JP4490906B2 - Spray control device, spray control processing program, and spray control method - Google Patents
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Description
本発明は、ダイカストマシンシステムに係り、特に、ダイカストマシンの金型のキャビティ面における複数のポジション(位置)に順次移動するスプレーから噴射される離型剤や保温剤等の噴射物の噴射制御を行うスプレー制御装置及びスプレー制御方法等の技術分野に関する。 The present invention relates to a die-casting machine system, and in particular, controls injection of sprays such as mold release agents and heat-retaining agents that are sprayed from a spray that sequentially moves to a plurality of positions (positions) on a cavity surface of a die of a die-casting machine. The present invention relates to a technical field such as a spray control device and a spray control method.
ダイカストマシンシステムにおいては、スプレーロボットのアームの先端に取付けられたスプレーを当該スプレーロボットを制御することによってダイカストマシンの金型(固定金型及び可動金型)のキャビティ面における複数のポジションに順次移動させつつ、当該スプレーに備えられたノズルから例えば離型剤を噴射(噴霧)させる制御を行うようになっている。そして、一般に、上記スプレーロボットの動作制御は、当該スプレーロボットの動作を司るロボット動作プログラムがロボット制御装置により実行されることにより行われ、また、上記離型剤等の噴射制御(例えば、離型剤の系統や噴霧時間等の制御)は、当該離型剤等の噴射動作を司る噴射動作プログラムがスプレー制御装置により実行されることにより行われる。 In the die casting machine system, the spray attached to the tip of the spray robot arm is sequentially moved to multiple positions on the cavity surface of the die casting machine (fixed mold and movable mold) by controlling the spray robot. In this case, for example, a control for ejecting (spraying) a release agent from a nozzle provided in the spray is performed. In general, the operation control of the spray robot is performed by a robot operation program that controls the operation of the spray robot being executed by the robot control device, and the injection control of the release agent (for example, release agent). The control of the agent system, spraying time, etc.) is performed by the spray control device executing an injection operation program that controls the injection operation of the release agent or the like.
一方、特許文献1に開示された方法では、予めスプレーの移動経路をモデル化して設定し、当該設定された移動経路に対してスプレーロボットの動作(距離、速度、姿勢)及び噴射動作(離型剤の流量、エアー流量、バルブ開閉タイミング)を設定したプログラムにしたがった制御を行うようになっており、これにより、適正な噴霧量を供給することができるようになっている。
しかしながら、従来における、例えば上記特許文献1に開示された技術では、上記設定された移動経路に対してスプレーロボットの動作及び噴射動作を設定したプログラムが実行され上記制御が一旦開始されると、スプレーロボットの動作(距離、速度、姿勢)設定及び噴射動作(離型剤の流量、エアー流量、バルブ開閉タイミング)設定を簡単に変更することは困難、つまり、変更するためには一旦プログラムを停止させて(作業停止)上記設定をやり直さなければならず、その上、プログラムの設定変更も誰でも容易にできるというものでない。したがって、設定変更にも無駄な時間がかかってしまい非効率的である。
However, in the conventional technique disclosed in
また、上記特許文献1を含む従来における技術では、上記設定に係る情報を作業者が簡単に確認するのは困難なため、金型のキャビティ面における複数のポジション毎に離型剤等の噴射量等を規定し、作業者がチェックに用いる標準書を作成することが困難である。
In addition, in the prior art including the above-mentioned
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、噴射物の噴射制御に関する設定情報を作業者が簡単に確認及びチェックでき、プログラムを停止することなく当該設定情報を簡単に変更することが可能なスプレー制御装置、スプレー制御処理プログラム及びスプレー制御方法等を提供することを課題とする。また、ダイカストマシンの金型のキャビティ面における複数のポジションに噴射される噴射物の、より適正な噴射制御を行うことが可能なスプレー制御装置、スプレー制御処理プログラム及びスプレー制御方法等を提供することを課題とする。 The present invention has been made in view of the above points, and allows an operator to easily check and check setting information related to injection control of an injection, and easily change the setting information without stopping the program. It is an object of the present invention to provide a spray control device, a spray control processing program, a spray control method, and the like that can be used. Moreover, the present invention provides a spray control device, a spray control processing program, a spray control method, and the like capable of performing more appropriate injection control of an injection material injected to a plurality of positions on a cavity surface of a die of a die casting machine. Is an issue.
