JP4477756B2

JP4477756B2 - Foamy hair cosmetics

Info

Publication number: JP4477756B2
Application number: JP2000248208A
Authority: JP
Inventors: 孝二竹原
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 2000-08-18
Filing date: 2000-08-18
Publication date: 2010-06-09
Anticipated expiration: 2020-08-18
Also published as: JP2002060321A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアゾール型頭髪化粧料で容器のノズルから泡沫状に吐出し、あるいは吐出後に泡状になり、適度な気泡性と泡もちを有する泡沫状頭髪化粧料に関し、更に詳細には、気泡性（泡のふくらみ）が良好であるために使用性（使いやすさ）が良く、優れた毛髪セット効果を有しながらもべたつきやフレーキング（皮膜形成樹脂の剥離）を生じることなく、毛髪を適度に束ね、しかも指通りが良く、かつ、皮膜形成樹脂の膜の適度な保湿性により、毛髪にごわつきのない、しなやかな感触を与える泡沫状頭髪化粧料に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
整髪料は、毛髪を思い通りの形状や感触にして整え維持する目的で使用され、霧状、液状、ジェル状、泡沫状等様々な形態のものがある。これらはアニオン性、カチオン性、ノニオン性、両性等各種の皮膜形成樹脂を水、低級アルコール等の溶媒に溶解したものが骨格となっており、これに活性剤、油剤、増粘剤、場合により噴射剤等を適宜配合して用いられている。これら様々な形態の整髪料のうち、特に泡沫状のものは泡が毛髪になじみやすく、頭皮に付着しにくいため使いやすいので広く使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような整髪料は、毛髪のセット効果を高めるために皮膜形成樹脂を多量に配合すると、整髪の際の指通りを悪化させたり、乾いた後に髪のごわつきや皮膜形成樹脂の剥離（フレーキング）を生じることがあった。また、泡沫状頭髪化粧料においては皮膜形成樹脂を高配合することにより気泡性（泡のふくらみ）が低下することがあった。このような問題を解決するために、多価アルコールやその誘導体、ラノリン、エステル類等各種添加剤の配合による改良が試みられたが、添加に伴ってセット効果が低下してしまい、整髪料として満足のいくものが得られない場合や気泡性を損なうことがあった。同様に、皮膜形成樹脂の配合量を低減しても、毛髪の感触や気泡性は向上するが、セット効果の面で満足のいくものが得られなかった。そこで、泡沫状頭髪化粧料において、気泡性（泡のふくらみ）が良好であるために使用性（使いやすさ）が良く、優れた毛髪セット効果を有しながらもべたつきやフレーキング（皮膜形成樹脂の剥離）を生じることなく、毛髪を適度に束ね、しかも指通りが良く、かつ、皮膜形成樹脂の膜の適度な保湿性により、毛髪にごわつきのない、しなやかな感触を付与することのできる新しい泡沫状頭髪化粧料の開発が望まれていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
このような事情に鑑み、上記欠点を克服すべく鋭意研究を行った結果、皮膜形成樹脂と糖アルコールを組み合わせてなる原液と噴射剤を用いた泡沫状頭髪化粧料が、気泡性（泡のふくらみ）が良好であるために使用性（使いやすさ）が良く、優れた毛髪セット効果を有しながらもべたつきやフレーキング（皮膜形成樹脂の剥離）を生じることなく、毛髪を適度に束ね、しかも指通りが良く、かつ、皮膜形成樹脂の膜の適度な保湿性により、毛髪にごわつきのない、しなやかな感触を与える泡沫状頭髪化粧料が得られることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成した。
【０００５】
すなわち、本発明は、皮膜形成樹脂および糖アルコールを含有する原液と噴射剤からなることを特徴とする泡沫状頭髪化粧料にある。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳述する。本発明に用いられる皮膜形成樹脂はアニオン性、カチオン性、ノニオン性、両性等各種の皮膜形成樹脂が挙げられる。アニオン性皮膜形成樹脂としては、アクリル樹脂アルカノールアミン液、ビニルメチルエーテル・マレイン酸ブチル共重合体液等が挙げられる。一般的にアニオン性の皮膜形成樹脂は透明でなめらかな皮膜を形成し、高いセット保持力を示す。アクリル樹脂アルカノールアミン液として、互応化学社のプラスサイズシリーズが、ビニルメチルエーテル・マレイン酸ブチル共重合体液としてＩＳＰ社のＧＡＮＴＲＥＺシリーズが挙げられる。
【０００７】
カチオン性皮膜形成樹脂としては、ビニルピロリドン・Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩等が挙げられる。一般的にカチオン性皮膜形成樹脂は柔軟性に優れ、毛髪への親和性、密着性に優れるため、毛髪にしなやかで滑らかな風合いを与える特徴を持つ。ビニルピロリドン・Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩として、ＩＳＰ社のＧａｆｑｕａｔシリーズや大阪有機化学工業社のＨＣポリマーシリーズ等が挙げられる。
【０００８】
