JP4505890B2 - Synthetic fiber winding method and apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、糸条を巻き取る工程に適する。特に、合成繊維製造工程において、高速で巻取られかつ自動的に切替を行う巻取り機において特に効果を発揮する合成繊維の巻取り方法及び装置に関するものである。詳細には、糸条を糸巻き用ボビンに巻付けるに際し、前記糸条パッケージの外部で、棒状に巻かれた捨て糸となるテールバンチを巻付けないことによって、テールバンチの除去作業を不要とし、かつ高い切替成功率を維持する技術に関し、更に前記技術に付随し、テール割れのなく、かつ適正な糸長のテール糸(トランスファーテール)を形成する技術、及び巻上りパッケージの巻終りの糸端が巻上りパッケージ表層から落ちることを防止する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
糸巻き用ボビンの自動切替え機構を持つ一般的な巻取り機について、図1、2および図3〜7を用いて説明する。
【0003】
図1は多糸条型巻取り機の概略正面図であり、図2は多糸条型巻取り機の概略側面図である。図3〜図7は巻上がりパッケージから空ボビンへの自動切替え時の動作を1糸条について時系列的に表した概略図である。巻取装置1は、機枠に回転自在に取付けられたターレット板3と、ターレット板3に回転自在に取り付けられた2本のスピンドル4と、スピンドル4の上方に設置されたトラバース装置5と、スピンドル4に装着された糸巻き用空ボビン16、あるいはボビンに巻取られた糸条に当接して所定の面圧を付与する接圧ローラー6と、接圧ローラー6の上方に設けられた上部糸切替え機構7と、糸条を巻上がりボビン17から空ボビン16に切替える際に糸道を規制するため、2本のスピンドル4の間の位置に設けられた糸道規制機構8と、糸条を空ボビン16に巻付けるために空ボビン16と糸道規制機構8の間に設けられた下部糸切替機構12とにより構成されている。上述の上部糸切替え機構7は、トラバースガイドの綾振り方向に動作して、糸条を正規のトラバース領域の外に移動させ、糸条をテールバンチ巻き位置、及びテール巻き位置に案内する糸寄せガイド9、及びこれらの駆動源(図示せず)からなり、糸道規制機構8は、待機側にあった空ボビン16が巻取り側に移動したとき、糸条が空ボビン周面に接触しないように糸道を規制し支持する糸道規制ガイド10と、糸道を満巻きパッケージ17の糸条巻取り表層における表層バンチの巻位置に向かって走行させる表層バンチ形成ガイド11から成る。
【0004】
また、下部糸切替機構12は、糸寄せガイド9と糸道規制ガイド10の間を走行している糸条を空ボビン16の周面に接触させ、糸条を空ボビン16の軸方向に移動させて空ボビン16に設けた糸条把持部23に把持させる巻付け用ガイド13と、前記巻付け用ガイド13を待機位置と巻付け位置に動作させるアーム13´により構成されている。
【0005】
上述のような巻取り機で、糸条を巻上がりパッケージ17から空ボビン16への切替えを行う場合、まずターレット板3が180度時計回りに回転して巻取り側にあった巻上がりパッケージ17が待機側に移動し、さらに、待機側にあった空ボビン16が巻取り側に移動される。
【0006】
このとき、図3に見られるように糸道規制機構8(図示せず)の糸道規制ガイド10はターレット板3(図示せず)の回転と連動し、糸条をトラバースガイド(図示せず)から外し、糸条が空ボビン16周面に接触しないように糸道を規制し支持する。
【0007】
次いで、図4のように上部糸切替え機構7の糸寄せガイド9によって糸条が正規のトラバース領域の外に搬送されると、糸道規制機構8の表層バンチ形成ガイド11が、糸を巻上がりパッケージ17の糸巻取り層における表層バンチの巻位置に向かって走行させる。
【0008】
次に、図5に示すように、下部糸切替機構12(図示せず)の巻付け用ガイド13が空ボビン16と、糸道規制機構8の間に移動し、上部糸切替え機構7(図示せず)の糸寄せガイド9と下部糸切替え機構8の表層バンチ形成ガイド11によって糸道が規制されて走行している糸条が、前記巻付け用ガイド13により空ボビン16の周面に当接されると共に、空ボビン16の軸方向に移動されると、空ボビン16の端部周方向にある糸条把持部23に導入され、把持される。前記糸条が把持されると、満巻きパッケージ17と空ボビン16がどちらも糸条巻取り方向に回転しているため、巻上がりパッケージ17と空ボビン16の間で糸条が切断されて糸条が巻上がりパッケージ17から空ボビン16に切替えられる。
【0009】
そして、図6にあるように糸寄せガイド9によって糸条が空ボビンのテールバンチ巻き位置に向かって走行するように案内されているため、前記糸条は把持部を出て空ボビン16の周面に移動し、所定の巻き位置にテールバンチが形成される。
【0010】
次いで、図7のように所定のテールバンチ量を巻き取った後、糸寄せガイド9がボビン反対側の端部に向かって戻るのに従い、糸条はテール糸を形成しつつトラバース中心方向に向かって移動し、トラバースガイド(図示せず)に受け渡され、綾振りされて巻き取られる。
【0011】
このように、上述したような従来の巻取り方法及び装置でボビンの自動切替を行う場合、糸条が空ボビンに切替え後、トラバース中心方向に向かって移動しようとする力に逆らって糸条をテールバンチ巻き位置上に支持する、上部糸切替え機構7にある糸寄せガイド9により、空ボビン16に把持された糸条は、糸寄せガイド9の真下に巻取られ、必ずテールバンチが形成されることとなる。その結果、その形成されたテールバンチ巻きを後の工程で除去しなければならず、この分の作業負担が生じるという問題があった。
【0012】
このほかに特開昭62−280172号公報、および特公昭57−36233号公報、および特開平6−321424号公報に記載されているようなターレット型自動巻取り機があげられるが、いずれも糸条が空ボビンに切替後、トラバース中心方向に向かって移動しようとする力に逆らって糸条を支持するため、必ずテールバンチが形成され、上述の場合と同様の問題があった。
【0013】
一方、このようなテールバンチの形成を行わない巻取装置としては、特開昭54−114674号公報にあるようなものが知られている。
【0014】
しかし、この装置では、空ボビン表面に周方向に延びた糸把持用の溝に糸条を導入する際の糸道は、該糸条把持用の溝に対し斜めになる。その結果、糸条の把持が確実に行われず、糸条の物性や太さの異なるさまざまな品種に対して高い切替成功率を維持するには問題があった。
【0015】
