JP4504522B2

JP4504522B2 - Image quality correction device

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Publication number: JP4504522B2
Application number: JP2000205479A
Authority: JP
Inventors: 行伸濱島
Original assignee: Panasonic Corp; Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Corp; Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1999-07-09
Filing date: 2000-07-06
Publication date: 2010-07-14
Anticipated expiration: 2020-07-06
Also published as: JP2001086370A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号に種々の処理を施して、映像信号より再生される画像の品質を補正する画質補正装置に関し、さらに詳述すれば、画像品質に多大な影響を与える映像信号のジッター量に応じた適正な補正量で画質補正する画質補正装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図２２に、ＬＣＤやＣＲＴに代表されるテレビジョンセットで用いられている画像表示器において表示される画像の源であるアナログの映像信号Ｓｖに対して用いられる従来の画像補正装置を示す。同図に示すように、テレビジョンセットにおいて、信号処理システムＳＰｃは映像信号Ｓｖに種々の処理を施して、画像表示器９（本例においては、ＣＲＴ）において画像を表示させるために必要な、画像表示器９の特性に応じた情報を表すスキャン速度変調信号ＶＳＣｃ、画像信号Ｓｉ、および水平同期信号Ｈｓｙｎｃと垂直同期信号Ｖｓｙｎｃを生成する。
【０００３】
スキャン速度変調信号ＶＳＣｃに基づいて、スキャン速度変調駆動器６は画像表示器９における表示画質を補正するために、所定の速度でスキャンさせて画質補正スキャン駆動信号Ｓｓｃｄを生成する。画像信号Ｓｉに基づいて、ＣＲＴ駆動器７は画像表示器９に画像を表示させるＣＲＴ駆動信号Ｓｃｒｔｄを生成する。同期信号Ｓｓｙｎｃに基づいて、偏向器８は画像表示器９を所定の偏向量で動作させラスタスキャンさせる偏向駆動信号Ｓｄｆｄを生成する。画像表示器９は、これらの駆動信号Ｓｓｃｄ、Ｓｃｒｔｄ、およびＳｄｆｄによって駆動されて、映像信号Ｓｖが運んでいる画像を表示する。
【０００４】
信号処理システムＳＰｃは、同期分離器４、画質補正装置ＩＱＣｃ、および信号処理器５を含む。同期分離器４は、映像信号Ｓｖから水平同期信号Ｈｓｙｎｃおよび垂直同期信号Ｖｓｙｎｃを抽出する。
画質補正装置ＩＱＣｃは、水平同期信号Ｈｓｙｎｃおよび垂直同期信号Ｖｓｙｎｃに基づいて、映像信号Ｓｖに画質補正処理を施して被画質補正映像信号ＳＩＱｃを生成すると共に、スキャン速度変調信号ＶＳＣｃを生成する。信号処理器５は、被画質補正映像信号ＳＩＱｃに基づいて、画像信号Ｓｉを生成する。なお、信号処理システムＳＰｃの動作は制御器１００ｃによって制御される。
【０００５】
画質補正装置ＩＱＣｃは、画像表示器９によるスキャン速度ＶＳＣを規定するスキャン速度変調信号生成器１１、画像信号Ｓｉの水平輪郭強調量ＯＥを規定する水平輪郭強調器１２、画像信号Ｓｉに含まれるノイズ成分を低減するノイズ低減器（ＮＲ）１３、マルチプレクサ１４、バスインターフェース１５、およびＲＯＭ１６を含む。
【０００６】
スキャン速度変調信号生成器１１は、水平同期信号Ｈｓｙｎｃおよび垂直同期信号Ｖｓｙｎｃと映像信号Ｓｖに基づいて、画像信号Ｓｉに対応したラスタスキャン速度ＶＳＣ（図示せず）を決定する。同様に、水平輪郭強調器１２は、水平同期信号Ｈｓｙｎｃおよび垂直同期信号Ｖｓｙｎｃと映像信号Ｓｖに基づいて、映像信号Ｓｖの水平輪郭強調量ＯＥ（図示せず）を決定する。
【０００７】
仮に映像信号Ｓｖの品質が一定であったとしても、映像信号Ｓｖの運ぶ映像が画像表示器９で表示される場合には、画像表示器９およびスキャン速度変調駆動器６、ＣＲＴ駆動器７、および偏向器８を含む駆動回路系や、信号処理系を含めたテレビジョンセットの物理特性等の影響を受けるので、上述のスキャン速度ＶＳＣおよび水平輪郭強調量ＯＥを水平同期信号Ｈｓｙｎｃ、垂直同期信号Ｖｓｙｎｃ、および映像信号Ｓｖに基づいて一義的に決定することはできない。そのために、画質補正装置ＩＱＣｃが用いられるテレビジョンセットの物理的特性に応じて、スキャン速度変調信号生成器１１、水平輪郭強調器１２、およびＮＲ１３の作用をそれぞれ補正する所定の補正量を予め求めておく。
【０００８】
そして、それぞれ所定補正量ＳＣＡｃをＲＯＭ１６中に格納しておいて、画質補正装置ＩＱＣｃにおける映像信号Ｓｖの画質補正時に、バスインターフェース１５を経由して、所定補正量ＳＣＡｃをＲＯＭ１６から読み出して、スキャン速度変調信号生成器１１、水平輪郭強調器１２、およびＮＲ１３に供給して、それぞれの作用を補正する。
【０００９】
具体的には、所定補正量ＳＣＡｃには、スキャン速度変調信号生成器１１によって決定されるスキャン速度ＶＳＣに対する所定の補正量であるスキャン速度補正量ＳＶＭｃ、水平輪郭強調器１２によって決定される水平輪郭強調量ＯＥに対する所定の補正量である水平輪郭強調補正量ＳＯＥｃ、およびＮＲ１３におけるノイズ低減量に対する所定の補正値であるノイズ低減補正量ＳＮＲｃが含まれる。
【００１０】
このように、水平輪郭強調器１２は、バスインターフェース１５を経由してＲＯＭ１６から供給される水平輪郭強調補正ＳＯＥｃに基づいて、映像信号Ｓｖの水平輪郭強調量ＯＥを決定して被補正水平輪郭強調信号ＯＥｃを生成する。マルチプレクサ１４は映像信号Ｓｖと被補正水平輪郭強調信号ＯＥｃとを多重化して、映像信号Ｓｖの水平輪郭が水平輪郭強調量ＯＥで強調された水平輪郭被強調映像信号ＶＯＥｃを生成してＮＲ１３に出力する。
【００１１】
ＮＲ１３は、水平輪郭強調器１２と同様に、バスインターフェース１５を経由してＲＯＭ１６から供給されるノイズ低減補正量ＳＮＲｃによって補正されたノイズ低減特性に基づいて、水平輪郭被強調映像信号ＶＯＥｃのノイズを低減して被画質補正映像信号ＳＩＱｃを生成する。
信号処理器５は、被画質補正映像信号ＳＩＱｃに基づいて、画像信号Ｓｉを生成する。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の画質補正装置ＩＱＣｃにおいては、テレビジョンセットの物理特性等の影響を考慮し所定量だけ、映像信号Ｓｖに対して、スキャン速度変調、水平輪郭強調量、およびノイズ低減の補正を行っている。つまり、映像信号Ｓｖの品質の変化に関わらず、画質補正装置ＩＱＣｃによる補正量は常に一定である。
【００１３】
しかしながら、映像信号Ｓｖの品質は時間の経過と共に変化している。映像信号Ｓｖがジッタしている場合には、画質補正装置ＩＱＣｃから出力される被画質補正映像信号ＳＩＱｃおよびスキャン速度変調信号ＶＳＣｃもジッタを起こす。よって、これらジッタを起こしている被画質補正映像信号ＳＩＱｃおよびスキャン速度変調信号ＶＳＣｃに基づいて、画像表示器９において再生される映像のジッタ量も増大するので、再生映像そのものの品質が劣化してしまう。
【００１４】
例えば、ジッタを有する映像信号Ｓｖに、強くエッジ強調する水平輪郭強調処理を施すと、水平輪郭強調信号自体もジッタしているので、エッジ部分のぎらつきを強調し、画質補正処理が再生画像のジッタを強調してしまう。これを防ぐには、映像信号Ｓｖのジッタ量に応じて、エッジ強調型の画質補正量は減じ、ノイズ除去型の画質補正量を増加させれば良い。
【００１５】
つまり、映像信号Ｓｖの品質（ジッタ）に起因する映像画像の品質劣化を防止あるいは改善するためには、映像信号Ｓｖのジッタ量に応じて、スキャン速度変調信号生成器１１、水平輪郭強調器１２、およびＮＲ１３による補正を調整すれば良い。つまり、映像信号Ｓｖがジッタしている場合には、そのジッタ量に応じてスキャン速度変調信号生成器１１および水平輪郭強調器１２による補正を抑える一方、ＮＲ１３による補正を促進するのである。
【００１６】
そのためには、映像信号Ｓｖのジッタの有無およびジッタ量を正確に検出できることが必須である。しかしながら、従来テレビジョンセットのような画像表示装置に組み込んで、入力される映像信号Ｓｖのジッタの有無およびその量を正確に検出する手段は提供されていない。
それゆえに、本発明は上記の課題を解決するために成されたもので、映像信号のジッタの有無およびそのジッタ量を正確に検出できる映像信号のジッタ検出装置を提供することを第１の目的とし、さらに該ジッタ検出装置にて検出映像信号のジッタ量に応じて映像信号を再生する際の画質補正量を適応的に変化させて再生画像の画質補正を行う画質補正装置を提供することを第２の目的としている。
【００１７】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記課題を解決するために、第１の発明は、映像信号のジッタを検出するジッタ検出装置であって、
映像信号の１フィールドの垂直時間を測定して垂直時間信号を生成する垂直時間測定器と、
垂直時間信号に基づいて、映像信号がジッタしているか否かを判定してジッタ判定信号を生成するジッタ判定器と、
ジッタ判定信号に基づいて、映像信号がジッタしていると連続して判定される回数をカウントしてジッタ判定カウンタ信号を生成するジッタ判定カウント器と、
ジッタ判定カウンタ信号に基づいて、映像信号が第１の所定回数連続してジッタしていると判定される場合には映像信号をジッタ信号と認定するジッタ認定器と、
ジッタ判定信号に基づいて、映像信号がジッタしていないと連続して判定される回数をカウントして非ジッタ判定カウンタ信号を生成する非ジッタ判定カウント器と、
非ジッタ判定カウンタ信号に基づいて、映像信号が第２の所定回数だけ連続してジッタしていないと判定される場合に映像信号を非ジッタ信号と認定する非ジッタ認定器と、
垂直時間の分散値を逐次算出するジッタ量算出器とを備える。
【００１８】
上記のように、第１の発明においては、映像信号やテレビジョン装置側のノイズ成分等の擾乱因子の影響を排除して、映像信号のジッタ状態およびジッタ量を正確に検出できる。
【００１９】
第２の発明は、第１の発明において、ジッタ判定器は、
現フィールドの垂直時間と前フィールドの垂直時間Ｓｔｆの差の絶対値が１より大きい時には、映像信号はジッタしていると判定し、
絶対値が１より小さい時には、映像信号はジッタしていないと判定することを特徴とする。
【００２１】
第３の発明は、映像信号のジッタ量に応じて、映像信号の画質を補正する画質補正装置であって、
所定のノイズ低減補正量に基づいて、映像信号ノイズを低減するノイズ低減器と、
所定の水平輪郭強調補正量に基づいて、映像信号の水平輪郭を強調する水平輪郭強調器と、
所定のスキャン速度変調量に基づいて、映像信号の特定の部分を強調するスキャン速度変調器との少なくとも一つを備え、
ジッタ量に応じて、ノイズ低減補正量は所定の調整値だけ増加させ、水平輪郭強調補正量は調整値だけ減少させ、スキャン速度変調量は調整値だけ減少させる画質補正調整器と、
映像信号の１フィールドの垂直時間を測定して垂直時間信号を生成する垂直時間測定器と、
垂直時間信号に基づいて、映像信号がジッタしているか否かを判定してジッタ判定信号を生成するジッタ判定器と、
ジッタ判定信号に基づいて、映像信号がジッタしていると連続して判定される回数をカウントしてジッタ判定カウンタ信号を生成するジッタ判定カウント器と、
ジッタ判定カウンタ信号に基づいて、映像信号が第１の所定回数連続してジッタしていると判定される場合には映像信号をジッタ信号と認定するジッタ認定器と、
ジッタ判定信号に基づいて、映像信号がジッタしていないと連続して判定される回数をカウントして非ジッタ判定カウンタ信号を生成する非ジッタ判定カウント器と、
非ジッタ判定カウンタ信号に基づいて、映像信号が第２の所定回数だけ連続してジッタしていないと判定される場合に映像信号を非ジッタ信号と認定する非ジッタ認定器とを備えるジッタ検出装置とを備え、
画質補正調整器は、垂直時間の分散値を逐次計算しながら動的にノイズ低減補正量、水平輪郭強調補正量、およびスキャン速度変調量の少なくとも１つを調整することを特徴とする。
【００２２】
上記のように、第３の発明においては、映像信号のジッタ状態に応じて、適正に調整された画質補正ができる。
【００２５】
第４の発明は、第３の発明において、画質補正調整器は、ジッタ量に対する出現頻度からなるヒストグラムを生成するヒストグラム器を更に備え、
画質補正調整器は、出現頻度で所定の閾値以上且つジッタ量に対応して予め定められた所定の調整量でノイズ低減補正量、水平輪郭強調補正量、およびスキャン速度変調量の少なくとも１つを調整することを特徴とする。
【００２６】
第５の発明は、第３の発明において、映像信号が非ジッタ信号からジッタ信号に変化した直後には、現フィールドのジッタ量を調整値として用いることを特徴とする。
【００２７】
第６の発明は、第３の発明において、映像信号がジッタ信号から非ジッタ信号に変われば、ノイズ低減補正量、水平輪郭強調補正量、スキャン速度変調量の少なくとも１つの調整を取りやめる調整抑制器を備える。
【００２８】
【発明の実施の形態】
先ず、図１〜図１４を参照して、本発明の実施形態にかかる画質補正装置について説明する。その後、図１５〜図２１を参照して、本発明の実施形態の変形例にかかる画質補正装置について詳しく述べる。
【００２９】
実施形態について具体的に述べる前に、先ず本発明にかかる画質補正装置の基本的な概念について説明する。上述の如く、テレビジョンセットに代表される画像表示装置において、画像表示器において表示される画像の品質は大別して、映像信号の品質およびテレビジョンセットの物理的特性の影響を受ける。映像信号の品質はジッタやノイズであり、テレビジョンセットの物理的特性とは信号処理系の対ジッタ応答性および周波数特性と画像表示器のフォーカス性能およびガンマ特性である。
【００３０】
一般に、画像表示器において表示される画像の品質を改善するには、映像信号に対する水平輪郭強調、画像表示器に対するラスタスキャン速度の輝度信号の変化に対する変調（以降、「スキャン速度変調」と称す）、および映像信号のノイズ成分の影響を低減するノイズ低減化処理がある。ジッタしている映像信号に対しては、水平輪郭強調およびスキャン速度変調は、再生画像品質を一層劣化させるので、抑える必要がある。一方、ノイズ低減化は再生画像の改善するので抑える必要はない。
【００３１】
つまり、映像信号のジッタ量が多くなれば水平輪郭強調およびスキャン速度変調の高速化を抑える一方ノイズ低減化を促進すればよい。一方、映像信号のジッタ量が小さくなれば水平輪郭強調およびスキャン速度変調を促進し、ノイズ低減化を低減化すれば良い。このように、本発明においては、映像信号のジッタ量に応じて、水平輪郭強調、スキャン速度変調、およびノイズ低減化量を適正に調整することによって、画像表示器による再生画像品質の確保を図るものである。
【００３２】
（実施形態）
図１に、本発明の実施形態にかかる画像補正装置をＬＣＤやＣＲＴに代表されるテレビジョンセットに用いられている様子を示す。同図に示すように、テレビジョンセットにおいて、信号処理システムＳＰｐは映像信号Ｓｖに種々の処理を施して、画像表示器９（本例においては、ＣＲＴ）において画像を表示させるために必要な、画像表示器９の特性に応じた情報を表すラスタスキャン速度変調信号ＶＳＣｖ、画像信号Ｓｉ、および水平同期信号Ｈｓｙｎｃと垂直同期信号Ｖｓｙｎｃを生成する。
【００３３】
スキャン速度変調信号ＶＳＣｖに基づいて、スキャン速度変調駆動器６は映像信号Ｓｖの輝度変化の二次微分信号でラスタスキャン速度を変えることで、画像表示器９における表示画質を補正するスキャン駆動信号Ｓｓｃｄを生成する。画像信号Ｓｉに基づいて、ＣＲＴ駆動器７は画像表示器９に画像を表示させるＣＲＴ駆動信号Ｓｃｒｔｄを生成する。偏向器８は画像表示器９を所定の偏向角で動作させる偏向駆動信号Ｓｄｆｄを生成する。画像表示器９は、これらの駆動信号Ｓｓｃｄ、Ｓｃｒｔｄ、およびＳｄｆｄによって駆動されて、映像信号Ｓｖが運んでいる画像を表示する。
【００３４】
信号処理システムＳＰｐは、同期分離器４、画質補正装置ＩＱＣｐ、および信号処理器５を含む。同期分離器４は、映像信号Ｓｖから水平同期信号Ｈｓｙｎｃおよび垂直同期信号Ｖｓｙｎｃを抽出する。
【００３５】
画質補正装置ＩＱＣｐは、水平同期信号Ｈｓｙｎｃおよび垂直同期信号Ｖｓｙｎｃに基づいて、映像信号Ｓｖに画質補正処理を施して被画質補正映像信号ＳＩＱｖを生成すると共に、スキャン速度変調信号ＶＳＣｖを生成する。信号処理器５は、被画質補正映像信号ＳＩＱｖに基づいて、画像信号Ｓｉを生成する。なお、信号処理システムＳＰｐの動作は制御器１００ｐによって制御される。なお、信号処理システムＳＰｃの各構成要素は、それぞれ自身の状態を示す信号を生成して、制御器１００ｐに状態信号Ｓｒとして出力する。制御器１００ｐ、入力された状態信号Ｓｒに基づいて、各構成要素の状態を認識して、各構成要素の動作を制御する制御信号Ｓｃを出力する。
【００３６】
画質補正装置ＩＱＣｐは、画像表示器９のスキャン速度ＶＳＣを規定するスキャン速度変調信号生成器１１、画像信号Ｓｉの水平輪郭強調量ＯＥを規定する水平輪郭強調器１２、画像信号Ｓｉに含まれるノイズ成分を低減するノイズ低減器（ＮＲ）１３、マルチプレクサ１４、バスインターフェース１５、ＲＯＭ１６および補正調整器ＣＡを含む。
【００３７】
ＲＯＭ１６には、画質補正装置ＩＱＣｐが用いられるテレビジョンセットの物理的特性に応じて予め定められた、スキャン速度変調信号生成器１１、水平輪郭強調器１２、およびＮＲ１３の作用をそれぞれ補正する所定補正量ＳＣＡｃが格納されている。これは、映像信号Ｓｖの品質が一定であったとしても、映像信号Ｓｖの運ぶ映像が画像表示器９で表示される場合には、画像表示器９およびスキャン速度変調駆動器６、ＣＲＴ駆動器７、および偏向器８を含む駆動回路系や、信号処理系を含めたテレビジョンセットの物理特性等の影響を受ける。それ故に予め求められたスキャン速度ＶＳＣ、水平輪郭強調量ＯＥ、およびノイズ低減量ＮＲの所定補正量ＳＣＡｃに基づいて、テレビジョンセットの物理的特性等の影響を補償するべく準備されているものである。
【００３８】
補正調整器ＣＡは、同期分離器４で抽出された垂直同期信号Ｖｓｙｎｃに基づいて映像信号Ｓｖのジッタ量を測定し、測定されたジッタ量に応じたスキャン速度変調信号生成器１１、水平輪郭強調器１２、およびＮＲ１３のそれぞれの適正補正量を求める。そして、適正補正量に基づいて、ＲＯＭ１６から読み出した所定補正量ＳＣＡｃを調整して、適正化補正量ＳＣＡｖを生成する。
【００３９】
具体的には、適正化補正量ＳＣＡｖには、スキャン速度変調信号生成器１１によって決定されるスキャン速度ＶＳＣに対する所定の補正量ＳＶＭを調整する補正量である適正化スキャン速度補正量ＳＶＭｖ、水平輪郭強調器１２によって決定される水平輪郭強調量ＯＥを調整する補正量である適正化水平輪郭強調補正量ＳＯＥｖ、およびＮＲ１３におけるノイズ低減量を調整する所定の補正値ＳＮＲを調整する補正量である適正化ノイズ低減補正量ＳＮＲｖが含まれる。適正化補正量ＳＣＡｖのそれぞれは、バスインターフェース１５を経由して速度変調信号生成器１１、水平輪郭強調器１２、およびＮＲ１３に供給されて、それぞれの作用を補正する。
【００４０】
スキャン速度変調信号生成器１１は、水平同期信号Ｈｓｙｎｃと垂直同期信号Ｖｓｙｎｃ、映像信号Ｓｖ、および適正化スキャン速度補正量ＳＶＭｖに基づいて、画像表示器９のラスタスキャン速度ＶＳＣを決定して適正化スキャン速度変調信号ＶＳＣｖを生成する。
同様に、水平輪郭強調器１２は、水平同期信号Ｈｓｙｎｃと垂直同期信号Ｖｓｙｎｃ、映像信号Ｓｖ、および適正化水平輪郭強調補正量ＳＯＥｖに基づいて、映像信号Ｓｖの適正水平輪郭強調量ＯＥｖを決定して適正化被補正水平輪郭強調信号ＯＥｖを生成する。
【００４１】
マルチプレクサ１４は映像信号Ｓｖと適正化被補正水平輪郭強調信号ＯＥｖとを多重化して、映像信号Ｓｖの水平輪郭成分が適正化被補正水平輪郭強調信号ＯＥｖだけ強調された適正水平輪郭被強調映像信号ＶＯＥｖを生成してＮＲ１３に出力する。
【００４２】
ＮＲ１３は、水平輪郭強調器１２と同様に、バスインターフェース１５を経由して補正調整器ＣＡから供給される適正化ノイズ低減補正量ＳＮＲｖに補正されたノイズ低減特性に基づいて、適正水平輪郭被強調映像信号ＶＯＥｖのノイズ成分を低減して被画質補正映像信号ＳＩＱｖを生成する。
【００４３】
