JP4511046B2 - Method and apparatus for recovering and / or regenerating a solvent - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用済み(廃)溶媒を再生(recycle)/回収するための方法および装置に関し、特に潜在的に爆発性のある(引火点が低い)溶媒、たとえば分解して、爆発性のある蒸気を生成する過酸化物やその他の低分子類縁体になりやすい溶媒を、再生および回収するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
溶媒は工業プロセスにおいて清浄剤として広く用いられている。過去においては、使用済みの溶媒は捨てられていた。しかし、毒性のある化学物質の廃棄コストが上がってきているので、溶媒のような毒素をできる限り再生および再使用することが避けられない。
【0003】
有機溶媒、たとえばテトラヒドロフラン(THF)は、コピー機またはプリンターの光導電性ドラム製造の分野で広く用いられている。たとえば、光導電性ドラムには、普通、電荷輸送材料(CTM)および適当なバインダー樹脂がコートされている。CTMは通常は低分子量有機化合物であり、バインダー樹脂は一般に芳香族ポリカーボネート(PCR)類に属する。CTMおよびPCRを光導電性ドラム(典型的には中空金属シリンダー基材を含む)に塗布した後、ドラムの縁を有機溶媒たとえばTHFで清浄する。光導電性ドラムの製造および他の製品の製造にTHFを使用する結果、多量の使用済みTHFがこれまで捨てられてきた。
【0004】
THFは有用な溶媒であるけれども、酸素にさらされると爆発性のある蒸気(たとえば過酸化物)を生成するという欠点がある。そのため、THFの使用期間は限られていて再使用は困難であり、すなわちTHFを清浄目的に再使用すると、所定の期間後に爆発性のある蒸気を生成し始める可能性がある。
【0005】
爆発性のある蒸気が生成される可能性を減らすために、フリーラジカルスカベンジャー物質たとえばブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)を有機溶媒たとえばTHFに加えて溶媒を安定化することで、溶媒が酸素にさらされたときの過酸化物の生成を防ぐことが行われてきた。しかし、THFが酸素にさらされるとBHTが時間とともに消耗するために、例えばTHFを収容している容器内で爆発性のある蒸気が生成される。そのため、THFは所定の期間使用された後に捨てられるのが普通である。
【0006】
現在の合衆国および州/地方の規制の下では、溶媒のような有害廃棄物を発させる者つまり発生源は、発生させた廃棄物の量を追跡し、廃棄物の生成量に応じて、廃棄した量を報告する書式を連邦および/または州のEPAに提出しなければならない。さらに、「有害廃棄物宣言書(Manifest)」は、有害廃棄物の発生者に、発生させた廃棄物の量および毒性を経済的に実施可能な程度まで減らすための適切な計画があること、また人間の健康および環境に対する現在および将来における脅威を最小限にする、現在利用できる実施可能な処理方法、貯蔵方法、または廃棄方法を選択していることを、証明することを要求する場合がある。たとえばEPA書式8700−22、項目16(改訂11−88)を参照のこと。また、有毒廃棄物を廃棄するにはしばしばコストがかかるため、廃棄業者を雇って廃棄物を運搬し適切に廃棄させることが多い。そして廃棄した溶媒を新たな溶媒と入れ替えなければならないため、新たな溶媒のコストを招く。したがって、毒性廃棄物/有毒廃棄物たとえば溶媒を回収して再生するための安全で有効な方法が求められている。
【0007】
溶媒を加熱して蒸発させ、蒸気を公知の凝縮器で凝縮させる方法によって溶媒を再生することが知られている。しかし、このような方法は、揮発性の溶媒たとえばTHFを再生するために用いると、かなりの爆発の危険性を引き起こす。上述したように、THFを所定期間のあいだ使用し貯蔵すると、BHTが消耗して揮発性の蒸気が生成される。そのため、THFはこれまで蒸留プロセスを用いては再生されてこなかった。このように、爆発性のある蒸気が生成される危険性を引き起こさずに安全に揮発性の溶媒を再生して、溶媒を再使用することができる方法および装置に対する要求が残っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、爆発性のある蒸気を生成することなしに、またはその生成を最小限にして、潜在的に爆発性のある溶媒を再生するための方法を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、蒸留用の石油系加熱オイルの電気的な加熱だけを用いた費用効果的な回収方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、減圧環境または「真空」にさらすことによる蒸発だけを用いて、潜在的に爆発性のある溶媒を回収し再生する方法を提供することにある。
【0011】
本発明のさらに他の目的は、「廃」溶媒材料すなわち使用済み溶媒材料を運搬し廃棄する必要性を減らすことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明よれば、上記およびその他の目的ならびに利点は、汚染溶媒槽から汚染溶媒が供給されて汚染溶媒を蒸発させる蒸留槽を備えた溶媒回収システムを提供することによって達成される。さらに、フリーラジカルスカベンジャー槽がフリーラジカルスカベンジャー材料を収容し、フリーラジカルスカベンジャー材料は蒸留槽へ供給される。好ましくは、フリーラジカルスカベンジャー材料は、蒸留槽の下流に配置された清浄溶媒槽にも供給される。蒸留槽と清浄溶媒槽とにフリーラジカルスカベンジャー材料を供給することによって、本回収システムにおいては、蒸留プロセスの間およびその後に、蒸留槽および清浄溶媒槽内に爆発性のある蒸気が生成されないことが保証される。
【0013】
本発明の現時点で好ましい形態においては、溶媒回収システムは、使用済み溶媒を収容するための汚染溶媒槽と、蒸留槽を出た蒸発させた溶媒を凝縮するための凝縮器と、汚染溶媒槽に酸素排除ガスを供給するための本システムに連結された酸素排除物質源と、フリーラジカルスカベンジャー槽と、清浄溶媒槽とを備える。(直列または並列の)個々の槽に酸素排除ガスを供給することによって、本回収システムにおいては、各槽内の酸素量を最小限に保つことが保証される。好ましくは、汚染溶媒槽、フリーラジカルスカベンジャー槽、および清浄溶媒槽にはそれぞれ、チャコールフィルターを備えた排出口が設けられていて、酸素排除材料ガス(たとえば窒素)の一定のフローを各槽に供給できるようになっている。
【0014】
電気抵抗ヒーターによって加熱された加熱オイルによって蒸留槽を加熱することが好ましい。電気抵抗ヒーターを用いて、加熱オイルを適切な蒸留液温度にする。その後、加熱オイルは蒸留槽の周囲を回って、内部の汚染溶媒を加熱する。こうすることで、電気抵抗加熱を蒸留槽内で直接使用する場合に比べて蒸留槽内の溶媒を非常に安全に加熱できる。前者においては、溶媒と電気抵抗ヒーターとが直接接触して、過熱またはアーク放電による爆発を引き起こす可能性がある。
【0015】
代替的な実施形態においては、汚染溶媒の蒸発を、溶媒を減圧雰囲気または真空にさらすことによって行う。この方法を用いれば、溶媒に熱を全く加えないため爆発の危険が著しく減る。またこのようなシステムは、熱を用いて溶媒を加熱するシステムと比べて全然複雑でない。減圧と加熱とを組み合わせて用いることも可能である。このような構成では、溶媒の環境が減圧されているため、溶媒の蒸発に必要な熱が減少する。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明のその他の目的および利点は、以下の詳細な説明を参照し、特に図面とともに考慮した場合に、容易に明らかになり、またより良く理解される。
【0017】
本発明に係る、汚染された揮発性の溶媒を蒸留によって清浄化するための溶媒回収システム10を全体として図1に示す。これは、汚染溶媒槽12、蒸留槽14、凝縮器16、清浄溶媒槽18、およびフリーラジカルスカベンジャー槽20を有する。
【0018】
汚染溶媒槽12は、システムに対する要求に応じて、様々なサイズであり得る。汚染溶媒または使用済み溶媒は典型的に、208.175リットル(55ガロン)のドラムで回収システムに運ばれ、汚染溶媒槽12へ手動で汲み上げられる。溶媒槽12は、好ましくは、たとえば1.27cm(1/2インチ)径のステンレス鋼パイプ22によって蒸留槽と連結されている。汚染溶媒は汚染溶媒ポンプ62または重力によって蒸留槽14へ供給することができる。
【0019】
蒸留槽14は、好ましくは約416.35リットル(110ガロン)の溶媒を収容することができる円筒状のステンレス鋼容器を有する。しかし、蒸留槽14は耐溶媒性であればどんな材料から作られていても良いし、また他のサイズであっても良い。蒸留槽14には、好ましくは3つのスイッチ、頂部フロートスイッチ24、付加的な頂部安全スイッチ24A、および下部フロートスイッチ26が取り付けられている。頂部フロートスイッチ24は蒸留槽の汚染溶媒の水位を制御するための制御装置と接続することができ、また下部スイッチ26も制御装置と接続して、蒸留槽に少なくとも最低水位の溶媒があることを保証することができる。その結果、蒸留槽内の溶媒量が水位センサーによって決定される上限および下限の範囲にあるように蒸留槽への使用済み溶媒の供給を制御しながら、蒸留プロセスを連続して動作させることができる。水位センサー以外の様々な手段、たとえば流量計すなわち流れる量に基づく制御装置、または蒸留槽内の溶媒量を感知する歪みゲージを使用できることを理解されたい。
【0020】
好ましくは、蒸留槽14は、蒸留槽14の底部に溜まる蒸留残留物(stillbottoms)の温度を検出するように配置された温度センサー39、蒸留槽14内の液体溶媒の温度を検出するように配置された温度センサー35、および蒸留槽14内で発生した蒸気の温度を検出するように配置された温度センサー37を備える。温度センサー35、37、39は好ましくは熱電対である。しかし、これらのセンサーは、周知であるどんな温度検出器で構成されていても良い。蒸留槽14は好ましくは、蒸留槽14内の溶媒の蒸発を制御するために用いられる加熱オイル槽28と連結されている。
【0021】
現時点で好ましい形態においては、加熱部材29としては複数の電気抵抗ヒーター、たとえば3つの電気抵抗ヒーターが挙げられ、これらを用いて伝熱媒体を溶媒を沸騰させるのに十分な温度にする。本実施形態においては、伝熱媒体としてオイルをオイル槽28内で用いる。好ましくは、温度センサー31をオイル槽28内に設け、オイルの温度を検出するように配置する。その代わりに、別個の加熱装置28aを用いて離れた場所で伝熱媒体を加熱し、この伝熱媒体をオイル槽28の中を循環させても良い。
【0022】
