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本発明は、本発明は、航空機に搭載して使用される航法支援装置と、この航法支援装置を搭載する航空機、およびこの航空機の運航に際して利用される航法支援方法に関する。
今日では地球環境保全への関心が高まっており、航空輸送においても環境との調和が大きな課題となってきている。ICAO(International Civil Aviation Organization)などの国際機関からも環境面への配慮が要請され、航空機の運用者は環境への意識をますます高めることが求められている。
航空機が環境に及ぼす影響には、主として騒音とエミッション(排出ガス)とが有る。近年の動向ではエミッションへの規制が強化されつつあり、将来的には規制の範囲が拡大されようとしている。例えば現時点では、空港周辺におけるNOxの排出量の制限がある。これをさらに推し進め、離陸から着陸までのエミッションの総排出量の規制、およびCO2を規制品目に含めることなどが計画されている。
ところで、現状の航空輸送は、環境基準を満足するエンジンを使用し、推奨される飛行形態を守ること(巡航時に急激なスロットル操作を行なわないなど)により、いわば間接的にエミッション量を把握するものとなっている。すなわち現時点では、エミッション量を管理するのに希望的観測に頼っていると言わざるを得ない面が有る。
今後、新CNS/ATM(Communication Navigation Surveillance / Air-traffic Management)が整備され、フリーフライトの導入が本格化するにつれ、航空機の飛行方法(経路、速度など)の自由度が高まる。よって、従来の、想像に頼ったエミッション量の管理手法ではフレキシブルな運用への対応が困難になることが予想される。
なお、本発明に関連する技術が開示された文献として、下記の特許文献1および非特許文献1がある。特許文献1には、エンジン推力定格を航空機のアビオニクスシステムに自動的に与えられるようにし、推力定格データの変更を単純化できるようにした装置および方法が記述されている。
非特許文献1には、航空機から排出されるエミッションに係わる評価の仕方、NOxの発生原理および低減の手法などが記述されている。
特開平10−059296号公報(段落番号[0011]など) 日本航空宇宙学会誌 VOL.48 NO.552 2000.1, p.25〜p.30 中村 良也 著(p.25〜p.26、p.28〜p.30など)
このように従来の航空輸送においては、エミッション量を定量的に把握することが困難である。また、環境保全に対する要求の高まりから、エミッション量をより正確かつ厳密に管理できるようにすることが求められてきている。
本発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、エミッション量を定量的に把握できるようにし、これにより航空機の運航に際して環境への負荷を確実に軽減し得る航法支援装置、この航法支援装置を搭載する航空機、および航法支援方法を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一態様によれば、エンジンにより燃料を燃焼してエミッションを排出しつつ飛行する航空機に搭載して使用される航法支援装置において、前記航空機の予定飛行経路における前記燃料の量と、前記エンジンの状態を示すエンジンデータとを、前記航空機のフライトプランに基づき予測する予測手段(例えば飛行管理計算部4)と、この予測手段で予測される前記燃料の量とエンジンデータとから、前記予定飛行経路における前記エミッション量を推定する推定手段(例えばエミッションレベル推定部54)と、エミッション規制値を空域ごとに対応付けてデータベース化したエミッション規制データベースを記憶する記憶手段と、前記航空機の予定飛行経路におけるエミッション規制値を前記エミッション規制データベースから取得する取得手段と、前記推定手段で推定されるエミッション量と、前記取得手段で取得されるエミッション規制値とを比較する比較手段と、この比較手段による比較の結果を通知する通知手段とを具備することを特徴とする航法支援装置が提供される。
このような手段を講じることにより、航空機の予定飛行経路における燃料の量と、エンジンの状態を示すエンジンデータとが、航空機のフライトプランに基づき予測手段により予測され、予測される燃料の量とエンジンデータとから、予定飛行経路におけるエミッション量が算出手段により算出される。また、航空機の予定飛行経路に応じたエミッション規制値が取得され、この規制値とエミッション量とが比較される。そしてその結果が通知手段により例えば航空機のパイロットに通知される。
従って航空機の予定飛行経路におけるエミッション量が予測され、パイロットに通知される。つまりNOxやCO2などの排出量をフライトプランから予め算出することができる。これによりパイロットはエミッションの規制値を満足する飛行経路を設定することができ、環境に配慮した航空機輸送を実現することが可能になる。また、飛行行程におけるエミッションに関する環境アセスメントを支援することが可能になる。
この発明によれば、エミッション量を定量的に把握できるようになり、これにより航空機の運航に際して環境への負荷を確実に軽減し得る航法支援装置、この航法支援装置を搭載する航空機、および航法支援方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係わる航法支援装置を搭載する航空機10の例を示す図である。この航空機10は、慣性航法装置(INS)、GPS(Global Positioning System)、DME(Distance Measuring Equipment)などの種々の航法センサを搭載する。航空機10は搭載燃料をエンジン20で燃焼し、NOxやCO2などのガスからなるエミッションを排出しつつ飛行する。またエミッションは地上のタクシーバック中などにおいても生じる。要するにエミッションは、エンジンが稼動している限り量の多少によらず発生する。
図2は、航空機10における操縦席の外観の一例を示す図である。操縦席は、種々の情報を視覚的に表示する表示部6、パイロットによる情報入力を受け付ける操作卓、およびFMC(Flight Management Computer)などを備える。FMCは種々の既知の機能を有し、例えば天候、風速、エンジンの性能や燃料の搭載量などから、与えられた条件のもとで最適な飛行プロファイルをリアルタイムに算出することができる。
図3は、本実施形態に係わる航法支援装置の構成を示す機能ブロック図である。この装置は航空機10に搭載して使用され、燃料計測部1と、推力管理計算部2と、航法センサ部3と、飛行管理計算部4と、環境診断部5と、表示部6と、警報部7と、入力部8とを備える。本実施形態では、飛行管理計算部4および環境診断部5をFMCの一部機能として実装する。
燃料計測部1は燃料流量あるいは燃料残量を航空機10の運航に伴って計測する。推力管理計算部2は、エンジン回転数や排気温度など、エンジン20の状態を示すエンジンデータを航空機10の運航に伴って計測し、管理する。航法センサ部3は、例えばINS、GPS、DMEなどを備え、航空機10の位置を計算するための情報を飛行管理計算部4に与える。
飛行管理計算部4は、燃料計測部1、推力管理計算部2、および航法センサ部3から種々の情報を取得し、管理する。飛行管理計算部4は、航法センサ部3から取得した情報をもとに航空機10の現在位置データを算出する。飛行管理計算部4は、燃料流量(または燃料残量)、エンジンデータ、および位置データを環境診断部5に与える。
環境診断部5は、エンジン20から排出されるエミッションによる環境への影響を診断し、表示部6に診断の結果を表示する。また環境診断部5は、診断の結果に応じて必要となる場合に警報部7にアラート(警報)を発生させる。
表示部6は液晶表示器などとして実現され、航空機10のパイロットに種々の情報を視覚的に提供する。警報部7は、必要に応じて警報メッセージを発生させ、パイロットに注意を促す。入力部8は、操作卓やキーボード(図示せず)などを備え、ウェイポイント座標や飛行経路データなどの種々の情報を入力するために使用される。なお表示部6、警報部7、および入力部8をMCDUの一部機能として実装しても良い。
図4は、図3の航法支援装置の構成をより詳しく示す機能ブロック図である。また図4には、図3の航法支援装置における処理の流れが模式的に示される。
同図において環境診断部5は、エミッションレベル算出部51と、エミッションレベル判定部52と、エミッション規制データベース53とを備える。
エミッションレベル算出部51は、飛行管理計算部4から与えられる燃料流量(または燃料残量)、およびエンジンデータからエミッション量を算出する。エミッション規制データベース53は、半導体メモリやハードディスクなどの媒体に保持され、空域ごとのエミッション規制値を、各空域ごとに対応付けたデータベースである。