信号処理器５は、被画質補正映像信号ＳＩＱｖに基づいて、画像信号Ｓｉを生成する。このようにして、垂直同期信号Ｖｓｙｎｃに基づいて、補正調整器ＣＡによって検出された映像信号Ｓｖのジッタ量に応じて最適化された補正量で、水平輪郭が強調され、ノイズ成分が低減され、且つ画像表示器９がラスタスキャン速度が変調されることによって、画像表示器９において高品位な画像が再現される。
【００４４】
以下に、図２を参照して、補正調整器ＣＡの構成およびその動作について説明する。図２に示すように、補正調整器ＣＡは垂直時間計測器２１、ジッタ検出器２２、ジッタ量計測器２３、および画質補正量算出器２４を含む。
垂直時間計測器２１は、同期分離器４から入力される垂直同期信号Ｖｓｙｎｃに基づいて映像信号Ｓｖの現フィールドｖの垂直時間を計測して垂直時間信号Ｓｔｆ（ｖ）を生成する。
【００４５】
ジッタ検出器２２は、垂直時間計測器２１から入力される垂直時間信号Ｓｔｆ（ｖ）に基づいて、映像信号Ｓｖがジッタ信号Ｓｖｊと非ジッタ信号Ｓｖｊｎの何れであるかを判断してジッタ検出信号Ｓｊｄを生成すると共に、映像信号Ｓｖがジッタ信号Ｓｖｊからジッタ信号Ｓｖｊに変わったことを示すジッタ遷移信号Ｓｆｆを生成する。
【００４６】
ジッタ量計測器２３は、垂直時間計測器２１から入力される垂直時間信号Ｓｔｆ（ｖ）に基づいて、映像信号Ｓｖのジッタ量を検出してジッタ量信号Ｓｄｓｐを生成する。
画質補正量算出器２４は、ジッタ検出器２２から入力されるジッタ検出信号Ｓｊｄおよびジッタ量計測器２３から入力されるジッタ量信号Ｓｄｓｐに基づいて、信号生成器１１、水平輪郭強調器１２、およびＮＲ１３の映像信号Ｓｖのジッタ量に応じたそれぞれの適正補正量を求める。そして、画質補正量算出器２４は、求めた適正補正量に基づいて、ＲＯＭ１６から読み出した所定補正量ＳＣＡｃを調整して、適正化補正量ＳＣＡｖ（ＳＶＭｖ、ＳＯＥｖ、およびＳＮＲ）を生成する。なお、補正調整器ＣＡはＣＰＵによって構成しても良いことは言うまでもない。
【００４７】
次に、図９および図１０を参照して、映像信号Ｓｖのジッタ／非ジッタを判別する特徴量について説明する。図９に、ジッタしていない映像信号Ｓｖ、つまり非ジッタ信号Ｓｖｊｎの特徴量を示す。同図において、左欄にはフィールドＶが示され、中央欄には各フィールドにおける垂直時間Ｓｔｆ（Ｖ）が示され、右欄にはフィールド間垂直時間差△Ｓｔｆ（Ｖ）が示されている。垂直時間Ｓｔｆ（Ｖ）は、前フィールドの垂直時間Ｓｔｆ（Ｖ−１）と今フィールドの垂直時間Ｓｔｆ（Ｖ）の差である。
【００４８】
同図に示すように、非ジッタ信号Ｓｖｊｎは、フィールドＶ＝０〜ｎ−１（任意の正の整数）において、フィールド間垂直時間差△Ｓｔｆ（Ｖ）は−１、０、１の範囲内に収まる。このような非ジッタ信号Ｓｖｊｎは、カラーバースト信号の周波数と、水平周波数および垂直周波数とは同期しており、標準信号と呼ばれる。
【００４９】
カラーバースト信号の４逓倍（４Ｆｓｃ）のクロックで、水平および垂直それぞれの周期を計測すると、水平周期は９１０ＣＬＫに、垂直周期は９１０ＣＬＫ×２６２．５＝２３８８７５となる。それぞれの値を１６進法で標記すると、水平周期は３８ｅ水平カウンタ値で表され、垂直周期は３ａ５１ｂ垂直カウンタ値で表される。本実施形態において垂直期間を計測するクロックは、バーストにロックした４Ｆｓｃクロックであり、水平同期にロックしているのではないので、±１ＣＬＫ以下の計測誤差が生じ得る。それゆえ、前フィールドとの垂直時間Ｓｔｆ（Ｖ）の差、つまりフィールド間垂直時間差△Ｓｔｆ（Ｖ）は、±２ＣＬＫ以下になる。
【００５０】
しかしながら、水平同期信号Ｈｓｙｎｃおよび垂直同期信号Ｖｓｙｎｃは安定したバースト信号からカウントダウンして作成されているので、フィールド間垂直時間差△Ｓｔｆ（Ｖ）が実際に±２ＣＬＫになる確率はほぼゼロである。この事実に基づき、フィールド間垂直時間差△Ｓｔｆ（Ｖ）が±１以下を、映像信号Ｓｖを非ジッタ信号Ｓｖｊｎと判定する。また、標準信号ではないが、その水平周期および垂直周期が一定の信号は、標準信号（非ジッタ信号Ｓｖｊｎ）と見なして差し支えない。
【００５１】
図１０に、ジッタしている映像信号Ｓｖ、つまりジッタ信号Ｓｖｊの特徴量を示す。図９に示した非ジッタ信号Ｓｖｊｎの場合と違って、ジッタ信号Ｓｖｊは、フィールドｖ＝０〜ｎ−１において、フィールド間垂直時間差△Ｓｔｆ（Ｖ）は−１５〜１６の範囲でばらついている。ジッタ信号Ｓｖｊは、例えばアナログビデオテープレコーダから出力される映像信号である。この場合、アナログビデオテープレコーダの構成よりその出力映像信号からジッタを完全になくすことは非常に困難である。
【００５２】
図１０に示す如く、ジッタ信号Ｓｖｊにおいては、フィールドＶ間の周期変動は継続的にばらついている。このばらつき量ｄｓｐを計測、例えば、その分散を計算すれば、ジッタ量を正確に検出できる。画質補正量の調整とは、水平系の画質を補正することでもあるので、本来は水平レートでジッタ量を計測するのが直接的であるが、以下に代表的に列挙される困難がある。
【００５３】
先ず、かなりの高クロックで時間計測する必要がある。次に、計算量が膨大である。さらに、水平周期は短いので、測定精度を確保するのが非常に難しい。
このような困難さを鑑みて、本発明においては、ジッタ信号Ｓｖｊのジッタ成分が積分された結果である垂直のジッタ量に基づいてジッタ測定を行う。なお、垂直のジッタ量に基づいてジッタ測定を行う場合には、現フィールドと前フィールドが同一周期になる場合や、１垂直期間で積分すればジッタが相殺されることが懸念される。
【００５４】
しかしながら、現実上、アナログビデオテープレコーダにおいては、映像信号Ｓｖの現フィールドと前フィールドが同一周期になる確率は現実的にほぼ０に等しく、ジッタ量が多い場合は前フィールドとのジッタ量の差が大きくなるという事実がある。これらの事実に基づいて、本発明においては、垂直のジッタ量に基づいて正確なジッタ測定を可能にしている。以下に、図３〜図７を参照して、ジッタ測定方法を具体的に説明する。
【００５５】
図３に示すメインフローチャートを参照して、本発明の実施形態にかかる補正調整器ＣＡの主な動作について説明する。画質補正装置ＩＱＣｐが組み込まれたテレビジョンセットの動作が開始すると、
ステップ＃１００において、先ず補正調整器ＣＡの初期化が行われる。つまり、ジッタ検出器２２において生成されるジッタ検出信号Ｓｊｄに対応するジッタ認定フラグｅｘ＿ｊｉｔｔｅｒが０にセットされると共に、ジッタ遷移信号Ｓｆｆに対応するｆｉｒｓｔ＿ｆｌａｇが１にセットされ、さらに現フィールドＶに相当する変数であるフィールドｖが０にセットされ、ジッタ量信号Ｄｓｐに対応する変数であるジッタ量ｄｓｐが０にセットされる。
【００５６】
なお、ジッタ認定フラグｅｘ＿ｊｉｔｔｅｒが０であれば映像信号Ｓｖは非ジッタ信号Ｓｖｊｎであることを示し、１であれば映像信号Ｓｖはジッタ信号Ｓｖｊであることを示す。ｆｉｒｓｔ＿ｆｌａｇが０であれば同一の映像信号Ｓｖに対して補正調整が継続して行われていることを示し、１であれば同一の映像信号Ｓｖに対して補正調整が未だ開始されていないことを示す。
【００５７】
このように、画質補正装置ＩＱＣｐ（補正調整器ＣＡ）の動作開始時においては、映像信号Ｓｖはジッタしていないものと扱われる。それゆえ、当然、画質補正調整も開始されていない（ｆｉｒｓｔ＿ｆｌａｇ＝１）。そして、処理は次のステップ＃２００に進む。
【００５８】
ステップ＃２００において、映像信号Ｓｖの垂直時間を求める垂直平均時間算出サブルーチンが実行される。なお、垂直平均時間算出サブルーチンは、垂直時間計測器２１によって実行される処理であって、その詳細については、後ほど図４を参照して説明する。そして、処理は次のステップ＃７００に進む。
【００５９】
ステップ＃７００において、映像信号Ｓｖのジッタ量が算出される。なお、本ステップにおけるジッタ量算出サブルーチンは、ジッタ量計測器２３によって実行される処理であって、その詳細については、図７を参照して後ほど説明する。そして、処理は次のステップ＃３００に進む。
【００６０】
ステップ＃３００において、ジッタ認定フラグｅｘ＿ｊｉｔｔｅｒが１、つまり映像信号Ｓｖがジッタ信号Ｓｖｊであると認定されているか否かが判断される。そしてＮｏ、つまり映像信号Ｓｖがジッタしていないと判断される場合は、処理は次の＃４００に進む。
【００６１】
ステップ＃４００において、映像信号Ｓｖがジッタしていない状態（ステップ＃３００でＮＯ）からジッタしている状態になったことを確認するジッタ認定サブルーチンが実行される。つまり、本ステップにおけるジッタ認定サブルーチンは、映像信号Ｓｖが本当にジッタ信号Ｓｖｊであることを認定する役割を担っている。なお、ジッタ認定サブルーチンはジッタ検出器２２によって実行される処理であって、その詳細については、後ほど図５を参照して説明する。そして、処理は、上述のステップ＃２００に戻り垂直平均時間算出サブルーチンが実行される。
【００６２】
一方、ステップ＃３００においてＹｅｓ、映像信号Ｓｖがジッタ信号Ｓｖｊであると認定されている場合は、処理はステップ＃５００に進む。
ステップ＃５００において、映像信号Ｓｖがジッタしている状態（ステップ＃３００でＹｅｓ）からジッタしていない態になったことを確認する非ジッタ認定サブルーチンが実行される。
【００６３】
つまり、本ステップにおける非ジッタ認定サブルーチンは、＃４００のジッタ認定サブルーチンによって一旦ジッタ信号Ｓｖｊであると認定された映像信号Ｓｖが非ジッタ信号Ｓｖｊｎに変化していないかを監視し、認定する役割を担っている。なお、非ジッタ認定サブルーチンはジッタ検出器２２によって実行される処理であって、その詳細については図６を参照して後ほど説明する。そして、処理は、次のステップ＃８００に進む。
【００６４】
ステップ＃８００においては、ＲＯＭ１６から読み出された所定補正量ＳＣＡｃを、ジッタ量計測器２３から入力されるジッタ量信号Ｓｄｓｐおよびジッタ検出器２２から出力されるジッタ遷移信号Ｓｆｆに基づいて、入力されている映像信号Ｓｖのジッタ状態に応じて適正な画質補正調整量を算出する。なお、本ステップにおける画質補正調整量算出サブルーチンは、画質補正量算出器２４によって実行される処理であって、その詳細については図８を参照して後ほど説明する。そして、処理は次のステップ＃９００に進む。
【００６５】
ステップ＃９００においては、映像信号Ｓｖに対して適用すべき画質補正量が算出される。なお、本ステップにおける画質補正量算出サブルーチンは、画質補正量算出器２４によって実行される処理であって、その詳細については図３を参照して後ほど説明する。そして処理は次のステップ＃１０００に進む。
【００６６】
ステップ＃１０００において、ＲＯＭ１６から読み出された所定補正量ＳＣＡｃをステップ＃９００で求めた画質補正量になるように調整して、適正化補正量ＳＣＡｖを生成する。なお、適正化補正量ＳＣＡｖは、適正化ノイズ低減補正量ＳＮＲｖ、適正化水平輪郭強調補正量ＳＯＥｖ、および適正化スキャン速度補正量ＳＶＭｖからなる。そして、処理は上述のステップ＃２００に戻る。
【００６７】
＜＃２００＞
以下に、図４を参照して上述のステップ＃２００における垂直平均時間算出サブルーチンについて説明する。
【００６８】
ステップ＃１００における初期化処理において、フィールドｖが０に、ジッタ量ｄｓｐが０に、ジッタ認定フラグｅｘ＿ｊｉｔｔｅｒが０に、ｆｉｒｓｔ＿ｆｌａｇが１にセットされたのちに、
ステップＳ２０１において、フィールドｖが０であるか否かが判断される。Ｙｅｓの場合、処理はステップＳ２０２に進む。
【００６９】
ステップＳ２０２において、垂直時間Ｓｔｆ（ｖ）をフィールド毎の累積値を示す変数である累積垂直時間Ｓｔｆ＿ｓｕｍが０にセットされる。これは、つまり映像信号Ｓｖに対する最初の垂直平均時間算出処理（ステップＳ２０１でＹｅｓ）であるからである。そして、処理はステップＳ２０４に進む。
【００７０】
一方、ステップＳ２０１においてＮｏ、つまり映像信号Ｓｖの２番目以降のフィールドに対して垂直平均時間算出処理を行う場合には、上述のステップＳ２０２をスキップして、処理はステップＳ２０４に進む。
【００７１】
ステップＳ２０４において、フィールドｖが所定の値を有するｌｏｏｐより小さいか否かが判断される。Ｙｅｓ、つまり小さいと判断される場合には、処理はステップＳ２０６に進む。
【００７２】
ステップＳ２０６において現フィールドの垂直時間Ｓｔｆ（ｖ）が取得される。そして、処理は次のステップＳ２０８に進む。
【００７３】
ステップＳ２０８において、変数Ｓｔｆ＿ｓｕｍがステップＳ２０６で取得さられた垂直期間Ｓｔｆ（ｖ）だけインクリメントされる。そして、本サブルーチンを終了する。
【００７４】
一方、ステップＳ２０４においてＮｏ、つまりフィールドｖがｌｏｏｐと同一であると判断される場合には、処理はステップＳ２１２に進む。
【００７５】
ステップＳ２１２において、ｌｏｏｐに相当するフィールドｖ分の垂直時間Ｓｔｆ（ｖ）である累積垂直時間Ｓｔｆ＿ｓｕｍをｌｏｏｐで除算して平均垂直時間Ｓｔｆ＿ａｖｅが算出される。そして、本サブルーチンを終了して、処理はステップ＃７００のジッタ量算出サブルーチンに進む。
【００７６】
＜＃７００＞
次に、図７を参照して上述のステップ＃７００におけるジッタ量算出サブルーチンについて説明する。上述のステップ＃２００の垂直平均時間算出サブルーチンにおいて平均垂直時間Ｓｔｆ＿ａｖｅが算出された後に、本ステップにおけるサブルーチンの実行が開始される。
【００７７】
ステップＳ７０４において、フィールドｖが０であるか否かが判断される。Ｎｏ、つまりフィールドｖが映像信号Ｓｖの画質補正調整処理を受ける最初のフィールドでないと判断される場合、処理はステップＳ７０８に進む。
ステップＳ７０８において、垂直時間Ｓｔｆ（ｖ）算出用の変数であるＳｔｆ＿ｂｕｆｆを０にセットする。そして処理は、ステップＳ７１０に進む。
【００７８】
一方、ステップＳ７０４においてＹｅｓ、つまりフィールドｖが映像信号Ｓｖの画質補正調整処理を受ける最初のフィールドであると判断される場合には、処理はステップＳ７１０に進む。
【００７９】
ステップＳ７１０において、現フィールドの垂直時間Ｓｔｆ（ｖ）が取得される。そして処理は、ステップＳ７１２に進む。
【００８０】
ステップＳ７１２において、フィールドｖがｌｏｏｐより小さいか否かが判断される。Ｙｅｓ、つまりフィールドｖがｌｏｏｐより小さいと判断される場合、処理はステップＳ７１４に進む。
【００８１】
ステップＳ７１４において、変数Ｓｔｆ＿ｂｕｆｆが（Ｓｔｆ（ｊ）−Ｓｔｆ＿ａｖｅ）² だけインクリメントされる。そして、処理は次のステップＳ７１６に進む。
ステップＳ７１６において、フィールドｖが１だけインクリメントされる。そして、本サブルーチンを終了して、処理はステップ＃３００に進む。
【００８２】
一方、ステップＳ７１２においてＮｏ、つまりフィールドｖがｌｏｏｐと同一であると判断される場合に、処理はステップＳ７１８に進む。
【００８３】
ステップＳ７１８において、Ｓｔｆ＿ｂｕｆｆ^1/2 がジッタ量ｄｓｐにセットされる。そして、処理は次のステップＳ７２０に進む。
【００８４】
ステップＳ７２０において、フィールドｖが０にセットされる。そして、本サブルーチンを終了して、処理はステップ＃３００に進む。
【００８５】
＜＃４００＞
次に、図５を参照して、ステップ＃４００におけるジッタ認定サブルーチンについて説明する。上述のステップ＃３００においてＮｏ、つまり映像信号Ｓｖは非ジッタ信号であると判断された後に、本サブルーチンの処理が開始される。
先ず、ステップＳ４０２において、現フィールドの垂直時間Ｓｔｆ（ｖ）が取得される。そして、処理は次のステップＳ４０４に進む。
【００８６】
ステップＳ４０４において、現フィールドの垂直時間Ｓｔｆ（ｖ）から前フィールドの垂直時間Ｓｔｆ（ｖ−１）を減算して、連続する２フィールド間の垂直時間差を示す変数であるフィールド間時間差ｔｍｐを算出する。そして、処理は次のステップＳ４０６に進む。
【００８７】
ステップＳ４０６において、フィールド間時間差ｔｍｐの絶対値ａｂｓ（ｔｍｐ）が１より大きいか否かが判断される。なお、ジッタ信号のフィールド間時間差ｔｍｐの絶対値ａｂｓ（ｔｍｐ）が１より大きくなる傾向が大である事実に基づいて、映像信号Ｓｖがジッタしているか否かの判定を行う。判断結果がＹｅｓ、つまり映像信号Ｓｖがジッタ信号であると判定される場合には、処理はステップＳ４０８に進む。
【００８８】
ステップＳ４０８において、ジッタ判定カウンタＣｅｊを１だけインクリメントする。そして、処理は次のステップＳ４１０に進む。なお、映像信号Ｓｖがジッタ信号でなくても、伝送路や装置における種々の要素によって一時的にフィールド間時間差ｔｍｐの絶対値絶対値ａｂｓ（ｔｍｐ）が大きく検出されて、ステップＳ４０６においてジッタしていると誤判定されてしまう場合が生じる。ジッタ判定カウンタＣｅｊは、このような誤判定を防止するために、ステップＳ４０６によるジッタ信号判定の回数を検出するために設けられているものである。
【００８９】
ステップＳ４１０において、ジッタ判定カウンタＣｅｊがジッタ認定基準回数Ｔｅｊと同一であるか否かが判断される。ジッタ認定基準回数Ｔｅｊは、ステップＳ４０６における誤判定を避けるために、所定の回数だけ連続してジッタしていると判定された場合に初めて、映像信号Ｓｖがジッタ信号Ｓｖｊであると認定するための閾値である。
【００９０】
つまり、ステップＳ４０６において判定基準回数Ｔｅｊだけ、映像信号Ｓｖはジッタしていると判定された場合に初めて、ジッタ信号Ｓｖｊと認定される。判定基準回数Ｔｅｊは、３以上の任意の値を設定できる。判定基準回数Ｔｅｊの値が大きい程認定精度は向上するが、通常５程度で十分実用レベルの認定精度を確保できる。本ステップにおいてＮｏ、つまり映像信号Ｓｖがジッタ信号Ｓｖｊであると認定されない場合は本サブルーチンを終了して、処理は上述のステップ＃２００に戻る。
【００９１】
一方、本ステップＳ４１０においてＹｅｓ、つまり映像信号Ｓｖはジッタ信号であると判定された場合、処理は次のステップＳ４１２に進む。
ステップＳ４１２において、ジッタ認定フラグｅｘ＿ｊｉｔｔｅｒが１にセットされる。そして本サブルーチンを終了して、処理は上述のステップ＃２００に戻る。
【００９２】
また、上述のステップＳ４０６においてＮｏ、つまり映像信号Ｓｖがジッタしていないと判定される場合は、処理はステップＳ４１４に進む。
ステップＳ４１４において、判定カウンタＣｅｊはゼロにセットされる。そして、本サブルーチンを終了して、処理は上述のステップ＃２００に戻る。
【００９３】
上記の如く各ステップ毎の動作について説明した本サブルーチンの動作について、以下に映像信号Ｓｖの状態に基づいて具体的に説明する。
補正調整器ＣＡの起動時においては、映像信号Ｓｖは非ジッタ信号であると想定されている（＃１００）ので、処理はステップ＃２００および＃３００を経てステップ＃４００に進む。そして、ステップＳ４０２およびＳ４０４を経て、ステップＳ４０６で映像信号Ｓｖがジッタしているか判定される。
【００９４】
ジッタ信号と判定されれば、ステップＳ４０８、Ｓ４１０を経て、またステップ＃２００、＃３００、およびステップＳ４０２〜Ｓ４０８を経て、ステップＳ４１０でジッタ信号Ｓｖｊと認定された後にステップＳ４１２においてジッタ認定フラグｅｘ＿ｊｉｔｔｅｒが１にセットした後に、処理はステップ＃２００に戻る。そして、ステップ＃２００を経て、ステップ＃３００においてＹｅｓ、つまりジッタ認定フラグｅｘ＿ｊｉｔｔｅｒ＝１であると判定されて処理はステップ＃５００に進む。
【００９５】
＜＃５００＞
次に、図６を参照して上述のステップ＃５００における非ジッタ認定サブルーチンについて説明する。上述のステップ＃３００においてＹｅｓ、つまりステップ＃４００のジッタ認定サブルーチンによってジッタ信号Ｓｖｊが認定された後に本ステップにおけるサブルーチンの実行が開始される。
【００９６】
ステップＳ５０２において、画質補正装置ＩＱＣｐに入力されている映像信号Ｓｖが途切れているか否かを判断する。映像信号Ｓｖの途切れは、水平同期信号Ｈｓｙｎｃ或いは垂直同期信号Ｖｓｙｎｃの入力が無くなった状態、若しくは画質補正装置ＩＱＣｐに連動して設けられた映像信号切替ボタン等によって、映像信号Ｓｖから別の映像信号に切り替えられた様態をもって判断される。Ｎｏ、つまり映像信号Ｓｖが継続して入力されていると判断される場合、処理ステップＳ５０４に進む。
【００９７】
ステップＳ５０４において、現フィールドの垂直時間Ｓｔｆ（ｖ）が取得される。そして、処理は次のステップＳ５０６に進む。
【００９８】
ステップＳ５０６において、フィールド間時間差ｔｍｐを算出する。そして、処理は次のステップＳ５０８に進む。
【００９９】
ステップＳ５０８において、フィールド間時間差ｔｍｐの絶対値ａｂｓ（ｔｍｐ）が１以下か否かが判断される。Ｙｅｓ、つまり映像信号Ｓｖが非ジッタ信号であると判定される場合には、処理はステップＳ５１０に進む。
【０１００】
