JP4493852B2 - 多重アクセスで送信された信号の高速パワー制御のための方法と装置 - Google Patents

多重アクセスで送信された信号の高速パワー制御のための方法と装置 Download PDF

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は一般的には移動無線電話システムに関する。より特定的には、本発明は、移動無線電話システム内で多重アクセスチャネル上の基地局の移動局から送られた信号の出力送信パワーを迅速に制御し、また、多くの移動局の内のどの移動局が多重アクセスチャネルに対して適切にアクセスしたかを決定するシステムおよび方法に関する。
【0002】
(背景技術)
TIA/EIA−95基準(IS−95基準)に準拠して動作しているCDMA無線電話システムにおいては、移動局がトラフィックチャネル(TCH)などの専用チャネルに割り当てられていない場合には、アクセスチャネル(R−ACH)を用いて、その移動局から基地局に通信する。R−ACHはページングチャネル上の基地局によって送られたメッセージに対して発信、ページ応答、登録及び肯定応答を搬送する。R−ACHは4800bpsという一定速度で送信される。これは、可変速のトラフィックチャネルとは対照的である。例示のCDMAシステムの詳細は、本発明の譲受者に譲受されその全体を参照してここに組み込む、「人工衛星又は地上中継器を用いたスペクトル拡散多重アクセス通信システム」という題名の米国特許第4,901,307号に見ることができる。IS−95基準は、これまた参照してここに組み込む1993年7月付けのTIA/EIA/IS−95中にある「二重モード広帯域スペクトル拡散セルラーシステムのための移動局対基地局コンパティビリティ基準」という題名のTIA/EIA暫定基準に記載されている。
【0003】
R−ACH上では、移動局は、基地局に固有の長コード拡散マスクを用いる。特に、基地局は最大で7つのページングチャネルを有することが可能である。各ページングチャネルとは、1つ以上の(最大で32個の)R−ACHが関連している。R−ACHは各々が、拡散シーケンスを決定する長コードマスクを有している。このマスクは、チャネルと関連している基地局のアイデンティティ、R−ACHが関連しているページングチャネル及びR−ACHの数が含まれている。これによって、特定のR−ACHに対する一意の長コードマスク、従って一意の長コードシーケンスとなる。
【0004】
確かに可能ではあるが、R−ACHはソフトハンドオフでは操作されない。これは、ソフトハンドオフで操作されるトラフィックチャネルとは異なっている。さらに、R−ACHは、IS−95トラフィックチャネル上でのように高速パワー制御しない。トラフィックチャネル上では、基地局は移動局に対して800bpsでパワー制御ストリームを送信する。このパワー制御ビットストリームに対してBPSK変調が用いられる。ビットの1つの位相は、移動局が自身の送信パワーを増加させるべきであることを示しており;ビットの他の位相は、移動局が自身のパワーを減少させるべきであることを示している。基地局は、移動局に自身の送信パワーを増加させるか減少させるかということを、基地局における雑音対受信エネルギ密度をしきい値に調節することによって決定する。雑音対受信エネルギ密度がそのしきい値未満である場合、基地局は、移動局に対して自身の送信パワーを増加させ;雑音対受信エネルギ密度がそのしきい値より大きい場合は、基地局は移動局に対して自身の送信パワーを減少させる。これは、双方共が本発明の譲受人に譲受され、参照してここに組み込む「CDMAセルラー電話システムにおいて送信パワーを制御する方法と装置」という題名の米国特許第5,056,109号及び第5,265,119号並びにIS−95に詳述されている。
【0005】
R−ACH上に高速パワー制御を有しない1つの理由は、複数の移動局が同じR−ACH上で送信し、これによって、1つのパワー制御ストリームでは制御することが困難になることがあるからである。さらに、1つのチャネルを多くのパワー制御ストリームで制御すると、パワー制御ストリームを移動局にマッピングする方法が明瞭でなくなる。本出願者に対して譲受された米国特許第5,604,730号には、どのようにして1つのパワー制御ストリームを用いて、複数の移動局を制御するかその方法が記載されている。以下に記載するように、本出願で享受されている技法はまた、本書に記載する本発明にも適用可能である。
【0006】
IS−95基準に準拠して動作しているCDMAシステムにおいては、移動局は、R−ACH上で送信するレベルを、1部のオーバーヘッドパラメータで調整されたオープンループパワー制御推定値に基づいて決定する。より特定的には、IS−95基準のもとでは、移動局は、1つ以上のアクセスプローブを送出することによってR−ACH上でアクセスすることを試行する。アクセスプローブとは、移動局が基地局に送出しようとするメッセージである。移動局は、アクセスプローブを送出することによって開始するが;移動局、このアクセスプローブに対する肯定応答を受信しないと、自身の送出パワーを(オーバーヘッドメッセージ中に与えられている値だけ)増加させて、そのプローブを再度送出する。これは、移動局が肯定応答を受信するか又は、移動局が、許容されているアクセスプローブの限界に達するまで継続する。
【0007】
いかなる多重アクセスシステムにおいても、システム設計の1つの鍵となる側面は、輻輳制御である。R−ACHから見れば、輻輳制御によって、R−ACHに同時にアクセスする移動局の数を制御しなければならない。あまり多くの移動局がシステムにアクセスすると、システムはそれらを処理しきれないので輻輳制御は重要である。具体的には、基地局が受信できる以上の送信が逆リンク上で発生することがあり得るのである。これが物理的なハードウェア的限界である。第2に、逆CDMAチャネルには、容量の限界がある。この容量限界に達すると、移動局の必要送信パワーが無限となり、このため、通信が許可されなくなる。したがって、チャネルに対する負荷を限界内に抑える必要がある。R−ACHは一般的には逆チャネルをトラフィックチャネルと共用するので、逆容量のある端数は一般にR−ACHに割り当てられる。R−ACHに負荷を与えすぎると、逆リンクにかなりの負荷が発生し、このため、トラフィックチャネルに既に割り当てられている移動局の性能が制限されることに注意すべきである。さらに、逆リンクに対する負荷がある値に達すると、R−ACHの実際のスループットが減少するため、R−ACH自身が幾分不安定であることに注意すべきである。この負荷を制御するために、IS−95では、いくつかの輻輳制御メカニズムがある。これらのメカニズムには、アクセスプローブバックオフ、アクセスシーケンスバックオフ、チャネルランダム化、PNランダム化などがある。しかしながら、IS−95には、輻輳を制御するためにR−ACHに対するアクセスを迅速にイネーブルしたりディスエーブルしたりするメカニズムが全く欠如している。
【0008】
これらの問題と欠点は、以下に記載する方法で本発明によって認識され、解決される。
【0009】
(発明の開示)
本発明の1つの態様は、複数のM多重アクセスチャネル上で1つ以上の移動局から基地局への信号の送信を制御する方法及び装置を目的とする。複数のパワー制御ビットから形成されるパワー制御情報パケットが基地局から1つ以上の移動局へ送信される。パワー制御情報パケット内の各パワー制御ビットは、選択されたアクセスチャネルへ及びその選択アクセスチャネル内の時間オフセットへマッピングされた位置を有する。パワー制御情報パケットは第1移動局で受信される。それからメッセージは第1アクセスチャネル上で及び第1アクセスチャネルに結びついた第1時間オフセット上で第1移動局から基地局へ送信される。そのメッセージはパワー制御情報パケット内の第1パワー制御ビットに応じて決定されるパワーレベルで第1移動局から送信される。第1パワー制御ビットはパワー制御情報パケット内の第1位置に位置付けされ、その第1位置は第1アクセスチャネル及び第1時間オフセットにマッピングされる。
【0010】
本発明はそのさらなる態様によって、複数のM多重アクセスチャネル上で2つ以上の複数の移動局から基地局への信号の送信を制御するための方法及び装置に向けられている。複数のパワー制御ビットから形成されるパワー制御情報パケットが基地局から1つ以上の移動局へ送信される。パワー制御情報パケット内の各パワー制御ビットは選択されたアクセスチャネルにマッピングされた位置を持つ。パワー制御情報パケットは第1移動局及び第2移動局で受信される。それからメッセージは第1アクセスチャネル上で第1移動局及び第2移動局から基地局へ同時に送信される。第1及び第2移動局からのメッセージはパワー制御情報パケット内の第1パワー制御ビットだけに応じて決定されたパワーレベルで第1アクセスチャネル上を送信されるが、そこでは第1パワー制御ビットは、パワー制御情報パケット内の第1位置に位置付けられており、その第1位置は第1アクセスチャネルにマッピングされている。
【0011】
本発明のさらなる態様は、1つ以上の複数の多重アクセスチャネル上で1つ以上の複数の移動局から基地局への信号の送信を制御するための方法及び装置に向けられている。複数のパワー制御ビットから形成されるパワー制御情報パケットが基地局から1つ以上の移動局へ送信される。パワー制御情報パケット内のパワー制御ビットは、パワー制御ビットの各々が第1、第2及び第3の状態であると想定できるような変調を用いて送信される。パワー制御情報パケットは第1移動局で受信され、第1移動局はそれから第1アクセスチャネルに関連した第1パワー制御ビットの状態を識別する。第1パワー制御ビットの状態が第1ステージに対応する場合は第1、第2及び第3動作の1つが第1移動局で実行されるが、このステージでは第1動作は第1アクセスチャネル上で第1移動局から基地局へのメッセージ情報の送信の開始に対応し、第2動作は第1アクセスチャネル上で第1移動局から基地局へのメッセージ情報の送信の禁止に対応し、第3動作は第1アクセスチャネル上で第1移動局から基地局へのメッセージ情報の送信の停止に対応する。第1アクセスチャネル上の第1移動局の出力パワーレベルは、第1パワー制御ビットの状態が第2状態に対応する場合に増大し、第3状態に対応する場合に減少する。
【0012】
本発明のさらに別の態様は、複数のM多重アクセスチャネル上で1つ以上の移動局から基地局への信号の送信を制御するための方法及び装置に向けられている。複数のパワー制御ビットから形成されるパワー制御情報パケットが、基地局から1つ以上の移動局へ送信される。パワー制御情報パケット内のパワー制御ビットの各々は、選択されたアクセスチャネルへ及びその選択アクセスチャネル内の時間オフセットへマッピングされた位置を有している。次に基地局は、第1時間オフセットに対応する時間間隔内で移動局が第1アクセスチャネルにアクセスしたかどうかを判断する。第1時間オフセットに対応する時間間隔内で移動局が第1アクセスチャネルにアクセスした場合は、パワー制御情報パケット内の第1位置を有する第1パワー制御ビットは第1アクセスチャネル及び第1時間オフセットにマッピングされる。第1時間オフセットに対応する時間間隔内に基地局が第1アクセスチャネルへのアクセスに失敗した場合には、パワー制御情報パケット内の第1位置を有する第1パワー制御ビットが、第1アクセスチャネルへ及びその第1アクセスチャネルに関連する第2時間オフセットにマッピングされる。
【0013】
