JP4505037B2 - Retaining wall forming block and retaining wall forming method - Google Patents
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Description
本発明は、擁壁形成用ブロック及び擁壁形成工法に関するものである。 The present invention relates to a retaining wall forming block and a retaining wall forming method.
従来より、崖の法面においては、土砂崩れや岩盤崩落を防止するために、法面に擁壁を形成して法面の強度を強化している。この擁壁の形成においては、様々な工法が考案されているが、法面の前方に型枠を設置し、型枠間にコンクリートを打設硬化させて擁壁を形成する工法が広く行われてきている(たとえば、特許文献1参照。)。 Conventionally, on the slope of a cliff, in order to prevent landslide and bedrock collapse, a retaining wall has been formed on the slope to enhance the strength of the slope. Various methods have been devised for the formation of this retaining wall, but there is a wide range of construction methods in which a formwork is installed in front of the slope and concrete is placed between the formwork and hardened to form a retaining wall. (For example, see Patent Document 1).
ところが、従来の擁壁の形成においては、熟練者による長期的な作業が必要であり、施工費用も高くなってしまうといった不具合があった。 However, in the conventional formation of the retaining wall, there is a problem that a long-term operation by an expert is necessary and the construction cost is increased.
そこで、本発明者は、これまでの擁壁形成の経験を活かし、鋭意研究を重ね、中空状の基礎ブロックとその上部に積み上げる中空状の立上りブロックとからなる擁壁形成用ブロックを用い、法面に擁壁形成用ブロックを設置した後に、擁壁形成用ブロックの内部にコンクリートを充填して擁壁を形成する新たな工法を本発明として創案した。 Therefore, the present inventor has made extensive use of the experience of forming the retaining wall so far, repeated research, and using a retaining wall forming block composed of a hollow basic block and a hollow rising block stacked on top of it. After installing the retaining wall forming block on the surface, a new construction method for creating a retaining wall by filling the inside of the retaining wall forming block with concrete was devised as the present invention.
すなわち、請求項1に係る本発明では、基礎ブロックとその上部に積み上げる立上りブロックとからなる擁壁形成用ブロックであって、基礎ブロックは、内部にコンクリートを充填するための中空部を形成するとともに、上部に立上りブロックを載置するための前高後低に傾斜させた載置部を形成し、載置部に中空部へ通じる連通孔を形成し、載置部の後方に裏砕石を載置するために張り出した張出部を形成し、張出部の前方に立上りブロックの裏側下端部を支持するとともに立上りブロックを自立させるための突起状の支持体を形成するとともに、張出部に貫通孔を形成し、立上りブロックは、張出部に裏砕石を載置した後に内部にコンクリートを充填するための中空部を形成するとともに、上部に中空部へ通じる開口を形成し、下部に基礎ブロックの連通孔に通じる開口を形成することにした。
That is, in the present invention according to
また、請求項2に係る本発明では、基礎ブロックとその上部に積み上げる立上りブロックとからなる擁壁形成用ブロックを用いた擁壁形成工法であって、基礎ブロックは、内部にコンクリートを充填するための中空部を形成するとともに、上部に立上りブロックを載置するための前高後低に傾斜させた載置部を形成し、載置部に中空部へ通じる連通孔を形成し、載置部の後方に裏砕石を載置するために張り出した張出部を形成し、張出部の前方に立上りブロックの裏側下端部を支持するとともに立上りブロックを自立させるための突起状の支持体を形成するとともに、張出部に貫通孔を形成しており、
立上りブロックは、内部にコンクリートを充填するための中空部を形成するとともに、上部に中空部へ通じる開口を形成し、下部に基礎ブロックの連通孔に通じる開口を形成しており、基礎ブロックを設置し、その後、基礎ブロックの上部に立上りブロックを積み上げた後に、基礎ブロックの張出部に裏砕石を載置し、立上りブロックの上部の開口からコンクリートを投入し、基礎ブロック及び立上りブロックの中空部にコンクリートを充填して擁壁を形成することにした。
Moreover, in this invention which concerns on Claim 2, It is a retaining wall formation construction method using the retaining wall formation block which consists of a foundation block and the standing block piled up on the upper part, Comprising: Since a foundation block fills concrete inside Forming a hollow portion, and forming a mounting portion inclined at a front height and a rear height for mounting the rising block on the upper portion, forming a communication hole leading to the hollow portion in the mounting portion, and mounting portion An overhang is formed to place the crushed stone behind, and a protruding support is formed in front of the overhang to support the lower end of the back side of the rising block and to make the rising block self-supporting. And has a through hole in the overhang,
The rising block has a hollow part for filling concrete inside, an opening that leads to the hollow part at the top, and an opening that leads to the communication hole of the foundation block at the bottom. Then, after building up the rising block on the upper part of the foundation block, place the back crushed stone on the overhanging part of the foundation block, throw in the concrete from the opening on the upper part of the rising block, and the hollow part of the foundation block and the rising block It was decided to form a retaining wall by filling concrete.
