JP4510792B2 - 所在地解析装置、所在地解析方法及びそのプログラム並びに記録媒体 - Google Patents

所在地解析装置、所在地解析方法及びそのプログラム並びに記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、住所情報の一部もしくは所定の住所に存在する施設の名称からなる住所表現から、当該住所表現に対応する場所を表す情報(例えば、住所情報、緯度・経度情報等)である所在地を求める技術に関する。
従来より、住所表現から、これに対応する所在地を求めるシステムとして、住所情報のみもしくは所定の住所に存在する施設の名称とその住所情報をレコード毎に登録してなるデータベースを、入力された住所表現をキーとして検索し、該当する住所表現を含むレコードの住所情報を所在地として出力するものがあった(特許文献1参照)。
特開2001−134579号公報
ところで、住所表現の中には、対応する所在地が2つ以上存在するものが少なくない。例えば「日本橋」という住所情報の一部からなる住所表現に対応する所在地は東京にも大阪にも存在し、また「末広町」という住所情報の一部からなる住所表現に対応する所在地は日本全国に126箇所も存在する。
この場合、前述した従来のシステムでは、対応する全ての所在地を候補として一覧表示するのみであり、その後は利用者が自らの判断で選択しなければならず、特に候補の数が多い場合、正しい所在地、即ち目的とする所在地を求めることが困難であったり、時間がかかったりするという問題があった。
本発明は、入力された住所表現に対応する所在地が2つ以上存在する場合であっても、そのうちの1つのみを自動的に選択して出力可能とすることを目的とする。
本発明では、前記課題を解決するため、住所情報のみもしくは所定の住所に存在する施設の名称とその住所情報をレコード毎に登録してなるデータベースを参照し、入力された住所表現を含むレコードの住所情報を所在地候補として出力するとともに、当該所在地候補の住所情報と同一及び地理的に近い住所情報を含むレコードの数を有名度スコアとして所在地候補毎に出力し、前記出力された所在地候補のうち、有名度スコアが最も高い所在地候補を所在地に決定することを特徴とする。
また、本発明では、前記課題を解決するため、住所情報のみもしくは所定の住所に存在する施設の名称とその住所情報をレコード毎に登録してなるデータベースを参照し、入力された住所表現を含むレコードの住所情報を所在地候補として出力するとともに、当該所在地候補の住所情報と前記データベース中の各レコードの住所情報との間の地理的な距離のうちn番目に小さい距離を有名度スコアとして所在地候補毎に出力し、前記出力された所在地候補のうち、有名度スコアが最も低い所在地候補を所在地に決定することを特徴とする。
本発明によれば、入力された住所表現を含む所在地候補のうち、その住所情報と同一及び地理的に近い住所情報がデータベース中に数多く含まれる候補を所在地と決定する、あるいはその住所情報とデータベース中の各レコードの住所情報との間の地理的な距離のうちn番目に小さい距離が最小の候補を所在地と決定することにより、入力された住所表現に対応する所在地が2つ以上存在する場合であっても、そのうちの1つのみを自動的に選択して出力することが可能となる。
ここで、所在地候補の住所情報を含むレコードだけでなく、これと地理的に近い住所情報を含むレコードの数を有名度スコアとし、あるいは所在地候補の住所情報とデータベース中の各レコードの住所情報との間の地理的な距離のうちn番目に小さい距離を有名度スコアとしたことにより、関連する先願(特願2006−137660:未公開)に比べ、行政区画の違いによって有名度スコアに反映されなかった情報を反映でき、より正確な有名度を得ることが可能となる。
例えば、東京都の三鷹駅周辺は三鷹市と武蔵野市との境界に当たり、道路を挟んだ反対側は行政区画が異なることが多い。このような場合、先願では、道路の反対側の情報は地理的に近くにあるにも拘わらず、異なる行政区画となって有名度スコアに反映されなかった。本発明では、所在地候補の住所情報だけでなく、これと地理的に近い住所情報を用い、あるいは所在地候補の住所情報とデータベース中の各レコードの住所情報との間の地理的な距離を用いるため、行政区画に依らない有名度スコアを求めることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明の所在地解析装置の実施の形態の一例を示すもので、図中、1はデータベース、2は住所表現記憶部、3は所在地候補生成部、4は所在地候補記憶部、5は所在地決定部、6は住所表現−所在地対応付け部である。
