JP4479004B2 - 情報提供システム及び情報提供方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信を用いて情報被提供者に情報を提供する情報提供システム及び情報提供方法に関する。
小型の無線タグとリーダ(読み取り装置)/ライタ(書き込み装置)との間で非接触で情報の読み取り/書き込みを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが知られている。
例えばラベル状の無線タグに備えられた無線タグ回路素子は、所定の無線タグ情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されて情報の送受信を行うアンテナとを備えており、無線タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても、リーダ/ライタ側よりIC回路部の無線タグ情報に対してアクセス(情報の読み取り/書き込み)が可能であり、商品管理や検査工程等の様々な分野において実用が期待されている。
無線タグのこのような性質を利用し、情報被提供者に情報を提供する情報提供システムに応用したものとして、例えば特許文献1に記載のものがある。この従来技術では、例えば電車の吊革につかまった乗客の立ち位置の上方に、下方への指向性をもつアンテナを備えたリーダを設け、各リーダは、対応する乗客の所持する無線タグより当該乗客に関する情報(個人情報)を読み取る。そして、この読み取った個人情報に応じて情報処理装置がそれに対応した表示信号を出力し、当該乗客の把持している吊革に設けた表示手段に適宜の情報(特定個人向けの情報)を表示させるようになっている。
特開2003−323444号公報(段落番号0025〜0073、図1〜図7)
例えば、街角のディスプレイ広告、列車・バス等の車内広告、映画館・ホール・各種建造物内に表示される広告等、近くにいる不特定多数の人間を対象とする情報表示が行われる場合がある。
上記従来技術では、乗客個人個人に対応した表示手段に、当該特定個人向けの情報を表示させることが可能であるものの、上記のような不特定多数を対象とした表示を対象としたものではない。このため、上記のような不特定多数の複数の人間からなる集団に対し、その時々で変化しうる集団の属性に応じた最適な情報表示を有効に行うことはできなかった。
本発明の目的は、複数の情報被提供者に対し、当該情報被提供者の集団にとって最適な情報を有効かつ効率的に提供できる情報提供システム及び情報提供方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、画像表示と音声出力との少なくともいずれか一方を行う出力部と、提供情報を記憶した提供情報記憶部と、所定の読み取り範囲内に位置する無線タグ中の属性情報を読み取るリーダと、前記リーダにより読み取った属性情報に対して、前記無線タグと前記リーダとの距離を関連付けて、属性情報と距離との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた分布情報を作成する第一分布作成部と、前記第一分布作成部により作成した前記分布情報の分類区分ごとの人数に対して前記距離に応じた重みを乗じた人数である重み付け換算後の人数を算出し、前記分類区分ごとに前記重み付け換算後の人数を対応付けた重み付け後の分布情報を作成する第一重み付け補正部と、前記第一重み付け補正部により作成した重み付け後の分布情報に基づいて、属性毎に重み付け換算後の人数を算出する算出部と、前記算出部により算出した重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報を、前記提供情報記憶部から取得する提供情報取得部と、前記提供情報取得部により取得した提供情報を、前記出力部により出力させる出力制御部と、を備えることを特徴とする。
本願第1発明においては、それぞれ無線タグを所持した複数の情報被提供者がリーダの所定の読み取り範囲内にくると、それら複数の無線タグのそれぞれに記憶された当該情報提供者の属性情報がリーダによって読み取られる。読み取られた属性情報に応じた提供情報が、提供情報取得部により提供情報記憶部から取得される。取得された提供情報は、出力制御部の制御により出力部から情報被提供者に提供される。これにより、複数の情報被提供者に対し、当該情報被提供者の集団にとって最適な情報を有効かつ効率的に提供することができる。
このとき、複数の情報被提供者の属性情報がリーダにより読み取られ、その読み取り結果に応じて第一分布作成部でそれら複数の無線タグに係わる分布情報が作成される。これにより、当該分布が多数であるか少数であるかに応じて、提供する情報を適宜変化させることができる。特に、本願第1発明では、リーダによる読み取り結果から単純に算出した分布情報でなく、第一分布作成部が、属性情報に対して、無線タグとリーダとの距離を関連付けて、属性情報と距離との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた上記分布情報を作成する。そして提供情報取得部は、その分布情報に応じた提供情報を取得する。このようにして、読み取り結果から単純に算出した分布情報でなく、被情報提供者までの距離の大小に応じて所望に策定した重み付け補正を行い、当該重み付けを行った分布情報に基づく提供情報を取得することができる。したがって、情報被提供者の集団にとってさらに有効な情報の提供を行うことができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記属性情報と前記提供情報とを関連付けた相関テーブルを記憶した相関テーブル記憶部と、前記相関テーブル記憶部にアクセスし、前記算出部より算出された重み付け換算後の人数に基づき前記相関テーブルを参照して、当該重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報を決定する提供情報決定部と、を備え、前記提供情報取得部は前記提供情報決定部により決定した提供情報を取得することを特徴とする。
本願第2発明においては、無線タグに記憶された属性情報がリーダによって読み取られると、相関テーブル記憶部に予め記憶された相関テーブルを用いて、読み取られた属性情報に応じた情報が提供情報決定部により提供情報として決定され、提供情報取得部により当該決定された提供情報が提供情報記憶部から取得される。これにより、複数の情報被提供者に対し、当該情報被提供者の集団にとって最適な情報を有効かつ効率的に提供することができる。
このとき、特に、本願第2発明では、提供情報決定部が、第一分布作成部で作成された後第一重み付け補正部により重み付けされた分布情報に応じて提供情報を決定する。このようにして、被情報提供者までの距離の大小に応じて所望に策定した重み付け補正を行い、当該重み付けを行った分布情報に基づき提供情報を決定することができる。したがって、情報被提供者の集団にとってさらに有効な情報の提供を行うことができる。
第3発明は、第1又は第2発明において、前記第一分布作成部は、第一の出力パワーで読み取りを行うように前記リーダを制御し、前記第一の出力パワーで前記リーダが前記無線タグより読み取った前記属性情報を取得する第一属性情報取得部と、前記第一属性情報取得部により取得された前記属性情報に対して、第一の距離を関連付ける第一関連付け部と、前記リーダにより前記第一の出力パワーで読み取りが終了した無線タグに対し、休眠化指令を出力するように前記リーダを制御する第一休眠化制御部と、前記第一休眠化制御部により前記休眠化指令を出力後、前記第一の出力パワーよりも大きい第二の出力パワーで読み取りを行うように前記リーダを制御し、前記第二の出力パワーで前記リーダが前記無線タグより読み取った前記属性情報を取得する第二属性情報取得部と、前記第二属性情報取得部により取得された前記属性情報に対して、前記第一の距離よりも遠い第二の距離を関連付ける第二関連付け部と、を備え、前記第一関連付け部及び第二関連付け部で前記無線タグと前記リーダとの距離を前記属性情報に対して関連付けることにより、前記分布情報を作成することを特徴とする。
これにより、所定の読み取り範囲内に位置する全無線タグ(言い換えれば各情報被提供者)とリーダとの距離を確実に検出するとともに、各情報提供者の属性情報と、対応する上記距離とを確実に関連付けることができる。この結果、リーダとの距離が近い無線タグをもつ人物の属性情報に応じた情報提供を行うことができる。
第4発明は、上記第1乃至第3発明のいずれかにおいて、前記提供情報決定部により決定された、重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報が、より大きなサイズで表示されるように、前記出力部における表示態様を決定する第一表示態様決定部をさらに有し、前記出力部は、前記第一表示態様決定部により決定された表示態様で前記画像表示を行うことを特徴とする。
これにより、多数の情報被提供者に対応した情報をより優先的に表示することができ、無駄の少ない効果的な情報提供を確実に行うことができる。
第5発明は、上記第1乃至第4発明のいずれかにおいて、前記提供情報決定部により決定された、重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報が、より長い時間表示されるように、前記出力部における表示態様を決定する第二表示態様決定部をさらに有し、前記出力部は、前記第二表示態様決定部により決定された表示態様で前記画像表示を行うことを特徴とする。
これにより、多数の情報被提供者に対応した情報をより優先的に表示することができ、無駄の少ない効果的な情報提供を確実に行うことができる。
第6発明は、上記第1乃至第5発明のいずれかにおいて、前記出力部における前記画像表示又は前記音声出力が終了または終了間近になるごとに、新たに前記分布情報の作成を行うように、第一分布作成部、又は第二分布作成部、若しくは第三分布作成部、を制御する作成制御部をさらに有することを特徴とする。
これにより、出力部における画像表示や音声出力が終了したとき(又は出力間近になったとき)における情報被提供者の分布の多少に対応して表示を行うことができる。
上記目的を達成するために、第7発明は、画像表示と音声出力との少なくともいずれか一方を行う出力部と、提供情報を記憶した提供情報記憶部と、所定の読み取り範囲内に位置する無線タグ中の属性情報を読み取るリーダと、前記リーダにより読み取った属性情報に対して、当該属性情報が読み取られた時刻を関連付けて、属性情報と時刻情報との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた分布情報を作成する第二分布作成部と、前記第二分布作成部により作成した前記分布情報の分類区分ごとの人数に対して前記時刻情報に応じた重みを乗じた人数である重み付け換算後の人数を算出し、前記分類区分ごとに前記重み付け換算後の人数を対応付けた重み付け後の分布情報を作成する第二重み付け補正部と、前記第二重み付け補正部により作成した重み付け後の分布情報に基づいて、属性毎に重み付け換算後の人数を算出する算出部と、前記算出部により算出した重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報を、前記提供情報記憶部から取得する提供情報取得部と、前記提供情報取得部により取得した提供情報を、前記出力部により出力させる出力制御部と、を備えることを特徴とする。