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。 And in this invention, there exists an effect described below.
すなわち、本発明では、中空状の基礎ブロックとその上部に積み上げる中空状の立上りブロックとからなる擁壁形成用ブロックを用い、法面に擁壁形成用ブロックを設置した後に、擁壁形成用ブロックの内部にコンクリートを充填して擁壁を形成するものであるために、擁壁形成作業に熟練者を必要とせず、短期間で施工作業を完了することができ、擁壁形成に要する施工費用を低減することができる。 That is, in the present invention, a retaining wall forming block comprising a hollow basic block and a hollow rising block stacked on top thereof is used, and after the retaining wall forming block is installed on the slope, the retaining wall forming block is provided. Since the retaining wall is formed by filling concrete inside the construction wall, the construction work can be completed in a short period of time without requiring an expert for the retaining wall formation work, and the construction cost required for the retaining wall formation Can be reduced.
以下に、本発明に係る擁壁形成用ブロック及び擁壁形成工法の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。 Hereinafter, specific configurations of the retaining wall forming block and the retaining wall forming method according to the present invention will be described with reference to the drawings.
実施例1に係る擁壁形成工法は、図1及び図2に示すように、実施例1に擁壁形成用ブロック1を法面2に設置し、その後、擁壁形成用ブロック1の内部にコンクリートを充填して擁壁を形成する工法である。
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the retaining wall forming method according to the first embodiment is configured by installing the retaining
この擁壁形成工法で用いる擁壁形成用ブロック1は、コンクリート製の基礎ブロック3とその上部に左右に並べて1段又は複数段に積み上げるコンクリート製の立上りブロック4とで構成している。
The retaining
まず、基礎ブロック3の具体的な構造について説明すると、基礎ブロック3は、内部に中空部5を形成するとともに、前端部に基台部6を形成し、基台部6の後方上部に立上りブロック4を載置するために所定の角度で前高後低に傾斜させた載置部7を形成し、載置部7に外部から中空部5に通じる貫通状の連通孔8を形成している。
First, the specific structure of the
また、基礎ブロック3は、載置部7の後方に裏砕石9を載置するために後方へ向けて張り出した張出部10を形成するとともに、載置部7の後方(張出部10の前方)に立上りブロック4の裏側下端部を支持するための突起状の支持体11を形成している。
In addition, the
さらに、基礎ブロック3は、底部(載置部7の下部)と左右側部に貫通状の開口12,13,14を形成するとともに、張出部10の上部に中空部5から外部に通じる貫通状の空気抜き孔15を形成している。
Further, the
次に、立上りブロック4の具体的な構造について説明すると、立上りブロック4は、縦長矩形箱型状に形成し、内部に中空部16を形成している。
Next, a specific structure of the rising
また、立上りブロック4は、上端部に外部から中空部16に通じる開口17を形成するとともに、下端部に中空部16から基礎ブロック3の連通孔8に通じる開口18を形成している。
The rising
擁壁形成用ブロック1は、以上のように構成しており、基礎ブロック3と立上りブロック4とは基礎ブロック3の載置部7において基礎ブロック3の連通孔8と立上りブロック4の下部の開口18とが連通した状態でボルト及びナットからなる締結具19で締結される。
The retaining
