JP4487287B2 - Building door - Google Patents
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Description
本発明は、集合住宅の玄関等、建築物の開口部に設けられる建物用戸体の技術分野に属するものである。 The present invention belongs to the technical field of a building door provided at an opening of a building, such as an entrance of an apartment house.
一般に、開口部を開閉する戸体(ドア)の中には、該戸体の見付け幅方向一方の端部を開口部に丁番を介して枢支して、戸体を開閉揺動させるように構成したものが知られている。このような戸体を例えばマンション等の住宅に設ける場合、防火、防犯の観点から金属製(鋼製)のものが用いられるのが一般的である。しかるに、近年、消費者には、他住宅との差別化や、高級感が要求され、戸体に高い意匠性が求められている。 In general, in a door (door) that opens and closes an opening, one end of the door in the width direction of the door is pivotally supported on the opening via a hinge so that the door is opened and closed. It is known what has been configured. When such a door is provided in a house such as an apartment, for example, a metal (steel) one is generally used from the viewpoint of fire prevention and crime prevention. However, in recent years, consumers are required to be differentiated from other homes and have a high-class feeling, and the doors are required to have high design.
そこで、戸体の表面に、木製の表面板等の他部材を一体化することが提唱されるが、単に表面板を接着するだけでは接着力に限界があって、重量のある表面板を用いる場合では脱落等の惧れもあり、これを防止するための一つの手段として、金属製の戸体表面に飾り板をあてがい、これを螺子を用いて止着することが提唱されている。
ところが、前記従来のものにおいて、飾り板は、表面側から挿し込まれた螺子により止着する構成となっていて、螺子頭が外部に露出して意匠性を損なうため、別途飾りモールを用いて螺子頭を覆う構成としている。このため、部品点数が増加して作業工程数が多くなるという問題があるうえ、高級感を出すべく扉体表面全体に木製パネルを設ける構成とした場合では、パネルの周囲に飾りモールが配されることになってしまい意匠性に限界があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。 However, in the above-mentioned conventional one, the decorative plate is configured to be fastened by a screw inserted from the surface side, and the screw head is exposed to the outside to impair the design, so a separate decorative molding is used. The screw head is covered. For this reason, there is a problem that the number of parts increases and the number of work processes increases, and in the case where a wooden panel is provided on the entire door body surface to give a high-class feeling, a decorative molding is arranged around the panel. Therefore, there is a limit to the designability, and here is a problem to be solved by the present invention.
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作された
ものであって、請求項1の発明は、建築物の開口部を開閉する戸体を、金属製の本体部の表面に表面板を一体化して構成すると共に、表面板の裏面に金属製のベース体を固定し、該ベース体を、本体部に固定する構成とするにあたり、ベース体は、表面板の板厚に沿う側片部が形成されたものとし、該側片部には、外方に延出する延出片部が形成されている建物用戸体である。
そして、このようにすることにより、表面板の固定が確りとなされ、脱落するような不具合を防止できると共に、ベース体による表面板の支持が一層堅固になるうえ、延出片
部によりベース体と本体部との一体化部位(固定部)を表側から覆うことができる。
請求項2の発明は、請求項1において、本体部とベース体との固定部は、延出片部により表側から覆われるように構成されている建物用戸体である。このようにすることにより、固定部が外部に露出することがなく、優れた意匠の戸体を提供することができる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、戸体は開閉揺動する構成とし、戸体を揺動自在に枢支するための丁番は、戸尻側の延出片部により表側から覆われるように構成されている建物用戸体である。このようにすることにより、丁番が外部に露出することがなく、優れた意匠とできるうえ、防犯性にも優れた戸体とすることができる。
請求項4の発明は、請求項3において、丁番は、戸体の板厚内に配されている建物用戸体である。このようにすることにより、戸体表面と延出片部とを面一状とすることができ、優れた意匠にできる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか1において、戸先側の延出片部は、開口部に配される枠体とのあいだに形成される隙間を塞ぐ封止部に構成されている建物用戸体である。このようにすることにより、枠体との隙間が塞がれて防犯性、封止性を高めることができる。
The present invention was created in order to solve these problems in view of the above circumstances, and the invention of
And by doing in this way, the fixing of the surface plate is ensured, it is possible to prevent the problem of falling off , the support of the surface plate by the base body is further solidified, and the extension piece
The integrated part (fixed part) of the base body and the main body part can be covered from the front side by the part.
