して当該他方部材の移動に制動を付与し、あるいは、かかる一方部材の移動に伴って前記軸穴にガイドされて回転される前記ロータ体1の当該回転に制動を付与して当該一方部材の移動に制動を付与するように用いられるものである。
【0019】
かかる粘性流体4としては、典型的には、グリスオイルやシリコンオイルを用いることが予定される。
【0020】
この実施の形態にあっては、前記ロータ体1は、(1)前記回転軸10と、(2)前記ステータ体2の内部に納められるウイング体11とを備えている。
【0021】
かかるウイング体11は、この実施の形態にあっては、長辺側と短辺側とを持った板状体として構成されている。
【0022】
また、前記回転軸10は、かかるウイング体11の一面側のほぼ中央部から当該ウイング体11の一面に対しほぼ直交する向きに突き出すように当該ウイング体11と一体に形成されている。
【0023】
かかるウイング体11は、その長辺側にある向き合った一対の縁を互いにほぼ平行をなすように形成させている。また、かかるウイング体11は、その短辺側にある向き合った一対の縁11a、11aを、当該ウイング体11の中央部側を湾曲内側とするように湾曲させた弧状縁とするように形成されている。
【0024】
また、かかるウイング体11における前記回転軸10を挟んだ両側には、ほぼ円形をなす貫通孔12が形成されており、前記ステータ体2の内部においてこの貫通孔12内にも前記粘性流体4が入り込むように構成されている。
【0025】
また、前記回転軸10は、この実施の形態にあっては、突き出し端(回転軸10の末端10a)を閉塞させた中空の筒状をなすように構成されていると共に、前記ウイング体11の当該回転軸10が設けられた一面側と反対の他面側には、当該回転軸10の内部空間に連通した開放部13が形成されており、後述するステータ体2の支持突部22cを当該内部空間に入り込まされた状態で、当該ステータ体2とロータ体1とが組み合わされる構成としてある。
【0026】
一方、前記ステータ体2は、この実施の形態にあっては、一面側に前記ロータ体1の回転軸10の突き出される軸穴20を備えた円盤状体として構成してある。また、その内部に、前記ロータ体1の一部、この実施の形態にあっては、おおむね、前記ウイング体11を回転可能に納めるように構成されている。すなわち、この実施の形態にあっては、かかるステータ体2は、前記ロータ体1のウイング体11の短辺側にある一対の縁11a、11a間の寸法よりもやや直径を大きくする円形の内部空間21を有するように構成されており、前記軸穴20から回転軸10を突き出させた状態で当該ステータ体2に回転可能に組み付けられるロータ体1の当該回転又は相対的な回転によって回転又は相対的に回転される当該ウイング体11の当該回転又相対的な回転に対し当該内部空間21に封入された前記粘性流体4によって抵抗を付与し、この抵抗を通じて当該ロータ体1の回転又は相対的な回転に制動を付与するものとなっている。
【0027】
この実施の形態にあっては、かかるステータ体2は、一面を開放させたケース状をなすベース22と、このベース22に対して前記ロータ体1におけるウイング体11の回転隙間を形成させた状態で当該ベース22の開放部22aを塞ぐように取り付けられる円形のプレート状をなすキャップ23とから構成されている。
【0028】
具体的には、かかるベース22は、周回状をなす立ち上がり部22bを有しており、この立ち上がり部22bの先端を前記キャップ23の周縁部に液密状態に固着させることにより、当該キャップ23によって前記開放部22aを塞がれる構成とされている。かかる固着は、かかるベース22とキャップ23とをプラスチック成形品として構成している場合には、前記ベース22の立ち上がり部22bとキャップ23の周縁部とを高周波溶着などの手法により溶着させることにより、なすことができる。
【0029】
また、かかるキャップ23の中央部には円形をなす前記軸穴20が貫通状態に形成されていると共に、前記ベース22の中央部には円柱状をなす前記支持突部22cが形成されている。
【0030】
そして、この実施の形態にあっては、前記ベース22の支持突部22cを前記ロータ体1の回転軸10の内部空間に入れ込ませると共に、かかるロータ体1の回転軸10を前記キャップ23の軸穴20に差し通し、かつ、当該ベース22とキャップ23との間に前記粘性流体4を入れ込ませた状態において、当該ベース22とキャップ23とを前記のように固着することにより、かかるロータ体1の回転又は相対的な回転に当該粘性流体4による制動を付与させるように当該ロータ体1とステータ体2とが組み付け合わされる構成となっている。
【0031】
なお、この実施の形態にあっては、前記ロータ体1の回転軸10の基部に、前記キャップ23の軸穴20におけるステータ体2の内側にある穴縁をシールするOリング24をはめ付け、このOリング24によって前記粘性流体4の漏れ出しをステータ体2の内側から阻止させた状態で、当該ロータ体1とステータ体2とを組み付け合わすようにしている。
【0032】
また、この実施の形態にあっては、前記のようにステータ体2の前記軸穴20から外部に突き出されたロータ体1の回転軸10の外側にはめ付けられて、当該ステータ体2の外側において当該軸穴20を覆うゴム又はゴム状弾性を備えたプラスチック製のシールチューブ体3が備えられていると共に、かかるロータ体1の回転軸10に、この回転軸10の末端10aからはめ込まれる前記シールチューブ体3に対し、当該シールチューブ体3の両チューブ端30、30間において当該シールチューブ体3の内周面に押し付けられる周回段差面10cが形成してある。
【0033】
具体的には、この実施の形態にあっては、かかるロータ体1の回転軸10における前記軸穴20から外部に突き出された部分は、当該軸穴20の内径とほぼ等しいか、それよりもやや小さい外径を備えた大径部10dと、当該回転軸10の突き出し端(回転軸10の末端10a)から当該大径部10dに至るまでの箇所に形成された小径部10eとを有しており、この大径部10dと小径部10eとの連接箇所に両者の径寸法差分の当該回転軸10の突き出し端側に向けられると共に、当該回転軸10の軸線にほぼ直交する向きに面を配させたた前記周回段差面10cを形成させている。
【0034】
一方、前記シールチューブ体3は、両チューブ端30、30間において、その内側に一方のチューブ端30a側に向けられた周回状をなす段差面31を備えている。かかる段差面31は、かかるシールチューブ体3の中心軸に対しほぼ直交する向きの面となるように形成されている。
【0035】
また、かかるシールチューブ体3は、前記段差面31を挟んだ両側にそれぞれ、当該シールチューブ体3の中心軸にそれぞれほぼ平行をなす第一及び第二の平坦内面部32、33を有すると共に、当該段差面31が向けられた一方のチューブ端30a側にある第一の平坦内面部32における内径を前記回転軸10の大径部10dよりもやや大きくすると共に、他方のチューブ端30側にある第二の平坦内面部33における内径を前記回転軸10の小径部10eよりもやや小さくするように構成されている。
【0036】
この結果、この実施の形態にあっては、前記ステータ体2の軸穴20から突き出されている前記ロータ体1の回転軸10に対し、当該回転軸10の末端10aから前記一方のチューブ端30a側より前記シールチューブ体3を、当該シールチューブ体3の段差面31が当該回転軸10の周回段差面10cに引っかかる位置まで、当該シールチューブ体3を弾性的に押し広げながらはめ込むことができる。
【0037】
このようにはめ込まれるシールチューブ体3は、前記周回段差面10cによって引っ掛かり支持されるので、かかるシールチューブ体3における前記ステータ体2の外面側にある軸穴20を覆う一方のチューブ端30aが必要以上にステータの外面に押し付けられることがない。これにより、かかるシールチューブ体3の一方のチューブ端30aによって、前記ロータ体1の回転又は相対的な回転を妨げることなく、塵芥や水などが入り込まないように前記軸穴20を適切にシールすることができる。
【0038】
また、前記周回段差面10cによって、前記回転軸10の末端10a側からの当該回転軸10とシールチューブ体3との間を通じた塵芥や水などの進入を確実に阻止することができる。
【0039】
また、この実施の形態にあっては、前記のようにはめ付けられるシールチューブ体3におけるロータ体1の回転軸10の末端10a側に向けられる他方のチューブ端30b側が、当該他方のチューブ端30bに向かうに連れて当該シールチューブ体3の内径を細めさせるように構成されている。
【0040】
具体的には、この実施の形態にあっては、前記第二の平坦内面部33と他方のチューブ端30b側との間にあるシールチューブ体3の内径が、当該他方のチューブ端30bに向かうに連れて次第に小さくなるように構成されており、(以下、この第二の平坦内面部33と他方のチューブ端30bまでの箇所を内窄まり部34という。)前記回転軸10に当該シールチューブ体3をはめ付けた状態において当該内窄まり部34の内面が第二の平坦内面部33とほぼ同面となるまで当該内窄まり部34が弾性変形させられる構成としてある。(図3)
【0041】
この結果、この実施の形態にあっては、前記回転軸10の末端10a側においてシールチューブ体3の内面を当該回転軸10により強固に密着させることができ、この回転軸10とシールチューブ体3との間からの塵芥や水などの進入を十分に阻止することができる。
【0042】
また、この実施の形態にあっては、前記シールチューブ体3におけるステータ体2の外面側に向けられる一方のチューブ端30a側が、当該一方のチューブ端30aに向かうに連れて当該シールチューブ体3の内外径を広げさせるスカート状をなすように構成されている。
【0043】
具体的には、この実施の形態にあっては、前記第一の平坦内面部32と一方のチューブ端30a側との間にあるシールチューブ体3の内外径が、当該一方のチューブ端30aに向かうに連れて次第に広くなるように構成されており、(以下、この第一の平坦内面部32と一方のチューブ端30aまでの箇所をスカート部35という。)前記回転軸10に当該シールチューブ体3をはめ付けた状態において当該スカート部35の末端部が当該スカート部35をより外向きに弾性的に押し広げさせるように前記ステータ体2の外面に押し付けられ、このように押し広げさせられたスカート部35によって前記軸穴20を巡るステータ体2の外面部を周回状に覆う構成としてある。(図1、図3)
【0044】
この結果、この実施の形態にあっては、かかるシールチューブ体3を前記回転軸10にはめ付けることによって、かかるシールチューブ体3により前記軸穴20を確実にシールすることができる。
【0045】
また、このスカート部35の側はシールチューブ体3の内径が大きいことから、このスカート部35の側からの前記回転軸10へのシールチューブ体3のはめ付けを容易に行うことができる。
【0046】
なお、この実施の形態にあっては、前記シールチューブ体3の中央部が当該シールチューブ体3の外側に張り出す周回突部36によって厚肉に構成されていると共に、このように厚肉に構成された箇所の下端との間に前記第一の平坦内面部32を介して前記スカート部35が一体に設けられており、この第一の平坦内面部32と前記段差面31との接し合う部分を中心に当該スカート部35が弾性的に押し広げやすいようになっている。
【0047】
また、この実施の形態にあっては、前記シールチューブ体3におけるロータ体1の回転軸10の末端10a側に向けられる他方のチューブ端30b側が、当該回転軸10に形成された周回段差面10cの周回縁部(すなわち、当該周回段差面10cと太径部10dとの接し合うエッジ部)の太さ以上には弾性的に拡大することがない太さに構成されている。
【0048】
この結果、この実施の形態にあっては、前記回転軸10に対し、前記他方のチューブ端30b側からはシールチューブ体3をはめ付け切ることができないことから、前記スカート部35を前記軸穴20側に向けた状態での当該回転軸10に対するシールチューブ体3の適切なアッセンブリーの実行を常に担保させることができる。
【0049】
なお、この実施の形態にあっては、前記回転軸10の末端10a部が、平面視の状態において十文字状をなすように形成されており、このように十文字状に形成される当該末端10a部の各凹部10b、10b…にそれぞれ納まる対応する突起を連結穴内に備えた一方部材の当該連結穴(図示は省略する。)に当該凹部10bに当該突起を納めた状態で当該末端10a部を入れ込むことにより、当該一方部材とロータ体1とを接続できるようにしてある。
【0050】
【発明の効果】
この発明にかかるダンパ装置によれば、ロータ体の回転軸の末端からはめ込まれるシールチューブ体によって、かかる回転軸が突き出されるステータ体の軸穴を、当該ステータ体内に塵芥や水などが入り込まないように容易且つ適切にシールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダンパ装置の斜視図
【図2】同平面図
【図3】同断面図
【図4】シールチューブ体3をはめ付ける前の状態を示す斜視図
【図5】同断面図
【図6】ロータ体1の平面図
【図7】同断面図
【図8】同底面図
【図9】キャップ23の平面図
【図10】同断面図
【図11】ベース22の平面図
【図12】同断面図
【図13】同底面図
【図14】シールチューブ体3の断面図
【図15】図14における右側からシールチューブ体3を見て示した側面図
【符号の説明】
1 ロータ体
10 回転軸
10a 末端
10c 周回段差面
2 ステータ体
20 軸穴
3 シールチューブ体
30 チューブ端
4 粘性流体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rotor body, a stator body having a container shape in which a part of the rotor body is housed in a state in which the rotation shaft of the rotor body is projected from the shaft hole, and the interior of the stator body. And a viscous fluid that applies braking to the rotation or relative rotation of the rotor body, and one member is assembled to the rotating shaft of the rotor body, or the other member is assembled to the stator body. Or, in combination, it is used for applications such as applying braking to the rotation of the stator body rotated about the rotation axis as the other member moves and applying braking to the movement of the other member. The present invention relates to an improved damper device.
[0002]
[Prior art]
As a rotary damper, there is one disclosed in Japanese Patent No. 2884267 described in Japanese Patent Publication.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional rotary damper, no special consideration is given to the seal between the central hole of the cap that closes the recess of the housing through which the rotary shaft of the brake rotor passes and the rotary shaft. That is, in such a conventional rotary damper, an O-ring is fitted to the rotary shaft inside the rotary damper. The O-ring is enclosed inside the rotary damper with the entry of dust and the like from the outside. Although leakage of viscous fluid is prevented, no particular consideration is given to the entry of dust or the like into the sliding contact portion between the O-ring and the rotating shaft, and dust or the like enters the sliding contact portion. In this case, it is expected that the O-ring is damaged and the durability of the damper is lowered.
[0004]
For this reason, such a conventional rotary damper is used for braking of rotation in a part of an article where dust or water may constantly enter the damper, such as braking of a wheelbarrow or a baby stroller wheel. It was not always suitable.
[0005]
Therefore, the present invention provides a rotor body, a stator body having a container shape in which a part of the rotor body is housed in a state where the rotation shaft of the rotor body is protruded to the outside from the shaft hole, and the stator body In a damper device including a viscous fluid that is sealed inside and applies a viscous fluid that applies braking to the rotation or relative rotation of the rotor body, a shaft hole for projecting the rotation shaft enters dust, water, or the like into the stator body. The main purpose is to enable easy and appropriate sealing.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, the damper device has the following configurations (1) to (5).
(1) a rotor body;
(2) A stator body having a container shape in which a part of the rotor body is housed in a state where the rotation shaft of the rotor body is protruded to the outside from the shaft hole;
(3) a viscous fluid that is enclosed within the stator body and applies braking to the rotation or relative rotation of the rotor body;
(4) Rubber or rubber-made plastic that is fitted on the outer side of the rotating shaft of the rotor body protruding outside from the shaft hole of the stator body and covers the shaft hole outside the stator body. And a seal tube body,
(5) A circumferential step surface pressed against the inner peripheral surface of the seal tube body between the tube ends of the seal tube body with respect to the seal tube body fitted to the rotary shaft of the rotor body from the end of the rotary shaft Is formed.
[0007]
According to such a configuration, the seal tube body is caught on the circumferential step surface, so that the tube end covering the shaft hole on the outer surface side of the stator body is not pressed against the outer surface of the stator body more than necessary. As a result, the dust resistance and waterproofness of the shaft hole can be appropriately ensured without hindering the rotation or relative rotation of the rotor body by the seal tube.
[0008]
In addition, the circumferential step surface can reliably prevent entry of dust, water, and the like from the distal end side of the rotating shaft into the stator body through the rotating shaft and the seal tube body.
[0009]
In the invention according to
[0010]
According to this configuration, the inner surface of the seal tube body can be firmly adhered to the rotating shaft on the end side of the rotating shaft.
[0011]
In the invention according to
[0012]
According to this configuration, the shaft hole can be reliably covered with the seal tube body. Further, the seal tube body can be easily fitted to the rotary shaft from the tube end side forming the skirt shape.
[0013]
In the invention according to claim 4, the tube end side of the damper device according to
[0014]
According to such a configuration, it is possible to prevent the reverse fitting of the seal tube body with respect to the rotating shaft.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, typical embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0016]
Here, FIG. 1 shows the damper device according to the embodiment as a perspective state, and FIG. 4 shows the state before the
[0017]
6 to 8 show the
[0018]
The damper device according to this embodiment includes a
[0019]
As the viscous fluid 4, it is typically planned to use grease oil or silicone oil.
[0020]
In this embodiment, the
[0021]
In this embodiment, the
[0022]
The rotating
[0023]
The
[0024]
In addition, a substantially circular through
[0025]
Further, in this embodiment, the
[0026]
On the other hand, in this embodiment, the
[0027]
In this embodiment, the
[0028]
Specifically, the
[0029]
Further, the
[0030]
In this embodiment, the
[0031]
In this embodiment, an O-
[0032]
Further, in this embodiment, the outer side of the
[0033]
Specifically, in this embodiment, the portion of the
[0034]
On the other hand, the
[0035]
The
[0036]
As a result, in this embodiment, with respect to the
[0037]
Since the
[0038]
Further, by the
[0039]
Moreover, in this embodiment, the other tube end 30b side of the
[0040]
Specifically, in this embodiment, the inner diameter of the
[0041]
As a result, in this embodiment, the inner surface of the
[0042]
Moreover, in this embodiment, the one tube end 30a side directed to the outer surface side of the
[0043]
Specifically, in this embodiment, the inner and outer diameters of the
[0044]
As a result, in this embodiment, the
[0045]
Further, since the inner diameter of the
[0046]
In this embodiment, the central portion of the
[0047]
In this embodiment, the other tube end 30 b side of the
[0048]
As a result, in this embodiment, since the
[0049]
In this embodiment, the end 10a portion of the
[0050]
【The invention's effect】
According to the damper device of the present invention, the seal tube body fitted from the end of the rotating shaft of the rotor body prevents the shaft hole of the stator body from which the rotating shaft protrudes from entering the stator body. Can be sealed easily and appropriately.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a damper device. FIG. 2 is a plan view. FIG. 3 is a cross-sectional view. FIG. 4 is a perspective view showing a state before a
DESCRIPTION OF
Claims (4)
このロータ体の回転軸を軸穴から外部に突き出させるようにした状態で当該ロータ体の一部を内部に納める容器状をなすステータ体と、
このステータ体の内部に封入されて前記ロータ体の回転又は相対的な回転に制動を付与する粘性流体と、
このステータ体の前記軸穴から外部に突き出されたロータ体の回転軸の外側にはめ付けられて、当該ステータ体の外側において当該軸穴を覆うゴム又はゴム状弾性を備えたプラスチック製のシールチューブ体とを備えていると共に、
前記ロータ体の回転軸に、この回転軸の末端からはめ込まれる前記シールチューブ体に対し、当該シールチューブ体の両チューブ端間において当該シールチューブ体の内周面に押し付けられる周回段差面が形成してあることを特徴とするダンパ装置。A rotor body;
A stator body having a container shape in which a part of the rotor body is housed in a state in which the rotation shaft of the rotor body is protruded to the outside from the shaft hole;
A viscous fluid that is enclosed within the stator body and applies braking to the rotation or relative rotation of the rotor body;
A plastic seal tube having rubber or rubber-like elasticity that is fitted on the outer side of the rotating shaft of the rotor body protruding outside from the shaft hole of the stator body and covers the shaft hole on the outer side of the stator body. With the body,
A rotating step surface that is pressed against the inner peripheral surface of the seal tube body between the tube ends of the seal tube body is formed on the rotary shaft of the rotor body with respect to the seal tube body fitted from the end of the rotary shaft. The damper device is characterized by that.
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