冷却装置30は、たとえば作業流体として冷却水を用いており、冷却液供給パイプ36と冷却液戻りパイプ38とを通して凝縮器槽16に連結されている。冷却水をポンプ23と供給パイプ36とを通して凝縮器槽16へ供給することによって、冷却水をその後に凝縮器16の中を循環させる。冷却水は、凝縮器16の中を循環した後、冷却液戻りパイプ38を通って冷却装置30へ戻る。好ましくは、冷却装置30は、冷却水の温度を実質的に一定に維持するために冷却装置30内の圧縮器25の動作を制御するように構成されたサーモスタット21を備えている。
【0023】
蒸留槽14は、蒸気ダクト40を通して凝縮器16に連結されている。蒸気ダクト40は、蒸発させた溶媒が蒸留槽14を出て凝縮器16へ入るための通路となる。蒸気ダクト40は、塔内部に充填された細かいワイヤーメッシュ充填材を用いる周知の「充填」塔ろ過装置41を備える。蒸気が蒸気ダクト40と充填塔とを通って上昇する際、蒸気は細かいワイヤーメッシュによってろ過され、粒子がメッシュに捕えられる。多少の凝縮が充填塔41内部で起こっても良い。好ましくは、凝縮器16は、最初の溶媒の99.5%を上回る純度の蒸留液を回収するように設計されている。また好ましくは、充填塔41は必要に応じて、より高い純度を実現するために、メッシュに加えて当該技術分野において周知である蒸留プレートを収容するように構成されている。
【0024】
凝縮器16は、清浄溶媒パイプ42を通して清浄溶媒槽18と連結されている。清浄溶媒槽18は、どんなサイズでも良い。本形態においては、溶媒槽18は容量が2081.75リットル(550ガロン)であり、すなわち208.175リットル(55ガロン)のドラムが10個と同等である。好ましくは、凝縮器16と清浄溶媒槽18との間に温度センサー17が設けられていて、凝縮器16を出た蒸留された溶媒の温度を検出するようになっている。用途に応じて必要ならば、凝縮器16を省いて他の凝縮器アセンブリによって溶媒を凝縮しても良く、または溶媒がパイプ(たとえば冷却されたパイプ)に沿って清浄溶媒槽まで移動する際に凝縮されるようにしても良い。しかし、現時点では充填塔と凝縮器との配置が好ましい。それはこの組み合わせによって、蒸留槽から出た蒸気をろ過するための、また蒸気を完全に凝縮するための表面積が、(ワイヤーメッシュによって)大きいからである。
【0025】
溶媒が回収システム内に存在する間、溶媒の安定性を保証するために、回収システム10は、フリーラジカルスカベンジャー槽20を備える。この槽20は、フリーラジカルを吸収する材料たとえばBHTを含有して分配する。現時点で好ましい実施形態においては、清浄溶媒槽18から清浄溶媒供給ライン44を通してフリーラジカルスカベンジャー槽20へ清浄溶媒を供給することによって、THFとBHTとの溶液中にBHTが保持される。フリーラジカルスカベンジャー槽20には、2つの出力が設けられている。すなわち、フリーラジカルスカベンジャー物質を蒸留槽14へ供給するためのフリーラジカルスカベンジャー供給ライン46と、フリーラジカルスカベンジャー材料を清浄溶媒槽18へ供給するためのフリーラジカルスカベンジャー供給ライン48である。こうして、フリーラジカルスカベンジャー槽20は、清浄溶媒槽18から清浄溶媒を受け取り、フリーラジカルスカベンジャー材料たとえばBHT(室温で粉末)と清浄溶媒とを混合して、フリーラジカルスカベンジャー材料が濃縮された溶媒(たとえば濃度が約5700ppm)を形成する。次に、高度に濃縮された混合物を、蒸留槽14と清浄溶媒槽18とに供給して、結果として所望の濃度のフリーラジカルスカベンジャー材料を清浄溶媒槽18と蒸留槽14内に作る。
【0026】
さらに安全措置として、汚染溶媒槽12、フリーラジカルスカベンジャー槽20、および清浄溶媒槽18に、それぞれ酸素排除物質ダクト50、52、および54を通して、随意に酸素排除物質たとえば窒素ガスを供給しても良い。好ましくは、酸素排除物質槽56は、大気圧よりもわずかに高い圧力で酸素排除ガスを供給して、回収システムにはわずかな正圧が供給される。たとえば、THFを回収および再生するための回収システム10において、BHTをフリーラジカルスカベンジャーとして用いる場合、窒素ガスを酸素排除物質として用いて1.0246×10 6 dyne/cm 3 (14.8psia)の圧力で供給しても良い。好ましくは、汚染溶媒槽12、フリーラジカルスカベンジャー槽20、および清浄溶媒槽18には、排出口58(チャコールフィルター(図示せず)を備えていても良い)が設けられていて、酸素排除物質ガスが槽から流出するようになっている。槽18、20、12に酸素排除物質ガスのフローを供給することによって、これらの槽内での液体水位上方の酸素量が最小限に保たれるために、過酸化物が形成されたり蓄積したりする可能性、および対応する爆発の可能性が減る。典型的に、2つの圧縮液体窒素槽を用いて、槽12、20、および18に窒素ガスが供給される。この例では、一方の液体窒素槽には、シリンダー(図示せず)頂部の調節弁が設けられている。調節弁は、圧力を下げて大気圧レベルよりもわずかに高い値にし、また槽12、20、および18への気体窒素の流量を制御するように設定されている。その結果、システム全体はわずかに加圧されて、存在し得る酸素をできるだけ多く取り除く。ドルトンの分圧の法則によって周囲の大気ガスが多少再入するが、これは、然るべき水溶液が流される各溶媒収容槽の出口ポートに取付けた柔軟な管類のような好適な装置(チャコールフィルターの代わり)によって、防ぐことができる。
【0027】
例として、汚染されたTHF溶媒を回収する場合には、フリーラジカルスカベンジャーとしてBHTを使用し、酸素排除物質として窒素ガスを使用する。好ましくは、回収システム10を空調設備内に保持して、周囲温度が37.78℃(100°F)を超えないようにする。窒素ガスによって、多少の冷却も行うことができる。好ましくは、汚染溶媒槽12内の液体量を最大に保って、蒸気が生成される空間が槽内に殆どないようにする。その結果、槽内のわずかな酸素も除去して過酸化水素の生成を防ぐために必要な窒素ガス流量が、ほんのわずかで済む。また、特に汚染溶媒中のBHTが非常に少ないと思われる場合には、さらなる予防措置として汚染溶媒槽12にBHTを直接添加しても良い。
【0028】
以上述べたことに留意しながら、本システム/プロセスの動作を説明する。回収システム10を始動する前に、フリーラジカルスカベンジャー槽20(THF中へのBHTの濃縮溶液が充填されている)をサンプリングして、ガスクロマトグラフィ(gas chromophotography)を用いて濃度を調べる。この分析結果に基づいて、フリーラジカルスカベンジャー槽に新たにBHTを添加して、たとえば溶媒(すなわち、BHTが懸濁されている槽20内の溶媒)中のBHTの濃度が5300ppmを上回ることを保証するようにしても良い。フリーラジカルスカベンジャー槽20に磁気読み取りスイッチ60を取付けて、槽20が一杯にならない限りシステムが始動できないようにしても良い。別の安全措置として、冷却装置30が始動するまでシステムの始動を防ぐこともできる。システムを常温始動から開始している場合には、蒸留槽14および凝縮器16内の蒸留残留物および蒸気が過熱される危険は全くないため、蒸留槽14内の温度が48.89℃(120°F)になるまで冷却装置30の始動を遅らせても良い。THFが48.89℃(120°F)(THFの沸騰点より上)まで加熱されるとTHF蒸気が生成され、この蒸気によって、効率的な蒸留と濃縮された回収とが蒸留残留物の温度制御を必要とせずに可能になる。その代わりに、蒸留容器14のこの部分に冷却コイルを導くことによって、蒸留残留物の温度を制御しても良い。
【0029】
回収システム10を開始させるとすぐに、ポンプ61の電源が約20分程入り、フリーラジカルスカベンジャー槽20から蒸留槽14に添加剤が注入される。添加剤の注入サイクルが開始した後、汚染溶媒槽12からの汚染溶媒がポンプ62によって、最大26分間または溶媒が頂部フロートスイッチ24に達するまで、自動的に蒸留槽14に汲み上げられる。溢れる可能性がないことを保証するために、頂部フロートスイッチ24(A)が付加的な安全機構として取付けられている。好ましくは、蒸留槽14に110ガロンの汚染溶媒を供給する。蒸留槽14が一杯になるとすぐに、部材29または29aが始動してオイルを280°Fまで加熱する。前述したように、蒸留槽14内のTHFが沸騰して蒸気が120°Fに達したときに、冷却装置を始動させても良い。冷却装置が始動するとすぐに冷却装置の圧縮機25が、パイプ38および36を通して冷却液の循環を始める前に、約1分45秒間作動する。蒸留槽14の溶媒が沸騰して蒸気を生成し続ける間、蒸気は蒸気ダクト40を通って上昇して凝縮器16に入る。蒸気が凝縮器16を通って上昇する際、蒸気は凝縮器16内部で凝縮し、それから凝縮器16を出て清浄溶媒ライン42を通って清浄溶媒槽18へ行く。
【0030】
蒸留槽14内の溶媒の水位が落ちると、最終的に頂部フロートスイッチ24が入ってポンプ62に信号を送り、蒸留槽14の再充填が始まる。好ましくは、ポンプ62は3分間自動的に動作して、汚染溶媒槽12からの汚染溶媒を蒸留槽14に再充填する。このように動作することで、頂部フロートスイッチ24とポンプ62とは蒸留槽14を連続充填する手段となる。
【0031】
THFは68.33℃(155°F)に加熱されると急速に蒸発するが、BHTはそうではない。また、BHTは室温では安定しているが加熱されると分解し、また汚染されているTHF中の未知の汚染物質によってさらに分解する。BHTが絶え間なく分解する事とTHFが昇温されている事とが相まって、爆発性のある蒸気を形成する蒸留槽14となる危険が著しく高くなる。そのため、フリーラジカルスカベンジャー槽20は、BHT溶液をフリーラジカルポンプ61によって汲み上げてライン46を通して蒸留槽14へ供給する。蒸留槽14のBHT濃度は、400ppmを上回るように維持されていることが好ましい。またフリーラジカルスカベンジャー槽20は、溶媒供給ライン44とフリーラジカルスカベンジャー供給ライン48とによって、清浄溶媒槽18にも連結されている。動作中、フリーラジカルスカベンジャー槽20は、フリーラジカルポンプ63によってBHT溶液を清浄溶媒槽18へ供給して、清浄溶媒槽18のBHT濃度を400ppmを上回るように維持する。清浄溶媒槽18に十分な量の清浄溶媒が溜まったらすぐに、清浄溶媒を清浄溶媒槽18から貯蔵槽たとえば208.175リットル(55ガロン)のドラムへ、手動で汲み上げるか機械的に汲み上げることができる。
【0032】
爆発から保護するために、警報または自動システム停止(図示せず)を設けて、特定の事象が発生したときにオンするようになっている。たとえば、蒸留槽14の蒸気温度が70.0℃(158°F)以上になったとき、蒸留残留物の温度が70.0℃(158°F)以上になったとき、または底部フロート26がオンしたときに、システムは停止することが好ましく、特に部材29または29aが停止する。これらの事象が発生したらすぐに、警報が鳴っても良いし、システムが停止しても良い。システムが停止する場合、冷却装置30はどんなことがあってもこれらの事象が発生したときに停止しないことが好ましい。部材29または29aのみが停止することが好ましい。冷却装置30は警報または自動停止の後も動作し続けることが好ましく、それは蒸留槽14のオイルは依然として約137.78℃(280°F)に加熱されているために、凝縮器において蒸気が有効に凝縮し続ける可能性があるからである。従って、冷却装置30はどんな警報または自動停止にも拘らず動作して、蒸留槽14の溶媒が十分に冷却されるようになっている。