かかる問題に対し、糸条把持用の溝に糸条を導入する際に空ボビンよりも下流側で糸条を支持する糸止め装置に斜めの溝を設ける方法、あるいは、糸止め装置を設けず、待機側に移った巻上がりパッケージの巻幅が糸条把持用の溝の真下に来るように、待機側のスピンドルをスピンドル軸方向に平行移動する方法が記載されている。これらの方法によれば、糸条把持用の溝に糸条を導入する際の糸道を糸条把持用の溝に対し平行にすることができるものの、糸止め装置に斜めの溝を設ける方法では、斜めの溝の部分で発生する摩擦力が巻取張力を下げるため切替成功率が低下するという問題があり、また、スピンドルを移動させる方法では設備構成が複雑となり設備費が過大になるという問題があった。
【0016】
更に、たとえ前記の方法で糸条把持用の溝に糸条を導入する際の糸道を糸条把持用の溝に対し平行にするようにしても、テール糸がマルチフィラメントの状態でなく、複数の単糸毎にばらけてしまういわゆるテール割れが発生するという問題があった。テール割れは、糸条把持直後糸条が走行方向とは逆方向に逆巻きされることにより単糸毎に張力のずれが生じ、テールバンチがないため、この張力のずれた状態で即座にテール糸を巻き始めるために起こり、テール割れの発生したパッケージではテール糸繋ぎ作業が困難になるという問題がある。
【0017】
また、このほかに、テールバンチをなくすことで後の工程でのテールバンチ除去作業が不要になるものの、巻上りパッケージの巻終りの端糸が巻上りパッケージ表層から落ちてボビン端部に巻付く現象が依然として残るため、後の工程でこの糸を除去しなければならず、結局、作業負荷が軽減されないという問題があった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の第一の目的は、糸条を糸巻き用ボビンに巻付けるに際し、パッケージの外部で捨て糸となる棒巻であるテールバンチを巻付けず、かつ糸条の物性や太さの異なるさまざまな品種の糸条についても、高い切替成功率を維持し、これらにより、後の工程ではテールバンチの除去作業を不要とし、かつ巻取りの工程も安定させることができる合成繊維の巻き取り方法を提供せんとするものである。
【0019】
本発明の第二の目的は、第一の目的に加え、テール糸が単糸毎にばらけてしまうテール割れがなく、かつ、さまざまな品種の糸条や使用条件に応じた、テール糸繋ぎ作業に適正な長さのテール糸を安定的かつ容易に形成することができる合成繊維の巻き取り方法を提供せんとするものである。これによりパッケージ使用の際(織り・糸加工等)のテール糸繋ぎ作業を効率的に行うことができるようになるのであり、本発明の目的は、そのようなテール糸繋ぎ作業を効率的に行うことのできる合成繊維の巻き取り方法を提供せんとするものである。
【0020】
本発明の第三の目的は、巻上りパッケージの巻終りの端糸が巻上りパッケージの表層から落ちにくい巻上がりパッケージとして巻き取ることを可能にする合成繊維の巻き取り方法を提供せんとするものである。これにより後の工程で表層から落ちてボビン端部に巻き付いた端糸の除去作業を軽減することのできる合成繊維の巻き取り方法を提供せんとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本発明の糸条の巻取り方法は、主として次の構成を有する。すなわち、空ボビンへ糸条を巻付けるに際し、糸条を巻取るときの綾振り支点ガイドと、糸を巻取る前で左右に綾振りをするトラバース装置と、巻き取られた糸条に当接して所定の面圧を付与する接圧ロ−ラーと、綾振られて送り出されてくる糸条を交互に巻取る2本のスピンドルと、巻取り側スピンドルから、待機側のスピンドルに連続して糸条を切り替えるためにスピンドル位置を移動させる移動装置と、糸条を把持する糸条把持部に糸条を導入する糸切替装置とからなり、更に、該糸切替装置が、前記巻取り側スピンドルに装着された空ボビンに対し上流側に設けられた上部糸切替機構と、下流側に設けられた下部糸切替機構と、待機側に移った巻上がりパッケージにいたる糸条の糸道を規制する糸道規制機構とから構成され、かつ、前記上部糸切替機構が、糸条を正規のトラバース幅の範囲外へ糸寄せし、糸条を他のガイドに預けた後もとの位置に戻る糸寄せガイドと、糸寄せした糸条を預ける糸預けガイドとを備え、前記下部糸切替機構が、前記上部糸切替機構と前記糸道規制機構に規制された糸条を空ボビンの周面に接触させ、空ボビン軸方向に移動させて糸条把持部に糸条を把持させる巻付け用ガイドを備えた糸条巻取装置を用い、糸条を正規のトラバース領域の外に移動し糸条を前記上部糸切替機構と前記下部糸切替機構により糸条把持部に略平行に規制し、前記上部糸切替え機構と前記下部糸切替え機構の少なくとも一方で前記糸条把持部に移動させ、糸条が前記糸条把持部に把持切断されると共に、糸条の把持点が糸条の走行方向とは反対である空ボビンの回転方向に移行し、前記上部糸切替え機構から自動的に糸条が外れ、棒巻きであるテールバンチを形成することなくトラバース中心方向に糸条が移動し、トラバースガイドと係合した時点から正規の巻取りを開始する合成繊維の巻取り方法である。
【0022】
また、本発明の糸条の巻取り装置は、主として次の構成を有する。すなわち、糸条を巻取るときの綾振り支点ガイドと、糸を巻取る前で左右に綾振りをするトラバース装置と、巻き取られた糸条に当接して所定の面圧を付与する接圧ロ−ラーと、綾振られて送り出されてくる糸条を交互に巻取る2本のスピンドルと、巻取り側スピンドルから、待機側のスピンドルに連続して糸条を切り替えるためにスピンドル位置を移動させる移動装置と、糸条を把持する糸条把持部に糸条を導入する糸切替装置とからなり、更に、該糸切替装置が、前記巻取り側スピンドルに装着された空ボビンに対し上流側に設けられた上部糸切替機構と、下流側に設けられた下部糸切替機構と、待機側に移った巻上がりパッケージにいたる糸条の糸道を規制する糸道規制機構とから構成され、かつ、前記上部糸切替機構が、糸条を正規のトラバース幅の範囲外へ糸寄せし、糸条を他のガイドに預けた後もとの位置に戻る糸寄せガイドと、糸寄せした糸条を預ける糸預けガイドとを備え、前記下部糸切替機構が、前記上部糸切替機構と前記糸道規制機構に規制された糸条を空ボビンの周面に接触させ、空ボビン軸方向に移動させて糸条把持部に糸条を把持させる巻付け用ガイドを備えた糸条巻取装置であり、前記空ボビンへ糸条を巻付けるに際し、糸条を正規のトラバース領域の外に移動し糸条を前記上部糸切替機構と前記下部糸切替機構により糸条把持部に略平行に規制し、前記上部糸切替機構と前記下部糸切替機構の少なくとも一方で前記糸条把持部に移動させ、糸条が前記糸条把持部に把持切断されると共に、糸条の把持点が糸条の走行方向とは反対である空ボビンの回転方向に移行し、前記上部糸切替え機構から自動的に糸条が外れ、棒巻きであるテールバンチを形成することなくトラバース中心方向に糸条が移動し、トラバースガイドと係合した時点から正規の巻取りを開始する合成繊維の巻取り装置である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様を図12〜20を用いて説明する。