なお、擁壁形成用ブロック1は、上記構造のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々な構造のものを用いることができる。
The retaining
例えば、基礎ブロック3は、図3に示すように、張出部10の内部をコンクリートで充填した構造としてもよく、基台部6の上部に中空部5から外部に通じる貫通状の開口20を形成して、開口20から締結具19の締結作業を行えるようにしてもよく、支持体21を上方まで延設して支持体21で立上りブロック4を自立させるようにしてもよい。
For example, as shown in FIG. 3, the
また、立上りブロック4は、表面に窪みを形成して滑面仕上げとしてもよく、また、表面を平坦に形成して環境保全型に仕上げてもよい。
Further, the rising
次に、上記基礎ブロック3及び立上りブロック4で構成する擁壁形成用ブロック1を用いた擁壁形成工法について説明する。
Next, a retaining wall forming method using the retaining
擁壁形成工法では、まず、法面2の前方の地盤22の上部に基礎砕石23を敷設し上面が平坦になるように転圧し、その後、基礎砕石23の上部に基礎ブロック3を左右に並べて設置する。
In the retaining wall formation method, first, the foundation crushed
次に、基礎ブロック3の載置部7の上部に立上りブロック4を載置する。その際に、基礎ブロック3の上部に形成した支持体11に立上りブロック4の裏側下端部を当接させることで、基礎ブロック3の載置部7の所定位置に立上りブロック4を容易に載置することができる。
Next, the rising
このように、基礎ブロック3に形成した支持体11は、基礎ブロック3の上部に立上りブロック4を載置する際のガイドとして利用でき、基礎ブロック3の上部に立上りブロック4を載置した後では立上りブロック4の裏側下端部を支持する機能を有している。
As described above, the
基礎ブロック3の載置部7の所定位置に立上りブロック4が載置されると、基礎ブロック3の連通孔8と立上りブロック4の下部の開口18とが連通した状態となり、この状態で締結具19を用いて基礎ブロック3と立上りブロック4とを締結する。また、隣接する立上りブロック4を連結具24で連結する。
When the rising
次に、法面2の前面と基礎ブロック3の張出部10の上面と立上りブロック4の後面とで形成される空間に裏砕石9を投入し、転圧する。なお、左右端部には小口止めブロックを設置しておく。
Next, the crushed stone 9 is put into a space formed by the front surface of the slope 2, the upper surface of the overhanging
このように、基礎ブロック3の後方に張出した張出部10を形成し、張出部10の上部に裏砕石9を載置するようにしているため、基礎ブロック3を安定させることができる。
Thus, since the overhang |
次に、立上りブロック4の上部の開口17から中空部16に向けてコンクリートを打設する。これにより、コンクリートは、立上りブロック4の上部の開口17から中空部16に投入され、立上りブロック4の下部の開口18及び基礎ブロック3の連通孔8を通過して基礎ブロック3の中空部5に投入され、最終的に基礎ブロック3の中空部5と立上りブロック4の中空部16に充填される。なお、このときに、基礎ブロック3の上面に空気抜き孔15を形成しているために、内部の空気が空気抜き孔15から良好に排出される。
Next, concrete is cast from the
そして、基礎ブロック3の中空部5と立上りブロック4の中空部16に充填したコンクリートが固まるまで養生することで、法面2の前面に擁壁を形成することができる。
And the retaining wall can be formed in the front surface of the slope 2 by curing until the concrete with which the
なお、上記擁壁形成工法において、地盤22が上方又は下方に傾斜している場合には、基礎ブロック3を傾斜させた状態で設置するとともに、図4に示すように、ボルト及びナットのほかにボルトに螺着する内ネジ付鞘桿25を介設した締結具26を使用して傾斜する基礎ブロック3の上部に立上りブロック4を垂直に載置する。この場合には、基礎ブロック3と立上りブロック4との間に形成される間隙を型枠27で被覆する。
In addition, in the retaining wall forming method, when the
また、上記擁壁形成工法において、法面2が前方又は後方に湾曲している場合には、隣接する立上りブロック4の間に間隙が形成されるが、図5に示すように、隣設する立上りブロック4の間にT字状の冶具28を挿入して90度回転させ、冶具28の先端に止め具29を螺着し、止め具29に設けた楔30で型枠31を立上りブロック4に向けて付勢して型枠31を固定し、その後、隣接する立上りブロック4と型枠31との間にコンクリートを打設し、コンクリートの固化後に止め具29を外して型枠31を取外すようにすればよい。