【0033】
所望する量の溶媒が清浄されて部材29または29aが停止した後も、冷却装置30は、蒸留槽14に残るわずかな溶媒も冷却されるまで動作し続ける。好ましくは、蒸留槽14の蒸留残留物が少なくとも43.33℃(110°F)に冷却されるまで冷却装置30は動作する。蒸留残留物がこのような温度にまで下がったらすぐに蒸留槽を開けて、蒸留残留物蛇口64を通して蒸留残留物を取り除くことができる。
【0034】
凝縮器16の充填材料たとえば細かいワイヤーメッシュは、溶媒蒸気から除去された粒子状汚染物質によって詰まるため、定期的に交換しなければならない。
【0035】
熱を利用して蒸留槽の溶媒を蒸発させる代わりに、または熱の利用と組み合わせて必要な加熱を少なくするために、真空手段を用いて蒸留槽14の液体溶媒の上方を真空にして、蒸留槽14の液体溶媒を蒸発させることができる。真空手段はたとえば真空ポンプ51であるが、どんな周知の真空発生手段または減圧手段を用いても良い。この実施形態においては、真空ポンプ51は、蒸留槽14の液体溶媒上方に実質的な真空を発生させて、溶媒の沸点を周囲温度まで下げるように構成されている。蒸気は、真空ポンプ51を通過する際に圧縮されてほぼ大気圧になり、少なくとも部分的に液体になる。このような実施形態においては、真空ポンプ51は蒸発手段としてだけでなく凝縮手段としても機能する。このような点で、圧縮と結び付けて熱によって生成され得るわずかな残留蒸気も、凝縮器たとえば凝縮器16を通して取り出すことで、凝縮させて液体に戻せるとともに、残留するわずかな粒子状汚染物質も濾過することができる。従って、回収システム10は、上述した加熱される構成を用いずにまたはこれとともに、真空タイプの蒸発手段のみを備えていても良い。
【0036】
本実施形態では、真空を用いて溶媒を蒸発させ回収することによって、回収プロセスの間じゅう、溶媒および溶媒蒸気の温度が比較的低いままであるため、爆発の危険がかなり減る。また負圧または減圧を用いることは、必要ならば上述したシステムのいくつかの構成要素を省略する上で有利となる場合がある。たとえば、真空による蒸発プロセスには実質的な真空が必要であるため、汚染溶媒を溶媒槽12から蒸留槽14へ移動させるのにポンプ62が必要でない。これは、真空または負圧によって、溶媒槽12から溶媒を取り出すことができるからである。このように真空によって溶媒を蒸留槽14へ供給しながら、バルブたとえば膨張弁55(図1に点線で示す)を用いて、溶媒槽12から蒸留槽14への液体溶媒のフローを制御しても良い。真空による蒸発には熱が必要ないので部材29または29aを省くこともでき、または熱と負圧とを組み合わせて利用すれば加熱システムを小型化/簡単化することもできる。同様に、特に液体溶媒を加熱しないので、冷却装置30を省くこともできる。しかし、それでもやはり、蒸留槽14が不慮に加熱されるような緊急の場合に用いるために、冷却装置30は望ましいと考えられる。
【0037】
図2を参照して、蒸気回収システム10の動作と制御システム70とを連携させることができる。フローチャートを図に示す。制御システム70には一般に、2種類の入力、すなわちパラメーター設定入力72と装置運転入力パラメーター74とが含まれる。パラメーター設定入力72(後に詳述する)には一般に、システムの動作に関する動作パラメーター(たとえば動作温度、個々の動作に対する所定の時間、安全停止閾値、表示選択、および警報閾値)に対する入力が含まれる。装置運転入力パラメーター74(後に詳述する)には一般に、システムの動作モードに関する動作選択用の入力、たとえばシステムに所定の時間にまたは所定の時間が経過した後に始動するように命令するタイマーが含まれる。制御システム70は、ハードワイヤード電子制御システムで構成されていても良い。その代わりに、制御システム70をコンピューターソフトウェアに組み入れて、図3に示したようなコンピューター(後述する)によって実行しても良いし、プログラマブル論理制御(PLC)またはオペレーターインターフェースシステムの何れかに組み入れても良い。
【0038】
図3に示したようなコンピューター200は、マザーボード204を収容するコンピューターハウジング202を備えている。マザーボード204は、CPU206、記憶装置208(たとえば、DRAM、ROM、EPROM、EEPROM、SRAM、およびフラッシュRAM)、およびその他の随意的な特別の目的の論理回路(たとえばASICs)またはコンフィギュアラブルな論理回路(たとえば、GALおよびリプログラマブルFPGA)を備えている。コンピューター200は、複数の入力装置(たとえば、キーボード222およびマウス224)、およびモニター220を制御するためのディスプレイカード210を備えることもできる。また、コンピューターシステム200は、フロッピーディスクドライブ214;および/またはその他の取り外し可能な媒体装置(たとえばコンパクトディスク219、テープ、および取り外し可能な光磁気媒体(図示せず));適切なデバイスバス(たとえばSCSIバスまたはエンハンスドIDEバス)を用いて接続された、ハードディスク212またはその他の固定された高密度媒体ドライブを備えている。コンパクトディスク219はCDキャディーに入れた状態で示しているが、キャディーを必要としないCDROMドライブにコンパクトディスク219を直接挿入することができる。コンピューター200は、高密度媒体ドライブと同じデバイスバスまたは別のデバイスバスにも接続されながら、必要ならば、コンパクトディスクリーダー218、コンパクトディスクリーダー/ライターユニット(図示せず)、またはコンパクトディスクジュークボックス(図示せず)をさらに備えていても良い。
【0039】
本システムはさらに、少なくとも1つのコンピューター読み取り可能媒体を備える。コンピューター読み取り可能媒体の例は、コンパクトディスク219、ハードディスク212、フロッピーディスク、テープ、光磁気ディスク、PROMs(EPROM、フラッシュEPROM)、DRAM、SRAMなどである。本発明は、コンピューター読み取り可能媒体の何れか1つまたはこれらの組み合わせ物に記憶させた状態で、コンピューター200のハードウェアを制御するソフトウェアと、コンピューター200および人間ユーザーの間の相互作用を可能にするソフトウェアとの両方を備えることができる。このようなソフトウェアには、デバイスドライバー、オペレーティングシステム、およびユーザーアプリケーションたとえば開発ツールが含まれ得るが、これらに限定されない。このようなコンピューター読み取り可能媒体にはさらに、図2の限定を意味しない実施形態に示した制御システムを具体化するコンピュータープログラムが含まれる。これらのコンピューター読み取り可能媒体には、プログラム、ダイナミックリンクライブラリー、スクリプト、またはその他のどんな実行可能コードもしくはインタープリタ型コード(たとえばJavaコード、CもしくはC++コード、パールスクリプト、およびアクティブXコントロールが挙げられるが、これらに限定されない)が含まれ得る。好ましくは、コンピューター200はさらに、温度センサー17、31、35、37からの入力を受け取る少なくとも1つのデバイスバス(図示せず)と、電気抵抗ヒーター29、冷却装置ポンプ23、圧縮機25、フリーラジカル供給ポンプ61および63、汚染溶媒ポンプ62に出力を送るための同じまたは別のデバイスバスとを備えている。
【0040】
再び図2を参照して、パラメーター設定入力72には、動作パラメーターたとえば動作温度76、タイマー78、安全停止80、選択82、および温度警報84およびリターン148のための入力選択が含まれていても良い。
【0041】
動作温度入力76は好ましくは、オイル温度入力86、水ターンオン(turn water on)入力88、蒸留温度入力90、および蒸留残留物取り出し温度入力92を含んでいる。動作中にユーザーは、オイル温度入力86によって、オイル加熱を維持すべき温度、従ってオイル加熱の温度(オイル温度センサー31によってモニターされる)を制御するために参照として用いられる温度を、入力することができる。水ターンオン温度入力88によって、ユーザーは、蒸留槽14の蒸気がこの温度に達したときに水供給ポンプ23が最初に始動される蒸気温度を入力することができる。蒸気温度は温度センサー37によって検出される。蒸留温度入力90は好ましくは、蒸気温度入力94と蒸留残留物温度入力96とを含んでいる。蒸留残留物温度入力96によって、ユーザーは、蒸留残留物を維持すべき温度(蒸留残留物の温度は温度センサー39によって検出される)を入力することができる。
【0042】
好ましくは、制御装置は、少なくとも1つの比例積分微分(PID)制御装置を備えて、加熱装置28内の流体の温度と冷却装置30内の流体の温度とを調整する。PIDを用いて、以下のようにしてオイル加熱温度を制御することができる。すなわち、センサー31によって検出される温度が、オイル温度入力86に入力した所定の温度入力を下回るか、またはオイル温度入力86に入力した所定の温度入力を上回るときに、オイル槽28内部の電気抵抗ヒーター29に信号を送って電源をオンまたはオフする。蒸留残留物取り出し温度入力92によって、ユーザーは、その温度を超えると制御システム70によって蒸留残留物蛇口64の開口が妨げられる温度を入力することができる。蒸留残留物蛇口64の開口を防止するために、ユーザーが蒸留残留物蛇口64を開けてはならないことを示す光源(図示せず)を制御システム70に設けても良いし、または周知の何らかのロッキング装置(図示せず)、たとえばソレノイド駆動式ロッキング装置(ソレノイドに電流を流してロックまたはアンロックできる)に制御システムを接続しても良い。回収すべき溶媒がTHFで、フリーラジカルスカベンジャーがBHTである実施形態においては、動作温度の設定は、オイル温度入力86に対しては137.78℃(280°F)が好ましく、水ターンオン入力88に対しては48.89℃(120°F)が好ましく、蒸気温度入力94に対して70.0℃(158°F)が好ましく、蒸留残留物温度入力96に対しては68.33℃(155°F)が好ましく、蒸留残留物取り出し温度入力92に対しては43.33℃(110°F)が好ましい。この最後の設定点92は、「開口に安全な(safe‐to‐open)」温度にも相当する。リターン98を設けて、ディスプレイたとえばモニター220を、ユーザーがパラメーター設定入力の何れかを選択できる画面へ戻すようにしても良い。
【0043】
タイマー入力78は好ましくは、自動充填システム入力100、添加剤ポンプタイマー入力102、溶媒ポンプタイマー入力104、真空タイマー入力106、内部クロックタイマー入力108、およびリターン110を含んでいる。