The invention of
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect , the door body is configured to swing open and close, and the hinge for pivotally supporting the door body is front side by an extension piece portion on the door bottom side. It is the door for buildings comprised so that it may be covered from. By doing in this way, a hinge cannot be exposed outside, it can be set as the outstanding design, and it can be set as the door body excellent also in crime prevention.
According to a fourth aspect of the present invention, in the third aspect , the hinge is a building door that is disposed within the thickness of the door. By doing in this way, the door body surface and the extension piece part can be made into the same shape, and it can be made the outstanding design.
According to a fifth aspect of the present invention, in any one of the first to fourth aspects, the door end side extending piece portion is a sealing portion that closes a gap formed between the frame body arranged in the opening portion. It is a building door. By doing in this way, the clearance gap with a frame can be block | closed, and crime prevention and sealing performance can be improved.
請求項1の発明とすることにより、表面板の固定が確りとなされ、脱落するような不具合を防止できる。
請求項2の発明とすることにより、ベース体による表面板の支持が一層堅固になるうえ、延出片部によりベース体と本体部との一体化部位(固定部)を表側から覆うことができる。
請求項3の発明とすることにより、固定部が外部に露出することがなく、優れた意匠となる。
請求項4の発明とすることにより、丁番が外部に露出することがなく、優れた意匠となるうえ、防犯性にも優れる。
請求項5の発明とすることにより、戸体表面と延出片部とを面一状とすることができ、優れた意匠にできる。
請求項6の発明とすることにより、枠体との隙間が塞がれて防犯性、封止性を高めることができる。
By setting it as invention of
According to the second aspect of the present invention, the support of the surface plate by the base body is further solidified, and the integrated portion (fixed portion) of the base body and the main body portion can be covered from the front side by the extended piece portion. .
By setting it as invention of
By making it the invention of
By setting it as invention of
By setting it as invention of
つぎに、本発明の実施の形態について、図1〜4の図面に基づいて説明する。
図面において、1は集合住宅の玄関等の開口部を開閉する戸体であって、該戸体1は、開口部を開閉揺動する構成となっており、金属製(鋼製)の本体部2と、該本体部2の表側(屋外側)に一体化される木質パネルで構成される表面板3とを備えて構成されており、戸体1の一端側縁部(戸尻側端部)と開口部の一側部とのあいだに上下方向三箇所に位置して設けられた丁番4により開口部に取り付けられ、戸体1の他端側(戸先側端部)が丁番4の軸部4aを支点として表裏(屋内外)方向に開閉揺動するように構成されている。
Next, an embodiment of the present invention will be described based on the drawings of FIGS.
In the drawings, 1 is a door body that opens and closes an opening such as an entrance of a housing complex, and the
前記本体部2は、金属製板材により構成された表裏(屋内外)一対の面材2a、2bを、これらのあいだに予め設定される空隙を存するよう折曲して互いに突き合せることにより構成されるが、一対の面材2a、2b間にはコア材5が介装されている。そして、本体部2は、表裏面に接着剤を塗布したコア材5を面材2a、2bで挟み込み、ホットメルト加工することにより面材2a、2bとコア材5とが一体化されるように設定されている。
尚、2c、2d、2e、2fは、本体部2の左右および上下の端面に沿って設けられる骨材である。
さらに、本体部2は、丁番4が取り付けられる側、即ち、戸尻側の端面の表面側部位である戸尻側端面と表面とのあいだのコーナー部が、上下方向一体にわたって切り欠かれており、これによって、該部位に段差状側面2gと段差状表面2hとが形成されている。
The
2c, 2d, 2e, and 2f are aggregates provided along the left and right and upper and lower end faces of the
Further, the
前記表面板3は、所定の板厚を有し、かつ、本体部2に対し上下方向には長いが左右方向には短い寸法に設定されたものに形成されており、後述するように、本体部2に表面板3を一体化したときに、下端縁部同士は略面一の位置関係となるが上端縁部は本体部2上端縁部よりも上方に突出し、また、右端縁部は本体部2の段差状側面2gと面一の位置関係となり、左端縁部は本体部2左端縁部よりも右方に位置するように設定されている。これによって、戸体1の上端縁部については表面板3に本体部2との連結代が形成される一方、左右端縁部については本体部2の左右に表面板3との連結代が形成されるように構成されている。さらに、表面板3は、裏面3a側と戸尻側となる右端面3bとのコーナー部において、丁番4取り付け部位に相当する上下方向三箇所に位置して凹溝状の切り欠き溝3cが形成されている。尚、戸体1のドア厚は、表面板3の板厚と、本体部2における本体部ドア厚との和となるが、本実施の形態では、表面板3の板厚を厚くして(例えば10mm〜20mm)表面板3に彫刻を施す等の加工が可能となる厚さを確保できるようにしており、これによって、戸体1のデザイン性が高くなるようにしている。
尚、本実施の形態では、表面板3として木質パネルが用いられているが、表面板の材質は木質に限らず、彫刻ができる等、所定の板厚を備えたパネル体であって意匠性の高いものを用いることができる。
The
In the present embodiment, a wood panel is used as the
6は表面板3の裏面3a側から一体化されるベース体であって、該ベース体6は金属製(例えばスチール製)板材を折曲して形成されており、表面板3の裏面3aと略同形状のベース部6aを備えている。前記ベース体6は、ベース部6aを表面板3の裏面3aに突き当て、頭部がベース部6aの裏面と面一になる状態でベース部6aを貫通する螺子6bを、複数箇所において表面板裏面3aに螺合することにより一体化されるように設定されている。尚、ベース体6と表面板3とは、ベース部6aと表面板裏面3aとのあいだに塗布される接着剤による一体化であってもよく、さらには、前記螺子6bによる一体化と接着剤による一体化との両者を実施してもよい。
さらに、ベース部6aの左右両端縁部および上下両端縁部には、それぞれ全長にわたって表側に突出する側片部6c、6d、6e、6fが折曲形成され、ベース部6aと各側片部6c、6d、6e、6fにより形成された矩形の凹部に、表面板3が背面側から嵌入するように設定され、該嵌入した状態で、表面板3の左右端面3d、3bおよび上下端面3e、3fと各側片部6c、6d、6e、6fとが当接するように設定されている。尚、表面板3の上下面3e、3fには段差部が形成されており、上下面3e、3fとベース体上下側片部6e、6fとのあいだに段差が形成されないように構成されている。
Furthermore,
また、前記左右側片部6c、6dの左右方向外端縁部には、それぞれ全長にわたって左右方向外方に延出する左右の延出片部6g、6hがそれぞれ折曲形成されており、これら左右の延出片部6g、6hは、嵌め込まれた表面板3の表面3hと略面一状となっていて表面板3とともに戸体1の表面を構成するように設定されている。さらに、左右の延出片部6g、6hの左右端縁部からは、裏面側に向けて折り返された左右の折り返し片部6i、6jが形成されている。
尚、戸尻側の右折り返し片部6jには、丁番4取り付け部位に相当する上下方向三箇所において切り欠き6kが形成されており、丁番4を介した戸体1の開閉作動の過程で、右折り返し片部6jが丁番4に干渉してしまうことがないようにしている。さらに、これら切り欠き6k形成部位に対向する右側片部6dには、嵌め込まれた表面板3に形成された切り欠き溝3cの溝内に嵌入する部位に位置するようにして当て板6mが予め一体的に固定されている。また、左側の延出片部6gの裏面側には、当て板6nが固定されたスペーサ6pが一体的に固定されている。
さらに、表面板3の上面3eと裏面3aとで形成されるコーナー部には、左右方向所定箇所に切り欠き溝3gが形成されており、ベース体ベース部6aの上端縁部には、前記切り欠き溝3gの溝内に嵌入する部位に位置して当て板6qが一体的に固定されている。
In addition, left and right extending
The
Further, a
そして、表面板3を取り付けたベース体6を、本体部2に組み込むことで戸体1が形成されるが、本体部2の左右端縁部および上下端縁部とには、予め左右および上下の連結部材7、8、9、10が螺子11、12、13、14を用いて一体的に固定されている。
Then, the
つまり、本体部2の左側に固定される左連結部材7は、金属製板材で構成されており、ベース体ベース部6aの上下方向長さと略同様の長尺体であって、平面視クランク状に折曲形成されている。そして、左連結部材7は、本体部2の表面2aと平行となる左右片7a、7bのあいだに、これら左右片7a、7bに直交する状態でこれらを連結する中間片7cが形成されたものになっており、右片7bが本体部2の表面(表面板)2aにおける左側端に螺子11を用いて固定されており、該固定部が左第一固定部となっている。このとき、中間片7cは、本体部2の左端面と面一状態となるように固定され、左片7aが本体部2の左端面よりも左側(外方)に突出するように設けられている。
That is, the
一方、本体部2の右側に固定される右連結部材8は、金属製板材で構成されており、ベース体ベース部6aの上下方向長さと略同様の長尺体であって、L字形に折曲形成されている。そして、右連結部材8は、一方の脚片8aを本体部2の表面2a側における段差状表面2hに突き当て、他方の脚片8bを段差状側面2gに突き当てた状態とし、一方脚片8aが本体部2に対して螺子12を用いて固定されており、該固定部が右第一固定部となっている。このとき、他方脚片8bの先端は、本体部表面2aよりも表面側に突出する長さとなっている。
On the other hand, the
また、本体部2上側に固定される上連結部材9は、金属製板材で構成されており、表面板3の左右方向長さと略同様の長尺体であって、L字形に折曲形成されている。そして、上連結部材9は、一方の脚片9aを本体部上端面に突き当てて螺子13を用いて固定されており、該固定部が上第一固定部となっている。このとき、他方の脚片9bは本体部表面2aと面一状となって上方に向けて突出配設されている。
Further, the upper connecting
さらに、本体部2下側に固定される下連結部材10は、表面板3の左右方向長さと略同様の長さを有した長尺状の金属製板材で構成されている。そして、下連結部材10は、本体部2の下面に突き当てられて螺子14を用いて固定されており、該固定部が下固定部となっている。このとき、下連結部材10の表側縁部は、本体部表面2aよりも表側に突出している。
Further, the lower connecting
このように、左右連結部材7、8そして上下連結部材9、10が装着された本体部2に対し、表面板3が装着されたベース体6を組み込み、各連結部材7、8、9、10をベース体6に一体化することで戸体1が構成される。
そして、本体部2にベース体6を組み込んだ状態において、左連結部材7の左片7aはベース体左延出片部6gの裏面側に固定したスペーサ6pに対向(当接)し、右連結部材8の他方脚片8bの先端はベース体右側片部6dに対向(当接)するように設定されている。これによって、表面板3は、右端面3bが本体部段差状側面2gと面一(同位置)となり、左端面3dが本体部2の左端面よりも右側に変位した部位に位置するように設定されており、表面板3が対向しない本体部2の左右は、連結部材7、8の連結代(連結部)となっている。
さらに、上連結部材9の他側脚片9bはベース体ベース部6aの上端縁部に対向(当接)し、下連結部材10の表側部位はベース体下側片部6fに対向(当接)するように設定されている。これによって、表面板3は、下端面3fは本体部2下面と略面一となり、上端面3eは本体部2上端面よりも上側に位置しており、該表面板3の上側部位が上連結部材9の連結代となるように設定されている。
In this way, the
In the state in which the
Further, the
そして、左連結部材7の左片7aの裏面側から挿入した螺子11aを、スペーサ6pに設けた当て板6nに刻設された螺子孔に螺合せしめることにより、左連結部材7とベース体6との固定がなされるように設定されており、該固定が左第二固定部となっている。
また、右連結部材8の他方脚片8b先端側から挿入した螺子12aを、右側片部6dに設けた当て板6mに刻設された螺子孔に螺合せしめることにより、右連結部材8とベース体6との固定がなされるように設定されており、該固定が右第二固定部となっている。尚、螺子12aは、右折り返し片部6jに形成された切り欠き6kを介して他方脚片8b先端部から挿入するように構成されており、このため、本実施の形態では、丁番4配設部位である上下方向三箇所に右第二固定部が設けられている。
Then, the
Further, the
さらに、上連結部材9の他方脚片9bの裏面側から挿入した螺子13aを、ベース体ベース部6aの上端縁部に設けた当て板6qに刻設された螺子孔に螺合せしめることにより、上連結部材9とベース体6との固定がなされるように設定されており、該固定が上第二固定部となっている。また、下連結部材10とベース体下側片部6fとのあいだは、螺子止め等の適宜固定手段による固定がなされており、該固定が下第二固定部となっている。
Furthermore, by screwing the
このように、本体部2と表面板3とは、表面板3に固定されたベース体6を左右そして上下の連結部材7、8、9、10を用いることにより、左右および上下それぞれにおいて第一、第二固定部を介して一体化がなされており、従来の表面板を貼着するもののように表面板3の重量に制限ができてしまうような不具合がないようにしている。これによって、表面板3にある程度の板厚を持たせることができ、彫刻が可能となる等、意匠性の富んだ表面板3とすることができるように設定されている。
そして、この組み込み状態において、ベース体左右延出片部6g、6hは、本体部2の左右端面よりも左右方向外方に突出するように延出しており、これら左右延出片部6g、6hにより左右の第一、第二固定部が表側から覆われて表面側に固定部が露出することがないように構成され、これによって、優れた意匠の戸体1となるように設定されている。
As described above, the
In this assembled state, the base body left and right extending
このように組み込まれた戸体1を玄関等の躯体開口部に設ける場合に、丁番4を構成する一方の丁番片4bは躯体に設けられ、他方の丁番片4cは本体部2の右端面に設けられるが、丁番4の軸部4aは、本体部2の表面側を切り欠くことで形成された部位の表側部位、即ち、右連結部材8とベース体右延出片部6h、右折り返し片部6jにより囲繞される丁番配設スペースSに配されている。そして、丁番4は、ベース体右側片部6dから延出し、本体部2の右端面よりも右側にまで突出する右延出片部6hの裏面側に位置しており、ベース体延出片部6hにより表側を覆われて目視できない(外部に露出することがない)ように構成されている。
尚、戸体1側に設けられる丁番片4cは、本体部2に設けられる右側部の骨材2dに固定されるが、骨材2dの内側面には、丁番4の取り付け箇所となる部位に螺子孔が刻設された当て板2iが一体的に設けられており、丁番片4cは、当て板2iの螺子孔に螺子4dを螺合することで固定されている。
When the
The
15は開口部に設けられた枠体であって、該枠体15の左右側部および上側部には、戸体1の裏面(本体部2の裏面)の左右端縁部および上端縁部が突き当たる裏面側戸当り部15aがそれぞれ形成されており、ここに裏面側シール材16が設けられている。さらに、枠体15の左右側部および上側部には、表面側に位置して段差状部15bが形成されており、右側部に形成される段差状部15bは、戸体1側に形成される丁番配設スペースSとともに丁番軸部4aの配設スペースに設定されている。
一方、本体部2の左端面よりも左方に突出する左延出片部6gの裏面側であって、左連結部材7の左第二固定部、そして、本体部2の上端面よりも上方に突出する表面板3上縁部の裏面側となる上連結部材9の上第二固定部とは、前記枠体段差状部15bの上側部と左側部とを戸当りとするように設定されている。これによって、左延出片部6gと表面板3の上縁部とは、枠体15と、戸体1の左端縁部および上端縁部とのあいだに形成される隙間を表面側から塞ぐように設定されている。さらに、これら枠体段差状部15bを戸当りとする左延出片部6gと表面板3錠縁部との裏面側、即ち、左第二固定部と上第二固定部とには、表面側シール材17が設けられている。これによって、戸体1を閉鎖したときに、裏面側シール材16による封止とともに表面側シール材17による封止がなされて気密性が向上して、高気密、高断熱に寄与できるように配慮されているとともに、表面側シール材17が、左および上第二固定部を構成する螺子11a、13aを覆って外部に露出しないようにすることができて、意匠性のさらなる向上が図れるように構成されている。
ここで、枠体15の表片部15cは、本実施の形態では、戸体1の表面、即ち表面板表面3hとベース体左右延出片部6g、6hとに対して略面一状の位置関係となっており、しかも、丁番4(丁番軸部4a)は戸体1の板厚内に位置し、枠体15の表片部15cよりも裏面側である枠体15内に位置するように設定されており、これによって、戸体1表面側の意匠が一層向上するように配慮されている。
On the other hand, on the back side of the
Here, the
叙述の如く構成された本形態において、戸体1は、金属製の面材2a、2bを用いた本体部2の表面に、木製の表面板3が装着されたものになっているが、この場合に、表面板3は本体部2に対して単に貼着される構成ではなく、ベース体6を介して確りとした固定がなされるので、表面板3の重量を重くしても脱落等の心配がなく、表面板3の板厚を厚くして高級感を持たせることができるうえ、面板状に彫刻をする等して凹凸をつけることが可能となり、意匠性を高めることができる。
In the present embodiment configured as described, the
さらに、このものにおいて、戸体1は、ベース体6に表面板3の背面側を一体化し、このものを、左右、上下の連結部材7、8、9、10がそれぞれ第一固定部により予め一体化された本体部2に、前記左右、上下の連結部材7、8、9、10とベース体6とのあいだを第二固定部を介して一体化することにより構成されているので、木製の表面板3に一体化手段を露出させることなく本体部2に一体化させることができる。そのうえ、左右、上下の連結部材7、8、9、10を設けた本体部2を共通部品とし、種々の意匠の表面板3を用意してベース体6に組み込むことで、多様な戸体1を提供することができる。この結果、戸体1を取り付けたままの状態でベース体6とともに表面板3を取り外し、別の意匠が施された表面板3が取り付けられたベース体6を取り付けることにより、容易に戸体の意匠を変化させることができる。さらには、既存の戸体に表面板3が取り付けられたベース体6を取り付ける(後付けする)ことも可能であり、この場合でも、戸体の意匠の交換を容易に行える。
Furthermore, in this thing, the
しかも、連結部材7、8、9、10と本体部2、連結部材7、8、9とベース体6とは、それぞれ螺子11、12、13、14、11a、12a、13aを用いた固定により一体化されているので、表面板3の本体部2への組み込みを一層確りとした強固な固定とすることができる。そのうえ、このものにおいて、ベース体6の左右、上下には、それぞれ表面板3の板厚に沿う左右、上下の側片部6c、6d、6e、6fが形成されているため、表面板3を、ベース部6aによる面接触部における支持の他に、側片部6c、6d、6e、6fにより支持することができて、表面板3の脱落を確実に防止することができ、もって、表面板3の荷重の制限を大幅に広げることが可能となる。また、四周の側片部6c、6d、6e、6fが表面板3d、3b、3e、3fを覆っているため、木製で傷付きやすい表面板3の端面が保護されて、耐久性の向上を果せる。
Moreover, the connecting
また、このものにおいて、左右の側片部6c、6dには、本体部2の左右幅を越えて外方に延出する延出片部6g、6hが形成されていて、左右連結部材7、8と本体部2との左右第一固定部は勿論、左右連結部材7、8とベース体6との左右第二固定部が延出片部6g、6hにより表側から覆われるので、一体化するために用いられる螺子11、11aは左延出片部6gにより覆われ、螺子12、12aは右延出片部6hにより覆われて表面側に露出することがなく、螺子13、13a、14は上下面側あるいは裏面側であることから表面側に露出することがない。従って、従来の螺子を隠すために飾りモールを設ける等の構成が不要となって、戸体1の表側部位全体を木製とするような高級感のある戸体1を構成することができる。
Further, in this, the left and
さらには、このものでは、本体部2に切り欠きを形成して丁番配設スペースSを形成し、ここに丁番4を設ける構成としたので、戸尻側の延出片部6hが、丁番4をも覆うことになって、戸体1を正面視したとき、丁番4が外部に露出することがなく、戸体1の意匠を一層向上させることができるうえ、防犯性にも優れたものにすることができる。そのうえ、丁番軸部4aをベース体右延出片部6hにより覆う場合に、本体部2を切り欠いている分、表面板3の板厚を薄くできるという利点もある。
Furthermore, in this thing, since it was set as the structure which forms the notch in the main-
そのうえ、このものにおいて、丁番4は、表面板表面3hと略面一状となっている右延出片部6hの裏面側に位置していて、戸体1の板厚内に配設されることになるので、表面側から戸体1をみたときの意匠が一層優れるとともに、防犯性にも優れる。
In addition, in this structure, the
また、このものでは、左延出片部6gと表面板3の上縁部とが、枠体15と戸体1とのあいだに形成される隙間を表面側から塞ぐので、防犯性に優れるうえ、意匠性も向上する。そのうえ、このものでは、枠体段差状部15bを戸当りとする左延出部6gと表面板3上縁部との裏面側、即ち、左第二固定部と上第二固定部とに表面側封止材17が設けられ、これら第二固定部に配される螺子11a、13aを隠すようにしているので、意匠性のさらなる向上が図れるうえ、表面側と裏面側との表裏方向二箇所において封止ができて、戸体1に高気密、高断熱性を付与することができる。
Moreover, in this thing, since the left
1 戸体
2 本体部
3 表面板
4 丁番
6 ベース体
6a ベース部
6g 左延出片部
6h 右延出片部
7 左連結部材
11 螺子
15 枠体
DESCRIPTION OF
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JP2004365966A JP4487287B2 (en) | 2004-12-17 | 2004-12-17 | Building door |
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