データベース1は、住所情報とその緯度・経度情報もしくは所定の住所に存在する施設の名称とその住所情報及び緯度・経度情報をレコード毎に登録してなる少なくとも1つのデータベース、ここでは住所データベース11、店舗データベース12、駅名データベース13及びランドマークデータベース14からなる。
住所データベース11は、図2に示すように、住所情報とその緯度・経度情報、ここでは日本全国全ての住所情報とその緯度・経度情報をレコード毎に登録してなるもので、各レコードのうち、住所情報が登録されている部分を住所フィールド、緯度・経度情報が登録されている部分を緯度・経度フィールドと呼ぶ。ここで、住所データベース11は、レコードとして日本全国に存在する番地や号までを含む住所(例えば、「東京都中央区日本橋1丁目xx番1号」、「東京都中央区日本橋1丁目xx番2号」等)を全てその緯度・経度情報とともに登録したものであっても良いし、丁目までや市町村名まで等の途中までの住所(例えば、「東京都中央区日本橋」や「東京都中央区日本橋1丁目」や「東京都中央区」)もその緯度・経度情報とともに登録されていても良い。
店舗データベース12は、図3に示すように、所定の住所に存在する施設、ここでは店舗の名称(店舗名)とその住所情報及び緯度・経度情報をレコード毎に登録してなるもので、各レコードのうち、店舗名が登録されている部分を店舗名フィールド、住所情報が登録されている部分を住所フィールド、緯度・経度情報が登録されている部分を緯度・経度フィールドと呼ぶ。
駅名データベース13は、図4に示すように、所定の住所に存在する施設、ここでは駅の名称(駅名)とその住所情報及び緯度・経度情報をレコード毎に登録してなるもので、各レコードのうち、駅名が登録されている部分を駅名フィールド、住所情報が登録されている部分を住所フィールド、緯度・経度情報が登録されている部分を緯度・経度フィールドと呼ぶ。
ランドマークデータベース14は、図5に示すように、所定の住所に存在する施設、ここではランドマークの名称(ランドマーク名)とその住所情報及び緯度・経度情報をレコード毎に登録してなるもので、各レコードのうち、ランドマーク名が登録されている部分をランドマーク名フィールド、住所情報が登録されている部分を住所フィールド、緯度・経度情報が登録されている部分を緯度・経度フィールドと呼ぶ。
住所表現記憶部2は、図示しないキーボード等から直接入力され又は記憶媒体から読み出されて入力され又は通信媒体を介して他の装置等から入力された住所表現を一時的に記憶する。
所在地候補生成部3は、データベース1を参照し、前記の如く入力された住所表現を含むレコードの住所情報を所在地候補として出力するとともに、当該所在地候補の住所情報と同一及び地理的に近い住所情報を含むレコードの数を有名度スコアとして所在地候補毎に出力するもので、より詳細には、所在地候補抽出部31と、有名度スコア計算部32とから構成されている。
所在地候補抽出部31は、入力された住所表現をキーとしてデータベース1を検索し、該当する住所表現を含む全てのレコードの住所情報及びその緯度・経度情報を所在地候補として抽出するもので、さらに詳細には、データベース選択部311と、所在地候補取得部312とから構成されている。
データベース選択部311は、図6に示すような、文字列ルールとこれに対応するデータベース名及びフィールド名とを記述したデータベース選択テーブルを予め記憶して保持しており、住所表現を入力とし、入力された住所表現の文字列を前記テーブルに記述された各文字列ルールと照合し、一致する文字列ルールがあれば、前記テーブルから当該一致した文字列ルールに対応するデータベース名及びフィールド名を読み出し、選択したデータベース名及びフィールド名として所在地候補取得部312に出力する。
ここで、文字列ルールとは、入力された住所表現の文字列の最後に「店」という文字が存在した場合には入力された住所表現は「店舗名」であると判定するものであり、また、入力された住所表現の文字列の最後に「駅」という文字が存在した場合には入力された住所表現は「駅名」であると判定するためのものである。従って、図6に示すような、前記文字列ルールとこれに対応するデータベース名及びフィールド名とを記述したデータベース選択テーブルを参照することにより、入力された住所表現に対応するデータベース名及びフィールド名を選択して出力することが可能となる。
