JP4483321B2 - Hydraulic power steering device - Google Patents

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Description

本発明は,自動車等に用いるパワーステアリング装置、特に、パワーシリンダに供給される作動流体の流量を電子制御する機能を有する油圧式のパワーステアリング装置に関する。   The present invention relates to a power steering device used for an automobile or the like, and more particularly to a hydraulic power steering device having a function of electronically controlling the flow rate of a working fluid supplied to a power cylinder.

従来、油圧式のパワーステアリング装置としては、例えば、車速値やハンドル操舵角やハンドル角速度等に応じた操舵アシスト力の制御性の向上や、スタンバイ状態での油圧ポンプの消費動力の低減等を目的として、油圧ポンプの吐出流量を電子制御するVFC(Variable Flow Control)制御弁を設けたものがある(例えば、特許文献1、2参照。)。さらに、これとは別に、より良い操舵特性を実現するため、油圧ポンプの吐出流量に依存させずに、走行状態、操舵状態等に応じて操舵アシスト力の大きさを電子制御するPPS(Progressive Power Steering)制御弁を設けたものもある。例えば、上記吐出流量のうちパワーシリンダに供給する作動流体の流量割合を、PPS制御弁により調節するように構成した装置(例えば、特許文献3参照。)や、ステアリングシャフトに付与する油圧反力(操舵アシスト力に抗する作用力)の大きさを、PPS制御弁により調節するように構成した装置(例えば、特許文献4参照。)や、パワーシリンダが有する一対の圧力室間の連通状態を、PPS制御弁により調節するように構成した装置(例えば、特許文献5)などがある。   Conventionally, as a hydraulic power steering device, for example, for the purpose of improving the controllability of the steering assist force according to the vehicle speed value, the steering angle, the steering wheel angular velocity, etc., and reducing the power consumption of the hydraulic pump in the standby state, etc. There is a valve provided with a VFC (Variable Flow Control) control valve for electronically controlling the discharge flow rate of the hydraulic pump (see, for example, Patent Documents 1 and 2). In addition to this, in order to realize better steering characteristics, PPS (Progressive Power) that electronically controls the magnitude of the steering assist force according to the running state, the steering state, etc. without depending on the discharge flow rate of the hydraulic pump. Some have a Steering control valve. For example, a device configured to adjust a flow rate ratio of the working fluid supplied to the power cylinder among the discharge flow rate by a PPS control valve (see, for example, Patent Document 3), or a hydraulic reaction force applied to the steering shaft ( A device configured to adjust the magnitude of the acting force against the steering assist force) by a PPS control valve (see, for example, Patent Document 4) and a communication state between a pair of pressure chambers of a power cylinder, There exists an apparatus (for example, patent document 5) etc. which were comprised so that it might adjust with a PPS control valve.

特開平11−59451号公報Japanese Patent Laid-Open No. 11-59451 特開2001−163233号公報JP 2001-163233 A 特許第3407482号Japanese Patent No. 3407482 特公平8−11538号公報Japanese Patent Publication No. 8-11538 特開昭61−67664号公報JP 61-67664 A

しかしながら、上記従来の油圧式パワーステアリング装置では、次のような問題がある。すなわち、上記各制御弁が意図しない制御状態となると、上記パワーステアリング装置全体が意図しない制御状態に陥るおそれがある。   However, the conventional hydraulic power steering apparatus has the following problems. That is, when the control valves are in an unintended control state, the entire power steering device may fall into an unintended control state.

本発明は、作動流体の流量調整用の制御弁を備えた油圧式のパワーステアリング装置において、フェールセーフ機能を具備し、動作信頼性の高いパワーステアリング装置を提供するものである。   The present invention provides a hydraulic power steering apparatus including a control valve for adjusting the flow rate of a working fluid, which has a fail-safe function and has high operation reliability.

第1の発明は、作動流体を吐出する油圧ポンプと、ピストン及び該ピストンを駆動する一対の圧力室を有するパワーシリンダと、上記油圧ポンプの吐出流量を制御する第1の制御弁と、2種類の絞りを持ち、これらの絞りの開度に応じて上記パワーシリンダの操舵アシスト力を制御するサーボバルブと、上記2種類の絞りのうち、一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を制御する第2の制御弁と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御する制御コントローラとを含む油圧式パワーステアリング装置において、
上記制御コントローラは、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御するための制御値を配列した制御マップを格納したメモリ機能と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態の良否を検知する検知機能とを有してなり、
かつ、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態が良好であると検知されたときには上記各制御弁をメイン制御マップによって制御すると共に、上記検知機能が上記第2の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第2の制御弁への通電を停止すると共に上記第1の制御弁に適用する制御マップを第1の予備制御マップに切り替え、上記検知機能が上記第1の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第1の制御弁への通電を停止すると共に上記第2の制御弁に適用する制御マップを第2の予備制御マップに切り替えるように構成してあり、
上記第1の制御弁は、通電を停止すると上記吐出流量を抑制するように構成してあり、上記第2の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を減らして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する作動流体の流量割合を大きくするように上記第2の制御弁を制御する制御マップであり、
上記第2の制御弁は、通電を停止すると上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を増やして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する上記作動流体の流量割合を抑制するように構成してあり、上記第1の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記吐出流量を増やすように上記第1の制御弁を制御する制御マップであることを特徴とする油圧式パワーステアリング装置にある(請求項1)。
第2の発明は、作動流体を吐出する油圧ポンプと、ピストン及び該ピストンを駆動する一対の圧力室を有するパワーシリンダと、上記油圧ポンプの吐出流量を制御する第1の制御弁と、2種類の絞りを持ち、これらの絞りの開度に応じて上記パワーシリンダの操舵アシスト力を制御するサーボバルブと、上記2種類の絞りのうち、一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を制御する第2の制御弁と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御する制御コントローラとを含む油圧式パワーステアリング装置において、
上記制御コントローラは、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御するための制御値を配列した制御マップを格納したメモリ機能と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態の良否を検知する検知機能とを有してなり、
かつ、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態が良好であると検知されたときには上記各制御弁をメイン制御マップによって制御すると共に、上記検知機能が上記第2の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第2の制御弁への通電を停止すると共に上記第1の制御弁に適用する制御マップを第1の予備制御マップに切り替え、上記検知機能が上記第1の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第1の制御弁への通電を停止すると共に上記第2の制御弁に適用する制御マップを第2の予備制御マップに切り替えるように構成してあり、
上記第1の制御弁は、通電を停止すると上記吐出流量を抑制するように構成してあり、上記第2の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を減らして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する作動流体の流量割合を大きくするように上記第2の制御弁を制御する制御マップであり、
上記第2の制御弁は、通電を停止すると上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を減らして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する上記作動流体の流量割合を大きくするように構成してあり、上記第1の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記吐出流量を抑制するように上記第1の制御弁を制御する制御マップであることを特徴とする油圧式パワーステアリング装置にある(請求項2)。
第3の発明は、作動流体を吐出する油圧ポンプと、ピストン及び該ピストンを駆動する一対の圧力室を有するパワーシリンダと、上記油圧ポンプの吐出流量を制御する第1の制御弁と、2種類の絞りを持ち、これらの絞りの開度に応じて上記パワーシリンダの操舵アシスト力を制御するサーボバルブと、上記2種類の絞りのうち、一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を制御する第2の制御弁と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御する制御コントローラとを含む油圧式パワーステアリング装置において、
上記制御コントローラは、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御するための制御値を配列した制御マップを格納したメモリ機能と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態の良否を検知する検知機能とを有してなり、
かつ、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態が良好であると検知されたときには上記各制御弁をメイン制御マップによって制御すると共に、上記検知機能が上記第2の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第2の制御弁への通電を停止すると共に上記第1の制御弁に適用する制御マップを第1の予備制御マップに切り替え、上記検知機能が上記第1の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第1の制御弁への通電を停止すると共に上記第2の制御弁に適用する制御マップを第2の予備制御マップに切り替えるように構成してあり、
上記第1の制御弁は、通電を停止すると上記吐出流量を増やすように構成してあり、上記第2の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を増やして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する上記作動流体の流量割合を抑制するように上記第2の制御弁を制御する制御マップであり、
上記第2の制御弁は、通電を停止すると上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を増やして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する上記作動流体の流量割合を抑制するように構成してあり、上記第1の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記吐出流量を増やすように上記第1の制御弁を制御する制御マップであることを特徴とする油圧式パワーステアリング装置にある(請求項3)。
第4の発明は、作動流体を吐出する油圧ポンプと、ピストン及び該ピストンを駆動する一対の圧力室を有するパワーシリンダと、上記油圧ポンプの吐出流量を制御する第1の制御弁と、2種類の絞りを持ち、これらの絞りの開度に応じて上記パワーシリンダの操舵アシスト力を制御するサーボバルブと、上記2種類の絞りのうち、一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を制御する第2の制御弁と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御する制御コントローラとを含む油圧式パワーステアリング装置において、
上記制御コントローラは、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御するための制御値を配列した制御マップを格納したメモリ機能と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態の良否を検知する検知機能とを有してなり、
かつ、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態が良好であると検知されたときには上記各制御弁をメイン制御マップによって制御すると共に、上記検知機能が上記第2の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第2の制御弁への通電を停止すると共に上記第1の制御弁に適用する制御マップを第1の予備制御マップに切り替え、上記検知機能が上記第1の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第1の制御弁への通電を停止すると共に上記第2の制御弁に適用する制御マップを第2の予備制御マップに切り替えるように構成してあり、
上記第1の制御弁は、通電を停止すると上記吐出流量を増やすように構成してあり、上記第2の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を増やして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する上記作動流体の流量割合を抑制するように上記第2の制御弁を制御する制御マップであり、
上記第2の制御弁は、通電を停止すると上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を減らして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する上記作動流体の流量割合を大きくするように構成してあり、上記第1の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記吐出流量を抑制するように上記第1の制御弁を制御する制御マップであることを特徴とする油圧式パワーステアリング装置にある(請求項4)。
A first invention includes a hydraulic pump that discharges a working fluid, a power cylinder having a piston and a pair of pressure chambers that drive the piston, a first control valve that controls a discharge flow rate of the hydraulic pump, and two types A servo valve that controls the steering assist force of the power cylinder in accordance with the opening of these throttles, and the flow rate ratio of the working fluid that passes through one of the two throttles is controlled. A hydraulic power steering apparatus including: a second control valve that controls; a control controller that controls the first control valve and the second control valve;
The control controller includes a memory function storing a control map in which control values for controlling the first control valve and the second control valve are arranged; the first control valve and the second control valve; It has a detection function that detects the quality of the operating state of
In addition, when it is detected that the operating states of the first control valve and the second control valve are good, the control valves are controlled by the main control map, and the detection function is controlled by the second control valve. Is detected, the control map applied to the first control valve is switched to the first preliminary control map, and the detection function is switched to the first control valve. When a defective operation state of the control valve is detected, the power supply to the first control valve is stopped and the control map applied to the second control valve is switched to the second preliminary control map. Oh it is,
The first control valve is configured to suppress the discharge flow rate when energization is stopped, and the second preliminary control map passes through the one throttle as compared with the main control map. A control map for controlling the second control valve so as to increase the flow rate of the working fluid that generates the steering assist force in the power cylinder of the working fluid by reducing the flow rate of the working fluid;
When the energization stops, the second control valve increases a flow rate ratio of the working fluid that passes through the one throttle and generates a steering assist force in the power cylinder of the working fluid. The first preliminary control map is a control map for controlling the first control valve so as to increase the discharge flow rate as compared with the main control map. The hydraulic power steering apparatus is characterized in that (claim 1).
The second invention includes a hydraulic pump that discharges a working fluid, a power cylinder having a piston and a pair of pressure chambers that drive the piston, a first control valve that controls a discharge flow rate of the hydraulic pump, and two types A servo valve that controls the steering assist force of the power cylinder in accordance with the opening of these throttles, and the flow rate ratio of the working fluid that passes through one of the two throttles is controlled. A hydraulic power steering apparatus including: a second control valve that controls; a control controller that controls the first control valve and the second control valve;
The control controller includes a memory function storing a control map in which control values for controlling the first control valve and the second control valve are arranged; the first control valve and the second control valve; It has a detection function that detects the quality of the operating state of
In addition, when it is detected that the operating states of the first control valve and the second control valve are good, the control valves are controlled by the main control map, and the detection function is controlled by the second control valve. Is detected, the control map applied to the first control valve is switched to the first preliminary control map, and the detection function is switched to the first control valve. When a defective operation state of the control valve is detected, the power supply to the first control valve is stopped and the control map applied to the second control valve is switched to the second preliminary control map. Yes,
The first control valve is configured to suppress the discharge flow rate when energization is stopped, and the second preliminary control map passes through the one throttle as compared with the main control map. A control map for controlling the second control valve so as to increase the flow rate of the working fluid that generates the steering assist force in the power cylinder of the working fluid by reducing the flow rate of the working fluid;
When the energization stops, the second control valve reduces a flow rate ratio of the working fluid that passes through the one throttle, and among the working fluids, a flow rate ratio of the working fluid that generates a steering assist force in the power cylinder. The first preliminary control map is a control map for controlling the first control valve so as to suppress the discharge flow rate as compared with the main control map. The hydraulic power steering apparatus is characterized in that (Claim 2).
A third invention includes a hydraulic pump that discharges a working fluid, a power cylinder having a piston and a pair of pressure chambers that drive the piston, a first control valve that controls a discharge flow rate of the hydraulic pump, and two types A servo valve that controls the steering assist force of the power cylinder in accordance with the opening of these throttles, and the flow rate ratio of the working fluid that passes through one of the two throttles is controlled. A hydraulic power steering apparatus including: a second control valve that controls; a control controller that controls the first control valve and the second control valve;
The control controller includes a memory function storing a control map in which control values for controlling the first control valve and the second control valve are arranged; the first control valve and the second control valve; It has a detection function that detects the quality of the operating state of
In addition, when it is detected that the operating states of the first control valve and the second control valve are good, the control valves are controlled by the main control map, and the detection function is controlled by the second control valve. Is detected, the control map applied to the first control valve is switched to the first preliminary control map, and the detection function is switched to the first control valve. When a defective operation state of the control valve is detected, the power supply to the first control valve is stopped and the control map applied to the second control valve is switched to the second preliminary control map. Yes,
The first control valve is configured to increase the discharge flow rate when energization is stopped, and the second preliminary control map is configured to pass the one throttle as compared with the main control map. A control map for controlling the second control valve so as to suppress a flow rate ratio of the working fluid that generates a steering assist force in the power cylinder of the working fluid by increasing a flow rate ratio of the working fluid;
When the energization stops, the second control valve increases a flow rate ratio of the working fluid that passes through the one throttle and generates a steering assist force in the power cylinder of the working fluid. The first preliminary control map is a control map for controlling the first control valve so as to increase the discharge flow rate as compared with the main control map. The hydraulic power steering apparatus is characterized in claim 3.
A fourth invention includes a hydraulic pump that discharges a working fluid, a power cylinder having a piston and a pair of pressure chambers that drive the piston, a first control valve that controls a discharge flow rate of the hydraulic pump, and two types A servo valve that controls the steering assist force of the power cylinder in accordance with the opening of these throttles, and the flow rate ratio of the working fluid that passes through one of the two throttles is controlled. A hydraulic power steering apparatus including: a second control valve that controls; a control controller that controls the first control valve and the second control valve;
The control controller includes a memory function storing a control map in which control values for controlling the first control valve and the second control valve are arranged; the first control valve and the second control valve; It has a detection function that detects the quality of the operating state of
In addition, when it is detected that the operating states of the first control valve and the second control valve are good, the control valves are controlled by the main control map, and the detection function is controlled by the second control valve. Is detected, the control map applied to the first control valve is switched to the first preliminary control map, and the detection function is switched to the first control valve. When a defective operation state of the control valve is detected, the power supply to the first control valve is stopped and the control map applied to the second control valve is switched to the second preliminary control map. Yes,
The first control valve is configured to increase the discharge flow rate when energization is stopped, and the second preliminary control map is configured to pass the one throttle as compared with the main control map. A control map for controlling the second control valve so as to suppress a flow rate ratio of the working fluid that generates a steering assist force in the power cylinder of the working fluid by increasing a flow rate ratio of the working fluid;
When the energization stops, the second control valve reduces a flow rate ratio of the working fluid that passes through the one throttle, and among the working fluids, a flow rate ratio of the working fluid that generates a steering assist force in the power cylinder. The first preliminary control map is a control map for controlling the first control valve so as to suppress the discharge flow rate as compared with the main control map. The hydraulic power steering apparatus is characterized in that (4).

