JP4496392B2 - Surveillance system and game machine - Google Patents

Surveillance system and game machine Download PDF

Info

Publication number
JP4496392B2
JP4496392B2 JP2003204977A JP2003204977A JP4496392B2 JP 4496392 B2 JP4496392 B2 JP 4496392B2 JP 2003204977 A JP2003204977 A JP 2003204977A JP 2003204977 A JP2003204977 A JP 2003204977A JP 4496392 B2 JP4496392 B2 JP 4496392B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tag
data
monitoring
time
antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003204977A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2004102992A (en
Inventor
仁 小林
信之 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyomaru Industry Co Ltd filed Critical Toyomaru Industry Co Ltd
Priority to JP2003204977A priority Critical patent/JP4496392B2/en
Publication of JP2004102992A publication Critical patent/JP2004102992A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4496392B2 publication Critical patent/JP4496392B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機、例えばパチンコ機などの装置の状態を監視する監視システム、及び遊技機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、遊技機のうちパチンコ機においては、不当に遊技球を獲得する不正行為が後を絶たず、種々の防止策が施されている。特に、遊技機の制御を司る制御基板の不正改造、例えば、不正ＲＯＭへの交換を防止するために、制御基板を収納する制御基板収納ボックスには、様々な工夫が施されている。例えば、制御基板収納ボックスに封印シールを設けたり、また、制御基板に触われないように、制御基板収納ボックスを閉じるかしめ方向にのみ回転する封印ビスによって、制御基板収納ボックスの開放を困難にしているものがある(例えば、特許文献１参照)。さらに、可動接点を用いて収納ボックスの開閉を検出して、その検出信号を記憶して、発光ダイオードにより報知するようにしているものもある(例えば、特許文献２参照)。また、制御基板収納ボックスの表面にＩＣタグを貼着し、ＩＤ読取装置からの送信要求に応じてＩＣタグからその内部に記憶された識別情報をＩＤ読取装置に送信させ、識別情報を確認することにより、制御基板収納ボックスごと制御基板がすり替えられたか否かを判断するようになっているものもある(例えば、特許文献３参照)。
【０００３】
【特許文献１】
特開平１０−２１６３２４号公報
【特許文献２】
特開平９−３４３６５号公報
【特許文献３】
特開２０００−２８８２１８号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、封印シールを用いるものでは、制御基板収納ボックスを開放して不正ＲＯＭへの交換が終了した後に、精巧な偽造封印シールを張られてしまうと制御基板収納ボックスが開閉されたか否かを判断することは困難だった。また、封印ビスを用いるものでは、特殊な工具で強制的に封印ビスを開放方向へ回して制御基板収納ボックスを開放して不正ＲＯＭへの交換が行われてしまうことがあった。さらに、可動接点を用いて制御基板収納ボックスの開閉を検出するものでは、制御基板収納ボックスは、通常透明の樹脂により形成されているために、収納ボックスの開閉を検出する可動接点が用いられているのが目視により分かり、基板収納ボックスの隙間から、ピアノ線などを入れて可動接点が動かないようにされてしまうことがあった。この場合には、制御基板収納ボックスの開閉を検出することができなくなると言う問題点があった。さらに、上記の従来技術では、制御基板収納ボックスが開閉されたか否かは、制御基板を目視しないと判断できないという問題点があり、このような不正行為は夜間に行われることが多いが、遊技場に何百台とある遊技機を毎朝点検確認するのは煩雑であった。また、ＩＣタグの識別により制御基板収納ボックスのすり替えを監視するものでは、ＩＤ読取装置が制御基板収納ボックスの外側に配置されているため、ＩＣタグとＩＤ読取装置の相対位置を変更せずに制御基板収納ボックスを開放し、収納された制御基板上のＲＯＭをすり替えることが可能であり、結局は、不正行為の早期発見には至らなかった。さらに、運送中や夜間も監視するためには、バッテリーを内蔵する必要があるが、複数箇所を監視したり、リアルタイムに監視するためには、容量の大きなバッテリーが必要である。
【０００５】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、制御基板収納ボックスの開閉等の装置の状態を監視する監視システム、及び遊技機を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に記載の監視システムは、ＩＣタグと、そのＩＣタグと通信を行うＩＣタグ監視装置とからなる監視システムであって、前記ＩＣタグは、他のＩＣタグと区別するための識別データを記憶し、前記ＩＣタグ監視装置から送信される呼出波に応答して反射波を放出するＲＦ回路を備え、前記ＩＣタグ監視装置は、前記ＩＣタグを呼び出す前記呼出波を送信する送信回路と、前記ＩＣタグから返送される前記反射波を受信する受信回路と、前記送信回路及び前記受信回路に接続されたアンテナと、前記送信回路が前記呼出波を送信してから所定時間内に前記受信回路が前記反射波を受信せず通信不能状態となった場合、又は、前記反射波に含まれる前記識別データが予め登録されている登録データと異なっている場合に異常と判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果、又は、前記受信回路が前記反射波を受信できる通信可能状態から前記反射波を受信できない通信不能状態となった時点の時刻である消失時刻、前記通信不能状態から前記通信可能状態になった時点の時刻である復帰時刻、もしくは、予め登録されている登録データと異なる識別データが受信された時点の時刻であるＩＤ異常時刻のうち少なくとも１つを含む監視履歴データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶した内容を、前記監視システム内に設けられ外部と通信を行う管理用ＩＣタグを介してハンディターミナルに出力する出力手段と、前記送信回路から前記呼出波を送信する間隔の設定を、前記ハンディターミナルが前記管理用ＩＣタグに送信した設定内容に変更する呼出間隔設定変更手段とを備えたことを特徴とする。
【０００７】
この構成の監視システムでは、ＩＣチップを内蔵したＩＣタグに対し、ＩＣタグ監視装置に備えられた送信回路がアンテナを介して呼出波を送信してＩＣタグを呼び出す。すると、ＩＣタグは記憶しているＩＤコード等の識別データを含む反射波を返し、これをＩＣタグ監視装置に備えられた受信回路がアンテナを介して受信する。そして、送信回路が呼出波を送信してから所定時間内に受信回路が反射波を受信せず通信不能状態となった場合、又は、反射波に含まれる識別データが予め登録されている登録データと異なっていた場合には、判定手段が異常と判定する。また、判定手段による判定結果、又は監視履歴データを記憶する記憶手段を備え、記憶された内容が管理用ＩＣタグを介してハンディターミナルに出力される。監視履歴データには、受信回路が反射波を受信できなくなった時点の時刻(消失時刻)、再び受信できるようになった時点の時刻(復帰時刻)、ＩＣタグのすり替え等により予め登録されている登録データと異なる識別データが受信された時点の時刻（ＩＤ異常時刻）のいずれかが含まれる。さらに呼出間隔設定変更手段が、送信回路から送信される呼出波の送信間隔を、ハンディターミナルが管理用ＩＣタグに送信した設定内容に変更する。
【０００８】
ＩＣタグは、ＲＦＩＤ（Radio Frequency-IDentification）とも呼ばれ、内蔵のＩＣチップは非接触型のＩＣカードと同様のものであり、非接触通信により交信を行う。ＩＣチップ内のメモリ領域には、識別データとして、ＩＣタグ固有のＩＤコードに加えて、設置されている装置のＩＤ(メーカーＩＤ）、遊技場の管理コード(ホールＩＤ）等を追記して記憶させておくことが可能である。これらのＩＤは、それぞれが６４ｂｉｔ程度のユニークな(一意に識別できる)情報で構成されており、ＩＤを２重３重に構成することで、複製して不正に利用することは非常に困難になる。呼出波に応えて送信される反射波にはこのような識別データが含まれるため、光や電気等に比べて改竄やいわゆる「なりすまし」が難しい。従って、常にはＩＣタグをアンテナから通信可能な位置に設置しておくと、ＩＣタグを固着した部材が通信可能な範囲外へ移動する等した場合には、反射波が受信できなくなり、通信不能となる。また、通信不能状態から、通信可能範囲内の位置へ再び復帰すると反射波が受信できるようになる。このため、目視によらず部材の開放や移動等装置の状態の変化を検知することができる。このような通信不能と復帰を記憶させて履歴に残すようにすれば、正常な場合と不正な場合とを区別することもでき、効果的に監視を行うことができる。また、記憶手段が判定結果又は監視履歴データを記憶するので、ＩＣタグの監視履歴を後から参照することができる。監視履歴データには、受信回路が反射波を受信できなくなった時点の時刻(消失時刻)、再び受信できるようになった時点の時刻(復帰時刻)、ＩＣタグのすり替え等により予め登録されている登録データと異なる識別データが受信された時点の時刻（ＩＤ異常時刻）のいずれかが含まれる。このため、不正が行われた正確な時刻を知ることができる。監視システムの設置された装置のある遊技場等に監視カメラが設置されている場合には、監視カメラの撮影時刻と照合すれば、不正行為をなした人物を特定することも可能である。また、記憶された内容が外部に出力されるので、異常と判定された場合に注意を喚起することができる。さらに、呼出間隔設定変更手段により呼出波を送信する間隔を適宜変更すれば、ＩＣタグを設置した部材により、最適な間隔で呼出波を送信し、電力消費を最低限に抑えつつ効果的な監視を行うことができる。
【０００９】
請求項２に記載の監視システムは、請求項１に記載の発明の構成に加え、複数のＩＣタグと、その複数のＩＣタグと個別に通信を行うＩＣタグ監視装置とからなる監視システムであって、前記アンテナは、前記複数のＩＣタグに各々対応して、複数設けられ、前記呼出間隔設定変更手段は、前記複数のアンテナ毎に呼出波を送信する間隔を変更可能なことを特徴とする。
【００１０】
この構成の監視システムでは、請求項１に記載の発明の作用に加え、呼出間隔設定変更手段が複数のアンテナのそれぞれに対応して呼出波を送信する間隔を変更する。従って、例えば、遊技機にこの監視システムを適用する場合、遊技機の制御基板を封入した基板ボックスに設置したＩＣタグに対しては比較的長サイクルで呼出波を送信し、大入賞口等の可変入賞口に設置したＩＣタグに対しては短サイクルで呼出波を送信するように設定することが考えられる。
【００１１】
【００１２】
【００１３】
【００１４】
請求項３に記載の監視システムは、請求項１又は２に記載の発明の構成に加え、前記受信回路は、前記ＩＣタグと前記アンテナの距離が所定の閾値を超えて変位すると、前記反射波が受信できなくなることを特徴とする。
【００１５】
この構成の監視システムでは、請求項１又は２に記載の発明の作用に加え、ＩＣタグとアンテナの距離が離れると、受信回路が反射波を受信できなくなり、通信不能となる。従って、ＩＣタグを開閉する部材に設置したような場合、部材が開放されることによってＩＣタグとアンテナの距離が離れると通信不能になるので、開放を検知することができる。
【００１６】
【００１７】
【００１８】
請求項４に記載の監視システムは、請求項１乃至３の何れかに記載の発明の構成に加え、前記記憶手段は、前記判定手段による判定結果が前回から継続して正常である場合、及び、前回から継続して異常である場合には、前記判定結果及び前記監視履歴データを記憶しないことを特徴とする。
【００１９】
この構成の監視システムでは、請求項１乃至３の何れかに記載の発明の作用に加え、判定手段による判定結果が前回から継続して正常又は異常である場合には、判定結果や監視履歴データは記憶されない。従って、正常であれ異常であれ状態の変化がない場合は記憶せず、状態の変化があった場合のみ記憶するようにしたので、記憶容量を節約することができる。
【００２０】
【００２１】
【００２２】
【００２３】
【００２４】
請求項５に記載の監視システムは、請求項１乃至４のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記出力手段は、前記判定手段による判定結果が前回から継続して正常である場合、及び、前回から継続して異常である場合には、前記判定結果及び前記監視履歴データを出力しないことを特徴とする。
【００２５】
この構成の監視システムでは、請求項１乃至４のいずれかに記載の発明の作用に加え、判定手段による判定結果が前回から継続して正常又は異常である場合には、判定結果や監視履歴データは外部に出力されない。従って、正常であれ異常であれ状態の変化がない場合は外部に出力せず、状態の変化があった場合のみ外部に出力するようにしたので、効率的に出力結果を利用することができる。
【００２６】
請求項６に記載の遊技機は、請求項１乃至５のいずれかに記載の監視システムを備えている。この構成の遊技機では、請求項１乃至５のいずれかに記載の発明の作用を奏することができる。
【００２７】
請求項７に記載の遊技機は、請求項６に記載の発明の構成に加え、遊技機を制御する制御素子を搭載した基板を封入し、本体部材とその本体部材から分離して取り外されるカバー部材とから構成される封入部材を備え、前記ＩＣタグ及び前記アンテナは、一方が前記本体部材に、他方が前記カバー部材に設けられ、かつ、両者は、前記本体部材と前記カバー部材が組み付けられた状態の時に、前記封入部材に封入されて設置されていることを特徴とする。
【００２８】
この構成の遊技機では、請求項６に記載の発明の作用に加え、ＩＣタグと、アンテナとが本体部材とカバー部材に別個に設けられ、本体部材とカバー部材が組み付けられた状態の時に、両者は封入部材に封入されているため、カバー部材が開けられると、ＩＣタグとアンテナの相対位置が変化し、通信不能状態となる。これを外部に出力したり、記憶して履歴を取ったりすることにより、基板の交換等を目的とした不正な開放を検知することができる。すぐに報知するように構成すれば、不正行為の早期発見に役立つ。
【００２９】
請求項８に記載の遊技機は、請求項６に記載の発明の構成に加え、所定条件の成立により動作する可動部材を備え、前記ＩＣタグ及び前記アンテナのいずれか一方が前記可動部材に設けられ、他方がその通信可能な近傍に設けられていることを特徴とする。
【００３０】
この構成の遊技機では、請求項６に記載の発明の作用に加え、入賞口や始動口等の所定条件の成立により動作する可動部材を備えた遊技部材にＩＣタグかアンテナを備え、その通信可能な近傍に他方を備えている。従って、可動部材が動作すると、反射波が受信できなくなり、これを所定条件の成立の有無とつきあわせることにより、正常な動作か不正行為かを検知することができる。ここで、所定条件の成立には、遊技媒体の入賞により抽選が行われ、その結果が予め定められた当りの値に該当する場合等が該当する。
【００３１】
【００３２】
【００３３】
【００３４】
【００３５】
【００３６】
【００３７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。図１は、本実施の形態の遊技機管理システムの構成図である。本実施の形態は、遊技機であるパチンコ機１、管理機である島コンピュータ１００、パチンコ機１に接続して遊技情報の管理を行うホールコンピュータ３００、ＩＣタグ監視装置であるリーダライタユニット５６（以下、「Ｒ／Ｗユニット」と称する。）と、ＩＣタグを呼び出す間隔の変更とＩＣタグを監視するか否かの設定を行うハンディターミナル４００（以下、「ＨＴ」と称する。）とから構成されている。本実施の形態では、遊技場に、複数台のパチンコ機１を背中合わせに２列に並べて設置した遊技機設置島５００があり、遊技機設置島５００には各々島コンピュータ１００が設置され、また、パチンコ機１には、パチンコ機１に備えられたＩＣタグを呼び出して識別データを読み取るための独立したＲ／Ｗユニット５６が備えられている。パチンコ機１は、自身が設置されている遊技機設置島５００に設置された島コンピュータ１００と遊技場全体を管理するホールコンピュータ３００とにＲ／Ｗユニット５６を介して接続している。ここで、Ｒ／Ｗユニット５６と島コンピュータ１００、Ｒ／Ｗユニット５６とホールコンピュータ３００との接続は、通信ケーブル等を用いずに、電波により無線で行われている。
【００３８】
そして、パチンコ機１には、パチンコ機１を制御するためにパチンコ機１の背面に設置された主制御基板４１を収納した基板ボックス８０（図７参照）と大入賞口１６（図８参照）の開閉扉１６ａにそれぞれ識別データを記憶したＩＣタグを設置しており、Ｒ／Ｗユニット５６はＩＣタグに呼出波を送信して反射波を受信し、反射波に含まれた識別データを読み取ることにより、設置箇所の異常又は異常回復を検知する。また、検知された結果は、島コンピュータ１００及びホールコンピュータ３００に検知の都度送信され、各々の機器に表示され、遊技場内で係員が対応できるようになっている。
【００３９】
また、ＨＴ４００は、パチンコ機１の前面側からアクセス可能に備えられた管理用ＩＣタグ２４と通信することができ、管理用ＩＣタグ２４を介してＲ／Ｗユニット５６に記憶されている監視履歴データを取得し、画面にて監視履歴データを閲覧することができる。さらに、ＨＴ４００は、管理用ＩＣタグ２４を介してＲ／Ｗユニット５６に各ＩＣタグへの呼出波の送信を行うか否か(ＩＣタグの監視を行うか否か)の設定や、呼出波の送信間隔の変更の設定を行う。
【００４０】
図２は、パチンコ機１のガラス枠１３を開いた状態の斜視図である。図２に示すように、パチンコ機１の正面の上半分の部分には、略正方形の遊技盤２が設けられ、遊技盤２には、ガイドレールで囲まれた略円形の遊技領域４が設けられており、透明なガラス板を保持したガラス枠１３で覆われている。パチンコ機１の遊技盤２の下方部には、図示外の発射装置に遊技球を供給し、また、賞品球を受ける上皿５が設けられ、上皿５の直下には、賞品球を受ける下皿６が設けられ、下皿６の右横には、発射ハンドル７が設けられている。
【００４１】
また、遊技領域４の略中央には、液晶画面を備えた特別図柄表示装置８が設けられている。この特別図柄表示装置８には、第１図柄停止部Ｌ１、第２図柄停止部Ｌ２、第３図柄停止部Ｌ３及び普通図柄表示部８ａが設けられており、普通図柄表示部８ａには、一桁の数字や一文字のアルファベットあるいは記号やマーク等の図柄を表示できるようになっている。また、特別図柄表示装置８の下側には、特別図柄始動電動役物１５が設けられており、その特別図柄始動電動役物１５の下方には、大入賞口１６が設けられている。また、特別図柄始動電動役物１５には、遊技球が通過したことを検出する図柄始動口センサ２３が設けられている。パチンコ機１では、大入賞口１６は通常の遊技状態では閉じている。そして、遊技球が図柄始動口センサ２３を通過することにより、特別図柄表示装置８の各停止部Ｌ１、Ｌ２、Ｌ３に表示されている図柄が変化し、所定時間経過後図柄が確定する。確定した図柄が大当たり条件に合致し、大当たり状態となった場合には、大入賞口１６が長時間開いて、遊技球が入賞できるようになり、大量の賞品球を獲得するチャンスとなる。そこで、不正に大入賞口１６を開いて、遊技球を入賞させて賞品球を獲得する不正行為が行われる。また、遊技領域４の下端部に設けられているアウト口１７には、何れの入賞口にも入賞できなかった遊技球が集まり、遊技領域４から排出される。尚、遊技盤２には、上記以外に、種々の電飾ランプ、風車及び多数の障害釘等が設けられている。さらに、ガラス枠１３の内側の開閉軸側上部には、管理用ＩＣタグ２４が剥離不可能に設置され、この管理用ＩＣタグ２４からはケーブル２４ｋが配線され、後述するＲ／Ｗユニット５６に接続している。また、大入賞口１６を構成するアタッカ部材１６０（図８参照）には、大入賞口１６の開閉を監視するためのＩＣタグ及びアンテナが設置されている。
【００４２】
次に、図３を参照して、パチンコ機１の背面の構造について説明する。図３はパチンコ機１の背面図である。図３に示すように、パチンコ機１の左下部背面には、パチンコ機１の主制御を司る主制御基板４１を収納した基板ボックス８０が設けられ、基板ボックス８０の右隣には音基板４３が、音基板４３の右隣上方には電源基板４２が、その下方には払出制御基板４５がそれぞれ透明な樹脂製のボックスに収められて配置されている。さらに、基板ボックス８０の上方には、遊技盤の裏面を保護し、各種配線を覆うセンターカバー９０が配置され、そのセンターカバー９０の外側にＲ／Ｗユニット５６が設置されている。
【００４３】
次に、図４を参照してパチンコ機１及びＲ／Ｗユニット５６の電気的構成について説明する。図４は、パチンコ機１及びＲ／Ｗユニット５６の電気的回路構成を示すブロック図である。Ｒ／Ｗユニット５６には、Ｒ／Ｗユニット５６の制御を司るＣＰＵ３１が設けられ、ＣＰＵ３１にはＲ／Ｗユニット５６に接続されているパチンコ機１の監視履歴データを記憶する不揮発メモリであるＥＥＰＲＯＭ３２と、各種データを一時的に記憶するＲＡＭ３３と、ＣＰＵ３１で実行される制御プログラム等を記憶したＲＯＭ３４と、タイマ回路３９と、送信回路及び受信回路であるＲＦ（Radio Frequency：高周波無線）回路３７と、データの受渡の仲介を行うＩ／Ｏインターフェース３０とを備えている。ここで、ＥＥＰＲＯＭ３２には、各ＩＣタグの監視を行うか否かの設定を記憶するための監視ＯＮ／ＯＦＦ設定記憶エリア３２ａと、各ＩＣタグへの呼出波の送信間隔を記憶するための呼出間隔記憶エリア３２ｂと、ＩＣタグの監視履歴データを記憶するための監視履歴データ記憶エリア３２ｃとが用意されている。また、ＲＦ回路３７は、パチンコ機１に設置されたＩＣタグ２５と通信するアンテナ３５と、ＩＣタグ２６と通信するアンテナ３６とを備えており、Ｉ／Ｏインターフェース３０は、パチンコ機１から情報を取得するための入力ポート３８と、島コンピュータ１００及びホールコンピュータ３００と通信するための送受信回路４０を備えている。送受信回路４０は無線通信するためのアンテナ４０ａを備えており、入力ポート３８はパチンコ機１のＩ／Ｏインターフェース２９に接続している。
【００４４】
また、パチンコ機１には主制御基板４１が設けられており、主制御基板４１には、プログラムに従って各種の処理を行うＬＳＩ５０及びパチンコ機１の他の構成要素やＲ／Ｗユニット５６とデータの受け渡しの仲介を行うＩ／Ｏインターフェース２９が設けられている。ＬＳＩ５０には、各種の演算処理を行うＣＰＵ５０ｂ、フラグやカウンタ値やデータやプログラム等を記憶するＲＡＭ５０ａと、制御プログラム及び各種の初期値のデータ等を記憶したＲＯＭ５０ｃとが設けられており、これらは一つのＬＳＩとして一体にモールディングされている。また、Ｉ／Ｏインターフェース２９には、電源基板４２、音基板４３、図柄表示基板４４、払出制御基板４５、電飾基板４６、発射基板４７等の各種基板が接続している。電源基板４２は島側から供給された交流電流（２４Ｖ）を直流電流に変換して各基板に直流電流を供給し、音基板４３はパチンコ機１の効果音の発生を制御し、図柄表示基板４４は特別図柄表示装置８の制御を行い、払出制御基板４５は賞品球払出装置（図示せず）の制御を行い、電飾基板４６はパチンコ１の各電飾の発光態様の制御を行い、発射基板４７は、遊技球を発射する発射モータ（図示せず）の制御を行っている。また、パチンコ機１には、管理用ＩＣタグ２４、ＩＣタグ２５及びＩＣタグ２６が備えられており、管理用ＩＣタグ２４は、ケーブル２４ｋ（図２参照）を介してＲ／Ｗユニット５６のＩ／Ｏインターフェース３０に接続し、ＩＣタグ２５及びＩＣタグ２６は、それぞれアンテナ３５及びアンテナ３６と通信可能である。
【００４５】
次に、図５及び図６を参照してＩＣタグ２５の構造について説明する。図５は、ＩＣタグ２５の平面図である。ＩＣタグ２５は、図５に示すように、薄いフレキシブルプリント基板上にＩＣチップ２５ｄ及びアンテナ回路２５ｂが設けられている。図６は、ＩＣタグ２５の電気的回路構成を示すブロック図である。ＩＣタグ２５には、Ｒ／Ｗユニット５６からの呼出波に応答して反射波を放出するＲＦ回路２５ａ、アンテナ回路２５ｂ、ＥＥＰＲＯＭ２５ｃが搭載されている。ＩＣチップ２５ｄは、ＲＦ回路２５ａとＥＥＰＲＯＭ２５ｃとが一体となって構成されている。ＥＥＰＲＯＭ２５ｃには、ＩＣタグ２５を他のＩＣタグから識別するための識別データが上書消去禁止区域に記憶されている。Ｒ／Ｗユニット５６からアンテナ３５を介して呼出波が送られてくると、アンテナ２５ｂがこれを受信するが、この呼出波には搬送波成分が含まれており、これを受信してＲＦ回路２５ａで整流して直流電圧を得る。従って、ＩＣタグ２５は、電池や外部電源を使用せずに必要な時にいつでもデータを発信することができる。データの発信は、ＥＥＰＲＯＭ２５ｃからＩＤコード等の識別データを読み出して反射波に乗せ、ＲＦ回路２５ａからアンテナ３５に向けて送信する。また、一旦Ｒ／Ｗユニット５６のＲＡＭ５６ｂに記憶された消失時刻や復帰時刻などのデータを後に受信してＥＥＰＲＯＭ２５ｃに記憶しておくこともできる。尚、ＩＣタグ２６も同様の構造をしている。また、管理用ＩＣタグ２４は、ＩＣタグ２５の構造に加え、ＩＣチップ２５ｄにＲＡＭ内蔵型のＣＰＵ及びＲＯＭを備えており、さらにＲ／Ｗユニット５６と接続するための入出力ポートを備え、ケーブル２４ｋによりＲ／Ｗユニット５６と接続することができる。
【００４６】
次に、図７を参照して、基板ボックス８０を監視するために基板ボックス８０に備えられたＩＣタグ２５及びアンテナ３５について説明する。図７は基板ボックス８０の斜視図である。図７に示すように、基板ボックス８０は、透明な樹脂製の平面視略長方形の上蓋部８０ａと、同じく透明な樹脂製の平面視略長方形の下蓋部８０ｃとから構成されている。また、上蓋部８０ａに対向する下蓋部８０ｃ上には、パチンコ機１の主制御を司る主制御基板４１が配置されている。そして、上蓋部８０ａの裏面側には、小型で長方形のＩＣタグ２５(図５参照)が接着剤等で接着されている。主制御基板４１の右下端部には、切り欠きが設けられ、その切り欠き位置にはＩＣタグ２５と電磁波によるＲＦ送受信を行うためのコイル状のアンテナ３５が下蓋部８０ｃに設けられ、アンテナ３５は同軸ケーブル５６ｋによりＲ／Ｗユニット５６に接続されている。
【００４７】
本実施形態において、ＩＣタグ２５とアンテナ３５は、１３．５６ＭＨｚの短波帯で通信を行っている。この周波数帯での通信はノイズによる影響を受けにくいので、パチンコ機１の設置環境に適している。アンテナ３５とＩＣタグ２５との距離は、上蓋部８０ａと下蓋部８０ｃを組み付けた状態で約３ｍｍになるように配置されている。この距離間ではＲＦ送受信が可能でありアンテナ３５を介したＲ／Ｗユニット５６からの呼び出しにＩＣタグ２５が応答することができ、アンテナ３５とＩＣタグ２５との距離が約５ｍｍを超えると通信不能となるように設定されている。この通信可能距離は、アンテナ３５のコイルの巻き数やリアクタンス値により調節が可能である。このように通信可能距離を設定することにより、上蓋部８０ａのわずかな隙間の開放であっても検知することができ、また、振動等によるわずかな揺れでは通信不能とならないように調整されている。また、上述したように、この周波数帯での通信はノイズによる影響を受けにくいが、他の電磁波を使用する部材からのノイズの影響による誤動作を少しでも防ぐために、ＩＣタグ２５やアンテナ３５は、ソレノイドを使用している賞品払出装置や発射モータ(図示外)から離した位置である主制御基板４１の右下端部に配置している。
【００４８】
次に、図８を参照して、所定条件の成立により開閉扉１６ａを開閉して大入賞口１６を形成する可変入賞装置の一種であるアタッカ部材１６０へのＩＣタグの設置について説明する。図８は、開閉扉１６ａが開放されている状態のアタッカ部材１６０の斜視図である。図８に示すように、アタッカ部材１６０の開閉扉１６ａの表面には、前述したＩＣタグ２６（図５参照）が貼り付けられ、さらにＩＣタグ２６を覆うように装飾シール等が貼付されて遊技者からは見えないようになっている。また、アタッカ部材１６０の開口部１６ｂである大入賞口１６の周囲には、ＩＣタグ２６を囲むようにループ形状のアンテナ３６が設けられ、アンテナ３６は同軸ケーブル５６ｋによりＲ／Ｗユニット５６に接続されている。このＩＣタグ２６は、送受信方向に指向性があり、アンテナ３６と平行に位置した場合のみ送受信可能である。また、ＩＣタグ２６とアンテナ３６は、ＩＣタグ２５とアンテナ３５と同様に、１３．５６ＭＨｚの短波帯で通信を行っている。上述のように、この周波数帯での通信はノイズによる影響を受けにくいが、他の電磁波を使用する部材からのノイズの影響による誤動作を少しでも防ぐために、例えば、大入賞口開放ソレノイド７０は、ＩＣタグ２６やアンテナ３６から離したアタッカ部材１６０の左奥に配置している。
【００４９】
大入賞口１６の閉鎖状態では、開閉扉１６ａが大入賞口１６の開口部１６ｂを塞いでおり、ＩＣタグ２６とアンテナ３６はほぼ同一平面上に位置しているので、送受信可能であり、アンテナ３６を介したＲ／Ｗユニット５６からの呼出波に対してＩＣタグ２６から反射波が返される。一方、図８に示すように開閉扉１６ａが開くと、ＩＣタグ２６とアンテナ３６とは平行でなくなり、通信可能な臨界角度を超えるので、ＩＣタグ２６はＲ／Ｗユニット５６からの呼び出しに応答できなくなる。
【００５０】
次に、図９及び図１０を参照して島コンピュータ１００について説明する。図９は、島コンピュータ１００の正面図である。島コンピュータ１００は、遊技機設置島５００の端に設置され、係員から見やすい場所に配置されている。図９に示すように、島コンピュータ１００は、上部に警告ランプ１０８を、正面に表示器１０７を備えている。島コンピュータ１００に接続されているパチンコ機１のいずれかで大入賞口１６の開閉扉１６ａの不正開放もしくは基板ボックス８０の開放が検知され、島コンピュータ１００に報知された場合には、警告ランプ１０８が点灯し、遊技場の係員の注意を喚起するようになっている。また、表示器１０７には、どのパチンコ機１で何の開放が検知されたのかを表示するようになっている。図９では、１３番台の大入賞口１６の開閉扉１６ａが不正開放された旨が表示器１０７に表示され、警告ランプ１０８が点灯している。警告ランプ１０８の点灯及び表示器１０７の表示は、係員がクリアボタン１１０を押下することにより消去することができる。
【００５１】
図１０は、島コンピュータ１００の電気的構成を示すブロック図である。島コンピュータ１００は、各種の演算を行うＣＰＵ１０１と、フラグやデータ等を一時的に記憶するＲＡＭ１０２と、制御プログラム及び各種の初期値のデータ等を記憶したＲＯＭ１０３と、監視履歴データを記憶したＥＥＰＲＯＭ１０４と、Ｒ／Ｗユニット５６とデータの送受信を行うためのＩ／Ｏインターフェース１０５と、通信回路１０６と、受信した監視履歴データを表示するための表示器１０７と、受信した監視履歴データに基づいて点灯される警告ランプ１０８とから構成されている。監視履歴データは、ＥＥＰＲＯＭ１０４内に用意された監視履歴データ記憶エリア１０４１に記憶されている。通信回路１０６には、アンテナ１０９が接続されパチンコ機１と通信可能となっており、パチンコ機１のＩＤコード、消失時刻、復帰時刻等の監視履歴データを受信する。受信した監視履歴データに基づき、表示器１０７への表示、警告ランプ１０８の点灯が行われる。
【００５２】
次に、図１１を参照して、Ｒ／Ｗユニット５６がＩＣタグに対して呼出波を送信するか否か、すなわち、そのＩＣタグの監視を行うか否かの設定について説明する。例えば、大入賞口１６に対する不正は営業中でなければ考えにくく、営業時間外や製造メーカーから遊技場への輸送途中等では大入賞口１６に設置されたＩＣタグ２６への呼出波の送信をする必要はあまりない。このような場合に呼出波の送信を行わないよう設定することにより、内蔵されたバッテリーの消費電力を抑えて効率的に監視を行うことができる。図１１は、Ｒ／Ｗユニット５６のＥＥＰＲＯＭ３２内に設けられた監視ＯＮ／ＯＦＦ設定記憶エリア３２ａのデータ構造を示す模式図である。ここには、ＩＣタグごとに呼出波の送信を行うか否かの情報が記憶される。後述のようにＨＴ４００を係員が操作すると、管理用ＩＣタグ２４を介してＲ／Ｗユニット５６に設定情報が送られ、記憶される。番号欄には１から順に番号が振られており、設定が行われる度に次の番号が振られて新しいデータが追加される。日付欄には設定が行われた日付が、時刻欄には設定が行われた時刻がセットされている。位置欄にはＩＣタグが設置されている場所を示すコードがセットされている。大入賞口１６を監視するためのＩＣタグ２６を示す場合には「１」、基板ボックスを監視するためのＩＣタグ２５を示す場合には「２」がセットされる。ＯＮ／ＯＦＦ欄には、位置欄で指定したＩＣタグに対して呼出波の送信を行う場合には「１」が、呼出波の送信を行わない場合には「０」がセットされる。
【００５３】
例えば、図１１に示す例では、データ番号１のデータは２００２年８月２５日の１３：４０に作成されている。位置情報は「１」で、ＯＮ／ＯＦＦは「０」なので、大入賞口１６のＩＣタグ２６に対しては呼出波の送信を行わないよう設定されている。また、データ番号２のデータは、データ１と同じく２００２年８月２５日の１３：４０に作成されている。位置情報は「２」で、ＯＮ／ＯＦＦは「１」なので、基板ボックス８０のＩＣタグ２５に対しては呼出波の送信を行うよう設定されている。このような設定は、パチンコ機１の製造メーカーから遊技場への輸送を行う前に行うことが考えられる。
【００５４】
次に、図１２を参照して、Ｒ／Ｗユニット５６がＩＣタグに対して呼出波を送信する間隔の設定について説明する。例えば、遊技中においては、大入賞口１６に対する不正は数十ミリ秒〜数百ミリ秒で行うことが可能であり、呼出波の送信間隔を短くしてリアルタイムに監視することが望ましいが、基板ボックス８０を開放し、不正ＲＯＭに交換するような不正行為は、数秒で終了させるのは難しいことから、呼出波の送信間隔は大入賞口１６の場合ほど短くする必要がないと考えられる。このように、ＩＣタグの設置場所に応じて呼出波の送信間隔を変更することにより、内蔵されたバッテリーの消費電力を抑えて効率的に監視を行うことができる。図１２は、Ｒ／Ｗユニット５６のＥＥＰＲＯＭ３２内に設けられた呼出間隔記憶エリア３２ｂのデータ構造を示す模式図である。ここには、ＩＣタグごとに呼出波の送信間隔の設定情報が記憶される。後述のようにＨＴ４００を係員が操作すると、管理用ＩＣタグ２４を介してＲ／Ｗユニット５６に設定情報が送られ、記憶される。番号欄には１から順に番号が振られており、設定が行われる度に次の番号が振られて新しいデータが追加される。日付欄には設定が行われた日付が、時刻欄には設定が行われた時刻がセットされている。位置欄にはＩＣタグが設置されている場所を示すコードがセットされている。大入賞口１６を監視するためのＩＣタグ２６を示す場合には「１」、基板ボックスを監視するためのＩＣタグ２５を示す場合には「２」がセットされる。間隔欄には、位置欄で指定したＩＣタグに対して呼出波を何秒ごとに送信するかがセットされる。
【００５５】
例えば、図１２に示す例では、データ番号１のデータは２００２年９月１日の９：５５に作成されている。位置情報は「１」で、間隔は「０」なので、大入賞口１６のＩＣタグ２６に対しては後述する監視処理(数十ミリ秒で一巡する)が一巡するとすぐ次の呼出波の送信を行うように設定されている。また、データ番号２のデータは、データ１と同じく２００２年９月１日の９：５５に作成されている。位置情報は「２」で、間隔は「３」なので、基板ボックス８０のＩＣタグ２５に対しては後述する監視処理が一巡してから３秒後に次の呼出波の送信を行うよう設定されている。
【００５６】
次に、図１３及び図１４を参照して、監視履歴データのデータ構造について説明する。図１３は、Ｒ／Ｗユニット５６及びハンディターミナル４００で使用する監視履歴データの模式図である。Ｒ／Ｗユニット５６のＥＥＰＲＯＭ３２に内の監視履歴データ記憶エリア３２ｃに記憶される監視履歴データとハンディターミナル４００のフラッシュメモリ４１４（図１９参照）内の監視履歴データ記憶エリア４２２に記憶される監視履歴データとは同じ構造をしている。ここには、遊技機に設置されたＩＣタグに異常が発生した場合や異常が回復した場合の履歴情報が記憶されている。図１４は、島コンピュータ１００で使用する監視履歴データの模式図である。ここには、遊技機に設置されたＩＣタグに異常が発生した場合や異常が回復した場合の履歴情報が、遊技機毎に記憶されている。
【００５７】
まず、図１３を参照して、Ｒ／Ｗユニット５６の監視履歴データ記憶エリア３２ｃとハンディターミナル４００の監視履歴データ記憶エリア４２２に記憶される監視履歴データについて説明する。番号欄には１から順に番号が振られており、異常が発生したり、回復したりする度に次の番号が振られて新しいデータが追加される。日付欄には異常が発生又は回復した日付が、時刻欄には異常が発生又は回復した時刻がセットされている。異常情報欄は、位置欄、種別欄及び状態欄が設けられている。位置欄にはＩＣタグが設置されている場所を示すコードがセットされている。大入賞口１６を監視するためのＩＣタグ２６を示す場合には「１」、基板ボックス８０を監視するためのＩＣタグ２５を示す場合には「２」がセットされる。種別欄には異常の内容を示すコードがセットされている。時間内にＩＤデータが返送されてこなかった場合、即ち、アンテナとＩＣタグとが通信できる位置になく、大入賞口１６や基板ボックス８０が不正に開放されている場合には「１」、返送されてきたＩＤデータが正しいものでなかった場合、即ち、基板ボックス８０が取り替えられていたりした場合には「２」がセットされる。営業欄には、その異常が遊技場の営業時間外に発生した場合に「１」がセットされ、営業時間中に発生した場合には「０」がセットされている。復帰データ対応番号欄には、異常発生データである場合には、その異常が復帰した際に作成されたデータの番号がセットされ、異常回復データである場合には、その異常が発生した際に作成されたデータの番号がセットされている。
【００５８】
図１３に示す例では、データ番号１のデータは２００２年８月１日の１１：３８に作成されている。異常情報は「１１１」なので、大入賞口１６のＩＣタグ２６に対して、アンテナ３６が通信できない状態が発生したことを示している。営業欄には「０」がセットされているので、営業時間中に発生した異常であることがわかる。また、復帰データ対応番号欄に「２」がセットされているので、この異常はデータ番号２のデータが作成された時点で復帰されていることわかる。データ番号２のデータは２００２年８月１日の１１：３９に作成されている。異常情報は「１１２」なので、大入賞口１６のＩＣタグ２６に対して、アンテナ３６が通信できない状態が復帰したことを示している。営業欄には「０」がセットされているので、営業時間中に異常が復帰したことがわかる。また、復帰データ対応番号欄に「１」がセットされているので、この異常復帰はデータ番号１で発生した異常が復帰したことを示している。データ番号３のデータは２００２年８月２日２：２０に作成されている。異常情報は「２１１」なので、基板ボックス８０のＩＣタグ２５に対して、アンテナ３５が通信できない状態が発生したことを示している。営業欄には「１」がセットされているので、営業時間外に発生した異常であることがわかる。また、復帰データ対応番号欄には「６」がセットされているので、この異常はデータ番号６のデータが作成された時点で復帰されていることがわかる。データ番号４のデータは、２００２年８月２日２：２５に作成されている。異常情報は「２２１」なので、基板ボックス８０のＩＣタグ２５が不正な識別データを返送してきたことがわかる。営業欄は「１」がセットされているので、この異常は営業時間外に発生した異常であることがわかる。また、復帰データ対応番号欄には「５」がセットされているので、この異常はデータ番号５のデータが作成された時点で復帰されていることがわかる。データ番号５のデータは２００２年８月２日の９：５５に作成されている。異常情報は「２２２」なので、基板ボックス８０のＩＣタグ２５の識別データが正しいものに戻ったことを示している。営業欄には「０」がセットされているので、営業時間中に異常が復帰したことがわかる。また、復帰データ対応番号欄に「４」がセットされているので、この異常復帰はデータ番号４で発生した異常が復帰したことを示している。データ番号６のデータは２００２年８月２日の９：５５に作成されている。異常情報は「２１２」なので、基板ボックス８０のＩＣタグ２５に対してアンテナ３５が通信できない状態が復帰したことを示している。営業欄には「０」がセットされているので、営業時間中に異常が復帰したことがわかる。また、復帰データ対応番号欄に「３」がセットされているので、この異常復帰はデータ番号３で発生した異常が復帰したことを示している。
【００５９】
次に、図１４を参照して島コンピュータ１００の監視履歴データ記憶エリア１０４１に記憶される監視履歴データについて説明する。これは、図１３に示したＲ／Ｗユニット５６及びハンディターミナル４００に記憶される監視履歴データに台番号欄を付属させたものである。台番号は、パチンコ機１毎に割り当てられた番号であり、パチンコ機１ごとに監視履歴データが記憶されている。
【００６０】
図１４に示す例では、台番号１のパチンコ機１のデータ番号１のデータは２００２年８月１日の１１：３８に作成されている。異常情報は「１１１」なので、大入賞口１６のＩＣタグ２６に対して、アンテナ３６が通信できない状態が発生したことを示している。営業欄には「０」がセットされているので、営業時間中に発生した異常であることがわかる。また、復帰データ対応番号欄に「２」がセットされているので、この異常はデータ番号２のデータが作成された時点で復帰されていることわかる。データ番号２のデータは２００２年８月１日の１１：３９に作成されている。異常情報は「１１２」なので、大入賞口１６のＩＣタグ２６に対して、アンテナ３６が通信できない状態が復帰したことを示している。営業欄には「０」がセットされているので、営業時間中に異常が復帰したことがわかる。また、復帰データ対応番号欄に「１」がセットされているので、この異常復帰はデータ番号１で発生した異常が復帰したことを示している。データ番号３のデータは２００２年８月２日２：２０に作成されている。異常情報は「２１１」なので、基板ボックス８０のＩＣタグ２５に対して、アンテナ３５が通信できない状態が発生したことを示している。営業欄には「１」がセットされているので、営業時間外に発生した異常であることがわかる。また、復帰データ対応番号欄には「６」がセットされているので、この異常はデータ番号６のデータが作成された時点で復帰されていることがわかる。台番号２のパチンコ機１のデータ番号１のデータは２００２年８月２日２：２１に作成されている。異常情報は「２１１」なので、基板ボックス８０のＩＣタグ２５に対して、アンテナ３５が通信できない状態が発生したことを示している。営業欄には「１」がセットされているので、営業時間外に発生した異常であることがわかる。また、復帰データ対応番号欄には「４」がセットされているので、この異常はデータ番号４のデータが作成された時点で復帰されていることがわかる。データ番号２のデータは、２００２年８月２日２：２７に作成されている。異常情報は「２２１」なので、基板ボックス８０のＩＣタグ２５が不正な識別データを返送してきたことがわかる。営業欄は「１」がセットされているので、この異常は営業時間外に発生した異常であることがわかる。また、復帰データ対応番号欄には「３」がセットされているので、この異常はデータ番号３のデータが作成された時点で復帰されていることがわかる。データ番号３のデータは２００２年８月２日の９：５７に作成されている。異常情報は「２２２」なので、基板ボックス８０のＩＣタグ２５の識別データが正しいものに戻ったことを示している。営業欄には「０」がセットされているので、営業時間中に異常が復帰したことがわかる。また、復帰データ対応番号欄に「２」がセットされているので、この異常復帰はデータ番号２で発生した異常が復帰したことを示している。
【００６１】
次に、図１５乃至図１７のフローチャートを用いてＲ／Ｗユニット５６及び島コンピュータ１００の動作について説明する。図１５は、Ｒ／Ｗユニット５６で行われるＩＣタグ監視メイン処理のフローチャートである。図１６は、Ｒ／Ｗユニット５６で行われるＩＣタグ監視処理のフローチャートである。図１７は、島コンピュータ１００がパチンコ機１から監視履歴データを受信し、報知する島コンピュータ処理のフローチャートである。
【００６２】
まず、図１５及び図１６を参照してＲ／Ｗユニット５６がＩＣタグ２５及び２６を監視する監視処理を説明する。本実施の形態では監視されるＩＣタグは、基板ボックス８０に備えられたもの（ＩＣタグ２５）と大入賞口１６に備えられたもの（ＩＣタグ２６）との２つがあり、Ｒ／Ｗユニット５６がアンテナ３５及び３６を介して夫々のＩＣタグにポーリングをかけ、所定時間内に正しい識別データが返信されてくることにより、基板ボックス８０及び大入賞口１６が正常な状態であることを確認する。このようなＩＣタグ監視処理を行うか否かは、後述するように、ＨＴ４００を係員が操作して、管理用ＩＣタグ２４を介して設定し、Ｒ／Ｗユニット５６の監視ＯＮ／ＯＦＦ設定記憶エリア３２ａに記憶され、処理の際にこの設定値を読み込むことにより決定される。製造時の初期値はどちらのＩＣタグへの呼出波の送信もＯＦＦに設定されており、出荷時に基板ボックス８０のＩＣタグ２５への呼出波の送信のみをＯＮに設定するようにしている。また、各ＩＣタグに呼出波を送信する間隔も、ＨＴ４００を係員が操作して、管理用ＩＣタグ２４を介して設定し、Ｒ／Ｗユニット５６の呼出間隔設定記憶エリア３２ｂに記憶され、処理の際にこの設定値を読み込むことにより決定される。初期状態では、大入賞口１６のＩＣタグ２６への呼出波の送信間隔は０秒に、基板ボックス８０のＩＣタグ２５への呼出波の送信間隔は３秒に設定されている。
【００６３】
まず、Ｒ／Ｗユニット５６の電源が投入されると、ＩＣタグ２５及びＩＣタグ２６各々への初回の呼出波の送信時刻をセットする（Ｓ１）。これは、例えば現在時刻をセットすればよい。次に、パチンコ機１から営業開始を通知してきたかどうかを判断する（Ｓ２）。営業開始通知があれば（Ｓ２：ＹＥＳ）、営業フラグをＯＮにする（Ｓ２１）。営業開始通知がなければ（Ｓ２：ＮＯ）、営業終了が通知されたかどうかを判断する（Ｓ３）。営業終了通知があれば（Ｓ３：ＹＥＳ）、営業フラグをＯＮにする（Ｓ２３）。営業終了がなければ（Ｓ２：ＮＯ）、パチンコ機１が大当たり状態であるか否かを確認する（Ｓ４）。
【００６４】
ここでパチンコ機１が大当たり状態であるか否かを調べるのは、パチンコ機１が大当たり状態である場合には大入賞口１６の開閉扉１６ａは開いていても異常ではないためである。もしＩＣタグ２６に対してポーリングを行い、返信がなくとも正常な状態であるから、そもそもポーリングを行う必要はないと考えられる。大当たり状態でないときには（Ｓ３：ＮＯ）、さらに、大入賞口１６に備えられたＩＣタグ２６への呼出波の送信を行うように設定されているか否かを確認する（Ｓ５）。これは、監視ＯＮ／ＯＦＦ設定記憶エリア３２ａのデータをデータ番号の大きい順に参照し、位置情報が「１」のＯＮ／ＯＦＦ欄に記憶されている数値を読み込んで行う。ＯＮ／ＯＦＦ欄が「０」にセットされていれば（Ｓ５：ＮＯ）、呼出波の送信が不要とされているので処理は行わず、Ｓ１３に進む。ＯＮ／ＯＦＦ欄が「１」にセットされていれば（Ｓ５：ＹＥＳ）、呼出波の送信を行うよう設定されているから、現在の時刻が呼出波の送信時刻に達しているかどうかを判断する（Ｓ７）。現在の時刻が呼出波の送信時刻に達していなければ（Ｓ７：ＮＯ）、まだ呼出波の送信をする必要はないので処理は行わず、現在の時刻が呼出波の送信時刻に達していれば（Ｓ７：ＹＥＳ）、大入賞口１６に備えられたＩＣタグ２６の監視処理を行う（Ｓ９、図１６参照）。１巡目の処理では、呼出波の送信時刻は、処理を開始した時にセットされた時刻であるから、既に送信時刻に達しているので、ＩＣタグ２６の監視処理を行うことになる。ここで、大入賞口１６に備えられたＩＣタグ２６を位置「１」のＩＣタグとして、ＩＣタグ監視処理（図１６参照）に位置情報を引き渡す。この位置情報は、図１３及び図１４で説明した監視履歴データ記憶エリアの異常情報欄の位置欄にセットされる値である。次いで、次回呼出波を送信する時刻をセットする（Ｓ１１）。次回送信時刻は、現在セットされている呼出波送信時刻に、呼出間隔設定記憶エリア３２ｂに記憶されている送信間隔の値を加算した時刻をセットする。これは、呼出間隔設定記憶エリア３２ｂのデータをデータ番号の大きい順に参照し、位置情報が「１」の間隔欄に記憶されている数値を読み込んで行う。例えば、この数値が図１２のデータ番号１に示すように「０」であるなら、Ｓ１でセットされている初回の呼出波送信時刻がそのままセットされることになる。
【００６５】
