JP4509363B2 - Sputtering target, sputtering target manufacturing method, phase shift mask blank manufacturing method, and phase shift mask manufacturing method - Google Patents

Sputtering target, sputtering target manufacturing method, phase shift mask blank manufacturing method, and phase shift mask manufacturing method Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシリコン(Si)を主成分とし、高融点金属を含有したスパッタリングターゲット、その製造方法、位相シフトマスクブランクおよび位相シフトマスクに関する。
【0002】
【従来の技術】
次世代のフォトリソグラフィ技術として、位相シフトリソグラフィという技術が注目を集めている。この技術は、光学系には変更を加えず、マスクの変更だけで光リソグラフィの解像度を向上させる方法であり、フォトマスクを透過する露光光間に位相差を与えることにより解像度を向上したものである。
【0003】
前記位相シフトマスクの一つとして、ハーフトーン型位相シフトマスクが近年開発されている。これは、光半透過部が露光光を実質的に遮断する遮光機能と光の位相をシフト(反転)させる位相シフト機能との2つの機能を兼ね備えるため、遮光膜パターンと位相シフト膜パターンを別々に形成する必要がなく、構成が単純で製造も容易であるという特徴を有する。
【0004】
従来、前記位相シフトマスクの光半透過部はモリブデンなどの金属、シリコン、および酸素を主たる構成要素とする材料からなる薄膜により構成されている。前記材料は、モリブデンシリサイド(MoSix)、具体的には酸化されたMoおよびSi(MoSiO)、または酸化および窒化されたMoおよびSi(MoSiON)である。
【0005】
特開平10−73913号公報には、酸素含有量、もしくは酸素、窒素の含有量をコントロールすることにより位相シフトマスクの光半透過部の透過率を制御することができることが開示されている。また、この公報には薄膜の厚さを選定することにより位相シフト量を制御できることが開示されている。さらに、このような材料を用いることにより、単層の膜で光半透過部を構成することができ、成膜工程を簡略化することが可能になることも開示されている。
【0006】
しかしながら、従来の材料であるMoSiO系、もしくはMoSiON系の膜は、酸化窒化の度合いが強くなりすぎると、洗浄等に使用される硫酸等の酸に弱く、設定した透過率、位相差にずれが生じてしまう問題があった。
【0007】
特に、KrFエキシマレーザー光を使用したマスクの設計のおいては、消衰係数を小さくする必要性から、十分に酸化、窒化を実行する必要がある。このため、前述した材料からなる位相シフトマスクは前記問題をより発生し易やすくなる。
【0008】
このようなことから、最近では耐酸性、高透過率を持ち合わせ、消衰係数を比較的容易に小さくすることが可能なSi系の材料が注目されている。このSi系材料を位相シフトマスクの光半透過部に成膜するには、Si系のターゲットをアルゴン+酸素(窒素)の雰囲気中で反応性スパッタする方法が採用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記Si系材料の成膜はスパッタ雰囲気の酸化、窒化度を上げるに従い、ターゲット表面上に酸化物、窒化物が堆積し、放電が不安定となる。このため、透過率、及び膜厚の均一性が低下し、かつ異常放電によるパーティクルが多発する。また、ここに用いるターゲット(成形体)は一般に粉末焼結法により製造されるが、従来の密度の低いターゲットを用いて成膜した場合、空孔部等で異常放電が発生しやすく、パーティクルも発生しやすい。さらにはSiを主成分とすることから、導電性が問題となる。すなわち、ターゲットに十分な導電性を付与しないと、DCスパッタリングにおいては放電不安定となり、良質な膜を成膜することが困難になる。
【0010】
本発明は、低パーティクル化、均一膜厚の膜を安定して成膜することが可能なSi系スパッタリングターゲットおよびその製造方法を提供しようとするものである。
【0011】
本発明は、膜中のパーティクルが少なく、均一な膜厚の薄膜を有する位相シフトマスクブランクおよび位相シフトマスクを提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るスパッタリングターゲットは、シリコンが70〜97重量%であり、残部が実質的に高融点金属シリサイドからなるスパッタリングターゲットであって、
金属組織は、少なくともシリコン相と、前記シリコンと前記高融点金属からなる高融点金属シリサイド相を有し、かつ
スパッタ面は、X線回折法(XRD)により求められたSi(111)面のピークの半値幅が0.5deg以下で、かつ高融点金属シリサイド(101)面のピークの半値幅が0.5deg以下であることを特徴とするものである。
【0013】
このような本発明のスパッタリングターゲットは、パーティクルの発生を抑制した安定的な成膜を行うことができると共に、耐酸性、高透過率の膜を成膜することできる。
【0014】
本発明に係るスパッタリングターゲットの製造方法は、シリコンが70〜97重量%であり、残部が実質的に高融点金属シリサイドからなり、金属組織が少なくともシリコン相と、前記シリコンと前記高融点金属からなる高融点金属シリサイド相を有するスパッタリングターゲットの製造方法であって、
最大粒径32μm以下の高純度シリコン粉末と、最大粒径20μm以下の高融点金属粉末を混合する工程と、
前記混合粉末を成形用型に充填し、10-2〜10-3Paの真空中、0.1〜3MPaのプレス圧力下で1000℃〜1300℃に加熱して前記シリコンと高融点金属とを反応させて高融点金属シリサイドを形成する工程と、
10-2〜10-3Paの真空中、もしくは5.32×104〜6.65×104Pa不活性ガス雰囲気中、24.5〜39.2MPaのプレス圧力下で1350℃〜1450℃にて焼結して緻密化する工程と、
前記焼結後の冷却工程において無加圧で1200℃〜1300℃の温度に3〜6時間保持して残留応力除去した後、冷却する工程と
を具備することを特徴とするものである。
【0015】
このような本発明の方法によれば、パーティクルの発生を抑制した安定的な成膜を行うことができると共に、耐酸性、高透過率の膜を成膜すること可能なスパッタリングターゲットを製造することができる。
【0016】
本発明に係る位相シフトマスクブランクの製造方法は、本発明のスパッタリングターゲットをスパッタリングして透明基板上に光半透過膜を形成することを特徴とするものである。
本発明に係る位相シフトマスクの製造方法は、本発明のスパッタリングターゲットをスパッタリングして透明基板上に光半透過膜を形成して位相シフトマスクブランクを作製した後、前記光半透過膜をパターニングすることを特徴とするものである。
【0017】
このような本発明の位相シフトマスクブランクおよび位相シフトマスクは、膜中のパーティクルが少なく、均一な膜厚の薄膜を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係るスパッタリングターゲットを詳細に説明する。
【0019】
本発明のスパッタリングターゲットは、シリコンが70〜97重量%であり、残部が実質的に高融点金属シリサイドからなるスパッタリングターゲットであって、金属組織は、少なくともシリコン相と、前記シリコンと前記高融点金属からなる高融点金属シリサイド相を有する。このターゲットのスパッタ面は、X線回折法(XRD)により求められたSi(111)面のピークの半値幅が0.5deg以下で、かつ高融点金属シリサイド(101)面のピークの半値幅が0.5deg以下である。
【0020】
前記ターゲト中のシリコン含有量を70重量%未満にすると、このターゲットをスパッタリングすることにより成膜された膜の位相シフトマスクの光半透過部として要求性能(耐酸性、高透過率)が低下する虞がある。一方、前記シリコン含有量が97重量%を超えるとターゲットの導電性が低下し、成膜特性が劣化する虞がある。より好ましい前記ターゲト中のシリコン含有量は、75〜90重量%、さらに好ましいシリコン含有量は80〜85重量%である。
【0021】
本発明におけるターゲットの金属組織は、少なくともシリコン相と、前記シリコンと前記高融点金属からなる高融点金属シリサイド相を有している。これは、高融点金属が単体で存在する場合よりシリサイド化して存在する方がより安定しており、スパッタリングを安定して行うことができる。なお、高融点金属は全てシリサイド化していることが好ましいが、一部単体で存在してもよい。
【0022】
前記高融点金属としては、例えばモリブデン(Mo)、タングステン(W)、チタン(Ti)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)からなる群より選ばれた少なくとも1種以上の金属を用いることができる。
【0023】
前記ターゲットのスパッタ面のX線回折を行う時の表面状態は、ターゲットのスパッタ面を砥石粒度番号#120→#320→#500→#800→#1000の順序で各3分間粗研磨した後、0.3μmのアルミナ粒子を含む研磨液で3分間パフ研磨し、さらに0.3μmのダイヤモンドを含むペーストで6時間研磨する条件で行う。
【0024】
ここで、本発明の結晶面の半値幅は以下に示す方法により測定された値を示すものとする。
【0025】
すなわち、図1に示すように例えば円盤状のターゲット1の5箇所の評価サンプル採取位置(センタ、トップ、ボトム、ライト、レフト)からそれぞれ長さ15mm、幅15mmの試験片(サンプル)を採取する。これら5点の試験片の結晶面をX線回折によりそれぞれ測定し、これら平均値を本発明の結晶面とする。結晶面は、X線回折によって得られたピークから半値幅を算出する。値は、いずれも各箇所10回以上測定した値の平均値とする。X線回折装置は、理学社製のX線回折装置(XRD)が用いられ、そのX線回折条件は下記に示す。
【0026】
<条件>
X線:Cu,kα−1,50kV,100mA,縦型ゴニオメータ、
発散スリット:1deg,
散乱スリット:1deg,
