JP4516228B2 - Stripping spatula for grill grill - Google Patents
Stripping spatula for grill grill Download PDFInfo
- Publication number
- JP4516228B2 JP4516228B2 JP2001048169A JP2001048169A JP4516228B2 JP 4516228 B2 JP4516228 B2 JP 4516228B2 JP 2001048169 A JP2001048169 A JP 2001048169A JP 2001048169 A JP2001048169 A JP 2001048169A JP 4516228 B2 JP4516228 B2 JP 4516228B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grill
- spatula
- wire
- net
- gripping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グリル用の焼網上に載置されて焙焼された被調理物を身崩れ等の不具合なしに綺麗に焼網から剥がすことを期したグリル焼網用剥がしヘラに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
グリル室(焙焼室)では魚等の被調理物が焼網上に載置されて焙焼されるものであるが、上記被調理物は焼網との接触部分においては、被調理物が有するたんぱく質が熱凝着して焼網にくっつく、平たく言うと焦げによりくっつく、といった現象が起きる。この現象はフライパン等の調理具においても同様に起こるものであるが、上記フライパン等の調理具では剥離性のよい材料で形成させることで上記焦げによる被調理物に調理具へのくっつきを防ぐことができるものである。しかし、上記フライパン使用時の調理温度に比べてグリル室での焙焼の際の調理温度は一般的に高温であって、通常300℃以上に熱せられるグリル用の焼網には上記フライパンを形成した剥離性のよい材料は使用することはできない。そこで、上記焼網においては、被調理物と焼網との接触面積を少なくするように、上記焼網の被調理物が載置される部分に線材を並設して形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、依然、被調理物のたんぱく質が凝固して焼網にくっつくといった現象は、被調理物と線材との接触位置といった部分的にではあるが、起きているものである。その際には、上記被調理物の自重もあって被調理物の身に線材を食い込ませるようにして被調理物は焼網にくっつくものである。この被調理物を焼網から取る際には、箸やフライ返し等の道具で無理矢理に上記被調理物を焼網から剥がすようなことが行われていたが、この被調理物は焼網との接触部分以外では未だ柔らかいことが多く、上記被調理物に身崩れを起こさせてしまうといった問題があった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、グリル用の焼網上に載置されて焙焼された被調理物を身崩れ等の不具合なしに綺麗に焼網から剥がすことを期したグリル焼網用剥がしヘラを提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係るグリル焼網用剥がしヘラは、手で掴む把持部1により操作されてグリル用の焼網10上に沿ってスライドされるヘラ部2の前端部を下方に屈曲させてかき上げ縁3を形成し、上記かき上げ縁3によって焼網10の下方からすくい上げられた焼網10上の被調理物Bを載置する被調理物載置面4をヘラ部2に有し、上記焼網10にて並設された線材11を挿入し得ると共に焙焼されて上記線材11に固着した被調理物Bを剥がし得る線材挿入切欠5を線材11の並設ピッチと同ピッチにかき上げ縁3に設けたことを特徴とする。これにより、焼網10上にヘラ部2をスライドさせるようにグリル焼網用剥がしヘラAを使用する際には、かき上げ縁3の線材挿入切欠5を焼網10の線材11に合致・挿入させて上記線材11の下方位置にかき上げ縁3を位置させることができるものであり、ここで、焼網10の線材11の上で焙焼された被調理物Bは、その自重もあって被調理物Bの身に線材11を食い込ませるようにして被調理物Bが有するたんぱく質が熱凝着して線材11にくっついてしまう(焦げによりくっついてしまう)ものであるが、上記使用にあたり、上記線材11の下方位置に位置させたかき上げ縁3により上記被調理物Bを下方からすくい上げると共に線材11が挿入された線材挿入切欠5により被調理物Bを線材11から剥がし、そのままヘラ部2の被調理物載置面4に上記被調理物Bを載置することができることから、身崩れ等の不具合を引き起こさないで被調理物Bを線材11から綺麗に剥がすと共に上記不具合のない被調理物Bを焼網10からそのまま取り上げることができるものである。