Further, in the retaining wall forming method, when the slope 2 is curved forward or backward, a gap is formed between the adjacent rising
以上に説明したように、上記擁壁形成工法では、中空状の基礎ブロック3とその上部に積み上げる中空状の立上りブロック4とからなる擁壁形成用ブロック1を法面2に設置した後に、擁壁形成用ブロック1の内部にコンクリートを充填して擁壁を形成するものであるために、擁壁形成作業に熟練者を必要とせず、短期間で施工作業を完了することができ、擁壁形成に要する施工費用を低減することができる。
As described above, in the retaining wall forming method, the retaining
実施例2に係る擁壁形成工法は、図6に示すように、実施例2に係る擁壁形成用ブロック32を法面33に設置し、その後、擁壁形成用ブロック32の内部にコンクリートを充填して擁壁を形成する工法である。
In the retaining wall forming method according to the second embodiment, as shown in FIG. 6, the retaining
この擁壁形成工法で用いる擁壁形成用ブロック32は、コンクリート製の基礎ブロック34とその上部に左右に並べて1段又は複数段に積み上げるコンクリート製の立上りブロック35とで構成している。
The retaining
まず、基礎ブロック34の具体的な構造について説明すると、基礎ブロック34は、図7に示すように、内部に中空部36を形成するとともに、前端部に基台部37を形成し、基台部37の後方上部に立上りブロック35を載置するために所定の角度で前高後低に傾斜させた載置部38を形成し、載置部38に外部から中空部36に通じる左右一対の貫通状の連通孔39を形成している。
First, the specific structure of the
また、基礎ブロック34は、載置部38の後方に裏砕石40を載置するために後方へ向けて張り出した張出部41を形成するとともに、載置部38の後方(張出部41)に立上りブロック35の裏側下端部を支持するための突起状の支持体42を形成している。
Further, the foundation block 34 forms an overhanging
また、基礎ブロック34は、底部(載置部38の下部)と左右側部に貫通状の開口43,44,45を形成するとともに、軽量化のために張出部41に貫通状の貫通孔46を形成している。
In addition, the
さらに、基礎ブロック34は、各連通孔39の下方位置にアンカープラグ47を取付け、図6に示すように、基礎ブロック34と立上りブロック35とを連結板48とボルト49で連結できるようにしている。
Further, the
次に、立上りブロック35の具体的な構造について説明すると、立上りブロック35は、図8に示すように、縦長矩形箱型状に形成し、内部に中空部50を形成している。
Next, the specific structure of the rising
また、立上りブロック35は、上端部に外部から中空部50に通じる開口51を形成するとともに、下端部に中空部50から基礎ブロック34の連通孔39に通じる開口52を形成している。
Further, the rising
また、立上りブロック35は、上端後部に位置合わせ用のガイド凸部53を形成するとともに、下端後部にガイド凸部53と係合するガイド凹部54を形成して、上下の立上りブロック35の位置を容易に合わせられるようにしている。
Further, the rising
また、立上りブロック35は、上端左右端部に連結用のピン挿入溝55を形成して左右の立上りブロック35を容易に連結できるようにするとともに、下端左右端部に切欠部56を形成して左右への移動を容易なものとしている。
Further, the rising
また、立上りブロック35は、開口51,52の内側及び外側にアンカープラグ57を取付けて、基礎ブロック34と立上りブロック35や上下の立上りブロック35を連結できるようにしている。
The rising
さらに、立上りブロック35は、左右側壁や上端面の所要位置に断面矩形状の挿入孔58を形成している。
Further, the rising
擁壁形成用ブロック32は、以上のように構成しており、基礎ブロック34と立上りブロック35とは基礎ブロック34の載置部38において基礎ブロック34の連通孔39と立上りブロック35の下部の開口52とが連通した状態で積み上げられる。
The retaining
なお、擁壁形成用ブロック32は、上記構造のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々な構造のものを用いることができる。
The retaining