本発明のなおさらに別の態様は、移動無線ユニットが移動無線電話システム内の第1セルから第2セルに移動する際に移動無線ユニット対するアクセスチャネルハンドオフを実行するための方法及び装置に向けられている。第1セルに関連する第1基地局からの少なくとも1つのパワー制御ビットが移動無線ユニットに送信される。第1基地局からのパワー制御ビットが、第1基地局に関連する第1アクセスチャネルに対応する第1時間間隔で送信される。第2セルに関連する第2基地局からの少なくとも1つのパワー制御ビットがまた移動無線ユニットに送信される。第2基地局からのパワー制御ビットが第2時間間隔で送信され、それは第1基地局によって用いられる第1時間間隔に対応する。第2基地局からのパワー制御ビットは第1基地局に関連するアクセスチャネル上で送信される。パワー制御情報パケット内のパワー制御ビットの各々は、選択されたアクセスチャネルへ及びその選択アクセスチャネルに関連する基地局にマッピングされる位置を有する。移動無線ユニットは第1基地局からパワー制御パケットを受信し、第2基地局からのパワー制御パケットは対応するパワー制御ビットを決定し、それからパワー制御ビットの状態を決定する。メッセージが送信されるべきであることを状態が指示しまた移動局が送信すべきメッセージを持っていれば、基地局は選択されたアクセスチャネル上でメッセージを送信する。所定の基地局のセットの各々は選択されたアクセスチャネル上での受信及び送信を試み、それから受信された信号対雑音比に従ってパワー制御情報パケット内の対応するビットを設定する。
【0014】
(発明を実施するための最良の形態)
基本的な高速アクセスパワー制御
ここで図1を参照すると、そこには本発明による複数のパワー制御情報パケット110から形成されるビットストリーム100の構造を表す図が示されている。後により完全に説明するように、本発明では、パワー制御情報パケット110に含まれる情報が無線電話システムにおける基地局から移動局へ送信されて、例えばIS−95基準に従って動作するCDMAセルラーシステム上の逆アクセスチャネル(R−ACH)のような1つ以上の多重アクセスチャネル上で移動局から基地局への送信の出力パワーを制御する。さらに後述するように、パワー制御情報パケットに含まれる情報を用いて移動局による多重アクセスチャネルへのアクセスを調節する。パワー制御パケットは、図1に見られるように分離チャネル上で連続することができる、又は分離チャネル上のデータと混合することができる。この混合は当業者には容易に理解されよう。
【0015】
各パワー制御情報パケット110はNパワー制御ビット120から成る。図1に表される実施形態では、パワー制御情報パケット110内の各パワー制御ビット120は1つのR−ACHにマッピングして、そのR−ACH上の出力パワーを制御するために用いられる。従って1とラベル付けされたパワー制御ビット120はR−ACH(1)上で送信する移動局の出力パワーレベルを制御し、2とラベル付けされたパワー制御ビットはR−ACH(2)上で送信する移動局の出力パワーレベルを制御する、等々。1つの実施形態では、パワー制御ビットの各々はOOK(オン/オフキーイング)及びBPSK変調の組み合せによって変調され、従ってオフ、0度及び180度3つの状態を想定することができる。第2及び第3の状態(すなわち、0及び180度)を用いてパワーアップ及びパワーダウンコマンドを状況に応じて移動局に送出し、それに応じて移動局は例えば(パワーアップコマンドが受信された場合は)その出力送信パワーを1dBだけ増大させ、又は(パワーダウンコマンドが受信された場合は)その出力送信パワーを1dBだけ低下させる。他のパワー制御ステップの大きさはシステムを最適化するために用いることができる。本発明では第1状態(すなわち、0度)のパワー制御ビット120の送信を用いて、移動局によるパワー制御ビットに関連した(すなわち、マッピングされた)R−ACHへのアクセスを調節する。好ましい実施形態では各パワー情報制御パケット110は1.25ミリ秒の持続時間を有し、また制御パケット110は前方リンクの通常制御又はパワー制御チャネル上の基地局によって基地局から移動局へ送信される。
【0016】
本発明の簡単なバージョンでは、パワー制御ビット120はBPSK変調された記号のストリームとして基地局から連続的に送信される。移動局が特定のR−ACHへのアクセスを開始すると、移動局はパワー制御ビットストリーム100へ、特に移動局がアクセスし始めた特定のR−ACHへマッピングされたパワー制御ビット120へ注意を注ぎ始める。移動局によってアクセスされたR−ACHに対応するパワー制御ビット120が移動局にその送信パワーの増大を指示していれば、移動局はそのように実行し;同様にパワー制御ビット120が移動局にその送信パワーの低下を指示していれば、移動局はそのように実行する。1つの好ましい実施形態では、基地局がパワー制御ビットに関連したR−ACH上でのいかなる送信も受信していないときは(すなわち移動局が特定のパワー制御ビット120に対応するR−ACHへアクセスしようとする前に)、基地局は増大出力コマンドとしてパワー制御ビット120を送信する。基地局がパワー制御ビットに関連したR−ACH上でいかなる送信をも受信していないときにパワー制御ビット120を増大パワーコマンドとして送信すると、例えば基地局が過度に低いパワーレベルで送信していれば移動局はアクセスの始めにおいてそのパワーレベルを増大させることになる。
【0017】
ここで説明される高速パワー制御を用いることによって、CDMAシステムの逆トラフィックチャネル(R−TCH)上で行われる制御に類似した、R−ACH上での移動局の正確なパワー制御が可能になる。そのような高速パワー制御は、移動無線電話システムの能力を最大化するために重要である。高速制御の別の長所は、移動局がその信号を必要とされる以上のパワーで送信することによってR−ACHアクセスを開始し、それからひとたび基地局が移動局からの送信を獲得すれば急速に所望のパワーレベルに補正できるということである。
【0018】
ここで図2を参照すると、本発明のパワー制御情報パケット110を用いる移動局によるR−ACHの例示のアクセスを表すタイミングダイアグラムが示されている。図2に示されるように、移動ユニットによるR−ACHへのアクセスはアクセスチャネルタイムスロットの間に行われる。好ましい実施形態はR−ACHにタイムスロットを用いる一方で、この革新は、R−ACHが時間スロッティングされる必要がなく従ってスロッティングされたシステムに適用可能であることを教示していることに注意されたい。
【0019】
アクセスチャネルタイムスロットの開始部分で、移動局は初期パワーレベルP0でメッセージのプリアンブルを最初に送信する。1つの実施形態では、メッセージプリアンブルの送信中に用いられる初期パワーレベルは、他の場合にIS−95基準に基づくR−ACHへアクセスするために移動局によって用いられる第1アクセスプローブのパワーレベルよりも約3dB高いパワーレベルに相当する。メッセージプリアンブルの送信後移動局はパワー制御情報パケット110の復調を開始し、また移動局は特に、移動局で現在用いられているR−ACHに対応するパワー制御情報パケットの各々の中のパワー制御ビット120の値の監視を開始する。これらのパワー制御ビット内に記憶された値に応答して、移動局はそれにより用いられているR−ACHに関連する各パワー制御ビット120に応じてその送信の出力パワーを(例えば、プラス又はマイナス1dBだけ)UP又はDOWNして調節する。
【0020】
さらなる態様によれば、基地局が移動局からの送信を検出するまで基地局は待機し(すなわち、移動局はメッセージプリアンブルを検出するまで待機し)、またパワー制御ビットストリームをオンにする前に移動局からの送信を取得するまで待機する。基地局は移動局から受信した信号のパワーレベルに基づいて、パワーアップ又はパワーダウンするように移動局に命令する。具体的に言えば基地局は受信信号のパワーレベルをしきい値と比較して;受信信号がしきい値よりも低い場合は基地局はパワー制御情報パケットを用いてパワーアップコマンドを移動局に送出し、そうでない場合は基地局はパワー制御情報パケットを用いてパワーダウンコマンドを移動局に送出する。
【0021】
前記の実施形態では、パワー制御情報パケット110内の各パワー制御ビット120は単一のR−ACHにマッピングされる。そのような実施形態では、各パワー制御情報パケット110内にN個のパワー制御ビット120がある場合、そのような情報パケットは各々が前記のように1つのR−ACHを制御するために用いることができるNビットストリームを形成していると考えることができる。R−ACHのような多重アクセスチャネルの1つの態様では、複数の移動局がそのようなチャネル上で同時にアクセスし送信することができる。本発明の譲受人に譲渡されその全体を参照してここに組み込む米国特許第5,604,730号において、単一のパワー制御ビットストリームを用いて同時に動作する複数の移動局のパワーを制御する方法が説明されている。従って米国特許第5,604,730号の教示を、前記のパワー制御情報パケット110の実施形態(すなわちそこではパワー制御ビット120のR−ACHのそれへの1対1のマッピングが行われる)と組み合せることによって、同じR−ACH上で動作する複数の移動局のパワーレベルを単一のパワー制御ビットストリームを用いて同時に迅速に制御することが可能になる。
【0022】
上に説明された実施形態の代りに、1つ以上のパワー制御ビットストリームを用いて同じR−ACH上で動作する複数の移動局の動作パワーを制御することができる。この代りの実施形態では、別のマッピング構造を用いてパワー制御ビット120を特定のR−ACHにアクセスする移動局へマッピングする。特にこの代りの実施形態では、移動ユニットによって送信に用いられるアクセスチャネルタイムスロットは、図3に見られるように各R−ACH内の複数のオフセットによって時間的に食い違う。各オフセットは、移動局が特定のR−ACH上で送信を開始できる時間を表している。連続する時間オフセット間の時間間隔を基地局から移動局への送信に関連する(最大多重経路遅延を含む)最大経路遅延範囲よりも大きくすることによって、どのパワー制御ビットストリームが特定のR−ACH及びオフセットに対応するかを決定する際のあいまいさを回避することが望ましい。本発明の1つの実施形態では、アクセスチャネルスロットはIS−95において行われるようにフレームに分割される。IS−95の場合、フレームは20ミリ秒の持続時間を有する。従ってスロットがSフレームから構成されていればそのスロットは20×Sミリ秒の持続時間を有する。ここでSは固定した値であるか、又はシステムオーバヘッド情報として移動局に送信される値である。システムの設計を簡潔にするために、時間オフセット間の時間間隔を、WをSより小さい整数として、フレームの数Wに選択することが望ましい。
【0023】
この実施形態では1つのパワー制御ビット120を用いて移動局のパワーを制御して、その移動局は第1アクセススロット内で(すなわちオフセット1の後に)所与のR−ACH上で送信を開始し、別のパワー制御ビット120を用いて移動局のパワーを制御して、その移動局は第2アクセススロット内で(すなわちオフセット2の後に)同じR−ACH上で送信を開始する、等々。図3には所与のR−ACH上での4つの食い違うアクセスが表されているが、いかなる数の食い違うアクセスも単一のチャネル上で使用可能であることは当業者に理解されよう。
【0024】
各R−ACHが複数のオフセットによって分割されて移動局による送信のための複数の食い違うアクセス時間を生成するような前段落で説明された実施形態をさらに参照すると、移動局が送信用に利用できる複数のR−ACH及びそのような送信に利用できる食い違いのアクセス時間への、パワー制御ビット120の例示のマッピングが下の表Iに表されている。表Iに表されているマッピングでは、移動局に利用できるM個のR−ACH及び各R−ACH毎にK個の食い違い(又はオフセット)が存在し、また所与のR−ACH内の各パワー制御ビット120及び各オフセットの間に1対1の対応が存在すると仮定されている。この1対1のマッピングが与えられれば、本発明のこの実施形態の各パワー制御情報パケット110内にはM×K個のパワー制御ビット120が必要になる。