ステップＳ５１０において、非ジッタ判定カウンタＣｎｊを１だけインクリメントする。そして、処理は次のステップＳ５１２に進む。なお、映像信号Ｓｖがジッタ信号であっても、伝送路や装置における種々の要素によって一時的にフィールド間時間差ｔｍｐの絶対値が小さく検出されて、ステップＳ５０８においてジッタ信号でないと誤判定されてしまう場合が生じる。非ジッタ判定カウンタＣｎｊは、このような誤判定を防止するために、ステップＳ５０８による非ジッタ信号判定の回数を検出するために設けられている。
【０１０１】
ステップＳ５１２において、非ジッタ判定カウンタＣｎｊが非ジッタ認定基準回数Ｔｎｊと同一であるか否かが判断される。非ジッタ認定基準回数Ｔｎｊは、ステップＳ５１０における誤判定を避けるために、所定の回数だけ連続して非ジッタ信号と判定された場合に初めて、映像信号Ｓｖが非ジッタ信号であると認定するための閾値である。非ジッタ認定基準回数Ｔｎｊは、３以上の任意の値を設定できる。非ジッタ認定基準回数Ｔｎｊの値が大きい程認定精度を向上するが、通常５程度で十分実用レベルの認定精度を確保できる。
【０１０２】
本ステップにおいてＮｏ、つまり映像信号Ｓｖが非ジッタ信号Ｓｖｊｎであると認定されない場合は本サブルーチンを終了する。一方、本ステップにおいてＹｅｓ、つまり映像信号Ｓｖが非ジッタ信号Ｓｖｊｎであると認定された場合、処理はステップＳ５１４に進む。
【０１０３】
ステップＳ５１４において、ジッタ認定フラグｅｘ＿ｊｉｔｔｅｒが０にセットされると共に、ｆｉｒｓｔ＿ｆｌａｇが１にセットされた後、本サブルーチンを終了する。そして、処理は＃８００の画質補正調整量算出サブルーチンに進む。
【０１０４】
また、上述のステップＳ５０２においてＹｅｓ、つまり映像信号Ｓｖが途切れたと判断される場合には、処理は前述のステップＳ５０４〜Ｓ５１０をスキップして、ステップＳ５１４に進む。これは、映像信号Ｓｖが途切れていれば、本発明の目的である画質補正自体不要であるからである。
【０１０５】
さらに、ステップＳ５０８においてＮｏ、つまり映像信号Ｓｖはジッタ信号であると判定された場合、処理は次のステップＳ５１６に進む。
ステップＳ５１６において、非ジッタ判定カウンタＣｎｊがゼロにセットされた後、本サブルーチンが終了される。そして、処理は上述のステップ＃８００の画質補正調整量算出サブルーチンに進む。
【０１０６】
上記の如く各ステップ毎の動作について説明した本サブルーチンの動作について、以下に映像信号Ｓｖの状態に基づいて具体的に説明する。上述のステップ＃１００〜＃４００における処理の後、ジッタ信号Ｓｖｊであると認定された映像信号Ｓｖに関して、ステップＳ５０２、Ｓ５０４、およびＳ５０６を経て、ステップＳ５０８で映像信号Ｓｖのジッタが解消していないか、つまり非ジッタ信号であるか否かが判定される。
【０１０７】
非ジッタ信号と判定されれば、ステップＳ５１０を経てステップＳ５１２で非ジッタ判定回数Ｃｎｊが非ジッタ認定基準回数Ｔｎｊに到達していなければ、ジッタ認定フラグｅｘ＿ｊｉｔｔｅｒ＝１の状態でステップ＃８００の非ジッタ認定サブルーチンに進む。そして、処理はステップ＃５００、＃８００、＃９００、＃１０００、＃２００、＃７００、および＃３００を経て、ステップ＃５００に戻る。そして、ジッタ信号Ｓｖｊから非ジッタ信号Ｓｖｊｎに変わったと判断（ステップＳ５１２においてＹｅｓ）された後、ステップＳ５１４でジッタ認定フラグｅｘ＿ｊｉｔｔｅｒ＝０およびｆｉｒｓｔ＿ｆｌａｇ＝１（ステップＳ５１４）の状態で、処理はステップ＃８００に進む。
【０１０８】
＜＃８００＞
次に、図８を参照して上述のステップ＃８００における画質補正調整量算出サブルーチンについて説明する。＃５００の非ジッタ認定サブルーチンを経て、映像信号Ｓｖのジッタ状態が検出された後に以下の処理が実行される。
ステップＳ８０２において、ジッタ認定フラグｅｘ＿ｊｉｔｔｅｒが０であるか否かが判断される。Ｙｅｓ、つまり＃５００において非ジッタ信号Ｓｖｊｎであると識別されている場合には、処理はステップＳ８０４に進む。
【０１０９】
ステップＳ８０４において、ステップ＃７００（Ｓ７１８）において求められたジッタ量ｄｓｐが取得される。そして処理はステップＳ８０６に進む。
ステップＳ８０６において、ｆｉｒｓｔ＿ｆｌａｇが０であるか否かが判断される。Ｙｅｓ、現映像信号Ｓｖはジッタ信号Ｓｖｊから非ジッタ信号Ｓｖｊｎに変わったばかりでなく、継続的に画質補正調整処理を受けている場合には、処理はステップＳ８０７に進む。
【０１１０】
ステップＳ８０７において、前フィールドのジッタであるｄｓｐ＿ｂｕｆｆから現フィールドのジッタ量ｄｓｐを減じてフィールド間ジッタ量差△ｄｓｐが求められる。そして、処理はステップＳ８０８に進む。
ステップＳ８０８において、フィールド間ジッタ量差△ｄｓｐが０より大きいか否かが判断される。Ｙｅｓ、つまりジッタ量が大きくなっていると見なされる場合は、処理はステップＳ８１０に進む。
【０１１１】
ステップＳ８１０において、画質補正量を調整するための調整変数ｘが１だけインクリメントされる。そして、処理は次のステップＳ８１１に進む。これは、現在の調整を映像信号Ｓｖのジッタ変動に対応させるための処理である。つまり、映像信号Ｓｖのジッタが前フィールドに比べて増大しているので、現在の画質補正調整量ｙでは不適切（調整不足）であると判断して、調整変数ｘをインクリメントして調整を強化するものである。そして、処理はステップＳ８１１に進む。
【０１１２】
ステップＳ８１１において、ｄｓｐ＿ｂｕｆｆが現フィールドのジッタ量ｄｓｐとしてセットされる。そして、処理はステップＳ８１１に進む。
ステップＳ８１２において、調整変数ｘ＋１の関数として規定される値ｆ（ｘ＋１）を画質補正調整量ｙとする。つまり、ＲＯＭ１６から読み出された所定補正量ＳＣＡｃの値を、ｆ（ｘ＋１）値で調整したものを適正化補正量ＳＣＡｖとして出力する。そして、本サブルーチンを終了して、処理はステップ＃９００に進む。
【０１１３】
なお、上述のステップＳ８０８においてＮｏ、つまり現フィールドにおけるジッタ量が前フィールドに比べて大きくなっていないと見なされる場合は、処理はステップＳ８１４に進む。
【０１１４】
ステップＳ８１４において、フィールド間ジッタ量差△ｄｓｐが０であるか否かが判断される。Ｙｅｓ、つまりフィールド間でジッタ量に変化がないと見なされる場合、処理は上述のステップＳ８１２に進む。
【０１１５】
ステップＳ８１２において、現在の補正変数ｘで規定される値ｆ（ｘ）をそのまま画質補正調整量ｙとして求める。つまり、ＲＯＭ１６から読み出された所定補正量ＳＣＡｃの値を、ｆ（ｘ）値で調整したものを適正化補正量ＳＣＡｖとして出力する。
【０１１６】
なお、ステップＳ８１４においてＮｏ、つまり映像信号Ｓｖのジッタが減少傾向にある場合、処理はステップＳ８１６に進む。
ステップＳ８１６において、調整変数ｘが１だけデクリメントされる。そして、処理はステップＳ８１４に進む。これは、映像信号Ｓｖのジッタが前フィールド時に比べて減少しているので、現在の画質補正調整量ｙでは不適切（調整過剰）であると判断して、調整変数ｘをデクリメントして補正調整を弱めるものである。
【０１１７】
ステップＳ８１２において、補正変数ｘ−１の関数として規定される値ｆ（ｘ−１）を画質補正調整量ｙとする。つまり、ＲＯＭ１６から読み出された所定補正量ＳＣＡｃの値を、ｆ（ｘ−１）値で調整したものを適正化補正量ＳＣＡｖとして出力する。
【０１１８】
一方、上述のステップＳ８０６においてＮｏ、つまり映像信号Ｓｖは非ジッタ信号Ｓｖｊｎからジッタ信号Ｓｖｊに変わったと認定されて、補正調整が初めて開始される場合、処理はステップＳ８１８に進む。
【０１１９】
ステップＳ８１８において、調整変数ｘとしてジッタ量ｄｓｐが設定されると共に、ｆｉｒｓｔ＿ｆｌａｇが０に設定される。これは、ｆｉｒｓｔ＿ｆｌａｇが０でない（Ｓ８０６）ので、映像信号Ｓｖに対して初めて補正調整を開始するに当たって、基準となる調整変数ｘにその時点のジッタ量ｄｓｐを設置することによって、最初に設定する画質補正調整量ｙを適正なものにするものである。そして、ｆｉｒｓｔ＿ｆｌａｇを０に設定し直して、以降の調整はジッタ量ｄｓｐで規定される調整変数ｘを基準として画質補正調整量ｙを調整する（Ｓ８１０、Ｓ８１６、およびＳ８１２）ものである。
【０１２０】
さらに、上述のステップＳ８０２においてＮｏ、つまり映像信号Ｓｖは非ジッタであると認定されている場合は、処理はステップＳ８２０に進む。
ステップＳ８２０において、画質補正調整量ｙを１に設定する。つまりＲＯＭ１６から読み出された所定補正量ＳＣＡｃの値をそのまま適正化補正量ＳＣＡｖとして出力する。
【０１２１】
次に、図１１および図１２を参照して、画質補正調整方法を具体的に説明する。画質補正は２つのカテゴリーに大別できる。第１は、輝度変化のある部分（エッジを強調することで再生画像の先鋭度を上げる作用を有するもの。輪郭補正、速度変調などが含まれる。第２は、輝度変化のごく小さいところやランダムな高周波成分を取り除くことで再生画像を落ち着かせる作用を有するもの。ＮＲ（ノイズリダクション）、コアリングなどが含まれる。
【０１２２】
画質補正は再生画像をより良くするが、映像信号がジッタしている場合には、これらの補正をジッタしていない信号と同様に一律に適応すれば、画質改善されないばかりかかえって悪化させてしまう。そこで、本発明においては、映像信号Ｓｖがジッタしているか否か、つまりジッタ信号Ｓｖｊか非ジッタ信号Ｓｖｊｎであるかを認定して、認定結果に応じて自動的に画質補正量を調整（制御）するものである。
【０１２３】
しかしながら、画質の善し悪しの判断は、視聴者にゆだねられる部分も大きい。そこで、視聴者による画質調整（制御）幅を確保するために、図１１および図１２に示す次の二つの方法が用意される。両図において、縦軸は画質補正量ＳＣＡを示し、横軸は視聴者による調整（制御）が基づくジッタ量の絶対値を示し、実線は画質補正量ＳＣＡ（ＳＮＲ、ＳＯＥ、およびＳＶＭ）を示し、点線は適正化ノイズ低減補正量ＳＮＲｖを示し、一点鎖線は適正化水平輪郭強調補正量ＳＯＥｖおよび映像信号Ｓｖｍを示す。
【０１２４】
図１１においては、画質補正の基本量である所定補正量ＳＣＡｃ（ＳＮＲｃ、ＳＯＥｃ、およびＳＶＭｃ）の傾きをジッタ量に応じて調整する方法が例示されている。そして、適正化ノイズ低減補正量ＳＮＲｖ（点線）は、ノイズ低減補正量ＳＮＲｃをノイズ量に応じて正側に調整して得られる。一方、適正化水平輪郭強調補正量ＳＯＥｖおよび適正化スキャン速度補正量ＳＶＭｖは、水平輪郭強調補正量ＳＯＥｃおよびスキャン速度補正量ＳＶＭｃをそれぞれノイズ量に応じて負側に調整して得られる。この場合、視聴者は自分の好みに応じて、調整された傾きをさらに調整できる。
【０１２５】
図１２においては、画質補正の基本量である所定補正量ＳＣＡｃ（ＳＮＲｃ、ＳＯＥｃ、およびＳＶＭｃ）を一律増減させて調整する方法が例示されている。図１１に例示した方法と同様に、適正化ノイズ低減補正量ＳＮＲｖ（点線）は、ノイズ量に応じて正側に調整される。一方、適正化水平輪郭強調補正量ＳＯＥｖおよび適正化スキャン速度補正量ＳＶＭｖは、ノイズ量に応じて負側に調整される。この場合、視聴者は自分の好みに応じて、一律に調整されたをさらに増減して調整できる。
【０１２６】
＜＃９００＞
図１３を参照して、ステップ＃９００の画質補正量算出サブルーチンの考え方を説明する。同図において、縦軸は画質補正量ｙ＝ｆ（ｘ）、横軸はジッタ量ｄｓｐ、そして実線はジッタ量ｄｓｐと画質補正量ｆ（ｘ）の関係を示すが、直線である必要はなく所定の曲率で規定される曲線であっても良い。同図は、図１３に示した基本補正量に対して傾きを調整する方法の例である。
【０１２７】
＜＃１０００＞
図１４を参照して、ステップ＃１０００の画質補正パラメータ生成サブルーチンにおける考え方を説明する。同図において、縦軸は補正量ＳＣＡ（ＳＮＲ、ＳＯＥ、およびＳＶＭ）、横軸はジッタ量ｄｓｐ、点線は適正化ノイズ低減補正量ＳＮＲｖ、そして一点鎖線は適正化水平輪郭強調補正量ＳＯＥｖおよび適正化スキャン速度補正量ＳＶＭｖを示す。
【０１２８】
上述のように適正化ノイズ低減補正量ＳＮＲｖは、ジッタに応じて正側に調整されるともに、その値はノイズ低減補正量ＳＮＲｃに画質補正調整量ｙ＝ｆ（ｘ）を乗じて求める。適正化水平輪郭強調補正量ＳＯＥｖおよび適正化スキャン速度補正量ＳＶＭｖは共に、ジッタに応じて負側に調整されると共に、それらの値はそれぞれ水平輪郭強調補正量ＳＯＥｃおよび適正化スキャン速度補正量ＳＶＭｖに画質補正調整量ｙ＝ｆ（ｘ）を乗じて求める。
【０１２９】
（変形例）
以下に、図１５〜図２１を参照して、本発明の実施形態にかかる補正調整器ＣＡの変形例について説明する。本変形例にかかる補正調整器ＣＡの構成は図２に示したのと同じ構成を有しているが、その動作が異なる。
先ず、図１５に示すメインフローチャートを参照して、本変形例にかかる補正調整器ＣＡの主な動作について説明する。本変形例においては、主に実施形態におけるステップ＃２００の垂直平均時間サブルーチン、ステップ＃７００のジッタ量算出サブルーチン、およびステップ＃８００の画質補正調整量算出サブルーチンを簡易化された手法で実現するものである。そのため、図３に示すステップ＃１００、＃２００、＃４００、＃５００、＃９００が、図１５に示すように本変形例においては、それぞれ＃１００Ｒ、Ｓ２０６Ｒ、＃４００Ｒ、＃５００Ｒ、および＃９００Ｒに置き換えられている。また、本変形例においては、実施形態における＃７００は削除されている。
【０１３０】
さらに、実施形態におけるステップ＃８００の画質調整量算出サブルーチンとステップ＃９００の画質補正量算出サブルーチンは、本変形例においては、ステップ＃１１００の画質調整量算出／画質補正量算出サブルーチンに置き換えられている。
【０１３１】
以下、図１５を参照して、本実施形態にかかる補正調整器ＣＡの主な動作を簡単に説明した後、図１１、図１２、および図１３を参照して個々のステップにおける動作について説明する。
画質補正装置ＩＱＣｐが組み込まれたテレビジョンセットの動作が開始すると、
ステップ＃１００Ｒにおいて、先ず補正調整器ＣＡの初期化が行われる。つまり、ジッタ認定フラグｅｘ＿ｊｉｔｔｅｒが０にセットされると共に、ｆｉｒｓｔ＿ｆｌａｇが１にセットされ、フィールドｖが０にセットされ、画質補正調整量ｙが１にセットされる。
【０１３２】
このように、画質補正装置ＩＱＣｐ（補正調整器ＣＡ）の動作開始時においては、実施形態におけるのと同様に、映像信号Ｓｖはジッタしていなく、画質補正調整も開始されていないものとして扱われる。ただし、ＲＯＭ１６から読み出された所定補正量ＳＣＡｃをそのまま適正化補正量ＳＣＡｖとして設定（画質補正調整量ｙ＝１）される。そして、処理は次のステップＳ２０６に進む。
【０１３３】
ステップＳ２０６において、前述のＳ２０６と同様に垂直時間Ｓｔｆ（ｖ）が取得される。そして、処理はステップ＃３００において、映像信号Ｓｖがジッタ信号Ｓｖｊであると認定されていないと判断される場合、処理は次の＃４００Ｒに進む。ジッタ信号Ｓｖｊであると認定されている場合、処理はステップ＃５００Ｒに進む。
【０１３４】
図１６にステップ＃４００Ｒの詳細フローチャートを示す。本実施形態にかかるサブルーチンは、垂直時間Ｓｔｆ（ｖ）を取得するステップＳ４０２が削除されている点を除いては、図５を参照して既に説明した実施形態におけるジッタ認識サブルーチンと同様であるので説明を省く。
【０１３５】
図１７にステップ＃５００Ｒの詳細フローチャートを示す。本実施形態にかかるサブルーチンは、垂直時間Ｓｔｆ（ｖ）を取得するステップＳ５０４が削除されている点を除いては、図６を参照して既に説明したジッタ認識サブルーチンと同様であるので、説明を省く。
【０１３６】
＜＃１１００＞
以下に、図２０および図２１を参照して、ステップ＃１１００におけるジッタ量算出／画質補正調整量算出サブルーチンにおける処理の概念を説明する。
同処理は、上述の本発明の実施形態にかかるジッタ量ｄｓｐおよび補正量の計算はコンピュータに対する負荷が大きいので、その代替策として提案されるものである。両図において、縦軸は度数を示し、そして横軸はスタックを示している。スタック（ｓｔｋ）とは、前フィールド（ｖ−１）と現フィールド（ｖ）との垂直時間差（ＣＬＫ数差）△Ｔｆであるが、フィールド間垂直時間差△Ｓｔｆ（ｖ）であっても差し支えない。
【０１３７】
本例においては、フィールド間時間差△Ｔｆが０−１、２−４、５−７、８−１０、１１−１３、１４−１６、１７ー１９、そして２０以上である８つのスタックＳｔｋが用意されているが、スタックＳｔｋの数およびフィールド間時間差△Ｔｆは補正調整効果を考慮して適宜決定する。それぞれのスタックＳｔｋはフィールド間時間差△Ｔｆの値に応じて、１、２、３、４、５、６、７、および８のスタック番号（ＳｔｋＮｏ．）が与えられている。以降、各スタックはｓｔｋ（ｋ）として識別する。なお、ｋはスタック番号を表す変数である。
【０１３８】
本変形例においては、ジッタ量算出／画質補正調整量算出は以下の段階を経て求められる。先ず、所定補正量ＳＣＡｃを変化させたい段階と同数のスタックＳｔｋ（ｋ）を準備する。次に、フィールド間時間差△Ｔｆｇの値に対応するスタックＳｔｋ（ｋ）に、その出現度数を積んで、ジッタ量のヒストグラムを求める。ｎフィールド中で出現度数が閾値ｔｈ＿Ａを超えたスタックの内、フィールド間時間差△Ｔｆｇが最大のものを選択し、ＲＯＭテーブルから補正値を与える。なお、補正結果が滑らかになるように、スタックＳｔｋおよび調整値を適切に設定する。
【０１３９】
これを図２１を参照して説明すると、閾値ｔｈ＿Ａを超えているのはＳｔｋ（４）、Ｓｔｋ（５）、およびＳｔｋ（７）である。これら３つのスタックＳｔｋのうちフィールド間時間差△Ｔｆが最大であるのでＳｔｋ（７）に対する補正値がＲＯＭテーブルから読み出される。
【０１４０】
図１８および図１９を参照して、＃１１００のジッタ量算出／画質補正調整量算出サブルーチンについて説明する。
先ず、ステップＳ２において、フィールドｖが０であるか否かが判断される。Ｙｅｓ、つまり映像信号Ｓｖの最初のフィールドであると判断された場合には、処理はステップＳ４に進む。
【０１４１】
ステップＳ４において、スタック番号を表す変数であるｋが０にセットされる。そして、処理は次のステップＳ６に進む。
ステップＳ６において、ｋが１だけインクリメントされる。そして、処理は次のステップＳ８に進む。
ステップＳ８において、ｓｔｋ（ｋ）が０にセットされる。そして、処理は次のステップＳ１０に進む。
【０１４２】
ステップＳ１０において、ｋがｎより小さいか否かが判断される。Ｙｅｓと判断される場合は、処理はステップＳ６に戻る。そして、ステップＳ８を経て、ｋ＝ｎと判断されるまで、ステップＳ６、Ｓ８、およびＳ１０のループ処理を繰り返す。一方、本ステップにおいてＮｏと判断される場合は、処理は、上述のループを抜け出して次のステップＳ１２に進む。
【０１４３】
一方、ステップＳ２においてＮｏ、つまり映像信号Ｓｖに対して継続的に処理されていると判断される場合は、上述のステップＳ４〜Ｓ１０をスキップして、処理はステップＳ１２に進む。
【０１４４】
ステップＳ１２おいては、フィールドｖがｌｏｏｐより小さいか否かが判断される。Ｙｅｓの場合、処理はステップＳ１４に進む。
ステップＳ１４において、現フィールドの垂直時間Ｓｔｆ（ｖ）から前フィールドの垂直時間Ｓｔｆ（ｖ−１）を減じたものをｄｉｆにセットする。ｄｉｆは、図２０および図２１に示したフィールド間時間差△Ｔｆに相当する。そして、処理はステップＳ１６に進む。
【０１４５】
ステップＳ１６においては、ｄｉｆが０以上且つｔｈ（０）より小さいか否かが判断される。Ｙｅｓの場合は、処理はステップＳ１８に進む。
ステップＳ１８においては、ｓｔｋ（０）が１だけインクリメントされる。このステップを繰り返すことで、スタックＳｔｋ（０）における度数が求めれる。そして処理はステップＳ３０に進む。
【０１４６】
一方、ステップＳ１６においてＮｏの場合には、処理は次のスタックＳｔｋ（１）の度数を調べるステップＳ２０に進む。
ステップＳ２０においては、ｄｉｆがｔｈ（０）以上且つｔｈ（１）より小さいか否かが判断される。Ｙｅｓの場合は、処理はステップＳ２２に進む。
ステップＳ２２においては、ｓｔｋ（１）が１だけインクリメントされる。このステップを繰り返すことで、スタックＳｔｋ（１）における度数が求めれる。そして処理はステップＳ３０に進む。
【０１４７】
一方、ステップＳ２０においてＮｏの場合には、処理はスタックＳｔｋ（ｎ−１）の度数を調べるステップＳ２４に進む。
ステップＳ２４においては、ｄｉｆがｔｈ（ｎ−１）であるか否かが判断される。Ｙｅｓの場合、処理はステップＳ２６に進む。
ステップＳ２６においては、ｓｔｋ（ｎ−１）が１だけインクリメントされる。そして処理はステップＳ３０に進む。
【０１４８】
一方、ステップＳ２４においてＮｏの場合には、処理は次のスタックＳｔｋ（ｎ）の度数を調べるステップＳ２８に進む。
ステップＳ２８においては、ｓｔｋ（ｎ）が１だけインクリメントされる。そして処理はステップＳ３０に進む。なお、図１８においては紙面の都合上、ｎが４の場合を示しているが、より滑らかな補正調整効果を得るために適切に決められる任意の数であることは上述の通りである。なお、ステップＳ１８、Ｓ２２、Ｓ２６、およびＳ２８を経て、ジッタ量のヒストグラムが求められる。
【０１４９】
さらに、上述のステップＳ１２においてＮｏ、つまりｖがｌｏｏｐに等しいと判断された場合、処理はステップＳ３２に進む。
ステップＳ３２において、ジッタ認定フラグｅｘ＿ｊｉｔｔｅｒが０であるのか否かが判断される。Ｎｏ、つまり映像信号Ｓｖはジッタ信号Ｓｖｊであると認定されている場合、処理はステップＳ３４に進む。
【０１５０】
ステップＳ３４においてａｄｊ＿ｔｍｐが０にセットされる。そして、処理は次のステップＳ３６に進む。
ステップＳ３６において、ｋが０にセットされる。そして、処理は次のステップＳ３８に進む。
【０１５１】
ステップＳ３８において、ｋがｎより小さいか否かが判断される。Ｙｅｓの場合、処理はステップＳ４０に進む。
ステップＳ４０において、ｓｔｋ（ｋ）≧ｔｈ＿Ａであるか否かが判断される。Ｎｏの場合、処理はステップＳ４２に進む。
ステップＳ４２において、ａｄｊ＿ｔｍｐがｋにセットされる。そして、処理はステップＳ４４に進む。
【０１５２】
ステップＳ４４において、ｋが１だけインクリメントされる。そして、処理はステップＳ３８に戻る。
一方、ステップＳ４０においてＹｅｓの場合は、処理はステップＳ４２をスキップしてステップＳ４４に進む。
また、ステップＳ３８においてＮｏ、つまりｋ＝ｎの場合、処理はステップＳ４６に進む。
【０１５３】
ステップＳ４６において、ｆｉｒｓｔ＿ｆｌａｇが１であるのか否かが判断される。Ｎｏの場合、処理はステップＳ４８に進む。
ステップＳ４８において、ａｄｊ＿ｔｍｐから調整変数ｘを減じた値が０より大きいか否かが判断される。Ｙｅｓの場合、処理はステップＳ５０に進む。
ステップＳ５０において、調整変数ｘが１だけインクリメントされる。そして、処理はステップＳ５８に進む。
【０１５４】
ステップＳ５８において、Ｓａｄｊ（ｘ）がｙとして設定される。そして、処理はステップＳ６２に進む。
ステップＳ６２において、フィールドｖが０にセットされる。そして、本サブルーチンを終了する。
【０１５５】
一方ステップＳ４８においてＮｏの場合は、処理はステップＳ５２に進む。ステップＳ５２において、ａｄｊ＿ｔｍｐが調整変数ｘと等しいか否かが判断される。Ｙｅｓの場合、処理はステップＳ５４に進む。
【０１５６】
ステップＳ５４においては、調整変数ｘが１だけデクリメントされる。そして、処理はステップＳ５８に進む。
なお、ステップＳ４６においてＮｏと判断される場合、処理はステップＳ５６に進む。
【０１５７】
ステップＳ５６においては、調整変数ｘの値としてａｄｊ＿ｔｍｐが設定されると共に、ｆｉｒｓｔ＿ｆｌａｇは０にセットされる。そして処理はステップＳ５８に進む。
一方、ステップＳ３２においてＹｅｓ、つまり映像信号Ｓｖは非ジッタ信号Ｓｖｊｎと認定されている場合、処理はステップＳ６０に進む。
ステップＳ６０において、画質補正調整量ｙは１にセットされる。
【０１５８】
そして、本サブルーチンにおいて求められた画質補正調整量ｙに基づいて、ステップ＃９００Ｒおよび＃１０００において上述の如く画質補正調整が行われる。なお、ステップ＃９００Ｒは上述のステップ＃９００における処理と基本的に同一である。
以上のように本発明によれば、ジッタ成分を持った映像信号を自動的に検出し、そのジッタ量を計測し、その量に応じて水平輪郭補正量、速度変調量、ノイズ低減量を適応的に加減させることで、入力信号の状態に応じ最適な画質補正を行う放送受信装置を構成する事が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】テレビジョンセットに用いられている、本発明にかかる画像補正装置の構成を示すブロック図である。
【図２】図１に示す補正調整器の構成を示すブロック図である。
【図３】図２に示す補正調整器の主な動作を示すフローチャートである。
【図４】図３に示す垂直平均時間算出サブルーチンの詳細な動作を示すフローチャートである。
【図５】図３に示すジッタ認定サブルーチンの詳細な動作を示すフローチャートである。
【図６】図３に示す非ジッタ認定サブルーチンの詳細な動作を示すフローチャートである。
【図７】図３に示すジッタ量算出サブルーチンの詳細な動作を示すフローチャートである。
【図８】図３に示す画質補正調整量算出サブルーチンの詳細な動作を示すフローチャートである。
【図９】非ジッタ信号の特徴量を示す説明図である。
【図１０】ジッタ信号の特徴量を示す説明図である。
【図１１】所定補正量の傾きをジッタ量に応じて調整する方法の説明図である。
【図１２】所定補正量を一律増減させて調整する方法の説明図である。
【図１３】図３に示す画質補正量算出サブルーチンの説明図である。
【図１４】図３に示す画質補正パラメータ生成サブルーチンの説明図である。
【図１５】本発明の実施形態の変形例にかかる補正調整器の主な動作を示すフローチャートである。
【図１６】図１５に示すジッタ認定サブルーチンの詳細な動作を示すフローチャートである。
【図１７】図１５に示す非ジッタ認定サブルーチンの詳細な動作を示すフローチャートである。
【図１８】図１５に示したジッタ量算出／画質補正調整量算出サブルーチンの詳細な動作を示すフローチャートの前半部である。
【図１９】図１５に示したジッタ量算出／画質補正調整量算出サブルーチンの詳細な動作を示すフローチャートの後半部である。
【図２０】図１５に示したジッタ量算出／画質補正調整量算出サブルーチンの説明図である。
【図２１】図１５に示したジッタ量算出／画質補正調整量算出サブルーチンの説明図である。
【図２２】テレビジョンセットに用いられている、従来の画像補正装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
ＳＰｐ信号処理システム
ＩＱＣｐ、ＩＱＣｃ画質補正装置
４同期分離器
５信号処理器
６スキャン速度変調駆動器
７ＣＲＴ駆動器
８偏向器
９画像表示器
１１スキャン速度変調信号生成器
１２水平輪郭強調器
１３ノイズ低減器
１４マルチプレクサ
１５バスインターフェース
１６ＲＯＭ
ＣＡ補正調整器
２１垂直時間計測器
２２ジッタ検出器
２３ジッタ量計測器
２４画質補正量算出器
１００ｐ制御器[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image quality correction apparatus that performs various processing on a video signal and corrects the quality of an image reproduced from the video signal. More specifically, the present invention relates to an image signal jitter amount that greatly affects the image quality. The present invention relates to an image quality correction apparatus that corrects image quality with an appropriate correction amount according to the above.
[0002]
[Prior art]
FIG. 22 shows a conventional image correction apparatus used for an analog video signal Sv which is a source of an image displayed on an image display device used in a television set represented by an LCD or CRT. As shown in the figure, in the television set, the signal processing system SPc performs various processes on the video signal Sv and is necessary for displaying an image on the image display 9 (CRT in this example). A scan speed modulation signal VSCc, an image signal Si, and a horizontal synchronization signal Hsync and a vertical synchronization signal Vsync representing information corresponding to the characteristics of the image display 9 are generated.
[0003]
Based on the scan speed modulation signal VSCc, the scan speed modulation driver 6 generates an image quality correction scan drive signal Sscd by scanning at a predetermined speed in order to correct the display image quality on the image display 9. Based on the image signal Si, the CRT driver 7 generates a CRT drive signal Scrtd for causing the image display 9 to display an image. Based on the synchronization signal Ssync, the deflector 8 generates a deflection drive signal Sdfd that causes the image display 9 to operate with a predetermined deflection amount and perform raster scanning. The image display 9 is driven by these drive signals Sscd, Scrtd, and Sdfd, and displays an image carried by the video signal Sv.
[0004]
The signal processing system SPc includes a sync separator 4, an image quality correction device IQCc, and a signal processor 5. The sync separator 4 extracts the horizontal sync signal Hsync and the vertical sync signal Vsync from the video signal Sv.
The image quality correction apparatus IQCc performs image quality correction processing on the video signal Sv based on the horizontal synchronization signal Hsync and the vertical synchronization signal Vsync to generate the image quality corrected video signal SIQc and also generates the scan speed modulation signal VSCc. The signal processor 5 generates an image signal Si based on the image-quality corrected video signal SIQc. The operation of the signal processing system SPc is controlled by the controller 100c.
[0005]
The image quality correction apparatus IQCc includes a scan speed modulation signal generator 11 that defines the scan speed VSC by the image display 9, a horizontal contour enhancer 12 that defines the horizontal outline enhancement amount OE of the image signal Si, and noise included in the image signal Si. A noise reducer (NR) 13 that reduces components, a multiplexer 14, a bus interface 15, and a ROM 16 are included.
[0006]
The scan speed modulation signal generator 11 determines a raster scan speed VSC (not shown) corresponding to the image signal Si based on the horizontal synchronization signal Hsync, the vertical synchronization signal Vsync, and the video signal Sv. Similarly, the horizontal contour enhancer 12 determines a horizontal contour enhancement amount OE (not shown) of the video signal Sv based on the horizontal synchronization signal Hsync, the vertical synchronization signal Vsync, and the video signal Sv.
[0007]
Even if the quality of the video signal Sv is constant, if the video carried by the video signal Sv is displayed on the image display 9, the image display 9, the scan speed modulation driver 6, the CRT driver 7, And the drive circuit system including the deflector 8 and the physical characteristics of the television set including the signal processing system, etc., so that the scan speed VSC and the horizontal contour enhancement amount OE are set to the horizontal synchronization signal Hsync and the vertical synchronization signal. It cannot be uniquely determined based on Vsync and the video signal Sv. For this purpose, predetermined correction amounts for correcting the actions of the scan speed modulation signal generator 11, the horizontal contour enhancer 12, and the NR 13 are obtained in advance according to the physical characteristics of the television set in which the image quality correction apparatus IQCc is used. Keep it.
[0008]
Each predetermined correction amount SCAc is stored in the ROM 16, and when the image quality correction of the video signal Sv in the image quality correction apparatus IQCc is performed, the predetermined correction amount SCAc is read out from the ROM 16 via the bus interface 15 to scan speed. The signals are supplied to the modulation signal generator 11, the horizontal contour enhancer 12, and the NR 13 to correct their actions.
[0009]
Specifically, the predetermined correction amount SCAc includes a scan speed correction amount SVMc that is a predetermined correction amount with respect to the scan speed VSC determined by the scan speed modulation signal generator 11, and a horizontal contour determined by the horizontal contour enhancer 12. A horizontal outline emphasis correction amount SOEc, which is a predetermined correction amount for the emphasis amount OE, and a noise reduction correction amount SNRc, which is a predetermined correction value for the noise reduction amount in NR13, are included.
[0010]
  As described above, the horizontal contour enhancer 12 determines the horizontal contour enhancement amount OE of the video signal Sv based on the horizontal contour enhancement correction SOEc supplied from the ROM 16 via the bus interface 15 and corrects the corrected horizontal contour. A signal OEc is generated. The multiplexer 14 multiplexes the video signal Sv and the corrected horizontal contour emphasis signal OEc, and the horizontal contour of the video signal Sv becomes the horizontal contour emphasis amount OE.StrongThe adjusted horizontal contour emphasized video signal VOEc is generated and output to the NR 13.
[0011]