発光スリット:0.15mm,
走査モード:連続、
スキャンスピード:1°/分、
スキャンステップ:0.01°、
走査軸:2θ/θ、
測定角度:38°〜42°。
【0027】
ピーク編集は、前記条件によって測定した(101)面のピークについて、次の編集を行った結果算出された半値幅を本提案に用いた値とする。
【0028】
平滑化方法は、加重平均。
【0029】
バックグラウンド除去方法は、両端に接する直線。
【0030】
kα2除去方法は、強度比(kα2/kα1=0.5)。
【0031】
前記XRDによるSi(111)面のピークの半値幅が0.5degを超え、かつ高融点シリサイド(101)面のピークの半値幅が0.5degを超えると、ターゲットの結晶内に不均一な歪みが存在してスパッタリング時にパーティクルの発生を効果的に抑制することが困難になる。より好ましいSi(111)面の半値幅および高融点シリサイド(101)面のピークの半値幅は、それぞれ0.3deg以下、さらに好ましくは0.1deg以下である。
【0032】
前記高融点金属シリサイドの最大粒径は、20μm以下、好ましくは10μm以下、より好ましくは5μm以下であることが望ましい。このような粒径規定がなされた高融点金属シリサイドを含むスパッタリングターゲットは、スパッタ時の異常放電を抑制して、パーティクルの発生をより効果的に抑制できるとともに、膜厚を均一化することが可能になる。
【0033】
前記ターゲットは、相対密度が90%以上であることが好ましい。このような密度を有するスパッタリングターゲットは、スパッタ時の異常放電を抑制、パーティクルの発生を抑制するとともに、膜厚を均一化することが可能になる。より好ましい前記ターゲットの相対密度は、95%以上、さらに好ましくは98%以上である。
【0034】
前記ターゲットは、さらにホウ素、リン、アンチモンおよびヒ素の群から選ばれた少なくとも1種以上の元素を0.1ppm〜0.5重量%含有させることを許容する。このような構成のスパッタリングターゲットは、前記元素を含有することにより絶縁性のシリコンを主相とするターゲットに導電性がさらに付与されるため、安定したDCスパッタリングが可能になる。
【0035】
前記ターゲットは、さらに炭化ケイ素(SiC)でそのSiに対し0.5〜3.0wt%添加することを許容する。このような構成のスパッタリングターゲットは、前記SiCを含有することによりさらに導電性が付与されるため、安定したDCスパッタリングが可能になる。
【0036】
次に、本発明に係るスパッタリングターゲットの製造方法の一例を詳細に説明する。
【0037】
(第1工程)
まず、最大粒径32μm以下の高純度のシリコン粉末に最大粒径20μm以下の高融点金属粉末を添加し、必要に応じて平均粒径約10μm前後のホウ素、リン、アンチモンおよびヒ素の群から選ばれた少なくとも1種以上の元素粉末および/または平均粒径約10μm前後の炭化ケイ素粉末を添加し、混合する。
【0038】
前記最大粒径32μmを越える粗粒を含む高純度のシリコン粉末を使用すると、成形時に高密度化することが困難になるばかりか、凝集等により組織の不均一の原因となり、スパッタリング時に安定した成膜を行うことが困難になる。好ましいシリコン粉末の最大粒粒径は、20μm以下、より好ましくは10μm以下である。
【0039】
前記最大粒径が20μmを越える高融点金属粉末を使用すると、成型時に高密度化することが困難になるとともに、高融点金属シリサイドの粒径が大きくなり、さらにその分散性も低下する虞がある。好ましい高融点金属シリサイドの最大粒径は15μm以下、さらに好ましくは10μm以下である。また、前記高融点金属粉末の平均粒径は5〜10μmにすることが好ましい。前記高融点金属粉末の平均粒径を5μm未満にすると、高融点金属にガス成分が吸着し、その結果焼結体に残量ガス成分が多くなる虞がある。前記高融点金属粉末の平均粒径が10μmを越えると、シリサイド合成反応時にシリサイド粒が粗粒になる可能性がある。
【0040】
前記必要に応じて添加されるホウ素のような元素粉末、炭化ケイ素粉末として平均粒径が10μmより粗いものを用いると、成形時に高密度化することが困難になるばかりか、凝集等により組織の不均一の原因となる虞がある。これら粉末の好ましい平均粒径は、8μm以下、より好ましくは6μm以下である。
【0041】
前記混合は、24時間以上行うことが好ましい。これより短い時間の混合では、添加する高融点金属はもとより、ホウ素のような添加元素粉末、炭化ケイ素粉末の分散性が低下して組織が不均一になる虞がある。
【0042】
(第2工程)
前記混合粉末を成形型に充填し、10-2〜10-3Paの真空中、0.1〜3MPaのプレス圧力下で1000℃〜1300℃に加熱する。この時、前記混合粉末中のシリコン粉末と高融点金属粉末とが反応して高融点金属シリサイドが合成される。つづいて、10-2〜10-3Paの真空中、もしくは5.32×104〜6.65×104Paの不活性ガス雰囲気中で、24.5〜39.2MPaのプレス圧力下で1350℃〜1450℃に焼結することにより前記高融点金属シリサイドを含む成形物が焼結して緻密化される。
【0043】
すなわち、高融点金属シリサイドの合成を1000℃〜1300℃の温度下にて低圧で保持し、その後に主相であるSiの融点直下で加圧焼結を行うことによって、緻密化(相対密度は90%以上)された焼結体を得ることが可能になる。
【0044】
(第3工程)
前記焼結体を焼結後の冷却工程において無加圧で1200℃〜1300℃の温度にて保持し残留応力除去した後、冷却する。
【0045】
前記焼結工程後の融点直下の状態から一気に冷却を行うと、温度による熱膨張差が大きいことや、焼結体内部に残留応力が生じて焼結体にクラックが入りやすくなり、製品歩留まりを低下させる虞がある。
【0046】
このようなことから緻密化後に無加圧状態で1200℃〜1300℃の温度にて一旦保持し、冷却を行う方式を採用することによって、主成分がシリコン(70〜97重量%含有)で、微量の高融点金属シリサイドを含み、スパッタ面は、X線回折法(XRD)により求められたSi(111)面のピークの半値幅が0.5deg以下で、かつ高融点金属シリサイド(101)面のピークの半値幅が0.5deg以下であるスパッタリングターゲットを製造することが可能になる。また、焼結体にクラックが入ることが少なくなり、製品歩留まりを向上させることができる。さらに、残留応力の低下によりスパッタ粒子の指向性が向上され、パーティクルの発生を低減することが可能になる。
【0047】
前記保持時の温度を1200℃未満にすると、残留応力を効果的に除去することが不十分になり、本発明で意図する半値幅を得ることが困難になる。一方、前記熱処理時の温度が1300℃を超えると、この後の冷却時に焼結体にクラックが入り易くなる。好ましい温度は、1230〜1260℃である。
【0048】
前記保持時間は、3〜6時間であることが好ましい。この保持時間があまり短くすると、残留応力の除去が不十分になり、本発明で意図する半値幅を得ることが困難になる。一方、前記保持時間があまり長くするとシリコンおよびシリコン粒の粗大化を招く可能性がある。より好ましい保持時間は、3〜5時間、さらに好ましくは4〜5時間である。
【0049】
製造されたスパッタリングターゲットは、パーティクルの発生を抑制した安定的な成膜を行うことができると共に、均一な膜厚を得ることができ、従来と同等以上の耐酸性、高透過率の膜を成膜できる。
【0050】
本発明においては、前記スパッタリングターゲットを用いて、例えば常法により透明基板上に薄膜を形成することにより位相シフトマスクブランクおよび位相シフトマスクを製造することができる。具体的には、例えば透明基板上に薄膜を成膜して光半透過膜を形成することにより位相シフトマスクブランクを製造し、さらにその光半透過膜をパターニングすることにより位相シフトマスクを製造する。
【0051】
製造された位相シフトマスクブランクおよび位相シフトマスクは、パーティクルが少なく、均一な膜厚を有するため、良好な特性を有する。
【0052】
【実施例】
以下、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0053】
(実施例1)
最大粒径32μm以下に篩い分けした高純度Si粉末に、最大粒径15μm(平均粒径10μm)のMo粉末を5wt%配合し、高純度Arガスで置換したボールミルで48時間混合した。つづいて、この混合粉末を黒鉛製の成形用型内に充填した。この成形用型をホットプレス装置に設置し、真空度5×10-3以下の真空中において、圧力1.5MPaで1150℃×1時間保持した後、1380℃まで昇温し、圧力29.4MPa、3時間の条件で焼結を行った。その後、冷却工程において1200℃で1時間加熱保持して残留応力を除去し、冷却することにより緻密な焼結体を作製した。
【0054】
得られた焼結体に所定の機械加工、研削加工を施し、直径127mm、厚さ6mmのターゲットを製造した。
【0055】
(実施例2)
最大粒径32μm以下に篩い分けした高純度Si粉末に、最大粒径15μm(平均粒径10μm)のTa粉末を10wt%、導電性付与のためのSiC粉末を1wt%配合し、高純度Arガスで置換したボールミルで48時間混合した。つづいて、この混合粉末を黒鉛製の成形用型内に充填した。この成形用型をホットプレス装置に設置し、真空度5×10-3以下の真空中において、圧力1.5MPaで1250℃×1時間保持した後、1400℃まで昇温し、圧力34.3MPa、3時間の条件で焼結を行った。その後、冷却工程において1300℃で1.5時間加熱保持して残留応力を除去し、冷却することにより緻密な焼結体を作製した。
【0056】
得られた焼結体に所定の機械加工、研削加工を施し、実施例1と同様な直径127mm、厚さ6mmのターゲットを製造した。
【0057】
(実施例3)
最大粒径32μm以下に篩い分けした高純度Si粉末に、最大粒径12μm(平均粒径10μm)のW粉末を10wt%配合し、高純度Arガスで置換したボールミルで48時間混合した。つづいて、この混合粉末を黒鉛製の成形用型内に充填した。この成形用型をホットプレス装置に設置し、真空度5×10-3以下の真空中において、圧力1.5MPaで1200℃×1時間保持した後、1390℃まで昇温し、圧力29.4MPa、5時間の条件で焼結を行った。その後、冷却工程において1300℃で1時間加熱保持して残留応力を除去し、冷却することにより緻密な焼結体を作製した。
【0058】