【0025】
【表1】
Figure 0004493852
好ましい実施形態では、前方リンクのローディングを減少させ容量をわずかに増大させるために、表Iに表されるマッピングに従うパワー制御システムを用いる基地局は、特定のR−ACH及びオフセット上で移動局からの送信を受信するまで、特定のR−ACH及び所与のオフセットに関連するパワー制御ビットの送信を控える。この状況では、基地局がBPSK変調を用いてパワー制御ビットを送信している場合、基地局はそのパワー制御ビットに関連する特定のR−ACH及びオフセット上で移動局からの送信を受信するまで、所与のパワー制御ビットに対する変調された記号を単に送信しないだけである。従って図2を参照すると、基地局はR−ACH送信のプリアンブルを検出するまで、対応するパワー制御ビットの送信を開始しない。R−ACHプリアンブルは例えばIS−95基準のセクション6.1.3.2.2.1内で規定されている。
【0026】
上の段落で説明された実施形態への小さな変更として、基地局はアクセスチャネルタイムスロットの初めにおいて特定のR−ACH及びオフセットに関連するパワー制御ビットの送信を開始し;特定のR−ACH及びオフセット上でのアクセスが基地局によって所与の時間間隔内に検出されない場合は、基地局はその特定のR−ACH及びオフセットに関連するパワー制御ビットの送信を停止する。従ってこの実施形態によって基地局は、移動局にアクセスチャネルタイムスロット上での送信の初めにその送信パワーレベルを増大させるよう指示することが可能になる。特に基地局は、そのスロットの初めにおいてゼロ度の位相シフトを用いてパワーアップコマンドの送信を開始する。アクセスが検出された場合は、基地局は移動局へのアクセスのパワーを制御するのに必要な1連のパワーアップ及びパワーダウンコマンドを送信する。アクセスが検出されない場合は、基地局はパワー制御ビットの送信を停止しその送信パワーを減少させることによって容量を増大させる。
【0027】
アクセスチャネルに対するアクセスをイネーブル/ディスエーブルするパワー制御ビットの使用方法
本発明のさらなる態様によれば、パワー制御情報パケット中のパワー制御ビット120を用いてR−ACH上でのふさがりを制御することが可能である、すなわち、パワー制御ビットを用いて、R−ACHに対する移動局のアクセスをイネーブル/ディスエーブルすることが可能である。このような1つの実施形態では、所与のR−ACHに対してアクセスする移動局がない場合、基地局は、特定のR−ACHに対応するパワー制御ビットを送信することはなく、これで、そのチャネルがアイドル状態にあることを示す。受け入れ可能な数の移動局が所与のR−ACHにアクセスする場合、基地局は、所与のR−ACHと関連するパワー制御ビットを送信し始めて、それを用いて、システムにアクセスしている移動局に対して、これら移動局が自身の送信パワーを増大/減少させるべきであることを示す(すなわち、基地局がBPSK変調を用いてパワー制御ビットを送信している場合、基地局は単に、所与のパワー制御ビットに対するプラス又はマイナス180度のBPSK変調された記号を送信する)。例えば、あまり多くの移動局がチャネル上で動作しているために所与のR−ACHが塞がると、基地局は所与のR−ACHと関連するパワー制御ビットの送信を開始したり停止したりせずに、移動局に対して、自身がR−ACH上での送信を停止すべきであることを示す。本発明のこの態様は、各R−ACHを複数のオフセットで分割する場合(図3に示すような場合)に容易に拡張することが可能である。この場合、所与のオフセットを用いている所与のR−ACHにアクセスしている移動局がない場合、基地局は特定のR−ACHとオフセットに対応するパワー制御ビットを送信せず、これによって、R−ACHとオフセットがアイドル状態にあることを示す。受け入れ可能な数の移動局が所与のR−ACHとオフセットにアクセスしている場合、基地局はその所与のR−ACHとオフセットに関連するパワー制御ビットの送信を開始し、それを用いて、システムにアクセスしている移動局に、この移動局が自身の送信パワーを増大/減少あっせるべきであることを示す。あまり多くの移動局がR−ACH上で動作しているために所与のR−ACHとオフセットが塞がってしまう場合、基地局はその所与のR−ACHとオフセットと関連したパワー制御ビットの送信を停止して、移動局に対して、この移動局がR−ACHとオフセットに関する送信を停止すべきであることを示す。
【0028】
上記のパラグラフで説明した実施形態の概括を図7と7Aに示すが、図中、3つの互いに異なった状態を取り得るパワー制御ビットを用いてアクセスチャネルに対するアクセスを調節するシステムのフロー図を示す。ステップ710では、複数のパワー制御ビットから成るパワー制御情報パケットが、基地局から1つ以上の移動局に送信される。このパワー制御情報パケット中のパワー制御ビットは、パワー制御ビットの各々に対して第1,第2及び第3の互いに異なった状態(すなわち、状態1=オフ度、状態2=0度、状態3=180度)の内の1つを取ることを可能とするOOKとBPSKから成る変調を用いて送信される。ステップ720では、パワー制御情報パケットが移動局で受信され、ステップ730では、移動局は、所与のアクセスチャネルと関連するパワー制御ビットの状態を識別する。ステップ740では、パワー制御ビットの状態が、第1の動作が所与のアクセスチャネル上での基地局に対する移動局からのメッセージ情報の送信の始動に対応し、第2の状態が所与のアクセスチャネル上での基地局に対する移動局からのメッセージ情報の送信の始動の禁止に対応し、第3の状態が所与のアクセスチャネル上での基地局に対する移動局からのメッセージ情報の送信の停止に対応する第1の状態に対応する場合に、第1、第2及び第3の動作の内の1つが移動局で実行される。図7A(ステップ741a〜743aとラベル付けされている)に示す好ましい実施形態では、パワー制御ビットが第1の状態(送信されない)にあり、また、移動局が所与のアクセスチャネル上でまだ送信を開始していない場合、ステップ742aで、移動局はチャネルにアクセスすることを許可され;そうでない場合、移動局は、所与のアクセスチャネル上での送信を停止するように命令される(ステップ743a)。再度図7を参照すると、移動局が所与のアクセスチャネル上で送信しており、また、基地局が第2又は第3の状態にあるチャネルに対してパワー制御ビットを送信する場合、パワー制御ビットの状態が第2の状態に対応していれば(ステップ750)、アクセスチャネル上の移動局の出力パワーレベルは増加し、パワー制御ビットの状態が第3の状態に対応していれば(ステップ760)、アクセスチャネル上の移動局の出力パワーレベルは減少する。
【0029】
既に示したように、本発明のある代替例では、基地局は、アクセスチャネル送信のプリアンブル部分の間は送信する必要がない。したがって、図7A(ステップ741a〜743aとラベル付けされている)に示す好ましい実施形態では、パワー制御ビットが第1の状態(パワー制御ビットは送信されない)にあり、また、移動局は所与のアクセスチャネル上でまだ送信を開始していない場合、ステップ742aで、移動局はチャネルにアクセスすることを許可され;パワー制御ビットが第1の状態(パワー制御ビットは送信されない)にあり、また、移動局が所与のアクセスチャネル上でプリアンブルを送信している場合、ステップ742aで、移動局は所与のアクセスチャネル上での送信を継続することを許可され;そうでない場合、移動局は、所与のアクセスチャネル上での送信を停止するように命令される(ステップ743a)。図7を参照すると、移動局が所与のアクセスチャネル上で送信中であり、また、基地局が第2又は第3の状態にあるチャネルに対してパワー制御ビットを送信する場合、パワー制御ビットの状態が第2の状態に対応していれば(ステップ750)、アクセスチャネル上の移動局の出力パワーレベルは増加し、パワー制御ビットの状態が第3の状態に対応して入れば(ステップ760)、アクセスチャネル上の移動局の出力パワーレベルは減少する。
【0030】
ここで図4を参照すると、さらなる態様によれば、短いアイドリング間隔を各アクセスチャネルタイムスロットの最後に含めて、基地局がパワー制御ビットをオフすることができ、これによって、そのチャネルがアイドリング状態にあり、また、移動局は次のスロットでチャネルにアクセスすることが可能であることを示すようにするのが望ましい。基地局が、このアイドリング間隔中にチャネルに対応するパワー制御ビットをオフしない場合、移動局は次のスロット間に送信することを許可されない。この実施形態では、基地局は通常は、アイドリング間隔中は所与のR−ACHに対してパワー制御ビットを送信せず、これによって、移動局に対して、次のスロット中ではR−ACHにアクセスすることが受け入れられることを信号通知する。1つ以上の移動局が次のアクセスチャネルタイムスロット中にR−ACHにアクセスし始めると、基地局はR−ACHに対応するパワー制御ビットの送信を開始し(例えば、基地局はパワー制御ビットに対するゼロ度又は180度のBPSK記号を送信する)、これで、移動局に対して、自身の送信パワーを増加させたり減少させたりする。また図4を参照すると、基地局がR−ACHに対するアクセスを許可することを望まなかったような状況、又は、基地局が1つ以上の移動局に対して、R−ACH上での送信を停止することを望んだような状況では、基地局は、アイドリング期間中にパワー制御ビットを送信し(例えば、基地局は、パワー制御ビットに対してゼロ度又は180度のBPSK記号を送信する)、これによって、移動局に対して、これら移動局が次のスロット中ではR−ACHにアクセスすべきではないことを示す。本発明の本実施形態の概括を図8に示す。さらなる代替実施形態を図8Aに示す。図8Aの実施形態は、図8Aで基地局がアイドリング間隔中にパワー制御ビットを送信し、これによって、移動局が次のタイムスロット中にR−ACHに対してアクセスすることを許可されることを示すことを除けば図8を同一である。
【0031】
上記の実施形態で用いられるアイドリング間隔の長さは、少なくともいくつかのパワー制御情報パケットに対して、移動局がスロット中に自身が送信を許可されるがどうか判断できるような後続のアクセスチャネルタイムスロット前の幾分かの許容される処理時間をプラスした長さであるのが望ましい。この望ましい長さは、1つのパワー制御ビットが誤り訂正又は誤り検出の情報でエンコーディングされることなく比較的低パワーで送信されるとシステムの容量が高まるという事実に由来する。したがって、パワー制御ビットが1つでは送信の信頼性はあまり高くない。これは、メッセージ情報の送信が進行中(すなわち、アクセスチャネルタイムスロットの中心)にパワー制御機能を用いる場合に全く当てはまることであるが、その理由は、この期間中では1つのビット誤りによって、移動局が自身のパワーを誤った方向に変更してしまうとはいえ、この誤りは後続のパワー制御ビットによって迅速に訂正されるからである。しかしながら、移動局は1つのパワー制御ビットが送信されたかどうか信頼性高く検出することは不可能であるため、所与のR−ACHに対応する複数の制御ビットをアイドリング間隔中に蓄積し、これによって、移動局がR−ACHにアクセスすることを許可されているかどうか、または、R−ACH上での送信を停止することを命令されているかどうかを信頼性高く判断するようにすべきである。
【0032】
