JP4484874B2 - ロータリインジェクタ - Google Patents

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Description

米国政府は、この発明における支払済み実施権(paid-up license)を有するとともに、限定された環境において特許所有者に対して、米国海軍によって授与された契約番号第N00421−99−C−1390の条項によって規定される妥当な条件で、他者に実施権を提供することを要求する権利を有するものである。
図1を参照すると、本発明の一態様による、ロータリインジェクタ10が、タービンエンジン12の環境中で示されている。タービンエンジン12は、関連するタービン18によって駆動される中空シャフト組立体16に動作可能に接続されているコンプレッサ14を含む。中空シャフト組立体16に動作可能に接続されている燃料スリンガ(fuel slinger)20は、液体燃料の第1の部分22.1を、コンプレッサ14とタービン18の間にある、燃焼室24中に噴射する。例えば、燃料スリンガ20は、参照により本明細書に組み入れてある、米国特許第4,870,825号の教示によって構築可能である。コンプレッサ14は空気の第1の部分26.1を燃焼室24中にポンピングし、この空気は、燃焼室中で燃料スリンガ20によって噴霧される液体燃料22と混合して燃焼可能混合気を形成し、この燃焼可能混合気は、最初に点火装置28によって点火され、次いで燃焼室24内で燃焼し、それによってタービン18を通過して流れてそのタービンを駆動する排出ガス30を生成する。コンプレッサ14は、空気の第2の部分26.2を、燃焼室24をバイパスする周辺環(surrounding annulus)32を介して吐出する。次いで、空気の第2の部分26.2が、排出ガス30およびロータリインジェクタ10によって噴射される液体燃料の第2の部分22.2と混合し、その後に、結果として得られる混合気を、タービンエンジン12のアフタバーナ36内で燃焼する前に、例えば、タービンエンジン12のディフューザ34内で、拡散させることができる。
中空シャフト組立体16は、ベアリング38によって、中心シャフト40に回転可能に結合され、この中心シャフトには、以下でさらに詳細に説明するように、液体燃料22を燃料スリンガ20およびロータリインジェクタ10に供給するように適合された、それぞれの流体通路42が組み込まれている。各流体通路42は、その源46からの液体燃料22の流れを制御する、関連する制御バルブ44に動作可能に結合されており、その源には、十分な圧力で適当な量の液体燃料22を供給するのに必要な、関連するポンプを組み入れてもよい。
ロータリインジェクタ10は、回転の軸50、例えば中心シャフト40および中空シャフト組立体の中心軸のまわりに回転するように適合された、少なくとも1つの半径方向に延びるアーム48を含む。図1に示す態様において、ロータリインジェクタ10は、タービン18から出る排出ガス30の流れの中で回転するように適合されており、その排出ガスは、バイパス環32からの空気の第2部分26.2と混合する。複数のランド52が、アーム48の先端54上に位置するとともに、その後縁56に階段状に設けられている。各ランド52には、それと交差する少なくとも1つのインジェクタポート58が組み込まれており、このインジェクタポートは関連する流体通路60によって、中空シャフト16の内部の円筒状溝62に動作可能に結合されている。それぞれの異なるランド52上に位置する異なるインジェクタポート58は、回転の軸50から異なる半径距離に位置して、空気の第2の部分26.2と混合した排出ガス30の流れの中にそこから噴射される液体燃料の第2の部分22.2を分配し、それによってアフタバーナ36内におけるその混合と燃焼の改善が得られる。
図2aを参照すると、中心シャフト40内の流体通路42は、それぞれ、その上にある関連する円筒形溝64に動作可能に結合されている。中心シャフト40上の円筒状溝64は、中空シャフト組立体16内の内側上の対応する円筒状溝62と位置合わせされており、そして、中空シャフト組立体16内の中心シャフト40の外側に固定されているスリーブ66はその中間に配置されている。スリーブ66には、中心シャフト40上の関連する円筒状溝64と位置合わせされた複数のオリフィス68が組み込まれている。したがって、対応する制御バルブ44によって源46から流体通路42に導入される液体燃料22は、中心シャフト40上の対応する円筒形溝64へと流れ、その流れは、スリーブ66内の関連するオリフィス68によって絞られて、それによって円筒形溝64内の圧力下の液体燃料22が、関連するオリフィス68から中空シャフト組立体16の内側の対応する円筒状溝62の中に、噴霧される。噴霧された液体燃料70は、回転する円筒状溝62によってその中に集められて、回転する中空シャフト組立体16内に集められた液体燃料72の結果としての回転によって生成される遠心力によって、円筒状溝62内に収集された液体燃料72の加圧を引き起こす。十分に収集された液体燃料72に対して、液体燃料の関連する流体通路60への流れは、図2aに示すように、そこで詰まる可能性がある。そうでない場合には、収集された液体燃料72は、図2bに示すように、流体通路60を介して詰まることなく排出される。