次いで、基板ボックス８０に備えられたＩＣタグ２５のへの呼出波の送信が行うように設定されているか否かを確認する（Ｓ１３）。これは、監視ＯＮ／ＯＦＦ設定記憶エリア３２ａのデータをデータ番号の大きい順に参照し、位置情報が「２」のＯＮ／ＯＦＦ欄に記憶されている数値を読み込んで行う。ＯＮ／ＯＦＦ欄が「０」にセットされていれば（Ｓ１３：ＮＯ）、呼出波の送信が不要とされているので処理は行わず、ＯＮ／ＯＦＦ欄が「１」にセットされていれば（Ｓ１３：ＹＥＳ）、呼出波の送信を行うよう設定されているから、現在の時刻が呼出波の送信時刻に達しているかどうかを判断する（Ｓ１５）。現在の時刻が呼出波の送信時刻に達していなければ（Ｓ１５：ＮＯ）、まだ呼出波の送信をする必要はないので処理は行わず、現在の時刻が呼出波の送信時刻に達していれば（Ｓ１５：ＹＥＳ）、基板ボックス８０に備えられたＩＣタグ２５の監視処理を行う（Ｓ１７、図１６参照）。１巡目の処理では、呼出波の送信時刻は、処理を開始した時にセットされた時刻であるから、既に送信時刻に達しているので、ＩＣタグ２５の監視処理を行うことになる。ここで、基板ボックス８０に備えられたＩＣタグ２５を位置「２」のＩＣタグとして、ＩＣタグ監視処理に位置情報を引き渡す。この位置情報は、図１３及び図１４で説明した監視履歴データ記憶エリアの異常情報欄の位置欄にセットされる値である。次いで、次回呼出波を送信する時刻をセットする（Ｓ１９）。次回送信時刻は、現在セットされている呼出波送信時刻に、呼出間隔設定記憶エリア３２ｂに記憶されている送信間隔の値を加算した時刻をセットする。これは、呼出間隔設定記憶エリア３２ｂのデータをデータ番号の大きい順に参照し、位置情報が「２」の間隔欄に記憶されている数値を読み込んで行う。例えば、この数値が図１２のデータ番号２に示すように「３」であるなら、Ｓ１でセットされている初回の呼出波送信時刻に３秒加えた時刻がセットされることになる。
【００６６】
次に、ＩＣタグ２５及び２６に対して行われる監視処理を図１６のフローチャートを用いて説明する。まず、Ｒ／Ｗユニット５６はＩＣタグに対してアンテナを介してポーリングを行う（Ｓ６１）。ここで、位置が「１」である場合にはアンテナ３６を介してＩＣタグ２６を、位置が「２」である場合にはアンテナ３５を介してＩＣタグ２５をポーリングする。次いで、予め設定された時間内に応答があるか否かを確認する（Ｓ６２）。ここで、応答がない場合には（Ｓ６２：ＮＯ）、ＩＣタグがアンテナと通信不可能な位置にあることを意味する。即ち、基板ボックス８０又は大入賞口１６が不正に開けられている可能性がある。そこで、まず消失フラグが「ＯＮ」であるか否かを確認する（Ｓ６６）。消失フラグが「ＯＮ」であれば（Ｓ６６：ＹＥＳ）、すでに前回の監視処理で消失を検知し、記憶しているのでなにもせずに処理を終了する。消失フラグが「ＯＮ」でなければ（Ｓ６６：ＮＯ）、今回の監視処理で初めて消失を検知したので、消失フラグを「ＯＮ」にセットし（Ｓ６７）、Ｒ／Ｗユニット５６の監視履歴データ記憶エリア３２ｃへ監視履歴データを追加する（Ｓ６８）。日付欄には本日の日付をセットし、時刻欄には現在時刻をセットし、異常情報欄の位置欄には、本監視処理を行う際にメイン監視処理から渡された位置情報「１」又は「２」をセットし、種別欄にはＩＣタグと通信できないことを示す「１」をセットし、状態欄には異常が発生したことを示す「１」をセットする。また、営業フラグに「ＯＮ」がセットされている場合には、営業欄に「０」をセットする。復帰データ対応番号欄には、異常が復帰した際に復帰データのデータ番号をセットするので、異常発生時には何もセットしない。そして、Ｓ７８へ進み、営業フラグが「ＯＮ」であれば（Ｓ７８：ＹＥＳ）、島コンピュータ１００へ異常情報を送信して（Ｓ７９）、処理を終了する。
【００６７】
次に、アンテナからのポーリングに対して時間内に応答があった場合に（Ｓ６２：ＹＥＳ）、識別データが正しいものであるか否かを確認して（Ｓ６３）、正しいものでなかった場合について説明する（Ｓ６３：ＮＯ）。これは、ＩＣタグがアンテナと通信可能な位置にあるが、通信しているＩＣタグが正規のものでないことを意味している。まず、ＩＤフラグが「ＯＮ」であるか否かを確認する（Ｓ６９）。ＩＤフラグが「ＯＮ」であれば（Ｓ６９：ＹＥＳ）、すでに前回の監視処理で識別データ異常を検知し、記憶しているので、なにもせずに処理を終了する。ＩＤフラグが「ＯＮ」でなければ（Ｓ６９：ＮＯ）、今回の監視処理で初めて識別データ異常を検知したので、ＩＤフラグを「ＯＮ」にセットし（Ｓ７０）、Ｒ／Ｗユニット５６の監視履歴データ記憶エリア３２ｃへ監視履歴データを追加する（Ｓ７１）。日付欄には本日の日付をセットし、時刻欄には現在時刻をセットし、異常情報欄の位置欄には、本監視処理を行う際にメイン監視処理から渡された位置情報「１」又は「２」をセットし、種別欄には識別データが誤っていることを示す「２」をセットし、状態欄には異常が発生したことを示す「１」をセットする。また、営業フラグに「ＯＮ」がセットされている場合には、営業欄に「０」をセットする。復帰データ対応番号欄には、異常が復帰した際に復帰データのデータ番号をセットするので、異常発生時には何もセットしない。そして、Ｓ７８へ進み、営業フラグが「ＯＮ」であれば（Ｓ７８：ＹＥＳ）、島コンピュータ１００へ異常情報を送信して（Ｓ７９）、処理を終了する。
【００６８】
次に、アンテナからのポーリングに対して時間内に応答があり（Ｓ６２：ＹＥＳ）、さらに識別データも正しいものであった場合について説明する（Ｓ６３：ＹＥＳ）。これは、ポーリングをかけたＩＣタグが正常な状態であったことを意味している。そこで、前回の監視処理において異常が発生していたかをＩＤフラグ及び消失フラグにより確認し、異常が発生していた場合には、復帰したことを監視履歴データに記憶する。まず、ＩＤフラグが「ＯＮ」であった場合には（Ｓ６４：ＹＥＳ）、ＩＤフラグを「ＯＦＦ」にセットし（Ｓ７２）、Ｒ／Ｗユニット５６の監視履歴データ記憶エリア３２ｃへ監視履歴データを追加する（Ｓ７３）。日付欄には本日の日付をセットし、時刻欄には現在時刻をセットし、異常情報欄の位置欄には、本監視処理を行う際にメイン監視処理から渡された位置情報「１」又は「２」をセットし、種別欄には識別データが誤っていることを示す「２」をセットし、状態欄には異常が復帰したことを示す「２」をセットする。また、営業フラグに「ＯＮ」がセットされている場合には、営業欄に「０」をセットする。そして、監視履歴データのデータをデータ番号の大きい順に参照し、識別データ異常の発生データを取得し、発生データの復帰データ対応番号欄に復帰データのデータ番号をセットして、復帰データの復帰データ対応番号欄には発生データのデータ番号をセットする（Ｓ７４）。そして、営業フラグが「ＯＮ」であれば（Ｓ８０：ＹＥＳ）、島コンピュータ１００へ異常情報を送信する（Ｓ８１）。
【００６９】
次いで、消失フラグが「ＯＮ」であるかを確認する（Ｓ６５）。消失フラグが「ＯＮ」であった場合には（Ｓ６５：ＹＥＳ）、消失フラグを「ＯＦＦ」にセットし（Ｓ７５）、Ｒ／Ｗユニット５６の監視履歴データ記憶エリア３２ｃへ監視履歴データを追加する（Ｓ７６）。日付欄には本日の日付をセットし、時刻欄には現在時刻をセットし、異常情報欄の位置欄には、本監視処理を行う際にメイン監視処理から渡された位置情報「１」又は「２」をセットし、種別欄には識別データが誤っていることを示す「２」をセットし、状態欄には異常が復帰したことを示す「２」をセットする。また、営業フラグに「ＯＮ」がセットされている場合には、営業欄に「０」をセットする。そして、監視履歴データをデータ番号の大きい順に参照し、識別データ異常の発生データを取得し、発生データの復帰データ対応番号欄に復帰データのデータ番号をセットして、復帰データの復帰データ対応番号欄には発生データのデータ番号をセットする（Ｓ７７）。そして、営業フラグが「ＯＮ」であれば（Ｓ７８：ＹＥＳ）、島コンピュータ１００へ異常情報を送信して（Ｓ７９）、処理を終了する。
【００７０】
次いで、図１７を参照して島コンピュータ１００の処理について説明する。島コンピュータ１００は、営業開始時に夜間、すなわち前回の営業終了時から営業開始時までの監視履歴データを島コンピュータ１００が設置されている遊技機設置島５００のすべてのパチンコ機１から収集し、その後異常発生の都度パチンコ機１から送信されてくる監視履歴データを受信して、表示器及１０７及び警告ランプ１０８で報知する。まず、パチンコ機カウンタｍに初期値の「０」をセットする（Ｓ８１）。次いで、パチンコ機カウンタｍの値が遊技機設置島５００の全パチンコ機数よりも大きいか否かにより、遊技機設置島５００の全パチンコ機から監視履歴データを受信したか否かを確認する（Ｓ８２）。ｍの値が全パチンコ機数よりも大きくない場合には（Ｓ８２：ＮＯ）、監視履歴データを受信するまで、監視履歴データの受信を確認する（Ｓ８３：ＮＯ、Ｓ８３）。監視履歴データを受信したら（Ｓ８３：ＹＥＳ）、監視履歴データ記憶エリア１０４２へ受信した監視履歴データを記憶する（Ｓ８４）。送信されてきた監視履歴データが「データなし」であれば、なにも記憶しない。次いで、パチンコ機カウンタｍに「１」を足し（Ｓ８５）、Ｓ８２へ戻る。
【００７１】
遊技機設置島５００の全てのパチンコ機１の監視履歴データを受信し、ｍの値が全パチンコ機数よりも大きくなったら（Ｓ８２：ＹＥＳ）、パチンコ機カウンタｍの値を「０」に初期化し（Ｓ８６）、表示器１０７に監視履歴データを表示する（Ｓ８７）。ここで、前回の営業終了時から営業開始時までの間にいずれのパチンコ機１にも異常が発生していなかった場合には、「全パチンコ機異常なし」の表示がされ、いずれかのパチンコ機１に異常が発生していた場合には、報知が行われる（図９参照）。次いで、営業時間中の監視処理に入る。ここでは、パチンコ機１に異常が発生すると直ちに監視履歴データが送信されてくる。また、営業終了時には、ホールコンピュータ３００から営業終了指示電文を受信したパチンコ機が終了指示電文を送信してくるので、全パチンコ機１から終了指示電文を受信したら、処理を終了する。まず、パチンコ機カウンタｍの値が全パチンコ機数よりも大きいか否かで、全パチンコ機からの終了指示電文を受信したかを確認する（Ｓ８８）。全パチンコ機から終了指示を受けていない場合には（Ｓ８８：ＮＯ）、終了指示電文を受信したかを確認する（Ｓ８９）。終了指示電文を受信していない場合には（Ｓ８９：ＮＯ）、監視履歴データ受信であるか否かを確認する（Ｓ９０）。監視履歴データ受信である場合には（Ｓ９０：ＹＥＳ）、監視履歴データ記憶エリア３２２へ受信した監視履歴データを記憶し（Ｓ９４）、表示器１０７にエラー表示をし、警告ランプ１０８を点灯させて異常発生を報知する（Ｓ９５）。そして、Ｓ８８へ戻る。また、監視履歴データ受信でない場合には（Ｓ９０：ＮＯ）、クリアボタン１１０が押下されたか否かを確認する（Ｓ９１）。押下された場合には（Ｓ９１：ＹＥＳ）、表示器１０７のエラー表示を消し、警告ランプ１０８を消灯させて（Ｓ９２）、Ｓ８８へ戻る。
【００７２】
また、終了指示電文受信であった場合には（Ｓ８９：ＹＥＳ）、パチンコ機カウンタｍに「１」を足し（Ｓ９３）、Ｓ８８へ戻る。Ｓ８８にてパチンコ機カウンタｍの値が全パチンコ機数よりも大きくなった場合には（Ｓ８８：ＹＥＳ）、全てのパチンコ機から終了指示電文を受信したことになるので、本処理を終了する。
【００７３】
次に、パチンコ機１のガラス枠１３の内側の開閉軸側上部に備えられた管理用ＩＣタグ２４（図２参照）と通信し、Ｒ／Ｗユニット５６に記憶されている監視履歴データを取得し、また、監視処理のＯＮ／ＯＦＦ、呼出波の送信間隔の設定を行うＨＴ４００について、図１８乃至図２３を用いて説明する。図１８は、ＨＴ４００の斜視図である。図１９は、ＨＴ４００の電気的構成のブロック図である。図２０は、ＨＴ４００の表示パネル４０３に表示されるメインメニュー画面のイメージ図である。図２１は、監視処理のＯＮ／ＯＦＦ設定画面のイメージ図である。図２２は、呼出間隔設定画面のイメージ図である。図２３は、監視履歴表示画面のイメージ図である。
【００７４】
まず、図１８を参照してＨＴ４００の形状を説明する。図１８に示すように、ＨＴ４００は、周知の携帯型情報端末であるＰＤＡ（Personal Digital Assistants）を利用したものであり、上部にＳＤメモリカード（Secure Digital Memory Card）やＭＭＣ（Multi Media Card）等のメモリーカード、あるいは小型フラッシュメモリーカード型やＰＣカード型のＰＨＳアダプタ等を挿入するためのカードスロットを備え、カードスロットには、アンテナ４０２とＲＦ回路４１０を備えた読取ユニット４０１が挿入されている。読取ユニット４０１は、アンテナ４０２を管理用ＩＣタグ２４に適切な角度で向けられるように、回転軸４１４を中心に例えば９０度等の所定の範囲で屈折可能な構成となっている。また、ＨＴ４００の正面にはメニューや受信した監視履歴データ等を表示する表示パネル４０３、表示パネル４０３に表示されるカーソルや表示内容を上下左右に移動させるための方向キー４０５、表示パネル４０３の画面を操作するためのメニューキー４０４を備えている。さらに、ＨＴ４００の側面には赤外線通信用の赤外線通信ポート（図示せず）が、底面には入出力回路４０７（図示せず）からクレードル等を介してパーソナルコンピュータ等の外部機器に接続するためのコネクタ（図示せず）が設けられている。
【００７５】
次に、図１９を参照してＨＴ４００の電気的構成を説明する。図１９に示すように、ＨＴ４００には、ＨＴ４００の制御を司るＣＰＵ４１１が設けられ、ＣＰＵ４１１には、各種のデータを一時的に記憶するＲＡＭ４１３と、ＣＰＵ４１１で実行される制御プログラム等を記憶したＲＯＭ４１２と、不揮発性メモリの一種であり監視履歴データを記憶する監視履歴データ記憶エリア４２２を備えたフラッシュメモリ４１４と、データの受け渡しの仲介を行うＩ／Ｏインターフェース４０９とが接続されている。読取ユニット４０１には、管理用ＩＣタグ２４と通信するアンテナ４０２と、送信回路及び受信回路であるＲＦ回路４１０を備えており、アンテナ４０２はＲＦ回路４１０に接続し、ＲＦ回路４１０はＩ／Ｏインターフェース４０９に接続している。また、表示パネル４０３と、外部装置とデータのやり取りを行う入出力回路４０７、赤外線通信回路４０８と、入力キー４０４及び４０５と、管理用ＩＣタグ２４と通信するための読取ユニット４０１とがＩ／Ｏインターフェース４０９に接続している。
【００７６】
次に、図２０を参照して、ＨＴ４００の表示パネル４０３に表示されるメインメニュー画面について説明する。これは、ＨＴ４００を起動させ、パチンコ機監視メニューを選択した際に表示されるメインメニュー画面であり、「取得」ボタン、「監視処理ＯＮ／ＯＦＦ設定」ボタン、「呼出間隔設定」ボタン、「監視履歴表示」ボタン、「各種設定」ボタン、「終了」ボタンが表示されており、画面に触れる、又は方向キー４０５により選択してメニューキー４０４により決定することによりいずれかのボタンを選択することができる。
【００７７】
読取ユニット４０１のアンテナ４０２をパチンコ機１の管理用ＩＣタグ２４に近づけ、「取得」ボタンを選択すると、ＨＴ４００は管理用ＩＣタグ２４にポーリングをかけ、監視履歴データの取得要求をする。この取得要求を受けて、パチンコ機１の管理用ＩＣタグ２４はＲ／Ｗユニット５６から監視履歴データを取得し、自身の識別データと共にアンテナ４０２へ返送する。ＨＴ４００では、所定時間内に遊技機情報及び識別データが返送されてくるかを確認し、返送されてこない場合には「管理用ＩＣタグを読み取ることができません！！」のエラー文言を表示パネル４０３に表示する。ただし、通信障害により、管理用ＩＣタグ２４がＨＴ４００からのポーリングを認識できなかったり、ＨＴ４００が管理用ＩＣタグ２４から返送された情報を認識できなかったりしている場合もあるので、このエラー文言が表示されたときには、再取得を試みる必要がある。さらに、返送されてきた識別データを確認し、その識別データが登録されていない場合には「この管理用ＩＣタグは登録されていません！！」のエラー文言を表示パネル４０３に表示する。識別データが登録されているものの内の一つと合致した場合には、受信した監視履歴データをフラッシュメモリ４１４の監視履歴データ記憶エリア４２２に記憶する。
【００７８】
また、「監視処理ＯＮ／ＯＦＦ設定」ボタンを選択すると、各ＩＣタグへの呼出波の送信を行うか否かを設定する監視処理ＯＮ／ＯＦＦ設定画面に（図２１参照）、「呼出間隔設定」ボタンを選択すると、各ＩＣタグへの呼出波の送信間隔を設定する呼出間隔設定画面に（図２２参照）、また、「監視履歴表示」ボタンを選択すると、監視履歴データ記憶エリア４２２に記憶されている監視履歴データを表示する監視履歴表示画面（図２３参照）に画面が移行する。また、「各種設定」ボタンを選択すると、本ＨＴ４００のＩＤ番号登録や、利用者ＩＤ及びパスワード設定、各管理用ＩＣタグのＩＤ変更などの各種設定を行う画面に移行する。「終了」ボタンを選択すると、メインメニュー画面が終了する。
【００７９】
次に、図２１を参照して監視処理ＯＮ／ＯＦＦ設定画面について説明する。図２１に示すように、大入賞口１６と基板ボックス８０のそれぞれに設置したＩＣタグに対して呼出波の送信を行うか否か、すなわち、監視処理を行うか否かを設定できるようになっている。図２１に示す例では、それぞれについて「ＯＮ」と「ＯＦＦ」のボタンが用意され、設定されている方のボタンがハイライトされて表示されている。この「ＯＮ」又は「ＯＦＦ」のいずれかを画面上で触れて選択すると、そのボタンがハイライトされる。そして、読取ユニット４０１のアンテナ４０２をパチンコ機１の管理用ＩＣタグ２４に近づけ、「設定送信」ボタンを選択すると、ＨＴ４００は管理用ＩＣタグ２４に設定内容を送信し、管理用ＩＣタグ２４はＲ／Ｗユニット５６にさらに設定内容を送信して、Ｒ／Ｗユニット５６の監視処理ＯＮ／ＯＦＦ設定記憶エリア５６ａに記憶する。そして、ここで記憶された設定内容を、前述したＩＣタグ監視メイン処理の中で読み込んで使用する（図１５、Ｓ５及びＳ１３参照）。
【００８０】
次に、図２２を参照して呼出間隔設定画面について説明する。図２２に示すように、大入賞口１６と基板ボックス８０のそれぞれに設置したＩＣタグに対して送信する呼出波の送信間隔を設定できるようになっている。図２２に示す例では、それぞれについて秒単位で間隔を設定できるようになっている。そして、読取ユニット４０１のアンテナ４０２をパチンコ機１の管理用ＩＣタグ２４に近づけ、「設定送信」ボタンを選択すると、ＨＴ４００は管理用ＩＣタグ２４に設定内容を送信し、管理用ＩＣタグ２４はＲ／Ｗユニット５６にさらに設定内容を送信して、Ｒ／Ｗユニット５６の呼出間隔記憶エリア５６ｂに記憶する。そして、ここで記憶された設定内容を、前述したＩＣタグ監視メイン処理の中で読み込んで使用する（図１５、Ｓ１１及びＳ１９参照）。
【００８１】
次に、図２３を参照して監視履歴表示画面について説明する。図２３に示すように、１行目には台番号、２行目にはデータ取得日時が表示されており、３行目から９行目の７行に渡り監視履歴データが表示されている。監視履歴データの下部には上ボタンが及び下ボタンが設けられ、監視履歴データの行送りができるようになっている。また、画面下部には「戻る」ボタンが設けられ、このボタンを選択すると図２０のメインメニューに戻る。図２３に示す例では、１番台の２００２年８月８日の１８：０３現在の監視履歴データが表示されており、監視履歴データの１行目には２００２年８月１日の１１：３８に大入賞口１６が不正に開かれた異常が発生したことを示す「入賞口開異常」が表示されており、２行目には２００２年８月１日の１１：３９に大入賞口１６が不正に開かれた異常が復帰したことを示す「入賞口開復帰」が表示されており、３行目には２００２年８月２日の２：２０に基板ボックス８０が開かれたことを示す「基板開異常」が表示されており、４行目には２００２年８月２日の２：２５に基板ボックス８０のＩＣタグの識別データが正しいものでないことを示す「基板ＩＤ異常」が表示されており、５行目には２００２年８月２日の９：５５に基板ボックス８０のＩＣタグの識別データが正しいものになったことを示す「基板ＩＤ復帰」が表示されており、６行目には２００２年８月２日の９：５５に基板ボックス８０が開かれた異常が復帰したことを示す「基板開復帰」が表示されており、７行目には２００２年８月５日の１７：３８に大入賞口１６が不正に開かれた異常が発生したことを示す「入賞口開異常」が表示されている。
【００８２】
以上説明したように、上記の実施の形態の遊技機管理システムでは、パチンコ機１は、基板ボックス８０及び大入賞口１６にそれぞれＩＣタグ２６及び２５を設置し、Ｒ／Ｗユニット５６がアンテナ３６及び３５を介して通信して識別データを取得することにより、基板ボックス８０及び大入賞口１６を監視し、監視履歴データを記憶している。この監視処理は、ＩＣタグ毎に監視処理を行うか否かを、また、識別データの取得のための呼出波の送信を行う間隔を自由に設定して行うことができる。このような設定は、パチンコ機１の前面側に設置された管理用ＩＣタグを介することにより、ＨＴ４００から個々のパチンコ機１に対して行うことができる。このような設定に基づいて行われ、Ｒ／Ｗユニット５６に記憶された監視履歴データは、営業開始時にまとめて、また、営業時間中にＩＣタグに異常が発生する都度、そのパチンコ機１が設置されている遊技機設置島に設置された島コンピュータ１００へ無線ネットワークを介して送信され、島コンピュータ１００は近くの遊技場係員に警告ランプ１０８や表示器１０７への表示により報知する。さらに、パチンコ機１には管理用ＩＣタグ２４が備えられており、ＨＴ４００は、アンテナ４０２を介して管理用ＩＣタグと通信し、Ｒ／Ｗユニット５６に記憶されている監視履歴データを取得することができる。
【００８３】
さらに、島コンピュータ１００からホールコンピュータ３００に監視履歴データを送信するようにすれば、ホールコンピュータ３００では、従来の遊技情報の管理だけでなく、不正が行われやすい大入賞口１６や基板ボックス８０の監視を一括で行うことができる。また、遊技機設置島５００毎に島コンピュータ１００が設置されており、島コンピュータ１００は遊技機設置島５００に設置された各パチンコ機１に付属したＲ／Ｗユニット５６から監視履歴データを受信しているので、遊技場の営業スペースに配置された係員が、通常業務を行いながら異常の発生を知ることができる。さらに、遊技場の係員は、ＨＴ４００を用いてパチンコ機１の監視履歴データを閲覧することができるため、パチンコ機１の面前でそのパチンコ機１の監視履歴データを随時確認することができる。
【００８４】
尚、本発明は、以上詳述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。以下に、本発明を適用する実施の形態の変形例について説明する。まず、本実施形態では遊技機としてパチンコ機を例に挙げているが、遊技機はパチンコ機に限られず、パチコン機、パチスロ台等の各種の遊技機に適用可能である。
【００８５】
また、監視ＯＮ／ＯＦＦ設定や呼出間隔設定はＨＴ４００から管理用ＩＣタグ２４を介して行っているが、設定の方法はこれにかぎらず、例えば、Ｒ／Ｗユニット５６上にジャンパスイッチ等のスイッチを設け、監視ＯＮ／ＯＦＦの設定を行うようにしたり、島コンピュータ１００やホールコンピュータ３００から監視ＯＮ／ＯＦＦ設定や呼出間隔設定を行い、各パチンコ機１のＲ／Ｗユニット５６に送信するように構成してもよい。
【００８６】
尚、上記実施形態では、監視ＯＮ／ＯＦＦ設定記憶エリア３２ａや呼出間隔記憶エリア３２ｂのデータ構造は、日付欄や時刻欄を含んでいるが、現状の設定を読み込むことができればよいので、これらを含まない構造であってもよい。
【００８７】
また、上記実施の形態では、ＨＴ４００から行う呼出波の送信間隔の設定は、秒単位で行うようにしているが、秒単位に限らず、数百ミリ秒や数十ミリ秒等、もっと細かい単位で設定できるようにしてもよい。
【００８８】
また、上記実施の形態では、管理用ＩＣタグ２４は、監視履歴データを記憶しておらず、ＨＴ４００から情報取得指示があった場合には、Ｒ／Ｗユニット５６に記憶されている情報を送信しているが、管理用ＩＣタグ２４自身に監視履歴データを記憶させるように構成してもよい。また、Ｒ／Ｗユニット５６は、島コンピュータ１００へ監視履歴データを送信しているが、島コンピュータ１００へだけでなく、ホールコンピュータ３００へも直接送信するようにしてもよい。
【００８９】
また、パチンコ機１やＲ／Ｗユニット５６と島コンピュータ１００、パチンコ機１やＲ／Ｗユニット５６とホールコンピュータ３００の通信は電波により無線で行われているが、これは電波に限られず赤外線等や有線を用いても良い。
【００９０】
また、上記実施の形態の遊技機管理システムでは、ＨＴ４００で取得した監視履歴データは、遊技場係員がＨＴ４００の表示パネル４０３で閲覧するにとどまっているが、入出力回路４０７や赤外線通信回路４０８を用いて島コンピュータ１００やホールコンピュータ３００に接続し、これらの情報を出力し、島コンピュータ１００やホールコンピュータ３００で活用するようにしてもよい。また、プリンタに接続して遊技機情報を印刷してもよい。
【００９１】
また、上記実施の形態では、ＨＴ４００はＰＤＡを用いているが、これはＰＤＡに限らず、管理用ＩＣタグ２４と通信可能なＲＦ回４１０路及びアンテナ４０２を備えていればよい。さらには、必ずしも表示パネル４０３を備えている必要も無く、例えば、表示パネル４０３を備えておらず、操作ボタンのみを備えたＨＴ４００ａがあり、ＨＴ４００ａがアンテナ４０２を介して、管理用ＩＣタグ２４へ監視履歴データ表示要求をすると、管理用ＩＣタグは、Ｒ／Ｗユニット５６へその要求を伝えることにより、Ｒ／Ｗユニット５６がこれをパチンコ機１に送信して、パチンコ機１の特別図柄表示装置８等へ表示するようにしてもよい。さらに、このＨＴ４００ａは必ずしも携帯型である必要は無く、パチンコ機１の上皿５や下皿６等パチンコ機１の前面で、係員が簡単に操作できる場所に備えられていてもよい。また、その場合には、管理用ＩＣタグ２４とアンテナ４０２は通信可能な位置に配置される。
【００９２】
また、上記実施の形態では、基板ボックス８０及び大入賞口１６に監視用のＩＣタグを設置したが、監視する場所はこれに限らず、ガラス枠１３、他の入賞口や普通図柄始動ゲート１１及び１２、木枠に対してパチンコ機１本体やセンターカバー、各種基板に設置して、その開閉状態を監視してもよい。尚、ガラス枠１３や木枠には施錠装置が備えられている。そこで、パチンコ機に設けられた錠にアンテナを配置し、鍵にＩＣタグを設置して、遊技場係員が鍵を用いてガラス枠１３を開閉した情報を記録し、不正にガラス枠１３や木枠が開閉されたことと区別できるようにしてもよい。
【００９３】
また、島コンピュータ１００およびホールコンピュータ３００は、専用機である必要はなく、図９及び図１０に示した構成を有する、ＩＣ等の簡易的なコンピュータでもよい。
【００９４】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、請求項１に記載の監視システムによれば、送信回路がアンテナを介して呼出波を送信してＩＣタグを呼び出すと、ＩＣタグは識別データを含む反射波を返すので、この通信が可能であるか否か、識別データが真正であるか否かにより正常か異常かを判定することができる。識別データを含む無線通信によるため、光や電気等に比べて改竄やいわゆる「なりすまし」が難しい。従って、常にはＩＣタグをアンテナから通信可能な位置に設置しておくと、ＩＣタグを固着した部材が通信可能な範囲外へ移動する等した場合には、反射波が受信できなくなり、通信不能となる。また、通信不能状態から、通信可能範囲内の位置へ再び復帰すると反射波が受信できるようになる。このため、目視によらず部材の開放や移動等装置の状態の変化を検知することができる。このような通信不能と復帰を記憶させて履歴に残すようにすれば、正常な場合と不正な場合とを区別することもでき、効果的に監視を行うことができる。また、記憶手段が判定結果又は監視履歴データを記憶するので、ＩＣタグの監視履歴を後から参照することができる。監視履歴データには、受信回路が反射波を受信できなくなった時点の時刻(消失時刻)、再び受信できるようになった時点の時刻(復帰時刻)、ＩＣタグのすり替え等により予め登録されている登録データと異なる識別データが受信された時点の時刻（ＩＤ異常時刻）のいずれかが含まれる。このため、不正が行われた正確な時刻を知ることができる。監視システムの設置された装置のある遊技場等に監視カメラが設置されている場合には、監視カメラの撮影時刻と照合すれば、不正行為をなした人物を特定することも可能である。また、記憶された内容が外部に出力されるので、異常と判定された場合に注意を喚起することができる。さらに、呼出間隔設定変更手段により呼出波を送信する間隔を適宜変更すれば、ＩＣタグを設置した部材により、最適な間隔で呼出波を送信し、電力消費を最低限に抑えつつ効果的な監視を行うことができる。
【００９５】
請求項２に記載の監視システムによれば、請求項１に記載の発明の効果に加え、呼出間隔設定変更手段により、複数のＩＣタグごとに呼出波の送信間隔を設定し、ＩＣタグを設置した部材により、最適な間隔で呼出波を送信し、電力消費を最低限に抑えつつ効果的な監視を行うことができる。
【００９６】
【００９７】
請求項３に記載の監視システムによれば、請求項１又は２に記載の発明の効果に加え、ＩＣタグとアンテナの距離が離れると、受信回路が反射波を受信できなくなり、通信不能となる。従って、ＩＣタグを開閉する部材に設置したような場合、部材が開放されることによってＩＣタグとアンテナの距離が離れると通信不能になるので、開放を検知することができる。
【００９８】
【００９９】
請求項４に記載の監視システムによれば、請求項１乃至３の何れかに記載の発明の効果に加え、正常であれ異常であれ状態の変化がない場合は記憶せず、状態の変化があった場合のみ記憶するようにしたので、記憶容量を節約することができる。
【０１００】
【０１０１】
【０１０２】
請求項５に記載の監視システムによれば、請求項１乃至４のいずれかに記載の発明の効果に加え、正常であれ異常であれ状態の変化がない場合は外部に出力せず、状態の変化があった場合のみ外部に出力するようにしたので、効率的に出力結果を利用することができる。
【０１０３】
請求項６に記載の遊技機によれば、請求項１乃至５のいずれかに記載の発明の効果を奏することができる。
【０１０４】
請求項７に記載の遊技機によれば、請求項６に記載の発明の効果に加え、ＩＣタグと、アンテナとが本体部材とカバー部材に別個に設けられ、本体部材とカバー部材が組み付けられた状態の時に、両者は封入部材に封入されているため、カバー部材が開けられると、ＩＣタグとアンテナの相対位置が変化し、通信不能状態となる。これを外部に出力したり、記憶して履歴を取ったりすることにより、基板の交換等を目的とした不正な開放を検知することができる。すぐに報知するように構成すれば、不正行為の早期発見に役立つ。
【０１０５】
請求項８に記載の遊技機によれば、請求項６に記載の発明の効果に加え、可動部材が動作すると、反射波が受信できなくなり、これを所定条件の成立の有無とつきあわせることにより、正常な動作か不正行為かを検知することができる。
【０１０６】
【０１０７】
【０１０８】
【図面の簡単な説明】
【図１】 本実施の形態の遊技機管理システムの構成図である。
【図２】 パチンコ機１の斜視図である。
【図３】 パチンコ機１の背面図である。
【図４】 パチンコ機１及びＲ／Ｗユニット５６の電気的構成を示すブロック図である。
【図５】 ＩＣタグ２５の平面図である。
【図６】 ＩＣタグ２５の電気的回路構成を示すブロック図である。
【図７】 基板ボックス８０の斜視図である。
【図８】 開閉扉１６ａが開放されている状態のアタッカ部材１６０の斜視図である。
【図９】 島コンピュータ１００の正面図である。
【図１０】 島コンピュータ１００の電気的構成を示すブロック図である。
【図１１】 監視ＯＮ／ＯＦＦ設定記憶エリア３２ａのデータ構造を示す模式図である。
【図１２】 呼出間隔記憶エリア３２ｂのデータ構造を示す模式図である。
【図１３】 Ｒ／Ｗユニット５６、及びハンディターミナル４００で使用する監視履歴データの模式図である。
【図１４】 島コンピュータ１００で使用する監視履歴データの模式図である。
【図１５】 Ｒ／Ｗユニット５６で行われるＩＣタグ監視メイン処理のフローチャートである。
【図１６】 Ｒ／Ｗユニット５６で行われるＩＣタグ監視処理のフローチャートである。
【図１７】 島コンピュータ１００がパチンコ機１から監視履歴データを受信し、報知する島コンピュータ処理のフローチャートである。
【図１８】 ＨＴ４００の斜視図である。
【図１９】 ＨＴ４００の電気的構成を示すブロック図である。
【図２０】 ＨＴ４００の表示パネル４０３に表示されるメインメニュー画面のイメージ図である。
【図２１】 監視処理ＯＮ／ＯＦＦ設定画面のイメージ図である。
【図２２】 呼出間隔設定画面のイメージ図である。
【図２３】 監視履歴表示画面のイメージ図である。
【符号の説明】
１ パチンコ機
２ 遊技盤
４ 遊技領域
１３ ガラス枠
１６ 大入賞口
１６ａ 開閉扉
１６ｂ 開口部
２４ 管理用ＩＣタグ
２４ｋ ケーブル
２５ ＩＣタグ
２６ ＩＣタグ
３２ａ 監視ＯＮ／ＯＦＦ設定記憶エリア
３２ｂ 呼出間隔記憶エリア
３２ｃ 監視履歴データ記憶エリア
３５ アンテナ
３６ アンテナ
５６ リーダライタユニット（Ｒ／Ｗユニット）
５６ｋ 同軸ケーブル
８０ 基板ボックス
８０ａ 上蓋部
８０ｃ 下蓋部
１００ 島コンピュータ
１０４１ 監視履歴データ記憶エリア
１０７ 表示器
１０８ 警告ランプ
１１０ クリアボタン
３００ ホールコンピュータ
４００ ハンディターミナル（ＨＴ）
４０１ 読取ユニット
４０２ アンテナ
４０３ 表示パネル
４２２ 監視履歴データ記憶エリア
５００ 遊技機設置島[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a monitoring system for monitoring the state of a device such as a gaming machine, such as a pachinko machine, as well as It relates to gaming machines.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in pachinko machines among gaming machines, fraudulent acts of unfairly acquiring gaming balls are constantly taking various preventive measures. In particular, in order to prevent unauthorized modification of the control board that controls the gaming machine, for example, replacement with an unauthorized ROM, various measures have been applied to the control board storage box for storing the control board. For example, a sealing sticker is provided on the control board storage box, or the control board storage box is made difficult to open by a sealing screw that rotates only in the caulking direction to close the control board storage box so that the control board is not touched. (For example, refer to Patent Document 1). In addition, there is also a device that detects opening / closing of a storage box using a movable contact, stores the detection signal, and notifies it by a light emitting diode (for example, see Patent Document 2). Also, an IC tag is attached to the surface of the control board storage box, and the identification information stored in the IC tag is transmitted from the IC tag to the ID reader in response to a transmission request from the ID reader, and the identification information is confirmed. In some cases, it is determined whether the control board has been replaced with the control board storage box (see, for example, Patent Document 3).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-10-216324
[Patent Document 2]
JP 9-34365 A
[Patent Document 3]
JP 2000-288218 A
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of using a seal sticker, if the control board storage box is opened and closed after the control board storage box is opened and the replacement with the illegal ROM is completed, it is determined whether the control board storage box has been opened or closed. It was difficult to do. Further, in the case of using the sealing screw, the sealing screw is forcibly turned in the opening direction with a special tool to open the control board storage box, and the illegal ROM may be replaced. Further, in the case of detecting the opening / closing of the control board storage box using the movable contact, since the control board storage box is usually formed of a transparent resin, the movable contact for detecting the opening / closing of the storage box is used. It was found visually that a movable contact could be prevented from moving by inserting a piano wire or the like through a gap in the board storage box. In this case, there is a problem that it is impossible to detect opening and closing of the control board storage box. Furthermore, in the above prior art, there is a problem that whether or not the control board storage box is opened or closed cannot be determined without looking at the control board. Such fraud is often performed at night. It was cumbersome to check and check hundreds of gaming machines every morning. Further, in the case of monitoring the replacement of the control board storage box by identifying the IC tag, the ID reader is arranged outside the control board storage box, so that the relative position of the IC tag and the ID reader can be changed. It was possible to open the control board storage box and replace the ROM on the stored control board, and in the end, it did not lead to early detection of fraud. Furthermore, in order to monitor during transportation or at night, it is necessary to incorporate a battery, but in order to monitor a plurality of locations or in real time, a battery having a large capacity is required.
[0005]
The present invention has been made to solve the above-described problem, and a monitoring system for monitoring the state of a device such as opening and closing of a control board storage box, as well as The purpose is to provide a gaming machine.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a monitoring system according to claim 1 is a monitoring system including an IC tag and an IC tag monitoring device that communicates with the IC tag, and the IC tag includes other IC tags. An identification circuit for distinguishing from a tag is stored, and an RF circuit that emits a reflected wave in response to a ringing wave transmitted from the IC tag monitoring device is provided, and the IC tag monitoring device calls the IC tag. A transmitting circuit for transmitting a ringing wave, a receiving circuit for receiving the reflected wave returned from the IC tag, an antenna connected to the transmitting circuit and the receiving circuit, and the transmitting circuit transmitting the ringing wave Or when the reception circuit does not receive the reflected wave and cannot communicate within a predetermined time, or the identification data included in the reflected wave is different from registered data registered in advance. And abnormality determination means when that, The determination result by the determination means, or the disappearance time that is the time when the communication state where the reception circuit can receive the reflected wave becomes the communication disabled state where the reflected wave cannot be received, the communication from the communication disabled state Stores monitoring history data including at least one of a return time that is a time when the state becomes possible or an ID abnormal time that is a time when identification data different from pre-registered registration data is received Storage means, and output means for outputting the contents stored in the storage means to a handy terminal via a management IC tag provided in the monitoring system and communicating with the outside, Set the interval for transmitting the ringing wave from the transmission circuit. The setting contents sent by the handy terminal to the management IC tag Call interval setting changing means for changing is provided.
[0007]
In the monitoring system having this configuration, a transmission circuit provided in the IC tag monitoring device transmits a calling wave via an antenna to call the IC tag with respect to an IC tag having an IC chip built therein. Then, the IC tag returns a reflected wave including identification data such as a stored ID code, and this is received by the receiving circuit provided in the IC tag monitoring device via the antenna. Then, when the receiving circuit does not receive the reflected wave and communication is disabled within a predetermined time after the transmitting circuit transmits the ringing wave, or the registration data in which the identification data included in the reflected wave is registered in advance. If it is different from, the determination means determines that there is an abnormality. In addition, a storage unit that stores a determination result by the determination unit or monitoring history data is provided, and the stored content is output to the handy terminal via the management IC tag. The monitoring history data is registered in advance by the time when the receiving circuit can no longer receive the reflected wave (disappearance time), the time when the receiving circuit can receive the reflected wave again (return time), IC tag replacement, etc. One of the times when the identification data different from the registration data is received (ID abnormal time) is included. Further call interval Setting Change means , The transmission interval of the ringing wave transmitted from the transmission circuit , The settings sent by the handy terminal to the management IC tag change.
[0008]
The IC tag is also called RFID (Radio Frequency-IDentification), and the built-in IC chip is similar to a non-contact type IC card, and communicates by non-contact communication. In the memory area in the IC chip, in addition to the ID code unique to the IC tag, the ID of the installed device (maker ID), the management code of the game hall (hall ID), etc. are additionally stored as identification data. It is possible to leave it. Each of these IDs is composed of unique (uniquely identifiable) information of about 64 bits, and it is very difficult to duplicate and use illegally by configuring the IDs in a double and triple manner. Become. Since such identification data is included in the reflected wave transmitted in response to the ringing wave, tampering or so-called “spoofing” is difficult compared to light or electricity. Therefore, if the IC tag is always installed at a position where it can communicate with the antenna, if the member to which the IC tag is fixed moves out of the communicable range, the reflected wave cannot be received and communication is impossible. It becomes. Further, when returning from the incommunicable state to a position within the communicable range again, the reflected wave can be received. For this reason, it is possible to detect a change in the state of the apparatus such as opening or movement of the member without visual inspection. If such communication failure and recovery are stored and left in the history, it is possible to distinguish between a normal case and an illegal case, and effective monitoring can be performed. Further, since the storage means stores the determination result or the monitoring history data, the monitoring history of the IC tag can be referred later. The monitoring history data is registered in advance by the time when the receiving circuit can no longer receive the reflected wave (disappearance time), the time when the receiving circuit can receive the reflected wave again (return time), IC tag replacement, etc. One of the times when the identification data different from the registration data is received (ID abnormal time) is included. For this reason, it is possible to know the exact time when the fraud is performed. In the case where a surveillance camera is installed in a game room or the like where a device with a surveillance system is installed, it is possible to identify a person who has committed an illegal act by collating with the shooting time of the surveillance camera. Moreover, since the stored content is output to the outside, attention can be drawn when it is determined that there is an abnormality. In addition, the call interval Setting If the interval for transmitting the ringing wave is appropriately changed by the changing means, it is possible to transmit the ringing wave at an optimal interval by the member provided with the IC tag and perform effective monitoring while minimizing power consumption. .
[0009]
The monitoring system according to claim 2 is a monitoring system comprising a plurality of IC tags and an IC tag monitoring device for individually communicating with the plurality of IC tags, in addition to the configuration of the invention according to claim 1. A plurality of antennas corresponding to each of the plurality of IC tags, Setting The changing means is characterized in that an interval for transmitting a ringing wave can be changed for each of the plurality of antennas.
[0010]
In the monitoring system of this configuration, in addition to the operation of the invention according to claim 1, the call interval is Setting The changing means changes the interval at which the ringing wave is transmitted corresponding to each of the plurality of antennas. Therefore, for example, when this monitoring system is applied to a gaming machine, a ringing wave is transmitted in a relatively long cycle to an IC tag installed in a board box enclosing a gaming machine control board, It is conceivable to set the IC tag installed at the variable winning a prize so that the ringing wave is transmitted in a short cycle.
[0011]
[0012]
[0013]
[0014]
According to a third aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first or second aspect of the present invention, the receiving circuit may be configured such that when the distance between the IC tag and the antenna is displaced beyond a predetermined threshold, the reflected wave Is not received.
[0015]
In the monitoring system having this configuration, in addition to the operation of the invention described in claim 1 or 2, when the distance between the IC tag and the antenna is increased, the receiving circuit cannot receive the reflected wave and communication is disabled. Accordingly, when the IC tag is installed on a member that opens and closes, communication is disabled when the member is opened and the distance between the IC tag and the antenna is increased, so that the opening can be detected.
[0016]
[0017]
[0018]
Claim 4 The monitoring system according to claim 1 to claim 1. 3 In addition to the configuration of any of the inventions described above, the storage unit may determine whether the determination result by the determination unit is normal when the determination result from the previous time is normal and when the determination result is abnormal from the previous time. The result and the monitoring history data are not stored.
[0019]
In the monitoring system of this configuration, claims 1 to 3 In addition to the operation of any of the inventions described above, if the determination result by the determination means is normal or abnormal from the previous time, the determination result and the monitoring history data are not stored. Accordingly, the storage capacity can be saved because it is not stored when there is no change in the state, whether normal or abnormal, and is stored only when there is a change in the state.
[0020]
[0021]
[0022]
[0023]
[0024]
Claim 5 The monitoring system according to claim Any one of 1 to 4 In addition to the configuration of the invention described in the above item, when the determination result by the determination unit is normal from the previous time and when it is normal from the previous time, The monitoring history data is not output.
[0025]
In the monitoring system of this configuration, the claim Any one of 1 to 4 In addition to the operation of the invention described in (1), when the determination result by the determination means is normal or abnormal from the previous time, the determination result and the monitoring history data are not output to the outside. Accordingly, when there is no change in the state, whether normal or abnormal, it is not output to the outside, but only when there is a change in the state, it is output to the outside, so that the output result can be used efficiently.
[0026]
Claim 6 The gaming machine according to claim 1, wherein 5 The monitoring system described in any of the above is provided. In the gaming machine of this configuration, claims 1 to 5 The effect | action of invention in any one can be show | played.
[0027]
Claim 7 The gaming machine according to claim 6 In addition to the configuration of the invention described in the above, the IC is provided with an enclosing member that encloses a board on which a control element for controlling the gaming machine is mounted, and that includes a main body member and a cover member that is separated from the main body member and removed. One of the tag and the antenna is provided in the main body member, the other is provided in the cover member, and both are enclosed in the enclosing member when the main body member and the cover member are assembled. It is characterized by being.
[0028]
In the gaming machine of this configuration, the claim 6 Since the IC tag and the antenna are separately provided on the main body member and the cover member in addition to the operation of the invention described in (2), both are enclosed in the enclosing member when the main body member and the cover member are assembled. When the cover member is opened, the relative position of the IC tag and the antenna changes, and communication is disabled. By outputting this to the outside or storing it and taking a history, it is possible to detect unauthorized opening for the purpose of replacing the substrate. If it is configured to notify immediately, it will help early detection of fraud.
[0029]
Claim 8 The gaming machine according to claim 6 In addition to the configuration of the invention described in (2), a movable member that operates when a predetermined condition is satisfied is provided, and either one of the IC tag and the antenna is provided on the movable member, and the other is provided in the vicinity where communication is possible. It is characterized by being.
[0030]
In the gaming machine of this configuration, the claim 6 In addition to the operation of the invention described in (1), an IC tag or an antenna is provided in a game member provided with a movable member that operates when a predetermined condition such as a prize opening or a start port is established, and the other is provided in the vicinity where communication is possible. Therefore, when the movable member is operated, the reflected wave cannot be received, and it is possible to detect whether the operation is a normal operation or an illegal act by matching this with the presence / absence of a predetermined condition. Here, the establishment of the predetermined condition corresponds to a case where a lottery is performed by winning a game medium and the result corresponds to a predetermined winning value.
[0031]
[0032]
[0033]
[0034]
[0035]
[0036]
[0037]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a configuration diagram of a gaming machine management system according to the present embodiment. In the present embodiment, a pachinko machine 1 as a gaming machine, an island computer 100 as a management machine, a hall computer 300 connected to the pachinko machine 1 to manage gaming information, a reader / writer unit 56 (an IC tag monitoring device) (Hereinafter referred to as “R / W unit”) and a handy terminal 400 (hereinafter referred to as “HT”) for changing the interval for calling an IC tag and setting whether to monitor the IC tag. Has been. In the present embodiment, there are gaming machine installation islands 500 in which a plurality of pachinko machines 1 are arranged in two rows back to back in the game hall, and each of the gaming machine installation islands 500 is provided with an island computer 100. The pachinko machine 1 is provided with an independent R / W unit 56 for calling an IC tag provided in the pachinko machine 1 and reading identification data. The pachinko machine 1 is connected via an R / W unit 56 to an island computer 100 installed on the gaming machine installation island 500 in which the pachinko machine 1 is installed and a hall computer 300 that manages the entire game arcade. Here, the R / W unit 56 and the island computer 100, and the R / W unit 56 and the hall computer 300 are connected by radio waves using radio waves without using a communication cable or the like.
[0038]
The pachinko machine 1 includes a board box 80 (see FIG. 7) containing a main control board 41 installed on the back of the pachinko machine 1 for controlling the pachinko machine 1 and a grand prize opening 16 (see FIG. 8). Each of the open / close doors 16a is provided with an IC tag storing identification data. The R / W unit 56 transmits a ringing wave to the IC tag, receives a reflected wave, and reads the identification data contained in the reflected wave. Therefore, the installation location abnormality or abnormality recovery is detected. The detected result is transmitted to the island computer 100 and the hall computer 300 each time it is detected, and is displayed on each device so that a staff member can respond in the game hall.
[0039]
Further, the HT 400 can communicate with the management IC tag 24 that is accessible from the front side of the pachinko machine 1, and the monitoring history stored in the R / W unit 56 via the management IC tag 24. Data can be acquired and monitoring history data can be viewed on the screen. Further, the HT 400 sets whether to transmit a call wave to each IC tag to the R / W unit 56 via the management IC tag 24 (whether to monitor the IC tag) Set the transmission interval change.
[0040]
FIG. 2 is a perspective view of the pachinko machine 1 with the glass frame 13 opened. As shown in FIG. 2, a substantially square game board 2 is provided in the upper half of the front surface of the pachinko machine 1, and the game board 2 is provided with a substantially circular game area 4 surrounded by guide rails. It is covered with a glass frame 13 holding a transparent glass plate. Below the game board 2 of the pachinko machine 1, a game ball is supplied to a launching device (not shown), and an upper plate 5 for receiving a prize ball is provided, and a prize ball is received immediately below the upper plate 5. A lower plate 6 is provided, and a firing handle 7 is provided on the right side of the lower plate 6.
[0041]
Further, a special symbol display device 8 having a liquid crystal screen is provided in the approximate center of the game area 4. The special symbol display device 8 is provided with a first symbol stop unit L1, a second symbol stop unit L2, a third symbol stop unit L3, and a normal symbol display unit 8a. Designs such as digits, single-letter alphabets, symbols and marks can be displayed. Further, a special symbol starting electric accessory 15 is provided below the special symbol display device 8, and a special winning opening 16 is provided below the special symbol starting electric accessory 15. In addition, the special symbol start electric accessory 15 is provided with a symbol start port sensor 23 for detecting that a game ball has passed. In the pachinko machine 1, the special winning opening 16 is closed in a normal gaming state. Then, when the game ball passes the symbol start port sensor 23, the symbols displayed on the respective stop portions L1, L2, and L3 of the special symbol display device 8 are changed, and the symbols are determined after a predetermined time has elapsed. When the confirmed symbol matches the jackpot condition and the jackpot state is reached, the big prize opening 16 is opened for a long time so that a game ball can be won, and a large amount of prize balls can be obtained. Therefore, an illegal act of illegally opening the big prize opening 16 and winning a game ball to acquire a prize ball is performed. In addition, game balls that could not be won in any of the winning openings are gathered at the out opening 17 provided at the lower end of the gaming area 4 and discharged from the gaming area 4. In addition to the above, the game board 2 is provided with various electric lamps, windmills, and many obstacle nails. Further, a management IC tag 24 is installed on the upper side of the opening / closing axis inside the glass frame 13 so as not to be peeled off, and a cable 24k is wired from the management IC tag 24 to an R / W unit 56 described later. Connected. In addition, an IC tag and an antenna for monitoring the opening / closing of the big prize opening 16 are installed on the attacker member 160 (see FIG. 8) constituting the big prize opening 16.
[0042]
Next, with reference to FIG. 3, the structure of the back surface of the pachinko machine 1 will be described. FIG. 3 is a rear view of the pachinko machine 1. As shown in FIG. 3, a board box 80 that houses a main control board 41 that controls the main control of the pachinko machine 1 is provided on the lower left rear surface of the pachinko machine 1. However, a power supply board 42 is placed in the upper right side of the sound board 43 and a payout control board 45 is placed in a transparent resin box below the power board 42. Further, a center cover 90 that protects the back of the game board and covers various wirings is disposed above the board box 80, and the R / W unit 56 is installed outside the center cover 90.
[0043]
Next, the electrical configuration of the pachinko machine 1 and the R / W unit 56 will be described with reference to FIG. FIG. 4 is a block diagram showing an electrical circuit configuration of the pachinko machine 1 and the R / W unit 56. The R / W unit 56 is provided with a CPU 31 that controls the R / W unit 56. The CPU 31 is an EEPROM 32 that is a non-volatile memory that stores monitoring history data of the pachinko machine 1 connected to the R / W unit 56. A RAM 33 that temporarily stores various data; a ROM 34 that stores a control program executed by the CPU 31; a timer circuit 39; and a radio frequency (RF) circuit 37 that is a transmission circuit and a reception circuit; And an I / O interface 30 that mediates the delivery of data. Here, in the EEPROM 32, a monitoring ON / OFF setting storage area 32a for storing a setting as to whether or not each IC tag is monitored, and a call for storing a call wave transmission interval to each IC tag. An interval storage area 32b and a monitoring history data storage area 32c for storing monitoring history data of IC tags are prepared. The RF circuit 37 includes an antenna 35 that communicates with the IC tag 25 installed in the pachinko machine 1 and an antenna 36 that communicates with the IC tag 26, and the I / O interface 30 receives information from the pachinko machine 1. And an input port 38 for acquiring data, and a transmission / reception circuit 40 for communicating with the island computer 100 and the hall computer 300. The transmission / reception circuit 40 includes an antenna 40 a for wireless communication, and the input port 38 is connected to the I / O interface 29 of the pachinko machine 1.
[0044]
The pachinko machine 1 is provided with a main control board 41. The main control board 41 includes an LSI 50 that performs various processes according to a program and other components of the pachinko machine 1 and the R / W unit 56 and data. An I / O interface 29 that mediates delivery is provided. The LSI 50 includes a CPU 50b that performs various arithmetic processes, a RAM 50a that stores flags, counter values, data, programs, and the like, and a ROM 50c that stores control programs, various initial value data, and the like. Molded as a single LSI. The I / O interface 29 is connected to various substrates such as a power supply substrate 42, a sound substrate 43, a symbol display substrate 44, a payout control substrate 45, an electrical decoration substrate 46, and a launch substrate 47. The power board 42 converts the alternating current (24V) supplied from the island side into a direct current and supplies the direct current to each board, and the sound board 43 controls the generation of the sound effect of the pachinko machine 1, and the symbol display board 44 controls the special symbol display device 8, the payout control board 45 controls the prize ball payout device (not shown), the electric board 46 controls the light emission mode of each electric decoration of the pachinko 1, The launch board 47 controls a launch motor (not shown) that launches a game ball. The pachinko machine 1 is provided with a management IC tag 24, an IC tag 25, and an IC tag 26. The management IC tag 24 is connected to the R / W unit 56 via a cable 24k (see FIG. 2). The IC tag 25 and the IC tag 26 connected to the I / O interface 30 can communicate with the antenna 35 and the antenna 36, respectively.
[0045]
Next, the structure of the IC tag 25 will be described with reference to FIGS. FIG. 5 is a plan view of the IC tag 25. As shown in FIG. 5, the IC tag 25 is provided with an IC chip 25d and an antenna circuit 25b on a thin flexible printed board. FIG. 6 is a block diagram showing an electrical circuit configuration of the IC tag 25. The IC tag 25 is equipped with an RF circuit 25a, an antenna circuit 25b, and an EEPROM 25c that emit a reflected wave in response to a ringing wave from the R / W unit 56. The IC chip 25d is configured by integrating an RF circuit 25a and an EEPROM 25c. In the EEPROM 25c, identification data for identifying the IC tag 25 from other IC tags is stored in the overwrite erasure prohibited area. When a ringing wave is sent from the R / W unit 56 via the antenna 35, the antenna 25b receives this, and this ringing wave includes a carrier wave component, which is received and received by the RF circuit 25a. To obtain a DC voltage. Therefore, the IC tag 25 can transmit data whenever necessary without using a battery or an external power source. For data transmission, identification data such as an ID code is read from the EEPROM 25c, is put on a reflected wave, and is transmitted from the RF circuit 25a to the antenna 35. Also, data such as the disappearance time and the return time once stored in the RAM 56b of the R / W unit 56 can be received later and stored in the EEPROM 25c. The IC tag 26 has the same structure. In addition to the structure of the IC tag 25, the management IC tag 24 includes a CPU and a ROM with a built-in RAM in the IC chip 25d, and further includes an input / output port for connection to the R / W unit 56. The cable 24k can be connected to the R / W unit 56.
[0046]
Next, the IC tag 25 and the antenna 35 provided in the board box 80 for monitoring the board box 80 will be described with reference to FIG. FIG. 7 is a perspective view of the substrate box 80. As shown in FIG. 7, the substrate box 80 is composed of a transparent resin-made substantially rectangular upper cover part 80a in plan view and a transparent resin-made substantially rectangular lower cover part 80c in plan view. A main control board 41 that controls the main control of the pachinko machine 1 is disposed on the lower lid portion 80c facing the upper lid portion 80a. And the small and rectangular IC tag 25 (refer FIG. 5) is adhere | attached with the adhesive agent etc. on the back surface side of the upper cover part 80a. A cutout is provided at the lower right end of the main control board 41, and a coiled antenna 35 for performing RF transmission / reception with the IC tag 25 and electromagnetic waves is provided in the lower lid 80c at the cutout position. 35 is connected to the R / W unit 56 by a coaxial cable 56k.
[0047]
In the present embodiment, the IC tag 25 and the antenna 35 communicate with each other in the 13.56 MHz short wave band. Since communication in this frequency band is not easily affected by noise, it is suitable for the installation environment of the pachinko machine 1. The distance between the antenna 35 and the IC tag 25 is arranged to be about 3 mm when the upper lid portion 80a and the lower lid portion 80c are assembled. RF transmission / reception is possible between these distances, and the IC tag 25 can respond to a call from the R / W unit 56 via the antenna 35. If the distance between the antenna 35 and the IC tag 25 exceeds about 5 mm, communication is performed. It is set to be impossible. This communicable distance can be adjusted by the number of turns of the coil of the antenna 35 and the reactance value. By setting the communicable distance in this way, it is possible to detect even a slight opening of the upper lid portion 80a, and it is adjusted so that communication is not disabled by slight fluctuations due to vibration or the like. . In addition, as described above, communication in this frequency band is not easily affected by noise, but in order to prevent any malfunction due to the influence of noise from members using other electromagnetic waves, the IC tag 25 and the antenna 35 are It is arranged at the lower right end portion of the main control board 41 which is a position away from the prize payout device using the solenoid and the firing motor (not shown).
[0048]
Next, with reference to FIG. 8, the installation of the IC tag on the attacker member 160, which is a kind of variable winning device that opens and closes the opening / closing door 16a to form the big winning opening 16 when a predetermined condition is satisfied, will be described. FIG. 8 is a perspective view of the attacker member 160 in a state where the open / close door 16a is opened. As shown in FIG. 8, the IC tag 26 (see FIG. 5) described above is attached to the surface of the door 16a of the attacker member 160, and a decorative seal or the like is attached to cover the IC tag 26. It is invisible to the person. In addition, a loop-shaped antenna 36 is provided to surround the IC tag 26 around the special winning opening 16 that is the opening 16b of the attacker member 160, and the antenna 36 is connected to the R / W unit 56 by a coaxial cable 56k. Has been. The IC tag 26 has directivity in the transmission / reception direction and can transmit / receive only when it is positioned parallel to the antenna 36. Further, the IC tag 26 and the antenna 36 communicate with each other in the 13.56 MHz short wave band, like the IC tag 25 and the antenna 35. As described above, communication in this frequency band is not easily affected by noise, but in order to prevent any malfunction due to the influence of noise from members using other electromagnetic waves, for example, the prize winning opening solenoid 70 is It is arranged at the left back of the attacker member 160 away from the IC tag 26 and the antenna 36.
[0049]
In the closed state of the big prize opening 16, the opening / closing door 16 a closes the opening 16 b of the big prize opening 16, and the IC tag 26 and the antenna 36 are located on substantially the same plane. A reflected wave is returned from the IC tag 26 in response to the ringing wave from the R / W unit 56 via 36. On the other hand, when the open / close door 16a is opened as shown in FIG. 8, the IC tag 26 and the antenna 36 are not parallel and exceed a critical angle at which communication is possible, so the IC tag 26 responds to a call from the R / W unit 56. become unable.
[0050]
Next, the island computer 100 will be described with reference to FIGS. FIG. 9 is a front view of the island computer 100. The island computer 100 is installed at the end of the gaming machine installation island 500, and is placed in a place that is easy to see from the staff. As shown in FIG. 9, the island computer 100 includes a warning lamp 108 on the top and a display 107 on the front. If any of the pachinko machines 1 connected to the island computer 100 detects that the open / close door 16a of the grand prize winning opening 16 is opened or the substrate box 80 is opened, and the island computer 100 is notified, a warning lamp 108 is displayed. Lights up and alerts the attendant of the game hall. Further, the display 107 displays which pachinko machine 1 detects what opening has been detected. In FIG. 9, the fact that the open / close door 16a of the 13th prize winning opening 16 has been illegally opened is displayed on the display 107, and the warning lamp 108 is lit. The lighting of the warning lamp 108 and the display on the display 107 can be erased by the attendant pressing the clear button 110.
[0051]
FIG. 10 is a block diagram showing an electrical configuration of the island computer 100. The island computer 100 includes a CPU 101 that performs various calculations, a RAM 102 that temporarily stores flags, data, and the like, a ROM 103 that stores control programs and various initial value data, and an EEPROM 104 that stores monitoring history data. , An I / O interface 105 for transmitting / receiving data to / from the R / W unit 56, a communication circuit 106, a display 107 for displaying the received monitoring history data, and lighting based on the received monitoring history data Warning lamp 108 to be operated. The monitoring history data is stored in a monitoring history data storage area 1041 prepared in the EEPROM 104. The communication circuit 106 is connected to the antenna 109 so as to be able to communicate with the pachinko machine 1 and receives monitoring history data such as an ID code, a disappearance time, and a return time of the pachinko machine 1. Based on the received monitoring history data, display on the display 107 and lighting of the warning lamp 108 are performed.
[0052]
Next, with reference to FIG. 11, the setting of whether or not the R / W unit 56 transmits a calling wave to the IC tag, that is, whether or not to monitor the IC tag will be described. For example, fraud against the winning prize opening 16 is difficult to consider unless it is in operation, and a call wave is transmitted to the IC tag 26 installed at the winning prize opening 16 outside business hours or during transportation from the manufacturer to the amusement hall. There is not much to do. By setting so as not to transmit the ringing wave in such a case, the power consumption of the built-in battery can be suppressed and monitoring can be performed efficiently. FIG. 11 is a schematic diagram showing a data structure of the monitoring ON / OFF setting storage area 32 a provided in the EEPROM 32 of the R / W unit 56. Here, information on whether to transmit a ringing wave for each IC tag is stored. When an attendant operates the HT 400 as will be described later, setting information is sent to the R / W unit 56 via the management IC tag 24 and stored. Numbers are assigned in order from 1 in the number column, and each time setting is performed, the next number is assigned and new data is added. The date when the setting is performed is set in the date column, and the time when the setting is performed is set in the time column. A code indicating the location where the IC tag is installed is set in the position column. “1” is set when the IC tag 26 for monitoring the special winning opening 16 is indicated, and “2” is set when the IC tag 25 for monitoring the board box is indicated. In the ON / OFF column, “1” is set when the call wave is transmitted to the IC tag specified in the position column, and “0” is set when the call wave is not transmitted.
[0053]
For example, in the example shown in FIG. 11, the data of data number 1 is created at 13:40 on August 25, 2002. Since the position information is “1” and ON / OFF is “0”, it is set not to transmit a ringing wave to the IC tag 26 of the special winning opening 16. Further, the data of the data number 2 is created at 13:40 on August 25, 2002, like the data 1. Since the position information is “2” and ON / OFF is “1”, the ringing wave is set to be transmitted to the IC tag 25 of the board box 80. Such setting may be performed before the pachinko machine 1 is transported from the manufacturer to the game hall.
[0054]
Next, with reference to FIG. 12, the setting of the interval at which the R / W unit 56 transmits a ringing wave to the IC tag will be described. For example, during a game, fraud to the winning prize opening 16 can be performed in several tens of milliseconds to several hundreds of milliseconds, and it is desirable to monitor in real time by shortening the call wave transmission interval. Since it is difficult to complete a fraudulent act such as opening the box 80 and replacing it with a fraudulent ROM in a few seconds, it is considered unnecessary to shorten the call wave transmission interval as in the case of the big prize opening 16. Thus, by changing the ringing wave transmission interval according to the installation location of the IC tag, it is possible to efficiently monitor the power consumption of the built-in battery. FIG. 12 is a schematic diagram showing the data structure of the call interval storage area 32 b provided in the EEPROM 32 of the R / W unit 56. Here, setting information of the transmission interval of the ringing wave is stored for each IC tag. When an attendant operates the HT 400 as will be described later, setting information is sent to the R / W unit 56 via the management IC tag 24 and stored. Numbers are assigned in order from 1 in the number column, and each time setting is performed, the next number is assigned and new data is added. The date when the setting is performed is set in the date column, and the time when the setting is performed is set in the time column. A code indicating the location where the IC tag is installed is set in the position column. “1” is set when the IC tag 26 for monitoring the special winning opening 16 is indicated, and “2” is set when the IC tag 25 for monitoring the board box is indicated. In the interval field, how many seconds the ringing wave is transmitted to the IC tag specified in the position field is set.
[0055]
For example, in the example shown in FIG. 12, the data of data number 1 is created at 9:55 on September 1, 2002. Since the position information is “1” and the interval is “0”, the next tagging wave is transmitted as soon as the monitoring process described below (one cycle in several tens of milliseconds) is completed for the IC tag 26 of the big prize opening 16. Is set to do. Further, the data of data number 2 is created at 9:55 on September 1, 2002, similarly to data 1. Since the position information is “2” and the interval is “3”, the IC tag 25 of the board box 80 is set to transmit the next ringing wave 3 seconds after the monitoring process to be described later is completed. Yes.
[0056]
Next, the data structure of the monitoring history data will be described with reference to FIGS. FIG. 13 is a schematic diagram of monitoring history data used in the R / W unit 56 and the handy terminal 400. Monitoring history data stored in the monitoring history data storage area 32c in the EEPROM 32 of the R / W unit 56 and monitoring history stored in the monitoring history data storage area 422 in the flash memory 414 (see FIG. 19) of the handy terminal 400 The data has the same structure. Here, history information is stored when an abnormality occurs in the IC tag installed in the gaming machine or when the abnormality is recovered. FIG. 14 is a schematic diagram of monitoring history data used in the island computer 100. Here, history information when an abnormality occurs in the IC tag installed in the gaming machine or when the abnormality is recovered is stored for each gaming machine.
[0057]
First, the monitoring history data stored in the monitoring history data storage area 32c of the R / W unit 56 and the monitoring history data storage area 422 of the handy terminal 400 will be described with reference to FIG. Numbers are assigned in order from 1 in the number column, and each time an abnormality occurs or recovers, the next number is assigned and new data is added. The date column is set with the date when the abnormality occurred or recovered, and the time column is set with the time when the abnormality occurred or recovered. The abnormality information column includes a position column, a type column, and a status column. A code indicating the location where the IC tag is installed is set in the position column. “1” is set when the IC tag 26 for monitoring the special winning opening 16 is indicated, and “2” is set when the IC tag 25 for monitoring the board box 80 is indicated. A code indicating the content of the abnormality is set in the type column. If the ID data is not returned within the time, that is, if the antenna and the IC tag are not in a position where they can communicate, and the special winning opening 16 and the board box 80 are illegally opened, “1” is returned. If the ID data that has been received is not correct, that is, if the board box 80 has been replaced, “2” is set. In the business column, “1” is set when the abnormality occurs outside the business hours of the amusement hall, and “0” is set when the abnormality occurs during business hours. In the return data corresponding number column, if it is an error occurrence data, the number of the data created when the error is recovered is set, and if it is error recovery data, the error number is displayed when the error occurs. The number of the created data is set.
[0058]
In the example shown in FIG. 13, the data of data number 1 is created at 11:38 on August 1, 2002. Since the abnormality information is “111”, it indicates that the antenna 36 cannot communicate with the IC tag 26 of the special winning opening 16. Since “0” is set in the business column, it is understood that the abnormality occurred during business hours. Further, since “2” is set in the return data corresponding number column, it can be seen that this abnormality is recovered when the data of data number 2 is created. Data with data number 2 was created at 11:39 on August 1, 2002. Since the abnormality information is “112”, it indicates that the state where the antenna 36 cannot communicate with the IC tag 26 of the special winning opening 16 has been restored. Since “0” is set in the business column, it can be seen that the abnormality has been recovered during business hours. In addition, since “1” is set in the return data corresponding number column, this error return indicates that the error that occurred in data number 1 has been recovered. The data of data number 3 is created at 2:20 on August 2, 2002. The abnormality information is “211”, which indicates that the antenna 35 cannot communicate with the IC tag 25 of the board box 80. Since “1” is set in the business column, it is understood that the abnormality occurred outside business hours. Further, since “6” is set in the return data corresponding number column, it can be seen that this abnormality is recovered when the data of data number 6 is created. The data of data number 4 is created at 2:25 on August 2, 2002. Since the abnormality information is “221”, it can be seen that the IC tag 25 of the board box 80 has returned incorrect identification data. Since “1” is set in the business column, it can be seen that this abnormality is an abnormality that occurred outside business hours. In addition, since “5” is set in the return data corresponding number column, it can be seen that this abnormality is recovered when the data of data number 5 is created. The data of data number 5 is created at 9:55 on August 2, 2002. Since the abnormality information is “222”, this indicates that the identification data of the IC tag 25 of the board box 80 has returned to the correct one. Since “0” is set in the business column, it can be seen that the abnormality has been recovered during business hours. In addition, since “4” is set in the return data corresponding number column, this error return indicates that the error that occurred in data number 4 has been recovered. The data of data number 6 is created at 9:55 on August 2, 2002. Since the abnormality information is “212”, this indicates that the state where the antenna 35 cannot communicate with the IC tag 25 of the board box 80 has been restored. Since “0” is set in the business column, it can be seen that the abnormality has been recovered during business hours. In addition, since “3” is set in the return data corresponding number column, this error return indicates that the error that occurred in data number 3 has been recovered.
[0059]
Next, the monitoring history data stored in the monitoring history data storage area 1041 of the island computer 100 will be described with reference to FIG. This is obtained by attaching a column number column to the monitoring history data stored in the R / W unit 56 and the handy terminal 400 shown in FIG. The machine number is a number assigned to each pachinko machine 1, and monitoring history data is stored for each pachinko machine 1.
[0060]
In the example shown in FIG. 14, the data of the data number 1 of the pachinko machine 1 of the machine number 1 is created at 11:38 on August 1, 2002. Since the abnormality information is “111”, it indicates that the antenna 36 cannot communicate with the IC tag 26 of the special winning opening 16. Since “0” is set in the business column, it is understood that the abnormality occurred during business hours. Further, since “2” is set in the return data corresponding number column, it can be seen that this abnormality is recovered when the data of data number 2 is created. Data with data number 2 was created at 11:39 on August 1, 2002. Since the abnormality information is “112”, it indicates that the state where the antenna 36 cannot communicate with the IC tag 26 of the special winning opening 16 has been restored. Since “0” is set in the business column, it can be seen that the abnormality has been recovered during business hours. In addition, since “1” is set in the return data corresponding number column, this error return indicates that the error that occurred in data number 1 has been recovered. The data of data number 3 is created at 2:20 on August 2, 2002. The abnormality information is “211”, which indicates that the antenna 35 cannot communicate with the IC tag 25 of the board box 80. Since “1” is set in the business column, it is understood that the abnormality occurred outside business hours. Further, since “6” is set in the return data corresponding number column, it can be seen that this abnormality is recovered when the data of data number 6 is created. The data of the data number 1 of the pachinko machine 1 of the machine number 2 was created at 2:21 on August 2, 2002. The abnormality information is “211”, which indicates that the antenna 35 cannot communicate with the IC tag 25 of the board box 80. Since “1” is set in the business column, it is understood that the abnormality occurred outside business hours. Further, since “4” is set in the return data corresponding number column, it can be seen that this abnormality is recovered when the data of data number 4 is created. The data of data number 2 is created at 2:27 on August 2, 2002. Since the abnormality information is “221”, it can be seen that the IC tag 25 of the board box 80 has returned incorrect identification data. Since “1” is set in the business column, it can be seen that this abnormality is an abnormality that occurred outside business hours. In addition, since “3” is set in the return data corresponding number column, it can be seen that this abnormality is recovered when the data of data number 3 is created. The data of data number 3 is created at 9:57 on August 2, 2002. Since the abnormality information is “222”, this indicates that the identification data of the IC tag 25 of the board box 80 has returned to the correct one. Since “0” is set in the business column, it can be seen that the abnormality has been recovered during business hours. Further, since “2” is set in the return data corresponding number column, this error return indicates that the error that occurred in data number 2 has been recovered.
[0061]
Next, operations of the R / W unit 56 and the island computer 100 will be described using the flowcharts of FIGS. 15 to 17. FIG. 15 is a flowchart of the IC tag monitoring main process performed by the R / W unit 56. FIG. 16 is a flowchart of the IC tag monitoring process performed by the R / W unit 56. FIG. 17 is a flowchart of island computer processing in which the island computer 100 receives monitoring history data from the pachinko machine 1 and informs it.
[0062]