なお、このデータベース選択部311は、所在地候補の抽出に際して、検索対象とすべきデータベースやフィールドの数を少なくするためのもので、必須の構成ではなく、計算量は多くなるが、データベース1中の全てのデータベース及び全てのフィールドに対して、入力された住所表現をキーとする検索を行うようにしても良い。
所在地候補取得部312は、前述の如く入力され住所表現記憶部2に一時記憶された住所表現と、データベース選択部311で選択されて出力されたデータベース名及びフィールド名とを入力とし、該住所表現をキーとしてデータベース1のうち前記選択されたデータベース名及びフィールド名に対応するデータベースのフィールドを検索し、該当する住所表現を含むレコードの住所情報及び緯度・経度情報を所在地候補として取得し、有名度スコア計算部32及び所在地候補記憶部4に出力する(但し、所在地候補記憶部4に出力する所在地候補は住所情報のみでも良い。)。
有名度スコア計算部32は、所在地候補抽出部31で抽出され出力された所在地候補の住所情報及び緯度・経度情報を入力とし、該所在地候補の住所情報とデータベース1中の各レコードの住所情報との間の地理的な距離を、それらの緯度・経度情報を用いてそれぞれ計算し、当該地理的な距離が予め設定した一定の距離以下であるレコードの数を計数し、同様な処理を所在地候補毎に行い、これらを所在地候補毎の有名度スコアとして所在地決定部5に出力する。
ここで、所在地候補の住所情報とデータベース1中の一のレコードの住所情報との間の地理的な距離Dは、それらの緯度情報N1,N2及び経度情報E1,E2を用いて、
D={(N1−N22+(E1−E221/2
より計算する。
なお、距離Dについては、前述したように予め設定した一定の距離(の値)との大小が判定できれば足りる、つまり絶対的な距離の値を必要とするわけではないので、上記式中のルート(1/2乗)の部分の計算は省略しても良い。また、本式に関しては、緯度情報及び経度情報を用いた2点間の距離を計算する既知の公式、例えば「緯度及び経度から平面直角座標に変換し測地線長を計算する公式」(B.R.Bowring, "TOTAL INVERSE SOLUTIONS FOR THE GEODESIC AND GREAT ELLIPTIC," Survey Review, Vol.33, No.261, July 1996, pp.461-476(http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/surveycalc/algorithm/)参照)等を用いても良い。
なお、有名度スコア計算部32における具体的な計算対象は、各データベースの全てのレコードの緯度・経度フィールドである。また、この際、計算対象のデータベースを限定することにより、様々な仮定に対応する有名度スコアを得ることができる。
例えば、店舗が多いほど有名な所在地であると仮定した場合は、店舗データベースのみを利用することにより、店舗が多い所在地候補ほど高くなる有名度スコアが得られる。
また、行政区画が多いほど有名な所在地であると仮定した場合は、住所データベースのみを利用することにより、行政区画が多い所在地候補ほど高くなる有名度スコアが得られる。
さらにまた、WEB文書での記述が多いほど有名な所在地であると仮定した場合は、(図1では取り上げなかったが)WEBページを用いた各住所の検索ヒット文書のデータベースのみを利用することにより、WEB文書での記述が多い所在地候補ほど高くなる有名度スコアが得られる。
また、有名度スコア計算部32は、所在地候補が入力されてから各レコードとの距離の計算や該当レコード数の計数等の処理を行う必要はなく、例えば、あらゆる所在地候補に対する有名度スコアを予め計算し、これを登録したデータベースを用意しておき、所在地候補が入力された際、このデータベースから該当する所在地候補の有名度スコアを読み出して出力するようにしても良い。
所在地候補記憶部4は、所在地候補生成部3(の所在地候補抽出部31の所在地候補取得部312)から出力された所在地候補を一時的に記憶する。
所在地決定部5は、所在地候補生成部3から出力された所在地候補のうち、有名度スコアが最も高い所在地候補を所在地に決定する、より詳細には、所在地候補抽出部31から出力され所在地候補記憶部4に一時記憶された所在地候補と、有名度スコア計算部32から出力された有名度スコアとを入力とし、有名度スコアが最も高い所在地候補を所在地に決定して住所表現−所在地対応付け部6に出力する。
住所表現−所在地対応付け部6は、入力された住所表現と所在地決定部5で決定された所在地とを対応付けて出力する、より詳細には、前述の如く入力され住所表現記憶部2に一時記憶された住所表現と、所在地決定部5から出力された所在地とを入力とし、この住所表現と所在地(の住所情報)とを対応付けて出力する。