ノニオン性皮膜形成樹脂としては、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。一般的にノニオン性皮膜形成樹脂は、皮膜が柔軟で、水への再溶解性も高いという特徴を持つため、毛髪のセット保持、なめらかな風合いの付与に有効である。ポリビニルピロリドンとしては、ＢＡＳＦ社のＬｕｖｉｓｋｏｌＫシリーズ、ＩＳＰ社のＰＶＰＫシリーズが、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体としては、ＢＡＳＦ社のＬｕｖｉｓｋｏｌＶＡシリーズ、ＩＳＰ社のＰＶＰ/ＶＡシリーズが挙げられる。
【０００９】
両性皮膜形成樹脂としては、Ｎ−メタクリロイルエチルＮ，Ｎ−ジメチルアンモニウム・α−Ｎ−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキル共重合体、およびアクリル酸オクチルアミド・アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体等が挙げられる。一般的に両性皮膜形成樹脂は、透明でなめらかな皮膜を形成して良好な整髪性を与えるものである。アクリル酸オクチルアミド・アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体として、ＮＳＣ社のＡＭＰＨＯＭＥＲシリーズが、Ｎ−メタクリロイルエチルＮ，Ｎ−ジメチルアンモニウム・α−Ｎ−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキル共重合体として、三菱化学社のユカフォーマーＳＭ、ユカフォーマーＲシリーズ、ユカフォーマー３０１が挙げられる。
【００１０】
本発明の泡沫状頭髪化粧品においては、使用後のセット力および毛髪の良好な感触を得る上で、上記の皮膜形成樹脂のうち好ましくは、ビニルピロリドン・Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、Ｎ−メタクリロイルエチルＮ，Ｎ−ジメチルアンモニウム・α−Ｎ−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸オクチルアミド・アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン液、ポリビニルピロリドンから選ばれる１種または２種以上である。
【００１１】
また、本発明において、皮膜形成樹脂は１種または２種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は樹脂分として原液組成中好ましくは０．１〜１０質量％（以下、特に記載のない場合、質量％を％と略す）、より好ましくは０．３〜９％、更に好ましくは０．５〜８％である。０．１％未満では皮膜形成樹脂の十分な効果が得られない場合があり、１０％を超えると頭髪化粧料としての品質を損なう場合がある。
【００１２】
本発明に用いられる糖アルコールは、グルコースやキシロース等の単糖類あるいはマルトース等の二糖類を始めとする少糖類を電解還元、高圧水素還元等で還元することによって得られるものであり、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、マンニトール等が挙げられる。
【００１３】
本発明で用いられる糖アルコールは、高い保湿性により毛髪にしなやかさを付与すると考えられる。また、糖アルコールは併用する皮膜形成樹脂に対して可塑剤や改質剤等として働き、毛髪上により柔軟でなめらかな樹脂皮膜を形成し、指通りを向上させるとともに乾燥後のフレーキングを防止する働きを有するものと考えられる。
【００１４】
本発明の泡沫状頭髪化粧品においては、使用後の毛髪の束なり感および毛髪の良好な感触を得る上で、上記の糖アルコールのうち好ましくは、ソルビトール、マルチトールから選ばれる１種または２種である。
【００１５】
本発明において、糖アルコールは１種または２種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は、固形分として原液組成中好ましくは０．０１〜２０％、より好ましくは０．０５〜１５％、更に好ましくは０．１〜１０％である。０．０１％未満では糖アルコールの十分な効果が得られない場合があり、２０％を超えると頭髪化粧料としての品質を損なう場合があり、特に使用中や使用後にべたつきやごわつきを生じる場合がある。
【００１６】
本発明の泡沫状頭髪化粧料には、上記の必須成分に加え、目的に応じて本発明の効果を損なわない量、質的範囲で、粘度調整剤、髪質改良剤、ｐＨ調整剤、界面活性剤、乳化助剤、油性成分、水性成分、紫外線吸収剤、香料、殺菌剤、防腐剤、酸化防止剤、ヘアケア用の美容成分等、頭髪化粧料において汎用である他の成分の配合が可能である。
【００１７】
粘度調整剤としては、他のノニオン性、アニオン性またはカチオン性の水溶性高分子等を挙げることができ、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、カルボキシビニルポリマー、カチオン化セルロース、カチオン化デンプン、カチオン化グアーガム等を例示することができる。また、髪質改善剤としては、シリコーン油、高重合シリコーン、環状シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、カチオン性シリコーン等のシリコーン誘導体やカチオン性界面活性剤等を挙げる事ができる。ｐＨ調整剤としては、クエン酸、乳酸等の酸またはその塩を、界面活性剤としては、通常使用されるアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ポリオキシアルキレン付加型界面活性剤等のノニオン性界面活性剤を、乳化助剤としては、高級アルコール、グリセリン脂肪酸エステル等を、油性成分としては、直鎖または分岐鎖を有するエステル類、炭化水素類、油脂類、高級脂肪酸等を、水性成分としては、多価アルコール、低級アルコール等を例示することができる。
【００１８】
また、本発明の泡沫状頭髪化粧料には、通常エアゾール製品として用いられている液化石油ガス（ＬＰＧ）、窒素ガス、炭酸ガス、ジメチルエーテル（ＤＭＥ）等の噴射剤を単独あるいは混合して用いられる。
【００１９】
本発明の泡沫状頭髪化粧品においては、良好な泡のふくらみ、泡のもち、低温下での気泡性を得る上で、上記の噴射剤のうち好ましくは、液化石油ガス（ＬＰＧ）、ジメチルエーテル（ＤＭＥ）が単独であるいは混合して使用され、より好ましくは液化石油ガス（ＬＰＧ）とジメチルエーテル（ＤＭＥ）の混合ガスである。
【００２０】
本発明の泡沫状頭髪化粧料は、通常のエアゾール容器に充填することができ、容器のノズルから泡沫状に吐出し、あるいは吐出後に泡状になり、適度な気泡性と泡もちを有するヘアスタイリングフォーム等の泡沫状エアゾール型整髪料として実施できる。
【００２１】
【実施例】
以下に実施例を挙げて、本発明を更に説明する。なお、これらは本発明を何ら限定するものではない。
【００２２】
実施例１〜１０および比較例１〜２（ヘアスタイリングフォーム）
表１に示す配合組成のへアスタイリングフォームを常法にて調製し、セット保持力、毛髪の束なり感、指通り、フレーキング（皮膜形成樹脂の剥離）、使用後の毛髪の感触（しなやかさ、ごわつきのなさ）および泡のふくらみ（使用性）について評価した。表１に結果を併せて示す。
【００２３】
【表１】

【００２４】
（評価方法）
〈１〉セット保持力試験
長さ１５ｃｍ、重さ１ｇの毛束に実施例１〜１０および比較例１〜２の各試料０．５ｇを均一に塗布し、直径２ｃｍのロッドに巻き、４５℃の恒温室内に６時間放置して完全に乾燥させた。乾燥後、ロッドを取り外し、毛束の見かけの長さを（Ｌ）を測定し、次いで、温度２５℃、湿度９０％の恒温高湿室に毛束を吊るし、３０分後に取り出し、再び毛束の見かけの長さ（Ｌｏ）を測定した。
【００２５】
セット保持力を次式にて求めた。
セット保持力（％）＝〔（１５-Ｌｏ）÷（１５-Ｌ）〕×１００
従って、この値が１００に近いほどセット保持力が強いことを示す。
【００２６】
評価基準は、以下の通りである。
◎ ：８０％以上（非常に良い）
○ ：５０％以上８０％未満（良い）
△ ：３０％以上５０％未満（やや悪い）
× ：３０％未満（悪い）
【００２７】
〈２〉実用テスト（実用評価）
２０名の被験者によって、本発明品を使用し整髪を行った後、毛髪の束なり感、指通りのよさ、フレーキングのなさ、毛髪の感触（しなやかさ、ごわつきのなさ）等の髪の質感について５点満点で官能評価した。また使用時に、泡のふくらみ（使用性）を評価した。
【００２８】
評価基準は、評価点数の平均値を用い、次のように評価した。
◎ ：４以上（非常に良い）
○ ：３．５以上４未満（良い）
△ ：２．５以上３．５未満（やや悪い）
× ：２．５未満（悪い）
【００２９】
表１の結果から明らかなように、本発明のヘアスタイリングフォームは比較例１〜２のものと比較して、セット保持力に優れて指通りも良く、感触的にもしなやかでごわつきのないものであった。また、使用時の気泡性（泡のふくらみ）が良好のため使用性が良く、乾燥後のフレーキングも見られないことから、ヘアスタイリングフォームとして優れた効果を有するものであることが実証された。
【００３４】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明の泡沫状頭髪化粧料は、気泡性（泡のふくらみ）が良好であるために使用性（使いやすさ）が良く、優れた毛髪セット効果を有しながらもべたつきやフレーキング（皮膜形成樹脂の剥離）を生じることなく、毛髪を適度に束ね、しかも指通りが良く、かつ、皮膜形成樹脂の膜の適度な保湿性により、毛髪にごわつきのない、しなやかな感触を与える性質を有し、泡沫状頭髪化粧料として優れた品質を有する。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a foam-type hair cosmetic that is discharged from a nozzle of a container with an aerosol-type hair cosmetic or foamed after discharge, and has a suitable cellularity and foaminess. It has good usability (ease of use) because it has good properties (bubble swell), and has excellent hair setting effect, yet it does not cause stickiness or flaking (peeling of film-forming resin). The present invention relates to a foam-like hair cosmetic that is moderately bundled and that is easy to finger, and has a soft feel without causing the hair to be stiff due to the appropriate moisture retention of the film of the film-forming resin.
[0002]
[Prior art]
Hair styling agents are used for the purpose of adjusting and maintaining the hair in the desired shape and feel, and have various forms such as mist, liquid, gel, and foam. These are skeletons made by dissolving various film-forming resins such as anionic, cationic, nonionic, and amphoteric in a solvent such as water and lower alcohol, and this contains activators, oils, thickeners, and in some cases. A propellant or the like is appropriately blended and used. Of these various forms of hair styling products, especially foamy ones are widely used because the bubbles are easy to use because they are easy to adjust to the hair and do not adhere to the scalp.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, when such a hairdressing agent contains a large amount of a film-forming resin in order to enhance the hair setting effect, the fingering during hairstyling deteriorates or the hair becomes stiff after drying and the film-forming resin peels off ( Flaking) may occur. In addition, in foamy hair cosmetics, foaming (bubble swelling) may be lowered by adding a film-forming resin in a high amount. In order to solve such problems, attempts have been made to improve by blending various additives such as polyhydric alcohols and their derivatives, lanolin, esters, etc. In some cases, a satisfactory product could not be obtained, and the bubble property was impaired. Similarly, even if the blending amount of the film-forming resin is reduced, the feel and foaming properties of the hair are improved, but a satisfactory one in terms of the set effect cannot be obtained. Therefore, in foamy hair cosmetics, the foamability (bubble swell) is good, so the usability (ease of use) is good, and the sticky hair and flaking (film-forming resin) have an excellent hair setting effect. Newly capable of giving a supple feel that the hair is properly bundled and finger-free, and that the film of the film-forming resin is moderately moisturized without causing the hair to become stiff. Development of foamy hair cosmetics has been desired.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In view of such circumstances, as a result of earnest research to overcome the above-mentioned drawbacks, a foamy hair cosmetic using a stock solution and a propellant combining a film-forming resin and a sugar alcohol is ) Has good usability (ease of use), and has an excellent hair setting effect, but without causing stickiness and flaking (peeling of the film-forming resin), the hair is appropriately bundled, and It has been found that a foamy hair cosmetic that gives a smooth feel without causing the hair to become stiff and smooth due to the appropriate moisture retention of the film of the film-forming resin is obtained, and the present invention is based on this finding. completed.
[0005]
That is, the present invention is a foamy hair cosmetic characterized by comprising a stock solution containing a film-forming resin and a sugar alcohol and a propellant.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail. Examples of the film-forming resin used in the present invention include various film-forming resins such as anionic, cationic, nonionic, and amphoteric. Examples of the anionic film-forming resin include acrylic resin alkanolamine liquid, vinyl methyl ether / butyl maleate copolymer liquid, and the like. In general, an anionic film-forming resin forms a transparent and smooth film and exhibits a high set holding power. Examples of the acrylic resin alkanolamine liquid include a plus size series manufactured by Kyodo Chemical Co., Ltd., and examples of the vinyl methyl ether / butyl maleate copolymer liquid include a GANTREZ series manufactured by ISP.
[0007]
Examples of the cationic film-forming resin include vinylpyrrolidone / N, N-dimethylaminoethyl methacrylic acid copolymer diethyl sulfate. In general, a cationic film-forming resin is excellent in flexibility, has an affinity for hair, and is excellent in adhesion, and thus has a characteristic of giving hair a supple and smooth texture. Examples of vinyl pyrrolidone / N, N-dimethylaminoethyl methacrylic acid copolymer diethyl sulfate include Gafquat series from ISP and HC polymer series from Osaka Organic Chemical Industry.
[0008]
Nonionic film-forming resins include polyvinyl pyrrolidone, vinyl pyrrolidone / vinyl acetate copolymer, and the like. In general, a nonionic film-forming resin is effective for holding a set of hair and imparting a smooth texture because the film is flexible and has high re-solubility in water. Examples of the polyvinyl pyrrolidone include BASF's Luviskol K series and ISP's PVP K series, and examples of the vinyl pyrrolidone / vinyl acetate copolymer include BASF's Luviskol VA series and ISP's PVP / VA series.
[0009]
Examples of amphoteric film-forming resins include N-methacryloylethyl N, N-dimethylammonium, α-N-methylcarboxybetaine, alkyl methacrylate copolymer, and acrylic acid octylamide, hydroxypropyl acrylate, butylaminoethyl methacrylate. A polymer etc. are mentioned. In general, an amphoteric film-forming resin forms a transparent and smooth film to give good hair styling properties. As an acrylic acid octylamide / hydroxypropyl acrylate / butylaminoethyl methacrylate copolymer, NSC's AMPHOMER series is an N-methacryloylethyl N, N-dimethylammonium / α-N-methylcarboxybetaine / alkyl methacrylate copolymer. Examples of the polymer include Yuka Former SM, Yuka Former R series, Yuka Former 301 of Mitsubishi Chemical Corporation.
[0010]
In the foamy hair cosmetic of the present invention, in order to obtain setting power after use and a good feel of the hair, among the above film-forming resins, vinylpyrrolidone / N, N-dimethylaminoethyl methacrylate copolymer is preferable. Combined diethyl sulfate, N-methacryloylethyl N, N-dimethylammonium / α-N-methylcarboxybetaine / alkyl methacrylate copolymer, acrylic acid octylamide / hydroxypropyl acrylate / butylaminoethyl methacrylate copolymer, It is 1 type, or 2 or more types chosen from an acrylic resin alkanolamine liquid and polyvinylpyrrolidone.
[0011]
Moreover, in this invention, film formation resin can be used 1 type or in combination of 2 or more types, The compounding quantity is preferably 0.1-10 mass% (hereinafter, there is no description in particular) in a stock solution composition as a resin part. In this case, the mass% is abbreviated as%), more preferably 0.3 to 9%, still more preferably 0.5 to 8%. If it is less than 0.1%, the sufficient effect of the film-forming resin may not be obtained, and if it exceeds 10%, the quality as a hair cosmetic may be impaired.
[0012]
The sugar alcohol used in the present invention is obtained by reducing oligosaccharides such as monosaccharides such as glucose and xylose or disaccharides such as maltose by electrolytic reduction, high-pressure hydrogen reduction, etc., and sorbitol, xylitol , Maltitol, mannitol and the like.
[0013]
The sugar alcohol used in the present invention is considered to impart suppleness to the hair due to its high moisture retention. Sugar alcohol also acts as a plasticizer, modifier, etc. on the film-forming resin used together, forming a softer and smoother resin film on the hair, improving fingering and preventing flaking after drying It is considered to have a function.
[0014]
In the foamed hair cosmetic product of the present invention, one or two kinds selected from sorbitol and maltitol are preferable among the above sugar alcohols in order to obtain a feeling of bundled hair and a good feel of the hair after use. It is.
[0015]
In the present invention, the sugar alcohol can be used alone or in combination of two or more thereof, and the blending amount thereof is preferably 0.01 to 20%, more preferably 0.05 to 15% in the stock solution composition as a solid content. More preferably, it is 0.1 to 10%. If the amount is less than 0.01%, the sufficient effect of sugar alcohol may not be obtained. If the amount exceeds 20%, the quality of hair cosmetics may be impaired. Especially, stickiness or wrinkle may occur during or after use. is there.
[0016]
In addition to the above essential components, the foamy hair cosmetic of the present invention includes a viscosity modifier, a hair quality improver, a pH adjuster, an interface in an amount and quality range that do not impair the effects of the present invention depending on the purpose. Active ingredients, emulsification aids, oily ingredients, aqueous ingredients, UV absorbers, fragrances, bactericides, preservatives, antioxidants, beauty ingredients for hair care, etc. It is.
[0017]
Examples of the viscosity modifier include other nonionic, anionic or cationic water-soluble polymers, such as methylcellulose, carboxymethylcellulose, hydroxyethylcellulose, xanthan gum, carboxyvinyl polymer, cationized cellulose, cationized starch, A cationized guar gum etc. can be illustrated. Examples of the hair quality improving agent include silicone derivatives such as silicone oil, highly polymerized silicone, cyclic silicone, polyether-modified silicone, amino-modified silicone, and cationic silicone, and cationic surfactants. The pH adjuster is an acid such as citric acid or lactic acid or a salt thereof, and the surfactant is a nonionic surfactant such as a commonly used anionic surfactant, amphoteric surfactant or polyoxyalkylene addition type surfactant. Surfactants, emulsification aids such as higher alcohols, glycerin fatty acid esters, etc., and oily components such as linear or branched esters, hydrocarbons, fats and oils, higher fatty acids, etc. Examples thereof include polyhydric alcohols and lower alcohols.
[0018]
In addition, the foamed hair cosmetic composition of the present invention is used with a propellant such as liquefied petroleum gas (LPG), nitrogen gas, carbon dioxide gas, dimethyl ether (DME) or the like, which is usually used as an aerosol product. .
