JP4500269B2 - オブジェクトリクエストブローカの方法論を使用した無線リソース管理スケジューラ - Google Patents

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Description

本発明は、一般には、無線リソース管理(RRM)のアルゴリズムに関し、より詳細には、オブジェクトリクエストブローカ(ORB)の方法論を使用してRRMアルゴリズムをスケジュールする方法およびシステムに関する。
従来技術で使用されるRRMのある手法では、複数のRRMアルゴリズムがあり、それぞれのアルゴリズムは、異なる機能を行い、他のRRMアルゴリズムと無関係に動作する。各アルゴリズムは、1つまたは複数の関連付けられたトリガを有し、トリガを受け取ると、アルゴリズムが実行されてそのトリガを処理する。現在実行されているアルゴリズムが、無線リンク(RL)あるいはタイムスロットの1つを構成または再構成する決定を行う。決定を行うと、そのアルゴリズムは、システム全体に新しい構成を通知する。図1に、従来技術の手法による、独立して動作するアルゴリズムとアルゴリズムに関連付けられたトリガの例を示す。図2は、従来技術の独立アルゴリズムの手法による、制御無線ネットワークコントローラ(C−RNC)とサービング無線ネットワークコントローラ(S−RNC)の中のアルゴリズムの例を示す。
個々のRRMアルゴリズムは、特定のタイムスロットまたは符号についての1つのトリガの要求を満たすことを試みるが、他のトリガと、システムの残りの部分についての要素は考慮してしない。あるRLのための新しい構成が実行される間、アルゴリズムは自身の決定を実行することを試みることで忙しいために他のトリガが無視されるので、深刻な問題につながる。このことは、アルゴリズムが特定の無線送受信装置(WTRU)についての特定の問題を解決することで忙しい場合には、新しいサービス要求を拒絶する結果となるおそれがある。また、他に深刻な問題があり、アルゴリズムが別の問題を解決しようとしている間にそれらの問題が無視される場合は、RLが機能しなくなるおそれがある。
さらに、2つのアルゴリズムが、同時に同じ問題に及ぼすおそれがある。例えば、C−RNCで、高速動的チャネル割り当て(FDCA)のEscape手順と低速輻輳制御手順が、異なる動作を同時にとることにより、アップリンクの高干渉信号符号電力(ISCP)の問題を解決しようと試みることが考えられる。例えば、外部ループ電力制御手順がアクティブであり、リンク維持の手順が同時にブロック誤り率の問題を解決しようとしている場合に、同様の状況がS−RNCに存在することが考えられる。アルゴリズムは、以前に実行されたアルゴリズムの動作を逆転する、または以前に実行されたアルゴリズムと対立する可能性があるので、さらに悪い状況が存在しうる。
この独立アルゴリズムの手法では、同時に複数のトリガが処理されることができない。別のアルゴリズムがそのRLの別の問題を解決することで忙しいため、これは、サービス要求または新しい呼び出しを拒絶することにつながるおそれがある。
この独立アルゴリズムの手法は、次のような理由から最善の解決法ではない。
(1)異なるアルゴリズムを連係させるエンティティが存在しない。独立して並行して働く2つのアルゴリズムが、同じような動作を達成しようと試みる、あるいは相反する動作を行うことを試みる場合さえある。
(2)特定のWTRUについて、各種のアルゴリズムのための複数のトリガが、同時に処理されることができない。
(3)別のアルゴリズムがそのWTRUで機能している場合は、所与のWTRUについての新しいサービス要求が拒絶されるおそれがある。これは、エンドユーザのシステム動作の知覚にマイナスの影響を与えるおそれがある。
(4)1つの測定またはイベントが多数のアルゴリズムをトリガすることができる。一方で、多くの測定あるいはイベントが1つのアルゴリズムをトリガすることができる。この複数のトリガ/複数の応答の状況は、システムで対立する動作を行わせる場合がある。
(5)アルゴリズムの優先順位を決める中央のエンティティがないので、異なるアルゴリズムに異なる優先順位を割り当てることができない。
(6)別のアルゴリズムが同時に動作しており、システム条件を変えている可能性があるので、測定に基づくアルゴリズムの決定が、もはや有効でない測定結果に基づく場合がある。
(7)独立アルゴリズムの手法には、高レベルのシグナリングオーバーヘッドが伴う。
(8)対話の問題を解決するためにいくつかのアルゴリズムが併合されている。しかし、アルゴリズムを併合した後でも、なお、サポートされないいくつかの対話シナリオがある。
(9)併合されるアルゴリズムの一部は、リアルタイム(RT)の呼に対してのみ実行され、他のアルゴリズムは、非リアルタイム(NRT)の呼のみに実行される。アルゴリズムをともに併合した後に、個々のアルゴリズムは、現在処理されている呼がRTであるかNRTであるかの知識を必ずしも持たない。
(10)独立したアルゴリズムを相互に連携させるために、各アルゴリズムは、いくらかの連係機能を含むように変更を加える必要がある。この機能は、すべてのアルゴリズムに行き渡らせなければならず、その結果コーディングが冗長になる。
したがって、従来技術のRRM技術の分散手法は、最適なシステムパフォーマンスを提供しない。
無線通信システムで無線リソース管理(RRM)の手順をスケジュールする方法は、少なくとも1つのトリガを受け取り、その少なくとも1つのトリガを評価することで開始する。少なくとも1つのトリガの評価に基づいて、実行するRRM手順が選択される。選択されたRRM手順が実行され、選択されたRRM手順の結果が分析される。選択されたRRM手順のサブセットが選択されて最適な結果のセットを判定し、そのRRM手順のサブセットが実行される。
無線通信システムでRRM手順をスケジュール方法は、少なくとも1つのトリガを受け取ることによって開始し、各トリガは、少なくとも1つのRRM手順に関連付けられている。無線リンクがビジー状態に置かれ、これにより、その無線リンクは、現在実行中のRRM手順のみからアクセスできるようになる。無線リンクにRRM手順が行われ、他のRRM手順が使用するために、予測される測定結果のセットが作成される。無線リンクがアイドル状態に置かれ、これにより、その無線リンクはどのRRM手順からもアクセスできるようになる。
本発明のより詳細な理解は、例として与えられ、添付図面と併せて理解される以下の好ましい実施形態の説明から得られよう。
以下で、無線送受信装置(WTRU)には、これらに限定しないが、ユーザ機器、移動局、固定または移動型の利用者装置、ページャ、あるいは無線環境で動作することが可能な他のタイプが含まれる。以下で言及する場合、基地局には、これらに限定しないが、ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント、あるいは無線環境でインタフェースをとる他のタイプのデバイスが含まれる。
分散システムおよびORB技術の概要