なお、住所表現と所在地とを対応付けて出力する必要がなく、入力された住所表現に対応する所在地だけ出力すれば良い場合には、所在地決定部5で決定した所在地を、当該所在地決定部5から直接、外部へ出力させるようにすれば良く、この場合、住所表現−所在地対応付け部6は必要ない。
図7は本発明の所在地解析装置における処理の流れを示すもので、以下、例を挙げてその動作を詳細に説明する。
前述の如くして入力された住所表現は、住所表現記憶部2に記憶されるとともにデータベース選択部311に入力される。データベース選択部311に入力された住所表現の文字列は、データベース選択部311に予め記憶されて保持されたデータベース選択テーブル中の文字列ルールとの照合が行われ、一致した文字列ルールに対応するデータベース名及びフィールド名が選択されて、そのデータベース名及びフィールド名が所在地候補取得部312に出力される(s1)。
例えば、住所表現「日本橋」が入力された場合、図8に示すように「住所データベース,住所フィールド」が出力される。また、住所表現「東京タワー」が入力された場合、図8に示すように「ランドマークデータベース,ランドマーク名フィールド」が出力される。また、住所表現「NTT横須賀店」が入力された場合、図8に示すように「店舗データベース,店舗名フィールド」が出力される。また、住所表現「東京駅」が入力された場合、図8に示すように「駅名データベース,駅名フィールド」が出力される。
次に、所在地候補取得部312において、住所表現記憶部2に記憶された住所表現が読み出されて入力されるとともに、データベース選択部311で選択されて出力されたデータベース名及びフィールド名が入力されると、該住所表現をキーとしてデータベース1のうち前記選択されたデータベース名及びフィールド名に対応するデータベースのフィールドが検索され、該当する住所表現を含むレコードの住所情報及び緯度・経度情報が所在地候補として取得され、有名度スコア計算部32に出力されるとともに所在地候補記憶部4に出力され記憶される(s2)(但し、所在地候補記憶部4に出力され記憶される所在地候補は住所情報のみでも良い。)。
例えば、住所表現が「日本橋」、選択されたデータベース名が「住所データベース(DB)」、選択されたフィールド名が「住所フィールド」である場合、図9に示すように「東京都中央区日本橋,35.677,139.776」と「大阪府大阪市浪速区日本橋…,34.656,135.509」とが所在地候補として取得され、出力される(図2に示した住所データベース11の場合、厳密には「東京都中央区日本橋1丁目,35.679,139.754」も所在地候補として取得され、出力されるが、ここでは説明を簡略化するため、割愛した。)。
なお、以上の処理が「所在地候補抽出処理」である。
次に、有名度スコア計算部32において、所在地候補抽出部31で抽出され出力された所在地候補の住所情報及び緯度・経度情報が入力されると、該所在地候補の住所情報とデータベース1中の各レコードの住所情報との間の地理的な距離が、それらの緯度・経度情報を用いてそれぞれ計算され、当該地理的な距離が予め設定した一定の距離以下であるレコードの数が計数され、同様な処理が所在地候補毎に行われ、これらが所在地候補毎の有名度スコアとして所在地決定部5に出力される(s3)。
例えば、所在地候補が「東京都中央区日本橋,35.677,139.776」である場合、データベース1中の一のレコードとの間の地理的な距離Dは、該一のレコードの緯度・経度情報が「34.123,138.654」であれば、
D={(35.677−34.123)2+(139.776−138.654)21/2
=1.916715941
と計算される。この計算された距離D(の値)が予め設定した一定の距離(の値)、例えば“100”と比較され、“100”以下であれば該当するレコード、即ち所在地候補「東京都中央区日本橋,35.677,139.776」の住所情報と地理的に近い住所情報を含むレコードの数として計数(+1)される。データベース1中の全てのレコードとの間で同様な距離の計算及び比較・計数が行われ、最終的な計数値が150であれば、図10に示すように「150」が有名度スコアとして出力される。また、所在地候補が「大阪府大阪市浪速区日本橋…,34.656,135.509」である場合も同様な処理が行われ、最終的な計数値が50であれば、図10に示すように「50」が有名度スコアとして出力される。