関連する回転流体通路60内の液体燃料22は、回転の軸50の半径方向の距離の二乗とともに増加する遠心加速場にさらされる。この加速場によって、流体通路60内を関連する境界層に沿って液体燃料22が流れ、その境界層の厚さδは、その位置における関連する加速場の絶対値に逆比例する。言い換えると、流体通路60の中心により近い液体燃料22は、かかる抵抗がより小さくなり、流体通路60の中心からより遠くに、したがってその境界に近くに位置する流体よりも、流体通路60からより迅速に消費されることになる。ロータリインジェクタ10が、正常な動作状態に典型的な比較的高い回転速度で回転すると、液体燃料22は、ランド52上のインジェクタポート58の位置で流体通路60から比較的薄い膜として排出され、これが、その場所における比較的高い遠心加速場に応じてインジェクタポート58から噴霧される。
インジェクタポート58から出ると、噴霧された液体燃料74は、排出ガス30の流れと空気の第2の部分26.2との混合気を含む、直交する流れ(cross-flow stream、以下「直交流」)76と相互作用し、それによって、関連する比較的高い空気力学的せん断力および噴霧液体燃料74の表面張力の影響の結果として、噴霧液体燃料74は霧化される。この配設によって、流体通路60の端部におけるインジェクタポート58を通過する詰まりのない流れがもたらされ、これは霧化の改善をもたらすとともに、流体通路60およびインジェクタポート58が自己清浄化すること、すなわち、その中の液体燃料22がタービンエンジン12の停止時に迅速に一掃され、炭化水素燃料の場合には、それによって流体通路60またはインジェクタポート58における液体燃料22のコークス化を防止するのに役立つことにおいて有益である。
図3を参照すると、流体通路60内に位置する回転流体トラップ78は、流体通路60の入口80における圧力からインジェクタポート58における圧力を遮断する。用途によっては、特にロータリインジェクタ10の環境における圧力が比較的高い場合に、インジェクタポート58の圧力を流体通路60の入口80の圧力から遮断することは、例えば、比較的低い圧力の源46によってロータリインジェクタ10に配給することが可能となり、例えばそれによって低い圧力のポンプをその中で使用することが可能となることにおいて便益がある。
参照により本明細書に組み入れてある米国特許第4,870,825号の教示によれば、回転流体トラップ78は、その長さに沿ってそれを通過して流体連通する取入れ口84および取出し口86を備える、流体通路82を含み、ここで、流体通路82は、回転流体トラップ78が回転されると、流体通路82内の任意の点における遠心加速度が、取入れ口84または取出し口86の両方における任意の点における遠心加速度よりも大きくなるように適合されている。したがって、回転する流体通路82が、液体燃料22などの比較的高い密度の媒体で充填されているときには、取入れ口84および取出し口86の半径方向レベルは、その間に圧力差がない場合には等しくなり、そうでなければ、圧力差の絶対値および回転速度に応じた量だけ異なることになる。したがって、取出し口86における比較的高圧の領域に配給する回転流体トラップ78の取入れ口84への液体燃料22の比較的低い圧力での配給に対して、回転流体トラップ78はそれを通過しての逆流を防止することができる。
図4および図5を参照すると、インジェクタポート58および関連するランド52の第1の態様において、ランド52および隣接するライザ面88は、ロータリインジェクタ10のアーム48の後縁56に切り込まれている。インジェクタポート58は、ライザ面から十分な距離でランド52上に位置し、それによって、インジェクタポート58からの噴霧される液体燃料74が、それの直交流76との相互作用の以前にライザ面88に付着することがなく、それによって、噴霧液体燃料74の霧化を可能にするか、または強化する。直交流76がアーム48の側面90に平行に流れる程度まで、噴霧液体燃料74は、ある限定された時間、ライザ面88の上流のアーム48の部分によって、少なくとも部分的にそれから遮られてもよいが、直交流76内のアーム48の回転92、およびライザ面88の背後におけるその乱流跡(turbulent wake)も、ランド52に対する直交流76の周方向流れ成分94を生じさせる。噴霧液体燃料74は、噴霧液体燃料74が最初に噴射される位置を過ぎてライザ面88が回転するときに、直交流76に完全に晒される。
図6を参照すると、インジェクタ58および関連するランド52の第2の態様において、ランド52および隣接するライザ面88は、ロータリインジェクタ10のアーム48の後縁56に切り込まれており、ランドは、インジェクタポート58とライザ面88との間に位置する溝96をさらに含む。より具体的には、溝96は、ライザ面88とインジェクタポート58の間に延びている。アーム48が回転する状態で、インジェクタポート58から出てくる液体燃料22は、溝96の中に移行するためには、位置エネルギーの増加を必要とし、したがって、この潜在エネルギーバリヤによってそのような移行が防止される。したがって、インジェクタ58とライザ面88との間に位置する溝96は、液体燃料22が、インジェクタポート58から出るときに、ライザ面88に移行するのを防止し、それによってインジェクタポート58から出る、液体燃料22の霧化を可能にするか、または改善する。
図7を参照すると、インジェクタポート58および関連するランド52の第3の態様は、図6に示す第2の態様の一般化形態であり、溝96は、インジェクタポート58とライザ面88との間のランド52上に位置するが、いずれにも直接隣接する必要は必ずしもない。一般に、インジェクタポート58とアーム48の後縁56との間の最少距離dは、機械加工許容寸法によるとともに、タービンエンジン12の作動中に、それ自体の焼損を防止するために後縁56に必要な熱的質量によって制限される。