本発明のさらなる実施形態によれば、図5に示すアクセスチャネルスロットの中心にR−ACHに対するアクセスをディスエーブルするシステムが提供される。基地局が処理することを希望するより多いアクセスがアクセスチャネルタイムスロット中に所与のRA−CHに対してなされる場合、基地局はタイムスロットの中心における時間間隔Tの後でR−ACHに対応するパワー制御ビットをオフするのが望ましい。この時間間隔Tは、希望するより多いアクセスが存在するかどうかを基地局が判断するに必要な時間である。このようなビットをいくつか蓄積したら、移動局は、基地局がR−ACHに対応するパワー制御ビットを送信してはいないと判断して、R−ACH上での自身の送信を(タイムスロットの中心で)ディスエーブルする。
【0033】
ある代替実施形態では、アイドリング間隔はプリアンブルの送信中でもよく、これによって、チャネル上ではいかなる不動作時間も必要としないようになることに注目すべきである。この場合、基地局は、プリアンブルの間に送信して移動局に対して自身が送信すると信号通知することはない。しかしながら、この実施形態は、移動局をプリアンブル間にパワー制御することはできないという欠点を有している。さらなる代替例では、移動局は、システムにアクセスできる場合には、プリアンブル間に送信させる。したがって、プリアンブル間に基地局が送信しないということは、移動局に対して、自身がタイムスロット中に送信を許可されないという指示である。
【0034】
上記の実施形態は、単一パワー制御ビットの3つの状態、すなわちオフ状態、増加パワー状態及び減少パワー状態を用いている。加えて、別々の時間にパワー制御ビットを送信することによって、所与のR−ACHがアイドル状態にあって移動局がR−ACHにアクセスできるかどうか、移動局R−ACH上で送信を停止すべであるかどうか、を示す。上記の実施形態では、BPSK変調は、上記のような単一パワー制御ビットの3つの状態を達成するために用いられていた。他の変調方式を用いて、これらの様々な状態を示すようにしてもよいことに注意すべきである。例えば、各パワー制御ビットをQPSK変調を用いてエンコーディングすることが可能である。これによって最大で4つの互いに異なった指示が可能である。他の変調方式を代わりに用いて、パワー制御ビットをエンコーディングしてもよいことが当業者には理解されよう。さらなる代替実施形態では、単一パワー制御ビットを用いて、すべてのR−ACHを統御することが可能であり、また、どの移動局でもそれがシステムにアクセスすることを許可されているかどうか示すことができる。この単一ビットを用いてすべてのR−ACHを統御することが可能である。この方式を用いれば、上記のアイドリング時間の使用を避けることが可能である。
【0035】
パワー制御ビットの再使用
図3(前述)は食い違うR−ACHを使用した配列を示した。これらの食い違うR−ACHでは、各R−ACHのために各々の食い違うスロットに対してパワー制御ビットを指定(またはマッピング)することができるであろう。発明の更なる態様によれば、1つの食い違うタイムスロット(つまり、特定のオフセットに関連するタイムスロット)のために使用されないパワー制御ビットを、次の食い違うスロット(つまり、後のオフセットに関連するタイムスロット)に対するアクセスを制御するための再使用に利用できる。
【0036】
図6は各R−ACHのために2つのパワー制御ビットと、そのR−ACHのために4つの可能な開始時間がある(つまり、各R−ACHが4つの関連する時間オフセット、つまり、オフセット1、オフセット2、オフセット3、オフセット4を有する)場合を示している。初期には、所定のR−ACHに対するパワー制御ビット1及び2が、R−ACHのオフセット1とオフセット2に各々指定される。移動局がオフセット1に対応する時間間隔の間に所定のR−ACHにアクセスする場合、所定のR−ACHのオフセット1のためにパワー制御ビット1を使用する。あるいは、移動局がオフセット1に対応する時間間隔の間に所定のR−ACHにアクセスしない場合、R−ACHに関連するオフセット3に関する送信の始まりを制御するためにパワー制御ビット1が使用される。同様に、オフセット2の間にR−ACHのアクセスがない場合、オフセット2のために使用されるパワー制御ビットを、オフセット4のために使用することができる。本発明のこの態様によれば、オフセット2において所定のR−ACHにアクセスすることを希望する移動局は、オフセット2に対応するパワー制御ビットが送信されているか否かを判断するために、オフセット2用のアイドルタイムの間にチェックするであろう。パワー制御ビットが送信中であれば(例えば、基地局がパワー制御ビットのためにゼロまたは180度のBPSKシンボルを送信している場合)、移動局はオフセット2の間にアクセスしないであろう。これは前述の規則の延長にすぎない、つまり、パワー制御ビットが送信されていない場合、移動局はオフセット2の間にアクセスすることが許容される。上述のパワー制御ビット再使用方法は図9においてフロー図の形態で包括的に示されている。
【0037】
アクセス制御チャネルのソフトハンドオフ
IS−95基準に従って機能するCDMAシステムにおいて、R−ACHは1つの基地局によって受信される。従って、このようなシステムでは、移動局が第1の基地局から第2の基地局へと移動する時にCDMAトラフィックチャネルで為されるような、幾つかの基地局がソフトハンドオフ方法で(つまり、メークビフォーブレークハンドオフで)特定の移動局からR−ACHを受信しないであろう。CDMAトラフィックチャネルでソフトハンドオフを実施する例示的なCDMAシステムの詳細は、本発明の譲受人に譲渡され、参照してここにそっくりそのまま組み込まれる、「CDMAセルラ電話システムにおける通信においてソフトハンドオフを提供する方法及び装置」と題された米国特許第5,101,501号に記載されている。R−ACHのソフトハンドオフはIS−95基準によって禁じられてはいないが、実用化されたことは知られていない。R−ACHでソフトハンドオフを実行しないことに対しては2つの欠点がある。第1の欠点は、サイトダイバーシティが使用されず、従ってチャネルの性能を低下させることである。第2の欠点は逆パワー制御を多数のサイトが使用しないことである。その結果、移動局は必要以上の動力を送信するであろう。
【0038】
R−ACHでソフトハンドオフを実施する際に幾つかの困難を伴う。その1つは、ハンドオフの間にシステムにアクセスしている移動局がどの基地局を必要とするかを、システムが先験的に知らないので、システムが現在の基地局を囲む領域内の全ての基地局にソフトハンドオフを支持させることが要求されるであろう。これが図10に示されている。セクタAにおける移動局に対するR−ACHのソフトハンドオフの場合を考えてみよう。このようなハンドオフを完成するために、セクタB及びCはおそらくR−ACHを受信しなければならないであろうし、B、C、D、E、A、A、DおよびEはセクタAのためにR−ACHを受信するかもしれないであろう。これは確かに、これらの他のセルサイトの各々におけるかなりの数の付加的な復調器であろうが、各セクタまたはそれらの或るサブセットに対して複数の復調器を備えることが可能である。それにもかかわらず、完全な恩恵を得るためには、これは順方向リンク上で非常に少ない数のパワー制御ビットを使用することを必要とするであろう。しかしながら、同じサイトのセクタ、例えばセクタAとAのために付加的なパワー制御ビットを必要としないことに注意すべきである。これは同じハードウエアがR−ACHを受信し、従ってセルサイトにおける受信に基づいて、1つのパワー制御ビット値を展開するからである。このように、セクタAにおける基地局は、パワー制御ビットの位置と共にオーバヘッドメッセージにおいてパワー制御ビットが他のセクタからも送信されていることを示すことにより、こういう事情を示すことができる。例えば、図11A、11B、11Cに示されているパワー制御ビットストリームを考えてみよう。ここで、特定のR−ACHがセクタA用の位置1においてパワー制御ビットを使用し、セクタB用の位置2においてパワー制御ビットを使用し、またセクタC用の位置4においてパワー制御ビットを使用している。これらのパワー制御ビットはデスキュー(deskew)されなければならないように、異なる時間に移動局に到着することに注意すべきである。これは全ての基地局から同じ時間に移動局に到達するCDMAシステム内のトラフィックチャネルのパワー制御ビットとは異なっている。
【0039】
次に図12において、本発明によるアクセスチャネルのソフトハンドオフ方法のフロー図が示されている。ステップ1210において、第1の基地局から少なくとも1つのパワー制御ビットが移動無線に対して送信される。第1の基地局に関連するものに対応するパワー制御情報パケット内の第1の時間間隔において、第1の基地局からのパワー制御ビットが送信される。ステップ1220において、第2の基地局から少なくとも1つのパワー制御ビットが移動無線ユニットに対して送信される。第1の基地局と同じアクセスチャネルに対応するが、第2の基地局に関連するパワー制御情報パケット内の異なる位置にある第2の時間間隔において、第2の基地局からのパワー制御ビットが送信される。第1のパワー制御パケットが第1の基地局から送信され、第2のパワー制御パケットが第2の基地局から送信される。ステップ1230において、移動無線ユニットは(図11Aに示されるような)パワー制御情報パケットにおいて第1の基地局からパワー制御ビットを受信し、(図11Bに示されるような)第2のパワー制御情報パケットにおいて第2の基地局からパワー制御ビットを受信する。ステップ1240において、移動局はステップ1230において受信したビットをデスキューすることにより、パワー制御ビット結果を形成する。パワー制御ビットの多くは前述のように処理される。しかしながら、幾つかの違いがある。好ましい実施形態において、チャネルが送信中であるか否かを検出する移動局の場合、移動局は各々別のパワー制御ストリーム上でパワー制御ビットが送信されているか否かを個々に検出するべきである。これは前述のように、ビットシーケンスを考慮することによって行われる。(送信されていないパワー制御ビットによって)移動局が送信を許容されたことを全ての基地局が示している場合、移動局は前述の方法でその送信機を可能化してよい。好ましい実施形態では、移動局は各基地局からのパワー制御ストリームを別個に調べる必要がある。これは特定の基地局がR−ACH上の移動局からの送信を受信できないかもしれないからである。例として、図10において、移動局は基地局A2によりカバーされるセルの中心付近にあるかもしれず、従って他の基地局(例えば、B、C、B、C、D、E、A、A、DおよびE)によって受信できない。同様に、移動局がR−ACH上で送信中である場合、特定の基地局はR−ACHに対応するビットを送信していないかもしれず、従って移動局はその基地局によって送信されているビットを組み合わせないであろう。この後者の考えはトラフィックチャネルに関するIS−95システムに対するものとは幾分異なっていることに注意すべきである。IS−95システムでは、移動局はR−ACH上で送信中である基地局のセットを確かに知っている。しかしながら、この場合、移動局はそのストリームが送信中であるか否かを検出しなければならないかもしれない。一旦移動局がデスキューして、パワー制御ビットの位相(及びそれらが送信されているか否か)を決定すると、移動局はその送信パワーを増大または減少させるか否かを決定する。これはIS−95方法に対する延長である。パワー制御ビットを送信中であるこれらの基地局が全て、移動局がその送信パワーを増大させるべきであることを示している場合、移動局はその送信パワーを増大させ、パワー制御ビットを送信中であるいずれかの基地局が、移動局がその送信パワーを低下させるべきであることを示している場合、移動局はその送信パワーを低下させる。ステップ1260において、ハンドオフの間にそのメッセージが移動無線ユニットから送信される。そのメッセージはアクセスチャネル上で第1と第2の基地局によって受信される。
【0040】
システムの詳細
次に図13において、本発明の高速アクセスチャネルパワー制御システムを実装するために使用される、例示的な移動局1300の成分を示すブロック図が示されている。移動局はダイプレクサ1332を通してアナログ受信機1334と送信パワー増幅器1336に結合されるアンテナ1330を含む。アンテナ1330とダイプレクサ1332は標準デザインのものであり、1つのアンテナを通して同時受信・送信を許容する。アンテナ30は1つ以上の基地局から移動局へと送信される信号を集め、その信号をダイプレクサ1332を通してアナログ受信機1334に提供する。受信機1334には、アナログ−デジタル変換器(図示せず)も設けられる。受信機1334はダイプレクサ1332からRF信号を受信し、その信号を増幅して周波数逓降変換し、デジタル化された出力信号をデジタルデータ受信機1340・1342及びサーチ受信機1344に提供する。図13の実施形態では、2個だけのデジタルデータ受信機が図示されているが、低性能移動局は1つだけのデジタルデータ受信機しか有していないかもしれない一方、高性能のユニットはダイバーシティ受信を可能にするために2個以上のデジタルデータ受信機を有しているであろう。受信機1340および1342の出力はダイバーシティ結合器回路1338に提供され、ダイバーシティ結合器回路1338は受信機1340および1342から受信したデータの2つのストリームを時間調節して、それらのストリームを共に加算してその結果を復号する。デジタル受信機1340、1342、サーチ受信機1344およびダイバーシティ結合器/デコーダ回路1348の操作に関する詳細は、「本発明の譲受人に譲渡され、参照してここにそっくりそのまま組み込まれる、「CDMAセルラ電話システムにおける通信においてソフトハンドオフを提供する方法及び装置」と題された米国特許第5,101,501号に記載されている。
【0041】
出力信号はデコーダ1348から制御プロセッサ1346へと提供される。この出力信号に答えて、制御プロセッサ1346は1つ以上の基地局から移動局に提供されたパワー制御ビット120の値を決定する。制御プロセッサ1346は本発明に従って受信したパワー制御ビットを使用して、R−ACH上のパワー制御信号をイネーブル、ディスエーブルする。このように、移動局が(前述のように)パワーアップまたはパワーダウンすべきであることを示すパワー制御ビットの受信に答えて、制御プロセッサ1346は送信パワーコントローラ1338に対して、例えば、1dbプラスするかマイナスするかによって送信増幅器1336の出力パワーレベルを増減させるようにコントローラ1338に指令する信号を送るであろう。
【0042】
次に図14において、本発明の高速アクセスチャネルパワー制御システムを実装するために使用される、例示的な基地局1400の成分を示すブロック図が示されている。基地局において、2つの受信機システムが使用され、各々が別のアンテナとダイバーシティ受信用のアナログ受信機を有している。受信機システムの各々において、信号がダイバーシティ結合プロセスを経験するまで、信号が全く同様に処理される。点線内の成分は基地局と1つの移動局間の通信に対応する成分に相当する。なお図14において、第1の受信機システムはアンテナ1460と、アナログ受信機1462と、サーチャ受信機(searcher receiver)1464と、デジタルデータ受信機1466、1468とにより構成される。第2の受信機システムはアンテナ1470と、アナログ受信機1472と、サーチャ受信機1474と、デジタルデータ受信機1476とにより構成される。セルサイト制御プロセッサ1478はハンドオフの間信号処理及び制御のために使用される。両受信機システムはダイバーシティ結合器/デコーダ回路1480に結合される。制御プロセッサ1478の制御下に、移動電話スイッチングオフィス(MTSO)から/へと信号を通信するために、デジタルリンク1482が使用される。
【0043】
アンテナ1460で受信される信号はアナログ受信機1462に提供され、そこで移動局アナログ受信機との関連で説明したものと同じプロセスで、信号が増幅、周波数転換(frequency translated)およびデジタル化される。アナログ受信機1462からの出力はデジタルデータ受信機1466・1468及びサーチャ受信機1464に提供される。第2の受信機システム(つまり、アナログ受信機1472と、サーチャ受信機1474と、デジタルデータ受信機1476)は第1の受信機システムと同じ方法で受信した信号を処理する。デジタルデータ受信機1466、1476の出力は、ビタビアルゴリズムに従ってその信号を処理するダイバーシティ結合器/デコーダ回路1480に提供される。第1と第2の受信機システム及びダイバーシティ結合器/デコーダ1480の操作に関する詳細は、上記において組み込まれた「CDMAセルラ電話システムにおける通信においてソフトハンドオフを提供する方法及び装置」と題された米国特許第5,101,501号に記載されている。移動ユニットへの送信用の信号は、プロセッサ1478の制御下に送信変調器1484に提供される。送信変調器1484は目的とする受け手の移動局に対する送信用のデータを変調する。とりわけ、送信変調器1484から出力されるデータ信号は、本発明の主題である、パワー制御情報ビット120を含むであろう。
【0044】
上記において開示してきた様々な実施形態を、CDMA移動無線システム上のR−ACHチャネルに関連して説明してきたが、本発明の教示は多数のユーザによってアクセスできるアクセスチャネルを有するどのような移動無線電話システムにも適用可能であることを、当業者は理解するであろう。
【0045】
図15はパワー制御チャネルと多重アクセスチャネルが本発明の一実施形態に従って構成される方法を図示している。図15は秒あたり9600ビット(bps)で操作するパワーインヒビットセンス制御チャネル(“PICCH”)1501と、PICCH1501に関連する3つの多重アクセスチャネルの1つを示しており、その各々をここでは逆制御チャネル(“R−CCCH”)1503と称する。PICCH1501が動作する速度はデザイン選択の問題であることを理解すべきである。他のビット速度も使用することができ、ここで開示されるコンセプトを変更しないであろう。しかしながら、PICCH1501のビット速度と、特定のR−CCCH1503にアクセスしようと試みている移動局に対してパワー制御情報がPICCH1501を通して伝えられる速度との間に好ましくは1つの関係が存在する。その関係によれば、1つの「PICCHミニスロット」につき1つの整数ビットがあるためには、ビット速度はパワー制御速度の整数倍数であるべきである。PICCHミニスロットはパワー制御速度の逆関数に等しい時間である。
【0046】
例えば、(図15に示すように)800Hzのパワー制御速度が、1/800=1.25ミリセカンド(ms)の持続期間を有するPICCHミニスロット1505を生じさせる。図15は1つのR−CCCH1503と1つのPICCH1501を示している。しかしながら、図15に示した実施形態によれば、PICCH1501は3つのR−CCCHと関連する。1つのPICCH1501と関連し得るこのようなR−CCCH1503の数はビット速度と、パワー制御速度と、ここで「L」と称されるパラメータとに依存する。Lは各々のPICCHミニスロット1505において特定のR−CCCH1503各々と関連するビット数である。例えば、図15に示されたビット速度は9600bpsに等しく、パワー制御速度は800Hzであり、図示されたビット数Lは4に等しい。従って、支持され得るR−CCCH1503の数は3に等しい。これはパワー制御速度が800Hzに等しいからである。従って、各PICCHミニスロット1505の持続期間は1.25msに等しい。更に、ビット速度は9600bpsである。従って、1.25msの期間(つまり、1つのPICCHミニスロット)内に12ビットがあるであろう。各R−CCCH1503と関連して4ビットがある場合、3R−CCCH1503用の各PICCHミニスロット1505には充分なビットがある。
【0047】
あるいは、R−CCCH1503の数を使用してLの値を決定することができる。図15では、PICCH1501が9600bpsで動作し、パワー制御速度が800Hzであると仮定されるので、各PICCHミニスロット1505には12ビットがある。図15においてPICCH1501と関連する3つのR−CCCH(1つだけが図示されている)があるので、Lの値=4=12/3である。つまり、各PICCHミニスロット1505は好ましくは、PICCH1501と関連するR−CCCHの各々のために等しいビット数Lを提供する。図15に図示した実施形態では、各PICCHミニスロット1505が3つの「サブミニスロット」1507を含む。サブミニスロット1507はLビットに等しい。第1のサブミニスロット1507aはPICCHミニスロット1505の始まりにおいて開始する。各々次のサブミニスロット1507が前のサブミニスロット1507の最後のビットに続くビット位置において始まる。概して、各サブミニスロット1507は第1のパワー制御ビット1509を含み、その後にL−1「ハッシュ」値ビット1511が続く。ハッシュ値ビット(hash value bits)1511により支持されるハッシュ値の定義については後述する。PICCH1501は、システムの別のチャネルとの直角位相において変調されてもよいことに注意すべきである。
【0048】
PICCH1501と関連する各R−CCCH1503はR−CCCHミニスロット1505(図示せず)に分割される。R−CCCHミニスロットはR−CCCH内で特定の事象が発生し得る相対的な時間を示す。R−CCCHミニスロットは好ましくはPICCHのPICCHミニスロット1505と整列する。しかしながら、PICCHミニスロット1505の開始から各R−CCCHミニスロットの開始をずらす整列遅延(D1)を実行することができる。更に、本発明の一実施形態によれば、各R−CCCHはそのR−CCCHと関連するサブミニスロット1507の開始に対して決定される時間に開始する。従って、第2のサブミニスロット1507と関連するR−CCCHのタイミングは、第1のサブミニスロット1507と関連するR−CCCHのタイミングから1つのサブミニスロットの持続期間だけずれるであろう。
【0049】
R−CCCHミニスロットはPICCH1501のPICCHミニスロット1505の持続期間に好ましくは等しい持続期間を有する。しかしながら、代替実施形態では、R−CCCHミニスロットはPICCHミニスロット1505の整数倍数に等しい持続期間を有する。幾つかのビットは他のビットより高いように図15では示されていることに注意すべきである。高い方のビットはエネルギーが送信されていることを示すためのものである一方、低い方のビットは如何なるエネルギーも送信されていないことを示すためのものである。各々の相対的高さは、他のどのような方法でも、他のビットに対する1つのビットの相対的パワーを伝えるためのものではない。
【0050】
サブミニスロット1507の各ビットの関数は関連するR−CCCHの状態に依存する。本発明の一実施形態によれば、ビットはオン/オフ二相変位変調(BPSK)を使用して変調される。BPSKとは、各ビット時間にエネルギーを送信できることを意味する。そのエネルギーは典型的に、正弦波位相基準に対して2つの位相関係(例えば、基準位相から0度、または基準位相から180度)のうちの1つを有するシヌソイドとして変調される。情報が「オン/オフ」BPSKであるという事実は更に、ビット時間の間に如何なるエネルギーも送信されないことが可能であるという事実を示す。
【0051】
サブミニスロットビット関数は以下のように定義される。各PICCHミニスロット1505の第1サブミニスロット1507内の各ビットは、第1のR−CCCH1503に関連し、第1のR−CCCH1503専用である。各PICCHミニスロット1505の第2サブミニスロット1507内の各ビットは、第2のR−CCCH1503に関連し、第2のR−CCCH1503専用である。各々の次に続くサブミニスロット1507が1つの関連するR−CCCH1503専用である。
【0052】
初期には、関連するR−CCCH1503がどの移動局によっても使用されていない場合、サブミニスロット1507内の各ビットは「アイドル」である(つまり、そのビット時間の間に如何なるエネルギーも送信されていない)。サブミニスロット1507の第1ビット一1508内のアイドルビットの送信は、如何なる移動局もまだその関連するR−CCCH1503へのアクセスを得ようとしていないという事実を示している。
【0053】
R−CCCH1503へのアクセスを得るために、移動局はR−CCCH1503に関連するサブミニスロット1507の第1ビットがアイドルであるか否かを決定する。本発明の一実施形態によれば、移動局は、制御ビットに対して軟判定の絶対値を加え、結果的に生じるエネルギー対全干渉比を計算し、これをシステムの指定したしきい値と比較することにより、そのチャネルがアイドルであるか、ビジーであるかを決定する。測定された比率がしきい値を超えている場合、そのチャネルは「ビジー」であると考えられる。
【0054】
R−CCCH1503に関連するサブミニスロット1505内の第1ビットがビジーである(そのビット位置でエネルギーが伝達されている)場合、移動局はアクセスするために別のR−CCCH1503を探す。一実施形態によれば、システムパラメータにより選択されるランダムバックオフ時間の間、移動局は何もしないで、その後R−CCCH1503の1つの選択により開始されるアルゴリズムを繰り返す。
【0055】
R−CCCH1503に関連するサブミニスロット1505内の第1ビットがアイドルである場合、移動局は移動局がアクセスを得たいと思うR−CCCH1503を通して初期プリアンブル1510を送信する。本発明の一実施形態によれば、初期プリアンブルはR−CCCH1503がアイドルであると決定される度に送信されるものではない。そうではなくて、移動局はその時間の所定のパーセンテージだけ(つまり、「p」の確率で、pはシステムパラメータとして決定される)プリアンブルを送信する。これは持続性-p方式(persistence-p scheme)と一般に称される。このような持続性−p方式は1つ以上の移動局が同じ時間にプリアンブルを送信しようとする可能性を低下させる。プリアンブルは「チップ」の乱数(つまり、情報ユニット)だけ遅延された疑似乱数(PN)でコード化される。一実施形態では、遅延は512チップに等しい。プリアンブルは好ましくは固定された公知のパターンである。一実施形態では、プリアンブルはデータ速度の指摘を含む。移動局が持続性決定に答えて送信しない場合、移動局は次のミニスロットのビジー状態を調べて、プリアンブルを送信するべきか否かを決定するであろう。次のミニスロット1505のサブミニスロット1507内の第1ビットがアイドルである場合、移動局は次のR−CCCHミニスロットの間にpの可能性で送信するであろう。送信が発生するまでこのプロセスを繰り返す。R−CCCH1503と関連するサブミニスロット1507内の第1ビットがビジーであると移動局が決定すると、移動局はR−CCCH1503が始めてビジーであると決定されたなら行動するであろう方法と同じ方法で行動する。
【0056】
本発明の一実施形態によれば、プリアンブルはバーストで送信されてよい(つまり、プリアンブルが多数の分離した部分として、このような部分の各々の間に遅延を伴って送られてよい)。あるいは、プリアンブルは各繰り返しの送信の間に遅延を伴ってそっくりそのまま繰り返されてもよい。
【0057】
本発明の一実施形態によれば、レートワード(rate word)1516がプリアンブル1510の直後に送信される。レートワード1516は、基地局に対して、R−CCCH1503へのアクセスが認められた場合、移動局が情報の送信を要請しているレートを支持する。レート決定は多数の他に取り得る方法で行うことができ、またレートワードの送信タイミングは、レートワード1516がプリアンブル1510の直後に続くようなものである必要がないことを理解すべきである。レート決定を行うことができる1つの代替方法は、特定のレートに独特であるコードでプリアンブルをコード化することによってである。別の方法は基地局が間違ったレートでプリアンブルをデコードしようとしている場合、エラー率を大きくするような方法で、プリアンブルをコード化する。基地局は移動局がプリアンブルをコード化した各々のレートを使用して、プリアンブルをデコードしようとするであろう。最善のエラーレートを生じさせる、プリアンブルをデコードしようとする試みが、正しいレートであると決定される。
【0058】
移動局がR−CCCH1503を通して初期プリアンブル1510を基地局に送信する場合、基地局はそのエネルギーを受信する。移動局がR−CCCH1503を通してデータ送信を要請しているレートを基地局が決定することができれば、移動局がR−CCCH1503を通して情報の送信を要請しているビット速度に対して、受信したエネルギー量が適切であるか否かを決定することによって基地局が応答する。つまり、基地局は、所望のエラー率で要請されたレートでのデータ送信を支援するために、プリアンブルのSN比が適切である(大きすぎず、また低すぎない)か否かを決定する。受信したパワーレベルが要請されたデータ率に対する所望のパワーレベルより大きいか、あるいは低い場合、基地局はパワーレベルを適切にするために必要な調整量を計算する。本発明の一実施形態において、パワー制御がパイロット信号に対して実施され、トラフィック信号に対しては実施されないことに注意すべきである。移動局がそのメッセージを送信中である速度に基づいて、初期動力調整ワードの値を調整する移動局によって、データ送信レートが考慮される。
【0059】
一旦基地局が基地局から送信される信号のパワーレベルにおいてどれくらいの調整(つまり、移動局により送信されるべきエネルギー量)が望ましいかを決定すると、基地局は「事前指定されている」ビットを使用して、PICCH1501を通して初期動力調整ワード1507bを送信するであろう。ビットの事前指定とは、サブミニスロット1507内の相対的位置におけるビットの重要性が予め決定されることを意味する。図15に示した実施形態では、初期動力調整ワードを運ぶために、サブミニスロット1507bの4つ全てのビットが予め決定される。しかしながら、代替実施形態では、初期動力調整ワード1507bはLを超えない長さのビット数である。ビット数が数L以下に均等に分かれる場合、本発明の一実施形態によれば、初期動力調整ワード1507bがサブミニスロット1507のLビットにおいて可能な限り多く繰り返される。サブミニスロット1507の第1ビット1508内のエネルギーの存在が、PICCH1501を受信するであろう移動局に対して、そのサブミニスロット1507bに関連するR−CCCH1053がビジーであることを指摘する。1つ以上のビットが好ましくは初期動力調整を指摘するために使用されることに注意すべきである。従って、更に下記の説明から解るように、初期動力調整ワードに対して事前指定されたビットの少なくとも一部が、ハッシュワード(hash word)が受信された後、ハッシュ値を反響させるために後で事前指定される。
【0060】
「ベース検出遅延」(D2)と称される遅延が移動局における初期プリアンブルの終了と、初期動力調整ワード1507bの開始との間に発生する。この遅延はPICCHミニスロット1505の整数倍数である。本発明の一実施形態では、ベース検出遅延は持続期間において0から15のPICCHミニスロットの間である。初期プリアンブル1510を送信し、初期パワー制御調整ワード1507bを取り返すために待つことによって、所望のビット速度での情報の送信前に、基地局が移動局のパワーレベルを設定することができる。これは、プリアンブルのビットパターンが公知であり反復するという事実のために、情報より低いパワーレベルでプリアンブルを送信できるので、好都合である。これは、プリアンブルが首尾一貫して受信されるという事実と組み合わせて、プリアンブルの持続期間を通してエネルギーを首尾一貫して統合できるようにする。
【0061】
プリアンブル、及び使用した場合はレートワードを送信後、移動局は要請されたR−CCCH1503に関連するサブミニスロットをデコードしようとするであろう。図15に示すように、(好ましくは所定のシステムパラメータである)ベース検出遅延D2の終了前に発生するサブミニスロット1505cにおいて、送信されるパワーがあるべきではない。従って、移動局がベース検出遅延D2の間に発生するサブミニスロット1505c内でパワーを検出した場合、移動局は別の移動局がサブミニスロット1507に関連するR−CCCHへのアクセスを認められたと仮定するであろう。
【0062】
ベース検出遅延D2の後、移動局は初期動力調整ワードを検出できるべきである。移動局が初期動力調整ワード1507bを検出できない場合、移動局は好ましくは、アクセスの企てが失敗したと仮定し、移動局が送信したいと望むR−CCCH1503を選択することから始めて、再びアクセスを試みるであろう。プロセスの各々の他の段階における場合のように、その企てが失敗したと移動局が判断した場合、移動局は好ましくは無作為量の時間の間引き下がり、再びアクセスを試みるであろう。
【0063】
移動局が初期動力調整ワードを検出できる場合、移動局は移動局によって送信されたプリアンブル1510を基地局が検出したと仮定する。しかしながら、別の移動局によって送信されたプリアンブル1510が基地局によって検出されることも可能である。この状態は下記に詳述するように改善される。いずれの場合にも、初期動力調整ワード1507bを含むPICCHミニスロット1505dの終了時に、移動局は好ましくはチャネル概算プリアンブル1513の送信を開始する。移動局がチャネル概算プリアンブルを送信するパワーは、受信された初期動力調整ワードの値に反応する。更に、移動局はR−CCCH1503上で使用されるべきデータ率に答えてその送信パワーを調整する。PICCHミニスロット1505dの終了と、チャネル概算プリアンブル1513の開始との間で経過する時間量は、図15においては持続期間において1つのPICCHミニスロットであると示されている。しかしながら、代替実施形態では、PICCHミニスロット1505の持続期間の整数倍数である持続期間を有する「移動保留遅延」(D3)が課されてもよい。同様に、チャネル概算プリアンブル1513は、持続期間において1つのPICCHミニスロット1505と等しいものとして示されている。しかしながら、代替実施形態では、チャネル概算プリアンブル1513の持続期間はPICCHミニスロット1505の整数倍数の持続期間と等しい。
【0064】
チャネル概算プリアンブルの送信後、「ハッシュ」ワード1514が送信され、それは送信中の移動局に独特のものである情報から引き出されたハッシュ値を有している。このハッシュ値は、第1の長さの独特な入力情報を、入力情報の長さより短い長さの出力ハッシュ値にマッピングするハッシュ関数によって発生される。例えば、本発明の一実施形態では、入力情報が移動局の電子通し番号(ESN)を含む。ESNは各移動局に独特のものである。しかしながら、ESNは比較的長い。ハッシュ関数は、ESNより短い(より少ないビットを必要とする)ハッシュ値にESNをマッピングする。ハッシュワード1514はどの移動局にR−CCCH1503へのアクセスを認めるかを決定する際に、移動局と基地局を助ける。
【0065】
ハッシュ値は移動局にとって独特である情報から引き出されるので、各移動局は「擬似独特の」ハッシュ値を発生させるであろう。ハッシュワード1514の長さは、世界全体で操業している移動局全てを収容するのに充分な数の独特のハッシュ値を容認するには短かすぎることが好ましいので、ハッシュ値は各異動局にとって擬似独特であろう。それにも関わらず、ハッシュワード1514の長さは、同じ操業領域にある(つまり、同じ基地局と通信する)1つ以上の移動局が同じ値を発生させることがありそうもないようにするのに充分である。このハッシュワード1514の使用は、ほとんどの場合にその領域内の他の全てからその移動局を区別する一方で、世界全体で現在操業している他の全ての移動局から、R−CCCH1503へのアクセスを得た移動局を一意的に区別するのに必要であるより少ない情報が送信されるようにする。本発明の一実施形態では、移動局によって正しくデコードされることを保証するために、ハッシュ値が繰り返される。ハッシュワードの繰り返しの間の如何なる時間にも、移動局は受信中のハッシュ値がその移動局によって送信されたハッシュ値ではないと決定した場合、移動局はR−CCCH1503での送信を止め、アクセスの企てが失敗したと仮定する。移動局によって受信されたパワーレベルに応じて、移動局はハッシュ値の各ビットが如何に信頼できるか、またハッシュ値内のエラーで受信されているビットに答えて、R−CCCH上の送信を終了するべきか否かに関する決定を行うことができる。同じ時点で、受信されたハッシュ値が送信されたハッシュ値ではない場合、移動局は送信を終了するであろう。一実施形態によれば、ハッシュワードを抑制することができる(つまり、R−CCCH1503内で送信しない)。
【0066】
ハッシュワード1514が送信された後、移動局はメッセージを送信する。このメッセージは移動局と基地局との間で送信すべきユーザの内容を含む。
【0067】
「パワー制御遅延」(D4)の間に送信されたサブミニスロット1507c、1507dの各々が「ダミー」ビットであることに注意すべきである。ダミービットは、場所所有者としての移動局以外の移動局によって受信され、R−CCCH1503がビジーであることを示す場合は重要性を持たない。パワー制御遅延D4はチャネル概算プリアンブルの始まりとパワー制御情報の開始との間の時間である。基地局において適当なパワー制御値を決定するための時間が必要であるために、この遅延が好ましくは存在する。従って、移動局により使用される第1のパワー制御ビット1512は、パワー制御遅延D4の後で発生するサブミニスロット1507eの間に送られる。
【0068】
本発明の一実施形態によれば、上述の初期パワー制御ビット1508を除いて、各サブミニスロット1507内に1つだけのパワー制御ビットがある。図15に示した実施形態では、サブミニスロット内の第1ビットがパワー制御ビットである。しかしながら、代替実施形態では、パワー制御ビットはサブミニスロット1507内のビットのどの1つであってもよい。更に、代替実施形態では、移動局がR−CCCH1503上で送信されるべき動力をどの程度調整すべきであるかを指示するために、1つ以上のパワー制御ビットが使用される。1つだけのパワー制御ビットがある実施形態では、サブミニスロット1507eが送信される時間にはハッシュ値が知られていないので、サブミニスロット1507eの残りのビットの各々のためにパワー制御ビットの値が繰り返されることが好ましい。
【0069】
ハッシュワード1514全体が受信された後、「ハッシュコード遅延」D5が発生する。このハッシュコード遅延D5はPICCHミニスロット1505gの残りに等しいと図示されている。しかしながら、代替実施形態では、ハッシュコード遅延は、PICCHミニスロットの整数倍数の持続期間に等しい持続期間だけ、次のPICCHミニスロットの始まりを越えて伸びる。従って、ハッシュコード遅延D5は、ハッシュワード1514全体が受信された後に開始するPICCHミニスロット1505の始まりまで続くように指定されてよい。
【0070】
ハッシュワード1514の受信に答えて、またそのハッシュワード1514を送信した移動局にR−CCCH1503へのアクセスが与えられることを基地局が決定したことに答えて、基地局はパワー制御ビットを送信する。パワー制御ビットは、サブミニスロット1507に関連するR−CCCH1503がビジーであること、及びR−CCCH1503上で送信される出力パワーを上か下のいずれに調整すべきであるか否かを指示する。図15に示すように、パワー制御ビット1515aはサブミニスロット1507f内の第1ビットとして送信される。上記において触れたように、代替実施形態では、パワー制御ビットはサブミニスロット1507f内の第1ビット位置以外のビット位置に置かれる。図15に示した実施形態では、ハッシュ関数の一部を表すビット1517aのストリームがパワー制御ビットに続く。このビット1517aのストリームは好ましくは、サブミニスロット−1(つまり、パワー制御ビットをマイナスする)に等しい長さである。従って、パワー制御ビットと、ハッシュ関数を表すビットストリームの組み合わせが完全なサブミニスロット1507fから構成される。
【0071】
図15に示した実施形態では、ハッシュワード1514の長さは1つのサブミニスロット1507内のビット数より長い。従って、ハッシュ値の最初の3ビット1517aだけがサブミニスロット1507f内のパワー制御ビット1515aに続く。ハッシュ値の次の3ビット1517bが、サブミニスロット1507fと同じR−CCCH1503に関連する次のサブミニスロット1507g内のパワー制御ビット1515bに続く。各々次に続くサブミニスロット1507は、全ハッシュ値が送られてしまうまで、3つの付加的なビットを運ぶ。1つの実施形態によれば、ハッシュワード1514を運ぶサブミニスロットに関連するR−CCCH1503へのアクセスが全ての移動局に認められたか否かを、全ての移動局が知ることを保証するために、ハッシュ値が繰り返される。PICCH内のハッシュ値を繰り返すこのプロセスは、ハッシュ値の「反響」として知られている。
【0072】
本発明の一実施形態では、パワー制御遅延D4の終了前に、ハッシュワード1514が完全に受信されなくてもよい。従って、1つのこのような実施形態では、ハッシュコード遅延D5後まで、ハッシュワードを反響させることができない。
【0073】
本発明の代替実施形態では、PICCH内の各サブミニスロットは、異なる直交コードを使用して、全体のミニスロット1505を通してコード化される。それに加えて、各サブミニスロットに関連するR−CCCHは、特定のビット速度専用である。従って、どのR−CCCHでの送信を移動局が希望しているかを選択する際の決定要素の1つは、所望されるビット速度であろう。更に、本発明の1つの実施形態では、システムパラメータの一部または全てがプログラム可能であってよい。これらのパラメータは、(1)持続性と、(2)再送信遅延(つまり、チャネルがビジーであることを移動局が見出してから、送信が再予定される時間の間の時間量)と、(3)システム内のPICCHチャネルの数と、(4)特定のサブミニスロットに対してどのように支持されたR−CCCHがマッピングするかを示すマッピングコードと、(5)R−CCCHミニスロットオフセット(PICCHミニスロットとR−CCCHミニスロット間の差)と、(6)プリアンブルの長さと、(7)使用された場合のレートワード長と、(8)ベース検出遅延D2と、(9)初期動力調整ワード長と、(10)移動保留遅延D3と、(11)チャネル概算プリアンブル持続期間と、(12)ハッシュワード長と、(13)ハッシュワードエコーの数と、(14)パワー制御遅延D4と、(15)ハッシュコード遅延D5と、(16)最大メッセージ長とを含む。
【0074】
本発明の別の実施形態では、PICCHミニスロットの長さを変更するために、パワー制御速度を変更することができる。別の代替実施形態では、サブミニスロット内の1つ以上のパワー制御ビットの使用が、1ビットにつき更に少ないエネルギーを使用するパワー制御ビット値をより良く決定するために、1ビット以上のエネルギーが時間をかけて首尾一貫して統合され得るようにする。
【0075】
図16は本発明による移動局1600の簡略化されたブロック図である。移動局1600はアンテナ1601と、無線周波数(RF)フロントエンドセクション1603と、プロセッサ1605と、メモリ1607とを含む。基本的に、本発明の全ての機能はプロセッサ1605によって実施され、プロセッサは好ましくはRFフロントエンド1603からデジタル情報を受信する。メモリ1607はシステムパラメータと、プロセッサ1605によって実行される指令とを格納する。更にプロセッサ1605はR−CCCH1503上から情報を送信する。その情報はプロセッサ1605によって発生される。
【0076】
セルのセクタ(ペアまたは全てのセクタ)上で、同時放送の方法で、F−PICCHの特定のサブチャネルを送信することにより、移動局においてよりソフトなハンドオフが促進されてよい。システムはどのF−PICCHサブチャネル(及び対応するR−CCCH)を同時放送モードで支持するかを指定する必要があるであろう。一つまたは複数の同時放送サブチャネルがセルにおいて支持されうる。移動局は好ましくは、セクタの特異的なパイロット強度に基づいて同時放送チャネルを使用する決定をする。このよりソフトなハンドオフゾーン内のユーザの性能が大いに改善されるであろう。
【0077】
1つの実施形態によれば、セルの他のセクタ上で使用するために、特殊な補助F−PICCHが定義される。それに関する第1のビジーが通信され、その後直ちに再びアイドルになる。従って、負荷は非常に低く、正しい時間にチャネルを使用中であるかどうかを決定しようとするユーザによってのみ使用されるであろう。初期アイドルのためにチャネルを監視するユーザは、補助F−PICCHを使用しないであろう。
【0078】
好ましい実施形態についての前述の説明は、当業者が本発明を形成または使用できるようにするために提供された。これらの実施形態に対する様々な変更は当業者には容易に自明であろうし、またここに定義された共通の原則は発明的な才能を使用することなく、他の実施形態にも適用することができる。このように、本発明をここで示された方法及び装置に制限することは意図しておらず、下記に記載するクレームと一致する最も幅広い範囲と一致するものである。
【図面の簡単な説明】
本発明の特徴、目的及び長所は、全般にわたって同様の参照符号が同様の部品を示している次に示す図面を参照して以下の詳細な説明を読めばより明らかであろう:
【図1】 本発明による、複数のパワー制御情報パケットから形成されたビットストリームの構造を示す図である。
【図2】 本発明による、パワー制御情報パケットを用いる移動局によるチャネルに対する例示のアクセスを示すタイミング図である。
【図3】 本発明による、互いに異なったオフセットを持つアクセスチャネル内のアクセスチャネルタイムスロットの食い違いを示すタイミング図である。
【図4】 本発明による、アイドル間隔を有するアクセスチャネルタイムスロットの構造を示す図である。
【図5】 本発明による、アクセスチャネルに対する移動局によるアクセスをディスエーブルする方法を示すタイミング図である。
【図6】 本発明による、様々な食い違うアクセスチャネルタイムスロットに対するアクセスを調節する、各々が自身と関連のアイドル時間期間を有する複数の食い違うアクセスチャネルタイムスロットを示すタイミング図である。
【図7】 本発明による、互いに異なった3つの状態を取り得るパワー制御ビットを用いるアクセスチャネルに対するアクセスを調節するシステムのフロー図である。
【図7A】 本発明による、互いに異なった3つの状態を取り得るパワー制御ビットを用いるアクセスチャネルに対するアクセスを調節するシステムのフロー図である。
【図8】 本発明による、互いに異なった3つの状態を取り得るパワー制御ビットを用いるアクセスチャネルに対するアクセスを調節するシステムのフロー図である。