First, a monitoring process in which the R / W unit 56 monitors the IC tags 25 and 26 will be described with reference to FIGS. 15 and 16. In the present embodiment, there are two IC tags to be monitored, one provided in the board box 80 (IC tag 25) and one provided in the special winning opening 16 (IC tag 26), and the R / W unit. 56 polls the respective IC tags via the antennas 35 and 36, and correct identification data is returned within a predetermined time, thereby confirming that the board box 80 and the prize winning opening 16 are in a normal state. To do. Whether or not to perform such IC tag monitoring processing is set through the management IC tag 24 by operating the HT 400 by an operator, as described later, and the monitoring ON / OFF setting storage of the R / W unit 56 is performed. It is stored in the area 32a and is determined by reading this set value at the time of processing. The initial value at the time of manufacture is set so that the transmission of the calling wave to either IC tag is set to OFF, and only the transmission of the calling wave to the IC tag 25 of the board box 80 is set to ON at the time of shipment. In addition, the interval at which the calling wave is transmitted to each IC tag is also set through the management IC tag 24 by operating the HT 400 and stored in the calling interval setting storage area 32b of the R / W unit 56. This is determined by reading this set value. In the initial state, the transmission interval of the calling wave to the IC tag 26 of the special winning opening 16 is set to 0 second, and the transmission interval of the calling wave to the IC tag 25 of the board box 80 is set to 3 seconds.
[0063]
First, when the power of the R / W unit 56 is turned on, the transmission time of the first ringing wave to each of the IC tag 25 and the IC tag 26 is set (S1). For example, the current time may be set. Next, it is determined whether or not a business start has been notified from the pachinko machine 1 (S2). If there is a business start notification (S2: YES), the business flag is turned ON (S21). If there is no business start notification (S2: NO), it is determined whether or not the business end has been notified (S3). If there is a business end notification (S3: YES), the business flag is turned ON (S23). If there is no business end (S2: NO), it is confirmed whether the pachinko machine 1 is in the big hit state (S4).
[0064]
The reason for checking whether or not the pachinko machine 1 is in the big hit state is that when the pachinko machine 1 is in the big hit state, it is not abnormal even if the open / close door 16a of the big winning opening 16 is open. If polling is performed on the IC tag 26 and there is no reply, the IC tag 26 is in a normal state, so it is considered unnecessary to perform polling in the first place. When it is not a big hit state (S3: NO), it is further checked whether or not it is set to transmit a call wave to the IC tag 26 provided in the big winning opening 16 (S5). This is done by referring to the data in the monitoring ON / OFF setting storage area 32a in descending order of the data number and reading the numerical value stored in the ON / OFF column where the position information is “1”. If the ON / OFF column is set to “0” (S5: NO), the transmission of the calling wave is not required, so the process is not performed and the process proceeds to S13. If the ON / OFF column is set to “1” (S5: YES), it is set to perform ringing wave transmission, and therefore it is determined whether or not the current time has reached the ringing wave transmission time. (S7). If the current time has not reached the ringing wave transmission time (S7: NO), it is not necessary to transmit the ringing wave yet, so no processing is performed, and if the current time has reached the ringing wave transmission time. (S7: YES), the IC tag 26 provided in the special winning opening 16 is monitored (S9, see FIG. 16). In the first round of processing, since the transmission time of the ringing wave is the time set when the processing is started, since the transmission time has already been reached, the monitoring processing of the IC tag 26 is performed. Here, the IC tag 26 provided in the special winning opening 16 is set as the IC tag of the position “1”, and the position information is transferred to the IC tag monitoring process (see FIG. 16). This position information is a value set in the position column of the abnormality information column of the monitoring history data storage area described with reference to FIGS. Next, the time for transmitting the next call wave is set (S11). The next transmission time is set to a value obtained by adding the value of the transmission interval stored in the call interval setting storage area 32b to the currently set ringing wave transmission time. This is done by referring to the data in the call interval setting storage area 32b in descending order of the data number and reading the numerical value stored in the interval column where the position information is “1”. For example, if this numerical value is “0” as shown in data number 1 of FIG. 12, the first ringing wave transmission time set in S1 is set as it is.
[0065]
Next, it is confirmed whether or not it is set to transmit the calling wave to the IC tag 25 provided in the board box 80 (S13). This is done by referring to the data in the monitoring ON / OFF setting storage area 32a in the descending order of the data number and reading the numerical value stored in the ON / OFF column whose position information is “2”. If the ON / OFF field is set to “0” (S13: NO), the transmission of the calling wave is not required, so no processing is performed, and if the ON / OFF field is set to “1”. (S13: YES), since it is set to transmit the ringing wave, it is determined whether the current time has reached the transmission time of the ringing wave (S15). If the current time has not reached the ringing wave transmission time (S15: NO), it is not necessary to transmit the ringing wave yet, so no processing is performed. If the current time has reached the ringing wave transmission time, (S15: YES), the IC tag 25 provided in the board box 80 is monitored (S17, see FIG. 16). In the first round of processing, since the transmission time of the ringing wave is the time set when the processing is started, since the transmission time has already been reached, the monitoring processing of the IC tag 25 is performed. Here, the IC tag 25 provided in the board box 80 is used as the IC tag at the position “2”, and the position information is transferred to the IC tag monitoring process. This position information is a value set in the position column of the abnormality information column of the monitoring history data storage area described with reference to FIGS. Next, the time for transmitting the next call wave is set (S19). The next transmission time is set to a value obtained by adding the value of the transmission interval stored in the call interval setting storage area 32b to the currently set ringing wave transmission time. This is done by referring to the data in the calling interval setting storage area 32b in descending order of the data number and reading the numerical value stored in the interval column where the position information is “2”. For example, if this numerical value is “3” as shown in data number 2 of FIG. 12, the time obtained by adding 3 seconds to the initial ringing wave transmission time set in S1 is set.
[0066]
Next, the monitoring process performed on the IC tags 25 and 26 will be described with reference to the flowchart of FIG. First, the R / W unit 56 polls the IC tag via the antenna (S61). Here, when the position is “1”, the IC tag 26 is polled via the antenna 36, and when the position is “2”, the IC tag 25 is polled via the antenna 35. Next, it is confirmed whether or not there is a response within a preset time (S62). Here, if there is no response (S62: NO), it means that the IC tag is in a position where it cannot communicate with the antenna. That is, there is a possibility that the substrate box 80 or the special winning opening 16 is opened illegally. Therefore, first, it is confirmed whether or not the disappearance flag is “ON” (S66). If the disappearance flag is “ON” (S66: YES), since the disappearance has already been detected and stored in the previous monitoring process, the process ends without doing anything. If the disappearance flag is not “ON” (S66: NO), the disappearance is detected for the first time in this monitoring process, so the disappearance flag is set to “ON” (S67), and the monitoring history data storage of the R / W unit 56 is performed. Monitoring history data is added to the area 32c (S68). Today's date is set in the date field, the current time is set in the time field, and the position information “1” or the position information passed from the main monitoring process when performing this monitoring process is displayed in the position field of the abnormality information field. “2” is set, “1” indicating that communication with the IC tag cannot be performed is set in the type column, and “1” indicating that an abnormality has occurred in the status column. If “ON” is set in the sales flag, “0” is set in the sales column. In the return data corresponding number column, the data number of the return data is set when the error is recovered, so nothing is set when an error occurs. Then, the process proceeds to S78, and if the business flag is “ON” (S78: YES), the abnormality information is transmitted to the island computer 100 (S79), and the process is terminated.
[0067]
Next, when there is a response in time to polling from the antenna (S62: YES), it is confirmed whether or not the identification data is correct (S63). This will be described (S63: NO). This means that the IC tag is in a position where it can communicate with the antenna, but the IC tag that is communicating is not legitimate. First, it is confirmed whether or not the ID flag is “ON” (S69). If the ID flag is “ON” (S69: YES), since the identification data abnormality has already been detected and stored in the previous monitoring process, the process ends without doing anything. If the ID flag is not “ON” (S69: NO), since the identification data abnormality is detected for the first time in this monitoring process, the ID flag is set to “ON” (S70), and the monitoring history of the R / W unit 56 is detected. Monitoring history data is added to the data storage area 32c (S71). Today's date is set in the date field, the current time is set in the time field, and the position information “1” or the position information passed from the main monitoring process when performing this monitoring process is displayed in the position field of the abnormality information field. “2” is set, “2” indicating that the identification data is incorrect is set in the type column, and “1” indicating that an abnormality has occurred in the status column. If “ON” is set in the sales flag, “0” is set in the sales column. In the return data corresponding number column, the data number of the return data is set when the error is recovered, so nothing is set when an error occurs. Then, the process proceeds to S78, and if the business flag is “ON” (S78: YES), the abnormality information is transmitted to the island computer 100 (S79), and the process is terminated.
[0068]
Next, a case where there is a response in time to polling from the antenna (S62: YES) and the identification data is also correct will be described (S63: YES). This means that the polled IC tag was in a normal state. Therefore, whether or not an abnormality has occurred in the previous monitoring process is confirmed by the ID flag and the disappearance flag. If an abnormality has occurred, the fact that the abnormality has occurred is stored in the monitoring history data. First, when the ID flag is “ON” (S64: YES), the ID flag is set to “OFF” (S72), and the monitoring history data is stored in the monitoring history data storage area 32c of the R / W unit 56. Add (S73). Today's date is set in the date field, the current time is set in the time field, and the position information “1” or the position information passed from the main monitoring process when performing this monitoring process is displayed in the position field of the abnormality information field. “2” is set, “2” indicating that the identification data is incorrect is set in the type column, and “2” indicating that the abnormality has been restored is set in the status column. If “ON” is set in the sales flag, “0” is set in the sales column. Then, the monitoring history data is referred to in descending order of the data number, the identification data abnormality occurrence data is obtained, the return data data number is set in the return data corresponding number column of the occurrence data, and the return data return data The data number of the generated data is set in the corresponding number column (S74). If the business flag is “ON” (S80: YES), the abnormality information is transmitted to the island computer 100 (S81).
[0069]
Next, it is confirmed whether the disappearance flag is “ON” (S65). If the disappearance flag is “ON” (S65: YES), the disappearance flag is set to “OFF” (S75), and the monitoring history data is added to the monitoring history data storage area 32c of the R / W unit 56. (S76). Today's date is set in the date field, the current time is set in the time field, and the position information “1” or the position information passed from the main monitoring process when performing this monitoring process is displayed in the position field of the abnormality information field. “2” is set, “2” indicating that the identification data is incorrect is set in the type column, and “2” indicating that the abnormality has been restored is set in the status column. If “ON” is set in the sales flag, “0” is set in the sales column. Then, refer to the monitoring history data in descending order of the data number, acquire the occurrence data of the identification data abnormality, set the data number of the return data in the return data corresponding number column of the generated data, and return data corresponding number of the return data In the column, the data number of the generated data is set (S77). If the business flag is “ON” (S78: YES), the abnormality information is transmitted to the island computer 100 (S79), and the process is terminated.
[0070]
Next, processing of the island computer 100 will be described with reference to FIG. The island computer 100 collects monitoring history data from all pachinko machines 1 on the gaming machine installation island 500 where the island computer 100 is installed, after that, at the start of business at night, that is, from the end of the previous business to the start of business. Each time an abnormality occurs, the monitoring history data transmitted from the pachinko machine 1 is received and notified by the display unit 107 and the warning lamp 108. First, an initial value “0” is set in the pachinko machine counter m (S81). Next, whether or not the monitoring history data has been received from all the pachinko machines on the gaming machine installation island 500 is confirmed based on whether or not the value of the pachinko machine counter m is larger than the total number of pachinko machines on the gaming machine installation island 500 ( S82). When the value of m is not larger than the total number of pachinko machines (S82: NO), reception of monitoring history data is confirmed until monitoring history data is received (S83: NO, S83). When the monitoring history data is received (S83: YES), the received monitoring history data is stored in the monitoring history data storage area 1042 (S84). If the transmitted monitoring history data is “no data”, nothing is stored. Next, “1” is added to the pachinko machine counter m (S85), and the process returns to S82.
[0071]
When the monitoring history data of all the pachinko machines 1 on the gaming machine installation island 500 is received and the value of m becomes larger than the total number of pachinko machines (S82: YES), the value of the pachinko machine counter m is initialized to “0”. The monitoring history data is displayed on the display 107 (S87). Here, if no abnormality has occurred in any pachinko machine 1 between the end of the previous business operation and the start of business operation, “all pachinko machine abnormalities” is displayed, and any pachinko machine is displayed. If an abnormality has occurred in the machine 1, a notification is made (see FIG. 9). Next, the monitoring process during business hours starts. Here, when an abnormality occurs in the pachinko machine 1, the monitoring history data is transmitted immediately. At the end of the business, the pachinko machine that has received the business end instruction message from the hall computer 300 transmits the end instruction message. Therefore, when the end instruction message is received from all the pachinko machines 1, the process ends. First, it is confirmed whether or not an end instruction message has been received from all pachinko machines based on whether the value of the pachinko machine counter m is larger than the number of all pachinko machines (S88). If the end instruction has not been received from all the pachinko machines (S88: NO), it is confirmed whether an end instruction message has been received (S89). If an end instruction message has not been received (S89: NO), it is confirmed whether or not monitoring history data has been received (S90). When the monitoring history data is received (S90: YES), the received monitoring history data is stored in the monitoring history data storage area 322 (S94), an error is displayed on the display 107, and the warning lamp 108 is turned on. Abnormality is notified (S95). Then, the process returns to S88. If the monitoring history data is not received (S90: NO), it is confirmed whether or not the clear button 110 is pressed (S91). If the button is pressed (S91: YES), the error display on the display 107 is turned off, the warning lamp 108 is turned off (S92), and the process returns to S88.
[0072]
If the end instruction message has been received (S89: YES), “1” is added to the pachinko machine counter m (S93), and the process returns to S88. If the value of the pachinko machine counter m becomes larger than the total number of pachinko machines in S88 (S88: YES), this means that the end instruction message has been received from all the pachinko machines, and thus this process ends.
[0073]
Next, it communicates with the management IC tag 24 (see FIG. 2) provided on the upper side of the opening / closing axis inside the glass frame 13 of the pachinko machine 1 and acquires the monitoring history data stored in the R / W unit 56. In addition, the HT 400 that performs ON / OFF of the monitoring process and setting the transmission interval of the ringing wave will be described with reference to FIGS. FIG. 18 is a perspective view of HT400. FIG. 19 is a block diagram of an electrical configuration of the HT 400. FIG. 20 is an image diagram of a main menu screen displayed on the display panel 403 of the HT 400. FIG. 21 is an image diagram of a monitoring process ON / OFF setting screen. FIG. 22 is an image diagram of a call interval setting screen. FIG. 23 is an image diagram of a monitoring history display screen.
[0074]
First, the shape of the HT 400 will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 18, the HT 400 uses PDA (Personal Digital Assistants), which is a well-known portable information terminal, and has an SD memory card (Secure Digital Memory Card), MMC (Multi Media Card), etc. on the top. A card slot for inserting a small flash memory card type or PC card type PHS adapter or the like, and a reading unit 401 having an antenna 402 and an RF circuit 410 is inserted into the card slot. . The reading unit 401 is configured to be able to be refracted within a predetermined range such as 90 degrees around the rotation shaft 414 so that the antenna 402 is directed to the management IC tag 24 at an appropriate angle. Further, on the front of the HT 400, a display panel 403 that displays a menu, received monitoring history data, and the like, a cursor displayed on the display panel 403, direction keys 405 for moving the display content up and down, left and right, and a screen of the display panel 403 A menu key 404 is provided for operating. Further, an infrared communication port (not shown) for infrared communication is provided on the side surface of the HT 400, and an input / output circuit 407 (not shown) is provided on the bottom surface for connection to an external device such as a personal computer via a cradle. A connector (not shown) is provided.
[0075]
Next, the electrical configuration of the HT 400 will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 19, the HT 400 is provided with a CPU 411 that controls the HT 400. The CPU 411 includes a RAM 413 that temporarily stores various data, and a ROM 412 that stores a control program executed by the CPU 411. A flash memory 414 that is a kind of nonvolatile memory and includes a monitoring history data storage area 422 for storing monitoring history data is connected to an I / O interface 409 that mediates data transfer. The reading unit 401 includes an antenna 402 that communicates with the management IC tag 24, and an RF circuit 410 that is a transmission circuit and a reception circuit. The antenna 402 is connected to the RF circuit 410, and the RF circuit 410 is an I / O. It is connected to the interface 409. Further, the display panel 403, an input / output circuit 407 for exchanging data with an external device, an infrared communication circuit 408, input keys 404 and 405, and a reading unit 401 for communicating with the management IC tag 24 are connected to an I / O. O interface 409 is connected.
[0076]
Next, the main menu screen displayed on the display panel 403 of the HT 400 will be described with reference to FIG. This is a main menu screen that is displayed when the HT 400 is started and the pachinko machine monitoring menu is selected. The “acquire” button, the “monitoring process ON / OFF setting” button, the “call interval setting” button, and the “monitoring” “History display” button, “various setting” button, and “end” button are displayed, and one of the buttons can be selected by touching the screen or selecting with the direction key 405 and determining with the menu key 404. it can.
[0077]