本発明の油圧式パワーステアリング装置は、上記各制御弁の動作状態の良否を検知する検知機能を有している。そして、上記制御コントローラは、上記検知機能により上記制御弁の不良な動作状態を検知した場合には、当該制御弁への通電を停止すると共に正常な側の制御弁に適用する制御マップを切り替えるように構成してある。
すなわち、例えば、上記第2の制御弁の不良な動作状態を検知した場合には、当該第2の制御弁をOFFすると共に第1の制御弁に適用する制御マップを、上記メイン制御マップから上記第1の予備制御マップに切り替えるのである。そして、該第1の予備制御マップに基づいて上記第1の制御弁のみを制御するのである。また、例えば、上記第1の制御弁の不良な動作状態を検知した場合には、当該第1の制御弁をOFFすると共に第2の制御弁に適用する制御マップを、上記メイン制御マップから上記第2の予備制御マップに切り替えるのである。そして、該第2の予備制御マップに基づいて上記第2の制御弁のみを制御するのである。
The hydraulic power steering apparatus of the present invention has a detection function for detecting whether the operating state of each control valve is good or bad. When the control function detects a defective operation state of the control valve by the detection function, the control controller stops energization of the control valve and switches the control map applied to the normal control valve. It is configured.
That is, for example, when a defective operation state of the second control valve is detected, a control map to be applied to the first control valve is turned off from the main control map when the second control valve is turned off. It is switched to the first preliminary control map. Then, only the first control valve is controlled based on the first preliminary control map. In addition, for example, when a defective operation state of the first control valve is detected, a control map to be applied to the second control valve is turned off from the main control map when the first control valve is turned off. Switching to the second preliminary control map is performed. Then, only the second control valve is controlled based on the second preliminary control map.

上記各制御弁のうち不良な一方の制御弁への通電を停止すれば、その弁開度を固定することができる。そして、一方の制御弁の弁開度を固定した状態で上記各予備制御マップに基づいて他方の制御弁を制御すれば、上記油圧式パワーステアリング装置の制御が可能になるのである。それ故、上記油圧式パワーステアリング装置は、上記いずれかの制御弁が不良な動作状態に陥った場合であっても制御可能な動作信頼性の高いものとなる。   If energization to one of the above control valves is stopped, the valve opening degree can be fixed. If the other control valve is controlled based on each preliminary control map with the valve opening of one control valve fixed, the hydraulic power steering device can be controlled. Therefore, the hydraulic power steering apparatus has high controllable operation reliability even when any of the control valves is in a defective operation state.

以上のように、本発明の油圧式パワーステアリング装置は、上記各制御弁の意図しない制御状態に対応し得るフェールセーフ機能を有する動作信頼性の高いものである。
なお、上記制御マップとしては、例えば、車速値や、ハンドル操舵角等の各値を変数として上記各制御弁の制御値を算出する計算式を用いることもできる。
As described above, the hydraulic power steering apparatus of the present invention has a high operation reliability having a fail-safe function that can cope with an unintended control state of each control valve.
As the control map, for example, a calculation formula for calculating a control value of each control valve using each value such as a vehicle speed value and a steering wheel steering angle as a variable may be used.

本発明においては、上記油圧式パワーステアリング装置は、車速値を計測する車速センサと、操向ハンドルに入力されたハンドル操舵角を計測するハンドル操舵角センサとを有してなり、上記制御コントローラは、車速値及びハンドル操舵角を入力すると共に、該ハンドル操舵角を基にしてハンドル角速度を演算するように構成してあり、上記各制御マップには、第1の制御弁又は第2の制御弁のうちの少なくとも一方の制御弁について、車速値、ハンドル操舵角及びハンドル角速度に応じた制御値を配列してあることが好ましい。   In the present invention, the hydraulic power steering apparatus includes a vehicle speed sensor that measures a vehicle speed value, and a steering wheel angle sensor that measures a steering wheel angle input to the steering handle. The vehicle speed value and the steering angle of the steering wheel are inputted, and the steering wheel angular velocity is calculated based on the steering wheel steering angle. Each control map includes a first control valve or a second control valve. For at least one of the control valves, control values corresponding to the vehicle speed value, the steering angle, and the steering wheel angular speed are preferably arranged.

この場合には、車速値、ハンドル操舵角及びハンドル角速度に対して操舵アシスト力を適切に制御し、良好な操舵感を実現した油圧式パワーステアリング装置において、各制御弁に対するフェールセーフ機能により動作信頼性を向上することができる。
なお、ハンドル角速度を演算する方法としては、例えば、時系列的に入力したハンドル操舵角を記憶しておき、異なる時刻に入力したハンドル操舵角について、時間差分あるいは時間微分を求める方法などがある。
In this case, in the hydraulic power steering device that realizes a good steering feeling by appropriately controlling the steering assist force with respect to the vehicle speed value, the steering wheel angle, and the steering wheel angular velocity, the operation reliability is ensured by the fail-safe function for each control valve. Can be improved.
As a method of calculating the steering wheel angular velocity, for example, there is a method of storing a steering wheel angle inputted in time series and calculating a time difference or a temporal differentiation for the steering wheel angle inputted at different times.

また、制御コントローラは、電磁弁よりなる第1の制御弁及び第2の制御弁をデューティー制御するように構成してあり、上記検知機能は、第1の制御弁及び第2の制御弁に通電する電流値を計測し、計測した該電流値に基づいて各制御弁の不良な動作状態を検知するように構成してあることが好ましい(請求項5)。
この場合には、デューティー制御中の各制御弁に通電する電流値を計測することにより、各制御弁の通常の制御とは別に検知モード等を設定することなく、確実性高く各制御弁の動作状態を検知することができる。
In addition, the control controller is configured to duty-control the first control valve and the second control valve made up of electromagnetic valves, and the detection function energizes the first control valve and the second control valve. it is preferable to measure a current value, is arranged to detect a faulty operating condition of the control valves based on the current value measured for (claim 5).
In this case, by measuring the current value that flows through each control valve during duty control, the operation of each control valve can be performed with high certainty without setting the detection mode separately from the normal control of each control valve. The state can be detected.

また、上記第1及び第2の発明においては、上記第1の制御弁は、通電を停止すると上記吐出流量を抑制するように構成してあり、第2の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を減らして上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する作動流体の流量割合を大きくするように第2の制御弁を制御する制御マップである
この場合には、第1の制御弁への通電停止により吐出流量が低下した際、第2の制御弁の制御により、油圧ポンプの吐出流量のうちパワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する作動流体の流量割合を増やすことができる。それ故、第1の制御弁が不良となっても、油圧式パワーステアリング装置の操舵アシスト力をある程度、確保することができる。
In the first and second aspects of the invention, the first control valve is configured to suppress the discharge flow rate when energization is stopped, and the second preliminary control map is the main control map. The second control valve is controlled so as to increase the flow rate ratio of the working fluid that generates the steering assist force in the power cylinder by reducing the flow rate ratio of the working fluid that passes through the one throttle. It is a control map .
In this case, when the discharge flow rate is reduced by stopping energization of the first control valve, the working fluid that generates the steering assist force in the power cylinder out of the discharge flow rate of the hydraulic pump by the control of the second control valve. The flow rate of can be increased. Therefore, even if the first control valve becomes defective, the steering assist force of the hydraulic power steering device can be ensured to some extent.

また、上記第3及び第4の発明においては、上記第1の制御弁は、通電を停止すると上記吐出流量を増やすように構成してあり、第2の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を増やして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する作動流体の流量割合を抑制するように第2の制御弁を制御する制御マップである
この場合には、第1の制御弁への通電停止により吐出流量が増えた際、第2の制御弁の制御により、油圧ポンプの吐出流量のうちパワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する作動流体の流量割合を抑制することができる。それ故、第1の制御弁が不良となっても、油圧式パワーステアリング装置の操舵アシスト力が過大となるおそれを回避できる。それ故、特に、高速走行時における過大な操舵アシスト力の発生を抑止し、車両の走行安定性を維持できる。
In the third and fourth aspects of the invention, the first control valve is configured to increase the discharge flow rate when energization is stopped, and the second preliminary control map is the same as the main control map. In comparison, the second control is performed so that the flow rate ratio of the working fluid passing through the one throttle is increased to suppress the flow rate ratio of the working fluid that generates the steering assist force in the power cylinder. It is a control map which controls a valve .
In this case, when the discharge flow rate is increased by stopping energization of the first control valve, the working fluid that generates the steering assist force in the power cylinder out of the discharge flow rate of the hydraulic pump by the control of the second control valve. The flow rate ratio can be suppressed. Therefore, even if the first control valve becomes defective, it is possible to avoid the possibility that the steering assist force of the hydraulic power steering device becomes excessive. Therefore, in particular, it is possible to suppress the generation of an excessive steering assist force during high-speed traveling and maintain the traveling stability of the vehicle.

