JP4486511B2 - 呼処理方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、概して通信システムに関し、詳しくは、呼又は他の入来(着信)通信が交換装置によって、通信システム内のデスクセット端末、無線移動電話又は他の種類のユーザ端末に転送されるような業務通信システムに関する。
一般的な業務通信システムは、1個以上の入トランク(着信回線装置)から種々のユーザ端末へ呼を転送する企業内交換装置からなる。ユーザ端末には、例えば、有線机上電話機(デスクセット)、無線デスクセット、無線移動電話機、及びコンピュータ又はテレビ電話機のような先端技術的端末がある。
このようなシステム内の共用通信機構に呼が存在する場合に、交換装置及びこれに対応する端末の両方において概して、コールアピアランス(Call Appearance)(CAとも略す)が存在すると称する。共用通信機構へのコールアピアランスが多数のユーザ端末に提示され且つ多数のユーザがこの機構へのアクセスを許される場合、このコールアピアランスを、多数端末がブリッジングされたコールアピアランス(又は簡単に、ブリッジトコールアピアランス)(Bridged Call Appearance)(BAとも略す)と称する。
既存システムにおいては、このようなブリッジトコールアピアランスは概して、システム管理実施時、例えば、通信システムの初期セットアップ及び構成設定(コンフィギュレーション)時、又はこれに続くシステムレベルの構成再設定時にのみ定義される。その結果、従来型のブリッジトコールアピアランスは、システムの管理が再度実施されるときまでは静的状態にとどまり変化しない。
この従来型の静的アーキテクチャは一般に、有線端末に最適と考えられており、その場合、与えられた端末に連関するユーザがそのユーザのデスクに在席し、その端末の主たる又は専用ユーザであることが、運用上の期待条件とされる。
これと対照的に、無線端末及び他の更に先端的な装置をサポートするシステムにおいては、ユーザは一般に、利用可能な端末を複数有し、先端的な装置をオン・デマンドで用いることが許される。例えば、与えられたユーザ集合(セット)の各ユーザが有線デスクセットと、簡単な移動電話機とを有し、テレビ電話機のような先端的な共用のリソース(資源)へのアクセスが、ランダム・デマンドで可能である。
この場合、残念ながら、上記の従来型の静的なブリッジング手法では、例えば、与えられたユーザの移動電話機と、或る特定の時点にこの移動電話機の近傍に偶々位置する先端的な共用のリソースとの両方にまたがる動的なブリッジトコールアピアランスを生成することは不可能である。したがって、この先端的端末と同一位置にある移動電話機に転送される着信呼にユーザが応答したい場合、システム管理実施時にこの先端的端末がその移動電話機とブリッジングされていなければ、ユーザがこのような応答を行うオプションは、従来型の手法では一般に得られない。
その結果、このユーザは、この移動電話機に転送される呼を受信するため、又は既知の発呼者として発呼するために近傍の先端的端末の、より高度の機能にアクセスすることがしばしば不可能になる。
本発明は、例えば、簡単な移動電話機と、これと同じ位置にある、テレビ電話機のような先端的(すなわちより高度の)端末との両方にまたがるブリッジトコールアピアランスを形成することにより、ユーザがシステム端末にオン・デマンドで関わることが可能なようなシステムを提供するものである。このように、本発明によれば、動的デマンドでブリッジトコールアピアランスを生成することが可能になる。
本発明の一実施例においては、移動端末と少なくとも1個の他のシステム端末との間に一時的な連関関係が設立される。この移動端末がこのようにして他方の端末に登録されると、移動端末のユーザが、例えば、着信呼を受信するため又は発信呼を発呼するためにこの他方端末の機能を利用する許可を要求することができる。
この一時的な連関関係は、他方端末に対する移動端末の近接状態(proximity)に基づいて設立される。すなわち、移動端末がこの通信システム内の異なるセル間を移動するのに伴って、異なる先端的システム端末に登録される形で、一時的な連関関係が設立される。したがって、移動端末と与えられた他の端末との一時的な関係は、移動端末がこの他方端末との近接状態から外れたときに終結する。
本発明による、近接状態に基づく登録においては又、別の実施例のように、あるシステム端末に対する与えられたユーザの近接状態を、このユーザの携行するビーコンデバイスの発信する信号を検出することによって定めることもできる。
本発明の動的な連結(連結:binding) 及びブリッジング(連結可能化:bridging)は、状態に基づく処理によって実現される。この方式による実現例によれば、移動端末は、或る与えられた時点において、次に述べる5個の状態のような一連の状態のうちの1個の状態にある。これら5個の状態とは、(1)「ヌル状態」(Null):移動端末とシステム内の他のどの端末との間にも一時的な連関関係が存在しない状態;(2)「登録済状態」(Registered):一時的な連関関係は設立されているが、移動端末のユーザが他方端末の機能にアクセスする許可をまだ得ていない状態である。
そして又、(3)「連結活動状態」(Bound Active):一時的な連関関係が存在し、ユーザが現行呼を実行すべく他方端末の機能にアクティブにアクセスしている状態;(4)「連結不活動状態」(Bound Inactive):一時的な連関関係が存在し、ユーザは他方端末の機能にアクセスする許可を得ているが、現在アクセス中ではない状態;及び(5)「連結アラート状態」(Bound Alerting):一時的な連関関係が存在し、ユーザは他方端末の機能にアクセスする許可を得ており、この移動電話機宛の着信呼が他方端末に、着信がある旨を通告し動作準備をアラートするアラート表示を生成する状態、である。
本発明の別の態様によれば、通信システム内で通信プロトコルを、ブリッジングされた端末装置が必要とする特定のフォーマットに変更することが可能な、相互調整機能(interworking function) の動的選択手法が提供される。これによって、与えられた呼の継続時間中、ユーザが、移動電話機と異なる能力を有する別の端末に連結することが可能となる。
例えば、もし着信呼の送信源(ソース)端末が32kbpsの音声符号化を用いる無線デスクセットであり、宛先端末が64kbpsでレベル0のディジタルサービス(DS−0)回線を利用する場合、相互調整機能は、ADPCM符号変調からパルス符号変調(PCM)への符号化変換器(ADPCM/PCM変換器)の機能である。
本発明による相互調整機能は、交換装置のデータベースから取り出された追加データを、宛先端末からソース端末へ指向される呼の逆方向部分に挿入することにも用いられる。例えば、もし呼がビデオ(映像)呼であり、宛先端末がビデオ生成能力のない端末である場合、データベースから取り出される追加データは、ビデオデータで、宛先端末からソース端末へ送達される信号に挿入される。本発明のこの態様を用いて、宛先端末とソース端末との間に設立された帯域幅を実質上双方向に対称なものとすることができる。
本発明の更に別の態様は、或る特定のシステム端末の特性を、ユーザが連結されている他の端末にオーバレイする(一時的に読み込む)操作に関する。例えば、与えられたユーザが上記の連結状態のいずれかに入る場合、ユーザが連結端末を用いて、ユーザの通常の制約に基づいて全ての呼を発呼又は受信できるように、ユーザ用に前に記憶されている許可データが連結端末にオーバレイされる。
本発明の一実施例によれば、与えられたユーザが、そのユーザのアクセスするシステム端末の種類ごとに1個ずつの概略特性(プロフィル)を多数記憶させておくことができる。ユーザが特定のシステム端末に連結されると、そのユーザの有する、記憶されているプロフィルの中から対応するプロフィルが連結端末にオーバレイされる。
例えば、もし連結端末がユーザに割り当てられた端末と同じ種類の端末である場合、押しボタンの割り当て及びソフトキーラベルの配置を含むそのユーザ割当端末の機能レイアウトが連結端末にオーバレイされ、これにより、連結端末がそのユーザ割当端末と同様の仕方で作動するようになる。
本発明に関する上記の又その他の特徴及び利点を更に明らかにするため、添付図面を用いて以下に更に詳細に説明する。
以上述べたごとく、本発明によれば、移動端末を含む連結された複数の通信端末からなる連結呼通信システムにおいて、相互調整機能を設け、連結状態を動的に制御するようにしたので、従来技術による静的な連結端末管理手法と異なり、動的デマンドでブリッジトコールアピアランスを生成することが可能になる。
したがって、呼の継続時間中、ユーザが、簡単な移動端末と、これと同じ位置にある、テレビ電話機のような仕様の異なる先端端末との両方にまたがるブリッジトコールアピアランスを形成することにより、ユーザがシステム端末に動的デマンドでブリッジトコールアピアランスを生成することが可能になる。又、呼のソース端末と宛先端末登録の通信仕様の異なる場合も、相互調整機能を用いて支障なく通信が可能となる。
以下、本発明を、一例として無線通信システムに関して説明する。本発明は、特に業務電話システムに関しての使用によく適しているが、特定の種類のシステムにその使用が限定されるものではない。ここに開示する連結及びブリッジングに関する手法は、ユーザによる他のシステム端末へのアクセスを効率のよい仕方で改善する必要のある通信関連用途であれば、どのような用途にも使用できる。
例えば、本発明は、セルラー通信サービス(携帯電話)及び個人通信サービス(PCS又はPHS)で用いられるハンドセット(送受話器)にも又その他の種類の通信装置にも適用可能である。したがって、ここで用いる用語「移動装置」には、実施例のような携帯型の無線ハンドセットのみでなく、他の種類の携帯型通信装置をも含み、これには無線パソコンも入るものとする。
又、ここで用いる用語「回線」には、電話回線のみでなくより一般的に、1個以上のユーザ端末で処理するために呼又はその他の通信を供給するどのような通信チャネルをも含む。用語「システム管理実施」又は「システム管理時間」は一般的に、2個以上のシステム端末に対しての動作パラメータの変更を伴うシステムの構成再設定に関するもので、例えば、通信システムの初期セットアップ及び構成設定、又はこれに続くシステムレベルの構成再設定を含む。
用語「動的」は、通信システムの第1のユーザ端末と少なくとも1個の他の端末との間の連関関係の設立に際して用いられ、一般的に、システム管理実施時以外の時点における連関関係の設立を意味する。用語「一時的な連関関係」は、システム管理実施時に設立された連関関係と異なり動的に設立されたどのような連関関係をも含む。
図1は本発明の一実施例に基づく例示の通信システム100の一部分を示す。通信システム100(又は簡単に、システム)は、出入力回線(トランク)114を入力部としてこれに接続される企業内交換装置110(又は簡単に、交換装置)からなる。出入力回線114は、着信呼を交換装置110に供給しここで呼が処理される。交換装置110は、中央処理装置(CPU)115、メモリ116、少なくとも1個の相互調整機能(IFW)117、及びシステムデータベース118からなる。
CPU115は、マイクロプロセッサ、特定用途用IC(ASIC)、又は他の種類のディジタルデータプロセッサ、若しくはこれらの要素機器の種々の部分又は組み合わせ、である。メモリ116はランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリー・メモリ(ROM)、又はこれらの及び他の種類の電子メモリ装置の組み合わせである。