図12〜図16は巻上がりパッケージから空ボビンへの自動切替え時の動作を時系列的に表した概略図であり、図17は上部糸切替機構付近の概略正面図である。図19は本発明の実施態様であるターレット型の多糸条巻取り装置の概略正面図、図20は概略側面図である。まずターレット板3が180度時計回りに回転して巻取り側にあった巻上がりパッケージ17が待機側に、待機側にあった空ボビン16が巻取り側に移動される。このとき図12に見られるように糸道規制機構8の糸道規制ガイド10はターレット板3(図示せず)と連動し、糸条をトラバースガイド(図示せず)から綾振り方向と直交する方向に外し、糸条が空ボビン16周面に接触しないように糸道を規制し支持する。
【0024】
次いで、図13のように上部糸切替え機構7の糸寄せガイド9によって糸条が正規のトラバース幅の外に搬送されると、糸道規制機構8の表層バンチ形成ガイド11が糸道を巻上がりパッケージ17の糸巻取り層における表層バンチの巻位置に向かって走行させる。
【0025】
次に、図14に示すように、糸寄せガイド9は元の位置に戻り、そのとき糸条は上部糸切替え機構7に設けられた、糸預けガイド15に受け渡され、空ボビン16の表面に周方向に延びる糸条把持部23上方で支えられる。
【0026】
次いで、図15に示すように、下部糸切替機構12(図示せず)の巻付け用ガイド13が、空ボビン16と糸道規制機構8の間に移動し、糸預けガイド15と糸道規制機構8の表層バンチ形成ガイド11によって糸道が規制されて走行している糸条が、前記巻付け用ガイド13により空ボビン16の周面に当接されると共に、空ボビン16の軸方向に移動されると、糸道が空ボビン16の糸条把持部23に対し略平行に導入され把持される。前記糸条が把持されると、巻上がりパッケージ17と空ボビン16がどちらも糸条巻取り方向に回転しているため、巻上がりパッケージ17と空ボビン16の間で糸条が引っ張られ、切断されて糸条が巻上がりパッケージ17から空ボビン16に切替えられる。
【0027】
この直後、切り替わった糸条は糸預けガイド15から速やかに外れ、トラバース中心方向に移動を開始する。このように糸が自動的に糸預けガイド15から外れるのは、図17に示すように、糸預けガイド15が糸切替直後の巻取機で巻取られる糸条の糸道B(破線)を横切らない位置でかつ切替直前の糸条の糸道Cを横切る位置に設置されているためである。
【0028】
次に、図16に示すように、トラバース中心方向に移動する糸条は、糸条把持部23とトラバース領域の間に設けた抵抗ガイド18に接触し、トラバース中心とは反対側の方向へ摩擦力を受けて移動速度を落とし、この間に所定の糸長のテール糸を形成しつつトラバース中心に向かって移動を続け、ついにはトラバースガイド(図示せず)に受け渡され、綾振りされて巻き取られる。
【0029】
なお、本発明の実施にあたっては、特に、ターレット型自動巻取装置を使用するのがよく、さらには高速巻取りに適用するのがよい。
また、糸道規制ガイド10は、ターレット盤3と連動せず単独の駆動機構により動作してもよいし、糸条をトラバースガイドから綾振り方向と直交する方向に外す方法については接圧ローラー6の上流に設けた糸外しガイドによってもよい。
【0030】
また、糸条を空ボビン軸方向に移動させ糸条把持部に導入する手段としては、上部糸切替機構7と下部糸切替機構8双方にその手段を設けてもよい。
【0031】
また、糸条を把持させる手段としては、図8のような空ボビンの管端部表面に周方向に延びる糸把持用スリット溝23を設けた糸巻き用ボビンによるのが好ましく、隣接する糸巻き用ボビンとの境を用いて糸把持してもよく、糸巻き用ボビンの間に挿入された管状部材と、糸巻き用ボビン端部との境を用いて糸把持するなど把持できるものがあればいずれであってもよい。
【0032】
また、テール糸の糸長を制御する手段としては、上述のようなひとつの抵抗ガイドだけによらず、図9のように複数の抵抗ガイド18を組み合わせて使用してもよく、抵抗ガイドのうちの一つが、図10のように回転羽根機構によるトラバース装置を構成する、綾振りの糸道に対し該回転羽根とは反対の位置に設けられたトラバース規制ガイド21であってもよいし、抵抗ガイドのうちの一つが、切替時に糸条をトラバースガイドから綾振り方向と直交する方向に外す糸外しガイドであってもよい。更に、テール糸の糸長を制御する手段として、回転するスクリュー状の溝を用いてもよく、図11のようにスクリュー状の溝24を接圧ローラー6に加工してもよい。
【0033】
また、糸条の物性や太さ等の品種条件の違いや、テール糸繋ぎを行う作業環境の違い等によりテール糸の糸長を微調整する必要が生じる場合、そのテール糸の糸長の微調整方法としては、抵抗ガイドの位置を調節移動することにより抵抗ガイドの摩擦力を変化させる方法が好ましく、更に好ましくは、2つの抵抗ガイドを糸条を挟む位置に設け、糸条走行方向の2つのガイド間の距離を変えることにより抵抗ガイドの摩擦力を変化させる方法がよく、また、抵抗ガイドを設置したうえで綾振り支点ガイドの位置を調節することにより抵抗ガイドの摩擦力を変化させる方法も好ましい。
【0034】
また、テール割れを防止する方法としては、図18のように糸条把持部に糸条が把持された直後に糸条が糸預けガイドから外れる位置を、スピンドル軸に直交する方向から見て糸条把持部より反綾振り側にずれた位置(例えばA点)にするのが好ましく、更にテール割れ防止と切替成功率の維持の双方の目的から、ボビン外径をR、糸条把持部に糸条が把持された直後に糸条が糸預けガイドから外れる部分の位置と糸条把持部とのスピンドル軸方向の距離をd(図18に図示)としたとき、距離dを0.007R≦d≦0.07Rの範囲とするのがより好ましい。また、ここで言う糸条把持部に糸条が把持された直後に糸条が糸預けガイドから外れる部分というのは、糸条を空ボビン軸方向に移動させ糸条把持部に導入する手段が上部糸切替機構にある場合において、糸条が糸条把持部に把持された直後に糸条が上部糸切替機構から外れる部分を含むものとする。
【0035】
また、巻き上りパッケージの巻終りの端糸が巻上りパッケージ表層から落ちることを防止するためには、巻上がりパッケージの表層に巻かれる表層バンチの巻き位置を、スピンドル軸に直交する方向から見てパッケージ表層端面から少なくとも5mm以上内側とするのが好ましく、10mm以上内側とするのが更に好ましく、更に20mm以上内側としたとき顕著な効果を発揮する。
【0036】
表層バンチの巻き位置を巻上がりパッケージ端面から少なくとも5mm以上内側に形成させる手段としては、表層バンチ形成ガイド11の糸条を支持する位置を巻上がりパッケージ端面から少なくとも5mm以上内側の位置へ取り付けるのがよい。
【0037】
【実施例】
以下、実施例により、本発明を具体的に説明する。
ナイロン6糸条を溶融紡糸し、巻取り速度が3000m/分で巻取る工程に供した。