図8を参照すると、別の態様において、インジェクタポート58は、アーム48の後縁56を貫通して延びており、そのために、その場所におけるインジェクタポートの断面形状は回転の軸50に対して傾いている。溝96は、インジェクタポート58と後縁56の一部分98の間で、インジェクタポート58から--回転の軸50に対して--半径方向に増加する方向の後縁56の部分98上に位置する。
図9、10、11a、11bを参照すると、ロータリインジェクタ10.1は複数のアーム48を含み、それぞれのアーム48には、その後縁56に切り込まれた3つのランド52とその先端54上に1つのランド52が組み込まれている。アーム48は、回転の軸50のまわりに回転するように適合された、ディスク100に接続されている。ディスク100には、その源46から液体燃料22を入れるためのポート102が設けられている。
図10を参照すると、アーム48はそれぞれ、回転方向92に対して、前縁106および後縁56を有する、空気力学的断面形状104が組み込まれているとともに、直交流76に対して迎え角(angle of attack)をつけてディスク100上に配向されている。本明細書において使用する場合には、空気力学的断面形状(aerodynamic profile)という用語は、それに対する凹凸(irregularities)が、関連する層流底流(laminar sublayer)に完全に埋め込まれるほど十分に小さい、空気力学的に円滑な表面の断面形状を意味するものである。さらに、空気力学的断面形状という用語は、不連続点、例えば、関連するインジェクタポート58を収容するのに必要な、本発明によるブレードに対する修正の結果として得られる、ランド52、関連するライザ面58および/または溝96、のないブレードの断面形状を意味するものである。例えば、一態様において、ロータリインジェクタ10.1のアーム48は、空気力学的に中立、すなわちそれらは直交流76に対して仕事を奪うことも与えることもしないように適合されている。言い換えると、この態様においては、アーム48は、直交流76に対して無視できる迎え角で配向されている。
図11aを参照すると、特定のアーム48の各ランド52には、関連する流体通路60によってマニホルド108に動作可能に結合されているインジェクタポート58が組み込まれており、このマニホルドは、ポート102に動作可能に結合されて、そこから液体燃料22を受け取る。それぞれの流体通路60は、ディスク100の回転の軸から半径方向に実質的に共通の距離でマニホルドに結合されており、それによってそれぞれがマニホルド108から液体燃料22を受け取ることができる。図11aの態様においては、このことは、マニホルド108の表面と実質的に共通の場所で交差する流体通路を配設することによって達成されるのに対して、図11bの態様においては、このことは、異なる場所であるが実質的に一様な半径位置でマニホルドの表面110と交差する流体通路を配設することによって達成される。
図12および13を参照すると、ロータリインジェクタ10.2を、排出ガス30の主流と空気26のバイパス流112との混合気を含む直交流76に液体燃料22を噴射するタービンエンジン12のアフタバーナ36において示してある。排出ガス30は、内部シュラウド116とミキサ118と境界を接する第1の環114から供給され、バイパス流112は周辺環32から供給される。ロータリインジェクタ10.2は、アーム48を備え、このアーム48は、その後縁56に階段状に設けられた2つのランド52および、その先端54に設けられた1つのランド52を有している。所与の液体燃料22--または一般的には第1の流体--は、空気26−または一般的には第2の流体の流れ−と混合された排出ガス30の直交流76内に霧化され、霧化プロセスおよび噴射された液体燃料22の流跡線(trajectory)120は、ロータリインジェクタ10.2の回転速度、噴射点の回転の軸50からの半径方向距離、および直交流76の速度に依存する。図12および図13は、ロータリインジェクタ10.2の基準系に対する噴射された液体燃料22の流跡線120を示しているのに対して、図13は、絶対基準系における流跡線120’も示しており、ここで噴射された液体燃料22は、ロータリインジェクタ10.2からの噴射後も概して回転の方向に移動を続ける。大きい半径方向の距離において噴射された、したがって周速の大きい、液体燃料22は、より小さな半径方向距離において噴射される場合よりも、一般により微細に霧化され、その流跡線は噴射点の正接に対してより大きな角度αを有することがある。
ロータリインジェクタ10によって噴射される噴霧中の液滴のザウタ平均粒径(SMD:Sauter Mean Diameter)は、直交流における流体の密度、噴射される液体燃料22の密度、ランド上のインジェクタポート58の幾何学形状の関数であり、またランド半径における周速の強い関数関係がある。SMDは周速度に逆比例し、したがって、平均液滴直径は、所与の回転速度に対して半径が増大するほど、または所与のランド半径に対して回転速度が増大するほど、減少する。ロータリインジェクタ10は、その回転速度を増大することによるか、または関連するインジェクタポート58が位置する、関連するランド52の半径を増大させるかのいずれかによって、非常に低いSMDの液滴流を生成することができる。