相互調整機能117は、下に詳しく述べる動的連結機能及びブリッジング機能を得るのに用いられる。相互調整機能117は、別の実施例では交換装置110の他の要素機器、例えばCPU115又はメモリ116に組み込まれている。システムデータベース118は、システム100の構成設定に関するブリッジング及びその他の管理情報を記憶格納するのに用いられる。
本例の交換装置100は更に、4個のポートカード120A、120B、120C、及び120Dからなる。ポートカード120Aは無線基地局121に結合され、無線基地局121は簡単な無線端末WT1(符号122)及びより高度の(すなわち先端的な)無線端末WT2(符号123)と通信する。無線端末122は簡単な移動電話機、そして無線端末123は無線デスクセットである。
ポートカード120Bは全米情報基盤(NII)構想仕様の無線基地局124に結合され、無線基地局124は無線パソコン(WPC)125と通信する。ポートカード120Cは有線デスクセット端末(DS)126に結合され、ポートカード120Dは先端的端末(AT)127に結合される。先端的端末127は例えばテレビ電話国際標準H.320に基づいて作動するテレビ電話機である。
尚、交換装置110には追加のポートカードを含めてもよく、他の種類又は配置の有線端末に接続してもよい。交換装置110は又、システム管理実施時に交換装置110の動作をプログラミングするのに用いられる管理端末128に接続してもよい。
図2は、図1のシステム100に付与される動的連結機能及びブリッジング機能を例示する状態図である。本実施例においては、この状態図が無線端末122又は無線パソコン125のような、システム100の移動端末の、あり得る状態図を示すものと仮定する。図2の状態図に類似の状態図をこのシステムの他の種類の端末についても生成できることは、この技術の当業者には明らかである。
状態図の動作は、例えば、メモリ116に記憶されCPU115によって実行される1個以上のシステムソフトウエアプログラムの形で実現される。このようなソフトウエアを以下、「システムソフトウエア」又は「交換装置ソフトウエア」と称する。本実施例における図2の状態図は次の5個の状態、すなわち、「ヌル状態」210、「登録済状態」220、「連結不活動状態」230、「連結活動状態」240、及び「連結アラート状態」250からなる。
与えられた移動端末が状態図上での動作を「ヌル状態」210から開始し、ユーザ入力及びその他のシステムパラメータ並びに状態に依り、他の1個以上の状態を通過する。あり得る状態遷移を状態図の各状態を結ぶ矢印線で示す。図3〜図12は、状態遷移を更に詳細に説明する流れ図である。図2中で各状態遷移に参照番号を付し、この番号を以下の状態遷移説明の見出しに利用することとする。
別に特記する場合を除き、図3〜図12の流れ図は、移動端末をデスクセットに連結する場合の実施例に関するものである。しかし、これによって本発明がこれら実施例に限定されるものではなく、移動端末と他のどのような種類の1個又は複数の通信端末との間の動的連結実現にも使用可能である。
図2の状態遷移は次に示す表1〜表8のデータを用いる。これらの表は例えば交換装置110のシステムデータベース118に記憶される。表中「*」 印を付した項目は、連結動作及びブリッジング動作中に動的に記入される状態データ要素である。他の項目は全て、静的データで、システム管理実施時に記入される。
Figure 0004486511
「ユーザプロフィル表」(表1)は、システムユーザの各々についての現システム構成を特徴付けるデータを格納している。各ユーザは、「ユーザID(識別符号)」によって識別される。与えられた「ユーザID」(UID)は、対応する「電話番号」(DN)、「端末種類」、「ボタン割り当て」、「ホーム端末ID」(ホームTID)、「デスクセットTID」、及び項目「属性」の種々の属性と連関させる。
項目「電話番号」は発呼者が、対応するユーザに接続するためにダイヤルする主要番号である。「端末種類」は、ユーザに装備される端末の種類(例えば、移動端末(WT1)、無線デスクセット(WT2)、無線パソコン(WPC)、ルーセントテクノロジー社から販売の7434型有線デスクセットのような有線デスクセット、等)を定める。「ボタン割り当て」は、ユーザ端末上のいくつものプログラム可能な押しボタンの各々についての、「ボタンID」(BID)及び対応する「機能ID」(FID)からなる。
例えば、「ユーザプロフィル表」(表1)のユーザID「epf」に対するボタンID「B1」のボタンは、呼可能状態(CA)機能を設定し、ユーザID「desk」に対するボタンID「B2」のボタンは、呼順送(CF)機能を設定する。機能IDの「LWC」は、メッセージを残す機能に対応する。ホームTIDは、ユーザについてのホーム端末とされる端末を識別する。これは例えば、ユーザの事務所のデスクセットである。
デスクセットTIDは、ユーザが連結されるデスクセット端末を示し、したがて、ユーザが、異なるシステム端末に連結されるに応じて変動する。属性項目は例えば、システム管理実施時に定められ、ユーザが、どれくらいの時間、特定の端末に、呼の受信又は発呼なしに連結されているかを示すタイマの表示値T1である。
Figure 0004486511
「許可表」(表2)は、システムが、システム機能にアクセスを試みるユーザを認証するに要するデータを格納している。「制約分類」(COR)は、ユーザによる呼の発呼及び受信の授権の定義を表す(ユーザについての制約を含む)。上記の例では、ユーザID「epf」及び「adb」の各々についてパスワードが「パスワード認証」項目に格納される。ユーザID「desk」はユーザ認証を要しない。すなわち、どのユーザもその端末から発呼し又は機能を実行することが許される。
したがって、その「パスワード認証」項目(フィールド)は、表2において「ヌル」とされる。「許可表」(表2)中のデータは全て、システム管理実施時に入れられる。
Figure 0004486511
「端末プロフィル表」(表3)は、いくつもの端末の各々についての、「端末種類」、「ポートID」、及び「連結状態」、に関するデータを格納している。端末は「端末ID(TID)」によって識別される。「ポートID」は例えば、対応する端末が交換装置110と通信する際に用いるポートカード及び回線を識別特定する。データ項目「連結状態」は、端末が「連結活動状態」、「連結不活動状態」、「連結アラート状態」、「登録済状態」、及び「ヌル状態」のうちのどの状態にあるかを識別する。
例えば、表3の「端末ID(TID)」=2の端末は、無線端末で、現に「ポートID」=0x1aと通信中であり、「連結活動状態」240にある。「ポートID」及び「連結状態」の両項目、異なるユーザがその端末に連結されるに応じて動的に変化する。他方、その端末に対する項目「端末種類」はシステム管理実施時に設立される。
Figure 0004486511
「ポート能力表」(表4)は、システム内のあり得る「ポートID」の各々についての「物理的位置」を記載している。項目「物理的位置」は例えば、対応するポートIDに対するスロット及びポートIDからなる。この表には、「ポートID」の各々についての「セルID」項目も含む。「セルID」は、特定の「ポートID」を通して通信中の端末が、システム100の電波サブシステムのどのセル(無線通信用単位区分エリア)にあるかを定める。非移動端末については、「セルID」は、不適切な場合を除き、システム管理実施時に入れられる。
無線サブシステムは、図3及び図4に関して下に述べるように、近接状態に基づく連結機能を実現するのに用いられる。近接状態に基づく連結機能によって、簡単な移動端末を有するユーザが、同じ近接状態にある、より高度の端末と連結することが可能になる。「セルID」/「ポートID」と端末ID(TID)との対応は、例えば移動端末がシステム内で移動するにつれて変化する。
Figure 0004486511
「連結表」(表5)は、どのユーザがどの端末(連結先端末)に連結されているか、及び連結の特性に関するデータを定める。上記の例では、ユーザID「epf」を有するユーザが端末ID(TID)=5を有する連結先(VISITING)端末に連結されている。「タイマ オン/オフ」項目は、上に述べたようにユーザが端末に連結され且つ不活動状態でいられる時間長さを示すタイマのオン/オフ状態を示す(上表例はオン)。この表の入力データ(エントリ)は、システム内で異なるユーザが異なる端末に連結されるのに応じて動的に変化する。
Figure 0004486511
「連結グループ定義表」(表6)は、システム内の特定の端末に登録及び/又は連結されているユーザを示す。「移動ユーザID」項目は、与えられたデスクセット端末IDに連結を許された移動端末ユーザの、管理実施前のエントリである。表中の例においては、ユーザIDが「epf」及び「adb」のユーザが、端末ID=5のデスクセット端末への連結を許されたユーザの管理実施前のリストにあることを示す。
与えられた端末に特定の時点に連結を登録されたユーザのグループを、本説明において、与えられた端末についての「連結グループ」と称する。これらのユーザは、その端末についての「登録ユーザID」項目に記載される。本例では、ユーザIDが「epf」及び「adb」のユーザが又、端末ID=5のデスクセット端末への連結を登録されていること示す。
これらユーザのうちの1人のユーザが進行中の構成に関してその端末に実際に連結される。このユーザは、その端末についての「連結ユーザID」項目に記載される。概して、与えられた端末に一時に1人のユーザしか連結を許されないが、多数のユーザが1個の端末に連結を登録することは可能である。
本発明によれば、連結グループは、システム管理実施時に、又はユーザが、指定された機能アクセスコード(FAC)を起動することによって、又はこれら両手法の組み合わせによって、形成される。システム管理実施時には、管理担当者が既知の個人をグループに割り当て、それからそのグループを指定された端末又は指定された端末グループに割り当てることが可能である。このデータは通常のシステム動作中に使用するために、交換装置110のシステムデータベース118に記憶される。
又は代わりに、システム動作中に或るユーザに対してシステムデータベース118へのアクセスの権利を与え(授権)、それからシステムデータベース中の「連結グループ定義表」に対するグループメンバーを動的に追加又は削除することも可能である。
これら授権ユーザは、システム管理実施時に識別することも、又授権コードを付与することも可能で、このようなコードをエントリすることによって、ユーザが、システムデータベースにアクセスして、新たなグループの定義をエントリし、現存のグループの定義を交信し、グループのシステム端末との関係を設立又は削除することが可能になる。
Figure 0004486511
「端末能力表」(表7)は、システムの種々の端末の能力に関するデータを示す。このデータは例えば、与えられた特定の「端末種類」に対する「信号送信プロトコル」、「ディスプレイサイズ」、「機能ボタン」、「伝送(トランスポート)種類」、及び「符号化種類」からなる。
例えば、上記の表は先端的な端末種類2(「伝送種類」=AT2)が非同期転送モード(ATM)の「信号送信プロトコル」と、「伝送種類」として「CBR(固定速度サービス)/AAL1(ATM適応層1)」方式の伝送(トランスポート)ストリーム構造とを用いることを示す。このデータは全て、システム管理実施時にエントリされる。