【0006】
また、本発明の請求項2に係るグリル焼網用剥がしヘラは、請求項1において、上記線材挿入切欠5がその切欠奥部に比べて切欠開口部を大きくする線材案内部6を備えたことを特徴とする。これにより、線材11に線材挿入切欠5を挿入させる際には上記線材案内部6が線材11を線材挿入切欠5に案内しながら行われるものであり、線材挿入切欠5の線材11への挿入が行われ易くなるものである。
【0007】
また、本発明の請求項3に係るグリル焼網用剥がしヘラは、請求項1において、かき上げ縁3及びヘラ部2の横幅寸法Eに対して把持部1の横幅寸法Dを幅狭に形成し、上記把持部1をヘラ部2の横幅中心から外れた偏心位置にて突設させたことを特徴とする。これにより、グリル室20から完全に引き出されていない焼網10において、把持部1をグリル室20の正面外部に位置させた状態でグリル焼網用剥がしヘラAを使用するにしても、少なくともヘラ部2の把持部1を設けていない端部部分を把持部1よりグリル室20の内部に位置させることができるものであって、グリル室20内部に位置するような部分の焼網10にくっついた被調理物Bにもグリル室20の正面外部から安全且つ有効にグリル焼網用剥がしヘラAを働かせることができるものである。
【0008】
また、本発明の請求項4に係るグリル焼網用剥がしヘラは、請求項1において、ヘラ部2が焼網10に当接した状態において少なくとも把持部1を掴む手を焼網10との間に挿入できるように把持部1をヘラ部2から上方に向けて突設したことを特徴とする。これにより、グリル焼網用剥がしヘラAを使用した際に、把持部1と焼網10の間には把持部1を掴む手が挿入されるに充分な空間が確保されることから、把持部1を掴む手を焼網10に接触しないようにできるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0010】
グリル焼網用剥がしヘラAはグリル用の焼網上で焙焼された被調理物Bを綺麗に焼網から剥がして取ることを期してつくられたものであるが、これは、図1及び図2に示すように、所定の形状に整形した1枚の扁平板を屈曲加工して形成されるものである。本例では、上記扁平板として厚さ0.8ミリのSUS430鋼を使用している。
【0011】
このグリル焼網用剥がしヘラAは、上記1枚の扁平板を屈曲させて機能(役割)の異なる部位を形成させており、把持部1、ヘラ部2、かき上げ縁3を連続して形成させている。把持部1は使用者の手が掴む部位であり、ヘラ部2は焼網10上をスライドさせると共に被調理物Bを載置する部位(被調理物載置面4)であり、かき上げ縁3は焼網10の上に載置された被調理物Bをすくい上げる部位である。以下、図に示す矢印(X:前後方向,Y:横幅方向)を方向の基準にして説明を行うものである。
【0012】
把持部1は、グリル焼網用剥がしヘラAの前後方向Xの後端部に位置する部位であり、その横幅寸法D[図1(a)及び図2(a)中矢印D]をかき上げ縁3及びヘラ部2の横幅寸法E[図1(a)及び図2(a)中矢印E]に対して幅狭に形成させると共に、ヘラ部2の上端におけるヘラ部2の横幅中心から外れた偏心位置から斜め後方上方に突設させて形成したものである。なお、図1には左利き用の、図2には右利き用のグリル焼網用剥がしヘラAを示す。図1の左利き用のグリル焼網用剥がしヘラAでは前方から見てヘラ部2の横幅方向Yの左側端部から把持部1を突設させて形成しており、一方、図2の右利き用のグリル焼網用剥がしヘラAでは前方から見てヘラ部2の横幅方向Yの右側端部から把持部1を突設させて形成しているものである。つまり、グリル室20の正面側に立つ使用者の利き手の左右に応じて使い分けがされるこの左利き用・右利き用のグリル焼網用剥がしヘラAは、その使用の際に使用者の利き手に合わせて把持部1を常にグリル室20の正面側に位置できるようにして安全性且つ利便性の確保を図っているものである。
【0013】