ここで理解すべきことは、ロータリインジェクタ10の噴射プロセスが、インジェクタポート58の幅方向での高い圧力低下に頼らないことである。対比として、バイパスおよび/またはコアダクトの直交流中に液体を噴霧する既知の方法は、噴霧バー上の一連の圧力霧化装置を使用しており、これは一般に噴射オリフィスの幅方向での比較的高い圧力低下に頼っている。圧力霧化装置の霧化の程度―または関連する噴射液滴のSMD―は、噴射液体の速度、密度および表面張力、直交流内の流体の密度、および噴射オリフィスの幅方向での圧力低下の関数であり、その結果、噴射された液滴のSMDは圧力低下に逆比例する。液体燃料の密度は簡単に改質されるものではなく、したがって、圧力霧化装置は、低ザウタ平均液滴径をもたらすために非常に高い圧力低下を必要としがちである。このことは、他の点では関連するエンジンの重量、コストおよび複雑さを増大させる、比較的大型の燃料ポンプを必要とする。
図14aおよび図14bを参照すると、タービンエンジン12の後方部分に組み込まれたフリーホイーリング(free-wheeling)ロータリインジェクタ10.3は、排出ガス30の主流と空気26のバイパス流112の混合気を含む直交流76中に、液体燃料22を噴射するように適合されている。排出ガス30は、内部シュラウド116およびミキサ118と境界を接する第1の環114を介して流れる。図14aに示す直線環状ミキサ118は、ローブ形(robed)、デルタタブ(delta tab)形、スキャロップ形(scalloped)、またはその他のミキサタイプとすることができる。バイパス流112は、周辺環32を通過して流れ、その周辺環は、タービンエンジン12の外壁122によって境界を定められている。ロータリインジェクタ10.3は、1対のシャフト128にその両側から結合されているディスク126を含む。シャフト128は、1対のローラーベアリング132によって中心シャフト130に回転可能に結合されており、中心シャフト130は、タービンエンジン12の外壁122に構造的に結合されたストラット134から後方に片持ち梁で支持されるとともに、内部シュラウド116とタービンエンジン12のディフューザ138の部分における外壁122との間の環136を通過して延びており、このディフューザの内部では、ロータリインジェクタ10.3によって液体燃料22がその中に噴射されるのに先立って、排出ガス30が空気26のバイパス流112と混合される。
シャフト128の端部には、対応するラビリンスシールハウジング(labyrinth seal housing)142と協働する、ラビリンスシール面(labyrinth sealing surface)140が組み込まれている。後壁ライナ(aft wall liner)144は、その一端で中心シャフト130に動作可能に結合され、中心シャフト130には--中心シャフト130の他端において--関連する導管148によって冷却空気150の源に動作可能に結合された、中心プレナム(central plenum)146が設けられている。第1の組の流体通路152.1は、空間154を加圧し、それによってその中への排出ガス30の侵入を防止するために、中心プレナム146からローラーベアリング132とラビリンスシールハウジング142の間の空間154へと導かれる。第2の組の流体通路152.2は、空間156を加圧して、その中への排出ガス30の侵入を防止するために、中心プレナム146から、ロータリインジェクタ10.3前方のラビリンスシールハウジング140.1外部の空間156へと導かれる。第3の組の流体通路152.3は、後方プレナム158を加圧するために、中心プレナム146から後方プレナム158中に導かれ、必要に応じて後壁冷却を行うことができる。後壁ライナ144は、衝撃(impingement)または噴散(effusion)型冷却方式を使用して冷却することができる。
中心シャフト130には、第1の円筒形溝160.1および第2の円筒形溝160.2がその上に設けられ、これらの溝は、それぞれ中心シャフト130内の流体通路162に動作可能に結合されている。これらの流体通路は、それぞれの導管164.1、164.2によって液体燃料22の源から供給を受ける。前方および後方ローラーベアリング132の冷却は、ローラーベアリング132の対の間で、中心シャフト130を取り囲むスリーブ167内のそれぞれのオリフィス166.1、166.2から、第1の円筒形溝160.1および第2の円筒形溝160.2内に、加圧液体燃料22を噴霧することによって、それぞれ行われる。
中心シャフト130には、さらに6組の円筒形溝168.1、168.2、168.3、168.4、168.5、168.6をその上に設けてあり、それらは中心シャフト130内のそれぞれの流体通路170に動作可能に結合されており、これらの流体通路が、それぞれの制御バルブ172.1、172.2、172.3、172.4、172.5、172.6を介して、それぞれの導管174.1、174.2、174.3、174.4、174.5、174.6によって、液体燃料22の源46から供給を受ける。
図2aおよび図2bに示す態様の動作と同様に、中心シャフト130上の円筒形溝168.1、168.2、168.3、168.4、168.5、168.6は、ディスク126のボア177における、対応する円筒形溝176.1、176.2、176.3、176.4、176.5、176.6と整列されている。スリーブ167--中心シャフト130とディスク126の間に配置されている--には、複数のオリフィス178.1、178.2、178.3、178.4、178.5、178.6が組み込まれており、これらは、中心シャフト130上の関連する円筒形溝168.1、168.2、168.3、168.4、168.5、168.6と位置合わせされている。したがって、対応するバルブ172.1、172.2、172.3、172.4、172.5または172.6によって源46から流体通路170に入った液体燃料22は、中心シャフト130上の対応する円筒形溝168.1、168.2、168.3、168.4、168.5または168.6へと流れ、その流れは、スリーブ167内の関連するオリフィス178.1、178.2、178.3、178.4、178.5または178.6によって絞られ、それによって、関連するオリフィス178.1、178.2、178.3、178.4、178.5または178.6から噴射すべき、円筒形溝168.1、168.2、168.3、168.4、168.5または168.6内の圧力下の液体燃料22が、ディスク126の径177内の関連するオリフィス178.1、178.2、178.3、178.4、178.5または178.6から対応する円筒形溝176.1、176.2、176.3、176.4、176.5または176.6の中に噴霧される。
