JP4480211B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばパチンコ遊技機やコイン遊技機、スロットマシンなどで代表される遊技機に関し、詳しくは、遊技に関連して動作状態が変化可能な可変表示装置を含む所定の遊技関連装置を有し、所定の制御処理に基づいて、当該遊技関連装置の動作状態が制御される遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技機として従来から一般的に知られたものに、たとえば、遊技に関連して動作状態が変化可能な可変表示装置を含む所定の遊技関連装置を有し、所定の制御処理に基づいて、当該遊技関連装置の動作状態が制御されるように構成されたものがあった。
【0003】
この種の遊技機では、割込み処理等により制御処理を定期的に繰返し実行して遊技状態を制御するマイクロコンピュータよりなる遊技制御手段が、遊技関連装置を制御するためのコマンドとしての指令情報を出力する制御を行なう。このような指令情報には、可変表示装置における表示状態を制御するための表示制御用指令情報が含まれている。遊技関連装置においては、マイクロコンピュータよりなる可変表示制御手段等の遊技関連装置制御手段が指令情報にしたがって遊技関連装置を動作させる制御が行なわれる。
【0004】
このような遊技機においては、遊技の面白みを増すために、可変表示装置の可変表示動作に関連したタイミングで遊技に関連した所定の抽選を行ない、その抽選結果に基づいて、遊技機の制御動作にランダム性を持たせるようにしていた。そのような抽選は、制御処理の実行毎に更新されるデータであって、所定の周期で所定範囲内で繰返し更新されるデータを可変表示装置の可変表示動作に関連したタイミングで抽出し、その抽出したデータに基づいて制御動作を決定するような抽選であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したこの種の従来の遊技機においては、制御処理の実行毎に更新され、所定の周期で所定範囲内で繰返し更新されるデータに基づいて抽選が行なわれていたため、たとえば可変表示制御が多数回連続的に行なわれる場合のように一定の時間間隔でデータが頻繁に抽出される場合には、データの抽出タイミングと抽出されるデータとの関係に同期が生じ、抽選結果に周期性(偏り)が生じやすくなるおそれがある。
【0006】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、可変表示装置の可変表示動作に関連したタイミングで行なわれる遊技に関連した抽選の結果に周期性が生じにくくなるようにすることが可能な遊技機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、遊技に関連して動作状態が変化可能な可変表示装置を含む所定の遊技関連装置を有し、所定の制御処理に基づいて、当該遊技関連装置の動作状態が制御される遊技機であって、
前記制御処理を定期的に繰返し実行して前記遊技機の遊技状態を制御する手段であって、前記可変表示装置における表示状態を制御するための表示制御用指令情報を含み、前記遊技関連装置を制御するための指令情報を出力する制御を行なう遊技制御手段と、
該遊技制御手段から出力された指令情報を受け、当該指令情報による指令にしたがって、前記遊技関連装置を動作させる制御を行なう遊技関連装置制御手段と、
前記制御処理において数値データを所定範囲内で更新する更新手段と、
前記可変表示装置の可変表示動作に関連したタイミングで前記更新手段から抽出された数値データに基づいて、前記遊技に関連した所定の抽選を行なう抽選手段とを含み、
前記遊技関連装置制御手段は、前記表示制御用指令情報による指令にしたがって、前記可変表示装置を可変開始させた後、表示結果を導出表示する可変表示の制御を行なう可変表示制御手段を含み、
前記遊技制御手段は
記可変表示装置における可変開始から表示結果の導出表示までに要する可変表示時間を含む1回の前記可変表示の制御のために要する可変表示制御期間において、前記制御処理を素数回実行することが可能であり、
前記表示制御用指令情報として、前記可変表示装置における可変表示を開始させるときに前記可変表示時間を指定するための可変表示指令情報を出力し、前記可変表示時間が終了するときに停止指令情報を出力することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記可変表示時間は、複数種類定められており、選択的に用いられることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記遊技制御手段は、前記複数種類の可変表示時間のうち、少なくとも、リーチ状態が発生しない可変表示についての可変表示時間の前記可変表示制御期間において前記制御処理を素数回実行することを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の本発明は、請求項1から3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記抽選手段は、前記可変表示装置の可変表示動作に関連したタイミングで前記更新手段から抽出された数値データに基づいて、前記可変表示装置の表示結果を予め定められた複数種類の表示結果のうちから選択的に決定する表示結果決定手段を含み、
該表示結果決定手段は、前記表示結果の決定対象となっている可変表示の可変開始時に前記表示結果を決定することを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載の発明の構成に加えて、前記表示結果決定手段により決定される表示結果は、導出表示された場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態が発生される特定の表示結果以外の表示結果であることを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の本発明は、請求項4に記載の発明の構成に加えて、前記表示結果決定手段により決定される表示結果は、導出表示された場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態が発生される特定の表示結果であることを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載の本発明は、請求項1から3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、可変表示制御期間は、前記可変表示装置において表示結果が導出表示されてから次の可変開始が許容されるまでのインターバル時間をさらに含むことを特徴とする。
【0014】
請求項8に記載の本発明は、請求項1から7のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記遊技関連装置制御手段は、前記抽選手段を含み、
該抽選手段は、前記遊技制御手段から受けた指令情報に応じて抽選動作を行ない、前記所定の抽選の結果を前記遊技制御手段からの指令によらず独自に決定することを特徴とする。
【0015】
請求項9に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記遊技制御手段と前記遊技関連装置制御手段との間では、前記遊技制御手段から前記遊技関連装置制御手段への一方向通信による情報の伝送が行なわれることを特徴とする。
【0016】
【作用】
請求項1に記載の本発明によれば、次のように作用する。制御処理を定期的に繰返し実行して遊技機の遊技状態を制御する手段である遊技制御手段の働きにより、可変表示装置における表示状態を制御するための表示制御用指令情報を含み、遊技関連装置を制御するための指令情報を出力する制御が行なわれる。遊技関連装置制御手段の働きにより、遊技制御手段から出力された指令情報を受け、当該指令情報による指令にしたがって、遊技関連装置を動作させる制御が行なわれる。更新手段の働きにより、制御処理において数値データが所定範囲内で更新される。抽選手段の働きにより、可変表示装置の可変表示動作に関連したタイミングで更新手段から抽出された数値データに基づいて、遊技に関連した所定の抽選が行なわれる。可変表示制御手段のさらなる働きにより、表示制御用指令情報による指令にしたがって、可変表示装置を可変開始させた後、表示結果を導出表示する可変表示の制御が行なわれる。遊技制御手段のさらなる働きにより、可変表示装置における可変開始から表示結果の導出表示までに要する可変表示時間を含む1回の可変表示の制御のために要する可変表示制御期間において、制御処理を素数回実行することが可能であり、表示制御用指令情報として、可変表示装置における可変表示を開始させるときに可変表示時間を指定するための可変表示指令情報が出力され、可変表示時間が終了するときに停止指令情報が出力される。
【0017】
このように、制御処理を定期的に繰返し実行して遊技状態を制御する遊技制御手段の指令情報にしたがって、可変表示装置を含む遊技関連装置の動作が制御される。そして、抽選手段により可変表示装置の可変表示動作に関連したタイミングで更新手段から抽出された数値データに基づいて、遊技に関連した所定の抽選が行なわれる。そして、可変表示装置における1回の可変表示制御期間において、遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段による制御処理が公約数を持たない素数回実行されるため、同じ抽選結果が繰返し出るタイミングと抽選の実行タイミングとが同期しくくなるので、たとえば、可変表示が連続して行なわれるときのように一定の時間間隔で抽選が行なわれる場合であっても、可変表示動作に関連したタイミングで行なわれる抽選結果に周期性が生じにくくなるようにすることができる。これにより、このような抽選に関連して行なわれる可変表示装置を含む遊技関連装置の制御内容に周期性が生じにくくなるようにすることが可能になる。
【0018】
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。可変表示時間が、複数種類定められており、選択的に用いられる。このように、複数種類の可変表示時間が選択的に用いられるため、可変表示のバリエーションが豊富になり、遊技の面白さを向上させることが可能になる。
【0019】
請求項3に記載の本発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。遊技制御手段のさらなる働きにより、複数種類の可変表示時間のうち、少なくとも、リーチ状態が発生しない可変表示についての可変表示時間の可変表示制御期間において制御処理が素数回実行される。このように、リーチ状態が発生しない可変表示、すなわち、一般的に出現率が高い可変表示態様において可変表示の制御内容に周期性が生じにくくなるようにすることが可能になる。
【0020】
請求項4に記載の本発明によれば、請求項1から3のいずれかに記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。抽選手段に含まれた表示結果決定手段の働きにより、可変表示装置の可変表示動作に関連したタイミングで更新手段から抽出された数値データに基づいて、可変表示装置の表示結果が予め定められた複数種類の表示結果のうちから選択的に決定される。表示結果決定手段のさらなる働きにより、表示結果の決定対象となっている可変表示の可変開始時に表示結果が決定される。このように、可変表示装置の可変表示動作に関連したタイミングで更新手段から抽出された数値データに基づいて、可変表示装置の表示結果が可変開始時において選択的に決定されるが、可変表示装置における可変開始から表示結果の導出表示までに要する可変表示時間を含む1回の前記可変表示の制御のために要する可変表示制御期間において、前記制御処理が素数回実行されるので、表示結果の決定のために用いられる数値データの更新周期がそのような可変表示制御期間の実行周期と同期しにくくなるため、可変表示装置の表示結果について周期性が生じにくくなるようにすることが可能になり表示結果のランダム性を向上させることが可能になる。
【0021】
請求項5に記載の本発明によれば、請求項4に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。表示結果決定手段により決定される表示結果が、導出表示された場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態が発生される特定の表示結果以外の表示結果である。このように、表示結果決定手段により決定される表示結果が、導出表示された場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態が発生される特定の表示結果以外の表示結果であるため、特定遊技状態が発生しない表示結果について周期性が生じにくくなるようにすることが可能になり、特定遊技状態が発生しない表示結果の表示種類に偏りが生じにくくなるようにすることが可能になる。
【0022】
請求項6に記載の本発明によれば、請求項4に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。表示結果決定手段により決定される表示結果が、導出表示された場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態が発生される特定の表示結果である。このように、表示結果決定手段により決定される表示結果が、特定遊技状態が発生される特定の表示結果であるため、特定遊技状態が発生する表示結果について周期性が生じにくくなるようにすることが可能になり、特定遊技状態が発生する表示結果の表示種類に偏りが生じにくくなるようにすることが可能になる。
【0023】
請求項7に記載の本発明によれば、請求項1から3のいずれかに記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。可変表示制御期間が、前記可変表示装置において表示結果が導出表示されてから次の可変開始が許容されるまでのインターバル時間をさらに含んでいる。このように、可変表示制御期間が、表示結果が導出表示されてから次の可変開始が許容されるまでのインターバル時間を含むため、インターバル時間が設けられている場合において、可変表示が連続して行なわれる場合であっても、1回の可変表示制御期間における制御処理の素数回の実行に起因して、可変表示の制御内容に周期性が生じにくくなるようにすることが可能になる。
【0024】
請求項8に記載の本発明によれば、請求項1から7のいずれかに記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。抽選手段が遊技関連装置制御手段に含まれている。抽選手段のさらなる働きにより、前記遊技制御手段から受けた指令情報に応じて抽選動作を行ない、所定の抽選の結果が遊技制御手段からの指令によらず独自に決定される。このように、遊技関連装置制御手段に含まれた抽選手段により、遊技制御手段からの指令情報に応じて所定の抽選が行なわれ、遊技制御手段からの指令によらず独自に抽選の結果が決定される。この抽選は遊技制御手段からの指令情報に応じて行なわれるが、遊技制御手段からの指令によらず独自に抽選の結果が決定されるため、そのような遊技関連装置側の抽選手段による抽選に周期性が生じにくくなるようにすることが可能になる。
【0025】
請求項9に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。遊技制御手段と遊技関連装置制御手段との間では、遊技制御手段から遊技関連装置制御手段への一方向通信による情報の伝送が行なわれる。このように、遊技制御手段と遊技関連装置制御手段との間の情報の伝送が、遊技制御手段から遊技関連装置制御手段への情報の一方向通信に基づいて行なわれるため、可変表示制御手段から遊技関連装置制御手段への不正なデータの入力による遊技制御手段の不正制御動作を極力防止することが可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機やスロットマシンなどであってもよく、遊技に関連して動作状態が変化可能な可変表示装置を含む所定の遊技関連装置を有し、所定の制御処理に基づいて、当該遊技関連装置の動作状態が制御される遊技機であれば、すべてに適用することが可能である。
【0027】
第1実施形態
図1は、本発明に係る遊技機の一例のパチンコ遊技機1およびこれに対応して設置されたカードユニット50の正面図である。
【0028】
カードユニット50には、カード利用可表示ランプ151が設けられており、カードユニット50が使用可能な状態にある旨が、このカード利用可表示ランプ151の点灯または点滅により遊技者に知らされる。このカードユニット50は、遊技機設置島に設置されている複数台のパチンコ遊技機1の間に挿入された状態で設置されており、左右どちらの遊技機に接続されているかが連結台方向表示器153により表示される。
【0029】
遊技者がカード残高の記録されたプリペイドカードをカード挿入口155に挿入すると、そのプリペイドカードに記録されているカード残高が読取られる。次に、遊技者が所定の貸玉操作を行なうことにより、予め入力設定されている貸出単位額分の残高が減額されるとともに、その貸出単位額分の打玉がパチンコ遊技機1の打球供給皿3に貸出される。
【0030】
カードユニット50には端数表示スイッチ152が設けられている。この端数表示スイッチ152を押圧操作することにより、たとえばカード残高やエラーが発生した場合のエラーコードなどの情報がパチンコ遊技機1に設けられた情報表示器(図示省略)に表示される。図中156はカードユニット錠であり、このカードユニット錠156に所定のキーを挿入して解錠操作することにより、カードユニット50の前面側を開成できるように構成されている。
【0031】
パチンコ遊技機1は、額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。このガラス扉枠2の後方には、遊技盤6が着脱自在に取付けられている。また、ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3から溢れた玉を貯留する余剰玉受皿4と、遊技者が打球操作するための操作ノブ5とが設けられている。操作ノブ5を遊技者が操作することにより、打球供給皿3内に貯留されているパチンコ玉を1個ずつ発射することができる。遊技領域7の中央には、識別情報の一例となる複数種類の特別図柄を可変表示(以下、変動表示ともいう)させる可変表示装置8が設けられている。
【0032】
この可変表示装置8には、普通図柄が可変表示される普通図柄用の可変表示器10と、始動記憶表示器18とが設けられている。さらに、可変表示装置8の下方には、始動口14が構成された始動用電動役物15と、開閉板20の傾動により打玉の入賞可能な開放状態となる可変入賞球装置19とが設けられている。始動用電動役物15には、可動片が左右に設けられている。また、一般入賞口として、可変表示装置8の上部や、可変入賞球装置19の左右、遊技領域7の下方左右に入賞口24がそれぞれ設けられている。また、26は、打込まれた打玉がいずれの入賞口や可変入賞球装置にも入賞しなかった場合にアウト玉として回収するアウト口であり、25は、装飾ランプである。
【0033】
遊技領域7の外周には枠ランプ(遊技効果LED28aおよび遊技効果ランプ28b,28c)と、賞球の払出し時に点灯する賞球ランプ51と、玉切れ中に点灯するランプ玉切れランプ52とが設けられており、遊技領域7の上部の左右にはステレオ音の音声などの効果音を発生するためのスピーカ27,27が設けられている。
【0034】
可変表示装置8は、複数種類の特別図柄を可変表示可能なCRT表示器で構成されている。可変表示装置8の中央の画像表示領域9では、表示画面の左から右へ並ぶ態様で、左可変表示部、中可変表示部、および右可変表示部の3つの可変表示部が表示される。各可変表示部においては、複数種類の識別情報としての特別図柄が個別に変動表示可能である。この例の場合、各可変表示部において表示される特別図柄は、0〜11の12種類の図柄を漢数字で表した図柄であり、予め定め配列が定められており、その配列順序にしたがってスクロール等の変動態様で可変表示装置において巡回表示される。
【0035】
始動入賞が発生したことを条件として、左,中,右のすべての可変表示部が一斉に可変開始し、各可変表示部において、複数種類の特別図柄が上から下に向かってスクロール表示される。そして、まず左可変表示部が停止制御され、次に右可変表示部が停止制御され、最後に中可変表示部が停止制御される。左可変表示部で可変表示される図柄は左図柄と呼ばれ、中可変表示部で可変表示される図柄は中図柄と呼ばれ、右可変表示部で可変表示される図柄は右図柄と呼ばれる。
【0036】
特別図柄の変動表示における変動表示パターンは、予め複数種類定められており、その中から選択的に用いられる。この変動表示パターンは、変動開始から表示結果の確定表示(停止表示)までに要する変動表示時間を特定可能である。これらの変動表示パターンのうちの一部の変動表示パターンについては、同じ変動態様であるが変動表示時間が通常(通常変動パターン)よりも短縮された短縮変動パターンが設定されており、通常変動パターンと短縮変動パターンとが選択的に用いられる。
【0037】
この可変表示装置8が可変停止された状態で、特別図柄が予め定められた特定の特別図柄の組合せ(たとえば七七七のようなゾロ目の図柄の組合せ)となることにより、表示結果が予め定められた特定の表示態様となった場合には、特定遊技状態としての大当たり状態が発生する。以下、このような大当り状態が発生する特定の特別図柄の組合せを大当り図柄という。大当りとなれば、可変入賞球装置19の開閉板20が傾動して大入賞口が開口する。これにより、打玉を大入賞口に入賞させることが可能な遊技者にとって有利な第1の状態に制御され、遊技状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り状態)となる。開閉板20は、ソレノイド21によって駆動される。
【0038】
可変表示装置8の可変表示中においては、リーチ状態が発生する場合がある。ここで、リーチとは、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変表示装置が時期を異ならせて複数の表示結果を導出表示し、該複数の表示結果が予め定められた特定の表示態様の組合せとなった場合に、遊技状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態となる遊技機において、前記複数の表示結果の一部がまだ導出表示されていない段階で、既に導出表示されている表示結果が前記特定の表示態様の組合せとなる条件を満たしている表示状態をいう。また、別の表現をすれば、リーチとは、表示状態が変化可能な可変表示部を複数有する可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様の組合せになった場合に、遊技状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態となる遊技機において、前記可変表示装置の表示結果がまだ導出表示されていない段階で、前記特定の表示態様の組合せが表示されやすい可変表示態様となったと遊技者に思わせるための表示状態をいう。そして、たとえば、前記特定の表示態様の組合せが揃った状態を維持しながら複数の前記可変表示部による可変表示を行なう状態もリーチ表示状態に含まれる。さらにリーチの中には、それが出現すると、通常のリーチに比べて、大当りが発生しやすいものがある。このような特定のリーチをスーパーリーチという。
【0039】
また、リーチ状態とは、可変表示装置が可変開始された後表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、前記特定の表示態様となる表示条件から外れていない表示態様をもいう。
【0040】
また、リーチ状態とは、可変表示装置の表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点での表示状態であって、前記表示結果が導出表示される以前に決定されている複数の可変表示領域の表示結果の少なくとも一部が前記特定の表示態様となる条件を満たしている場合の表示状態をもいう。
【0041】
可変入賞球装置19の大入賞口内部には可変入賞球装置19に入賞した玉を検出するカウントスイッチ23が設けられている。また、大入賞口内は、特定入賞領域と通常入賞領域とに区分されており、特定入賞領域には、V入賞を検出するVカウントスイッチ22が設けられている。特定入賞領域に入賞した入賞玉はVカウントスイッチ22により検出された後、カウントスイッチ23により検出される。一方、通常入賞領域に入賞した通常入賞玉は大入賞口内においてはカウントスイッチ23のみにより検出される。可変入賞球装置19に入賞した入賞玉がカウントスイッチ23により検出される毎に15個の賞球が払出される。
【0042】
パチンコ遊技機1の背面側には、各入賞口および入賞球装置に入賞した入賞玉を所定の入賞経路に沿って導く入賞玉集合カバー(図示省略)が設けられており、この入賞玉集合カバーにより導かれた入賞玉は、入賞玉を1個宛処理する入賞玉処理装置(図示省略)に供給される。入賞玉処理装置には入賞球検出スイッチ(図2参照)が設けられており、これにより、入賞玉処理装置による景品玉の払出しの対象となる入賞玉が検出される。
【0043】
可変入賞球装置19の第1の状態は、大入賞口に進入した打玉の数が所定個数(たとえば9個)に達した場合、または所定期間(たとえば30秒間)経過した場合のうちのいずれか早い方の条件が成立した場合に一旦終了して開閉板20が閉成する。これにより、可変入賞球装置19は打玉を入賞させることが不可能な遊技者にとって不利な第2の状態に制御される。そして、可変入賞球装置19が第1の状態となっている期間中に進入した打玉が特定入賞領域に特定入賞し、Vカウントスイッチ22により検出されたことを条件として、再度、可変入賞球装置19を第1の状態にする繰返し継続制御が実行される。この繰返し継続制御の実行上限回数はたとえば16回と定められている。繰返し継続制御において、可変入賞球装置19が第1の状態にされている状態がラウンドと呼ばれる。繰返し継続制御の実行上限回数が16回の場合には、第1ラウンドから第16ラウンドまでの16ラウンド分、可変入賞球装置19が第1の状態にされ得る。
【0044】
可変表示装置8の左側方部分および右側方部分には、それぞれワープ入口11が設けられている。このワープ入口11に進入した打玉は、可変表示装置8の裏面側を通って下方に流下してワープ出口13から再度遊技領域7に放出される。このため、ワープ出口13から放出された打玉は、始動口14に比較的入賞しやすい状態となる。
【0045】
ワープ入口11に進入した打玉は、ゲートスイッチ12で検出される。打玉がゲートスイッチ12で検出されることを条件として、普通図柄用可変表示器10が可変開始される。なお、普通図柄用可変表示器10が可変表示している最中にさらに打玉がゲートスイッチ12で検出された場合には、「4」を記憶数の上限として通過球が記憶されてその記憶数が通過記憶表示器(図示省略)においてLEDの点灯数により表示される。
【0046】
普通図柄用可変表示器10は7セグメント表示器で構成されており、普通図柄と呼ばれる識別情報が可変表示される。普通図柄用可変表示器10の表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば7)となれば普通図柄の「当り」となる。普通図柄用可変表示器10に「当り」の表示結果が導出されると、始動用電動役物15に設けられた左右1対の可動片が1回開成する。これにより始動用電動役物15が開放状態となって打玉がより始動入賞しやすくなる。始動用電動役物15が開放状態にある際に打玉が1つ始動入賞すれば、可動片が元の位置まで閉成して打玉が始動入賞しにくい状態に戻る。また、始動用電動役物15が開放状態となってから所定の開放期間が経過すれば、始動入賞が発生しなくとも可動片が元の位置まで閉成して開放状態は終了する。なお、確率変動状態においては、始動用電動役物15は2回開成し、かつ、1回の開成期間が延長される。
【0047】
始動口14に入賞した始動入賞玉は遊技盤6に設けられた始動口スイッチ17により検出される。始動入賞玉が始動口スイッチ17で検出されると5個の賞球が払出されるとともに、その検出出力に基づいて可変表示装置8が可変開始される。可変表示装置8が可変表示中に始動口スイッチ17により検出された始動入賞は、「4」を記憶数の上限として記憶されてその記憶数が始動記憶表示器18においてLEDの点灯数により表示される。前述した特別図柄の短縮変動は、始動入賞の記憶数が「4」になっている場合に行なわれる。このような始動入賞の記憶は、後述する基本回路のRAMにおいて行なわれる。
【0048】
可変表示装置8の変動表示の停止表示結果が大当り図柄となり、その大当り図柄が予め定められた確変図柄であれば、その停止表示結果に基づく大当り状態の終了後、確率変動状態に制御される。ここで、確率変動状態とは、特定遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態の一種であり、通常時(通常遊技状態)に比べて大当りが発生する確率が高く向上された状態をいう。また、確変図柄は、複数種類存在する大当り図柄のうちの予め定められた種類の大当り図柄であり、この確変図柄として定められた大当り図柄が変動表示の停止表示結果となった場合には、確率変動状態に制御がされるのである。確率変動状態の発生を伴う大当りを確変大当りといい、確率変動状態の発生を伴わない大当りを非確変大当りという。