例えば、上記構造の擁壁形成用ブロック32では、1個の基礎ブロック34の上部に複数個(ここでは2個)の立上りブロック35を載置するようにしているが、1個の基礎ブロック34の上部に2個分の立上りブロック35を一体形成したものを載置するようにしてもよい。
For example, in the retaining
また、法面33が前方又は後方に湾曲している部分などでは、図9に示すコーナーブロック59を用いるようにしてもよい。
Further, a
このコーナーブロック59は、立上りブロック35の左右側壁を除去するとともに前後側壁同士を中心部で連結し、後壁の左右幅を前壁の左右幅よりも短く形成している。
The
このコーナーブロック59の具体的な構造について説明すると、コーナーブロック59は、図9に示すように、矩形板状の前壁60と後壁61とを中心部で連結体62で連結し、内部に中空部63を形成している。
The specific structure of the
また、コーナーブロック59は、上端部に外部から中空部63に通じる開口64を形成するとともに、下端部に中空部63から基礎ブロック34の連通孔39に通じる開口65を形成している。
The
また、コーナーブロック59は、上端後部に位置合わせ用のガイド凸部66を形成するとともに、下端後部にガイド凸部66と係合するガイド凹部67を形成して、上下のコーナーブロック59の位置を容易に合わせられるようにしている。
In addition, the
また、コーナーブロック59は、開口64,65の内側及び外側にアンカープラグ68を取付けて、基礎ブロック34とコーナーブロック59や上下のコーナーブロック59を連結できるようにしている。
In addition, the
さらに、コーナーブロック59は、左右側壁や上端面の所要位置に断面矩形状の挿入孔69を形成している。
Further, the
次に、上記基礎ブロック34及び立上りブロック35で構成する擁壁形成用ブロック32を用いた擁壁形成工法について説明する。
Next, a retaining wall forming method using the retaining
擁壁形成工法では、まず、法面33の前方の地盤70の上部に基礎砕石71を敷設し上面が平坦になるように転圧し、その後、基礎砕石71の上部に基礎ブロック34を左右に並べて設置する。
In the retaining wall formation method, first, the foundation crushed
次に、基礎ブロック34の載置部38の上部に立上りブロック35を載置する。その際に、基礎ブロック34の上部に形成した支持体42に立上りブロック35の裏側下端部を当接させることで、基礎ブロック34の載置部38の所定位置に立上りブロック35を容易に載置することができる。
Next, the rising
このように、基礎ブロック34に形成した支持体42は、基礎ブロック34の上部に立上りブロック35を載置する際のガイドとして利用でき、基礎ブロック34の上部に立上りブロック35を載置した後では立上りブロック35の裏側下端部を支持する機能を有している。
Thus, the
基礎ブロック34の載置部38の所定位置に立上りブロック35が載置されると、基礎ブロック34の連通孔39と立上りブロック35の下部の開口52とが連通した状態となり、この状態で連結板48を用いて基礎ブロック34と立上りブロック35とを連結する。
When the rising
次に、法面33の前面と基礎ブロック34の張出部41の上面と立上りブロック35の後面とで形成される空間に裏砕石40を投入し、転圧する。なお、左右端部には小口止めブロックを設置しておく。
Next, the crushed
このように、基礎ブロック34の後方に張出した張出部41を形成し、張出部41の上部に裏砕石40を載置するようにしているため、基礎ブロック34を安定させることができる。
In this way, the overhanging
次に、立上りブロック35の上部の開口51から中空部50に向けてコンクリートを打設する。これにより、コンクリートは、立上りブロック35の上部の開口51から中空部50に投入され、立上りブロック35の下部の開口52及び基礎ブロック34の連通孔39を通過して基礎ブロック34の中空部36に投入され、最終的に基礎ブロック34の中空部36と立上りブロック35の中空部50に充填される。
Next, concrete is placed from the
そして、基礎ブロック34の中空部36と立上りブロック35の中空部50に充填したコンクリートが固まるまで養生することで、法面33の前面に擁壁を形成することができる。
The retaining wall can be formed on the front surface of the slope 33 by curing until the concrete filled in the
また、上記擁壁形成工法において、法面33が前方又は後方に湾曲している場合には、図10に示すように、立上りブロック35の隣にコーナーブロック59を配置し、立上りブロック35とコーナーブロック59との間の間隙を型枠72で塞ぐようにしている。
Further, in the retaining wall forming method, when the slope 33 is curved forward or backward, as shown in FIG. 10, a
ここで、型枠72は、屈曲可能な冶具73を用いて固定している。この冶具73は、挿入孔58,69に挿入する断面矩形状のL字型の基端部74に連結部75を回動自在に装着し、連結部75にボルト部76を締結しており、ボルト部76を型枠72に挿通させてナット77で締結することで型枠72を固定するようにしている。
Here, the
以上に説明したように、上記擁壁形成工法では、中空状の基礎ブロック34とその上部に積み上げる中空状の立上りブロック35とからなる擁壁形成用ブロック32を法面33に設置した後に、擁壁形成用ブロック32の内部にコンクリートを充填して擁壁を形成するものであるために、擁壁形成作業に熟練者を必要とせず、短期間で施工作業を完了することができ、擁壁形成に要する施工費用を低減することができる。
As described above, in the retaining wall forming method, the retaining
1 擁壁形成用ブロック 2 法面
3 基礎ブロック 4 立上りブロック
5 中空部 6 基台部
7 載置部 8 連通孔
9 裏砕石 10 張出部
11 支持体 12,13,14 開口
15 空気抜き孔 16 中空部
17 開口 18 開口
19 締結具 20 開口
21 支持体 22 地盤
23 基礎砕石 24 連結具
25 内ネジ付鞘桿 26 締結具
27 型枠 28 冶具
29 止め具 30 楔
31 型枠 32 擁壁形成用ブロック
33 法面 34 基礎ブロック
35 立上りブロック 36 中空部
37 基台部 38 載置部
39 連通孔 40 裏砕石
41 張出部 42 支持体
43,44,45 開口 46 貫通孔
47 アンカープラグ 48 連結板
49 ボルト 50 中空部
51 開口 52 開口
53 ガイド凸部 54 ガイド凹部
55 ピン挿入溝 56 切欠部
57 アンカープラグ 58 挿入孔
59 コーナーブロック 60 前壁
61 後壁 62 連結体
63 中空部 64 開口
65 開口 66 ガイド凸部
67 ガイド凹部 68 アンカープラグ
69 挿入孔 70 地盤
71 基礎砕石 72 型枠
73 冶具 74 基端部
75 連結部 76 ボルト部
77 ナット
DESCRIPTION OF
11
15
17
19
21
23 Basic crushed
25 Inner threaded sheath 桿 26 Fastener
27
29
31
33
35
37
39
41
43, 44, 45
47 Anchor plug 48 Connecting plate
49
51
53
55
57 Anchor plug 58 Insertion hole
59
61
63
65
67
69
71 Basic crushed
73
75
77 Nut
Claims (2)
基礎ブロックは、内部にコンクリートを充填するための中空部を形成するとともに、上部に立上りブロックを載置するための前高後低に傾斜させた載置部を形成し、載置部に中空部へ通じる連通孔を形成し、載置部の後方に裏砕石を載置するために張り出した張出部を形成し、張出部の前方に立上りブロックの裏側下端部を支持するとともに立上りブロックを自立させるための突起状の支持体を形成するとともに、張出部に貫通孔を形成し、
立上りブロックは、張出部に裏砕石を載置した後に内部にコンクリートを充填するための中空部を形成するとともに、上部に中空部へ通じる開口を形成し、下部に基礎ブロックの連通孔に通じる開口を形成したことを特徴とする擁壁形成用ブロック。 A retaining wall forming block consisting of a foundation block and a rising block stacked on top of the foundation block,
The foundation block forms a hollow part for filling the inside with concrete, and forms a placing part inclined at a front height and a rear for placing the rising block on the upper part, and the placing part has a hollow part. A communication hole that leads to the surface, a projecting part that overhangs to place the back crushed stone is formed behind the mounting part, and the rising block is supported in front of the projecting part while supporting the lower end of the rear side of the rising block. While forming a protruding support for self-supporting, forming a through hole in the overhang,