エミッションレベル判定部52は、航空機10の位置に対応するエミッション規制値をエミッション規制データベース53から取得し、この取得した値と、エミッションレベル算出部51で算出されるエミッション量とを比較する。そして、その結果を表示部6に表示させてパイロットに通知する。その際、エミッションレベルが規制値を超えているか、或いは超えることが予想される場合には警報部7に警報を発生させる。
警報部7は、エミッションレベル判定部52による比較の結果に応じて警報を発生させる。また警報部7は、エミッションレベル算出部51で算出されるエミッション量と、エミッション規制データベース53から取得したエミッション規制値との差に応じて、警報レベルを可変する。
なお、エミッションレベル算出部51、エミッションレベル判定部52は、例えばFMCに備わるCPU(Central Processing Unit)によるソフトウェア処理などとして実現される。
図5は、図4の環境診断部5における処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは航空機10の飛行全般に渡り継続的に実施される。図5において環境診断部5は、飛行管理計算部4が取りまとめたエンジンデータE、位置データP、および燃料流量(あるいは燃料残量)Fを取得する(ステップS1〜ステップS3)。次に環境診断部5は、NOxおよびCO2のエミッション量をEあるいはFの関数として算出する(ステップS4)。
V(NOx) = f(E)
V(CO2) = g(F)
V(NOx)、V(CO2)はそれぞれ算出されるNOx量およびCO2量を示す。Eとしては排気温度、排気圧力、N1エンジン回転数などの項目がある。またFとしては燃料流量あるいは燃料残量などの項目がある。エミッションレベル算出部51は、エミッションを算出すべき複数のガス種別ごとに、対応するエンジンデータEの項目を選択的に取得してエミッション量を算出する。
V(NOx)、V(CO2)が算出されると、環境診断部5は各数値(Status)を表示部6に表示する(ステップS5)。これにより航空機10のパイロットはエンジン20から排出されるエミッション量をリアルタイムで把握することが可能になる。なお時々刻々のエミッション量を積分して総排出量を算出し、これを表示するようにしても良い。
次に環境診断部5は、取得した位置データPに対応するエミッション規制値(LM(NOx)、LM(CO2))をエミッション規制データベース53から取得し(ステップS6)、ステップS4で算出された値と比較して、エミッションレベルが正常値であるか否かを判定する(ステップS7)。ステップS7では、エミッションレベル判定部52が、NOxおよびCO2のエミッションレベル算出量(V(NOx)、V(CO2))およびエミッション規制値(LM(NOx)、LM(CO2))に基づき、以下のようにエミッションレベルを判定する。
V(NOx) > LM(NOx) ならば、NOxレベルが異常と判定
V(CO2) > LM(CO2) ならば、CO2レベルが異常と判定
このステップでいずれかのエミッションレベルが異常であると判定されたならば、環境診断部5は警報部7に警報を発生させる(ステップS8)。
このように本実施形態では、エンジンデータEおよび燃料データFから航空機10が排出するエミッション量を算出し、その値を表示部6にリアルタイムに表示する。また、空域ごとのエミッション規制値を、各空域ごとに対応付けてデータベース化したエミッション規制データベースを予め用意し、GPSなどから求めた航空機10の位置データPに対応するエミッション規制値を取得する。そして、算出されたエミッション量とエミッション規制値とを比較し、その結果に応じて警報を発生させるようにしている。
このようにしたので、航空機10のエミッション量が定量的に算出され、パイロットにその結果をレポートすることができる。これによりパイロットはエミッション量をリアルタイムに把握しつつ飛行することができ、環境に配慮した航空機輸送を実現することが可能になる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態につき説明する。
図6は、図3の航法支援装置の構成を第2の実施形態に則してより詳しく示す機能ブロック図である。なお図6において図3と共通する部分には同一の符号を付し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