本願第7発明では、リーダによる読み取り結果から単純に算出した分布情報でなく、第二分布作成部が、属性情報に対して、当該属性情報が読み取られた時刻を関連付けて、属性情報と時刻情報との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた上記分布情報を作成する。そして提供情報取得部は、その分布情報に応じた提供情報を取得する。このようにして、読み取り結果から単純に算出した分布情報でなく、被情報提供者がリーダの読み取り範囲内に位置した時刻に応じて所望に策定した重み付け補正を行い、当該重み付けを行った分布情報に基づき提供情報を取得することができる。したがって、情報被提供者の集団にとってさらに有効な情報の提供を行うことができる。
上記目的を達成するために、第8発明は、画像表示と音声出力との少なくともいずれか一方を行う出力部と、提供情報を記憶した提供情報記憶部と、所定の読み取り範囲内に位置する無線タグ中の属性情報を読み取るリーダと、前記リーダにより読み取った属性情報に対して、当該属性情報を記憶した前記無線タグに対する前記リーダの読み取り履歴を関連付けて、属性情報と読み取り履歴との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた分布情報を作成する第三分布作成部と、前記第三分布作成部により作成した前記分布情報の分類区分ごとの人数に対して前記読み取り履歴に応じた重みを乗じた人数である重み付け換算後の人数を算出し、前記分類区分ごとに前記重み付け換算後の人数を対応付けた重み付け後の分布情報を作成する第三重み付け補正部と、前記第三重み付け補正部により作成した重み付け後の分布情報に基づいて、属性毎に重み付け換算後の人数を算出する算出部と、前記算出部により算出した重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報を、前記提供情報記憶部から取得する提供情報取得部と、前記提供情報取得部により取得した提供情報を、前記出力部により出力させる出力制御部と、を備えることを特徴とする。
本願第8発明では、リーダによる読み取り結果から単純に算出した分布情報でなく、第三分布作成部が、属性情報に対して、当該属性情報を記憶した無線タグに対するリーダの読み取り履歴を関連付けて、属性情報と読み取り履歴との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた上記分布情報を作成する。そして提供情報取得部は、その分布情報に応じた提供情報を取得する。このようにして、読み取り結果から単純に算出した分布情報でなく、被情報提供者がリーダの読み取り範囲内に位置した過去の履歴に応じて所望に策定した重み付け補正を行い、当該重み付けを行った分布情報に基づく提供情報を取得することができる。したがって、情報被提供者の集団にとってさらに有効な情報の提供を行うことができる。
上記目的を達成するために、第9の発明は、情報提供システムのコンピュータが、提供情報を出力する情報提供方法であって、所定の読み取り範囲内に位置する無線タグよりリーダが読み取った属性情報に対して、前記無線タグと前記リーダとの距離を関連付けて、属性情報と距離との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた分布情報を作成する第一分布作成手順と、前記第一分布作成手順で作成した前記分布情報の分類区分ごとの人数に対して前記距離に応じた重みを乗じた人数である重み付け換算後の人数を算出し、前記分類区分ごとに前記重み付け換算後の人数を対応付けた重み付け後の分布情報を作成する第一重み付け補正手順と、前記第一重み付け補正手順で作成された重み付け後の分布情報に基づいて、属性毎に重み付け換算後の人数を算出する算出手順と、前記算出手順で算出された重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報を、提供情報を予め記憶した提供情報記憶部から取得する提供情報取得手順と、前記提供情報取得手順で取得した提供情報を、画像表示と音声出力との少なくともいずれか一方を行う出力部により出力させる出力制御手順と、を含むことを特徴とする。
本願第9発明においては、それぞれ無線タグを所持した複数の情報被提供者がリーダの所定の読み取り範囲内にくると、それら複数の無線タグのそれぞれに記憶された当該情報提供者の属性情報がリーダによって読み取られる。提供情報取得手順で、読み取られた属性情報に応じた提供情報が提供情報記憶部から取得される。取得された提供情報は、出力制御手順での制御により出力部から情報被提供者に提供される。これにより、複数の情報被提供者に対し、当該情報被提供者の集団にとって最適な情報を有効かつ効率的に提供することができる。
このとき、複数の情報被提供者の属性情報がリーダにより読み取られ、その読み取り結果に応じて第一分布作成手順でそれら複数の無線タグに係わる分布情報が作成される。これにより、当該分布が多数であるか少数であるかに応じて、提供する情報を適宜変化させることができる。特に、本願第9発明では、リーダによる読み取り結果から単純に算出した分布情報でなく、第一分布作成手順で、属性情報に対して、無線タグとリーダとの距離を関連付けて、属性情報と距離との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた上記分布情報を作成する。そして提供情報取得手順で、その分布情報に応じた提供情報を取得する。このようにして、読み取り結果から単純に算出した分布情報でなく、被情報提供者までの距離の大小に応じて所望に策定した重み付け補正を行い、当該重み付けを行った分布情報に基づく提供情報を取得することができる。したがって、情報被提供者の集団にとってさらに有効な情報の提供を行うことができる。
上記目的を達成するために、第10の発明は、情報提供システムのコンピュータが、提供情報を出力する情報提供方法であって、所定の読み取り範囲内に位置する無線タグよりリーダが読み取った属性情報に対して、当該属性情報が読み取られた時刻を関連付けて、属性情報と時刻情報との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた分布情報を作成する第二分布作成手順と、前記第二分布作成手順で作成した前記分布情報の分類区分ごとの人数に対して前記時刻情報に応じた重みを乗じた人数である重み付け換算後の人数を算出し、前記分類区分ごとに前記重み付け換算後の人数を対応付けた重み付け後の分布情報を作成する第二重み付け補正手順と、前記第二重み付け補正手順で作成された重み付け後の分布情報に基づいて、属性毎に重み付け換算後の人数を算出する算出手順と、前記算出手順で算出された重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報を、提供情報を予め記憶した提供情報記憶部から取得する提供情報取得手順と、前記提供情報取得手順で取得した提供情報を、画像表示と音声出力との少なくともいずれか一方を行う出力部により出力させる出力制御手順と、を含むことを特徴とする。
本願第10発明では、リーダによる読み取り結果から単純に算出した分布情報でなく、第二分布作成手順で、属性情報に対して、当該属性情報が読み取られた時刻を関連付けて、属性情報と時刻情報との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた上記分布情報を作成する。そして提供情報取得手順で、その分布情報に応じた提供情報を取得する。このようにして、読み取り結果から単純に算出した分布情報でなく、被情報提供者がリーダの読み取り範囲内に位置した時刻に応じて所望に策定した重み付け補正を行い、当該重み付けを行った分布情報に基づく提供情報を取得することができる。したがって、情報被提供者の集団にとってさらに有効な情報の提供を行うことができる。
上記目的を達成するために、第11発明は、情報提供システムのコンピュータが、提供情報を出力する情報提供方法であって、所定の読み取り範囲内に位置する無線タグよりリーダが読み取った属性情報に対して、当該属性情報を記憶した前記無線タグに対する前記リーダの読み取り履歴を関連付けて、属性情報と読み取り履歴との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた分布情報を作成する第三分布作成手順と、前記第三分布作成手順で作成した前記分布情報の分類区分ごとの人数に対して前記読み取り履歴に応じた重みを乗じた人数である重み付け換算後の人数を算出し、前記分類区分ごとに前記重み付け換算後の人数を対応付けた重み付け後の分布情報を作成する第三重み付け補正手順と、前記第三重み付け補正手順で作成された重み付け後の分布情報に基づいて、属性毎に重み付け換算後の人数を算出する算出手順と、前記算出手順で算出された重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報を、提供情報を予め記憶した提供情報記憶部から取得する提供情報取得手順と、前記提供情報取得手順で取得した提供情報を、画像表示と音声出力との少なくともいずれか一方を行う出力部により出力させる出力制御手順と、を含むことを特徴とする。
本願第11発明では、リーダによる読み取り結果から単純に算出した分布情報でなく、第三分布作成手順で、属性情報に対して、当該属性情報を記憶した無線タグに対するリーダの読み取り履歴を関連付けて、属性情報と読み取り履歴との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた上記分布情報を作成する。そして提供情報取得手順で、その分布情報に応じた提供情報を取得する。このようにして、読み取り結果から単純に算出した分布情報でなく、被情報提供者がリーダの読み取り範囲内に位置した過去の履歴に応じて所望に策定した重み付け補正を行い、当該重み付けを行った分布情報に基づく提供情報を取得することができる。したがって、情報被提供者の集団にとってさらに有効な情報の提供を行うことができる。
[0031]
[0032]
本発明によれば、複数の情報被提供者に対し当該情報被提供者の集団にとって最適な情報を有効かつ効率的に提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態による情報提供方法を実行する情報提供システムの全体システム構成を表す機能ブロック図である。