When the antenna 402 of the reading unit 401 is brought close to the management IC tag 24 of the pachinko machine 1 and the “acquire” button is selected, the HT 400 polls the management IC tag 24 and requests acquisition of monitoring history data. In response to this acquisition request, the management IC tag 24 of the pachinko machine 1 acquires monitoring history data from the R / W unit 56 and returns it to the antenna 402 together with its own identification data. The HT 400 confirms whether the gaming machine information and identification data are returned within a predetermined time. If no information is returned, an error message “Cannot read the management IC tag !!” is displayed on the display panel 403. To display. However, since there is a case where the management IC tag 24 cannot recognize polling from the HT 400 or the information returned from the management IC tag 24 may not be recognized due to a communication failure. When is displayed, it is necessary to try again. Further, the returned identification data is confirmed, and if the identification data is not registered, an error message “This management IC tag is not registered!” Is displayed on the display panel 403. If the identification data matches one of the registered ones, the received monitoring history data is stored in the monitoring history data storage area 422 of the flash memory 414.
[0078]
When the “monitoring process ON / OFF setting” button is selected, a monitoring process ON / OFF setting screen for setting whether or not to transmit a calling wave to each IC tag is displayed (see FIG. 21). Is selected in the call interval setting screen for setting the transmission interval of the ringing wave to each IC tag (see FIG. 22), and when the “monitoring history display” button is selected, it is stored in the monitoring history data storage area 422. The screen shifts to a monitoring history display screen (see FIG. 23) that displays the monitored monitoring history data. When the “various settings” button is selected, the screen shifts to a screen for performing various settings such as ID number registration of the HT 400, user ID and password settings, and ID change of each management IC tag. When the “Exit” button is selected, the main menu screen is terminated.
[0079]
Next, the monitoring process ON / OFF setting screen will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 21, it is possible to set whether or not to transmit a ringing wave to the IC tags installed in the special winning opening 16 and the board box 80, that is, whether or not to perform monitoring processing. ing. In the example shown in FIG. 21, “ON” and “OFF” buttons are prepared for each, and the set button is highlighted and displayed. When either “ON” or “OFF” is selected by touching on the screen, the button is highlighted. When the antenna 402 of the reading unit 401 is brought close to the management IC tag 24 of the pachinko machine 1 and the “setting transmission” button is selected, the HT 400 transmits the setting contents to the management IC tag 24, and the management IC tag 24 The setting contents are further transmitted to the R / W unit 56 and stored in the monitoring processing ON / OFF setting storage area 56a of the R / W unit 56. Then, the setting contents stored here are read and used in the above-described IC tag monitoring main process (see FIG. 15, S5 and S13).
[0080]
Next, the call interval setting screen will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 22, the transmission interval of the ringing wave transmitted to the IC tags installed in the special winning opening 16 and the board box 80 can be set. In the example shown in FIG. 22, the interval can be set for each second. When the antenna 402 of the reading unit 401 is brought close to the management IC tag 24 of the pachinko machine 1 and the “setting transmission” button is selected, the HT 400 transmits the setting contents to the management IC tag 24, and the management IC tag 24 The setting contents are further transmitted to the R / W unit 56 and stored in the call interval storage area 56b of the R / W unit 56. Then, the setting contents stored here are read and used in the above-described IC tag monitoring main process (see FIG. 15, S11 and S19).
[0081]
Next, the monitoring history display screen will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 23, the machine number is displayed on the first line, the data acquisition date and time are displayed on the second line, and the monitoring history data is displayed on the seventh line from the third line to the ninth line. An upper button and a lower button are provided below the monitoring history data so that the monitoring history data can be moved forward. Also, a “return” button is provided at the bottom of the screen, and when this button is selected, the screen returns to the main menu of FIG. In the example shown in FIG. 23, the monitoring history data of the first unit as of August 8, 2002 at 18:03 is displayed, and the first line of the monitoring history data is 11:38 on August 1, 2002. Is displayed, indicating that an abnormality has occurred in which the prize winning opening 16 is illegally opened. The second line shows the prize winning opening 16 at 11:39 on August 1, 2002. Is displayed indicating that the anomaly that has been illegally opened has been restored, and the third line indicates that the board box 80 was opened at 2:20 on August 2, 2002. “Substrate open abnormality” is displayed, and the fourth line has “Substrate ID abnormality” indicating that the identification data of the IC tag of the substrate box 80 is not correct at 2:25 on August 2, 2002. It is displayed, and the fifth line is a board box at 9:55 on August 2, 2002. “Recover board ID” indicating that the identification data of 80 IC tags is correct is displayed, and the board box 80 was opened at 9:55 on August 2, 2002 in the sixth line. “Substrate opening return” indicating that the abnormality has been restored is displayed, and the seventh line indicates that an abnormality has occurred in which the grand prize winning opening 16 was illegally opened at 17:38 on August 5, 2002. "A prize opening abnormality" is displayed.
[0082]
As described above, in the gaming machine management system of the above-described embodiment, the pachinko machine 1 has the IC tags 26 and 25 installed in the board box 80 and the special winning opening 16, respectively, and the R / W unit 56 has the antenna 36. And the board box 80 and the special winning opening 16 are monitored by communicating through and 35 to acquire identification data, and monitoring history data is stored. This monitoring process can be performed by setting whether or not to perform the monitoring process for each IC tag and by freely setting an interval for transmitting a ringing wave for obtaining identification data. Such a setting can be made from the HT 400 to each pachinko machine 1 via the management IC tag installed on the front side of the pachinko machine 1. Based on such settings, the monitoring history data stored in the R / W unit 56 is collected at the start of business, and every time an abnormality occurs in the IC tag during business hours, the pachinko machine 1 It is transmitted via a wireless network to the island computer 100 installed on the installed gaming machine installation island, and the island computer 100 notifies a nearby game hall staff by a display on the warning lamp 108 or the display 107. Further, the pachinko machine 1 is provided with a management IC tag 24, and the HT 400 communicates with the management IC tag via the antenna 402 and acquires monitoring history data stored in the R / W unit 56. be able to.
[0083]
Furthermore, if the monitoring history data is transmitted from the island computer 100 to the hall computer 300, the hall computer 300 can manage not only the conventional game information management but also the big prize winning holes 16 and the board box 80 that are easily fraudulent. Monitoring can be performed collectively. In addition, an island computer 100 is installed for each gaming machine installation island 500, and the island computer 100 receives monitoring history data from the R / W unit 56 attached to each pachinko machine 1 installed on the gaming machine installation island 500. Therefore, the clerk arranged in the business space of the amusement hall can know the occurrence of the abnormality while performing the normal business. Furthermore, since the attendant at the game hall can view the monitoring history data of the pachinko machine 1 using the HT 400, the monitoring history data of the pachinko machine 1 can be confirmed at any time in front of the pachinko machine 1.
[0084]
The present invention is not limited to the embodiment described in detail above, and various modifications can be made. Below, the modification of embodiment which applies this invention is demonstrated. First, in this embodiment, a pachinko machine is cited as an example of a gaming machine, but the gaming machine is not limited to a pachinko machine, and can be applied to various gaming machines such as a pachinko machine and a pachislot machine.
[0085]
The monitoring ON / OFF setting and the call interval setting are performed from the HT 400 via the management IC tag 24. However, the setting method is not limited to this. For example, a switch such as a jumper switch on the R / W unit 56 is used. So that the monitoring ON / OFF setting is performed, or the monitoring ON / OFF setting and the calling interval setting are performed from the island computer 100 or the hall computer 300, and transmitted to the R / W unit 56 of each pachinko machine 1. It may be configured.
[0086]
In the embodiment described above, the data structure of the monitoring ON / OFF setting storage area 32a and the call interval storage area 32b includes the date column and the time column. However, it is sufficient that the current settings can be read. The structure which does not contain may be sufficient.
[0087]
In the above embodiment, the setting of the transmission interval of the ringing wave performed from the HT 400 is performed in units of seconds. However, the unit is not limited to units of seconds, but more detailed units such as hundreds of milliseconds or tens of milliseconds. It may be possible to set with.
[0088]
Further, in the above embodiment, the management IC tag 24 does not store the monitoring history data, and transmits the information stored in the R / W unit 56 when there is an information acquisition instruction from the HT 400. However, the monitoring history data may be stored in the management IC tag 24 itself. Further, although the R / W unit 56 transmits the monitoring history data to the island computer 100, it may be transmitted directly to the hall computer 300 as well as to the island computer 100.
[0089]
In addition, communication between the pachinko machine 1 and the R / W unit 56 and the island computer 100 and between the pachinko machine 1 and the R / W unit 56 and the hall computer 300 is performed by radio waves, but this is not limited to radio waves, and infrared rays, etc. Or a cable may be used.
[0090]
In the gaming machine management system of the above embodiment, the monitoring history data acquired by the HT 400 is only viewed on the display panel 403 of the HT 400 by the game hall attendant, but the input / output circuit 407 and the infrared communication circuit 408 are used. The computer may be connected to the island computer 100 or the hall computer 300, and the information may be output and used by the island computer 100 or the hall computer 300. Further, the game machine information may be printed by connecting to a printer.
[0091]
In the above-described embodiment, the HT 400 uses a PDA. However, the HT 400 is not limited to the PDA, and may be provided with the RF circuit 410 and the antenna 402 that can communicate with the management IC tag 24. Furthermore, the display panel 403 is not necessarily provided. For example, there is an HT 400a that does not include the display panel 403 but includes only operation buttons, and the HT 400a is connected to the management IC tag 24 via the antenna 402. When the monitoring history data display request is made, the management IC tag transmits the request to the R / W unit 56, and the R / W unit 56 transmits this request to the pachinko machine 1, and the special symbol display of the pachinko machine 1 is displayed. You may make it display on the apparatus 8 grade | etc.,. Further, the HT 400a is not necessarily portable, and may be provided on the front surface of the pachinko machine 1 such as the upper plate 5 and the lower plate 6 of the pachinko machine 1 in a place where the staff can easily operate. In that case, the management IC tag 24 and the antenna 402 are arranged at a communicable position.
[0092]
In the above embodiment, the IC tag for monitoring is installed in the board box 80 and the special winning opening 16, but the monitoring location is not limited to this, and the glass frame 13, other winning openings, and the normal symbol start gate 11. 12 and 12 may be installed on the main body of the pachinko machine 1, the center cover, and various substrates with respect to the wooden frame, and the open / close state thereof may be monitored. The glass frame 13 and the wooden frame are provided with a locking device. Therefore, an antenna is placed on the lock provided on the pachinko machine, an IC tag is installed on the key, and information about the opening and closing of the glass frame 13 by the game hall staff using the key is recorded. You may make it distinguishable that the frame was opened and closed.
[0093]
Further, the island computer 100 and the hall computer 300 do not need to be dedicated machines, and may be simple computers such as ICs having the configurations shown in FIGS. 9 and 10.
[0094]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the monitoring system of the first aspect, when the transmission circuit transmits a ringing wave via the antenna and calls the IC tag, the IC tag returns a reflected wave including identification data. Therefore, it is possible to determine whether the communication is normal or abnormal depending on whether the communication is possible and whether the identification data is authentic. Since wireless communication includes identification data, tampering or so-called “spoofing” is difficult compared to light or electricity. Therefore, if the IC tag is always installed at a position where it can communicate with the antenna, if the member to which the IC tag is fixed moves out of the communicable range, the reflected wave cannot be received and communication is impossible. It becomes. Further, when returning from the incommunicable state to a position within the communicable range again, the reflected wave can be received. For this reason, it is possible to detect a change in the state of the apparatus such as opening or movement of the member without visual inspection. If such communication failure and recovery are stored and left in the history, it is possible to distinguish between a normal case and an illegal case, and effective monitoring can be performed. Further, since the storage means stores the determination result or the monitoring history data, the monitoring history of the IC tag can be referred later. The monitoring history data is registered in advance by the time when the receiving circuit can no longer receive the reflected wave (disappearance time), the time when the receiving circuit can receive the reflected wave again (return time), IC tag replacement, etc. One of the times when the identification data different from the registration data is received (ID abnormal time) is included. For this reason, it is possible to know the exact time when the fraud is performed. In the case where a surveillance camera is installed in a game room or the like where a device with a surveillance system is installed, it is possible to identify a person who has committed an illegal act by collating with the shooting time of the surveillance camera. Moreover, since the stored content is output to the outside, attention can be drawn when it is determined that there is an abnormality. In addition, the call interval Setting If the interval for transmitting the ringing wave is appropriately changed by the changing means, it is possible to transmit the ringing wave at an optimal interval by the member provided with the IC tag and perform effective monitoring while minimizing power consumption. .
[0095]
According to the monitoring system of claim 2, in addition to the effect of the invention of claim 1, the call interval Setting By changing means, the transmission interval of the ringing wave is set for each of the plurality of IC tags, and the ringing wave is transmitted at an optimal interval by the member provided with the IC tag, and effective monitoring is performed while minimizing power consumption. It can be carried out.
[0096]
[0097]
According to the monitoring system described in claim 3, in addition to the effect of the invention described in claim 1 or 2, when the distance between the IC tag and the antenna is increased, the receiving circuit cannot receive the reflected wave and communication is disabled. . Accordingly, when the IC tag is installed on a member that opens and closes, communication is disabled when the member is opened and the distance between the IC tag and the antenna is increased, so that the opening can be detected.
[0098]
[0099]
Claim 4 According to the monitoring system according to claim 1, 3 In addition to the effects of any of the inventions described above, the memory is not stored if there is no change in the state, whether normal or abnormal, and is stored only when there is a change in the state, thus saving the storage capacity. Can do.
[0100]
[0101]
[0102]
Claim 5 According to the monitoring system described in claim Any one of 1 to 4 In addition to the effects of the invention described in (2), the output is not output to the outside when there is no change in the state, whether normal or abnormal, and is output only when there is a change in the state. Can be used.
[0103]
Claim 6 According to the gaming machine according to claim 1, 5 The effect of the invention described in any of the above can be achieved.
[0104]
Claim 7 According to the gaming machine described in claim 6 Since the IC tag and the antenna are separately provided on the main body member and the cover member, and the main body member and the cover member are assembled together, both are enclosed in the enclosing member. When the cover member is opened, the relative position of the IC tag and the antenna changes, and communication is disabled. By outputting this to the outside or storing it and taking a history, it is possible to detect unauthorized opening for the purpose of replacing the substrate. If it is configured to notify immediately, it will help early detection of fraud.
[0105]
Claim 8 According to the gaming machine described in claim 6 In addition to the effects of the invention described in (1), when the movable member operates, it becomes impossible to receive a reflected wave, and it is possible to detect whether it is a normal operation or an illegal act by matching this with the presence or absence of establishment of a predetermined condition.
[0106]
[0107]
[0108]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a gaming machine management system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of the pachinko machine 1. FIG.
FIG. 3 is a rear view of the pachinko machine 1;
4 is a block diagram showing an electrical configuration of the pachinko machine 1 and the R / W unit 56. FIG.
5 is a plan view of the IC tag 25. FIG.
6 is a block diagram showing an electrical circuit configuration of the IC tag 25. FIG.
7 is a perspective view of a substrate box 80. FIG.
FIG. 8 is a perspective view of the attacker member 160 in a state where the open / close door 16a is opened.
9 is a front view of the island computer 100. FIG.
10 is a block diagram showing an electrical configuration of the island computer 100. FIG.
FIG. 11 is a schematic diagram showing a data structure of a monitoring ON / OFF setting storage area 32a.
FIG. 12 is a schematic diagram showing a data structure of a call interval storage area 32b.
13 is a schematic diagram of monitoring history data used in the R / W unit 56 and the handy terminal 400. FIG.
14 is a schematic diagram of monitoring history data used in the island computer 100. FIG.
15 is a flowchart of an IC tag monitoring main process performed by the R / W unit 56. FIG.
16 is a flowchart of an IC tag monitoring process performed by the R / W unit 56. FIG.
FIG. 17 is a flowchart of island computer processing in which the island computer 100 receives monitoring history data from the pachinko machine 1 and notifies the same.
FIG. 18 is a perspective view of HT400.
FIG. 19 is a block diagram showing an electrical configuration of HT400.
20 is an image diagram of a main menu screen displayed on the display panel 403 of HT400. FIG.
FIG. 21 is an image diagram of a monitoring process ON / OFF setting screen.
FIG. 22 is an image diagram of a call interval setting screen.
FIG. 23 is an image diagram of a monitoring history display screen.
[Explanation of symbols]
1 Pachinko machine
2 Game board
4 game areas
13 Glass frame
16 Grand Prize Winners
16a door
16b opening
24 IC tag for management
24k cable
25 IC tag
26 IC tag
32a Monitoring ON / OFF setting storage area
32b Call interval storage area
32c Monitoring history data storage area
35 Antenna
36 Antenna
56 Reader / Writer Unit (R / W Unit)
56k coaxial cable
80 board box
80a Upper lid
80c Lower lid
100 island computer
1041 Monitoring history data storage area
107 Display
108 Warning lamp
110 Clear button
300 hall computer
400 Handy Terminal (HT)
401 Reading unit
402 Antenna
403 display panel
422 Monitoring history data storage area
500 gaming machine installation island

Claims (8)

ＩＣタグと、そのＩＣタグと通信を行うＩＣタグ監視装置とからなる監視システムであって、
前記ＩＣタグは、
他のＩＣタグと区別するための識別データを記憶し、
前記ＩＣタグ監視装置から送信される呼出波に応答して反射波を放出するＲＦ回路を備え、
前記ＩＣタグ監視装置は、
前記ＩＣタグを呼び出す前記呼出波を送信する送信回路と、
前記ＩＣタグから返送される前記反射波を受信する受信回路と、
前記送信回路及び前記受信回路に接続されたアンテナと、
前記送信回路が前記呼出波を送信してから所定時間内に前記受信回路が前記反射波を受信せず通信不能状態となった場合、又は、前記反射波に含まれる前記識別データが予め登録されている登録データと異なっている場合に異常と判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果、又は、前記受信回路が前記反射波を受信できる通信可能状態から前記反射波を受信できない通信不能状態となった時点の時刻である消失時刻、前記通信不能状態から前記通信可能状態になった時点の時刻である復帰時刻、もしくは、予め登録されている登録データと異なる識別データが受信された時点の時刻であるＩＤ異常時刻のうち少なくとも１つを含む監視履歴データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶した内容を、前記監視システム内に設けられ外部と通信を行う管理用ＩＣタグを介してハンディターミナルに出力する出力手段と、
前記送信回路から前記呼出波を送信する間隔の設定を、前記ハンディターミナルが前記管理用ＩＣタグに送信した設定内容に変更する呼出間隔設定変更手段と、
を備えたことを特徴とする監視システム。A monitoring system comprising an IC tag and an IC tag monitoring device that communicates with the IC tag,
The IC tag is
Storing identification data for distinguishing from other IC tags,
An RF circuit that emits a reflected wave in response to a ringing wave transmitted from the IC tag monitoring device;
The IC tag monitoring device
A transmission circuit for transmitting the ringing wave for calling the IC tag;
A receiving circuit for receiving the reflected wave returned from the IC tag;
An antenna connected to the transmitting circuit and the receiving circuit;
When the receiving circuit does not receive the reflected wave and becomes unable to communicate within a predetermined time after the transmitting circuit transmits the ringing wave, or the identification data included in the reflected wave is registered in advance. A determination means for determining an abnormality when the registered data is different from the registered data,
The determination result by the determination means, or the disappearance time that is the time when the reception circuit becomes unable to receive the reflected wave from the communication enabled state where the reflected wave can be received, the communication from the communication disabled state Stores monitoring history data including at least one of a return time that is a time when the state becomes possible or an ID abnormal time that is a time when identification data different from registered data registered in advance is received Storage means for
Output means for outputting the contents stored in the storage means to the handy terminal via a management IC tag provided in the monitoring system and communicating with the outside;
Call interval setting changing means for changing the setting of the interval for transmitting the ringing wave from the transmission circuit to the setting content transmitted by the handy terminal to the management IC tag ;
A monitoring system characterized by comprising: 複数のＩＣタグと、その複数のＩＣタグと個別に通信を行うＩＣタグ監視装置とからなる監視システムであって、
前記アンテナは、前記複数のＩＣタグに各々対応して、複数設けられ、
前記呼出間隔設定変更手段は、前記複数のアンテナ毎に呼出波を送信する間隔を変更可能なことを特徴とする請求項１に記載の監視システム。A monitoring system comprising a plurality of IC tags and an IC tag monitoring device that individually communicates with the plurality of IC tags,
A plurality of the antennas are provided corresponding to the plurality of IC tags,
The monitoring system according to claim 1, wherein the call interval setting change unit is capable of changing an interval for transmitting a call wave for each of the plurality of antennas. 前記受信回路は、前記ＩＣタグと前記アンテナの距離が所定の閾値を超えて変位すると、前記反射波が受信できなくなることを特徴とする請求項１又は２に記載の監視システム。  The monitoring system according to claim 1, wherein the receiving circuit cannot receive the reflected wave when a distance between the IC tag and the antenna exceeds a predetermined threshold. 前記記憶手段は、前記判定手段による判定結果が前回から継続して正常である場合、及び、前回から継続して異常である場合には、前記判定結果及び前記監視履歴データを記憶しないことを特徴とする請求項１乃至３の何れかに記載の監視システム。The storage means does not store the determination result and the monitoring history data when the determination result by the determination means is normal from the last time and when it is abnormal from the previous time. The monitoring system according to any one of claims 1 to 3 . 前記出力手段は、前記判定手段による判定結果が前回から継続して正常である場合、及び、前回から継続して異常である場合には、前記判定結果及び前記監視履歴データを出力しないことを特徴とする請求項１乃至４のいずれかに記載の監視システム。The output unit does not output the determination result and the monitoring history data when the determination result by the determination unit is normal continuously from the previous time and when the determination result is abnormal from the previous time. The monitoring system according to any one of claims 1 to 4 . 請求項１乃至５のいずれかに記載の監視システムを備えた遊技機。A gaming machine comprising the monitoring system according to any one of claims 1 to 5 . 遊技機を制御する制御素子を搭載した基板を封入し、本体部材とその本体部材から分離して取り外されるカバー部材とから構成される封入部材を備え、
前記ＩＣタグ及び前記アンテナは、一方が前記本体部材に、他方が前記カバー部材に設けられ、かつ、両者は、前記本体部材と前記カバー部材が組み付けられた状態の時に、前記封入部材に封入されて設置されていることを特徴とする請求項６に記載の遊技機。Encloses a board on which a control element for controlling a gaming machine is mounted, and includes an enclosing member composed of a main body member and a cover member that is separated and removed from the main body member,
One of the IC tag and the antenna is provided in the main body member, the other is provided in the cover member, and both are enclosed in the enclosing member when the main body member and the cover member are assembled. The gaming machine according to claim 6 , wherein the gaming machine is installed. 所定条件の成立により動作する可動部材を備え、
前記ＩＣタグ及び前記アンテナのいずれか一方が前記可動部材に設けられ、他方がその通信可能な近傍に設けられていることを特徴とする請求項６に記載の遊技機。A movable member that operates when a predetermined condition is satisfied;
7. The gaming machine according to claim 6 , wherein one of the IC tag and the antenna is provided on the movable member, and the other is provided in the vicinity where communication is possible.
JP2003204977A 2003-07-31 2003-07-31 Surveillance system and game machine Expired - Fee Related JP4496392B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003204977A JP4496392B2 (en) 2003-07-31 2003-07-31 Surveillance system and game machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003204977A JP4496392B2 (en) 2003-07-31 2003-07-31 Surveillance system and game machine