得られた焼結体に所定の機械加工、研削加工を施し、実施例1と同様な直径127mm、厚さ6mmのターゲットを製造した。
【0059】
(実施例4)
最大粒径32μm以下に篩い分けした高純度Si粉末に、最大粒径15μm(平均粒径10μm)のTi粉末を10wt%、平均粒径5μmのボロン(B)粉末を0.3wt%配合し、高純度Arガスで置換したボールミルで48時間混合した。つづいて、この混合粉末を黒鉛製の成形用型内に充填した。この成形用型をホットプレス装置に設置し、真空度5×10-3以下の真空中において、圧力1.5MPaで1200℃×1時間保持した後、1350℃まで昇温し、圧力29.4MPa、4時間の条件で焼結を行った。その後、冷却工程において1200℃で2時間加熱保持して残留応力を除去し、冷却することにより緻密な焼結体を作製した。
【0060】
得られた焼結体に所定の機械加工、研削加工を施し、実施例1と同様な直径127mm、厚さ6mmのターゲットを製造した。
【0061】
(実施例5)
最大粒径32μm以下に篩い分けした高純度Si粉末に、最大粒径14μm(平均粒径10μm)のCr粉末を16wt%配合し、高純度Arガスで置換したボールミルで48時間混合した。つづいて、この混合粉末を黒鉛製の成形用型内に充填した。この成形用型をホットプレス装置に設置し、真空度5×10-3以下の真空中において、圧力1.5MPaで1100℃×1時間保持した後、1330℃まで昇温し、圧力29.4MPa、4時間の条件で焼結を行った。その後、冷却工程において1250℃で2時間加熱保持して残留応力を除去し、冷却することにより緻密な焼結体を作製した。
【0062】
得られた焼結体に所定の機械加工、研削加工を施し、実施例1と同様な直径127mm、厚さ6mmのターゲットを製造した。
【0063】
(実施例6)
最大粒径32μm以下に篩い分けした高純度Si粉末に、最大粒径15μm(平均粒径10μm)のNb粉末を5wt%、平均粒径7μmのリン(P)粉末を0.05wt%配合し、高純度Arガスで置換したボールミルで48時間混合した。つづいて、この混合粉末を黒鉛製の成形用型内に充填した。この成形用型をホットプレス装置に設置し、真空度5×10-3以下の真空中において、圧力1.5MPaで1200℃×1時間保持した後、1350℃まで昇温し、圧力29.4MPa、3時間の条件で焼結を行った。その後、冷却工程において1200℃で1時間加熱保持して残留応力を除去し、冷却することにより緻密な焼結体を作製した。
【0064】
得られた焼結体に所定の機械加工、研削加工を施し、実施例1と同様な直径127mm、厚さ6mmのターゲットを製造した。
【0065】
(実施例7)
最大粒径32μm以下に篩い分けした高純度Si粉末に、最大粒径15μm(平均粒径10μm)のW粉末を10wt%、導電性付与のためのSiC粉末を1wt%配合し、高純度Arガスで置換したボールミルで48時間混合した。つづいて、この混合粉末を黒鉛製の成形用型内に充填した。この成形用型をホットプレス装置に設置し、真空度5×10-3以下の真空中において、圧力1.5MPaで1150℃×1時間保持した後、1350℃まで昇温し、圧力34.3MPa、4時間の条件で焼結を行った。その後、冷却工程において1200℃で2時間加熱保持して残留応力を除去し、冷却することにより緻密な焼結体を作製した。
【0066】
得られた焼結体に所定の機械加工、研削加工を施し、実施例1と同様な直径127mm、厚さ6mmのターゲットを製造した。
【0067】
(比較例1)
最大粒径32μm以下に篩い分けした高純度Si粉末に、最大粒径15μm(平均粒径10μm)のMo粉末を10wt%配合し、高純度Arガスで置換したボールミルで48時間混合した。つづいて、この混合粉末を黒鉛製の成形用型内に充填した。この成形用型をホットプレス装置に設置し、真空度5×10-3以下の真空中において、圧力1.5MPaで700℃×1時間保持した後、1380℃まで昇温し、圧力29.4MPa、3時間の条件で焼結を行った。その後、冷却工程において800℃で1時間加熱保持した後、冷却することにより緻密な焼結体を作製した。
【0068】
得られた焼結体に所定の機械加工、研削加工を施し、実施例1と同様な直径127mm、厚さ6mmのターゲットを製造した。
【0069】
(比較例2)
最大粒径32μm以下に篩い分けした高純度Si粉末に、最大粒径15μm(平均粒径10μm)のW粉末を20wt%、平均粒径7μmのリン(P)粉末を0.07wt%配合し、高純度Arガスで置換したボールミルで48時間混合した。つづいて、この混合粉末を黒鉛製の成形用型内に充填した。この成形用型をホットプレス装置に設置し、真空度5×10-3以下の真空中において、圧力1.5MPaで800℃×1.5時間保持した後、1380℃まで昇温し、圧力34.13MPa、5時間の条件で焼結を行った。その後、冷却工程において加熱処理することなく、冷却することにより焼結体を作製した。
【0070】
得られた焼結体に所定の機械加工、研削加工を施し、実施例1と同様な直径127mm、厚さ6mmのターゲットを製造した。
【0071】
(比較例3)
最大粒径32μm以下に篩い分けした高純度Si粉末に、最大粒径12μm(平均粒径10μm)のTi粉末を5wt%配合し、高純度Arガスで置換したボールミルで48時間混合した。つづいて、この混合粉末を黒鉛製の成形用型内に充填した。この成形用型をホットプレス装置に設置し、真空度5×10-3以下の真空中において、圧力1.5MPaで600℃×1時間保持した後、1350℃まで昇温し、圧力39.12MPa、4時間の条件で焼結を行った。その後、冷却工程において1000℃で1時間加熱保持し、冷却することにより緻密な焼結体を作製した。
【0072】
得られた焼結体に所定の機械加工、研削加工を施し、実施例1と同様な直径127mm、厚さ6mmのターゲットを製造した。
【0073】
(比較例4)
最大粒径32μm以下に篩い分けした高純度Si粉末に、最大粒径14μm(平均粒径10μm)のNb末を12wt%、平均粒径10μmのアンチモン(Sb)粉末を0.1wt%配合し、高純度Arガスで置換したボールミルで48時間混合した。つづいて、この混合粉末を黒鉛製の成形用型内に充填した。この成形用型をホットプレス装置に設置し、真空度5×10-3以下の真空中において、圧力1.5MPaで600℃×1.5時間保持した後、1350℃まで昇温し、圧力34.3MPa、3時間の条件で焼結を行った。その後、冷却工程において加熱処理することなく、冷却することにより焼結体を作製した。
【0074】
得られた焼結体に所定の機械加工、研削加工を施し、実施例1と同様な直径127mm、厚さ6mmのターゲットを製造した。
【0075】
(比較例5)
最大粒径32μm以下に篩い分けした高純度Si粉末に、最大粒径12μm(平均粒径10μm)のCr粉末を10wt%、導電性付与のためのSiC粉末を1wt%配合し、高純度Arガスで置換したボールミルで48時間混合した。つづいて、この混合粉末を黒鉛製の成形用型内に充填した。この成形用型をホットプレス装置に設置し、真空度5×10-3以下の真空中において、圧力1.5MPaで1000℃×1時間保持した後、1330℃まで昇温し、圧力29.4MPa、3時間の条件で焼結を行った。その後、冷却工程において加熱処理することなく、冷却することにより緻密な焼結体を作製した。
【0076】
得られた焼結体に所定の機械加工、研削加工を施し、実施例1と同様な直径127mm、厚さ6mmのターゲットを製造した。
【0077】
(比較例6)
最大粒径32μm以下に篩い分けした高純度Si粉末に、最大粒径15μm(平均粒径10μm)のW粉末を5wt%配合し、高純度Arガスで置換したボールミルで48時間混合した。つづいて、この混合粉末を黒鉛製の成形用型内に充填した。この成形用型をホットプレス装置に設置し、真空度5×10-3以下の真空中において、圧力1.5MPaで1100℃×1時間保持した後、1350℃まで昇温し、圧力29.4MPa、4時間の条件で焼結を行った。その後、冷却工程において600℃で1時間加熱保持し、冷却することにより緻密な焼結体を作製した。
【0078】
得られた焼結体に所定の機械加工、研削加工を施し、実施例1と同様な直径127mm、厚さ6mmのターゲットを製造した。
【0079】
実施例1〜7および比較例1〜6のターゲットを前述した図1に示す評価サンプル採取位置(センタ、トップ、ボトム、レフト、ライト)から長さ15mm,幅15mmのサンプルを取り出し、相対密度計測、組織観察、Si(111)面、高融点金属シリサイド(101)面の半値幅を調査した。具体的には、相対密度に関してはパララィン含浸法によるアルキメデス法、組織についてはシリサイド相の最大粒径の計測を行った。また、半値幅に関してはターゲットのスパッタ面を前述した条件で研磨して表面粗さをRmaxで0.1μmとし、このスパッタ面について前述したX線源にCu−kα線を使用したX線回折装置(理学機器社製商品名;RAD−B)によりプロファイルをとり、計測した。これらの結果を下記表1(実施例1〜7)および下記表2(比較例1〜6)に示す。
【0080】
また、得られた実施例1〜7および比較例1〜6のターゲットをスパッタリング装置(ULVAC製商品名;SH−550)を用いて2×10-3torrのアルゴンガス圧力の条件下でスパッタリングを行い、5インチウェーハに厚さがおよそ2000オングストロームの膜を堆積させた。図2に示すウェハ2の評価サンプル採取位置(センタ、トップ、ボトム、レフト、ライト)よりサンプルを切りだし、膜厚を膜厚計測器(TENCOR社製商品名;alpha−Step200)を用いて計測し、[(最大値−最小値)/(最大値+最小値)]により、膜厚のばらつきを算出した。また、パーティクルカウンター(商品名;WM−3)によりパーティクル数;ピース/ウェハ(p/ウェハ)計測した。これらの結果を下記表1(実施例1〜7)および下記表2(比較例1〜6)に示す。
【0081】
【表1】

Figure 0004509363
【0082】
【表2】
Figure 0004509363
【0083】
前記表1および表2から明らかなように、本発明の実施例1〜7と比較例1〜6のスパッタリングターゲットをスパッタリングすることにより成膜された膜の膜厚バラツキおよびパーティクル発生数を比較すると、実施例1〜7のターゲットのスパッタリングにより成膜された膜は比較例1〜6のターゲットでは達成することができなかった低パーティクル化、膜厚均一性を得ることが可能となることがわかる。
【0084】
実施例1〜7のスパッタリングターゲットを用いて、例えば常法により透明基板上に成膜して薄膜を形成することにより位相シフトマスクブランクを製造した。さらに、この位相シフトマスクブランクの光半透過膜をパターニングすることにより位相シフトマスクを製造した。
【0085】
製造された位相シフトマスクブランクおよび位相シフトマスクは、パーティクルが少なく、均一な膜厚を有し、良好な特性を有していた。
【0086】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によればスパッタリング時において、従来達成することができなかった低パーティクル化、均一膜厚で、さらに耐酸性、高透過率な膜を成膜することが可能で、位相シフトマスクブランクおよび位相シフトマスクにおける光半透過部の薄膜の形成等に極めて有用なスパッタリングターゲットおよびその製造方法を提供することができる。
【0087】
また、本発明によれば膜中のパーティクルが少なく、均一な膜厚の薄膜を有する位相シフトマスクブランクおよび位相シフトマスクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ターゲットの評価サンプル採取位置を示す平面図。
【図2】5ンチウェーハ膜厚サンプル採取位置を示す平面図。
【符号の説明】
1…ターゲット、
2…膜形成されたウェハ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sputtering target containing silicon (Si) as a main component and containing a refractory metal, a manufacturing method thereof, a phase shift mask blank, and a phase shift mask.
[0002]
[Prior art]
As a next-generation photolithography technique, a technique called phase shift lithography has attracted attention. This technology is a method that improves the resolution of photolithography by changing the mask without changing the optical system, and improves the resolution by providing a phase difference between the exposure light that passes through the photomask. is there.
[0003]
As one of the phase shift masks, a halftone phase shift mask has recently been developed. This is because the light semi-transmission part has two functions of a light shielding function that substantially blocks exposure light and a phase shift function that shifts (inverts) the phase of the light, so that the light shielding film pattern and the phase shift film pattern are separately provided. There is a feature that the structure is simple and manufacture is easy.
[0004]
Conventionally, the light semi-transmissive portion of the phase shift mask is formed of a thin film made of a material mainly composed of metal such as molybdenum, silicon, and oxygen. The material is molybdenum silicide (MoSix), specifically oxidized Mo and Si (MoSiO), or oxidized and nitrided Mo and Si (MoSiON).
[0005]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-73913 discloses that the transmittance of the light semi-transmissive portion of the phase shift mask can be controlled by controlling the oxygen content or the content of oxygen and nitrogen. Further, this publication discloses that the amount of phase shift can be controlled by selecting the thickness of the thin film. Furthermore, it is also disclosed that by using such a material, the light semi-transmissive portion can be configured by a single layer film, and the film forming process can be simplified.
[0006]
However, the MoSiO-based or MoSiON-based film, which is a conventional material, is weak against acids such as sulfuric acid used for cleaning when the degree of oxynitridation is too strong, and the set transmittance and phase difference are not shifted. There was a problem that would occur.
[0007]
In particular, in the design of a mask using KrF excimer laser light, it is necessary to sufficiently perform oxidation and nitridation because it is necessary to reduce the extinction coefficient. For this reason, the phase shift mask made of the above-described material is more likely to cause the above problem.
[0008]
For these reasons, recently, Si-based materials that have both acid resistance and high transmittance and that can make the extinction coefficient relatively small have attracted attention. In order to form this Si-based material on the light semi-transmissive portion of the phase shift mask, a method of reactive sputtering of an Si-based target in an argon + oxygen (nitrogen) atmosphere is employed.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the film formation of the Si-based material, as the degree of oxidation and nitridation in the sputtering atmosphere increases, oxides and nitrides are deposited on the target surface, and the discharge becomes unstable. For this reason, the uniformity of transmittance and film thickness is reduced, and particles due to abnormal discharge frequently occur. In addition, the target (molded body) used here is generally manufactured by a powder sintering method. However, when a film is formed using a conventional low-density target, abnormal discharge is likely to occur in the pores and the particles are also generated. Likely to happen. Furthermore, since Si is the main component, conductivity becomes a problem. That is, unless sufficient conductivity is imparted to the target, the discharge becomes unstable in DC sputtering, and it becomes difficult to form a high-quality film.
[0010]
The present invention intends to provide a Si-based sputtering target capable of stably forming a film having a low particle size and a uniform film thickness, and a method for producing the same.
[0011]
The present invention is intended to provide a phase shift mask blank and a phase shift mask having a thin film with a uniform film thickness with few particles in the film.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The sputtering target according to the present invention is a sputtering target in which silicon is 70 to 97% by weight and the balance is substantially made of refractory metal silicide,
The metal structure has at least a silicon phase and a refractory metal silicide phase composed of the silicon and the refractory metal, and
As for the sputtering surface, the half width of the peak of the Si (111) surface obtained by X-ray diffraction (XRD) is 0.5 deg or less, and the half width of the peak of the refractory metal silicide (101) surface is 0.5 deg. It is characterized by the following.
[0013]
Such a sputtering target of the present invention can form a stable film while suppressing generation of particles, and can form a film having acid resistance and high transmittance.
[0014]
  In the sputtering target manufacturing method according to the present invention, silicon is 70 to 97% by weight, the balance is substantially made of a refractory metal silicide, and the metal structure is made of at least a silicon phase, the silicon and the refractory metal. A method for producing a sputtering target having a refractory metal silicide phase,
  Mixing a high-purity silicon powder having a maximum particle size of 32 μm or less and a refractory metal powder having a maximum particle size of 20 μm or less;
  The mixed powder is filled into a mold and 10-2-10-3A process of forming a refractory metal silicide by reacting the silicon with a refractory metal by heating to 1000 ° C. to 1300 ° C. under a press pressure of 0.1 to 3 MPa in a vacuum of Pa;
  10-2-10-3In vacuum of Pa or 5.32 × 10Four~ 6.65 × 10FourSintering and densifying at 1350 ° C. to 1450 ° C. under a press pressure of 24.5 to 39.2 MPa in a Pa inert gas atmosphere;
  In the cooling step after the sintering, the temperature is 1200 ° C. to 1300 ° C. without pressure.3-6 hoursHolding and removing residual stress, and cooling
It is characterized by comprising.
[0015]
According to such a method of the present invention, it is possible to produce a sputtering target capable of forming a stable film that suppresses generation of particles and that can form a film having acid resistance and high transmittance. Can do.
[0016]
  Phase shift mask blank according to the present inventionManufacturing methodThe sputtering target of the present inventionSputtering to form a translucent film on a transparent substrateIt is characterized by this.
  In the method for producing a phase shift mask according to the present invention, a sputtering target of the present invention is sputtered to form a light semitransmissive film on a transparent substrate to produce a phase shift mask blank, and then the light semitransmissive film is patterned. It is characterized by this.
[0017]
Such a phase shift mask blank and a phase shift mask of the present invention have a thin film with a uniform film thickness with few particles in the film.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The sputtering target according to the present invention will be described in detail below.
[0019]
The sputtering target of the present invention is a sputtering target having 70 to 97% by weight of silicon and the balance being substantially made of a refractory metal silicide, wherein the metal structure includes at least a silicon phase, the silicon and the refractory metal. And has a refractory metal silicide phase. The sputtering surface of this target has a half-width of the peak of the Si (111) surface obtained by X-ray diffraction (XRD) of 0.5 deg or less and a half-width of the peak of the refractory metal silicide (101) surface. 0.5 deg or less.
[0020]
When the silicon content in the target is less than 70% by weight, the required performance (acid resistance, high transmittance) as a light semi-transmissive portion of the phase shift mask of the film formed by sputtering this target is lowered. There is a fear. On the other hand, if the silicon content exceeds 97% by weight, the conductivity of the target is lowered, and the film formation characteristics may be deteriorated. A more preferable silicon content in the target is 75 to 90% by weight, and a more preferable silicon content is 80 to 85% by weight.
[0021]
The metal structure of the target in the present invention has at least a silicon phase and a refractory metal silicide phase composed of the silicon and the refractory metal. This is more stable when the refractory metal is present as a silicide than when the refractory metal is present alone, so that sputtering can be performed stably. Although all the refractory metals are preferably silicided, they may partially exist alone.
[0022]
Examples of the refractory metal include at least one metal selected from the group consisting of molybdenum (Mo), tungsten (W), titanium (Ti), chromium (Cr), tantalum (Ta), and niobium (Nb). Can be used.
[0023]
The surface state when performing X-ray diffraction of the sputtered surface of the target was obtained by roughly polishing the sputtered surface of the target for 3 minutes each in the order of grindstone particle number # 120 → # 320 → # 500 → # 800 → # 1000. Puff polishing is performed for 3 minutes with a polishing liquid containing 0.3 μm alumina particles, followed by polishing for 6 hours with a paste containing 0.3 μm diamond.
[0024]
Here, the half width of the crystal plane of the present invention is a value measured by the following method.
[0025]
That is, as shown in FIG. 1, for example, test pieces (samples) each having a length of 15 mm and a width of 15 mm are collected from five evaluation sample collection positions (center, top, bottom, right, left) of a disk-shaped target 1. . The crystal planes of these five test pieces are respectively measured by X-ray diffraction, and the average value is taken as the crystal plane of the present invention. For the crystal plane, the half width is calculated from the peak obtained by X-ray diffraction. Each value is an average of values measured at least 10 times at each location. As the X-ray diffractometer, an X-ray diffractometer (XRD) manufactured by Rigaku Corporation is used, and the X-ray diffraction conditions are shown below.
[0026]
<Conditions>
X-ray: Cu, kα-1, 50 kV, 100 mA, vertical goniometer,
Divergence slit: 1deg,
Scattering slit: 1 deg
Light emitting slit: 0.15 mm,
Scanning mode: continuous,
Scan speed: 1 ° / min,
Scan step: 0.01 °
Scanning axis: 2θ / θ,
Measurement angle: 38 ° to 42 °.
[0027]
For peak editing, the half-value width calculated as a result of the next editing for the peak on the (101) plane measured under the above conditions is the value used in this proposal.
[0028]
The smoothing method is weighted average.
[0029]
The background removal method is a straight line that touches both ends.
[0030]
The kα2 removal method is the intensity ratio (kα2 / kα1 = 0.5).
[0031]
When the half width of the peak of the Si (111) plane by XRD exceeds 0.5 deg and the half width of the peak of the refractory silicide (101) plane exceeds 0.5 deg, non-uniform strain is generated in the target crystal. It becomes difficult to effectively suppress the generation of particles during sputtering. More preferably, the half width of the Si (111) plane and the half width of the peak of the refractory silicide (101) plane are each 0.3 deg or less, more preferably 0.1 deg or less.
[0032]
The maximum particle diameter of the refractory metal silicide is desirably 20 μm or less, preferably 10 μm or less, more preferably 5 μm or less. A sputtering target containing a refractory metal silicide having such a grain size regulation can suppress abnormal discharge during sputtering, more effectively suppress the generation of particles, and make the film thickness uniform. become.
[0033]
The target preferably has a relative density of 90% or more. A sputtering target having such a density can suppress abnormal discharge during sputtering, suppress generation of particles, and make the film thickness uniform. The relative density of the target is more preferably 95% or more, and still more preferably 98% or more.
[0034]
The target further allows 0.1 ppm to 0.5 wt% of at least one element selected from the group consisting of boron, phosphorus, antimony and arsenic. In the sputtering target having such a configuration, conductivity is further imparted to a target having an insulating silicon as a main phase by containing the element, and thus stable DC sputtering is possible.
[0035]
The target is further allowed to be added in an amount of 0.5 to 3.0 wt% with respect to the Si by silicon carbide (SiC). Since the sputtering target having such a structure is further provided with conductivity by containing the SiC, stable DC sputtering is possible.
[0036]
Next, an example of the manufacturing method of the sputtering target which concerns on this invention is demonstrated in detail.
[0037]
(First step)
First, a refractory metal powder having a maximum particle size of 20 μm or less is added to a high-purity silicon powder having a maximum particle size of 32 μm or less, and selected from the group of boron, phosphorus, antimony and arsenic having an average particle size of about 10 μm as necessary. At least one element powder and / or silicon carbide powder having an average particle size of about 10 μm is added and mixed.
[0038]
If high-purity silicon powder containing coarse particles exceeding the maximum particle size of 32 μm is used, it becomes difficult to increase the density at the time of molding, and it causes non-uniform structure due to aggregation and the like. It becomes difficult to perform the film. The maximum grain size of the silicon powder is preferably 20 μm or less, more preferably 10 μm or less.
[0039]
When the refractory metal powder having a maximum particle size exceeding 20 μm is used, it is difficult to increase the density during molding, the particle size of the refractory metal silicide is increased, and the dispersibility may be lowered. . The maximum particle size of the refractory metal silicide is preferably 15 μm or less, more preferably 10 μm or less. The average particle size of the refractory metal powder is preferably 5 to 10 μm. When the average particle size of the refractory metal powder is less than 5 μm, gas components are adsorbed on the refractory metal, and as a result, the residual gas components may increase in the sintered body. If the average particle diameter of the refractory metal powder exceeds 10 μm, silicide grains may become coarse during the silicide synthesis reaction.
[0040]
When an element powder such as boron added as necessary, or a silicon carbide powder having an average particle diameter of more than 10 μm is used, it is difficult to increase the density at the time of molding. There is a risk of non-uniformity. The preferred average particle size of these powders is 8 μm or less, more preferably 6 μm or less.
[0041]
The mixing is preferably performed for 24 hours or more. When mixing for a shorter time, the dispersibility of the additive element powder such as boron and the silicon carbide powder as well as the refractory metal to be added may be lowered, resulting in a non-uniform structure.
[0042]
(Second step)
The mixed powder is filled in a mold and 10-2-10-3Heating is performed at 1000 to 1300 ° C. under a press pressure of 0.1 to 3 MPa in a vacuum of Pa. At this time, the silicon powder in the mixed powder reacts with the refractory metal powder to synthesize a refractory metal silicide. Next, 10-2-10-3In vacuum of Pa or 5.32 × 10Four~ 6.65 × 10FourBy sintering to 1350 ° C. to 1450 ° C. under a press pressure of 24.5 to 39.2 MPa in an inert gas atmosphere of Pa, the molded product containing the refractory metal silicide is sintered and densified. .
[0043]
That is, the synthesis of the refractory metal silicide is held at a low pressure at a temperature of 1000 ° C. to 1300 ° C., and then subjected to pressure sintering immediately below the melting point of Si as the main phase, thereby densifying (relative density is 90% or more) can be obtained.
[0044]
(Third step)
The sintered body is held at a temperature of 1200 ° C. to 1300 ° C. without pressure in the cooling step after sintering to remove residual stress, and then cooled.
[0045]
Cooling at a stretch from the state immediately below the melting point after the sintering step causes a large difference in thermal expansion due to temperature, and a residual stress is generated inside the sintered body, so that the sintered body is likely to crack and the product yield is reduced. There is a risk of lowering.
[0046]
For this reason, the main component is silicon (containing 70 to 97% by weight) by adopting a method of once holding at a temperature of 1200 ° C. to 1300 ° C. in a non-pressurized state after densification and cooling. The sputtering surface contains a trace amount of refractory metal silicide, and the sputtering surface has a half-width of the peak of the Si (111) surface determined by X-ray diffraction (XRD) of 0.5 deg or less, and the refractory metal silicide (101) surface. It becomes possible to manufacture a sputtering target in which the half width of the peak is 0.5 deg or less. Moreover, cracks are less likely to occur in the sintered body, and the product yield can be improved. Furthermore, the directivity of the sputtered particles is improved due to the decrease in residual stress, and the generation of particles can be reduced.
[0047]
If the temperature at the time of holding is less than 1200 ° C., it is insufficient to effectively remove the residual stress, and it becomes difficult to obtain the half width intended in the present invention. On the other hand, if the temperature during the heat treatment exceeds 1300 ° C., cracks are likely to occur in the sintered body during subsequent cooling. Preferable temperature is 1230-1260 degreeC.
[0048]
The holding time is preferably 3 to 6 hours. If the holding time is too short, the residual stress is not sufficiently removed, and it becomes difficult to obtain the half width intended in the present invention. On the other hand, if the holding time is too long, the silicon and silicon grains may be coarsened. A more preferable holding time is 3 to 5 hours, and further preferably 4 to 5 hours.
[0049]
The manufactured sputtering target can form a stable film while suppressing the generation of particles, and can obtain a uniform film thickness, and can form a film with acid resistance and high transmittance equal to or higher than the conventional one. I can make a film.
[0050]
In this invention, a phase shift mask blank and a phase shift mask can be manufactured by forming a thin film on a transparent substrate, for example by a conventional method, using the said sputtering target. Specifically, for example, a phase shift mask blank is manufactured by forming a thin film on a transparent substrate to form a light semi-transmissive film, and further, a phase shift mask is manufactured by patterning the light semi-transmissive film. .
[0051]
The manufactured phase shift mask blank and phase shift mask have good characteristics because they have few particles and a uniform film thickness.
[0052]
【Example】
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail.
[0053]
Example 1
High-purity Si powder sieved to a maximum particle size of 32 μm or less was mixed with 5 wt% of Mo powder having a maximum particle size of 15 μm (average particle size of 10 μm) and mixed for 48 hours in a ball mill substituted with high-purity Ar gas. Subsequently, the mixed powder was filled into a graphite mold. This mold was placed in a hot press machine and the degree of vacuum was 5 × 10-3In the following vacuum, after holding at 1150 ° C. × 1 hour at a pressure of 1.5 MPa, the temperature was raised to 1380 ° C., and sintering was performed under conditions of a pressure of 29.4 MPa and 3 hours. Thereafter, in the cooling step, the mixture was heated and held at 1200 ° C. for 1 hour to remove residual stress, and cooled to prepare a dense sintered body.
[0054]
The obtained sintered body was subjected to predetermined machining and grinding to produce a target having a diameter of 127 mm and a thickness of 6 mm.
[0055]
(Example 2)
High-purity Ar gas is blended into high-purity Si powder that has been screened to a maximum particle size of 32 μm or less, Ta powder with a maximum particle size of 15 μm (average particle size of 10 μm), and 1 wt% of SiC powder for imparting conductivity. For 48 hours. Subsequently, the mixed powder was filled into a graphite mold. This mold was placed in a hot press machine and the degree of vacuum was 5 × 10-3In the following vacuum, after holding at 1250 ° C. × 1 hour at a pressure of 1.5 MPa, the temperature was raised to 1400 ° C. and sintering was performed under conditions of a pressure of 34.3 MPa for 3 hours. Thereafter, in the cooling step, the resin was heated and held at 1300 ° C. for 1.5 hours to remove the residual stress, and cooled to prepare a dense sintered body.
[0056]
The obtained sintered body was subjected to predetermined machining and grinding to produce a target having a diameter of 127 mm and a thickness of 6 mm as in Example 1.
[0057]
(Example 3)
The high-purity Si powder sieved to a maximum particle size of 32 μm or less was mixed with 10 wt% of W powder having a maximum particle size of 12 μm (average particle size of 10 μm) and mixed for 48 hours in a ball mill substituted with high-purity Ar gas. Subsequently, the mixed powder was filled into a graphite mold. This mold was placed in a hot press machine and the degree of vacuum was 5 × 10-3In the following vacuum, after holding at 1200 ° C. × 1 hour at a pressure of 1.5 MPa, the temperature was raised to 1390 ° C., and sintering was performed under conditions of a pressure of 29.4 MPa and 5 hours. Thereafter, in the cooling process, the residual stress was removed by heating and holding at 1300 ° C. for 1 hour, and a dense sintered body was produced by cooling.
[0058]
The obtained sintered body was subjected to predetermined machining and grinding to produce a target having a diameter of 127 mm and a thickness of 6 mm as in Example 1.
[0059]
Example 4
10 wt% of Ti powder with a maximum particle size of 15 μm (average particle size of 10 μm) and 0.3 wt% of boron (B) powder with an average particle size of 5 μm are blended with high-purity Si powder sieved to a maximum particle size of 32 μm or less, It mixed for 48 hours with the ball mill substituted by the high purity Ar gas. Subsequently, the mixed powder was filled into a graphite mold. This mold was placed in a hot press machine and the degree of vacuum was 5 × 10-3In the following vacuum, after holding at 1200 ° C. × 1 hour at a pressure of 1.5 MPa, the temperature was raised to 1350 ° C., and sintering was performed under conditions of a pressure of 29.4 MPa and 4 hours. Thereafter, in the cooling step, the mixture was heated and held at 1200 ° C. for 2 hours to remove residual stress, and cooled to produce a dense sintered body.
[0060]
The obtained sintered body was subjected to predetermined machining and grinding to produce a target having a diameter of 127 mm and a thickness of 6 mm as in Example 1.
[0061]
(Example 5)
16 wt% of Cr powder having a maximum particle size of 14 μm (average particle size of 10 μm) was mixed with high-purity Si powder sieved to a maximum particle size of 32 μm or less, and mixed for 48 hours in a ball mill substituted with high-purity Ar gas. Subsequently, the mixed powder was filled into a graphite mold. This mold was placed in a hot press machine and the degree of vacuum was 5 × 10-3In the following vacuum, after holding at 1100 ° C. × 1 hour at a pressure of 1.5 MPa, the temperature was raised to 1330 ° C., and sintering was performed under conditions of a pressure of 29.4 MPa and 4 hours. Thereafter, in the cooling step, the resultant was heated and held at 1250 ° C. for 2 hours to remove residual stress, and cooled to prepare a dense sintered body.
[0062]
The obtained sintered body was subjected to predetermined machining and grinding to produce a target having a diameter of 127 mm and a thickness of 6 mm as in Example 1.
[0063]
(Example 6)
A high-purity Si powder sieved to a maximum particle size of 32 μm or less is mixed with 5 wt% of Nb powder with a maximum particle size of 15 μm (average particle size of 10 μm) and 0.05 wt% of phosphorus (P) powder with an average particle size of 7 μm, It mixed for 48 hours with the ball mill substituted by the high purity Ar gas. Subsequently, the mixed powder was filled into a graphite mold. This mold was placed in a hot press machine and the degree of vacuum was 5 × 10-3In the following vacuum, after holding at 1200 ° C. for 1 hour at a pressure of 1.5 MPa, the temperature was raised to 1350 ° C., and sintering was performed under conditions of a pressure of 29.4 MPa and 3 hours. Thereafter, in the cooling step, the mixture was heated and held at 1200 ° C. for 1 hour to remove residual stress, and cooled to prepare a dense sintered body.
[0064]
The obtained sintered body was subjected to predetermined machining and grinding to produce a target having a diameter of 127 mm and a thickness of 6 mm as in Example 1.
[0065]
(Example 7)
High-purity Ar gas is blended with high-purity Si powder sieved to a maximum particle size of 32 μm or less, W powder with a maximum particle size of 15 μm (average particle size 10 μm), and 1 wt% of SiC powder for imparting conductivity. For 48 hours. Subsequently, the mixed powder was filled into a graphite mold. This mold was placed in a hot press machine and the degree of vacuum was 5 × 10-3In the following vacuum, after holding at 1150 ° C. for 1 hour at a pressure of 1.5 MPa, the temperature was raised to 1350 ° C., and sintering was performed under conditions of a pressure of 34.3 MPa for 4 hours. Thereafter, in the cooling step, the mixture was heated and held at 1200 ° C. for 2 hours to remove residual stress, and cooled to produce a dense sintered body.
[0066]
The obtained sintered body was subjected to predetermined machining and grinding to produce a target having a diameter of 127 mm and a thickness of 6 mm as in Example 1.
[0067]
(Comparative Example 1)
High purity Si powder sieved to a maximum particle size of 32 μm or less was mixed with 10 wt% of Mo powder having a maximum particle size of 15 μm (average particle size of 10 μm) and mixed for 48 hours in a ball mill substituted with high purity Ar gas. Subsequently, the mixed powder was filled into a graphite mold. This mold was placed in a hot press machine and the degree of vacuum was 5 × 10-3In the following vacuum, after holding at 700 ° C. × 1 hour at a pressure of 1.5 MPa, the temperature was raised to 1380 ° C., and sintering was performed under conditions of a pressure of 29.4 MPa and 3 hours. Then, after heating and holding at 800 ° C. for 1 hour in the cooling step, a dense sintered body was produced by cooling.
[0068]
The obtained sintered body was subjected to predetermined machining and grinding to produce a target having a diameter of 127 mm and a thickness of 6 mm as in Example 1.
[0069]
(Comparative Example 2)
The high-purity Si powder sieved to a maximum particle size of 32 μm or less is mixed with 20 wt% of W powder having a maximum particle size of 15 μm (average particle size of 10 μm) and 0.07 wt% of phosphorus (P) powder having an average particle size of 7 μm. It mixed for 48 hours with the ball mill substituted by the high purity Ar gas. Subsequently, the mixed powder was filled into a graphite mold. This mold was placed in a hot press machine and the degree of vacuum was 5 × 10-3In the following vacuum, after holding at 800 ° C. for 1.5 hours at a pressure of 1.5 MPa, the temperature was raised to 1380 ° C., and sintering was performed under conditions of a pressure of 34.13 MPa and 5 hours. Then, the sintered compact was produced by cooling, without heat-processing in a cooling process.
[0070]
The obtained sintered body was subjected to predetermined machining and grinding to produce a target having a diameter of 127 mm and a thickness of 6 mm as in Example 1.
[0071]
(Comparative Example 3)
High purity Si powder sieved to a maximum particle size of 32 μm or less was mixed with 5 wt% of Ti powder having a maximum particle size of 12 μm (average particle size of 10 μm), and mixed for 48 hours in a ball mill substituted with high purity Ar gas. Subsequently, the mixed powder was filled into a graphite mold. This mold was placed in a hot press machine and the degree of vacuum was 5 × 10-3In the following vacuum, after holding at 600 ° C. × 1 hour at a pressure of 1.5 MPa, the temperature was raised to 1350 ° C., and sintering was performed under conditions of a pressure of 39.12 MPa and 4 hours. Thereafter, in the cooling step, the mixture was heated and held at 1000 ° C. for 1 hour and cooled to prepare a dense sintered body.
[0072]
The obtained sintered body was subjected to predetermined machining and grinding to produce a target having a diameter of 127 mm and a thickness of 6 mm as in Example 1.
[0073]
(Comparative Example 4)
High purity Si powder sieved to a maximum particle size of 32 μm or less is mixed with 12 wt% of Nb powder having a maximum particle size of 14 μm (average particle size of 10 μm) and 0.1 wt% of antimony (Sb) powder having an average particle size of 10 μm, It mixed for 48 hours with the ball mill substituted by the high purity Ar gas. Subsequently, the mixed powder was filled into a graphite mold. This mold was placed in a hot press machine and the degree of vacuum was 5 × 10-3In the following vacuum, after holding at a pressure of 1.5 MPa for 600 ° C. for 1.5 hours, the temperature was raised to 1350 ° C. and sintering was performed under conditions of a pressure of 34.3 MPa for 3 hours. Then, the sintered compact was produced by cooling, without heat-processing in a cooling process.
[0074]
The obtained sintered body was subjected to predetermined machining and grinding to produce a target having a diameter of 127 mm and a thickness of 6 mm as in Example 1.
[0075]
(Comparative Example 5)
High-purity Ar gas is blended with high-purity Si powder sieved to a maximum particle size of 32 μm or less, 10 wt% of Cr powder with a maximum particle diameter of 12 μm (average particle diameter of 10 μm), and 1 wt% of SiC powder for imparting conductivity. For 48 hours. Subsequently, the mixed powder was filled into a graphite mold. This mold was placed in a hot press machine and the degree of vacuum was 5 × 10-3In the following vacuum, after holding at 1000 ° C. for 1 hour at a pressure of 1.5 MPa, the temperature was raised to 1330 ° C. and sintering was performed under conditions of a pressure of 29.4 MPa and 3 hours. Thereafter, a dense sintered body was produced by cooling without heat treatment in the cooling step.
[0076]
The obtained sintered body was subjected to predetermined machining and grinding to produce a target having a diameter of 127 mm and a thickness of 6 mm as in Example 1.
[0077]
(Comparative Example 6)
5 wt% of W powder having a maximum particle size of 15 μm (average particle size of 10 μm) was mixed with high-purity Si powder sieved to a maximum particle size of 32 μm or less, and mixed for 48 hours in a ball mill substituted with high-purity Ar gas. Subsequently, the mixed powder was filled into a graphite mold. This mold was placed in a hot press machine and the degree of vacuum was 5 × 10-3In the following vacuum, after holding at 1100 ° C. × 1 hour at a pressure of 1.5 MPa, the temperature was raised to 1350 ° C., and sintering was performed under conditions of a pressure of 29.4 MPa and 4 hours. Thereafter, in the cooling step, the mixture was heated and held at 600 ° C. for 1 hour and cooled to prepare a dense sintered body.
[0078]
The obtained sintered body was subjected to predetermined machining and grinding to produce a target having a diameter of 127 mm and a thickness of 6 mm as in Example 1.
[0079]
A sample having a length of 15 mm and a width of 15 mm was taken out from the evaluation sample collection positions (center, top, bottom, left, right) shown in FIG. 1 for the targets of Examples 1 to 7 and Comparative Examples 1 to 6, and relative density measurement was performed. Then, the half width of the structure observation, Si (111) plane, and refractory metal silicide (101) plane was investigated. Specifically, the Archimedes method by the paraline impregnation method was measured for the relative density, and the maximum particle size of the silicide phase was measured for the structure. Further, with respect to the half width, an X-ray diffraction apparatus in which the sputtering surface of the target is polished under the above-mentioned conditions so that the surface roughness is Rmax of 0.1 μm, and the Cu-kα ray is used for the above-described X-ray source. The profile was taken and measured by (trade name, RAD-B, manufactured by Rigaku Instruments Co., Ltd.). These results are shown in the following Table 1 (Examples 1 to 7) and the following Table 2 (Comparative Examples 1 to 6).