【0044】
自動充填システムタイマー100は好ましくは、システムタイマー入力112、初期充填タイマー114、フロートバウンスタイマー116、フロートフェイルタイマー118、およびリターントゥセレクトタイマー120を含んでいる。システムタイマー入力112によって、ユーザーは動作中に、自動充填サイクルがその時間の間じゅう続くことが望ましい時間を入力することができる。自動充填モードサイクル(後に詳述する)では、制御システム70によって、回収システム10は所定の時間の間だけ動作した後、自動的に停止することができる。動作の間じゅう、蒸留残留物は蒸留槽14の底部に連続して溜まる。従って、ユーザーは、過剰な量の蒸留残留物が蒸留槽14に溜まる前に回収システム10が動作できる時間に相当する時間を、システムタイマー入力112に入力することを選んでも良い。その代わりに、タイマー入力112を作業者のシフト交替に対応する時間に設定して、たとえばシフト交替の開始時に回収サイクルが停止して、新しいシフトを始める作業者が蒸留槽14および/または凝縮器16を清浄した後、システムを再始動できるようにすることができる。
【0045】
初期充填タイマー114によって、ユーザーは、汚染溶媒槽12からの溶媒を蒸留槽14に最初に充填するためにポンプ62を始動させる時間を入力することができる。たとえば、ユーザーは、蒸留槽14が空のときにポンプ62を用いて蒸留槽14を充填するのに必要な時間に相当する時間を入力しても良い。フロートバウンスタイマー入力116によって、ユーザーは、蒸留槽14の液体溶媒の水位が落ちて頂部フロート24のスイッチが入った後、制御システム70がポンプ62に信号を送って蒸留槽14を再充填する前に、制御システムが待機する時間遅延を入力することができる。フロートバウンスタイマー入力116は好ましくは、溶液槽14へ溶媒の液体水位を再充填して蒸留槽14の液体溶媒が最大水位になるのに要する時間に設定する。リターントゥセレクトタイマー120は、ディスプレイたとえばモニター220を、ユーザーがタイマー100、102、104、106、または108の何れかを選択できる画面に戻すために用いる。
【0046】
添加剤ポンプタイマー102は好ましくは、蒸留槽ポンプタイマー122と清浄溶媒槽タイマー124とを含んでいる。蒸留槽添加剤ポンプタイマー122によって、ユーザーは、その間ポンプ61を始動させてフリーラジカルスカベンジャー物質を蒸留槽14へ添加する時間間隔を入力することができる。好ましくは、蒸留槽ポンプタイマー122を、フリーラジカルスカベンジャー物質を蒸留槽14へ回収プロセスの間じゅう定期的に添加するように設定する。しかしその代わりに、蒸留槽14のフリーラジカルスカベンジャー物質の濃度に基づいてポンプ61を制御しても良い。たとえば、蒸留槽14に、蒸留槽14のフリーラジカルスカベンジャー物質濃度の測定手段を設けても良く、また制御システム70に、蒸留槽14の測定濃度に基づいてポンプ61を運転する制御装置を設けても良い。その代わりに、ポンプ62の運転に対応させてポンプ61の運転を始めても良い。たとえば、ポンプ62を始動させて汚染溶媒を蒸留槽14に添加するたびに、ポンプ61を始動させてフリーラジカルスカベンジャー物質を蒸留槽14に添加しても良い。その代わりに、一定だが小さいフローのフリーラジカルスカベンジャー材料を蒸留槽14へ供給するようにポンプ61を構成しても良い。しかしこのようなフローは、蒸留槽14を最初に充填するときに補足する必要がある。回収システム10内を流れる溶媒のフローは回収サイクルの間じゅう比較的一定であるため、フリーラジカルスカベンジャー材料の減少は予測することができる。そのため、蒸留槽14内の濃度を測定する必要もなく、蒸留槽14へのフリーラジカルスカベンジャー材料の添加と蒸留槽14への汚染溶媒の添加とを同時に行う必要もない。逆に、所定の時間間隔を用いてポンプ61に信号を送って電源をオン/オフさせて、蒸留槽14内のフリーラジカルスカベンジャー物質の濃度を所定のレベルに維持するようにすることができる。
【0047】
蒸留槽添加剤ポンプタイマー122と同様に、清浄槽添加剤ポンプタイマー124を用いて清浄溶媒槽添加剤ポンプ63を運転する。例として、BHTをフリーラジカルスカベンジャー物質として用いてTHFを回収する際に満足できるものと分かっている種々のタイマーに対する設定としては、システムタイマー入力112を約8時間に設定し、約416.35リットル(110ガロン)が蒸留槽14に移されるように初期充填タイマー114を約24分に設定し、フロートバウンスタイマー116を約3分に設定し、フロートフェイルタイマー118を好ましくは約30秒に設定することが挙げられる。さらに、蒸留槽添加剤ポンプタイマー122を、回収システムが動作しているときにポンプ61を20分ごとに45秒間始動させるように設定する。こうすることで、フロート24によって初期充填サイクルが始動された後、約350ないし550mLが添加される。清浄槽添加剤ポンプタイマー124を好ましくは、回収システムが動作しているときにポンプ63を20分ごとに45秒間始動させるように設定する。こうすることで、フロート24によって初期充填サイクルが始動された後、約350ないし550mLが添加される。
【0048】
安全停止入力80は好ましくは、オイル温度停止入力122と蒸留液温度停止入力124とを含んでいる。オイル温度停止温度入力122によって、ユーザーは、オイル温度閾値(この温度を上回ると制御システム70はシステムを停止する)を入力することができる。好ましくは、オイル温度停止値を超えたときに、抵抗ヒーター29を停止する。しかし、冷却装置30とポンプ23とを継続して動作させて、凝縮器内で蒸気が凝縮し続けるようにすることが好ましい。凝縮器蒸留液温度停止温度入力124によって、ユーザーは、それを上回ると制御システム70が加熱装置28を停止する温度を入力することができる。回収すべき溶媒としてTHFを用い、フリーラジカルスカベンジャー物質としてBHTを用いる例では、オイル温度安全停止入力112を好ましくは148.89℃(300°F)に設定し、温度センサー17によってモニターされる安全停止の凝縮器蒸留液温度を43.33℃(110°F)に設定する。
【0049】
選択入力82は好ましくは、温度単位入力126と時間単位セレクター128とを含んでいる。温度単位入力126は、華氏に対する設定130または摂氏に対する設定132を含んでいる。その結果、ユーザーは、表示され作業者が見ることになる出力単位を選択することができる。時間単位入力128は、たとえば12時間時計設定134もしくは24時間時計設定136または随意に両方を含んでいて、時間単位を表示する表示形式(たとえば12時間時計または24時間時計または軍用形式の時間単位)をユーザーが選択できる
温度警報入力84は、オイル温度警報入力138、蒸気温度警報入力140、蒸留液温度警報142、蒸留残留物温度警報入力144、およびリターン146を含んでいる。オイル温度警報入力138によって、ユーザーは、加熱装置28内のオイル温度が閾値温度を上回ると警報(図示せず)を作動させるその閾値温度を入力することができる。蒸気温度警報入力140によって、ユーザーは、蒸留槽14内の蒸気温度が閾値温度を上回ると警報を作動させるその閾値蒸気温度を入力することができる。蒸留液温度警報入力142によって、ユーザーは、凝縮器16を出た蒸留された溶媒が閾値温度を上回ると警報を作動させるその閾値温度を入力することができる。蒸留残留物温度警報144によって、ユーザーは、蒸留槽14内の蒸留残留物の温度が閾値温度を上回ると警報を作動させるその閾値温度を入力することができる。温度警報リターン146は、ディスプレイたとえばモニター220を、ユーザーがパラメーターの種類76、78、80、82、または84の何れかを選択できる画面へ戻す。リターン148は、ディスプレイたとえばモニター220を、ユーザーが前記パラメーター入力72または装置運転入力74の間を選択できる画面へ戻すために設けている。
【0050】
装置運転入力74は、メインサイクルタイマー入力150、モード選択入力152、および自動充填停止入力154とを含んでいる。
【0051】
メインサイクルタイマー入力150は好ましくは、設定チェック入力156、自動スタート入力158、およびフィニッシュクックダウン入力160を含んでいる。設定チェック入力156を用いて、パラメーター設定入力72のパラメーターが正しいことを確かめるように作業者に要求することが好ましい。自動スタート入力158は好ましくは、時刻スタート入力162、時間スタート入力164、およびキャンセルタイマー入力166を含んでいる。時刻スタート入力162によって、ユーザーは、回収サイクルの開始が要求される時計時刻を入力することができる。その結果、制御システム70は、ユーザーが入力162に入力した時刻に自動的に回収プロセスサイクルを開始する。時間スタート入力164は入力162に似ているが、時間スタート入力164によってユーザーは、時間間隔(たとえば時間または分)が満了した後に制御システム70が回収プロセスサイクルを開始するその時間間隔を入力することができる。キャンセルタイマー入力166は、どんな時刻スタート入力または時間スタート入力もキャンセルするように構成されている。フィニッシュクックダウン入力は、自動モードを無効にして、蒸留器に残留する溶媒の蒸留を完了できるようにするためのマニュアル入力である。フィニッシュクックダウンサイクルは、約8時間かかる場合がある。
【0052】
モード選択入力152は好ましくは、充填モード入力168と真空モード入力170とを含んでいる。充填モード入力168は好ましくは、バッチモード入力172と自動充填入力174とを含んでいる。バッチモード入力172によって、ユーザーは、制御システム70が一回の初期充填サイクルから動作して蒸留槽14を一度だけ充填した後、蒸留槽が空になるまで回収サイクルを続けるバッチモードを選択することができる。自動充填モード入力174によって、ユーザーは、制御システム70が自動的に蒸留槽14を充填し、回収サイクルを続け、その後、サイクルの間じゅう蒸留槽14内の液体溶媒を所定の水位に維持する自動充填モードを選択することができる。たとえば、制御システム70は、蒸留槽14内の所定水位の液体溶媒を頂部高さのフロー24によって検出する。蒸留槽14内の液体の水位が落ちて頂部フロート24が作動すると、制御システム70は、フロートバウンスタイマー入力116に入力された所定の時間が経過するまでポンプ62を運転して、蒸留槽14の液体溶媒を適切な水位に維持する。真空モード入力170は好ましくは、自動モード入力176とマニュアルモード入力178とを含んでいる。回収システム10に真空ポンプ51が設けられている場合には、制御システム70は真空モード入力170を含んでいても良く、この入力170によってユーザーは、真空ポンプ51を用いて蒸留槽14内の液体溶媒の水位の上方に真空を形成して蒸留槽14の汚染溶媒を蒸発させる真空モードを選択できる。真空モードで運転する場合、充填モードにおいて制御システム70がポンプ62を制御するのと同様に、制御装置70を用いてバルブ55を制御して、圧縮機51によって形成された真空下の蒸留槽14に入れる液体量を制限しても良い。
【0053】
自動充填停止入力154は好ましくは、自動充填停止入力180とリターン182とを含んでいる。自動充填停止入力180によって、ユーザーは、自動充填モード入力174を起動して自動充填モードを選択した後に、蒸留槽14の自動充填を停止することができる。リターン182は、ディスプレイたとえばモニター220を、ユーザーが装置運転入力74またはパラメーター設定入力72の何れかを選択できる画面へ戻す。
【0054】
図4に、熱または真空の両方によって蒸発を行うことができる回収システム用に構成された制御システム70の入力および出力の配置を示す。同図に示したように、制御システム70は好ましくは、温度センサー17、19、31、35、37、39、頂部フロート24、下部フロート26、およびユーザー230から入力を受け取る。上述した動作によれば、制御システム70は、受け取った入力から集めた情報を処理して回収システム10の動作を制御し、そしてポンプ23、27、61、62、63、圧縮機25、電気抵抗ヒーター29、真空ポンプ51、およびバルブ55に出力を出す。しかし上述したように、真空のみによって蒸発を行う回収システムでは、真空および/または加熱の両方によって蒸発を行うシステムに設けられた構成要素のうち幾つかが必要ではない。たとえば、真空のみによって蒸発を行う回収システムでは、加熱装置28、電気抵抗ヒーター29、またはポンプ27を用いなくても良い。真空によって蒸発を行うには実質的な真空を必要とするため、システムはポンプ62なしで動作することができる。また、蒸留槽14を加熱しないので、冷却装置30、圧縮機25、サーモスタット21、および温度センサー17が不要となる。しかし、蒸留槽14の溶媒が不慮に加熱されるような緊急の場合のために、冷却システムたとえば冷却装置30とその関連する構成要素を用いても良い。
【0055】
自動充填モードにおける制御システム70の動作を、回収システム10と制御システム70との間の相互作用の例として説明する。上述したように、プロセスの即時開始を選択することによって、または時刻スタート入力162に一日の特定の時刻を入力して、プロセスを始める所定の時刻を入力することによって、回収サイクルを始めても良い。その代わりに作業者は、時間スタート入力164に時間を入力することによって、ある時間の後にプロセスを始めるその時間を入力しても良い。その一日の時刻に達した後に、もしくはその時間が経過した後に、またはプロセスを即時開始すると、制御システム70はいくつかの構成要素に信号を出して回収プロセスを開始する。
【0056】
また、回収システム10を初期化すると、制御システム70は、蒸留槽ポンプタイマー入力122と清浄溶媒槽ポンプタイマー入力124とに入力された時間間隔に従って、ポンプ61とポンプ63とを制御してフリーラジカルスカベンジャー材料を蒸留槽14と清浄溶媒槽18とにそれぞれ添加する。回収システム10の初期化においては、制御システム70は、初期充填タイマー入力114に入力された時間の間ポンプ62の電源を入れ、部材29または29aの電源を入れてオイル槽28または加熱装置28aに収容されている伝熱媒体の加熱を開始し、ポンプ23と冷却装置30との電源を入れる。典型的に、蒸留槽14内の溶媒の温度が、蒸発に必要な温度に上がるまでには多少時間がかかるため、制御システム70は随意に、水ターンオン温度入力88に入力された温度に溶媒が達するまで、ポンプ23の初期化を遅らせても良い。上述したように、制御システム70はPIDを用いて、温度入力86に従って加熱装置28内の伝熱媒体の温度を制御しても良い。
【0057】
蒸留槽14内の液体溶媒を加熱して蒸発させると、蒸留槽14内の液体溶媒の水位が落ちる。最終的には、蒸留槽14内の液体溶媒の水位は、頂部フロート24が作動するような水位まで落ちる。制御システム70を「自動充填」モードで動作させると、ポンプ62の電源を入れた後にポンプ61とポンプ63との電源を45秒間入れて添加剤を注入する自動充填サイクルを開始することによって、フロート24が作動したときに蒸留槽14を自動的に再充填する。「バッチ」モードで動作させると、制御システム70は初期充填サイクルを開始するが、自動充填サイクルは開始しない。逆に、システム70は液体溶媒の水位を底部フロート26に達するまで落下させ続け、そこで、(水位センサーまたは温度センサーの何れかによって)蒸留残留物の目標が満たされればすぐに制御システム70は停止する。
【0058】
さらなる安全措置として、フロート不足(failure)に対する制限時間(45秒)内にフロートバルブ24が立ち上がらない場合には、自動充填サイクルは完了したとする。クックダウンは、蒸気温度設定点、蒸留残留物設定点、またはフロートバルブ26に達するまで始まらない。その代わりに、制御システム70が自動充填サイクルが停止する時点でクックダウンサイクルを入力することで、蒸留槽14内に残留する溶媒は、蒸気温度設定点、蒸留残留物設定点、またはフロートバルブ26に達するまでクックダウンする。凝縮器16を出た凝縮された液体溶媒が、蒸留液温度入力124に入力された温度を超えると、システムは停止する。また制御システム70は、蒸留槽14内に溜まった蒸留残留物の温度が温度入力92に下がるまで、視覚信号を出しおよび/または蒸留残留物蛇口64をロックすることによって、蒸留残留物が安全な温度に下がる前に取り除くことを防止しても良い。
【0059】
また、ユーザーに対して差し迫る問題を警告するために、制御システム70は、過剰な温度によって作動する警報を備えている。たとえば、制御システム70は、以下のようなときに音声警報および/または視覚警報を出す。すなわち、オイル槽28または加熱装置28a内の伝熱媒体の温度が温度入力138を超えるとき、蒸留槽14内の蒸気の温度が蒸気温度入力140に入力された温度を超えるとき、凝縮器16を出る液体溶媒の温度が蒸留液温度入力142に入力された温度を超えるとき、または蒸留槽14内に溜まった蒸留残留物の温度が蒸留残留物温度入力144に入力された温度を超えるときである。
【0060】
明らかに、以上述べたことを考慮に入れて、本発明についての多くの修正および変形が可能である。従って、添付のクレームの範囲内において、本明細書で具体的に説明した以外の別の仕方で、本発明を実施しても良いことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る溶媒回収システムを示す概略図。
【図2】 本発明の方法を実施するためのコンピューターすなわち制御システムを示す概略図。
【図3】 本発明の制御システムを示す概略図。
【図4】 本発明に係る制御システムの配置を示す概略図。
【符号の説明】
10…溶媒回収システム
12…汚染溶媒槽
14…蒸留槽
16…凝縮器
17、19、31、35、37、39…温度センサー
18…清浄溶媒槽
20…フリーラジカルスカベンジャー槽
21…サーモスタット
22、32、34、36、38、42、44、46、48、50、52、53、54…パイプ
23、27、61、62、63…ポンプ
24、26…フロートスイッチ
25…圧縮機
28…加熱オイル槽
29…電気抵抗加熱ヒーター
30…冷却装置
40…蒸気ダクト
51…圧縮機
55…バルブ
56…酸素排除物質槽
58…排出口
60…磁気読み取りスイッチ
64…蒸留残留物蛇口
70…制御システム
72…パラメーター設定入力
74…装置運転入力パラメーター
76…動作温度入力
78…タイマー入力
80…安全停止入力
82…選択入力
84…温度警報入力
86…オイル温度入力
88…水ターンオン入力
90…蒸留温度入力
92…蒸留残留物取り出し温度入力
94…蒸気温度入力
96…蒸留残留物温度入力
98、110、148、148、182…リターン
100…自動充填システム入力
102…添加剤ポンプタイマー入力
104…溶媒ポンプタイマー入力
106…真空タイマー入力
108…内部クロックタイマー入力
112…システムタイマー入力
114…初期充填タイマー入力
116…フロートバウンスタイマー入力
118…フロートフェイルタイマー入力
120…リターントゥセレクトタイマー入力
122…蒸留槽ポンプタイマー入力
122…オイル温度停止入力
124…清浄溶媒槽タイマー入力
124…蒸留液温度停止入力
126…温度単位入力
128…時間単位入力
130…華氏設定入力
132…摂氏設定入力
134…12時間時計設定入力
136…24時間時計設定入力
138…オイル温度警報入力
140…蒸気温度警報入力
142…蒸留液温度警報入力
144…蒸留残留物温度警報入力
150…メインサイクルタイマー入力
152…モード選択入力
154…自動充填停止入力
156…設定チェック入力
158…自動スタート入力
160…フィニッシュクックダウン入力
162…時刻スタート入力
164…時間スタート入力
166…キャンセルタイマー入力
168…充填モード入力
170…真空モード入力
172…バッチモード入力
174…自動充填入力
176…自動モード入力
178…マニュアルモード入力
180…自動充填停止入力
200…コンピューター
202…コンピューターハウジング
204…マザーボード
206…CPU
208…記憶装置
210…ディスプレイカード
212…ハードディスク
214…フロッピーディスクドライブ
218…コンパクトディスクリーダー
219…コンパクトディスク
220…モニター
222…キーボード
224…マウス
230…ユーザー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and apparatus for recycling / recovering spent (waste) solvent, in particular a potentially explosive (low flash point) solvent, such as decomposing and explosive. The present invention relates to a method for regenerating and recovering vapor-generating peroxides and other solvents that tend to be low-molecular analogs.
[0002]
[Prior art]
Solvents are widely used as detergents in industrial processes. In the past, spent solvents were discarded. However, as the cost of disposal of toxic chemicals is increasing, it is inevitable to regenerate and reuse toxins such as solvents as much as possible.
[0003]
Organic solvents such as tetrahydrofuran (THF) are widely used in the field of photoconductive drum manufacturing for copiers or printers. For example, a photoconductive drum is usually coated with a charge transport material (CTM) and a suitable binder resin. CTM is usually a low molecular weight organic compound, and binder resins generally belong to aromatic polycarbonates (PCR). After applying CTM and PCR to a photoconductive drum (typically including a hollow metal cylinder substrate), the edges of the drum are cleaned with an organic solvent such as THF. As a result of the use of THF in the manufacture of photoconductive drums and other products, large amounts of spent THF have been discarded.
[0004]
Although THF is a useful solvent, it has the disadvantage of producing explosive vapors (eg, peroxides) when exposed to oxygen. Therefore, the period of use of THF is limited and is difficult to reuse. That is, when THF is reused for cleaning purposes, it may start to generate explosive vapor after a predetermined period.
[0005]
To reduce the possibility of generating explosive vapors, the solvent is exposed to oxygen by adding a free radical scavenger material such as butylated hydroxytoluene (BHT) to an organic solvent such as THF to stabilize the solvent. It has been attempted to prevent the formation of peroxides. However, when THF is exposed to oxygen, BHT is consumed over time, so explosive vapor is generated, for example, in a container containing THF. Therefore, THF is usually discarded after being used for a predetermined period.
[0006]
Under current US and state / provincial regulations, those who produce hazardous waste, such as solvents, track the amount of waste generated and discard it according to the amount of waste generated. A form must be submitted to the federal and / or state EPA to report the amount spent. In addition, the “Manifest” has an appropriate plan to reduce the amount and toxicity of waste generated to the extent that it is economically feasible. It may also require you to prove that you have selected a feasible processing, storage, or disposal method that is currently available that minimizes current and future threats to human health and the environment. . See, for example, EPA Form 8700-22, Item 16 (Revision 11-88). Also, since it is often costly to dispose of toxic waste, a waste disposal company is often employed to transport and properly dispose of the waste. And since the discarded solvent must be replaced with a new solvent, the cost of the new solvent is incurred. Therefore, there is a need for a safe and effective method for recovering and recycling toxic / toxic waste such as solvents.
[0007]
It is known to regenerate the solvent by heating and evaporating the solvent and condensing the vapor with a known condenser. However, such methods pose significant explosion risks when used to regenerate volatile solvents such as THF. As described above, when THF is used and stored for a predetermined period, BHT is consumed and volatile vapor is generated. Therefore, THF has not been regenerated using a distillation process so far. Thus, there remains a need for a method and apparatus that can safely regenerate volatile solvents and reuse the solvents without causing the risk of generating explosive vapors.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
It is an object of the present invention to provide a method for regenerating a potentially explosive solvent without producing or minimizing the production of explosive vapors.
[0009]
Another object of the present invention is to provide a cost effective recovery method using only electrical heating of petroleum-based heating oil for distillation.
[0010]
It is another object of the present invention to provide a method for recovering and reclaiming potentially explosive solvents using only evaporation by exposure to a reduced pressure environment or “vacuum”.
[0011]
Yet another object of the present invention is to reduce the need to transport and dispose of “waste” solvent material, ie spent solvent material.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In accordance with the present invention, these and other objects and advantages are achieved by providing a solvent recovery system with a distillation tank that is supplied with a contaminating solvent from the contaminated solvent tank to evaporate the contaminated solvent. Furthermore, a free radical scavenger tank contains free radical scavenger material, which is fed to the distillation tank. Preferably, the free radical scavenger material is also supplied to a clean solvent tank located downstream of the distillation tank. By supplying free radical scavenger material to the distillation tank and clean solvent tank, the recovery system may not produce explosive vapors in the distillation tank and clean solvent tank during and after the distillation process. Guaranteed.