Figure 0004486511
「通信機構−符号化種類表」(表8)は、システム100によってサポートされるいくつもの通信機構(ファシリティ)の各々の「呼の種類」及び「符号化種類」を示す。例えば、上記の表は、「通信機構ID」=0001の通信機構が「符号化種類」=PCMの音声呼と、「符号化種類」=H.320のビデオ呼とをサポートすることを示す。このデータは一般に静的であり、システム管理実施時にエントリできる。
[状態遷移説明:登録(1)及び(10)](Registration)
図3は、与えられた移動端末がデスクセット端末に登録できる、すなわち図2の「ヌル状態」210から「登録済状態」220に移動できるケースとして、異なる3種類の場合(ケース)を示す。
これら3種類のケースとは、(i)ユーザが移動端末から、登録機能アクセスコード(登録FAC)とこれに続いてデスクセット端末の電話番号(DN)とをダイヤルする;(ii)ユーザがデスクセット端末から、登録機能アクセスコード(登録FAC)とこれに続いて移動端末の電話番号(DN)とをダイヤルする;又は(iii)移動端末が、デスクセット端末に対する近接状態に基づく登録条件を満たす、のケースである。
これらのどのケースにおいても、移動端末が、デスクセット端末の連結グループの一部となるように登録し、これにより、登録後、この移動端末はそのデスクセット端末に連結する資格を得る。ケース(i)のプロセスは、図3のステップ302において、ユーザが移動端末から、登録機能アクセスコード(登録FAC)とこれに続いてデスクセット端末の電話番号(DN)とをダイヤルすることで開始される。ステップ304において、システムが移動端末の端末ID及びユーザIDと、指定されたデスクセット端末の端末IDとを引き出す操作を行う。
この操作にはステップ304内のステップ305に列記するいくつもの「表参照(ルックアップ)操作」を伴う。本明細書では、これらのそして他の全ての参照操作を、LOOKUP(n,x,y) の形で記述する。ここに、nは上記表1から表8までのうちの1個の表の表番号、xは指定された表への鍵番号、そしてyは表から取り出されるべきデータを表す。
例えば、ステップ305内に上下に列記した3つの「表参照操作」のうち上段の操作「LOOKUP(3,PORT ID,TIDMOBILE)」 において、「PORT ID」 は「ポートID」を、そしてTIDMOBILE は[MOBILE=移動端末]の端末ID(TID)を表す。この操作は、システムが、移動端末の端末ID(TIDMOBILE)を得るために、「ポートID」(PORT ID) を鍵として用い、「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索する操作である。デスクセット端末の電話番号(DN)が移動端末からダイヤルされるので、この番号が入来する際に経由する物理的ポートを用いて、移動端末が通信する際のポートIDを識別することができる。
それから、同じくステップ305の中段の操作「LOOKUP(1,TIDMOBILE,UIDMOBILE)」 において、移動端末のユーザID(UIDMOBILE) を得るために、移動端末の端末ID(TIDMOBILE) を鍵として用い、「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索する。そして、下段の操作「LOOKUP(1,DNDESK,TIDDESK)」において[DESK=デスクセット端末]の端末ID(TIDDESK) を得るために、デスクセット端末の電話番号(DNDESK)を鍵として用い、「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索する。
ケース(ii)のプロセスは、図3のステップ306において、ユーザがデスクセット端末から、登録機能アクセスコード(登録FAC)とこれに続いて移動端末端末の電話番号(DN)とをダイヤルすることで開始される。ステップ308においてシステムが、デスクセット端末の端末IDと、移動端末のユーザIDとを、ステップ309に示す2つの参照操作を用いて引き出す。
2つのうち上段の操作「LOOKUP(3,PORT ID,TIDDESK)」 はシステムが、デスクセット端末の端末ID(TIDDESK) を得るために、「ポートID」(PORT ID) を鍵として用い、「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索する操作である。移動端末の電話番号(DN)がデスクセット端末からダイヤルされるので、この番号が入来する際に経由する物理的ポートを用いて、デスクセット端末が通信する際のポートIDを識別することができる。
それから、同じくステップ309下段の操作「LOOKUP(1,DNMOBILE,UIDMOBILE)」 において、移動端末のユーザID(UIDMOBILE) を得るために、移動端末の電話番号(DNMOBILE)を鍵として用い、「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索する。
この後、ケース(i)及び(ii)のいずれもプロセスはステップ310へと続行し、ここで、この移動端末がそのデスクセット端末に登録できるかどうかが定められる。ステップ310内のステップ311において、表参照操作「LOOKUP(6,TIDDESK,UIDMOBILE)」により、デスクセット端末ID(TIDDESK)を鍵として用い「連結グループ定義表」(表6)を参照して、デスクセット端末IDに連関する移動端末端末IDのエントリのセット内にこの移動端末のユーザID(UIDMOBILE) があるかどうかの探索を試みる。
ステップ312において、この移動端末のユーザID(UIDMOBILE) が、「連結グループ定義表」においてデスクセット端末IDに記載されているかどうか、すなわちそのデスクセット端末に連結してよいかどうか、が点検される(記載されている場合にはそのデスクセット端末への連結が許可されることになる)。もしこの移動端末ユーザIDがそのデスクセット端末への連結を許されない場合、ステップ314に示すように、登録は失敗とみなされ移動端末は「ヌル状態」にとどまる。
もしこの移動端末ユーザIDがそのデスクセット端末への連結を許される場合には、登録は完了したとみなされ、ステップ316において更新の操作が行われる。更新の操作は、表参照操作について述べたフォーマットと同じフォーマットで記述される。例えば、ステップ316の上段の更新(UPDATE)操作は、フォーマット「UPDATE(1,UID,TIDDESK)」 で示され、これはこの移動端末(ユーザID=UID) に対するデスクセット端末(TID) を含むように、「ユーザプロフィル表」(表1)が更新されることを意味する。
ステップ316のその他の更新操作では、中段の更新操作「UPDATE(6,TIDDESK,UIDREG)」において、移動端末のユーザIDがそのデスクセット端末の端末ID(TIDDESK) に対して[REG=REGISTERED=登録済]のユーザID(UIDREG)であることを示すように、「連結グループ定義表」(表6)が更新される。
又、下段の更新操作「UPDATE(3,TIDMOBILE,連結状態=登録済)」において、移動端末の端末ID(TIDMOBILE) に対する「連結状態=登録済状態」のエントリを含めるように、「端末プロフィル表」(表3)が更新される。それから移動端末の状態が「登録済」に移り、この移動端末はそのデスクセット端末についての連結グループの一員となる。
上記(iii)のケースは、「近接状態に基づく登録」と称し、プロセスはステップ320において、その中のステップ321に記載の表参照(ルックアップ)操作で始まる。ステップ321では6つの表参照操作が行われる。
移動端末がシステムの特定のセルの通信可能範囲(カバレージ)内に入ると、まず最上段の操作「LOOKUP(3,PORT IDMOBILE,TIDMOBILE)」 により、移動端末の端末ID(TIDMOBILE)を得るために、移動端末のポートID(PORT IDMOBILE)を鍵として用い、「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索する。
そして2段目の操作「LOOKUP(1,TIDMOBILE,UIDMOBILE)」により、移動端末のユーザID(UIDMOBILE)を得るために、移動端末の端末ID(TIDMOBILE)を鍵として用い、「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索する。3段目の操作「LOOKUP(6,UIDMOBILE,TIDDESK)」 により、可能なデスクセット端末の端末ID(TIDDESK)を得るために、移動端末のユーザID(UIDMOBILE)を鍵として用い、「連結グループ定義表」(表6)を参照して探索する。
4段目の操作「LOOKUP(3,TIDDESK,PORT IDDESK)」 により、デスクセット端末の連関するポートID(PORT IDDESK)を得るために、今得られたデスクセット端末の端末ID(TIDDESK) を鍵として用い、「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索する。5段目の操作「LOOKUP(4,PORT IDMOBILE,CELL IDMOBILE)」 により、移動端末のポートID(PORT IDMOBILE)に連関するセルID(CELL IDMOBILE)を得るために、移動端末のポートID(PORT IDMOBILE) を鍵として用い、「ポート能力表」」(表4)を参照して探索する。
6段目の操作「LOOKUP(4,PORT IDDESK,CELL IDDESK)」 により、指定されたポートID(PORT IDDESK)と最近接状態にあるセルのセルID(CELL IDDESK)を得るために、デスクセット端末のポートID(PORT IDDESK) を鍵として用い、「ポート能力表」」(表4)を参照して探索する。
ステップ322において、移動端末のセルID(CELL IDMOBILE) とデスクセット端末のセルID(CELL IDDESK) とが一致するかどうかが定められる。もしこれら2個のセルIDが一致する場合、ステップ324において、近接状態に基づく登録のメッセージが送られ、ステップ316の更新操作が行われ、この移動端末は「登録済状態」に入る。もし上記2個のセルIDが一致しない場合には、ステップ326において、近接状態に基づく登録はない旨表示され、移動端末は「ヌル状態」に戻る。
「登録済状態」220においては、「ユーザプロフィル表」(表1)及び「許可表」(表2)からのデータが利用可能である。したがって、特定のユーザが図2の状態図上でどの「連結」状態に移ったときも、連結先の端末(連結端末)を用いてそのユーザの通常の制約に基づいてそのユーザが発呼又は呼の受信をできるように、そのユーザの許可データが連結端末にオーバレイされる。
この通信システムの、与えられたユーザは、そのユーザがアクセスするシステム端末各種類ごとに1個、からなる多数の端末プロフィルを記憶された形で持つことができる。それで、ユーザが特定のシステム端末に連結されると、そのユーザの有する対応する記憶された端末プロフィルが連結端末にオーバレイされる。