また、上記第1及び第3の発明においては、第2の制御弁は、通電を停止すると上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を増やして上記作動流体のうちパワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する作動流体の流量割合を抑制するように構成してあり、第1の予備制御マップは、メイン制御マップと比較して、吐出流量を増やすように第1の制御弁を制御する制御マップである
この場合には、吐出流量のうちパワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する作動流体の流量割合が小さくなった際、第1の制御弁の制御により、油圧ポンプからパワーシリンダへ供給される作動流体の流量自体を増加できる。それ故、上記第2の制御弁が不良となっても、油圧式パワーステアリング装置の操舵アシスト力をある程度、確保することができる。
In the first and third aspects of the invention, the second control valve increases the flow rate ratio of the working fluid that passes through the one throttle when the energization is stopped, and is steered by the power cylinder of the working fluid. The flow rate ratio of the working fluid that generates the assist force is configured to be suppressed, and the first preliminary control map controls the first control valve to increase the discharge flow rate as compared with the main control map. It is a control map .
In this case, when the flow rate ratio of the working fluid that generates the steering assist force in the power cylinder is reduced in the discharge flow rate, the working fluid supplied from the hydraulic pump to the power cylinder is controlled by the control of the first control valve. The flow rate itself can be increased. Therefore, even if the second control valve becomes defective, the steering assist force of the hydraulic power steering device can be ensured to some extent.

また、上記第2及び第4の発明においては、第2の制御弁は、通電を停止すると上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を減らして上記作動流体のうちパワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する作動流体の流量割合を大きくするように構成してあり、第1の予備制御マップは、メイン制御マップと比較して、吐出流量を抑制するように第1の制御弁を制御する制御マップである
この場合には、吐出流量のうちパワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する上記作動流体の流量割合が大きくなった際、第1の制御弁の制御により、油圧ポンプからパワーシリンダへ供給される作動流体の流量自体を抑制できる。それ故、上記第2の制御弁が不良となっても、油圧式パワーステアリング装置の操舵アシスト力が過大となるおそれが少ない。それ故、特に、高速走行時における操舵アシスト力を適切に抑制して、走行安定性を維持することができる。
In the second and fourth inventions, when the energization is stopped , the second control valve reduces the flow rate of the working fluid that passes through the one throttle and is steered by the power cylinder of the working fluid. The flow rate ratio of the working fluid that generates the assist force is increased, and the first preliminary control map controls the first control valve so as to suppress the discharge flow rate as compared with the main control map. This is a control map .
In this case, when the flow rate ratio of the working fluid that generates the steering assist force in the power cylinder in the discharge flow rate increases, the operation that is supplied from the hydraulic pump to the power cylinder by the control of the first control valve. The flow rate of the fluid itself can be suppressed. Therefore, even if the second control valve becomes defective, there is little possibility that the steering assist force of the hydraulic power steering device becomes excessive. Therefore, particularly, the steering assist force during high-speed traveling can be appropriately suppressed to maintain traveling stability.

(実施例1)
本例は、流量調整用の制御弁を電子制御し、操舵アシスト力の制御性を高めた自動車用の油圧式のパワーステアリング装置に関する例である。この内容について、図1〜図10を用いて説明する。
本例の油圧式のパワーステアリング装置1は、図1〜図3に示すごとく、図示しないエンジンによって駆動され、作動流体を吐出する油圧ポンプ10と、ピストン200及び該ピストン200を駆動する一対の圧力室231、232を有するパワーシリンダ20と、油圧ポンプ10の吐出流量を制御する第1の制御弁41(本例ではVFC制御弁41。)と、吐出流量のうちパワーシリンダ20に供給する作動流体の流量割合を制御する第2の制御弁21(本例ではPPS制御弁21。)と、VFC制御弁41及びPPS制御弁21を制御する制御コントローラ50とを含む装置である。
Example 1
This example relates to a hydraulic power steering device for an automobile in which the control valve for adjusting the flow rate is electronically controlled to improve the controllability of the steering assist force. This content will be described with reference to FIGS.
As shown in FIGS. 1 to 3, the hydraulic power steering apparatus 1 of this example is driven by an engine (not shown) to discharge a working fluid, a piston 200, and a pair of pressures that drive the piston 200. A power cylinder 20 having chambers 231 and 232, a first control valve 41 (in this example, a VFC control valve 41) for controlling the discharge flow rate of the hydraulic pump 10, and a working fluid supplied to the power cylinder 20 out of the discharge flow rate. This is a device including a second control valve 21 (in this example, a PPS control valve 21) for controlling the flow rate ratio, and a control controller 50 for controlling the VFC control valve 41 and the PPS control valve 21.

この制御コントローラ50は、同図に示すごとく、VFC制御弁41及びPPS制御弁21を制御するための制御値を配列した制御マップを格納したメモリ機能と、VFC制御弁41及びPPS制御弁21の動作状態の良否を検知する検知機能とを有してなる。
そして、本例の制御コントローラ50は、VFC制御弁41及びPPS制御弁21の動作状態が良好であると検知されたときにはVFC制御弁41及びPPS制御弁21をメイン制御マップによって制御する。そしてさらに、この制御コントローラ50は、上記検知機能がPPS制御弁21の不良な動作状態を検知したときにはPPS制御弁21への通電を停止すると共にVFC制御弁41に適用する制御マップを第1の予備制御マップに切り替え、上記検知機能がVFC制御弁41の不良な動作状態を検知したときにはVFC制御弁41への通電を停止すると共にPPS制御弁21に適用する制御マップを第2の予備制御マップに切り替えるように構成してある。
以下に、この内容について詳しく説明する。
As shown in the figure, the controller 50 includes a memory function storing a control map in which control values for controlling the VFC control valve 41 and the PPS control valve 21 are arranged, and the VFC control valve 41 and the PPS control valve 21. And a detection function for detecting whether the operating state is good or bad.
Then, the control controller 50 of this example controls the VFC control valve 41 and the PPS control valve 21 with the main control map when it is detected that the operating state of the VFC control valve 41 and the PPS control valve 21 is good. Further, the control controller 50 stops the energization of the PPS control valve 21 when the detection function detects a defective operation state of the PPS control valve 21 and applies a control map applied to the VFC control valve 41 to the first. Switching to the preliminary control map, and when the detection function detects a defective operation state of the VFC control valve 41, the control map to be applied to the PPS control valve 21 and to stop the energization to the VFC control valve 41 is the second preliminary control map. It is comprised so that it may switch to.
This content will be described in detail below.

本例のパワーステアリング装置1は、図1及び図2に示すごとく、ラックギアを形成したラックシャフト(図示略)とピニオンギアを有するピニオンシャフト33とがギア係合するラックアンドピニオン式のギア機構を収容したステアリングギアボックス35を有する。このパワーステアリング装置1は、油圧回路として、油圧源として作動流体を吐出する油圧ポンプ10と、ラックシャフトに操舵アシスト力を作用するパワーシリンダ20と、油圧ポンプ10とパワーシリンダ20との間の作動流体の流路を切り替えるサーボバルブ30とを有している。ここで、本例のパワーステアリング装置1は、油圧ポンプ10の吐出流量を制御するVFC制御弁41と、油圧ポンプ10の吐出流量のうちパワーシリンダ20に供給する作動流体の流量割合を制御するPPS制御弁21とを備えている。   As shown in FIGS. 1 and 2, the power steering device 1 of this example includes a rack and pinion type gear mechanism in which a rack shaft (not shown) having a rack gear and a pinion shaft 33 having a pinion gear engage with each other. An accommodated steering gear box 35 is provided. This power steering device 1 is a hydraulic circuit that discharges a working fluid as a hydraulic pressure source as a hydraulic circuit, a power cylinder 20 that applies a steering assist force to a rack shaft, and an operation between the hydraulic pump 10 and the power cylinder 20. And a servo valve 30 for switching a fluid flow path. Here, the power steering apparatus 1 of the present example includes a VFC control valve 41 that controls the discharge flow rate of the hydraulic pump 10 and a PPS that controls the flow rate ratio of the working fluid supplied to the power cylinder 20 out of the discharge flow rate of the hydraulic pump 10. And a control valve 21.

図1及び図2に示す本例の油圧ポンプ10は、ベーン式のポンプである。そして、その駆動シャフトは、該駆動シャフトと一体回転するベルトプーリ11に配置したプーリーベルト110を介して、図示しない車両エンジンの出力軸に連結してある。パワーシリンダ20は、両端側に配置された一対の圧力室231、232(図3)の差圧によってピストン200(図3)が摺動するように構成してある。そして、サーボバルブ30は、操向ハンドル31に連結したステアリングシャフト32の回転を伝達するピニオンシャフト33の外周に配置してある。
つまり、本例のパワーステアリング装置1は、操向ハンドル31に入力した操作トルクによりサーボバルブ30を回転制御し、油圧ポンプ10から吐出した作動流体の流路を適宜、切り替えて各圧力室231、232への給排制御を行う油圧式のものである。そして、本例のパワーステアリング装置1は、パワーシリンダ20で発生した操舵アシスト力を上記ラックシャフトに作用し、図示しない操舵輪を転舵するように構成してある。
The hydraulic pump 10 of this example shown in FIGS. 1 and 2 is a vane type pump. The drive shaft is connected to an output shaft of a vehicle engine (not shown) via a pulley belt 110 disposed on a belt pulley 11 that rotates integrally with the drive shaft. The power cylinder 20 is configured such that the piston 200 (FIG. 3) slides due to a differential pressure between a pair of pressure chambers 231 and 232 (FIG. 3) disposed on both ends. The servo valve 30 is disposed on the outer periphery of the pinion shaft 33 that transmits the rotation of the steering shaft 32 connected to the steering handle 31.
That is, the power steering device 1 of this example controls the rotation of the servo valve 30 by the operation torque input to the steering handle 31 and appropriately switches the flow path of the working fluid discharged from the hydraulic pump 10 to each pressure chamber 231, It is a hydraulic type that performs supply / discharge control to H.232. The power steering apparatus 1 of this example is configured to steer steering wheels (not shown) by applying the steering assist force generated in the power cylinder 20 to the rack shaft.

上記パワーステアリング装置1は、図1及び図2に示すごとく、VFC制御弁41及びPPS制御弁21を制御するための制御コントローラ50と、操向ハンドル31に入力されたハンドル操舵角を検知するための操舵角センサ310と、車両の速度を検知するための車速センサ510とを有してなる。制御コントローラ50は、操舵角センサ310及び車速センサ510と共に、車両内のCAN(Controller Area Network)網500に接続してある。操舵角センサ310は、ステアリングシャフト32に連結したロータリーエンコーダ(図示略)が出力する信号に基づいて、ハンドル操舵角を検出するように構成したセンサである。車速センサ510は、図示しないトランスミッションの出力軸に配設した回転計を用い、該回転計が発生するパルス信号の周波数から車速を検出するように構成したセンサである。   As shown in FIGS. 1 and 2, the power steering apparatus 1 detects a steering angle inputted to the steering handle 31 and a controller 50 for controlling the VFC control valve 41 and the PPS control valve 21. Steering angle sensor 310 and a vehicle speed sensor 510 for detecting the speed of the vehicle. The control controller 50 is connected to a CAN (Controller Area Network) network 500 in the vehicle together with the steering angle sensor 310 and the vehicle speed sensor 510. The steering angle sensor 310 is a sensor configured to detect the steering angle based on a signal output from a rotary encoder (not shown) connected to the steering shaft 32. The vehicle speed sensor 510 is a sensor configured to detect a vehicle speed from the frequency of a pulse signal generated by the tachometer using a tachometer disposed on an output shaft of a transmission (not shown).

本例のパワーステアリング装置1は、図3に示すごとく、上記特許文献3に記載されたものと同様の油圧回路より構成される。なお、同図では、8箇所の低速用絞り(図中、Lで示す。)と、2箇所の高速用絞り(図中、Hで示す。)とを形成した本例のサーボバルブ30を、10箇所の絞りとして表現してある。この油圧回路では、油圧ポンプ10が吐出した作動流体は、主としてパワーシリンダ20の圧力室231、232に分配されて操舵アシスト力を発生する。そして、作動流体の一部は、各圧力室231、232から分岐した油圧回路にある高速用絞りとPPS制御弁21を経由して、操舵アシスト力の発生に供されることなくリザーバタンク413に流入する。   As shown in FIG. 3, the power steering device 1 of this example is configured by a hydraulic circuit similar to that described in Patent Document 3 above. In the same figure, the servo valve 30 of this example in which eight low-speed diaphragms (indicated by L in the figure) and two high-speed diaphragms (indicated by H in the figure) are formed. It is expressed as ten stops. In this hydraulic circuit, the working fluid discharged from the hydraulic pump 10 is mainly distributed to the pressure chambers 231 and 232 of the power cylinder 20 to generate a steering assist force. A part of the working fluid passes through the high-speed throttle and the PPS control valve 21 in the hydraulic circuit branched from the pressure chambers 231 and 232 and is not supplied to the reservoir tank 413 without being used for generating the steering assist force. Inflow.

