JP4487243B2 - 露光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、露光技術に関し、詳しくは、アライメントマークを利用してマスクの位置合わせを行い、パターン露光を行う露光方法及び露光装置に関する。
近年、半導体装置のパターニングプロセスにおいて、TIR(Total Internal Reflection:全内部反射)型ホログラフィック露光技術が注目されている。この露光技術は、ホログラムマスクに対し所望のパターンを記録する記録工程と、このホログラムマスクに再生光を照射して半導体パターン用のフォトレジストを感光する露光工程とからなる。
記録工程では、まず半導体装置のパターンに対応したマスクパターン(元レチクル)にレーザー光の記録ビームを照射して回折光を生じさせ、ホログラムマスクの記録面に射出する。一方、ホログラムマスクの記録面に対し一定の角度でホログラムマスクの裏側から参照光を照射し、元レチクルからの回折光と干渉させる。これによってホログラムマスクの記録面に干渉パターンを生じさせこれをホログラム記録面に記録させる。
露光工程では、元レチクルと同じ位置にホログラムマスクを置いて、記録時と反対方向から再生光である露光ビームを照射し、フォトレジストに元のパターンを再現した回折光を結像させてフォトレジストを露光する。
例えば非特許文献1に記載されているように、通常、この露光工程において、ホログラムマスクは、基板側に形成されたアライメントマークとホログラムマスク側に形成されたアライメントマークとを合わせることで、基板とホログラムマスクとの位置合わせを行う。
クルーベら(F. Clube et al.),「低温ポリシリコンディスプレイのための0.5μmが可能なリソグラフィー("0.5mm Enabling Lithography for Low-temperature Polysilicon Displays")」、インフォメーションディスプレイ学会 2003 国際シンポジウム 技術論文ダイジェスト、34巻、ブックI、p.350−353(SOCIETY FOR INFORMATION DISPLAY, 2003 INTERNATIONAL SYMPOSIUM, DIGEST OF TECHNICAL PAPERS, VOLUME XXXIV, BOOK I, pp.350-353)、2003年5月20日
従来、複数のホログラムマスクを用いてパターニングを行う場合には、この複数のホログラムマスクの各々に形成された各アライメントマークに対応する位置に、各々アライメントマークが形成された基板を用いてホログラムマスクと基板との位置合わせを行っていた。
したがって、基板側には、ホログラムマスクの数に対応するアライメントマークが複数必要となり、使用するホログラムマスクの数が多くなるほど、基板側のアライメントマークの数も多くなり、アライメントマークを形成するために基板上に広い面積が必要となるといった問題があった。
そこで、本発明は、ホログラムマスクの数に関わらず、基板上のアライメントマークの数を低減し得る露光方法、半導体装置の製造方法及び露光装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、アライメントマークが形成された複数の露光マスクを用いてパターン露光を行う露光方法であって、前記露光マスクに形成された第1アライメントマークと、露光対象となる対象体に形成された第2アライメントマークとを用いて前記露光マスクと前記対象体との位置合わせを行う第1工程と、前記対象体上に前記第1アライメントマークが露光されるのを禁止してから前記露光マスク上から露光ビームを照射することにより、前記対象体を露光する第2工程と、を含む露光方法を提供するものである。
これによれば、対象体に形成された第2のアライメントマーク上に第1アライメントマークが露光されないので、他の露光マスクを用いた場合にも露光マスクと対象体との位置合わせの際に、第2のアライメントマークを繰り返し使用することが可能となる。これにより、第2アライメントマークの数を増やさずに済むため、露光パターンの形成に利用し得る露光領域を広げることが可能となる。
本発明の他の態様は、アライメントマークが形成された複数のホログラムマスクを用いてパターン露光を行うホログラム露光方法であって、前記ホログラムマスクに第1アライメントマークを含む所望のパターンを記録する第1工程と、前記ホログラムマスクに形成された第1アライメントマークと、露光対象となる対象体に形成された第2アライメントマークとを用いて前記ホログラムマスクと前記対象体との位置合わせを行う第2工程と、前記対象体上に前記第1アライメントマークが露光されるのを禁止してから前記ホログラムマスク上から露光ビームを照射することにより、前記対象体を露光する第3工程と、を含む露光方法を提供するものである。
これによれば、対象体に形成された第2のアライメントマーク上に第1アライメントマークが露光されないので、他のホログラムマスクを用いた場合にもホログラムマスクと対象体との位置合わせの際に、第2のアライメントマークを繰り返し使用することが可能となる。これにより、第2アライメントマークの数を増やさずに済むため、露光パターンの形成に利用し得る露光領域を広げることが可能となる。
前記第1アライメントマークが前記ホログラムマスク上に複数設けられており、前記第3工程が、前記第1アライメントマークの数に対応する数の遮光帯を用いて、前記第1アライメントマークの各々が露光されるのを個別に遮光してから、前記露光マスク上から露光ビームを照射することにより、前記対象体を露光する工程であることが好ましい。これによれば、第1アライメントマークが複数ある場合において、各第1アライメントマークを個別に遮光することで、第1アライメントマークを遮光するために必要な領域を最小限度にすることが可能となる。よって、パターン形成に利用し得る露光領域をより広げることが可能となる。
前記第2アライメントマークが、前記対象体上に最初のパターン露光する際に形成されることが好ましい。これにより、第2アライメントマークを別途形成する必要がなくなるので、作業工程を減らすことが可能となり、生産効率を向上させることが可能となる。
本発明の他の態様は、上記露光方法を利用してパターニングを行う半導体装置の製造方法を提供するものである。これによれば、上記方法を利用するので、半導体装置の回路パターン形成に利用し得る領域を広げることが可能となるので、より高密度に集積化された半導体装置を提供することが可能となる。
本発明の他の態様は、各々にアライメントマークが形成された複数の露光マスクを用いて任意の露光領域を露光するための露光装置であって、前記露光領域を露光するための露光ビームを照射する照射手段と、前記露光ビームのうち前記露光マスクの前記アライメントマークが形成されたアライメント形成領域を透過するビーム又は前記アライメントマーク形成領域を透過して前記露光領域に到達するビームの光経路を途中で遮断する遮光手段と、前記露光ビームを遮断するよう前記遮光手段を駆動するための駆動手段と、を備え、前記駆動手段は、前記露光マスクのアライメント時には前記光経路の外に前記遮光手段を移動し、露光時には前記光経路を遮断する位置に前記遮光手段を移動する露光装置を提供するものである。
本発明の露光装置によれば、露光ビームにより露光領域内にアライメントマークが露光されないよう遮光することが可能となるので、パターン形成に利用し得る露光領域を広げることが可能となる。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は下記実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態の露光装置の全体構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のホログラフィック露光装置では、ホログラムマスクのアライメントマークが形成された位置に対応する遮光平面内の領域を遮光帯としての例えば遮光板(シャッター)により遮光して、露光することが可能に構成されている。
この露光装置は、主にプリズム201、ステージ220を備えるステージ装置222、第1情報処理装置230、距離測定光学系240、膜厚測定光学系250、光源260、第2情報処理装置270、露光光源280、露光光源駆動装置282、アライメント系290、および遮光装置110により構成される。
ステージ装置222は、感光性材料膜212が形成された露光対象体としての被露光基板210を真空チャック等でステージ220上に保持して、上下方向(Z方向)及び水平方向(XY平面)へのステージ220の位置調整が可能に構成されている。
光源260は、距離測定光学系240および膜厚測定光学系250の測定用光ビームを射出可能に構成されている。距離測定光学系240は、ビームスプリッタ、シリンドリカルレンズ、光センサ、誤差信号検出器等を備え、ホログラム記録面202と被露光基板上に塗布された感光性材料膜表面214との距離を調整して露光時のフォーカスを制御することが可能に構成されている。第1情報処理装置230は、距離測定光学系240により計測されたホログラム記録面と被露光基板上に形成された感光性材料膜表面との距離に基づいてフォーカスが適正となるようにステージ220の位置を設定するように構成されている。膜厚測定光学系250は、ビームスプリッタ、フォトデテクタ、増幅器、A/D変換器等を備え、被露光基板210上に形成された感光性材料膜212の膜厚を測定するための構成を備えている。第2情報処理装置270は、本発明の駆動装置に係り、露光光源280から照射される露光ビームが遮光装置110で規定される適正な露光領域内を走査するように露光光源280を移動させるとともに、膜厚測定光学系250により出力された感光性材料膜212の膜厚の相対値に基づいて露光の光量を制御するように構成されている。露光光源280は、本発明の照明装置に係り、ホログラムマスク200のホログラム記録面202に露光ビームを照射可能に構成されている。露光光源駆動装置282は、本発明の駆動装置に係り、この露光光源280を移動して被露光基板210上の所望の露光領域を走査して露光するように構成されている。また当該露光装置は、被露光基板210に対向する面に、所定のレチクルパターンに対応した干渉パターンが記録されているホログラムマスク200を装着したプリズム201を備えている。
また、アライメント系290は、アライメントマークを観察するための観察手段と、観察手段から得られた情報に基づきホログラムマスク200のアライメントマークと被露光基板210のアライメントマークとの位置ずれを検出する位置ずれ検出手段とを備えている。本実施形態では、観察手段としての顕微鏡292は、ホログラムマスク200を介して、被露光基板210上に形成されたアライメントマークを観察するためのものである。顕微鏡292は、観察されたアライメントマークの画像を取り込むための例えばCCDカメラ等の画像取込み装置を備えている。顕微鏡292により観察され、画像取り込み装置により取り込まれたホログラムマスク200のアライメントマークと被露光基板210のアライメントマークの画像は、画像信号に変換され、位置ずれ検出手段としての位置ずれ検出装置294に送られる。位置ずれ検出装置294は、画像信号からホログラムマスク200側のアライメントマークと被露光基板210側のアライメントマークの特徴点を抽出し、特徴点間の距離を算出するものである。例えば、被露光基板210上に十字状のアライメントマークが形成され、ホログラムマスク200側にX字状のアライメントマークが形成されている場合において、特徴点として、例えば十字の交点及びX字の交点を各々抽出し、当該交点間の距離を算出する。この算出された距離情報を第1情報処理装置230に送信する。第1情報処理装置230は、また、このアライメント間の距離(アライメントずれ量)が減少するように、ステージ装置222をXY方向に移動させ被露光基板210の位置を設定するようにも構成されている。これにより、ホログラムマスク200と被露光基板210との位置合わせが可能となる。
遮光装置110は、本発明の遮光手段に係り、シャッターS(S1、S2、S3、S4;S3、S4は図1に図示せず)、第3情報処理装置100、およびシャッター駆動装置102を備える。
シャッターSは、光遮断材(ブラックカーボンやクロム)が塗布された金属等の光を遮断し得る短冊状部材であり、それぞれが独立してあるいは連動して移動可能になっている。したがって、シャッターS1〜4は、すべて個別の部材でなくてもよく、例えば、S1とS2、S3とS4が一部で連結された部材であってもよい。シャッターSの大きさや遮光パターンは、特に限定するものではないが、被露光基板210上の感光性材料膜212に形成されたホログラムマスク200との位置合わせに使用されるアライメントマーク(図示せず)を覆える最小限の大きさであることが好ましい。これによれば、被露光基板210上にパターンを形成し得る有効領域をより広げることが可能となる。
第3情報処理装置100は、使用する被露光基板210上に形成されたアライメントマークの位置情報が記憶されており、遮光平面SP内におけるシャッターの位置を当該位置情報に基づいて計算したり、または、予め遮光平面SP内におけるシャッターの位置情報を格納している。シャッター駆動装置102は、モータと機構部品の組み合わせによって構成されており、公知の機構技術によって第3情報処理装置100からの制御信号に基づいて、各シャッターSの開閉が可能になっている。
図2は、本実施形態の露光装置の遮光機構を説明するための図である。図2は、シャッターSを含む遮光平面SPとプリズム201およびホログラムマスクHMの位置関係を示した三面図である。図2に示すように、本実施形態においては、被露光基板210上には、基板の略四隅に4つのアライメントマークA1〜A4が形成されており、これに対応する4つのアライメントマークP1〜P4(P2,P3については図示せず)がホログラムマスクHM側に形成されている。このホログラムマスクHM側に形成されたアライメントマークP1〜P4が被露光基板210に形成された感光性材料膜212に露光されないよう、遮光平面SP内の対応する領域を4枚の遮光板としてのシャッターS1〜S4で覆う。図1及び図2に示すように、露光光は遮光平面SPに対して斜め45度の角度で入射している。これにより、露光光源Lから発せられた露光ビームの光経路が遮光平面SP内で一部遮断され、シャッターS1〜S4で覆った領域に対応する被露光基板210上の領域B1〜B4は遮光されることになる。したがって、ホログラムマスクHM側に形成されたアライメントマークP1〜P4は、被露光基板210側に露光されることがない。
次に、図3乃至図6を参照しながら本実施形態の露光方法について説明する。図3乃至図6は、本実施形態の露光方法を説明するための図である。本実施形態では、半導体装置の製造方法を例に採り説明する。
まず、第1のパターニング(最初のパターニング)を行う。
図3(A)に示すように、プリズム201に貼り合わせられたホログラムマスク200aのホログラム記録面202に、例えばCr製の第1の原版マスク300(元レチクルともいう)を用いて第1のレチクルパターンに対応する干渉縞を記録する。第1のレチクルパターンには、少なくとも薄膜トランジスタ等の薄膜素子を含む薄膜回路に対応するパターンが含まれる。
具体的には、記録ビームL1(物体光)を第1の原版マスク300に照射して第1の原版マスク300を経た回折光をホログラムマスク200aのホログラム記録面202に射出する。この第1の原版マスク300を介した記録ビームL1と、ホログラム記録面202の他方面側からプリズム201を透過させて照射した参照光L2とを干渉させる。これにより、ホログラム記録面202に所望のパターンの干渉縞が記録される。
図3(B)は、第1の干渉縞パターン310が形成されたホログラムマスク200aの一例を示す図である。図3(B)に示すように、第1の干渉縞パターン310には、薄膜回路を構成する第1の回路パターンに対応する干渉縞パターン312及びアライメントマークとなる干渉縞パターンP11、P21、P31、P41が含まれる。
次に、図4(A)に示すように、原版マスク300が配置されていた位置に、原版マスク300の代わりに第1の感光性材料膜212aが形成された被露光基板210を配置する。その後、再生光である露光ビームL3を、図3(A)における参照光L2の入射側と反対の方向(参照光L2の出射側)から、プリズム201を介してホログラム記録面202に照射し、被露光基板210上に形成された第1の感光性材料膜212aを露光する。なお、この際、露光ビームL3の入射側にプリズム201の斜面が向くようにプリズム201の方向を変えてホログラムマスク200aをプリズム201に付け替える。これにより、ホログラム記録面202に記録された第1の干渉縞パターン310に対応するパターン314が被露光基板210上に形成される。図4(B)に、第1の干渉縞パターン310により形成されるパターン314の一例を示す。図4(B)に示すように、ホログラムマスク200aの干渉縞パターンP11、P21、P31、P41に対応するアライメントマークA1〜A4及び干渉縞パターン312に対応する第1の回路パターン316が形成される。その後、必要な現像やエッチング処理がなされて第1のパターニングが終了する。
次に、第2のパターニングを行う。
図5(A)に示すように、プリズム201に貼り合わせられたホログラムマスク200bのホログラム記録面202に、例えばCr製の第2の原版マスク302を用いて第2のレチクルパターンに対応する干渉縞を記録する。第2のレチクルパターンには、少なくとも薄膜トランジスタ等の薄膜素子を含む薄膜回路に対応するパターンが含まれる。干渉縞を記録する工程は、図3(A)の工程と同様の方法により行われる。また、この干渉縞を記録する工程とは別に、物体光L1のみを照射することにより、ホログラムマスク200bのホログラム記録面202に、アライメントマークP12、P22、P32、P42を形成する。
図5(B)は、第2の干渉縞パターン及び第2のアライメントマークが形成されたホログラムマスク200bの一例を示す図である。図5(B)に示すように、第2の干渉縞パターンには、薄膜回路を構成する第2の回路パターンに対応する干渉縞パターン320が含まれる。また、ホログラムマスク200bの四隅には、このホログラムマスク200bと被露光基板210との位置合わせを行うためのアライメントマークP12、P22、P32、P42が形成される。
次に、図6(A)に示すように、原版マスク302が配置されていた位置に、原版マスク302の代わりに第1の回路パターン上に第2の感光性材料膜212bを形成した被露光基板210を配置する。その後、露光ビームL3を、図5(A)における参照光L2と反対の方向(参照光L3の出射側)から、プリズム201を介してホログラム記録面202に照射し、第2の感光性材料膜212bを露光する。なお、この際も同様に、露光ビームL3の入射側にプリズム201の斜面が向くようにプリズム201の方向を変えてホログラムマスク200bをプリズム201に付け替える。
本工程についてより具体的に説明する。
まず、第2の感光性材料膜212bが形成された被露光基板210とホログラムマスク200bとの位置合わせを、被露光基板210上に形成されたアライメントマークA1〜A4とホログラムマスク200bに形成されたアライメントマークP12、P22、P32、P42とを重ね合わせることにより行う。具体的には、図1に示したように、ホログラムマスク200bと被露光基板210を所定位置に設置した後、各アライメントマークが観察される位置に設置された顕微鏡292によりプリズム201の垂直面を介してホログラムマスク200bと被露光基板210のアライメントマークの重なり画像を取り込む。顕微鏡292において取り込んだ画像を画像信号として、位置ずれ検出装置294に送信し、アライメントマークの重なり画像から特徴点を抽出する。例えば、アライメントマークA1の十字の交点とアライメントマークP12のX字の交点の位置を抽出し、この交点間の距離を算出する。この距離情報を第1情報処理装置230に送り、この距離が減少するように、ステージ装置222を駆動してホログラムマスク200bと被露光基板210との位置合わせを行う。
次に、シャッターS1〜S4(S3及びS4は図示せず)を用いて、アライメントマークが形成された領域(図6(B)における点線で囲まれた四隅の領域)に対応する遮光平面SP内の領域を遮断する。これにより、後に露光ビームを照射した際、ホログラムマスク200bに形成されたアライメントマークP12、P22、P32、P42は、第2の感光性材料膜212b上に露光されないことになる。
その後、露光ビームL3をシャッターS1〜S4を介して、ホログラム記録面202に照射する。シャッターS1〜S4で遮断されているため、感光性材料膜212bには、ホログラムマスク200bのアライメントマークP12、P22、P32、P42に対応するアライメントマークは形成されずに、ホログラム記録面202上に記録された干渉縞パターン320に対応する第2の回路パターン324のみが形成されることになる。その後、必要な現像やエッチング処理がなされて第2のパターニングが終了する。
なお、図5及び図6に記載の工程を繰り返すことにより、第3のパターニング、第4のパターニング、・・・、を行ってもよい。
本実施形態によれば、第2のパターニング以降の露光工程において、シャッターS1〜S4を用いて露光ビームの光路を遮断することにより、被露光基板210上に第2のパターニング以降に用いるホログラムマスクのアライメントマーク(例:ホログラムマスク200bのアライメントマーク)が露光されないようにし得る。これにより、被露光基板210上に、使用するホログラムマスクの数分のアライメントマークを形成せずに済むので、アライメントマークに使用する領域を狭めることが可能となる。したがって、半導体装置の回路パターン形成に利用し得る領域を広げることが可能となる。例えば、図7に示すように、アライメントマークを形成した以外の領域を半導体装置の回路パターン形成に用いることも可能となる。
なお、上記例では、シャッターS1〜S4の開閉機構については、図2に示したように、平行に移動させることにより開閉可能に構成したものを例示したが、これに限定されない。したがって、例えば、図8に示すように、シャッターS1〜S4は、回転式に開閉可能としたものであってもよい。具体的には、シャッターS1〜S4は、例えばステッピングモータ等を用いて、遮光平面内で開閉自在に稼動し得るよう構成されたものであってもよい。
また、シャッターS1〜S4の位置は、図1に示す位置に限定されない。シャッターS1〜S4は、露光光源280から露光ビームがホログラムマスク200を介して感光性材料膜表面214に至るまでの光経路において、ホログラムマスク200に形成されたアライメントマーク(図2中図示せず)が被露光基板210上に露光されないようにし得る位置であれば特に限定されない。すなわち、ホログラムマスク200上のアライメントマークが形成された領域(アライメントマーク形成領域)を通過する露光ビーム又はアライメントマーク形成領域を通過した露光ビームを遮断し得る位置に配置されていればよい。
本発明の半導体装置の製造方法は、例えば、EL表示装置や液晶表示装置などの電気光学装置における各画素を構成する画素回路や、当該画素回路を制御するドライバ(集積回路)の形成等に適用することができる。また、このような電気光学装置の製造以外にも、種々のデバイス製造に適用することが可能である。例えば、FeRAM(ferroelectric RAM)、SRAM、DRAM、NOR型RAM、NAND型RAM、浮遊ゲート型不揮発メモリ、マグネティックRAM(MRAM)など各種のメモリ製造が可能である。また、この他、薄膜トランジスタを使用して集積化したセンサ、CPUを搭載したバンクカード等にも利用可能である。さらに、マイクロ波を用いた非接触型の通信システムにおいて、微小な回路チップ(ICチップ)を搭載した安価なタグを製造する場合にも適用が可能である。
図1は、本実施形態の露光装置の全体構成を示す図である。 図2は、本実施形態の露光装置の遮光機構を説明するための図である。 図3は、本実施形態の露光方法を説明するための図である。 図4は、本実施形態の露光方法を説明するための図である。 図5は、本実施形態の露光方法を説明するための図である。 図6は、本実施形態の露光方法を説明するための図である。 図7は、本実施形態の効果を説明するための図である。 図8は、シャッターS1〜S4の開閉機構の他の例を説明するための図である。
符号の説明
100・・・第3情報処理装置、102・・・シャッター駆動装置、110・・・遮光装置、200,200a,200b・・・ホログラムマスク、201・・・プリズム、202・・・ホログラム記録面、210・・・被露光基板、212・・・感光性材料膜、212a・・・第1の感光性材料膜、212b・・・第2の感光性材料膜、214・・・感光性材料膜表面、220・・・ステージ、222・・・ステージ装置、230・・・第1情報処理装置、240・・・距離測定光学系、250・・・膜厚測定光学系、260・・・光源、270・・・第2情報処理装置、280・・・露光光源、282・・・露光光源駆動装置、300・・・第1の原版マスク、302・・・第2の原版マスク、310・・・第1の干渉縞パターン、312・・・干渉縞パターン、314・・・パターン、316・・・第1の回路パターン、320・・・第2の干渉縞パターン、322・・・干渉縞パターン、324・・・第2の回路パターン、A1〜A4・・・アライメントマーク、B1〜B4・・・領域、HM・・・ホログラムマスク、L・・・露光光源、L1・・・記録ビーム、L2・・・参照光、L3・・・露光ビーム、P・・・プリズム、P11,P21,P31,P41・・・干渉縞パターン、P12,P22,P32,P42・・・アライメントマーク、P1〜P4・・・アライメントマーク、S・・・シャッター、S1〜S4・・・シャッター、SP・・・遮光平面

Claims (3)

  1. 各々にアライメントマークが形成された複数の露光マスクを用いて任意の露光領域を露光するための露光装置であって、
    前記露光領域を露光するための露光ビームを照射する照射手段と、
    前記露光ビームのうち前記露光マスクの前記アライメントマークが形成されたアライメント形成領域を透過するビーム又は前記アライメントマーク形成領域を透過して前記露光領域に到達するビームの光経路を途中で遮断するシャッターと、
    前記露光ビームを遮断するよう前記シャッターを駆動するための駆動手段と、を備え、
    前記シャッターは前記露光ビームの光経路を斜めに遮断するように配置され、
    前記駆動手段は、前記露光マスクのアライメント時には前記光経路の外に前記シャッターを移動し、露光時には前記光経路を遮断する位置に前記シャッターを移動することを特徴とする露光装置。
  2. 前記駆動手段は、前記シャッターを前記光経路を遮断しない開位置と遮断する閉位置間に回転駆動する、請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記露光マスクがホログラムマスクである、請求項1又は2に記載の露光装置
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