ヘラ部2は、グリル焼網用剥がしヘラAの前後方向Xの中央部に位置する部位であり、把持部1の前端から下方に屈曲された立上り部2aを形成すると共に、上記立上り部2aから前方に行くにつれて水平に屈曲した水平部2bを形成している。ヘラ部2の横幅方向Yの寸法においては、後端から前方に向って連続して大きくなるように形成してあるものであって、前方に位置する水平部2bではかき上げ縁3の横幅寸法Eに近い横幅寸法を有し、後方に位置する立上り部2aでは把持部1の横幅寸法Dに近い横幅寸法を有しているものである。なお、このヘラ部2の上面は、被調理物Bを安定して載置させるための被調理物載置面4を形成している。ここで、説明の便宜上、ヘラ部2の把持部1を設けていない端部部分、つまり、ヘラ部2の立上り部2aに比べて横幅方向Yに突出した水平部2bの部分を横幅先端部分2cというものとする。
【0014】
かき上げ縁3は、グリル焼網用剥がしヘラAの前後方向Xの前端部に位置する部位であり、ヘラ部2の水平部2bの前端部を下方に屈曲させて形成させている。このかき上げ縁3の前端には後方に向かって凹設した線材挿入切欠5を複数個その横幅方向Yに亘って列設させている。この線材挿入切欠5はグリル用の焼網10に並設した線材11に挿入するためのものであり、上記線材11の焼網10への並設ピッチと同ピッチに凹設している。また、この線材挿入切欠5には、線材11に線材挿入切欠5を案内して線材11が挿入され易くなるように、切欠奥部に比べて切欠開口部が大きく形成するような線材案内部6が形成されている。また、線材挿入切欠5の切欠奥部は、線材11と滑らかな接触を期してR形状のテーパ部7を形成している。なお、このテーパ部7においては、線材11にくっついた被調理物Bのたんぱく質の熱凝着した部分により局所的にせん断力を働かすために、線材挿入切欠5の先端、つまり線材11との接触部分、に行く程にかき上げ縁3の厚みを小さくするように形成することも好ましいものである。
【0015】
上述したグリル焼網用剥がしヘラAが使用される焼網は、グリル室20に出し入れ自在に収納されるグリル用の焼網10である。この焼網10は、従来技術の項でも触れたが、グリル室20での焙焼温度が高温であることから、被調理物Bを載置する部分には被調理物Bと焼網10との接触面積を少なくするために線材11を並設して形成している。このような焼網10としては、例えば図7や図8に示すものがある。前者は直線状の線材11を同ピッチに並設して形成したものであり、後者は上下に凹凸を形成させた線材11を同ピッチに並設し、隣合う線材11の凸部同士が隣り合わないように、凸部または凹部それぞれに関して千鳥状に配置して形成したものである。また、焼網10の下方には水平配置した受け皿12が設けられており、上記受け皿12から立設した支持片13が上記線材11の並設方向W(図7,図8中矢印W)の両端部において焼網10を支持しているものである。そして、上記焼網10は線材11の並設方向Wにスライドし、グリル室20の正面において出し入れ自在にされているが、焼網10がグリル室20から落下させないように上記焼網10はグリル室20からは完全には引き出せないようにしている(焼網10はその7割程をグリル室20の正面に引き出せるようにしている)。
【0016】
上述したグリル用の焼網10の上に載置されて焙焼された被調理物Bは、従来技術の項でも述べたが、図6に示すように、自重により被調理物Bの身に線材11を食い込ませるものであり、被調理物Bが有するたんぱく質を熱凝着させて上記線材11にくっつく、平たく言うと焦げにより上記線材11にくっついてしまうものである。
【0017】
さて、上述したグリル焼網用剥がしヘラAは、上記グリル室20に収納された焼網10上に載置して焙焼された後、グリル室20からその正面に引き出された焼網10の線材11の上で焙焼された被調理物Bに対して使用されるものである。このグリル焼網用剥がしヘラAは、把持部1を手で掴んでかき上げ縁3の線材挿入切欠5を焼網10の線材11に挿入させ、かき上げ縁3を線材11の下方位置に位置させると共にヘラ部2の前方部分である水平部2bを焼網10に沿わせて位置させ、その状態で焼網10の上をスライドさせて使用されるものである。以下、図3乃至図6に示すグリル焼網用剥がしヘラAの使用形態につき詳述する。
【0018】
まず、使用者の利き手に合わせて右利き用または左利き用のグリル焼網用剥がしヘラAを選択する。図3乃至図6には図1の左利き用のグリル焼網用剥がしヘラAを使用した使用形態を示している。図4に示すように、上記選択したグリル焼網用剥がしヘラAの把持部1を手で掴み、グリル焼網用剥がしヘラAの横幅方向Yを焼網10の線材11の並設方向Wと同一方向に合わせると共に把持部1が焼網10に対して略垂直に直立するような状態にし、かき上げ縁3の線材挿入切欠5を焼網10の線材11に挿入する。このとき、グリル焼網用剥がしヘラAは、把持部1をグリル室20の正面外部に位置させると共に、水平部2bの横幅先端部分2cをグリル室20の内部に位置させている。つぎに、上記把持部1が焼網10に対して略垂直に直立するような状態のグリル焼網用剥がしヘラAをそのまま下方に移動させ、テーパ部7をかき上げ縁3の線材挿入切欠5に挿入した線材11に当接させる。