図6において、入力部8を介して航空機10のフライトプランが飛行管理計算部4に入力される。飛行管理計算部4は、航空機10の予定飛行経路における燃料データFと、エンジン20の状態を示すエンジンデータEとを、フライトプランに基づいて予定飛行経路上の複数のポイントごとに予測する。各ポイントの位置を(P)、当該ポイントにおけるエンジンデータおよび燃料データをそれぞれ(E)、(F)と表記する。
環境診断部5は、FMCの一部機能としてエミッションレベル推定部54を備える。エミッションレベル推定部54は、飛行管理計算部4で予測された航空機の予測位置(P)、エンジンデータ(E)、および燃料データ(F)から、予定飛行経路におけるエミッション量を推定する。推定されたエミッション量は表示部6に表示される。
図7は、図6の環境診断部5における処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは航空機10の飛行前段階、あるいは飛行中にパイロットの要求に応じて実施される。
図7において、まずフライトプランが入力され、装置に記憶される(ステップS11)。その上でパイロットからの処理指示が与えられると、環境診断部5は、航空機10のフライトプラン上の予定飛行経路における位置データ(P)、エンジンデータ(E)、および燃料データ(F)を予測する(ステップS12〜ステップS14)。次に環境診断部5は、各予想位置(P)におけるNOxおよびCO2のエミッション量の推定値を、第1の実施形態と同様にEあるいはFの関数として算出する(ステップS15)。
これらの推定量が算出されると、環境診断部5は各数値(Status)を表示部6に表示する(ステップS16)。これにより航空機10のパイロットは、エンジン20から排出されるエミッション量の推定値を把握することが可能になる。
次に環境診断部5は、予測した位置データ(P)に対応するエミッション規制値(LM(NOx)、LM(CO2))をエミッション規制データベース53から取得し(ステップS6)、各予測位置(P)ごとに、ステップS15で推定された値と比較して、第1の実施形態と同様の式に基づきエミッションレベルが正常値であるか否かを判定する(ステップS18)。
このステップで正常レベルにあると判定された予測位置(P)は、表示部6の航路帯表示画面において緑色で表示される(ステップS19)。一方ステップS18で異常レベルにあると判定されると、その予測位置(P)につき、エミッション規制値と推定エミッション量との差が、予め定められた閾値を超えているか否かが判定される(ステップS20)。ここで、エミッション規制値と推定エミッション量との差が閾値以下であれば、その予測位置(P)は、表示部6の航路帯表示画面において黄色で表示される(ステップS21)。これに対し閾値以上であれば、予測位置(P)は赤色で表示される(ステップS22)。
このように本実施形態では、航空機10のフライトプランから通過経路に相当する位置データ(P)、およびこれらの位置におけるエンジンデータ(E)および燃料データ(F)を予測する。これらの予測値から各位置における航空機10のエミッション量を推定し、その値を表示部6に表示する。また、空域ごとのエミッション規制値を、各空域ごとに対応付けてデータベース化したエミッション規制データベースを予め用意し、予測位置データ(P)に対応するエミッション規制値を取得する。そして、算出されたエミッション量とエミッション規制値とを比較し、その結果に応じて、航路帯の表示色を緑、黄、赤の三段階にわたり変化させるようにしている。
このようにしたので、特に排出量規制への社会的要求の強いNOxおよびCO2の排出量を予めフライトプランから予測でき、飛行行程におけるエミッションに関する環境アセスメントを支援することができる。また、エミッションの規制値を満足する飛行経路をパイロットが予め設定することが可能となり、パイロットの裁量を最大限に発揮できるようにしつつも環境に配慮したフライトを実施することが可能になる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば第2の実施形態ではフライトプラン上の通過地点ごとにエミッション量の推定値を算出し、規制値との差に応じて表示色を変えるようにした。これをさらに推し進め、エミッション量の推定値が規制値を超えないようにフライトプランを修正し、環境への影響を最低限に抑えることのできる飛行プロファイルをFMCにおいて自動的に算出するようにしても良い。このようにすることで更なる利便性の向上を図れる。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施を行うことができる。
本発明の実施の形態に係わる航法支援装置を搭載する航空機10の例を示す図。 図1の航空機10における操縦席の外観の一例を示す図。 本発明に係わる航法支援装置の実施の形態を示す機能ブロック図。 図3の航法支援装置の構成をより詳しく示す機能ブロック図。 図4の環境診断部5における処理手順を示すフローチャート。 図3の航法支援装置の構成を第2の実施形態に則してより詳しく示す機能ブロック図。 図6の環境診断部5における処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
E…エンジンデータ、P…位置データ、F…燃料流量(燃料残量)、1…燃料計測部、2…推力管理計算部、3…航法センサ部、4…飛行管理計算部、5…環境診断部、6…表示部、7…警報部、8…入力部、10…航空機、20…エンジン、51…エミッションレベル算出部、52…エミッションレベル判定部、53…エミッション規制データベース、54…エミッションレベル推定部

Claims (9)

  1. エンジンにより燃料を燃焼してエミッションを排出しつつ飛行する航空機に搭載して使用される航法支援装置において、
    前記航空機の予定飛行経路における前記燃料の量と、前記エンジンの状態を示すエンジンデータとを、前記航空機のフライトプランに基づき予測する予測手段と、
    この予測手段で予測される前記燃料の量とエンジンデータとから、前記予定飛行経路における前記エミッション量を推定する推定手段と、
    エミッション規制値を空域ごとに対応付けてデータベース化したエミッション規制データベースを記憶する記憶手段と、
    前記航空機の予定飛行経路におけるエミッション規制値を前記エミッション規制データベースから取得する取得手段と、
    前記推定手段で推定されるエミッション量と、前記取得手段で取得されるエミッション規制値とを比較する比較手段と、
    この比較手段による比較の結果を通知する通知手段とを具備することを特徴とする航法支援装置。
  2. 前記通知手段は、前記推定手段で推定されるエミッション量も通知することを特徴とする請求項1に記載の航法支援装置。
  3. 前記通知手段は、前記比較手段による比較の結果を視覚的に表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の航法支援装置。
  4. 前記表示手段は、前記推定手段で推定されるエミッション量と、前記取得手段で取得されるエミッション規制値との差に応じて、前記航空機の予定飛行経路の表示色を可変することを特徴とする請求項3に記載の航法支援装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の航法支援装置を搭載することを特徴とする航空機。
  6. エンジンにより燃料を燃焼してエミッションを排出しつつ飛行する航空機に利用される航法支援方法であって、
    前記航空機の予定飛行経路における前記燃料の量と、前記エンジンの状態を示すエンジンデータとを、前記航空機のフライトプランに基づき予測する予測ステップと、
    この予測ステップで予測される前記燃料の量とエンジンデータとから、前記予定飛行経路における前記エミッション量を推定する推定ステップと、
    前記航空機の予定飛行経路におけるエミッション規制値を、エミッション規制値を空域ごとに対応付けてデータベース化したエミッション規制データベースから取得する取得ステップと、
    前記推定ステップで推定されるエミッション量と前記取得ステップで取得されるエミッション規制値とを比較する比較ステップと、
    この比較ステップによる比較の結果を通知する通知ステップとを具備することを特徴とする航法支援方法。
  7. 前記通知ステップでは、前記推定ステップで推定されるエミッション量も通知することを特徴とする請求項6に記載の航法支援方法。
  8. 前記通知ステップは、前記比較ステップによる比較の結果を視覚的に表示する表示ステップを備えることを特徴とする請求項6に記載の航法支援方法。
  9. 前記表示ステップでは、前記推定ステップで推定されるエミッション量と前記取得ステップで取得されるエミッション規制値との差に応じて、前記航空機の予定飛行経路の表示色を可変することを特徴とする請求項8に記載の航法支援方法。
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