上記課題を解決するために、請求項1に記載のスプレー制御装置は、ダイカストマシンの金型のキャビティ面における複数のポジションに順次移動するスプレーから噴射される噴射物の噴射制御を行うスプレー制御装置であって、前記複数のポジション毎に対応して設けられ、前記噴射物の噴射制御中にユーザにより入力可能な入力欄であって、各前記ポジション若しくは前記各ポジション間における前記噴射物の噴射制御に関する設定情報の入力欄を有する入力画面を表示させる表示手段と、前記入力画面に設けられた各前記入力欄に入力された前記設定情報であって、前記噴射物の噴射時間、前記噴射物の噴射量、及び前記スプレーの移動速度のうち少なくとも何れか一つを含む設定情報を前記各ポジションに対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶された前記設定情報を取得し、当該設定情報を用いて前記噴射物の噴射制御を行う噴射制御手段と、を備え、前記スプレーが始点となる前記ポジションから終点となる前記ポジションに至る一連のショットが複数回繰り返し行われるものであり、前記噴射制御手段は、1回の前記ショットが完了する度に、前記記憶された前記設定情報を取得し、当該設定情報を次の前記ショットにおいて用いるように構成する。
In order to solve the above-mentioned problem, the spray control device according to
請求項2に記載のスプレー制御装置は、請求項1に記載のスプレー制御装置において、前記入力欄には、前記各ポジション毎に使用又は不使用を設定するための入力欄が含まれており、前記噴射制御手段は、不使用が設定されたポジションを無視して前記噴射物の噴射制御を行うように構成する。
The spray control device according to
請求項3に記載のスプレー制御装置は、請求項1又は2に記載のスプレー制御装置において、当該スプレー制御装置は、スプレーロボットのアームに取付けられたスプレーがダイカストマシンの金型のキャビティ面における複数のポジションに順次移動するように前記スプレーロボットを制御するロボット制御装置と相互に通信可能であって、前記スプレーが次に移動するべきポジションを示すポジション情報を前記ロボット制御装置から受信した場合に、当該ポジション情報に対応する前記設定情報を前記ロボット制御装置に送信する設定情報送信手段を更に備え、前記設定情報の送信後、前記噴射制御手段は、スプレーの噴射開始を示す情報を前記ロボット制御装置から受信した場合に、前記スプレーに対して噴射指令を出力するように構成する。
The spray control device according to
請求項4に記載のスプレー制御処理プログラムは、ダイカストマシンの金型のキャビティ面における複数のポジションに順次移動するスプレーから噴射される噴射物の噴射制御を行うコンピュータを、前記複数のポジション毎に対応して設けられ、前記噴射物の噴射制御中にユーザにより入力可能な入力欄であって、各前記ポジション若しくは前記各ポジション間における前記噴射物の噴射制御に関する設定情報の入力欄を有する入力画面を表示させる表示手段、前記入力画面に設けられた各前記入力欄に入力された前記設定情報であって、前記噴射物の噴射時間、前記噴射物の噴射量、及び前記スプレーの移動速度のうち少なくとも何れか一つを含む設定情報を前記各ポジションに対応付けて記憶する記憶手段、及び、前記記憶された前記設定情報を取得し、当該設定情報を用いて前記噴射物の噴射制御を行う噴射制御手段として機能させるスプレー制御処理プログラムであって、前記スプレーが始点となる前記ポジションから終点となる前記ポジションに至る一連のショットが複数回繰り返し行われるものであり、前記噴射制御手段は、1回の前記ショットが完了する度に、前記記憶された前記設定情報を取得し、当該設定情報を次の前記ショットにおいて用いるように構成する。
The spray control processing program according to
請求項5に記載のスプレー制御方法は、ダイカストマシンの金型のキャビティ面における複数のポジションに順次移動するスプレーから噴射される噴射物の噴射制御を行うスプレー制御方法であって、前記複数のポジション毎に対応して設けられ、前記噴射物の噴射制御中にユーザにより入力可能な入力欄であって、各前記ポジション若しくは前記各ポジション間における前記噴射物の噴射制御に関する設定情報の入力欄を有する入力画面を表示させる工程と、当該入力画面に設けられた各前記入力欄に入力された前記設定情報であって、前記噴射物の噴射時間、前記噴射物の噴射量、及び前記スプレーの移動速度のうち少なくとも何れか一つを含む設定情報を前記各ポジションに対応付けて記憶する工程と、前記記憶された前記設定情報を取得し、当該設定情報を用いて前記噴射物の噴射制御を行う噴射制御工程と、を含み、前記スプレーが始点となる前記ポジションから終点となる前記ポジションに至る一連のショットが複数回繰り返し行われるものであり、前記噴射制御工程においては、1回の前記ショットが完了する度に、前記記憶された前記設定情報を取得し、当該設定情報を次の前記ショットにおいて用いるように構成する。
The spray control method according to
請求項1、4、又は5に記載の発明によれば、複数のポジション及びそれらの各ポジション間における噴射物の噴射制御に関する設定情報を、上記噴射物の噴射制御中にユーザにより入力可能な入力画面を表示させるようにしたので、ユーザは、当該噴射物の噴射制御中に、当該設定情報を簡単に確認及びチェックでき、プログラムを停止することなく当該設定情報を簡単に変更することができる。また、ショットが開始された後、これが完了する間までは、当該設定情報の変更ができないので、各ショットが行われている間の当該設定情報の変更を防止することができる。
According to the invention described in
請求項2に記載の発明によれば、各ポジション毎に使用又は不使用を設定することを可能としたので、噴射物を噴射するポジションの変更を極めて迅速、且つ、容易に行うことができる。
According to the invention described in
請求項3に記載の発明によれば、スプレーが次に移動するべきポジションを示すポジション情報をロボット制御装置から受信した場合に、当該ポジション情報に対応する前記設定情報を前記ロボット制御装置に送信し、当該設定情報の送信後、スプレーの噴射開始を示す情報を前記ロボット制御装置から受信した場合に、前記スプレーに対して噴射指令を出力するようにしたので、スプレー制御装置とロボット制御装置との制御タイミングが的確に合うようにすることができ、より適正な噴射制御が可能となる。 According to the third aspect of the present invention, when position information indicating the position where the spray should move next is received from the robot controller, the setting information corresponding to the position information is transmitted to the robot controller. When the information indicating the start of spraying is received from the robot control device after the setting information is transmitted, the spray command is output to the spray. The control timing can be accurately matched, and more appropriate injection control is possible.
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、ダイカストマシンシステムに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。なお、以下の実施形態において、噴射物として、離型剤及びエアー(空気)を適用するが、これに限定されるものではなく、例えば保温剤等、スプレー(スプレーのノズル)から噴射可能なその他のものを適用しても良い。
[1.ダイカストマシンシステムの構成及び機能]
先ず、図1等を参照して、本実施形態に係るダイカストマシンシステムの構成及び機能について説明する。
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, the best mode for carrying out the invention will be described with reference to the drawings. The embodiment described below is an embodiment when the present invention is applied to a die casting machine system. In the following embodiments, a release agent and air (air) are applied as the projectile, but the present invention is not limited to this. For example, a heat retaining agent or the like that can be sprayed from a spray (spray nozzle). You may apply.