もし連結端末がそのユーザに割り当てられた端末と同じ種類の端末の場合、ボタン割り当て及びソフトキーラベル配置を含む、その割り当てられた端末の機能レイアウトが連結端末にオーバレイされ、これにより、連結端末がその割り当てられた端末と同様の仕方で動作するように構成設定される。例えば、そのユーザに割り当てられた、与えられたデスクセット端末のレイアウトが、そのユーザの連結される、同一又は類似の種類ではあるが本来無関係のデスクセット端末にオーバレイされる。
[状態遷移説明:登録解除(2)](Deregistration)
図4は、与えられた移動端末が登録解除できる、すなわち図2の「登録済状態」220から「ヌル状態」210に移動できるケースとして、異なる3種類のケースを示す。
これら3種類のケースとは、(i)ユーザが移動端末から、登録解除機能アクセスコード(登録解除FAC)とこれに続いてデスクセット端末の電話番号(DN)とをダイヤルする;(ii)ユーザがデスクセット端末から、登録解除機能アクセスコード(登録解除FAC)とこれに続いて移動端末の電話番号(DN)とをダイヤルする;又は(iii)移動端末が、デスクセット端末に対する近接状態に基づく登録解除条件を満たす、のケースである。これらのどの場合も、移動端末は連結デスクセット端末グループから除去され、したがって、そのデスクセット端末への連結資格は消滅する。ケース(i)のプロセスは、図4のステップ402において、ユーザが移動端末から、登録解除機能アクセスコード(登録解除FAC)とこれに続いてデスクセット端末の電話番号(DN)とをダイヤルすることで開始される。
ステップ404においてシステムが、移動端末の端末ID及びユーザIDと、指定されたデスクセット端末の端末IDとを、ステップ404内のステップ405に記載の表参照(ルックアップ)操作によって引き出す。ステップ405の上段の操作「LOOKUP(3,PORT ID,TIDMOBILE)」 において、移動端末の端末ID(TIDMOBILE)を得るために、移動端末の「ポートID」(PORT ID) を鍵として用い、「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索する。
ステップ405の中段の操作「LOOKUP(1,TIDMOBILE,UIDMOBILE)」 において、移動端末のユーザID(UIDMOBILE) を得るために、この移動端末の端末ID(TIDMOBILE) を鍵として用い、「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索する。そして、下段の操作「LOOKUP(1,DNDESK,TIDDESK)」において[DESK=デスクセット端末]の端末ID(TIDDESK) を得るために、デスクセット端末の電話番号(DNDESK)を鍵として用い、「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索する。
ケース(ii)のプロセスは、図4のステップ406において、ユーザがデスクセット端末から、登録解除機能アクセスコード(登録解除FAC)とこれに続いて移動端末端末の電話番号(DN)とをダイヤルすることで開始される。ステップ408においてシステムが、デスクセット端末の端末IDと、移動端末のユーザIDとを、ステップ409に示す2つの参照操作を用いて引き出す。
ステップ409の上段の操作「LOOKUP(3,PORT ID,TIDDESK)」 では、デスクセット端末の端末ID(TIDDESK) を得るために、デスクセット端末の「ポートID」(PORT ID) を鍵として用い「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索する。それから、下段の操作「LOOKUP(1,DNMOBILE,UIDMOBILE)」では、移動端末のユーザID(UIDMOBILE) を得るために、移動端末の電話番号(DNMOBILE)を鍵として用い、「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索する。
上記(iii)のケースは、「近接状態に基づく登録解除」と称し、プロセスはステップ420において、その中のステップ421に記載の表参照(ルックアップ)操作で始まる。ステップ421では6つの表参照操作が行われる。
移動端末がシステムの特定のセルのカバレージの外に出ると、まず最上段の操作「LOOKUP(3,PORT IDMOBILE,TIDMOBILE)」 により、移動端末の端末ID(TIDMOBILE)を得るために、移動端末のポートID(PORT IDMOBILE)を鍵として用い、「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索する。
そして2段目の操作「LOOKUP(1,TIDMOBILE,UIDMOBILE)」により、移動端末のユーザID(UIDMOBILE)を得るために、移動端末の端末ID(TIDMOBILE)を鍵として用い、「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索する。3段目の操作「LOOKUP(6,UIDMOBILE,TIDDESK)」 により、その連結するデスクセット端末の端末ID(TIDDESK)を得るために、移動端末のユーザID(UIDMOBILE)を鍵として用い、「連結グループ定義表」(表6)を参照して探索する。
4段目の操作「LOOKUP(3,TIDDESK,PORT IDDESK)」 により、デスクセット端末の連関するポートID(PORT IDDESK)を得るために、今得られたデスクセット端末の端末ID(TIDDESK) を鍵として用い、「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索する。5段目の操作「LOOKUP(4,PORT IDMOBILE,CELL IDMOBILE)」 により、移動端末のポートID(PORT IDMOBILE)に連関するセルID(CELL IDMOBILE)を得るために、移動端末のポートID(PORT IDMOBILE) を鍵として用い、「ポート能力表」」(表4)を参照して探索する。
6段目の操作「LOOKUP(4,PORT IDDESK,CELL IDDESK)」 により、指定されたポートID(PORT IDDESK)と最近接状態にあるセルのセルID(CELL IDDESK)を得るために、デスクセット端末のポートID(PORT IDDESK) を鍵として用い、「ポート能力表」」(表4)を参照して探索する。
ステップ422において、移動端末のセルID(CELL IDMOBILE) とデスクセット端末のセルID(CELL IDDESK) とが一致しないかどうかが定められる。もしこれら2個のセルIDが一致しない場合、ステップ424において、近接状態に基づく登録解除のメッセージが送られ、処理プロセスはステップ410に進む。もし上記2個のセルIDが一致する場合には、ステップ426において、近接状態に基づく登録解除はない旨表示され、移動端末は「登録済状態」に戻る。
この後、ケース(i)、(ii)及び(iii)のいずれもプロセスはステップ410へと続行し、ここで、この移動端末がそのデスクセット端末に実際に登録されているかどうかが定められる。
ステップ410内のステップ411において、上段の表参照操作「LOOKUP(6,TIDDESK,UIDMOBILE)」により、デスクセット端末ID(TIDDESK)を鍵として用い「連結グループ定義表」(表6)を参照して、デスクセット端末IDに登録されている移動端末端末IDのエントリのセット内にこの移動端末のユーザID(UIDMOBILE) があるかどうかの探索を試みる。
そして下段の表参照操作「LOOKUP(1,UIDMOBILE,TIDDESK)」 により、この移動端末のユーザID(UIDMOBILE) を用い「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して、これがデスクセット端末IDに登録されているかどうかを定める。
ステップ412において、この移動端末のユーザID(UIDMOBILE) が、「連結グループ定義表」(表6)でそのデスクセット端末ID(TIDDESK) に記載されているかどうか、及びそのデスクセット端末ID(TIDDESK) が「ユーザプロフィル表」(表1)でこの移動端末のユーザID(UIDMOBILE) に記載されていうかどうかが点検される。
もしステップ412の条件のいずれかが満たされない場合、この移動端末ユーザIDはそのデスクセット端末からの登録解除を許されず、ステップ414に示すように、登録解除は失敗とみなされ移動端末は「登録済状態」にとどまる。
もしステップ412の条件の両方が満たされる場合、登録解除は完了したとみなされ、ステップ416において更新の操作が行われる。ステップ416の上段の更新(UPDATE)操作「UPDATE(1,UIDMOBILE,TIDDESK)」 によって、この移動端末ユーザID(UIDMOBILE) に対するそのデスクセット端末(TIDDESK) の記載を削除するように、「ユーザプロフィル表」(表1)が更新される。
ステップ416中段の更新操作「UPDATE(6,TIDDESK,UIDREG)」によって、移動端末のユーザIDがそのデスクセット端末の端末ID(TIDDESK) に対してもはや[REG=REGISTERED=登録済]のユーザID(UIDREG)ではないことを示すように、「連結グループ定義表」(表6)が更新される。
下段の更新操作「UPDATE(3,TIDMOBILE,連結状態=ヌル)」において、移動端末の端末ID(TIDMOBILE) に対する「連結状態=ヌル」のエントリを含めるように、「端末プロフィル表」(表3)が更新される。それから移動端末の状態が「ヌル」に移る。
[状態遷移説明:近接状態除外(3a、3b、3c)](Proximity Deactivation)
図5は、移動端末の状態が図2の「連結不活動状態」230、「連結活動状態」240、又は「連結アラート状態」250から「ヌル状態」210へ遷移する仕方を示す。起こり得る3つの状態遷移は次の通りである。
<「連結不活動状態」から「ヌル状態」への遷移>(遷移参照番号:3a)
別の端末に連結されている間に或る呼が完了した後、及びその端末への連結を継続する間に別の呼の発呼又は受信を待機中のとき、この移動端末は上記電波サブシステムの近接状態から除外される。
<「連結活動状態」から「ヌル状態」への遷移>(遷移参照番号:3b)
或る呼と活動状態にあり、且つ別の端末へ連結されている間、この移動端末は上記電波サブシステムの近接状態から除外される。
<「連結アラート状態」から「ヌル状態」への遷移>(遷移参照番号:3c)
この移動端末に対して或る着信呼が設立され、デスクセット端末が模擬の(シミュレーションした)ブリッジトコールアピアランスをアラートした後、この移動端末は上記電波サブシステムの近接状態から除外される。
上に述べた、図2に示す状態遷移(3a)、(3b)及び(3c)の各々について、移動端末は、ステップ500に示すように電波サブシステムから、「近接状態除外」の表示を受ける。この「近接状態除外」表示は、図4のステップ20に基づいて生成される。「近接状態除外」表示を受領後、ステップ510において、この移動端末が連結されているかどうかが検証される。この検証はステップ511の表参照操作によって行われる。