分散システムの背後にある論理的根拠は、共通の目的を達成するために通信する個々のコンポーネント間の協働を容易にすることである。分散システムを開発する理由は、並行処理、耐障害性、タスクの委託、およびリソースの共有である。並行処理は、同時に動作する多くのコンポーネントに複雑なタスクを分散してより高い速度を提供するものである。耐障害性は、同じ計算を複数回行って、個々のノードの障害を検出し、安全に回復することによって得られる。タスクの委託は、クライアント/サーバシステムの基盤であり、サーバがクライアントに代わって特定のサービスを行う。リソースの共有は、別の種の委託であり、システムが、各自の持つ特別な情報またはハードウェアリソースを提供する。
分散システムに固有の複雑性は、独立型のコンポーネントに比べて、分散コンポーネントの設計、デバッグ、および維持を難しくする。しかし、分散システムの利点は、無視するには有望である。この問題を解決するために、新しい抽象化の層を導入して、各種コンポーネント間の通信を容易にし、システムの複雑性をエンドユーザから隠蔽する。オブジェクトリクエストブローカ(ORB)は、オブジェクト間の通信とデータ交換を管理するミドルウェア技術である。ORBは、分散オブジェクトシステムの相互運用性を促進する。図3は、ORBの概略的な概要と、他のシステムコンポーネントとの対話を示す。
オブジェクトリクエストブローカは、いわば電話交換機と同じような働きをする。ORBは、サービスのディレクトリを提供し、クライアントとそれらのサービスとの間に接続を確立することを助ける。ORBは、矛盾なく効果的に動作するために多くの機能をサポートしなければならないが、それらの機能の多くは、ORBのユーザから隠される。ローカル性の錯覚を提供する、すなわちオブジェクトがクライアントにとってローカルであるように見せることはORBの役割であるが、実際には、オブジェクトは別のプロセスまたはマシンに存在することができる。したがって、ORBは、オブジェクト間のシステムを横断した通信のためのフレームワークを提供する。これは、オブジェクトシステムの相互運用性に向かう最初の技術ステップである。
プラットフォームを越えたオブジェクトの通信は、オブジェクトシステムの相互運用性のために必要である。ORBは、オブジェクトがその実装の詳細をクライアントから隠すことを可能にする。基本的なORB概念を実装する方式は多くあり、例えば、ORB機能をクライアントの中にコンパイルする、別個のプロセスにする、あるいはオペレーティングシステムカーネルの一部とすることが可能である。こうした基本的な設計上の決定は、1つの製品で固定しても、ORBの実装者に委ねられるある範囲の選択肢があってもよい。
主要なORB技術には、オブジェクト管理グループ(0MG)の 共通オブジェクトリクエストブローカアーキテクチャ(CORBA)とマイクロソフトの分散コンポーネントオブジェクトモデル(DCOM)の2つがある。これに加わる新しく台頭しつつあるORBモデルは、リモートメソッド呼び出し (RMI)であり、これは、Java(登録商標)言語/仮想マシンの一部として指定される。RMIは、Java(登録商標)オブジェクトをリモートから実行することを可能にする。これは、Java(登録商標)のネイティブ拡張としてORB様の機能を提供する。
図4に示すように、オブジェクトリクエストブローカ(ORB)は、CORBAの最も重要なコンポーネントである。ORBは、クライアント要求をターゲットオブジェクトの実装に透過に通信する機構を提供する。上述のように、ORBは、メソッド呼び出しの詳細からクライアントを分離することにより、分散システムの実装を平易にする。これは、オブジェクト実装が別のノードにある場合でも、クライアント要求がローカルの手続き呼び出しであるように見せる。クライアントがある動作を呼び出すと、ORBは、オブジェクト実装を見つけ、必要な場合はそのオブジェクトを透過にアクティブ化し、要求をオブジェクトに伝達し、応答を呼び出し元に返す役割を担う。一般に、ORBは、1つのコンポーネントである必要はない。
要求を行うために、クライアントは、インタフェース定義言語(IDL)スタブ、または動的呼び出しインタフェース(DII)を通じて、ORBコアと通信することができる。次いで、ORBコアは、要求をオブジェクト実装に転送し、オブジェクト実装は、要求をIDLスケルトンまたは動的スケルトンを通じてup−callとして受け取る。CORBA IDLスタブおよびスケルトンは、それぞれクライアントアプリケーションおよびサーバアプリケーションと、ORBとの間の糊の役割を果たす。実装の詳細からアプリケーションを切り離す別の方法として、CORBAの仕様は、ORBのための抽象インタフェース(ORBインタフェース)を定義する。クライアントサイドでは、DIIにより、クライアントは、ORBによって提供される基礎となる要求機構に直接アクセスすることができる。同様に、サーバサイドでは、動的スケルトンインタフェース(DSI)により、ORBが、実装しているオブジェクトのタイプの知識を持たないオブジェクト実装に要求を伝達することができる。
オブジェクトアダプタは、ORBが、オブジェクトに要求を伝達することと、オブジェクトをアクティブ化することを助ける。オブジェクトアダプタは、オブジェクト参照の生成と解釈、メソッドの呼び出し、対話の安全性、オブジェクトと実装のアクティブ化と非アクティブ化、オブジェクト実装に対応するマッピング参照、および実装の登録などのサービスを扱う。要求を行うクライアントは、実装が、タイプに固有のIDLスケルトンを使用しているか、動的スケルトンを使用しているかは分からない。
ORBスケジューラアーキテクチャ
一般に、すべてのRRMアルゴリズムは、3ステップで動作する。最初のステップは、測定結果のフィルタリングステップであり、このステップで、アルゴリズムは、測定結果を受け取り、その測定結果に必要なフィルタリングを行う。2番目のステップは、意思決定ステップであり、数学的動作および論理的動作が行われて、リソースの割り当てまたは再割り当てについての決定を行う。3番目のステップは、構成/再構成ステップであり、システム全体を再構成することにより、アルゴリズムの決定を実行する。再構成は、新しい構成を各種のノード間に通知し、全システムの各ノードで実際の構成を行うことを含む。意思決定ステップは、論理的または数学的動作として実行されるので、行うのに長い時間はかからない。逆に、構成/再構成のステップは、システム全体を通じた通知と処理を考慮すると、行うのにより長い時間がかかる。意思決定ステップは、一般には0.5ミリ秒未満であるが、構成ステップは、数百ミリ秒から1秒間かかる場合がある。
UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム)のUTRA(地上無線アクセス)TDD(時分割複信)システムなどの第3世代(3G)システムでは、RRMアルゴリズムが、複数のタイムスロットを管理し、各タイムスロットは、多くの符号を有する。各RLは、複数のCCTrCH(符号化複合トランスポートチャネル)を含み、各CCTrCHは、複数のタイムスロットに対応付けられることができる。一部のアルゴリズムのトリガはタイムスロットに基づき、他のトリガは、RLまたはCCTrCHに基づく。各アルゴリズムは、システム全体のパフォーマンスを考慮せずに、特定の1つの問題に対応することを試みる。一度に1つのアルゴリズムを実行することができる。しかし、時に、複数のアルゴリズムによって行われる決定を考慮する必要がある。さらに悪い場合には、時には数百ミリ秒ごとに、アルゴリズムが以前に実行されたアルゴリズムの動作を逆転する、または以前に実行されたアルゴリズム対立する場合があり、その結果、変更が行われ、取り消されるピンポン効果が生じる可能性がある。