[0013]
In a presently preferred form of the invention, the solvent recovery system comprises a contaminated solvent tank for containing spent solvent, a condenser for condensing the evaporated solvent exiting the distillation tank, and a contaminated solvent tank. An oxygen scavenging source connected to the system for supplying oxygen scavenging gas, a free radical scavenger tank, and a clean solvent tank. By supplying oxygen scavenging gas to individual tanks (in series or in parallel), the recovery system ensures that the amount of oxygen in each tank is kept to a minimum. Preferably, each of the contaminated solvent tank, free radical scavenger tank, and clean solvent tank is provided with a discharge port equipped with a charcoal filter, and a constant flow of oxygen-exclusion material gas (for example, nitrogen) is supplied to each tank. It can be done.
[0014]
It is preferable to heat the distillation tank with heated oil heated by an electric resistance heater. An electric resistance heater is used to bring the heated oil to an appropriate distillate temperature. Thereafter, the heating oil goes around the distillation tank and heats the contaminating solvent inside. By carrying out like this, the solvent in a distillation tank can be heated very safely compared with the case where electrical resistance heating is directly used in a distillation tank. In the former, the solvent and the electric resistance heater may be in direct contact and cause an explosion due to overheating or arc discharge.
[0015]
In an alternative embodiment, the contaminating solvent is evaporated by exposing the solvent to a reduced pressure atmosphere or vacuum. If this method is used, the risk of explosion is significantly reduced because no heat is applied to the solvent. Such a system is also less complicated than a system that uses heat to heat the solvent. A combination of reduced pressure and heating is also possible. In such a configuration, since the environment of the solvent is depressurized, the heat required for the evaporation of the solvent is reduced.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Other objects and advantages of the present invention will become readily apparent and better understood with reference to the following detailed description, particularly when considered in conjunction with the drawings.
[0017]
A
[0018]
The contaminated
[0019]
The
[0020]
Preferably, the
[0021]
In the presently preferred form, the
[0022]
The cooling device 30 uses cooling water as a working fluid, for example, and is connected to the condenser tank 16 through a cooling
[0023]
The
[0024]
The condenser 16 is connected to the clean solvent tank 18 through the clean
[0025]
In order to ensure the stability of the solvent while the solvent is present in the recovery system, the
[0026]
Further, as a safety measure, an oxygen scavenger such as nitrogen gas may optionally be supplied to the contaminated
[0027]
As an example, when recovering contaminated THF solvent, BHT is used as a free radical scavenger and nitrogen gas is used as an oxygen scavenger. Preferably, the
[0028]
With this in mind, the operation of the system / process will be described. Before starting the
[0029]
As soon as the
[0030]
When the solvent level in the
[0031]
THF is68.33 ° C (155 ° F)Evaporates rapidly when heated, but BHT does not. In addition, BHT is stable at room temperature but decomposes when heated, and further decomposes by unknown contaminants in contaminated THF. Combined with the continuous decomposition of BHT and the elevated temperature of THF, the danger of becoming a
[0032]
To protect against explosions, an alarm or automatic system shutdown (not shown) is provided to turn on when a specific event occurs. For example, the steam temperature of the
[0033]
Even after the desired amount of solvent is cleaned and the
[0034]
The packing material of the condenser 16, such as a fine wire mesh, becomes clogged with particulate contaminants removed from the solvent vapor and must be replaced periodically.
[0035]
Instead of using heat to evaporate the solvent in the distillation tank, or in combination with the use of heat, the vacuum above the liquid solvent in the
[0036]
In this embodiment, by using a vacuum to evaporate and recover the solvent, the temperature of the solvent and solvent vapor remains relatively low throughout the recovery process, thus significantly reducing the risk of explosion. Also, the use of negative or reduced pressure may be advantageous in omitting some of the components of the system described above if necessary. For example, since the vacuum evaporation process requires a substantial vacuum, the
[0037]
With reference to FIG. 2, the operation of the
[0038]
A
[0039]
The system further comprises at least one computer readable medium. Examples of computer readable media are
[0040]
Referring again to FIG. 2, the
[0041]
The operating temperature input 76 preferably includes an
[0042]
Preferably, the controller comprises at least one proportional integral derivative (PID) controller to regulate the temperature of the fluid in the heating device 28 and the temperature of the fluid in the cooling device 30. Using the PID, the oil heating temperature can be controlled as follows. That is, when the temperature detected by the sensor 31 is lower than the predetermined temperature input input to the
[0043]
Timer input 78 preferably includes an
[0044]
[0045]
The initial fill timer 114 allows the user to enter the time to start the
[0046]
The
[0047]
Similar to the distillation tank additive pump timer 122, the clean solvent tank additive pump 63 is operated using the clean tank
[0048]
[0049]
The selection input 82 preferably includes a temperature unit input 126 and a time unit selector 128. The temperature unit input 126 includes a setting 130 for Fahrenheit or a setting 132 for Celsius. As a result, the user can select an output unit to be displayed and viewed by the operator. The time unit input 128 includes, for example, a 12-hour clock setting 134 or a 24-hour clock setting 136 or optionally both, and a display format for displaying the time unit (eg, a 12-hour clock or a 24-hour clock or a military format time unit). Can be selected by the user
[0050]
The apparatus operation input 74 includes a main cycle timer input 150, a
[0051]
Main cycle timer input 150 preferably includes a
[0052]
[0053]
Autofill stop input 154 preferably includes an
[0054]
FIG. 4 shows the input and output arrangement of a control system 70 configured for a recovery system that can perform evaporation either by heat or vacuum. As shown in the figure, control system 70 preferably receives inputs from
[0055]
The operation of the control system 70 in the automatic filling mode will be described as an example of the interaction between the
[0056]
In addition, when the
[0057]
When the liquid solvent in the
[0058]
As a further safety measure, if the
[0059]
Also, to alert the user of an imminent problem, the control system 70 includes an alarm that is activated by excessive temperatures. For example, the control system 70 issues an audio alarm and / or a visual alarm when: That is, when the temperature of the heat transfer medium in the oil tank 28 or the heating device 28a exceeds the temperature input 138, or when the temperature of the steam in the
[0060]
Obviously, many modifications and variations of the present invention are possible in light of the above discussion. It is therefore to be understood that within the scope of the appended claims, the invention may be practiced otherwise than as specifically described herein.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing a solvent recovery system according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic diagram showing a computer or control system for carrying out the method of the present invention.
FIG. 3 is a schematic diagram showing a control system of the present invention.
FIG. 4 is a schematic diagram showing an arrangement of a control system according to the present invention.
[Explanation of symbols]
10 ... Solvent recovery system
12 ... Solvent solvent tank
14 ... Distillation tank
16 ... Condenser
17, 19, 31, 35, 37, 39 ... temperature sensor
18 ... Clean solvent tank
20 ... Free radical scavenger tank
21 ... Thermostat
22, 32, 34, 36, 38, 42, 44, 46, 48, 50, 52, 53, 54 ... pipe
23, 27, 61, 62, 63 ... pump
24, 26 ... Float switch
25 ... Compressor
28 ... Heated oil tank
29 ... Electric resistance heater
30 ... Cooling device
40 ... Steam duct
51 ... Compressor
55 ... Valve
56 ... Oxygen exclusion substance tank
58 ... Discharge port
60: Magnetic reading switch
64 ... Distillation residue faucet
70 ... Control system
72 ... Parameter setting input
74: Device operation input parameters
76 ... Operating temperature input
78 ... Timer input
80 ... Safe stop input
82 ... Selection input
84 ... Temperature alarm input
86 ... Oil temperature input
88 ... Water turn-on input
90 ... distillation temperature input
92: Enter distillation residue extraction temperature
94 ... Steam temperature input
96 ... distillation residue temperature input
98, 110, 148, 148, 182, ... return
100 ... Automatic filling system input
102 ... Additive pump timer input
104 ... Solvent pump timer input
106 ... Vacuum timer input
108 ... Internal clock timer input
112 ... System timer input
114 ... Initial filling timer input
116 ... Float bounce timer input
118 ... Float fail timer input
120 ... Return to select timer input
122 ... Distillation tank pump timer input
122 ... Oil temperature stop input
124 ... Clean solvent tank timer input
124 ... Distillate temperature stop input
126 ... Temperature unit input
128 ... Input time unit
130 ... Fahrenheit setting input
132 ... Celsius setting input
134 ... 12 hour clock setting input
136 ... 24 hour clock setting input
138 ... Oil temperature alarm input
140 ... Steam temperature alarm input
142 ... Distillate temperature alarm input
144 ... Distillation residue temperature alarm input
150 ... Main cycle timer input
152 ... Mode selection input
154 ... Automatic filling stop input
156 ... Setting check input
158 ... Automatic start input
160 ... Finish cookdown input
162: Time start input
164 ... Time start input
166 ... Cancel timer input
168 ... Fill mode input
170 ... Vacuum mode input
172 ... Batch mode input
174 ... Automatic filling input
176 ... Automatic mode input
178 ... Manual mode input
180 ... Automatic filling stop input
200 ... Computer
202 ... Computer housing
204 ... Motherboard
206 ... CPU
208 ... Storage device
210 ... Display card
212 ... Hard disk
214 ... Floppy disk drive
218 ... Compact disc reader
219 ... Compact disc
220 ... Monitor
222 ... Keyboard
224 ... Mouse
230 ... User
Claims (12)
フリーラジカルスカベンジャー物質を貯蔵するためのフリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段と、
フリーラジカルスカベンジャー物質を前記フリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段から前記蒸発手段内の液体溶媒へ供給するためのフリーラジカルスカベンジャー蒸発注入手段と、
前記蒸発手段内の液体溶媒の加熱手段と、前記加熱手段を(a)前記蒸発手段内の蒸気温度が所定の温度を上回るか、(b)前記蒸発手段内の蒸留残留物の温度が所定の温度を上回るか、(c)前記槽内の液体溶媒のレベルが所定のレベルを下回るかの少なくとも1つが起きたらすぐに停止させる手段と、
前記蒸発手段の底部に溜まる蒸留残留物を冷却するための冷却手段とを有することを特徴とする溶媒回収システム。An evaporation means for evaporating the contaminated liquid solvent to produce solvent vapor;
Free radical scavenger storage means for storing free radical scavenger substances;
Free radical scavenger evaporation injection means for supplying free radical scavenger material from the free radical scavenger storage means to the liquid solvent in the evaporation means;
A heating means for the liquid solvent in the evaporation means; and (a) the vapor temperature in the evaporation means exceeds a predetermined temperature, or (b) the temperature of the distillation residue in the evaporation means is a predetermined temperature. Means for stopping as soon as at least one of either exceeding the temperature or (c) the level of the liquid solvent in the vessel falls below a predetermined level;
And a cooling means for cooling the distillation residue accumulated at the bottom of the evaporation means.