噴霧液体燃料22は、回転円筒形溝176.1、176.2、176.3、176.4、176.5または176.6によって、その内部に収集されて、回転ディスク126内の収集された液体燃料22の結果としての回転によって生成される遠心力によって、円筒形溝176.1、176.2、176.3、176.4、176.5、176.6内における収集された液体燃料22の加圧が生じ、これらの溝は、対応する関連流体通路180.1、180.2、180.3、180.4、180.5、180.6を介して、ロータリインジェクタ10.3のそれぞれが半径方向に配向されたアーム184の後縁および先端上で連続的に増加する半径方向距離に位置する対応する関連インジェクタポート182.1、182.2、182.3、182.4、182.5、182.6に動作可能に結合されている。それぞれの円筒形溝176.1、176.2、176.3、176.4、176.5、176.6に収集される十分な液体燃料22に対して、それらの関連する流体通路180.1、180.2、180.3、180.4、180.5または180.6への流れは、図2aに示すように、そこで詰まるか、または図2b示すように詰まらない。
流体通路180.1、180.2、180.3、180.4、180.5、180.6およびインジェクタポート182.1、182.2、182.3、182.4、182.5、182.6の配設を図14aに図式的に示してある。最外部のインジェクタポート182.6は、それぞれのアーム184の先端54上のそれぞれのランド52上に位置するが、残りのインジェクタポート182.1、182.2、182.3、182.4、182.5は、図4〜8に詳細を示す態様のいずれかに従ってそれぞれのアーム184の後縁56上に位置する、すなわちインターフェイスは、インジェクタポート182.1、182.2、182.3、182.4または182.5からそれぞれ後縁56を介してそこから半径方向に増加する方向への液体燃料22の流れを禁止するように適合されている。さらに、1つまたは2つ以上の流体通路180.1、180.2、180.3、180.4、180.5または180.6には、例えば図3に示されているように、回転流体トラップ78を組み込んでもよく、または液体燃料22の源と1つまたは2つ以上のインジェクタポート182.1、182.2、182.3、182.4または182.5との間の流体通路のどこか別の場所に組み入れてもよい。
アーム184は、空気力学的断面形状104で適合されているとともに、ロータリインジェクタ10.3を十分な速度で回転させ--そのアーム184を通過する排出ガス30の流れに応答して--それに供給された液体燃料22を噴射、霧化するのに必要な、直交流76に対して十分な迎え角で配向されている。
作動に際しては、タービンエンジン12の燃焼器およびタービンから出る排出ガス30は、ロータリインジェクタ10.3のアーム184と衝突して、ロータリインジェクタ10.3をその回転の軸50のまわりに回転させる。その源46からの液体燃料22は、制御バルブ172.1、172.2、172.3、172.4、172.5、172.6および関連する導管174.1、174.2、174.3、174.4、174.5、174.6および関連する流体通路170を介して、中心シャフト130の外側の対応する円筒形溝168.1、168.2、168.3、168.4、168.5、168.6に供給される。液体燃料22は、そこから、中心シャフト130のまわりの、それに結合されたスリーブ167における、対応するオリフィス178.1、178.2、178.3、178.4、178.5、178.6を介して、ロータリインジェクタ10.3のディスク126の内径177内の対応する円筒形溝176.1、176.2、176.3、176.4、176.5、176.6中に噴霧される。
噴霧液体燃料22は、その中の遠心力の結果として、円筒形溝176.1、176.2、176.3、176.4、176.5、176.6によって回転され、かつ捕捉され、それによって、そうでない場合には円筒形溝176.1、176.2、176.3、176.4、176.5、176.6を互いにシールするがその必要性がなくなる。液体燃料22は、円筒形溝176.1、176.2、176.3、176.4、176.5、176.6からロータリインジェクタ10.3内の対応する流体通路180.1、180.2、180.3、180.4、180.5、180.6中に流れ、その内部では、液体燃料22は、主としてその壁に沿って移動するように加速される。次いで、液体燃料22は、関連するインジェクタポート182.1、182.2、182.3、182.4、182.5、182.6から、それに関連する半径方向距離のそれぞれにおいて、インジェクタポート182.1、182.2、182.3、182.4、182.5、182.6の半径方向噴射点、ロータリインジェクタ10.3の回転速度、および直交流76の速度に依存する、関連する流跡線116および霧化の品質--例えば関連する液滴寸法の分布の微粉度および分散--で直交流76中へ噴射される。ロータリインジェクタ10.3によって噴射される液体燃料22と直交流76との混合物は、タービンエンジン12のアフタバーナ36において燃焼させられる。