図5に示すように、本発明により構築されるORBスケジューラ500は、RRMアルゴリズム506に対するクライアント504からの複数のトリガ502を同時に処理することによりこの問題を解決する。すべてのRRMトリガ502は、集められ、ともにクライアント504に記憶される。ORBスケジューラ500は、クライアント504からのすべてのトリガ502を受け取り、そのトリガを評価する。トリガ502を評価すると、スケジューラ500は、トリガ502を処理する候補アルゴリズムのセット506(「m」個のアルゴリズムのうちの「n」個)を選択する。続いて、スケジューラ500は、選択されたアルゴリズム506の意思決定部分を呼び出す。選択されたアルゴリズムは、そのマイクロプロセッサの能力に応じて、同時に、または順次呼び出されることができる。アルゴリズムが実行されると、スケジューラ500は、その結果を分析し、選択されたアルゴリズムによって行われた最良の決定を選択する。この決定は、「k」個のアルゴリズムの結果であり、kは、1からnの値をとることができる。スケジューラ500は、k個のアルゴリズムによって行われた決定に従って新しい構成を行い、最終的な結果をクライアント504に返す。
ORB間通信を使用する分散システムと相互運用性
分散オブジェクトシステムは、分散システムを、再使用が可能で、モジュール式の容易に配置することが可能なコンポーネントのグループとして設計および実施することを可能にし、複雑性を容易に管理し、抽象化層の背後に隠すことができる。ORBは、分散システムの主要なイネーブラの1つである。この方法論を適用することにより、RRM機能を複数のノード(複数の物理ノード、複数のカード、あるいは複数のマイクロプロセッサ)に分散することができる。分散されたRRMを有し、RRM機能を複数のノードで実施できるようにすると有益である。ORBスケジューラを使用して、それら複数のノードの機能間のシームレスな対話を可能にする。複数のアルゴリズムと機能は、異なるマイクロプロセッサあるいは物理的エンティティにあっても並行して機能することができる。一部の決定的な動作は冗長性を必要とし、この冗長性は、同じあるいは同様の機能を並行して実行することによって得ることができる。スケジューラは、それら各種の機能によってとられた最良の決定を選択する。1つのアルゴリズムまたは機能が動作しない場合は、他の機能がなおバックアップとして機能する。
図6に示すように、ノード「A」のクライアント600が、そのノード(ORBスケジューラA602)のORBスケジュールに要求またはトリガを送信する。ORBスケジューラ602は、トリガを調べ、ターゲットアルゴリズムがリモートノード(ORBスケジューラB604)にあることを発見すると、呼び出しをリモートノードのORBに渡す。ノードBスケジューラ604は、先に説明したように適切な機能606をローカルに呼び出し、要求をORBスケジューラA602に送り返す。スケジューラA602は、通常通り結果を分析し、必要とされる構成を行い、かつ/または結果をクライアントA600に送り返す。
RRMでORBスケジューラの概念を適用する例(高レベル)
RRMでは、ORBスケジューラを使用して各種のRRMアルゴリズムおよび機能を連係させ、最短の時間でシステム全体に最良の結果を達成することを試みる。RRMのクライアントは、次のイベントの1つまたは複数が発生した場合にスケジューラにトリガを送信する。
(1)RLがビジー状態からアイドル状態に遷移される。構成または再構成されている時、RLの状態は、ビジーに設定される。新しい構成または再構成が完了すると、RL状態はアイドルに戻される(RL状態については下記で図11との関連でさらに説明する)。クライアントは、スケジューラにトリガを送って、そのRLがビジーであったために保留になっていたすべてのイベントに働きかけさせる。ORBスケジューラは、イベントまたはトリガのリストを確認し、それらに働きかける。
(2)サービス要求および再構成(呼の到着またはRL再構成要求)。このイベントは、呼の到着、またはRL再構成の要求を表す。この要求は、RLがビジーである場合、またはユーザを受け入れるのに十分なリソースがセルにない場合に待ち行列に入れられる。
(3)イベント1Gまたはイベント2Bなどのハンドオーバートリガ。イベント1Gは、隣接するセルのP−CCPCH(主要共通制御物理チャネル)の受信信号符号電力(RSCP)が、前回の最良のセルよりも良好になったときに発生する。イベント2Bは、現在使用されている周波数の推定品質が一定の閾値を下回り、未使用の周波数の推定品質が一定の閾値を上回る時に発生する。
(4)測定結果。測定結果が一定の閾値を越えると、特定のアルゴリズムをトリガしてその問題を解決させる。それらの測定の一部はセルに基づき、タイムスロットごとに報告され、他の測定は、RLに基づき、RLまたはCCTrCHごとにトリガされる。
(5)タイムスロットごとのセルに基づく測定。セルに基づく測定はタイムスロットごとに報告され、あるタイムスロットにおける輻輳あるいは高干渉を示す。
(6)CCTrCHまたはRLごとのRLに基づく測定。RLに基づく測定は、RLまたはCCTrCHごとに報告され、特定のCCTrCHにある問題を知らせる。
(7)周期的なイベント。一部のアルゴリズムは、周期的に、あるいはある期間にわたって平均された測定結果に基づいてトリガされる。
図7は、スケジューラの動作の手順700の高水準の概要を示す。手順700は、イベントが受け取られるのを待つことにより開始する(ステップ702)。ORBスケジューラがクライアントからの1つまたは複数のトリガを受け取ると(ステップ704)、ORBスケジューラは、待ち行列に入れられている要求についてのすべてのイベントを調べ、それらのイベントを評価する(ステップ706)。それらのイベントに従って、ORBスケジューラは、適切なアルゴリズムを呼び出す。全部で「m」個のアルゴリズムまたは機能がある場合、ORBスケジューラは、「m」個のアルゴリズムの中から、クライアントによって要求されるそれらのイベントを処理することが可能な「n」個のアルゴリズムを選択する(ステップ708)。ORBスケジューラは、それらn個のアルゴリズムを同時に、または順次呼び出す(ステップ710)。アルゴリズムが実行されると、スケジューラは、それらのアルゴリズムから得られた結果を分析し(ステップ712)、最良の結果を提供することができる候補のアルゴリズムまたはアルゴリズムのグループがあるかどうか判断する(ステップ714、716)。あるアルゴリズムが問題を解決することができる場合、そのアルゴリズムは、結果をクライアントに送り、RL状態をビジーに設定し、新しい構成または再構成を行う(ステップ718)。再構成が完了すると、スケジューラは、RL状態をアイドルに設定し、手順はステップ702に戻ってさらなるイベントを待機する。