【0019】
そして、ヘラ部2の水平部2bが焼網10に対して平行になるように、テーパ部7と線材11との当接部分を中心としてグリル焼網用剥がしヘラAをその把持部1が前後方向Xの後方に移動するように回動させる(図4矢印I)。そして、図5に示すように、上記回動によって水平部2bが焼網10に対して平行になった状態のグリル焼網用剥がしヘラAにおいて、水平部2bを線材11上に沿わせるように、そのままグリル焼網用剥がしヘラAをグリル焼網用剥がしヘラAの前後方向Xの前方J(図5中矢印J)にスライド移動させるものである。
【0020】
そして、上述したようにグリル焼網用剥がしヘラAを焼網10上においてスライドさせた際には、線材11に接触しながらスライドするテーパ部7が被調理物Bの線材11への熱凝着した部分、つまり線材11の周縁部分、に局所的にせん断力を働かせるものであって、線材11にくっついた被調理物Bを剥がすことができるものである。このような動作は、テーパ部7よりも前方に位置すると共に線材11の下方位置に位置したかき上げ縁3によりすくい上げられた状態の被調理物Bにおいて行われるものであり、これにより、身崩れ等を引き起こさないで被調理物Bを線材11から綺麗に剥がすことができるものである。そして、そのまま線材11に沿って前方にスライドさせたグリル焼網用剥がしヘラAは、かき上げ縁3から連続したヘラ部2の被調理物載置面4に上記被調理物Bを載置させることから、身崩れのない被調理物Bを焼網10からそのまま取り上げることができると共にそのまま持ち上げて運搬することができるものであり、仕上がりよく食卓等に被調理物を出すことができるものである。
【0021】
更に言うと、上記ヘラ部2の被調理物載置面4に被調理物Bを載置した状態で、線材挿入切欠5と線材11との接触部分を軸にして把持部1を前方上方に回動させると、被調理物Bを効果的に表裏を逆転させて再び焼網10の上に載置し直すことができるものである。つまり、調理作業において行われる表裏をひっくり返して焼くといった作業もこのグリル焼網用剥がしヘラAを用いることで容易に行うことができるものである。
【0022】
上記のように使用される本例のグリル焼網用剥がしヘラAは、更に、その使用に際しての安全性・利便性を考慮したつくりになっている。つまり、グリル焼網用剥がしヘラAを使用する際には、その使用者は把持部1を掴んで使用するものであるが、上記把持部1はヘラ部2の立上り部2aの上端から斜め上方に突設しているものであり、ここで、ヘラ部2の立上り部2aはその上端を焼網10から離れた位置に位置するように上下高さC[図1(b),図2(b),図5中矢印C]を有するものであることから、把持部1と焼網10との間には把持部1を掴む手を挿入するに充分な空間を確保することができ、把持部1を掴む手を焼網10に接触させないようにすることができるといった安全性の向上が図られているものである。また、把持部1の横幅寸法Dをかき上げ縁3及びヘラ部2の横幅寸法Eと比較して幅狭に形成し、上記把持部1をヘラ部2の横幅中心から外れた偏心位置にて突設し、更に、上記ヘラ部2の把持部1を設けていない端部部分、すなわち横幅先端部分2cにはヘラ部2の水平部2bを形成させていることから、グリル室20から完全に引き出されていない焼網10において、把持部1をグリル室20の正面外部に位置させた状態でグリル焼網用剥がしヘラAを使用するにしても、少なくともヘラ部2の把持部1を設けていない端部部分(横幅先端部分2c)をグリル室20の内部に位置させることができ、グリル室20の内部に位置した焼網10にくっついた被調理物Bにも有効にグリル焼網用剥がしヘラAを働かせることができるものである。ここで、ヘラ部2の立上り部2aの上下高さCは焼網10とグリル室20の上内壁との間の上下高さH(図3中矢印H)よりも高く形成させることも好ましく、これにより、グリル焼網用剥がしヘラAの使用時には、把持部1がグリル室20の内部に位置されることがなく把持部1を掴む手を常にグリル室20の正面外部に位置させることができて、グリル焼網用剥がしヘラAの安全性の向上も図られるものである。