【0049】
このような確率変動状態は、後述するように定められた継続期間だけ継続し、次回の大当りが再度、確変大当りであった場合には、その2回目の確変大当りに伴なう特定遊技状態の終了後に、再び確率変動状態となる。
【0050】
したがって、確変大当りが連続する回数を制限しない場合には、極めて長期間に亘って確率変動状態に繰返し制御される場合があり、特別遊技状態により遊技者の射倖心を煽り過ぎてしまうことになる。
【0051】
そこで、このパチンコ遊技機1の場合には、初回の確変大当りが発生した後、所定回、確変大当りが連続すると、確変大当りが発生しないように制限がかけられる。なお、このような制限をかけることを以下においては、「リミッタの作動」と呼ぶ。また、低確率状態(高確率状態に対して大当りの発生確率が低く設定された状態であり、前述した通常遊技状態を意味する)において発生した大当りを初当りともいう。
【0052】
また、確率変動状態は、高確率状態、確率向上状態、または、確変状態とも呼ばれる。確率変動状態においては、さらに、普通図柄用可変表示器10の表示結果が当りとなる確率も向上させられる。
【0053】
図2は、遊技制御基板31における回路構成の一例を示すブロック図である。図2には、制御基板として、遊技制御基板(主基板ともいう)31、賞球基板37、ランプ制御基板35、音声制御基板70、発射制御基板91および表示制御基板80が示されている。
【0054】
賞球基板37、ランプ制御基板35、音声制御基板70、発射制御基板91および表示制御基板80には、マイクロコンピュータ等が搭載されており、たとえば、CPUやI/Oポートが設けられている。
【0055】
賞球基板37には、玉払出装置97、および、カードユニット50が接続される。ランプ制御基板35には、遊技効果LED28a、賞球ランプ51、玉切れランプ52、および遊技効果ランプ28b,28cが接続される。発射制御基板91には、操作ノブ(打球操作ハンドル)5と打球ハンマー(図示省略)を駆動する駆動モータ94とが接続される。駆動モータ94の駆動力は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。表示制御基板80には可変表示装置8(図示省略)が接続される。音声制御基板70にはスピーカ27が接続される。
【0056】
遊技制御基板31には、遊技制御用のプログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する基本回路(遊技制御用マイクロコンピュータ)53と、スイッチ回路58と、ソレノイド回路59と、ランプ・LED回路60と、情報出力回路64と、初期リセット回路65と、アドレスデコード回路67とが設けられている。
【0057】
基本回路53は、遊技制御用のマイクロコンピュータであり、遊技制御用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用されるRAM55、遊技制御用のプログラムに従って制御動作を行なうCPU56、I/Oポート57を含む。基本回路53は、タイマ割込みにしたがって、ROM54に記憶されている遊技用制御プログラムを定期的(たとえば2msec毎)に先頭から繰返し実行する。
【0058】
初期リセット回路65は、電源投入時に基本回路53をリセットする回路である。基本回路53は、初期リセット回路65から送られてきた初期リセットパルスに応答してパチンコ遊技機1を初期化する。アドレスデコード回路67は、基本回路53から与えられるアドレス信号をデコードしてI/Oポート57のうちのいずれかのポートを選択するための信号を出力する回路である。
【0059】
スイッチ回路58は、各種スイッチからの信号を基本回路53に与える回路である。スイッチ回路58には、ゲートスイッチ12、始動口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23、および、入賞球検出スイッチ99が接続される。
【0060】
情報出力回路64は、基本回路53から与えられるデータに従って、確率変動が生じて確率変動状態となっていることを示す確変情報、大当りが発生し特定遊技状態となっていることを示す大当り情報、および、始動入賞のうち画像表示領域9の可変表示に有効に使用される始動入賞の発生を示す始動入賞情報をホール管理コンピュータ等のホストコンピュータに対して出力する回路である。
【0061】
ソレノイド回路59は、始動用電動役物15の可動片を動作させるソレノイド16および可変入賞球装置19の開閉板20を開閉するソレノイド21を基本回路53からの指令に従って駆動する回路である。
【0062】
ランプ・LED回路60は、可変表示器(普通図柄用可変表示器)10、装飾ランプ25、および始動記憶表示器18の点灯および滅灯を制御する回路である。
遊技制御基板31から賞球基板37、ランプ制御基板35、音声制御基板70、および表示制御基板80には、指令情報の一例となるコマンドが送信される。
【0063】
遊技制御基板31から賞球基板37に伝送されるコマンドには、賞球の払出制御に関する指令情報としてのコマンドと、貸玉の払出制御に関する指令情報としてのコマンド(たとえば、玉貸し禁止コマンド、玉貸し禁止解除コマンド等)とが含まれる。
【0064】
また、遊技制御基板31から表示制御基板80に伝送されるコマンドは表示制御コマンドであり、その表示制御コマンドのうち特別図柄に関するコマンドには、可変表示装置8の変動表示を開始させるとともに変動パターンを指定するための変動開始コマンド、左,中,右の特別図柄のそれぞれの予定停止図柄を指定する左,中,右の停止図柄コマンド、図柄の変動表示の終了を指定する全図柄停止コマンド等がある。この表示制御コマンドは1バイトデータからなるMODEデータ(CMD1)とEXTデータ(CMD2)との2組の2バイトデータから構成されている。MODEデータは、変動開始コマンドや停止図柄コマンド等のコマンド種別を示すデータである。EXTデータは、MODEデータにより示されたコマンド種別のうちの特定の表示制御内容を具体的に指定するデータである。このようなコマンドデータは、基本回路53のROM54に記憶されている。
【0065】
基本回路53は、大当りあるいは入賞等の発生に基づき、所定のランプ制御コマンドをランプ制御基板35へ出力する。ランプ制御基板35では、ランプ制御コマンドに基づく上記電気的装飾部品の点灯制御が行なわれる。
【0066】
基本回路53は、大当りあるいは入賞等の発生に基づき、所定の音声制御コマンドを音声制御基板70へ出力する。音声制御基板70では、音声制御コマンドに基づいて所定の効果音をスピーカ27から出力させる制御が行なわれる。
【0067】
基本回路53は、入賞球検出スイッチ99の検出信号と始動口スイッチ17の検出信号、Vカウントスイッチ22の検出信号、カウントスイッチ23の検出信号に基づいて、所定個数の景品玉を払出すための賞球信号を賞球基板37に出力する。賞球基板37では、その出力されてきた賞球信号に基づいて玉払出装置を制御して所定個数の景品玉を払出すための制御を行なう。
【0068】
具体的には、可変入賞球装置19の大入賞口に入賞した入賞玉については1個の入賞玉につきたとえば15個の景品玉が払出され、始動入賞口14に入賞した入賞玉については1個の入賞玉につきたとえば6個の景品玉が払出され、その他の入賞口24に入賞した入賞玉については入賞玉1個につきたとえば10個の景品玉が払出されるように制御される。
【0069】
このような3種類の個数の景品玉を払出制御するべく、遊技制御基板31は、次のような制御動作を行なう。始動口スイッチ17、Vカウントスイッチ22またはカウントスイッチ23からの検出信号が入力されると、その検出信号を賞球の払出個数決定の際に用いる払出個数決定用データとして、スイッチに応じた賞球の払出個数別に一時的に内部に記憶する。その後、入賞球検出スイッチ99からの検出信号が入力されれば、その入力以前に始動口スイッチ17からの検出信号があったかどうかを払出個数決定用データを参照することによって判断し、あった場合には遊技制御基板31は賞球基板37に対し「6」の賞球個数を払出指令するための賞球指令信号を出力する。一方、入賞球検出スイッチ99からの検出信号があった場合に、それ以前にVカウントスイッチ22またはカウントスイッチ23からの検出信号があった場合には、遊技制御基板31は「15」の賞球個数の賞球指令信号を賞球基板37に出力する。さらに、入賞球検出スイッチ99からの検出信号があった場合において、それ以前に始動口スイッチ17,Vスイッチ22,カウントスイッチ23のいずれからも検出信号が入力されていなかった場合には、遊技制御基板31は「10」の賞球個数を払出し指令するための賞球指令信号を賞球基板37に出力する。
【0070】
遊技制御基板31から賞球基板37に送られた賞球個数信号は、賞球基板37に設けられた払出制御用マイクロコンピュータ(図示省略)により受信される。払出制御用マイクロコンピュータは、玉払出装置97を駆動して賞球個数信号により特定される個数の賞球を払出す制御を行なう。
【0071】
図3は、表示制御基板80内の回路構成を、画像表示を実現するCRT82とともに示すブロック図である。RAM101aを内蔵する表示制御用CPU101は、制御データROM102に格納されたプログラムに従って動作し、遊技制御基板31から入力バッファ回路105における入力バッファ105aを介してストローブ信号としての表示制御信号INT(割込信号ともいう)が入力されると表示制御用CPU101が割込動作状態となって表示制御用のコマンドデータを取込む。そして、取込んだ表示制御コマンドデータに従って、CRT82に表示される画像の表示制御を行なう。制御データROM102には、変動表示の表示パターンに関するデータ等の表示制御用のデータが各種記憶されている。
【0072】
具体的には、表示制御用CPU101は、表示制御コマンドデータに応じた指令をVDP103に与える。VDP103は、キャラクタROM86から必要なデータを読出す。そして、VDP103は、入力したデータに従ってCRT82に表示するための画像データを生成し、その画像データをVRAM87に格納する。そして、VRAM87内の画像データは、R(赤),G(緑),B(青)信号(RGB信号)に変換され、D/A変換回路104でアナログ信号に変換されてCRT82に出力される。
【0073】
なお、図3には、VDP103をリセットするためのリセット回路83、VDP103に動作クロックを与えるための発振回路85、使用頻度の高い画像データを格納するキャラクタROM86、および表示制御コマンドデータを入力する入力バッファ回路105も示されている。キャラクタROM86に格納される使用頻度の高い画像データとは、たとえば、CRT82に表示される人物、動物、または、文字、図形もしくは記号等からなる画像などである。
【0074】
表示制御用CPU101は、後述する表示制御コマンドデータを記憶しておくためのRAM101aを内蔵しており、遊技制御基板31から表示制御コマンドを受信すると、各変動パターンにおいて予め決められている背景やキャラクタを画面上で移動表示する制御を行なう。なお、予め決められているタイミングで背景やキャラクタの切換も行なわれるが、それらも表示制御用CPU101が独自に制御する。
【0075】
また、表示制御基板80側において表示制御コマンドが入力される入力バッファ回路105は、遊技制御基板31から表示制御基板80へ向かう方向にのみ信号の伝送を許容するが表示制御基板80側から遊技制御基板31側へ向かう信号の伝送を行なわない不可逆性入力手段である。入力バッファ回路105を構成する入力バッファ105aとして、たとえば、汎用のCMOS−ICである74HC244が2チップ用いられる。この入力バッファ105aのイネーブル端子には常にローレベル(GNDレベル)が与えれている。このような構成によれば、表示制御基板80から遊技制御基板31に信号が与えられる可能性を確実になくすことができる。従って、表示制御基板80側から遊技制御基板31側に信号が伝わる余地はなく、表示制御コマンドの伝送経路に不正改造が加えられても、不正改造によって出力される信号が遊技制御基板31側に伝わることはない。このため、遊技制御基板31と表示制御基板80との間の信号の一方向通信が担保され、表示制御コマンドの伝送経路を介して遊技制御基板31に不正な信号(データ)を入力させて不正な制御動作を行なわせる不正行為を確実に防ぐことができる。また、不可逆性入力手段は、バッファIC回路で構成されているために、比較的容易に遊技制御手段への不正情報の入力を阻止できる。なお、不可逆性入力手段として、個別のトランジスタ等の他の回路素子を設けてもよい。
【0076】
また、遊技制御基板31側において表示制御コマンドが出力される出力バッファ回路63も同様に、遊技制御基板31から表示制御基板80へ向かう方向にのみ信号の伝送を許容するが表示制御基板80側から遊技制御基板31側へ向かう信号の伝送を行なわない不可逆性を有する出力インタフェースである。従って、表示制御基板80側から遊技制御基板31側に信号が伝わる余地はなく、表示制御コマンドの伝送経路に不正改造が加えられても、不正改造によって出力される信号が遊技制御基板31側に伝わることはない。
【0077】
図4は、遊技制御基板31側の基本回路53が遊技制御に用いる各種ランダムカウンタを示す図である。図4には、C_RND1、C_RND_L、C_RND_C、C_RND_R、C_RND_RACTの5種類のランダムカウンタが示されている。
【0078】
C_RND1は、始動入賞記憶(始動記憶ともいう)がある場合にその始動入賞記憶に基づく特別図柄の可変表示の結果を大当りとするか否かを決定するために用いられる大当り決定(判定)用のランダムカウンタである。このランダムカウンタは、タイマ割込毎(具体的には0.002秒毎)に1ずつ加算更新され、0から加算更新されてその上限である299まで加算更新された後再度0から加算更新される。
【0079】
C_RND_L、C_RND_C、C_RND_Rは、画像表示領域9に最終的に停止表示される停止図柄(確定図柄)の種類(予定停止図柄)を決定するために用いられるランダムカウンタである。
【0080】
C_RND_Lは左図柄決定用であり、0から加算されてその上限である11まで加算されると再度0から加算される。C_RND_Lは、タイマ割込毎すなわち0.002秒毎に1ずつ加算される。なお、大当りとなる場合には、中図柄および右図柄が、このC_RND_Lに基づいて決定され、左図柄と同じ図柄に揃えられる。
【0081】
C_RND_Cは、中図柄決定用のランダムカウンタであり、0から加算されてその上限である11まで加算されると再度0から加算される。C_RND_Cは、タイマ割込毎すなわち0.002秒毎、および、割込処理余り時間毎に1ずつ加算される。ここで、割込処理余り時間とは、後述する図22の割込処理ルーチンが一通り実行された後次のタイマ割込が発生するまでの余り時間のことであり、この余り時間を利用して後述する図22のステップS3に従い無限ループで加算処理が実行される。
【0082】
C_RND_Rは、右図柄決定用のランダムカウンタであり、0から加算されてその上限である11まで加算された後再度0から加算される。C_RND_Rはその上限である11まで加算された後再度0から加算される。C_RND_Rは、前述のC_RND_Cの桁上げごとに1ずつ加算される。
【0083】
C_RND_RACTは、リーチ状態の演出表示を行なう場合において、リーチ演出表示の種類を選択決定するためのリーチ選択用のランダムカウンタであり、0から加算されてその上限である119まで加算された後再度0から加算される。C_RND_RACTは、タイマ割込毎すなわち0.002秒毎、および、割込処理余り時間毎に1ずつ加算される。このC_RND_RACTがとり得る0〜119のそれぞれの値は、複数種類用意されたリーチ演出表示の種類(後述するリーチ1〜リーチ5)のうちのいずれかの種類に対応付けられており、このC_RND_RACTの抽出値に対応する種類のリーチ演出表示が行なわれる。
【0084】
次に、可変表示装置8の画像表示領域9に表示される特別図柄の配列構成について説明する。左図柄、中図柄、および、右図柄の各特別図柄は、漢数字による複数種類(この例では12種類)の図柄により構成されており、スクロール表示等の表示態様で可変表示される。各特別図柄は、複数の図柄が所定の順序で配列された図柄データとして、基本回路53のROM54に記憶されている。特別図柄は、この配列順序にしたがった順序でスクロール等して変動表示される。
【0085】
特別図柄の図柄データの具体的な構成は、次のとおりである。左,中,右図柄の各々においては、12種類の図柄のそれぞれに対応して、0,1,…,11の図柄ポジション番号が割り振られている。このような図柄ポジション番号は、前述したC_RND_L、C_RND_C、C_RND_Rの各々から抽出され得る0〜11のカウンタ値のそれぞれに対応している。
【0086】
前述したC_RND1の抽出値に基づいて大当たりが事前決定された場合には、前述したC_RND_Lの抽出値が図柄ポジション番号と一致する場所の図柄が左,中,右の各予定停止図柄として選択決定される。これにより、大当りが事前決定された場合には、左,中,右の各予定停止図柄が同じ図柄に揃う。一方、はずれが事前決定された場合には、C_RND_L、C_RND_C、C_RND_Rのそれぞれの抽出値がそれぞれに対応する図柄ポジション番号と一致する場所の図柄が左,中,右の各予定停止図柄として選択決定される。ただし、そのように選択決定された予定停止図柄がすべて一致してしまう場合には、左,中,右の各予定停止図柄が同じ図柄の種類に揃わないように中図柄が1図柄分ずらされることにより、強制的にはずれ図柄に補正される。
【0087】
図5は、始動記憶がある場合にその始動記憶に基づく特別図柄の可変表示の結果を大当りとするか否かを決定する処理手順を説明するためのフローチャートである。
【0088】
始動入賞があれば、C_RND1のカウント値が抽出される。C_RND1の抽出値は大当り判定用バンクに格納される。ここで、大当り判定用バンクは、始動入賞に応じて抽出されたC_RND1の抽出値のデータを一時的に格納するための記憶領域をいい、基本回路53のRAM55の作業領域に設けられている。始動入賞は最大4つまで記憶されるため、大当り判定用バンクは、バンク0〜バンク3の4つの記憶領域を有するシフトレジスタにより構成されている。大当り判定用バンクにおいては、始動入賞が検出された時点で、大当り判定用バンク0,1,2,3の順序で、始動入賞に対応するC_RND1の抽出値のデータが記憶されて行く。
【0089】
具体的に、始動入賞に応じたC_RND1の抽出値は、最大4つ記憶されるが、最も古いタイミングでの抽出値が大当り判定用バンク0に記憶され、始動入賞に応じて、バンク1,2,3の順に抽出値が記憶されて行く。大当り判定用バンク0〜3のうちのバンク0に記憶されている抽出値が、大当りを発生させるか否かの判定に用いられる。そして、バンク0の判定が済むと、バンク0の記憶データがクリアされるとともに、バンク1,2,3のそれぞれの記憶データが、1バンクずつバンク0に向けてシフトされる。そして、そのような大当りの判定とデータのシフトとが繰返し実行されることにより、始動入賞記憶に応じた大当りの判定が行なわれるのである。
【0090】
また、始動入賞が検出されるのと同時にC_RND_Lのカウント値も抽出され、その抽出値は左図柄判定用バンクに格納される。左図柄判定用バンクについても大当り判定用バンクと同様に基本回路53のRAM55の作業領域に設けられており、左図柄判定用バンク0〜左図柄判定用バンク3の4つの記憶領域を有するシフトレジスタにより構成されている。そして、左図柄判定用バンクにおいては、始動入賞が検出された時点で、左図柄判定用バンク0,1,2,3の順序で、始動入賞に対応するC_RND_Lの抽出値のデータが記憶されて行く。
【0091】
次に、大当り判定用バンクに格納された抽出値を判定するための大当り判定値が設定される。ここで、高確率時(確率変動状態)でない通常時(通常遊技状態)においては、大当り判定値として「7」が設定される。一方、高確率時では、大当り判定値として「3」,「7」,「11」,「17」,「79」の5つが設定される。
【0092】
次に、設定された大当り判定値と抽出値とが比較され、通常時では、抽出値が「7」のときには大当りとすることが決定され、それ以外の時にははずれとすることが決定される。一方、高確率時では、抽出値が「3」,「7」,「11」,「17」,「79」のうちのいずれかのときには大当りとすることが決定され、それ以外の時にははずれとすることが決定される。これにより、確率変動状態以外の通常時の大当り確率が1/300であるのに対し、確率変動状態時においては、大当り確率が1/60というように5倍に向上する。
【0093】
大当りとすることが決定された場合には、左図柄判定用バンクに格納されているC_RND_Lの値が参照され、ゾロ目で停止させる大当り図柄がその抽出値に基づいて決定される。一方、はずれとすることが決定された場合には、変動表示の開始時においてC_RND_L、C_RND_C、C_RND_Rの値がそれぞれ抽出され、それらの抽出値に基づいて画像表示領域9に最終的に停止させるはずれ図柄が決定される。ここで、この決定されたはずれ図柄が偶然ゾロ目の図柄であった場合には、C_RND_Cの抽出値に「1」が加算され、強制的にはずれ図柄とされる。
【0094】
図5を用いて説明した処理のうち、はずれ図柄の決定以外の処理は、特別図柄の変動表示を開始させる前に事前に行なわれる。はずれ図柄の決定の処理は、特別図柄の変動開始時に行なわれる。
【0095】
このパチンコ遊技機1の場合には、確率変動状態が発生した場合において、その継続期間が2種類設けられている。その一方の種類の継続期間(第1の継続期間)は、次回の大当りが発生するまでである。また、その他方の種類の継続期間(第2の継続期間)は、確率変動状態が発生後、所定回数の変動表示が実行されるまでである。ただし、この場合における第2の継続期間は、次回の大当りが発生すればたとえ変動表示回数が所定回数まで達していなくても継続期間が終了する。このような継続期間は、大当り図柄の種類に応じて選択的に用いられる。
【0096】
次に、大当り図柄の種類と確変図柄および継続期間との関係を説明する。図6は、大当り図柄の種類と確変図柄および継続期間との関係を表形式で示す図である。この図6においては、(a)により、この実施の形態によるパチンコ遊技機の場合の確変図柄および継続期間の設定が示され、(b)により、(a)に示される確変図柄および継続期間の設定を設定データの変更に伴って変更した例が示されている。図6の対応関係を示すデータは、ROM54に記憶されており、ROM54からRAM55に読出されて使用される。
【0097】
まず、図6の(a)を参照して、零,二,四,六,八,十の大当り図柄については、「確変なし」を示すデータが設定されている。また、一,五,九の大当り図柄については、確変図柄として、「10000回の変動まで」の継続期間を示すデータが設定されている。つまり、10000回の変動までというデータは、継続期間の他に確変図柄であることをも示しているのである。また、三,七,十一の大当り図柄については、確変図柄として、「次回の大当りまで」の継続期間を示すデータが設定されている。つまり、次回の大当りまでというデータは、継続期間の他に確変図柄であることをも示しているのである。
【0098】
このように、この実施形態のパチンコ遊技機1の場合は、大当り図柄の種類に応じて、確率変動状態に制御するか否かが選択決定され、それとともに、確率変動状態に制御する場合の継続期間が2種類の継続期間のうちから選択決定される。
【0099】
大当り図柄が「10000回の変動まで」の継続期間に対応する図柄になった場合には、確率変動状態に制御された後の変動表示の回数が10000回になるまで確率変動状態が継続される。ただし、その変動表示の回数が10000回になるまでに大当りが発生すると、変動表示の回数の計数は強制的に終了する。一方、大当り図柄が「次回の大当りまで」の継続期間に対応する図柄になった場合には、確率変動状態に制御された後、次回の大当りが発生するまで確率変動状態が継続される。
【0100】
ここで、前述した「10000回の変動まで」というデータに基づいて継続期間を規定する制御を行なう遊技制御用プログラムは、後述する図27に示すように、変動回数を示すデータが示す変動回数まで確率変動状態を継続させる処理を実行するように構成されている。したがって、この「10000回の変動まで」というデータが示す変動表示の回数のデータを変更すれば、同じ遊技制御用プログラムを用いて、確率変動状態を継続させる処理内容が異なる制御を行なうことができる。
【0101】
図6の(a)に示すように、「10000回の変動まで」と継続期間を設定した場合、確率変動状態における大当り確率が1/60であることを考えると、確率理論的には、10000回の変動表示が実行された場合に少なくとも1回の大当りが発生する確率が次のようになる。たとえば、確率変動状態において1回の変動表示が行なわれる場合にはずれが発生する確率は59/60である。そして、そのようなはずれが10000回連続して発生する確率は、(59/60)10000 ≒1.08×10-73 となる。これを大当りの発生という立場から逆に考えると、このようにして得られるはずれが10000回連続して発生する確率の数値を1から減算することにより、10000回の変動表示が実行された場合に少なくとも1回の大当りが発生する確率が、1−(59/60)10000 ≒1というように求められる。言い換えると、10000回の変動表示が実行されると、少なくとも1回は大当りが発生するはずである。
【0102】
大当りが発生するとその時点で確率変動状態の継続期間は一旦終了するため、「10000回の変動まで」という継続期間を設定した場合、実質的には、前述した「次回の大当りまで」という継続期間の設定と同様の意味合いの設定となる。したがって、この場合の変動表示回数を確率変動状態での大当り確率(1/60)の逆数(60)以上の変動表示回数(10000回)に設定したことにより、大当りが発生した場合に、1/2の確率(「10000回の変動表示まで」が「次回の大当りまで」と実質的に同じであるため、実質的には、大当り図柄が一,三,五,七,九,十一の場合がすべて「次回の大当りまで」の継続期間と同じであり、大当り図柄のうちの1/2が「次回の大当りまで」の継続期間での確率変動状態になると言える)で、次回の大当りまで継続する確率変動状態に制御する設定を行なったことと実質的に同様となるのである。
【0103】
図6の(b)は、図6の(a)に示されたデータに基づいて確率変動状態を継続させる処理内容を異ならせる場合の一例である。図6の(b)の場合、一,五,九の大当り図柄については、確変図柄として、「50回の変動まで」の継続期間を示すデータが設定されている。つまり、前述した10000回を示すデータが50回を示すデータに変更設定されているのである。このように、制御用のプログラムは変更せず、データを変更設定することにより、変動表示回数により規定される継続期間を容易に変更することができる。
【0104】
図6の(b)の場合は、変動回数のデータが50回であり、確率変動状態での大当り確率(1/60)の逆数(60)以上の変動表示回数に設定されていない。図6の(b)の場合、図6の(a)の場合と同様の考え方で50回の変動表示が実行された場合に少なくとも1回の大当りが発生する確率は、1−(59/60)50≒0.57というように求められる。言い換えると、50回の変動表示が実行された場合に少なくとも1回の大当りが発生するとはいいにくい。しかし、この場合は、「50回の変動まで」の継続期間は、「次回の大当りまで」の継続期間と実質的に同様のものにはなり得ない。このため、図6の(b)の場合は、図6の(a)の場合と異なり、確率変動状態になった場合に、50回の変動表示回数までという変動表示回数によって規定される継続期間と、次回の大当りまでという大当りの発生によって規定される継続期間との異なる2種類の継続期間が選択的に用いられることとなる。
【0105】
以上に示したような継続期間を設定するようにすれば、次のような効果を得ることができる。複数種類の継続期間を選択的に用いて特別遊技状態を継続させる制御が行なわれるため、遊技内容の幅が広くなる。そして、変動表示回数により規定される第2の継続期間は、特定遊技状態を発生させる確率の逆数に相当する回数以上に予め定められた所定回数の可変表示が計数されるまで確率変動状態を継続可能にするものであり、この所定回数の可変表示が行なわれると、確率理論上では確率変動状態の発生する確率が高い。また、第2の継続期間における大当り状態は、第2の継続期間を規定する変動表示の回数を極めて多くすればする程、より確実に発生する。したがって、第2の継続期間を規定する変動表示の設定回数を極めて多くすれば、より一層確実に第2の継続期間において大当り状態が発生するので、その場合の第2の継続期間は、第1の継続期間、すなわち、次回の大当り状態が発生するまでの継続期間と実質的に同種類の継続期間となる。一方、第2の継続期間を規定する変動表示の回数を比較的少なくすれば、第2の継続期間において大当り状態が発生する確実さが比較的低くなるので、その場合には、第2の継続期間が第1の継続期間とは異なる種類の継続期間となる。したがって、このような第2の継続期間を第1の継続期間と選択的に用いるようにすることにより、第2の継続期間であっても、期間を規定する変動表示の回数の設定次第で、第1の継続期間と実質的に同種類の継続期間と、第1の継続期間とは異なる種類の継続期間との何れにも設定し得る。このため、可能な限り簡単な変更に基づいて、確率変動状態の継続期間に関する異なる2つの種類の制御内容(「次回の大当りまで」という1種類の継続期間を用いる確率変動状態の制御と、「次回の大当りまで」および「所定回数の変動表示が実行されるまで」の2種類の継続期間を選択的に用いる制御との2種類の制御)を選択的に実現することが可能となる遊技機を提供することができる。