最良の結果を得るために2つ以上のアルゴリズムが必要な場合は(ステップ716)、スケジューラは、それらのアルゴリズムに優先順位をつけ、それらを順番に呼び出す。通例は、ハンドオーバーと輻輳の制御は、アドミッション制御または最適化のアルゴリズムよりも優先される。しかし、スケジューラは、システムの状態に従って、実行の優先順位を動的に割り当てる。各アルゴリズムが実行されると(ステップ720)、予測される測定結果が計算され(ステップ722)、次のアルゴリズムが、1つ前のアルゴリズムによって予測された新しい測定結果を調べ、その測定結果を考慮に入れる。実行するアルゴリズムがさらにある場合(ステップ724)、手順は、ステップ720で継続する。すべてのアルゴリズムを実行すると、スケジューラは、結果をクライアントに送り、RL状態をビジーに設定し、新しい構成または再構成を行う(ステップ726)。再構成が完了すると、スケジューラは、RL状態をアイドルに設定し、手順はステップ702に戻ってさらなるイベントを待機する。
RRMでORBスケジューラを適用することの利益
以下の利点は、本発明によるORBスケジューラを適用することによって認識される。
(1)既存のRLに対する新しい呼の拒絶または再構成を回避することを試みる。
(2)スケジューラは、複数のアルゴリズムの結果を受け取り、その情報に自身の決定を基づかせることができるので、各種のアルゴリズムを調整して、可能な最良のパフォーマンスを提供する。これにより、所与のWTRUとセルに最適な動作が行われ、それによりシステム全体のパフォーマンスを最適化する。
(3)各アルゴリズムを別個のプロセスまたはタスクとして有すると、リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)の競合問題が生じる可能性があるので、スケジューラは、ソフトウェア実施がより適する。
(4)スケジューラが異なるアルゴリズム間の対話をコントロールし、既存のアルゴリズム自体は変更される必要がないので、システムに新しいアルゴリズムを導入することが容易である。
(5)スケジューラの設計は、アルゴリズムとそれらの対話の変化に影響されない。
(6)システムの状態に従って、アルゴリズムの動的な優先順位の割り当てを行うことができる。
RRMでORBスケジューラを適用することの利益を実証する例
図8に示すように、TDD技術では、複数のタイムスロットがある。タイムスロットの一部は、アップリンクに割り当てられ、他のタイムスロットは、ダウンリンクに割り当てられる。1つのCCTrCHを複数のタイムスロットに対応付けることができる。また、各RLは、最高で8つのCCTrCHを含むことができる。一部のRRMアルゴリズムトリガはタイムスロットに基づき、他のトリガは、RLまたはCCTrCHに基づく。
図9は、スケジューラを使用した場合と、独立アルゴリズムの手法を使用した場合のシステム動作を比較する例を示す。最初の列がスケジューラの振る舞いを示し、2番目の列が独立アルゴリズム手法の振る舞いを示す。これから、独立アルゴリズムの手法では、他のアルゴリズムがRLに働きかけることを試みており、それらのアルゴリズムは、アドミッション制御アルゴリズムがそのRLに働きかけることを許可しないので、特定のWTRUに対する新しい呼またはサービス要求が阻止される可能性があることが分かる。この例では、図8に示すCCTrCH/TSの対応付けが想定され、すなわち、CCTrCH1とCCTrCH2がRL1に属し、それらのCCTrCHは、TS1〜TS6に対応付けられている。このシナリオでは、そのCCTrCHの1つが構成中であるためにRLがビジーである間に、以下のトリガが受け取られる。
(1)TS1の高ダウンリンク(DL)送信(Tx)搬送波電力
(2)非リアルタイム(NRT)の無線ベアラを搬送するトランスポートチャネルをCCTrCH1に追加する要求
(3)リアルタイム(RT)の無線ベアラを搬送するトランスポートチャネルをCCTrCH2に追加する要求。
従来技術の独立アルゴリズムの手法では、時間t+2に、タイムスロット構成アルゴリズムがトリガされて、TS1の高DL Tx搬送波電力に対処する。RT要求は待ち行列に入れることができないので、RT要求は拒絶される。しかし、NRT要求は、RLが再度空くまで待ち行列に入れられる。時間t+5に、他に保留中の要求がない場合は、呼アドミッション制御(CAC)アルゴリズムによってNRT要求が処理される。他に保留中の要求がある場合は、処理されずに長時間待ち行列に入れられているため、要求が拒絶されるまでNRT要求であっても阻止することができる。
ORBスケジューラの手法では、時間t+2にRLがアイドルに設定されると、スケジューラは、タイムスロット構成アルゴリズムと呼アドミッションコントロールアルゴリズムを実行してRTおよびNRT要求を受け入れる。呼アドミッション制御アルゴリズムは、タイムスロット構成アルゴリズムによって予測された測定結果を考慮する。新しい要求を受け入れることで過度な干渉が生じない場合は、要求は直ちに受け入れられることができ、スケジューラは、低速輻輳制御(SCC)エスケープによって決定された構成と呼アドミッション制御(CAC)アルゴリズムを同時に行う。SCCエスケープアルゴリズムは、システム中のアップリンクとダウンリンクの輻輳を調整し、回避する役割を担う。
図10は、スケジューラを使用した場合と独立アルゴリズム方式を使用した場合のシステム動作を比較する第2の例を示す。1番目の列がスケジューラの振る舞いを示し、2番目の列が独立アルゴリズムの振る舞いを示す。このシナリオでは、時間tから時間t+2の間に多くのトリガが受け取られる。そのような多数のトリガの理由は、セルの輻輳、あるいは1つの無線リンクが多数のタイムスロットを占拠し、複数のタイムスロットで問題を生じさせていること等である。この例で、時間tから時間t+2の間に次のトリガが受け取られると想定する。
(1)TS1の高DL Tx搬送波電力
(2)TS1の高平均Tx 搬送波電力
(3)TS2の高DL Tx搬送波電力
(4)TS4の高アップリンク(UL)干渉信号符号電力(ISCP)
(5)高速動的チャネル割り当て(F−DCA)のバックグラウンドタイマの終了
(6)DL CCTrCH1の高DL ISCP
(7)NRT無線ベアラを搬送するトランスポートチャネルをCCTrCH2に追加する要求。
従来技術の独立アルゴリズム方式では、時間t+2に、リンク構成/再構成アルゴリズムが実行されて、DL CCTrCH1を別のタイムスロットに移してそのRLの高干渉を解消することを試みることにより、DL CCTrCH1の高いDL ISCPを補正する。時間t+4に、タイムスロット構成アルゴリズムがトリガされて、TS1のCCTrCHの1つを別のタイムスロットに移してTS1のTx搬送波電力を低減することにより、TS1の高DL Tx 搬送波電力に対処する。時間t+6に、タイムスロット構成アルゴリズムがトリガされて、TS4のCCTrCHの1つを別のタイムスロットに移してTS4の高UL ISCPを下げることにより、TS4の高UL ISCPに対処する。