なお、以上の処理が「所在地候補生成処理」である。
次に、所在地決定部5において、所在地候補記憶部4に記憶された所在地候補が読み出されて入力されるとともに、有名度スコア計算部32で計算されて出力された有名度スコアが入力されると、有名度スコアが最も高い所在地候補が所在地に決定され、住所表現−所在地対応付け部6に出力される(s4)。
例えば、所在地候補が「東京都中央区日本橋」及び「大阪府大阪市浪速区日本橋…」、有名度スコアが「150」及び「50」である場合、図11に示すように「東京都中央区日本橋」が所在地として決定され、出力される。
最後に、住所表現−所在地対応付け部6において、住所表現記憶部2に記憶された住所表現が読み出されて入力されるとともに、所在地決定部5で決定されて出力された所在地が入力されると、この住所表現と所在地(の住所情報)とが対応付けて出力される(s5)。
例えば、住所表現が「日本橋」、所在地が「東京都中央区日本橋」である場合、図12に示すように「日本橋:東京都中央区日本橋」が出力される。
このように、本実施の形態によれば、入力された住所表現に対応する所在地が2つ以上存在する場合であっても、そのうちの1つのみを自動的に選択して出力することが可能となる。
なお、前述したように、住所表現と所在地とを対応付けて出力する必要がなく、入力された住所表現に対応する所在地だけ出力すれば良い場合には、所在地決定処理(s4)により決定した所在地を直接、外部へ出力すれば良く、この場合、住所表現−所在地対応付け処理(s5)は必要ない。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態2では、図13に示すように、都道府県、市区郡、町村、町大字、字・丁目の住所レベル毎に区切られた住所情報とその緯度・経度情報をレコード毎に登録してなる住所データベースを用いる。即ち、例えば、実施の形態1で説明した住所データベースにおける1つのレコードの住所情報が「東京都中央区日本橋…」であったとすると、本実施の形態における同じレコードの住所情報は「東京/都,中央/区,日本橋,…」(但し、「,」は区切りの記号、また、「/」は次の区切りの記号「,」までの文字列については住所表現中にあってもなくても良いことを示す記号である。)のように、都道府県、市区郡、町村、町大字、字・丁目の住所レベル毎に区切られて登録される。
そして、所在地候補生成部3(詳細には所在地候補抽出部31の所在地候補取得部312)では、入力された住所表現、ここでは住所情報の一部からなる住所表現をキーとして住所データベースの住所フィールドを検索し、該当する住所表現を含むレコードの住所情報を取得し、さらに前記住所表現と区切りの一致を満たすレコードの住所情報をその緯度・経度情報とともに所在地候補として出力する。
本実施の形態によれば、例えば、入力された住所表現「イラン」に対して住所情報「英国ハイランド州…」を含むレコードが抽出され所在地候補として生成されるような、住所表現を構成する文字列の単なる一致により誤った所在地候補が生成されることが少なくなる。
<実施の形態3>
本発明の実施の形態3では、所在地候補生成部3(詳細には所在地候補抽出部31の所在地候補取得部312)から所在地候補記憶部4に出力され記憶され、所在地決定部5に入力される所在地候補として住所情報とともに緯度・経度情報を含むことを必須とし、また、所在地決定部5から出力されて住所表現−所在地対応付け部6に入力され、住所表現−所在地対応付け部6から住所表現と対応付けられて出力される所在地として住所情報とともに緯度・経度情報を含むことを必須とすることを特徴とし、例えば、住所表現が「日本橋」、所在地が「東京都中央区日本橋,35.677,139.776」である場合、住所表現−所在地対応付け部6では、「日本橋:東京都中央区日本橋;35.677,139.776」等と出力する。
本実施の形態によれば、住所表現に対応する所在地として、住所情報の他、緯度・経度情報を出力することができる。
<実施の形態4>
本発明の実施の形態4では、所在地候補生成部3において、データベース1を参照し、入力された住所表現を含むレコードの住所情報を所在地候補として出力するとともに、当該所在地候補の住所情報とデータベース1中の各レコードの住所情報との間の地理的な距離のうちn(nは自然数)番目に小さい距離(の値)を有名度スコアとして所在地候補毎に出力する、詳細には、有名度スコア計算部32において、所在地候補抽出部31で抽出され出力された所在地候補の住所情報及び緯度・経度情報を入力とし、該所在地候補の住所情報とデータベース1中の各レコードの住所情報との間の地理的な距離を、それらの緯度・経度情報を用いてそれぞれ計算し、該計算した地理的な距離を小さいものから大きいものへ順に並べた時に1番小さいものからn番目(例えば、100番目)の距離(の値)を決定し、同様な処理を所在地候補毎に行い、これらを所在地候補毎の有名度スコアとして所在地決定部5に出力することを特徴とする。
