JP4487228B2 - Polyester film for molding and molded member using the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷性、インモールド成形性、エンボス成形性などに優れ、かつ耐熱性に優れ、スイッチなどの電子機器の支持体または表面材料、また印刷基材として好適な成形用ポリエステルフィルムおよびこれを用いた成形部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、加工用シートとしては、ポリ塩化ビニルフィルムが代表的であり、加工性などの点で好ましく使用されてきた。一方、該フィルムは火災などによりフィルムが燃焼した際の有毒ガス発生の問題、可塑剤のブリードアウトなどの問題があり、近年の耐環境性のニーズにより新しい素材が求められてきている。
【0003】
これに対して、例えば特公昭6−4276号公報、特開平10−321076号公報ではポリエチレンナフタレートフィルムを用いたスイッチ用フィルムが提案されている。しかしながら、これらの技術では加工性が不十分であり、押し込み深さの必要ないわゆるクリック感のあるスイッチ用としては適さないものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上記した従来技術の問題点を解消することにあり、インモールド成形、エンボス成形などに優れ、スイッチ用および印刷基材などとして好適な成形用ポリエステルフィルムおよびこれを用いた成形部材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の成形用ポリエステルフィルムは、ポリエステルを構成する酸成分の100モル%がテレフタル酸単位であり、グリコール成分の80モル%以上がエチレングリコール単位であり、フィルム全ヘイズ(Ht[%])、厚み(d[μm])、25℃でのフィルムの長手方向の100%伸張時応力(F100MD[MPa])及び幅方向の100%伸張時応力(F100TD[MPa])が下記式I〜IIIを満足し、かつ二軸延伸後の熱処理に起因する結晶融解サブピークが191〜207℃であることを特徴とする印刷後にインジェクションモールドデコレーション成形を行うキートップ作成用の成形用ポリエステルフィルムからなる。
0.03≦Ht/d≦0.25・・・(I)
105≦F100MD≦130・・・(II)
113≦F100TD≦150・・・(III)
【0006】
この成形用ポリエステルフィルムにおいては、融点が245℃以上であることが好ましい。
【0007】
また、この成形用ポリエステルフィルムにおいては、厚み斑が20%以下であることが好ましく、現実的には、3〜20%の範囲内にあることが好ましい。
【0008】
さらに、この成形用ポリエステルフィルムにおいては、25℃での破断伸度が170%以上であることが好ましい。
【0009】
本発明に係る成形部材は、このような成形用ポリエステルフィルムを用いたものからなり、とくにスイッチ用の成形部材からなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の望ましい実施の形態について詳細に説明する。
本発明におけるポリエステルとは、エステル結合により構成される高分子量体の総称である。このエステル結合に用いられるジカルボン酸成分としては、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、フタル酸等の芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、マレイン酸、フマル酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキシンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸、p−オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸等を使用することができるが、本発明におけるポリエステルでは、酸成分の100モル%がテレフタル酸単位であることが、耐熱性、成形性の点から必要である。
【0011】
一方、グリコール成分としては例えばエチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール等の脂肪族グリコール、シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールS等の芳香族グリコール、ジエチレングリコール等を使用することができる。なお、これらのジカルボン酸成分、グリコール成分は2種以上を併用してもよい。本発明では、耐熱性などの点から、グリコール成分の80モル%以上をエチレングリコール単位としている。
【0012】
さらに、本発明の効果を阻害しない限りにおいて、共重合ポリエステルにトリメリット酸、トリメシン酸、トリメチロールプロパン等の多官能化合物を共重合したものを使用することもできる。
【0013】
また、上記ポリマーを2種以上ブレンドして使用することは加工性を向上させる上で好ましい。中でもポリエチレンテレフタレートにポリプロピレンテレフタレートおよび/またはポリブチレンテレフタレートをブレンドした混合ポリマーが柔軟性、加工性の点から特に好ましい。
【0014】
本発明におけるポリエステルフィルムの融点は、耐熱性及び加工性の点から好ましくは245〜270℃であり、さらに好ましくは248〜270℃、特に好ましくは250℃〜270℃である。特に融点がかかる範囲未満であると耐熱性に劣るため、加工工程や使用時に高温にさらされることがある場合には、問題となる場合があり好ましくない。ここでポリエステルフィルムの融点とは、いわゆる示差温度熱量法(DSC)の1次昇温(1st Run)時に検出される融解時の吸熱ピーク温度のことである。
【0015】
本発明のポリエステルフィルムは、耐熱性、寸法安定性の点から、ポリエステルを二軸延伸化したものが使用される。かかる二軸延伸の方法としては、同時二軸延伸、逐次二軸延伸のいずれであってもよい。このとき、厚み斑の抑制の点からは、特に同時二軸延伸が好ましい。
【0016】
本発明のポリエステルフィルムは、種類の異なるポリエステルを用いてたとえば特開平9−24588号公報に示されるような積層構造とすることができる。かかる積層フィルムの形態は、特に限定されないが、例えばA/B、B/A/B、C/A/Bの積層が挙げられる。
【0017】
本発明の成形用ポリエステルフィルムの全厚みは、成形性、基材に対する被覆性、基材表面の保護性、意匠性の点で、50〜500μmであることが好ましく、さらに好ましくは60〜300μmであり、特に好ましくは70〜200μmである。