[1. Configuration and function of die casting machine system]
First, with reference to FIG. 1 etc., the structure and function of the die-casting machine system concerning this embodiment are demonstrated.
図1は、本実施形態に係るダイカストマシンシステムの概要構成例を示す図である。 FIG. 1 is a diagram illustrating a schematic configuration example of a die casting machine system according to the present embodiment.
図1に示すように、ダイカストマシンシステムSは、ダイカストマシン1、スプレーロボット2、ロボット制御装置3、バルブスタンド4、及びスプレー制御装置5等を備えている。
As shown in FIG. 1, the die casting machine system S includes a
ダイカストマシン1は、一対の固定金型11及び可動金型12、当該固定金型11と可動金型12とを型締する型締装置13、当該固定金型11と可動金型12との間に形成されるキャビティに例えば金属溶湯を射出する射出装置(図示せず)等により構成されている。
The
スプレーロボット2は、スプレー2a、多関節のアーム2b、回転座2c、及び基台2d等により構成されている。
The
スプレー2aは、多関節のアーム2bの先端に、連結部28により取付けられ(連結され)、スプレー2aの中心軸Gを中心として回転可能になっており、且つ、連結部27の水平軸を中心として旋回可能になっている。また、スプレー2aにおけるスプレーヘッド29は、上記固定金型11のキャビティ面14に対向させるべき2つの面と、可動金型12のキャビティ面15に対向させるべき2つの面を有しており、夫々の面には、離型剤ノズル又はエアーノズルが設けられている。
The spray 2a is attached (connected) to the tip of the articulated arm 2b by a connecting
図2(A)〜(D)は、スプレーヘッド29における4つの面に設けられたノズルの配置例を示す図である。図2(A)に示す面には、可動金型12側の離型剤ノズルがR1及びR3〜R10の計9系統(離型剤の系統)で計14個設けられおり、図2(B)に示す面には、固定金型11側の離型剤ノズルがR2及びR11の計2系統で計5個設けられおり、図2(C)に示す面には、可動金型12側のエアーノズルがA1の1系統(エアーの系統)で計8個設けられており、図2(D)に示す面には、固定金型11側のエアーノズルがA2の1系統で計7個設けられている。
2A to 2D are diagrams illustrating an example of arrangement of nozzles provided on four surfaces of the
そして、夫々の離型剤ノズル及びエアーノズルは、夫々に対応するホース42を通じて、バルブスタンド4に設けられた、夫々に対応するバルブ41に接続されており、バルブ41がON(開)になると、これに対応するノズルから離型剤が噴射(噴霧)、又はエアー(空気)が噴射されることになる。
And each release agent nozzle and air nozzle are connected to the corresponding valve 41 provided in the
なお、同じ系統のノズル(例えば、R3のノズル2個)の場合、例えば一つバルブ(ホースは別々)のON/OFFにより離型剤又はエアーの噴射制御がなされる(但し、ノズル毎にバルブを分けても良い)。 In the case of nozzles of the same system (for example, two R3 nozzles), for example, the release agent or air injection control is performed by turning on / off one valve (separate hose) (however, a valve is provided for each nozzle). May be separated).
多関節のアーム2bは、第1アーム26と、連結部25により第1アーム26に旋回可能に連結された第2アーム24と、を備えており、第2アーム24は、連結部23により、回転座2cに旋回可能に連結されている。
The multi-joint arm 2b includes a
また、回転座2cは、連結部22により、垂直軸を中心として回転可能に基台2dに連結されている。
The
なお、連結部22、23、25、27、及び28は、図示しないモータ及びギア等を備えている。
The connecting
ロボット制御装置3は、CPU(Central Processing Unit),RAM(Random-Access Memory)等のメモリ,各種プログラム(スプレーロボット2の動作を司るロボット動作プログラムを含む)及び各種データを記憶するROM(Read-Only Memory)等から構成された制御部と、スプレー制御装置5との間で専用ケーブルを介して相互にデータ通信を行うための通信部と、スプレーロボット2との間で専用ケーブルを介して制御信号等の各種信号のやり取りを行うためのインターフェイス部と、を備えている。
The
そして、ロボット制御装置3は、CPUがロボット動作プログラムを実行することにより、スプレー制御装置5と通信(対話)しながら、スプレーロボット2の多関節のアーム2bに取付けられたスプレー2aがダイカストマシン1の固定金型11及び可動金型12のキャビティ面14,15における複数のポジション(夫々のポジションは互いに異なる)に順次移動するように当該スプレーロボット2を制御するようになっている。
Then, the
なお、当該制御においては、制御部からインターフェイス部等を介して、スプレーロボット2における連結部22、23、25、27、及び28に備えられるモータに対して駆動指令を示す制御信号が出力されることになる。
In this control, a control signal indicating a drive command is output from the control unit to the motors provided in the
また、インターフェイス部は、例えばダイカストマシン1からスプレーロボット2の動作制御処理の開始指令を示す制御信号を受け付けるようになっている。
The interface unit receives a control signal indicating a start command for the operation control process of the
次に、本発明の一実施形態に係るスプレー制御装置5の構成及び機能について説明する。
Next, the configuration and function of the
図3は、本実施形態に係るスプレー制御装置5の概要構成例を示す図である。
FIG. 3 is a diagram illustrating a schematic configuration example of the