The rising block forms a hollow part for filling concrete inside after placing the crushed stone on the overhang part, forms an opening leading to the hollow part in the upper part, and communicates with the communication hole of the basic block in the lower part Retaining wall forming block characterized by forming an opening.
基礎ブロックは、内部にコンクリートを充填するための中空部を形成するとともに、上部に立上りブロックを載置するための前高後低に傾斜させた載置部を形成し、載置部に中空部へ通じる連通孔を形成し、載置部の後方に裏砕石を載置するために張り出した張出部を形成し、張出部の前方に立上りブロックの裏側下端部を支持するとともに立上りブロックを自立させるための突起状の支持体を形成するとともに、張出部に貫通孔を形成しており、
立上りブロックは、内部にコンクリートを充填するための中空部を形成するとともに、上部に中空部へ通じる開口を形成し、下部に基礎ブロックの連通孔に通じる開口を形成しており、
基礎ブロックを設置し、その後、基礎ブロックの上部に立上りブロックを積み上げた後に、基礎ブロックの張出部に裏砕石を載置し、立上りブロックの上部の開口からコンクリートを投入し、基礎ブロック及び立上りブロックの中空部にコンクリートを充填して擁壁を形成することを特徴とする擁壁形成工法。
A retaining wall forming method using a retaining wall forming block consisting of a foundation block and a rising block stacked on top of the foundation block,
The foundation block forms a hollow part for filling the inside with concrete, and forms a placing part inclined at a front height and a rear for placing the rising block on the upper part, and the placing part has a hollow part. A communication hole that leads to the surface, a projecting part that overhangs to place the back crushed stone is formed behind the mounting part, and the rising block is supported in front of the projecting part while supporting the lower end of the rear side of the rising block. A projecting support for self-supporting is formed, and a through hole is formed in the overhang,
The rising block forms a hollow part for filling concrete inside, forms an opening leading to the hollow part in the upper part, and forms an opening leading to the communication hole of the basic block in the lower part,
After installing the foundation block and then stacking the rising block on the upper part of the foundation block, placing the crushed stone on the overhanging part of the foundation block, putting the concrete through the opening at the upper part of the rising block, and the foundation block and rising Retaining wall forming method characterized in that the hollow part of the block is filled with concrete to form a retaining wall.
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