また、所在地決定部5において、所在地候補生成部3から出力された所在地候補のうち、有名度スコアが最も低い所在地候補を所在地に決定する、より詳細には、所在地候補抽出部31から出力され所在地候補記憶部4に一時記憶された所在地候補と、有名度スコア計算部32から出力された有名度スコアとを入力とし、有名度スコアが最も低い所在地候補を所在地に決定して住所表現−所在地対応付け部6に出力することを特徴とする。
本実施の形態によれば、各所在地候補の有名度スコアとして「0」より大きい値を必ず得ることができ(これまでの実施の形態では、計算した地理的な距離が全て一定の距離より大きい場合、有名度スコアは「0」となる。)、全ての所在地候補を相対的に比較することが可能となる。
なお、これまでの説明は、所在地候補抽出部31(所在地候補抽出処理)で抽出される所在地候補の数が2つ以上であることを前提としたが、住所表現の中には対応する所在地が1つしか存在しないものもある。そこで、所在地候補抽出部31(所在地候補抽出処理)の後に、所在地候補の数が「1つ」か「1つ」より大きいかを判定する所在地候補数判定部(所在地候補数判定処理)を設けて、所在地候補の数が「1」であれば有名度スコア計算部31(有名度スコア計算処理)及び所在地決定部5(所在地決定処理)をスキップさせ、抽出した1つの所在地候補をそのまま所在地として出力し、もしくは住所表現−所在地対応付け部6(住所表現−所在地対応付け処理)で入力された住所表現と対応付けて出力させるようにしても良い(なお、所在地候補の数が「0」、即ち1つも得られなければ、所在地候補抽出部31(所在地候補抽出処理)からその旨が出力され、処理が終了することはいうまでもない。)。
また、本発明は、前述したデータベースを備え又は接続された周知のコンピュータに媒体もしくは通信回線を介して、図7の流れ図に示された手順を備えるプログラムをインストールすることによっても実現可能である。
本発明の所在地解析装置の実施の形態の一例を示す構成図 住所データベースの一例を示す説明図 店舗データベースの一例を示す説明図 駅名データベースの一例を示す説明図 ランドマークデータベースの一例を示す説明図 データベース選択テーブルの一例を示す説明図 本発明の所在地解析装置における処理の流れ図 データベース選択部の入出力値の一例を示す説明図 所在地候補取得部の入出力値の一例を示す説明図 有名度スコア計算部の入出力値の一例を示す説明図 所在地決定部の入出力値の一例を示す説明図 住所表現−所在地対応付け部の入出力値の一例を示す説明図 住所データベースの他の例を示す説明図
符号の説明
1:データベース、2:住所表現記憶部、3:所在地候補生成部、4:所在地候補記憶部、5:所在地決定部、6:住所表現−所在地対応付け部、31:所在地候補抽出部、32:有名度スコア計算部、311:データベース選択部、312:所在地候補取得部、s1:データベース選択処理、s2:所在地候補抽出処理、s3:有名度スコア計算処理、s4:所在地決定処理、s5:住所表現−所在地対応付け処理。

Claims (6)

  1. 住所情報の一部もしくは所定の住所に存在する施設の名称からなる住所表現から、当該住所表現に対応する場所を表す情報である所在地を求める装置において、
    住所情報とその緯度・経度情報をレコード毎に登録してなる住所データベースと、
    所定の住所に存在する施設の名称とその住所情報及び緯度・経度情報をレコード毎に登録してなる複数の施設の種別毎のデータベースと、
    予め記憶された、住所表現における文字列の特徴から前記各データベースのうち当該文字列の特徴に対応するレコードが存在するデータベースを特定するための文字列ルールとこれに対応するデータベースのデータベース名とを記述したデータベース選択テーブルを参照して、入力された住所表現に含まれる文字列の特徴と合致する前記文字列ルールに対応するデータベース名を選択し、該選択したデータベース名を出力するデータベース選択部と、
    入力された住所表現をキーとして前記各データベースのうちデータベース選択部で選択されたデータベース名に対応するデータベースを検索し、該当する住所表現を含むレコードの住所情報とともに緯度・経度情報を所在地候補として取得して出力する所在地候補取得部と、