図3に示すように、スプレー制御装置5は、CPU,RAM等のメモリ,各種プログラム(離型剤及びエアーの噴射動作を司る噴射動作プログラム(本発明のスプレー制御処理プログラムを有する)を含む)及び各種データを記憶するROM等から構成されたシーケンサ51(噴射制御手段及び設定情報送信手段の一例)と、各種設定情報等を記憶する記憶部52(記憶手段の一例、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等)と、ロボット制御装置3との間で専用ケーブルを介して相互にデータ通信を行うための通信部53と、バルブスタンド4に設けられた、各系統に対応する各バルブ41に対して専用ケーブルを介してバルブON又はOFF指令を示す制御信号等を出力するためのインターフェイス部54と、例えばタッチパネル55aを有する操作・表示部55と、タッチパネル55a上に設定入力画面(入力画面の一例)を表示させ当該設定入力画面を通じてユーザにより入力された離型剤及びエアーの噴射制御に関する設定情報を取得し記憶部52に記憶する入出力制御部56(表示手段の一例)と、を備えている。
As shown in FIG. 3, the
そして、スプレー制御装置5は、CPUが噴射動作プログラムを実行することにより、ロボット制御装置3と通信(対話)しながら、離型剤及びエアーの噴射制御に関する設定情報を用いて、上記スプレー2a(離型剤ノズル又はエアーノズル)から噴射される離型剤及びエアーの噴射制御を行うようになっている。
Then, the
図4は、操作・表示部55におけるタッチパネル55a上に表示された設定入力画面例を示す図である。
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of a setting input screen displayed on the
図4に示すように、設定入力画面101は、ダイカストマシン1の固定金型11及び可動金型12のキャビティ面14,15における各ポジション若しくは各ポジション間における離型剤又はエアーの噴射制御に関する設定情報の入力欄(セル)102(ユーザとしての作業者により入力可能な入力欄102)を複数有している(つまり、セルが縦横にマトリクス状に配置)。
As shown in FIG. 4, the setting
図4の例では、1から50のポジション及びそれらの各ポジション間における離型剤又はエアーの噴射制御に関する設定情報が、離型剤又はエアーの噴射制御中に入力可能になっている。具体的には、この例では、当該設定情報として、各ポジション毎に、当該ポジションの使用又は不使用(符号103部で設定入力)、離型剤の系統(符号104部で設定入力)、エアーの系統(符号105部で設定入力)、最終であるか否か(符号106部で設定入力)、噴射時間(符号107部で設定入力)、及びスプレー移動速度(符号108部で設定入力)が入力可能になっている。例えば、符号103部において、使用したいポジションの入力欄102を作業者が押すと、当該ポジションの使用が入力され、且つ、当該入力欄102が強調表示(例えば、色の変化等)される。
In the example of FIG. 4, the setting information regarding the injection control of the release agent or air between the
なお、不使用が設定されたポジションは、無視される、つまり、当該不使用のポジションにはスプレー2aが移動されず、離型剤又はエアーの噴射も行われない。 Note that the position where the non-use is set is ignored, that is, the spray 2a is not moved to the non-use position, and the release agent or air is not injected.
また、符号104部において、バルブONしたい離型剤の系統の入力欄102を作業者が押すと、当該離型剤の系統が入力され、且つ、当該入力欄102が強調表示される。また、符号105部において、バルブONしたいエアーの系統の入力欄102を作業者が押すと、当該エアーの系統が入力され、且つ、当該入力欄102が強調表示される。また、符号106部において、終点としたいポジションの入力欄102を作業者が押すと、当該終点となるポジションが入力され、且つ、当該入力欄102が強調表示される。また、符号107部において、噴射時間を設定したいポジションの入力欄102を作業者が押した後、例えば図示しないテンキーにより指定した噴射時間が入力、表示される。また、符号108部において、スプレーの移動速度を設定したいポジションの入力欄102を作業者が押した後、例えば図示しないテンキーにより指定したスプレーの移動速度が入力、表示される。
Further, when the operator presses the
なお、本実施形態においては、噴射制御に関する設定情報として、ポジションの使用又は不使用、離型剤の系統、エアーの系統、最終であるか否か、噴射時間、及びスプレー移動速度を例に挙げたがこれらに限定されるものではなく、例えば、離型剤等の噴射量等も設定情報として入力、設定できるようにしても良い。 In the present embodiment, as setting information related to injection control, position use or non-use, release agent system, air system, final or not, injection time, and spray movement speed are given as examples. However, the present invention is not limited thereto, and for example, an injection amount of a release agent or the like may be input and set as setting information.
作業者は、このような噴射制御に関する設定情報を、離型剤及びエアーの噴射制御中にも入力可能になっており、入力された当該設定情報は、入出力制御部56により受け付けられ各ポジションに対応付けられて記憶部52に記憶される(後から、入力された当該設定情報は上書き更新される)ことになる。
The operator can input the setting information related to the injection control even during the injection control of the release agent and the air, and the input setting information is received by the input /
そして、シーケンサ51は、例えば、1回のショット(サイクルともいう)が完了する度に、上記噴射制御に関する設定情報を、記憶部52からメモリに取り込み(取得)、更新(上書き)し、更新された設定情報を次のショットにおいて用いることになる。
Then, for example, each time one shot (also referred to as a cycle) is completed, the
なお、1回のショットとは、スプレー2aが、型開きされた固定金型11と可動金型12との間に移動し、キャビティ面14における始点となるポジションから終点となる(最終の)ポジションに至った後、元のポジション(例えば、図1に示す位置)に退避するまでの一連のショットをいう。このようなショットは、複数回繰り返し行われるものである。
[2.ダイカストマシンシステムの動作]
次に、図5及び図6等を参照して、本実施形態に係るダイカストマシンシステムSの動作について説明する。
Note that one shot means that the spray 2a moves between the fixed
[2. Operation of Die Casting Machine System]
Next, the operation of the die casting machine system S according to the present embodiment will be described with reference to FIGS.