図1において、この情報提供システムSは、情報提供装置100と、コンテンツサーバ150とから構成されている。
情報提供装置100は、複数の無線タグTに対し情報の送受信を行うリーダ/ライタ110(読取手段)と、無線タグTをそれぞれ所持した(身につけた)情報被提供者に対し情報の提供(画像表示、音声出力等)を行う音声・画像情報出力・表示部120(表示手段)と、CPU130と、無線タグTから入手した無線タグ情報中の情報被提供者属性情報(個人情報)の分布に対応しコンテンツサーバ150からどのようなコンテンツをどのような態様で取り出すかを関連づけた属性分布相関テーブルを格納したデータベースを備えた記憶装置140とを有している。
CPU130は、上記リーダ/ライタ110、音声・画像情報出力・表示部120、及び外部記憶装置140との信号の入出力制御を行う入出力制御部131と、上記コンテンツサーバ150との通信制御を行う通信制御部132と、データの一時的記憶を行うRAM133と、制御プログラム等を記憶したROM134と、上記リーダ/ライタ110により読み込んだ各無線タグTの無線タグ情報から上記情報被提供者の属性情報を抽出しこれに応じて情報被提供者の分布データを作成する分布作成処理部135と、その作成した分布データに対し所定の重み付け補正を行う重み付け処理部136と、その重み付け後のデータに基づき情報被提供者に対し提供する情報の決定及びそのときの提供態様の決定を行う提供情報決定部137とを備えている。
コンテンツサーバ150は、上記CPUの通信制御部132との通信制御を行う通信制御部151と、情報被提供者に提供する各種情報コンテンツを格納したデータベースを備えた記憶装置152とを有している。
なお、例えば街角のディスプレイ広告、映画館・ホール・各種建造物内に表示される広告等、通りすがりやその場に居合わせた不特定多数の人々に対する情報提供に用いる場合には、リーダ/ライタ110及び音声・画像情報出力・表示部120を含む情報提供装置100は当該街角又は建造物の一角に配置され、コンテンツサーバ150はその近傍に配置されてもよいし、離れた別途の場所に設けられて無線通信を介し情報提供装置100と情報の送受を行ってもよい。
また列車、バス、航空機、船舶等の交通機関の車内広告等、その不特定多数の乗客に対する情報提供に用いる場合には、リーダ/ライタ110及び音声・画像情報出力・表示部120を含む情報提供装置100は例えば客室内に配置され、コンテンツサーバ150は、地上側に固定的に配置され、無線通信を介して情報提供装置100と情報の送受を行う。
図2は、上記リーダ/ライタ110及び無線タグTの詳細機能構成を表す機能ブロック図である。
図2において、無線タグTは、アンテナ51とIC回路部52とを備えた無線タグ回路素子Toを有している。
リーダ/ライタ110は、無線タグ回路素子Toの上記アンテナ51との間で無線通信により信号の授受を行うアンテナ1と、上記アンテナ1を介し上記無線タグ回路素子ToのIC回路部52へアクセスする(読み取り又は書き込みを行う)ための高周波回路2と、無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理するための信号処理回路3と、制御回路4とを有する。
制御回路4は、いわゆるマイクロコンピュータであり、詳細な図示を省略するが、中央演算処理装置であるCPU、ROM、及びRAM等から構成され、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うようになっている。
図3は、上記高周波回路2の詳細機能の一例を表す機能ブロック図である。この図3において、高周波回路2は、アンテナ1を介し無線タグ回路素子Toに対して信号を送信する送信部11と、アンテナ1により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波を入力する受信部12と、送受分離器13とから構成される。
送信部11は、無線タグ回路素子ToのIC回路部52の無線タグ情報にアクセスする(読み取り又は書き込みを行う)ための搬送波を発生させる水晶振動子21、PLL(Phase Locked Loop)22、及びVCO(Voltage Controlled Oscillator)23と、上記信号処理回路3から供給される信号に基づいて上記発生させられた搬送波を変調(この例では信号処理回路3からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路24(但し振幅変調の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路24により変調された変調波を、制御回路4からの「TX_PWR」信号によって増幅率を決定し増幅する可変送信アンプ25とを備えている。そして、上記発生される搬送波は、好適にはUHF帯の周波数を用いており、上記送信アンプ25の出力は、送受分離器13を介してアンテナ1に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部52に供給される。
受信部12は、アンテナ1により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生させられた搬送波とを掛け合わせる受信第1乗算回路31と、その受信第1乗算回路31の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第1バンドパスフィルタ32と、この第1バンドパスフィルタ32の出力を増幅して第1リミッタ33に供給する受信第1アンプ34と、上記アンテナ1により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生された後に位相が90°遅延された搬送波とを掛け合わせる受信第2乗算回路35と、その受信第2乗算回路35の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第2バンドパスフィルタ36と、この第2バンドパスフィルタ36の出力を入力するとともに増幅して第2リミッタ37に供給する受信第2アンプ38とを備えている。そして、上記第1リミッタ33から出力される信号「RXS−I」及び第2リミッタ37から出力される信号「RXS−Q」は、上記信号処理回路3に入力されて処理される。
また、受信第1アンプ34及び受信第2アンプ38の出力は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)回路39にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」が信号処理回路3に入力されるようになっている。このようにして、本実施形態の例では、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子Toからの反射波の復調が行われる。
図4は、上記無線タグTに備えられた無線タグ回路素子Toの機能的構成を表す機能ブロック図である。この図4において、無線タグ回路素子Toは、リーダ/ライタ110側のアンテナ1とUHF帯等の高周波を用いて非接触で信号の送受信を行う上記アンテナ51と、このアンテナ51に接続された上記IC回路部52とを有している。
IC回路部52は、アンテナ51により受信された搬送波を整流する整流部53と、この整流部53により整流された搬送波のエネルギを蓄積し駆動電源とするための電源部54と、上記アンテナ51により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部55に供給するクロック抽出部56と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶手段として機能するメモリ部57と、上記アンテナ51に接続された変復調部58と、上記整流部53、クロック抽出部56、及び変復調部58等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための上記制御部55とを備えている。
変復調部58は、アンテナ51により受信された上記リーダ/ライタ110のアンテナ1からの通信信号の復調を行うと共に、上記制御部55からの応答信号に基づき、アンテナ51より受信された搬送波を変調反射する。
制御部55は、上記変復調部58により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部57において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、上記変復調部58により返信する制御等の基本的な制御を実行する。
リーダ/ライタ110の高周波回路2の送信部52で生成した問い合わせ(問いかけ)信号がアンテナ1を介して送信されると、これに応じて無線タグ回路素子Toのアンテナ51から返答信号が送信(返信)され、リーダ/ライタ110のアンテナ1で受信され、これに基づいて情報の読み取り/書き込みが行われる。
以上の構成において、本実施形態の最も大きな特徴は、リーダ/ライタ110から所定の読み取り範囲内に位置する複数の情報被提供者の無線タグTの無線タグ情報をそれぞれ読み取り、その複数の無線タグ情報に応じて情報被提供者の分布データを作成し、予めコンテンツサーバ150の記憶装置152内に用意された複数のコンテンツ情報の中から提供すべき情報(画像・映像情報、メロディー・音楽その他の音声情報、あるいはプログラム等)を選択し、情報提供装置100の音声・画像情報出力・表示部120にて鳴動・表示させることである。
図5は、上記リーダ/ライタ110からの読み取り範囲内に位置する、複数の情報被提供者の分布の一例を表す概念的平面図である。
図5において、図中●印が女性の情報被提供者、■印が男性の情報被提供者を表しており、この例では読み取り範囲内に女性が12人、男性が6人存在している。また、上記読み取り範囲は、リーダ/ライタ110からの距離に応じて、最も近い領域であるエリア1、最も遠い領域であるエリア2、その中間の領域であるエリア3の3つに区分して認識される。この例では、エリア1には女性4人男性3人、エリア2には女性2人男性1人、エリア3には女性6人男性2人が存在している。
図6は、上記のような情報被提供者の各人が身につけている上記無線タグTの上記無線タグ回路素子ToのIC回路部152に記憶されている無線タグ情報に含まれる上記属性情報の内容の一例を表す図である。
図6において、この例では、当該人物の属性情報項目として「性別」「年齢」「住所」「趣味」「ふだん読んでいる雑誌のジャンル」等が設けられており、図示の例では○○県××市△△に住む23の女性で、テニス、料理、食べ歩きを趣味とし、ニュース雑誌や芸能雑誌を読んでいることが記録されている。なおその他にも、職業、電話番号、メールアドレス、特定のサークル・集団等の会員であることあるいはそのランク(一般会員かVIP会員か)、交通機関を対象とする場合には定期券を購入所有しているかどうか、各種商品・物品・サービスの購入・利用履歴、嗜好等の各種個人情報が記録保持されている場合には、それらを適宜利用しても良い。
図7は、上記図5に示した情報被提供者の分布データを上記属性情報(この例では年齢と性別)、及び各人のリーダ/ライタ110からの距離(エリア1〜3のどこにいるか)に応じて分類区分したものを表している。
図7において、この例では、年齢及び性別に応じて、10才未満の男性・女性をそれぞれ区分A・B、10代の男性・女性をそれぞれ区分C・D、20代の男性・女性をそれぞれ区分E・F、30代の男性・女性をそれぞれ区分G・H、40代の男性・女性をそれぞれ区分I・J、50代の男性・女性をそれぞれ区分K・L、60代の男性・女性をそれぞれ区分M・N、70代の男性・女性をそれぞれ区分O・P、80歳以上の男性・女性をそれぞれ区分Q・Rとしている。
また各区分において上記エリア1〜3のうちどこに存在するかが識別され、この例では、区分C(10代の男性)がエリア3に2人、区分D(10代の女性)がエリア3に6人、区分E(20代の男性)がエリア1に2人、区分F(20代の女性)がエリア1に4人、区分G(30代の男性)がエリア2に1人、区分H(30代の女性)がエリア2に2人、区分I(40代の男性)がエリア1に1人存在している。
そして、本実施形態では、上記のような年齢層及び性別の各区分においてなるべくその人数が多い区分に合致した情報提供を行うという基本手法に加え、さらに特徴の一つとして近くにいる人物ほど優先して情報提供を行う手法となっている。そのために、上記のように分布している被情報提供者の分布データに関し、近くにいる被情報提供者ほど分布データの重み付けを大きくするようになっている。図7に示した例では、各区分A〜Rの人数に対し、最も近いエリア1にいる場合はその人数を3倍に、エリア2にいる場合はその人数を2倍に、最も遠いエリア3にいる場合はそのままに(1倍に)重み付けするようになっている。
図8は、上記各区分A〜Rの人数について、上記重み付けを行った後の結果を示す図である。図示のように、上記重み付けの結果、区分C、区分Dについては人数はそれぞれ2人、6人で変わらない一方、区分E〜Iの換算後人数はそれぞれ、区分Eが2人→6人、区分Fが4人→12人、区分Gが1人→2人、区分Hが2人→4人、区分Iが1人→3人となっている。
この場合、単純にカウントした人数としては区分D(10代の女性)が一番多いが、近いエリアに人数が多い区分F(20代の女性)のほうが、重み付け換算後の人数(換算ポイント)が大きくなる。すなわち、重み付け換算後の人数は、区分F(20代の女性)が12人で最も多く、その次が区分E(20代の男性)及び区分D(10代の女性)の6人となる。この重み付け換算後の人数の算出結果に応じて、この被情報提供者たちの集団に対し提供するコンテンツの内容及びその提供態様を決定する。
図中のパターンAは、上記上位3つの区分(区分F,D,E)のみに着目してこれらのみに対応するコンテンツを提供する(この例では表示)態様の例を示している。そしてそれらの中でも、区分Fの12人、区分Eの6人、区分Dの6人という比率に対応して、区分F(20代の女性)に対応する提供情報コンテンツ(以下適宜、「Fコンテンツ」のように称する)を50%の表示率で、区分E(20代の男性)に対応するEコンテンツを25%の表示率で、区分D(10代の女性)に対応するDコンテンツを25%の表示率で提供(表示)する場合を表している。
図中のパターンBは、上記パターンAのような上位のみの提供という切り捨てを行わず、情報被提供者が存在する全区分(区分C〜I)に対応するC〜Iコンテンツを提供する(この例では表示)態様の例を示している。この場合、上記重み付け換算後の合計総人数2+6+6+12+2+4+3=35人に占める各区分の換算後人数割合に応じて、区分C(10代の男性)に対応するCコンテンツの表示率を6%、以下同様にDコンテンツ(10代の女性)の表示率を17%、Eコンテンツ(20代の男性)の表示率を17%、Fコンテンツ(20代の女性)の表示率を34%、Gコンテンツ(30代の男性)の表示率を6%、Hコンテンツ(30代の女性)の表示率を12%、Iコンテンツ(40代の男性)の表示率を8%とした場合を表している。
なお、以上述べたように、コンテンツもAからRまで区分されており、各区分に該当するコンテンツは複数あってもよい。また、1つのコンテンツが複数の区分に属していても良い。各区分に複数のコンテンツが属する場合、ランダムにコンテンツを選択してもよいし、所定の順で選択しても良いし、所定の優先度に従い選択してもよい。あるいは候補となるコンテンツから現在時刻を参照して選択してもよい。
図9(a)及び図9(b)は、上記のようにして表示割合を決定したコンテンツの具体的表示態様の例を表す説明図である。
図9(a)及び図9(b)はいずれも、図8で示した上記パターンA(Fコンテンツ:Eコンテンツ:Dコンテンツ=50%:25%:25%の表示率でそれぞれ提供する場合)を実現するための手法の例を表している。
図9(a)は、上記音声・画像表示出力・表示部120が画像表示を行う画面等である場合(但し音声出力を行うスピーカ等である場合も適用可)に、上記表示率を時間割合で実現する例であり、1つの提供総時間(図中100%で表す)中に占める時間配分を、上記表示率に応じて設定する場合である。図示のように提供総時間を8等分して1/8ずつの8個の時間枠とし、これら8時間枠をFコンテンツ→Dコンテンツ→Fコンテンツ→Eコンテンツ→Fコンテンツ→Dコンテンツ→Fコンテンツ→Eコンテンツのように表示枠を割り振ることにより、上記表示率を実現している。
なお、上記パターンBのようにC〜Iコンテンツのすべてについて表示率に応じた時間配分を割り振り、表示してもよい。逆に、区分A〜Rのうち、重み付け換算後の人数が多い上位1つ又は2つの区分に絞ってそれらのみの表示としても良い。
図9(b)は、上記音声・画像表示出力・表示部120が画像表示を行う画面等である場合に、上記表示率を表示面積割合で実現するものであり、常時表示を行う1つの画面中に占める面積配分を、上記表示率に応じて設定する場合である。図示の例では画面を左右に2等分するとともにその右側半分についてはさらに上下2分割し、画面左側半分をFコンテンツの表示領域、画面右側上半分をDコンテンツ表示領域、画面右側下半分をEコンテンツ表示領域というように表示面積を割り振ることにより、上記表示率を実現している。
なお、上記パターンBのようにC〜Iコンテンツのすべてについて表示率に応じ面積配分を割り振り、表示してもよい。逆に、区分A〜Rのうち、重み付け換算後の人数が多い上位1つ又は2つの区分に絞ってそれらのみの表示としても良い。
図10は、以上説明したような本発明による手法を実現するために、情報提供装置100の上記CPU130が実行する制御演算手順を表すフローチャートである。
図10において、まずステップS10にて、分布作成処理部135が、リーダ/ライタ110の所定の読み取り範囲内に位置する複数の情報被提供者の所持する無線タグTの無線タグ情報をそれぞれ読み取り、その複数の無線タグ情報それぞれに含まれる属性情報に応じて情報被提供者の分布データを作成する。
その後、ステップS30で、重み付け処理部136が、この例では各情報被提供者までの距離レベルDn(後述の図11参照。言い換えればリーダ/ライタ110から各無線タグTまでの距離、前述のエリア1,2,3のどこに属するか)に応じて、上記ステップS10で取得した所定読み取り範囲内の全情報被提供者の分布データに対し重み付けを行う。
そして、ステップS40で、提供情報決定部137が、入出力制御部131を介し記憶装置140内のデータベースにアクセスしその属性分布相関テーブルを参照して、上記ステップS30で求めた重み付け後の分布データに応じ、コンテンツサーバ150から入手すべきコンテンツ情報の内容を決定するとともに、さらにステップS50でその提供態様(前述の例では、上位1つのみとするか、複数のみとするか、そのような限定をしないか、あるいは、時間分割表示とするか面積分割表示とするか等)を決定する。
その後、ステップS60で、通信制御部132及びコンテンツサーバ150の通信制御部151を介し、記憶装置152のデータベースから、上記ステップS40で選択決定された情報コンテンツを取得する。
そして、ステップS70で、ステップS60で取得したコンテンツを入出力制御部131を介して音声・画像情報出力・表示部120へ出力し、対応する画面表示(音声出力)を行わせる。
その後、ステップS80で、表示(又は音声出力)を行っている当該コンテンツが終了したか(あるいは終了間近の所定時期(例えば数十秒前等)になったか)どうかを判定する。終了していない(又は終了間近でない)場合は判定が満たされず、ステップS70に戻り、上記表示(又は音声出力)を継続する。終了した(又は終了間近となった)場合は判定が満たされ、ステップS10に戻り、上記情報被提供者の分布作成処理から同様の手順を繰り返す。
図11は、上記図10に示したステップS10の詳細制御手順を表すフローチャートである。
図11において、まずステップS11で、距離レベルD及び出力パワーPの値の制御用に用いる演算子nの値をn=1に初期化する。
次にステップS12で、入出力制御部131を介しリーダ/ライタ110へ制御信号を出力し、上記送信部11より出力パワーPnで所定の検索信号(例えば無条件タグ情報取得命令等)を出力する。
その後ステップS13で、入出力制御部131を介しリーダ/ライタ110へ制御信号を出力し、上記受信部12を介し上記検索信号に対応する受信信号(無線タグ情報)を受信する。
次に、ステップS14で、リーダ/ライタ110の上記無線タグ情報を入出力制御部131を介し読み込むとともに、その無線タグ情報に含まれる前述した属性情報(「性別」「年齢」等の個人情報)を抽出する。
その後、ステップS15に移り、上記抽出した属性情報に対して上記nに対応した距離レベルDnを関連づけて付与し、さらにステップS16で例えば上記リーダ/ライタ110での受信タイミングに応じた時刻データをさらに関連づける。
なおこの場合、前述したように距離レベルDnは前述の重み付けのために用いるものであるが、重み付けの基礎となるデータとしては上記距離レベルDnに限られず、上記時刻情報(所定の読み取り範囲内に最近に出現した人物ほど優先する等)、あるいは無線タグ情報に含まれる属性情報の一つ(VIP会員であったら特に優遇する等)、さらには適宜のその他の情報に準拠して重み付けを行っても良い。
ステップS16が終了すると、ステップS17に移り、再びリーダ/ライタ110に対し制御信号を出力し、上記無線タグ情報の受信、属性情報の抽出が終了した無線タグTに対し、休眠化指令(スリープコマンド)を出力し休眠状態とする。なお、この休眠化の手順はステップS16の後である必要は必ずしもなく、上記ステップS13以降、後述のステップS18以前であれば、いずれの段階で行っても良い。
その後、ステップS18に移り、出力パワーPnが予め上限として定められている最大値Pmaxに達したかどうかを判定する。
判定が満たされなければステップS19に移ってnに1を加えた後、上記ステップS12に戻って同様の手順を繰り返す。これにより、出力パワーPnの値をn=1より増大させながらその都度応答した無線タグTの無線タグ情報を取得した後休眠させ、またそのnの値に応じた距離レベルDnを付与していく。これにより、所定の読み取り範囲内に位置する全無線タグT(言い換えれば各情報被提供者)について、その属性情報と、対応する距離レベル値及び時刻とが一対一に関連づけられる。
出力パワーPnの値が最大値に達したらステップS18の判定が満たされ、このフローを終了して図10のステップS30に移る。
以上において、情報提供装置100のCPU130の実行する図10に示すフローのステップS40が、各請求項記載の、読取手段で読み取った複数の無線タグ情報に応じて、予め用意された複数の情報の中から提供する情報を選択する選択手段に相当し、ステップS10及びステップS30が、読取手段の読み取り結果に応じて、複数の無線タグに係わる所定の分布情報を作成する分布情報作成手段に相当する。またそのうちステップS30は、読取手段の読み取り結果に対し、予め定められた所定の重み付け補正を行う重み付け補正手段に相当する。また図10のステップS50が、分布情報に応じて、表示手段における表示態様を決定する表示態様決定手段に相当する。
また、コンテンツサーバ150が、予め用意された複数の情報が格納されたデータベースを備え、情報提供装置の選択手段で選択された情報を出力する情報サーバを構成する。
以上説明したように、本実施形態の情報提供装置100を備えた情報提供システムSにおいては、それぞれ無線タグTを所持した複数の情報被提供者がリーダ/ライタ110の所定の読み取り範囲内にくると、各人の無線タグTそれぞれの無線タグ情報がリーダ/ライタ110によって読み取られる。そして、その読み取られた情報中の各人の属性情報(性別、年齢等)に基づき、この複数の情報被提供者からなる集団に対応した(最適な)コンテンツが提供情報として選択され、コンテンツサーバ150より取得されて情報提供装置100の音声・画像情報出力・表示部120に表示(又は音声出力)され、情報被提供者に提供される。このようにして、不特定多数の情報被提供者に対し、当該情報被提供者の集団にとって最適な情報を有効かつ効率的に提供することができる。
このとき、音声・画像情報出力・表示部120に表示(又は音声出力)する際、分布情報における多数分布に対応する情報を優先するようにコンテンツの選択を行ったり、さらに多数分布に対応する情報がより大きなサイズで、又は、より長い時間表示されるように、提供(表示)態様を決定することにより、より多数の情報被提供者に対応した情報を優先して選択することにより、無駄の少ない効率的な情報提供を確実に行うことができる。
さらに、読み取り結果から単純に算出した分布情報(単なる人数カウント値)でなく、被情報提供者までの距離の大小(あるいは読み取り範囲に位置した時刻、過去の履歴等)などの属性情報の内容等に応じて、一定の主眼(距離の近い人数ほど優先等)で所望に策定した重み付け補正を行うので、さらに有効な情報の選択を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順次説明する。
(1)重み付けを行わない場合
上記実施形態では、タグリーダ/ライタ110からの距離の大小(あるいは読み取り範囲に位置した時刻、過去の履歴等)などの属性情報の内容等に応じて重み付け補正を行ったが、これに限られず、このような重み付けを行わなくてもよい。
図12は、そのような変形例において、情報提供装置100のCPU130が実行する制御演算手順を表すフローチャートであり、上記実施形態の図10に相当する図である。図10と同等の手順には同一の符号を付している。この図12では、図10における重み付け処理のステップS30が省略されている。また、この重み付けを行わないことに対応し、ステップS10に代えてステップS10′が設けられる。
図13は、このステップS10′の詳細制御手順を表すフローチャートであり、上記実施形態の図11にほぼ相当する図である。図11と同等の手順には同一の符号を付している。
図13において、図11におけるステップS11は省略され、まず、ステップS12に対応したステップS12′で、入出力制御部131を介しリーダ/ライタ110へ制御信号を出力し、上記送信部11より所定の検索信号(例えば無条件タグ情報取得命令等)を出力する。このときのパワーは適宜の固定値でも足りる。
その後、図11と同様、ステップS13で、入出力制御部131を介しリーダ/ライタ110へ制御信号を出力し、上記受信部12を介し上記検索信号に対応する受信信号(無線タグ情報)を受信する。
次に、図11と同様、ステップS14で、リーダ/ライタ110の上記無線タグ情報を入出力制御部131を介し読み込むとともに、その無線タグ情報に含まれる前述した属性情報(「性別」「年齢」等の個人情報)を抽出する。
図11におけるその後のステップS15〜ステップS18は省略され、ステップS14が終了したらこのフローを終了し、図10のステップS30に移る。
なお、上記ステップS12′において対象とする無線タグTの数が多く、一度の無条件情報取得命令の送信ですべての無線タグTの無線タグ情報を受信、識別できない場合には、公知の手法と同様、例えば無線タグTに対する探索命令と条件付情報取得命令を繰り返し送信して無線タグを特定しつつ、無線タグTの情報を取得すればよい。
すなわち、最初に無条件情報取得命令で応答したすべての無線タグTに対し、その後探索命令でタグ識別情報(ID)の一部を指定し、該当する無線タグTからの応答を時間的に分離しつつ検出する。このようにして時間的に分離されつつ階層的に検出された無線タグTについて、さらに条件付き情報取得命令を用いてタグ識別情報のすべてを個別に取得し、取得が完了したらその後休眠化命令で休眠化させる(その後応答しないようにする)。以上の手順を指定IDを変化させながら繰り返すことにより、最初の無条件情報取得命令で応答を検出できた全ての無線タグTそれぞれについてその無線タグ情報を個別に完全に検出することができる。
いずれにしても、この変形例では、リーダ/ライタ110からの距離の大小等を用いて重み付けを行わない点が上記実施形態と異なるものである。
(A)表示例1
図14は、この変形例における情報被提供者の分布データの一例を分類区分したものを表し、上記実施形態の図7に相当する図である。図14において、この例では、前述の所定受信エリア内に、区分C(10代の男性)が1人、区分D(10代の女性)が8人、区分E(20代の男性)が2人、区分F(20代の女性)が2人、区分H(30代の女性)が1人、区分J(40代の女性)が1人、区分K(50代の男性)が1人、合計16人が存在している。この変形例では、上記実施形態のように重み付けを行わず、年齢層及び性別の各区分においてなるべくその人数が多い区分に合致した情報提供を行うという基本手法のみとなっている。
図15は、上記各区分A〜Rの人数について、区分別に整理した後の結果、及びこれに対応するコンテンツ提供の態様の例を示す図であり、上記実施形態の図8に対応する図である。
図中のパターンAは、上位1つの区分(区分D)のみに着目してこれに対応するDコンテンツのみを提供する(この例では表示)態様の例を示している。
図中のパターンBは、上記パターンAのような上位のみの提供という切り捨てを行わず、情報被提供者が存在する全区分(区分C,D,E,F,H,J,K)に対応するC,D,E,F,H,J,Kコンテンツを提供する(この例では表示)態様の例を示している。この場合、合計総人数16人に占める各区分の人数割合に応じて、区分C(10代の男性)に対応するCコンテンツの表示率を6%、以下同様にDコンテンツ(10代の女性)の表示率を50%、Eコンテンツ(20代の男性)の表示率を13%、Fコンテンツ(20代の女性)の表示率を13%、Hコンテンツ(30代の女性)の表示率を6%、Jコンテンツ(40代の女性)の表示率を6%、Kコンテンツ(50代の男性)の表示率を6%とした場合を表している。
図16(a)、図16(b)、図16(c)は、上記のようにして表示割合を決定したコンテンツの具体的表示態様の例を表す説明図であり、上記実施形態における図9(a)及び図9(b)に相当する図である。図16(a)〜図16(c)はいずれも、図15で示した上記パターンB(Cコンテンツ:Dコンテンツ:Eコンテンツ:Fコンテンツ:Hコンテンツ:Jコンテンツ:Kコンテンツ=6%:50%:13%:13%:6%:6%:5%の表示率でそれぞれ提供する場合)を実現するための手法の例を表している。
図16(a)は、上記実施形態の図9(a)と同様、上記表示率を時間割合で実現する例であり、図示のように提供総時間をこの例では16個の時間枠とし、これらの時間枠をDコンテンツ→Eコンテンツ→Dコンテンツ→Fコンテンツ→Dコンテンツ→Eコンテンツ→Dコンテンツ→Fコンテンツ→Dコンテンツ→Cコンテンツ→Dコンテンツ→Hコンテンツ→Dコンテンツ→Jコンテンツ→Dコンテンツ→Kコンテンツのように表示枠を割り振ることにより、上記表示率を実現している。なお、上記パターンAのように人数が多い上位1つに絞ってそれのみの表示としても良い。
図16(b)及び図16(c)は、上記実施形態の図9(b)と同様、上記表示率を表示面積割合で実現するものであり、常時表示を行う1つの画面中に占める面積配分を、上記表示率に応じて設定する場合である。図16(b)の例では画面左側半分をDコンテンツの表示領域とする一方、画面右側については、最初は上半分をEコンテンツ表示領域、下半分をFコンテンツ表示領域とした後、所定時間経過後に、それら右側をさらに細かく4分割してC,H,J,Kコンテンツ表示領域に割り振ることにより、上記表示率を実現している。図16(c)の例では画面左側半分をDコンテンツの表示領域とする一方、画面右側の上半分の左側をEコンテンツ表示領域、右側をFコンテンツ表示領域とし、画面右側の下半分についてはさらに細かく4分割してC,H,J,Kコンテンツ表示領域に割り振ることにより、上記表示率を実現している。
(B)表示例2
図17は、この変形例における情報被提供者の分布データの他の例を分類区分したものを表し、この例では、前述の所定受信エリア内に、区分D(10代の女性)が1人、区分E(20代の男性)が6人、区分F(20代の女性)が6人、区分H(30代の女性)が1人、区分J(40代の女性)が2人、区分L(50代の女性)が2人、合計18人が存在している。
図18は、上記各区分A〜Rの人数について、区分別に整理した後の結果、及びこれに対応するコンテンツ提供の態様の例を示す図であり、図中のパターンAは、上位2つの区分(区分E,F)のみに着目してこれに対応するEコンテンツ及びFコンテンツのみを提供する(この例では表示)態様の例を示している。この場合、区分E,Fがともに6人で同数であることから、Eコンテンツ(20代の男性)の表示率を50%、Fコンテンツ(20代の女性)の表示率を50%としている。
図中のパターンBは、情報被提供者が存在する全区分(区分D,E,F,H,J,K)に対応するD,E,F,H,J,Kコンテンツを提供する(この例では表示)態様の例を示している。この場合、合計総人数18人に占める各区分の人数割合に応じて、Dコンテンツ(10代の女性)の表示率を5%、Eコンテンツ(20代の男性)の表示率を35%、Fコンテンツ(20代の女性)の表示率を35%、Hコンテンツ(30代の女性)の表示率を5%、Jコンテンツ(40代の女性)の表示率を10%、Kコンテンツ(50代の男性)の表示率を10%とした場合を表している。
図19(a)及び図19(b)は、上記のようにして表示割合を決定したコンテンツの具体的表示態様の例を表す説明図であり、図18で示した上記パターンA(Eコンテンツ:Fコンテンツ=50%:50%の表示率でそれぞれ提供する場合)を実現するための手法の例を表している。
図19(a)は、上記表示率を時間割合で実現する例であり、図示のように提供総時間をこの例では均等に10分割した10個の時間枠とし、これらの10時間枠についてEコンテンツ→Fコンテンツ→Eコンテンツ→Fコンテンツ→Eコンテンツ→Fコンテンツ→Eコンテンツ→Fコンテンツ→Eコンテンツ→Fコンテンツのように表示枠を割り振ることにより、上記表示率を実現している。図19(b)は、上記表示率を表示面積割合で実現するものであり、画面左側半分をEコンテンツの表示領域とする一方、画面右側半分をFコンテンツの表示領域とするものである。なお、上記パターンBのようにD,E,F,H,J,Kコンテンツのすべてについて表示率に応じ面積配分を割り振り、表示してもよい。
(C)表示例3
図20は、この変形例における情報被提供者の分布データのさらに他の例を分類区分したものを表し、区分E(20代の男性)が5人、区分F(20代の女性)が5人、区分I(40代の男性)が1人、区分J(40代の女性)が6人、区分L(50代の女性)が1人、合計18人が存在している。
図21は、上記各区分A〜Rの人数について、区分別に整理した後の結果、及びこれに対応するコンテンツ提供の態様の例を示す図であり、図中のパターンAは、上位3つの区分(区分E,F,J)のみに着目してこれに対応するE,F,Jコンテンツのみを提供する(この例では表示)態様の例を示している。この場合、区分E,Fがともに5人で同数、区分Jがひとり多い6人であることから、Eコンテンツ(20代の男性)及びFコンテンツ(20代の女性)の表示率を31%、Jコンテンツ(40代の女性)の表示率を38%としている。
図中のパターンBは、情報被提供者が存在する全区分(区分E,F,I,J,L)に対応するE,F,I,J,Lコンテンツを提供する(この例では表示)態様の例を示している。この場合、合計総人数18人に占める各区分の人数割合に応じて、Eコンテンツ(20代の男性)の表示率を27%、Fコンテンツ(20代の女性)の表示率を27%、Iコンテンツ(40代の男性)の表示率を6%、Jコンテンツ(40代の女性)の表示率を34%、Lコンテンツ(50代の女性)の表示率を6%とした場合を表している。
図22(a)及び図22(b)は、上記のようにして表示割合を決定したコンテンツの具体的表示態様の例を表す説明図であり、いずれも図21で示した上記パターンA(Eコンテンツ:Fコンテンツ:Jコンテンツ=31%:31%:38%の表示率でそれぞれ提供する場合)を実現するための手法の例を表している。
図22(a)は、上記表示率を時間割合で実現する例であり、図示のように提供総時間をこの例では9個の時間枠とし、これらの時間枠をJコンテンツ→Eコンテンツ→Fコンテンツ→Jコンテンツ→Eコンテンツ→Fコンテンツ→Jコンテンツ→Eコンテンツ→Fコンテンツのように表示枠を割り振ることにより、上記表示率を実現している。なお、人数が多い上位1つの区分のコンテンツに絞ってそれのみの表示としても良い。
図22(b)は、上記表示率を表示面積割合で実現するものであり、常時表示を行う1つの画面中に占める面積配分を上記表示率に応じて設定する場合であり、画面左側、真ん中、右側に、それぞれEコンテンツ表示領域、Jコンテンツ表示領域、Fコンテンツ表示領域を、面積比31%:31%:38%となるように配置することにより、上記表示率を実現したものである。
以上説明した本変形例においても、上記実施形態と同様、不特定多数の情報被提供者に対し、当該情報被提供者の集団にとって最適な情報を有効かつ効率的に提供するという本発明本来の効果を得ることができる。
このとき、決定した表示割合は目安であるので、例えばコンテンツが動画であれば、その再生時間、画面の縦横比に応じて、時間割合や表示面積配分を調整したり、必要に応じ画面の一部をカットして表示してもよい。
(2)分布データ処理サーバを別途設けた場合
図23は、この変形例による情報提供システムの全体システム構成を表す機能ブロック図であり、上記実施形態の図1に対応する図である。図1と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図23において、この情報提供システムS′は、情報提供装置100′と、分布処理サーバ200と、コンテンツサーバ150とから構成されている。
情報提供装置100′は、上記情報提供装置100と同様のリーダ/ライタ110(読取手段)及び音声・画像情報出力・表示部120(表示手段)とを有するとともに、CPU130に対応するCPU130′を有している。
CPU130′は、上記情報提供装置100と同様、リーダ/ライタ110及び音声・画像情報出力・表示部120との信号の入出力制御を行う入出力制御部131と、上記コンテンツサーバ150及び上記分布処理サーバ200との通信制御を行う通信制御部132と、上記RAM133と、上記ROM134とを備えている。
分布処理サーバ200は、上記実施形態と同様の、属性分布相関テーブルを格納したデータベースを備えた記憶装置140と、CPU230とを有している。
CPU230は、上記属性分布相関テーブル140との信号の入出力制御を行う入出力制御部131Aと、上記情報提供装置100′の通信制御部132及びコンテンツサーバ150の通信制御部151との通信制御を行う通信制御部132Aと、データの一時的記憶を行うRAM133Aと、制御プログラム等を記憶したROM134Aとを備える。また上記実施形態では情報提供装置100側に備えられていた、上記リーダ/ライタ110により読み込んだ各無線タグTの無線タグ情報から上記情報被提供者の属性情報を抽出しこれに応じて情報被提供者の分布データを作成する分布作成処理部135と、その作成した分布データに対し所定の重み付け補正を行う重み付け処理部136と、その重み付け後のデータに基づき情報被提供者に対し提供する情報の決定及びそのときの提供態様の決定を行う提供情報決定部137もまた、この分布処理サーバ200のCPU230に設けられている。
図24は、上記情報提供装置100′のCPU130′が実行する制御手順を表すフローチャートである。上記実施形態の図10及び図11と同等の手順には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
図24において、まずステップS11で図11と同様、演算子nの値をn=1に初期化する。その後、ステップS12で、入出力制御部131を介しリーダ/ライタ110へ制御信号を出力し出力パワーPnで所定の検索信号を出力する。
その後、ステップS13で同様にリーダ/ライタ110へ制御信号を出力し上記検索信号に対応する受信信号(無線タグ情報)を受信した後、ステップS13Aでその受信した無線タグ情報をRAM133へ一旦記憶させ格納する。
次に、ステップS17に移り、図11と同様、再びリーダ/ライタ110に対し制御信号を出力し、上記無線タグ情報の受信が終了した無線タグTに対し、休眠化指令(スリープコマンド)を出力し休眠状態とする。その後、ステップS18に移り、図11と同様、出力パワーPnが最大値Pmaxに達したかどうかを判定し、判定が満たされなければステップS19に移ってnに1を加えた後、上記ステップS12に戻って同様の手順を繰り返す。これにより、出力パワーPnの値をn=1より増大させながらその都度応答した無線タグTの無線タグ情報を取得した後休眠させていく。これにより、所定の読み取り範囲内に位置する全無線タグT(言い換えれば各情報被提供者)についての無線タグ情報が取得される。
出力パワーPnの値が最大値に達したらステップS18の判定が満たされ、ステップS20に移る。
ステップS20では、上記繰り返しの間にRAM133に格納蓄積した上記無線タグ情報を通信制御部132を介した分布処理サーバ200へ送信する。
その後、ステップS21において、通信制御部132を介しコンテンツサーバ150からコンテンツ情報が受信されたかどうかを判定する。判定が満たされたらステップS70に移る。
ステップS70では、図10と同様、ステップS21で取得したコンテンツを入出力制御部131を介し音声・画像情報出力・表示部120へ出力し、対応する画面表示(音声出力)を行わせる。その後、ステップS80で、表示(又は音声出力)を行っている当該コンテンツが終了したか(あるいは終了間近の所定時期になったか)どうかを判定する。終了していない(又は終了間近でない)場合は判定が満たされず、ステップS70に戻り、上記表示(又は音声出力)を継続する。終了した(又は終了間近となった)場合は判定が満たされ、ステップS11に戻り、同様の手順を繰り返す。
図25は、上記分布処理サーバ200のCPU230が実行する制御手順を表すフローチャートである。上記実施形態の図10及び図11と同等の手順には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
まずステップS5において、通信制御部132Aを介し情報提供装置100′から送信されたデータ(リーダ/ライタ110から所定受信範囲内の全無線タグTに係わる無線タグ情報、上記図24のステップS20参照)が受信されたかどうかを判定する。データが受信されたら判定が満たされ、ステップS14に移る。
ステップS14では、図11と同様、上記受信された無線タグ情報に含まれる前述した属性情報を抽出し、ステップS15で上記抽出した属性情報に対し距離レベルDnを関連づけて付与し、さらにステップS16で時刻データをさらに関連づける。重み付けの基礎となるデータとしては距離レベルDnに限られず、時刻情報等でもよい。
ステップS16が終了すると、ステップS30に移る。ステップS30では、図10と同様、重み付け処理部136が例えば距離レベルDnに応じて全情報被提供者の分布データに対し重み付けを行う。
その後、ステップS40で、図10と同様、提供情報決定部137が、入出力制御部131Aを介し記憶装置140内のデータベースにアクセスし属性分布相関テーブルを参照して、上記重み付け後の分布データに応じ、コンテンツサーバ150から入手すべきコンテンツ情報の内容を決定するとともに、さらにステップS50でその提供態様を決定する。
その後、ステップS55にて、上記ステップS40で決定したコンテンツ情報を、ステップS50で決定した態様で情報提供装置100′側へ送信するように、通信制御部132Aを介してコンテンツサーバ150へ送信命令を出力し、このフローを終了する。
上記において、分布処理サーバ200が、各請求項記載の処理サーバを構成し、この分布処理サーバ200の実行する図25のフローのうちステップS40が、情報提供装置の読取手段で読み取った無線タグ情報に応じて、予め用意された複数の情報の中から提供する情報を選択する選択手段を構成する。
またコンテンツサーバ150が、予め用意された複数の情報が格納されたデータベースを備え、処理サーバの選択手段で選択された情報を情報提供装置へ出力する情報サーバを構成する。
本変形例によっても、上記実施形態と同様の効果を得る。
すなわち、それぞれ無線タグTを所持した複数の情報被提供者がリーダ/ライタ110の所定の読み取り範囲内にくると、各人の無線タグTそれぞれの無線タグ情報がリーダ/ライタ110によって読み取られた後、この無線タグ情報情報提供装置100′から分布処理サーバ200へ送信される。分布処理サーバ200では、その受信した無線タグ情報中の各人の属性情報(性別、年齢等)に基づき、この複数の情報被提供者からなる集団に対応した(最適な)コンテンツが提供情報として選択され、そのコンテンツを情報提供装置100′へ送るよう指令信号をコンテンツサーバ150へ送信する。そして、その指令を受信したコンテンツサーバ150より当該コンテンツが情報提供装置100′へ送信され、その音声・画像情報出力・表示部120において表示(又は音声出力)され、情報被提供者に提供される。このようにして、上記実施形態と同様、不特定多数の情報被提供者に対し、当該情報被提供者の集団にとって最適な情報を有効かつ効率的に提供することができる。
さらに、1つの分布処理サーバ200を設置するだけで、多数の情報提供装置100とデータを送受し、それらからの分布データ処理を行うことも可能となる。さらに、情報提供装置に応じて重み付けを変えたり、コンテンツを変えたりしても良い。例えば、電車内であれば、一定時間は乗客は移動しないので、比較的再生時間の長いコンテンツを提供し、ホームや待合場所では、人の動きが激しいので比較的再生時間の短いコンテンツを提供するようにしても良い。
(3)さらにサーバを一元化した場合
すなわち、上記(2)の変形例における分布処理サーバ200及びコンテンツサーバ150の機能を一元化した1つのサーバを設けた場合である。
図26は、この変形例による情報提供システムの全体システム構成を表す機能ブロック図であり、上記図1及び図23に対応する図である。図1及び図23と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図26において、この情報提供システムS″は、情報提供装置100′と、上記(2)の変形例における分布処理サーバ200及びコンテンツサーバ150の機能を一元化したものに相当する1つのサーバ300とから構成されている。
サーバ300は、上記(2)の変形例の分布処理サーバ200の構成に、上記コンテンツサーバ150に備えられていた上記データベースを備えた記憶装置152を新たに追加し、さらに入出力制御部131Aがこの記憶装置152との信号の入出力制御をも行えるようにしたものである。その他の点は、上記分布処理サーバ200とほぼ同様である。
図27は、上記情報提供装置100′のCPU130′が実行する制御手順を表すフローチャートである。上記(2)の変形例の図24と同等の手順には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
図27において、ステップS11〜ステップS18及びステップS19は上記図24と同様である。すなわち、演算子を初期化した後出力パワーPnの値をn=1より増大させながらその都度応答した無線タグTの無線タグ情報を取得した後休眠させ、所定の読み取り範囲内に位置する全無線タグTについての無線タグ情報を取得する。
出力パワーPnの値が最大値に達したらステップS18の判定が満たされ、ステップS20に代えて設けたステップS20′に移る。
ステップS20′では、上記繰り返しの間にRAM133に格納蓄積した上記無線タグ情報を通信制御部132を介しサーバ300へ送信する。
その後、ステップS21に代えて設けたステップS21′において、通信制御部132を介しサーバ300からコンテンツ情報が受信されたかどうかを判定する。判定が満たされたらステップS70に移る。以降は、図24と同様であるので説明を省略する。
図28は、上記サーバ300のCPU230が実行する制御手順を表すフローチャートである。上記(2)の変形例の図25と同等の手順には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
図28において、ステップS5〜ステップS50は上記図25と同様である。すなわち、情報提供装置100′から送信された無線タグ情報が受信されたらそれに含まれる属性情報を抽出し、距離レベルDn及び時刻データを関連づけ、距離レベルDn等に応じて重み付けを行った後、属性分布相関テーブルを参照してコンテンツサーバ150から入手すべきコンテンツ情報の内容を決定するとともにその提供態様を決定する。
ステップS50が終了すると、ステップS55に代えて設けたステップS55′に移り、上記ステップS40で決定したコンテンツ情報を、ステップS50で決定した態様で通信制御部132Aを介して情報提供装置100′側へ送信し、このフローを終了する。
上記において、サーバ300の実行する図28のフローのうちステップS40が、各請求項記載の、情報提供装置の読取手段で読み取った無線タグ情報に応じて、予め用意された複数の情報の中から提供する情報を選択する選択手段に相当し、サーバ300全体が、その選択手段で選択された情報を情報提供装置へ出力する情報処理サーバを構成する。
本変形例によっても、上記実施形態と同様の効果を得る。
すなわち、それぞれ無線タグTを所持した複数の情報被提供者がリーダ/ライタ110の所定の読み取り範囲内にくると、各人の無線タグTそれぞれの無線タグ情報がリーダ/ライタ110によって読み取られた後、この無線タグ情報情報提供装置100′からサーバ300へ送信される。サーバ300では、その受信した無線タグ情報中の各人の属性情報(性別、年齢等)に基づき、この複数の情報被提供者からなる集団に対応した(最適な)コンテンツが提供情報として選択され、そのコンテンツを情報提供装置100′へ送る。コンテンツを受信した情報提供装置100′では、音声・画像情報出力・表示部120において当該コンテンツが表示(又は音声出力)され、情報被提供者に提供される。このようにして、上記実施形態と同様、不特定多数の情報被提供者に対し、当該情報被提供者の集団にとって最適な情報を有効かつ効率的に提供することができる。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の一実施形態による情報提供装置を備えた情報提供システムの全体システム構成を表す機能ブロック図である。 図1に示したリーダ/ライタ及び無線タグの詳細機能構成を表す機能ブロック図である。 図2に示した高周波回路の詳細機能の一例を表す機能ブロック図である。 無線タグに備えられた無線タグ回路素子の機能的構成を表す機能ブロック図である。 リーダ/ライタからの読み取り範囲内に位置する、複数の情報被提供者の分布の一例を表す概念的平面図である。 無線タグ回路素子のIC回路部に記憶されている属性情報の内容の一例を表す図である。 図5に示した情報被提供者の分布データを属性情報及び各人のリーダ/ライタからの距離に応じて分類区分したものを表している。 各区分の人数について重み付けを行った後の結果を示す図である。 コンテンツの具体的表示態様の例を表す説明図である。 図1に示した情報提供装置のCPUが実行する制御演算手順を表すフローチャートである。 図10に示したステップS10の詳細制御手順を表すフローチャートである。 重み付けを行わない変形例において情報提供装置のCPUが実行する制御演算手順を表すフローチャートである。 図12に示したステップS10′の詳細制御手順を表すフローチャートである。 情報被提供者の分布データの一例を分類区分したものを表す図である。 各区分の人数について、区分別に整理した後の結果、及びこれに対応するコンテンツ提供の態様の例を示す図である。 コンテンツの具体的表示態様の例を表す説明図である。 情報被提供者の分布データの他の例を分類区分したものを表す図である。 各区分の人数について、区分別に整理した後の結果、及びこれに対応するコンテンツ提供の態様の例を示す図である。 コンテンツの具体的表示態様の例を表す説明図である 情報被提供者の分布データのさらに他の例を分類区分したものを表す図である。 各区分の人数について、区分別に整理した後の結果、及びこれに対応するコンテンツ提供の態様の例を示す図である。 コンテンツの具体的表示態様の例を表す説明図である。 分布データ処理サーバを別途設けた変形例による情報提供システムの全体システム構成を表す機能ブロック図である。 情報提供装置のCPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 分布処理サーバのCPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 サーバを一元化した変形例による情報提供システムの全体システム構成を表す機能ブロック図である。 情報提供装置のCPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 サーバのCPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。
100 情報提供装置
100′ 情報提供装置
110 リーダ/ライタ(読取手段)
120 音声・画像情報出力・表示部(表示手段)
130 CPU
150 コンテンツサーバ(情報サーバ)
200 分布処理サーバ(処理サーバ)
300 サーバ(情報処理サーバ)
S 情報提供システム
S′ 情報提供システム
S″ 情報提供システム
T 無線タグ

Claims (11)

  1. 画像表示と音声出力との少なくともいずれか一方を行う出力部と、
    提供情報を記憶した提供情報記憶部と、
    所定の読み取り範囲内に位置する無線タグ中の属性情報を読み取るリーダと、
    前記リーダにより読み取った属性情報に対して、前記無線タグと前記リーダとの距離を関連付けて、属性情報と距離との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた分布情報を作成する第一分布作成部と、
    前記第一分布作成部により作成した前記分布情報の分類区分ごとの人数に対して前記距離に応じた重みを乗じた人数である重み付け換算後の人数を算出し、前記分類区分ごとに前記重み付け換算後の人数を対応付けた重み付け後の分布情報を作成する第一重み付け補正部と、
    前記第一重み付け補正部により作成した重み付け後の分布情報に基づいて、属性毎に重み付け換算後の人数を算出する算出部と、
    前記算出部により算出した重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報を、前記提供情報記憶部から取得する提供情報取得部と、
    前記提供情報取得部により取得した提供情報を、前記出力部により出力させる出力制御部と、
    を備えることを特徴とした情報提供システム。
  2. 請求項1に記載の情報提供システムにおいて、
    前記属性情報と前記提供情報とを関連付けた相関テーブルを記憶した相関テーブル記憶部と、
    前記相関テーブル記憶部にアクセスし、前記算出部より算出された重み付け換算後の人数に基づき前記相関テーブルを参照して、当該重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報を決定する提供情報決定部と、を備え、
    前記提供情報取得部は前記提供情報決定部により決定した提供情報を取得することを特徴とした情報提供システム。
  3. 請求項1又は2に記載の情報提供システムにおいて、
    前記第一分布作成部は、
    第一の出力パワーで読み取りを行うように前記リーダを制御し、前記第一の出力パワーで前記リーダが前記無線タグより読み取った前記属性情報を取得する第一属性情報取得部と、
    前記第一属性情報取得部により取得された前記属性情報に対して、第一の距離を関連付ける第一関連付け部と、
    前記リーダにより前記第一の出力パワーで読み取りが終了した無線タグに対し、休眠化指令を出力するように前記リーダを制御する第一休眠化制御部と、
    前記第一休眠化制御部により前記休眠化指令を出力後、前記第一の出力パワーよりも大きい第二の出力パワーで読み取りを行うように前記リーダを制御し、前記第二の出力パワーで前記リーダが前記無線タグより読み取った前記属性情報を取得する第二属性情報取得部と、
    前記第二属性情報取得部により取得された前記属性情報に対して、前記第一の距離よりも遠い第二の距離を関連付ける第二関連付け部と、
    を備え、
    前記第一関連付け部及び第二関連付け部で前記無線タグと前記リーダとの距離を前記属性情報に対して関連付けることにより、前記分布情報を作成する
    ことを特徴とする情報提供システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報提供システムにおいて、
    前記提供情報取得部により取得された、重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報が、より大きなサイズで表示されるように、前記出力部における表示態様を決定する第一表示態様決定部をさらに有し、
    前記出力部は、
    前記第一表示態様決定部により決定された表示態様で前記画像表示を行うことを特徴とする情報提供システム。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報提供システムにおいて、
    前記提供情報取得部により取得された、重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報が、より長い時間表示されるように、前記出力部における表示態様を決定する第二表示態様決定部をさらに有し、
    前記出力部は、
    前記第二表示態様決定部により決定された表示態様で前記画像表示を行うことを特徴とする情報提供システム。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の情報提供システムにおいて、
    前記出力部における前記画像表示又は前記音声出力が終了または終了間近になるごとに、新たに前記分布情報の作成を行うように、第一分布作成部を制御する作成制御部をさらに有する
    ことを特徴とする情報提供システム。
  7. 画像表示と音声出力との少なくともいずれか一方を行う出力部と、
    提供情報を記憶した提供情報記憶部と、
    所定の読み取り範囲内に位置する無線タグ中の属性情報を読み取るリーダと、
    前記リーダにより読み取った属性情報に対して、当該属性情報が読み取られた時刻を関連付けて、属性情報と時刻情報との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた分布情報を作成する第二分布作成部と、
    前記第二分布作成部により作成した前記分布情報の分類区分ごとの人数に対して前記時刻情報に応じた重みを乗じた人数である重み付け換算後の人数を算出し、前記分類区分ごとに前記重み付け換算後の人数を対応付けた重み付け後の分布情報を作成する第二重み付け補正部と、
    前記第二重み付け補正部により作成した重み付け後の分布情報に基づいて、属性毎に重み付け換算後の人数を算出する算出部と、
    前記算出部により算出した重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報を、前記提供情報記憶部から取得する提供情報取得部と、
    前記提供情報取得部により取得した提供情報を、前記出力部により出力させる出力制御部と、
    を備えることを特徴とした情報提供システム。
  8. 画像表示と音声出力との少なくともいずれか一方を行う出力部と、
    提供情報を記憶した提供情報記憶部と、
    所定の読み取り範囲内に位置する無線タグ中の属性情報を読み取るリーダと、
    前記リーダにより読み取った属性情報に対して、当該属性情報を記憶した前記無線タグに対する前記リーダの読み取り履歴を関連付けて、属性情報と読み取り履歴との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた分布情報を作成する第三分布作成部と、
    前記第三分布作成部により作成した前記分布情報の分類区分ごとの人数に対して前記読み取り履歴に応じた重みを乗じた人数である重み付け換算後の人数を算出し、前記分類区分ごとに前記重み付け換算後の人数を対応付けた重み付け後の分布情報を作成する第三重み付け補正部と、
    前記第三重み付け補正部により作成した重み付け後の分布情報に基づいて、属性毎に重み付け換算後の人数を算出する算出部と、
    前記算出部により算出した重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報を、前記提供情報記憶部から取得する提供情報取得部と、
    前記提供情報取得部により取得した提供情報を、前記出力部により出力させる出力制御部と、
    を備えることを特徴とした情報提供システム。
  9. 情報提供システムのコンピュータが、提供情報を出力する情報提供方法であって、
    所定の読み取り範囲内に位置する無線タグよりリーダが読み取った属性情報に対して、前記無線タグと前記リーダとの距離を関連付けて、属性情報と距離との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた分布情報を作成する第一分布作成手順と、
    前記第一分布作成手順で作成した前記分布情報の分類区分ごとの人数に対して前記距離に応じた重みを乗じた人数である重み付け換算後の人数を算出し、前記分類区分ごとに前記重み付け換算後の人数を対応付けた重み付け後の分布情報を作成する第一重み付け補正手順と、
    前記第一重み付け補正手順で作成された重み付け後の分布情報に基づいて、属性毎に重み付け換算後の人数を算出する算出手順と、
    前記算出手順で算出された重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報を、提供情報を予め記憶した提供情報記憶部から取得する提供情報取得手順と、
    前記提供情報取得手順で取得した提供情報を、画像表示と音声出力との少なくともいずれか一方を行う出力部により出力させる出力制御手順と、
    を含む情報提供方法。
  10. 情報提供システムのコンピュータが、提供情報を出力する情報提供方法であって、
    所定の読み取り範囲内に位置する無線タグよりリーダが読み取った属性情報に対して、当該属性情報が読み取られた時刻を関連付けて、属性情報と時刻情報との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた分布情報を作成する第二分布作成手順と、
    前記第二分布作成手順で作成した前記分布情報の分類区分ごとの人数に対して前記時刻情報に応じた重みを乗じた人数である重み付け換算後の人数を算出し、前記分類区分ごとに前記重み付け換算後の人数を対応付けた重み付け後の分布情報を作成する第二重み付け補正手順と、
    前記第二重み付け補正手順で作成された重み付け後の分布情報に基づいて、属性毎に重み付け換算後の人数を算出する算出手順と、
    前記算出手順で算出された重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報を、提供情報を予め記憶した提供情報記憶部から取得する提供情報取得手順と、
    前記提供情報取得手順で取得した提供情報を、画像表示と音声出力との少なくともいずれか一方を行う出力部により出力させる出力制御手順と、
    を含む情報提供方法。
  11. 情報提供システムのコンピュータが、提供情報を出力する情報提供方法であって、
    所定の読み取り範囲内に位置する無線タグよりリーダが読み取った属性情報に対して、当該属性情報を記憶した前記無線タグに対する前記リーダの読み取り履歴を関連付けて、属性情報と読み取り履歴との組み合わせの分類区分毎に人数を対応付けた分布情報を作成する第三分布作成手順と、
    前記第三分布作成手順で作成した前記分布情報の分類区分ごとの人数に対して前記読み取り履歴に応じた重みを乗じた人数である重み付け換算後の人数を算出し、前記分類区分ごとに前記重み付け換算後の人数を対応付けた重み付け後の分布情報を作成する第三重み付け補正手順と、
    前記第三重み付け補正手順で作成された重み付け後の分布情報に基づいて、属性毎に重み付け換算後の人数を算出する算出手順と、
    前記算出手順で算出された重み付け換算後の人数が上位の属性情報に対応する提供情報を、提供情報を予め記憶した提供情報記憶部から取得する提供情報取得手順と、
    前記提供情報取得手順で取得した提供情報を、画像表示と音声出力との少なくともいずれか一方を行う出力部により出力させる出力制御手順と、
    を含む情報提供方法。
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