Similar to the horizontal contour enhancer 12, the NR 13 converts the noise of the horizontal contour emphasized video signal VOEc based on the noise reduction characteristic corrected by the noise reduction correction amount SNRc supplied from the ROM 16 via the bus interface 15. The image quality-corrected video signal SIQc is generated by reduction.
The signal processor 5 generates an image signal Si based on the image-quality corrected video signal SIQc.
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventional image quality correction apparatus IQCc, scanning speed modulation, horizontal contour enhancement amount, and noise reduction are performed on the video signal Sv by a predetermined amount in consideration of the influence of the physical characteristics of the television set. Correction is being performed. That is, the correction amount by the image quality correction device IQCc is always constant regardless of the change in the quality of the video signal Sv.
[0013]
However, the quality of the video signal Sv changes with time. When the video signal Sv is jittered, the image-quality corrected video signal SIQc and the scan speed modulation signal VSCc output from the image quality correction device IQCc also cause jitter. Therefore, since the amount of jitter of the video reproduced on the image display 9 increases based on the image quality corrected video signal SIQc and the scan speed modulation signal VSCc causing the jitter, the quality of the reproduced video itself is deteriorated. End up.
[0014]
For example, if a horizontal edge enhancement process that strongly edge-enhances the video signal Sv having jitter, the horizontal edge enhancement signal itself is also jittered. Therefore, the glare of the edge portion is emphasized, and the image quality correction process is performed on the reproduced image. Jitter is emphasized. To prevent this, the edge-enhanced image quality correction amount may be reduced and the noise removal type image quality correction amount increased in accordance with the jitter amount of the video signal Sv.
[0015]
That is, in order to prevent or improve the quality degradation of the video image due to the quality (jitter) of the video signal Sv, the scan speed modulation signal generator 11 and the horizontal contour enhancer 12 are selected according to the jitter amount of the video signal Sv. , And NR13 correction may be adjusted. That is, when the video signal Sv is jittered, the correction by the scan speed modulation signal generator 11 and the horizontal contour enhancer 12 is suppressed according to the jitter amount, while the correction by the NR 13 is promoted.
[0016]
For this purpose, it is essential to be able to accurately detect the presence / absence of jitter and the amount of jitter in the video signal Sv. However, there has not been provided means for accurately detecting the presence or absence and the amount of jitter of an input video signal Sv that is incorporated in an image display device such as a conventional television set.
SUMMARY OF THE INVENTION Therefore, the present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and it is a first object of the present invention to provide a video signal jitter detection apparatus capable of accurately detecting the presence or absence and the amount of jitter of a video signal. And further providing an image quality correction device for correcting the image quality of the reproduced image by adaptively changing the image quality correction amount when the video signal is reproduced according to the jitter amount of the detected video signal in the jitter detection device. The second purpose.
[0017]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
  In order to solve the above problems, a first invention is a jitter detection device for detecting jitter of a video signal,
  A vertical time measuring device for measuring a vertical time of one field of a video signal to generate a vertical time signal;
  A jitter determiner that determines whether the video signal is jittered based on the vertical time signal and generates a jitter determination signal;
  A jitter determination counter for generating a jitter determination counter signal by counting the number of times that the video signal is continuously determined to be jitter based on the jitter determination signal;
  A jitter qualifier that certifies the video signal as a jitter signal when it is determined that the video signal is continuously jittered for the first predetermined number of times based on the jitter determination counter signal;
  A non-jitter determination counter for generating a non-jitter determination counter signal by counting the number of times that the video signal is continuously determined to be non-jitter based on the jitter determination signal;
  A non-jitter qualifier that certifies the video signal as a non-jitter signal when it is determined that the video signal is not continuously jittered a second predetermined number of times based on the non-jitter determination counter signal;,
  Jitter amount calculator that calculates vertical time dispersion value sequentiallyWith.
[0018]
As described above, in the first invention, it is possible to accurately detect the jitter state and the jitter amount of the video signal by eliminating the influence of the disturbance factors such as the video signal and the noise component on the television apparatus side.
[0019]
In a second aspect based on the first aspect, the jitter determiner is
When the absolute value of the difference between the vertical time Stf of the current field and the vertical time Stf of the previous field is greater than 1, it is determined that the video signal is jittered;
When the absolute value is smaller than 1, it is determined that the video signal is not jittered.
[0021]
  First3The present invention is an image quality correction device for correcting the image quality of a video signal in accordance with the jitter amount of the video signal,
  A noise reducer that reduces video signal noise based on a predetermined noise reduction correction amount;
  A horizontal contour enhancer that enhances the horizontal contour of the video signal based on a predetermined horizontal contour enhancement correction amount;
  Comprising at least one of a scan speed modulator for enhancing a specific portion of the video signal based on a predetermined scan speed modulation amount;
  An image quality correction adjuster that increases the noise reduction correction amount by a predetermined adjustment value, reduces the horizontal outline enhancement correction amount by the adjustment value, and decreases the scan speed modulation amount by the adjustment value according to the jitter amount.When,
  A vertical time measuring device for measuring a vertical time of one field of a video signal to generate a vertical time signal;
  A jitter determiner that determines whether the video signal is jittered based on the vertical time signal and generates a jitter determination signal;
  A jitter determination counter for generating a jitter determination counter signal by counting the number of times that the video signal is continuously determined to be jitter based on the jitter determination signal;
  A jitter qualifier that certifies the video signal as a jitter signal when it is determined that the video signal is continuously jittered for the first predetermined number of times based on the jitter determination counter signal;
  A non-jitter determination counter for generating a non-jitter determination counter signal by counting the number of times that the video signal is continuously determined to be non-jitter based on the jitter determination signal;
  A jitter detection apparatus comprising: a non-jitter qualifier that certifies a video signal as a non-jitter signal when it is determined that the video signal is not continuously jittered a second predetermined number of times based on the non-jitter determination counter signal And
  The image quality correction adjuster is characterized by dynamically adjusting at least one of a noise reduction correction amount, a horizontal contour emphasis correction amount, and a scan speed modulation amount while sequentially calculating a vertical time dispersion value.
[0022]
  As above,3In this invention, it is possible to perform image quality correction adjusted appropriately according to the jitter state of the video signal.
[0025]
  First4The invention of the3In the invention, the image quality correction adjuster generates a histogram having an appearance frequency with respect to a jitter amount.Further equipped,
  The image quality correction adjusterA feature is that at least one of a noise reduction correction amount, a horizontal contour emphasis correction amount, and a scan speed modulation amount is adjusted by a predetermined adjustment amount that is equal to or greater than a predetermined threshold in appearance frequency and corresponding to the jitter amount. To do.
[0026]
  First5The invention of the3In the present invention, immediately after the video signal changes from the non-jitter signal to the jitter signal, the jitter amount of the current field is used as the adjustment value.
[0027]
  First6The invention of the3In the invention, an adjustment suppressor is provided that cancels at least one adjustment of a noise reduction correction amount, a horizontal contour emphasis correction amount, and a scan speed modulation amount when the video signal changes from a jitter signal to a non-jitter signal.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First, an image quality correction apparatus according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Thereafter, an image quality correction apparatus according to a modification of the embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
[0029]
Before specifically describing the embodiment, the basic concept of the image quality correction apparatus according to the present invention will be described first. As described above, in an image display apparatus typified by a television set, the quality of an image displayed on the image display is roughly divided by the quality of the video signal and the physical characteristics of the television set. The quality of the video signal is jitter and noise, and the physical characteristics of the television set are the jitter response and frequency characteristics of the signal processing system, and the focus performance and gamma characteristics of the image display.
[0030]
In general, in order to improve the quality of an image displayed on an image display, horizontal contour emphasis on a video signal, modulation on a change in luminance signal of a raster scan speed on an image display (hereinafter referred to as “scan speed modulation”). And noise reduction processing for reducing the influence of noise components of the video signal. For a jittered video signal, horizontal edge enhancement and scan speed modulation further degrade reproduced image quality and must be suppressed. On the other hand, noise reduction does not need to be suppressed because it improves the reproduced image.
[0031]
That is, if the amount of jitter of the video signal is increased, it is only necessary to promote the reduction of noise while suppressing the enhancement of horizontal contour enhancement and scan speed modulation. On the other hand, if the amount of jitter of the video signal is reduced, horizontal contour enhancement and scan speed modulation may be promoted to reduce noise reduction. As described above, according to the present invention, by appropriately adjusting the horizontal contour emphasis, the scan speed modulation, and the noise reduction amount according to the jitter amount of the video signal, it is possible to secure the reproduced image quality by the image display device. Is.
[0032]
(Embodiment)
FIG. 1 shows a state in which an image correction apparatus according to an embodiment of the present invention is used in a television set represented by an LCD or CRT. As shown in the figure, in the television set, the signal processing system SPp performs various processes on the video signal Sv and is necessary for displaying an image on the image display 9 (CRT in this example). A raster scan speed modulation signal VSCv, an image signal Si, and a horizontal synchronization signal Hsync and a vertical synchronization signal Vsync representing information corresponding to the characteristics of the image display 9 are generated.
[0033]
Based on the scan speed modulation signal VSCv, the scan speed modulation driver 6 changes the raster scan speed by the second derivative signal of the luminance change of the video signal Sv, thereby correcting the display image quality in the image display 9. Is generated. Based on the image signal Si, the CRT driver 7 generates a CRT drive signal Scrtd for causing the image display 9 to display an image. The deflector 8 generates a deflection drive signal Sdfd that operates the image display 9 at a predetermined deflection angle. The image display 9 is driven by these drive signals Sscd, Scrtd, and Sdfd, and displays an image carried by the video signal Sv.
[0034]
The signal processing system SPp includes a sync separator 4, an image quality correction device IQCp, and a signal processor 5. The sync separator 4 extracts the horizontal sync signal Hsync and the vertical sync signal Vsync from the video signal Sv.
[0035]
The image quality correction device IQCp performs image quality correction processing on the video signal Sv based on the horizontal synchronization signal Hsync and the vertical synchronization signal Vsync to generate an image quality corrected video signal SIQv, and also generates a scan speed modulation signal VSCv. The signal processor 5 generates an image signal Si based on the image-quality corrected video signal SIQv. The operation of the signal processing system SPp is controlled by the controller 100p. Each component of the signal processing system SPc generates a signal indicating its own state and outputs the signal to the controller 100p as the state signal Sr. Based on the input state signal Sr, the controller 100p recognizes the state of each component and outputs a control signal Sc for controlling the operation of each component.
[0036]
The image quality correction device IQCp includes a scan speed modulation signal generator 11 that defines the scan speed VSC of the image display 9, a horizontal contour enhancer 12 that defines the horizontal outline enhancement amount OE of the image signal Si, and noise included in the image signal Si. A noise reducer (NR) 13 that reduces components, a multiplexer 14, a bus interface 15, a ROM 16, and a correction adjuster CA are included.
[0037]
The ROM 16 has predetermined corrections that respectively correct the actions of the scan speed modulation signal generator 11, the horizontal contour enhancer 12, and the NR13, which are predetermined according to the physical characteristics of the television set in which the image quality correction apparatus IQCp is used. The quantity SCAc is stored. Even if the quality of the video signal Sv is constant, when the video carried by the video signal Sv is displayed on the image display 9, the image display 9, the scan speed modulation driver 6, and the CRT driver 7 and the drive circuit system including the deflector 8 and the physical characteristics of the television set including the signal processing system. Therefore, it is prepared to compensate for the influence of the physical characteristics of the television set based on the predetermined correction amount SCAc of the scanning speed VSC, the horizontal outline enhancement amount OE, and the noise reduction amount NR determined in advance. is there.
[0038]
The correction adjuster CA measures the jitter amount of the video signal Sv based on the vertical synchronization signal Vsync extracted by the synchronization separator 4, the scan speed modulation signal generator 11 according to the measured jitter amount, and the horizontal contour enhancement. The proper correction amounts of the device 12 and the NR 13 are obtained. Then, based on the appropriate correction amount, the predetermined correction amount SCAc read from the ROM 16 is adjusted to generate the optimized correction amount SCAv.
[0039]
Specifically, the optimization correction amount SCAv includes an optimization scan speed correction amount SVMv that is a correction amount for adjusting a predetermined correction amount SVM with respect to the scan speed VSC determined by the scan speed modulation signal generator 11, a horizontal contour. An appropriate horizontal contour emphasis correction amount SOEv, which is a correction amount for adjusting the horizontal contour emphasis amount OE determined by the enhancer 12, and a proper correction amount for adjusting a predetermined correction value SNR for adjusting a noise reduction amount in NR13. The noise reduction correction amount SNRv is included. Each of the optimization correction amounts SCAv is supplied to the speed modulation signal generator 11, the horizontal contour enhancer 12, and the NR 13 via the bus interface 15 to correct the respective operations.
[0040]
The scan speed modulation signal generator 11 determines and optimizes the raster scan speed VSC of the image display 9 based on the horizontal synchronization signal Hsync, the vertical synchronization signal Vsync, the video signal Sv, and the optimized scan speed correction amount SVMv. A scan speed modulation signal VSCv is generated.
Similarly, the horizontal contour enhancer 12 determines the appropriate horizontal contour enhancement amount OEv of the video signal Sv based on the horizontal synchronization signal Hsync, the vertical synchronization signal Vsync, the video signal Sv, and the optimized horizontal contour enhancement correction amount SOEv. To generate a corrected horizontal contour emphasizing signal OEv.
[0041]
The multiplexer 14 multiplexes the video signal Sv and the optimized corrected horizontal contour emphasizing signal OEv so that the horizontal contour component of the video signal Sv is emphasized by the optimized corrected horizontal contour emphasizing signal OEv. VOEv is generated and output to NR13.
[0042]
Similar to the horizontal contour enhancer 12, the NR 13 is based on the noise reduction characteristic corrected to the optimized noise reduction correction amount SNRv supplied from the correction adjuster CA via the bus interface 15, and the appropriate horizontal contour emphasized. The noise component of the video signal VOEv is reduced to generate the image quality corrected video signal SIQv.
[0043]
The signal processor 5 generates an image signal Si based on the image-quality corrected video signal SIQv. In this way, based on the vertical synchronization signal Vsync, the horizontal contour is enhanced with a correction amount optimized according to the jitter amount of the video signal Sv detected by the correction adjuster CA, the noise component is reduced, In addition, the image display device 9 reproduces a high-quality image by modulating the raster scan speed.
[0044]
The configuration and operation of the correction adjuster CA will be described below with reference to FIG. As shown in FIG. 2, the correction adjuster CA includes a vertical time measuring device 21, a jitter detector 22, a jitter amount measuring device 23, and an image quality correction amount calculating device 24.
The vertical time measuring device 21 measures the vertical time of the current field v of the video signal Sv based on the vertical synchronization signal Vsync input from the synchronization separator 4 and generates a vertical time signal Stf (v).
[0045]
The jitter detector 22 determines whether the video signal Sv is a jitter signal Svj or a non-jitter signal Svjn on the basis of the vertical time signal Stf (v) input from the vertical time measuring device 21. Sjd is generated, and a jitter transition signal Sff indicating that the video signal Sv has changed from the jitter signal Svj to the jitter signal Svj is generated.
[0046]
  The jitter amount measuring device 23 detects the jitter amount of the video signal Sv based on the vertical time signal Stf (v) input from the vertical time measuring device 21 and generates a jitter amount signal Sdsp.
  The image quality correction amount calculator 24 is based on the jitter detection signal Sjd input from the jitter detector 22 and the jitter amount signal Sdsp input from the jitter amount measuring unit 23, and the signal generator 11, the horizontal contour enhancer 12, and Each appropriate correction amount according to the jitter amount of the video signal Sv of NR13 is obtained.MeThe Then, the image quality correction amount calculator 24 adjusts the predetermined correction amount SCAc read from the ROM 16 based on the obtained appropriate correction amount, and generates the optimized correction amount SCAv (SVMv, SOEv, and SNR). Needless to say, the correction adjuster CA may be constituted by a CPU.
[0047]
Next, with reference to FIG. 9 and FIG. 10, the feature amount for determining the jitter / non-jitter of the video signal Sv will be described. FIG. 9 shows the feature amount of the video signal Sv that is not jittered, that is, the non-jitter signal Svjn. In the figure, the field V is shown in the left column, the vertical time Stf (V) in each field is shown in the center column, and the inter-field vertical time difference ΔStf (V) is shown in the right column. The vertical time Stf (V) is the difference between the vertical time Stf (V-1) of the previous field and the vertical time Stf (V) of the current field.
[0048]
As shown in the figure, the non-jitter signal Svjn has a field vertical time difference ΔStf (V) in the range of −1, 0, 1 in the field V = 0 to n−1 (any positive integer). It will fit. Such a non-jitter signal Svjn is called a standard signal because the frequency of the color burst signal is synchronized with the horizontal frequency and the vertical frequency.
[0049]
When the horizontal and vertical periods are measured with a clock of 4 times the color burst signal (4Fsc), the horizontal period is 910 CLK and the vertical period is 910 CLK × 262.5 = 238875. When each value is expressed in hexadecimal notation, the horizontal period is represented by 38e horizontal counter value, and the vertical period is represented by 3a51b vertical counter value. In this embodiment, the clock for measuring the vertical period is a 4Fsc clock locked to a burst, and is not locked to horizontal synchronization, so that a measurement error of ± 1 CLK or less may occur. Therefore, the difference in vertical time Stf (V) from the previous field, that is, the inter-field vertical time difference ΔStf (V) is ± 2 CLK or less.
[0050]
  However, since the horizontal synchronization signal Hsync and the vertical synchronization signal Vsync are generated by counting down from a stable burst signal, the probability that the inter-field vertical time difference ΔStf (V) actually becomes ± 2 CLK is almost zero. Based on this fact, when the inter-field vertical time difference ΔStf (V) is ± 1 or less, the video signal Sv is determined as the non-jitter signal Svjn. Also, although it is not a standard signal, its horizontal periodAndA signal having a constant vertical period may be regarded as a standard signal (non-jitter signal Svjn).
[0051]
FIG. 10 shows the characteristic amount of the jittered video signal Sv, that is, the jitter signal Svj. Unlike the case of the non-jitter signal Svjn shown in FIG. 9, the jitter signal Svj varies in the field v = 0 to n−1 and the inter-field vertical time difference ΔStf (V) ranges from −15 to 16. . The jitter signal Svj is a video signal output from, for example, an analog video tape recorder. In this case, it is very difficult to completely eliminate jitter from the output video signal due to the configuration of the analog video tape recorder.
[0052]
As shown in FIG. 10, in the jitter signal Svj, the period variation between the fields V continuously varies. If the variation dsp is measured, for example, the variance is calculated, the amount of jitter can be detected accurately. The adjustment of the image quality correction amount also means correcting the image quality of the horizontal system. Therefore, it is originally direct to measure the jitter amount at the horizontal rate, but there are difficulties listed below.
[0053]
First, it is necessary to measure time with a fairly high clock. Next, the amount of calculation is enormous. Further, since the horizontal period is short, it is very difficult to ensure measurement accuracy.
In view of such difficulties, in the present invention, jitter measurement is performed based on the vertical jitter amount that is the result of integrating the jitter components of the jitter signal Svj. When performing jitter measurement based on the vertical jitter amount, there is a concern that the current field and the previous field have the same period, or that the jitter is canceled if integration is performed in one vertical period.
[0054]
However, in reality, in an analog video tape recorder, the probability that the current field and the previous field of the video signal Sv have the same period is practically substantially equal to 0, and when the jitter amount is large, the difference in the jitter amount from the previous field. There is a fact that becomes larger. Based on these facts, the present invention enables accurate jitter measurement based on the vertical jitter amount. The jitter measurement method will be specifically described below with reference to FIGS.
[0055]
With reference to the main flowchart shown in FIG. 3, the main operation of the correction adjuster CA according to the embodiment of the present invention will be described. When the operation of the television set incorporating the image quality correction device IQCp starts,
In step # 100, the correction adjuster CA is first initialized. That is, the jitter qualification flag ex_jitter corresponding to the jitter detection signal Sjd generated in the jitter detector 22 is set to 0, the first_flag corresponding to the jitter transition signal Sff is set to 1, and further corresponds to the current field V. The field v which is a variable is set to 0, and the jitter amount dsp which is a variable corresponding to the jitter amount signal Dsp is set to 0.
[0056]
If the jitter certification flag ex_jitter is 0, the video signal Sv is a non-jitter signal Svjn, and if it is 1, the video signal Sv is a jitter signal Svj. If first_flag is 0, it indicates that the correction adjustment is continuously performed on the same video signal Sv. If it is 1, it indicates that the correction adjustment has not yet been started on the same video signal Sv. Show.
[0057]
Thus, at the start of the operation of the image quality correction device IQCp (correction adjuster CA), the video signal Sv is treated as not jittered. Therefore, as a matter of course, the image quality correction adjustment is not started (first_flag = 1). Then, the process proceeds to the next step # 200.
[0058]
In step # 200, a vertical average time calculation subroutine for obtaining the vertical time of the video signal Sv is executed. The vertical average time calculation subroutine is a process executed by the vertical time measuring device 21, and details thereof will be described later with reference to FIG. Then, the process proceeds to the next step # 700.
[0059]
In step # 700, the jitter amount of the video signal Sv is calculated. The jitter amount calculation subroutine in this step is a process executed by the jitter amount measuring instrument 23, and details thereof will be described later with reference to FIG. Then, the process proceeds to the next step # 300.
[0060]
In step # 300, it is determined whether or not the jitter recognition flag ex_jitter is 1, that is, whether or not the video signal Sv is recognized as the jitter signal Svj. If No, that is, if it is determined that the video signal Sv is not jittered, the process proceeds to the next # 400.
[0061]
  In step # 400, a jitter qualifying subroutine is executed to confirm that the video signal Sv has changed from being not jittered (NO in step # 300) to being jittered. In other words, the jitter determination subroutine in this step is that the video signal Sv is really the jitter signal Svj.TheHave a role to certify. Note that the jitter recognition subroutine is a process executed by the jitter detector 22, and details thereof will be described later with reference to FIG. Then, the process returns to step # 200 described above, and the vertical average time calculation subroutine is executed.
[0062]
On the other hand, if Yes in step # 300 and the video signal Sv is recognized as the jitter signal Svj, the process proceeds to step # 500.
In step # 500, a non-jitter qualifying subroutine is executed to confirm that the video signal Sv is not jittered from the jittered state (Yes in step # 300).
[0063]
That is, the non-jitter qualifying subroutine in this step has a role of monitoring and certifying whether the video signal Sv once recognized as the jitter signal Svj by the # 400 jitter qualifying subroutine has changed to the non-jitter signal Svjn. I'm in charge. The non-jitter qualifying subroutine is a process executed by the jitter detector 22, and details thereof will be described later with reference to FIG. Then, the process proceeds to the next step # 800.
[0064]
In step # 800, the predetermined correction amount SCAc read from the ROM 16 is input based on the jitter amount signal Sdsp input from the jitter amount measuring instrument 23 and the jitter transition signal Sff output from the jitter detector 22. An appropriate image quality correction adjustment amount is calculated according to the jitter state of the video signal Sv. The image quality correction adjustment amount calculation subroutine in this step is a process executed by the image quality correction amount calculator 24, and details thereof will be described later with reference to FIG. Then, the process proceeds to the next step # 900.
[0065]
In step # 900, an image quality correction amount to be applied to the video signal Sv is calculated. The image quality correction amount calculation subroutine in this step is a process executed by the image quality correction amount calculator 24, and details thereof will be described later with reference to FIG. Then, the process proceeds to the next step # 1000.
[0066]
In step # 1000, the predetermined correction amount SCAc read from the ROM 16 is adjusted so as to be the image quality correction amount obtained in step # 900 to generate the optimization correction amount SCAv. The optimization correction amount SCAv includes an optimization noise reduction correction amount SNRv, an optimization horizontal contour enhancement correction amount SOEv, and an optimization scan speed correction amount SVMv. Then, the process returns to step # 200 described above.
[0067]
<# 200>
The vertical average time calculation subroutine in step # 200 will be described below with reference to FIG.
[0068]
In the initialization process in step # 100, after the field v is set to 0, the jitter amount dsp is set to 0, the jitter qualification flag ex_jitter is set to 0, and the first_flag is set to 1,
In step S201, it is determined whether or not the field v is 0. If yes, the process proceeds to step S202.
[0069]
In step S202, the accumulated vertical time Stf_sum which is a variable indicating the accumulated value of each vertical field Stf (v) is set to zero. This is because this is the first vertical average time calculation process for the video signal Sv (Yes in step S201). Then, the process proceeds to step S204.
[0070]
On the other hand, when No is determined in step S201, that is, when the vertical average time calculation process is performed on the second and subsequent fields of the video signal Sv, the process proceeds to step S204, skipping step S202 described above.
[0071]
In step S204, it is determined whether or not the field v is smaller than a loop having a predetermined value. If Yes, that is, if it is determined to be small, the process proceeds to step S206.
[0072]
  In step S206, the vertical time Stf (v) of the current field isTakeIs obtained. Then, the process proceeds to the next step S208.
[0073]
In step S208, the variable Stf_sum is incremented by the vertical period Stf (v) acquired in step S206. Then, this subroutine ends.
[0074]
On the other hand, if No in step S204, that is, if field v is determined to be the same as loop, the process proceeds to step S212.
[0075]
In step S212, the average vertical time Stf_ave is calculated by dividing the accumulated vertical time Stf_sum, which is the vertical time Stf (v) for the field v corresponding to loop, by loop. Then, after completing this subroutine, the process proceeds to a jitter amount calculation subroutine of step # 700.
[0076]
<# 700>
  Next, the jitter amount calculation subroutine in step # 700 will be described with reference to FIG. Vertical average time calculation subroutine of step # 200 described aboveToAfter the average vertical time Stf_ave is calculated, the execution of the subroutine in this step is started.
[0077]
In step S704, it is determined whether or not the field v is 0. If No, that is, if the field v is determined not to be the first field subjected to the image quality correction adjustment process of the video signal Sv, the process proceeds to step S708.
In step S708, Stf_buff, which is a variable for calculating the vertical time Stf (v), is set to zero. Then, the process proceeds to step S710.
[0078]
On the other hand, if YES in step S704, that is, if field v is determined to be the first field to be subjected to the image quality correction adjustment process of video signal Sv, the process proceeds to step S710.
[0079]
In step S710, the vertical time Stf (v) of the current field is acquired. Then, the process proceeds to step S712.
[0080]
In step S712, it is determined whether the field v is smaller than loop. If Yes, that is, if it is determined that the field v is smaller than loop, the process proceeds to step S714.
[0081]
In step S714, the variable Stf_buff is (Stf (j) −Stf_ave).² Is incremented only by Then, the process proceeds to the next step S716.
In step S716, the field v is incremented by 1. Then, after completing this subroutine, the process proceeds to step # 300.
[0082]
On the other hand, if NO in step S712, that is, if it is determined that the field v is the same as the loop, the process proceeds to step S718.
[0083]
In step S718, Stf_buff^1/2 Is set to the jitter amount dsp. Then, the process proceeds to the next step S720.
[0084]
In step S720, field v is set to zero. Then, after completing this subroutine, the process proceeds to step # 300.
[0085]
<# 400>
Next, with reference to FIG. 5, the jitter recognition subroutine in step # 400 will be described. In step # 300 described above, No, that is, after determining that the video signal Sv is a non-jitter signal, the processing of this subroutine is started.
First, in step S402, the vertical time Stf (v) of the current field is acquired. Then, the process proceeds to the next step S404.
[0086]
In step S404, the vertical time Stf (v-1) of the previous field is subtracted from the vertical time Stf (v) of the current field to calculate the inter-field time difference tmp which is a variable indicating the vertical time difference between two consecutive fields. . Then, the process proceeds to the next step S406.
[0087]
In step S406, it is determined whether or not the absolute value abs (tmp) of the inter-field time difference tmp is greater than one. Whether or not the video signal Sv is jittery is determined based on the fact that the absolute value abs (tmp) of the time difference tmp between fields of the jitter signal tends to be larger than 1. If the determination result is Yes, that is, it is determined that the video signal Sv is a jitter signal, the process proceeds to step S408.
[0088]
In step S408, the jitter determination counter Cej is incremented by one. Then, the process proceeds to the next step S410. Even if the video signal Sv is not a jitter signal, the absolute value absolute value abs (tmp) of the inter-field time difference tmp is temporarily detected greatly by various elements in the transmission path and apparatus, and jitter occurs in step S406. If it is, it may be erroneously determined. The jitter determination counter Cej is provided to detect the number of jitter signal determinations in step S406 in order to prevent such erroneous determination.
[0089]
In step S410, it is determined whether or not the jitter determination counter Cej is equal to the jitter qualification reference number Tej. The jitter qualification reference number Tej is used to certify that the video signal Sv is the jitter signal Svj only when it is determined that the jitter is continuously jittered a predetermined number of times in order to avoid erroneous determination in step S406. It is a threshold value.
[0090]
That is, the video signal Sv is recognized as the jitter signal Svj only when it is determined in step S406 that the video signal Sv is jittered by the determination reference number Tej. The determination reference number Tej can be set to an arbitrary value of 3 or more. The larger the value of the determination reference number Tej, the better the accreditation accuracy. However, the accuracies of accuracies at a practical level can usually be secured at about 5. If No in this step, that is, if the video signal Sv is not recognized as the jitter signal Svj, this subroutine is terminated, and the process returns to the above-described step # 200.
[0091]
On the other hand, if Yes in step S410, that is, if it is determined that the video signal Sv is a jitter signal, the process proceeds to the next step S412.
In step S412, the jitter qualification flag ex_jitter is set to 1. Then, this subroutine is terminated, and the process returns to the above-described step # 200.
[0092]
On the other hand, if it is determined No in step S406 described above, that is, if it is determined that the video signal Sv is not jittered, the process proceeds to step S414.
In step S414, the determination counter Cej is set to zero. Then, this subroutine is finished, and the process returns to the above-described step # 200.
[0093]
The operation of this subroutine, which explained the operation for each step as described above, will be specifically described below based on the state of the video signal Sv.
Since the video signal Sv is assumed to be a non-jitter signal when the correction adjuster CA is activated (# 100), the process proceeds to step # 400 through steps # 200 and # 300. Then, after steps S402 and S404, it is determined in step S406 whether the video signal Sv is jittered.
[0094]
If it is determined that the signal is a jitter signal, the jitter recognition flag ex_jitter is set in step S412 after being recognized as the jitter signal Svj in step S410 through steps S408 and S410, and in steps # 200, # 300, and steps S402 to S408. After setting to 1, the process returns to step # 200. Then, after step # 200, it is determined in step # 300 that Yes, that is, the jitter qualification flag ex_jitter = 1, and the process proceeds to step # 500.
[0095]
<# 500>
Next, the non-jitter recognition subroutine in step # 500 described above will be described with reference to FIG. In step # 300 described above, Yes, that is, after the jitter signal Svj is certified by the jitter certification subroutine of step # 400, execution of the subroutine in this step is started.
[0096]
In step S502, it is determined whether or not the video signal Sv input to the image quality correction apparatus IQCp is interrupted. The interruption of the video signal Sv is caused by a state in which the input of the horizontal synchronization signal Hsync or the vertical synchronization signal Vsync is lost or a video signal switching button provided in conjunction with the image quality correction device IQCp or the like, Judgment is made with the state switched to. If No, that is, if it is determined that the video signal Sv is continuously input, the process proceeds to processing step S504.
[0097]
In step S504, the vertical time Stf (v) of the current field is acquired. Then, the process proceeds to the next step S506.
[0098]
In step S506, an inter-field time difference tmp is calculated. Then, the process proceeds to the next step S508.
[0099]
In step S508, it is determined whether or not the absolute value abs (tmp) of the inter-field time difference tmp is 1 or less. If Yes, that is, if it is determined that the video signal Sv is a non-jitter signal, the process proceeds to step S510.
[0100]
In step S510, the non-jitter determination counter Cnj is incremented by 1. Then, the process proceeds to the next step S512. Even if the video signal Sv is a jitter signal, the absolute value of the inter-field time difference tmp is temporarily detected to be small by various factors in the transmission path and apparatus, and it is erroneously determined that it is not a jitter signal in step S508. Cases arise. The non-jitter determination counter Cnj is provided for detecting the number of non-jitter signal determinations in step S508 in order to prevent such erroneous determination.
[0101]
In step S512, it is determined whether or not the non-jitter determination counter Cnj is the same as the non-jitter qualification reference count Tnj. The non-jitter qualification reference count Tnj is used to certify that the video signal Sv is a non-jitter signal only when it is determined to be a non-jitter signal continuously a predetermined number of times in order to avoid erroneous determination in step S510. It is a threshold value. The non-jitter certified reference count Tnj can be set to an arbitrary value of 3 or more. The larger the value of the non-jitter certified reference number Tnj, the better the certified accuracy. However, a certified accuracy of a practical level can normally be secured at about 5.
[0102]
In this step, if the answer is No, that is, if the video signal Sv is not recognized as the non-jitter signal Svjn, this subroutine is terminated. On the other hand, if Yes in this step, that is, if the video signal Sv is recognized as the non-jitter signal Svjn, the process proceeds to step S514.
[0103]
In step S514, after the jitter qualification flag ex_jitter is set to 0 and first_flag is set to 1, this subroutine is terminated. Then, the process proceeds to an image quality correction adjustment amount calculation subroutine of # 800.
[0104]
If it is determined in step S502 above that the video signal Sv is interrupted, the process skips steps S504 to S510 described above and proceeds to step S514. This is because if the video signal Sv is interrupted, the image quality correction itself, which is the object of the present invention, is unnecessary.
[0105]
Further, if it is determined No in step S508, that is, if the video signal Sv is determined to be a jitter signal, the process proceeds to the next step S516.
In step S516, after the non-jitter determination counter Cnj is set to zero, this subroutine is terminated. Then, the process proceeds to the above-described image quality correction adjustment amount calculation subroutine in step # 800.
[0106]
The operation of this subroutine, which explained the operation for each step as described above, will be specifically described below based on the state of the video signal Sv. After the processing in steps # 100 to # 400 described above, the jitter of the video signal Sv is not eliminated in step S508 with respect to the video signal Sv that is recognized as the jitter signal Svj through steps S502, S504, and S506. That is, it is determined whether or not the signal is a non-jitter signal.
[0107]
If it is determined as a non-jitter signal, the non-jitter determination number Cnj has not reached the non-jitter qualification reference number Tnj in step S512 through step S510. If the jitter qualification flag ex_jitter = 1, the non-jitter in step # 800 is determined. Proceed to the certification subroutine. Then, the process returns to step # 500 through steps # 500, # 800, # 900, # 1000, # 200, # 700, and # 300. Then, after it is determined that the jitter signal Svj has changed to the non-jitter signal Svjn (Yes in step S512), the process proceeds to step # 800 in a state where the jitter qualification flag ex_jitter = 0 and first_flag = 1 (step S514) in step S514. Proceed to
[0108]
<# 800>
Next, the image quality correction adjustment amount calculation subroutine in step # 800 will be described with reference to FIG. The following processing is executed after the jitter state of the video signal Sv is detected through the non-jitter certification subroutine of # 500.
In step S802, it is determined whether or not the jitter qualification flag ex_jitter is 0. If yes, that is, if it is identified as the non-jitter signal Svjn in # 500, the process proceeds to step S804.
[0109]
In step S804, the jitter amount dsp obtained in step # 700 (S718) is acquired. Then, the process proceeds to step S806.
In step S806, it is determined whether first_flag is 0 or not. Yes, the current video signal Sv is not only changed from the jitter signal Svj to the non-jitter signal Svjn, but if the image quality correction adjustment process is being continuously performed, the process proceeds to step S807.
[0110]
In step S807, a jitter amount difference Δdsp between fields is obtained by subtracting the jitter amount dsp of the current field from dsp_buff which is the jitter of the previous field. Then, the process proceeds to step S808.
In step S808, it is determined whether the inter-field jitter amount difference Δdsp is greater than zero. If Yes, that is, if the amount of jitter is considered to be large, the process proceeds to step S810.
[0111]
In step S810, the adjustment variable x for adjusting the image quality correction amount is incremented by one. Then, the process proceeds to the next step S811. This is a process for making the current adjustment correspond to the jitter fluctuation of the video signal Sv. That is, since the jitter of the video signal Sv is increased compared to the previous field, it is determined that the current image quality correction adjustment amount y is inappropriate (adjustment is insufficient), and the adjustment variable x is incremented to enhance the adjustment. To do. Then, the process proceeds to step S811.
[0112]
In step S811, dsp_buff is set as the jitter amount dsp of the current field. Then, the process proceeds to step S811.
In step S812, a value f (x + 1) defined as a function of the adjustment variable x + 1 is set as the image quality correction adjustment amount y. That is, the value obtained by adjusting the value of the predetermined correction amount SCAc read from the ROM 16 by the f (x + 1) value is output as the optimized correction amount SCAv. Then, after completing this subroutine, the process proceeds to step # 900.
[0113]
Note that if the result of step S808 is No, that is, if it is considered that the jitter amount in the current field is not greater than that in the previous field, the process proceeds to step S814.
[0114]
In step S814, it is determined whether or not the inter-field jitter amount difference Δdsp is zero. If Yes, that is, if it is considered that there is no change in the jitter amount between fields, the process proceeds to step S812 described above.
[0115]
In step S812, the value f (x) defined by the current correction variable x is directly obtained as the image quality correction adjustment amount y. That is, the value of the predetermined correction amount SCAc read from the ROM 16 adjusted by the f (x) value is output as the optimized correction amount SCAv.
[0116]
  In step S814, if the answer is No, that is, if the jitter of the video signal Sv tends to decrease, the process proceeds to step S816.
  In step S816, the adjustment variable x is decremented by one. Then, the process proceeds to step S814. This is because the jitter of the video signal Sv is smaller than that in the previous field, so it is determined that the current image quality correction adjustment amount y is inappropriate (excessive adjustment), and the adjustment variable x is set toDeDecrease the correction adjustment by incrementing.
[0117]
In step S812, a value f (x-1) defined as a function of the correction variable x-1 is set as the image quality correction adjustment amount y. That is, the value obtained by adjusting the value of the predetermined correction amount SCAc read from the ROM 16 by the f (x−1) value is output as the optimized correction amount SCAv.
[0118]
On the other hand, if it is determined that the video signal Sv has changed from the non-jitter signal Svjn to the jitter signal Svj in step S806 described above and correction adjustment is started for the first time, the process proceeds to step S818.
[0119]
In step S818, the jitter amount dsp is set as the adjustment variable x, and first_flag is set to 0. This is because first_flag is not 0 (S806), and when the correction adjustment is started for the video signal Sv for the first time, the image quality to be set first is set by setting the jitter amount dsp at that time as the reference adjustment variable x. The correction adjustment amount y is made appropriate. Then, first_flag is reset to 0, and the subsequent adjustment is to adjust the image quality correction adjustment amount y based on the adjustment variable x defined by the jitter amount dsp (S810, S816, and S812).
[0120]
Furthermore, if the determination in step S802 is No, that is, if the video signal Sv is recognized as non-jitter, the process proceeds to step S820.
In step S820, the image quality correction adjustment amount y is set to 1. That is, the value of the predetermined correction amount SCAc read from the ROM 16 is output as it is as the optimized correction amount SCAv.
[0121]
Next, the image quality correction adjustment method will be specifically described with reference to FIGS. 11 and 12. Image quality correction can be roughly divided into two categories. The first is a portion with a luminance change (the effect of increasing the sharpness of the reproduced image by enhancing the edge. Contour correction, speed modulation, etc. are included. The second is a portion where the luminance change is extremely small or random. It has the effect of calming the reproduced image by removing high frequency components, and includes NR (Noise Reduction), coring, etc.
[0122]
Image quality correction improves the reproduced image, but if the video signal is jittered, if these corrections are applied uniformly in the same way as the non-jittered signal, the image quality will not be improved but will be worsened. . Therefore, in the present invention, it is certified whether the video signal Sv is jittered, that is, whether it is a jitter signal Svj or a non-jitter signal Svjn, and the image quality correction amount is automatically adjusted (controlled) according to the certification result. )
[0123]
However, the judgment of whether the image quality is good or bad is largely left to the viewer. Therefore, the following two methods shown in FIGS. 11 and 12 are prepared in order to ensure the image quality adjustment (control) range by the viewer. In both figures, the vertical axis indicates the image quality correction amount SCA, the horizontal axis indicates the absolute value of the jitter amount based on the adjustment (control) by the viewer, and the solid line indicates the image quality correction amount SCA (SNR, SOE, and SVM). The dotted line indicates the optimized noise reduction correction amount SNRv, and the alternate long and short dash line indicates the optimized horizontal contour emphasis correction amount SOEv and the video signal Svm.
[0124]
FIG. 11 illustrates a method of adjusting the slope of a predetermined correction amount SCAc (SNRc, SOEc, and SVMc), which is a basic amount for image quality correction, according to the jitter amount. The optimized noise reduction correction amount SNRv (dotted line) is obtained by adjusting the noise reduction correction amount SNRc to the positive side according to the noise amount. On the other hand, the optimized horizontal contour emphasis correction amount SOEv and the optimized scan speed correction amount SVMv are obtained by adjusting the horizontal contour emphasis correction amount SOEc and the scan speed correction amount SVMc to the negative side according to the noise amount. In this case, the viewer can further adjust the adjusted tilt according to his / her preference.
[0125]
FIG. 12 illustrates a method of adjusting the predetermined correction amount SCAc (SNRc, SOEc, and SVMc), which is a basic amount of image quality correction, by uniformly increasing or decreasing. Similar to the method illustrated in FIG. 11, the optimization noise reduction correction amount SNRv (dotted line) is adjusted to the positive side according to the noise amount. On the other hand, the optimized horizontal contour emphasis correction amount SOEv and the optimized scan speed correction amount SVMv are adjusted to the negative side according to the noise amount. In this case, the viewer can further increase or decrease the uniformly adjusted according to his / her preference.
[0126]
<# 900>
The concept of the image quality correction amount calculation subroutine in step # 900 will be described with reference to FIG. In the figure, the vertical axis represents the image quality correction amount y = f (x), the horizontal axis represents the jitter amount dsp, and the solid line represents the relationship between the jitter amount dsp and the image quality correction amount f (x), but it need not be a straight line. A curve defined by a predetermined curvature may be used. This figure shows an example of a method for adjusting the inclination with respect to the basic correction amount shown in FIG.
[0127]
<# 1000>
The concept of the image quality correction parameter generation subroutine in step # 1000 will be described with reference to FIG. In the figure, the vertical axis is the correction amount SCA (SNR, SOE, and SVM), the horizontal axis is the jitter amount dsp, the dotted line is the optimized noise reduction correction amount SNRv, and the alternate long and short dash line is the optimized horizontal contour emphasis correction amount SOEv. The normalized scan speed correction amount SVMv is shown.
[0128]
As described above, the optimization noise reduction correction amount SNRv is adjusted to the positive side according to the jitter, and the value is obtained by multiplying the noise reduction correction amount SNRc by the image quality correction adjustment amount y = f (x). Both the optimized horizontal contour emphasis correction amount SOEv and the optimizing scan speed correction amount SVMv are adjusted to the negative side according to jitter, and these values are respectively adjusted to the horizontal contour emphasis correction amount SOEc and the optimized scan speed correction amount SVMv. Is multiplied by the image quality correction adjustment amount y = f (x).
[0129]
(Modification)
Below, with reference to FIGS. 15-21, the modification of the correction | amendment adjuster CA concerning embodiment of this invention is demonstrated. The correction adjuster CA according to this modification has the same configuration as that shown in FIG. 2, but the operation is different.
First, the main operation of the correction adjuster CA according to this modification will be described with reference to the main flowchart shown in FIG. In this modification, the vertical average time subroutine of Step # 200, the jitter amount calculation subroutine of Step # 700, and the image quality correction adjustment amount calculation subroutine of Step # 800 in the embodiment are mainly realized by a simplified method. It is. Therefore, steps # 100, # 200, # 400, # 500, and # 900 shown in FIG. 3 are replaced with # 100R, S206R, # 400R, # 500R, and # 900R, respectively, in this modification as shown in FIG. Has been replaced. In the present modification, # 700 in the embodiment is deleted.
[0130]
Furthermore, the image quality adjustment amount calculation subroutine of step # 800 and the image quality correction amount calculation subroutine of step # 900 in the embodiment are replaced with the image quality adjustment amount calculation / image quality correction amount calculation subroutine of step # 1100 in this modification. Yes.
[0131]
Hereinafter, after briefly explaining the main operation of the correction adjuster CA according to the present embodiment with reference to FIG. 15, the operation in each step will be described with reference to FIGS. 11, 12, and 13. .
When the operation of the television set incorporating the image quality correction device IQCp starts,
In step # 100R, the correction adjuster CA is first initialized. That is, the jitter qualification flag ex_jitter is set to 0, first_flag is set to 1, field v is set to 0, and image quality correction adjustment amount y is set to 1.
[0132]
As described above, at the start of the operation of the image quality correction apparatus IQCp (correction adjuster CA), as in the embodiment, the video signal Sv is not jittered and is treated as an image quality correction adjustment is not started. . However, the predetermined correction amount SCAc read from the ROM 16 is set as the optimization correction amount SCAv as it is (image quality correction adjustment amount y = 1). Then, the process proceeds to the next step S206.
[0133]
In step S206, the vertical time Stf (v) is acquired as in S206 described above. If it is determined in step # 300 that the video signal Sv is not recognized as the jitter signal Svj, the process proceeds to the next # 400R. If it is determined that the signal is the jitter signal Svj, the process proceeds to step # 500R.
[0134]
FIG. 16 shows a detailed flowchart of step # 400R. The subroutine according to this embodiment is the same as the jitter recognition subroutine in the embodiment already described with reference to FIG. 5 except that step S402 for obtaining the vertical time Stf (v) is deleted. Omit the explanation.
[0135]
FIG. 17 shows a detailed flowchart of step # 500R. The subroutine according to this embodiment is the same as the jitter recognition subroutine already described with reference to FIG. 6 except that step S504 for obtaining the vertical time Stf (v) is deleted. Omit.
[0136]
<# 1100>
  The concept of processing in the jitter amount calculation / image quality correction adjustment amount calculation subroutine in step # 1100 will be described below with reference to FIGS.
  In this processing, the calculation of the jitter amount dsp and the correction amount according to the embodiment of the present invention described above places a load on the computer.BigTherefore, it is proposed as an alternative. In both figures, the vertical axis indicates the frequency and the horizontal axis indicates the stack. The stack (stk) is the vertical time difference (CLK number difference) ΔTf between the previous field (v−1) and the current field (v), but may be the inter-field vertical time difference ΔStf (v). .
[0137]
In this example, eight stacks Stk having a time difference ΔTf between fields of 0-1, 2-4, 5-7, 8-10, 11-13, 14-16, 17-19, and 20 or more are prepared. However, the number of stacks Stk and the inter-field time difference ΔTf are appropriately determined in consideration of the correction adjustment effect. Each stack Stk is given a stack number (Stk No.) of 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, and 8 according to the value of the inter-field time difference ΔTf. Hereinafter, each stack is identified as stk (k). Note that k is a variable representing a stack number.
[0138]
  In this modification, the jitter amount calculation / image quality correction adjustment amount calculation is obtained through the following steps. First, the same number of stacks Stk (k) as the stage where the predetermined correction amount SCAc is to be changed are prepared. Next, by multiplying the stack Stk (k) corresponding to the value of the time difference ΔTfg between fields by the frequency of appearance, a histogram of jitter amount is obtained.MeThe Among the stacks in which the frequency of occurrence exceeds the threshold th_A in the n field, the stack having the largest inter-field time difference ΔTfg is selected, and a correction value is given from the ROM table. Note that the stack Stk and the adjustment value are appropriately set so that the correction result becomes smooth.
[0139]
This will be described with reference to FIG. 21. Stk (4), Stk (5), and Stk (7) exceed the threshold th_A. Since the inter-field time difference ΔTf is the maximum among these three stacks Stk, the correction value for Stk (7) is read from the ROM table.
[0140]
With reference to FIG. 18 and FIG. 19, the jitter amount calculation / image quality correction adjustment amount calculation subroutine of # 1100 will be described.
First, in step S2, it is determined whether or not the field v is 0. If it is determined Yes, that is, if it is the first field of the video signal Sv, the process proceeds to step S4.
[0141]
In step S4, k, which is a variable representing the stack number, is set to 0. Then, the process proceeds to the next step S6.
In step S6, k is incremented by one. Then, the process proceeds to the next step S8.
In step S8, stk (k) is set to zero. Then, the process proceeds to the next step S10.
[0142]
In step S10, it is determined whether k is smaller than n. If it is determined Yes, the process returns to step S6. Then, the loop process of steps S6, S8, and S10 is repeated until it is determined through step S8 that k = n. On the other hand, when it is determined No in this step, the process exits the above loop and proceeds to the next step S12.
[0143]
On the other hand, if it is determined No in step S2, that is, if it is determined that the video signal Sv is being processed continuously, the above-described steps S4 to S10 are skipped, and the process proceeds to step S12.
[0144]
In step S12, it is determined whether or not the field v is smaller than loop. If yes, the process proceeds to step S14.
In step S14, a value obtained by subtracting the vertical time Stf (v-1) of the previous field from the vertical time Stf (v) of the current field is set to dif. dif corresponds to the inter-field time difference ΔTf shown in FIGS. Then, the process proceeds to step S16.
[0145]
In step S16, it is determined whether dif is greater than or equal to 0 and less than th (0). If yes, the process proceeds to step S18.
In step S18, stk (0) is incremented by 1. By repeating this step, the frequency in the stack Stk (0) is obtained. Then, the process proceeds to step S30.
[0146]
On the other hand, in the case of No in step S16, the process proceeds to step S20 for checking the frequency of the next stack Stk (1).
In step S20, it is determined whether dif is greater than or equal to th (0) and smaller than th (1). If yes, the process proceeds to step S22.
In step S22, stk (1) is incremented by 1. By repeating this step, the frequency in the stack Stk (1) is obtained. Then, the process proceeds to step S30.
[0147]
On the other hand, in the case of No in step S20, the process proceeds to step S24 for checking the frequency of the stack Stk (n-1).
In step S24, it is determined whether dif is th (n-1). If yes, the process proceeds to step S26.
In step S26, stk (n-1) is incremented by one. Then, the process proceeds to step S30.
[0148]
On the other hand, in the case of No in step S24, the process proceeds to step S28 for checking the frequency of the next stack Stk (n).
In step S28, stk (n) is incremented by one. Then, the process proceeds to step S30. Although FIG. 18 shows a case where n is 4 for the sake of space, it is as described above that the number is appropriately determined in order to obtain a smoother correction adjustment effect. Note that a jitter amount histogram is obtained through steps S18, S22, S26, and S28.
[0149]
Furthermore, if it is determined No in step S12 described above, that is, v is equal to loop, the process proceeds to step S32.
In step S32, it is determined whether or not the jitter qualification flag ex_jitter is 0. If No, that is, if the video signal Sv is recognized as the jitter signal Svj, the process proceeds to step S34.
[0150]
In step S34, adj_tmp is set to 0. Then, the process proceeds to the next step S36.
In step S36, k is set to 0. Then, the process proceeds to the next step S38.
[0151]
In step S38, it is determined whether k is smaller than n. If yes, the process proceeds to step S40.
In step S40, it is determined whether or not stk (k) ≧ th_A. In No, a process progresses to step S42.
In step S42, adj_tmp is set to k. Then, the process proceeds to step S44.
[0152]
In step S44, k is incremented by one. Then, the process returns to step S38.
On the other hand, if Yes in step S40, the process skips step S42 and proceeds to step S44.
If NO in step S38, that is, if k = n, the process proceeds to step S46.
[0153]
In step S46, it is determined whether first_flag is 1. If no, the process proceeds to step S48.
In step S48, it is determined whether or not the value obtained by subtracting the adjustment variable x from adj_tmp is greater than zero. If yes, the process proceeds to step S50.
In step S50, the adjustment variable x is incremented by one. Then, the process proceeds to step S58.
[0154]
In step S58, Sadj (x) is set as y. Then, the process proceeds to step S62.
In step S62, the field v is set to 0. Then, this subroutine ends.
[0155]
On the other hand, if No in step S48, the process proceeds to step S52. In step S52, it is determined whether adj_tmp is equal to the adjustment variable x. If yes, the process proceeds to step S54.
[0156]
In step S54, the adjustment variable x is decremented by one. Then, the process proceeds to step S58.
If it is determined No in step S46, the process proceeds to step S56.
[0157]
In step S56, adj_tmp is set as the value of the adjustment variable x, and first_flag is set to 0. Then, the process proceeds to step S58.
On the other hand, if Yes in step S32, that is, if the video signal Sv is recognized as the non-jitter signal Svjn, the process proceeds to step S60.
In step S60, the image quality correction adjustment amount y is set to 1.
[0158]
Based on the image quality correction adjustment amount y obtained in this subroutine, the image quality correction adjustment is performed as described above in steps # 900R and # 1000. Step # 900R is basically the same as the process in step # 900 described above.
As described above, according to the present invention, a video signal having a jitter component is automatically detected, the jitter amount is measured, and the horizontal contour correction amount, the speed modulation amount, and the noise reduction amount are adapted according to the amount. Thus, it is possible to configure a broadcast receiving apparatus that performs optimum image quality correction according to the state of the input signal.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of an image correction apparatus according to the present invention used in a television set.
FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of a correction adjuster shown in FIG.
FIG. 3 is a flowchart showing main operations of the correction adjuster shown in FIG. 2;
4 is a flowchart showing detailed operations of a vertical average time calculation subroutine shown in FIG. 3; FIG.
FIG. 5 is a flowchart showing a detailed operation of the jitter recognition subroutine shown in FIG. 3;
6 is a flowchart showing a detailed operation of the non-jitter qualifying subroutine shown in FIG. 3. FIG.
7 is a flowchart showing detailed operations of a jitter amount calculation subroutine shown in FIG. 3; FIG.
FIG. 8 is a flowchart showing a detailed operation of an image quality correction adjustment amount calculation subroutine shown in FIG. 3;
FIG. 9 is an explanatory diagram showing a feature amount of a non-jitter signal.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing a feature amount of a jitter signal.
FIG. 11 is an explanatory diagram of a method for adjusting a slope of a predetermined correction amount according to a jitter amount.
FIG. 12 is an explanatory diagram of a method of adjusting a predetermined correction amount by uniformly increasing / decreasing it.
13 is an explanatory diagram of an image quality correction amount calculation subroutine shown in FIG. 3;
FIG. 14 is an explanatory diagram of an image quality correction parameter generation subroutine shown in FIG. 3;
FIG. 15 is a flowchart showing main operations of a correction adjuster according to a modification of the embodiment of the present invention.
16 is a flowchart showing a detailed operation of the jitter recognition subroutine shown in FIG. 15;
FIG. 17 is a flowchart showing detailed operations of the non-jitter qualifying subroutine shown in FIG. 15;
FIG. 18 is a first half of a flowchart showing detailed operations of the jitter amount calculation / image quality correction adjustment amount calculation subroutine shown in FIG. 15;
19 is the latter half of the flowchart showing the detailed operation of the jitter amount calculation / image quality correction adjustment amount calculation subroutine shown in FIG. 15;
20 is an explanatory diagram of a jitter amount calculation / image quality correction adjustment amount calculation subroutine shown in FIG. 15;
FIG. 21 is an explanatory diagram of a jitter amount calculation / image quality correction adjustment amount calculation subroutine shown in FIG. 15;
FIG. 22 is a block diagram showing a configuration of a conventional image correction apparatus used in a television set.
[Explanation of symbols]
SPp signal processing system
IQCp, IQCc Image quality correction device
4 Sync separator
5 signal processor
6 Scan rate modulation driver
7 CRT drive
8 Deflector
9 Image display
11 Scan rate modulation signal generator
12 Horizontal contour enhancer
13 Noise reducer
14 Multiplexer
15 Bus interface
16 ROM
CA correction adjuster
21 Vertical time measuring instrument
22 Jitter detector
23 Jitter measuring instrument
24 Image quality correction amount calculator
100p controller

Claims

A jitter detection device for detecting jitter in a video signal,
Vertical time measuring means for measuring a vertical time of one field of the video signal to generate a vertical time signal;
Jitter determination means for determining whether the video signal is jittered based on the vertical time signal and generating a jitter determination signal;
Jitter determination counting means for generating a jitter determination counter signal by counting the number of times that the video signal is continuously determined to be jitter based on the jitter determination signal;
Jitter determination means for determining that the video signal is jittered for a first predetermined number of times based on the jitter determination counter signal;
Non-jitter determination counting means for generating a non-jitter determination counter signal by counting the number of times that the video signal is continuously determined to be non-jittered based on the jitter determination signal;
Non-jitter certifying means for certifying the video signal as a non-jitter signal when it is determined based on the non-jitter judgment counter signal that the video signal is not continuously jittered a second predetermined number of times ;
A jitter detection apparatus comprising: a jitter amount calculation means for sequentially calculating the dispersion value of the vertical time .

The jitter determination means includes
When the absolute value of the difference between the vertical time of the current field and the vertical time of the previous field is greater than 1, it is determined that the video signal is jittered;
2. The jitter detection apparatus according to claim 1, wherein when the absolute value is smaller than 1, it is determined that the video signal is not jittered.

An image quality correction device that corrects the image quality of a video signal according to the amount of jitter of the video signal,
Noise reduction means for reducing video signal noise based on a predetermined noise reduction correction amount;
A horizontal contour emphasizing means for emphasizing the horizontal contour of the video signal based on a predetermined horizontal contour emphasis correction amount;
Comprising at least one of scan speed modulation means for emphasizing a specific portion of the video signal based on a predetermined scan speed modulation amount;
In accordance with the jitter amount, the noise reduction correction amount is increased by a predetermined adjustment value, the horizontal contour enhancement correction amount is decreased by the adjustment value, and the scan speed modulation amount is decreased by the adjustment value. Means,
Vertical time measuring means for measuring a vertical time of one field of the video signal to generate a vertical time signal;
Jitter determination means for determining whether the video signal is jittered based on the vertical time signal and generating a jitter determination signal;
Jitter determination counting means for generating a jitter determination counter signal by counting the number of times that the video signal is continuously determined to be jitter based on the jitter determination signal;
Jitter determination means for determining that the video signal is jittered for a first predetermined number of times based on the jitter determination counter signal;
Non-jitter determination counting means for generating a non-jitter determination counter signal by counting the number of times that the video signal is continuously determined to be non-jittered based on the jitter determination signal;
Non-jitter certifying means for certifying the video signal as a non-jitter signal when it is determined that the video signal is not continuously jittered a second predetermined number of times based on the non-jitter determination counter signal A jitter detection device,
The image quality correction adjustment unit dynamically adjusts at least one of the noise reduction correction amount, the horizontal contour enhancement correction amount, and the scan speed modulation amount while sequentially calculating the variance value of the vertical time. An image quality correction device.

The image quality correction adjustment means further includes a histogram means for generating a histogram having an appearance frequency with respect to the jitter amount ,
The image quality correction adjustment means has the noise reduction correction amount, the horizontal contour emphasis correction amount, and the scan speed modulation with a predetermined adjustment amount that is equal to or greater than a predetermined threshold at the appearance frequency and corresponding to the jitter amount. The image quality correction apparatus according to claim 3 , wherein at least one of the quantities is adjusted.

The image quality correction apparatus according to claim 3 , wherein immediately after the video signal changes from a non-jitter signal to a jitter signal, a jitter amount of a current field is used as the adjustment value.

The adjustment suppression unit according to claim 3 , further comprising an adjustment suppression unit that cancels at least one of the noise reduction correction amount, the horizontal contour enhancement correction amount, and the scan speed modulation amount when the video signal changes from a jitter signal to a non-jitter signal. Image quality correction device.