時間t+8に、タイムスロット構成アルゴリズムがトリガされて、TS2のCCTrCHの1つを別のタイムスロットに移してTS2のTx搬送波電力を低減することにより、TS2の高DL Tx搬送波電力に対処する。時間t+10に、タイムスロットレート制御アルゴリズムがトリガされて、あるCCTrCHのトランスポートチャネルのレートを下げることにより、TS1の高平均DL Tx搬送波電力を補正する。時間t+12に、アドミッション制御アルゴリズムがトリガされて、RT無線ベアラを搬送する新しいトランスポートチャネルをCCTrCH2に追加する。時間t+14に、待ち行列に入れられてRLが空くのを待っていたため、周期的なアルゴリズムが実行される。
本発明のORBスケジューラ方式では、時間t+2に、スケジューラがTS1、TS2、およびTS4でタイムスロット構成アルゴリズムを実行する。次いで、スケジューラは、TS1の予測される測定結果を調べ、問題が解決されない場合は、タイムスロットレート制御を実行する。次いで、スケジューラは、リンク構成アルゴリズムを実行し、リンク制御アルゴリズムによって行われた決定が、タイムスロット構成アルゴリズムの結果と冗長であるかどうか、または、タイムスロット構成アルゴリズムがすでに問題を解決しているために、リンク制御アルゴリズムによって行われた決定を考慮する必要がないかどうかを調べる。スケジューラは次いで、呼アドミッションアルゴリズムを呼び出し、このアルゴリズムは、予測される測定結果を調べて、ユーザが受け入れられることができるか否かを判定する。時間t+4に、スケジューラは、まだ保留中のユーザがあるかどうかを調べる。
スケジューラの実装
この項では、ORBスケジューラの好ましい実装の例と、RRMにこの概念をどのように適用できるかを述べる。同じ概念に基づく、スケジューラの実施方法は他に多くある。
RL状態
図11に示すRL状態図の目的は、RLの状態に基づく最適なRRMの決定を可能にし、異なるRRMアルゴリズム間の連携を強化することである。このRL状態図は、各RLのC−RNCとS−RNCに存在する。動作には、アイドルとビジーの2つの状態があり、RLは、状況に応じてこの2つの状態を遷移することができる。アイドル状態は、RRMアルゴリズムが働きかけていない、通常の動作下にあるRLを表す。ビジー状態には、RRMアルゴリズムがトリガされ、RLに働きかけ始めると入る。
まず、WTRUに専用のRLが確立される時に、C−RNCとS−RNCでRLエンティティが作成される。RLセットアップメッセージを受け取ると、RLエンティティが作成され、ビジー状態に置かれる。そのRLエンティティに実施される最初の手順は、呼アドミッション制御(CAC)であり、これは、そのRLをシステムに受け入れることができるかを分析し、十分なリソースが空いている場合は、その目的のために対応するリソースユニット(RU)を確保する。RLが受け入れられ、割り当てられ、セットアップの通知プロセスが終了すると、RLエンティティは、ビジー状態からアイドル状態に遷移する。
RRMアルゴリズムがトリガされ、そのRLに働きかけ始めると、再度ビジー状態に入る。RLは、RRMアルゴリズムによって手順が実施されている時間全体にわたってビジー状態のままとなる。そのRLに関するRRMアルゴリズムによって行われた決定に基づいて、RLが構成または再構成され、その構成の通知手順が行われる。異なるインタフェース(Iur、Iub、Uu)にわたってシステム全体(RNC、ノードB、およびWTRU)でそのRLの構成が成功すると、RLはアイドル状態に戻って、必要に応じて他のアルゴリズムがそのRLに働きかけるのを待つ。
RL状態を使用することの背後にある意図は、異なるアルゴリズムを連係させることである。これにより、2つ以上のアルゴリズムが同時に同じRLに働きかけないようにする。RL状態は、必要な場合は設計上の決定としてより長い時間ビジーに設定されることができる。一方、それらのRLが同じタイムスロットに位置する場合でも、各種のアルゴリズムが他の複数のRLに働きかけることができる。そのため、そのRLの1つまたは複数が構成中である場合に、タイムスロット全体を阻止する必要がない。別のアルゴリズムが同じタイムスロットの別のRLに働きかけている間にアルゴリズムがRLに働きかける必要がある場合、そのアルゴリズムは、受け取った測定結果を使用する代わりに、そのタイムスロット基準の予測値を使用する。電力の収束と、再構成される間のタイムスロットの不安定性を考慮するために、この予測値は、そのタイムスロットについては大きめに推定される。これにより、タイムスロットの再構成中に2つの異なるアルゴリズムによって控えめな決定が行われることが保証される。このコンテクストで、「控えめな決定」とは、システムの安定性を提供し、変更を行い、取り消す「ピンポン」効果を防止する決定である。予測される測定結果の控えめな推定は、システムの安定性を達成する助けとなる。
ORBに基づくRRMクライアント
クライアントは、以下の情報を含む中央データベースとして実装されることができる。
(1)セルに基づく測定結果(タイムスロット単位)
(2)RLに基づく測定結果(CCTrCH単位)
(3)ハンドオーバーをトリガする測定結果
(4)新しい呼の到着
(5)周期的な測定のタイマの終了、および
(6)ビジー状態からアイドル状態へのRLの遷移
上記のイベントの1つがクライアントに到着すると、クライアントは、スケジューラにトリガを送信して要求を処理する。その要求の処理が成功すると、イベントフラグがリセットされる。各トリガ(データベースのフィールド)は、ビジーなRLでの保留、失敗、処理済み、成功など、複数の属性または値を有することができる。これらの属性を使用して、待ち行列にあるすべての要求の状態を判定する。RLがビジーであるためにあるアルゴリズムが保留中になっているか、阻止される場合、そのアルゴリズムは、対応するRLが空くと(アイドル状態に遷移すると)スケジューラにトリガを送信して要求を調べる。
中央データベースの背後にある意図は、特定のアルゴリズムをトリガしうるすべてのイベントを記憶することである。イベントが受け取られ、RLがビジーである、あるいはシステムが混雑しているために、対処されることができず、アルゴリズムが問題を解決することができない場合には、スケジューラがその要求を無視することを決定しなかったか、その要求を直ちに拒絶することを決定しなかったのであれば、そのイベントまたは要求はこの中央データベースに記憶される。中央データベースには、ORBスケジューラおよびすべての他のアルゴリズムからアクセスすることができ、それらは、データベースに書き込みおよび読み出しを行うことができる。RLがビジーで、そのRLにイベントが到着した場合、そのイベントは、中央データベースに記憶される。イベントは、一定の閾値より高いタイムスロット測定結果、一定の閾値より高いRL測定結果、呼の到着、ハンドオーバーのトリガ、あるいは、1つのRLがビジー状態からアイドル状態に遷移すること等である。