巻取りには、スピンドル1本にボビン径140mmの糸把持用スリット溝を設けた糸巻き用紙管8本を装着し、そのスピンドル2軸を装備した東レエンジニアリング(株)製ターレット型巻取機、KW−66Aを使用し、1個あたりのパッケージ重量が7.5kg巻き(直径が350mm)になるごとに自動糸切替えし、以下に記載する内容の評価1、評価2、評価3、評価4のそれぞれについて、評価を行った。
【0038】
すなわち、評価1にては、切替成功率と満巻に巻き上がったパッケージのテール割れの状態を調査した。
すなわち、評価2にては、満巻に巻き上がったパッケージの糸把持部周辺に形成されたテール糸の糸長を調査した。
すなわち、評価3にては、テール糸の糸長の調整機能について評価した。
すなわち、評価4にては、満巻に巻き上がったパッケージの表層に形成された表層バンチ位置と、糸条パッケージの巻終わりの端糸の、パッケージ表層からの糸落ちの状態を調査した。
【0039】
「評価1」
まず、切替成功率と満巻に巻き上がったパッケージのテール割れの状態を調査した。50デニール、40フィラメントの糸条を巻取る工程において、糸を預ける部分の形状が直線であり、かつ該直線部がスピンドル軸に対し直角な糸預けガイドを用い、該直線部をスピンドル軸に直交する方向からみて、紙管端部表面に周方向に延びる糸条把持部に対し1mm反綾振り側にしたもの(実施例1)、糸条把持部より5mm反綾振り側にしたもの(実施例2)、糸条把持部より9mm反綾振り側にしたもの(実施例3)、1mm綾振り側にしたもの(実施例4)、糸条把持部の真上にしたもの(実施例5)、糸条把持部より12mm反綾振り側にしたもの(実施例6)について自動切替を行い評価した。満巻に巻き上がった糸条パッケージの切替成功率とテール割れの発生状態の評価結果を表1に併せて示す。
実施例1〜3においては、切替成功率100%で自動切替することができ、糸割れの発生はなかった。また、実施例4、5においては、100%の切替成功率でテール割れが多少発生した。実施例6においては、切替成功率は95.0%でテール割れの発生はなかった。
【0040】
【表1】
【0041】
「評価2」
次に、満巻に巻き上がったパッケージの糸把持部周辺に形成されたテール糸の糸長の評価を、50デニール、40フィラメント糸条を用い、テール糸の糸長を制御する手段が図21−1(正面図)、図21−2(側面図)のような一つの抵抗ガイド(図21−3)による場合(実施例7)、図22−1(正面図)、図22−2(側面図)に示したような寸法の2つの抵抗ガイド(図22−3、図22−4)の組合せによる場合(実施例8)、図11のような接圧ローラーに加工したスクリューによる場合(実施例9)、テール糸の糸長を制御する手段を設けない場合(実施例10)について行った。その結果が表2であり、実施例7から9においてはテール糸の糸長が80〜100cmとテール移行作業をするのに十分かつ適正な長さであった。一方、実施例10においてもテール糸長が25cmであった。
【0042】
【表2】
【0043】
「評価3」
次に、50デニール、17フィラメント糸条を用い、テール糸の糸長の微調整機能について評価を行った。すなわち、前記実施例7の抵抗ガイドを糸条走行方向に対し接圧ローラーに近づく方向(+)と離れる方向(−)に4mm移動した場合(実施例11)、前記実施例8の2つの抵抗ガイドのうち上の一つの抵抗ガイドを糸条走行方向に対し接圧ローラーに近づく方向(+)と離れる方向(−)に4mm移動した場合(実施例12)、前記実施例8の抵抗ガイドのうち上の一つの抵抗ガイドを図22−1に示すガイドを固定する前板25に対し離れる方向(+)と近づく方向(−)に0.5mm移動した場合(実施例13)、前記実施例8の条件で振支点ガイドの位置を糸条把持部方向(+)と反糸条把持部方向(−)に6mm移動した場合(実施例14)についてテール糸の糸長を測定し、基準である実施例7または8の場合(移動量0mm)と比較した。
その結果が、図23であり、グラフは横軸が移動量、縦軸がテール糸の糸長である。実施例11から14の全ての場合でテール糸の糸長を変化させ、微調整できることがわかる。
【0044】
「評価4」
次に、満巻に巻き上がったパッケージの表層に形成された表層バンチ位置と、糸条パッケージの巻終わりの端糸の、パッケージ表層からの糸落ち状態を30デニール、10フィラメント糸条を用い調査した。表層に形成させる表層バンチの巻位置を巻上がりパッケージ端面から5mmにしたもの(実施例15)、10mmにしたもの(実施例16)、20mmにしたもの(実施例17)で評価を行った。比較として、表層に形成させる表層バンチの巻位置を巻上がりパッケージ端面から1mmにしたもの(実施例18)、3mmにしたもの(実施例19)、4mmにしたもの(実施例20)で評価を行った。このように自動切替えし、満巻に巻き上がった糸条パッケージの巻終わりの端糸のパッケージ表層からの糸落ち状態の評価結果を表3に併せて示す。
【0045】
【表3】
実施例15から17においては、満巻に巻き上がった糸条パッケージの巻終わりの端糸がパッケージ表層から糸落ちしたものは6.3%以下であり、実施例17では、糸落ちは0.0%であった。また、実施例18から20においては、満巻に巻き上がった糸条パッケージの巻終わりの端糸がパッケージ表層から糸落ちしたものは、37.5%(実施例18)、22.5%(実施例19)、13.8%(実施例20)と、糸落ちが若干高いレベルであった。
【0046】
【発明の効果】
本発明の合成繊維の巻取り方法及び装置によると、糸条をボビンに巻付けるに際し、テールバンチを巻付けず、かつ糸条の太さや油剤などが異なる品種について、高い切替成功率を維持し、テール糸の単糸ばらけの抑制や適正なテール長を安定的かつ容易に形成することである。これにより、テールバンチの除去作業を不要とし、かつ巻取り工程も安定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術の多糸条型糸条巻取り装置の概略正面図。
【図2】従来の技術の多糸条型糸条巻取り装置の概略側面図。
【図3】従来の技術の糸条切替え動作を示す1糸条のみの概略図。
【図4】従来の技術の糸条切替え動作を示す1糸条のみの概略図。
【図5】従来の技術の糸条切替え動作を示す1糸条のみの概略図。
【図6】従来の技術の糸条切替え動作を示す1糸条のみの概略図。
【図7】従来の技術の糸条切替え動作を示す1糸条のみの概略図。
【図8】糸把持用スリット溝を設けたボビンの概略図。
【図9】テール糸長を制御する手段が複数の抵抗ガイドを組み合わせたものの概略図。
【図10】抵抗ガイドのうちの一つが、トラバース規制ガイドであるものの概略図。
【図11】接圧ローラーにスクリュー状の溝を加工したものの概略図。
【図12】本発明の糸条巻取り装置の糸条切替え動作を表す概略図。
【図13】本発明の糸条巻取り装置の糸条切替え動作を表す概略図。