ここで、上記のように本例の油圧ポンプ10は、図4に示すごとく、その吐出流量を制御するための機構であって、特許文献1に記載された電磁弁よりなるVFC制御弁41を中心として構成された流量制御機構40を有している。この流量制御機構40は、油圧ポンプ10が吐出する作動流体を流入口402から受入れ,スプール弁部材406の作用によって、その作動流体の一部を還流路404へ排出すると共に、残りの作動流体を流出口403からサーボバルブ30に向けて供給するように構成される。なお、上記還流路404内には、上記リザーバタンク413内に蓄えた作動流体中に開口する連通路が設けられている。   Here, as shown in FIG. 4, the hydraulic pump 10 of this example is a mechanism for controlling the discharge flow rate as described above, and includes a VFC control valve 41 including an electromagnetic valve described in Patent Document 1. It has a flow rate control mechanism 40 configured as a center. The flow rate control mechanism 40 receives the working fluid discharged from the hydraulic pump 10 from the inlet 402, discharges a part of the working fluid to the reflux path 404 by the action of the spool valve member 406, and removes the remaining working fluid. It is configured to supply the servo valve 30 from the outflow port 403. In the reflux path 404, a communication path that opens into the working fluid stored in the reservoir tank 413 is provided.

流量制御機構40は、軸方向の貫通孔421を有する絞り部材412と、該絞り部材412に向けて付勢されたスプール弁部材406と、弁体451を一体形成したプランジャ450を備えたVFC制御弁41とを有してなる。
絞り部材412は、スプール弁部材406側の端部に貫通孔421が開口するポート422を有し、弁体451側の端部には該弁体451と協働した可変絞り405を形成する。また、絞り部材412におけるポート422付近の胴部には、流入口402から流入した作動流体を貫通孔421内に導く通孔425が形成されている。また、スプール弁部材406はスプリング441により付勢されるように構成されており,通常の原位置では、絞り部材412の端部に当接されている。そして、スプール弁部材406は、絞り部材412に当接する上記原位置においてポート422と還流路404との連通を遮断し、スプリング441に抗して変位したときポート422と還流路404とを連通するように構成されている。
The flow rate control mechanism 40 includes a throttle member 412 having an axial through-hole 421, a spool valve member 406 biased toward the throttle member 412, and a plunger 450 integrally formed with a valve body 451. And a valve 41.
The throttle member 412 has a port 422 in which a through hole 421 opens at an end portion on the spool valve member 406 side, and a variable throttle 405 that cooperates with the valve body 451 is formed at an end portion on the valve body 451 side. In addition, a through hole 425 that guides the working fluid flowing in from the inflow port 402 into the through hole 421 is formed in the body portion near the port 422 in the throttle member 412. Further, the spool valve member 406 is configured to be biased by a spring 441 and is in contact with the end portion of the throttle member 412 in a normal original position. The spool valve member 406 blocks communication between the port 422 and the reflux path 404 at the original position in contact with the throttle member 412, and communicates the port 422 and the reflux path 404 when displaced against the spring 441. It is configured as follows.

スプール弁部材406のスプリング441側の端部には、圧力通路442を介して可変絞り405を通過後の圧力が作用している。また、スプール弁部材406の反対側の端部には、可変絞り405を通過前の圧力が作用している。すなわち、スプール弁部材406は、可変絞り405前後の圧力差によって動作するように構成されている。
ここで、油圧ポンプ10からの流量が増し、可変絞り405前後の圧力差が所定以上になると、両端側の差圧によりスプール弁部材406が絞り部材412から離れるように変位する。そうすると,流入口402と還流路404とが連通し、流入口402から流入した作動流体のうち油圧ポンプ10に向けて還流される流量が増える。本例の流量制御機構40は、このように還流する流量を増やすことで、油圧ポンプ10からの流量増加に関わらず流出口403から吐出される流量を略一定値に保持する。そして、流量制御機構40では、流出口403から吐出する上記略一定値の流量が、可変絞り405の開度に依存して変化する。
The pressure after passing through the variable throttle 405 acts on the end of the spool valve member 406 on the spring 441 side via the pressure passage 442. Further, the pressure before passing through the variable throttle 405 acts on the opposite end of the spool valve member 406. That is, the spool valve member 406 is configured to operate according to the pressure difference between the variable throttle 405 and the back thereof.
Here, when the flow rate from the hydraulic pump 10 increases and the pressure difference before and after the variable throttle 405 exceeds a predetermined value, the spool valve member 406 is displaced away from the throttle member 412 due to the differential pressure on both ends. As a result, the inlet 402 and the reflux path 404 communicate with each other, and the flow rate of the working fluid flowing in from the inlet 402 toward the hydraulic pump 10 increases. The flow rate control mechanism 40 of the present example maintains the flow rate discharged from the outlet 403 at a substantially constant value regardless of the increase in the flow rate from the hydraulic pump 10 by increasing the flow rate of reflux. In the flow rate control mechanism 40, the substantially constant flow rate discharged from the outlet 403 changes depending on the opening of the variable throttle 405.

可変絞り405の開度は、電磁弁よりなる上記VFC制御弁41により制御されている。このVFC制御弁41は、プランジャ450と、該プランジャ450を吸引するソレノイド419と、弁体451側への付勢力をプランジャ450に作用させるスプリング453とを有する。上記ソレノイド419に通電するとプランジャ450及び弁体451が吸引され、それにより弁体451が絞り部材412から離れて可変絞り405の開度が大きくなる。一方、ソレノイド419への通電を停止すると、弁体451が絞り部材412に当接し、可変絞り405が最小開度となる。   The opening degree of the variable throttle 405 is controlled by the VFC control valve 41 made of an electromagnetic valve. The VFC control valve 41 includes a plunger 450, a solenoid 419 that attracts the plunger 450, and a spring 453 that applies a biasing force toward the valve body 451 to the plunger 450. When the solenoid 419 is energized, the plunger 450 and the valve body 451 are sucked, whereby the valve body 451 is separated from the throttle member 412 and the opening of the variable throttle 405 is increased. On the other hand, when the energization to the solenoid 419 is stopped, the valve body 451 comes into contact with the throttle member 412, and the variable throttle 405 becomes the minimum opening.

したがって、上記流量制御機構40では、VFC制御弁41への通電を停止すると可変絞り405が最小開度となって該可変絞り405前後の圧力差が生じやすくなり、流出口403から吐出される流量が減少する。一方、VFC制御弁41に通電すると可変絞り405の開度が大きくなり該可変絞り405前後の圧力差の発生が抑制されるため、流出口403から吐出される流量が増える。
なお、本例では、VFC制御弁41の弁開度を連続的に制御できるよう、周期パルス状の電圧をソレノイド419に印加するデューティー制御により弁開度を制御する。さらになお、本例の電磁弁よりなるVFC制御弁41に代えて、例えば、ステッピングモータにより弁開度を変更できるように構成した制御弁を適用することも可能である。
Therefore, in the flow rate control mechanism 40, when the energization of the VFC control valve 41 is stopped, the variable throttle 405 becomes the minimum opening, and a pressure difference between the variable throttle 405 is likely to occur, and the flow rate discharged from the outlet 403 Decrease. On the other hand, when the VFC control valve 41 is energized, the opening of the variable throttle 405 is increased and the occurrence of a pressure difference before and after the variable throttle 405 is suppressed, so that the flow rate discharged from the outlet 403 increases.
In this example, the valve opening is controlled by duty control in which a periodic pulse voltage is applied to the solenoid 419 so that the valve opening of the VFC control valve 41 can be controlled continuously. Furthermore, instead of the VFC control valve 41 formed of the electromagnetic valve of this example, it is also possible to apply a control valve configured such that the valve opening degree can be changed by a stepping motor, for example.

また、上記のように本例のパワーステアリング装置1の油圧回路では、図3に示すごとく、油圧ポンプ10からパワーシリンダ20の各圧力室231、232に作動流体を供給する油圧経路に、PPS制御弁21を介在してリザーバタンク413に連通する油圧経路を接続してある。つまり、PPS制御弁21は、圧力室231、232側に連通する連通路235と、リザーバタンク413側に連通する連通路236との開度を制御するように構成される。すなわち、本例のPPS制御弁21は、油圧ポンプ10から圧力室231(232)に向けて供給される作動流体の一部を、リザーバタンク413に逃がすことでパワーシリンダ20に供給されて操舵アシスト力を発生する作動流体の流量割合を制御し、圧力室231(232)の圧力を調整するための弁である。   Further, as described above, in the hydraulic circuit of the power steering apparatus 1 of this example, as shown in FIG. 3, the PPS control is performed in the hydraulic path for supplying the working fluid from the hydraulic pump 10 to the pressure chambers 231, 232 of the power cylinder 20. A hydraulic path communicating with the reservoir tank 413 via the valve 21 is connected. That is, the PPS control valve 21 is configured to control the opening degrees of the communication passage 235 communicating with the pressure chambers 231 and 232 and the communication passage 236 communicating with the reservoir tank 413. That is, the PPS control valve 21 in this example is supplied to the power cylinder 20 by letting a part of the working fluid supplied from the hydraulic pump 10 toward the pressure chamber 231 (232) to the reservoir tank 413, and is used for steering assist. It is a valve for controlling the flow rate of the working fluid that generates force and adjusting the pressure in the pressure chamber 231 (232).

PPS制御弁21は、特開平11−94120に記載のものであり、図5に示すごとく、バルブ本体214と、該バルブ本体214の内孔215に摺動可能に挿入したスプール226と、該スプール226に駆動力を付与するソレノイド219とを有する。PPS制御弁21では、バルブ本体214の内孔215の先端部に、連通路235に通じる第1ポート213が形成され、内孔215の内周には、環状溝212が形成され、該環状溝212に対しては、上記連通路236が連通する第2ポート211が円周方向の等間隔4箇所で開口している。   The PPS control valve 21 is described in JP-A-11-94120. As shown in FIG. 5, the valve body 214, a spool 226 slidably inserted into an inner hole 215 of the valve body 214, and the spool And a solenoid 219 for applying a driving force to the H.226. In the PPS control valve 21, a first port 213 communicating with the communication passage 235 is formed at the tip of the inner hole 215 of the valve body 214, and an annular groove 212 is formed on the inner periphery of the inner hole 215. For 212, the second port 211 through which the communication path 236 communicates opens at four circumferentially spaced intervals.

スプール226は、その胴部には円環状の溝部227を形成してある。また、スプール226の内部には、軸方向に貫通するパス孔223と、溝部227とパス孔223とを連通する横穴222とを穿孔してある。また、スプール226の胴部の外周面には、その軸方向に沿って溝部227に開口するU字状のスリット溝224を設けてあり、該スリット溝224が環状溝212と協働して可変絞りを形成するように構成される。つまり、連通路235につながる第1ポート213と、連通路236につながる第2ポート211とは、この可変絞りを介して連通している。   The spool 226 has an annular groove 227 formed in its body. In addition, a pass hole 223 that penetrates in the axial direction and a lateral hole 222 that communicates the groove 227 and the pass hole 223 are bored inside the spool 226. Further, a U-shaped slit groove 224 that opens to the groove portion 227 along the axial direction is provided on the outer peripheral surface of the body portion of the spool 226, and the slit groove 224 is variable in cooperation with the annular groove 212. Configured to form an aperture. That is, the first port 213 connected to the communication path 235 and the second port 211 connected to the communication path 236 communicate with each other through this variable throttle.

内孔215の内周面に摺動可能に挿入されたスプール226は、通常の原位置では、スプリング218の付勢力により第1ポート213側に付勢されている。スプール226が原位置にあると、上記スリット溝224の大部分が環状溝212に重複し、スリット溝224と環状溝212とにより形成される可変絞りの開度が最大となる。この場合には、油圧ポンプ10からVFC制御弁41を介して吐出された作動流体の多くが、PPS制御弁21を経由してリザーバタンク413にバイパスされ、パワーシリンダ20に供給される流量割合が低下する。一方、ソレノイド219に通電されると、スプール226がスプリング218に抗して変位するに伴い、スリット溝224と環状溝212との軸方向の重複範囲が小さくなり、可変絞りの開度が減少する。そしてこの場合には、油圧ポンプ10からPPS制御弁21を介してリザーバタンク413にバイパスされる流量が減る一方、パワーシリンダ20の圧力室231(232)に供給される流量割合が大きくなる。
なお、本例では、PPS制御弁21の弁開度を連続的に制御できるよう、周期パルス状の電圧をソレノイド219に印加するデューティー制御により弁開度を制御する。さらになお、本例の電磁弁よりなるPPS制御弁21に代えて、例えば、ステッピングモータにより弁開度を変更できるように構成した制御弁を適用することも可能である。
The spool 226 slidably inserted into the inner peripheral surface of the inner hole 215 is urged toward the first port 213 by the urging force of the spring 218 in a normal original position. When the spool 226 is in the original position, most of the slit groove 224 overlaps with the annular groove 212, and the opening of the variable throttle formed by the slit groove 224 and the annular groove 212 is maximized. In this case, most of the working fluid discharged from the hydraulic pump 10 via the VFC control valve 41 is bypassed to the reservoir tank 413 via the PPS control valve 21 and the flow rate ratio supplied to the power cylinder 20 is reduced. descend. On the other hand, when the solenoid 219 is energized, as the spool 226 is displaced against the spring 218, the overlapping range in the axial direction between the slit groove 224 and the annular groove 212 is reduced, and the opening of the variable throttle is reduced. . In this case, the flow rate bypassed from the hydraulic pump 10 to the reservoir tank 413 via the PPS control valve 21 decreases, while the flow rate supplied to the pressure chamber 231 (232) of the power cylinder 20 increases.
In this example, the valve opening is controlled by duty control in which a periodic pulse voltage is applied to the solenoid 219 so that the valve opening of the PPS control valve 21 can be continuously controlled. Furthermore, instead of the PPS control valve 21 formed of the electromagnetic valve of this example, it is also possible to apply a control valve configured such that the valve opening degree can be changed by a stepping motor, for example.

上記制御コントローラ50は、図6に示すごとく、VFC制御弁41及びPPS制御弁21を制御するために必要な各種の演算を実行するCPUと、演算実行時のワークエリア等としてのRAMと、各制御弁41、21を制御するための制御マップ及び制御プログラム等を格納したメモリ機能としてのROMと、CANインターフェースとを内蔵したマイコン51と、各制御弁41、21をデューティー駆動するための駆動回路52と、各制御弁41、21に通電される電流値を検出する電流検出回路53とを有してなる。   As shown in FIG. 6, the controller 50 includes a CPU that executes various calculations necessary to control the VFC control valve 41 and the PPS control valve 21, a RAM as a work area at the time of calculation, A microcomputer 51 incorporating a ROM as a memory function storing a control map and a control program for controlling the control valves 41 and 21, a CAN interface, and a drive circuit for driving the control valves 41 and 21 in a duty cycle 52 and a current detection circuit 53 for detecting a current value supplied to each control valve 41, 21.

マイコン51は、同図に示すごとく、各制御弁41、21の目標制御デューティー比を演算し、該目標制御デューティー比に応じた大きさの電圧を、駆動回路52に印加するように構成される。駆動回動52は、印加された電圧に応じて所定のデューティー比を有する周期パルス状の電圧を出力し、各制御弁41、21をデューティー駆動するように構成される。なお、本例の制御コントローラ50は、CAN網500から操舵角センサ310及び車速センサ510の出力信号を受信するように構成してある。   As shown in the figure, the microcomputer 51 calculates a target control duty ratio of each control valve 41, 21 and applies a voltage having a magnitude corresponding to the target control duty ratio to the drive circuit 52. . The drive rotation 52 is configured to output a periodic pulse voltage having a predetermined duty ratio in accordance with the applied voltage, and to drive the control valves 41 and 21 in a duty manner. Note that the controller 50 of this example is configured to receive output signals of the steering angle sensor 310 and the vehicle speed sensor 510 from the CAN network 500.

マイコン51内のROMには、図7に示すごとく、VFC制御弁41あるいはPPS制御弁21が正常動作しているか否かを判定するための判定マップを格納してある。本例では、同図に示すごとく、VFC制御弁41あるいはPPS制御弁21について、指令電流値に対する適正な電流値の範囲aを、予め実験的に求めておき、この電流値の範囲aを基にして判定マップを作成した。ここで、同図の横軸には、VFC制御弁41あるいはPPS制御弁21の指令電流値を示し、縦軸には制御弁41に通電する電流値を示してある。また、電流値Im、指令電流値Im’の点を通る実線cは、VFC制御弁41あるいはPPS制御弁21に通電される理想的な電流値の変化を示している。
なお、図7において、指令電流大の意味するところは、VFC制御弁41とPPS制御弁21とで相違する。VFC制御弁41の指令電流が大きい場合には、その弁開度は最大開度となり、PPS制御弁21の指令電流が大きい場合には、その弁開度は最小開度となる。
As shown in FIG. 7, the ROM in the microcomputer 51 stores a determination map for determining whether the VFC control valve 41 or the PPS control valve 21 is operating normally. In this example, as shown in the figure, for the VFC control valve 41 or the PPS control valve 21, an appropriate current value range a with respect to the command current value is experimentally obtained in advance, and the current value range a is based on the current value range a. A decision map was created. Here, the horizontal axis of the figure shows the command current value of the VFC control valve 41 or the PPS control valve 21, and the vertical axis shows the current value of the control valve 41 energized. A solid line c passing through the points of the current value Im and the command current value Im ′ indicates a change in an ideal current value that is supplied to the VFC control valve 41 or the PPS control valve 21.
In FIG. 7, the meaning of large command current is different between the VFC control valve 41 and the PPS control valve 21. When the command current of the VFC control valve 41 is large, the valve opening becomes the maximum opening, and when the command current of the PPS control valve 21 is large, the valve opening becomes the minimum opening.

各制御弁41、21の動作状態の良否を判定する上記検知機能は、判定マップと、上記電流検出回路53とを組み合わせて構成される。この検知機能では、各制御弁41、21に設定した目標制御デューティー比に対して、電流検出回路53で検出した電流値の適否を判断する。そして、検出した電流値が判定マップで規定する範囲外(斜線で表す領域b)にあるとき、VFC制御弁41あるいはPPS制御弁21が不良な動作状態にあると判定する。   The detection function for determining the quality of the operation state of each control valve 41, 21 is configured by combining a determination map and the current detection circuit 53. In this detection function, it is determined whether or not the current value detected by the current detection circuit 53 is appropriate for the target control duty ratio set for each control valve 41 and 21. Then, when the detected current value is outside the range defined by the determination map (region b indicated by hatching), it is determined that the VFC control valve 41 or the PPS control valve 21 is in a defective operating state.

さらに、ROMには、VFC制御弁41又はPPS制御弁21の少なくともいずれかを制御する制御マップとして、3種類4つの制御マップを格納してある。1つめの制御マップは、VFC制御弁41及びPPS制御弁21が共に正常動作している場合におけるVFC制御弁41の制御マップ及びPPS制御弁21を制御するためのメイン制御マップである。なお、メイン制御マップとしては、VFC制御弁41に適用するものと、PPS制御弁21に適用するものとの2つを用意してある。2つめの制御マップは、VFC制御弁41が不良動作状態にあるときにPPS制御弁21を制御するための第2予備制御マップである。3つめの制御マップは、PPS制御弁21が不良動作状態にあるときにVFC制御弁41を制御するための第1予備制御マップである。   Furthermore, three types of four control maps are stored in the ROM as control maps for controlling at least one of the VFC control valve 41 and the PPS control valve 21. The first control map is a control map for the VFC control valve 41 and a main control map for controlling the PPS control valve 21 when both the VFC control valve 41 and the PPS control valve 21 are operating normally. Two main control maps are prepared, one applied to the VFC control valve 41 and the other applied to the PPS control valve 21. The second control map is a second preliminary control map for controlling the PPS control valve 21 when the VFC control valve 41 is in a defective operation state. The third control map is a first preliminary control map for controlling the VFC control valve 41 when the PPS control valve 21 is in a defective operation state.

本例のPPS制御弁21は、基本的に車速値のみを制御変数として制御され、据え切り(車速ゼロの状態でのハンドル操舵)時には制御弁に通電される電流値を最大にし、操舵アシスト力を大きくして操舵負荷を軽減すると共に、高速走行時には上記電流値を低減し、操舵アシスト力を小さくして走行安定性を得られるように制御マップが構成されている。これに対して、VFC制御弁41は、特許文献2に記載されているように、車速値以外の値も制御変数として用いている。ハンドル操舵角を制御変数として用いれば、ハンドル操舵角に基づいて操舵、非操舵を認識し、非操舵時(操舵アシスト不要時)には吐出流量を低減(通電電流値を低減)して省エネルギー化を図ることが可能である。また、ハンドル操舵角を時間微分して得たハンドル角速度を制御変数として用いれば、ハンドル角速度に基づいて急操舵、緩操舵を認識し、急操舵時には吐出流量を増大(通電電流値を増大)させて操舵アシストの応答遅れを抑制することが可能である。そして、車速値、ハンドル操舵角及びハンドル角速度それぞれを制御変数とする制御マップを用意し、これらの制御マップを合成し、又は、各制御マップから得られる制御値を加算して、最終的な制御値を得るようになっている。   The PPS control valve 21 of this example is basically controlled using only the vehicle speed value as a control variable, and at the time of stationary (steering of the steering wheel at a vehicle speed of zero), the current value supplied to the control valve is maximized, and the steering assist force The control map is configured so as to reduce the steering load by reducing the steering load, reduce the current value during high-speed running, and reduce the steering assist force to obtain running stability. On the other hand, as described in Patent Document 2, the VFC control valve 41 uses a value other than the vehicle speed value as a control variable. If the steering angle is used as a control variable, steering and non-steering are recognized based on the steering angle, and when non-steering (when steering assist is unnecessary), the discharge flow rate is reduced (energization current value is reduced) to save energy. Can be achieved. If the steering wheel angular velocity obtained by differentiating the steering angle of the steering wheel is used as a control variable, sudden steering and slow steering are recognized based on the steering wheel angular velocity, and the discharge flow rate is increased (the energization current value is increased) during sudden steering. Thus, it is possible to suppress the response delay of the steering assist. Then, a control map having the vehicle speed value, steering wheel steering angle and steering wheel angular velocity as control variables is prepared, and these control maps are combined, or the control values obtained from the respective control maps are added to obtain the final control. Get value.

なお、各制御弁41、21の制御変数は適宜、変更することができる。例えば、PPS制御弁21を、車速値のほかハンドル操舵角やハンドル角速度を制御変数として制御することもできる。さらに、この制御マップとしては、車速値やハンドル操舵角等を変数として適正な制御値を演算する計算式を用いることもできる。   In addition, the control variable of each control valve 41 and 21 can be changed suitably. For example, the PPS control valve 21 can be controlled using not only the vehicle speed value but also the steering wheel steering angle and steering wheel angular velocity as control variables. Further, as the control map, a calculation formula for calculating an appropriate control value using a vehicle speed value, a steering wheel steering angle or the like as a variable can be used.

次に、車速値のみを制御変数として各制御マップの内容を説明する。ここでは、説明を容易とするため、VFC制御弁41に適用する制御変数のうちハンドル操舵角及びハンドル角速度の値を固定してある。図8には、メイン制御マップによるVFC制御弁41の目標制御デューティー比を実線aで示し、第1予備制御マップによるVFC制御弁41の目標制御デューティー比を破線bで示してある。また、図9には、メイン制御マップによるPPS制御弁21の目標制御デューティー比を実線aで示し、第2予備制御マップによるPPS制御弁21の目標制御デューティー比を破線bで示してある。なお、両図では、横軸に制御変数としての車速値を示し、縦軸には各制御弁41、21をデューティー制御する目標制御デューティー比を示してある。ここで、デューティー比とは、各制御弁41、21に印加する周期パルス状の駆動電圧について、1サイクル中の通電時間の割合を示す比率であり、連続通電ならデューティー比100%、通電停止ならデューティー比0%、通電時間70%で非通電時間30%ならデューティー比70%となる。   Next, the contents of each control map will be described using only the vehicle speed value as a control variable. Here, for easy explanation, the values of the steering wheel steering angle and the steering wheel angular velocity among the control variables applied to the VFC control valve 41 are fixed. In FIG. 8, the target control duty ratio of the VFC control valve 41 according to the main control map is indicated by a solid line a, and the target control duty ratio of the VFC control valve 41 according to the first preliminary control map is indicated by a broken line b. In FIG. 9, the target control duty ratio of the PPS control valve 21 based on the main control map is indicated by a solid line a, and the target control duty ratio of the PPS control valve 21 based on the second preliminary control map is indicated by a broken line b. In both figures, the horizontal axis represents the vehicle speed value as a control variable, and the vertical axis represents the target control duty ratio for duty-controlling the control valves 41 and 21. Here, the duty ratio is a ratio indicating a ratio of energization time in one cycle with respect to the periodic pulse-like drive voltage applied to each control valve 41, 21. If continuous energization, the duty ratio is 100%, and if energization is stopped. If the duty ratio is 0%, the energization time is 70% and the non-energization time is 30%, the duty ratio is 70%.

なお、本例のパワーステアリング装置1では、図8の実線aに示すごとく、車速が高くなるのに伴ってVFC制御弁41の目標制御デューティー比を小さくして、その弁開度を抑制して油圧ポンプ10の吐出流量を減少する。また、図9の実線aに示すごとく、車速が高くなるのに伴ってPPS制御弁21の目標制御デューティー比を小さくして、その弁開度を大きくして圧力室231(232)に供給される作動流体の流量割合を減少する。すなわち、本例のパワーステアリング装置1は、車速が高くなるのに伴って操舵アシスト力を低減するように構成し、車速感応型の制御を実現する。   In the power steering device 1 of this example, as indicated by the solid line a in FIG. 8, the target control duty ratio of the VFC control valve 41 is reduced and the valve opening degree is suppressed as the vehicle speed increases. The discharge flow rate of the hydraulic pump 10 is decreased. Further, as shown by the solid line a in FIG. 9, the target control duty ratio of the PPS control valve 21 is reduced as the vehicle speed increases, and the valve opening degree is increased to be supplied to the pressure chamber 231 (232). Reduce the flow rate of the working fluid. In other words, the power steering device 1 of this example is configured to reduce the steering assist force as the vehicle speed increases, thereby realizing vehicle speed sensitive control.

まず、図8に示すごとく、第1予備制御マップの内容について説明する。この第1予備制御マップは、トラブルを生じたPPS制御弁21への通電を停止した後にVFC制御弁41を制御するためのマップである。PPS制御弁21への通電を停止(デューティー比0%)するとその弁開度は最大開度となる。そして、PPS制御弁21の弁開度が最大開度となると、油圧ポンプ10の吐出流量のうちパワーシリンダ20の圧力室231(232)に供給される作動流体の流量割合が低下し、操舵アシスト力が不足するおそれがある。そこで、上記第1予備制御マップでは、図8の破線bで示すごとく、VFC制御弁41の目標制御デューティー比を、平常時(図中、実線a。)よりも大きく設定する。そうすると、VFC制御弁41の弁開度を大きくして油圧ポンプ10の吐出流量を増加でき、油圧ポンプ10から圧力室231(232)へ供給される作動流体の絶対流量を増量してパワーシリンダ20で得られる操舵アシスト力を大きくできる。   First, the contents of the first preliminary control map will be described as shown in FIG. This first preliminary control map is a map for controlling the VFC control valve 41 after the energization of the PPS control valve 21 in which trouble has occurred is stopped. When energization of the PPS control valve 21 is stopped (duty ratio 0%), the valve opening becomes the maximum opening. When the valve opening degree of the PPS control valve 21 reaches the maximum opening degree, the flow rate ratio of the working fluid supplied to the pressure chamber 231 (232) of the power cylinder 20 in the discharge flow rate of the hydraulic pump 10 decreases, and the steering assist is performed. There is a risk of lack of power. Therefore, in the first preliminary control map, as indicated by the broken line b in FIG. 8, the target control duty ratio of the VFC control valve 41 is set to be larger than normal (solid line a in the figure). Then, the valve opening degree of the VFC control valve 41 can be increased to increase the discharge flow rate of the hydraulic pump 10, and the absolute flow rate of the working fluid supplied from the hydraulic pump 10 to the pressure chamber 231 (232) can be increased to increase the power cylinder 20. The steering assist force obtained with can be increased.

次に、図9に示すごとく、第2予備制御マップの内容について説明する。この第2予備制御マップは、トラブルを生じたVFC制御弁41への通電を停止した後にPPS制御弁21に適用する制御マップである。VFC制御弁41への通電を停止(デューティー比0%)するとその弁開度は最小開度となる。そして、VFC制御弁41の弁開度が最小開度となると、油圧ポンプ10の吐出流量が減少し、操舵アシスト力が不足するおそれがある。そこで、上記第2予備制御マップでは、図9の破線bで示すごとく、PPS制御弁21の目標制御デューティー比を、平常時(図中、実線a。)よりも大きく設定する。そうすると、PPS制御弁21の弁開度を抑制することにより、油圧ポンプ10の吐出流量のうちパワーシリンダ20の圧力室231(232)に供給される流量割合を大きくしてその絶対流量を増加でき、パワーシリンダ20で得られる操舵アシスト力を大きくできる。   Next, as shown in FIG. 9, the contents of the second preliminary control map will be described. This second preliminary control map is a control map applied to the PPS control valve 21 after the energization of the troubled VFC control valve 41 is stopped. When energization of the VFC control valve 41 is stopped (duty ratio 0%), the valve opening becomes the minimum opening. And when the valve opening degree of the VFC control valve 41 becomes the minimum opening degree, the discharge flow rate of the hydraulic pump 10 decreases, and the steering assist force may be insufficient. Therefore, in the second preliminary control map, as indicated by the broken line b in FIG. 9, the target control duty ratio of the PPS control valve 21 is set to be larger than normal (solid line a in the figure). Then, by suppressing the valve opening degree of the PPS control valve 21, the ratio of the flow rate supplied to the pressure chamber 231 (232) of the power cylinder 20 in the discharge flow rate of the hydraulic pump 10 can be increased to increase the absolute flow rate. The steering assist force obtained by the power cylinder 20 can be increased.

本例のパワーステアリング装置1を制御する方法について、図10を用いて説明する。
まず、ステップS11において、エンジンの回転数が規定回転数以上であるか否かを判定する。そして、この判定条件に適合すればステップS12以下を実行し、適合しなければ制御を終了する。なお、本例では、エンジンが始動しているか否かの判断をするために、上記規定回転数を100回転に設定する。ステップS12では、車速センサ510より車速値を、操舵角センサ310からハンドル操舵角を入力する。そして、ステップS13では、過去にサンプリングしたハンドル操舵角に基づいてハンドル角速度を演算する。さらに、ステップS14では、VFC制御弁41に通電される電流値I1及びPPS制御弁21に通電される電流値I2を検出する。
A method for controlling the power steering apparatus 1 of this example will be described with reference to FIG.
First, in step S11, it is determined whether or not the engine speed is equal to or higher than a specified speed. If this determination condition is met, step S12 and subsequent steps are executed, and if not, the control is terminated. In this example, in order to determine whether or not the engine has been started, the specified rotation speed is set to 100 rotations. In step S12, a vehicle speed value is input from the vehicle speed sensor 510, and a steering wheel steering angle is input from the steering angle sensor 310. In step S13, the steering wheel angular velocity is calculated based on the steering wheel steering angle sampled in the past. Further, in step S14, a current value I1 energized to the VFC control valve 41 and a current value I2 energized to the PPS control valve 21 are detected.

ステップS15では、前回の制御ループで設定したVFC制御弁41の目標制御デューティー比T1に基づいて電流値I1の適否を判定すると共に、前回の制御ループで設定したPPS制御弁21の目標制御デューティー比T2に基づいて電流値I2の適否を判定する。具体的には、図7に示すごとく、目標制御デューティー比T2により制御弁41(21)をデューティー駆動したときに通電される電流値が適正な範囲にあるか否かによって制御弁41(21)の不良な動作状態を判定した。   In step S15, the suitability of the current value I1 is determined based on the target control duty ratio T1 of the VFC control valve 41 set in the previous control loop, and the target control duty ratio of the PPS control valve 21 set in the previous control loop. Whether or not the current value I2 is appropriate is determined based on T2. Specifically, as shown in FIG. 7, the control valve 41 (21) depends on whether or not the current value to be energized when the control valve 41 (21) is duty-driven at the target control duty ratio T 2 is in an appropriate range. The poor operating state was determined.

そして、電流値I1,I2が共に適正な範囲にあり、VFC制御弁41、PPS制御弁21共に正常であると判定される場合には、ステップS161を実行する。このステップS161では、入力した車速値、ハンドル操舵角及び演算されたハンドル角速度に基づいて、予めマイコン51のROM内に格納したメイン制御マップを参照する。そして、VFC制御弁41の制御値として目標制御デューティー比T1を得ると共に、PPS制御弁21の制御値として目標制御デューティー比T2を得る。その後、ステップS162に移行して、新たな目標制御デューティー比T1によりVFC制御弁41を制御すると共に、新たな目標制御デューティー比T2によりPPS制御弁21を制御する。   If it is determined that the current values I1 and I2 are both in an appropriate range and both the VFC control valve 41 and the PPS control valve 21 are normal, step S161 is executed. In step S161, a main control map stored in advance in the ROM of the microcomputer 51 is referred to based on the input vehicle speed value, the steering wheel steering angle, and the calculated steering wheel angular velocity. Then, the target control duty ratio T1 is obtained as the control value of the VFC control valve 41, and the target control duty ratio T2 is obtained as the control value of the PPS control valve 21. Thereafter, the process proceeds to step S162, where the VFC control valve 41 is controlled with the new target control duty ratio T1, and the PPS control valve 21 is controlled with the new target control duty ratio T2.

一方、電流値I1が適正な範囲にあってVFC制御弁41が正常と判定され、かつ、電流値I2が適正な範囲外にあってPPS制御弁21が不正常と判定される場合には、ステップS171に移行する。このステップS171では、車速値、ハンドル操舵角、ハンドル角速度に基づいて第1予備制御マップを参照し、VFC制御弁41の制御値として目標制御デューティー比T1subを得る。その後、ステップS172に移行して、新たな目標制御デューティー比T1subによりVFC制御弁41を制御すると共に、PPS制御弁21をOFFすべく、通電を停止する(デューティー比ゼロ)。上記のごとくPPS制御弁21への通電を停止すると開弁するため、圧力室231(232)に供給される作動流体の流量割合が低下する。これに対して、ステップS171及びステップS172では、図8に示すごとく第1予備制御マップに基づいて、PPS制御弁21の正常動作時に比べて、VFC制御弁41の目標制御デューティー比を大きくし、弁開度を開き加減に制御して、油圧ポンプ10の吐出流量を増加させる。そうすると、油圧ポンプ10から圧力室231(232)に供給される作動流体の絶対流量を大きくでき、操舵アシスト力を確保することができる。   On the other hand, when the current value I1 is in the proper range and the VFC control valve 41 is determined to be normal, and the current value I2 is outside the proper range and the PPS control valve 21 is determined to be abnormal, The process proceeds to step S171. In step S171, the first preliminary control map is referred to based on the vehicle speed value, the steering wheel steering angle, and the steering wheel angular speed, and the target control duty ratio T1sub is obtained as the control value of the VFC control valve 41. Thereafter, the process proceeds to step S172, where the VFC control valve 41 is controlled by the new target control duty ratio T1sub, and energization is stopped to turn off the PPS control valve 21 (duty ratio zero). As described above, since the valve is opened when energization to the PPS control valve 21 is stopped, the flow rate ratio of the working fluid supplied to the pressure chamber 231 (232) decreases. On the other hand, in step S171 and step S172, based on the first preliminary control map as shown in FIG. 8, the target control duty ratio of the VFC control valve 41 is increased compared to the normal operation of the PPS control valve 21, The discharge flow rate of the hydraulic pump 10 is increased by controlling the opening degree of the valve to be increased or decreased. Then, the absolute flow rate of the working fluid supplied from the hydraulic pump 10 to the pressure chamber 231 (232) can be increased, and the steering assist force can be ensured.

また、電流値I2が適正な範囲にあってPPS制御弁21が正常と判定され、かつ、電流値I1が適正な範囲外にあってVFC制御弁41が不正常と判定される場合には、ステップS181に移行する。このステップS181では、車速値に基づいて第2予備制御マップを参照し、PPS制御弁21の制御値として目標制御デューティー比T2subを入力する。その後、ステップS182に移行して、新たな目標制御デューティー比T2subによりPPS制御弁21を制御すると共に、VFC制御弁41をOFFすべく、通電を停止する(デューティー比ゼロ)。上記のごとくVFC制御弁41への通電を停止すると弁が閉じるため、油圧ポンプ10のVFC制御弁41を介しての吐出流量が減少する。これに対して、ステップS181及びステップS182では、図9に示すごとく第2予備制御マップに基づいて、VFC制御弁41の正常動作時に比べて、PPS制御弁21の目標制御デューティー比を大きくし、弁開度を閉じ加減に制御し、油圧ポンプ10の吐出流量のうち圧力室231(232)に供給される流量割合を増大させる。そうすると、圧力室231(232)に供給される作動流体の絶対流量を増量でき、操舵アシスト力を確保することができる。   Further, when the current value I2 is in the proper range and the PPS control valve 21 is determined to be normal, and the current value I1 is outside the proper range and the VFC control valve 41 is determined to be abnormal, The process proceeds to step S181. In step S181, the second preliminary control map is referred to based on the vehicle speed value, and the target control duty ratio T2sub is input as the control value of the PPS control valve 21. Thereafter, the process proceeds to step S182, where the PPS control valve 21 is controlled with the new target control duty ratio T2sub, and the energization is stopped to turn off the VFC control valve 41 (duty ratio zero). As described above, when the energization to the VFC control valve 41 is stopped, the valve is closed, so that the discharge flow rate of the hydraulic pump 10 through the VFC control valve 41 is reduced. On the other hand, in step S181 and step S182, based on the second preliminary control map as shown in FIG. 9, the target control duty ratio of the PPS control valve 21 is increased compared to the normal operation of the VFC control valve 41, The valve opening is controlled to be closed and adjusted, and the flow rate supplied to the pressure chamber 231 (232) in the discharge flow rate of the hydraulic pump 10 is increased. Then, the absolute flow rate of the working fluid supplied to the pressure chamber 231 (232) can be increased, and the steering assist force can be ensured.

以上のように、本例のパワーステアリング装置1は、各制御弁41、21の動作状態の良否を検知する検知機能を有している。そしてさらに、制御コントローラ50は、検知機能により各制御弁41、21の不良な動作状態を検知した場合には、各制御弁41、21を制御するための制御マップが切り替えられるように構成される。すなわち、PPS制御弁21の不良な動作状態を検知した場合には、このPPS制御弁をOFFすると共にVFC制御弁41に適用する制御マップを、メイン制御マップから第1の予備制御マップに切り替える。そして、該第1の予備制御マップに基づいて、VFC制御弁41の弁開度のみを制御する。また、VFC制御弁41の不良な動作状態を検知した場合には、このVFC制御弁41をOFFすると共にPPS制御弁21に適用する制御マップを、メイン制御マップから第2の予備制御マップに切り替える。そして、該第2の予備制御マップに基づいて、PPS制御弁21の弁開度のみを制御する。
このように制御すれば、上記いずれかの制御弁41、21が不良な動作状態に陥った場合でも、パワーステアリング装置1の制御が可能となり、操舵アシスト力を確保することができる。
As described above, the power steering device 1 of the present example has a detection function for detecting the quality of the operation state of the control valves 41 and 21. Further, the control controller 50 is configured to switch the control map for controlling the control valves 41 and 21 when a defective operation state of the control valves 41 and 21 is detected by the detection function. . That is, when a defective operation state of the PPS control valve 21 is detected, the PPS control valve is turned off and the control map applied to the VFC control valve 41 is switched from the main control map to the first preliminary control map. Then, only the valve opening degree of the VFC control valve 41 is controlled based on the first preliminary control map. When a defective operation state of the VFC control valve 41 is detected, the VFC control valve 41 is turned off and the control map applied to the PPS control valve 21 is switched from the main control map to the second preliminary control map. . Then, only the valve opening degree of the PPS control valve 21 is controlled based on the second preliminary control map.
By controlling in this way, even when any one of the control valves 41 and 21 is in a defective operating state, the power steering device 1 can be controlled and the steering assist force can be secured.

なお、通電停止により油圧ポンプ10の吐出流量を抑制するように構成された本例のVFC制御弁41に代えて、通電停止により油圧ポンプ10の吐出流量を増加させるように構成されたVFC制御弁を用いることもできる。
この場合には、VFC制御弁41への通電を停止すると、パワーシリンダ20にて操舵アシスト力の発生に供される作動流体の流量が増えるため、特に高速走行時において操舵アシスト力が過大となるおそれがある。そこで、VFC制御弁41への通電を停止したときにPPS制御弁21に適用する上記第2予備制御マップとしては、図9の一点鎖線cに示す制御マップを用いるのが良い。同図の一点鎖線cに示す第2予備制御マップでは、PPS制御弁21に対する目標制御デューティー比を、正常動作時(同図中、実線a。)よりも小さく設定して、その弁開度を大きくする。そうすると、油圧ポンプ10の吐出流量のうちパワーシリンダ20の圧力室231(232)に供給される流量割合を抑制してその絶対流量を少なくでき、パワーシリンダ20で得られる操舵アシスト力を抑制して走行安定性を向上することができる。
Instead of the VFC control valve 41 of this example configured to suppress the discharge flow rate of the hydraulic pump 10 by stopping energization, the VFC control valve configured to increase the discharge flow rate of the hydraulic pump 10 by stopping energization. Can also be used.
In this case, if the energization of the VFC control valve 41 is stopped, the flow rate of the working fluid used for generating the steering assist force in the power cylinder 20 increases, so that the steering assist force becomes excessive particularly at high speeds. There is a fear. Therefore, as the second preliminary control map to be applied to the PPS control valve 21 when the energization to the VFC control valve 41 is stopped, it is preferable to use the control map shown by the one-dot chain line c in FIG. In the second preliminary control map shown by the one-dot chain line c in the figure, the target control duty ratio for the PPS control valve 21 is set smaller than that during normal operation (solid line a in the figure), and the valve opening degree is set. Enlarge. If it does so, the flow rate supplied to the pressure chamber 231 (232) of the power cylinder 20 among the discharge flow rates of the hydraulic pump 10 can be suppressed to reduce the absolute flow rate, and the steering assist force obtained by the power cylinder 20 can be suppressed. Travel stability can be improved.

(実施例2)
本例は、実施例1のPPS制御弁の構成を変更すると共に、油圧回路中のPPS制御弁の配置を変更した例である。この内容について、図11を用いて説明する。
本例の油圧回路では、パワーシリンダの一対の圧力室間に連通路238を設け、該連通路238を開閉するようにPPS制御弁25を配置してある。すなわち、本例のPPS制御弁25は、パワーシリンダの一対の圧力室間の連通状態を制御し、一方の圧力室に供給される作動流体の一部を他方の圧力室にバイパスするように構成されている。そして、このPPS制御弁25の作用によると、パワーシリンダにて発生する操舵アシスト力を適宜、抑制して、走行安定性を向上することができる。
(Example 2)
In this example, the configuration of the PPS control valve of the first embodiment is changed, and the arrangement of the PPS control valve in the hydraulic circuit is changed. The contents will be described with reference to FIG.
In the hydraulic circuit of this example, a communication path 238 is provided between a pair of pressure chambers of the power cylinder, and the PPS control valve 25 is disposed so as to open and close the communication path 238. That is, the PPS control valve 25 of this example is configured to control the communication state between the pair of pressure chambers of the power cylinder and to bypass a part of the working fluid supplied to one pressure chamber to the other pressure chamber. Has been. And according to the effect | action of this PPS control valve 25, the steering assist force which generate | occur | produces in a power cylinder can be suppressed suitably, and driving | running | working stability can be improved.

PPS制御弁25は、特許文献4の第3図に図示されたものと略同一構造を有しており、図11に示すごとく、バルブ本体254と、該バルブ本体254の内孔255内に摺動可能に嵌挿されたスプール256と、ソレノイド257とを備えている。スプール256は、スプリング258の付勢力により押圧されている。それ故、ソレノイド257への通電停止時には、スプール256は、パワーシリンダの一対の圧力室間を連通する連通路238を遮断する。一方、ソレノイド257に通電されて上記付勢力に抗してスプール256が吸引されると、連通路238が、スリット252を介して開通する。   The PPS control valve 25 has substantially the same structure as that shown in FIG. 3 of Patent Document 4, and slides into the valve body 254 and the inner hole 255 of the valve body 254 as shown in FIG. A spool 256 movably inserted and a solenoid 257 are provided. The spool 256 is pressed by the urging force of the spring 258. Therefore, when the energization to the solenoid 257 is stopped, the spool 256 blocks the communication path 238 that communicates between the pair of pressure chambers of the power cylinder. On the other hand, when the solenoid 257 is energized and the spool 256 is sucked against the urging force, the communication path 238 opens through the slit 252.

つまり、本例のPPS制御弁25は、実施例1のPPS制御弁とは異なり、その通電が停止されると、パワーシリンダの一対の圧力室間の連通路238を遮断して、パワーシリンダにて発生する操舵アシスト力を大きくするように構成されている。
そのため、本例のPPS制御弁25に何らかのトラブルを生じたとき、その通電を停止すると、特に、高速走行時において操舵アシスト力が過大となるおそれがある。そこで、PPS制御弁25への通電を停止したときにVFC制御弁に適用する上記第1予備制御マップとしては、図8の一点鎖線cに示す制御マップを用いるのが良い。同図の一点鎖線cに示す第1予備制御マップでは、VFC制御弁に対する目標制御デューティー比を、正常動作時(同図中、実線a。)よりも小さく設定して弁開度を閉じ加減に制御し、VFC制御弁を介して油圧ポンプ10から吐出される吐出流量を抑制する。そうすると、パワーシリンダ20の圧力室231(232)に向けて供給される作動流体の絶対流量を少なくでき、パワーシリンダ20で得られる操舵アシスト力を抑制して走行安定性を向上することができる。
That is, unlike the PPS control valve of the first embodiment, the PPS control valve 25 of this example shuts off the communication path 238 between the pair of pressure chambers of the power cylinder when the energization is stopped. The steering assist force generated is increased.
For this reason, when any trouble occurs in the PPS control valve 25 of this example, if the energization is stopped, the steering assist force may become excessive particularly during high-speed traveling. Therefore, as the first preliminary control map applied to the VFC control valve when the energization to the PPS control valve 25 is stopped, it is preferable to use the control map shown by the one-dot chain line c in FIG. In the first preliminary control map shown by the one-dot chain line c in the figure, the target control duty ratio for the VFC control valve is set smaller than that during normal operation (solid line a in the figure), and the valve opening is closed and adjusted. To control the discharge flow rate discharged from the hydraulic pump 10 via the VFC control valve. If it does so, the absolute flow volume of the working fluid supplied toward the pressure chamber 231 (232) of the power cylinder 20 can be decreased, and the steering assist force obtained by the power cylinder 20 can be suppressed to improve the running stability.

なお、特許文献4では、車速値によらず、ハンドル操舵角及びハンドル角速度のみにより第3図のPPS制御弁を制御する方法が説明されている。ここで、PPS制御弁の制御に用いる制御変数の組み合わせは、適宜、選択できるため、本例のPPS制御弁25を、実施例1と同様、車速値のみを制御変数として制御することもできる。或いは、車速値、ハンドル操舵角及びハンドル角速度を制御変数としてPPS制御弁25を制御することも可能である。
なお、その他の構成及び作用効果については実施例1と同様である。
Patent Document 4 describes a method of controlling the PPS control valve of FIG. 3 only by the steering wheel steering angle and the steering wheel angular velocity regardless of the vehicle speed value. Here, since the combination of the control variables used for the control of the PPS control valve can be selected as appropriate, the PPS control valve 25 of this example can be controlled using only the vehicle speed value as the control variable, as in the first embodiment. Alternatively, the PPS control valve 25 can be controlled using the vehicle speed value, the steering angle and the steering wheel angular speed as control variables.
Other configurations and operational effects are the same as those in the first embodiment.

実施例1における、パワーステアリング装置を説明する説明図。Explanatory drawing explaining the power steering apparatus in Example 1. FIG. 実施例1における、パワーステアリング装置を示す側面図。1 is a side view showing a power steering device in Embodiment 1. FIG. 実施例1における、パワーシリンダ及びPPS制御弁を説明する説明図。Explanatory drawing explaining the power cylinder and PPS control valve in Example 1. FIG. 実施例1における、VFC制御弁の断面構造を示す断面図。Sectional drawing which shows the cross-section of the VFC control valve in Example 1. FIG. 実施例1における、PPS制御弁の断面構造を示す断面図。Sectional drawing which shows the cross-section of the PPS control valve in Example 1. FIG. 実施例1における、制御コントローラ周辺のシステムブロック図。FIG. 2 is a system block diagram around a control controller according to the first embodiment. 実施例1における、制御弁の動作状態を判定するための判定マップを説明する図。The figure explaining the determination map for determining the operation state of a control valve in Example 1. FIG. 実施例1における、車速に対するVFC制御弁の制御を説明するグラフ。The graph explaining the control of the VFC control valve with respect to the vehicle speed in Example 1. FIG. 実施例1における、車速に対するPPS制御弁の制御を説明するグラフ。The graph explaining the control of the PPS control valve with respect to the vehicle speed in Example 1. FIG. 実施例1における、パワーステアリング装置の制御手順を示すフローチャート図。The flowchart figure which shows the control procedure of the power steering apparatus in Example 1. FIG. 実施例2における、PPS制御弁の断面構造を示す断面図。Sectional drawing which shows the cross-section of the PPS control valve in Example 2. FIG.

