JP4474856B2 - Waste liquid solvent recovery method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は廃液溶剤回収方法に関し、特に塗装機又は塗装ラインから排出される廃液溶剤を回収する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より自動車塗装工場等における塗装工程から大気中に排出されるVOC(揮発性有機化学物質)は、窒素酸化物及び紫外線と相俟って光化学オキシダントを形成するため、VOC排出量の低減が求められている。
【0003】
このVOC低減を目的として、自動塗装機や吹付ガンのホース内の塗料を洗浄するシンナーなどの廃液溶剤を回収する廃液溶剤回収方法が知られている。
このような従来の廃液溶剤回収方法のための装置の構成及び動作を図3を用いて以下に説明する。
【0004】
図示の自動車ボディー吹付ブース1においては、自動塗装工程やマニュアル吹付工程などの各工程毎に廃液溶剤を回収する回収ホッパー10_1〜10_4が設置され、各回収ホッパー10_1〜10_4は、それぞれ枝管11_1〜11_4を介して回収配管30に接続されている。
【0005】
この回収配管30には多数の清掃ブラシ挿入口20_1〜20_8が設けられており、回収配管30の一端は、廃液溶剤を一時的に貯留するための中継タンク50に接続されている。
また、中継タンク50内の上方には、回収配管30によって回収された廃液溶剤からヘドロ状の塗料等を除去するためのフィルタ40が設けられており、中継タンク50の下部には、ポンプ60が設置されている。
【0006】
ポンプ60からの配管は図示の如くバルブ71_1及び71_2に分岐しており、バルブ71_1側の配管は回収ドラム90に接続され、バルブ71_2側の配管は循環用配管70として回収配管30に接続されている。
各バルブ71_1及び71_2は、それぞれバルブ開閉部72_1及び72_2を介して制御盤80に接続されている。
【0007】
動作において、各回収ホッパー10_1〜10_4から回収された廃液溶剤は、枝管11_1〜11_4を介して回収配管30を通って、フィルタ40によってヘドロ状の塗料が除去された後、中継タンク50に廃液溶剤100として貯留される。
中継タンク50に貯留された廃液溶剤100を循環する際には、制御盤80がバルブ71_1を閉めると共にバルブ71_2を開けるように制御し、中継タンク50に貯留された廃液溶剤100がポンプ60によって循環用配管70に吐出され、廃液溶剤の循環方向を示す矢印の如く循環用配管70及び回収配管30を通って再び中継タンク50に戻るという循環を繰り返す。
【0008】
このように、廃液溶剤100を循環させることにより回収配管30内の詰まりを防止している。
また、中継タンク50に貯留された廃液溶剤100が所定量になった時点で制御盤80がバルブ71_1を開けると共にバルブ71_2を閉めるように制御する。これにより、中継タンク50に貯留された廃液溶剤100がポンプ60によって吐出され、回収ドラム90に送り込まれる。
【0009】
同図に示した構成の廃液溶剤回収装置以外にも、廃液溶剤を各所で貯留する複数の中継タンク及びそれら中継タンクに貯留された廃液溶剤を一括して回収する回収タンクを備えた廃液溶剤回収装置(例えば、特許文献1参照。)もある。
この場合、中継タンク内の廃液溶剤を回収タンクに回収する前に、回収タンクの廃液溶剤を各中継タンクに逆流させて、逆流された廃液溶剤で中継タンクのドレーン管内に付着した塗料汚れを洗浄除去すると共に、各中継タンク内の廃液溶剤の貯留量を増加させて各中継タンク内面に付着した塗料汚れも溶解除去している。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−288439号公報(要約、図1)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記の図3に示した従来の廃液溶剤回収方法は、上記の特許文献1に示される廃液溶剤回収方法と比較して、中継タンクは1基のみでよく、また廃液溶剤を逆流させる特殊なポンプを使用する必要もない。
【0012】
しかしながら、上述の如く廃液溶剤の循環を行っていても、回収される廃液溶剤に自動塗装機や吹付ガンのホース内の塗料が混入しているため、混入塗料は徐々に回収配管30の管壁に付着し、ヘドロ状になり、回収配管30を詰まらせることがある。
【0013】
詰まった混入塗料の清掃方法としては、清掃ブラシを清掃ブラシ挿入口20_1〜20_8から挿入して押し出す方法があるが、このような回収配管30の詰まりについては以下のような問題点が挙げられる。
(1)回収配管30が詰まった場合、廃液溶剤の循環が出来なくなり、各工程に設置された回収ホッパー10_1〜10_4への逆流・オーバーフローが生じると、廃液溶剤の回収率の低下を来たし、VOC排出量の増大をもたらす。
【0014】
(2)回収配管30の詰まりの復旧には、ブラシによる清掃が必須であるため、時間と労力がかかる。
(3)回収配管30の詰まりを予防するには定期清掃を行えばよいが、やはりブラシによる清掃が必須であるため、多大な清掃コストを要する。
【0015】
従って本発明は、塗装機又は塗装ラインから排出される廃液溶剤による回収配管の詰まりを簡単且つ低コストで予防することが可能な廃液溶剤回収方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る廃液溶剤回収方法は、塗装機又は塗装ラインから排出される廃液溶剤を、所望の時に閉じられるバルブを有する枝管を介して回収する回収配管と、該回収配管によって回収された該廃液溶剤を貯留する中継タンクと、該廃液溶剤を該中継タンクから該回収配管に循環させる循環用配管と、該中継タンクに貯留された該廃液溶剤を該循環用配管に吐出するために流量及び圧力の少なくともいずれか一方を制御可能なポンプと、該バルブの開閉制御並びに該ポンプの流量及び圧力の少なくともいずれか一方の制御を行う制御盤と、該回収配管の管内圧力を検出する圧力計とを備えた廃液溶剤回収装置において、