図5(A)は、ロボット制御装置3の制御部におけるスプレーロボットの動作制御処理を示すフローチャートであり、図5(B)は、スプレー制御装置5のシーケンサ51における噴射動作制御処理を示すフローチャートである。また、図6は、スプレー2aの移動及び噴射動作を示す概念図である。
FIG. 5A is a flowchart showing an operation control process of the spray robot in the control unit of the
なお、図5(A)に示す処理と、図5(B)に示す処理がスタートする前に、ロボット制御装置3の制御部と、スプレー制御装置5のシーケンサ51は、ダイカストマシン1から使用される金型の識別番号を受信しており、ロボット制御装置3の制御部のロボットプログラムからのモジュールの呼び出しと、スプレー制御装置5のシーケンサ51のメモリからの対象金型の設定データの呼び出しは自動的に完了している。
Before the process shown in FIG. 5A and the process shown in FIG. 5B start, the control unit of the
図5(A)に示すステップS1では、ロボット制御装置3の制御部が、例えばダイカストマシン1からのスプレーロボット2の動作制御処理の開始指令を待っており、当該動作制御処理の開始指令を示す制御信号を受信すると(ステップS1:Yes)、ステップS2に進む。
In step S1 shown in FIG. 5A, the control unit of the
なお、動作制御処理の開始指令を示す制御信号は、ダイカストマシン1における固定金型11と可動金型12が型開きされた場合に出力されるものであるが、ダイカストマシン1から出力されても良いし、その他の装置から出力されるようにしても良い。
The control signal indicating the operation control processing start command is output when the fixed
一方、図5(B)に示す処理では、先ず、スプレー制御装置5のシーケンサ51は、作業者により入力され記憶部52に記憶されている噴射制御に関する設定情報を、メモリに取り込み(ステップS21)、初期化する。
On the other hand, in the process shown in FIG. 5B, first, the
図5(A)に示すステップS2では、ロボット制御装置3の制御部が、スプレー移動速度の最大値(例えば、2500mm/秒)をセットし(ステップS2)、続いて、駆動指令を示す制御信号をスプレーロボット2に出力して、スプレー2aを、型開きされた固定金型11と可動金型12との間(金型間)に、上記セットされたスプレー移動速度で移動させる(ステップS3)。
In step S2 shown in FIG. 5A, the control unit of the
ステップS4からステップS16までは(ポジションループ処理)、上記固定金型11及び可動金型12のキャビティ面14,15における各ポジションn(n=1〜50)のループ処理であり、当該ループ処理は、ステップS15で当該ループ処理を抜けるまで、1から50までの各ポジションに対して順次繰り返し実行される。
Steps S4 to S16 (position loop process) are loop processes at positions n (n = 1 to 50) in the cavity surfaces 14 and 15 of the fixed
当該ループ処理において、ロボット制御装置3の制御部は、ポジションn(例えば、“1”)を示すポジション情報(つまり、スプレー2aが次に移動するべきポジションを示すポジション情報)を、通信部を介してスプレー制御装置5に送信する(ステップS5)。
In the loop processing, the control unit of the
一方、スプレー制御装置5のシーケンサ51は、ロボット制御装置3からのポジション情報を受信すると(ステップS22:Yes)、メモリに記憶された噴射制御に関する設定情報のうち、当該ポジション情報に示されたポジションnに対応する設定情報(例えば、当該ポジションの使用又は不使用、最終であるか否か、及びスプレー移動速度)を、通信部53を介してロボット制御装置3に送信する(ステップS23)。
On the other hand, when the
次いで、スプレー制御装置5のシーケンサ51は、上記ポジションnが使用であるか否かを判別し(ステップS24)、使用である場合には(ステップS24:Yes)、ステップS25に進んでダイカストマシン1からのスプレーON指令を待ち、使用でない(不使用である)場合には(ステップS24:No)、当該ポジション(図6の例では、ポジション2)は無視され、ステップS33に進む。
Next, the
一方、ロボット制御装置3の制御部は、スプレー制御装置5からのポジションnに対応する上記設定情報を受信すると(ステップS6:Yes)、これをメモリに記憶し、当該設定情報を参照して、当該ポジションnが使用であるか否かを判別し(ステップS7)、使用である場合には(ステップS7:Yes)、ステップS8に進み、使用でない(不使用である)場合には(ステップS7:No)、当該ポジション(図6の例では、ポジション2)は無視され、ステップS15に進む。
On the other hand, when the control unit of the
ステップS8では、ロボット制御装置3の制御部が、駆動指令を示す制御信号をスプレーロボット2に出力して、スプレー2aを、上記ポジションnまで、上記ステップS2でセットされたスプレー移動速度で移動させる(ステップS8)。
In step S8, the control unit of the
次いで、ロボット制御装置3の制御部は、上記ポジションnに対応する設定情報に含まれるスプレー移動速度が“0”であるか否かを判別し(ステップS9)、当該スプレー移動速度が“0”である場合には(ステップS9:Yes)、ステップS10に進み、当該スプレー移動速度が“0”でない場合には(ステップS9:No)、ステップS13に進む。
Next, the control unit of the
ステップS10では、ロボット制御装置3の制御部が、スプレー移動速度(つまり、次のポジションまでの移動速度となる)の最大値をセットし、スプレーON指令を示す情報(つまり、スプレーの噴射開始を示す情報)を、通信部53を介してスプレー制御装置5に送信し(ステップS11)、上記ポジションnに対応する設定情報に含まれる噴射時間のタイマーカウントを開始する。続いて、ロボット制御装置3の制御部は、上記噴射時間のタイマーがカウントアップされたか否かを判断し(ステップS12)、カウントアップされた場合には(ステップS12:Y)、ステップS15に進む。
In step S10, the control unit of the
一方、ステップS13では、ロボット制御装置3の制御部が、上記ポジションnに対応する設定情報に含まれるスプレー移動速度(つまり、次のポジションまでの移動速度となる)の値をセットし、続いて、スプレーON指令を示す情報(つまり、スプレーの噴射開始を示す情報)を、通信部53を介してスプレー制御装置5に送信し(ステップS14)、ステップS15に進む。
On the other hand, in step S13, the control unit of the
そして、ステップS15では、ロボット制御装置3の制御部が、上記ポジションnに対応する設定情報を参照して、当該ポジションnが最終のポジション(つまり、終点となるポジション)であるか否かを判別し、最終のポジションである場合には(ステップS15:Yes)、ステップS17に進み、最終のポジションでない場合には(ステップS15:No)、ポジションループ処理によりnを1インクリメントした後、ステップS5に戻る。なお、ステップS5に戻ると、次のポジションについて上記と同様の処理が行われることになるが、そのときのステップS8では直前のポジションにおけるステップS10又はステップS13でセットされたスプレー移動速度で、スプレー2aを移動させることになる。
In step S15, the control unit of the
ステップS17では、ロボット制御装置3の制御部が、駆動指令を示す制御信号をスプレーロボット2に出力して、スプレー2aを元のポジションに退避(移動)させる。次いで、ロボット制御装置3の制御部は、設定変更可能を示す情報を、通信部53を介してスプレー制御装置5に送信し(ステップS18)、ステップS1に戻る。こうして、当該ショットが完了し、ステップS1で次のショットを開始するための開始指令を待つ(例えば、60秒〜100秒待つ)ことになる。
In step S17, the control unit of the
一方、スプレー制御装置5のシーケンサ51は、ロボット制御装置3からのスプレーON指令を示す情報を受信すると(ステップS25:Yes)、バルブOFF指令を示す制御信号を、インターフェイス部54を介して全てのバルブ41に出力する(ステップS26)。
On the other hand, when the
次いで、スプレー制御装置5のシーケンサ51は、バルブON指令(つまり、噴射指令)を示す制御信号を、インターフェイス部54を介して、上記ポジションnに対応する設定情報に含まれる系統に対応するバルブ41(該当バルブ)に出力する(ステップS27)。これにより、当該系統のバルブ41がON(開)になり、これに対応するノズルからの例えば離型剤の噴霧が開始されることになる。
Next, the
次いで、スプレー制御装置5のシーケンサ51は、上記ポジションnに対応する設定情報に含まれるスプレー移動速度が“0”であるか否かを判別する(ステップS28)。
Next, the
そして、当該スプレー移動速度が“0”である場合(ステップS28:Yes)、スプレー制御装置5のシーケンサ51は、上記ポジションnに対応する設定情報に含まれる噴射時間のタイマーカウントを開始し、当該噴射時間のタイマーがカウントアップされたか否かを判断し(ステップS29)、カウントアップされた場合には(ステップS29:Y)、バルブOFF指令を示す制御信号を、インターフェイス部54を介して全てのバルブ41に出力し(ステップS30)、ステップS31に進む。これにより、スプレー2aは、当該ポジションnに止まって当該噴射時間が経過するまで離型剤等の噴霧を行うことになる。図6の例では、ポジション1においては、スプレー2aが系統R5の離型剤を2秒間止まって(スプレー移動速度が“0”)噴霧しており、ポジション16においては、スプレー2aが系統A1のエアーを5秒間止まって(スプレー移動速度が“0”)噴射している。
When the spray movement speed is “0” (step S28: Yes), the
一方、当該スプレー移動速度が“0”でない場合(ステップS28:No)、ステップS31に進むことになるが、このとき、スプレー2aは当該スプレー移動速度で当該ポジションnから次のポジションへ移動しながら(上記ステップS8による)、離型剤等の噴霧を行うことになる。図6の例では、スプレー2aが、ポジション3から次のポジション4へスプレー移動速度(1500mm/秒)で移動しながら、系統R2及びR6の離型剤を噴霧している。
On the other hand, when the spray moving speed is not “0” (step S28: No), the process proceeds to step S31. At this time, the spray 2a moves from the position n to the next position at the spray moving speed. (According to step S8), the release agent or the like is sprayed. In the example of FIG. 6, the spray 2a is spraying the release agents of the systems R2 and R6 while moving from the
ステップS31では、スプレー制御装置5のシーケンサ51が、当該ポジションnに対応する設定情報を参照して、当該ポジションnが最終のポジションであるか否かを判別し、最終のポジションである場合には(ステップS31:Yes)、ステップS32に進み、最終のポジションでない場合には(ステップS31:No)、ステップS22に戻り、ロボット制御装置3からの次のポジション情報を待つことになる。
In step S31, the
ステップS32では、スプレー制御装置5のシーケンサ51が、バルブOFF指令を示す制御信号を、インターフェイス部54を介して全てのバルブ41に出力し(ステップS32)、ステップS34に進む。
In step S32, the
なお、最終のポジション(図5の例では、ポジション16が該当)においてスプレー移動速度が誤って入力されてしまった場合、該当するバルブ41がONになったまま(つまり、例えばエアーが噴射したまま)、スプレー2aが元のポジションに退避することになるので、これを防止するため、ステップS32の処理を行うようになっている。
If the spray movement speed is erroneously input at the final position (in the example of FIG. 5,
一方、ステップS33でも、スプレー制御装置5のシーケンサ51が、当該ポジションnに対応する設定情報を参照して、当該ポジションnが最終のポジションであるか否かを判別し、最終のポジションである場合には(ステップS33:Yes)、ステップS34に進み、最終のポジションでない場合には(ステップS33:No)、ステップS22に戻り、ロボット制御装置3からの次のポジション情報を待つことになる。
On the other hand, also in step S33, the
そして、ステップS34において、スプレー制御装置5のシーケンサ51は、ロボット制御装置3からの設定変更可能を示す情報を受信すると(ステップS34:Yes)、設定情報変更処理を行う(ステップS35)。
In step S34, when the
この設定情報変更処理においては、例えば、作業者が、図示しない設定情報更新ボタン(例えば、タッチパネル55a上に表示された設定入力画面101上に設けられている)を押下すると、スプレー制御装置5のシーケンサ51は、入出力制御部56を介して、これを認識し、このときに記憶部52に記憶されている噴射制御に関する設定情報を、メモリに取り込み(取得)、更新する。つまり、作業者が、設定入力画面101から新たな当該設定情報を入力し、その内容が記憶部52上で変更されていた場合には、その変更された内容は、当該設定情報変更処理においてはじめてシーケンサ51に伝えられることになる。つまり、噴射制御に関する設定情報のシーケンサ51における変更は、今回のショットが完了(つまり、スプレー2aが元のポジションに退避)してから、次のショットのポジション1を示すポジション情報を受信するまでの間(例えば、60秒〜100秒)に可能としている。言い換えれば、ショットが開始された後、これが完了する間までは、当該設定情報の変更ができないようになっており(この間に、上記設定情報更新ボタンが押下されても、スプレー制御装置5のシーケンサ51は、これを認識しないようにロックされている)、これによって、各ショットが行われている間の設定情報の変更を防止している。
In this setting information change process, for example, when an operator presses a setting information update button (not shown) (for example, provided on the setting
そして、ステップS36において、スプレー制御装置5のシーケンサ51が、ロボット制御装置3から送信された、次のショットのポジション1を示すポジション情報を受信すると(ステップS36:Yes)、ステップS23に戻り、上記と同様の処理を繰り返すことになる。
In step S36, when the
以上説明したように、上記実施形態によれば、複数のポジション及びそれらの各ポジション間における離型剤又はエアーの噴射制御に関する設定情報を、上記離型剤及びエアーの噴射制御中に作業者により入力可能な設定入力画面101を表示させるようにしたので、作業者は、当該離型剤及びエアーの噴射制御中に、当該設定情報を簡単に確認及びチェックでき、プログラムを停止することなく当該設定情報を簡単に変更することができ、次回のショットにおいて反映させることができる。
As described above, according to the above-described embodiment, the setting information related to the injection control of the release agent or air between the plurality of positions and the respective positions is set by the operator during the release control of the release agent and air. Since the setting
しかも、設定入力画面101上においては、始点となるポジションから終点となるポジションに至るまでの各設定情報を入力欄としての各セル内に表示させ、且つ、各ポジションに対応する各セルを、スプレーの移動順にマトリクス上に表示させるようにしたので、作業者は、常に、各ポジションとこれに対応する各設定情報の関係を一見して把握することができ、ひいては、作業者がチェックに用いる標準書の作成も簡単となり、各設定情報が標準書に沿っているかを容易にチェックすることができる。
In addition, on the setting
また、設定入力画面101上においては、各ポジション毎に使用又は不使用を設定することを可能とした(不使用が設定されたポジションが無視される)ので、離型剤等を噴射するポジションの変更を極めて迅速、且つ、容易に行うことができる。
In addition, on the setting
更に、図5に示すように、ロボット制御装置3とスプレー制御装置5とは対話形式で情報のやり取りを行いつつスプレーロボットの動作制御及び噴射動作制御を行うようにした、具体的には、各ポジション毎に、離型剤又はエアーの噴射制御に関する設定情報を共有して(ステップS23及びステップS6)確認し合い、スプレーの移動速度及びその移動開始タイミングと、離型剤又はエアーの噴射時間及び噴射開始タイミングとが的確に合うように制御するようにしたので、より適正な噴射制御が可能となる。
Further, as shown in FIG. 5, the
更にまた、上記実施形態は、スプレーロボットの動作制御及び噴射動作制御のシミュレーションにも使用することができる。このシミュレーションにおいては、例えばバルブスタンド4におけるバルブ41をロック状態(例えば、スプレー制御装置5のシーケンサ51からバルブON指令を示す制御信号がバルブ41に出力されても、当該バルブ41はバルブ41がON(開)にならない状態)にしておき、上述した図5に示す処理を実行させるようにすれば、スプレーロボット2の動作と設定入力画面101における上記設定情報を見比べて誤りがないか等を、実際の運用前にチェックすることができる。
Furthermore, the above embodiment can also be used for simulation of spray robot motion control and spray motion control. In this simulation, for example, the valve 41 in the
1 ダイカストマシン
2 スプレーロボット
2a スプレー
2b 多関節のアーム
2c 回転座
2d 基台
3 ロボット制御装置
4 バルブスタンド
5 スプレー制御装置
11 固定金型
12 可動金型
13 型締装置
14,15 キャビティ面
22,23,25,27,28 連結部
24 第2アーム
26 第1アーム
29 スプレーヘッド
41 バルブ
42 ホース
51 シーケンサ
52 記憶部
53 通信部
54 インターフェイス部
55 操作・表示部
55a タッチパネル
56 入出力制御部
101 設定入力画面
S ダイカストマシンシステム
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記複数のポジション毎に対応して設けられ、前記噴射物の噴射制御中にユーザにより入力可能な入力欄であって、各前記ポジション若しくは前記各ポジション間における前記噴射物の噴射制御に関する設定情報の入力欄を有する入力画面を表示させる表示手段と、
前記入力画面に設けられた各前記入力欄に入力された前記設定情報であって、前記噴射物の噴射時間、前記噴射物の噴射量、及び前記スプレーの移動速度のうち少なくとも何れか一つを含む設定情報を前記各ポジションに対応付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶された前記設定情報を取得し、当該設定情報を用いて前記噴射物の噴射制御を行う噴射制御手段と、
を備え、
前記スプレーが始点となる前記ポジションから終点となる前記ポジションに至る一連のショットが複数回繰り返し行われるものであり、
前記噴射制御手段は、1回の前記ショットが完了する度に、前記記憶された前記設定情報を取得し、当該設定情報を次の前記ショットにおいて用いることを特徴とするスプレー制御装置。 A spray control device that performs spray control of a sprayed material sprayed from a spray that sequentially moves to a plurality of positions on a cavity surface of a die of a die casting machine,
The input field is provided for each of the plurality of positions and can be input by the user during the injection control of the injection, and includes setting information related to the injection control of the injection between the positions or the positions. Display means for displaying an input screen having an input field;
The setting information input in each of the input fields provided on the input screen , wherein at least one of the spray time of the spray, the spray amount of the spray, and the spray moving speed is selected. Storage means for storing the associated setting information in association with each position;
An injection control means for acquiring the stored setting information and performing injection control of the injection using the setting information;
With
A series of shots from the position where the spray is the starting point to the position where it is the end point is repeatedly performed a plurality of times,
The spray control unit is characterized by acquiring the stored setting information every time one shot is completed, and using the setting information in the next shot .