【図14】本発明の糸条巻取り装置の糸条切替え動作を表す概略図。
【図15】本発明の糸条巻取り装置の糸条切替え動作を表す概略図。
【図16】本発明の糸条巻取り装置の糸条切替え動作を表す概略図。
【図17】本発明の糸条巻取り装置の上部糸切替機構周りの位置関係を表す正面概略図。
【図18】本発明の糸条巻取り装置の上部糸切替機構周りの位置関係を表す側面概略図。
【図19】本発明の糸条巻取り装置の概略正面図。
【図20】本発明の糸条巻取り装置の概略側面図。
【図21】テール糸長を制御する手段に一つの抵抗ガイドを設けた場合を説明する図であり、図21−1は正面図、図21−2は側面図。
【図22】2つの抵抗ガイドを設けた場合を説明する図であり、図22−1は正面図、図22−2は側面図。
【図23】テール糸の糸長の微調整機能を評価した実施例を示したグラフ。
【符号の説明】
1 糸条巻取り装置
3 ターレット板
4 スピンドル
5 トラバース装置
6 接圧ローラー
7 上部糸切替え機構
8 下部糸切替え機構
9 糸寄せガイド
10 糸道規制ガイド
11 表層バンチ形成ガイド
12 糸巻付け機構
13 巻付け用ガイド
15 糸預けガイド
16 空ボビン
17 巻上がりパッケージ
18 抵抗ガイド
20 綾振り支点ガイド[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is suitable for a step of winding a yarn. In particular, the present invention relates to a synthetic fiber winding method and apparatus that are particularly effective in a winder that is wound at high speed and automatically switches in a synthetic fiber manufacturing process. Specifically, when the yarn is wound around the bobbin for winding the thread, the tail bunch that becomes a discarded yarn wound in a rod shape is not wound outside the yarn package, thereby eliminating the need to remove the tail bunch and high Regarding the technology for maintaining the switching success rate, the technology that forms the tail yarn (transfer tail) with no tail cracking and an appropriate yarn length, and the yarn end at the end of the winding of the winding package are attached to the technology. The present invention relates to a technique for preventing falling from the surface of the upstream package.
[0002]
[Prior art]
A general winder having an automatic switching mechanism for a bobbin for bobbin winding will be described with reference to FIGS.
[0003]
FIG. 1 is a schematic front view of a multi-thread winder, and FIG. 2 is a schematic side view of the multi-thread winder. FIG. 3 to FIG. 7 are schematic diagrams showing the operation at the time of automatic switching from a rolled-up package to an empty bobbin in a time series for one yarn. The
[0004]
Further, the lower
[0005]
When switching the yarn from the
[0006]
At this time, as shown in FIG. 3, the yarn
[0007]
Next, as shown in FIG. 4, when the yarn is conveyed outside the normal traverse region by the
[0008]
Next, as shown in FIG. 5, the
[0009]
Then, as shown in FIG. 6, the
[0010]
Next, after winding a predetermined amount of tail bunch as shown in FIG. 7, as the
[0011]
As described above, when the bobbin is automatically switched by the conventional winding method and apparatus as described above, after the thread is switched to the empty bobbin, the thread is moved against the force to move toward the traverse center. The yarn gripped by the
[0012]
In addition, there are turret type automatic winders as described in JP-A-62-280172, JP-B-57-36233, and JP-A-6-321424. After the line is switched to the empty bobbin, the yarn is supported against the force to move toward the center of the traverse, so that the tail bunch is always formed, and there is a problem similar to that described above.
[0013]
On the other hand, as a winding device which does not form such a tail bunch, there is known one disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 54-114674.
[0014]
However, in this apparatus, the yarn path when the yarn is introduced into the thread gripping groove extending in the circumferential direction on the surface of the empty bobbin is inclined with respect to the thread gripping groove. As a result, the yarn is not reliably gripped, and there is a problem in maintaining a high switching success rate for various varieties having different physical properties and thicknesses.
[0015]
For this problem, when introducing the yarn into the yarn gripping groove, a method of providing an oblique groove in the yarn fixing device that supports the yarn downstream of the empty bobbin, or no yarn fixing device is provided. A method is described in which the stand-by-side spindle is translated in the spindle axial direction so that the winding width of the rolled-up package moved to the stand-by side is directly below the yarn gripping groove. According to these methods, although the yarn path for introducing the yarn into the yarn gripping groove can be made parallel to the yarn gripping groove, a slant groove is provided in the yarn fixing device. Then, there is a problem that the success rate of switching is lowered because the frictional force generated in the oblique groove portion lowers the winding tension, and the method of moving the spindle makes the equipment configuration complicated and the equipment cost excessive. There was a problem.
[0016]
Furthermore, even if the yarn path when introducing the yarn into the yarn gripping groove by the above method is parallel to the yarn gripping groove, the tail yarn is not in a multifilament state, There has been a problem that a so-called tail crack occurs in which a plurality of single yarns are scattered. Tail cracking occurs when the yarn is wound in the direction opposite to the running direction immediately after gripping the yarn, causing a tension shift for each single yarn, and there is no tail bunch. There is a problem that the tail thread joining operation becomes difficult in a package in which tail cracking occurs because winding starts.
[0017]
In addition to this, although the tail bunch removal work in the subsequent process becomes unnecessary by eliminating the tail bunch, the end yarn at the end of winding of the winding package falls off the surface of the winding package and winds around the end of the bobbin. Since it still remains, this thread has to be removed in a later process, and there is a problem that the work load is not reduced after all.
[0018]
[Problems to be solved by the invention]
The first object of the present invention is to wind a yarn around a bobbin for winding, without winding a tail bunch, which is a rod wound as a discarded yarn outside the package, and various physical properties and thicknesses of the yarn are different. We do not provide a method for winding synthetic fibers that maintains a high success rate of switching for the yarns of the varieties, which eliminates the need for tail bunch removal work in the subsequent process and stabilizes the winding process. It is what.
[0019]
The second object of the present invention is that, in addition to the first object, there is no tail cracking in which tail yarns are scattered for each single yarn, and tail yarn joining is performed in accordance with various types of yarns and usage conditions. It is an object of the present invention to provide a synthetic fiber winding method capable of stably and easily forming a tail yarn having a length suitable for work. As a result, it is possible to efficiently perform tail yarn joining work when using a package (weaving, yarn processing, etc.), and an object of the present invention is to efficiently perform such tail yarn joining work. It is intended to provide a synthetic fiber winding method that can be used.
[0020]
The third object of the present invention is to provide a synthetic fiber winding method that enables the end yarn at the end of winding of the winding package to be wound as a winding package that does not easily fall off the surface of the winding package. It is. Accordingly, the present invention is intended to provide a synthetic fiber winding method that can reduce the work of removing the end yarn that has fallen from the surface layer and wound around the end of the bobbin in a later step.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve this problem, the yarn winding method of the present invention mainly has the following configuration. That is, When winding the yarn around the empty bobbin, A traverse fulcrum guide for winding the yarn, a traverse device that traverses left and right before winding the yarn, and a contact pressure roller that abuts the wound yarn and applies a predetermined surface pressure And two spindles that alternately wind the yarn that is traversed and fed, and a movement that moves the spindle position to continuously switch the yarn from the take-up spindle to the stand-by spindle. And a yarn switching device that introduces the yarn into a yarn gripping portion that grips the yarn, and the yarn switching device is provided upstream of the empty bobbin mounted on the take-up spindle. Upper thread trimmer Spare machine And lower thread trimmer on the downstream side Spare machine And the yarn path of the yarn leading to the rolled-up package moved to the standby side Thread From road regulation mechanism The upper yarn switching mechanism is configured so that the yarn is moved out of the range of the normal traverse width and the yarn is moved to another guide after being returned to the original position; A yarn depositing guide for depositing the yarn, wherein the lower yarn switching mechanism makes the yarn regulated by the upper yarn switching mechanism and the yarn path regulating mechanism contact the peripheral surface of the empty bobbin, With a winding guide that allows the thread gripping part to grip the thread Using a yarn winding device , The yarn is moved out of the normal traverse region, and the yarn is regulated substantially parallel to the yarn gripping portion by the upper yarn switching mechanism and the lower yarn switching mechanism, and the upper yarn switching mechanism and the lower yarn switching mechanism At least one side is moved to the yarn gripping portion, and the yarn is gripped and cut by the yarn gripping portion, and the yarn gripping point is shifted to the rotation direction of the empty bobbin opposite to the yarn traveling direction. Shi The upper thread switching mechanism automatically disengages from the upper thread, and the thread moves toward the traverse center without forming a tail bunch that is wound by a rod, and starts normal winding from the point of engagement with the traverse guide. This is a method for winding synthetic fibers.
[0022]
The yarn winding device of the present invention mainly has the following configuration. That is, a traverse fulcrum guide when winding the yarn, a traverse device that traverses left and right before winding the yarn, and a contact pressure that abuts the wound yarn and applies a predetermined surface pressure Moves the spindle position to continuously switch the yarn from the roller, the two spindles that alternately take up the yarn that has been traversed and the winding spindle to the standby spindle. And a yarn switching device that introduces the yarn into the yarn gripping portion that grips the yarn, and further, the yarn switching device is upstream of the empty bobbin mounted on the winding-side spindle. Upper thread trimmer provided on Spare machine And lower thread trimmer on the downstream side Spare machine And the yarn path of the yarn leading to the rolled-up package moved to the standby side Thread From road regulation mechanism The upper yarn switching mechanism is configured so that the yarn is moved out of the range of the normal traverse width and the yarn is moved to another guide after being returned to the original position; A yarn depositing guide for depositing the yarn, wherein the lower yarn switching mechanism makes the yarn regulated by the upper yarn switching mechanism and the yarn path regulating mechanism contact the peripheral surface of the empty bobbin, With a winding guide that allows the thread gripping part to grip the thread Yarn winding device And The empty bobby To When winding the yarn, the yarn is moved out of the normal traverse region, and the yarn is regulated substantially parallel to the yarn gripping portion by the upper yarn switching mechanism and the lower yarn switching mechanism, and the upper yarn cutting Spare machine Structure and lower thread trimmer Spare machine The rotating direction of the empty bobbin in which at least one of the structures is moved to the yarn gripping portion, the yarn is gripped and cut by the yarn gripping portion, and the thread gripping point is opposite to the traveling direction of the yarn Migrate to And Synthesizing that the yarn is automatically removed from the upper yarn switching mechanism, the yarn moves toward the traverse center without forming a tail bunch that is a rod winding, and normal winding is started from the point of engagement with the traverse guide. This is a fiber winding device.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS.
12 to 16 are schematic views showing the operation at the time of automatic switching from the wound package to the empty bobbin in time series, and FIG. 17 is a schematic front view of the vicinity of the upper thread switching mechanism. FIG. 19 is a schematic front view of a turret type multi-thread winding device according to an embodiment of the present invention, and FIG. 20 is a schematic side view. First, the
[0024]
Next, as shown in FIG. 13, when the yarn is conveyed outside the normal traverse width by the
[0025]
Next, as shown in FIG. 14, the
[0026]
Next, as shown in FIG. 15, the winding
[0027]
Immediately after this, the switched yarn is quickly removed from the
[0028]
Next, as shown in FIG. 16, the yarn moving in the traverse center direction comes into contact with the
[0029]
In carrying out the present invention, it is particularly preferable to use a turret type automatic winding device, and more preferably to high-speed winding.
Further, the yarn
[0030]
Ma As a means to move the yarn in the axial direction of the empty bobbin and introduce it to the yarn gripping part Is The means may be provided in both the upper
[0031]
Further, as a means for gripping the yarn, it is preferable to use a bobbin for thread winding provided with a thread gripping
[0032]
Further, as a means for controlling the yarn length of the tail yarn, a plurality of resistance guides 18 may be used in combination as shown in FIG. One of them may be a
[0033]
Also, if it is necessary to fine-tune the tail thread length due to differences in the varieties such as the physical properties and thickness of the yarn, and the working environment where the tail thread is connected, the tail thread length must be finely adjusted. As an adjustment method, a method of changing the frictional force of the resistance guide by adjusting and moving the position of the resistance guide is preferable, and more preferably, two resistance guides are provided at positions sandwiching the yarn, and 2 in the yarn traveling direction. The method of changing the friction force of the resistance guide by changing the distance between the two guides is good, and the method of changing the friction force of the resistance guide by adjusting the position of the traverse fulcrum guide after installing the resistance guide Is also preferable.
[0034]
Further, as a method for preventing tail cracking, as shown in FIG. 18, the position where the yarn is removed from the yarn deposit guide immediately after the yarn is held by the yarn holding portion is viewed from the direction perpendicular to the spindle axis. It is preferable that the position is shifted to the side opposite to the traverse side (for example, point A), and the bobbin outer diameter is set to R and the yarn gripping part for the purpose of preventing tail cracking and maintaining the switching success rate. When the distance in the spindle axis direction between the position of the portion where the yarn is removed from the yarn deposit guide and the yarn gripping portion immediately after the yarn is gripped is d (shown in FIG. 18), the distance d is 0.007R ≦ A range of d ≦ 0.07R is more preferable. In addition, the portion where the yarn is detached from the yarn deposit guide immediately after the yarn is grasped by the yarn grasping portion is referred to as means for moving the yarn in the empty bobbin axial direction and introducing it into the yarn grasping portion. In the case of the upper yarn switching mechanism, the yarn includes a portion where the yarn is detached from the upper yarn switching mechanism immediately after the yarn is held by the yarn holding portion.
[0035]
In order to prevent the end yarn at the end of winding of the winding package from falling from the surface of the winding package, the winding position of the surface bunch wound on the surface of the winding package is viewed from the direction perpendicular to the spindle axis. The inner surface is preferably at least 5 mm or more from the end surface of the package surface, more preferably 10 mm or more, and even more preferably 20 mm or more.
[0036]
As a means for forming the winding position of the surface layer bunch at least 5 mm or more inside from the package end surface, attaching the position of the surface bunch forming guide 11 to support the yarn at least 5 mm or more inside from the package end surface. Good.
[0037]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described specifically by way of examples.
For winding, a turret type winding machine manufactured by Toray Engineering Co., Ltd., equipped with two spindles with 8 spindles with a thread holding slit with a bobbin diameter of 140 mm on one spindle, KW -66A is used, and automatic thread switching is performed every time the package weight per package reaches 7.5 kg (diameter is 350 mm), and each of
[0038]
That is, in
That is, in Evaluation 2, the yarn length of the tail yarn formed around the yarn gripping portion of the fully wound package was investigated.
That is, in the
That is, in
[0039]
"
First, the success rate of switching and the state of tail cracking of the fully wound package were investigated. In the process of winding a yarn of 50 denier and 40 filaments, the shape of the portion for depositing the yarn is a straight line, and the straight portion is perpendicular to the spindle axis, and the straight portion is orthogonal to the spindle axis. 1 mm from the yarn gripping portion extending in the circumferential direction on the surface of the end of the paper tube (Example 1), and 5 mm from the yarn gripping portion (from the yarn gripping portion) Example 2), 9 mm away from the yarn gripping part (Example 3), 1 mm traversing side (Example 4), just above the yarn gripping part (Example 5) ), And an evaluation (Example 6) of the yarn gripping portion on the side opposite to the traverse side by 12 mm (Example 6). Table 1 also shows the evaluation results of the success rate of switching the yarn packages wound up to the full winding and the occurrence of tail cracks.