スケジュールタイマ機能を用いて該バルブを該制御盤によって閉じた後、該中継タンクに貯留された該廃液溶剤を該ポンプによって該循環用配管を介して該回収配管に所定時間循環させ、その後に該圧力計によって検出された該管内圧力が所定値を上回っているときに、該制御盤によって該ポンプの流量及び圧力の少なくともいずれか一方の制御を行うことを特徴としている。
【0017】
すなわち、回収配管は、所望時に閉じられるバルブを有する枝管を備えており、該バルブを開いた状態では、従来と同様に、塗装機又は塗装ラインから排出される廃液溶剤は該枝管を介して回収配管によって回収され、中継タンクに貯留されると共に、ポンプによって該中継タンクから循環用配管に吐出され、該回収配管に循環される。
【0018】
他方、該バルブを閉じた状態では、従来と異なり、該中継タンクから該ポンプによって吐出され該循環用配管を介して該回収配管に循環される廃液溶剤は、該枝管から外部に溢れることがなくなるため、該回収配管における管内圧力が増大し、該回収配管の加圧清掃が可能になる。
【0019】
このように、バルブを閉めるだけで回収配管の加圧清掃が容易に行えるため、従来のようにブラシによる清掃を行う必要が無く、回収配管の詰まりを簡単且つ低コストで予防することができる。
上記のバルブは、電動式、空圧式、油圧式等の全自動式バルブであればよく、スケジュールタイマ機能を用いて該バルブの開閉制御を行う制御盤をさらに備える。
【0020】
すなわち、制御盤は、スケジュールタイマ機能を用いて、例えば、1日1回など定期的に全自動式バルブを閉じた後所定時間経過後に開けるようなバルブの開閉制御を行う。
このように、定期的な加圧清掃により回収配管の詰まりを容易に予防することが可能となる。
【0021】
上記の制御盤は、該スケジュールタイマ機能を用いて該バルブの開閉制御に連動した該ポンプの流量及び圧力の少なくともいずれか一方の制御を行うものである。
すなわち、該ポンプの流量を常時一定に保つ代わりに、制御盤は、該スケジュールタイマ機能を用いて上記のバルブの開閉制御に連動して、例えば吐出量や吐出圧を増大するように該ポンプの流量のみ、圧力のみ、又は流量と圧力の両方を制御する。
【0022】
これにより、より強力な加圧清掃を実施することが可能になる。
また、本発明では、上記のバルブを全自動式バルブとし、該回収配管から該中継タンクに流入する該廃液溶剤の流量を検出する流量計を設け、該流量計によって検出された該廃液溶剤の流量とバルブ開閉用の所定の閾値との比較結果に基づいて該制御盤が該バルブの開閉制御を行うことができる。
【0023】
すなわち、流量計によって検出される該回収配管から該中継タンクに流入する該廃液溶剤の流量が極端に少ない場合には、該回収配管内部が詰まっている可能性が高いため、制御盤が該流量計によって検出された該廃液溶剤の流量とバルブ開閉用の所定の閾値との比較結果に基づき、例えば、該所定の閾値以下になったときに自動式バルブを閉じた後、該所定の閾値以上になったときに開けるようなバルブの開閉制御を行う。
【0024】
これにより、定期的な加圧清掃で予防し切れないような急激な回収配管の詰まりについても、完全に詰まってしまう前に加圧清掃することが可能となる。
また、上記のバルブを全自動式バルブとし、該制御盤が、所定の条件に基づいて該バルブを自動的に閉じた後、該圧力計によって検出された該管内圧力が所定値以下になったときに該バルブを開くように制御してもよい。
【0025】
すなわち、制御盤は、所定の条件に基づいて該バルブを自動的に閉じることにより、回収管内の加圧清掃を開始した後、圧力計によって検出された該回収配管の管内圧力が所定値以下になったときに加圧清掃を終了させるために該バルブを開くように制御する。
【0026】
回収配管に詰まりが生じている場合、バルブを閉じた状態での加圧清掃時に管内圧力は上昇し、詰まりが解消されると管内圧力が低下するため、適切に加圧清掃を終了させることが可能になる。
上記の制御盤は、該バルブの開閉制御に連動した該ポンプの流量及び圧力の少なくともいずれか一方の制御を行うものである。
【0027】
すなわち、該ポンプの流量を常時一定に保つ代わりに、制御盤は、上記のバルブの開閉制御に連動して、例えば吐出量や吐出圧を増大するように該ポンプの流量のみ、圧力のみ、又は流量と圧力の両方を制御する。
これにより、定期的な加圧清掃で予防し切れないような急激な回収配管の詰まりについても、より強力な加圧清掃を実施することが可能になる。
【0028】
また、上記のバルブを手動操作も可能な電動式、空圧式、油圧式等の半自動式バルブとし、該制御盤が、手動で閉じられた該バルブを所定の条件に基づいて自動的に開くように制御してもよい。
すなわち、半自動式バルブを閉じるときは、手動で、例えば押し釦などによって行い、制御盤は、このようにして手動で閉じられたバルブを所定の条件(例えば所定時間経過後)に基づいて自動的に開くように制御する。
【0029】
この場合、該圧力計によって検出された該管内圧力が所定値以下になることを該所定の条件としてもよい。
また、上記のバルブの開閉は、全て手動で行う手動式のものでもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図1を用いて説明する。
同図に示す廃液溶剤回収方法のための装置は、図3に示した従来の廃液溶剤回収方法のための装置の構成と同様に、自動車ボディー吹付ブース1において、自動塗装工程やマニュアル吹付工程などの各工程毎に廃液溶剤を回収する回収ホッパー10_1〜10_4が設置され、各回収ホッパー10_1〜10_4は、それぞれ枝管11_1〜11_4を介して回収配管30に接続されている。
【0031】
また、回収配管30の一端は、廃液溶剤を一時的に貯留するための中継タンク50に接続され、中継タンク50内の上方には、回収配管30によって回収された廃液溶剤からヘドロ状の塗料等を除去するためのフィルタ40が設けられており、中継タンク50の下部には、ポンプ60が設置されている。
【0032】
ポンプ60からの配管は図示の如くバルブ71_1及び71_2に分岐しており、バルブ71_1側の配管は回収ドラム90に接続され、バルブ71_2側の配管は循環用配管70として回収配管30に接続されている。
各バルブ71_1及び71_2は、それぞれバルブ開閉部72_1及び72_2を介して制御盤80に接続されている。
【0033】
但し、図1においては、図3とは異なり、枝管11_1〜11_4にそれぞれバルブ12_1〜12_4が設けられており、各バルブ12_1〜12_4は、それぞれバルブ開閉部13_1〜13_4を介して制御盤80に接続されている。
また、図1の回収配管30には、図3に示したような清掃ブラシ挿入口20_1〜20_8は設けられていない。これは、本発明によりブラシによる清掃が不要になるためである。
【0034】
さらに、図1の廃液溶剤回収方法のための装置には、中継タンク50に接続される部分の回収配管30内の廃液溶剤の流量を測定する流量計14及び回収配管30の管内圧力を測定する圧力計15が設けられている。この流量計14及び圧力計15は市販されているような一般的な流量計及び圧力計であればよい。
【0035】
また、図1における制御盤80は、廃液溶剤の流量測定値を流量計14から入力すると共に、バルブ71_1及び71_2の開閉だけでなく、バルブ12_1〜12_4の開閉及びポンプ60の作動の制御も行うものである。
通常時の廃液溶剤回収及び循環
通常の廃液溶剤回収及び循環は、制御盤80によってバルブ12_1〜12_4が開かれた状態で行えばよく、図3に示した従来例と同様な動作を呈する。
【0036】
すなわち、各回収ホッパー10_1〜10_4から回収された廃液溶剤は、バルブ12_1〜12_4が開かれた状態の枝管11_1〜11_4を介して回収配管30を通って、フィルタ40によってヘドロ状の塗料が除去された後、中継タンク50に廃液溶剤100として貯留される。
【0037】
中継タンク50に貯留された廃液溶剤100を循環する際には、制御盤80がバルブ71_1を閉めると共にバルブ71_2を開けるように制御し、中継タンク50に貯留された廃液溶剤100がポンプ60によって循環用配管70に吐出され、廃液溶剤の循環方向を示す矢印の如く循環用配管70及び回収配管30を通って再び中継タンク50に戻るという循環を繰り返す。
【0038】
定期的な加圧清掃(全自動式加圧清掃)
上記の通常の廃液溶剤回収及び循環を行う過程で、回収配管30の管壁に徐々に付着する混入塗料による詰まりを予防するため、例えば1日1回、塗装作業終了時において、制御盤80がスケジュールタイマ機能により所定時間だけバルブ12_1〜12_4を閉じるようにする。
【0039】
これにより、中継タンク50の廃液溶剤100を、通常通り循環用配管70を介して回収配管30に循環させるが、各枝管11_1〜11_4への逃げ道がバルブ12_1〜12_4によって塞がれているため、回収配管30の管内圧力が自然に増大し、加圧清掃が行われる。
【0040】
このとき、例えば、回収配管30に詰まりが生じかけていても、詰まりの原因となる堆積したヘドロ状の塗料は湿潤状態で柔らかいものであるため、加圧清掃により押し流され、中継タンク50のフィルタ40によって除去される。
なお、フィルタ40によって一時的に除去されたヘドロ状の塗料は、廃液溶剤100が循環する過程で徐々に廃液溶剤100に再溶解/再分散されることになる。
【0041】
このように回収配管30の加圧清掃を制御盤80によるバルブ12_1〜12_4の制御のみによって容易に実施することができる。この場合、ブラシによる清掃ではないため、人件費等のコストを削減することが可能となる。
なお、上記の定期的な加圧清掃の際、ポンプ60の作動は通常時と同様に定圧・定量の作動であればよい。これは、例えば1日1回の加圧清掃を行っていれば、通常は1日に堆積するヘドロ状の塗料は少量、すなわち、1日で回収配管30に生じる詰まりは軽度であると想定されるためである。
【0042】
しかしながら、例えば、塗料の色替え回数の増大や固まりやすい塗料の使用により、1日で回収配管30に生じる詰まりが急激に増える場合があり得る。
この場合、回収配管30の管内圧力が十分でなくヘドロが押し出しきれないことが考えられるが、制御盤80がポンプ60の吐出量や吐出圧力を制御できる構成にすることで対処可能である。すなわち、制御盤80は、スケジュールタイマにより、バルブ12_1〜12_4の開閉とポンプ60の作動制御を連動させればよく、また、ポンプ60としては、例えばプランジャーポンプのように吐出圧力や流量を変えられる形式のポンプを用いればよい。
【0043】
詰まりの危険性の検出による加圧清掃(全自動式加圧清掃)
上記の定期的な加圧清掃を行っていても不十分である場合には、流量計14によって、回収配管30内の廃液溶剤の流量を測定し、制御盤80でこの流量を監視し、所定値以下になった場合に、バルブ12_1〜12_4を閉め加圧清掃を行うよう制御すればよい。
【0044】
図2は、流量計14を用いて廃液溶剤の流量を測定する場合の、回収配管30内の様子を説明するためのものであり、図1から回収ホッパー10_1及び10_2、枝管11_1及び11_2、バルブ12_1及び12_2、回収配管30、流量計14、フィルタ40、及び中継タンク50のみを抜粋し、拡大して示したものである。
【0045】
図示の如く、回収配管30内にヘドロ状の塗料31が付着すると、循環している廃液溶剤100の流れが塞き止められるため、流量計14によって測定される流量が減少する。この流量が所定値を下回った場合に、制御盤80が各バルブ12_1〜12_4を閉じる。
【0046】
これにより、回収配管30の管内圧力が増大し、図示の如くヘドロ状の塗料31がフィルタ40の側に押し出されることになる。回収配管30内の廃液溶剤100の流れが塞き止められなくなるため、流量計14によって測定される流量は回復し、この流量が所定値を上回った時点で、制御盤80は各バルブ12_1〜12_4を開くため、加圧清掃が終了する。
【0047】
このように、上記の定期的な加圧清掃とは別に、回収配管30内の廃液溶剤100の流量に基づく詰まりの危険性の検出を行って加圧清掃を適時行えるようにすれば、より一層効果的に回収配管30の詰まりを予防することが可能になる。
この場合においても、上記の定期的な加圧清掃の場合と同様に、制御盤80がポンプ60の吐出量や吐出圧力を制御できる構成にすることも可能であり、バルブ12_1〜12_4の開閉とポンプ60の作動制御を連動させても良い。
【0048】
また、上記の定期的な加圧清掃及び詰まりの危険性を検知して行う加圧清掃のいずれの場合においても、加圧清掃開始後、圧力計15によって測定される回収配管30の管内圧力が所定値以下になった時点で制御盤80が各バルブ12_1〜12_4を開いて加圧清掃を終了させても良い。
【0049】
半自動式加圧清掃
上記の定期的な加圧清掃や詰まりの危険性を検知して行う加圧清掃は、制御盤80による言わば全自動式加圧清掃であるが、これに対し、加圧清掃を手動で開始する半自動の加圧清掃を行うことも可能である。
【0050】
この場合、廃液溶剤回収装置の構成は図1と同様であればよく、バルブ12_1〜12_4を、例えば押し釦の操作によって所望の時に閉じることによって加圧清掃を開始し、上記の全自動式の場合と同様に、制御盤80が、所定時間経過後、流量計14によって測定される流量が所定値を上回った時点、又は圧力計15によって測定される管内圧力が所定値以下になった時点でバルブ12_1〜12_4を開けることにより加圧清掃が終了する。
【0051】
手動式加圧清掃
図1におけるバルブ12_1〜12_4の開閉を制御盤80によってではなく、全て手動で行うことも可能である。
この場合は、所望の時に手動でバルブ12_1〜12_4を閉じて加圧清掃を開始し、所望の時にバルブ12_1〜12_4を開けて加圧清掃を終了する。
【0052】
加圧清掃開始時に、ポンプ60が停止している場合には、例えば押し釦により手動でポンプ60を開始するようにしてもよい。
なお、手動でバルブ12_1〜12_4を開閉する場合、同図のバルブ開閉部13_1〜13_4は不要となり、各バルブ開閉部13_1〜13_4と制御盤80とを接続するように点線で示した信号線も不要である。
【0053】
しかしながら、制御盤80でバルブ12_1〜12_4の開閉状態を確認する必要がある場合には、同図のバルブ開閉部13_1〜13_4をバルブ開閉センサー13_1〜13_4と見做せばよい。
なお、上記の全自動式、半自動式、及び手動式のいずれの場合においても、加圧清掃を行うためにバルブ12_1〜12_4を閉じる際には、回収ホッパー10_1〜10_4への廃液溶剤の流入を防ぐため、塗装工程を停止する必要があることは言うまでも無い。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る廃液溶剤回収方法によれば、回収配管の加圧清掃が容易に行えるため、従来のようにブラシによる清掃を行う必要が無く、回収配管の詰まりを簡単且つ低コストで予防することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る廃液溶剤回収方法のための装置の実施例を示したブロック図である。
【図2】 図1に示した本発明に係る廃液溶剤回収方法のための装置の一部を抜粋し拡大して示したブロック図である。
【図3】 従来の廃液溶剤回収方法のための装置の構成例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 自動ボディー車吹付ブース
10_1〜10_4 回収ホッパー
11_1〜11_4 枝管
12_1〜12_4, 71_1, 71_2 バルブ
13_1〜13_4, 72_1, 72_2 バルブ開閉部(或いはバルブ開閉センサー)
14 流量計
15 圧力計
20_1〜20_8 清掃ブラシ挿入口
30 回収配管
40 フィルタ
50 中継タンク
60 ポンプ
70 循環用配管
80 制御盤
90 回収ドラム
100 廃液溶剤
図中、同一符号は同一または相当部分を示す[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a waste liquid solvent recovery method , and more particularly to a method of recovering a waste liquid solvent discharged from a coating machine or a coating line.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, VOC (volatile organic chemicals) discharged into the atmosphere from the painting process in automobile painting plants, etc., form photochemical oxidants in combination with nitrogen oxides and ultraviolet rays, so it is necessary to reduce VOC emissions. It has been.
[0003]
For the purpose of reducing the VOC, a waste liquid solvent recovery method for recovering a waste liquid solvent such as a thinner for washing paint in a hose of an automatic coating machine or a spray gun is known.
The configuration and operation of such a conventional waste solvent recovery method will be described below with reference to FIG.
[0004]
In the illustrated automobile
[0005]
The recovery pipe 30 is provided with a large number of cleaning brush insertion ports 20_1 to 20_8, and one end of the recovery pipe 30 is connected to a
In addition, a filter 40 for removing sludge paint and the like from the waste liquid solvent recovered by the recovery pipe 30 is provided above the
[0006]
The piping from the pump 60 branches to valves 71_1 and 71_2 as shown in the figure, the piping on the valve 71_1 side is connected to the recovery drum 90, and the piping on the valve 71_2 side is connected to the recovery piping 30 as a circulation piping 70. Yes.
The valves 71_1 and 71_2 are connected to the control panel 80 via valve opening / closing sections 72_1 and 72_2, respectively.
[0007]
In operation, the waste solvent recovered from each of the recovery hoppers 10_1 to 10_4 passes through the recovery pipe 30 through the branch pipes 11_1 to 11_4, and after the sludge-like paint is removed by the filter 40, the waste liquid solvent is discharged to the
When the
[0008]
In this way, clogging in the recovery pipe 30 is prevented by circulating the
Further, when the
[0009]
In addition to the waste liquid solvent recovery device with the configuration shown in the figure, waste liquid solvent recovery equipped with a plurality of relay tanks that store waste liquid solvent at various locations and a recovery tank that collects the waste liquid solvent stored in these relay tanks at once. There is also an apparatus (for example, see Patent Document 1).
In this case, before the waste liquid solvent in the relay tank is collected in the collection tank, the waste liquid solvent in the collection tank is made to flow back to each relay tank, and the paint dirt adhering in the drain pipe of the relay tank is washed with the back-flowed waste liquid solvent. In addition to the removal, the amount of waste solvent in each relay tank is increased to dissolve and remove paint stains adhering to the inner surface of each relay tank.
[0010]
[Patent Document 1]
JP 2000-288439 A (summary, FIG. 1)
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional waste liquid solvent recovery method shown in FIG. 3 described above has only one relay tank as compared with the waste liquid solvent recovery method disclosed in
[0012]
However, even if the waste liquid solvent is circulated as described above, since the paint in the hose of the automatic coating machine or spray gun is mixed into the recovered waste liquid solvent, the mixed paint gradually becomes the wall of the recovery pipe 30. May become sludge and clog the recovery pipe 30.
[0013]
As a method for cleaning the clogged mixed paint, there is a method in which a cleaning brush is inserted through the cleaning brush insertion ports 20_1 to 20_8 and pushed out. The clogging of the recovery pipe 30 has the following problems.
(1) When the recovery pipe 30 is clogged, it becomes impossible to circulate the waste liquid solvent, and if the backflow / overflow to the recovery hoppers 10_1 to 10_4 installed in each process occurs, the recovery rate of the waste liquid solvent will decrease and VOC Increases emissions.
[0014]
(2) Since recovery with a brush is indispensable to recover from clogging of the recovery pipe 30, it takes time and labor.
(3) Periodic cleaning may be performed to prevent clogging of the recovery pipe 30, but since cleaning with a brush is essential, a large cleaning cost is required.
[0015]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a waste liquid solvent recovery method that can easily and inexpensively prevent clogging of a recovery pipe caused by a waste liquid solvent discharged from a coating machine or a coating line.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a waste liquid solvent recovery method according to the present invention includes a recovery pipe for recovering a waste liquid solvent discharged from a coating machine or a coating line through a branch pipe having a valve that is closed when desired. A relay tank for storing the waste liquid solvent recovered by the recovery pipe, a circulation pipe for circulating the waste liquid solvent from the relay tank to the recovery pipe, and the waste liquid solvent stored in the relay tank for the circulation A pump capable of controlling at least one of flow rate and pressure for discharging to the piping, a control panel for controlling opening and closing of the valve and at least one of flow rate and pressure of the pump, and In the waste solvent recovery device equipped with a pressure gauge that detects the pressure in the pipe,
After the valve is closed by the control panel using a schedule timer function, the waste liquid solvent stored in the relay tank is circulated through the circulation pipe to the recovery pipe for a predetermined time by the pump, and then the When the internal pressure detected by the pressure gauge exceeds a predetermined value, at least one of the flow rate and pressure of the pump is controlled by the control panel .
[0017]
That is, the recovery pipe is provided with a branch pipe having a valve that is closed when desired. When the valve is opened, the waste solvent discharged from the coating machine or the painting line is passed through the branch pipe as in the conventional case. Then, it is recovered by the recovery pipe, stored in the relay tank, and discharged from the relay tank to the circulation pipe by the pump and circulated through the recovery pipe.
[0018]
On the other hand, when the valve is closed, unlike the conventional case, the waste solvent discharged from the relay tank by the pump and circulated through the circulation pipe to the recovery pipe may overflow from the branch pipe to the outside. Therefore, the pressure inside the recovery pipe increases, and the recovery pipe can be pressurized and cleaned.
[0019]
As described above, since the pressure recovery of the recovery pipe can be easily performed by simply closing the valve, it is not necessary to perform cleaning with a brush as in the prior art, and clogging of the recovery pipe can be prevented easily and at low cost.
Additional valves, motorized, pneumatic, may be a fully automatic valve hydraulic etc., Ru further comprising a control panel for opening and closing control of the valve by using the schedule timer function.
[0020]
In other words, the control panel uses the schedule timer function to perform opening / closing control of the valve so that the valve is opened after a predetermined time has elapsed after the fully automatic valve is periodically closed, for example, once a day.
In this way, clogging of the recovery pipe can be easily prevented by periodic pressure cleaning.
[0021]
The above control board is row Umono at least one of the control of the flow rate and pressure of the pump in conjunction with the opening and closing control of the valve by using the schedule timer function.
That is, instead of keeping the flow rate of the pump constant at all times, the control panel uses the schedule timer function in conjunction with the valve opening / closing control to increase the discharge amount and the discharge pressure, for example. Control flow only, pressure only, or both flow and pressure.
[0022]
Thereby, it becomes possible to implement more powerful pressure cleaning.
In the present invention, the valve is a fully automatic valve, and a flow meter is provided for detecting the flow rate of the waste solvent flowing into the relay tank from the recovery pipe, and the waste solvent detected by the flow meter is provided. the control panel closing control of the valve can row Ukoto based on a comparison result between a flow rate and a predetermined threshold value for the valve opening and closing.
[0023]
That is, when the flow rate of the waste liquid solvent flowing into the relay tank from the recovery pipe detected by the flow meter is extremely small, there is a high possibility that the inside of the recovery pipe is clogged. Based on the comparison result between the flow rate of the waste solvent detected by the meter and a predetermined threshold value for opening and closing the valve, for example, after the automatic valve is closed when the predetermined threshold value or less is reached, Open / close control of the valve that opens when
[0024]
This makes it possible to perform pressure cleaning before a sudden clogging of the recovery pipe that cannot be prevented by regular pressure cleaning before it is completely blocked.
Further, the valve is a fully automatic valve, and after the control panel automatically closes the valve based on a predetermined condition, the pipe pressure detected by the pressure gauge becomes a predetermined value or less. Sometimes, the valve may be controlled to open.
[0025]
That is, the control panel automatically closes the valve based on a predetermined condition to start pressure cleaning in the recovery pipe, and then the internal pressure of the recovery pipe detected by the pressure gauge falls below a predetermined value. When this happens, the valve is controlled to open in order to finish the pressure cleaning.
[0026]
If the recovery pipe is clogged, the pressure inside the pipe will rise during pressure cleaning with the valve closed, and the pressure inside the pipe will drop when the clogging is eliminated. It becomes possible.
The above control board is row Umono at least one of the control of the flow rate and pressure of the pump in conjunction with the opening and closing control of the valve.
[0027]
That is, instead of keeping the flow rate of the pump constant at all times, the control panel interlocks with the opening / closing control of the valve, for example, only the flow rate of the pump, only the pressure, or Control both flow and pressure.
This makes it possible to perform more powerful pressure cleaning even for a sudden clogging of the recovery pipe that cannot be prevented by regular pressure cleaning.
[0028]
Further, the above-described valve is a semi-automatic valve such as an electric type, pneumatic type, hydraulic type, etc. that can be manually operated, and the control panel automatically opens the valve that is manually closed based on a predetermined condition. You may control to .
That is, when the semi-automatic valve is closed, it is manually operated, for example, by a push button, and the control panel automatically sets the valve thus manually closed based on a predetermined condition (for example, after a predetermined time elapses). Control to open.
[0029]
In this case, it may be the predetermined condition that the pressure in the tube detected by the pressure gauge falls below a predetermined value.
Further, the above-described valve opening and closing may be performed manually.
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
The apparatus for the waste liquid solvent recovery method shown in the figure is similar to the apparatus configuration for the conventional waste liquid solvent recovery method shown in FIG. The recovery hoppers 10_1 to 10_4 for recovering the waste liquid solvent are installed for each of the processes, and the recovery hoppers 10_1 to 10_4 are connected to the recovery pipe 30 via the branch pipes 11_1 to 11_4, respectively.
[0031]
Further, one end of the recovery pipe 30 is connected to a
[0032]
The piping from the pump 60 branches to valves 71_1 and 71_2 as shown in the figure, the piping on the valve 71_1 side is connected to the recovery drum 90, and the piping on the valve 71_2 side is connected to the recovery piping 30 as a circulation piping 70. Yes.
The valves 71_1 and 71_2 are connected to the control panel 80 via valve opening / closing sections 72_1 and 72_2, respectively.
[0033]
However, in FIG. 1, unlike FIG. 3, the branch pipes 11_1 to 11_4 are provided with valves 12_1 to 12_4, respectively, and the valves 12_1 to 12_4 are respectively connected to the control panel 80 via the valve opening / closing sections 13_1 to 13_4. It is connected to the.
Further, the recovery pipe 30 of FIG. 1 is not provided with the cleaning brush insertion ports 20_1 to 20_8 as shown in FIG. This is because cleaning with a brush is not necessary according to the present invention.
[0034]
Further, in the apparatus for the waste liquid solvent recovery method of FIG. 1, the flow meter 14 for measuring the flow rate of the waste liquid solvent in the recovery pipe 30 connected to the
[0035]
In addition, the control panel 80 in FIG. 1 inputs the measured flow rate of the waste liquid solvent from the flow meter 14, and controls not only the opening and closing of the valves 71_1 and 71_2 but also the opening and closing of the valves 12_1 to 12_4 and the operation of the pump 60. Is.
Normal waste liquid solvent recovery and circulation Normal waste liquid solvent recovery and circulation may be performed with the valves 12_1 to 12_4 opened by the control panel 80, and the same operation as the conventional example shown in FIG. Presents.
[0036]
That is, the waste solvent recovered from each of the recovery hoppers 10_1 to 10_4 passes through the recovery pipe 30 through the branch pipes 11_1 to 11_4 with the valves 12_1 to 12_4 opened, and the sludge-like paint is removed by the filter 40. After that, the
[0037]
When the
[0038]
Regular pressure cleaning (fully automatic pressure cleaning)
In order to prevent clogging with mixed paint that gradually adheres to the pipe wall of the recovery pipe 30 during the above normal waste liquid solvent recovery and circulation process, for example, once a day, at the end of the painting operation, the control panel 80 The valves 12_1 to 12_4 are closed for a predetermined time by the schedule timer function.
[0039]
As a result, the
[0040]
At this time, for example, even if the recovery pipe 30 is clogged, the accumulated sludge-like paint that causes clogging is wet and soft, so it is washed away by pressure cleaning, and the filter of the
The sludge-like paint temporarily removed by the filter 40 is gradually redissolved / redispersed in the
[0041]
Thus, the pressure cleaning of the recovery pipe 30 can be easily performed only by controlling the valves 12_1 to 12_4 by the control panel 80. In this case, since it is not cleaning with a brush, it becomes possible to reduce costs, such as personnel expenses.
In addition, during the above-described regular pressure cleaning, the operation of the pump 60 may be a constant pressure / quantitative operation as in the normal operation. This is because, for example, if pressurized cleaning is performed once a day, the amount of sludge paint that normally accumulates in a day is small, that is, clogging that occurs in the collection pipe 30 in one day is assumed to be mild. Because.
[0042]
However, for example, due to an increase in the number of times the color of the paint is changed or the use of a paint that tends to harden, clogging that occurs in the collection pipe 30 may increase rapidly in one day.
In this case, it is conceivable that the internal pressure of the recovery pipe 30 is not sufficient and sludge cannot be pushed out, but this can be dealt with by adopting a configuration in which the control panel 80 can control the discharge amount and discharge pressure of the pump 60. In other words, the control panel 80 only needs to synchronize the opening / closing of the valves 12_1 to 12_4 and the operation control of the pump 60 by a schedule timer, and the pump 60 can change the discharge pressure and flow rate like a plunger pump, for example. Any type of pump may be used.
[0043]
Pressure cleaning by detecting the risk of clogging (fully automatic pressure cleaning)
If the above-described regular pressure cleaning is not sufficient, the flow meter 14 measures the flow rate of the waste liquid solvent in the recovery pipe 30 and monitors this flow rate with the control panel 80, Control may be performed to close the valves 12_1 to 12_4 and perform pressure cleaning when the value becomes lower than the value.
[0044]
FIG. 2 is a diagram for explaining the state in the recovery pipe 30 when the flow rate of the waste liquid solvent is measured using the flow meter 14. From FIG. 1, the recovery hoppers 10_1 and 10_2, the branch pipes 11_1 and 11_2, Only the valves 12_1 and 12_2, the recovery pipe 30, the flow meter 14, the filter 40, and the
[0045]
As shown in the figure, when the sludge-like paint 31 adheres to the recovery pipe 30, the flow of the circulated
[0046]
As a result, the internal pressure of the recovery pipe 30 increases, and the sludge-like paint 31 is pushed out toward the filter 40 as shown in the figure. Since the flow of the
[0047]
In this way, in addition to the above-described regular pressure cleaning, if the risk of clogging is detected based on the flow rate of the
In this case as well, as in the case of the above-described periodic pressure cleaning, the control panel 80 can be configured to control the discharge amount and discharge pressure of the pump 60, and the valves 12_1 to 12_4 can be opened and closed. The operation control of the pump 60 may be linked.
[0048]
Further, in any of the above-described periodic pressure cleaning and pressure cleaning performed by detecting the risk of clogging, the pressure in the recovery pipe 30 measured by the pressure gauge 15 after the start of pressure cleaning is The control panel 80 may open the valves 12_1 to 12_4 to end the pressure cleaning when the temperature becomes equal to or less than a predetermined value.
[0049]
Semi-automatic pressure cleaning <br/> The above-mentioned periodic pressure cleaning and pressure cleaning performed by detecting the risk of clogging are so-called fully automatic pressure cleaning by the control panel 80. It is also possible to perform semi-automatic pressure cleaning that manually starts pressure cleaning.
[0050]
In this case, the configuration of the waste liquid solvent recovery device may be the same as that in FIG. 1, and the pressure cleaning is started by closing the valves 12_1 to 12_4 when desired, for example, by operating a push button. As in the case, when the control panel 80 has passed the predetermined time and the flow rate measured by the flow meter 14 exceeds a predetermined value, or when the pipe pressure measured by the pressure gauge 15 becomes a predetermined value or less. The pressure cleaning is completed by opening the valves 12_1 to 12_4.
[0051]
Manual pressure cleaning It is possible to manually open and close the valves 12_1 to 12_4 in FIG. 1 instead of using the control panel 80.
In this case, the valves 12_1 to 12_4 are manually closed at a desired time to start pressure cleaning, and the valves 12_1 to 12_4 are opened at a desired time to finish the pressure cleaning.
[0052]
If the pump 60 is stopped at the start of pressure cleaning, the pump 60 may be started manually by a push button, for example.
In addition, when manually opening and closing the valves 12_1 to 12_4, the valve opening and closing parts 13_1 to 13_4 in the same figure are unnecessary, and signal lines indicated by dotted lines to connect the valve opening and closing parts 13_1 to 13_4 and the control panel 80 are also included. It is unnecessary.
[0053]
However, when it is necessary to confirm the open / closed state of the valves 12_1 to 12_4 on the control panel 80, the valve open / close sections 13_1 to 13_4 in the same figure may be regarded as the valve open / close sensors 13_1 to 13_4.
In any of the above-described fully automatic, semi-automatic, and manual types, when the valves 12_1 to 12_4 are closed to perform pressure cleaning, the waste liquid solvent is allowed to flow into the recovery hoppers 10_1 to 10_4. Needless to say, the painting process needs to be stopped to prevent this.
[0054]
【The invention's effect】
As described above, according to the waste solvent recovery method according to the present invention, since the pressurized cleaning recovered piping can be easily, as in the prior art without the need for cleaning by brush, easy clogging of recovery pipe And it can prevent at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of an apparatus for a waste liquid solvent recovery method according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a part of the apparatus for the waste liquid solvent recovery method according to the present invention shown in FIG.
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration example of an apparatus for a conventional waste liquid solvent recovery method .
[Explanation of symbols]
1 Auto body car spray booth 10_1 to 10_4 Recovery hopper 11_1 to 11_4 Branch pipes 12_1 to 12_4, 71_1, 71_2 Valves 13_1 to 13_4, 72_1, 72_2 Valve opening / closing part (or valve opening / closing sensor)
14 Flow meter 15 Pressure gauge 20_1 to 20_8 Cleaning brush insertion port 30 Recovery pipe 40
Claims (6)
スケジュールタイマ機能を用いて該バルブを該制御盤によって閉じた後、該中継タンクに貯留された該廃液溶剤を該ポンプによって該循環用配管を介して該回収配管に所定時間循環させ、その後に該圧力計によって検出された該管内圧力が所定値を上回っているときに、該制御盤によって該ポンプの流量及び圧力の少なくともいずれか一方の制御を行うことを特徴とする廃液溶剤回収方法。A recovery pipe for recovering the waste liquid solvent discharged from the coating machine or the coating line through a branch pipe having a valve that is closed at a desired time; a relay tank for storing the waste liquid solvent recovered by the recovery pipe; A circulation pipe for circulating the waste liquid solvent from the relay tank to the recovery pipe, and at least one of flow rate and pressure can be controlled to discharge the waste liquid solvent stored in the relay tank to the circulation pipe. In a waste liquid solvent recovery apparatus comprising a pump, a control panel for controlling at least one of flow rate and pressure of the pump and control of opening and closing of the valve , and a pressure gauge for detecting the pressure in the pipe of the recovery pipe,
After the valve is closed by the control panel using a schedule timer function, the waste liquid solvent stored in the relay tank is circulated through the circulation pipe to the recovery pipe for a predetermined time by the pump, and then the A waste liquid solvent recovery method comprising controlling at least one of a flow rate and a pressure of the pump by the control panel when the pressure in the pipe detected by a pressure gauge exceeds a predetermined value .
該流量計によって検出された該廃液溶剤の流量が該バルブ開閉用の所定の閾値以下になったときに、該バルブを該制御盤によって閉じて、該中継タンクに貯留された該廃液溶剤を該ポンプによって該循環用配管を介して該回収配管に循環させ、その後に該流量計によって検出された該廃液溶剤の流量がその後も該バルブ開閉用の所定の閾値以下の場合には、該制御盤によって該ポンプの流量及び圧力の少なくともいずれか一方の制御を行うことを特徴とする廃液溶剤回収方法。 A recovery pipe for recovering the waste liquid solvent discharged from the coating machine or the coating line through a branch pipe having a valve that is closed at a desired time; a relay tank for storing the waste liquid solvent recovered by the recovery pipe; A circulation pipe for circulating the waste liquid solvent from the relay tank to the recovery pipe, and at least one of flow rate and pressure can be controlled to discharge the waste liquid solvent stored in the relay tank to the circulation pipe. A pump, a control panel for controlling the opening and closing of the valve and at least one of the flow rate and pressure of the pump, a pressure gauge for detecting the internal pressure of the recovery pipe, and flowing into the relay tank from the recovery pipe In a waste liquid solvent recovery device comprising a flow meter for detecting the flow rate of the waste liquid solvent,
When the flow rate of the waste liquid solvent detected by the flow meter falls below a predetermined threshold value for opening and closing the valve, the valve is closed by the control panel, and the waste liquid solvent stored in the relay tank is removed from the relay tank. When the flow rate of the waste liquid solvent detected by the flowmeter is circulated below the predetermined threshold value for opening and closing the valve, the control panel is circulated through the circulation pipe by the pump. A method for recovering a waste liquid solvent , comprising controlling at least one of a flow rate and a pressure of the pump .
該バルブが全自動式バルブであり、該制御盤が所定の条件に基づいて該バルブを自動的に閉じた後、該圧力計によって検出された該管内圧力が所定値以下になったときに該バルブを開くように制御することを特徴とする廃液溶剤回収方法。In claim 1 or 2,
The valve is a fully automatic valve, and the control panel automatically closes the valve based on a predetermined condition, and then the pipe pressure detected by the pressure gauge falls below a predetermined value. A method for recovering a waste liquid solvent, wherein the valve is controlled to open .
該バルブが半自動式バルブであり、該制御盤が手動で閉じられた該バルブを所定の条件に基づいて自動的に開くように制御することを特徴とする廃液溶剤回収方法。In claim 1 or 2 ,
A method for recovering a waste liquid solvent, wherein the valve is a semi- automatic valve, and the control panel is controlled so as to automatically open the valve that is manually closed based on a predetermined condition .
該圧力計によって検出された該管内圧力が所定値以下になることを該所定の条件としたことを特徴とする廃液溶剤回収方法。In claim 4 ,
A waste liquid solvent recovery method characterized in that the predetermined condition is that the pressure in the pipe detected by the pressure gauge becomes a predetermined value or less .
該バルブが開閉を全て手動で行う手動式のものであることを特徴とする廃液溶剤回収方法。In claim 1 or 2 ,
A method for recovering a waste liquid solvent, wherein the valve is manually operated to be opened and closed manually .
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