移動端末が「近接状態除外」表示を受領すると、対応するメッセージが、移動端末が通信の際に経由する物理的ポートIDに着信する。ステップ511上段の操作「LOOKUP(3,PORT ID,TIDMOBILE)」は,このポートIDを鍵として用い「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索し、移動端末の端末ID(TIDMOBILE) を求める。
それからプロセスはステップ511下段の操作「LOOKUP(3,TIDMOBILE,状態)」で、この移動端末の端末ID(TIDMOBILE) を用い「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索し、移動端末の連結状態を求める。もし移動端末が連結されている場合、その連結状態は次の3つの状態、すなわち「連結アクティブ状態」「連結不活動状態」又は「連結アラート状態」のうちの1つである。
ステップ512において移動端末の連結状態がこれら3つの有効な連結状態であるかどうかが定められる。もし移動端末の連結状態が有効な連結状態でない場合、ステップ514において、近接状態除外の表示が無視される。その理由は、近接状態に基づく登録解除が、連結されていない移動端末に対して出されたからである。もし移動端末の連結状態がこれら3つの有効な連結状態のうちの1つである場合には、移動端末は、ステップ516の操作を用いて連結解除され、それから登録解除される。
ステップ516の連結解除プロセスは最初に、移動端末が現に連結されているデスクセット端末を定める。このためにプロセスはステップ516最上段の表参照操作「LOOKUP(1,TIDMOBILE,TIDDESK)」で、移動端末の端末ID(TIDMOBILE)を鍵として用い「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索し、このデスクセット端末の端末ID(TIDDESK)を求める。
プロセスは更に表参照操作「LOOKUP(1,TIDMOBILE,UIDMOBILE)」で、移動端末の端末ID(TIDMOBILE)を鍵として用い「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索し、この移動端末のユーザID(UIDMOBILE)を求める。移動端末を連結解除するためには、「連結グループ定義表」(表6)を更新する。すなわち、デスクセット端末の端末ID(TIDDESK)を鍵として用い「連結グループ定義表」を参照して探索し、連結状態のユーザIDとして移動端末のユーザIDを除去する。
移動端末を登録解除するためには、別に「連結グループ定義表」の更新を行う。これには、デスクセット端末の端末ID(TIDDESK)を鍵として用い「連結グループ定義表」を参照して探索し、登録済ユーザIDの項目から移動端末のユーザIDを除去する。「連結グループ定義表」(表6)に対するこれら2つの更新は、ステップ516の更新操作「UPDATE(6,TIDDESK,UIDBOUND/UIDREG=0)」に対応するものである。
次に、デスクセット端末の移動端末との連関関係を解除するために、「ユーザプロフィル表」(表1)からこの移動端末に連関するデスクセット端末を除去する更新を行う。この更新は、更新操作「UPDATE(1,UID,TIDDESK=0)」で、移動端末のユーザID(UID)を鍵として用い「ユーザプロフィル表」を参照して探索し、デスクセット端末の端末IDの項目を「ヌル」にすることで行われる。
又、連結されている現移動端末ユーザの全てについて追跡記録する「連結表」(表5)の更新として、近接状態から除外された移動端末ユーザが除去される。これには、移動端末のユーザIDを鍵として用い「連結表」において、移動端末のユーザIDに連関する全ての要素が除去される。これは、タイマ、連結先端末の端末ID及びユーザIDの項目の全てを「ヌル」に設定することで行われる(操作「UPDATE(5,UID,TIMER=0)」 及び「UPDATE(5,UID,TIDVISITING=0)」 尚、VISITINGは連結先を意味する))。
最後に、操作「UPDATE(3,TIDMOBILE,状態=ヌル)」 で、移動端末の端末IDを鍵として用い「端末プロフィル表」(表3)において、この移動端末の端末IDに連関する「連結状態」が「ヌル」に設定される。こうして移動端末は「ヌル状態」210に遷移する。
[状態遷移説明:機能アクセスコード(FAC)連結解除及びタイマ時間満了(4)](FAC Unbound/Timer Expiry)
図6は、移動端末の状態が図2の「連結不活動状態」230から「登録済状態」220へ遷移する仕方を示す。この遷移は次の3つの場合に起こり得る。すなわち、(i)ユーザが、移動端末から連結解除機能アクセスコード(連結解除FAC)と、それに続いてデスクセット端末の電話番号(DN)とを入力する場合;(ii)ユーザが、デスクセット端末から連結解除FACと、それに続いて移動端末の電話番号(DN)とを入力する場合;又は(iii)移動端末のユーザID(UID) が連結状態にとどまる時間が満了した場合、である。
これら3つのケースの全てについて、移動端末を「登録済状態」遷移させるのに要するシステム更新を行うために、移動端末のユーザID及びデスクセット端末の端末IDが必要である。
ケース(i)のプロセスは、図6のステップ600において、ユーザが移動端末から、連結解除FACを入力することで開始される。対応するメッセージが、移動端末が通信の際に経由する物理的ポートIDに着信する。
ステップ610内のステップ611の表参照操作のうちの1つ「LOOKUP(3,PORT ID,TIDMOBILE)」 で、プロセスがこのポートIDを鍵として用い「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索し、移動端末の端末ID(TIDMOBILE) を引き出す。別の表参照操作「LOOKUP(1,TIDMOBILE,UIDMOBILE)」 で、移動端末の端末ID(TIDMOBILE) を鍵として用い「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索し、移動端末のユーザID(UIDMOBILE) を引き出す。
又、更に別の操作「LOOKUP(1,TIDMOBILE,TIDDESK)」で、移動端末の端末ID(TIDMOBILE) を鍵として用い「ユーザプロフィル表」を参照して探索し、デスクセット端末の端末ID(TIDDESK) を引き出す。
ケース(ii)のプロセスは、ステップ612において、ユーザがデスクセット端末から、連結解除FACを入力することで開始される。対応するメッセージが、デスクセット端末が通信の際に経由する物理的ポートIDに着信する。ステップ614内のステップ615の表参照操作のうちの1つ「LOOKUP(3,PORT ID,TIDDESK)」 で、プロセスがこのポートIDを鍵として用い「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索し、デスクセット端末の端末ID(TIDDESK) を引き出す。
別の表参照操作「LOOKUP(6,TIDDESK,UIDBOUND)」で、デスクセット端末の端末ID(TIDDESK) を鍵として用い「連結グループ定義表」(表6)を参照して探索し、デスクセット端末に連結されているユーザ端末(UIDBOUND)として移動端末のユーザIDを引き出す。
ケース(iii)のプロセスは、ステップ620において、タイマが時間満了となるときに開始される。それからステップ622のタイマ機能が、移動端末のユーザIDを供給し、デスクセット端末の端末IDが引き出される。詳しくは、ステップ623の表参照操作「LOOKUP(6,UIDBOUND,TIDDESK)」で、移動端末ユーザIDすなわち連結端末ユーザID(UIDBOUND)を鍵として用い「連結グループ定義表」(表6)を参照して探索し、デスクセット端末の端末ID(TIDDESK) が引き出される。
上記の仕方でケース(i)、(ii)及び(iii)について移動端末のユーザID及びデスクセット端末の端末IDが得られた後、プロセスはステップ624へと続行する。
ステップ624では「連結グループ定義表」(表6)の更新によって移動端末のユーザIDは、最初に、デスクセット端末から連結解除される。すなわち表参照操作「UPDATE(6,TIDDESK,UIDBOUND=0)」で、デスクセット端末の端末ID(TIDDESK) を鍵として用い「連結グループ定義表」において、連関する連結されている端末のユーザID(UIDBOUND)が「ヌル」(=0)に設定される。
次に、連結されている現移動端末ユーザの全てについて追跡記録する「連結表」(表5)の更新として、この移動端末ユーザが除去される。これには、この移動端末のユーザIDを鍵として用い「連結表」において、この移動端末のユーザIDに連関する全ての要素が除去される。これは、タイマ、連結先端末の端末ID及びユーザIDの項目の全てを「ヌル」に設定することで行われる(操作「UPDATE(5,UID,TIMER=0)」 及び「UPDATE(5,UID,TIDVISITING=ヌル)」尚、VISITINGは連結先を意味する))。
最後に、操作「UPDATE(3,TIDMOBILE,状態=ヌル)」 で、移動端末の端末IDを鍵として用い「端末プロフィル表」(表3)において、この移動端末の端末IDに連関する「連結状態」が「ヌル」に設定される。こうして移動端末は「登録済状態」220に遷移する。
[状態遷移説明:発信呼設立(5)](Outgoing Call Establishment)
図7は、移動端末の状態が図2の「連結不活動状態」230から「連結活動状態」240へ遷移する仕方を示す。この状態遷移は、ユーザの移動端末が「連結不活動状態」にあるときにそのユーザが呼を発信(発呼)する場合に図7のステップ700において開始される。本例では、この移動端末が、呼が発呼されるデスクセット端末に連結されているものと仮定する。このデスクセット端末を以下、発呼端末とも称する。
通信システムが発呼を検出し、ステップ702において、更新操作「UPDATE(3,TIDDESK,状態)」により、移動端末が連結されているデスクセット端末が「連結状態」にある事実を反映して「端末プロフィル表」(表3)が更新される。
それからステップ704においてシステムが、周知の通信機構選択手順を実行し、特定のネットワーク機構を、この連結端末に連関する現呼処理に専用とする旨宣言する。これは一般に、発呼端末が必要とする帯域幅に等しいかこれよりも広い帯域幅を有する通信機構を選択することになる。
システムはステップ706において、表参照操作「LOOKUP(8, 通信機構 ID,符号化)」 により、選択された通信機構の通信機構IDを鍵として用い「通信機構−符号化種類表」(表8)を参照して探索し、選択された通信機構の「符号化種類」を定める。それからシステムは、表参照操作「LOOKUP(3,TID,端末種類)」により、発呼端末の端末IDを鍵として用い「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索し、「端末種類」を引き出す。
それから、表参照操作「LOOKUP(7,端末種類,符号化)」により、この「端末種類」を鍵として用い「端末能力表」(表7)を参照して探索し、発呼端末の「符号化種類」及び「伝送種類」の要件を定める。