フリーラジカルスカベンジャー物質を貯蔵するためのフリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段と、
フリーラジカルスカベンジャー物質を前記フリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段から前記蒸発手段内の液体溶媒へ供給するためのフリーラジカルスカベンジャー蒸発注入手段と、
前記蒸発手段の底部に溜まる蒸留残留物を冷却するための冷却手段と、
前記蒸発手段を出た溶媒蒸気を凝縮するための凝縮手段と、
前記凝縮手段を出た凝縮溶媒を受け取り、前記凝縮溶媒を清浄溶媒として収容するための清浄溶媒受容手段と、
前記フリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段が前記清浄溶媒と前記フリーラジカルスカベンジャー物質との混合物を貯蔵するように、前記清浄溶媒を前記フリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段へ供給するための手段とを有し、
前記フリーラジカルスカベンジャー蒸発注入手段が、前記清浄溶媒と前記フリーラジカルスカベンジャー物質との前記混合物を前記蒸発手段内の液体溶媒へ供給することによって、前記フリーラジカルスカベンジャー物質を前記蒸発手段内の前記液体溶媒へ供給することを特徴とする溶媒回収システム。Evaporating means for evaporating the liquid solvent to produce solvent vapor;
Free radical scavenger storage means for storing free radical scavenger substances;
Free radical scavenger evaporation injection means for supplying free radical scavenger material from the free radical scavenger storage means to the liquid solvent in the evaporation means;
Cooling means for cooling the distillation residue collected at the bottom of the evaporation means;
Condensing means for condensing the solvent vapor exiting the evaporating means;
A clean solvent receiving means for receiving the condensed solvent exiting the condensing means and containing the condensed solvent as a clean solvent;
Means for supplying the clean solvent to the free radical scavenger storage means such that the free radical scavenger storage means stores a mixture of the clean solvent and the free radical scavenger material;
The free radical scavenger evaporating / injecting means supplies the mixture of the clean solvent and the free radical scavenger substance to the liquid solvent in the evaporating means, whereby the free radical scavenger substance is supplied to the liquid solvent in the evaporating means. A solvent recovery system characterized by being supplied to
フリーラジカルスカベンジャー物質を貯蔵するためのフリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段と、
フリーラジカルスカベンジャー物質を前記フリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段から前記蒸発手段内の液体溶媒へ供給するためのフリーラジカルスカベンジャー蒸発注入手段と、
前記蒸発手段の底部に溜まる蒸留残留物を冷却するための冷却手段と、
前記蒸発手段を出た溶媒蒸気を凝縮するための凝縮手段と、
前記凝縮手段を出た凝縮溶媒を受け取るための清浄溶媒受容手段と、
酸素排除物質を貯蔵するための酸素排除物質貯蔵手段と、
酸素排除物質を前記酸素排除物質貯蔵手段から前記フリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段および前記清浄溶媒受容手段へ供給するための酸素排除物質注入手段とを有することを特徴とする溶媒回収システム。Evaporating means for evaporating the liquid solvent to produce solvent vapor;
Free radical scavenger storage means for storing free radical scavenger substances;
Free radical scavenger evaporation injection means for supplying free radical scavenger material from the free radical scavenger storage means to the liquid solvent in the evaporation means;
Cooling means for cooling the distillation residue collected at the bottom of the evaporation means;
Condensing means for condensing the solvent vapor exiting the evaporating means;
Clean solvent receiving means for receiving condensed solvent exiting the condensing means;
An oxygen scavenger storage means for storing the oxygen scavenger;
A solvent recovery system comprising oxygen scavenging substance injection means for supplying oxygen scavenging substance from the oxygen scavenging substance storage means to the free radical scavenger storage means and the clean solvent receiving means.
フリーラジカルスカベンジャー物質を貯蔵するためのフリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段と、
フリーラジカルスカベンジャー物質を前記フリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段から前記蒸発手段内の液体溶媒へ供給するためのフリーラジカルスカベンジャー蒸発注入手段と、
前記蒸発手段の底部に溜まる蒸留残留物を冷却するための冷却手段と、
汚染溶媒を貯蔵するための汚染溶媒貯蔵手段と、
酸素排除物質を貯蔵するための酸素排除物質貯蔵手段と、
酸素排除物質を前記酸素排除物質貯蔵手段から前記フリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段および前記汚染溶媒貯蔵手段へ供給するための酸素排除物質注入手段とを有することを特徴とする溶媒回収システム。Evaporating means for evaporating the liquid solvent to produce solvent vapor;
Free radical scavenger storage means for storing free radical scavenger substances;
Free radical scavenger evaporation injection means for supplying free radical scavenger material from the free radical scavenger storage means to the liquid solvent in the evaporation means;
Cooling means for cooling the distillation residue collected at the bottom of the evaporation means;
A contaminated solvent storage means for storing the contaminated solvent;
An oxygen scavenger storage means for storing the oxygen scavenger;
A solvent recovery system comprising: an oxygen scavenging substance injection means for supplying an oxygen scavenging substance from the oxygen scavenging substance storage means to the free radical scavenger storage means and the contaminated solvent storage means.
フリーラジカルスカベンジャー物質を貯蔵するためのフリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段と、
フリーラジカルスカベンジャー物質を前記フリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段から前記蒸発手段内の液体溶媒へ供給するためのフリーラジカルスカベンジャー蒸発注入手段と、
前記蒸発手段の底部に溜まる蒸留残留物を冷却するための冷却手段と、
前記蒸発手段を出た溶媒蒸気を凝縮して清浄溶媒を得るための凝縮手段と、
前記凝縮手段を出た清浄溶媒を受け取るための清浄溶媒受容手段と、
前記フリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段が清浄溶媒と前記フリーラジカルスカベンジャー物質との混合物を貯蔵するように、前記清浄溶媒を前記清浄溶媒受容手段から前記フリーラジカルスカベンジャー貯蔵手段へ供給するための手段とを有し、
前記フリーラジカルスカベンジャー蒸発注入手段はさらに、前記清浄溶媒と前記フリーラジカルスカベンジャー物質との前記混合物を前記蒸発手段内の液体溶媒へ供給することで、前記フリーラジカルスカベンジャー物質を前記蒸発手段内の液体溶媒へ供給することを特徴とする溶媒回収システム。Evaporating means for evaporating the liquid solvent to produce solvent vapor;
Free radical scavenger storage means for storing free radical scavenger substances;
Free radical scavenger evaporation injection means for supplying free radical scavenger material from the free radical scavenger storage means to the liquid solvent in the evaporation means;
Cooling means for cooling the distillation residue collected at the bottom of the evaporation means;
Condensing means for condensing the solvent vapor leaving the evaporating means to obtain a clean solvent;
Clean solvent receiving means for receiving clean solvent exiting the condensing means;
Means for supplying the clean solvent from the clean solvent receiving means to the free radical scavenger storage means such that the free radical scavenger storage means stores a mixture of clean solvent and the free radical scavenger material. ,
The free radical scavenger evaporation injection means further supplies the mixture of the clean solvent and the free radical scavenger substance to the liquid solvent in the evaporation means, whereby the free radical scavenger substance is supplied to the liquid solvent in the evaporation means. A solvent recovery system characterized by being supplied to
前記蒸発手段内の液体溶媒の加熱手段と、前記加熱手段を(a)前記蒸発手段内の蒸気温度が所定の温度を上回るか、(b)前記蒸発手段内の蒸留残留物の温度が所定の温度を上回るか、(c)前記槽内の液体溶媒のレベルが所定のレベルを下回るかの少なくとも1つが起きたらすぐに停止させる手段とをさらに有し、
前記加熱手段が前記加熱手段を停止させる前記手段によって停止したときに前記冷却手段が動作を続けるように、前記加熱手段を停止させる前記手段は前記冷却手段を停止させないことを特徴とする請求項24記載の溶媒回収システム。Cooling means for cooling the sediment accumulated at the bottom of the evaporation means;
A heating means for the liquid solvent in the evaporation means; and (a) the vapor temperature in the evaporation means exceeds a predetermined temperature, or (b) the temperature of the distillation residue in the evaporation means is a predetermined temperature. And (c) means for stopping as soon as at least one of the following occurs: (c) the level of the liquid solvent in the vessel falls below a predetermined level;
25. The means for stopping the heating means does not stop the cooling means so that the cooling means continues to operate when the heating means is stopped by the means for stopping the heating means. The solvent recovery system described.
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