【0106】
また、特別遊技状態としての確率変動状態は、大当り状態の発生確率が向上した遊技者にとって有利な状態であり、確率変動状態の制御により遊技者の期待感を高めることができる。この第2の継続期間の場合、確率変動状態の制御期間が可変表示の実行回数によって制限されているため、期間を規定する可変表示の回数の設定次第で、確率変動状態中の遊技者に緊張感を提供することができ、それに伴って遊技者の興趣を向上させることができる。また、確率変動状態の制御期間が可変表示の実行回数によって制限されていると、その回数が比較的少なく設定された場合には、確率変動状態がだらだらと長期間継続しないので、遊技者にめりはりのある遊技を提供することができる。
【0107】
なお、この例では、変動表示回数により規定される継続期間について、該当する確変図柄すべてについて同一回数に設定した場合を説明した。しかし、これに限らず、該当する確変図柄ごとに変動表示回数の設定を異ならせる等、該当する確変図柄について、複数種類の変動表示回数を設定するようにしてもよい。
【0108】
また、図6の(a)の例では、変動表示回数により規定される継続期間を10000回の変動表示までとしたが、この場合の継続期間の変動表示回数は、少なくとも大当りの発生確率の逆数にすればよい。すなわち、この場合には、確率変動状態の大当り確率の1/60の逆数である60回以上にすることが望ましい。その理由は、確率変動状態において60回の可変表示が行なわれれば、確率理論上において大当りの発生する確率が比較的高く、継続期間が次回の大当りまでと同様に感じられる程度の確率で大当りが発生するからである。このように、変動表示回数により規定される継続期間を実質的に次回の大当りまでと同様にする場合には、継続期間を大当りの発生確率の逆数に相当する可変表示回数以上の回数にすれば、遊技者に対して自らに有利な遊技状態であると感じさせる態様での特別遊技状態を提供できる。
【0109】
また、変動表示回数により規定される継続期間を実質的に次回の大当りまでと同様にする場合には、非確率変動状態である通常状態の大当り確率の1/300の逆数である300回以上にすれば、より高い確率で、特別遊技状態において大当りを発生させることができる。その場合には、前述した図6に示される大当り図柄のうちの一,五,九のそれぞれに対応する確変種類を300回の変動までという設定にする。たとえば、図6の(a)を例にとった場合には、一,五,九の大当り図柄に対応する「10000回変動まで」というデータの代わりに、「300回変動まで」というデータをROM54に設定しておき、確率変動状態の継続期間として用いるのである。これにより、大当りが発生した場合の大当り図柄が一,五,九のいずれかである場合には、300回の変動表示の実行まで確率変動状態を継続させる制御がパチンコ遊技機1において行なわれる。このように、一,五,九の大当り図柄に対応して、「300回変動まで」というデータ設定がなされた実施の形態の場合には、300回の変動表示が実行された場合に少なくとも1回の大当りが発生する確率が1−(59/60)300 ≒0.9935というように求められる。言い換えると、300回の変動表示が実行されると、少なくとも1回は大当りが発生するはずである。しがたって、この場合にも、「10000回の変動まで」という継続期間を設定した場合と同様に、実質的には、前述した「次回の大当りまで」という継続期間の設定と同様の意味合いの設定となる。したがって、この場合には、大当りが発生した場合に、1/2の確率(「300回の変動表示まで」が「次回の大当りまで」と実質的に同じであるため、実質的には、大当り図柄が一,三,五,七,九,十一の場合がすべて「次回の大当りまで」の継続期間と同じであり、大当り図柄のうちの1/2が「次回の大当りまで」の継続期間での確率変動状態になると言える)で、次回の大当りまで継続する確率変動状態に制御する設定を行なったことと実質的に同様となるのである。
【0110】
このように、確率変動状態の継続期間を変動表示回数により制限する場合には、継続期間を規定する変動表示回数を極めて多くした場合において、変動回数により規定される第2の継続期間を次回の大当りまでの第1の継続期間と実質的に同種類の継続期間により一層近づけることができる。また、特定遊技状態の発生が第2の継続期間の終了条件の一つになることにより、第2の継続期間中に特定遊技状態が多発することが防がれるので、遊技者の射倖心を煽りすぎないようにすることができる。
【0111】
次に、特別遊技状態としての確率変動状態の制御タイミングをタイミングチャートを用いて説明する。図7は、特別遊技状態の制御タイミングを示すタイミングチャートである。
【0112】
図7において、(a)には、継続期間が次回の大当りまでである場合の特別遊技状態中において確変大当りが発生した制御動作例が示されている。また、(b)には、継続期間が10000回である場合(図6の(a)参照)の特別遊技状態中において非確変大当りが発生した制御動作の例が示されている。また、(c)には、継続期間が50回である場合(図6の(b)参照)の特別遊技状態中において大当りが発生しなかった制御動作の例が示されている。また、(d)には、継続期間が50回である場合(図6の(b)参照)の特別遊技状態中において大当りが発生しなかった制御動作の例が示されている。
【0113】
図7の(a)〜(d)の各々においては、大当り状態についての作動(大当り制御時),停止(非大当り制御時)が示されており、特別遊技状態についての作動(確率変動制御時時),停止(非確率変動制御時)が示されている。
【0114】
まず、図7の(a)を参照して、大当りが発生し、この大当りの発生時における大当り図柄が「三」、「七」、または、「十一」となっていれば、大当り状態の終了後に、継続期間が次回の大当りまでに設定された特別遊技状態(確率変動状態)に制御される。この場合は、特別遊技状態において必ず大当りが発生する。そして、たとえば特別遊技状態において発生した大当りが確変大当りであれば、図に示すように、その大当り終了後に再び特別遊技状態に制御される。
【0115】
次に、図7の(b)を参照して、変動表示回数により規定される継続期間が10000回に設定されている場合には、大当りの発生時における大当り図柄の組合せが「一」、「五」、または、「九」となっていれば、大当り状態の終了後に、継続期間が10000回の変動表示までに設定された特別遊技状態(確率変動状態)に制御される。この場合は、継続期間が変動表示回数によって規定されるが、その変動表示回数が10000回に設定されているために、特別遊技状態において極めて高い確率で大当りが発生する。つまり、前述したように、継続期間が10000回の変動表示までに設定された場合は、実質的には次回の大当りまでの場合と同様の継続期間となるのである。そして、たとえば特別遊技状態において発生した大当りが非確変大当り(「零」,「二」,「四」,「六」,「八」,「十」の大当り図柄での大当り)であれば、図に示すように、その大当り終了後には特別遊技状態に制御されない。継続期間の計数は、大当りが発生した時点で終了する。
【0116】
次に、図7の(c)を参照して、変動表示回数により規定される継続期間が50回に設定されている場合には、大当りが発生し、この大当りの発生時における大当り図柄の組合せが「一」、「五」、または、「九」となっていれば、継続期間が50回の変動表示までに設定された特別遊技状態(確率変動状態)に制御される。この場合は、前述した継続期間が10000回に設定されている場合と比べれば特別遊技状態において大当りが発生する確率があまり高くない。つまり、継続期間が50回の変動表示までに設定された場合は、理論的には、継続期間中に少なくとも1回の大当りが発生する場合ではないため、次回の大当りまでの場合と実質的に同様の継続期間であるとは言えない。この場合、大当りが発生せずに50回の変動表示が行なわれれば、その時点で特別遊技状態が終了する。
【0117】
次に、図6の(d)を参照して、変動表示回数により規定される継続期間が50回に設定されている場合において、前述したように大当りの発生に基づいて継続期間が50回の変動表示までに設定された特別遊技状態(確率変動状態)に制御され、その後、50回の変動表示が行なわれるまで(たとえば40回)に、大当りが発生すれば、その時点で特別遊技状態が終了する。そして、たとえば、特別遊技状態において発生した大当りにおける大当り図柄の組合せが「一」、「五」、または、「九」となっていれば、50回の変動表示までに継続期間が設定された特別遊技状態(確率変動状態)に再び制御される。この例では、2回目の特別遊技状態が50回の変動表示の実行により終了している場合が示されている。
【0118】
なお、この実施の形態においては、変動表示回数により規定される第2の継続期間が継続期間中の大当りの発生により終了する場合を説明した。しかし、これに限らず、第2の継続期間については、予め定められた設定された回数の変動表示がまだ実行されていない時点で大当りが発生しても、継続期間が終了せず、その後も、残りの変動表示回数分確率変動状態が継続するようにしてもよい。
【0119】
次に、パチンコ遊技機1における特別図柄の変動表示制御時間と、基本回路53により実行される割込み処理回数との関係を説明する。図8は、パチンコ遊技機1における特別図柄の変動表示時間と基本回路53により実行される割込み処理回数との関係を示すタイミングチャートである。図8の(a)には特別図柄の非短縮制御時(通常時)における特別図柄の変動表示制御時間と割込み処理回数との関係が示されている。また、図8の(b)には特別図柄の短縮制御時における特別図柄の変動表示制御時間と割込み処理回数との関係が示されている。
【0120】
図8の(a)を参照して、特別図柄の短縮制御時ではない通常時においては、たとえば10522msに設定された変動表示制御時間で変動表示制御が行なわれる。この10522msという変動表示時間は、2ms周期の割込みが素数回(この例では5261回)実行される時間である。
【0121】
特別図柄の変動表示には一定のインターバル時間が設けられており、始動入賞が集中的に発生して変動表示が連続的に行なわれる場合には、先の変動表示終了後、このインターバル時間が経過したことにより次の変動表示制御が許可されるのである。したがって、変動表示が連続的に行なわれる場合には、1回の変動表示毎に所定時間のインターバルが設けられることとなる。変動表示制御時間には、インターバル時間が含まれている。これにより、特別図柄が変動する時間とインターバル時間とを合わせたものが1回の変動表示制御時間を構成している。
【0122】
このように、この実施の形態の場合は、1回の変動表示時間とインターバル時間とを合わせた制御時間である1回の変動表示制御時間が、2ms周期の割込みが素数回(5261回)実行される時間(10522ms)となるように設定されているのである。
【0123】
次に、図8の(b)を参照して、特別図柄の短縮制御時における変動表示時間と割込み処理回数との関係を説明する。短縮制御時は、一律に、非短縮制御時よりも6020msだけ変動表示制御時間が短縮される。この場合の、変動表示制御時間は、素数回(1751回)の割込みが実行される時間である4502msに設定されている。また、この場合には、インターバル時間が非短縮制御時と同様の一定時間に設定されている。
【0124】
以上説明した変動表示制御時間と割込み処理回数との関係は、この実施の形態の場合、少なくとも、リーチ演出表示がなされない変動表示である通常変動表示について適用されている。つまり、図13に示すように、少なくとも、通常変動表示について、変動表示制御時間が、非短縮時および短縮時ともに素数回の割込みが行なわれる時間に設定されている。
【0125】
このような1回の変動表示制御時間において素数回の割込みを行なうようにしたことにより、次のような効果を得ることができる。
【0126】
制御用プログラムを定期的に繰返し実行して遊技状態を制御する基本回路53のコマンドにしたがって、可変表示装置8、各種ランプ、および、スピーカ27を含む遊技関連装置の動作が制御される。そして、始動入賞に応じた可変表示装置8での変動制御開始時というような変動表示動作に関連したタイミングで、ランダムカウンタを用いた特別図柄の予定停止図柄の抽選というような遊技に関連した所定の抽選が行なわれる。そして、可変表示装置8における1回の変動表示制御時間において、パチンコ遊技機1の遊技状態を制御する基本回路53による割込み処理が公約数を持たない回数である素数回実行されるため、前述した抽選において同じ抽選結果が繰返し出るタイミングと抽選の実行タイミングとが同期しくくなるので、たとえば、変動表示が連続して行なわれるときのように一定の時間間隔で抽選が繰返し行なわれる場合であっても、変動表示動作に関連したタイミングで行なわれる抽選結果に周期性が生じにくくなるようにすることができる。これにより、このような抽選に関連して行なわれる可変表示装置8を含む遊技関連装置の制御内容に周期性が生じにくくなるようにすることができる。
【0127】
また、特に、一般的に出現率が高い通常変動表示(リーチ状態での変動を除く変動表示)において変動表示の制御内容(特に停止図柄)に周期性が生じにくくなるようにすることができる。
【0128】
また、パチンコ遊技機1では、周期的に更新される数値データに基づいて、可変表示装置8の予定停止図柄(表示結果)が変動開始時において選択的に決定されるが、1回の変動表示の制御のために要する変動表示制御時間において、割込み処理が素数回実行されるため、予定停止図柄の決定のために用いられるランダムカウンタの数値データの更新周期とそのような変動表示制御期間の実行周期とが同期しにくくなるため、可変表示装置8の表示結果について周期性が生じにくくなるようにすることが可能になり、表示結果のランダム性を向上させることができる。
【0129】
また、素数回の割込みが行なわれる変動制御時間の開始段階で図柄決定用のランダムカウンタC_RND_L、C_RND_C、C_RND_Rにより選択的に決定される表示結果の図柄が、はずれ図柄であるため、大当り状態が発生しない表示結果について周期性が生じにくくなるようにすることができ、はずれ図柄の表示結果に偏りが生じにくくなるようにすることができる。
【0130】
また、前述したように、素数回の割込みが行なわれる変動表示制御期間が、インターバル時間を含むため、連続する変動表示間にインターバル時間が設けられている場合において、変動表示が連続して行なわれる場合であっても、1回の変動表示制御期間における制御処理の素数回の実行に起因して、連続する変動表示において特別図柄の表示結果に周期性が生じにくくなるようにすることができる。
【0131】
なお、この実施の形態においては、はずれ図柄のみを変動開始段階でのデータ抽出に基づいて選択決定するようにしたが、これに限らず、後述するように、大当り図柄も、変動開始段階でのデータ抽出に基づいて選択決定するようにしてもよい(第5実施形態参照)。
【0132】
なお、この実施の形態においては、一部の変動表示パターンの変動表示制御期間が、素数回の割込みが行なわれる時間に設定されている場合を説明したが、これに限らず、すべての種類の変動表示の変動表示制御期間が素数回の割込みが行なわれる時間に設定されていてもよい。
【0133】
次に、遊技制御基板31から表示制御基板80に送信される表示制御コマンドについて詳細に説明する。
【0134】
図9は、遊技制御基板31から表示制御基板80へ一方向通信で送信される表示制御用のコマンドデータを示す図である。表示制御用のコマンドデータはCD0〜CD7の8ビットのデータで構成されており、各ビットデータが図9に示すようにパラレル転送される。さらに、遊技制御基板31から表示制御基板80へストローブ信号としての表示制御信号INT(割込信号)が送信される。表示制御基板80は、この割込信号が入力されることにより表示制御用CPU101が割込状態となり、コマンドデータCD0〜CD7を取込む動作を行なう。さらに、遊技制御基板31から表示制御基板80に対し、+12V,+5Vの直流電圧が供給されるとともに、グランドラインGNDが接続された状態となる。
【0135】
図10は、遊技制御基板31から表示制御基板80に与えられる表示制御コマンドの送信タイミングの例を示すタイミングチャートである。この例では、表示制御コマンドを構成する2バイトの表示制御データCMD1,CMD2は、2ms周期の割込みごとに送出される。ここで、先に出力される1バイトの表示制御データCMD1は前述したMODEデータであり、後に出力される1バイトの表示制御データCMD2は前述したEXTデータである。
【0136】
そして、各表示制御データに同期してストローブ信号(表示制御信号INT)が出力される。表示制御用CPU101には、ストローブ信号の立上がりで割込がかかり、割込処理プログラムによって表示制御コマンドが表示制御用CPU101に受信データとして取込まれる。
【0137】
図11は、リーチ状態に関する制御の設定内容を表形式で示す図である。図11においては、大当り(図中当り)の場合、−2コマハズレの場合、−1コマハズレの場合、+1コマハズレの場合、+2コマハズレの場合、および、大ハズレの場合のそれぞれについて、出現率、実行可能なリーチ種類、C_RND_RACTの抽出値により各リーチが選択される範囲、各リーチの実行が選択される場合の選択率(C_RND_RACTの値により選択される率)が示されている。ここで、−2〜+2コマハズレとは、はずれの表示結果の一種であり、リーチ図柄(左,中図柄)から中図柄の停止図柄が何コマずれてはずれとなったかを示すものである。この場合のコマ数は、図柄数であり、リーチ図柄と、中図柄との図柄差(前述した図柄の配列上での図柄ポジションの差)の1図柄を1コマとして表わされる。そして、リーチ図柄の予定指定図柄の図柄ポジション番号を基準値「0」とみなし、その基準値となる図柄ポジション番号から番号が小さくなる方向が「−」で表わされ、番号が大きくなる方向が「+」で表わされる。したがって、たとえば、+2コマハズレとは、中図柄の停止図柄がリーチ図柄から+2コマずれたはずれ状態をいう。また、大ハズレとは、中図柄の停止図柄がリーチ図柄から±2コマを超えてずれたはずれ状態をいう。
【0138】
図11を参照して、大当りの場合は、必ずリーチが出現する。大当りの場合には、リーチ1〜リーチ5のすべての種別のリーチが発生し得る。そして、リーチ5は、大当りの場合にのみ表示され得る全回転リーチである。ここで、全回転リーチとは、左,中,右図柄がすべて一致した状態でスクロールする表示が行なわれる特別なリーチ状態をいう。このリーチ5の場合は、全図柄が一致した状態でスクロールする図柄数が10〜14コマの5種類選択可能に設定されている。このようなリーチ5が表示されると、大当りが発生することを遊技者が事前に知ることができるので、可変表示中における遊技者の期待感を極めて向上させることができ、遊技の興趣を向上させることができる。また、遊技者は、リーチ1が表示された場合にはハズレとなるおそれが高いと認識し、リーチ5が表示された場合に大当りが発生する可能性が高いと認識することができる等、表示されたリーチの種類に応じて、大当りの発生しやすさを把握することができる。
【0139】
大当りの場合におけるC_RND_RACTの抽出値と、選択されるリーチの種別との関係は次のとおりである。C_RND_RACTの抽出値が0〜5の場合は、リーチ1が選択される。すなわち、大当りの場合、リーチ1は、6/120の確率で選択される。C_RND_RACTの抽出値が6〜17の場合は、リーチ2が選択される。すなわち、大当りの場合、リーチ2は、12/120の確率で選択される。C_RND_RACTの抽出値が18〜35の場合は、リーチ3が選択される。すなわち、大当りの場合、リーチ3は、18/120の確率で選択される。C_RND_RACTの抽出値が36〜71の場合は、リーチ4が選択される。すなわち、大当りの場合、リーチ4は、36/120の確率で選択される。
【0140】
また、C_RND_RACTの抽出値が72〜81の場合は、10コマのリーチ5が選択される。C_RND_RACTの抽出値が82〜91の場合は、11コマのリーチ5が選択される。C_RND_RACTの抽出値が92〜101の場合は、12コマのリーチ5が選択される。すなわち、10コマ〜12コマのリーチ5の各々は、10/120の確率で選択される。C_RND_RACTの抽出値が102〜110の場合は、13コマのリーチ5が選択される。C_RND_RACTの抽出値が111〜119の場合は、14コマのリーチ5が選択される。すなわち、13コマおよび14コマのリーチ5の各々は、9/120の確率で選択される。
【0141】
次に、−2コマハズレの場合は、はずれのリーチ状態において1/12の出現率で出現する。この場合の出現確率は、特別図柄の図柄数(図柄の種類の数)が12図柄であるため、その12図柄のうちの1つの図柄が選択されるという意味で1/12となるのである。−2コマハズレの場合は、C_RND_RACTの抽出値に応じて、リーチ1およびリーチ2の種別のリーチが発生し得る。抽出値が0〜23の場合は、リーチ1が選択される。すなわち、−2コマハズレの場合、リーチ1は、24/120の確率で選択される。抽出値が24〜119の場合は、リーチ2が選択される。すなわち、−2コマハズレの場合、リーチ2は、96/120の確率で選択される。
【0142】
次に、−1コマハズレの場合は、はずれのリーチ状態において1/12の出現率で出現する。−1コマハズレの場合は、C_RND_RACTの抽出値に応じて、リーチ1〜リーチ3の種別のリーチが発生し得る。抽出値が0〜11の場合は、リーチ1が選択される。すなわち、−1コマハズレの場合、リーチ1は、12/120の確率で選択される。抽出値が12〜47の場合は、リーチ2が選択される。すなわち、−1コマハズレの場合、リーチ2は、36/120の確率で選択される。抽出値が48〜119の場合は、リーチ3が選択される。すなわち、−1コマハズレの場合、リーチ3は、72/120の確率で選択される。
【0143】
次に、+1コマハズレの場合は、不作為に+1コマハズレとなる場合と、大当り図柄からの補正処理により作為的に+1コマハズレとなる場合とがあるため、はずれのリーチ状態において2/12の出現率で出現する。+1コマハズレの場合は、C_RND_RACTの抽出値に応じて、リーチ1〜リーチ3の種別のリーチが発生し得る。+1コマハズレの場合は、−1コマハズレの場合と同様の選択率でリーチ1〜リーチ3がそれぞれ選択される。
【0144】
次に、+2コマハズレの場合は、はずれのリーチ状態において1/12の出現率で出現する。−2コマハズレの場合は、C_RND_RACTの抽出値に応じて、リーチ1およびリーチ2の種別のリーチが発生し得る。抽出値が0〜23の場合は、リーチ1が選択される。すなわち、+2コマハズレの場合は、−2コマハズレの場合と同様の選択率でリーチ1と、リーチ2とがそれぞれ選択される。
【0145】
次に、大ハズレの場合は、はずれのリーチ状態において7/12の出現率で出現する。大ハズレの場合は、C_RND_RACTの抽出値に応じて、リーチ1およびリーチ4の種別のリーチが発生し得る。抽出値が0〜95の場合は、リーチ1が選択される。すなわち、大ハズレの場合、リーチ1は、96/120の確率で選択される。抽出値が96〜119の場合は、リーチ4が選択される。すなわち、大ハズレの場合、リーチ4は、24/120の確率で選択される。
【0146】
次に、図11に示されたようなリーチ状態に関する制御の設定がなされた場合のリーチ1〜リーチ5についての個別の出現率を説明する。図12は、リーチ1〜リーチ5についての個別の出現率を表形式で示す図である。
【0147】
図12を参照して、大当りの場合、リーチ1〜リーチ4のそれぞれについての出現率は前述したとおりであり、リーチ5の出現率は10コマ〜14コマのすべての場合の出現率を加算して得られる48/120である。つまり、大当りの場合は、出現率がリーチ1<リーチ2<リーチ3<リーチ4<リーチ5のような関係にある。
【0148】
一方、ハズレの場合の各リーチの出現率は、−2コマハズレ〜+2コマハズレおよび大ハズレの各状態について出現率×選択率を演算し、各状態での演算結果を合計した値が各リーチの出現率となる。たとえば、リーチ3の場合は、−1コマハズレと+1コマハズレとにおいて生じることにより、「(1/12)×(72/120)+(2/12)×(72/120)=18/120」という出現率が得られる。具体的に、ハズレの場合、リーチ1の出現率が63/120、リーチ2の出現率が25/120、リーチ3の出現率が8/120、リーチ4の出現率が14/120、リーチ4の出現率が0となり、出現率の傾向が大当りの場合と逆で、出現率がリーチ1>リーチ2>リーチ3>リーチ4>リーチ5のような関係にある。
【0149】
以上に示したように、リーチ1〜リーチ5については、大当りの場合と、ハズレの場合とで出現率が異なっているため、大当りの場合に出現しやすいリーチ状態が表示された場合には、遊技者の期待感を向上させることができる。
【0150】
次に、変動パターンコマンドデータを含む変動開始コマンドをテーブル形式でROM54に記憶した変動開始コマンドテーブルについて説明する。この変動開始コマンドテーブルは、変動開始コマンドデータを出力する場合に使用されるものであり、この変動開始コマンドテーブルのデータが変動パターンを指定する変動開始コマンドの設定のために使用される。この変動開始コマンドテーブルは、前述した変動時間短縮制御時に使用される短縮時テーブルと、変動時間短縮制御時以外の通常時に使用される通常時テーブルとに分けられており、これらのテーブルが、変動時間短縮制御が行なわれるか否かという遊技制御の状況に応じて選択的に使用される。
【0151】
図13は、変動開始コマンドテーブルを表形式で示す図である。この図13においては、(a)に通常時テーブルが示され、(b)に短縮時テーブルが示されている。
【0152】
図13の(a)および(b)のそれぞれを参照して、1バイト目のデータCMD1の値「80H」により、変動開始コマンドのデータであることが指定される。そして、2バイト目のデータCMD2の値により、変動パターンの動作内容が指定される。2バイト目のデータが「00H」〜「15H」のデータは、変動時間短縮制御時以外の通常時の変動パターンデータであり、(a)の通常時テーブルに記憶されている。一方、2バイト目のデータが「16H」〜「2BH」のデータは、変動時間短縮制御時の変動パターンデータであり、(b)の短縮時テーブルに記憶されている。このように、変動開始コマンドのデータは、CMD1の値が「80H」であって、CMD2の値が「00H」〜「2BH」の範囲内のデータである。
【0153】
変動開始コマンドの2バイト目のデータにより指定される動作内容としては、特別図柄の変動表示制御時間(変動開始から全図柄停止を経てインターバル時間の終了までの時間)が指定される。たとえば、通常時テーブルの場合には、指定される変動パターンが10522ms〜23122msの範囲内での変動表示制御時間に設定されている。このように指定される変動表示制御時間は、変動表示制御時間自体の他、変動の種別(通常変動およびリーチ1〜リーチ5)、短縮の有無(通常変動,通常変動短縮、リーチ1,リーチ1短縮等)、および、当りハズレ状態の種別(−2〜+2コマハズレ時、大ハズレ時、10コマ〜14コマ移行当り時)という各種の動作内容をも表わしている。これは、コマンドデータにより示す変動表示制御時間は、変動時間短縮制御時と、通常時との各々のうちでは同じ時間に重複設定されるものがないようにされており、さらに、表示制御基板80の側の制御データROM102において、変動時間短縮制御時と通常時とに分けて、変動パターンコマンドが指定する変動表示制御時間のそれぞれに1対1で対応する変動パターン(具体的には前述した動作内容)が記憶されており、その変動パターンコマンドが指定する変動表示制御時間に基づいて、変動パターンの動作内容が1対1で決まるからである。したがって、変動表示制御時間を指定するということは、前述したようなその他の動作内容をも指定していることになる。
【0154】
短縮時テーブルの場合には、通常時テーブルに記憶されたすべての変動パターンに対応する変動時間短縮制御についての変動パターンが記憶されている。この場合、変動時間短縮制御の変動パターンとして、通常時の各変動パターンの変動時間を一律に6020ms短縮した変動パターンが短縮時テーブルに記憶されている。したがって、通常時テーブルに記憶された変動パターンのデータ数と、短縮時テーブルに記憶された変動パターンのデータ数とが同じデータ数(この場合、22個)になっている。たとえば、この場合、「リーチn」と「リーチn短縮」とは同じ変動パターンの変動表示であり、短縮と表示されているパターンとそうでないパターンとは、変動表示制御時間のみ異なる。具体例を挙げると、たとえば、通常時テーブルにおいて変動表示制御時間が10522msである通常変動,ハズレ時の変動パターンに対応して、変動表示制御時間が4502msである通常変動短縮,ハズレ時の変動パターンが短縮時テーブルに記憶されている。また、通常時テーブルにおいて変動表示制御時間が11122msであるリーチ1,−2コマハズレ時の変動パターンに対応して、変動表示制御時間が5102msであるリーチ1短縮,−2コマハズレ時の変動パターンが短縮時テーブルに記憶されている。
【0155】
このように、通常時テーブルに記憶された変動パターンのデータ数と、短縮時テーブルに記憶された変動パターンのデータ数とが同じデータ数になっているため、短縮時テーブルの変動パターンを設定する場合に、通常時テーブルの変動パターンとの対応関係がとりやすいので、通常時テーブルの変動パターンに対応して短縮時テーブルの変動パターンを容易に設定することができる。
【0156】
また、短縮時テーブルにおける変動パターンのそれぞれが、対応する通常時テーブルにおける変動パターンにおける変動表示制御時間との時間差が同じにされており、通常時テーブルにおける変動パターンのそれぞれに対して、短縮時テーブルにおける変動パターンが一律に短くなっている。これにより、時間短縮表示の際の変動表示制御時間を確実に短縮することができる。
【0157】
この例では、通常時の方の変動パターンの変動表示制御時間は、多くのパターンにおいて素数回の割込みが実行される時間に設定されているが、通常変動と短縮変動との一律の時間差により、短縮時の方の変動表示制御時間は、素数回の割込みが実行される時間に設定されているわけではない。また、変動表示制御時間を素数回の割込みが実行される時間に設定するのは、少なくとも、リーチ状態が発生しない変動パターンであればよい。これは、リーチ状態が発生しない変動パターンは、リーチ状態が発生する変動パターンと比べて極めて表示の出現率が高く、連続的に表示される可能性が高いため、このような変動パターンこそ、素数回の割込みが行なわれる変動表示制御時間を設定して、連続的に行われる変動表示において特別図柄の停止表示結果に周期性が生じにくくなるようにすることが必要だからである。
【0158】
また、短縮変動パターンを設けたことにより、次のような効果を得ることができる。図柄の変動時間が短いということは短期間で変動が終了するということであるから、始動入賞記憶が早く減ることになる。言い換えると、短縮変動パターンでの変動表示が行なわれる場合には、始動入賞記憶が上限に達してしまう可能性が低くなって、遊技者に有利な状況を提供することができる。
【0159】
なお、この例では、変動表示パターン(通常変動およびリーチ1〜5)のすべて短縮変動パターンを設定した例を示したが、これに限らず、すべての変動表示パターンのうちの1部の変動表示パターンについてのみ1つの変動表示パターンに対応して複数の変動表示パターン(この例では、変動時間が短縮された表示パターンと変動表示制御時間が短縮されていない表示パターン)を設定してもよい。その場合には、複数種類の変動表示パターンのうち、比較的変動表示制御時間が短く設定されている変動表示パターンについて、短縮変動パターンを設定するのが望ましい。このように、すべての変動表示パターンのうちの1部の変動表示パターンについてのみ短縮変動パターンを設定する場合には、すべての変動表示パターンについて短縮変動パターンを設定する場合と比べて、表示制御コマンド数を削減することができる。また、このように、短縮変動パターンが比較的変動時間の短い変動表示パターンの変動表示制御時間を短縮したものとなるようにした場合には、非短縮変動表示が行なわれる場合の平均変動表示制御時間に対して、短縮変動表示が行なわれる場合の平均変動表示制御時間が極めて短いものになるので、短縮変動表示が行なわれる場合において、始動入賞記憶がより一層平均的に短い期間で消化されるため、遊技者にとって有利となる遊技を提供することができる。
【0160】
図14は、左図柄に関する停止図柄を指示する表示制御コマンドとしての左停止図柄コマンドを表形式で示す図である。図14に示すように、2バイトの表示制御データCMD1,CMD2で構成される表示制御コマンドによって12種類の左停止図柄(「零」〜「十一」)が指定され得る。なお、それらの指定において、1バイト目の表示制御データCMD1の値は「8B(H)」であって、2バイト目の表示制御データCMD2の値は「00(H)」〜「8B(H)」の範囲内の値をとり得る。
【0161】
図15は、中図柄に関する停止図柄を指定する表示制御コマンドとしての中停止図柄コマンドを表形式で示す図である。図15に示すように、2バイトの表示制御データCMD1,CMD2で構成される表示制御コマンドによって12種類の中停止図柄(「零」〜「十一」)が指定され得る。なお、それらの指定において、1バイト目の表示制御データCMD1の値は「8G(H)」であって、2バイト目の表示制御データCMD2の値は「00(H)」〜「8B(H)」の範囲内の値をとり得る。
【0162】
図16は、右図柄に関する停止図柄を指定する表示制御コマンドとしての右停止図柄コマンドを表形式で示す図である。図16に示すように、2バイトの表示制御データCMD1,CMD2で構成される表示制御コマンドによって12種類の右停止図柄(「零」〜「十一」)が指定され得る。なお、それらの指定において、1バイト目の表示制御データCMD1の値は「8D(H)」であって、2バイト目の表示制御データCMD2の値は「00(H)」〜「8B(H)」の範囲内の値をとり得る。
【0163】
図17は、変動表示の終了を指定する表示制御コマンドとしての全図柄停止コマンドを示す図である。図17に示すように、2バイトの表示制御データCMD1,CMD2で構成される表示制御コマンドによって全図柄停止が指定される。なお、その指定において、1バイト目の表示制御データCMD1の値は「8E(H)」であり、2バイト目の表示制御データCMD2の値は「00(H)」であ。
【0164】
その他、可変表示部9に表示される背景またはキャラクタを指定するための表示制御コマンドもあるが、ここではその説明は省略する。
【0165】
なお、特定の変動表示制御時間(可変表示制御期間)を変動開始コマンドにより指定する場合、EXTデータによって指定することに代え、変動表示制御時間そのものをコマンドとして指定するようにしてもよい。たとえば、変動表示制御時間が10秒の場合には、その時間を指定する「0AH」をEXTデータとすることが考えられる。
【0166】
図18は、変動開始から変動終了時までの間に遊技制御基板31から表示制御基板80に送出される変動表示に関する表示制御コマンドの送出タイミングを示すタイミング図である。図18に示すように、この実施の形態では、図柄の変動開始時には、変動表示パターンの指定を含み、「変動開始」を指示するための変動開始コマンドが送出される。変動開始コマンドは、図13に示されたコマンド[80H,00H]〜[80H,2BH]のいずれかである。すなわち1回の変動全体の変動表示パターンを示すコマンドである。次いで、左中右図柄の停止図柄を示す表示制御コマンド(左停止図柄コマンド,中停止図柄コマンド,右停止図柄コマンド)が順次送出される。そして、特別図柄の変動表示の終了時(図柄停止時)に、「全図柄停止」を指示する全図柄停止コマンド([8EH,00H])が送出される。
【0167】
この実施の形態では、表示制御基板80における表示制御用CPU101が、変動開始コマンド、すなわち変動表示パターンを示すコマンドを受信すると、そのコマンドに応じた予め定められている変動時間を含む変動パターンの表示制御データに従って左中右図柄の変動表示制御(可変表示制御)を行なう。つまり、各変動表示パターンは、パターンごとに予め定められた変動表示制御時間が経過した時点で表示結果を導出表示するように、制御データROM102に格納された表示制御用データに基づいて表示パターンの進行のスケジュ−ルが予め定められ、そのスケジュ−ルにしたがった変動表示が行なわれる。
【0168】
このため、表示制御用CPU101では、変動開始コマンドを受けた場合に、そのコマンドに基づいて特定される変動表示制御時間に基づいて、表示結果の確定表示予定のタイミングを予め認識し(変動表示制御時間の終了タイミングからインターバル時間(一定)分だけ逆上ったタイミングを確定表示予定のタイミングとして認識する)、変動開始コマンドにより特定された変動表示パターンのデータにしたがって表示制御を行ない、確定表示予定のタイミングにおいて、全図柄停止コマンドの受信に応じて、左,中,右停止図柄コマンドにより特定された停止図柄が丁度表示できるように、図柄の表示順序(配列順序)にしたがって特別図柄を変動表示させる。
【0169】
そして、図柄の変動時間の終了時(変動停止時)に、停止図柄が遊技制御基板31からの左,中,右の停止図柄コマンドにより特定された左中右図柄の停止図柄となるように、たとえば、揺れ変動表示、および、図柄の差替え表示等のスクロ−ル以外の変動態様での表示制御等も行なう。ここで、揺れ変動表示(揺れ表示とも呼ばれる)とは、仮停止状態(表示結果が導出されているが、まだ停止表示結果が確定していない状態)の一種であり、導出された図柄を図柄のスクロールの順方向と逆方向とに交互に揺動する態様で示す表示をいう。このような揺れ変動表示は、全図柄停止コマンドの受信により確定表示へと移行する。また、差替え表示とは、図柄を1枚1枚差替えるように表示する変動表示態様をいう。そして、変動表示制御時間のうちの図柄の変動停止時に送信される全図柄停止コマンドを表示制御用CPU101が受信すれば、それに応じて変動表示が停止する。
【0170】
このように、遊技制御基板31の基本回路53は、表示制御基板80に対して連続的に同一の表示制御コマンドデータを繰返して出力するのではなく、所定の待機時間を設けるなどして表示制御基板80側のデータの受信性能を考慮し、表示制御コマンドデータを表示制御基板80側が認識可能な態様で1回のみ出力する。これにより、基本回路53が表示制御基板80に表示制御コマンドデータを出力する際の処理負担を軽減できる。
【0171】
図19は、変動表示パターンの一例を示すタイミングチャートである。(a)には短縮変動パターンではない非短縮変動パターンが示されており、(b)には変動短縮パターンが示されている。両者は同一の変動パターンであるが、変動時間のみが異なっている。
【0172】
1回の変動表示には、加速変動、高速変動、中速変動、低速変動、揺れ変動表示等が含まれる。変動時間を異ならせるためには、たとえば、高速変動期間が短縮される。その他の期間は同一である。なお、図19には、比較的単純な変動パターンが例示されているが、駒送り変動や逆変動等の変動パターンを含む場合であっても、同一の変動パターンにおける短縮変動パターンではない可変表示パターンと短縮変動パターンとでは、たとえば変動初期の高速変動時間の長さの相違で変動時間の長短が決められる。あるいは、変動期間中の中速変動の期間または低速変動の期間(図19参照)を増減してもよい。
【0173】
次に、可変表示装置8の画像表示領域9においてキャラクタを用いて行なわれる大当り予告表示について説明する。ここで、キャラクタとは、可変表示装置8に表示される人間,動物,あるいは物等を表わす映像をいう。また、大当り予告とは、大当りが発生する可能性がある旨を大当り発生前に報知することをいう。この実施の形態の場合には、リーチ状態が発生した場合に、大当り予告表示がされ得る。
【0174】
画像表示領域9においては、特別図柄の他に、特別図柄の背景を構成する背景と、キャラクタとが表示可能である。キャラクタは、通常表示されておらず、大当り予告を行なう場合等の所定の表示条件が成立した場合に表示される。
【0175】
図20は、可変表示装置8の画像表示領域9においてキャラクタを用いて行なわれる大当り予告表示の表示制御動作を示すタイミングチャートである。図20を参照して、この場合は、リーチ状態を指定する変動開始コマンドを表示制御用CPU101が受信したことに応じて、変動表示が開始されている。そして、表示制御用CPU101は、左停止図柄コマンド、中停止図柄コマンド、および、右停止図柄コマンドを順次受けるが、この時点で大当り予告をするか否かの抽選が表示制御用CPU101において行なわれる。この抽選についての詳細は、後述する。
【0176】
変動開始当初においては、背景Aと、左,中,右の特別図柄とが表示されており左,右図柄については図示を省略)、キャラクタは表示されていない。左,中,右図柄のうち、左,右図柄は、変動開始後予め定められた時間の経過にしたがって順次停止(揺れ表示等の仮停止も含む)していく。中図柄のみがスクロール変動しているリーチ状態が発生すると、前述した抽選により大当り予告を表示する旨の決定がなされている場合には、大当り予告用のキャラクタAが表示され、このキャラクタAが表示されたことにより、大当り予告がなされる。中図柄は、図に示されるように、たとえば、加速変動a、一定速変動b、減速後一定速変動d、一定速変動b、差し替え変動cを順次経て停止するが、このうちの減速後一定速変動dと、一定速変動bと間の時点でリーチ状態となり、大当り予告用のキャラクタAが表示される。このような大当り予告表示を行なう場合には、単に大当り予告用のキャラクタを表示するだけでなく、背景の種類を変更してもよく、また、大当り予告である旨を示すメッセージ等のその他の画像を表示してもよい。このような大当り予告表示が行なわれると、遊技者の期待感を高めることができる。
【0177】
次に、基本回路53のROM54の構成について説明する。図21は、基本回路53のROM54の構成を示すデータ領域図である。
【0178】
図21を参照して、ROM54の記憶領域は、プログラム管理エリア541、ROMコメントエリア542、データエリア543、未使用エリア544,546、プログラムコードエリア545、および、割込みベクタアドレスエリア547に分けられている。
【0179】
前述したような遊技制御用のプログラムは、プログラムコードエリア545に格納(記憶)され、RAM55に読出されて実行される。また、前述したような大当り図柄の種類と確変図柄および継続期間との関係を示すデータは、データエリア543に格納(記憶)され、RAM55に読出されて継続期間の制御に用いられる。具体的には、遊技制御用のプログラムには、データエリア543に格納された継続期間用の変動回数を示すデータが示す変動回数まで確率変動状態を継続させる処理を実行するプログラムが含まれている。したがって、このデータエリア543に記憶されている継続期間規定用の変動回数を示すデータを変更すれば、同じ制御用プログラムを用いて、確率変動状態を継続させる処理内容が異なる制御を行なうことができるのである。
【0180】
また、このようなデータエリア543に格納されたデータに基づいて特定される継続期間を用いて確率変動状態を継続させる制御が行なわれるので、プログラムの変更ではなく、データの変更により、第2の継続期間の設定を変更することができる。このため、このようなデータエリア543の記憶データに基づいて確率変動状態を継続させる制御を行なえば、プログラムを変更する場合と比べて、確率変動状態の継続期間に関する異なる2つの種類の制御内容を選択的に実現することが極めて容易となる。
【0181】
次に、基本回路53により実行される処理の一部をフローチャートを参照して説明する。
【0182】
図22は、基本回路53により実行される遊技制御メイン処理および割込み処理を示すフローチャートである。図22においては、(a)に遊技制御メイン処理が示され、(b)に割込み処理が示されている。
【0183】
図22の(a)を参照して、遊技制御メイン処理においては、まず、スタックポインタの指定アドレスをセットするためのスタックセット処理が行なわれる(S1)。次いで、初期化処理が行なわれる(S2)。初期化処理では、RAM55にエラーが含まれているか否かが判定され、エラーが含まれている場合には、RAM55を初期化することおよび各種フラグの初期設定などの処理が行なわれる。さらに、初期化処理では、後述する割込み処理を実行するタイミングを規定するタイマ割込み時間(たとえば0.002秒)をCPU56に設定する処理がなされる。これにより、電源投入等によるリセット後の最初の割込み処理の実行タイミング規定のための計時が開始される。
【0184】
次に、停止図柄を決定する等のための表示用乱数更新処理が行なわれる(S3)。このパチンコ遊技機1においては、可変表示装置8の可変表示での特別図柄の停止図柄が乱数(ランダムカウンタのカウンタ値)に基づいて決定される。このS3では、特別図柄の一部の停止図柄を決定するための表示用乱数が更新される。表示用乱数更新処理は、無限ループにより繰返し実行され続けるが、後述する割込み処理が起動された場合には、表示用乱数更新処理を構成するプログラムのうちの実行中の位置で一時停止され、その割込み処理が終了すると一時停止したプログラムの位置から実行が再開される。
【0185】
次に、図22の(b)を参照して、割込み処理は、CPU56により管理されるタイマ割込み用のタイマの計時値が設定値(S2またはS13で設定されるタイマ割込み時間)になるごとに実行が開始される。
【0186】
割込み処理においては、まず、ランプ制御基板35および音声制御基板70に音声発生やLED点灯制御用の所定のコマンドを送信するための処理が行なわれるとともに、情報出力回路64を介してホール管理用コンピュータに大当り情報、始動情報、確率変動情報などのデータを送信するためのデータ出力処理が行なわれる(S4)。次に、パチンコ遊技機1の内部に備えられている自己診断機能によって種々の異常診断をし、その結果に応じて必要ならば警報を発生させるためのエラー処理が行なわれる(S5)。次に、遊技制御に用いられる各種の判定用乱数を示す各ランダムカウンタを更新する判定用乱数更新処理が行なわれる(S6)。
【0187】
次に、特別図柄プロセス処理が行なわれる(S7)。特別図柄プロセス処理では、複数種類の処理のうちの1つが特別図柄プロセスフラグの値に従って選択されて実行される。そして、特別図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中において更新される。次に、普通図柄プロセス処理が行なわれる(S8)。普通図柄プロセス処理では、7セグメントLEDによる普通図柄用可変表示器10を所定の順序で制御するための普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
【0188】
次に、ゲートスイッチ12、始動口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23等の状態を入力し、各入賞口や可変入賞球装置に対する入賞があったか否か等を判定するスイッチ処理が行なわれる(S9)。始動口スイッチ17により始動入賞が検出された場合には、このスイッチ処理において、始動記憶処理が実行される。具体的には、始動口スイッチ17により始動入賞が検出されると、そのタイミングで大当り判定用のランダムカウンタのカウンタ値が抽出され、始動記憶用の大当り判定用バンクにその抽出値が記憶される。これにより始動記憶(始動入賞記憶)がなされる。前述したように始動記憶用の大当り判定用バンクは、バンク0〜バンク3の4つ構成されており、この4つのバンクによって最大4つの始動記憶を可能にしている。よって、始動入賞が検出された際にすべてのバンクに記憶がある場合には、その始動入賞が無効とされる。
【0189】
次に、S3と同様の表示用乱数更新処理が行なわれる(S10)。次に、賞球基板37との間の入賞球信号処理が行なわれる(S11)。すなわち、基本回路53は、賞球基板37より賞球数要求信号が入力されると、賞球基板37に対して出力すべき賞球コマンド(賞球数指定信号)を選択する。次に、選択した賞球コマンドを出力するための賞球コマンド出力処理が行なわれる(S12)。賞球基板37は、この賞球数指定信号に基づいて玉払出装置97を駆動制御する。
【0190】
次に、タイマ割込み時間設定処理が行なわれる(S13)。S13においては、前述したようなタイマ割込み時間(たとえば0.002秒)をS2の場合と同様に設定する処理が実行される。S13の後、この割込み処理が終了する。これにより、この割込み処理の終了時にS13によってタイマ割込み時間が設定され、次の割込み処理の実行タイミングを規定するための計時が開始されることとなる。したがって、割込み処理が終了するごとにタイマ割込みのための時間が計時され、その後タイマ割込み時間が経過するごとに割込み処理が実行されることとなる。この割込み処理が終了すると、前述したメイン処理のプログラムの実行が、一時停止していた位置から再開される。
【0191】
図23は特別図柄プロセス処理を説明するためのフローチャートである。特別図柄プロセス処理は、図22の(b)のS7で実行される処理である。この特別図柄プロセス処理においては、特別図柄プロセスフラグの値に応じてS300〜S307のうちのいずれかの処理が実行された後、S308の表示制御データ処理が実行される。特別図柄プロセス処理が実行されることにより、特別図柄の変動が制御されるとともに、大当り状態における制御が行なわれる。ここで、特別図柄プロセスフラグとは、各特別図柄の可変表示を実行する際に実行するプロセスを指定するフラグをいう。
【0192】
図23には、特別図柄プロセスフラグ値が各ステップS300〜S307の左肩にPF1〜PF8として示されている。特別図柄の可変表示動作は、複数のプロセスに分けられており、特別図柄プロセスフラグのデータにより指定されるプロセスに応じた状態に制御される。
【0193】
特別図柄変動待ち処理(S300)は、始動入賞があるか否か(始動記憶があるか否か)を判定し、始動入賞がない場合には客待ちのための待機用の画面であるデモンストレーション画面(デモ画面)を表示させるための指令情報を設定し、始動入賞がある場合には特別図柄プロセスフラグを更新して特別図柄判定処理に移行可能とする処理である。
【0194】
特別図柄判定処理(S301)は、始動記憶に関連するデータを抽出し、大当りとするか否かなどを事前決定する処理である。詳細については、図24を用いて後述する。図柄変動設定処理(S302)は、停止図柄や変動パターンを設定する処理である。詳細については図25を用いて後述する。図柄確定設定処理(S303)は、可変表示を終了させる(特別図柄の変動を終了させる)ための図柄確定コマンドを表示制御基板80に対して出力する処理である。詳細については図26を用いて後述する。
【0195】
大当り開始処理(S304)は、1ラウンド目を開始させるためのコマンドを表示制御基板80に対して出力する処理である。詳細については、図28を用いて後述する。大当り中処理(S305)は、2ラウンド目以降を開始させるためのコマンドを表示制御基板80に対して出力する処理である。大当り終了処理(S306)は、大当り状態を終了させる際に実行される処理である。
【0196】
確変抽選処理(S307)は、確変の抽選演出結果を確変とするか否かを特定可能な抽選データを設定する処理である。この確変抽選処理において設定された抽選データは、確変抽選演出の表示制御前に事前に表示制御基板80に対して出力される。詳細については、図29を用いて後述する。
【0197】
表示制御データ処理(S308)は、上記各種処理(S300〜S307)において設定された表示制御用のコマンドデータを表示制御基板80へ出力する処理である。この表示制御データ処理(S308)については、特別図柄プロセスフラグの値如何にかかわらず、特別図柄プロセス処理が実行された際には常に実行される。表示制御データ処理の詳細については、図30を用いて後述する。
【0198】
図24は、特別図柄判定処理を説明するためのフローチャートである。特別図柄判定処理においては、まず、特別図柄の変動表示の開始時であるか否かの判断がなされる(SA0)。変動表示開始時ではないと判断された場合は、この特別図柄判定処理が終了する。一方、変動表示開始時であると判断された場合は、この特別図柄判定処理のSA1以降の処理が実行される。このように、特別図柄判定処理は、特別図柄の変動表示の開始時において実行される処理である。
【0199】
変動表示開始時であると判断された場合は、SA1に進み、確率変動フラグ1または2がオンされているか、すなわち、パチンコ遊技機1が確率変動状態に制御されている最中であるか否かが判断される(SA1)。以下、確率変動状態であるか否かを区別することを目的として、確率変動状態を高確率時または高確率状態と呼び、非確率変動状態である通常状態を低確率時または低確率状態と呼ぶ場合がある。
【0200】
ここで、確率変動フラグとは、確率変動状態に制御されているか否かを示すフラグをいい、オン状態にされた場合に、確率変動状態に制御されていることを示し、オフ状態にされた場合に、確率変動状態に制御されていないことを示す。また、確率変動フラグ1は、継続期間が次回の大当りが発生するまでに設定されている場合(第1の継続期間)の確率変動状態を示すフラグであり、確率変動フラグ2は、継続期間が所定回数の変動表示が行なわれるまでに設定されている場合(第2の継続期間)の確率変動状態を示すフラグである。確率変動フラグ1または2の詳細については、後述する。高確率状態に制御されている場合には、高確率時すなわち確変状態にある場合の大当り判定値データを大当り判定用データとしてセットする処理を行なわれる(SA3)。確変状態にある場合の大当り判定値データとは、具体的には、「3」,「7」,「11」,「17」,「79」である。
【0201】
一方、高確率状態に制御されていない場合には、低確率時すなわち高確率状態にない通常時の大当り判定値データを大当り判定用データとしてセットする処理が行なわれる(SA2)。通常時の大当り判定値データとは、具体的には「7」である。
【0202】
SA2またはSA3の後、大当りフラグをクリアする処理が行なわれる(SA4)。これにより、前回の大当り状態の記憶がクリアされる。次に、大当り判定用バンク0に記憶された大当り判定用乱数が、SA2またはSA3でセットした大当り判定値データと一致するか否かが判断される(SA5)。SA5において、高確率時大当り判定値データにより判定がなされる場合には、複数の大当り判定値のうちの選択された1つの大当り判定値データを用いて1回の判定が行なわれる。高確率時大当り判定値データを構成する複数の大当り判定値のそれぞれは、判定に用いられる順序が予め定められており、最初の順番の大当り判定値から順にSA5での判断に用いられる。SA5での判断に用いられる大当り判定値が、後述するSA7の処理により順次更新されて行くことにより、高確率時大当り判定値データのすべてについての判定が行なわれる。
【0203】
SA5により大当り判定用バンク0のC_RND1の記憶データが大当り判定値と一致すると判断された場合は、大当りを発生させる場合であり、後述するSA6に進む。一方、SA5により大当り判定用バンク0のC_RND1の記憶データが大当り判定値ではないと判断された場合は、次の順序の大当り判定値のデータをSA5での判定に用いられる大当り判定値として設定する処理がなされる(SA7)。ここで、低確率時大当り判定値データおよび高確率時大当り判定値データのそれぞれは、大当り判定値の他に判定終了コードと呼ばれるデータを含んでいる。低確率時大当り判定値データがSA5での判定のために設定されている場合には、SA7において、常に判定終了コードが設定される。一方、高確率時大当り判定値データがSA5での判定のために設定されている場合にSA5で最後の順序の大当り判定値を用いた判定がなされた後には、SA7において、判定終了コードが設定される。
【0204】
SA7の後、SA7で設定された大当り判定値のデータが判定終了コードであるか否かの判断がなされる(SA8)。ここで判定終了コードではないと判断された場合には、SA7により設定された次の大当り判定値を用いて大当りの判定を行なうため、SA5に戻る。これにより、高確率時の場合には、複数の大当り判定値による大当りの判定が繰返し行なわれる。
【0205】
SA5により大当り判定用バンク0のC_RND1の記憶データが大当り判定値と一致すると判断された場合は、大当りを発生させるため、大当りフラグを設定する処理がなされる(SA6)。次にリーチフラグを設定する処理がなされる(SA11)。ここでリーチフラグとは、リーチ状態が表示される場合に設定されるフラグをいう。このリーチフラグが設定された場合は、最終的な表示結果が導出表示される前にリーチ状態が表示される場合である。
【0206】
SA8により判定終了コードであると判断された場合には、大当り判定値を用いた大当りの判定がすべて終了し、はずれにすることが決定される。そして、はずれ図柄の決定のために、C_RND_L、C_RND_C、C_RND_Rのカウント値が抽出され、記憶される。
【0207】
そして、SA9での抽出値のうちのC_RND_LおよびC_RND_Rの抽出値が一致するか否かを判断することに基づいて、左停止図柄と右停止図柄とが一致したリーチ状態(はずれのリーチ)が発生するか否かが判断される(SA10)。
【0208】
SA10によりリーチ状態が発生する旨の判断がなされた場合は、前述した大当りの場合と同様に、リーチフラグを設定する処理がなされる(SA11)。SA11でリーチフラグが設定された後、またはSA10でNOと判断された後は、特別図柄プロセスフラグの値が図柄変動処理に移行できる値に更新され(SA12)、この特別図柄判定処理が終了する。
【0209】
図25は図柄変動設定処理を説明するためのフローチャートである。この図柄変動設定処理においては、まず、出力タイマが設定済みであるか否かが判断される(SC1)。出力タイマは、特別図柄の変動パターン(可変表示制御時間等)を指定するコマンドデータが出力データ格納領域にセットされた後に、後述するSC11においてセットされる。出力タイマが設定されていない場合には、変動短縮変動を行なう条件となる変動短縮条件が成立しているか否かの判断がなされる(SC2)。この実施の形態の場合は、RAM54に記憶されている現在の始動入賞記憶数が「4」になっている場合に成立する。
【0210】
SC2により変動短縮条件が成立していないと判断された場合は、図13の(a)に示した通常時テーブルを変動パターンコマンドの出力のために使用する設定を行なう処理(SC3)がなされた後、後述するSC5に進む。一方、SC2により変動短縮条件が成立していると判断された場合は、図13の(b)に示した短縮時テーブルを変動パターンコマンドの出力のために使用する設定を行なう処理(SC4)がなされた後、後述するSC5に進む。このように、まず先に、変動時間短縮制御を行なうか否かに応じて、変動パターンコマンドの出力のためのテーブルが設定される。
【0211】
SC5に進んだ場合は、前述した大当りフラグが設定(ON)されているか否かの判断がなされる。大当りフラグが設定されていないと判断された場合は、はずれの場合の変動パターンのコマンドを設定する場合であり、後述するSC6に進む。一方、大当りフラグが設定されていると判断された場合は、大当りの場合の変動パターンのコマンドを設定する場合であり、SC6に進み、次のような処理が行なわれる。すなわち、図11に示した大当り時におけるC_RND_RACTとリーチの種類との相関関係データを用い、C_RND_RACTの抽出値に対応したリーチの種類を選択する。そして、前述したSC3またはSC4により現在の状況に応じて設定された通常時テーブルまたは短縮時テーブルを参照して、C_RND_RACTにより選択したリーチの種類に対応するコマンドデータを選択して読出し、そのコマンドデータを表示制御コマンドデータとして出力する変動パターンコマンドとして設定する。以上の処理により、SC6では、大当り時における前記相関関係データを用い、C_RND_RACTの値に応じて、変動パターンコマンドが設定される。その後、この後述するSC10に進む。
【0212】
また、前述したSC5により大当りフラグが設定されていないと判断されてSC7に進んだ場合は、前述したリーチフラグが設定されているか否かの判断がなされる。SC7によりリーチフラグが設定されていないと判断された場合は、リーチ状態を発生させない場合であり、後述するSC9に進む。一方、SC7によりリーチフラグが設定されていると判断された場合は、リーチ状態(はずれのリーチ)を発生させる場合であり、SC8に進み、次のような処理が行なわれる。すなわち、C_RND_Lの抽出値に基づく左図柄の予定停止図柄と、C_RND_Cの抽出値に基づく中図柄の予定停止図柄との図柄差により求められるハズレコマ数により、図11に示したC_RND_RACTとリーチの種類との関係を示す相関関係データ(−2コマハズレ〜+2コマハズレ、大ハズレのいずれか)を選択し、その選択した相関関係データを用いて、C_RND_RACTの抽出値に対応したリーチの種類を選択する。そして、前述したSC3またはSC4により現在の状況に応じて設定された通常時テーブルまたは短縮時テーブルを参照して、C_RND_RACTにより選択したリーチの種類に対応するコマンドデータを選択して読出し、そのコマンドデータを表示制御コマンドデータとして出力する変動パターンコマンドとして設定する。以上の処理により、SC8では、ハズレ時の図柄差に対応する前記相関関係データを用い、C_RND_RACTの値に応じて、変動パターンコマンドが設定される。その後、後述するSC10に進む。
【0213】
また、前述したSC7によりリーチフラグが設定されていないと判断されてSC9に進んだ場合は、リーチ状態を生じさせずに表示結果が導出される通常変動が行なわれる場合であり、前述したSC3またはSC4により現在の状況に応じて設定された通常時テーブルまたは短縮時テーブルを参照して、通常変動に該当するコマンドデータを選択して読出し、そのコマンドデータを表示制御コマンドデータとして出力する変動パターンコマンドとして設定する。その後、後述するSC10に進む。
【0214】
このように、変動時間短縮制御が行なわれる場合には、変動パターンコマンドが、変動パターンの平均可変表示時間が短く設定された方のデータテーブルである短縮時テーブルに基づいて選択される。このため、変動時間短縮制御を行なう場合に、変動表示制御時間が短縮された表示が実際に行なわれることを確実に担保することができる。また、遊技機の変動表示に関する制御動作の検査時において、変動コマンドデータの選択が、平均変動表示時間が短く設定された方の短縮時テーブルに基づいて選択されたことを基本回路53側で確認することにより、時間短縮表示が実際に行なわれていることを確認することができる。
【0215】
遊技制御基板31の基本回路53において設定される変動パターンは、表示の演出態様を具体的に特定するものではなく、単に可変表示期間およびリーチ状態の表示の必要性の有無を指定するものである。表示制御基板80は、この変動パターンを受信した際に、その変動パターンに応じた演出態様を独自に決定する。
【0216】
SC10に進んだ場合は、前述したように設定された変動パターンを特定可能な変動パターンデータが出力データ格納領域にセットされる。出力データ格納領域は、表示制御基板80に対して出力するコマンドデータを格納する領域である。この出力データ格納領域にセットされたコマンドデータは、図23のS308に示した表示制御データ処理において、変動開始コマンドとして表示制御基板80に対して出力される。
【0217】
次に、変動パターンに対応した出力タイマがセットされる(SC11)。たとえば、変動パターンによって特定される変動表示制御時間が10522msの場合には、その変動表示制御時間に対応して、図柄の変動開始からた図柄の変動停止までの時間が出力タイマとしてセットされる。遊技制御基板31は、出力データ格納領域にセットされた変動パターンデータが表示制御基板80に対して出力された時点からこの出力タイマの減算更新を開始し、出力タイマのタイマ値が0となった時点で後述するSC17によりプロセスフラグを更新して大当り開始処理または特別図柄変動待ち処理に移行する。
【0218】
次に、特別図柄の確定図柄(予定停止図柄)データを出力データ格納領域にセットする処理がなされる(SC12)。具体的にSC12では、大当りフラグが設定されている場合には、すでに左図柄判定用バンク0に格納されているC_RND_Lの抽出値と、特別図柄テーブルとに基づいて、確定図柄(大当り図柄)が決定され、その図柄データが出力データ格納領域にセットされる。ここで、特別図柄テーブルは、左,中,右の停止図柄決定用のランダムカウンタ(C_RND_L、C_RND_C、C_RND_R)のそれぞれカウント値と特別図柄の種類との対応関係を定めたテーブルである。大当りフラグがセットされている場合には、左,中,右の全図柄の予定停止図柄がC_RND_Lの抽出値に対応する図柄に揃えられる。一方、大当りフラグが設定されていない場合には、前述した特別図柄判定処理のSA9により抽出されたC_RND_L、C_RND_C、C_RND_Rのそれぞれの値に基づいて、特別図柄テーブルから左,中,右の特別図柄データが抽出され、その図柄データが出力データ格納領域にセットされる。
【0219】
次に、大当り判定用バンクと左図柄判定用バンクのデータをシフトさせる処理が実行される(SC13)。すなわち、バンク0のデータが廃棄され、バンク1〜3のそれぞれのデータが1つ先のバンクにシフトされる。これにより、大当り判定用バンクの場合には、次のデータ(新たにバンク0にシフトされたC_RND1の抽出値)が大当り判定の処理に用いられる状態になる。
【0220】
次に、大当り判定用バンク3の記憶データがクリアされる(SC14)。これは、SC13によるデータのシフトにより、データのシフト前の大当り判定用バンク3の記憶データを保持する必要がなくなったためであり、これにより、新たな始動入賞に応じたC_RND1の抽出値を大当り判定用バンク3に記憶させることが可能になる。
【0221】
次に、左図柄判定用バンク3の記憶データをクリアする処理がなされる(SC15)。これは、SA13によるデータのシフトにより、データのシフト前の左図柄判定用バンク3の記憶データを保持する必要がなくなったためであり、これにより、新たな始動入賞に応じたC_RND_Lの抽出値を左図柄判定用バンク3に記憶させることが可能になる。
【0222】
次に、出力タイマのタイマ値が0になっているか否かが判断される(SC16)。出力タイマのタイマ値が0になっていない場合には、変動パターンに対応した可変表示期間が終了していないために可変表示装置8において特別図柄の変動が継続されているものと判断できる。したがって、この場合にはプロセスフラグを更新する処理を行なうことなく、図柄変動設定処理が終了される。これにより、再度、特別図柄プロセス処理(図23参照)が実行された場合には、この図柄変動設定処理が再度実行され、SC1において出力タイマが設定済みであると判断されて再度SC16において出力タイマのタイマ値が0であるか否かが判断される。そして、出力タイマのタイマ値が0になっている場合には可変表示装置8における特別図柄の可変表示を終了させて表示結果を導出表示できる条件が成立していると判断できるために、プロセスフラグの値が図柄確定設定処理を実行できる値に更新される(SC17)。
【0223】
図26は、図柄確定設定処理を説明するためのフローチャートである。図柄確定設定処理においては、まず、出力タイマが設定済みであるか否かが判断される(SC18)。ここでの出力タイマは後述する図柄確定コマンドを表示制御基板80に出力した後の待機期間を計時するタイマである。この出力タイマによって計時される待機期間においては表示制御コマンドが出力されないために、可変表示装置8の画像表示領域9には、図柄確定コマンドの受信に対応して停止表示された確定図柄がその待機期間(インターバル期間)だけ継続的に表示された状態となる。
【0224】
出力タイマが設定済みでない場合には、可変表示を終了させて(特別図柄の変動を終了させて)、確定図柄を表示させるための図柄確定コマンドが出力データ格納領域にセットされる(SC19)。出力データ格納領域は、表示制御基板80に対して出力するコマンドデータを一時的に格納する領域である。この出力データ格納領域にセットされたコマンドデータは、図23のS308に示した表示制御データ処理において表示制御基板80に対して出力される。次に、出力タイマに所定のタイマ値がセットされる(SC20)。ここでセットされるタイマ値は、前記待機期間に対応する値である。
【0225】
この出力タイマは、前述した確定図柄の継続表示期間の他、可変表示期間(変動時間)を計時する等、表示制御基板80側の表示制御とのタイミングをとるために、各プロセス(S300〜S307)のうち必要とされるプロセスにおいて様々な値にセットされる。なお、セットされた出力タイマの計時(更新)は、表示制御データ処理(S308)により行なわれる。
【0226】
次に、出力タイマのタイマ値が0となったか否かが判断される(SC21)。出力タイマのタイマ値が0でない場合には、特別図柄プロセスフラグが更新されることなく、処理が終了する。この場合には、図柄確定設定処理の後に実行される表示制御データ処理(S308)において、SC19で設定された図柄確定コマンドが表示制御基板80へ出力され、さらに、出力タイマが更新される。その後、再度特別図柄プロセス処理に移行した場合には、特別図柄プロセスフラグが更新されていないために再度図柄確定設定処理に移行する。かかる場合、SC18で出力タイマが設定済みであると判断され、再度SC21で出力タイマのタイマ値が0であるか否かが判断される。そして、出力タイマのタイマ値が0となっていれば確定図柄の継続表示期間が終了しているために、SC21でYESの判断がなされて、SC21aに進む。SC21aにおいては、確率変動状態の継続期間を管理するための確率変動フラグ処理が実行される。確率変動フラグ処理の処理内容については、図27を用いて後述する。
【0227】
次に、SC21aの後、特別図柄プロセスフラグの値が大当り開始処理を実行できる値「5」または特別図柄変動待ち処理を実行できる値「1」に更新される(SC22)。具体的には、大当りフラグが設定されている場合には、特別図柄プロセスフラグの値が「5」に更新され、大当りフラグが設定されていない場合には特別図柄プロセスフラグの値が「1」に更新される。
【0228】
図27は、確率変動フラグ処理を説明するためのフローチャートである。確率変動フラグ処理においては、まず、大当りが発生する場合であるか否の判断がなされる(Sd0)。具体的には、大当りフラグがセットされているか否かの判断に基づいて、Sd0の判断が行なわれる。大当りが発生しないと判断された場合は、後述するSd1に進む。一方、大当りが発生すると判断された場合は、確率変動フラグ1または2がオン状態、つまり、高確率時を示しているか否かの判断がなされる(Sd8)。つまり、ここでは、現在が確率変動状態であるか否かの判断がなされるのである。Sd8により確率変動フラグ1または2がオン状態にされていないと判断された場合は、この確率変動フラグ処理が終了する。
【0229】
一方、Sd8により確率変動フラグ1または2がオン状態にされていると判断された場合は、オン状態にされている方の確率変動フラグをオフ状態にする処理がなされる(Sd9)。これにより、確率変動状態が終了させられる。それは、確率変動フラグがオフ状態になっている場合には、前述した特別図柄判定処理により、フラグの状態に応じて低確率時の大当り判定値データが大当り判定に用いられるようになるからである。つまり、大当りが発生した場合には、前述した第1の継続期間(次回大当りまで)および第2の継続期間(所定回数の変動表示まで)の両方とも、その時点で終了するため、大当りが発生した場合には、どちらの種類の継続期間であっても、該当する継続期間を終了させるのである。
【0230】
Sd9の後、変動数カウンタ実行フラグがセットされているか否かの判断がなされる(Sd10)。ここで、変動数カウンタは、特別遊技状態である確率変動状態中に行なわれた特別図柄の変動表示回数を計数するためのカウンタである。また、変動数カウンタ実行フラグは、変動数カウンタによる計数が実行中であるか否かを示すためのフラグである。前述した第2の継続期間の継続中においては、変動数カウンタによる計数が実行中であるが、大当りの発生により継続期間が終了した場合には、変動数カウンタによる計数をリセットする必要がある。そこで、Sd10では、そのような変動数カウンタによる計数をリセットするために、終了した継続期間が第2の継続期間であるか否かを判断しているのである。
【0231】
Sd10により変動数カウンタ実行フラグがセットされていないと判断された場合は、第一の継続期間が終了した場合であり、変動数カウンタによる計数をリセットする必要がないため、この確率変動フラグ処理が終了する。一方、Sd10により変動数カウンタ実行フラグがセットされていると判断された場合は、変動数カウンタによる計数をリセットする処理がなされ(Sd7)、この確率変動フラグ処理が終了する。
【0232】
また、Sd0により大当りが発生しないと判断されてSd1に進んだ場合は、前述した変動数カウンタ実行フラグがセットされているか否かの判断がなされる(Sd1)。
【0233】
Sd1により変動数カウンタ実行フラグがセットされていないと判断された場合は、変動数カウンタによる計数が実行中ではないので、この確率変動フラグ処理が終了する。一方、Sd1により変動数カウンタ実行フラグがセットされていると判断された場合は、変動数カウンタによる計数が実行中なので、前述した図柄確定設定処理の実行に伴う変動の終了に応じて、変動数カウンタを「1」だけ加算更新する処理がなされる(Sd2)。これにより、変動表示されている特別図柄が停止して表示結果が確定する度に変動数カウンタが加算更新される。次に、前述したように、ROM54のデータエリア543に記憶されている継続期間規定用の変動回数のデータ(たとえば前述したような10000回)である所定変動数をロードし、変動回数のチェックに用いることができるようにする処理がなされる(Sd3)。
【0234】
次に、現在の変動数カウンタの計数値を読出す処理がなされる(Sd4)。次に、Sd4により読出した変動数カウンタの計数値と、Sd3により読出した所定変動数(確変制限値)とを比較し、変動数カウンタの計数値が前述した所定変動数(たとえば10000回)であるか否か(一致するか否か)の判断、すなわち、確率変動状態中にその状態の継続期間の終了タイミングに該当する所定変動数の変動表示が行なわれたか否かの判断がなされる(Sd5)。
【0235】
Sd5により所定変動数ではないと判断された場合は、この第1確率変動フラグ処理が終了する。一方、Sd5により所定変動数であると判断された場合は、確率変動状態中に継続期間の終了条件が可変表示回数により満たされているため、確率変動状態の継続期間を終了させるために、確率変動フラグ2をオフ状態にする処理がなされる(Sd6)。これにより、確率変動状態が終了させられる。その後、変動数カウンタ実行フラグをリセットする処理がなされた後(Sd7)、この確率変動フラグ処理が終了する。
【0236】
図28は、大当り開始処理を説明するためのフローチャートである。大当り開始処理においては、まず、出力タイマが設定されているか否かが判断される(SF1)。ここでの出力タイマは、大当り開始時に表示する大当り開始画面の継続表示時間を計時するタイマである。出力タイマが設定済みでないと判断された場合には、その大当り開始画面を表示すべきことを表示制御基板80に対して指令するための大当り開始時表示データ(コマンドデータ)が出力データ格納領域にセットされる(SF2)。次に、その大当り画面の継続表示時間を計時するための出力タイマがセットされる(SF3)。次に、遊技状態が大当り状態であることを示す大当り中フラグがセットされる(SF4)。
【0237】
次に、SF3で設定された出力タイマのタイマ値が0となっているか否かが判断される(SF6)。出力タイマのタイマ値が0になっていない場合には、一旦処理が終了する。これにより、次に図23に示した表示制御データ処理(S308)が実行され、SF2で出力データ格納領域にセットされた大当り開始時表示データが表示制御基板80に対して出力される。表示制御基板80は、出力された大当り開始時表示データに基づいて、画像表示領域9に大当り開始画面を表示させる。その後、再度特別図柄プロセス処理が実行された場合には、プロセスフラグが更新されていないために再度大当り開始処理に移行し、出力タイマが設定済みであるか否かが判断される(SF1)。出力タイマが設定済みの場合には、出力タイマが0であるか否かがSF6によって再度判断される。この時点で出力タイマが0となっている場合には、大当り開始画面の継続表示時間が経過しているためにSF6でYESの判断がなされる。この場合には、1ラウンド目の表示を指令するための1ラウンドデータが出力データ格納領域にセットされ(SF7)、続いて出力タイマがセットされる(SF8)。次に、大入賞口を開放させるためのソレノイド21を励磁するために、大入賞口ソレノイドONがセットされる(SF9)。次に、プロセスフラグの値が、大当り中処理を実行できる値に更新され(SF10)、処理が終了する。
【0238】
図29は、確変抽選処理を説明するためのフローチャートである。確変抽選処理においては、まず、現在が大当り終了時であるか否かの判断がなされる(SH0)。大当り終了時ではないと判断された場合は、この確変抽選処理が終了する。一方、大当り終了時であると判断された場合は、この確変抽選処理のSH1以降の処理が実行される。このように、確変抽選処理は、大当り終了時において実行される処理である。つまり、確率変動状態は、大当りの終了時において開始されるのである。
【0239】
前述したSH0により大当り終了時であると判断された場合は、大当り図柄が「三」,「七」,「十一」のいずれかに該当するか否かの判断がなされる(SH1)。つまり、ここでは、大当り図柄が確変図柄のうちの次回の大当りまでという第1の継続期間が設定される確変図柄であるか否かが判断されるのである。
【0240】
SH1により大当り図柄が該当しないと判断された場合は、後述するSH3に進む。一方、SH1により大当り図柄が該当すると判断された場合は、確率変動フラグ1をオン状態にする処理がなされる(SH1)。これにより、次回の大当りまで継続する確率変動状態に制御されることとなる。SH1の後、この確変抽選処理が終了する。
【0241】
一方、SH1により大当り図柄が該当しないと判断された場合は、大当り図柄が「一」,「五」,「九」のいずかに該当するか否かの判断がなされる(SH3)。つまり、ここでは、大当り図柄が、確変図柄のうちの変動表示回数により規定される第2の継続期間が設定される確変図柄であるか否かが判断されるのである。
【0242】
SH3により大当り図柄が該当しないと判断された場合は、プロセスフラグが特別図柄プロセスフラグの値が特別図柄変動待ち処理を実行できる値に更新されれ(SH7)、この確変抽選処理が終了する。
【0243】
一方、SH3により大当り図柄が該当すると判断された場合は、確率変動フラグ2をオン状態にする処理がなされる(SH4)。これにより、変動表示回数により規定される継続期間を有する確率変動状態に制御されることなる。次に、前述した変動数カウンタを「0」にセットする処理がなされる(SH5)。つまり、この時点から変動表示回数を計数するために、変動数カウンタのカウンタ値が初期化されるのである。次に、前述した変動数カウンタ実行フラグをセットする処理がなされる(SH6)。これにより、変動表示回数によって継続期間が規定される確率変動状態の発生に応じて変動数カウンタによる計数が実行中である旨が示される。その後、プロセスフラグが特別図柄プロセスフラグの値が特別図柄変動待ち処理を実行できる値に更新され(SH7)、この確変抽選処理が終了する。
【0244】
図30は、表示制御データ処理を説明するためのフローチャートである。表示制御データ処理においては、まず、出力データ格納領域が参照され(SX1)、出力すべき表示制御コマンドが格納されているか否かが判断される(SX2)。出力すべき表示制御コマンドが格納されていない場合には、後述するSX11に移行する。
【0245】
一方、たとえば、変動開始コマンド等の表示制御コマンドが出力データ格納領域に格納された後、表示制御データ処理に移行した場合には、このSX2においてYESの判断がなされる。そして、格納されている2バイト1単位のコマンドデータのうち、始めに先頭の1バイト目のMODEデータが出力コマンドデータとして設定される(SX3)。次に、表示制御データ出力処理が実行される(SX4)。この表示制御データ出力処理が実行されることにより、SX3で設定されたMODEデータが表示制御基板80に対して出力される。なお、表示制御データ出力処理の詳細については、図31を用いて後述する。
【0246】
次に、格納されている2バイト1単位のコマンドデータのうち、後半の2バイト目のEXTデータが出力コマンドデータとして設定される(SX5)。次に、出力待機処理が実行される(SX6)。出力待機処理は、1バイト目のMODEデータの出力が完了した後、所定期間をおいて2バイト目のEXTデータが出力されるように時間調整をするための処理である。なお、この出力待機処理については、表示制御基板80側の表示制御用CPU101の性能によっては、省略することも可能である。すなわち、1バイト目のMODEデータと2バイト目のEXTデータとを連続送信するようにしてもよい。出力待機処理が終了した後、SX5で設定されたEXTデータを出力するための表示制御データ出力処理(SX7)が実行される。
【0247】
次に、出力した表示制御データの種別が判別され、その表示制御データが停止図柄コマンド以外であるか否かが判断される(SX8)。停止図柄コマンドは、確定図柄を指定するコマンドであり、前記SC12において出力データ格納領域にセットされるコマンドである。出力した表示制御データが停止図柄コマンド以外である場合には、特別図柄プロセス処理の各処理のいずれかにおいてセットされた出力タイマのタイマ値が更新される(SX11)。これにより、たとえば、出力された表示制御コマンドが変動開始コマンドの場合には、前記SC11で変動パターンに対応してセットされた出力タイマの計時が開始され、遊技制御基板31側での変動表示制御時間の計時が行なわれる。
【0248】
一方、SX8において停止図柄コマンドであると判断された場合には、停止図柄コマンドがすべて出力されたか否かが判断される(SX9)。停止図柄コマンドは、左中右図柄別に確定図柄(予定停止図柄)を指定するために、合計3つ出力する必要がある。これら3つの停止図柄コマンドがすべて出力された場合には、SX11で出力タイマのタイマ値が更新された後、処理が終了するが、そうでない場合には次の停止図柄コマンドを出力するためのポインタが設定され(SX10)、続いてSX11で出力タイマのタイマ値が更新された後、処理が終了する。この場合、再度、この表示制御データ処理に移行した際、SX2において次の停止図柄コマンドがまだ格納されており、SX3〜SX7でその停止図柄コマンドを出力する処理が実行される。そして、3つ目の停止図柄コマンドの出力が終了した段階でSX9においてYESの判断がなされる。
【0249】
図31は、表示制御データ出力処理を説明するためのフローチャートである。表示制御データ出力処理においては、まず、出力データ(出力コマンドデータ)が出力ポートに設定される(SY1)。次に、出力データ信号が有効であることを示すINT信号がオンに設定される(SY2)。次に、出力待機カウンタが設定される(SY3)。ここでの出力待機カウンタは、1バイトのデータを送信する期間、すなわち、INT信号のオン状態を維持する期間を定めるものである。この出力待機カウンタのカウント値は、出力データの受け手側である表示制御基板80の性能に応じて異なる。
【0250】
次に、出力待機カウンタの値が減算更新(−1)される(SY4)。次に、出力待機カウンタの値が0であるか否かが判断される(SY5)。出力待機カウンタの値が0でない場合には、再度前記SY4に移行する。そして、出力待機カウンタの値が0になった時点で、INT信号がオフに設定され(SY6)、表示制御データ出力処理が終了する。
【0251】
次に、表示制御基板80側で実行される表示制御について説明する。
表示制御基板80側での表示制御においては、たとえば、前述したように、大当り予告をするか否かの抽選等のために、各種ランダムカウンタが用いられる。ここでは、ランダムカウンタの代表例として、大当り予告用のランダムカウンタを説明する。大当り予告用ランダムカウンタは、後述する図33に示される表示用乱数処理において1ずつ加算更新され、0から加算更新されてその上限である24まで加算更新された後再度0から加算更新される。この大当り予告用ランダムカウンタの値は、左,中,右の停止図柄コマンドを受けたことに応じて抽出され、大当り予告の選択のために用いられる。
【0252】
次に、大当り予告用ランダムカウンタから抽出されたカウント値と、それによって決定される大当り予告の表示パターンとの関係を説明する。図32は、大当り予告用ランダムカウンタから抽出されたカウント値と、それによって決定される大当り予告の表示パターンとの関係を表形式で説明する図である。
【0253】
図32を参照して、大当り予告用ランダムカウンタの抽出値と、大当り予告の表示パターンとの関係は、大当りとなることが事前決定されている場合と、はずれとなることが事前決定されている場合とで異なる。抽出値が0〜17の場合に、はずれ決定時には大当り予告なしが決定され、大当り決定時には予告Aの表示が決定される。大当り予告なしの決定がなされた場合には、大当り予告が行なわれない。予告Aの表示が決定された場合には、前述した大当り予告用のキャラクタAが表示されることにより、大当り予告表示が行なわれる。
【0254】
また、抽出値が18〜22の場合には、はずれ決定時および大当り決定時ともに予告Bの表示が決定される。予告Bの表示が決定された場合には、前述した大当り予告用のキャラクタAとは別のキャラクタBが表示されることにより、大当り予告表示が行なわれる。また、抽出値が23,24の場合、はずれ決定時には予告Aの表示が決定され、大当り決定時には予告なしが決定される。
【0255】
この場合には、リーチ状態が発生したことを条件として大当り予告の抽選が行なわれるのであるが、予告Aの決定に基づいて大当り予告が行なわれた場合には、大当りとなる確率が極めて高いため、遊技者の期待感を高め、遊技の興趣を向上させることができる。また、予告Bの決定に基づいて大当り予告が行なわれた場合には、大当りとなる確率が予告Aの場合よりも低いのであるが、大当りとなる場合もあるので、遊技の興趣を向上させることができる。また、大当り状態は、抽出値が23または24となった場合のように大当り予告が行なわれずに発生する場合もあるため、そのような場合には、大当り発生の意外性により遊技の興趣を向上させることができる。
【0256】
図32に示された関係を示すデータは、テーブルデータとして、制御データROM102に記憶されており、大当り予告の抽選時に読出されて用いられる。
【0257】
図33は、表示制御基板80の表示制御用CPU101が実行する表示制御メイン処理を説明するためのフローチャートである。表示制御メイン処理においては、まず、RAM101a、I/O、VDPなどをイニシャライズする処理が実行される(S701)。そして、画像表示領域9に初期画面を出現させる表示制御が行なわれる(S702)。なお、初期画面においては、画像表示領域9に、たとえば、「一」(左図柄),「二」(中図柄),「三」(右図柄)が表示される。その後、メイン処理では、前述した予告用ランダムカウンタ等のランダムカウンタを更新させるための表示用乱数更新処理が繰返し実行される(S703)。
【0258】
後述するように、この実施の形態では、実際の表示制御処理は、定期的に発生するタイマ割込によって起動される割込処理で実行される。
【0259】
この実施の形態では、上述したように、実際の図柄変動制御等はタイマ割込処理によって行なわれる。タイマ割込は、たとえば2msごとに発生する。
【0260】
図34は、タイマ割込にしたがって実行されるタイマ割込処理の内容を示すフローチャートである。タイマ割込処理において、表示制御用CPU101は、表示制御プロセス処理(S711)を実行する。表示制御プロセスでは、表示制御プロセスフラグの値に応じた各種表示制御処理が行なわれる。
【0261】
遊技制御基板31からの表示制御コマンドは、IRQ2割込によって表示制御用CPU101に受信される。図35は、表示制御用CPU101のIRQ2割込処理を示すフローチャートである。
【0262】
IRQ2割込処理において、表示制御用CPU101は、まず、データ受信中フラグがセットされているか否かを確認する(S601)。セットされていなければ、この割込が表示制御コマンドデータにおける第1バイトの表示制御データ送出による割込である。そこで、ポインタをクリアするとともに(S602)、データ受信中フラグをセットする(S603)。そして、S604に移行する。ポインタは、表示制御用CPU101が内蔵しているRAMにおける表示制御コマンドデータ格納エリアにおける何バイト目に受信データを格納するかを指示するものである。
【0263】
データ受信中フラグがセットされている場合、ストローブ信号(表示制御信号INT)がオフしたら(S604)、表示制御用CPU101は、入力ポートからデータを入力し、表示制御コマンドデータ格納エリアにおいてポインタにより示されているアドレスに、入力データを格納する(S605)。
【0264】
そして、表示制御用CPU101は、ポインタの値をプラス1する(S606)。そして、ポインタの値が2になった場合には(S607)、2バイトで構成される表示制御コマンドデータの受信が完了したことになるので、データ受信完了フラグをセットするとともに、データ受信中フラグをリセットする(S608,S609)。以上のような処理によって、2バイトの表示制御データCMD1,CMD2が、表示制御基板80において受信される。
図36は、図34に示されたタイマ割込処理における表示制御プロセス処理(ステップS711)を示すフローチャートである。表示制御プロセス処理では、表示制御プロセスフラグの値に応じてS720、S750、S780、S810、S840、S870のうちのいずれかの処理が行なわれる。各処理においては、以下のような処理が実行される。
【0265】
変動開始コマンド受信待ち処理(S720)では、IRQ2割込処理によって変動パターンを示す変動開始コマンドを受信したか否かを確認する。全図柄変動開始処理(S780)では、左中右図柄の変動が開始されるように制御する。予告設定処理(S750)では、リーチ状態が発生した場合に、大当り予告に関する設定処理を行なう。予告設定処理の処理内容については、図38を用いて後述する。図柄変動中処理(S810)では、変動パターンを構成する各変動状態(変動速度、キャラクタ、背景)の切換タイミングを制御するとともに、変動時間の終了を監視する。また、左右図柄の停止制御を行なう。
【0266】
図柄停止設定処理(S840)では、特別図柄の変動表示の終了時に、図柄の変動を停止し最終停止図柄(確定図柄)を表示する制御を行なう。大当り表示処理(S870)では、変動表示制御時間の終了後、確変大当り表示または通常大当り表示の制御を行なう。
【0267】
図37は、表示制御コマンドを受信できなかったときの表示制御用CPU101の制御動作例を説明するための説明図である。図37において、バツ印は、該当コマンドが受信できなかったことを示し、丸印は該当コマンドが受信できたことを示す。
【0268】
図37に示すように、変動パターンを指定する表示制御コマンド(変動開始コマンドを意味する、以下も同様)は受信できなかったが、左中右の停止図柄を示す表示制御コマンド(左,右,中停止図柄コマンドを意味する、以下も同様)および全図柄停止を示す表示制御コマンド(全図柄停止コマンドを意味する、以下も同様)を受信できた場合には、図柄の変動を行なわないが、全図柄停止を示す表示制御コマンドを受信したときに、左中右の停止図柄を示す表示制御コマンドで指定された図柄を表示する。
【0269】
変動パターンを指定する表示制御コマンドおよび全図柄停止を示す表示制御コマンドを受信できたが、左中右の停止図柄を示す表示制御コマンドの一部またはすべてを受信できなかった場合には、指定された変動パターンで左中右図柄の変動を行ない、全図柄停止を示す表示制御コマンドを受信したときに、左中右の停止図柄を示す表示制御コマンドで指定された図柄を表示する。ただし、表示制御コマンドを受信できなかった停止図柄については、電源投入時に表示される図柄を表示する。
【0270】
変動パターンを指定する表示制御コマンドおよび左中右の停止図柄を示す表示制御コマンドの一部またはすべては受信できなかったが、全図柄停止を示す表示制御コマンドを受信できた場合には、図柄の変動を行なわないが、全図柄停止を示す表示制御コマンドを受信したときに、左中右の停止図柄を示す表示制御コマンドで指定された図柄を表示する。ただし、表示制御コマンドを受信できなかった停止図柄については、電源投入時に表示される図柄を表示する。
【0271】
変動パターンを指定する表示制御コマンドおよび左中右の停止図柄を示す表示制御コマンドを受信できたが、全図柄停止を示す表示制御コマンドを受信できなかった場合には、指定された変動パターンで左中右図柄の変動を行ない、表示制御用CPU101が起動した監視タイマのタイムアウト時に左中右の停止図柄を示す表示制御コマンドで指定された図柄を表示する。ここで、監視タイマとは、特別図柄の変動時間を監視するために用いられるタイマをいう。
【0272】
変動パターンを指定する表示制御コマンドを受信できたが、全図柄停止を示す表示制御コマンドおよび左中右の停止図柄を示す表示制御コマンドの一部またはすべてを受信できなかった場合には、指定された変動パターンで左中右図柄の変動を行ない、表示制御用CPU101が起動した監視タイマのタイムアウト時に左中右の停止図柄を示す表示制御コマンドで指定された図柄を表示する。ただし、表示制御コマンドを受信できなかった停止図柄については、電源投入時に表示されている図柄を表示する。
【0273】
なお、以上に説明したすべての場合において、変動パターンを指定する表示制御コマンド、左中右の停止図柄を示す表示制御コマンドおよび全図柄停止を示す表示制御コマンドのうちの1つでも受信できなかった場合には、表示制御用CPU101は、画像表示領域9にエラーが発生した旨を表示する。
【0274】
図38は、図36に示された表示制御プロセス処理の変動開始コマンド受信待ち処理(S720)を示すフローチャートである。変動開始コマンド受信待ち処理において、表示制御用CPU101は、まず、この時点で、変動開始コマンドのCMD1(「80H」)のデータを含む2バイトの表示制御コマンドを受信したか否かを確認する(S721)。この実施の形態では、変動パターンを示す変動開始コマンドは、図13に示すように、CMD1が「80(H)」であって、CMD2が「00(H)」〜「2B(H)」の範囲内のものである。
【0275】
S721により受信していないと確認された場合には、後述するS725に進む。一方、S721により受信したと確認された場合には、該当コマンドのCMD2が変動開始コマンドのCMD2(「00(H)」〜「2B(H)」)のデータであるか否かを確認する(S722)。S722により変動開始コマンドのCMD2であると確認した場合には、表示制御プロセスフラグの値を予告設定処理に対応した値に設定する(S723)。また、エラーフラグがセットされていればエラー表示を消去する(S742)。つまり、変動パターンを示す表示制御コマンド(変動開始コマンド)の受信に基づく正常な可変表示が開始される際に、エラー表示が消去される。なお、エラー表示については後述する。そして、監視タイマをスタートし(S743)、この処理が終了する。この状況でスタートされる監視タイマは、全図柄停止コマンドを受信できなかったときに図柄を停止させるタイミングを決めるため、および、変動開始コマンドにより指定された変動表示制御時間により特定される全図柄停止コマンドの受信予定タイミングに全図柄停止コマンドを受信したか否かを判断するために用いられる。
【0276】
一方、S722により変動開始コマンドのCMD2であると確認された場合は、正しいデータ内容の変動開始コマンドを受信していないと判断して、エラー表示を行ない(S726a)、後述するS736に進む。
【0277】
S725に進んだ場合は、この時点で左停止図柄コマンドのCMD1(「8BH」)のデータを含む2バイトの表示制御コマンドを受信したか否かを確認する。この実施の形態では、左停止図柄コマンドは、図14に示すように、CMD1が「8B(H)」であって、CMD2が「00(H)」〜「0B(H)」の範囲内のものである。
【0278】
S725により受信していないと確認された場合には、後述するS728に進む。一方、S725により受信したと確認された場合には、該当コマンドのCMD2が左停止図柄コマンドのCMD2(「00(H)」〜「0B(H)」)のデータであるか否かを確認する(S726)。S726により左停止図柄コマンドのCMD2であると確認した場合には、当該コマンドに応じた左停止図柄を示すデータを左図柄格納エリアに格納する(S727)。そして、表示制御コマンドの誤った受信順序に起因して、エラー表示をし(S734)、後述するS735に進む。一方、S726により左停止図柄コマンドのCMD2ではないと確認した場合には、正しいデータ内容の左停止図柄コマンドを受信していないと判断して、エラー表示をし(S726a)、後述するS736に進む。
【0279】
S728に進んだ場合は、この時点で中停止図柄コマンドのCMD1(「8CH」)のデータを含む2バイトの表示制御コマンドを受信したか否かを確認する。この実施の形態では、中停止図柄コマンドは、図15に示すように、CMD1が「8C(H)」であって、CMD2が「00(H)」〜「0B(H)」の範囲内のものである。
【0280】
S728により受信していないと確認された場合には、後述するS731に進む。一方、S728により受信したと確認された場合には、該当コマンドのCMD2が中停止図柄コマンドのCMD2(「00(H)」〜「0B(H)」)のデータであるか否かを確認する(S729)。S729により中停止図柄コマンドのCMD2であると確認した場合には、当該コマンドに応じた中停止図柄を示すデータを中図柄格納エリアに格納する(S730)。そして、表示制御コマンドの誤った受信順序に起因して、エラー表示をし(S734)、後述するS735に進む。一方、S729により中停止図柄コマンドのCMD2ではないと確認した場合には、正しいデータ内容の中停止図柄コマンドを受信していないと判断して、エラー表示をし(S726a)、後述するS736に進む。
【0281】
S731に進んだ場合は、この時点で右停止図柄コマンドのCMD1(「8DH」)のデータを含む2バイトの表示制御コマンドを受信したか否かを確認する。この実施の形態では、右停止図柄コマンドは、図16に示すように、CMD1が「8D(H)」であって、CMD2が「00(H)」〜「0B(H)」の範囲内のものである。
【0282】
S731により受信していないと確認された場合には、後述するS736に進む。一方、S731により右停止図柄コマンドのCMD1を受信したと確認された場合には、該当コマンドのCMD2が右停止図柄コマンドのCMD2(「00(H)」〜「0B(H)」)のデータであるか否かを確認する(S732)。S732により右停止図柄コマンドのCMD2であると確認した場合には、当該コマンドに応じた右停止図柄を示すデータを右図柄格納エリアに格納する(S733)。そして、表示制御コマンドの誤った受信順序に起因して、エラー表示をし(S734)、後述するS735に進む。一方、S732により中停止図柄コマンドのCMD2ではないと確認した場合には、正しいデータ内容の中停止図柄コマンドを受信していないと判断して、エラー表示をし(S726a)、後述するS736に進む。S735に進んだ場合は、監視タイマをスタートし(S735)、後述するS736に進む。この状況でスタートされる監視タイマは、全図柄停止コマンドを受信できなかったときに図柄を停止させるタイミングを決めるために用いられる。
【0283】
前述したように左,中,右の停止図柄コマンドを受信したか否かを確認するのは、変動パターンを示す変動開始コマンドを受信できなかった場合を考慮してのことである。すなわち、S725,S726、S728,S729、または、S731,S732において停止図柄コマンドの受信を確認したということは、変動パターンを示す変動開始コマンドを受信できずに停止図柄を示す表示制御コマンドを受信したことを意味する。言い換えると、たとえばデータ化け等の異常原因により、変動パターンを示す変動開始コマンドが正しく受信されなかったことになる。
【0284】
そこで、表示制御用CPU101は、画像表示領域9にエラー表示を行なう制御を実行するとともに、監視タイマをスタートする(S735)のである。なお、エラー表示を行なう場合には、エラーフラグをセットする。このようなエラーフラグは、その他のステップによるエラー表示についても同様にセットされる。エラーフラグは前述したS742(ただし、次回の変動開始時)で参照される。また、S735による監視タイマは、処理を簡便にするために、左,中,右の停止図柄コマンドを受信するたびに再スタートされる。よって、実質的に、最後に受信した停止図柄を示す表示制御コマンドの受信時に監視タイマがスタートされることになる。また、前述した監視タイマのタイムアウト時間は、たとえば、図13に示された複数の各変動パターンのうちの最長期間にやや余裕を持たせた時間である。
【0285】
S736に進んだ場合、表示制御用CPU101は、この時点で全図柄停止を示す全図柄停止コマンドのCMD1(「8EH」)のデータを含む2バイトの表示制御コマンドを受信したか否かを確認する。この実施の形態では、右停止図柄コマンドは、図17に示すように、CMD1が「8E(H)」であって、CMD2が「00(H)」である。
【0286】
S736により受信していないと確認された場合には、後述するS737に進む。一方、S736により受信したと確認された場合には、該当コマンドのCMD2が全図柄停止コマンドのCMD2(「00(H)」)のデータであるか否かを確認する(S738)。ここで、全図柄停止コマンドを受信したか否かを確認するのは、変動パターンを示す変動開始コマンドを受信できなかったが、全図柄停止コマンドを受信した場合を考慮してのことである。そこで、全図柄停止コマンドを受信した場合、すなわち、S738により全図柄停止コマンドのCMD2であると確認した場合には、変動パターンを示す変動開始コマンドを受信できずに全図柄停止コマンドを受信したことを報知するためにエラー表示を行なった後(S739)、表示制御プロセスフラグの値を全図柄停止処理に対応した値に設定する(S740)。その後、この変動開始コマンド受信待ち処理が終了する。一方、S738により全図柄停止コマンドのCMD2ではないと確認した場合には、正しいデータ内容の全図柄停止コマンドを受信していないと判断して、エラー表示をし(S741)、この変動開始コマンド受信待ち処理が終了する。
【0287】
S737では、監視タイマが起動されている場合にはS753によりスタートされた監視タイマがタイムアウトしているか否かを確認する。ここで監視タイマがタイムアウトしているか否かを確認するのは、変動開始コマンドおよび全図柄停止コマンドをともに受信できなかった場合を考慮してのことである。ここで、監視タイマがタイムアウトしている場合には、エラー表示を行なった後に(S739)、表示制御プロセスフラグの値を全図柄停止処理に対応した値に設定する(S740)。
【0288】
図39は、図36に示された表示制御プロセス処理の予告設定処理(S750)を示すフローチャートである。予告設定処理においては、まず、受信した変動開始コマンドの指定内容に基づいて、リーチ状態での変動表示をする場合であるか否かの判断がなされる(S758)。つまり、図13に示されるように、変動開始コマンドでは、リーチ変動であるか否かが指定されており、その指定内容に基づいてリーチ状態での変動表示をする場合であるか否かを判断するのである。
【0289】
リーチ状態での変動表示をしない場合である旨の判断がなされた場合は、後述するS762に進む。一方、リーチ状態での変動表示をする場合である旨の判断がなされた場合は、大当り予告の抽選を行なう処理がなされる。具体的には、前述した大当り予告用ランダムカウンタの値を抽出し、その抽出値に基づいて、図32に示されたテーブルデータを用いて予告の有無および予告の種類を抽選する(S759)。次に、S759の抽選結果に基づいて、大当り予告をすることが決定されたか否かの判断がなされる(S760)。
【0290】
大当り予告をしない旨の決定がなされた場合は、後述するS762に進む。一方、大当り予告をする旨の決定がなされた場合は、大当り予告用の表示データを大当り予告データ格納エリアに格納する処理がなされる(S761)。これにより、リーチ状態になった段階で、大当り予告データ格納エリアに格納されたデータに基づいて大当り予告が行なわれる。その後、S762に進む。S762では、表示制御プロセスフラグの値を全図柄変動開始処理に対応した値に設定する(S735)。その後、この予告設定処理が終了する。
【0291】
このように、表示制御用CPU101側において、抽選結果の決定が基本回路53からの指令によらず独自に行なわれる抽選が大当り予告のために実行される。その抽選については、基本回路53からの抽選要求に相当するリーチ変動が指定された変動開始コマンドを受信した場合に行なわれるが、基本回路53からのの指令によらず独自に抽選の結果が決定されること、および、1回の変動表示時間における基本回路53での素数回の割込み処理により大当り予告の抽選結果の決定のための抽選結果において周期性が生じにくくなるので、そのような大当り予告の抽選結果に周期性が生じにくくなるようにすることができる。
【0292】
図40は、全図柄変動開始処理(S780)を示すフローチャートである。全図柄変動開始処理において、表示制御用CPU101は、受信した変動開始コマンドに対応する変動パターンに応じたプロセステーブルを使用することを決定する(S781)。各プロセステーブルには、その変動パターン中の各変動状態(速度、その速度での変動期間等)を示すデータが設定されている。また、各プロセステーブルは制御データROM102に設定されている。
【0293】
ここで、プロセステーブルのデータの構成例を説明する。図41は、プロセステーブルの構成例を示す説明図である。それぞれの変動パターンに対応した各プロセステーブルには、時系列的に、変動速度、その速度での変動期間、背景またはキャラクタの切換タイミング、音声制御データ等が設定されている。また、ある速度での変動期間を決めるためのプロセスタイマ値も設定されている。また、各プロセステーブルは、複数の3バイト単位のプロセスデータで構成されている。
【0294】
表示制御用CPU101は、使用することが決定されたプロセステーブルの最初に設定されているプロセスタイマ値でタイマをスタートさせる(S782)。また、3バイト目に設定されている変動状態を示すデータに基づいて、図柄変動制御、背景およびキャラクタの表示制御を開始する(S783)。そして、表示制御プロセスフラグの値を図柄変動中処理(S810)に対応した値に変更する(S784)。その後、この全図柄変動開始処理が終了する。
【0295】
図42は、図柄変動中処理(S810)を示すフローチャートである。図柄変動中処理において、表示制御用CPU101は、プロセスタイマがタイムアウトしたか否かを確認する(S811)。プロセスタイマがタイムアウトしていると確認した場合は、後述するS812に進む。一方、プロセスタイマがタイムアウトしていないと確認した場合は、この時点で左停止図柄コマンドのCMD1(「8BH」)のデータを含む2バイトの表示制御コマンドを受信したか否かを確認する。
【0296】
S811により受信していないと確認された場合には、後述するS817aに進む。
【0297】
一方、S811により受信したと確認された場合には、該当コマンドのCMD2が左停止図柄コマンドのCMD2(「00(H)」〜「0B(H)」)のデータである否かを確認する(S818)。S818により左停止図柄コマンドのCMD2であると確認した場合には、当該コマンドに応じた左停止図柄を示すデータを左図柄格納エリアに格納し(S819)、この図柄変動中処理が終了する。一方、左停止図柄コマンドのCMD2ではないと確認した場合には、正しいデータ内容の左停止図柄コマンドを受信していないと判断して、エラー表示をし(S820)、この図柄変動中処理が終了する。
【0298】
S817aに進んだ場合は、左停止コマンドの受信タイミングが終了したか否かを確認する。具体的にS817aにおいては、前述したS782によりスタートされたプロセスタイマの計数値が2バイトの左停止図柄コマンドの受信を完了すべきタイミングとして予め定められたタイミング(たとえば、4msに所定の誤差を見込んだタイミング)になった時に受信タイミングが終了したと判断する。S817aにより受信タイミングが終了していないと確認した場合には、後述するS821に進む。一方、S817aにより受信タイミングが終了したと確認した場合には、前述した左停止図柄を示すデータが格納済であるか否かが確認される(S817b)。S817bにより左停止図柄を示すデータが格納済ではないと確認された場合は、正しいタイミングで左停止図柄コマンドが受信されていないと判断して、エラー表示をし(S817c)、後述するS821に進む。一方、S817bにより左停止図柄を示すデータが格納済であると確認された場合は、正しいタイミングで左停止図柄コマンドが受信されたと判断して、そのままS821に進む。
【0299】
S821に進んだ場合は、この時点で中停止図柄コマンドのCMD1(「8CH」)のデータを含む2バイトの表示制御コマンドを受信したか否かを確認する。中停止図柄コマンドのCMD1を受信していないと確認された場合には、後述するS821aに進む。一方、中停止図柄コマンドのCMD1を受信したと確認された場合には、該当コマンドのCMD2が中停止図柄コマンドのCMD2(「00(H)」〜「0B(H)」)のデータであるか否かを確認する(S822)。
【0300】
S822により中停止図柄コマンドのCMD2ではないと確認した場合には、正しいデータ内容の中停止図柄コマンドを受信していないと判断して、エラー表示をし(S824)、この図柄変動中処理が終了する。一方、S822により中停止図柄コマンドのCMD2であると確認した場合には、当該コマンドに応じた中停止図柄を示すデータを中図柄格納エリアに格納する(S823)。そして、左停止図柄コマンドがすでに格納されているか否かを確認する(S825)。左停止図柄コマンドがすでに格納されていると確認された場合は、表示制御コマンドの受信順序が正しい場合であり、図柄変動中処理が終了する。一方、左停止図柄コマンドがまだ格納されていないと確認された場合は、表示制御コマンドの受信順序が誤っていると判断し、エラー表示を行ない(S826)、この図柄変動中処理が終了する。
【0301】
S821aに進んだ場合は、中停止コマンドの受信タイミングが終了したか否かを確認する。具体的にS821aにおいては、前述したS782によりスタートされたプロセスタイマの計数値が2バイトの中停止図柄コマンドの受信を完了すべきタイミングとして予め定められたタイミング(たとえば、8msに所定の誤差を見込んだタイミング)になった時に受信タイミングが終了したと判断する。S821aにより受信タイミングが終了していないと確認した場合には、後述するS827に進む。一方、S821aにより受信タイミングが終了したと確認した場合には、前述した中停止図柄を示すデータが格納済であるか否かが確認される(S821b)。S821bにより中停止図柄を示すデータが格納済ではないと確認された場合は、正しいタイミングで中停止図柄コマンドが受信されていないと判断して、エラー表示をし(S821c)、後述するS827に進む。一方、S817bにより中停止図柄を示すデータが格納済であると確認された場合は、正しいタイミングで中停止図柄コマンドが受信されたと判断して、そのままS827に進む。
【0302】
S827に進んだ場合は、この時点で右停止図柄コマンドのCMD1(「8DH」)のデータを含む2バイトの表示制御コマンドを受信したか否かを確認する。S827により受信していないと確認された場合には、後述するS827aに進む。一方、S827により受信したと確認された場合には、該当コマンドのCMD2が右停止図柄コマンドのCMD2(「00(H)」〜「0B(H)」)のデータであるか否かを確認する(S828)。S828により右停止図柄コマンドのCMD2ではないと確認した場合には、正しいデータ内容の右停止図柄コマンドを受信していないと判断して、エラー表示をし(S830)、この図柄変動中処理が終了する。一方、S828により右停止図柄コマンドのCMD2を受信したと確認した場合には、当該コマンドに応じた右停止図柄を示すデータを右図柄格納エリアに格納する(S829)。そして、中左停止図柄コマンドがすでに格納されているか否かを確認する(S831)。中停止図柄コマンドがすでに格納されていると確認された場合は、表示制御コマンドの受信順序が正しい場合であり、図柄変動中処理が終了する。一方、中停止図柄コマンドがまだ格納されていないと確認された場合は、表示制御コマンドの受信順序が誤っていると判断し、エラー表示を行ない(S832)、この図柄変動中処理が終了する。
【0303】
S827aに進んだ場合は、右停止コマンドの受信タイミングが終了したか否かを確認する。具体的にS827aにおいては、前述したS782によりスタートされたプロセスタイマの計数値が2バイトの右停止図柄コマンドの受信を完了すべきタイミングとして予め定められたタイミング(たとえば、12msに所定の誤差を見込んだタイミング)になった時に受信タイミングが終了したと判断する。S827aにより受信タイミングが終了していないと確認した場合には、この図柄変動中処理が終了する。一方、S827aにより受信タイミングが終了したと確認した場合には、前述した右停止図柄を示すデータが格納済であるか否かが確認される(S827b)。S827bにより右停止図柄を示すデータが格納済ではないと確認された場合は、正しいタイミングで右停止図柄コマンドが受信されていないと判断して、エラー表示をし(S827c)、この図柄変動中処理が終了する。一方、S817bにより中停止図柄を示すデータが格納済であると確認された場合は、正しいタイミングで中停止図柄コマンドが受信されたと判断して、そのままこの図柄変動中処理が終了する。
【0304】
このように、プロセスタイマがタイムアウトするまでは、左,中,右の停止図柄コマンドの受信に応じて、それらの停止図柄のデータを格納する処理が行なわれる。
【0305】
プロセスタイマがタイムアウトしてS811に進んだ場合は、左,中,右の停止図柄コマンドをすべて受信したか否かを確認する(S811a)。停止図柄コマンドのすべてを受信した場合は、S812に進む。一方、停止図柄コマンドの少なくとも1つを受信していない場合は、この段階で受信すべき3つの停止図柄コマンドを正しく受信していないと判断して、エラー表示をし(S811b)、S812に進む。
【0306】
S812では、プロセステーブル中のデータを示すポインタをプラス3する。そして、ポインタが示す領域のデータが終了コードであるか否かを確認する(S813)。終了コードでなければ、ポインタが示すプロセスデータの3バイト目に設定されている変動状態を示すデータに基づいて図柄変動制御、背景およびキャラクの表示制御を変更するとともに(S814)、1,2バイト目に設定されているプロセスタイマ値でタイマをスタートさせる(S815)。その後、表示制御プロセスフラグの値を全図柄停止処理(S840)に対応した値に変更(S816)し、この図柄変動中処理が終了する。
【0307】
また、ステップS813で、終了コードであれば、表示制御プロセスフラグの値を全図柄停止処理(S840)に対応した値に変更し(S816)、この図柄変動中処理が終了する。
【0308】
図43は、全図柄停止処理(S840)を示すフローチャートである。全図柄停止処理において、表示図柄用CPU101は、全図柄停止コマンドのCMD1(「8EH」)のデータを含む2バイトの表示制御コマンドを受信したか否かを確認する(S841a)。S841aにより受信していないと確認された場合には、S846に進む。一方、全図柄停止コマンドのCMD1を受信したと確認された場合には、該当コマンドのCMD2が全図柄停止コマンドのCMD2(「00(H)」)のデータであるか否かを確認する(S841b)。S841bにより全図柄停止コマンドのCMD2ではないと確認した場合には、正しい全図柄停止コマンドを受信していないと判断して、エラー表示をし(S841c)、後述するS846に進む。
【0309】
一方、S841bにより全図柄停止コマンドのCMD2であると確認した場合は、全図柄停止コマンドを正しく受信した場合であり、停止図柄表示処理を行なう(S842)。そして、停止図柄が大当りを表示させる図柄の組合せであれば(S843)、表示制御プロセスフラグの値を大当り表示処理(S870)に対応した値に設定する(S844)。そうでなければ、表示制御プロセスフラグの値を変動開始コマンド受信待ち処理(S720)に対応した値に設定する(S845)。
【0310】
S846においては、前述した監視タイマ(S743またはS735によりスタートされたもの)がタイムアウトしているかどうかを確認する。監視タイマがタイムアウトしている場合は、全図柄停止コマンドを所定期間内に受信できなかったことにより全図柄停止コマンドを正しいタイミングで受信できなかったと判断してエラー表示を行ない(S844)、その後、停止図柄表示処理を行なう(S847)。そして、表示制御プロセスフラグの値を変動開始コマンド受信待ち処理(S725)に対応した値に設定する(S845)。その後、全図柄停止処理が終了する。
【0311】
図44は、停止図柄表示処理(S842,S847)を示すフローチャートである。停止図柄表示処理において、表示制御用CPU101は、まず、左,中,右の停止図柄コマンドをすべて受信しているか否かを確認する(S851)。具体的には、左中右図柄格納エリアに図柄を示す情報が格納されているか否かを確認する。
【0312】
S851により左,中,右の停止図柄コマンドをすべて受信していると確認した場合には、全図柄停止コマンドの受信タイミングが予定タイミング(変動開始コマンドにより特定された変動表示制御時間からインターバル時間を差引いた時間に基づいて把握できる変動表示の終了タイミング)と一致しているか否かの判断がなされる(S851a)。
【0313】
そして、受信タイミングが予定タイミングと一致していると判断された場合は、正常な受信が行なわれたため、そのままS852に進み、現在の表示図柄を停止表示させる処理がなされ(S852)、後述するS853に進む。この場合には、左中右図柄格納エリアに格納されている情報を用いて画像表示領域9に停止図柄を表示する制御が行なわれる。一方、受信タイミングが予定タイミングと一致していないと判断された場合は、異常な受信が行なわれた場合であり、現在の表示図柄が予定停止図柄と一致しているか否かの判断がなされる(S851b)。
【0314】
S851bで、現在の表示図柄が予定停止図柄と一致していると判断された場合は、そのまま図柄を停止表示しても停止図柄コマンドとのつじつまが合うため、S852に進み、通常通り、受信した停止図柄コマンドに基づく予定停止図柄を停止表示する処理が行なわれる。これにより、全図柄停止コマンドの受信タイミングに異常が生じた場合であっても、たまたまその受信タイミングで表示できる図柄が予定停止図柄であれば、図柄の差替えを行なわずに停止表示させる。
【0315】
一方、S851bで、現在の表示図柄が予定停止図柄と一致していないと判断された場合は、現在の表示図柄を、受信した停止図柄コマンドにより特定された予定停止図柄に強制的に差替える表示処理が行なわれる(S851c)。その後、後述するS853に進む。
【0316】
S853に進んだ場合は、変動開始時に変動パターンを示す表示制御コマンドを受信し、かつ、全図柄停止を指定する表示制御コマンドを受信できていたか否かの確認がなされる。そして、S853により双方のコマンドを受信できていたと確認された場合には(S853)、処理を終了する。S853によりいずれか一方または双方を受信できていないと確認された場合には、画像表示領域9においてエラー表示を行なう(S854)。ただし、エラー表示は、ここに至るまでに既になされている場合もある。
【0317】
S851において、左,中,右の停止図柄コマンドのうちいずれか1つが受信できていないことを確認した場合には、表示制御コマンドを受信できた停止図柄については、画像表示領域9の該当エリアに表示するとともに、表示制御コマンドを受信できなかった停止図柄については、電源投入時に表示される図柄を表示する(S855)。そして、画像表示領域9においてエラー表示を行なう(S854)。ただし、エラー表示は、ここに至るまでに既になされている場合もある。
【0318】
なお、表示制御コマンドを受信できなかった停止図柄について電源投入時に表示される図柄を表示したのでは、左中右図柄が揃ってしまう場合には、左中右図柄が揃わないように調整する。また、表示制御コマンドを受信できなかった停止図柄について電源投入時に表示される図柄を表示したのでは、左右図柄が揃ってリーチとなってしまう場合には、左右図柄が揃わないように調整するようにしてもよい。また、この実施の形態では、表示制御コマンドを受信できなかった停止図柄について電源投入時に表示される図柄を表示するようにしたが、左中右図柄の停止図柄を示す表示制御コマンドのうちのいずれか1つでも受信できていない場合には、すべての表示エリアに、電源投入時に表示される各図柄を表示するようにしてもよい。
【0319】
図45は、図44の停止図柄表示処理による図柄の差替え制御の制御動作を示すタイミングチャートである。図45においては、表示制御コマンドデータ、左図柄、右図柄、予定タイミングで制御された中図柄(図中予定)、および、予定タイミングと異なるタイミングで制御された中図柄(図中差替え)の状態が時間経過にしたがって示されている。
【0320】
図45を参照して、変動表示の開始に関連するタイミングにおいて、変動開始コマンドA、左停止図柄コマンドB、中停止図柄コマンドC、および、右中停止図柄コマンドDが表示制御用CPU101により順次受信される。これらのうちの変動開始コマンドAの受信に応じて、左,中,右の全図柄が一斉にスクロール変動開始され、その後、左図柄、右図柄が順次停止(揺れ変動表示等の仮停止の場合もある)する。そして、予定のタイミング(変動開始コマンドにより特定される変動時間の終期に該当するタイミングであって、表示制御用CPU101側で認識している予定タイミング)で正常な全図柄停止コマンドE1を受信した場合は、その受信に応じて、変動中の中図柄が停止表示される(左,右の図柄が揺れ変動により仮停止している場合には、全図柄が停止表示される。)。最終的に停止する図柄は、変動開始コマンドにより特定される変動時間の終期において、図柄の表示順序にしたがって丁度表示されるように表示制御される。
【0321】
ところが、図中に示されるような予定のタイミングと異なるタイミング(変動開始コマンドにより特定される変動時間の終期に該当しないタイミング)での異常な全図柄停止コマンドE2を受信した場合には、図柄の表示順序の関係上、最終的に停止する図柄をその時点で停止表示できない場合がある。そこで、前述した停止図柄表示処理においては、異常なタイミングでの全図柄停止コマンドE2を受信した場合に、その時点で表示図柄を予定停止図柄に差替える制御を行なう。これにより、停止図柄コマンドにより指定された図柄を停止表示させてコマンドと、実表示とのつじつまを合わせることができる。
【0322】
また、図44の停止図柄表示処理による図柄の差替え制御については、次のようなことが言える。表示制御用CPU101では、基本回路53側から出力された全図柄停止コマンドを受けたことに応じて、停止図柄コマンドにより特定された表示結果を導出して確定表示させる制御が行なわれる。したがって、表示制御用CPU101が全図柄停止コマンドを受信したことにより特定される表示結果の確定タイミングが、表示制御用CPU101側で変動開始コマンドに基づいて予め認識している確定予定タイミングと異なる場合には、そのまま全図柄停止コマンドの受信に応じて表示結果を確定表示すると、左,中,右停止図柄コマンドにより特定された表示結果を正しく確定表示させることが不可能になる場合がある。
【0323】
これに対し、全図柄停止コマンドを受信したことにより特定される表示結果の確定タイミングが表示制御用CPU101側の認識している確定予定タイミングと異なる場合に、前述したような図柄の差替えにより表示制御用CPU101によって変動表示期間を調整する制御(確定予定タイミングと異なるタイミングで図柄を確定表示させる制御、すなわち、変動表示期間を調整する制御)が行なわれるため、この調整により、全図柄停止コマンドの受信に応じてそのまま表示結果を確定表示させなくて済み、停止図柄コマンドにより特定された表示結果を正しく確定表示させることが可能になる。さらに、基本回路53側の指令と、表示制御用CPU101による制御内容との食違いにより、たとえば、ランプおよび効果音等の可変表示制御以外の制御が表示結果のはずれ時に対応する制御を行なっているにもかかわらず、可変表示装置8において大当りの表示結果となっている場合等に生じる遊技者の遊技状態に関する誤解を極力防ぐことが可能になる。
【0324】
図46は特別図柄の表示例を示す説明図である。(a)は、電源投入時に表示される左中右図柄の例を示す。(b)は、中図柄の停止図柄(この例では、「九」)を示す表示制御コマンドを受信できたが、左右図柄の停止図柄を示す表示制御コマンドを受信できなかった場合の表示例を示す。つまり、左右図柄の表示エリアには、電源投入時に表示される「一」および「三」が表示される。
【0325】
(c)は前述した変動開始コマンド受信待ち処理、図柄変動中処理、または、全図柄停止処理で行なわれるエラー表示の例を示す。エラー表示は、「図柄表示エラー」というメッセージを含み、そのときの画像表示領域9の表示に対して、エラーを報知するための情報が重ねられたような表示である。このような表示は、たとえば、VDP103が制御する複数の表示層(スプライト)の内容を重ねることよって容易に実現することができる。
【0326】
(d)は、遊技制御基板31のCPU56が遊技機の異常を検出し、表示制御手段に対してエラー表示を指示したときに、表示制御用CPU101が表示するエラー表示の例を示す。図46の(c),(d)に示すように、表示図柄用CPU101が検出したエラーに基づく表示と、遊技制御用CPU56が検出した遊技機異常に基づく表示とは異なっている。よって、遊技者は、図柄の可変表示に関してエラーが生じたことを、容易に遊技機の異常と区別して認識することができる。
【0327】
図46に示された例では、停止図柄を示す表示制御コマンドを受信できなかった場合に電源投入時に表示される図柄(この例では左,中、右の図柄が「一」,「二」,「三」)を表示するようにしたが、予め定められたエラー報知用の図柄を表示してもよい。
【0328】
図47は、エラー報知用の図柄を表示するための停止図柄表示処理の例を示すフローチャートである。この停止図柄表示処理では、図44に示された停止図柄表示処理に比べて、S855の処理が異なっている。すなわち、ここでは、左,中,右の停止図柄コマンドのうちのいずれか1つでも受信できていないことを確認した場合には、停止図柄コマンドを受信できた停止図柄については画像表示領域9の該当エリアに表示するとともに、停止図柄コマンドを受信できなかった停止図柄については、エラー報知用の図柄を表示する(S855A)。
【0329】
予め定められたエラー報知用の図柄としては、正常時の図柄の変動において用いられる図柄であって、予め定められている図柄を用いることができる。たとえば、エラー報知用の左,中,右の図柄として、「三」,「四」,「五」等を用いてもよい。このように構成しても、表示制御コマンドにエラーが生じた場合には、常に同一のエラー時用図柄が表示されるので、遊技者は、エラーが生じたときに、図柄表示に基づいてエラーの発生を容易に認識することができる。なお、左中右図柄の停止図柄を示す表示制御コマンドのうちいずれか1つでも受信できていない場合に、すべての図柄表示エリアにエラー報知用の図柄(たとえば、左,中および右の図柄として「三」,「四」および「五」)を表示するようにしてもよい。
【0330】
また、エラー時用図柄として通常の図柄の変動には用いられない図柄を使用してもよい。図48は、通常の図柄の変動では用いられないエラー報知用の図柄を示す説明図である。この例は中図柄の停止図柄(この例では「九」)を示す表示制御コマンドを受信できたが、左右図柄の停止図柄を示す表示制御コマンドを受信できなかった場合の表示例である。つまり、左右図柄の表示エリアには、エラー報知用の「E」が表示される。なお、この図柄は、通常時には用いられないエラー専用の図柄である。また、左中右図柄の停止図柄を示す表示制御コマンドのうちのいずれか1つでも受信できていない場合には、すべての図柄表示エリアに、エラー報知用の図柄を表示するようにしてもよい。
【0331】
以上のように、この実施の形態では、表示制御用CPU101は基本回路53からの一連の表示制御コマンドのうち正しく受信できなかったものがある場合には、全く図柄の変動を行なわないのではなく、正しく受信できたコマンドについてはそのコマンドに応じた表示制御を行なう。よって、極力、正規の可変表示に近い表示を行なうことができ、遊技者に与える不信感を最小限に止めることができる。また、一連の表示制御コマンドのうち1つでも受信できていないものがあった場合には、エラー表示を行なう。よって、この点からも、遊技者が不信感を抱くことが防止される。
【0332】
さらに、正しく受信できなかった表示制御コマンドについて、それぞれの表示制御コマンドに対して適切な所定の制御が行なわれる。たとえば、変動パターンを示す表示制御コマンドを受信できなかった場合に、左中右図柄の停止図柄を示す表示制御コマンドの受信に応じて、確定図柄表示のタイミングを決める監視タイマをスタートさせる。全図柄停止を示す表示制御コマンドを受信できなかった場合には、監視タイマのタイムアウトによって確定図柄表示のタイミングを決める。左右中図柄の停止図柄を示す表示制御コマンドを受信できなかった場合には、予め決められている所定の図柄を表示する。
【0333】
そして、図38のS727a,S734,S741、図39のS820,S817c、S741、図42のS816,S820,S826,S830、図43のS841c等に示されるように、表示制御コマンドを正しく受信できていないことを検出した場合には、その時点で直ちにエラー表示を行なうので、表示制御コマンドが正しく受信できなかった異常が生じた時に、直ちにその旨を報知することができる。また、図46に示されるように、そのエラー表示が遊技機の異常によるエラー表示とは異なっているので、遊技者は直ちに可変表示に関してエラーが生じたことを認識できる。その上、エラー表示の消去が変動表示が開始される際に行なわれる(S742参照)ことにより、エラー表示は、次回の図柄の変動が開始されるまで継続表示されるので、遊技者に余裕をもってエラー発生を報知できる。
【0334】
左中右図柄の停止図柄を示す表示制御コマンドのうちのいずれか1つでも受信できていない場合には、左中右のすべての図柄表示エリアに電源投入時に表示される各図柄(この例では左,中,右の図柄が「一」,「二」,「三」)または通常の変動時に使用される所定の図柄(たとえば、左,中,右の図柄が「三」,「四」,「五」)を表示するように構成した場合には、一般に電源投入時に表示される左中右図柄は揃ったものではないので、また、通常の変動時に使用されるエラー時用の図柄として左中右図柄が揃った表示を選定しないようにすれば、左中右図柄が揃ってしまうことはない。
【0335】
しかし、表示制御コマンドを受信できなかった図柄についてのみ電源投入時に表示される図柄または通常の変動でも使用されるエラー時用の図柄を表示するように構成した場合には、予め定められている所定の図柄を表示する場合に、左中右図柄が揃ってしまう可能性がある。たとえば、コマンドエラー時には、電源投入時に表示される図柄を表示する場合に、左中図柄としてそれぞれ「三」が受信できたが右図柄の表示制御コマンドが正しく受信されなかったときには、左中右図柄が「三」で揃ってしまう。そのような場合には、遊技者に不信感を与えないように、表示される左中右図柄が揃わないように調整してもよい。たとえば、一致した図柄の一方を1図柄ずらしたものとする。なお、エラー時専用の図柄を用いる場合には、左中右図柄が大当り図柄の組合せと一致することはない。
【0336】
また、特にエラー時用の図柄を決めずに、左中右図柄の停止図柄を示す表示制御コマンドのうちの1つ以上を受信できなかった場合には、受信できている表示制御コマンドが示す停止図柄に基づいて、揃った図柄とならないように左中右の図柄を決定し、それらを表示するようにしてもよい。
【0337】
上記の実施の形態では、表示制御コマンドは2バイト構成であったが、表示制御コマンドの構成はどのようなものであっても本発明は適用できる。また、上記の実施の形態は、図柄の可変表示に関して、遊技制御基板31から表示制御基板80に、変動パターンを示す表示制御パターン、左中右図柄の停止図柄を示す表示制御コマンドおよび全図柄停止を示す表示制御コマンドが送出される構成であったが、より細かなタイミングで表示制御コマンドが送出されるように構成されていても本発明を適用することができる。
【0338】
第2実施形態
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態においては、表示制御用CPU101側が、変動開始コマンドに応じて把握している表示結果の確定予定タイミングと異なるタイミングで全図柄停止コマンドを受信した場合に、その時点から予定停止図柄が表示されるまで待ち、予定停止図柄が表示された時点で最終停止図柄を停止させる遅延制御を説明する。
【0339】
図49は、第2実施形態による遅延制御の制御動作を示すタイミングチャートである。図49においては、表示制御コマンドデータ、左図柄、右図柄、予定タイミングで制御された中図柄(図中予定)、および、予定タイミングと異なるタイミングで制御された中図柄(図中遅延)の状態が時間経過にしたがって示されている。図49については、図45と共通する部分についての重複した説明は繰返さず、相違点を主に説明する。
【0340】
図49を参照して、この第2実施形態においては、異常なタイミングで全図柄停止コマンドE2を受信した場合に、その時点から予定停止図柄が表示されるまで待ち、予定停止図柄が表示された時点で最終停止図柄を停止させる遅延制御、すなわち、全図柄停止コマンドE2を受信してから最終停止図柄が表示されるまで図柄の停止表示タイミングを遅延させる制御を行なう。これにより、停止図柄コマンドにより指定された図柄を停止表示させてコマンドと、実表示とのつじつまを合わせることができる。その制御の際には、予定停止図柄の表示を待つ期間において、通常時の変動速度aよりも高速度の変動速度bで図柄を変動表示させる。このように、予定停止図柄の表示を待つ期間において、高速度で変動表示することにより、全図柄停止コマンドE2の受信タイミングと、実際の図柄の停止タイミングとの間の時間差を少なくすることができる。
【0341】
次に、前述したような遅延表示制御の制御内容を説明する。図50は、第2実施形態による全図柄停止処理を説明するフローチャートである。この図50は、第1実施形態による図43の全図柄停止処理と置換えられるものである。この図50については、図43と共通する部分についての重複した説明は繰返さず、相違点を主に説明する。
【0342】
図50の全図柄停止処理が図43に示されたものと異なるのは、S843のステップとS844のステップとの間にS843aのステップが追加され、S847およびS843のステップとS845のステップとの間にS843bのステップが追加されていることである。
【0343】
図50の場合、S843により大当りではないと判断された場合において、図柄調整フラグがセットされているか否かを判断する(S843a)。ここで、図柄調整フラグは、全図柄停止コマンドの受信タイミングが予定タイミングと一致しない場合に行なわれる停止表示図柄の調整中にセットされるフラグである。図柄調整フラグがセットされていない場合には表示制御プロセスフラグを更新する(S844)が、図柄調整フラグがセットされていない場合には、停止表示図柄の調整が終了するまで待つために、表示制御プロセスフラグを更新せずに、そのまま全図柄停止処理が終了する。これにより、全図柄停止処理は、図柄調整フラグがクリアされるまで実行され続けられることとなる。
【0344】
同様に、S843により大当りであると判断された場合またはS847の停止図柄表示処理の実行後において、図柄調整フラグがセットされているか否かを判断する(S847a)。図柄調整フラグがセットされていない場合には表示制御プロセスフラグを更新する(S845)が、図柄調整フラグがセットされていない場合には、停止表示図柄の調整が終了するまで待つために、表示制御プロセスフラグを更新せずに、そのまま全図柄停止処理が終了する。これにより、全図柄停止処理は、図柄調整フラグがクリアされるまで実行され続けられることとなる。
【0345】
図51は、第2実施形態による停止図柄表示処理を説明するフローチャートである。この図51は、第1実施形態による図44の停止図柄表示処理と置換えられるものである。この図51については、図44と共通する部分についての重複した説明は繰返さず、相違点を主に説明する。
【0346】
図51の停止図柄表示処理が図44に示されたものと異なるのは、S851aのステップとS852およびS853のそれぞれのステップとの間に、S851e〜S851jのステップが追加されていることである。
【0347】
図51の場合、S851aにより全図柄停止コマンドの受信タイミングが予定タイミングと一致していると判断された場合は、正常な受信が行なわれたため、そのままS852に進み、通常通り、停止図柄を表示する処理が行なわれる。一方、受信タイミングが予定タイミングと一致していないと判断された場合は、異常な受信が行なわれた場合であり、現在の表示図柄が予定停止図柄と一致しているか否かの判断がなされる(S851e)。
【0348】
S851eで、現在の表示図柄が予定停止図柄と一致していないと判断された場合は、そのまま図柄を停止表示させると、停止図柄コマンドとのつじつまが合わなくなる。この場合は、図柄調整フラグがセットされているか否かの判断がなされる(S851f)。図柄調整フラグがセットされていない場合は、図柄の変動速度を通常時の変動速度よりも高速度の変動速度にすることにより、図柄を高速でスクロールさせる(S851g)。そして、図柄調整フラグをセットし(S851h)、S853に進む。一方、図柄調整フラグがセットされている場合は、図柄の変動速度の高速化処理および図柄調整フラグのセット処理が既に行なわれているので、それらの処理を行なわずに、S853に進む。図柄調整フラグがセットされた状態で停止図柄表示処理が終了した場合には、前述したように、全図柄停止処理が再度実行されるので、停止図柄表示処理も再度実行されることとなる。これにより、高速度による図柄の変動表示は、S851eにより表示図柄が最初に予定停止図柄と一致するまで継続される。つまり、表示図柄の停止表示は、表示図柄が最初に予定停止図柄となるまで待たれる(遅延する)。
【0349】
一方、S851eで、現在の表示図柄が予定停止図柄と一致していると判断された場合は、図柄調整フラグがセットされているか否かが判断される(S851i)。図柄調整フラグがセットされていない場合は、図柄調整なしでたまたま現在の表示図柄が予定停止図柄と一致している場合であり、そのままS852に進み、その時点での表示図柄を停止表示させる。一方、図柄調整フラグがセットされている場合は、図柄調整により現在の表示図柄が予定停止図柄と一致している場合であり、図柄調整フラグをクリアした(S851j)後、S852に進み、図柄調整により予定停止図柄に一致させられた表示図柄を停止表示させる。
【0350】
これにより、現在の表示図柄が予定停止図柄と一致していると判断された場合は、その時点で、停止図柄コマンドに基づく予定停止図柄を停止表示する処理が行なわれる。このため、図柄調整が行なわれた場合は、最初に予定停止図柄と一致する図柄が表示された時点で図柄の停止表示がなされ、また、たとえば、全図柄停止コマンドの受信タイミングに異常が生じた場合であっても、たまたまその受信タイミングで表示できる図柄が予定停止図柄であれば、図柄がそのまま停止される。
【0351】
なお、ここでは、表示図柄が最初に予定停止図柄と一致するまで図柄の停止を待つ例を示したが、これに限らず、表示図柄が予定停止図柄と一致した段階であれば、最初に予定停止図柄と一致したタイミングであるか否かは問われず、複数回目に予定停止図柄と一致したタイミングであってもよい。
【0352】
第3実施形態
次に、第3実施形態を説明する。この第3実施形態においては、表示制御用CPU101側が、変動開始コマンドに応じて把握している表示結果の確定予定タイミングと異なるタイミングで全図柄停止コマンドを受信した場合に、停止図柄が予定停止図柄になるか否かを問わず直ちに停止させ、大当り,はずれの点で表示制御コマンドの指令とのつじつまが合わない場合に限り、停止図柄を補正する制御を説明する。
【0353】
図52は、第3実施形態による補正制御が行なわれる場合の制御動作を示すタイミングチャートである。図52においては、表示制御コマンドデータ、左図柄、右図柄、予定タイミングで制御された中図柄(図中予定)、および、予定タイミングと異なるタイミングで制御された中図柄(図中補正)の状態が時間経過にしたがって示されている。図52については、前述した図45と共通する部分についての重複した説明は繰返さず、相違点を主に説明する。
【0354】
図52を参照して、この第3実施形態においては、異常なタイミングで全図柄停止コマンドE2を受信した場合に、基本的にその受信時点で表示されている図柄を停止表示させる。つまり、大当り,はずれのつじつまさえ合えば、予定停止図柄と実停止図柄とが相違しても、かまわずに停止表示を行なう。これにより、全図柄停止コマンドE2の受信タイミングと、実際の図柄の停止タイミングとの間の時間差を可能な限りなくすことができる。ただし、そのような図柄の停止の際に大当り,はずれのつじつまが合わない場合には、図に示すように停止させる図柄を補正する処理がなされる。この補正処理は、具体的に、現在表示中の図柄を高速スクロールにより補正する処理である。このような補正をすることにより、大当り,はずれの点で表示制御コマンドの指令と停止表示図柄とのつじつまを合わせることができ、図柄の表示結果と、可変表示装置以外の制御とに食い違いが生じることに起因して遊技者に不信感を与えないようにすることができる。また、停止図柄の補正制御を高速で行なうため、全図柄停止コマンドE2の受信タイミングと、実際の図柄の停止タイミングとの間の時間差を少なくすることができる。
【0355】
次に、前述したような補正制御の制御内容を説明する。この第3実施形態の場合、全図柄停止処理は、前述した第2実施形態の全図柄停止処理(図50参照)同様の処理を行なう。
【0356】
図53は、第3実施形態による停止図柄表示処理を説明するフローチャートである。この図53は、前述した第1,第2実施形態による停止図柄表示処理と置換えられるものである。この図53については、図44および図51と共通する部分の説明は重複して繰り返さず、これらとの相違点を主に説明する。
【0357】
図53の停止図柄表示処理が前述した図44に示されたものと異なるのは、S851aのステップとS853のステップとの間に、S851m〜S851zのステップが追加されていることである。
【0358】
図53の場合、S851aにより全図柄停止コマンドの受信タイミングが予定タイミングと一致していると判断された場合は、正常な受信が行なわれたため、そのままS852に進む。一方、S851aにより受信タイミングが予定タイミングと一致していないと判断された場合は、異常な受信が行なわれた場合であり、受信した停止図柄コマンドに基づいて、予定停止図柄が大当り図柄であるか否かの判断がなされる(S851m)。
【0359】
予定停止図柄が大当り図柄であると判断された場合は、後述するS851sに進む。一方、予定停止図柄が大当り図柄ではないと判断された場合は、現在の表示図柄が大当り図柄であるか否かの判断がなされる(S851n)。
【0360】
S851nにより現在の表示図柄が大当り図柄であると判断された場合は、予定停止図柄と現在の表示図柄とが大当り,はずれの点で異なっている場合であり、図柄調整フラグがセットされているか否かが判断される(S851p)。図柄調整フラグがセットされていない場合には、現在の表示図柄をはずれ図柄に補正する処理がなされる(S851q)。具体的には、中図柄を1図柄分次の表示順序の図柄に補正するための高速スクロール(通常のスクロール速度よりも高速のスクロール)が行なわれる。そして、そのような高速スクロール補正による図柄調整が実行中である旨を示すために図柄調整フラグをセットする処理がなされ(S851r)、前述したS853に進む。一方、図柄調整フラグがセットされている場合は、図柄の補正処理が現在実行中であり、図柄調整フラグのセットが既に行なわれているので、それらの処理を行なわずに、S853に進む。ここで、図柄調整フラグがセットされた状態で停止図柄表示処理が終了すると、図50の全図柄停止処理の場合は、再度その全図柄停止処理が実行されるので、停止図柄表示処理も再度実行されることとなる。これにより、この場合の高速スクロールによる図柄の補正表示は、S851nにより表示図柄がはずれ図柄であると判断されるまで継続される。
【0361】
一方、S851nにより現在の表示図柄がはずれ図柄であると判断された場合は、図柄調整フラグがセットされているか否かが判断される(S851w)。この処理での図柄調整フラグは、前述した停止図柄の補正が行なわれる場合にセットされるものである。図柄調整フラグがセットされていない場合は、図柄調整なしで現在の表示図柄と予定停止図柄とが大当り,はずれの点で(この状況ではともにはずれ図柄である点で)一致している場合であり、そのまま現在の表示図柄を停止表示させ(S851z)、前述したS853に進む。これにより、予定停止図柄がはずれ図柄であり、コマンド受信時点の表示図柄が大当り図柄である場合には、表示中の図柄がはずれ図柄に補正されて停止表示される。また、予定停止図柄がはずれ図柄であり、コマンド受信時点の表示図柄もはずれ図柄である場合には、表示中の図柄がそのまま停止表示される。
【0362】
このような大当り図柄をはずれ図柄にする補正が行なわれることにより、予定停止図柄がはずれ図柄であるが、コマンド受信時点の表示図柄が大当り図柄である場合には、はずれ図柄に補正された表示中の図柄が停止表示される。
【0363】
また、予定停止図柄が大当り図柄であると判断されてS851sに進んだ場合は、現在の表示図柄がはずれ図柄であるか否かの判断がなされる。現在の表示図柄がはずれ図柄であるか否かの判断がなされる。
【0364】
S851sにより現在の表示図柄が大当り図柄であると判断された場合は、予定停止図柄と現在の表示図柄とが大当り,はずれの点で異なっている場合であり、図柄調整フラグがセットされているか否かが判断される(S851t)。図柄調整フラグがセットされていない場合には、現在の表示図柄を大当り図柄に補正する処理がなされる(S851u)。
【0365】
具体的には、中図柄が、大当り図柄を構成する図柄となるまで図柄の表示順序にしたがって補正するための高速スクロール(通常のスクロール速度よりも高速のスクロール)が行なわれる。そして、そのような高速スクロール補正による図柄調整が実行中である旨を示すために図柄調整フラグをセットする処理がなされ(S851v)、前述したS853に進む。一方、図柄調整フラグがセットされている場合は、図柄の補正処理が実行中であり、図柄調整フラグのセットが既に行なわれているので、それらの処理を行なわずに、S853に進む。この場合の高速スクロールによる図柄の補正表示は、S851sにより表示図柄が大当り図柄であると判断されるまで継続される。
【0366】
一方、S851sにより現在の表示図柄が大当り図柄であると判断された場合は、図柄調整フラグがセットされているか否かが判断される(S851w)。この場合において、図柄調整フラグがセットされていないということは、図柄調整なしで現在の表示図柄と予定停止図柄とが大当り,はずれの点で(この状況ではともに大当り図柄である点で)一致している場合であり、そのまま現在の表示図柄を停止表示させ(S851z)、前述したS853に進む。これにより、予定停止図柄が大当り図柄であり、コマンド受信時点の表示図柄がはずれ図柄である場合には、表示中の図柄が大当り図柄に補正されて停止表示される。また、予定停止図柄が大当り図柄であり、コマンド受信時点の表示図柄も大当り図柄である場合には、表示中の図柄がそのまま停止表示される。
【0367】
このようなはずれ図柄を大当り図柄にする補正が行なわれることにより、予定停止図柄が大当り図柄であるがコマンド受信時点の表示図柄がはずれ図柄である場合には、大当り図柄に補正された表示中の図柄が停止表示される。
【0368】
以上のような第2実施形態および第3実施形態によれば、次のようなことが言える。第2実施形態,第3実施形態では、全図柄停止コマンドを受信したことにより特定される表示結果の確定タイミングが表示制御用CPU101側の認識している確定予定タイミングと異なる場合に、前述したような第1実施形態の場合の図柄の差替えの場合と同様に、図柄の停止の遅延、図柄の補正等の各種制御により、表示制御用CPU101によって変動表示期間を調整する制御(確定予定タイミングと異なるタイミングで図柄を確定表示させる制御、すなわち、変動表示期間を調整する制御)が行なわれるため、この調整により、全図柄停止コマンドの受信に応じてそのまま表示結果を確定表示させなくて済み、停止図柄コマンドにより特定された表示結果を正しく確定表示させることが可能になる。さらに、基本回路53側の指令と、表示制御用CPU101による制御内容との食違いにより、たとえば、ランプおよび効果音等の可変表示制御以外の制御が表示結果のはずれ時に対応する制御を行なっているにもかかわらず、可変表示装置8において大当りの表示結果となっている場合等に生じる遊技者の遊技状態に関する誤解を極力防ぐことが可能になる。
【0369】
第4実施形態
次に、第4実施形態を説明する。この第4実施形態においては、大当りが発生する場合の大当り図柄の予定停止図柄を、始動入賞時ではなく、特別図柄の変動開始時において抽出したデータに基づいて決定する例を説明する。この第4実施形態においては、第1実施形態により説明された大当り図柄の予定停止図柄の決定のための処理と異なる部分を主に説明する。
【0370】
この第4実施形態の場合には、大当り図柄の決定のための左図柄決定用のランダムカウンタC_RND_Lのカウンタ値が、始動入賞時に抽出されず、特別図柄の変動開始時において抽出される。このように、特別図柄の変動開始時においてカウンタ値が抽出されるため、始動入賞に対応してカウンタ値を記憶する必要がないので、前述したような左図柄判定用バンクが使用されない。大当り図柄の予定停止図柄の決定のためのC_RND_Lのカウンタ値の抽出は、特別図柄判定処理により行なわれる。
【0371】
次に、第4実施形態による特別図柄判定処理を説明する。図54は、第4実施形態による特別図柄判定処理を説明するためのフローチャートである。この図54は、第1実施形態による図24の特別図柄判定処理と置換えられるものである。この図54については、図24と共通する部分の説明は重複して繰り返さず、図24との相違点を主に説明する。
【0372】
図54の特別図柄判定処理の内容が図24の場合と異なるのは、SA6とSA11との間に、SA6aのステップが設けられている点である。第5実施形態による特別図柄判定処理の場合には、SA6により大当りフラグが設定された後に、SA6aにより、左図柄決定用のランダムカウンタC_RND_Lのカウンタ値を抽出することにより、左図柄用のデータの抽出値を得る。その後、SA11に進む。
【0373】
そして、次に図柄変動設定処理(図25参照)が実行された場合、前述したSC12において、大当りフラグが設定されている場合には、SA6aにより抽出されたC_RND_Lの抽出値と、特別図柄テーブルとに基づいて、確定図柄(大当り図柄)が決定され、その図柄データが出力データ格納領域にセットされる。その場合には、左,中,右の全図柄の予定停止図柄がC_RND_Lの抽出値に対応する図柄に揃えられる。
【0374】
この第4実施形態によれば、はずれ図柄のみならず、大当り図柄も、変動開始段階でのデータ抽出に基づいて選択決定する。このため、素数回の割込みが行なわれる変動表示制御の開始段階で大当り図柄の表示結果が決定されるため、前述したはずれ図柄の場合と同様に、大当り図柄についても、周期性が生じにくくなるようにすることが可能になり、大当り図柄の表示結果に偏りが生じにくくなるようにすることができる。
【0375】
次に、以上説明した実施の形態の変形例や特徴点を以下に列挙する。
(1) この実施の形態においては、1回の変動表示制御期間において、基本回路53が遊技制御用プログラムを素数回繰返し実行する例を示した。その場合において、基本回路53が、特別図柄の変動表示に合わせて、特別図柄の変動開始時にランプ制御または音制御、あるいはその両方の内容を複数種類の制御内容のうちから抽選により選択決定する構成を採用してもよい。そのような場合には、変動表示制御に合わせて抽選を行なうようにする。そのようにすれば、1回の変動表示制御期間における遊技制御用プログラムの素数回の割込みにより、変動表示の図柄の場合と同様に、ランプ制御、音制御の制御内容に周期性が生じにくいようにすることができる。
【0376】
(2) この実施の形態においては、複数種類の変動表示パターンのうちの一部について、1回の変動表示制御期間において、基本回路53が遊技制御用プログラムを素数回繰返し実行するように変動時間を設定した例を示した。しかし、これに限らず、変動時間の設定を行なうように複数種類の変動表示パターンのすべてについて、1回の変動表示制御期間において、基本回路53が遊技制御用プログラムを素数回繰返し実行するように変動時間を設定してもよい。
【0377】
(3) 前記特別遊技状態は、▲1▼確率変動状態の他に、▲2▼普通図柄の変動時間短縮制御が行なわれる状態、▲3▼普通図柄の当りの発生確率を向上させる普通図柄当り確率向上制御が行なわれる状態、▲4▼特別図柄の変動時間短縮制御が行なわれる状態、▲5▼始動口に設けられた一対の開成翼片の開放回数を増加させる開放回数増加制御が行なわれる状態、▲6▼始動口に設けられた一対の開成翼片の開放時間を延長させる開放時間延長制御が行なわれる状態も含まれる。具体的には、特別遊技状態は、前記▲1▼〜前記▲6▼のうちのいずれかの単独制御またはその▲1▼〜▲6▼が組合わされた制御でもよい。
【0378】
(4) 表示パターンのデータは、表示制御基板80側の制御データROM102に記憶させ、かつ、表示パターンの選択が表示制御用CPU101により行なわれるように構成したが、これに代えて、遊技制御基板31側に表示パターンデータを記憶させ、かつ、表示パターンの選択が遊技制御基板31側の基本回路53により行なわれるように構成して、その選択結果を特定可能な表示制御コマンドが遊技制御基板31から表示制御基板80に出力されるように構成してもよい。
【0379】
(5) 前述した実施の形態においては、リーチ状態が発生したことを条件として、大当り予告の抽選を行なうようにしていた。しかし、これに限らず、大当り予告は、リーチ状態の発生とは無関係に抽選し、リーチ状態が発生しない場合にも行なうようにしてもよい。たとえば、図32において、はずれ時をリーチが発生する場合と、リーチが発生しない場合とに分け、これらの場合において、ランダムカウンタの値と予告の選択との関係について異なる設定をしてもよい。具体的には、図32において、リーチが発生しないはずれ時については、リーチが発生するはずれ時よりも予告を行なわない確率を高くする等、リーチが発生するか否かの条件別、予告の有無および予告の選択確率を異ならせるようにしてもよい。つまり、大当り予告の抽選においては、大当り、はずれによる抽選データの振分けに加えて、リーチの発生の有無による抽選データの振分けを行なうようにしてもよい。
【0380】
(6) 前述した実施の形態においては、表示制御用CPU101側において、大当り予告の抽選を行う例を示した。基本回路53以外の制御手段により行なう抽選としては、前述したような大当り予告に限らず、音、ランプのいずれか、または、それらの両方の制御態様を複数種類の制御態様の中から抽選により決定するようにしてもよい。そのような抽選については、音制御の抽選を音声制御基板70びお制御手段で行ない、ランプ制御の抽選をランプ制御基板35で行なう。また、これらの以外の音およびランプを統合的に制御する制御基板が設けられている場合には、その制御基板に設けられた制御手段により音制御の抽選およびランプ制御の抽選を行なうようにしてもよい。
【0381】
(7) 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0382】
【課題を解決するための手段の具体例】
(1) 図1等に示されたパチンコ遊技機1により、遊技に関連して動作状態が変化可能な可変表示装置(可変表示装置8、さらに具体的には、画像表示領域9)を含む所定の遊技関連装置(その他、各種ランプ、スピーカ等の遊技に関連する装置)を有し、所定の制御処理(遊技制御用プログラムの実行による遊技制御処理)に基づいて、当該遊技関連装置の動作状態が制御される遊技機が構成されている。図2に示された基本回路53、さらに具体的には、CPU56により、前記制御処理を定期的に繰返し実行して前記遊技機の遊技状態を制御する手段であって、前記可変表示装置における表示状態を制御するための表示制御用指令情報(表示制御コマンドデータ)を含み、前記遊技関連装置を制御するための指令情報(コマンドデータ)を出力する制御を行なう遊技制御手段が構成されている。図3に示された表示制御用CPU101、図2に示された音声制御基板70、図2に示されたランプ制御基板35等により、前記遊技制御手段から出力された指令情報を受け、当該指令情報による指令にしたがって、前記遊技関連装置を動作させる制御を行なう遊技関連装置制御手段が構成されている。図4に示された左,中図柄決定用ランダムカウンタにより、前記制御処理において数値データを所定範囲内で更新する更新手段が構成されている。図4に示された左,中,右の図柄決定用ランダムカウンタおよび図24に示されたSA9等、または、図39に示されたS759等により、前記可変表示装置の可変表示動作に関連したタイミングで前記更新手段から抽出された数値データに基づいて、前記遊技に関連した所定の抽選を行なう抽選手段が構成されている。図3に示された表示制御用CPU101により、前記遊技関連装置制御手段に含まれ、前記表示制御用指令情報による指令にしたがって、前記可変表示装置を可変開始させた後、表示結果を導出表示する可変表示(特別図柄の変動表示)の制御を行なう可変表示制御手段が構成されている。図8に示されるように、前記遊技制御手段は、前記可変表示装置における可変開始(変動開始)から表示結果の導出表示(図柄停止)までに要する可変表示時間(変動表示時間)を含む1回の前記可変表示の制御のために要する可変表示制御期間(変動表示制御時間)において、前記制御処理を素数回実行することが可能であり、図18に示されるように、前記表示制御用指令情報として、前記可変表示装置における可変表示を開始させるときに前記可変表示時間を指定するための可変表示指令情報を出力し、前記可変表示時間が終了するときに停止指令情報を出力する。
【0383】
(2) 図13に示されるように、前記可変表示時間は、複数種類定められており、選択的に用いられる。
【0384】
(3) 図13に示されるように、前記遊技制御手段は、前記複数種類の可変表示時間のうち、少なくとも、リーチ状態が発生しない可変表示についての可変表示時間の前記可変表示制御期間において前記制御処理を素数回実行する。
【0385】
(4) 図4に示された左,中,右の図柄決定用ランダムカウンタ、および、図24に示されたSA9等により、前記抽選手段に含まれ、前記可変表示装置の可変表示動作に関連したタイミングで前記更新手段から抽出された数値データに基づいて、前記可変表示装置の表示結果(予定停止図柄)を予め定められた複数種類の表示結果(図柄)のうちから選択的に決定する表示結果決定手段が構成されている。図24のSA0等に示されるように、前記表示結果決定手段は、前記表示結果の決定対象となっている可変表示の可変開始時に前記表示結果を決定する。
【0386】
(5) 図5および図24等に示されるように、前記表示結果決定手段により決定される表示結果は、導出表示された場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態が発生される特定の表示結果以外の表示結果である。
【0387】
(6) 図54に示したように、前記表示結果決定手段により決定される表示結果は、導出表示された場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態が発生される特定の表示結果である。
【0388】
(7) 図8に示されるように、可変表示制御期間は、前記可変表示装置において表示結果が導出表示されてから次の可変開始が許容されるまでのインターバル時間をさらに含む。
【0389】
(8) 図3等に示された表示制御用CPU101、さらに具体的には、図39に示されたS759により、前記遊技関連装置制御手段に含まれ、前記遊技制御手段から受けた指令情報(たとえばリーチ変動を指定した変動開始コマンド)に応じて所定の抽選(たとえば大当り予告の抽選)を行なう抽選手段が構成されている。図32、図33、図39に示されるように、前記抽選手段は、前記遊技制御手段から受けた指令情報に応じて抽選動作を行ない、前記所定の抽選の結果を前記遊技制御手段からの指令によらず独自に決定する。
【0390】
(9) 図3に示されるように、前記遊技制御手段と前記遊技関連装置制御手段との間では、前記遊技制御手段から前記遊技関連装置制御手段への一方向通信による情報の伝送が行なわれる。
【0391】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】
請求項1に関しては、次のような効果を得ることができる。制御処理を定期的に繰返し実行して遊技状態を制御する遊技制御手段の指令情報にしたがって、可変表示装置を含む遊技関連装置の動作が制御される。そして、抽選手段により可変表示装置の可変表示動作に関連したタイミングで制御処理において数値データが所定範囲内で更新される更新手段から抽出された数値データに基づいて、遊技に関連した所定の抽選が行なわれる。そして、可変表示装置における1回の可変表示制御期間において、遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段による制御処理が公約数を持たない素数回実行されるため、同じ抽選結果が繰返し出るタイミングと抽選の実行タイミングとが同期しくくなるので、たとえば、可変表示が連続して行なわれるときのように一定の時間間隔で抽選が行なわれる場合であっても、可変表示動作に関連したタイミングで行なわれる抽選結果に周期性が生じにくくなるようにすることができる。これにより、このような抽選に関連して行なわれる可変表示装置を含む遊技関連装置の制御内容に周期性が生じにくくなるようにすることができる。
【0392】
請求項2に関しては、請求項1に関する効果に加えて、次のような効果を得ることができる。複数種類の可変表示時間が選択的に用いられるため、可変表示のバリエーションが豊富になり、遊技の面白さを向上させることができる。
【0393】
請求項3に関しては、請求項2に関する効果に加えて、次のような効果を得ることができる。リーチ状態が発生しない可変表示、すなわち、一般的に出現率が高い可変表示態様において可変表示の制御内容に周期性が生じにくくなるようにすることができる。
【0394】
請求項4に関しては、請求項1から3のいずれかに関する効果に加えて、次のような効果を得ることができる。可変表示装置の可変表示動作に関連したタイミングで更新手段から抽出された数値データに基づいて、可変表示装置の表示結果が可変開始時において選択的に決定されるが、1回の可変表示の制御のために要する可変表示制御期間において、前記制御処理が素数回実行されるため、表示結果の決定のために用いられる数値データの更新周期とそのような可変表示制御期間の実行周期とが同期しにくくなるため、可変表示装置の表示結果について周期性が生じにくくなるようにすることが可能になり表示結果のランダム性を向上させることができる。
【0395】
請求項5に関しては、請求項4に関する効果に加えて、次のような効果を得ることができる。表示結果決定手段により決定される表示結果が、導出表示された場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態が発生される特定の表示結果以外の表示結果であるため、特定遊技状態が発生しない表示結果について周期性が生じにくくなるようにすることができ、特定遊技状態が発生しない表示結果の表示種類に偏りが生じにくくなるようにすることができる。
【0396】
請求項6に関しては、請求項4に関する効果に加えて、次のような効果を得ることができる。表示結果決定手段により決定される表示結果が、特定遊技状態が発生される特定の表示結果であるため、特定遊技状態が発生する表示結果について周期性が生じにくくなるようにすることが可能になり、特定遊技状態が発生する表示結果の表示種類に偏りが生じにくくなるようにすることができる。
【0397】
請求項7に関しては、請求項1から3のいずれかに関する効果に加えて、次のような効果を得ることができる。可変表示制御期間が、表示結果が導出表示されてから次の可変開始が許容されるまでのインターバル時間を含むため、インターバル時間が設けられている場合において、可変表示が連続して行なわれる場合であっても、1回の可変表示制御期間における制御処理の素数回の実行に起因して、可変表示の制御内容に周期性が生じにくくなるようにすることができる。
【0398】
請求項8に関しては、請求項1から7のいずれかに関する効果に加えて、次のような効果を得ることができる。遊技関連装置制御手段に含まれた抽選手段により、遊技制御手段からの指令情報に応じて所定の抽選が行なわれ、遊技制御手段からの指令によらず独自に抽選の結果が決定される。この抽選は遊技制御手段からの指令情報に応じて行なわれるが、遊技制御手段からの指令によらず独自に抽選の結果が決定されること、および、1回の可変表示制御期間における制御処理の素数回の実行に起因して、そのような遊技関連装置側の抽選手段による抽選に周期性が生じにくくなるようにすることができる。
【0399】
請求項9に関しては、請求項1に関する効果に加えて、次のような効果を得ることができる。遊技制御手段と遊技関連装置制御手段との間の情報の伝送が、遊技制御手段から遊技関連装置制御手段への情報の一方向通信に基づいて行なわれるため、可変表示制御手段から遊技関連装置制御手段への不正なデータの入力による遊技制御手段の不正制御動作を極力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カードユニットが隣接された遊技機の一例のパチンコ遊技機を示す全体正面図である。
【図2】 遊技制御基板における回路構成の一例を示すブロック図である。
【図3】 表示制御基板内の回路構成を、画像表示を実現するCRTとともに示すブロック図である。
【図4】 遊技制御基板側の基本回路が遊技制御に用いる各種ランダムカウンタを示す図である。
【図5】 始動記憶がある場合にその始動記憶に基づく特別図柄の可変表示の結果を大当りとするか否かを決定する処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図6】 大当り図柄の種類と確変図柄および継続期間との関係を表形式で示す図である。
【図7】 特別遊技状態の制御タイミングを示すタイミングチャートである。
【図8】 パチンコ遊技機における特別図柄の変動表示時間と基本回路により実行される割込み処理回数との関係を示すタイミングチャートである。
【図9】 遊技制御基板から表示制御基板へ一方向通信で送信される表示制御用のコマンドデータを示す図である。
【図10】 遊技制御基板から表示制御基板に与えられる表示制御コマンドの送信タイミングの例を示すタイミングチャートである。
【図11】 リーチ状態に関する制御の設定内容を表形式で示す図である。
【図12】 リーチ1〜リーチ5についての個別の出現率を表形式で示す図である。
【図13】 変動開始コマンドテーブルを表形式で示す図である。
【図14】 左図柄に関する停止図柄を指示する表示制御コマンドとしての左停止図柄コマンドを表形式で示す図である。
【図15】 中図柄に関する停止図柄を指定する表示制御コマンドとしての中停止図柄コマンドを表形式で示す図である。
【図16】 右図柄に関する停止図柄を指定する表示制御コマンドとしての右停止図柄コマンドを表形式で示す図である。
【図17】 変動表示の終了を指定する表示制御コマンドとしての全図柄停止コマンドを示す図である。
【図18】 変動開始から変動終了時までの間に遊技制御基板から表示制御基板に送出される図柄変動に関する表示制御コマンドの送出タイミングを示すタイミング図である。
【図19】 変動表示パターンの一例を示すタイミングチャートである。
【図20】 可変表示装置の画像表示領域においてキャラクタを用いて行なわれる大当り予告表示の表示制御動作を示すタイミングチャートである。
【図21】 基本回路のROMの構成を示すデータ領域図である。
【図22】 基本回路により実行される遊技制御メイン処理および割込み処理を示すフローチャートである。
【図23】 特別図柄プロセス処理を説明するためのフローチャートである。
【図24】 特別図柄判定処理を説明するためのフローチャートである。
【図25】 図柄変動設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図26】 図柄確定設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図27】 確率変動フラグ処理を説明するためのフローチャートである。
【図28】 大当り開始処理を説明するためのフローチャートである。
【図29】 確変抽選処理を説明するためのフローチャートである。
【図30】 表示制御データ処理を説明するためのフローチャートである。
【図31】 表示制御データ出力処理を説明するためのフローチャートである。
【図32】 大当り予告用ランダムカウンタから抽出されたカウント値と、それによって決定される大当り予告の表示パターンとの関係を表形式で説明する図である。
【図33】 表示制御基板の表示制御用CPUが実行する表示制御メイン処理を説明するためのフローチャートである。
【図34】 タイマ割込にしたがって実行されるタイマ割込処理の内容を示すフローチャートである。
【図35】 表示制御用CPUのIRQ2割込処理を示すフローチャートである。
【図36】 図34に示されたタイマ割込処理における表示制御プロセス処理を示すフローチャートである。
【図37】 表示制御コマンドを受信できなかったときの表示制御用CPU101の制御動作例を説明するための説明図である。
【図38】 図36に示された表示制御プロセス処理の変動開始コマンド受信待ち処理を示すフローチャートである。
【図39】 図36に示された表示制御プロセス処理のリーチ動作設定処理を示すフローチャートである。
【図40】 全図柄変動開始処理を示すフローチャートである。
【図41】 プロセステーブルの構成例を示す説明図である。
【図42】 図柄変動中処理を示すフローチャートである。
【図43】 全図柄停止処理を示すフローチャートである。
【図44】 停止図柄表示処理を示すフローチャートである。
【図45】 停止図柄表示処理による図柄の差替え制御の制御動作を示すタイミングチャートである。
【図46】 特別図柄の表示例を示す説明図である。
【図47】 エラー報知用の図柄を表示するための停止図柄表示処理を示すフローチャートである。
【図48】 通常の図柄の変動では用いられないエラー報知用の図柄を示す説明図である。
【図49】 第2実施形態による遅延制御の制御動作を示すタイミングチャートである。
【図50】 第2実施形態による全図柄停止処理を説明するフローチャートである。
【図51】 第2実施形態による停止図柄表示処理を説明するフローチャートである。
【図52】 第3実施形態による補正制御が行なわれる場合の制御動作を示すタイミングチャートである。
【図53】 第3実施形態による停止図柄表示処理を説明するフローチャートである。
【図54】 第4実施形態による特別図柄判定処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機、8 可変表示装置、9 画像表示領域、53 基本回路、56 CPU、63は出力バッファ回路、101 表示制御用CPU、80 表示制御基板、70 音声制御基板、35 ランプ制御基板である。

Claims (9)

  1. 遊技に関連して動作状態が変化可能な可変表示装置を含む所定の遊技関連装置を有し、所定の制御処理に基づいて、当該遊技関連装置の動作状態が制御される遊技機であって、
    前記制御処理を定期的に繰返し実行して前記遊技機の遊技状態を制御する手段であって、前記可変表示装置における表示状態を制御するための表示制御用指令情報を含み、前記遊技関連装置を制御するための指令情報を出力する制御を行なう遊技制御手段と、
    該遊技制御手段から出力された指令情報を受け、当該指令情報による指令にしたがって、前記遊技関連装置を動作させる制御を行なう遊技関連装置制御手段と、
    前記制御処理において数値データを所定範囲内で更新する更新手段と、
    前記可変表示装置の可変表示動作に関連したタイミングで前記更新手段から抽出された数値データに基づいて、前記遊技に関連した所定の抽選を行なう抽選手段とを含み、
    前記遊技関連装置制御手段は、前記表示制御用指令情報による指令にしたがって、前記可変表示装置を可変開始させた後、表示結果を導出表示する可変表示の制御を行なう可変表示制御手段を含み、
    前記遊技制御手段は
    記可変表示装置における可変開始から表示結果の導出表示までに要する可変表示時間を含む1回の前記可変表示の制御のために要する可変表示制御期間において、前記制御処理を素数回実行することが可能であり、
    前記表示制御用指令情報として、前記可変表示装置における可変表示を開始させるときに前記可変表示時間を指定するための可変表示指令情報を出力し、前記可変表示時間が終了するときに停止指令情報を出力することを特徴とする、遊技機。
  2. 前記可変表示時間は、複数種類定められており、選択的に用いられることを特徴とする、請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技制御手段は、前記複数種類の可変表示時間のうち、少なくとも、リーチ状態が発生しない可変表示についての可変表示時間の前記可変表示制御期間において前記制御処理を素数回実行することを特徴とする、請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記抽選手段は、前記可変表示装置の可変表示動作に関連したタイミングで前記更新手段から抽出された数値データに基づいて、前記可変表示装置の表示結果を予め定められた複数種類の表示結果のうちから選択的に決定する表示結果決定手段を含み、
    該表示結果決定手段は、前記表示結果の決定対象となっている可変表示の可変開始時に前記表示結果を決定することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記表示結果決定手段により決定される表示結果は、導出表示された場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態が発生される特定の表示結果以外の表示結果であることを特徴とする、請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記表示結果決定手段により決定される表示結果は、導出表示された場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態が発生される特定の表示結果であることを特徴とする、請求項4に記載の遊技機。
  7. 可変表示制御期間は、前記可変表示装置において表示結果が導出表示されてから次の可変開始が許容されるまでのインターバル時間をさらに含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
  8. 前記遊技関連装置制御手段は、前記抽選手段を含み、
    該抽選手段は、前記遊技制御手段から受けた指令情報に応じて抽選動作を行ない、前記所定の抽選の結果を前記遊技制御手段からの指令によらず独自に決定することを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の遊技機。
  9. 前記遊技制御手段と前記遊技関連装置制御手段との間では、前記遊技制御手段から前記遊技関連装置制御手段への一方向通信による情報の伝送が行なわれることを特徴とする、請求項1に記載の遊技機。
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