システムがステップ708において、要すれば発呼端末の帯域幅、符号化種類、及び伝送種類と、選択された通信機構とを整合するために、伝送ストリームに対しての適切な相互調整機能(IWF)を実行する。相互調整機能は、通話路に挿入される。
例えば、もし発呼端末が32kbpsの音声符号化を用いる無線デスクセット端末であり、選択されたネットワーク通信機構が64kbpsのDS−0回線である場合、ステップ708において、音声呼を相互調整するためにADPCM方式からPCM方式への符号化変換器が挿入される。
それからシステムがステップ710において、呼設立手順を開始する。ステップ712において、もしユーザがその呼を打ち切ったと判断される場合、システムは、ステップ714に示すように、更新操作「UPDATE(3,TIDDESK,状態)」 により、「端末プロフィル表」(表3)の、その発呼端末の状態を更新して、発呼端末を「連結不活動状態」に戻す。もしユーザがその呼を打ち切ってはいないと判断される場合には、移動端末は「連結活動状態」240への遷移を完了する。
[状態遷移説明:着信呼設立(6)&(12)](Incoming Call Establishment)
図8は、移動端末の状態が図2の「登録済状態」220から「連結アラート状態」250へ遷移する仕方[状態遷移(6)]又は「連結不活動状態」230から「連結アラート状態」250へ遷移する仕方[状態遷移(12)]を示す。状態遷移(6)は、連結グループへの登録が成功している移動端末に着信呼がある場合に生じる。状態遷移(12)は、連結グループへの連結が成功している移動端末に着信呼がある場合に生じる。
これら両方の状態遷移について、この移動端末が呼において活動ではなかったと想定できる。移動端末へのこの着信呼は、例えば、音声専用電話機又は先端的端末である呼者によって発呼される。呼者は、この移動端末の電話番号(DN)をダイヤルすることでこの着信呼を開始する。
図8に例示のプロセスにおいて、着信呼は、呼者によってダイヤルされた電話番号を通して或る登録された移動端末に向けられている。この呼をルーティング(選択経路により伝送)するために、交換装置のソフトウエアが図8のプロセスを実現する。ステップ800において、移動端末がその連結グループに登録されているかどうかが点検される。この点検はステップ802の表参照操作を伴って行われる。
最初に、操作「LOOKUP(1,DN,UIDMOBILE)」により、ダイヤルされた電話番号(DN)を鍵として用い「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索し、移動端末に連関するユーザID(UIDMOBILE) を定める。それから操作「LOOKUP(1,UIDMOBILE,TIDDESK)」により、この移動端末のユーザIDを鍵として用い「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索し、連関するデスクセット端末の端末ID(TIDDESK) を定める。
更に操作「LOOKUP(6,TIDDESK,UIDREG)」により、デスクセット端末の端末IDを鍵として用い「連結グループ定義表」(表6)を参照して探索し、そのデスクセット端末の、登録されているユーザID(UIDREG)を求める。ステップ804において、登録されているユーザIDのうちどれか移動端末のユーザID(UIDMOBILE) に一致するものがあるかどうかを定める。
もし一致するものがないか、又はデスクセット端末の端末IDに対する登録ユーザIDの項目が「ヌル」である場合、呼の宛先の移動端末はどの連結グループにも連結されていない。そして交換装置は、ステップ806に示すように、移動端末への通常の呼ルーティングを続行する。それから移動端末は、「登録済状態」に戻る。
もしデスクセット端末の登録ユーザIDと移動端末のユーザIDとの間に一致がみられる場合には、ステップ808において、そのデスクセット端末が別の進行中の呼で話中かどうかが点検される。すなわち表参照操作「UPDATE(3,TIDDESK,状態)」により、デスクセット端末の端末ID(TIDDESK)を鍵として用い「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索し、デスクセット端末の連結状態を引き出す。
そしてステップ812において、デスクセット端末の連結状態のエントリが「連結活動状態」かどうかを点検する。もし連結状態のエントリが「連結活動状態」である場合、デスクセット端末は別の活動呼と話中である。したがて、ステップ806に示すように、着信呼は移動端末のみに伝送され、プロセスは元の「連結不活動状態」又は「登録済状態」に戻る。
もしデスクセット端末の連結状態のエントリが「連結活動状態」でない場合には、デスクセット端末は空きである。そして移動端末は、ステップ814に示す更新操作により、「連結アラート状態」に遷移する。具体的には、更新操作「UPDATE(6,TIDDESK,UIDBOUND=UIDMOBILE)」により、「連結グループ定義表」(表6)のデスクセット端末の「連結ユーザID」(UIDBOUND)項目が移動端末ユーザID(UIDMOBILE) に更新される。
又、更新操作「UPDATE(3,TIDDESK,状態=連結)」 により、「端末プロフィル表」(表3)のデスクセット端末の「連結状態」の項目が「連結活動状態」に更新され、更新操作「UPDATE(5,UIDMOBILE,TIDDESK,タイマ(連結不活動)消去)」 により、「連結表」(表5)の移動端末のユーザID及びデスクセット端末の端末IDに連関する「連結不活動状態」についてのタイマの項目が消去される。
ステップ816において、着信呼に対して適切な相互調整機能(IWF)が選択される。この選択には、ステップ817に示す表参照操作により取り出されるデータを利用する。すなわち表参照操作「LOOKUP(3,TID,端末種類)」により、デスクセット端末の端末IDを鍵として用い「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索し、「端末種類」のデータを取り出す。
それから表参照操作「LOOKUP(7,端末種類,信号プロトコル,伝送,符号化)」 により、この「端末種類」電話を鍵として用い「端末能力表」(表7)を参照して探索し、デスクセット端末についての信号送信プロトコル、伝送種類、符号化種類、及びディスプレイサイズのデータを取り出す。ステップ817の表参照操作には、図8に図示しない別の表参照操作、すなわち移動端末のユーザID及び端末種類を鍵として用い「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索し、移動端末のユーザIDに連関するボタン割り当てデータを取り出す操作を含めてもよい。
そして着信呼は、ステップ820に示すように、移動端末及びデスクセット端末の両方に提供される。したがって、適切なアラートが移動端末及びデスクセット端末の両方に対して生成される。
[状態遷移説明:呼設立解除(7)](Call Dis-Establishment)
図9は、移動端末が呼から開放されたときに、その状態を図2の「連結活動状態」240から「連結不活動状態」230へ遷移する仕方を示す。呼設立解除の手順は、ステップ900において開始される。手順の一部として、呼が移動端末又はデスクセット端末から開放される。ステップ904の表参照操作「LOOKUP(3,PORT ID,TID/端末種類)」により、呼から開放された端末のポートIDを開放として用い「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索し、その端末の端末ID及び端末種類を取り出す。
それからステップ906において、得られた端末種類がデスクセット端末であるかどうかを定める。もし、得られた端末種類がデスクセット端末でない場合、呼は移動端末から開放されたことになる。そしてステップ908において、表参照操作「LOOKUP(1,TIDMOBILE,UIDMOBILE)」 により、移動端末の端末ID(TIDMOBILE) を鍵として用い「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索し、移動端末のユーザID(UIDMOBILE) を取り出す。
もしステップ906において端末種類がデスクセット端末であると定められた場合には、ステップ910において、表参照操作「LOOKUP(6,TID,UIDBOUND)」により、デスクセット端末の端末IDを鍵として用い「連結グループ定義表」(表6)を参照して探索し、デスクセット端末についての連結ユーザID(UIDBOUND)を取り出す。いずれの場合にも、ステップ912において、デスクセット端末についての連結ユーザIDが移動端末のユーザIDに設定されているかどうかが定められる。
もしデスクセット端末についての連結ユーザIDが移動端末のユーザIDに設定されている場合、プロセスはステップ920に進む。もし連結ユーザIDが移動端末のユーザIDに設定されていない場合には、これはエラー状態であり、プロセスがステップ920に進む前に、ステップ914において更新操作「UPDATE(6,TID,UIDBOUND=UID)」により、デスクセット端末についての連結ユーザIDが移動端末のユーザIDに設定される。
ステップ920において、更新操作「UPDATE(5,UID,タイマ設定)」により、「連結表」(表5)で「連結不活動状態」時間のタイマが移動端末のユーザIDエントリに対して設定される。これで遷移が完了し、移動端末は「連結不活動状態」に移る。」
[状態遷移説明:機能アクセスコード(FAC)連結(8)](FAC Bound)
図10は、与えられた移動端末の状態が図2の「登録済状態」220から「連結不活動状態」230へ遷移する際の2つの異なる仕方を示す。すなわち、(i)ユーザが、移動端末から連結機能アクセスコード(連結FAC)と、それに続いてデスクセット端末の電話番号(DN)とを入力する場合;又は(ii)ユーザが、デスクセット端末から連結FACと、それに続いて移動端末の電話番号(DN)とを入力する場合、である。
ケース(i)のプロセスは、図10のステップ1002において、ユーザが移動端末から、連結FACと、それに続いてデスクセット端末の電話番号(DN)とを入力することで開始される。ステップ1004において、ステップ1005の表参照操作により移動端末のユーザID及び指定されたデスクセット端末の端末IDが取り出される。
具体的には、表参照操作「LOOKUP(3,PORT ID,TIDMOBILE)」により、プロセスが移動端末のポートIDを鍵として用い「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索し、移動端末の端末ID(TIDMOBILE) を引き出す。別の表参照操作「LOOKUP(1,TIDMOBILE,UIDMOBILE)」 で、今得られた移動端末の端末ID(TIDMOBILE)を鍵として用い「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索し、移動端末のユーザID(UIDMOBILE) を引き出す。
又、更に別の操作「LOOKUP(1,TIDMOBILE,TIDDESK)」 で、この移動端末の端末ID(TIDMOBILE) を鍵として用い「ユーザプロフィル表」を参照して探索し、デスクセット端末の端末ID(TIDDESK) を引き出す。