[0080]
In addition, the targets of Examples 1 to 7 and Comparative Examples 1 to 6 thus obtained were 2 × 10 using a sputtering apparatus (trade name of ULVAC; SH-550).-3Sputtering was performed under the conditions of torr and argon gas pressure, and a film having a thickness of approximately 2000 angstroms was deposited on a 5-inch wafer. A sample is cut out from the evaluation sample collection position (center, top, bottom, left, right) of the wafer 2 shown in FIG. 2, and the film thickness is measured using a film thickness meter (trade name manufactured by TENCOR; alpha-Step200). Then, the variation in film thickness was calculated by [(maximum value−minimum value) / (maximum value + minimum value)]. Moreover, the number of particles; piece / wafer (p / wafer) was measured by a particle counter (trade name: WM-3). These results are shown in the following Table 1 (Examples 1 to 7) and the following Table 2 (Comparative Examples 1 to 6).
[0081]
[Table 1]
Figure 0004509363
[0082]
[Table 2]
Figure 0004509363
[0083]
As is apparent from Table 1 and Table 2, when film thickness variations and the number of generated particles of the films formed by sputtering the sputtering targets of Examples 1 to 7 and Comparative Examples 1 to 6 of the present invention are compared. It can be seen that the films formed by sputtering the targets of Examples 1 to 7 can achieve low particle size and film thickness uniformity that cannot be achieved by the targets of Comparative Examples 1 to 6. .
[0084]
Using the sputtering targets of Examples 1 to 7, a phase shift mask blank was manufactured by forming a thin film by forming a film on a transparent substrate by a conventional method, for example. Further, a phase shift mask was manufactured by patterning the light semi-transmissive film of this phase shift mask blank.
[0085]
The manufactured phase shift mask blank and phase shift mask had few particles, a uniform film thickness, and good characteristics.
[0086]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, it is possible to form a film with low particle size, uniform film thickness, acid resistance, and high transmittance that could not be achieved at the time of sputtering. Further, it is possible to provide a sputtering target that is extremely useful for forming a thin film of a light translucent portion in a phase shift mask blank and a phase shift mask, and a method for manufacturing the same.
[0087]
Further, according to the present invention, it is possible to provide a phase shift mask blank and a phase shift mask having a thin film with a uniform film thickness with few particles in the film.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing an evaluation sample collection position of a target.
FIG. 2 is a plan view showing a 5-inch wafer film thickness sample collection position.
[Explanation of symbols]
1 ... Target,
2 ... A film-formed wafer.

Claims (10)

シリコンが70〜97重量%であり、残部が実質的に高融点金属シリサイドからなるスパッタリングターゲットであって、
金属組織は、少なくともシリコン相と、前記シリコンと前記高融点金属からなる高融点金属シリサイド相を有し、かつ
スパッタ面は、X線回折法(XRD)により求められたSi(111)面のピークの半値幅が0.5deg以下で、かつ高融点金属シリサイド(101)面のピークの半値幅が0.5deg以下であることを特徴とするスパッタリングターゲット。
A sputtering target comprising 70 to 97% by weight of silicon and the balance being substantially made of refractory metal silicide,
The metal structure has at least a silicon phase and a refractory metal silicide phase composed of the silicon and the refractory metal, and the sputtering surface has a peak of the Si (111) surface obtained by X-ray diffraction (XRD). The sputtering target is characterized in that the half width of the refractory metal silicide (101) plane is 0.5 deg or less.
前記高融点金属は、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、チタン(Ti)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)からなる群より選ばれた少なくとも1種以上の金属であることを特徴とした請求項1記載のスパッタリングターゲット。  The refractory metal is at least one metal selected from the group consisting of molybdenum (Mo), tungsten (W), titanium (Ti), chromium (Cr), tantalum (Ta), and niobium (Nb). The sputtering target according to claim 1. 前記高融点金属シリサイド相の最大粒径は、20μm以下であることを特徴とする請求項1または2記載のスパッタリングターゲット。  The sputtering target according to claim 1 or 2, wherein the maximum particle size of the refractory metal silicide phase is 20 µm or less. 相対密度が90%以上であることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のスパッタリングターゲット。  The sputtering target according to any one of claims 1 to 3, wherein a relative density is 90% or more. さらにホウ素、リン、アンチモンおよびヒ素からなる群より選ばれた少なくとも1種以上の元素を0.1ppm〜0.5wt%含有させることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のスパッタリングターゲット。  5. The sputtering target according to claim 1, further comprising 0.1 ppm to 0.5 wt% of at least one element selected from the group consisting of boron, phosphorus, antimony and arsenic. さらに炭化ケイ素(SiC)を0.5〜3wt%添加することを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のスパッタリングターゲット。  Furthermore, 0.5-3 wt% of silicon carbide (SiC) is added, The sputtering target in any one of the Claims 1 thru | or 4 characterized by the above-mentioned. シリコンが70〜97重量%であり、残部が実質的に高融点金属シリサイドからなり、金属組織が少なくともシリコン相と、前記シリコンと前記高融点金属からなる高融点金属シリサイド相を有するスパッタリングターゲットの製造方法であって、
最大粒径32μm以下の高純度シリコン粉末と、最大粒径20μm以下の高融点金属粉末を混合する工程と、
前記混合粉末を成形用型に充填し、10-2〜10-3Paの真空中、0.1〜3MPaのプレス圧力下で1000℃〜1300℃に加熱して前記シリコンと高融点金属とを反応させて高融点金属シリサイドを形成する工程と、
10-2〜10-3Paの真空中、もしくは5.32×104〜6.65×104Pa不活性ガス雰囲気中、24.5〜39.2MPaのプレス圧力下で1350℃〜1450℃にて焼結して緻密化する工程と、
前記焼結後の冷却工程において無加圧で1200℃〜1300℃の温度に3〜6時間保持して残留応力除去した後、冷却する工程と
を具備することを特徴とするスパッタリングターゲットの製造方法。
Production of sputtering target having 70 to 97% by weight of silicon, the balance being substantially made of refractory metal silicide, and having a metal structure having at least a silicon phase and a refractory metal silicide phase comprising silicon and the refractory metal. A method,
Mixing a high-purity silicon powder having a maximum particle size of 32 μm or less and a refractory metal powder having a maximum particle size of 20 μm or less;
The mixed powder is filled into a molding die, heated in a vacuum of 10 −2 to 10 −3 Pa under a press pressure of 0.1 to 3 MPa to 1000 ° C. to 1300 ° C., and the silicon and the refractory metal are mixed. Reacting to form a refractory metal silicide;
1350 ° C. to 1450 ° C. under a press pressure of 24.5 to 39.2 MPa in a vacuum of 10 −2 to 10 −3 Pa or in an inert gas atmosphere of 5.32 × 10 4 to 6.65 × 10 4 Pa. Sintering and densifying with,
A method of manufacturing a sputtering target, comprising: a step of cooling after sintering after holding residual pressure at 1200 ° C. to 1300 ° C. for 3 to 6 hours without removing pressure and then cooling. .
前記高融点金属は、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、チタン(Ti)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)からなる群より選ばれた少なくとも1種以上の金属であることを特徴とした請求項7記載のスパッタリングターゲットの製造方法。  The refractory metal is at least one metal selected from the group consisting of molybdenum (Mo), tungsten (W), titanium (Ti), chromium (Cr), tantalum (Ta), and niobium (Nb). The manufacturing method of the sputtering target of Claim 7 characterized by the above-mentioned. 請求項1〜6いずれか記載のスパッタリングターゲットをスパッタリングして透明基板上に光半透過膜を形成することを特徴とする位相シフトマスクブランクの製造方法A method for producing a phase shift mask blank , comprising sputtering the sputtering target according to claim 1 to form a light semi-transmissive film on a transparent substrate . 請求項1〜6いずれか記載のスパッタリングターゲットをスパッタリングして透明基板上に光半透過膜を形成して位相シフトマスクブランクを作製した後、前記光半透過膜をパターニングすることを特徴とする位相シフトマスクの製造方法。A phase shift mask blank is formed by sputtering the sputtering target according to claim 1 to form a light semitransmissive film on a transparent substrate, and then patterning the light semitransmissive film. Shift mask manufacturing method.
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