    所在地候補取得部から出力された所在地候補の住所情報と前記各データベース中の各レコードの住所情報との間の地理的な距離をそれぞれ、それらの緯度・経度情報を用いて計算し、当該地理的な距離が一定の距離以下であるレコードの数を有名度スコアとして所在地候補毎に計数して出力する有名度スコア計算部と、
    所在地候補取得部から出力された所在地候補のうち、有名度スコア計算部から出力された有名度スコアが最も高い所在地候補を所在地に決定する所在地決定部とを備えた
    ことを特徴とする所在地解析装置。
  2. 複数の施設の種別毎のデータベースは、
    所定の住所に存在する施設である店舗の名称とその住所情報及び緯度・経度情報をレコード毎に登録してなる店舗データベースと、
    所定の住所に存在する施設である駅の名称とその住所情報及び緯度・経度情報をレコード毎に登録してなる駅名データベースとを少なくとも含み、
    所在地候補取得部から出力された所在地候補の住所情報と前記各データベースのうち店舗データベース中の各レコードの住所情報との間の地理的な距離をそれぞれ、それらの緯度・経度情報を用いて計算し、当該地理的な距離が一定の距離以下であるレコードの数を有名度スコアとして所在地候補毎に計数して出力する有名度スコア計算部を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の所在地解析装置。
  3. 住所情報の一部もしくは所定の住所に存在する施設の名称からなる住所表現から、当該住所表現に対応する場所を表す情報である所在地を求める方法において、
    住所情報とその緯度・経度情報をレコード毎に登録してなる住所データベースと、
    所定の住所に存在する施設の名称とその住所情報及び緯度・経度情報をレコード毎に登録してなる複数の施設の種別毎のデータベースとを用い、
    データベース選択部が、予め記憶された、住所表現における文字列の特徴から前記各データベースのうち当該文字列の特徴に対応するレコードが存在するデータベースを特定するための文字列ルールとこれに対応するデータベースのデータベース名とを記述したデータベース選択テーブルを参照して、入力された住所表現に含まれる文字列の特徴と合致する前記文字列ルールに対応するデータベース名を選択し、該選択したデータベース名を出力するステップと、
    所在地候補取得部が、入力された住所表現をキーとして前記各データベースのうちデータベース選択部で選択されたデータベース名に対応するデータベースを検索し、該当する住所表現を含むレコードの住所情報とともに緯度・経度情報を所在地候補として取得して出力するステップと、
    有名度スコア計算部が、所在地候補取得部から出力された所在地候補の住所情報と前記各データベース中の各レコードの住所情報との間の地理的な距離をそれぞれ、それらの緯度・経度情報を用いて計算し、当該地理的な距離が一定の距離以下であるレコードの数を有名度スコアとして所在地候補毎に計数して出力するステップと、
    所在地決定部が、所在地候補取得部から出力された所在地候補のうち、有名度スコア計算部から出力された有名度スコアが最も高い所在地候補を所在地に決定するステップとを含む
    ことを特徴とする所在地解析方法。
  4. 複数の施設の種別毎のデータベースとして、
    所定の住所に存在する施設である店舗の名称とその住所情報及び緯度・経度情報をレコード毎に登録してなる店舗データベースと、
    所定の住所に存在する施設である駅の名称とその住所情報及び緯度・経度情報をレコード毎に登録してなる駅名データベースとを少なくとも用い、
    有名度スコア計算部が、所在地候補取得部から出力された所在地候補の住所情報と前記各データベースのうち店舗データベース中の各レコードの住所情報との間の地理的な距離をそれぞれ、それらの緯度・経度情報を用いて計算し、当該地理的な距離が一定の距離以下であるレコードの数を有名度スコアとして所在地候補毎に計数して出力するステップを含む
    ことを特徴とする請求項3記載の所在地解析方法。
  5. コンピュータに、請求項3又は4記載の所在地解析方法の各処理ステップを実行させるための所在地解析プログラム。
  6. 請求項記載の所在地解析プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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