ケース(ii)のプロセスは、ステップ1006において、ユーザがデスクセット端末から、連結FACと、それに続いてデスクセット端末の電話番号(DN)とを入力することで開始される。ステップ1008において、ステップ1009の2つの表参照操作により移動端末のユーザID及び指定されたデスクセット端末の端末IDが取り出される。
具体的には、表参照操作「LOOKUP(3,PORT ID,TIDDESK)」 により、プロセスがデスクセット端末のポートIDを鍵として用い「端末プロフィル表」(表3)を参照して探索し、デスクセット端末の端末ID(TIDDESK) を引き出す。別の表参照操作「LOOKUP(1,DNMOBILE,UIDMOBILE)」で、移動端末の電話番号(DNMOBILE)を鍵として用い「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索し、移動端末のユーザID(UIDMOBILE)を引き出す。
この後、ケース(i)及び(ii)のプロセスはステップ1010へと続行し、ここで、この移動端末がそのデスクセット端末に実際に登録されているかどうかが定められる。ステップ1011において、表参照操作「LOOKUP(6,TIDDESK,UIDREG)」により、デスクセット端末ID(TIDDESK) を鍵として用い「連結グループ定義表」(表6)を参照して、デスクセット端末の連結グループに登録されている移動端末端末IDのエントリのセット内にこの移動端末のユーザID(UIDMOBILE) があるかどうかの探索を試みる。
ステップ1012において、移動端末のユーザIDが「連結グループ定義表」のデスクセット端末の端末IDに記載されているかどうか(登録されているユーザIDのどれかと一致するかどうか)を点検する。
もし移動端末のユーザIDが登録されているユーザIDのどれか1つと一致しない場合、ステップ1014において、連結要求は拒否される。これは、移動端末が、ステップ1002において供給されたデスクセット端末の電話番号に登録されていないか、又はデスクセット端末の「連結グループ定義表」に、ステップ1006において供給された移動端末の電話番号に一致する移動端末がないかである。
その結果、移動端末は「登録済状態」にとどまる。もしステップ1012において、移動端末のユーザIDがデスクセット端末についての登録されたユーザIDに一致する場合には、移動端末はそのデスクセット端末に連結することを許され、ステップ1016において更新処理が行われる。更新操作「UPDATE(6,TIDDESK,UIDBOUND=UID)」により、「連結グループ定義表」(表6)において、移動端末のユーザIDがデスクセット端末についての連結ユーザIDとして表示されるように「連結グループ定義表」が更新される。
更新操作「UPDATE(3,TIDMOBILE,状態=連結)」 により、「端末プロフィル表」(表3)において、移動端末について「連結状態」の項目に「連結」を記載するように「端末プロフィル表」が更新される。そして更新操作「UPDATE(5,UIDBOUND,TIDVISITING,タイマ オン)」 により、「連結表」(表5)において、「連結先の端末の端末ID」をデスクセット端末の端末IDに設定し、「連結不活動状態」時間タイマが作動可能化するように、「連結表」が更新される。それから移動端末の状態が「連結不活動状態」に移る。
[状態遷移説明:着信呼に応答なし(9)](Incoming Call Not Answered)
図11は、与えられた移動端末の状態が図2の「連結アラート状態」250から「登録済状態」220へ遷移する仕方を示す。移動端末が「連結アラート状態」にあるとき、連結グループのデスクセット端末及びこの移動端末の両方が着信呼に応答できる。
ステップ1102において、着信呼が連結デスクセット端末又は移動端末のいずれからも応答されない。したがって、呼は交換装置によって最ルーティングされるか又は被呼者によって中断されるかする。デスクセット端末の端末ID、移動端末の端末ID及び移動端末のユーザIDのようなデータは、この着信呼が再ルーティングされまたは中断されている間、交換装置において利用可能な状態にある。
ステップ1104において、「端末プロフィル表」(表3)を更新することによって、移動端末及びデスクセット端末の連結状態が再設定される。これらの更新は、操作「UPDATE(3,TIDDESK,状態=ヌル)」 により、デスクセット端末の端末IDについて「連結状態」を「ヌル」に、又操作「UPDATE(3,TIDMOBILE,状態=登録済)」 により、移動端末の端末IDについて「連結状態」を「登録済」に変更する更新である。
ステップ1106において、操作「UPDATE(6,TIDDESK,連結UID=ヌル)」により、「連結グループ定義表」(表6)での、デスクセット端末の端末IDに対する連結ユーザID項目のデータを「ヌル」に更新する。ステップ1108において、操作「UPDATE(5,UIDDESK,記録削除)」 により、「連結表」(表5)での、移動端末のユーザIDについての連結記録を全て削除する。それから移動端末は図示のように「登録済状態」に戻る。
[状態遷移説明:着信呼に複合端末から応答(11)]
(Incoming Call Answered at Complex Terminal)
図11は、与えられた移動端末の状態が図2の「連結アラート状態」250から「連結活動状態」240へ遷移する仕方を示す。ステップ1200において、図1の通信システム100(システム)の特定の端末宛の着信呼が、出入力回線114に到着する。呼は、終端間(エンド・ツー・エンド)対称ではない。すなわち、例えば、その帯域幅、符号化種類及び/又はサービス種類がネットワーク全部を通して一貫していない。
したがって、「連結アラート状態」から「連結活動状態」への遷移の間、システムは呼についての帯域幅及びネットワークの符号化種類を検証し、宛先端末プロフィルを適合性について点検する。この部分のプロセスは図12のステップ1202及び1204で実現される。
ステップ1202において、表参照操作「LOOKUP(8,通信機構 ID,符号化)」により、宛先端末に連関する通信機構のIDを鍵として用い「通信機構−符号化種類表」(表8)を参照して探索し、その端末についての「符号化種類」を求める。説明上、宛先端末がデスクセット端末であると仮定する。
又、操作「LOOKUP(1,DN,TIDDESK,端末種類)」 により、着信呼から得た電話番号(DN)を鍵として用い「ユーザプロフィル表」(表1)を参照して探索し、デスクセット端末の「端末種類」及び「端末ID」を求める。更に、操作「LOOKUP(7,TIDDESK,符号化)」により、今得られたデスクセット端末の「端末ID」を鍵として用い「端末能力表」(表7)を参照して探索し、デスクセット端末についての「符号化種類」を求める。
それからステップ1204において、着信呼の符号化種類及びサービス種類が、宛先デスクセット端末の、対応するパラメータと対称であるかどうかが定められる。もし呼及びデスクセット端末のパラメータが対称でない場合、ステップ1206において、呼及びデスクセット端末のパラメータ間の非対称性の障害を除去するように設計された抽出/充填調整動作を引き出して実行する相互調整機能(IWF)が選択される。
もし呼及びデスクセット端末のパラメータが対称である場合には、ステップ1208において、相互調整機能を有する符号化変換器(IWF型符号化変換器)が選択される。いずれの場合にも、ステップ1210において、更新操作「UPDATE(3,TIDDESK,状態)」により、「端末プロフィル表」(表3)でのデスクセット端末の端末IDについての「連結状態」項目を「連結活動状態」に更新する。これで移動端末の「連結活動状態」への遷移が完了する。
図12のプロセスの動作の最も簡単な例は、着信呼がそのソース端末から宛先端末まで終端間対称であり、ステップ1208において選択されたIWF型符号化変換器が「NULL(=ヌル)IWF」(無調整)型である場合である。しかし、このような対称性が存在しない場合が数多くある。例えば、上記の状態遷移(5)(発信呼設立)の場合に、宛先端末の能力とソース端末の能力とを一致させるように設計された適切なIWF符号化変換器を用いて呼の帯域幅及び音声符号化の枠組みが相互調整される。
この種類の別の例は、着信呼がマルチメディア呼であるが、宛先端末がマルチメディアをサポートする能力がない場合である。この場合は、システムが、サービス不一致及び帯域幅/符号化不一致があると判断して、この呼が宛先端末に送達されるようにIWF手順を起動する。
例として、テレビ電話国際標準であるH.320仕様の呼が、入出力回線114に、図1の無線デスクセット端末WT2(符号123)宛に到着すると仮定する。システムがH.320伝送コードを復号化して音声サンプルを抽出する。それからこれらの音声サンプルが、宛先端末WT2の能力に一致するように符号化変換されて、ユーザに送達される。
この例に関連する考え得る追加機能の1つとして、相互調整機能(IWF)が、予め設定(プリセット)されたビデオデータを逆方向(すなわち宛先からソースへの出方向)に供給するように構成設定され、これにより、そのシステム端末とH.320呼のソースとの間に設立された帯域幅が双方向に対称となる場合が挙げられる。
デスクセット端末WT2自体はこのプリセットビデオデータを生成して逆方向に挿入する能力がないため、IWFがこのようなビデオデータをシステムデータベース118から引き出して出方向伝送ストリームに挿入する。
尚、呼が移動端末とより高度な複合端末との間で連結することができ、このようなブリッジトコールアピアランスがこの複合端末への近接状態によって形成できることから、相互調整機能(IWF)の選択手順は、呼の持続時間中、多数回実行する必要がある。例えば、ユーザが特定の場所で複合端末に連結し、そこで呼を受信すると仮定する。
呼の持続時間中、ユーザは、移動端末でのブリッジトコールアピアランスを利用して、呼を移動端末に移し、更に別の地域へ移す。新たな場所に到達すると、ユーザは新たな複合端末に対して近接状態にあることが検出される。それから、ユーザがこの新たな端末において「連結活動状態」に入ると新たなIWFが起動される。
本発明の別の考え得る実施例として、与えられたユーザが、そのユーザについてのユーザIDを信号送信できるように構成された装置を供給される。このような装置は、ユーザが着用する従業員識別バッジに内蔵させることができ、又ユーザの衣服に取り付け可能な小型ボタンの形で、あるいはネックレスとして着用するように実現することが可能である。無線環境では、このような装置は一般にビーコンと称される。
本発明に基づくシステムとして、ユーザの位置追跡にビーコンを利用できるように形成し、そのユーザに対して受信された呼が、その特定の時点にそのユーザに最も近接しているとシステムが判断したデスクセット端末又は他の複合端末に転送されるようなシステムを構成することが可能である。
この種類の、近接状態に基づく登録は、移動端末について上に述べた仕方と類似の仕方で実現が可能であるが、ユーザが携帯するビーコンデバイスが伝送チャネル又はユーザインタフェースをサポートしない場合には、連結動作が含まれないことになる。
ビーコン指向による呼処理機能は、ユーザが機能アクセスコード(FAC)の入力しそして/又は機能ボタンを押し下げることによって起動できる。代わりに、完全自動化された手法で起動することも可能である。この、機能を必要の都度起動させる手法の実現例においては、システムはユーザコマンドによって命令されたときにのみビーコン信号を追跡する。