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002267095A Division JP4211331B2 (en) 2002-09-12 2002-09-12 Monitoring system, gaming machine and device management system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004102992A JP2004102992A (en) 2004-04-02
JP4496392B2 true JP4496392B2 (en) 2010-07-07

Family

ID=32290634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003204977A Expired - Fee Related JP4496392B2 (en) 2003-07-31 2003-07-31 Surveillance system and game machine

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4496392B2 (en)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020870A (en) * 2004-07-08 2006-01-26 Toyomaru Industry Co Ltd Game machine monitoring system
JP4923200B2 (en) * 2006-10-10 2012-04-25 株式会社高尾 Gaming machine board case
US8610541B2 (en) * 2006-12-31 2013-12-17 At&T Intellectual Property Ii, L.P. Method and apparatus for monitoring a radio frequency identification network
JP4921449B2 (en) * 2008-12-12 2012-04-25 株式会社メイセイ Valuable medium transport device in amusement hall
JP5420632B2 (en) * 2011-12-28 2014-02-19 株式会社ジャパンディスプレイ Color display device, liquid crystal display device, and transflective liquid crystal display device

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH022744A (en) * 1988-06-16 1990-01-08 Fujitsu Ltd Polling control system
JPH0690240A (en) * 1992-09-09 1994-03-29 Yokokawa Denshi Kiki Kk Multiplex transmission system
JPH0888639A (en) * 1994-09-19 1996-04-02 Mitsubishi Electric Corp Polling control method
JP3465869B2 (en) * 1997-04-11 2003-11-10 ニッタン株式会社 Anomaly detection device and anomaly monitoring system
JP4357010B2 (en) * 1997-10-16 2009-11-04 株式会社三共 Game machine
JP2000069187A (en) * 1998-08-21 2000-03-03 Nohmi Bosai Ltd Interphone system
GB9821046D0 (en) * 1998-09-28 1998-11-18 Whitesmith Howard W Detection system
JP3570300B2 (en) * 1999-07-02 2004-09-29 日本電気株式会社 Fault management method and method
JP4418910B2 (en) * 2000-04-26 2010-02-24 奥村遊機株式会社 Game machine
JP3467248B2 (en) * 2000-11-17 2003-11-17 エヌイーシーシステムテクノロジー株式会社 Computer automatic recognition system using IC card

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004102992A (en) 2004-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7780524B2 (en) Monitoring system, game machine and device management system
JP4129978B2 (en) Apparatus equipped with monitoring system and IC tag
JP4496392B2 (en) Surveillance system and game machine
JP3765011B2 (en) Gaming machine with IC tag for monitoring
JP4211331B2 (en) Monitoring system, gaming machine and device management system
JP4129974B2 (en) Gaming machine management system, gaming machine, management terminal device, general management terminal device, and gaming machine information reading device
JP2006255340A (en) Monitoring system, and game machine
JP2005143676A5 (en)
JP2005143676A (en) Monitoring system and monitoring apparatus
JP2004081466A (en) Monitoring system and game machine
JP2004110788A (en) Monitoring system and game machine
JP5046265B2 (en) Amusement hall monitoring system and gaming machine
JP4211372B2 (en) Monitoring system and management terminal device
JP2004081844A (en) Game machine managing system, game machine, managing terminal equipment, general managing terminal equipment, and game machine information reader
JP4285735B2 (en) Gaming machine with IC tag for monitoring
JP4359930B2 (en) Surveillance system and game machine
JP4359816B2 (en) Surveillance system, device with IC tag, and portable information terminal
JP4362783B2 (en) Gaming machine management system and gaming machine monitored by the game hall monitoring system
JP4049311B2 (en) Apparatus equipped with monitoring system and IC tag
JP3765010B2 (en) Monitoring system and management terminal device
JP2004078921A (en) Monitoring system, game machine and device management system
JP4452894B2 (en) Apparatus monitoring system and apparatus provided with monitoring means
JP4247826B2 (en) Monitoring system and management terminal device
JP4415143B2 (en) Apparatus monitoring system and apparatus provided with monitoring means
JP2004081463A (en) Monitoring system and game machine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071108

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100302

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100325

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4496392

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160423

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees