JP4477318B2 - 経路制御方法、そのデータ集約装置および経路制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ルーティングの制御機能として冗長性を確保することができるコネクション型通信(Connection−Oriented)の経路交換プロトコル、たとえばIBGP(Internal Border GatewayProtocol:RFC1966)を利用した経路制御方法、そのデータ集約装置および経路制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネットにおけるBGP展開では、あるAS(Autonomous System)に所属する全てのIBGPルータは、IBGPルータから受信した経路情報を他のIBGPルータに送信してはいけないように設定されているので、フルメッシュで接続しなければならず、また外部経路情報もこのASに所属する他の全てのルータに配布しなければならないように設定されている。たとえば、ASの中にN個のIBGPルータが存在する場合には、ユニークなIBGPセッション数を、N(N−1)/2個メンテナンスしなければならないので、コネクションの数が増え、経路情報送信によるバックボーンネットワーク上での伝送トラフィックが増大し、またコネクションの管理が煩雑になっていた。なお、このASとは、単一の管理主体によって単一経路制御ポリシーのもとで管理・運用される範囲のことで、たとえばISP(Internet Service Provider:インターネットサービス事業者)がこれに相当する。
【0003】
このような問題を解決して、このフルメッシュでの接続を軽減させるために、従来では、AS内に経路情報を集約して中継するデータ集約装置であるルートリフレクタ装置(以下、「RR装置」という)11を用いるものがある。このRR装置は、各IBGPルータとIBGPピアを組んで経路情報の交換を行い、この経路情報のデータベースを保持することで、データ通信を可能にしている。たとえば図7のシステム構成図に示すように、ASのバックボーンネットワーク10上に、RR装置11を設けるものとする。そして、このシステムでは、このRR装置11と各IBGPルータ(以下、「RTR」という)21〜24との間でコネクションを張って伝送路で接続させ、この伝送路を介して経路情報の交換を行っている。このRR装置11は、受信した経路情報を集約して、各RTR21〜24に経路情報をそれぞれ送信している。
【0004】
このようなRR装置において、たとえばセンタ局30からBGPセッションの切断コマンドが入力すると、図8のフローチャートに示すように、IBGPの処理機能によって、BGPセッション切断コマンドを実行し(ステップ101)、IBGPピアを組んだ全てのルータとのセッションを開放したかどうか判断する(ステップ102)。
【0005】
ここで、全てのルータとのセッションが開放されていない場合には、セッションを開放していないルータを探し出す(ステップ103)。そして、受信データベースの更新処理および送信データベースの更新処理、すなわち該当する各データベースの削除を行い(ステップ104,105)、さらに削除(Withdraw)メッセージの作成処理を行って、該当するルータにこの削除メッセージを送信する(ステップ106)。そして、全てのルータとのセッションを開放すると、この切断のコマンド処理を終了していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、一部のルータとのセッションを開放する場合とともに、上述したごとく、全てのルータとのセッションを開放する場合もIBGPピアの各ルータから受信した経路情報を探し出し、該当する受信および送信のデータベースの更新処理を行い、かつ削除メッセージを各ルータに送信してセッションを一つずつ開放しなければならない。このため、IBGPピアのルータの数が多くなると、このセッションの開放の処理に多くの時間が費やされることとなり、他のデータ処理が遅延するという問題点があった。
【0008】
この発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、全てのIBGPピアのデータ中継装置(ルータ)とのセッションの開放を迅速に行うことができる経路制御方法、そのデータ集約装置および経路制御システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる経路制御方法では、コネクション型通信の経路交換プロトコルを用いてそれぞれ異なるデータ中継装置とコネクションを張ることによってセッションを確立し、経路情報の交換を行い、前記交換した経路情報をデータベースに登録する経路制御方法において、前記確立されている全セッションを開放する場合に、前記データ中継装置に送信する削除メッセージの送信処理を停止する処理工程と、受信側データベース内の該当経路情報に、削除フラグを立てて、該経路情報を不使用状態に設定する経路制御工程と、を含むことを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、データ中継装置とコネクションを張ることによって確立されている全セッションを、たとえば伝送トポロジーの変更などに伴って開放する場合に、通常行う削除メッセージの送信処理を停止して、全セッションを開放するとともに、全データベース内に登録されている経路情報に、削除フラグを立てて、この経路情報の使用を制限することで、全てのIBGPピアのデータ中継装置とのセッションの開放を迅速に行うとともに、経路情報の再利用を可能にする。
【0011】
また、請求項2にかかる経路制御方法では、コネクション型通信の経路交換プロトコルを用いてそれぞれ異なるデータ中継装置とコネクションを張ることによってセッションを確立し、経路情報の交換を行い、前記交換した経路情報をデータベースに登録する経路制御方法において、前記確立されている一部のセッションを開放する場合に、該当する前記データ中継装置に送信する削除メッセージの送信処理を実行する送信処理工程と、受信側データベース内の該当経路情報に、削除フラグを立てて、該経路情報を不使用状態に設定する経路制御工程と、を含むことを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、データ中継装置とコネクションを張ることによって確立されている一部のセッションを、たとえば伝送トポロジーの変更などに伴って開放する場合に、該当するデータ中継装置に削除メッセージを送信して、この一部のセッションを開放するとともに、データベース内の該当経路情報に、削除フラグを立てて、該経路情報の使用を制限することで、全てのIBGPピアのデータ中継装置とのセッションの開放を迅速に行うとともに、経路情報の再利用を可能にする。
【0013】
また、請求項3にかかる経路制御方法における前記経路制御工程では、上記発明において、一定時間内に前記削除フラグを立てた経路情報の再登録が行われない時には、該経路情報を削除することを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、たとえばセッションの開放から一定時間内に削除フラグを立てた経路情報の再登録がない場合には、この経路情報を削除することで、データベースの有効利用を図る。
【0015】
また、請求項4にかかるデータ集約装置では、コネクション型通信の経路交換プロトコルを用いてそれぞれ異なるデータ中継装置とコネクションを張ることによってセッションを確立し、経路情報の交換を行う経路交換手段と、前記交換した経路情報を登録するデータベースとを有するデータ集約装置において、前記確立されている全セッションを開放する場合に、前記データ中継装置に送信する削除メッセージの送信処理を停止する処理手段と、受信側データベース内の該当経路情報に、削除フラグを立てて、該経路情報を不使用状態に設定する経路制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、データ中継装置とコネクションを張ることによって確立されている全セッションを、たとえば伝送トポロジーの変更などに伴って開放する場合に、処理手段によって通常行う削除メッセージの送信処理を停止して、全セッションを開放するとともに、経路制御手段で、全データベース内に登録されている経路情報に、削除フラグを立てて、この経路情報の使用を制限することで、全てのIBGPピアのデータ中継装置とのセッションの開放を迅速に行うとともに、経路情報の再利用を可能にする。
【0017】
また、請求項5にかかるデータ集約装置では、コネクション型通信の経路交換プロトコルを用いてそれぞれ異なるデータ中継装置とコネクションを張ることによってセッションを確立し、経路情報の交換を行う経路交換手段と、前記交換した経路情報を登録するデータベースとを有するデータ集約装置において、前記確立されている一部のセッションを開放する場合に、該当する前記データ中継装置に送信する削除メッセージの送信処理を実行する送信処理手段と、データベース内の該当経路情報に、削除フラグを立てて、該経路情報を不使用状態に設定する経路制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、データ中継装置とコネクションを張ることによって確立されている一部のセッションを、たとえば伝送トポロジーの変更などに伴って開放する場合に、処理手段によって該当するデータ中継装置に削除メッセージを送信して、全セッションを開放するとともに、経路制御手段によって経路情報が登録されている全てのデータベースを削除することで、全てのIBGPピアのデータ中継装置とのセッションの開放を迅速に行うとともに、経路情報の再利用を可能にする。
【0019】
また、請求項6にかかるデータ集約装置では、上記発明において、前記経路制御手段では、一定時間内に前記削除フラグを立てた経路情報の再登録が行われない時には、該経路情報を削除することを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、削除フラグを立てたデータベース内の経路情報に対しては、一定時間内に再登録がないと、この経路情報をデータベース内から削除することで、データベースの有効利用を図る。
【0021】
また、請求項7にかかる経路制御システムでは、経路情報の交換を行う経路制御システムにおいて、前記交換された経路情報を登録するとともに、該経路情報に基づいてデータ中継を行うデータ中継装置と、コネクション型通信の経路交換プロトコルを用いてそれぞれ異なるデータ中継装置とコネクションを張ることによってセッションを確立し、経路情報の交換を行う経路交換手段と、前記交換した経路情報を登録するデータベースと、前記確立されている全セッションを開放する場合に、前記データ中継装置に送信する削除メッセージの送信処理を停止する処理手段と、受信側データベース内の該当経路情報に、削除フラグを立てて、該経路情報を不使用状態に設定する経路制御手段と、を有するデータ集約装置と、を備え、前記データ中継装置とデータ集約装置間でコネクションを張ることによって確立されているセッションの開放および前記経路情報が登録されているデータベースの登録変更を行うことを特徴とする経路制御システムが提供される。
【0022】
この発明によれば、確立された全てのセッションを、たとえば伝送トポロジーの変更などに伴って開放する際に、処理手段によって通常行う削除メッセージの送信処理を停止して、全セッションを開放するとともに、経路制御手段で、全データベース内に登録されている経路情報に、削除フラグを立てて、この経路情報の使用を制限することで、全てのIBGPピアのデータ中継装置とのセッションの開放を迅速に行うとともに、経路情報の再利用を可能にする
【0023】
また、請求項8にかかる経路制御システムでは、経路情報の交換を行う経路制御システムにおいて、前記交換された経路情報を登録するとともに、該経路情報に基づいてデータ中継を行うデータ中継装置と、コネクション型通信の経路交換プロトコルを用いてそれぞれ異なるデータ中継装置とコネクションを張ることによってセッションを確立し、経路情報の交換を行う経路交換手段と、前記交換した経路情報を登録するデータベースと、前記確立されている一部のセッションを開放する場合に、該当する前記データ中継装置に送信する削除メッセージの送信処理を実行する送信処理手段と、データベース内の該当経路情報に、削除フラグを立てて、該経路情報を不使用状態に設定する経路制御手段と、を有するデータ集約装置と、を備え、前記データ中継装置とデータ集約装置間でコネクションを張ることによって確立されているセッションの開放および前記経路情報が登録されているデータベースの登録変更を行うことを特徴とする経路制御システムが提供される。
【0024】
この発明によれば、確立された一部のセッションを、たとえば伝送トポロジーの変更などに伴って開放する際に、処理手段によって該当するデータ中継装置に削除メッセージを送信して、全セッションを開放するとともに、経路制御手段によって経路情報が登録されている全てのデータベースを削除することで、全てのIBGPピアのデータ中継装置とのセッションの開放を迅速に行うとともに、経路情報の再利用を可能にする。
【0025】
また、請求項9にかかる経路制御システムでは、上記発明において、前記経路制御手段では、一定時間内に前記削除フラグを立てた経路情報の再登録が行われない時には、該経路情報を削除することを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、たとえばセッションの開放から一定時間内に削除フラグを立てた経路情報の再登録がない場合には、この経路情報を削除することで、データベースの有効利用を図る。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に図1〜図6の添付図面を参照して、この発明にかかる経路制御方法、そのデータ集約装置および経路制御システムの好適な実施の形態を説明する。なお、この発明にかかる経路制御システムの構成は、図7に示した構成と同様の構成になっており、以下の図において、図7と同様の構成部分に関しては、説明の都合上、同一符号を付記するものとする。
【0028】
(実施の形態1)
図1は、この発明にかかるRR装置の概略構成を示す概略構成図である。図1において、たとえばセンタ局30からの切断コマンドを含む設定情報を受信して、この設定情報を通知する設定処理部12と、この設定情報(切断コマンド)の通知を受け取るとともに、IBGPピアとの間で経路情報の交換を行って受信した経路情報を経路情報データベース13c,13dに登録するIBGP処理部13と、IBGP処理部13からの最適経路情報を取り込んで経路情報データベース14aに登録する中継処理部14とから構成されている。なお、設定情報の入力は、たとえばキーボードなどの入力手段を使用して、RR装置に直接行うことも可能である。
【0029】
IBGP処理部13は、図2に示すように、ネットワーク10や設定処理部12と接続されるインターフェース部13aと、ネットワーク10上のIBGPピアから取り込んだ経路情報の読み込み制御を行うデータベース読込制御部13bと、データベース読込制御部13bの読み込み制御によって、受信した経路情報を格納する受信側の経路情報データベース(以下、「受信経路データベース」という)13cおよび送信側の経路情報データベース(以下、「送信経路データベース」という)13dと、設定処理部12から取り込んだ切断コマンドの判別を行う切断コマンド判別部13eとから構成されている。
【0030】
切断コマンド判別部13eは、入力される設定情報が全セッションを開放するための切断コマンドか、部分的なセッションを開放するための切断コマンドかを判断しており、この切断コマンドが全セッションを開放するためのコマンドの場合には、インターフェース部13aに削除メッセージの送信処理を行わずに、確立されている全セッションを開放するように指示を与えるとともに、データベース読込制御部13bに各データベース13c,13d内の経路情報を削除するように指示を与えている。
【0031】
すなわち、受信経路データベース13cと送信経路データベース13dは、図3に示すように構成されており、通常の状態では、たとえばRTR21〜24毎に設けられた各データベース13c,13d内の経路1〜100万の情報が、ポインタ機能などによって互いに関連して登録されており、一部伝送トポロジーの変更に対しては、切断コマンド判別部13eは、入力する設定情報が、確立されている一部のセッションを開放するための切断コマンドと判別して、データベース読込制御部13bに、該当部分の経路情報を削除するように指示を与え、データベース読込制御部13bによる受信経路データベース13cおよび送信経路データベース13dの登録変更を可能にする。さらに、切断コマンド判別部13eは、インターフェース部13aに、該当部分の確立されたセッションを開放するように指示を与え、インターフェース部13aによる削除メッセージの作成および送信を可能にする。
【0032】
また、全セッションを開放するための切断コマンドに対しては、切断コマンド判別部13eは、データベース読込制御部13bに、全ての経路情報を削除するように指示を与え、データベース読込制御部13bによる受信経路データベース13cおよび送信経路データベース13d内の経路情報の削除を可能にする。さらに、切断コマンド判別部13eは、インターフェース部13aに、確立された全てセッションを開放するように指示を与えることで、インターフェース部13aによる削除メッセージの送信処理停止およびセッションの開放を可能にする。
【0033】
また、中継処理部14は、経路情報データベース14aを備えており、たとえばOSPF(Open Shortest Path First)経路制御用プロトコルを用いてRRクライアントであるIBGPピア以外のルータと経路情報の交換を行い、この経路情報データベース14aに格納するとともに、IBGP処理部13から入力する最適経路情報をこの経路情報データベース14aに格納している。
【0034】
次に、図4のフローチャートに基づき、確立されたセッションの開放動作の一例を説明する。なお、この実施の形態を含む以下の実施の形態では、この発明の特徴を示す確立された全てセッションを開放する場合について説明する。図4において、たとえばセンタ局30からBGPセッションの切断コマンドが入力すると、IBGP処理部13の処理機能によって、BGPセッション切断コマンドを実行する(ステップ201)。そして、切断コマンド判別部13eから全セッション開放の指示によって、データベース読込制御部13bが、データベース13c,13d内の全経路情報の削除を行い、インターフェース部13aは、削除メッセージをIBGPピアの全てのRTR21〜24に送信する送信処理を実行せずに、全セッションの開放を行う(ステップ202)。
【0035】
データベース読込制御部13bは、インターフェース部13aによってRTR21〜24とセッションが確立され、経路情報が受信されたかどうか判断しており(ステップ203)、ここで経路情報が受信されると、新規にデータベース13c,13dを作成する(ステップ204)。そして、全RTR21〜24の受信経路データベース13cおよび送信経路データベース13dを作成したかどうか判断し(ステップ205)、全RTR21〜24のデータベース13c,13dの作成が完了していない場合には、ステップ203に戻って、次のRTR21〜24からの経路情報の受信を待ち、また全RTR21〜24のデータベース13c,13dの作成が完了した場合には、この確立されたセッションの開放動作を終了する。
【0036】
IBGPピアのRTR21〜24では、確立されていたセッションが開放されることで経路異常を検知するので、RR装置11から受信した経路情報を、自装置内のデータベースから削除し、次にRR装置11と新規に経路情報の交換を行って、データベースを再構築する。
【0037】
このように、この実施の形態では、確立された全てセッションを開放する切断コマンドに対しては、経路情報のデータベースを削除するとともに、IBGP処理部が削除メッセージをIBGPピアの全RTRに送信する処理を実行せずに、確立された全セッションの開放を行うので、全てのIBGPピアのルータに対する削除メッセージの送信処理に伴う面倒なデータベースの更新処理が削減され、全てのIBGPピアのルータとのセッションの開放を迅速に行うことができる。
【0038】
また、この実施の形態の経路制御システムでは、RR装置は確立された全てのセッションを開放する際に、経路情報が登録されているデータベースを削除して、コネクションを解消するので、RTRはRR装置との間の経路異常を検知することができ、このRR装置から受信した経路情報を自装置内のデータベースから削除することができる。
【0039】
(実施の形態2)
次に、確立されている全セッションを開放する際に、無効フラグを用いる場合を説明する。図5は、受信経路データベース13cと送信経路データベース13dの構成の他例を示す構成図である。図5において、図3に示したデータベースと異なる点は、受信経路データベースの各経路1〜100万の情報に対応させて無効フラグを立てる領域を設けた点と、この無効フラグが立っている経路情報は削除せずに、予め定めたある一定時間内に、無効フラグを立てた経路情報が再受信されない時に、データベース読込制御部13bによって、データベース13cからこの経路情報を削除してセッションを開放するように設定する点である。
【0040】
すなわち、この実施の形態において、確立されている全セッションを開放する場合には、データベース読込制御部13bが受信経路データベース13cの全ての経路情報に対して、無効フラグを立て、受信経路データベース13cを検索できない不使用状態に設定する。この場合も、実施の形態1と同様に、切断コマンド判別部13eからインターフェース部13aに、確立された全てセッションを開放するように指示を与えることで、インターフェース部13aによる削除メッセージの送信処理停止およびセッションの開放を可能にしている。
【0041】
そして、データベース読込制御部13bは、予め定めたある一定時間内に経路情報の受信があり、その経路情報が受信経路データベース13cに登録されている経路情報と一致した場合に、その経路情報に対して立てた無効フラグを削除して、その経路情報を検索できる使用状態に設定する。また、この一定時間内に一致した経路情報が受信されない場合には、データベース読込制御部13bは、受信経路データベース13cおよび送信経路データベース13dに登録されているその経路情報を削除するとともに、経路情報に対応する無効フラグも削除する。
【0042】
また、一部伝送トポロジーの変更に対しては、データベース読込制御部13bは、該当部分の経路情報のみに無効フラグを立て、受信経路データベース13cを検索できない不使用状態に設定するとともに、インターフェース部13aは、削除メッセージの作成し、該当する経路情報を送信したRTR21〜24にこの削除メッセージを送信して、各RTR21〜24でのこの経路情報の削除を可能にする。
【0043】
そして、データベース読込制御部13bは、上記と同じく一定時間内に一致した経路情報が受信されない場合には、受信経路データベース13cおよび送信経路データベース13dに登録されているその経路情報を削除するとともに、経路情報に対応する無効フラグも削除する。なお、データベースに登録される経路情報は、たとえば宛先アドレスやネクストホップや送信元アドレスやベストパスなどの情報があるが、上述した実施の形態で説明している経路情報の一致とは、たとえばデータベース内の経路情報を構成するこれらの情報の完全一致またはこれら情報のうちの特定情報の完全一致を意味している。
【0044】
次に、図6のフローチャートに基づき、確立されたセッションの開放動作の一例を説明する。図6において、たとえばセンタ局30からBGPセッションの切断コマンドが入力すると、IBGP処理部13の処理機能によって、BGPセッション切断コマンドを実行する(ステップ301)。そして、切断コマンド判別部13eから全セッション開放の指示によって、データベース読込制御部13bが、受信経路データベース13c内の全経路情報に無効フラグを立てて、経路情報の検索ができない不使用状態にし、インターフェース部13aは、削除メッセージをIBGPピアの全てのRTR21〜24に送信する送信処理を実行せずに、全セッションの開放を行う(ステップ302)。
【0045】
次に、データベース読込制御部13bは、インターフェース部13aによってRTR21〜24とセッションが確立され、予め定めたある一定時間内に経路情報が受信されたかどうか判断しており(ステップ303)、ここで、ある一定時間内に経路情報が受信されると、受信した経路情報の内容が、受信経路データベース13c内の経路情報の内容と一致するかどうか判断する(ステップ304)。なお、ここに示した一定時間とは、たとえば全セッションの開放後に、新たにセッションが確立されて、RR装置11とRTR21〜24間で経路情報の交換を行うのに十分な時間に設定されるものとする。
【0046】
ここで、受信した経路情報の内容が、受信経路データベース13c内の経路情報の内容と一致しない場合には、その受信経路データベース13cおよび送信経路データベースの経路情報を削除するとともに、対応する無効フラグも削除して(ステップ305)、新規にこれらデータベース13c,13dを作成する(ステップ306)。また、受信した経路情報の内容が、受信経路データベース13c内の経路情報の内容と一致した場合には、対応する無効フラグのみを削除して、この経路情報を検索が可能な使用状態にする(ステップ307)。
【0047】
次に、データベース読込制御部13bは、全RTR21〜24から経路情報を受信したかどうか判断し(ステップ308)、全RTR21〜24から経路情報を受信していない場合には、ステップ303に戻って、次のRTR21〜24からの経路情報の受信を待ち、また全RTR21〜24から経路情報の受信を完了した場合には、この確立されたセッションの開放動作を終了する。
【0048】
このように、この実施の形態では、確立された全てセッションを開放する切断コマンドに対しては、経路情報のデータベースに無効フラグを立てて、データベースを不使用状態に設定するとともに、IBGP処理部が削除メッセージをIBGPピアの全RTRに送信する処理を実行せずに、確立された全セッションの開放を行うので、全てのIBGPピアのルータに対する削除メッセージの送信処理に伴う面倒なデータベースの更新処理が削減され、全てのIBGPピアのルータとのセッションの開放を迅速に行うことができ、かつデータベース内の経路情報は不使用状態になっているだけで、一定時間削除されないので、データベースにおける経路情報の削除や再登録などのデータ処理にかかる面倒な手間を省き、次に同じ経路情報を受信した時に、対応する無効フラグを迅速に削除するだけで経路情報の再利用が可能となる。