図12に示すように、データベースは、タイムスロットのリストとRLのリストを有する。測定結果は、各自の閾値を越えている場合に記憶される。これらの測定結果は、セルに基づく測定(タイムスロットごと)、またはRLに基づく測定(CCTrCHごと)である。イベント1Gやイベント2Bなどのハンドオーバーのトリガは、RLごとに記憶される。呼の到着やRLの再構成など、あるRLに対するサービス要求が到着すると、その要求はRLごとに記憶される。RL状態(アイドルまたはビジー)は、RLごとに記憶される。各リスト(RLのリストとタイムスロットリスト)は、対応するフラグを有する。リストフラグは、そのリストの1つまたは複数の項目が埋められると真に設定され、あるRLまたはタイムスロットについて待機中の要求があることをスケジューラに示すために使用される。
一部のシステム基準もこのデータベースに記憶されることができる。RRMアルゴリズムは、システムのステータスを評価するためにシステム基準に依拠する。一部の基準は、直接測定結果から得ることができ、一方、測定結果に基づくアルゴリズムが、他の基準を計算する。それらのシステム基準はすべて中央データベースに記憶され、どのRRMアルゴリズムからもアクセスすることができる。基準には、対応する値だけでなく、その値がなおシステムのステータスを表すことになっている有効期間も含まれる。その有効期間に、一部のRRMアルゴリズムは、実際の測定結果に依拠する代わりに、それらの予測値に依拠する。
タイムスロットにアルゴリズムが働きかけている場合は、そのタイムスロットに予測測定結果が書かれ、CCTrCHにも書かれることができる。その予測測定結果は、2つのアルゴリズムが同じタイムスロットに同時に働きかけることを可能にする。特定の基準がいくつかのRRMアルゴリズムによって分析される時には、同じ基準の予測値が計算される。その予測値も、測定に基づく基準および有効期間とともに記憶される。
この実装の別の代替法は、すべてのトリガを優先順位の待ち行列に記憶し、優先順位に従ってトリガを処理するものである。本発明を用いるための実装には、ツールとプラットフォームに応じて多数の方式があり、本発明は、ここに述べられる例のみに限定されないことを理解されたい。
ORBに基づくスケジューラ
各論理的エンティティは、RRMスケジューラを有する。このスケジューラは、各種のアルゴリズムを連係させ、それらアルゴリズムを実行する優先順位を設定する。各スケジューラは、測定およびイベントハンドラの手順を有する。各スケジューラは、1つまたは複数の測定およびイベントハンドラ手順を有することができ、各測定およびイベントハンドラ手順は、別個の測定手順とイベントハンドラ手順に分割できることに留意されたい。
ORBに基づくRRMスケジューラは、異なるアルゴリズムの優先順位を決定する中央化されたツールのように単純であっても、システム状態に従って実行する特定のアルゴリズムだけを選択する際により複雑かつインテリジェントであってもよい。RRMスケジューラは、多くのアルゴリズムを並行して実行してから、各自の決定を実行する、それらのうちいくつかのアルゴリズムを決定することができる。それらの少ないアルゴリズムは、順番に(次々に)実行して、次のアルゴリズムへの1つ前のアルゴリズムの決定を取り出すことができる。
C−RNC RRMスケジューラをトリガして測定およびイベントハンドラ手順を起動させるイベントのいくつかの例を次に示す。
(1)呼の到着または退去
(2)周期的アルゴリズムの実行の時間
(3)(a)高DL ISCP
(b)ノードBの符号送信電力
(c)高UL ISCP
(d)ULの信号対干渉比(SIR)
(e)受信された総広帯域電力
(f)WTRU P−CCPCH RSCP
などの受け取られる測定結果。
次に示すのは、S−RNC RRMスケジューラをトリガして測定およびイベントハンドラの手順を起動させるイベントのいくつかの例である。
(1)RLの輻輳の指示
(2)ULのブロック誤り率(BLER)の測定結果
(3)DL BLERの測定結果
(4)UL WTRUの送信電力
ORBスケジューラの動作
図13A〜13Dに、本発明によって構築されるORBスケジューラ1300の好ましい実施形態の詳細なフローチャートを示す。スケジューラ1300は、イベントが受け取られるのを待つことにより開始する(ステップ1302)。スケジューラ1300の動作はイベントドリブンなので、スケジューラは、イベントが受け取られるまでステップ1302にある。トリガが受け取られると、それに対応するイベントフラグが立てられる(ステップ1304)。イベントが特定のRLについてである場合は、RLフラグも立てられ、イベントが特定のタイムスロットについてである場合は、タイムスロットフラグも立てられる。各イベントが、対応するフラグを有し、各RLがフラグを有し、各タイムスロットがフラグを有する。トリガが受け取られると、それに対応するイベントフラグが立てられ、トリガがどちらに関連するかに応じて、特定のRLフラグか、特定のタイムスロットフラグが立てられる。RLフラグとタイムスロットフラグの目的は、処理を待っているイベントが1つまたは複数あることをスケジューラに知らせることである。
スケジューラはイベントとトリガを評価し、受け取られたイベントに働きかけることが可能な、実行するアルゴリズムのセット(「m」個のアルゴリズム)を選択し、必要とされる動作を行う(ステップ1306)。スケジューラは、m個の選択されたアルゴリズムを並行して、または順次実行する(ステップ1308)。m個の異なるアルゴリズムから得られた結果が評価される。結果の評価に基づいて、スケジューラは、m個のアルゴリズムの中から最良の結果が得られる「k」個のアルゴリズムを選択する(ステップ1310)。ステップ1306〜1310は、任意であり、実行するアルゴリズムを少なくし、処理時間を節減するスケジューラのインテリジェンスの強化を表すことに留意されたい。
選択されたk個のアルゴリズムは、以下のように処理される。ハンドオーバーのトリガがあるかどうか判定される(ステップ1312)。ハンドオーバーのトリガがある場合、選択されたハンドオーバーのアルゴリズムが実行され、予測される測定結果が更新される(ステップ1314)。処理を待っているハンドオーバートリガがさらにあるかどうか、もう一度判定が行われる(ステップ1316)。さらにハンドオーバートリガがある場合は、ステップ1314に戻る。
評価すべきハンドオーバートリガがない場合(ステップ1312)、または、ハンドオーバートリガがすべて評価されている場合(ステップ1316)は、閾値を超える測定結果を有するタイムスロットがあるかどうか、すなわちタイムスロットに基づくトリガがあるかどうかが判定される(ステップ1318)。
タイムスロットのトリガがある場合は、すべてのRLがビジー状態であるかどうかが判定される(ステップ1320)。すべてのRLがビジーの場合は、現在のタイムスロットトリガのフラグが「保留中」に設定され、そのトリガ(要求)が後に処理するために待ち行列に入れられる(ステップ1322)。スケジューラは次いでステップ1318に戻って、評価するタイムスロットがさらにあるかどうかを判定する。すべてのRLがビジーではない場合(ステップ1320)は、現在のトリガが再構成のトリガ(CCTrCHを別のタイムスロットに移して、そのタイムスロットの伝送搬送波またはノイズ値を減らす要求)であるか、または、レート制御のトリガ(そのタイムスロットのCCTrCHのレートを変えて問題を解決する要求)であるかが判定される(ステップ1324)。