In Examples 1 to 3, automatic switching was possible with a switching success rate of 100%, and there was no occurrence of yarn cracking. In Examples 4 and 5, some tail cracks occurred with a switching success rate of 100%. In Example 6, the switching success rate was 95.0%, and no tail cracking occurred.
[0040]
[Table 1]
[0041]
"Evaluation 2"
Next, the evaluation of the yarn length of the tail yarn formed around the yarn gripping portion of the fully wound package using 50 denier and 40 filament yarn and means for controlling the yarn length of the tail yarn is shown in FIG. -1 (front view), FIG. 21-2 (side view), one resistance guide (FIG. 21-3) (Example 7), FIG. 22-1 (front view), FIG. 22-2 ( In the case of a combination of two resistance guides (FIGS. 22-3 and 22-4) having dimensions as shown in the side view (Example 8), in the case of a screw processed into a contact pressure roller as shown in FIG. 11 ( Example 9) The case where no means for controlling the yarn length of the tail yarn was provided (Example 10). The results are shown in Table 2. In Examples 7 to 9, the tail yarn length was 80 to 100 cm, which was sufficient and appropriate for the tail transfer operation. On the other hand, in Example 10, the tail yarn length was 25 cm.
[0042]
[Table 2]
[0043]
"
Next, the fine adjustment function of the tail yarn length was evaluated using 50 denier and 17 filament yarns. That is, when the resistance guide of Example 7 is moved 4 mm in the direction (+) approaching the contact roller and the direction (−) away from the yarn running direction (Example 11), the two resistances of Example 8 are used. When the upper one of the guides is moved 4 mm in the direction approaching the contact roller (+) and the direction away from the contact roller (−) with respect to the yarn traveling direction (Example 12), the resistance guide of Example 8 is used. When one of the upper resistance guides moves 0.5 mm in the direction (+) away from the
The result is shown in FIG. 23. In the graph, the horizontal axis represents the amount of movement and the vertical axis represents the yarn length of the tail yarn. It can be seen that in all cases of Examples 11 to 14, the tail yarn length can be changed and finely adjusted.
[0044]
"
Next, the surface bunch position formed on the surface layer of the fully wound package and the thread drop state of the end yarn at the end of winding of the yarn package from the package surface are investigated using 30 denier and 10 filament yarns. did. Evaluation was carried out with a winding position of the surface bunch formed on the surface layer being 5 mm from the end face of the package (Example 15), 10 mm (Example 16), and 20 mm (Example 17). For comparison, evaluation was made with a surface bunch to be formed on the surface layer having a winding position of 1 mm from the package end face (Example 18), 3 mm (Example 19), and 4 mm (Example 20). went. Table 3 also shows the evaluation results of the thread drop state from the package surface layer of the end yarn at the end of winding of the yarn package that has been automatically switched as described above.
[0045]
[Table 3]
In Examples 15 to 17, the end yarn at the end of winding of the full-wound yarn package dropped from the package surface was 6.3% or less, and in Example 17, the yarn drop was 0. 0%. In Examples 18 to 20, 37.5% (Example 18), 22.5% (the end yarn at the end of winding of the fully wound yarn package was dropped from the surface layer of the package) In Example 19), 13.8% (Example 20), the thread drop was a slightly high level.
[0046]
【The invention's effect】
According to the synthetic fiber winding method and apparatus of the present invention, when winding the yarn around the bobbin, the tail bunch is not wound, and for the varieties having different yarn thickness, oil agent, etc., a high switching success rate is maintained, This is to suppress the tail yarn breakage of the tail yarn and to form an appropriate tail length stably and easily. This eliminates the need to remove the tail bunch and stabilizes the winding process.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic front view of a conventional multi-thread type yarn winding device.
FIG. 2 is a schematic side view of a conventional multi-thread type yarn winding device.
FIG. 3 is a schematic view of only one yarn showing a conventional yarn changing operation.
FIG. 4 is a schematic view of only one yarn showing a conventional yarn switching operation.
FIG. 5 is a schematic view of only one yarn showing a conventional yarn switching operation.
FIG. 6 is a schematic view of only one yarn showing a conventional yarn switching operation.
FIG. 7 is a schematic view of only one yarn showing a conventional yarn switching operation.
FIG. 8 is a schematic view of a bobbin provided with a thread gripping slit groove.
FIG. 9 is a schematic view of a combination of a plurality of resistance guides as means for controlling the tail yarn length.
FIG. 10 is a schematic view of one of the resistance guides being a traverse regulation guide.
FIG. 11 is a schematic view of a contact roller in which a screw-like groove is processed.
FIG. 12 is a schematic diagram showing a yarn switching operation of the yarn winding device of the present invention.
FIG. 13 is a schematic diagram showing a yarn switching operation of the yarn winding device of the present invention.
FIG. 14 is a schematic diagram showing a yarn switching operation of the yarn winding device of the present invention.
FIG. 15 is a schematic diagram showing a yarn switching operation of the yarn winding device of the present invention.
FIG. 16 is a schematic diagram showing a yarn switching operation of the yarn winding device of the present invention.
FIG. 17 is a schematic front view showing the positional relationship around the upper yarn switching mechanism of the yarn winding device of the present invention.
FIG. 18 is a schematic side view showing the positional relationship around the upper yarn switching mechanism of the yarn winding device of the present invention.
FIG. 19 is a schematic front view of the yarn winding device of the present invention.
FIG. 20 is a schematic side view of the yarn winding device of the present invention.
FIGS. 21A and 21B are diagrams illustrating a case where one resistance guide is provided in the means for controlling the tail yarn length, FIG. 21-1 is a front view, and FIG. 21-2 is a side view.
22A and 22B are diagrams illustrating a case where two resistance guides are provided, FIG. 22A is a front view, and FIG. 22B is a side view.
FIG. 23 is a graph showing an example in which the fine adjustment function of the tail yarn length is evaluated.
[Explanation of symbols]
1 Yarn winding device
3 Turret plate
4 Spindle
5 Traverse device
6 Contacting roller
7 Upper thread switching mechanism
8 Lower thread switching mechanism
9 Thread guide
10 Yarn Path Regulation Guide
11 Surface Bunch Formation Guide
12 Yarn winding mechanism
13 Guide for winding
15 Yarn deposit guide
16 empty bobbins
17 roll-up package
18 Resistance guide
20 Traverse fulcrum guide
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