前記入力欄には、前記各ポジション毎に使用又は不使用を設定するための入力欄が含まれており、
前記噴射制御手段は、不使用が設定されたポジションを無視して前記噴射物の噴射制御を行うことを特徴とするスプレー制御装置。 The spray control device according to claim 1.
The input field includes an input field for setting use or non-use for each position,
The spray control device according to claim 1, wherein the spray control means performs spray control of the sprayed matter ignoring a position where nonuse is set.
当該スプレー制御装置は、スプレーロボットのアームに取付けられたスプレーがダイカストマシンの金型のキャビティ面における複数のポジションに順次移動するように前記スプレーロボットを制御するロボット制御装置と相互に通信可能であって、
前記スプレーが次に移動するべきポジションを示すポジション情報を前記ロボット制御装置から受信した場合に、当該ポジション情報に対応する前記設定情報を前記ロボット制御装置に送信する設定情報送信手段を更に備え、
前記設定情報の送信後、前記噴射制御手段は、スプレーの噴射開始を示す情報を前記ロボット制御装置から受信した場合に、前記スプレーに対して噴射指令を出力することを特徴とするスプレー制御装置。 The spray control device according to claim 1 or 2,
The spray control device can communicate with a robot control device that controls the spray robot so that the spray attached to the arm of the spray robot sequentially moves to a plurality of positions on the cavity surface of the die casting machine. And
A setting information transmitting means for transmitting the setting information corresponding to the position information to the robot control device when position information indicating a position where the spray should move next is received from the robot control device;
After the transmission of the setting information, the spray control unit outputs a spray command to the spray when receiving information indicating spray start from the robot control device.
前記複数のポジション毎に対応して設けられ、前記噴射物の噴射制御中にユーザにより入力可能な入力欄であって、各前記ポジション若しくは前記各ポジション間における前記噴射物の噴射制御に関する設定情報の入力欄を有する入力画面を表示させる表示手段、The input field is provided for each of the plurality of positions and can be input by the user during the injection control of the injection, and includes setting information related to the injection control of the injection between the positions or the positions. Display means for displaying an input screen having an input field;
前記入力画面に設けられた各前記入力欄に入力された前記設定情報であって、前記噴射物の噴射時間、前記噴射物の噴射量、及び前記スプレーの移動速度のうち少なくとも何れか一つを含む設定情報を前記各ポジションに対応付けて記憶する記憶手段、及び、The setting information input in each of the input fields provided on the input screen, wherein at least one of the spray time of the spray, the spray amount of the spray, and the spray moving speed is selected. Storage means for storing the associated setting information in association with each position; and
前記記憶された前記設定情報を取得し、当該設定情報を用いて前記噴射物の噴射制御を行う噴射制御手段として機能させるスプレー制御処理プログラムであって、A spray control processing program that acquires the stored setting information and functions as an injection control unit that performs injection control of the injection using the setting information,
前記スプレーが始点となる前記ポジションから終点となる前記ポジションに至る一連のショットが複数回繰り返し行われるものであり、A series of shots from the position where the spray is the start point to the position where it is the end point is repeatedly performed a plurality of times,
前記噴射制御手段は、1回の前記ショットが完了する度に、前記記憶された前記設定情報を取得し、当該設定情報を次の前記ショットにおいて用いることを特徴とするスプレー制御処理プログラム。The spray control processing program characterized in that the injection control means acquires the stored setting information every time one shot is completed, and uses the setting information in the next shot.
前記複数のポジション毎に対応して設けられ、前記噴射物の噴射制御中にユーザにより入力可能な入力欄であって、各前記ポジション若しくは前記各ポジション間における前記噴射物の噴射制御に関する設定情報の入力欄を有する入力画面を表示させる工程と、The input field is provided for each of the plurality of positions and can be input by the user during the injection control of the injection, and includes setting information related to the injection control of the injection between the positions or the positions. Displaying an input screen having an input field;
当該入力画面に設けられた各前記入力欄に入力された前記設定情報であって、前記噴射物の噴射時間、前記噴射物の噴射量、及び前記スプレーの移動速度のうち少なくとも何れか一つを含む設定情報を前記各ポジションに対応付けて記憶する工程と、The setting information input in each of the input fields provided on the input screen, wherein at least one of the spray time of the spray, the spray amount of the spray, and the spray moving speed is selected. Storing the associated setting information in association with each position;
前記記憶された前記設定情報を取得し、当該設定情報を用いて前記噴射物の噴射制御を行う噴射制御工程と、An injection control step of acquiring the stored setting information and performing injection control of the injection using the setting information;
を含み、Including
前記スプレーが始点となる前記ポジションから終点となる前記ポジションに至る一連のショットが複数回繰り返し行われるものであり、A series of shots from the position where the spray is the start point to the position where it is the end point is repeatedly performed a plurality of times,
前記噴射制御工程においては、1回の前記ショットが完了する度に、前記記憶された前記設定情報を取得し、当該設定情報を次の前記ショットにおいて用いることを特徴とするスプレー制御方法。In the injection control step, each time one shot is completed, the stored setting information is acquired, and the setting information is used in the next shot.
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