符号の説明Explanation of symbols

1 パワーステアリング装置
10 油圧ポンプ
20 パワーシリンダ
200 ピストン
231、232 圧力室
21、25 PPS制御弁
30 サーボバルブ
31 操向ハンドル
310 操舵角センサ
40 流量制御機構
41 VFC制御弁
413 リザーバタンク
50 制御コントローラ
510 車速センサ
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Power steering apparatus 10 Hydraulic pump 20 Power cylinder 200 Piston 231, 232 Pressure chamber 21, 25 PPS control valve 30 Servo valve 31 Steering handle 310 Steering angle sensor 40 Flow control mechanism 41 VFC control valve 413 Reservoir tank 50 Control controller 510 Vehicle speed Sensor

Claims (5)

作動流体を吐出する油圧ポンプと、ピストン及び該ピストンを駆動する一対の圧力室を有するパワーシリンダと、上記油圧ポンプの吐出流量を制御する第1の制御弁と、2種類の絞りを持ち、これらの絞りの開度に応じて上記パワーシリンダの操舵アシスト力を制御するサーボバルブと、上記2種類の絞りのうち、一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を制御する第2の制御弁と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御する制御コントローラとを含む油圧式パワーステアリング装置において、
上記制御コントローラは、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御するための制御値を配列した制御マップを格納したメモリ機能と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態の良否を検知する検知機能とを有してなり、
かつ、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態が良好であると検知されたときには上記各制御弁をメイン制御マップによって制御すると共に、上記検知機能が上記第2の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第2の制御弁への通電を停止すると共に上記第1の制御弁に適用する制御マップを第1の予備制御マップに切り替え、上記検知機能が上記第1の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第1の制御弁への通電を停止すると共に上記第2の制御弁に適用する制御マップを第2の予備制御マップに切り替えるように構成してあり、
上記第1の制御弁は、通電を停止すると上記吐出流量を抑制するように構成してあり、上記第2の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を減らして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する作動流体の流量割合を大きくするように上記第2の制御弁を制御する制御マップであり、
上記第2の制御弁は、通電を停止すると上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を増やして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する上記作動流体の流量割合を抑制するように構成してあり、上記第1の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記吐出流量を増やすように上記第1の制御弁を制御する制御マップであることを特徴とする油圧式パワーステアリング装置。
A hydraulic pump that discharges the working fluid; a power cylinder having a piston and a pair of pressure chambers that drive the piston; a first control valve that controls the discharge flow rate of the hydraulic pump ; A servo valve that controls the steering assist force of the power cylinder in accordance with the opening of the throttle, and a second control valve that controls the flow rate of the working fluid that passes through one of the two types of throttles And a hydraulic power steering apparatus including a control controller for controlling the first control valve and the second control valve,
The control controller includes a memory function storing a control map in which control values for controlling the first control valve and the second control valve are arranged; the first control valve and the second control valve; It has a detection function that detects the quality of the operating state of
In addition, when it is detected that the operating states of the first control valve and the second control valve are good, the control valves are controlled by the main control map, and the detection function is controlled by the second control valve. Is detected, the control map applied to the first control valve is switched to the first preliminary control map, and the detection function is switched to the first control valve. When a defective operation state of the control valve is detected, the power supply to the first control valve is stopped and the control map applied to the second control valve is switched to the second preliminary control map. Oh it is,
The first control valve is configured to suppress the discharge flow rate when energization is stopped, and the second preliminary control map passes through the one throttle as compared with the main control map. A control map for controlling the second control valve so as to increase the flow rate of the working fluid that generates the steering assist force in the power cylinder of the working fluid by reducing the flow rate of the working fluid;
When the energization stops, the second control valve increases a flow rate ratio of the working fluid that passes through the one throttle and generates a steering assist force in the power cylinder of the working fluid. The first preliminary control map is a control map for controlling the first control valve so as to increase the discharge flow rate as compared with the main control map. A hydraulic power steering device.
作動流体を吐出する油圧ポンプと、ピストン及び該ピストンを駆動する一対の圧力室を有するパワーシリンダと、上記油圧ポンプの吐出流量を制御する第1の制御弁と、2種類の絞りを持ち、これらの絞りの開度に応じて上記パワーシリンダの操舵アシスト力を制御するサーボバルブと、上記2種類の絞りのうち、一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を制御する第2の制御弁と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御する制御コントローラとを含む油圧式パワーステアリング装置において、  A hydraulic pump that discharges a working fluid; a power cylinder having a piston and a pair of pressure chambers that drive the piston; a first control valve that controls a discharge flow rate of the hydraulic pump; A servo valve that controls the steering assist force of the power cylinder in accordance with the opening of the throttle, and a second control valve that controls the flow rate of the working fluid that passes through one of the two types of throttles And a hydraulic power steering apparatus including a control controller for controlling the first control valve and the second control valve,
上記制御コントローラは、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御するための制御値を配列した制御マップを格納したメモリ機能と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態の良否を検知する検知機能とを有してなり、  The control controller includes a memory function storing a control map in which control values for controlling the first control valve and the second control valve are arranged; the first control valve and the second control valve; It has a detection function that detects the quality of the operating state of
かつ、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態が良好であると検知されたときには上記各制御弁をメイン制御マップによって制御すると共に、上記検知機能が上記第2の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第2の制御弁への通電を停止すると共に上記第1の制御弁に適用する制御マップを第1の予備制御マップに切り替え、上記検知機能が上記第1の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第1の制御弁への通電を停止すると共に上記第2の制御弁に適用する制御マップを第2の予備制御マップに切り替えるように構成してあり、  In addition, when it is detected that the operating states of the first control valve and the second control valve are good, the control valves are controlled by the main control map, and the detection function is controlled by the second control valve. Is detected, the control map applied to the first control valve is switched to the first preliminary control map, and the detection function is switched to the first control valve. When a defective operation state of the control valve is detected, the power supply to the first control valve is stopped and the control map applied to the second control valve is switched to the second preliminary control map. Yes,
上記第1の制御弁は、通電を停止すると上記吐出流量を抑制するように構成してあり、上記第2の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を減らして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する作動流体の流量割合を大きくするように上記第2の制御弁を制御する制御マップであり、  The first control valve is configured to suppress the discharge flow rate when energization is stopped, and the second preliminary control map passes through the one throttle as compared with the main control map. A control map for controlling the second control valve so as to increase the flow rate of the working fluid that generates the steering assist force in the power cylinder of the working fluid by reducing the flow rate of the working fluid;
上記第2の制御弁は、通電を停止すると上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を減らして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する上記作動流体の流量割合を大きくするように構成してあり、上記第1の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記吐出流量を抑制するように上記第1の制御弁を制御する制御マップであることを特徴とする油圧式パワーステアリング装置。  When the energization stops, the second control valve reduces a flow rate ratio of the working fluid that passes through the one throttle, and among the working fluids, a flow rate ratio of the working fluid that generates a steering assist force in the power cylinder. The first preliminary control map is a control map for controlling the first control valve so as to suppress the discharge flow rate as compared with the main control map. A hydraulic power steering device.
作動流体を吐出する油圧ポンプと、ピストン及び該ピストンを駆動する一対の圧力室を有するパワーシリンダと、上記油圧ポンプの吐出流量を制御する第1の制御弁と、2種類の絞りを持ち、これらの絞りの開度に応じて上記パワーシリンダの操舵アシスト力を制御するサーボバルブと、上記2種類の絞りのうち、一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を制御する第2の制御弁と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御する制御コントローラとを含む油圧式パワーステアリング装置において、  A hydraulic pump that discharges a working fluid; a power cylinder having a piston and a pair of pressure chambers that drive the piston; a first control valve that controls a discharge flow rate of the hydraulic pump; A servo valve that controls the steering assist force of the power cylinder in accordance with the opening of the throttle, and a second control valve that controls the flow rate of the working fluid that passes through one of the two types of throttles And a hydraulic power steering apparatus including a control controller for controlling the first control valve and the second control valve,
上記制御コントローラは、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御するための制御値を配列した制御マップを格納したメモリ機能と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態の良否を検知する検知機能とを有してなり、  The control controller includes a memory function storing a control map in which control values for controlling the first control valve and the second control valve are arranged; the first control valve and the second control valve; It has a detection function that detects the quality of the operating state of
かつ、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態が良好であると検知されたときには上記各制御弁をメイン制御マップによって制御すると共に、上記検知機能が上記第2の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第2の制御弁への通電を停止すると共に上記第1の制御弁に適用する制御マップを第1の予備制御マップに切り替え、上記検知機能が上記第1の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第1の制御弁への通電を停止すると共に上記第2の制御弁に適用する制御マップを第2の予備制御マップに切り替えるように構成してあり、  In addition, when it is detected that the operating states of the first control valve and the second control valve are good, the control valves are controlled by the main control map, and the detection function is controlled by the second control valve. Is detected, the control map applied to the first control valve is switched to the first preliminary control map, and the detection function is switched to the first control valve. When a defective operation state of the control valve is detected, the power supply to the first control valve is stopped and the control map applied to the second control valve is switched to the second preliminary control map. Yes,
上記第1の制御弁は、通電を停止すると上記吐出流量を増やすように構成してあり、上記第2の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を増やして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する上記作動流体の流量割合を抑制するように上記第2の制御弁を制御する制御マップであり、  The first control valve is configured to increase the discharge flow rate when energization is stopped, and the second preliminary control map is configured to pass the one throttle as compared with the main control map. A control map for controlling the second control valve so as to suppress a flow rate ratio of the working fluid that generates a steering assist force in the power cylinder of the working fluid by increasing a flow rate ratio of the working fluid;
上記第2の制御弁は、通電を停止すると上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を増やして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する上記作動流体の流量割合を抑制するように構成してあり、上記第1の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記吐出流量を増やすように上記第1の制御弁を制御する制御マップであることを特徴とする油圧式パワーステアリング装置。  When the energization stops, the second control valve increases a flow rate ratio of the working fluid that passes through the one throttle and generates a steering assist force in the power cylinder of the working fluid. The first preliminary control map is a control map for controlling the first control valve so as to increase the discharge flow rate as compared with the main control map. A hydraulic power steering device.
作動流体を吐出する油圧ポンプと、ピストン及び該ピストンを駆動する一対の圧力室を有するパワーシリンダと、上記油圧ポンプの吐出流量を制御する第1の制御弁と、2種類の絞りを持ち、これらの絞りの開度に応じて上記パワーシリンダの操舵アシスト力を制御するサーボバルブと、上記2種類の絞りのうち、一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を制御する第2の制御弁と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御する制御コントローラとを含む油圧式パワーステアリング装置において、  A hydraulic pump that discharges a working fluid; a power cylinder having a piston and a pair of pressure chambers that drive the piston; a first control valve that controls a discharge flow rate of the hydraulic pump; A servo valve that controls the steering assist force of the power cylinder in accordance with the opening of the throttle, and a second control valve that controls the flow rate of the working fluid that passes through one of the two types of throttles And a hydraulic power steering apparatus including a control controller for controlling the first control valve and the second control valve,
上記制御コントローラは、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁を制御するための制御値を配列した制御マップを格納したメモリ機能と、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態の良否を検知する検知機能とを有してなり、  The control controller includes a memory function storing a control map in which control values for controlling the first control valve and the second control valve are arranged; the first control valve and the second control valve; It has a detection function that detects the quality of the operating state of
かつ、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁の動作状態が良好であると検知されたときには上記各制御弁をメイン制御マップによって制御すると共に、上記検知機能が上記第2の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第2の制御弁への通電を停止すると共に上記第1の制御弁に適用する制御マップを第1の予備制御マップに切り替え、上記検知機能が上記第1の制御弁の不良な動作状態を検知したときには該第1の制御弁への通電を停止すると共に上記第2の制御弁に適用する制御マップを第2の予備制御マップに切り替えるように構成してあり、  In addition, when it is detected that the operating states of the first control valve and the second control valve are good, the control valves are controlled by the main control map, and the detection function is controlled by the second control valve. Is detected, the control map applied to the first control valve is switched to the first preliminary control map, and the detection function is switched to the first control valve. When a defective operation state of the control valve is detected, the power supply to the first control valve is stopped and the control map applied to the second control valve is switched to the second preliminary control map. Yes,
上記第1の制御弁は、通電を停止すると上記吐出流量を増やすように構成してあり、上記第2の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を増やして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する上記作動流体の流量割合を抑制するように上記第2の制御弁を制御する制御マップであり、  The first control valve is configured to increase the discharge flow rate when energization is stopped, and the second preliminary control map is configured to pass the one throttle as compared with the main control map. A control map for controlling the second control valve so as to suppress a flow rate ratio of the working fluid that generates a steering assist force in the power cylinder of the working fluid by increasing a flow rate ratio of the working fluid;
上記第2の制御弁は、通電を停止すると上記一方の絞りを通過する上記作動流体の流量割合を減らして上記作動流体のうち上記パワーシリンダにて操舵アシスト力を発生する上記作動流体の流量割合を大きくするように構成してあり、上記第1の予備制御マップは、上記メイン制御マップと比較して、上記吐出流量を抑制するように上記第1の制御弁を制御する制御マップであることを特徴とする油圧式パワーステアリング装置。  When the energization stops, the second control valve reduces a flow rate ratio of the working fluid that passes through the one throttle, and among the working fluids, a flow rate ratio of the working fluid that generates a steering assist force in the power cylinder. The first preliminary control map is a control map for controlling the first control valve so as to suppress the discharge flow rate as compared with the main control map. A hydraulic power steering device.
請求項1〜4のいずれか1項において、上記制御コントローラは、電磁弁よりなる上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁をデューティー制御するように構成してあり、上記検知機能は、上記第1の制御弁及び上記第2の制御弁に通電する電流値を計測し、該計測した電流値に基づいて上記各制御弁の不良な動作状態を検知するように構成してあることを特徴とする油圧式パワーステアリング装置。  The control controller according to any one of claims 1 to 4, wherein the control controller is configured to perform duty control on the first control valve and the second control valve including electromagnetic valves, and the detection function includes: It is configured to measure a current value energized to the first control valve and the second control valve, and to detect a defective operation state of each control valve based on the measured current value. A hydraulic power steering device.
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