図15を参照すると、ロータリインジェクタ10.4の代替態様は、両側から1対のシャフト128に結合されたディスク126を含み、このディスクは、図14aおよび14bに示す態様に類似する、1対のローラーベアリング132によって中心シャフト130に回転可能に結合されている。シャフト128の端部には、ラビリンスシール面140が組み込まれ、このラビリンスシール面は、対応するラビリンスシールハウジング142と協働する。ディスク126のリム186の内側には、複数の円筒形溝188.1、188.2、188.3、188.4、188.5、188.6が組み込まれており、この複数の円筒形溝は、関連する流体通路190.1、190.2、190.3、190.4、190.5、190.6によって、ロータリインジェクタ10.3のそれぞれの半径方向に配向されたアーム194の後縁56および先端54上の連続的に増大する半径方向距離に位置するインジェクタポート192.1、192.2、192.3、192.4、192.5、192.6に動作可能に結合されている。燃料分配装置198は、それぞれ対応する円筒形溝188.1、188.2、188.3、188.4、188.5、188.6と協働する複数のオリフィス196.1、196.2、196.3、196.4、196.5、196.6を含む。
燃料分配装置198は、少なくとも1つの制御バルブ200によって液体燃料22の源46に動作可能に結合されて、オリフィス196.1、196.2、196.3、196.4、196.5、196.6から、ディスク126のリム186における対応する円筒形溝188.1、188.2、188.3、188.4、188.5、188.6への液体燃料22の分配を可能にし、これらの円筒形溝は、関連する流体通路190.1、190.2、190.3、190.4、190.5、190.6を介して、対応するインジェクタポート192.1、192.2、192.3、192.4、192.5、192.6に配給する。燃料分配装置198は、様々な方法で具現化が可能である。例えば、図15に示す態様においては、燃料分配装置198は、マニホルド202、例えば少なくとも1つの管、または例えばタービンエンジン12に相対的に固定されている円筒形シェルのいずれかを含み、ここでオリフィス196.1、196.2、196.3、196.4、196.5、196.6の間における液体燃料の相対的分配は、それぞれのオリフィス196.1、196.2、196.3、196.4、196.5、196.6の相対的寸法および位置によって固定されている。代替的に、燃料分配装置198のオリフィス196.1、196.2、196.3、196.4、196.5、196.6は、図14aおよび14bに示す態様の場合のように、別個の流体通路を介して別個の、それぞれの制御バルブ200に独立に結合して、それぞれのオリフィス196.1、196.2、196.3、196.4、196.5、196.6への液体燃料22の関連する流れを独立に制御することもできる。
本明細書では、ターボジェットまたはターボファンエンジンのアフタバーナーに液体燃料を噴射するためのいくつかの実施態様を用いて本発明を説明した。ここで理解すべきことは、これらの実施態様およびその用途は、説明を目的とするものであり、限定するものとは考えないことである。例えば、本発明は、駆動型またはフリーホイール式のロータリインジェクタとして使用して、段間(interstage)タービンバーナー内に燃料を配給することもできる。さらに、バイパス流が組み込まれたタービンエンジンの環境において本発明を説明したが、本発明をバイパス流なしで作動するように適合させることもできることを理解すべきである。さらに、本発明は、タービンエンジンの主燃焼室にその圧縮機ブレードから直接的に液体燃料を配給するように適合させ、それによって主燃焼室における別個の燃料スリンガを不要にすることもできる。ロータリインジェクタのアームは、関連するディスクに動作可能に結合された別個の構成要素とするか、またはブリスク(blisk)とも呼ばれる、ブレード付きディスクとしてそれに一体化することもできる。
さらに、本発明は、ガスの直交流における液体の霧化に限定されるものではない。例えば、本発明は、第1の流体を汎用流体中に混合するために、汎用流体、例えば液体を含む直交流中に、燃料液体を噴射するためのロータリインジェクタに組み込むこともできる。
前述の詳細な説明においては、特定の実施態様について詳細に記述し、添付の図面に示したが、当業者であれば、本開示の全体的な教示に照らして、それらの詳細に対して様々な修正形態および代替形態が考えられることを認識するであろう。したがって、開示した特定の配設は、説明の目的だけのものであり、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の範囲は、添付のクレームとそのすべての均等物の全幅が与えられるべきである。