現在のトリガが再構成のトリガである場合、CCTrCHを移動させることによってタイムスロットが再構成される(ステップ1326)。タイムスロットの再構成が成功しなかった場合(ステップ1328)は、イベントフラグが「失敗」に設定される(ステップ1330)。現在のトリガが再構成のトリガでない場合(ステップ1324)、またはフラグが「失敗」に設定されている場合は、レート低減アルゴリズムが実行される(ステップ1332)。
タイムスロットの再構成が成功した場合(ステップ1328)、またはレート低減アルゴリズムが実行された場合(ステップ1332)は、予測される測定結果が更新される(ステップ1334)。次いで、評価すべきタイムスロットトリガがさらにあるかどうかが確認される(ステップ1336)。評価するタイムスロットトリガがさらにある場合、スケジューラは、ステップ1320に戻る。
評価すべきタイムスロットトリガがない場合(ステップ1318)、またはすべてのタイムスロットトリガが評価されている場合(ステップ1336)は、RLトリガがあるかどうかが判定される(ステップ1338)。
評価するRLトリガがない場合は、保留中になっているサービス要求または再構成があるかどうかが判定される(ステップ1340)。これらには、新しいユーザまたはサービスを受け入れる要求や、既存のサービスのためのリソースを再割り当てする要求が含まれる。保留中のサービス要求がない場合は、必要であれば周期的アルゴリズムが実行される(ステップ1342)。実行されるすべてのアルゴリズムの結果が分析され(ステップ1344)、現在のRLの状態がビジーに設定され、新しい構成が実行される(ステップ1346)。スケジューラは次いで、RL状態をアイドルに再設定し、ステップ1302に戻ってさらなるイベントを待つ。
保留になっているサービス要求がある場合(ステップ1340)は、適切なアドミッション制御アルゴリズムが実行される(ステップ1350)。アドミッション制御アルゴリズムで無線リソースを割り当てまたは再割り当てすることができた場合は、現在のタイムスロットの予測される測定結果が更新され(ステップ1354)、制御がステップ1340に戻される。アドミッション制御アルゴリズムで無線リソースを割り当てることができなかった場合は、その要求がNRT要求である場合のみ要求が待ち行列に入れられ(ステップ1356)、制御がステップ1340に戻される。先に述べたように、RT要求は、その性質上、後に割り当てるために待ち行列に入れることができない。そのため、現在のサービス要求がRTサービスに対する要求である場合は、割り当ては成功せず、要求は破棄される。
評価すべきRLトリガがある場合(ステップ1338)は、RL問題がタイムスロットに基づくアルゴリズムによって解決されるかどうかが判定される(ステップ1358)。問題が解決される場合は、制御がステップ1338に戻されて、評価すべきRLトリガがさらにあるかどうかを判定する。
問題がタイムスロットに基づくアルゴリズムで解決されない場合は、現在のRLがビジー状態であるかどうかが判定される(ステップ1360)。RLがビジーである場合は、そのイベントに対応するフラグが「保留中」に設定され(ステップ1362)、要求が待ち行列に入れられ(ステップ1364)、制御がステップ1338に返される。
RLがビジーでない場合(ステップ1360)は、RL再構成アルゴリズムが実行される(ステップ1366)。RL再構成アルゴリズムが問題を解決する場合(ステップ1368)、現在のタイムスロットについての予測される測定結果が更新され(ステップ1370)、制御がステップ1338に戻される。RL再構成アルゴリズムが問題を解決しない場合(ステップ1368)、そのイベントのフラグが「失敗」に設定され(ステップ1372)、要求が待ち行列に入れられ(ステップ1364)、制御がステップ1338に返される。
図14は、本発明により構築されるスケジューラをそれぞれが含むC−RNCとS−RNCの図を示し、測定制御機能は、S−RNCスケジューラの一部となっている。図15は、共通チャネル用のスケジューラと専用チャネル用のスケジューラの2つのスケジューラを使用する代替C−RNCの図を示す。代替S−RNCスケジューラが示され、このスケジューラでは、測定制御機能が、スケジューラの外部の別個のエンティティにある。図14に示す実施形態でも、測定制御機能は、別個のエンティティに存在することができることに留意されたい。
本発明の特定の実施形態を図示し、説明したが、本発明の範囲から逸脱せずに、当業者により多くの変更および変種を作成することができる。上記の説明は、本発明を例示するものであり、本発明を制限するものではない。
従来技術の独立アルゴリズム手法で動作するアルゴリズムのブロック図である。 従来技術の独立アルゴリズム手法によるC−RNCとS−RNCに含まれるアルゴリズムの図である。 オブジェクトリクエストブローカ(ORB)と他のシステムとのその対話の概要を示すブロック図である。 共通オブジェクトリクエストブローカアーキテクチャ(CORBA)システムの構成の概要を示す図である。 本発明により構築されるORBスケジューラの動作を示す図である。 図5に示すORBスケジューラのリモートノードとの対話を示す図である。 本発明により構築されるORBスケジューラの動作の概要を示す流れ図である。 符号化複合トランスポートチャネル(CCTrCH)とタイムスロット(TS)の対応付けを示す図である。 本発明のORBスケジューラの動作と、従来技術の独立アルゴリズム手法の動作の例を示す図である。 本発明のORBスケジューラの動作と、従来技術の独立アルゴリズム手法の動作の第2の例を示す図である。 図7に示すスケジューラによって使用される無線リンク(RL)の状態モデル図である。 図7に示すスケジューラとともに使用されるために構築されるデータベースの例を示すブロック図である。 本発明により構築されるORBスケジューラの詳細な動作を示すフローチャートである。 本発明により構築されるORBスケジューラの詳細な動作を示すフローチャートである。 本発明により構築されるORBスケジューラの詳細な動作を示すフローチャートである。 本発明により構築されるORBスケジューラの詳細な動作を示すフローチャートである。 図13A〜13Dに示すスケジューラを実施するC−RNCおよびS−RNCの図である。 2つのスケジューラを使用する代替のC−RNCと、図13A〜13Dに示すスケジューラを実施するS−RNCの図である。

Claims (15)

  1. 無線リンクを用いて無線リソース管理(RRM)アルゴリズムをスケジューリングする方法であって、
    複数のイベントを収集し、該収集したイベントを一緒に記憶するステップと、
    前記イベントを分析するために複数の無線リソース管理(RRM)アルゴリズムを選択するステップであって、該複数の無線リソース管理(RRM)アルゴリズム中の各無線リソース管理(RRM)アルゴリズムは、前記収集した複数のイベントに基づいて選択されるステップと、