【図8A】 本発明による、互いに異なった3つの状態を取り得るパワー制御ビットを用いるアクセスチャネルに対するアクセスを調節するシステムのフロー図である。
【図9】 本発明による、パワー制御ビットを再使用するシステムのフロー図である。
【図10】 本発明による、各々が複数のセグメントに分割されたセルラー電話システム中にある複数のセルを示す図である。
【図11A】 本発明による、第1の基地局から第2の基地局に対するハンドオフアクセスチャネル送信に用いられる複数のパワー制御情報パケットから形成されたビットストリームの構造を示す図である。
【図11B】 本発明による、第1の基地局から第2の基地局に対するハンドオフアクセスチャネル送信に用いられる複数のパワー制御情報パケットから形成されたビットストリームの構造を示す図である。
【図11C】 本発明による、第1の基地局から第2の基地局に対するハンドオフアクセスチャネル送信に用いられる複数のパワー制御情報パケットから形成されたビットストリームの構造を示す図である。
【図12】 本発明による、第1の基地局から第2の基地局に対するハンドオフアクセスチャネル送信の方法のフロー図である。
【図13】 本発明による高速アクセスチャネルパワー制御システムを実現するために用いられる例示の移動局の構成部品を示すブロック図である。
【図14】 本発明による高速アクセスチャネルパワー制御システムを実現するために用いられる例示の基地局の構成部品を示すブロック図である。
【図15】 本発明の1実施形態に従ってパワー制御チャネルと多重アクセスチャネルを構成する方法を示す図である。
【図16】 本発明による移動局1600の簡略化されたブロック図である。

Claims (21)

  1. 多重アクセスチャネルにアクセスしようとしている移動局が前記多重アクセスチャネルにアクセスしたかどうかを判断する方法であって、
    a)前記移動局に固有の情報からハッシュ値を生成するステップと;
    b)前記ハッシュ値を前記移動局から前記多重アクセスチャネルを介して送信するステップと;
    c)受信信号を監視して、前記ハッシュ値が前記移動局に送り返されたかどうか判断するステップと;
    d)その存在が前記多重アクセスチャネルがビジーであることを示す受信パワー制御ビットをチェックするステップと、
    e)前記ハッシュ値が所定の時間以内で前記移動局に送り返されていた場合、前記多重アクセスチャネルを介して送信を継続するステップと;
    を含む方法。
  2. 多重アクセスチャネルにアクセスしようとしている移動局が前記多重アクセスチャネルにアクセスしたかどうかを判断する方法であって、
    a)送出元のアイデンティティを示すハッシュ値を含み、前記多重アクセスチャネルにアクセスする要求を受信するステップと;
    b)その存在が前記多重アクセスチャネルがビジーであることを示す受信パワー制御ビットをチェックするステップと、
    c)前記多重アクセスチャネルがビジーでない場合に限り前記多重アクセスチャネルを前記ハッシュ値に割り当てるステップと;
    )前記要求と共に受信された前記ハッシュ値を含むメッセージを基地局から同報通信するステップと;
    を含む方法。
  3. a)移動局からプリアンブルを受信するステップと;
    b)前記プリアンブルのパワーレベルに応答してサブミニスロットの事前割り当て済みビットを用いている初期パワー調整ワードを送信するステップと;を更に含み、前記初期パワー調整ワードの前記事前割り当て済みビットの内の少なくとも1つは前記ハッシュ値が一旦受信されると前記移動局から受信した前記ハッシュ値を送り返すため事前割り当てされる、請求項2に記載の方法。
  4. 多重アクセスチャネルにアクセスする方法であって、
    a)送出元のアイデンティティを示すハッシュ値を含み、前記多重アクセスチャネルにアクセスする要求を送信するステップと;
    b)その存在が前記多重アクセスチャネルがビジーであることを示す受信パワー制御ビットをチェックするステップと、
    c)前記要求と共に受信した前記ハッシュ値を含むメッセージを基地局から受信するステップと;
    を含む方法。
  5. a)移動局からプリアンブルを送信するステップと;
    b)サブミニスロットの事前割り当て済みビットを用いている初期パワー調整ワードを受信するステップと;を更に含み、前記初期パワー調整ワードの前記事前割り当て済みビットの内の少なくとも1つは前記ハッシュ値が一旦受信されると前記移動局から受信した前記ハッシュ値を送り返すため事前割り当てされる、請求項4に記載の方法。
  6. a)移動局からプリアンブルを送信するステップと;
    b)送信を停止するステップと;
    c)初期パワー制御調整ワードを受信するステップと;
    d)送信を再開するステップと;を更に含み、前記再開された送信のパワーが、前記受信された初期パワー制御調整ワードの値に応じて調整される、請求項4に記載の方法。
  7. 送信を停止する前に速度ワードを送信するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. 多重アクセスチャネルにアクセスしようとしている移動局が前記多重アクセスチャネルにアクセスしたかどうかを判断する装置であって、
    前記移動局に固有の情報からハッシュ値を発生するロジック部と;
    前記ハッシュ値を前記移動局から前記多重アクセスチャネルを介して送信するロジック部と;
    受信信号を監視して、前記ハッシュ値が前記移動局に送り返されたかどうかを判断するロジック部と;
    d)その存在が前記多重アクセスチャネルがビジーであることを示す受信パワー制御ビットをチェックするロジック部と、
    e)前記ハッシュ値が所定の時間以内で前記移動局に送り返されていた場合、前記多重アクセスチャネルを介して送信を継続するロジック部と;
    を含む装置。
  9. 多重アクセスチャネルにアクセスしようとしている移動局が前記多重アクセスチャネルにアクセスしたかどうかを判断する装置であって
    送出元のアイデンティティを示すハッシュ値を含み、前記多重アクセスチャネルにアクセスする要求を受信するロジック部と;
    その存在が前記多重アクセスチャネルがビジーであることを示す受信パワー制御ビットをチェックするロジック部と、
    前記多重アクセスチャネルが視聴中でない場合に限り前記多重アクセスチャネルを前記ハッシュ値に割り当てるロジック部と;
    前記要求と共に受信された前記ハッシュ値を含むメッセージを基地局から同報通信するロジック部と;
    を含む装置。
  10. 移動局からプリアンブルを受信するロジック部と;
    前記プリアンブルのパワーレベルに反応してサブミニスロットの事前割り当て済みビットを用いている初期パワー調整ワードを送信するロジック部と、を更に含み、
    前記初期パワー調整ワードの前記事前割り当て済みビットの内の少なくとも1つは前記ハッシュ値が一旦受信されると前記移動局から受信した前記ハッシュ値を送り返すため事前割り当てされる、請求項9に記載の装置。
  11. 多重アクセスチャネルにアクセスする装置であって、
    送出元のアイデンティティを示すハッシュ値を含み、前記多重アクセスチャネルにアクセスする要求を送信するロジック部と;
    その存在が前記多重アクセスチャネルがビジーであることを示す受信パワー制御ビットをチェックするロジック部と、
    前記要求と共に受信した前記ハッシュ値を含むメッセージを基地局から受信するロジック部と;
    を含む装置。
  12. 移動局からプリアンブルを送信するロジック部と;
    サブミニスロットの事前割り当て済みビットを用いている初期パワー調整ワードを受信するロジック部と;を更に含み、前記初期パワー調整ワードの前記事前割り当て済みビットの内の少なくとも1つは前記ハッシュ値が一旦受信されると前記移動局から受信した前記ハッシュ値を送り返すため事前割り当てされる、請求項11に記載の装置。
  13. 移動局からプリアンブルを送信するロジック部と;
    送信を停止するロジック部と;
    初期パワー制御調整ワードを受信するロジック部と;
    送信を再開するロジック部と;を更に含み、前記再開された送信のパワーが、前記受信された初期パワー制御調整ワードの値に応じて調整される、請求項11に記載の装置。
  14. 送信を停止する前に速度ワードを送信するロジック部をさらに含む、請求項13に記載の装置。
  15. 多重アクセスチャネルにアクセスしようとしている移動局が前記多重アクセスチャネルにアクセスしたかどうかを判断する装置であって、
    前記移動局に固有の情報からハッシュ値を生成する手段と;
    前記ハッシュ値を前記移動局から前記多重アクセスチャネルを介して送信する手段と;
    受信信号を監視して、前記ハッシュ値が前記移動局に送り返されたかどうかを判断する手段と;
    d)その存在が前記多重アクセスチャネルがビジーであることを示す受信パワー制御ビットをチェックする手段と、
    e)前記ハッシュ値が所定の時間以内で前記移動局に送り返されていた場合、前記多重アクセスチャネルを介して送信を継続する手段と;
    を含む装置。
  16. 多重アクセスチャネルにアクセスしようとしている移動局が前記多重アクセスチャネルにアクセスしたかどうかを判断する装置であって、
    送出元のアイデンティティを示すハッシュ値を含み、前記多重アクセスチャネルにアクセスする要求を受信する手段と;
    その存在が前記多重アクセスチャネルがビジーであることを示す受信パワー制御ビットをチェックする手段と、
    前記多重アクセスチャネルが視聴中でない場合に限り前記多重アクセスチャネルを前記ハッシュ値に割り当てる手段と;
    前記要求と共に受信された前記ハッシュ値を含むメッセージを基地局から同報通信する手段と;
    を含む装置。
  17. 移動局からプリアンブルを受信する手段と;
    前記プリアンブルのパワーレベルに反応してサブミニスロットの事前割り当て済みビットを用いている初期パワー調整ワードを送信する手段と、を更に含み、
    前記初期パワー調整ワードの前記事前割り当て済みビットの内の少なくとも1つは前記ハッシュ値が一旦受信されると前記移動局から受信した前記ハッシュ値を送り返すため事前割り当てされる、請求項16に記載の装置。
  18. 多重アクセスチャネルにアクセスする装置であって、
    送出元のアイデンティティを示すハッシュ値を含み、前記多重アクセスチャネルにアクセスする要求を送信する手段と;
    その存在が前記多重アクセスチャネルがビジーであることを示す受信パワー制御ビットをチェックする手段と、
    前記要求と共に受信した前記ハッシュ値を含むメッセージを基地局から受信する手段と;
    を含む装置。
  19. 移動局からプリアンブルを送信する手段と;
    サブミニスロットの事前割り当て済みビットを用いている初期パワー調整ワードを受信する手段と;を更に含み、前記初期パワー調整ワードの前記事前割り当て済みビットの内の少なくとも1つは前記ハッシュ値が一旦受信されると前記移動局から受信した前記ハッシュ値を送り返すため事前割り当てされる、請求項18に記載の装置。
  20. 移動局からプリアンブルを送信する手段と;
    送信を停止する手段と;
    初期パワー制御調整ワードを受信する手段と;
    送信を再開する手段と;を更に含み、前記再開された送信のパワーが、前記受信された初期パワー制御調整ワードの値に応じて調整される、請求項18に記載の装置。
  21. 送信を停止する前に速度ワードを送信する手段をさらに含む、請求項20に記載の装置。
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