[0019]
In the foamed hair cosmetic product of the present invention, in order to obtain good foaming, foaming and foaming properties at low temperatures, among the above propellants, liquefied petroleum gas (LPG), dimethyl ether (DME) are preferred. ) Are used alone or in combination, more preferably a mixed gas of liquefied petroleum gas (LPG) and dimethyl ether (DME).
[0020]
The foamy hair cosmetic of the present invention can be filled in a normal aerosol container, and is discharged in a foamy form from the nozzle of the container, or becomes a foamy form after discharging, and has a suitable styling and foamy styling. It can be carried out as a foam aerosol type hair styling material such as foam.
[0021]
【Example】
The following examples further illustrate the present invention. In addition, these do not limit this invention at all.
[0022]
Examples 1-10 and Comparative Examples 1-2 (hair styling foam)
A hair styling foam having the composition shown in Table 1 is prepared by a conventional method, and has a set holding power, a feeling of bundle of hair, as per finger, flaking (peeling of the film-forming resin), and a feeling of hair after use (flexible) Satisfaction, non-stiffness) and foam swelling (usability). Table 1 also shows the results.
[0023]
[Table 1]

[0024]
(Evaluation methods)
<1> Set holding force test Each sample of Examples 1 to 10 and Comparative Examples 1 and 2 was uniformly applied to a hair bundle having a length of 15 cm and a weight of 1 g, wound on a rod having a diameter of 2 cm, and 45 ° C. And left in a constant temperature room for 6 hours to dry completely. After drying, the rod is removed, the apparent length of the hair bundle is measured (L), then the hair bundle is hung in a constant temperature and high humidity chamber at a temperature of 25 ° C. and a humidity of 90%, taken out after 30 minutes, and the hair bundle again The apparent length (Lo) of was measured.
[0025]
The set holding force was obtained by the following formula.
Set holding force (%) = [(15−Lo) ÷ (15−L)] × 100
Therefore, the closer this value is to 100, the stronger the set holding force.
[0026]
The evaluation criteria are as follows.
◎: 80% or more (very good)
○: 50% or more and less than 80% (good)
Δ: 30% or more and less than 50% (somewhat bad)
×: Less than 30% (bad)
[0027]
<2> Practical test (practical evaluation)
Hair textures such as hair bunch, good fingering, no flaking, hair feel (suppleness, no firmness) after hairstyling using the product of the present invention by 20 subjects The sensory evaluation was made on a 5-point scale. In addition, foam swelling (usability) was evaluated during use.
[0028]
The evaluation criteria were evaluated as follows using an average value of evaluation scores.
◎: 4 or more (very good)
○: 3.5 or more and less than 4 (good)
Δ: 2.5 or more and less than 3.5 (somewhat bad)
×: Less than 2.5 (bad)
[0029]
As is apparent from the results in Table 1, the hair styling foam of the present invention is superior to the comparative examples 1 and 2 in that it has excellent set holding power, good fingering, and feels supple and non-sticky. Met. In addition, it was demonstrated that it has an excellent effect as a hair styling foam because it has good foamability at the time of use, so it is easy to use and there is no flaking after drying. .
[0034]
【The invention's effect】
As described in detail above, the foamed hair cosmetic composition of the present invention has good usability (ease of use) because of its good cellularity (bubble swelling), and has an excellent hair setting effect. No flaking or flaking (stripping of the film-forming resin), bundling the hair moderately, and it is easy to touch, and the film-forming resin film has a moderate moisturizing property, so that the hair is not stiff and supple. And has an excellent quality as a foamy hair cosmetic.

Claims

One or more film-forming resins selected from the group consisting of vinylpyrrolidone / N, N-dimethylaminoethyl methacrylic acid copolymer diethyl sulfate, acrylic resin alkanolamine and vinyl methyl ether / butyl maleate copolymer And a foamy hair cosmetic comprising a stock solution and a propellant containing one or two sugar alcohols selected from the group consisting of sorbitol, xylitol, maltitol and mannitol .

Propellant, characterized in that it is a mixed gas of liquefied petroleum gas and dimethyl ether, foamy hair cosmetic composition according to claim 1.