タービンエンジンのアフタバーナーにタービン駆動ロータリインジェクタを組み込んだタービンエンジンの部分横断面図である。 その中の流れが詰まっている、動作中のロータリインジェクタの部分横断面図である。 その中の流れが詰まっていない、動作中のロータリインジェクタの部分横断面図である。 回転流体トラップを組み込んだ動作中のロータリインジェクタの部分横断面図である。 インジェクタポートおよび関連するランドの第1の態様を組み込んだ動作中のロータリインジェクタの第1の部分横断面図である。 インジェクタポートおよび関連するランドの第1の態様を組み込んだ動作中のロータリインジェクタの第2の部分横断面図である。 インジェクタポートおよび関連するランドの第2の態様を組み込んだ動作中のロータリインジェクタの部分横断面図である。 インジェクタポートおよび関連するランドの第3の態様を組み込んだ動作中のロータリインジェクタの部分横断面図である。 アームの後縁上のインジェクタポートおよび関連する溝の一態様を組み込んだ動作中のロータリインジェクタの部分横断面図である。 ロータリインジェクタの等角図である。 図9に示すロータリインジェクタの端面図である。 燃料分配システムの第1の態様を示す、図10に示すロータリインジェクタのアームの横断面図である。 図10に示すロータリインジェクタのアーム内の、燃料分配システムの第2の態様を示す図である。 ロータリインジェクタを組み込んだタービンエンジンの部分の部分等角図である。 図12に示すタービンエンジンの部分の部分端面図である。 フリーホイールロータリインジェクタをタービンエンジンのアフタバーナーに組み込んだタービンエンジンの部分の横断面図である。 フリーホイールロータリインジェクタをタービンエンジンのアフタバーナーに組み込んだタービンエンジンの部分の横断面図である。 ロータリインジェクタの一代替態様の横断面図である。

Claims (35)

  1. ロータリインジェクタであって、
    a.回転の軸のまわりに回転するように適合された少なくとも1つのアームであって、前記アームは前記回転の軸に対して半径方向に延びるとともに、アームを横断して流れるように適合された第1の流体の流れの中で回転するように適合され、さらに、アームは複数のランドを含み、前記複数のランドは、前記第1の流体の流れが、前記複数のランドを横断して流れることが可能であるとともに、前記複数のランドの少なくとも2つが、前記回転の軸から異なる距離に位置するように適合されている、前記少なくとも1つのアーム;および
    b.前記複数のランドのそれぞれに位置する少なくとも1つのポートであって、関連する流体通路によって第2の流体の源に動作可能に結合されている前記少なくとも1つのポートを含む、前記ロータリインジェクタ。
  2. 少なくとも1つのアームが回転の軸のまわりに自由に回転するように適合されている、請求項1に記載のロータリインジェクタ。
  3. 少なくとも1つのアームが、回転の軸のまわりに駆動されるように適合されている、請求項1に記載のロータリインジェクタ。
  4. 第1の流体がガス状酸化剤を含み、第2の流体が液体燃料を含む、請求項1に記載のロータリインジェクタ。
  5. 複数のランドの少なくとも1つが、少なくとも1つのアームにおける段の表面を形成する、請求項1に記載のロータリインジェクタ。
  6. 少なくとも1つの段が、回転の方向に対して、アームの後縁に位置する、請求項5に記載のロータリインジェクタ。
  7. 第2の流体の源と少なくとも1つのポートとの間に位置する回転流体トラップをさらに含む、請求項1に記載のロータリインジェクタ。
  8. 関連する流体通路が、ポートの少なくとも2つをマニホールドに接続する、複数の関連する流体通路を含み、前記ポートの少なくとも2つが、少なくとも1つのアームの異なるランド上に位置する、請求項1に記載のロータリインジェクタ。
  9. 少なくとも1つのアームが、回転の方向に対して前縁および後縁を有する空気力学的断面形状を含む、請求項1に記載のロータリインジェクタ。
  10. 第2の流体内に第1の流体を噴射する方法であって:
    a.第1の流体を複数のポートに配給し、前記複数のポートを対応する複数のランド上に配置するとともに、前記複数のランドの少なくとも2つを、回転の軸から異なる半径方向距離に配置すること;
    b.前記第2の流体を複数のランドのそれぞれを横断して流すこと;
    c.前記複数のポートおよび前記対応する複数のランドを、前記回転の軸のまわりに回転させ、それによって前記複数の第1のポートから前記第1の流体を前記第2の流体中に噴射させること;および
    d.前記第1の流体と、前記複数の第1のポートの外部の前記第2の流体との相互作用に応答して、前記第1の流体を霧化することによって、霧化された第1の流体を生成することを含む、前記方法。
  11. 回転する流体トラップを使用して複数のポートの少なくとも1つにおいて、第1の流体の源の第1の圧力を、前記第1の流体の第2の圧力から遮断することをさらに含む、請求項10に記載の第2の流体内に第1の流体を噴射する方法。
  12. 流体トラップを、複数のポートおよび対応する複数のランドと同期して回転の軸のまわりに回転させる、請求項11に記載の第2の流体内に第1の流体を噴射する方法。
  13. 複数のポートおよび対応する複数のランドを回転させる動作が、アームと第2の流体の相互作用に応答性を有する、請求項10に記載の第2の流体内に第1の流体を噴射する方法。
  14. 霧化した第1の流体を第2の流体と混合させて、その結果として得られるそれらの混合物を燃焼させることをさらに含む、請求項10に記載の第2の流体内に第1の流体を噴射する方法。
  15. ロータリインジェクタであって、
    a.回転の軸のまわりに回転するように適合され、前記回転の軸に対して半径方向に延びるとともに、アーム自体を横断して流れるように適合された第1の流体の流れの中で回転するように適合された、少なくとも1つのアームであって、さらにランドを含み、前記ランドは、前記少なくとも1つのアームの後縁中に切り込まれている、前記少なくとも1つのアーム;および