【0049】
また、この実施の形態では、一部の伝送トポロジーを変更する場合も、変更となった経路情報に無効フラグを立てて、不使用状態にするだけで、一定時間経路情報は削除されないので、さらに経路情報の再利用が可能となる。
【0050】
また、この実施の形態の経路制御システムでも、実施の形態1と同様に、RR装置は確立された全てのセッションを開放する際に、経路情報が登録されているデータベースを削除して、コネクションを解消するので、RTRはRR装置との間の経路異常を検知することができ、このRR装置から受信した経路情報を自装置内のデータベースから削除することができる。
【0051】
この発明は、これら実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。たとえば、実施の形態2において、一部の伝送トポロジーを変更する場合には、変更となった経路情報を削除するように設定することも可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明では、確立されている全セッションを開放する場合に、経路情報が登録されている全てのデータベースの削除するとともに、削除メッセージの送信処理を実行せずに全セッションを開放するので、全てのIBGPピアのデータ中継装置とのセッションの開放を迅速に行うことができる。
【0053】
また、この発明では、確立されている全セッションを開放する場合に、全データベース内に登録されている経路情報に、削除フラグを立てて経路情報の使用を制限するとともに、削除メッセージの送信処理を実行せずに全セッションを開放するので、全てのIBGPピアのデータ中継装置とのセッションの開放を迅速に行うことができるとともに、経路情報の再利用を可能にする。
【0054】
また、この発明では、確立されている一部のセッションを開放する場合に、データベース内の該当経路情報に、削除フラグを立てて経路情報の使用を制限するとともに、IBGPピアのデータ中継装置に削除メッセージを送信するので、全てのIBGPピアのデータ中継装置とのセッションの開放を迅速に行うことができるとともに、経路情報の再利用を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるルートリフレクタ装置の概略構成を示す概略構成図である。
【図2】図1に示したIBGP処理部の構成を示す構成図である。
【図3】図2に示したデータベースの構成の一例を示す構成図である。
【図4】セッション開放動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【図5】図2に示したデータベースの構成の他例を示す構成図である。
【図6】セッション開放動作の他例を説明するためのフローチャートである。
【図7】経路制御システムの構成を示す構成図である。
【図8】従来のセッション開放動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 バックボーンネットワーク
11 ルートリフレクタ(RR)装置
12 設定処理部
13 IBGP処理部
13a インターフェース部
13b データベース読込制御部
13c 受信経路データベース
13d 送信経路データベース
13e 切断コマンド判別部
14 中継処理部
14a 経路情報データベース
30 センタ局
21〜24 ルータ(RTR)
Claims (9)
- コネクション型通信の経路交換プロトコルを用いてそれぞれ異なるデータ中継装置とコネクションを張ることによってセッションを確立し、経路情報の交換を行い、前記交換した経路情報をデータベースに登録する経路制御方法において、
前記データ中継装置の中の一つである、経路情報を集約して中継するデータ集約装置のみが、
前記確立されている全セッションを切断コマンドにより開放する場合に、前記データ中継装置に送信する削除メッセージの送信処理を停止する処理工程と、
受信側データベース内の該当経路情報に、削除フラグを立てて、該経路情報を不使用状態に設定する経路制御工程と、
を含むことを特徴とする経路制御方法。 - コネクション型通信の経路交換プロトコルを用いてそれぞれ異なるデータ中継装置とコネクションを張ることによってセッションを確立し、経路情報の交換を行い、前記交換した経路情報をデータベースに登録する経路制御方法において、
前記データ中継装置の中の一つである、経路情報を集約して中継するデータ集約装置のみが、
前記確立されている一部のセッションを切断コマンドにより開放する場合に、該当する前記データ中継装置に送信する削除メッセージの送信処理を実行する送信処理工程と、
受信側データベース内の該当経路情報に、削除フラグを立てて、該経路情報を不使用状態に設定する経路制御工程と、
を含むことを特徴とする経路制御方法。 - 前記経路制御工程では、一定時間内に前記削除フラグを立てた経路情報の再登録が行われない時には、該経路情報を削除することを特徴とする請求項1または2に記載の経路制御方法。
- コネクション型通信の経路交換プロトコルを用いてそれぞれ異なるデータ中継装置とコネクションを張ることによってセッションを確立し、経路情報の交換を行う経路交換手段と、前記交換した経路情報を登録するデータベースとを有するデータ集約装置において、
前記確立されている全セッションを切断コマンドにより開放する場合に、前記データ中継装置に送信する削除メッセージの送信処理を停止する処理手段と、
受信側データベース内の該当経路情報に、削除フラグを立てて、該経路情報を不使用状態に設定する経路制御手段と、
を備えたことを特徴とするデータ集約装置。 - コネクション型通信の経路交換プロトコルを用いてそれぞれ異なるデータ中継装置とコネクションを張ることによってセッションを確立し、経路情報の交換を行う経路交換手段と、前記交換した経路情報を登録するデータベースとを有するデータ集約装置において、
前記確立されている一部のセッションを切断コマンドにより開放する場合に、該当する前記データ中継装置に送信する削除メッセージの送信処理を実行する送信処理手段と、
データベース内の該当経路情報に、削除フラグを立てて、該経路情報を不使用状態に設定する経路制御手段と、
を備えたことを特徴とするデータ集約装置。 - 前記経路制御手段では、一定時間内に前記削除フラグを立てた経路情報の再登録が行われない時には、該経路情報を削除することを特徴とする請求項4または5に記載のデータ集約装置。
- 経路情報の交換を行う経路制御システムにおいて、
前記交換された経路情報を登録するとともに、該経路情報に基づいてデータ中継を行うデータ中継装置と、
コネクション型通信の経路交換プロトコルを用いてそれぞれ異なるデータ中継装置とコネクションを張ることによってセッションを確立し、経路情報の交換を行う経路交換手段と、前記交換した経路情報を登録するデータベースと、前記確立されている全セッションを切断コマンドにより開放する場合に、前記データ中継装置に送信する削除メッセージの送信処理を停止する処理手段と、受信側データベース内の該当経路情報に、削除フラグを立てて、該経路情報を不使用状態に設定する経路制御手段と、を有するデータ集約装置と、
を備え、前記データ中継装置とデータ集約装置間でコネクションを張ることによって確立されているセッションの開放および前記経路情報が登録されているデータベースの登録変更を行うことを特徴とする経路制御システム。 - 経路情報の交換を行う経路制御システムにおいて、
前記交換された経路情報を登録するとともに、該経路情報に基づいてデータ中継を行うデータ中継装置と、
コネクション型通信の経路交換プロトコルを用いてそれぞれ異なるデータ中継装置とコネクションを張ることによってセッションを確立し、経路情報の交換を行う経路交換手段と、前記交換した経路情報を登録するデータベースと、前記確立されている一部のセッションを切断コマンドにより開放する場合に、該当する前記データ中継装置に送信する削除メッセージの送信処理を実行する送信処理手段と、データベース内の該当経路情報に、削除フラグを立てて、該経路情報を不使用状態に設定する経路制御手段と、を有するデータ集約装置と、
を備え、前記データ中継装置とデータ集約装置間でコネクションを張ることによって確立されているセッションの開放および前記経路情報が登録されているデータベースの登録変更を行うことを特徴とする経路制御システム。 - 前記経路制御手段では、一定時間内に前記削除フラグを立てた経路情報の再登録が行われない時には、該経路情報を削除することを特徴とする請求項7または8に記載の経路制御システム。
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