    前記選択した無線リソース管理(RRM)アルゴリズムを呼び出すステップであって、入力される各無線リソース管理(RRM)アルゴリズムは前記複数のイベントの少なくとも1つのイベントからなり、前記複数のイベントの各々は前記無線リソース管理(RRM)アルゴリズムの少なくとも1つのアルゴリズムのための入力とされたステップと、
    前記呼び出された無線リソース管理(RRM)アルゴリズムの結果を分析するステップと、
    前記分析された少なくとも2つの無線リソース管理(RRM)アルゴリズムを決定するステップであって、該少なくとも2つの無線リソース管理(RRM)アルゴリズムは、前記受信されたイベントの分析に対して最適結果を達成するために実行されるものであり、前記決定は前記分析に基づいてなされるステップと、
    前記無線リンクをビジー状態に置くステップであって、前記無線リンクは、前記少なくとも2つの無線リソース管理(RRM)アルゴリズムのそれぞれの実行期間中には前記ビジー状態のままとされるステップと
    を具えたことを特徴とする方法。
  2. 前記少なくとも2つの無線リソース管理(RRM)アルゴリズのうちの一方の無線リソース管理(RRM)アルゴリズムによって使用するために予測される測定結果のセットを作成するステップをさらに具えたことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記無線リソース管理(RRM)アルゴリズムは、無線リンクを構成するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記無線リソース管理(RRM)アルゴリズムは、既存の無線リンクを再構成するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 前記少なくとも2つの無線リソース管理(RRM)アルゴリズムが、ビジー状態の無線リンクへのアクセスを必要とする場合、
    前記少なくとも2つの無線リソース管理(RRM)アルゴリズムに関連したフラグを、保留状態を示すように設定するステップと、
    前記少なくとも2つの無線リソース管理(RRM)アルゴリズムを待ち行列に入れて後の時間で実行するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 前記無線リンクがアイドル状態にあるとき、待ち行列に入れられた前記少なくとも2つの無線リソース管理(RRM)アルゴリズムのいずれかを実行するステップを含むことを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 前記予測される測定結果のセットを、中央データベースに記憶するステップを含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
  8. 前記少なくとも2つの無線リソース管理(RRM)アルゴリズムを順序付けするステップをさらに具え、
    前記順序付けするステップは、前記実行するステップの前に実行されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 前記呼び出すステップは、前記選択された複数の無線リソース管理(RRM)アルゴリズムを並列して呼び出すステップを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  10. 前記呼び出すステップは、前記選択された複数の無線リソース管理(RRM)アルゴリズムを連続して順次呼び出すステップを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. 無線リソース管理(RRM)アルゴリズムをスケジューリングする装置であって、
    複数のイベントを収集するように構成された収集装置であって、該イベントは、少なくとも2つの無線リソース管理(RRM)アルゴリズムに関連付けされた装置と、
    前記収集したイベントを一緒に記憶するように構成された記憶装置と、
    前記イベントを分析するために複数の無線リソース管理(RRM)アルゴリズムを選択するように構成された選択装置であって、該複数の無線リソース管理(RRM)アルゴリズム中の各無線リソース管理(RRM)アルゴリズムは、前記収集した複数のイベントに基づいて選択された装置と、
    前記選択した無線リソース管理(RRM)アルゴリズムを呼び出すように構成された呼び出し装置であって、入力される各無線リソース管理(RRM)アルゴリズムは前記複数のイベントの少なくとも1つのイベントからなり、前記複数のイベントの各々は前記無線リソース管理(RRM)アルゴリズムの少なくとも1つのアルゴリズムのための入力とされた装置と、
    前記呼び出された無線リソース管理(RRM)アルゴリズムの1つ以上の結果を分析するように構成された分析装置と、
    前記分析された少なくとも2つの無線リソース管理(RRM)アルゴリズムを決定するように構成された決定装置であって、該決定されたアルゴリズムは、前記受信されたイベントの分析に対して最適結果を達成するために実行されるものであり、前記決定は前記分析に基づいてなされる装置と、
    前記無線リンクをビジー状態に置く装置であって、前記無線リンクは、前記少なくとも2つの無線リソース管理(RRM)アルゴリズムのそれぞれの実行期間中には前記ビジー状態のままとされる装置と
    を具えたことを特徴とする装置。
  12. 無線リンクをビシー状態およびアイドル状態に置くように構成された無線リンク状態変調装置をさらに具え、
    前記決定されたアルゴリズムのうちの1つのみが、前記ビジー状態中の前記無線リンクで所定の時刻において動作できるようにし、
    前記無線リンクは、前記決定されたアルゴリズムのそれぞれの実行期間中には前記ビジー状態のままであり、
    前記無線リンクは、前記アイドル状態中は、いずれかの無線リソース管理(RRM)アルゴリズムによってアクセス可能とされたことを特徴とする請求項11記載の装置。
  13. 前記決定されたアルゴリズムのうちの1つのみが前記無線リンクで所定の時刻において動作できるように、該無線リンクをビジー状態に置くように構成された第1無線リンク状態変調装置であって、前記無線リンクは、前記決定されたアルゴリズムのそれぞれの実行期間中には前記ビジー状態のままとされた装置と、
    前記無線リンクをアイドル状態に置くように構成された第2無線リンク状態変調装置であって、該無線リンクが、いずれかのいずれかの無線リソース管理(RRM)アルゴリズムによってアクセス可能とされた装置と
    をさらに具えたことを特徴とする請求項11記載の装置。
  14. 前記無線リンクの状態を検出するように構成された無線リンク状態検出装置をさらに具え
    前記決定されたアルゴリズムは、前記無線リンクがビジー状態のときに実行されることを特徴とする請求項11記載の装置。
  15. 前記決定されたアルゴリズムによって使用するために予測される測定結果のセットを作成するように構成された測定装置をさらに具えたことを特徴とする請求項11記載の装置。
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