    b.前記ランド上に位置する少なくとも1つのポートであって、それ自体が関連する流体通路によって第2の流体の源に動作可能に結合されているとともに、前記ランドとそれ自体が、前記ランドから半径方向に増大する方向に前記第2の流体を噴射するように適合されている、前記1つのポートを含む、前記ロータリインジェクタ。
  16. 少なくとも1つのアームの後縁が、ランドに隣接するライザ面を含み、該ライザ面は前記後縁に切り込まれており、前記ランドが、少なくとも1つのポートと前記ライザ面との間に位置する溝を含む、請求項15に記載のロータリインジェクタ。
  17. 少なくとも1つのアームの後縁が、ランドに隣接するライザ面を含み、該ライザ面は前記後縁に切り込まれており、少なくとも1つのポートが前記ランド上で前記ライザ面から十分な距離に位置して、それによって第2の流体が前記少なくとも1つのポートから噴射されるときに、前記少なくとも1つのポートから出るときに、第2の流体が前記ランドと前記ライザ面とから離れるようにされている、請求項15に記載のロータリインジェクタ。
  18. 少なくとも1つのアームが回転の軸のまわりに自由に回転するように適合されている、請求項15に記載のロータリインジェクタ。
  19. 少なくとも1つのアームが、回転の軸のまわりに駆動されるように適合されている、請求項15に記載のロータリインジェクタ。
  20. 第1の流体がガス状酸化剤を含み、第2の流体が液体燃料を含む、請求項15に記載のロータリインジェクタ。
  21. 第2の流体の源と少なくとも1つのポートとの間に位置する回転流体トラップをさらに含む、請求項15に記載のロータリインジェクタ。
  22. 少なくとも1つのアームが、回転の方向に対して前縁および後縁を有する空気力学的断面形状を含む、請求項15に記載のロータリインジェクタ。
  23. ロータリインジェクタであって、
    a.回転の軸のまわりに回転するように適合された少なくとも1つのアームであって、前記アームは前記回転の軸に対して半径方向に延びるとともに、アームを横断して流れるように適合された第1の流体の流れの中で回転するように適合された、前記少なくとも1つのアーム;および
    b.前記少なくとも1つのアームの後縁上に位置する少なくとも1つのポートを含み、前記少なくとも1つのアームは、前記少なくとも1つのポートと前記少なくとも1つのポートから半径方向に増大する方向の前記後縁の部分との間の前記後縁上に位置する溝を含むとともに、前記少なくとも1つのポートは関連する流体通路によって第2流体の源に動作可能に結合されている、前記ロータリインジェクタ。
  24. 少なくとも1つのアームが回転の軸のまわりに自由に回転するように適合されている、請求項23に記載のロータリインジェクタ。
  25. 少なくとも1つのアームが、回転の軸のまわりに駆動されるように適合されている、請求項23に記載のロータリインジェクタ。
  26. 第1の流体がガス状酸化剤を含み、第2の流体が液体燃料を含む、請求項23に記載のロータリインジェクタ。
  27. 第2の流体の源と少なくとも1つのポートとの間に位置する回転流体トラップをさらに含む、請求項23に記載のロータリインジェクタ。
  28. 少なくとも1つのアームが、回転の方向に対して前縁および後縁を有する空気力学的断面形状を含む、請求項23に記載のロータリインジェクタ。
  29. 第2の流体内に第1の流体を噴射する方法であって:
    a.第1の流体を、アームの後縁上に位置するポートに配給すること;
    b.記ポートからの第1の流体が、前記ポートから半径方向に増大する方向に後縁に沿って流れるのを防止するために、該後縁にランドを切り込み該ポートを該ランド上に位置させる、もしくは該ポートと該ポートから半径方向に増大する方向に位置する該後縁の部分との間に溝を設けることで、該ポートに近接する前記アームの後縁を適合させること
    c.前記第2の流体を前記ポートを横切って流すこと;
    d.前記アームを前記回転の軸のまわりに回転させ、それによって前記ポートから前記第1の流体を前記第2の流体中に噴射させること;および
    e.前記第1の流体と、前記複数の第1のポート外部の前記第2の流体との相互作用に応答して、前記第1の流体を霧化することによって、霧化された第1の流体を生成することを含む、前記方法。
  30. 後縁を適合させる動作が、該後縁にランドを切り込むことを含み、ポートは前記ランド上に位置している、請求項29に記載の第2の流体に第1の流体を噴射する方法。
  31. 後縁を適合させる動作が、ポートと該ポートから半径方向に増大する方向に位置する前記後縁の部分との間に位置する溝を設けることを含む、請求項29に記載の第2の流体に第1の流体を噴射する方法。
  32. 回転する流体トラップを使用して、第1の流体の源の第1の圧力を、ポートにおける前記第1の流体の第2の圧力から遮断することをさらに含む、請求項29に記載の第2の流体に第1の流体を噴射する方法。
  33. 流体トラップを、ポートと同期して回転の軸のまわりに回転させる、請求項32に記載の第2の流体に第1の流体を噴射する方法。
  34. ポートを回転させる動作が、アームと第2の流体の相互作用に応答性を有する、請求項29に記載の第2の流体に第1の流体を噴射する方法。
  35. 霧化した第1の流体を第2の流体と混合させて、その結果として得られるそれらの混合物を燃焼させることをさらに含む、請求項29に記載の第2の流体に第1の流体を噴射する方法。
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