【0018】
本発明の成形用ポリエステルフィルムでは、ポリエステルを構成する酸成分の100モル%がテレフタル酸単位であり、フィルム全ヘイズ(Ht[%])、厚み(d[μm])、25℃でのフィルムの長手方向の100%伸張時応力(F100MD[MPa])及び幅方向の100%伸張時応力(F100TD[MPa])が下記式I〜IIIを満足することが必要である。
0.03≦Ht/d≦0.25・・・(I)
105≦F100MD≦130・・・(II)
113≦F100TD≦150・・・(III)
【0019】
式Iにおいて、さらに好ましくは、0.05≦Ht/d≦0.20であり、特に好ましくは、0.07≦Ht/d≦0.15である。特に、ヘイズがかかる範囲以下であると成形性の点から悪化の傾向にあり、またかかる範囲以上であると印刷柄の鮮明性が悪化する傾向にある。また、バックライトなどを用いた透光スイッチの場合には、全ヘイズHtがこの範囲内でより小さいことが好ましい。式IIおよびIIIにおいては、成形性の点や、鮮明な印刷の点から、上述した範囲とすることが重要である。
【0020】
さらに、成形性の点から下記式IVを満たすことが好ましい。
1.05≦F100TD/F100MD≦1.6 ・・・(IV)
特に好ましくは1.1≦F100TD/F100MD≦1.4である。
【0021】
本発明では、加工性の点からフィルムの面配向係数(fn)が、下記式Vを満足することが好ましい。
0≦fn≦0.15 ・・・(V)
【0022】
このときfnは、さらに好ましくは0.05〜0.145、特に好ましくは0.1〜0.14である。面配向係数(fn)とは、アッベ屈折計などを用いて測定されるフィルムの長手方向屈折率(Nx),幅方向屈折率(Ny),厚み方向屈折率(Nz)により下記定義式VIIから算出される値である。
fn=(Nx+Ny)/2−Nz ・・・(VII)
このときフィルムの長手方向および幅方向が明らかでない場合は、配向の主軸方向、配向の主軸方向と垂直な方向、厚み方向の屈折率をそれぞれNx,Ny,Nzとして面配向係数を求めることができる。
【0023】
また加工性の点からは、25℃での破断伸度は、好ましくは170%以上、さらに好ましくは200%以上、特に好ましくは220%以上である。
【0024】
また、フィルムの厚み斑は、好ましくは3〜20%の範囲、特に好ましくは、5〜15%の範囲であることが好ましい。厚み斑がこの範囲以下であると特に成形性の悪化が顕著になり、厚み斑がこの範囲以上であると、印刷性、寸法安定性が悪化し好ましくない。
【0025】
本発明のフィルムでは、フィルムへの印刷性、加工性、接着性などの点から、表面ぬれ張力が50mN/m以上であることが好ましく、さらに好ましくは56mN/m以上である。
【0026】
ぬれ表面張力を50mN/m以上のフィルムは、表面処理を施すことにより達成可能であり、例えばコロナ放電処理、プラズマ処理、火炎処理、紫外線照射処理、電子線照射処理、化学薬品処理、物理的粗面化処理、表面塗布処理などが挙げられるが、本発明の効果を損なわない範囲であれば、特に限定されない。中でも、コロナ放電処理は簡便かつ有効な手法であり、好ましく行うことができる。
【0027】
また本発明のフィルムには、各種コーティングを施してもよく、その塗布化合物、方法、厚みは、本発明の効果を損なわない範囲であれば、特に限定されない。
【0028】
本発明では、印刷または成形後の美麗性の点からフィルムの60度鏡面光沢度は、好ましくは60%以上、特に好ましくは90%以上である。
【0029】
さらに190℃×10分熱処理後の内部ヘイズの上昇率が少ないことが好ましく、好ましくはこの上昇率が好ましくは40%以下、特に好ましくは20%以下である。40%を超えると印刷・成形加工時の白化が顕著となり好ましくない。
【0030】
本発明では、フィルムと基材の接着性及び加工性を向上させる点から、カルボキシル末端基量が、好ましくは20〜60当量/トン、さらに好ましくは30〜50当量/トンであるものがよい。
【0031】
本発明では、成形性、接着性、製膜安定性をより向上させるために、ポリエステルの固有粘度が、好ましくは0.50dl/g以上、さらに好ましくは0.55dl/g以上、特に好ましくは0.60dl/g以上であるものが使用される。固有粘度が0.50dl/g未満では、成形性、接着性が低下するため好ましくない。
【0032】
本発明のポリエステルを製造する際の触媒としては特に限定されないが、アルカリ土類金属化合物、マンガン化合物、コバルト化合物、アルミニウム化合物、アンチモン化合物、チタン化合物、チタン/ケイ素複合酸化物、ゲルマニウム化合物などが使用できる。中でもチタン化合物、チタン/ケイ素複合酸化物、ゲルマニウム化合物が触媒活性、味特性、上記触媒金属量を設定する上で好ましい。
【0033】
例えば触媒としてチタン/ケイ素触媒を添加する場合には、テレフタル酸成分とエチレングリコール成分を反応させ、次にチタン/ケイ素複合酸化物、リン化合物を添加し、引き続き高温、減圧下で一定のジエチレングリコール含有量になるまで重縮合反応させ、特定の触媒金属量、リン量を有するポリエステルを得る方法などが好ましく採用される。
【0034】
熱安定剤として添加されるリン化合物は特に限定されないが、リン酸、亜リン酸などが好ましい。
【0035】
本発明のポリエステルフィルムは、化粧板の美麗性、耐候性、印刷の耐変色性を極めて良好とする上で、フィルム中の触媒金属残存量(M:単位ミリモル%)と、リン元素残存量(P:単位ミリモル%)の関係が下記式VIIIを満足することが好ましい。
0.3≦M/P≦5 ・・・(VIII)
さらにM/Pの値が3以下であると、フィルムの生産性・熱安定性が共に良好となり、特に好ましい。
【0036】
本発明におけるポリエステルフィルムの製造方法としては、特に限定されないが、例えばポリエステルを必要に応じて乾燥した後、公知の溶融押出機に供給し、スリット状のダイからシート状に押出し、静電印加などの方式によりキャスティングドラムに密着させ、冷却固化し、未延伸シートを得た後、かかる未延伸シートを延伸するものである。かかる延伸方式としては、同時二軸延伸、逐次二軸延伸のいずれでもよいが、要するに該未延伸シートをフィルムの長手方向及び幅方向に延伸、熱処理し、目的とする面配向度のフィルムを得る方法が採用される。これらの方式の中でも、好ましくはフィルムの品質の点で、テンター方式によるものが好ましく、長手方向に延伸した後、幅方向に延伸する/または幅方向に延伸した後、長手方向に延伸する逐次二軸延伸方式、長手方向、幅方向をほぼ同時に延伸していく同時二軸延伸方式が望ましい。
【0037】
かかる二軸延伸の延伸倍率としては、それぞれの方向に1.6〜4.2倍、好ましくは1.7〜4.0倍である。この場合、長手方向、幅方向の延伸倍率はどちらを大きくしてもよく、同一としてもよい。また、延伸速度は1000%/分〜200000%/分であることが望ましく、延伸温度はポリエステルのガラス転移温度以上ガラス転移温度+100℃以下であれば任意の温度とすることができるが、好ましくは80〜170℃の範囲で延伸するのがよい。更に、二軸延伸の後にフィルムの熱処理を行うが、この熱処理は、オーブン中、あるいは、加熱されたロール上等、従来公知の任意の方法で行なうことができる。熱処理温度は120℃以上245℃以下の任意の温度とすることができるが、好ましくは150〜220℃である。また熱処理時間は任意とすることができるが、好ましくは1〜60秒間行うのがよい。なお、かかる熱処理はフィルムをその長手方向および/または幅方向に弛緩させつつ行ってもよい。さらに、再延伸を各方向に対して1回以上行ってもよく、その後熱処理を行ってもよい。ここで、熱処理温度は、DSCで観測される熱処理に起因する結晶融解サブピークのピーク温度により確認することができる。本発明では、後述の実施例(実施例1〜2)の結果から、この熱処理に起因する結晶融解サブピークを191〜207℃と規定している。
【0038】
またポリエステル中には平均粒子径0.01〜10μmの公知の内部粒子、無機粒子および/または有機粒子などの外部粒子の中から任意に選定される粒子を含有させることができる。ここで10μmを越える平均粒子径を有する粒子を使用すると、フィルムの欠陥が生じ易くなり、意匠性などの点からも好ましくない。かかる公知の粒子としては、例えば湿式および乾式シリカ、コロイダルシリカ、珪酸アルミ、酸化チタン、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミナ、マイカ、カオリン、クレー、ヒドロキシアパタイト等の無機粒子およびスチレン、シリコーン、アクリル酸類等を構成成分とする有機粒子等を使用することができる。なかでも、乾式、湿式および乾式コロイド状シリカ、アルミナ等の無機粒子およびスチレン、シリコーン、アクリル酸、メタクリル酸、ポリエステル、ジビニルベンゼン等を構成成分とする有機粒子等が、好ましく使用される。これらの内部粒子、無機粒子および/または有機粒子は二種以上を、特性を損ねない範囲内で併用してもよい。
【0039】
さらにこれら粒子の添加量は0.01重量%〜50重量%の範囲であることが好ましい。0.01重量%以下であれば、フィルム巻き取りが困難となり取り扱い上好ましくない。また50重量%を越えると粗大突起や製膜性の悪化などを引き起こすため好ましくない。
【0040】
本発明の成形用ポリエステルフィルムは、金属、木材、紙、樹脂などに密着させ、貼り合わせて用いることができる。さらに詳しくは、これらの素材表面に印刷等により絵柄層または着色層を設けた後に、熱接着または接着剤を介して貼り合わせて用いたり、本発明のフィルムに印刷等により絵柄層または着色層を設け、その絵柄層または着色層側を各種板材に貼り合わせて用いることができる。
【0041】
ここで接着剤としては、例えば、ユリア樹脂系接着剤、メラミン樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、α−オレフィン樹脂接着剤、水性高分子とイソシアネートの混合物による接着剤、エポキシ系接着剤、溶液型酢酸ビニル樹脂系接着剤、エマルジョン型酢酸ビニル樹脂系接着剤、アクリルエマルジョン系接着剤、ホットメルト接着剤、シアノアクリレート系接着剤、ポリウレタン系接着剤、クロロプレンゴム系接着剤、ニトリルゴム系接着剤、SBR系接着剤、変性ゴムエマルジョン系接着剤、エチレン共重合樹脂系接着剤、レゾルシン系接着剤、天然ゴム系接着剤、セルロース系接着剤、でんぷん質糊料、デキストリン等が挙げられる。
【0042】
本発明のフィルムは転写インモールドなどにも好適に用いることが可能である。さらに詳しくは、フィルム/離型層/トップ層(ハードコート層)/印刷層/接着層などの構成に加工したシートの上に樹脂を流し込み、フィルム/離型層をはがすことにより、印刷と部材の成型を同時に行う用途などには好適にもちいることができる。
【0043】
また、同様にインジェクションモールドデコレーションの成型用途に好適であることから、本発明では、とくに、インジェクションモールドデコレーション成形を行う成形用ポリエステルフィルムとしている。ここで転写インモールド、またはインジェクションモールドデコレーションに用いる樹脂としては、ABS、アクリル、ポリカーカーボネートなどがフィルムとの接着性・密着性が良好であるため好ましく用いることができる。
【0044】
本発明の成形用ポリエステルフィルムにはエンボス加工、印刷などの各種表面加工を施して成形に使用することができ、たとえば、フィルムに印刷した後、鋼板に貼り合わせ、折り曲げ加工、圧縮加工など目的に応じた成形を行い、家具、建材(壁材など)、住宅機器、電子機器(スイッチなど)の表面材料および内層の基材として好適に使用することができる。
【0045】
特にスイッチ用途では、メンブレンスイッチなどの他に、比較的キー高さの高い2mm以上の成形の必要なもののキー表面材料として、また内層の基材として用いることができる。またフィルムにドーム状エンボス加工を施し、クリック感の優れたスイッチ材料に成形して用いることができる。
【0046】
【実施例】
以下実施例によって本発明を詳細に説明する。なお特性は以下の方法により測定、評価した。
(1)融点(Tm)、ヒートセット温度(Tmeta)
フィルムを5mgサンプリング採取し、セイコー電子工業(株)製:示差走査熱量計(RDC220)により、10℃/分の昇温速度で測定し、融解のピーク温度を融点(Tm)とした。とくに、融解のピークが複数あらわれる場合はより面積の大きなピークを融点(℃)とした。
また、熱処理に起因するサブ吸熱ピーク温度(つまり、本発明における熱処理に起因する結晶融解サブピーク)をヒートセット温度(Tmeta)(℃)として測定した。
【0047】
(2)固有粘度
ポリエステルをオルソクロロフェノールに溶解し、25℃において測定した。
【0048】
(3)面配向係数
ナトリウムD線(波長589nm)を光源として、アッベ屈折計を用いて、フィルムの長手方向屈折率(Nx),幅方向屈折率(Ny),厚み方向屈折率(Nz)により下記式IXから算出した。
fn=(Nx+Ny)/2−Nz ・・・(IX)
【0049】
(4)100%伸張時応力、破断伸度
二軸延伸フィルムから長さ150mm、幅10mmの試料を切り出し、この試料をオリエンテック社製引っ張り試験器を用い、初期長50mm、引っ張り速度300mm/min、25℃の条件で引っ張り、得られた荷重−歪曲線から各方向の100%伸張時応力及び破断伸度を求めた。
【0050】
(5)全ヘイズ
JISK6714に従い、20℃、65RH%雰囲気にて測定した。
【0051】
(6)表面ぬれ張力
ASTM−D−2578(67T)に従い、20℃、65RH%雰囲気にて測定した。
【0052】
(7)厚み斑
5m連続での厚み測定器にて、最も高い値とdmax、最も低い値dmin、厚み平均値dを求め、下記式Xにて厚み斑(%)を算出した。
厚み斑=(dmax−dmin)/d ・・・(X)
【0053】
(8)印刷性
印刷前のフィルムを100℃×30分の熱処理を行い、その後4色のシルク印刷を行った。各色の印刷後には80℃×30分の乾燥を行った。
このときの印刷精度、鮮明さにより、以下の基準で判定した。
◎:鮮明であり、各色でのずれは目視レベルで見受けられない。
○:約20cmの位置に目を近づけて目視にて確認したレベルでは印刷のずれなどが若干見受けられるが、20cm以上離れて確認したレベルでは概ね外観は良好である。
×:各色での印刷ずれが見受けられる、または印刷に斑が生じて著しく外観が悪い。
(◎、○:合格、×:不合格)
【0054】
(9)成形性
印刷を施したフィルムににて245℃にてABS樹脂を流し込み(射出成型)、表面がフィルムで覆われた高さ1.8mmのキートップを作成した。このときのフィルムの成形状態を目視で確認し、下記基準にて判定した。
◎:外観は極めて良好である。
○:若干のしわが見受けられるが、実用上特に問題ないレベルである。
×:フィルムに破断が見受けられる。または、大きなしわが入り著しく外観が悪い。
(◎、○:合格、×:不合格)
【0055】
実施例1
実施例1では、マグネシウム化合物およびアンチモン化合物触媒として、リン酸、湿式シリカ(0.08重量%)添加してポリエチレンテレフタレートを重合した(固有粘度0.65dl/g、カルボキシル末端基25当量/トン、M/P=2.5)。得られたポリエステルを180℃で4時間真空乾燥後、溶融押出機に供給し、スリット状のダイからシート状に押出し、静電印加(3.0kV)により鏡面冷却ドラムに密着、冷却固化して未延伸シートを作成した。この未延伸シートをまず温度105℃に加熱したロールにて長手方向に3.0倍の延伸を行い、さらに延伸温度125℃で幅方向に3.2倍延伸した後、195℃にて、幅方向に6%の弛緩、6秒間の熱処理を行い、厚さ100μm、面配向係数0.138の二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの片面にコロナ放電処理を行い評価を行った。得られたフィルムは、表1に示した通り非常に優れた特性を示した。
【0056】
実施例2、比較例1
実施例2、比較例1では表1に示した条件を変更した以外は、同等の条件にて製膜を行った。得られたフィルムの特性は、表1に示した通り、優れた特性を示したが、比較例1では、実施例1、2に比べ印刷性が若干劣っていた。
【0057】
比較例2
比較例2では、実施例1で用いたポリエチレンテレフタレート80重量部及びポリプロピレンテレフタレート20重量部(チタン化合物を触媒として、リン酸を添加して重合、固有粘度0.9dl/g、カルボキシル末端基10当量/トン、M/P=6)をブレンドして乾燥し、押出機に供給し製膜した。得られたフィルムの特性は表1に示したとおり優れた特性を示したが、実施例1、2に比べ印刷性が若干劣っていた。
【0058】
比較例3
比較例3では、延伸条件を表2に示すように変更してそれ以外は実施例1と同等条件にて製膜を行った。特性は表2に示した通りであり加工性の劣るものであった。
【0059】
比較例4
比較例4では、マグネシウム化合物およびアンチモン化合物触媒として、リン酸、湿式シリカ(0.2重量%)を添加してポリエチレンテレフタレートを重合した(固有粘度0.62dl/g、カルボキシル末端基25当量/トン、M/P=5)。得られたポリマーを用いて延伸条件を表2に示した通りとして製膜を行い得られたフィルムの評価を行った。成形性、印刷性共に非常に劣るものであった。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
なお、表中の記号は次の通りである。
PET:ポリエチレンテレフタレート
PET/I11:イソフタル酸11モル%共重合ポリエチレンテレフタレート
PPT:ポリプロピレンテレフタレート
TPA:テレフタル酸
IPA:イソフタル酸
EG:エチレングリコール
PG:1,3−プロパンジオール
F100:100%伸張時応力(25℃)
MD:フィルム長手方向
TD:フィルム幅方向
【0063】
【発明の効果】
本発明の成形用フィルムでは、ヘイズおよびフィルムの長手方向及び幅方向の100%伸張時応力を制御することにより、加工性に優れたフィルムを得ることができたものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is excellent in printability, in-mold moldability, emboss moldability, etc. and excellent in heat resistance, and is a polyester film for molding suitable as a support or surface material for electronic devices such as switches, and as a printing substrate, and the like. The present invention relates to a molded member using
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a sheet for processing, a polyvinyl chloride film is typical and has been preferably used in terms of workability. On the other hand, the film has problems such as generation of toxic gas when the film burns due to fire and the like, and problems such as bleed out of the plasticizer, and new materials have been demanded according to recent needs for environmental resistance.
[0003]
On the other hand, for example, Japanese Patent Publication No. 6-4276 and Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-321076 propose a switch film using a polyethylene naphthalate film. However, these techniques are insufficient in workability, and are not suitable for a so-called click-sensitive switch that requires a pressing depth.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to eliminate the above-mentioned problems of the prior art, and is excellent in in-mold molding, emboss molding, etc., and suitable for use as a switch and a printing substrate, and molding using the same. It is to provide a member.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the molding polyester film of the present invention is such that 100 mol% of the acid component constituting the polyester is a terephthalic acid unit, and 80 mol% or more of the glycol component is an ethylene glycol unit. Haze (Ht [%]), thickness (d [μm]), 100% elongation stress (F100 MD [MPa]) in the longitudinal direction of the film at 25 ° C. and 100% elongation stress (F100 TD [F] in the width direction) MPa]) satisfies the following formula I to III, and a key top create performing injection mold decoration molded after printing, wherein the crystal melting sub-peak due to heat treatment after biaxial stretching is 191 to 207 ° C. Made of polyester film for molding .
0.03 ≦ Ht / d ≦ 0.25 (I)
105 ≦ F100 MD ≦ 130 (II)
113 ≦ F100 TD ≦ 150 (III)
[0006]
This molding polyester film preferably has a melting point of 245 ° C. or higher.
[0007]
Moreover, in this polyester film for shaping | molding, it is preferable that a thickness spot is 20% or less, and it is preferable to exist in the range of 3-20% practically.
[0008]
Further, in this molding polyester film, the elongation at break at 25 ° C. is preferably 170% or more.
[0009]
The molded member according to the present invention comprises such a molded polyester film, and in particular, a switch molded member.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail.
The polyester in the present invention is a general term for high molecular weight substances constituted by ester bonds. Examples of the dicarboxylic acid component used for the ester bond include aromatic compounds such as terephthalic acid, isophthalic acid, naphthalenedicarboxylic acid, diphenyldicarboxylic acid, diphenylsulfonedicarboxylic acid, diphenoxyethanedicarboxylic acid, 5-sodiumsulfoisophthalic acid, and phthalic acid. Aliphatic dicarboxylic acids, oxalic acid, succinic acid, adipic acid, sebacic acid, dimer acid, maleic acid, fumaric acid and other aliphatic dicarboxylic acids, cyclohexyne dicarboxylic acid and other alicyclic dicarboxylic acids, p-oxybenzoic acid and the like Although oxycarboxylic acid etc. can be used , in the polyester in this invention, it is required from the point of heat resistance and a moldability that 100 mol% of an acid component is a terephthalic acid unit .
[0011]
On the other hand, examples of the glycol component include aliphatic glycols such as ethylene glycol, propanediol, butanediol, pentanediol, hexanediol, and neopentylglycol, alicyclic glycols such as cyclohexanedimethanol, and aromatics such as bisphenol A and bisphenol S. Glycol, diethylene glycol and the like can be used. These dicarboxylic acid components and glycol components may be used in combination of two or more. In the present invention, from the viewpoint of heat resistance , 80 mol% or more of the glycol component is an ethylene glycol unit.
[0012]
Furthermore, as long as the effects of the present invention are not inhibited, a copolymerized polyester obtained by copolymerizing a polyfunctional compound such as trimellitic acid, trimesic acid, or trimethylolpropane can also be used.
[0013]
In addition, it is preferable to use a blend of two or more of the above polymers in order to improve processability. Among them, a mixed polymer obtained by blending polypropylene terephthalate and / or polybutylene terephthalate with polyethylene terephthalate is particularly preferable from the viewpoint of flexibility and workability.
[0014]
The melting point of the polyester film in the present invention is preferably 245 to 270 ° C., more preferably 248 to 270 ° C., particularly preferably 250 to 270 ° C. from the viewpoints of heat resistance and workability. In particular, if the melting point is less than this range, the heat resistance is inferior, and therefore, it may become a problem when exposed to high temperatures during processing or use, which is not preferred. Here, the melting point of the polyester film is an endothermic peak temperature at the time of melting detected at the first temperature rise (1st Run) of the so-called differential temperature calorimetry (DSC).
[0015]
Polyester film of the present invention, heat resistance, from the viewpoint of dimensional stability, those biaxially stretched the polyester is used. Such a biaxial stretching method may be either simultaneous biaxial stretching or sequential biaxial stretching. At this time, simultaneous biaxial stretching is particularly preferable from the viewpoint of suppressing thickness unevenness.
[0016]
The polyester film of the present invention can have a laminated structure as shown in, for example, JP-A-9-24588 using different types of polyester. Although the form of this laminated | multilayer film is not specifically limited, For example, the lamination | stacking of A / B, B / A / B, C / A / B is mentioned.
[0017]
The total thickness of the polyester film for molding of the present invention is preferably 50 to 500 μm, more preferably 60 to 300 μm, in terms of moldability, covering property to the substrate, protection of the substrate surface, and design properties. And particularly preferably 70 to 200 μm.
[0018]
In the polyester film for molding of the present invention, 100 mol% of the acid component constituting the polyester is a terephthalic acid unit, and the total film haze (Ht [%]), thickness (d [μm]), and the film at 25 ° C. It is necessary that the stress at 100% elongation in the longitudinal direction (F100 MD [MPa]) and the stress at 100% elongation in the width direction (F100 TD [MPa]) satisfy the following formulas I to III.
0.0 3 ≦ Ht / d ≦ 0.25 (I)
105 ≦ F100 MD ≦ 130 (II)
113 ≦ F100 TD ≦ 150 (III)
[0019]
In the formula I, 0.05 ≦ Ht / d ≦ 0.20 is more preferable, and 0.07 ≦ Ht / d ≦ 0.15 is particularly preferable. In particular, if the haze is not more than the range, there is a tendency for deterioration from the viewpoint of moldability, and if it is more than the range, the sharpness of the printed pattern tends to be deteriorated. In the case of a translucent switch using a backlight or the like, it is preferable that the total haze Ht is smaller within this range. In the formulas II and III, it is important to set the above-mentioned range in terms of formability and clear printing.
[0020]
Furthermore, it is preferable to satisfy the following formula IV from the viewpoint of moldability.
1.05 ≦ F100 TD / F100 MD ≦ 1.6 (IV)
Particularly preferably, 1.1 ≦ F100 TD / F100 MD ≦ 1.4.
[0021]
In the present invention, it is preferable that the plane orientation coefficient (fn) of the film satisfies the following formula V from the viewpoint of workability.
0 ≦ fn ≦ 0.15 (V)
[0022]
At this time, fn is more preferably 0.05 to 0.145, and particularly preferably 0.1 to 0.14. The plane orientation coefficient (fn) is defined by the following formula VII according to the longitudinal direction refractive index (Nx), width direction refractive index (Ny), and thickness direction refractive index (Nz) of the film measured using an Abbe refractometer or the like. This is a calculated value.
fn = (Nx + Ny) / 2−Nz (VII)
At this time, when the longitudinal direction and the width direction of the film are not clear, the plane orientation coefficient can be obtained by setting the refractive index in the orientation main axis direction, the direction perpendicular to the orientation main axis direction, and the thickness direction to Nx, Ny, and Nz, respectively. .
[0023]
Further, from the viewpoint of workability, the elongation at break at 25 ° C. is preferably 170% or more, more preferably 200% or more, and particularly preferably 220% or more.
[0024]
Further, the thickness unevenness of the film is preferably in the range of 3 to 20%, particularly preferably in the range of 5 to 15%. If the thickness unevenness is below this range, the deterioration of the moldability is particularly remarkable, and if the thickness unevenness is above this range, the printability and dimensional stability are deteriorated, which is not preferable.
[0025]
In the film of the present invention, the surface wetting tension is preferably 50 mN / m or more, and more preferably 56 mN / m or more, from the viewpoints of printability, workability, and adhesion to the film.
[0026]
Films with a wetting surface tension of 50 mN / m or more can be achieved by surface treatment, such as corona discharge treatment, plasma treatment, flame treatment, ultraviolet irradiation treatment, electron beam irradiation treatment, chemical treatment, physical roughening. Surface treatment, surface coating treatment, and the like can be mentioned, but there is no particular limitation as long as the effects of the present invention are not impaired. Among these, the corona discharge treatment is a simple and effective technique and can be preferably performed.
[0027]
Various coatings may be applied to the film of the present invention, and the coating compound, method, and thickness are not particularly limited as long as the effects of the present invention are not impaired.
[0028]
In the present invention, from the viewpoint of aesthetics after printing or molding, the 60-degree specular gloss of the film is preferably 60% or more, particularly preferably 90% or more.
[0029]
Furthermore, it is preferable that the rate of increase of internal haze after heat treatment at 190 ° C. for 10 minutes is small, preferably the rate of increase is preferably 40% or less, particularly preferably 20% or less. If it exceeds 40%, whitening at the time of printing / molding becomes remarkable, which is not preferable.
[0030]
In this invention, from the point which improves the adhesiveness of a film and a base material, and a workability, the amount of carboxyl terminal groups becomes like this. Preferably it is 20-60 equivalent / ton, More preferably, it is 30-50 equivalent / ton.
[0031]
In the present invention, the intrinsic viscosity of the polyester is preferably 0.50 dl / g or more, more preferably 0.55 dl / g or more, and particularly preferably 0 in order to further improve the moldability, adhesiveness, and film formation stability. .60 dl / g or more is used. An intrinsic viscosity of less than 0.50 dl / g is not preferable because moldability and adhesiveness deteriorate.
[0032]
The catalyst for producing the polyester of the present invention is not particularly limited, but alkaline earth metal compounds, manganese compounds, cobalt compounds, aluminum compounds, antimony compounds, titanium compounds, titanium / silicon composite oxides, germanium compounds, etc. are used. it can. Of these, titanium compounds, titanium / silicon composite oxides, and germanium compounds are preferable in setting the catalytic activity, taste characteristics, and the amount of the catalytic metal.
[0033]
For example, when a titanium / silicon catalyst is added as a catalyst, a terephthalic acid component and an ethylene glycol component are reacted, then a titanium / silicon composite oxide and a phosphorus compound are added, and then a certain amount of diethylene glycol is contained under high temperature and reduced pressure. For example, a method in which a polycondensation reaction is performed until the amount reaches a specific amount to obtain a polyester having a specific catalytic metal amount and phosphorus amount is preferably employed.
[0034]
Although the phosphorus compound added as a heat stabilizer is not specifically limited, Phosphoric acid, phosphorous acid, etc. are preferable.
[0035]
The polyester film of the present invention has a beautiful appearance of the decorative board, weather resistance, and resistance to discoloration of printing, and the remaining amount of catalyst metal in the film (M: unit mmol%) and the remaining amount of phosphorus element ( It is preferable that the relationship of P: unit mmol% satisfies the following formula VIII.
0.3 ≦ M / P ≦ 5 (VIII)
Further, when the M / P value is 3 or less, both the productivity and thermal stability of the film are improved, which is particularly preferable.
[0036]
The method for producing the polyester film in the present invention is not particularly limited. For example, after drying the polyester as necessary, the polyester film is supplied to a known melt extruder, extruded from a slit-shaped die into a sheet, and electrostatically applied. In this manner, the film is brought into close contact with the casting drum, cooled and solidified to obtain an unstretched sheet, and then the unstretched sheet is stretched. Such a stretching method may be either simultaneous biaxial stretching or sequential biaxial stretching. In short, the unstretched sheet is stretched and heat-treated in the longitudinal direction and the width direction of the film to obtain a film having a desired degree of plane orientation. The method is adopted. Among these methods, the tenter method is preferable from the viewpoint of film quality. The film is stretched in the longitudinal direction and then stretched in the width direction and / or stretched in the width direction and then stretched in the longitudinal direction. An axial stretching method, a simultaneous biaxial stretching method in which the longitudinal direction and the width direction are stretched almost simultaneously are desirable.
[0037]
The stretching ratio of such biaxial stretching is 1.6 to 4.2 times in each direction, preferably 1.7 to 4.0 times. In this case, either of the stretching ratios in the longitudinal direction and the width direction may be increased or the same. The stretching speed is desirably 1000% / min to 200000% / min, and the stretching temperature can be any temperature as long as it is not less than the glass transition temperature of the polyester and not less than the glass transition temperature + 100 ° C., preferably It is good to extend | stretch in the range of 80-170 degreeC. Further, the film is heat-treated after biaxial stretching, and this heat treatment can be performed by any conventionally known method such as in an oven or on a heated roll. The heat treatment temperature can be any temperature between 120 ° C. and 245 ° C., preferably 150 to 220 ° C. Moreover, although the heat processing time can be made arbitrary, Preferably it is good to carry out for 1 to 60 seconds. The heat treatment may be performed while relaxing the film in the longitudinal direction and / or the width direction. Furthermore, re-stretching may be performed once or more in each direction, and then heat treatment may be performed. Here, the heat treatment temperature can be confirmed by the peak temperature of the crystal melting sub-peak caused by the heat treatment observed by DSC. In the present invention, from the results of Examples (Examples 1 and 2 ) described later, the crystal melting subpeak resulting from this heat treatment is defined as 191 to 207 ° C.
[0038]
The polyester may contain particles arbitrarily selected from known internal particles having an average particle diameter of 0.01 to 10 μm, external particles such as inorganic particles and / or organic particles. Here, when particles having an average particle diameter exceeding 10 μm are used, defects of the film are likely to occur, which is not preferable from the viewpoint of design properties and the like. Examples of such known particles include wet and dry silica, colloidal silica, aluminum silicate, titanium oxide, calcium carbonate, calcium phosphate, barium sulfate, alumina, mica, kaolin, clay, hydroxyapatite and the like, and styrene, silicone, acrylic Organic particles or the like containing acids as constituent components can be used. Among these, inorganic particles such as dry, wet and dry colloidal silica and alumina, and organic particles containing styrene, silicone, acrylic acid, methacrylic acid, polyester, divinylbenzene and the like as constituent components are preferably used. Two or more of these internal particles, inorganic particles and / or organic particles may be used in combination as long as the properties are not impaired.
[0039]
Furthermore, the addition amount of these particles is preferably in the range of 0.01 wt% to 50 wt%. If it is 0.01 weight% or less, film winding will become difficult and it is unpreferable on handling. On the other hand, if it exceeds 50% by weight, coarse protrusions and film-forming properties are deteriorated, which is not preferable.
[0040]
The molding polyester film of the present invention can be used by being adhered to a metal, wood, paper, resin or the like and bonded together. In more detail, after providing a pattern layer or a colored layer by printing or the like on the surface of these materials, the image layer or the colored layer is used by being attached to the film of the present invention by printing or the like, after being bonded by thermal bonding or an adhesive. It can be provided and used by sticking the pattern layer or the colored layer side to various plate materials.
[0041]
Here, as an adhesive, for example, a urea resin adhesive, a melamine resin adhesive, a phenol resin adhesive, an α-olefin resin adhesive, an adhesive based on a mixture of an aqueous polymer and an isocyanate, an epoxy adhesive, Solution type vinyl acetate resin adhesive, emulsion type vinyl acetate resin adhesive, acrylic emulsion adhesive, hot melt adhesive, cyanoacrylate adhesive, polyurethane adhesive, chloroprene rubber adhesive, nitrile rubber adhesive Agents, SBR adhesives, modified rubber emulsion adhesives, ethylene copolymer resin adhesives, resorcin adhesives, natural rubber adhesives, cellulose adhesives, starch pastes, dextrins and the like.
[0042]
The film of the present invention can be suitably used for transfer in-mold and the like. More specifically, printing and members are performed by pouring a resin onto a sheet processed into a structure such as film / release layer / top layer (hard coat layer) / printing layer / adhesive layer and peeling the film / release layer. It can be suitably used for applications in which molding is simultaneously performed.
[0043]
Similarly, since it is suitable for molding applications Injection mold decoration, in the present invention, in particular, it is a molded polyester film for performing injection mold decoration molding. Here, as the resin used for transfer in-mold or injection mold decoration, ABS, acrylic, polycarbonate and the like can be preferably used since they have good adhesion and adhesion to the film.
[0044]
The molding polyester film of the present invention can be used for molding after being subjected to various surface treatments such as embossing and printing. For example, after printing on the film, it is bonded to a steel plate, bent, and compressed. It can be suitably used as a surface material for furniture, building materials (wall materials, etc.), housing equipment, electronic equipment (switches, etc.) and an inner layer base material.
[0045]
In particular, in a switch application, in addition to a membrane switch or the like, it can be used as a key surface material of a relatively high key height requiring molding of 2 mm or more and as a base material for an inner layer. Further, the film can be used by forming a dome-like embossing to form a switch material having an excellent click feeling.
[0046]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail by way of examples. The characteristics were measured and evaluated by the following methods.
(1) Melting point (Tm), heat set temperature (Tmeta)
A 5 mg sample of the film was sampled and measured with a differential scanning calorimeter (RDC220) manufactured by Seiko Denshi Kogyo Co., Ltd. at a heating rate of 10 ° C./min, and the melting peak temperature was defined as the melting point (Tm). In particular, when a plurality of melting peaks appear, the peak with a larger area is defined as the melting point (° C.).
Further, the sub-endothermic peak temperature resulting from the heat treatment (that is, the crystal melting sub-peak resulting from the heat treatment in the present invention ) was measured as the heat set temperature (Tmeta) (° C.).
[0047]
(2) The intrinsic viscosity polyester was dissolved in orthochlorophenol and measured at 25 ° C.
[0048]
(3) Using a surface orientation coefficient sodium D-line (wavelength 589 nm) as a light source and using an Abbe refractometer, the longitudinal refractive index (Nx), the width direction refractive index (Ny), and the thickness direction refractive index (Nz) of the film It calculated from the following formula IX.
fn = (Nx + Ny) / 2−Nz (IX)
[0049]
(4) Stress at 100% elongation, breaking elongation A sample having a length of 150 mm and a width of 10 mm was cut out from a biaxially stretched film, and this sample was subjected to a tensile tester manufactured by Orientec Co., Ltd. The film was pulled at 25 ° C., and the stress at 100% elongation and the elongation at break in each direction were determined from the obtained load-strain curve.