完全自動化の場合には、ビーコンと端末との近接関係が先験的に(a priori basis)定められ、全てのルーティングに用いられる。システムは、ユーザに対してビーコン指示による呼ルーティングを行う前にまず、ユーザの、対応するビーコンによって定義されるユーザ位置を点検する。
上に述べた表1(ユーザプロフィル表)、表3(端末プロフィル表)、表4(ポート能力表)及び表7(端末能力表)には、ビーコン指示の呼処理プロセスを実現するために、ビーコン端末に関するエントリを含める。例えば、「ユーザプロフィル表」(表1)は、ユーザID「epf」を有するユーザが
ビーコンデバイスを備えていることを表す。
本発明のこの実施例は、例えば、着信呼をユーザの最も近いシステム端末にルーティングする用途、又ユーザが、最も近いシステム端末において、記憶されている、ユーザが定義した端末プロフィルの機能にユーザがアクセスできるようにする用途、あるいはその他の用途に利用可能である。
以上の説明は、本発明の実施例に関して例示のためにのみ用いられたものであり、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。尚、特許請求の範囲に記載した参照番号は発明の容易な理解のためで、その技術的範囲を制限するよう解釈されるべきではない。
本発明に基づき構成された例示の通信システムを示す部分説明図である。 図1のシステムにおける動的連結機能及びブリッジング機能の動作を例示する状態図である。 図2の状態図に示される状態遷移動作をより詳細に説明する流れ図である。 図2の状態図に示される状態遷移動作をより詳細に説明する流れ図である。 図2の状態図に示される状態遷移動作をより詳細に説明する流れ図である。 図2の状態図に示される状態遷移動作をより詳細に説明する流れ図である。 図2の状態図に示される状態遷移動作をより詳細に説明する流れ図である。 図2の状態図に示される状態遷移動作をより詳細に説明する流れ図である。 図2の状態図に示される状態遷移動作をより詳細に説明する流れ図である。 図2の状態図に示される状態遷移動作をより詳細に説明する流れ図である。 図2の状態図に示される状態遷移動作をより詳細に説明する流れ図である。 図2の状態図に示される状態遷移動作をより詳細に説明する流れ図である。
符号の説明
100 通信システム
110 企業内交換装置
114 出入力回線
115 中央処理装置(CPU)
116 メモリ
117 相互調整機能
118 システムデータベース
120A、120B、120C、120D ポートカード
121 無線基地局
122 無線端末WT1
123 無線端末WT2
124 無線基地局(全米情報基盤(NII)構想仕様)
125 無線パソコン(WPC)
126 有線デスクセット端末(DS)
127 先端的端末(AT)
128 管理端末
210 「ヌル状態」
220 「登録済状態」
230 「連結不活動状態」
240 「連結活動状態」
250 「連結アラート状態」

Claims (10)

  1. 通信システムの交換装置において受信された呼を処理するための呼処理方法であって、
    (A)前記呼のパラメータを識別するステップと、
    (B)前記呼の宛先端末の、対応するパラメータに関する、予め格納されたデータを取り出すステップであって、この宛先端末が、前記交換装置において前記宛先端末と、前記通信システムの少なくとも1つの他の端末との間に動的に設定された連関関係に基づいて決定されるようになっているステップと、
    (C)前記交換装置に実現された相互調整機能セットから選択された少なくとも1個の相互調整機能に基づいて前記呼を処理するステップであって、前記選択された相互調整機能が、前記呼の前記パラメータと前記宛先端末の前記対応するパラメータとの間の適合性を付与するように作動するようになっているステップを含み、
    前記呼が、前記呼の通話中に、前記宛先端末から前記システムの少なくとも1個の他の端末へ転送され、
    前記処理するステップ(C)が更に、
    (C11)前記宛先端末に対する適合性を付与するための第1の相互調整機能と前記他の端末のシステム端末に対する適合性を付与するための第2の相互調整機能とを用いて前記呼を処理するステップからなることを特徴とする方法。
  2. 通信システムの交換装置において受信された呼を処理するための呼処理方法であって、
    (A)前記呼のパラメータを識別するステップと、
    (B)前記呼の宛先端末の、対応するパラメータに関する、予め格納されたデータを取り出すステップであって、この宛先端末が、前記交換装置において前記宛先端末と、前記通信システムの少なくとも1つの他の端末との間に動的に設定された連関関係に基づいて決定されるようになっているステップと、
    (C)前記交換装置に実現された相互調整機能セットから選択された少なくとも1個の相互調整機能に基づいて前記呼を処理するステップであって、前記選択された相互調整機能、前記呼の前記パラメータと前記宛先端末の前記対応するパラメータとの間の適合性を付与するように作動するようになっているステップとを含み、
    前記処理するステップ(C)が、
    (C21)前記交換装置のデータベースから取り出された追加データであって、前記呼のソース端末にてユーザの知覚可能な仕方で提示する追加データを、前記宛先端末から前記呼のソース端末へ送られる前記呼の方向部分に挿入するステップからなることを特徴とする方法。
  3. 前記呼がビデオ呼であり、前記宛先端末がビデオ生成能力のない端末であり、前記追加データがビデオデータであり、該ビデオデータは、前記データベースから取り出された後、前記呼の前記方向部分の一部として、前記宛先端末から前記ソース端末へ送達される信号中に挿入されることを特徴とする請求項2の方法。
  4. 通信システムの交換装置において受信された呼を処理するための呼処理方法であって、
    (A)前記呼のパラメータを識別するステップと、
    (B)前記呼の宛先端末の、対応するパラメータに関する、予め格納されたデータを取り出すステップであって、この宛先端末が、前記交換装置において動的に設定された前記宛先端末と、前記通信システムの少なくとも1つの他の端末との間に動的に設定された連関関係に基づいて決定されるようになっているステップと、
    (C)前記交換装置に実現された相互調整機能セットから選択された少なくとも1個の相互調整機能に基づいて前記呼を処理するステップであって、前記選択された相互調整機能、前記呼の前記パラメータと前記宛先端末の前記対応するパラメータとの間の適合性を付与するように作動するようになっているステップとを含み、
    前記呼が、伝送ストリームを有するビデオ呼であり、
    前記処理するステップ(C)が更に、
    (C31)前記伝送ストリームから音声サンプルを抽出するステップと、
    (C32)前記音声サンプルを、前記宛先端末の1個以上のパラメータとマッチングするように符号化変換を行うステップと、
    (C33)前記音声サンプルを前記宛先端末に送達するステップと、
    からなることを特徴とする方法。
  5. 前記方法が更に、
    (D)前記交換装置のデータベースから取り出された追加データを、前記呼の方向部分において前記宛先端末から前記呼のソース端末へ送られる伝送ストリームに挿入するステップからなり、前記挿入するステップは、前記宛先端末と前記ソース端末との間に設立された帯域幅が、前記呼の入り方向と出方向とで実質的に対称となるように行われることを特徴とする請求項4の方法。
  6. 通信システムの交換装置において呼を処理するための呼処理装置であって、
    (a)前記交換装置に実現された相互調整機能セットから選択された少なくとも1個の相互調整機能を実現するプロセッサであって、前記選択された相互調整機能が、前記呼のパラメータと前記呼の宛先端末の対応するパラメータとの間の適合性を付与するように動作し、前記宛先端末が、前記換装置において前記宛先端末と、前記通信システムの少なくとも1つの他の端末との間に動的に設定された連関関係に基づいて決定されるようになっているプロセッサと、
    (b)前記呼の宛先端末の、対応するパラメータに関するデータを格納するためのメモリとを備え
    前記呼が、前記呼の通話中に、前記宛先端末から前記システムの少なくとも1個の他の端末へ転送され、
    前記プロセッサ(a)が更に、
    (a11)前記宛先端末に対する適合性を付与するための第1の相互調整機能と前記他の端末に適合性を付与するための第2の相互調整機能とを用いて前記呼を処理することを特徴とする呼処理装置。
  7. 通信システムの交換装置において呼を処理するための呼処理装置であって、
    (a)前記交換装置に実現された相互調整機能セットから選択された少なくとも1個の相互調整機能を実現するプロセッサであって、前記選択された相互調整機能が、前記呼のパラメータと前記呼の宛先端末の対応するパラメータとの間の適合性を付与するように動作し、前記宛先端末が、前記換装置において前記宛先端末と、前記通信システムの少なくとも1つの他の端末との間に動的に設定された連関関係に基づいて決定されるようになっているプロセッサと、
    (b)前記呼の宛先端末の、対応するパラメータに関するデータを格納するためのメモリとを備え、
    前記プロセッサが、前記交換装置のデータベースから取り出された追加データを、前記宛先端末から前記呼のソース端末へ送られる前記呼の方向部分に挿入するように作動することを特徴とする呼処理装置。
  8. 前記呼がビデオ呼であり、前記宛先端末がビデオ生成能力のない端末であり、前記追加データがビデオであり、該ビデオデータは、前記データベースから取り出された後、前記呼の方向部分の一部として、前記宛先端末から前記ソース端末へ送達される信号中に挿入されることを特徴とする請求項7の装置。
  9. 通信システムの交換装置において呼を処理するための呼処理装置であって、
    (a)前記交換装置に実現された相互調整機能セットから選択された少なくとも1個の相互調整機能を実現するプロセッサであって、前記選択された相互調整機能が、前記呼のパラメータと前記呼の宛先端末の対応するパラメータとの間の適合性を付与するように動作し、前記宛先端末が、前記換装置において前記宛先端末と、前記通信システムの少なくとも1つの他の端末との間に動的に設定された連関関係に基づいて決定されるようになっているプロセッサと、
    (b)前記呼の宛先端末の、対応するパラメータに関するデータを格納するためのメモリとを備え、
    前記呼が、伝送ストリームを有するビデオ呼であり、
    前記プロセッサが更に、
    前記伝送ストリームから音声サンプルを抽出し、
    前記音声サンプルを、前記宛先端末の1個以上のパラメータとマッチングするように符号化変換を行い、
    前記音声サンプルを前記宛先端末に送達するように動作することを特徴とする呼処理装置。
  10. 前記プロセッサが更に、
    前記交換装置のデータベースから取り出された追加データを、前記呼の方向部分において前記宛先端末から前記呼のソース端末へ送られる伝送ストリームに挿入するように作動し、前記挿入動作は、前記宛先端末と前記ソース端末との間に設立された帯域幅が、前記呼の入り方向と出方向とで実質的に対称となるように行われることを特徴とする請求項9の呼処理装置。
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