【0023】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載のグリル焼網用剥がしヘラにあっては、叙述したように焼網の線材の並設ピッチと同ピッチに線材挿入切欠をかき上げ縁に設けたことから、焼網上にヘラ部をスライドさせるようにグリル焼網用剥がしヘラを使用する際には、かき上げ縁の線材挿入切欠を焼網の線材に合致・挿入させて上記線材の下方位置にかき上げ縁を位置させることができるものであり、ここで、焼網の線材の上で焙焼された被調理物は、その自重もあって被調理物の身に線材を食い込ませるようにして被調理物が有するたんぱく質が熱凝着して線材にくっついてしまう(焦げによりくっついてしまう)ものであるが、上記使用にあたり、上記線材の下方位置に位置させたかき上げ縁により上記被調理物を下方からすくい上げると共に線材が挿入された線材挿入切欠により被調理物を線材から剥がし、そのままヘラ部の被調理物載置面に上記被調理物を載置することができることから、身崩れ等の不具合を引き起こさないで被調理物を線材から綺麗に剥がすと共に上記不具合のない被調理物を焼網からそのまま取り上げることができ、仕上がりよく食卓等に被調理物を出すことができるものである。
【0024】
また、本発明の請求項2記載のグリル焼網用剥がしヘラにあっては、請求項1の効果に加えて、上記線材挿入切欠がその切欠奥部に比べて切欠開口部を大きくする線材案内部を備えたので、線材に線材挿入切欠を挿入させる際には上記線材案内部が線材を線材挿入切欠に案内しながら行わせるものであり、線材挿入切欠の線材への挿入が行われ易くなるものであり、グリル焼網用剥がしヘラの使い勝手が向上するものである。
【0025】
また、本発明の請求項3記載のグリル焼網用剥がしヘラにあっては、請求項1の効果に加えて、かき上げ縁及びヘラ部の横幅寸法に対して把持部の横幅寸法を幅狭に形成し、上記把持部をヘラ部の横幅中心から外れた偏心位置にて突設させたので、グリル室から完全に引き出されていない焼網において、把持部をグリル室の正面外部に位置させた状態でグリル焼網用剥がしヘラを使用するにしても、少なくともヘラ部の把持部を設けていない端部部分を把持部よりグリル室の内部に位置させることができるものであって、グリル室内部に位置した焼網にくっついた被調理物にも安全且つ有効にグリル焼網用剥がしヘラを働かせることができるものであり、グリル焼網用剥がしヘラの使い勝手及び安全性が向上するものである。
【0026】
また、本発明の請求項4記載のグリル焼網用剥がしヘラにあっては、請求項1の効果に加えて、ヘラ部が焼網に当接した状態において少なくとも把持部を掴む手を焼網との間に挿入できるように把持部をヘラ部から上方に向けて突設したので、グリル焼網用剥がしヘラを使用した際に、把持部と焼網の間には把持部を掴む手が挿入されるに充分な空間が確保されることから、把持部を掴む手を焼網に接触しないようにでき、グリル焼網用剥がしヘラの安全性が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の左利き用のグリル焼網用剥がしヘラを示すものであり、(a)は上面図、(b)は側面図である。
【図2】同上の右利き用のグリル焼網用剥がしヘラを示すものであり、(a)は上面図、(b)は側面図である。
【図3】図1のグリル焼網用剥がしヘラの使用形態を示す全体斜視図である。
【図4】図1のグリル焼網用剥がしヘラの使用形態の初期動作を示す側面断面図である。
【図5】図4のグリル焼網用剥がしヘラをスライドさせた使用形態を示す側面断面図である。
【図6】図5のグリル焼網用剥がしヘラの部分正面図である。
【図7】焼網の例を示す斜視図である。
【図8】焼網の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A グリル焼網用剥がしヘラ
B 被調理物
1 把持部
2 ヘラ部
3 かき上げ縁
4 被調理物載置面
5 線材挿入切欠
6 線材案内部
7 テーパ部
10 焼網
11 線材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a grill spatula peeling spat which is intended to cleanly peel off an object to be cooked that has been placed on a grill net and grilled from the grill without any troubles such as collapse. .
[0002]
[Prior art]
In the grill room (roasting room), an object to be cooked such as fish is placed on a grille and is roasted. Phenomenon that protein which we have heat adheres and sticks to grill net, and sticks by scorching to say flat. This phenomenon also occurs in cooking utensils such as frying pans. However, in the cooking utensils such as frying pans, it is possible to prevent the food to be cooked from sticking to the cooking utensils due to the above-mentioned scorching. Is something that can be done. However, the cooking temperature at the time of roasting in the grill room is generally higher than the cooking temperature at the time of using the frying pan, and the frying pan is formed on the grill grilling net that is usually heated to 300 ° C. or higher. The material having good peelability cannot be used. In view of this, in the grill, the wire material is formed in parallel to the portion of the grill to be cooked so as to reduce the contact area between the cook and the grill.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the phenomenon that the protein of the food to be cooked solidifies and sticks to the grill is still occurring in part, such as the contact position between the food to be cooked and the wire rod. At that time, the food to be cooked sticks to the grilled net so that the food is bitten by the weight of the food to be cooked. When this food was taken from the grill, it was forcibly removed from the grill with a tool such as chopsticks or frying. There is still a problem that it is still soft except for the contact part of the above, and the food to be cooked is destroyed.
[0004]
The present invention has been made in view of the above points, and is intended to neatly peel off a to-be-cooked object placed on a grill net for grilling from the grill without any troubles such as collapse. An object of the present invention is to provide an exfoliating spatula for grilled grill net.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, a grill grille peeling spatula according to
[0006]
Further, the peeling grill spatula for grill grilled net according to
[0007]
Further, according to
[0008]
Further, a peeling grill spatula for grill grille according to
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
[0010]
The grill spatula peeling spatula A was prepared for the purpose of neatly stripping off the cooking object B roasted on the grill net and removing it from the net. As shown in FIG. 2, it is formed by bending one flat plate shaped into a predetermined shape. In this example, 0.8 mm thick SUS430 steel is used as the flat plate.
[0011]
The grilling spatula for spatula A is formed by bending the one flat plate to form parts having different functions (role), and continuously forming the
[0012]
The gripping
[0013]
The
[0014]
The
[0015]
The grill net for which the above-described peeling grill spatula A is used is the grill net 10 that is stored in the
[0016]
The cooked object B placed on the
[0017]
Now, the above-described grilling spatula for grill grilling net A is placed on the
[0018]
First, a right-handed or left-handed grill grill strip peeling spatula A is selected according to the user's dominant hand. FIG. 3 to FIG. 6 show a usage form using the left-handed grill grill strip peeling spatula A of FIG. As shown in FIG. 4, the gripping
[0019]
Then, the gripping
[0020]
As described above, when the grill spatula peeling spatula A is slid on the net 10, the
[0021]
More specifically, in a state where the object to be cooked B is placed on the to-be-cooked
[0022]
The peeling spatula A for grill grill net of this example used as described above is further designed in consideration of safety and convenience in use. In other words, when using the peeling spatula A for grill grill nets, the user grips and uses the
[0023]
【The invention's effect】
As described above, in the peeling spatula for grilled grill net according to
[0024]
Further, in the peeling spatula for grill grill net according to
[0025]
Further, in the peeling spatula for grill grill net according to
[0026]
In addition, in the peeling spatula for grilled grill net according to
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 shows a left-handed grill grill peeling spatula according to an embodiment of the present invention, wherein (a) is a top view and (b) is a side view.
FIGS. 2A and 2B show a right-handed grilling grid peeling spatula, wherein FIG. 2A is a top view and FIG. 2B is a side view.