[0050]
(5) All hazes Measured in accordance with JISK6714 at 20 ° C. and 65 RH% atmosphere.
[0051]
(6) Surface wetting tension Measured according to ASTM-D-2578 (67T) in an atmosphere of 20 ° C. and 65 RH%.
[0052]
(7) The highest value and dmax, the lowest value dmin, and the average thickness d were obtained with a thickness meter with a thickness of 5 m continuously, and the thickness unevenness (%) was calculated by the following formula X.
Thickness unevenness = (dmax−dmin) / d (X)
[0053]
(8) Printability The film before printing was heat-treated at 100 ° C. for 30 minutes, and then four-color silk printing was performed. After printing each color, drying was performed at 80 ° C. for 30 minutes.
Based on the printing accuracy and clearness at this time, the determination was made according to the following criteria.
(Double-circle): It is clear and the shift | offset | difference in each color is not seen on a visual level.
○: A slight misalignment of printing is observed at a level visually confirmed by bringing the eyes close to a position of about 20 cm, but the appearance is generally good at a level confirmed at a distance of 20 cm or more.
X: Printing misalignment in each color is observed, or printing is uneven and the appearance is remarkably bad.
(◎, ○: Pass, ×: Fail)
[0054]
(9) ABS resin was poured into the film on which formability printing was performed at 245 ° C. (injection molding) to produce a key top having a height of 1.8 mm and the surface covered with the film. The molding state of the film at this time was confirmed visually and judged according to the following criteria.
A: The appearance is extremely good.
○: Some wrinkles are observed, but the level is not particularly problematic for practical use.
X: Breakage is observed in the film. Or a big wrinkle enters and an external appearance is remarkably bad.
(◎, ○: Pass, ×: Fail)
[0055]
Example 1
In Example 1, polyethylene terephthalate was polymerized by adding phosphoric acid and wet silica (0.08 wt%) as a magnesium compound and antimony compound catalyst (inherent viscosity 0.65 dl / g, carboxyl end group 25 equivalents / ton, M / P = 2.5). The obtained polyester is vacuum-dried at 180 ° C. for 4 hours, then supplied to a melt extruder, extruded into a sheet form from a slit-shaped die, adhered to a mirror surface cooling drum by electrostatic application (3.0 kV), cooled and solidified. An unstretched sheet was created. The unstretched sheet was first stretched 3.0 times in the longitudinal direction with a roll heated to a temperature of 105 ° C., further stretched 3.2 times in the width direction at a stretching temperature of 125 ° C., and then at 195 ° C. A biaxially stretched polyester film having a thickness of 100 μm and a plane orientation coefficient of 0.138 was obtained by performing 6% relaxation in the direction and heat treatment for 6 seconds. One side of the obtained film was subjected to corona discharge treatment and evaluated. The resulting film showed very good properties as shown in Table 1.
[0056]
Example 2 and Comparative Example 1
In Example 2 and Comparative Example 1 , films were formed under the same conditions except that the conditions shown in Table 1 were changed. The characteristics of the obtained film were excellent as shown in Table 1 , but the printability was slightly inferior in Examples 1 and 2 in Comparative Example 1.
[0057]
Comparative Example 2
In Comparative Example 2 , 80 parts by weight of polyethylene terephthalate and 20 parts by weight of polypropylene terephthalate used in Example 1 (polymerization by adding phosphoric acid using a titanium compound as a catalyst, intrinsic viscosity 0.9 dl / g, 10 equivalents of carboxyl end groups) / Ton, M / P = 6) and dried, and fed to an extruder to form a film. As shown in Table 1, the properties of the obtained film were excellent , but the printability was slightly inferior to Examples 1 and 2.
[0058]
Comparative Example 3
In Comparative Example 3 , film forming was performed under the same conditions as in Example 1 except that the stretching conditions were changed as shown in Table 2. The characteristics were as shown in Table 2 and the processability was inferior.
[0059]
Comparative Example 4
In Comparative Example 4 , polyethylene terephthalate was polymerized by adding phosphoric acid and wet silica (0.2% by weight) as magnesium compound and antimony compound catalysts (inherent viscosity 0.62 dl / g, carboxyl end group 25 equivalents / ton). , M / P = 5). Using the obtained polymer, the film was formed under the stretching conditions as shown in Table 2, and the resulting film was evaluated. Both formability and printability were very poor.
[0060]
[Table 1]
[0061]
[Table 2]
[0062]
The symbols in the table are as follows.
PET: polyethylene terephthalate PET / I 11 : isophthalic acid 11 mol% copolymerized polyethylene terephthalate PPT: polypropylene terephthalate TPA: terephthalic acid IPA: isophthalic acid EG: ethylene glycol PG: 1,3-propanediol F100: 100% stress at elongation ( 25 ° C)
MD: film longitudinal direction TD: film width direction
【The invention's effect】
In the molding film of the present invention, a film excellent in workability can be obtained by controlling the haze and the stress at 100% elongation in the longitudinal direction and the width direction of the film.
Claims (8)
0.03≦Ht/d≦0.25・・・(I)
105≦F100MD≦130・・・(II)
113≦F100TD≦150・・・(III)100 mol% of the acid component constituting the polyester is a terephthalic acid unit, 80 mol% or more of the glycol component is an ethylene glycol unit, the total film haze (Ht [%]), thickness (d [μm]), 25 100% elongation stress (F100 MD [MPa]) in the longitudinal direction and 100% elongation stress (F100 TD [MPa]) in the width direction of the film at 0 ° C. satisfy the following formulas I to III and are biaxially stretched A polyester film for forming a key top for performing injection mold decoration molding after printing, characterized in that a crystal melting sub-peak caused by a subsequent heat treatment is 191 to 207 ° C.
0.03 ≦ Ht / d ≦ 0.25 (I)
105 ≦ F100 MD ≦ 130 (II)
113 ≦ F100 TD ≦ 150 (III)
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