3 is an overall perspective view showing a usage pattern of the grilling spatula peeler of FIG.
4 is a side cross-sectional view showing an initial operation of the usage pattern of the grilling spatula peeler of FIG.
FIG. 5 is a side cross-sectional view showing a usage pattern in which the grill spatula peeling spatula of FIG. 4 is slid.
6 is a partial front view of the peeling grill spatula of FIG.
FIG. 7 is a perspective view showing an example of a fire net.
FIG. 8 is a perspective view showing an example of a fire net.
[Explanation of symbols]
A Stripping spatula for grill grill B B
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001048169A JP4516228B2 (en) | 2001-02-23 | 2001-02-23 | Stripping spatula for grill grill |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001048169A JP4516228B2 (en) | 2001-02-23 | 2001-02-23 | Stripping spatula for grill grill |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002248057A JP2002248057A (en) | 2002-09-03 |
JP4516228B2 true JP4516228B2 (en) | 2010-08-04 |
Family
ID=18909480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001048169A Expired - Fee Related JP4516228B2 (en) | 2001-02-23 | 2001-02-23 | Stripping spatula for grill grill |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4516228B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8067253B2 (en) | 2005-12-21 | 2011-11-29 | Avery Dennison Corporation | Electrical device and method of manufacturing electrical devices using film embossing techniques to embed integrated circuits into film |
JP5612942B2 (en) * | 2010-07-16 | 2014-10-22 | 株式会社ハーマン | Stripping spatula for grilling net |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4892276U (en) * | 1972-02-07 | 1973-11-06 | ||
JPS5488873U (en) * | 1977-12-06 | 1979-06-23 | ||
JPS60137942U (en) * | 1984-02-24 | 1985-09-12 | 蒲地 淑子 | food return tool |
JPS6364329U (en) * | 1986-10-16 | 1988-04-27 | ||
JPH0539440U (en) * | 1991-10-25 | 1993-05-28 | 蝶プラ工業株式会社 | Spatula made of synthetic resin for cooking |
-
2001
- 2001-02-23 JP JP2001048169A patent/JP4516228B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4892276U (en) * | 1972-02-07 | 1973-11-06 | ||
JPS5488873U (en) * | 1977-12-06 | 1979-06-23 | ||
JPS60137942U (en) * | 1984-02-24 | 1985-09-12 | 蒲地 淑子 | food return tool |
JPS6364329U (en) * | 1986-10-16 | 1988-04-27 | ||
JPH0539440U (en) * | 1991-10-25 | 1993-05-28 | 蝶プラ工業株式会社 | Spatula made of synthetic resin for cooking |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002248057A (en) | 2002-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4103420A (en) | Utensil with grease shield | |
US8778435B2 (en) | Apparatus and methods for reheating wedge shaped food products, such as one or more pizza slices | |
US5403052A (en) | Egg spatula | |
US5573292A (en) | Combination turner/strainer kitchen utensil | |
US4240398A (en) | Cleaning device for cooker grills | |
US4184419A (en) | Toaster accessory | |
US2801873A (en) | Combination waffle fork and spatula | |
JP4516228B2 (en) | Stripping spatula for grill grill | |
US20080047440A1 (en) | Shish kabob unit | |
CN215936090U (en) | Bacon baking device convenient to go up unloading | |
US4784109A (en) | Grid system | |
US8495952B2 (en) | Skewered food removal device | |
JP5612942B2 (en) | Stripping spatula for grilling net | |
US20220022696A1 (en) | Novel food preparation device for securing food items in place while cooking and the like | |
JP3233278U (en) | kitchenware | |
JP3003414U (en) | Grilled fish peeler | |
KR102484110B1 (en) | Frying pan | |
US6553898B2 (en) | Cooking tongs | |
JP3495363B1 (en) | Cooking scoop | |
US20210401233A1 (en) | Grilling and Cooking Spatula Device | |
JP3778855B2 (en) | Stripping tool | |
JP3207544U (en) | Grill roaster | |
CN219803629U (en) | Baking tray | |
US11203109B2 (en) | Ergonomic cooktop scraping utensil | |
JP4308304B1 (en) | Grilled net substrate |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20080207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080213 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080213 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090929 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100511 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100514 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4516228 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140521 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |