JP4471396B2 - 適応的画質改善装置及びこの方法 - Google Patents

適応的画質改善装置及びこの方法 Download PDF

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Description

本発明は、適応的画質改善装置及びこの方法に関し、特に、画像のコントラストとシャープさとを改善する適応的画質改善装置及びこの方法に関する。
(1)カラー画像におけるコントラストの対比の計算方法
カラー画像におけるコントラストを測るこれまでの技術では、人間が視覚神経によって感じるカラー画像におけるコントラストの距離とは一致しなかった。
(2)類似する配色の検索方法
これまでのコントラストを測定する方法には、人間の視覚特性を考慮した方法がなかったため、カラー画像及び配色から受ける印象を比較することや、似ている印象のカラー画像及び配色を検索することが困難だった。
(3)カラー画質改善方法
画像処理の分野、及び、画像表示を利用した視覚的インタフェース技術の分野では、高精度の画像入力機構と共に、入力された画像を人間の視認性の良い画質に変換する必要性が高まっている。
このための対策として、画像の各画素値に線形変換、指数変換あるいは対数変換のいずれかを施し、画像のある画素値の区間でのコントラストを強調するという手法がある(谷内田(編)「コンピュータビジョン」pp.27−30,丸善,1990年,及び長谷川:「画像工学」pp.152−157,コロナ社,1983年)。
図1は、線形変換による画像のコントラスト強調の手法を説明するための図であり、図2は、指数変換による画像のコントラスト強調の手法を説明するための図であり、図3は、対数変換による画像のコントラスト強調の手法を説明するための図である。
図1、図2及び図3を参照しながら、従来の手法を説明する。
線形変換による画像のコントラスト強調の手法は、図1に見るように、入力画像の画素値vの区間をv<b、b<v<a、a<v等の幾つかに分けて、それぞれの区間で画素値を変換する1次変換式をf(v)=[(A−B)/(a−b)](v−b)+Bのように定義し、この線形変換によって入力画像の画素値vをf(v)に変換する。この際、利用者は強調したい画素値の区間(例えばb<v<a)での1次変換式の傾きを大きく設定することが、行われている。
指数変換による画像のコントラスト強調の手法は、テレビジョン技術の分野ではガンマ補正と呼ばれ、図2に見るように、指数関数に基づいて入力画像の画素値vをg(v)に変換する。この際、コントラストの強調の度合いは、図2の指数関数の各点における曲線の傾きで定まり、画素値vの大きな範囲(図2の例ではb<v<a)でコントラストが強調される。この指数変換の式は入力画像全体に対して同じ形で適用されることが、行われている。
対数変換による画像のコントラスト強調の手法は、図3に見るように、対数関数に基づいて入力画像の画素値vをh(v)に変換する。この際、コントラストの強調の度合いは、図3の対数関数の各点における曲線の傾きで定まり、画素値vの小さな範囲(図3の例ではb<v<a)でコントラストが強調される。この曲線の形状すなわち対数変換の式は入力画像全体に対して同じ形で適用される。
しかしながら、画質改善方法の1つである線形変換による方法では、入力された個々の画像を利用者が観察しながらその画質に応じて、図1に示した折れ線のように、入力画素値に対する出力画素値の写像を一次変換式の組として定義しなければならず、変換式の一般性は得られない。
指数変換による方法では、あらかじめ定義された変換式に従って画素値を変換するが、画素値の大きい値の区間(図2の例ではb<v<a)のコントラストは強調されるが、一方、画素値の小さい値の区間(図2の例ではv<b)のコントラストは劣化する。
同様に、対数変換による方法では、あらかじめ定義された変換式に従って画素値を変換するが、画素値の小さい値の区間(図3の例でb<v<a)のコントラストは強調されるが、一方、画素値の大きい値の区間(図3の例ではa<v)のコントラストは劣化する。
本発明では配色でのコントラストを測定するために、1色毎で測定するのではなく、隣接する色同士、つまり全体像に注目した。この方法は、視覚神経を通って配色に使われる複数の色が同時に入力され、この配色を心理的に色を見たとき、隣接する色同士の色みが互いに抑制の働きをするため、隣接間のコントラストに注目しなければならないと考えたからである。
本発明の目的は、このような問題を解決し、画素値の小さい区間のコントラストと同時に画素値の大きい区間のコントラストを強調することにより画質の改善された画像を得ることにある。
本発明の第1の観点によれば、カラー画像データを入力する入力手段と、前記カラー画像データから近傍画像を抽出する近傍画像抽出手段と、前記近傍画像抽出手段の出力を基に、近傍画像画素値変域を解析する近傍画像画素値変域解析手段と、前記近傍画像画素値変域解析手段の出力を基に、被写体がそのまま再現された画像であるポジティブ画像コントラスト値変量を決定するポジティブ画像コントラスト値変量決定手段と、前記近傍画像画素値変域解析手段の出力を基に、前記被写体の白黒が反転された状態で再現された画像であるネガティブ画像コントラスト値変量を決定するネガティブ画像コントラスト値変量決定手段と、前記ポジティブ画像コントラスト値変量決定手段の出力と、前記ネガティブ画像コントラスト値変量決定手段の出力を基に、コントラスト値を補正するコントラスト値補正手段と、前記コントラスト値補正手段の出力を基に、コントラスト値を正規化するコントラスト値正規化手段と、前記コントラスト値正規化手段の出力を基に、画像画素値を変換する画像画素値変換手段と、を備える適応的画質改善装置であって、近傍画像画素値変域解析手段は、ポジティブ画像については、注目する画素vの明度iと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の平均値iaveとを基に、
を用いて、これらの間のコントラストj0posiを算出し、前記注目する画素vの赤の値rと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の平均値gaveと、赤のレンジの下限値rと、緑のレンジの下限値gと、を基に、
を用いて、赤と緑の色味における第1のコントラストl01posiを算出し、前記注目する画素vの緑の値gと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の平均値raveと、赤のレンジの下限値rと、緑のレンジの下限値gと、を基に、
を用いて、赤と緑の色味における第2のコントラストl02posiを算出し、
前記注目する画素vの青の値bと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の青の平均値baveと、前記注目する画素vの黄の値yと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄の平均値yaveと、黄のレンジの下限値yと、青のレンジの下限値bと、を基に、
を用いて、青と黄の色味におけるコントラストm0posiを算出し、ネガティブ画像については、注目する画素vの明度iと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の平均値iaveと、明度のレンジの上限値iを基に、
を用いて、これらの間のコントラストj0negaを算出し、前記注目する画素vの赤の値rと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の平均値gaveと、赤のレンジの上限値rと、緑のレンジの上限値gと、を基に、
を用いて、赤と緑の色味における第1のコントラストl01negaを算出し、前記注目する画素vの緑の値gと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の平均値raveと、赤のレンジの上限値rと、緑のレンジの上限値gと、を基に、
を用いて、赤と緑の色味における第2のコントラストl02negaを算出し、前記注目する画素vの青の値bと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の平均値baveと、前記注目する画素vの黄の値yと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄の平均値yaveと、黄のレンジの上限値yと、青のレンジの上限値bと、を基に、
を用いて、青と黄の色味におけるコントラストm0negaを算出し、ポジティブ画像コントラスト値変量決定手段は、ポジティブ画像について、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の最小値Iminと、明度の値の下限値Iと、定数namp、noffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量Iposiを算出し、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の最小値Rminと、赤の強度の下限値Rと、定数oamp、ooffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量Rposiを算出し、
前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の最小値Gminと、緑の強度の下限値Gと、定数pamp、poffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量Gposiを算出し、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄+青の最小値YBminと、黄+青の強度の下限値YBと、定数qamp、qoffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量YBposiを算出し、ネガティブ画像コントラスト値変量決定手段は、ネガティブ画像について、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の最大値Imaxと、明度の値の上限値Iと、定数namp、noffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量Inegaを算出し、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の最大値Rmaxと、赤の強度の上限値Rと、定数oamp、ooffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量Rnegaを算出し、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の最大値Gmaxと、緑の強度の上限値Gと、定数pamp、poffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量Gnegaを算出し、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄+青の最大値YBmaxと、黄+青の強度の上限値YBと、定数qamp、qoffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量YBnegaを算出し、前記コントラスト値補正手段は、前記明度iと、前記変量Iposiと、前記変量Inegaと、前記明度の値の上限値Iと、前記明度の値の下限値Iと、を基に、
を用いて、明度の補正値s(i)を算出し、前記赤の値rと、前記変量Rposiと、前記変量Rnegaと、前記赤の強度の上限値Rと、前記赤の強度下限値Rと、を基に、
を用いて、赤の補正値t(r)を算出し、前記緑の値gと、前記変量Gposiと、前記変量Gnegaと、前記緑の強度の上限値Gと、前記緑の強度下限値Gと、を基に、
を用いて、緑の補正値t(g)を算出し、前記黄の値yと、前記青の値Bと、前記変量YBposiと、前記変量YBnegaと、前記黄+青の強度の上限値YBと、前記黄+青の強度下限値YBと、を基に、
を用いて、黄の強度と青の強度の和の補正値u(y+b)を算出し、明度の値の下限値Iと、明度の値の上限値Iと、前記変量Iposiと、前記変量Inegaとを基に、
を用いて、明度の補正値の正規化のためのs(I)を算出し、赤の強度の下限値Rと、赤の強度の上限値Rと、前記変量Rposiと、前記変量Rnegaとを基に、
を用いて、赤の補正値の正規化のためのt(R)を算出し、緑の強度の下限値Gと、緑の強度の上限値Gと、前記変量Gposiと、前記変量Gnegaとを基に、
を用いて、緑の補正値の正規化のためのt(G)を算出し、黄+青の強度の下限値YBと、黄+青の強度の上限値YBと、前記変量YBposiと、前記変量YBnegaとを基に、
を用いて、黄の強度と青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)を算出し、明度の値の下限値Iと、明度の値の上限値Iと、前記変量Iposiと、前記変量Inegaとを基に、
を用いて、明度の補正値の正規化のためのs(I)を算出し、赤の強度の下限値Rと、赤の強度の上限値Rと、前記変量Rposiと、前記変量Rnegaとを基に、
を用いて、赤の補正値の正規化のためのt(R)を算出し、緑の強度の下限値Gと、緑の強度の上限値Gと、前記変量Gposiと、前記変量Gnegaとを基に、
を用いて、緑の補正値の正規化のためのt(G)を算出し、黄+青の強度の下限値YBと、黄+青の強度の上限値YBと、前記変量YBposiと、前記変量YBnegaとを基に、
を用いて、黄の強度と青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)を算出し、前記コントラスト値正規化手段は、前記明度の補正値s(i)と、前記明度の値の下限値Iと、明度の補正値の正規化のためのs(I)と、前記明度の値の上限値Iと、明度の補正値の正規化のためのs(I)と、を基に、
を用いて、正規化された明度の補正値S(i)を算出し、前記赤の補正値t(r)と、前記強度の下限値Rと、前記赤の補正値の正規化のためのt(R)と、前記強度の上限値Rと、前記赤の補正値の正規化のためのt(R)と、を基に、
を用いて、正規化された赤の補正値T(r)を算出し、前記緑の補正値t(g)、前記緑の強度の下限値Gと、前記緑の補正値の正規化のためのt(G)と、前記緑の強度の上限値Gと、前記緑の補正値の正規化のためのt(G)と、とを基に、
を用いて、正規化された緑の補正値T(g)を算出し、前記黄+青の強度の和の補正値u(y+b)と、前記黄+青の強度の下限値YBと、前記黄+青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)と、前記黄+青の強度の上限値YBと、前記黄+青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)と、を基に、
を用いて、黄+青の強度の和の正規化された補正値U(y+b)を算出し、前記画像画素値変換手段は、前記正規化された明度の補正値S(i)と、前記正規化された赤の補正値T(r)と、前記正規化された緑の補正値T(g)と、前記黄の強度と青の強度の和の正規化された補正値U(y+b)とを基に、
を用いて、画像画素値r、g、bを求めることを特徴とする適応的画質改善装置が提供される。
本発明の第2の観点によれば、カラー画像データを入力する入力手段と、前記カラー画像データから近傍画像を抽出する近傍画像抽出手段と、前記近傍画像抽出手段の出力を基に、近傍画像画素値変域を解析する近傍画像画素値変域解析手段と、前記近傍画像画素値変域解析手段の出力を基に、ポジティブ画像コントラスト値変量を決定するポジティブ画像コントラスト値変量決定手段と、前記近傍画像画素値変域解析手段の出力を基に、ネガティブ画像コントラスト値変量を決定するネガティブ画像コントラスト値変量決定手段と、前記ポジティブ画像コントラスト値変量決定手段の出力と、前記ネガティブ画像コントラスト値変量決定手段の出力を基に、コントラスト値を補正するコントラスト値補正手段と、前記コントラスト値補正手段の出力を基に、コントラスト値を正規化するコントラスト値正規化手段と、前記コントラスト値正規化手段の出力を基に、画像画素値を変換する画像画素値変換手段と、を備える適応的画質改善装置により行われる適応的画質改善方法であって、近傍画像画素値変域解析手段は、ポジティブ画像については、注目する画素vの明度iと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の平均値iaveとを基に、
を用いて、これらの間のコントラストj0posiを算出し、前記注目する画素vの赤の値rと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の平均値gaveと、赤のレンジの下限値rと、緑のレンジの下限値gと、を基に、
を用いて、赤と緑の色味における第1のコントラストl01posiを算出し、前記注目する画素vの緑の値gと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の平均値raveと、赤のレンジの下限値rと、緑のレンジの下限値gと、を基に、
を用いて、赤と緑の色味における第2のコントラストl02posiを算出し、前記注目する画素vの青の値bと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の青の平均値baveと、前記注目する画素vの黄の値yと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄の平均値yaveと、黄のレンジの下限値yと、青のレンジの下限値bと、を基に、
を用いて、青と黄の色味におけるコントラストm0posiを算出し、ネガティブ画像については、注目する画素vの明度iと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の平均値iaveと、明度のレンジの上限値iを基に、
を用いて、これらの間のコントラストj0negaを算出し、前記注目する画素vの赤の値rと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の平均値gaveと、赤のレンジの上限値rと、緑のレンジの上限値gと、を基に、
を用いて、赤と緑の色味における第1のコントラストl01negaを算出し、前記注目する画素vの緑の値gと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の平均値raveと、赤のレンジの上限値rと、緑のレンジの上限値gと、を基に、
を用いて、赤と緑の色味における第2のコントラストl02negaを算出し、前記注目する画素vの青の値bと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の平均値baveと、前記注目する画素vの黄の値yと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄の平均値yaveと、黄のレンジの上限値yと、青のレンジの上限値bと、を基に、
を用いて、青と黄の色味におけるコントラストm0negaを算出し、ポジティブ画像コントラスト値変量決定手段は、ポジティブ画像について、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の最小値Iminと、明度の値の下限値Iと、定数namp、noffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量Iposiを算出し、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の最小値Rminと、赤の強度の下限値Rと、定数oamp、ooffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量Rposiを算出し、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の最小値Gminと、緑の強度の下限値Gと、定数pamp、poffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量Gposiを算出し、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄+青の最小値YBminと、黄+青の強度の下限値YBと、定数qamp、qoffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量YBposiを算出し、ネガティブ画像コントラスト値変量決定手段は、ネガティブ画像について、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の最大値Imaxと、明度の値の上限値Iと、定数namp、noffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量Inegaを算出し、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の最大値Rmaxと、赤の強度の上限値Rと、定数oamp、ooffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量Rnegaを算出し、
前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の最大値Gmaxと、緑の強度の上限値Gと、定数pamp、poffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量Gnegaを算出し、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄+青の最大値YBmaxと、黄+青の強度の上限値YBと、定数qamp、qoffsetと、を基に、
を用いて、コントラスト値補正のための変量YBnegaを算出し、前記コントラスト値補正手段は、前記明度iと、前記変量Iposiと、前記変量Inegaと、前記明度の値の上限値Iと、前記明度の値の下限値Iと、を基に、
を用いて、明度の補正値s(i)を算出し、前記赤の値rと、前記変量Rposiと、前記変量Rnegaと、前記赤の強度の上限値Rと、前記赤の強度下限値Rと、を基に、
を用いて、赤の補正値t(r)を算出し、前記緑の値gと、前記変量Gposiと、前記変量Gnegaと、前記緑の強度の上限値Gと、前記緑の強度下限値Gと、を基に、
を用いて、緑の補正値t(g)を算出し、前記黄の値yと、前記青の値Bと、前記変量YBposiと、前記変量YBnegaと、前記黄+青の強度の上限値YBと、前記黄+青の強度下限値YBと、を基に、
を用いて、黄の強度と青の強度の和の補正値u(y+b)を算出し、明度の値の下限値Iと、明度の値の上限値Iと、前記変量Iposiと、前記変量Inegaとを基に、
を用いて、明度の補正値の正規化のためのs(I)を算出し、赤の強度の下限値Rと、赤の強度の上限値Rと、前記変量Rposiと、前記変量Rnegaとを基に、
を用いて、赤の補正値の正規化のためのt(R)を算出し、緑の強度の下限値Gと、緑の強度の上限値Gと、前記変量Gposiと、前記変量Gnegaとを基に、
を用いて、緑の補正値の正規化のためのt(G)を算出し、黄+青の強度の下限値YBと、黄+青の強度の上限値YBと、前記変量YBposiと、前記変量YBnegaとを基に、
を用いて、黄の強度と青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)を算出し、明度の値の下限値Iと、明度の値の上限値Iと、前記変量Iposiと、前記変量Inegaとを基に、
を用いて、明度の補正値の正規化のためのs(I)を算出し、赤の強度の下限値Rと、赤の強度の上限値Rと、前記変量Rposiと、前記変量Rnegaとを基に、
を用いて、赤の補正値の正規化のためのt(R)を算出し、緑の強度の下限値Gと、緑の強度の上限値Gと、前記変量Gposiと、前記変量Gnegaとを基に、
を用いて、
緑の補正値の正規化のためのt(G)を算出し、黄+青の強度の下限値YBと、黄+青の強度の上限値YBと、前記変量YBposiと、前記変量YBnegaとを基に、
を用いて、黄の強度と青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)を算出し、前記コントラスト値正規化手段は、前記明度の補正値s(i)と、前記明度の値の下限値Iと、明度の補正値の正規化のためのs(I)と、前記明度の値の上限値Iと、明度の補正値の正規化のためのs(I)と、を基に、
を用いて、正規化された明度の補正値S(i)を算出し、前記赤の補正値t(r)と、前記強度の下限値Rと、前記赤の補正値の正規化のためのt(R)と、前記強度の上限値Rと、前記赤の補正値の正規化のためのt(R)と、を基に、
を用いて、正規化された赤の補正値T(r)を算出し、前記緑の補正値t(g)、前記緑の強度の下限値Gと、前記緑の補正値の正規化のためのt(G)と、前記緑の強度の上限値Gと、前記緑の補正値の正規化のためのt(G)と、とを基に、
を用いて、正規化された緑の補正値T(g)を算出し、前記黄+青の強度の和の補正値u(y+b)と、前記黄+青の強度の下限値YBと、前記黄+青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)と、前記黄+青の強度の上限値YBと、前記黄+青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)と、を基に、
を用いて、黄+青の強度の和の正規化された補正値U(y+b)を算出し、前記画像画素値変換手段は、前記正規化された明度の補正値S(i)と、前記正規化された赤の補正値T(r)と、前記正規化された緑の補正値T(g)と、前記黄の強度と青の強度の和の正規化された補正値U(y+b)とを基に、
を用いて、画像画素値r、g、bを求めることを特徴とする適応的画質改善方法が提供される。
[作用]
本発明の第1の観点による適応的画質改善装置及び本発明の第2の観点による適応的画質改善方法によれば、入力された画像のコントラストの値の分布特性を事前に仮定することなく、入力された画像の局所的な特徴量の分布に適応して、色対比の度合いを計測し、配色からうける印象と似ている印象をもつ配色の検索をおこなうこと、また、コントラスト及びシャープさを強調する度合いを近傍での処理のみで調節することが可能となり、また、特徴量の小さい値の画素とのコントラストが強調されると同時に、コントラストの値の大きい値の画素とのコントラストも強調される。
本発明によれば、入力された原画像から、その各画素の近傍でのコントラストを改善したシャープな画像を得ることが可能となり、撮像素子からの輝度信号を高精度に補正したり、コントラストの悪い画像データの画質を大幅に改善するなどの効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(1)カラー画像におけるコントラストの対比を測定するための計算方法
まず、第1の発明の色対比の度合いを測る装置の実施形態を図4を参照して説明する。
はじめに、入力部41により画像を入力する。
近傍画像抽出部42は、入力部41より画像を受け取り、この画像中の各画素毎にその近傍領域を含む部分画像(N×M個)を抽出する。
近傍の一例として注目する画素とその画素に隣り合う画素について説明する。注目する画素vAの画素値を(rA、gA、bA、yA)とおき、その隣接する画素vBの画素値を(rB、gB、bB、yB)と表すものとする。なおここで、rは赤の強度、gは緑の強度、bは青の強度を表す。yは黄色の強度を表し、
y=(r+g)/2
で表現される。
近傍画像コントラスト抽出部43は、近傍画像抽出部42より近傍画像の画素値を受け取り、下記のコントラストの値jAB、lAB、mABを測定する。
画像のコントラストの値とは、赤・緑・青・黄の度合いで決定される色みと、これらの画素値より求められる明度があり、人間の生理レベルでの視覚神経回路を考えた場合、明度を認識する回路と色みを認識する回路はそれぞれ独立して考えることができる。
人間の視覚特性により明度を表すコントラストの値は、単純に隣接する2画素の比較で測ることができ、注目する画素の明度iAと、隣接する画素の明度iBとのコントラストで計算し、これを(式1)で示すようにjABとおく。なお、明度は、
で定義される。
一方、色みにおいては、赤と緑の色みを認識する神経と青と黄の色みを認識する神経が存在し、赤と緑の色みを認識する神経は青と黄の色みを認識する神経に比べて、ある程度の認識力に優れている。赤と緑の色みを認識する神経には、r(赤)の波長に強く反応する細胞が在り、この細胞に対してg(緑)が抑制の働きをする回路と、g(緑)の波長に強く反応する細胞が在り、この細胞に対してr(赤)が抑制の働きをする回路が存在することが解っている。このため、画素vAと画素vBとの間の赤と緑の色みを測定する場合には、|rA‐gB|と|gA‐rB|の2通りで考えなければならない。そして、前者をlAB1、後者をlAB2で表す。
次に、青と黄の色みを認識する神経は隣接する画素間を区別する働きが曖昧であるため、画素vAと画素vB(k=1〜8)との間の青と黄の色みを測定する場合には2つの隣接する画素の境界を取り除き1つの画素と考え、黄の画素値は(y+yB)、青の画素値は(b+bB)となり、そのコントラストの値はこの線形和で求められ、これをmABで表す。その他の画素間での青と黄の色みも同様に考えられる。これを一般化すると、ポジティブ画像では次のようになる。
また、ネガティブ画像では次のようになる。
(2)類似配色の検索
類似配色の検索は、例えば、部屋の室内コーディネート、服飾のコーディネート等における配色に用いる。
配色から得られる印象と、似ている印象を持つ配色を検索する類似配色検索装置の実施形態を説明する。
まず、配色画像入力部51よりAとBの2色からなる配色画像を入力する。ここで、この配色の配色画素値を(r、g、b、y)、(r、g、b、y)とおく。
ポジティブ画像配色コントラスト値抽出部52は、配色画像入力部51より入力された配色画像に含まれる配色画素値を受け取り、ポジティブ画像上での2色間での色の対比の度合いを表す(式1)のコントラストの値を測定し、入力した2色配色と似ているイメージをもつ2色配色を検出する場合には、測定したポジティブ画像上での明度におけるコントラストの値をjABposi、赤と緑の色みにおけるコントラストの値をlAB1posi、lAB2posi青と黄の色みにおけるコントラストの値をmABposiとおく。
また、入力した2色配色と似ているイメージをもつ3色配色を検出する場合には、入力した2色配色の配色画素値を(r、g、b、y)、(r、g、b、y)、(r、g、b、y)のような3色配色と考え、1色目と2色目との組み合わせ及び2色目と3色目との組み合わせのそれぞれにおけるコントラストを求める。つまり、(r、g、b、y)と(r、g、b、y)の組み合わせについての明度におけるコントラストjACposi、赤と緑の色みにおけるコントラストlAC1posi、lAC2posi及び青と黄の色みにおけるコントラストmACposi並びに(r、g、b、y)と(r、g、b、y)の組み合わせについての明度におけるコントラストjCBposi、赤と緑の色みにおけるコントラストlCB1posi、lCB2posi及び青と黄の色みにおけるコントラストmCBposiを求める。これらのコントラストを定義する式を下に示す。
ネガティブ画像配色コントラスト値抽出部53は、配色画像入力部51より入力された配色画像に含まれる配色画素値を受け取り、ネガティブ画像上での色の対比の度合いを表す(式2)のコントラストの値を測定し、測定したネガティブ画像上での配色の明度におけるコントラストの値をjABnega、赤と緑の色みにおけるコントラストの値をlAB1nega、lAB2nega、青と黄の色みにおけるコントラストの値をmABnegaとおく。
また、入力した2色配色と似ているイメージをもつ3色配色を検出する場合には、ポジティブ画像上での測量と同様に考え、明度におけるコントラストの値をjACnega、jCBnega、赤と緑の色みにおけるコントラストの値をlAC1nega、lAC2nega、lCB1nega、lCB2nega、青と黄の色みにおけるコントラストの値をmACnega、mCBnegaとおく。
類似印象配色事例検出部54は、ポジティブ画像配色コントラスト値抽出部52及びネガティブ画像配色コントラスト値抽出部53が計算したコントラストの値を受け取り、入力した2色配色と色味が似ているイメージをもつ2色配色を検出する場合には、jABposi、jABnega、lAB1posi、lAB1nega、lAB2posi、lAB2nega、mABposi、mABnegaを用いて次式による評価量W21を定義し、
(1≦k≦データベースに格納されている2色配色数)
21の値が最も小さいkに対応する2色配色を類似2色配色として検索する。
また、検索結果の色みが違ったパターンの場合もあり得るが、2色配色から受ける印象の類似する2色配色を検出する場合には、jABposi、jABnega、lAB1posi、lAB1nega、lAB2posi、lAB2nega、mABposi、mABnegaを用いて次式による評価量w、w、w、wを定義し、
(1≦k≦データベースに格納されている2色配色数)
、w、w、wを加えたものをW22とし、W22の値が最も小さいものを類似2色配色として検索してもよい。
次に、入力した2色配色v、vと色みが似ているイメージを持つ3色配色v、v、vの検出のために次式を定義する。
データベース中の3色配色の全てについてW311、jCBposi、jCBnega、lCB1posi、lCB1nega、lCB2posi、lCB2nega、mCBposi、mCBnegaの値を計算し、W311の値が最小であり、かつ、jCBposi、jCBnega、lCB1posi、lCB1nega、lCB2posi、lCB2nega、mCBposi、mCBnegaの全ての値がゼロに近い3色配列を、入力した2色配列v、vと色みが似ているイメージを持つ3色配列v、v、vとする。同様に、データベース中の3色配色の全てについてW312、jACposi、jACnega、lAC1posi、lAC1nega、lAC2posi、lAC2nega、mACposi、mACnegaの値を計算し、W312の値が最小であり、かつ、jACposi、jACnega、lAC1posi、lAC1nega、lAC2posi、lAC2nega、mACposi、mACnegaの全ての値がゼロに近い3色配列も、入力した2色配列v、vと色みが似ているイメージを持つ3色配列v、v、vとする。
また、検索結果が色みが違ったパターンの場合もありうるが、2色配色v、vから受ける印象の類似する3色配色v、v、vの検出のために次式を定義する。
3211、w3212、w3213、w3214を加えたものをW321として、w3221、w3222、w3223、w3224を加えたものをW322とする。データベース中の3色配色の全てについてW321、jCBposi、jCBnega、lCB1posi、lCB1nega、lCB2posi、lCB2nega、mCBposi、mCBnegaの値を計算し、W321の値が最小であり、かつ、jCBposi、jCBnega、lCB1posi、lCB1nega、lCB2posi、lCB2nega、mCBposi、mCBnegaの全ての値がゼロに近い3色配列を、入力した2色配列v、vと色みが似ているイメージを持つ3色配列v、v、vとする。同様に、データベース中の3色配色の全てについてW322、jACposi、jACnega、lAC1posi、lAC1nega、lAC2posi、lAC2nega、mACposi、mACnegaの値を計算し、W322の値が最小であり、かつ、jACposi、jACnega、lAC1posi、lAC1nega、lAC2posi、lAC2nega、mACposi、mACnegaの全ての値がゼロに近い3色配列も、入力した2色配列v、vと色みが似ているイメージを持つ3色配列v、v、vとする。
配色画素値変換部55では、類似印象配色事例検出部54で検出された配色を出力する。 画像出力部56は、配色画素値変換部55より、配色画素値を受け取り、この値を持つ配色事例を配色事例データベースから結果より、配色画像を出力する。
(3)カラー画質改善方法
本発明によるカラー画質改善方法とは、高精度の画像入力装置より入力されたカラー画像を人間の視認性の良い画質に変換することを目的とし、図1乃至3を参照して説明した従来方法では不可能であった画質改善方法、すなわち、画素値の小さい区間でのコントラストを強調することと画素値の大きい区間でのコントラストを強調することを適応的に行うことを可能とするカラー画質改善方法である。
画質改善装置の実施形態を図7を参照して説明する。
入力部71により画像を入力する。
近傍画像抽出部72は、入力部71より画像を受け取り、この画像中の各画素毎にその近傍領域を含む部分画像を抽出し、近傍ポジティブ画像とする。近傍の一例として注目する画素とその画素の隣り合う8つの近傍画素について説明する。図6より、注目する画素vの画素値を(r、g、b、y)とおき、その隣接する画素vの画素値を(r、g、b、y)(k=1〜8)と表すものとする。
近傍画像画素値変域解析部103は、近傍画像抽出部72より近傍画像を受け取り、近傍画像内での画素値の分布を解析しその変域を測定し、画素値から明度及び色みを表すコントラストの値を求める。
まず、注目する画素vの明度をi、その画素を囲む8画素の明度の平均をiaveとし、iとiaveとの間のコントラストjを求める。次に、画素vの赤の値をr、その画素を囲む8画素の赤の平均をraveとし、画素vの緑の値をg、その画素を囲む8画素の緑の平均をgaveとし、これらの値より赤と緑の色みにおけるコントラストの値l、lを求める。同様に、画素vの黄の値をy、その画素を囲む8画素の黄の平均をyaveとし、画素vの青の値をb、その画素を囲む8画素の青の平均をbaveとし、これらの値より青と黄の色みにおけるコントラストmの値を求める。ポジティブ画像についての上記のコントラストの定義式は以下のようになる。
同様に、ネガティブ画像についての上記のコントラストの定義式は以下のようになる。
ここで、画像のコントラストの値がとりうる変域の下限値と上限値を設定する。赤の強度の下限値をR、上限値をR、緑の強度の下限値をG、上限値をG、黄+青の強度の下限値をYB、上限値をYBとし、明度の値の下限値をI、上限値をIで表すものとする。
以下の説明では、画素値の分布を表す統計量の一例として、i(k=1〜8)中の最大値Imax=max(i、…、i)と最小値Imin=min(i、…、i)、r(k=1〜8)中の最大値Rmax=max(r、…、r)と最小値Rmin=min(r、…、r)、g(k=1〜8)中の最大値Gmax=max(g、…、g)と最小値Gmin=min(g、…、g)、y+b(k=1〜8)中の最大値YBmax=max(y+b、…、y+b)と最小値YBmin=min(y+b、…、y+b)を用いて説明する。
ポジティブ画像コントラスト値変換量決定部74は、近傍画像画素値変域解析部73より、画像画素値及び画像画素値の局所的変域の最小値Imin、Rmin、Gmin、YBminを受け取り、次式によってポジティブ画像のコントラスト値補正のための変量Iposi、Rposi、Gposi、YBposiを計算する。
ネガティブ画像コントラスト値変量決定部75は、近傍画像画素値変域解析部73より、画像画素値及び画像画素値の局所的変数の最大値Imax、Rmax、Gmax、YBmaxを受け取り、次式によってネガティブ画像コントラスト値補正のための変量Inega、Rnega、Gnega、YBnegaを計算する。
ネガティブ画像コントラスト値補正のための変量Inega、Rnega、Gnega、YBnegaは、コントラスト値の局所的変域の最大値Imax、Rmax、Gmax、YBmaxにともなって変わる量である。一般に、ある画像の値I、R、YBに対してI−I、R−R、G−G、YB−YBは、その画像のネガティブ画像の値となるからInega、Rnega、Gnega、YBnegaはネガティブ画像上でのIposi、Rposi、Gposi、YBposiに相当している。
コントラスト値補正部76は、ポジティブ画像コントラスト値変量決定部74よりポジティブ画像コントラスト値補正のための変量Iposi、Rposi、Gposi、YBposiを受け取り、ネガティブ画像コントラスト値変量決定部75よりネガティブ画像コントラスト値補正のための変量Inega、Rnega、Gnega、YBnegaを受け取る。まず、次式で定義されるコントラストの値の関数、
によって注目する画素vの明度i、赤の強度r、緑の強度g、黄+青の強度(y+b)を、それぞれs(i)、t(r)、t(g)、u(y+b)に補正する。(式11)は、(式9)の積分と(式10)の積分を加算することにより求められる。(式11)は、ポジティブ画像コントラスト値補正のための変量j0posi、l01posi、l02posi、m0posiによって補正されたポジティブ画像のコントラストの値と、ネガティブ画像コントラスト値補正のための変量j0nega、l01nega、l02nega、m0negaによって補正されたネガティブ画像のコントラストの値との比の対数を求めることに相当している。
同様に、以下の諸量を求める。
コントラスト値正規化部77はコントラスト値補正部76より注目する画素の補正されたコントラストの値s(i)、t(r)、t(g)、u(y+b)及びs(I)、t(R)、t(G)、u(YB)、s(I)、t(R)、t(G)、u(YB)を受け取り、次式によって、明度のコントラストの値s(j)をIからIの範囲、赤のコントラストの値t(R)をRからRの範囲、緑のコントラストの値t(G)をGからGの範囲、黄+青のコントラストの値u(y+b)をYBとYBの範囲に正規化し、正規化したそれぞれの値をS(i)、T(r)、T(g)、U(y+b)とする。
画像画素値変換部78はコントラスト値正規化部77から得られた結果を次式に代入し、画像画素値r、g、bを求める。
画像出力部80は画像画素値変更部78で変換された画像画素値をもつ画像を出力する。
なお、図4、5及び7に示す各装置は、コンピュータをその装置として機能させるためのプログラムを記録した記録媒体からコンピュータがそのプログラムを読み込んで、そのコンピュータがそのプログラムを実行することによって実現することもできる。また、図4、5及び7に示す各装置は、コンピュータをその装置として機能させるためのプログラムをコンピュータがネットワークより受信して実行することによって実現することもできる。
従来の線形変換によるコントラストの強調法を説明するための図である。 従来の指数変換によるコントラストの強調法を説明するための図である。 従来の対数変換によるコントラストの強調法を説明するための図である。 本発明の実施形態による色対比の度合いを測定するため装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態による入力された配色と同一の印象を有する配色を検索する装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態による画素値の補正方法を説明するための図である。 本発明の実施形態による画質改善装置の機能ブロック図である。
符号の説明
41、51、71 入力部
42、72 近傍画像抽出部
43 近傍画像コントラスト値抽出部
52 ポジティブ画像コントラスト値抽出部
53 ネガティブ画像コントラスト値抽出部
54 類似印象配色事例検出部
55 配色画素値変換部
56、80 画像出力部
73 近傍画像画素値変域解析部
74 ポジティブ画像コントラスト値変量決定部
75 ネガティブ画像コントラスト値変量決定部
76 コントラスト値補正部
77 コントラスト値正規化部
78 画像画素値変換部
79 画像画素値正規化部

Claims (3)

  1. カラー画像データを入力する入力手段と、
    前記カラー画像データから近傍画像を抽出する近傍画像抽出手段と、
    前記近傍画像抽出手段の出力を基に、近傍画像画素値変域を解析する近傍画像画素値変域解析手段と、
    前記近傍画像画素値変域解析手段の出力を基に、被写体がそのまま再現された画像であるポジティブ画像コントラスト値変量を決定するポジティブ画像コントラスト値変量決定手段と、
    前記近傍画像画素値変域解析手段の出力を基に、前記被写体の白黒が反転された状態で再現された画像であるネガティブ画像コントラスト値変量を決定するネガティブ画像コントラスト値変量決定手段と、
    前記ポジティブ画像コントラスト値変量決定手段の出力と、前記ネガティブ画像コントラスト値変量決定手段の出力を基に、コントラスト値を補正するコントラスト値補正手段と、
    前記コントラスト値補正手段の出力を基に、コントラスト値を正規化するコントラスト値正規化手段と、
    前記コントラスト値正規化手段の出力を基に、画像画素値を変換する画像画素値変換手段と、
    を備える適応的画質改善装置であって、
    近傍画像画素値変域解析手段は、
    ポジティブ画像については、
    注目する画素vの明度iと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の平均値iaveとを基に、
    を用いて、これらの間のコントラストj0posiを算出し、
    前記注目する画素vの赤の値rと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の平均値gaveと、赤のレンジの下限値rと、緑のレンジの下限値gと、を基に、
    を用いて、赤と緑の色味における第1のコントラストl01posiを算出し、
    前記注目する画素vの緑の値gと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の平均値raveと、赤のレンジの下限値rと、緑のレンジの下限値gと、を基に、
    を用いて、赤と緑の色味における第2のコントラストl02posiを算出し、
    前記注目する画素vの青の値bと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の青の平均値baveと、前記注目する画素vの黄の値yと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄の平均値yaveと、黄のレンジの下限値yと、青のレンジの下限値bと、を基に、
    を用いて、青と黄の色味におけるコントラストm0posiを算出し、
    ネガティブ画像については、
    注目する画素vの明度iと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の平均値iaveと、明度のレンジの上限値iを基に、
    を用いて、これらの間のコントラストj0negaを算出し、
    前記注目する画素vの赤の値rと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の平均値gaveと、赤のレンジの上限値rと、緑のレンジの上限値gと、を基に、
    を用いて、赤と緑の色味における第1のコントラストl01negaを算出し、
    前記注目する画素vの緑の値gと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の平均値raveと、赤のレンジの上限値rと、緑のレンジの上限値gと、を基に、
    を用いて、赤と緑の色味における第2のコントラストl02negaを算出し、
    前記注目する画素vの青の値bと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の平均値baveと、前記注目する画素vの黄の値yと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄の平均値yaveと、黄のレンジの上限値yと、青のレンジの上限値bと、を基に、
    を用いて、青と黄の色味におけるコントラストm0negaを算出し、
    ポジティブ画像コントラスト値変量決定手段は、
    ポジティブ画像について、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の最小値Iminと、明度の値の下限値Iと、定数namp、noffsetと、を基に、
    を用いて、コントラスト値補正のための変量Iposiを算出し、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の最小値Rminと、赤の強度の下限値Rと、定数oamp、ooffsetと、を基に、
    を用いて、コントラスト値補正のための変量Rposiを算出し、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の最小値Gminと、緑の強度の下限値Gと、定数pamp、poffsetと、を基に、
    を用いて、コントラスト値補正のための変量Gposiを算出し、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄+青の最小値YBminと、黄+青の強度の下限値YBと、定数qamp、qoffsetと、
    を用いて、を基に、コントラスト値補正のための変量YBposiを算出し、
    ネガティブ画像コントラスト値変量決定手段は、
    ネガティブ画像について、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の最大値Imaxと、明度の値の上限値Iと、定数namp、noffsetと、を基に、
    を用いて、コントラスト値補正のための変量Inegaを算出し、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の最大値Rmaxと、赤の強度の上限値Rと、定数oamp、ooffsetと、を基に、
    を用いて、コントラスト値補正のための変量Rnegaを算出し、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の最大値Gmaxと、緑の強度の上限値Gと、定数pamp、poffsetと、を基に、
    を用いて、コントラスト値補正のための変量Gnegaを算出し、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄+青の最大値YBmaxと、黄+青の強度の上限値YBと、定数qamp、qoffsetと、を基に、
    を用いて、コントラスト値補正のための変量YBnegaを算出し、
    前記コントラスト値補正手段は、
    前記明度iと、前記変量Iposiと、前記変量Inegaと、前記明度の値の上限値Iと、前記明度の値の下限値Iと、を基に、
    を用いて、明度の補正値s(i)を算出し、
    前記赤の値rと、前記変量Rposiと、前記変量Rnegaと、前記赤の強度の上限値Rと、前記赤の強度下限値Rと、を基に、
    を用いて、赤の補正値t(r)を算出し、
    前記緑の値gと、前記変量Gposiと、前記変量Gnegaと、前記緑の強度の上限値Gと、前記緑の強度下限値Gと、を基に、
    を用いて、緑の補正値t(g)を算出し、
    前記黄の値yと、前記青の値Bと、前記変量YBposiと、前記変量YBnegaと、前記黄+青の強度の上限値YBと、前記黄+青の強度下限値YBと、を基に、
    を用いて、黄の強度と青の強度の和の補正値u(y+b)を算出し、
    明度の値の下限値Iと、明度の値の上限値Iと、前記変量Iposiと、前記変量Inegaとを基に、
    を用いて、明度の補正値の正規化のためのs(I)を算出し、
    赤の強度の下限値Rと、赤の強度の上限値Rと、前記変量Rposiと、前記変量Rnegaとを基に、
    を用いて、赤の補正値の正規化のためのt(R)を算出し、
    緑の強度の下限値Gと、緑の強度の上限値Gと、前記変量Gposiと、前記変量Gnegaとを基に、
    を用いて、緑の補正値の正規化のためのt(G)を算出し、
    黄+青の強度の下限値YBと、黄+青の強度の上限値YBと、前記変量YBposiと、前記変量YBnegaとを基に、
    を用いて、黄の強度と青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)を算出し、
    明度の値の下限値Iと、明度の値の上限値Iと、前記変量Iposiと、前記変量Inegaとを基に、
    を用いて、明度の補正値の正規化のためのs(I)を算出し、
    赤の強度の下限値Rと、赤の強度の上限値Rと、前記変量Rposiと、前記変量Rnegaとを基に、
    を用いて、赤の補正値の正規化のためのt(R)を算出し、
    緑の強度の下限値Gと、緑の強度の上限値Gと、前記変量Gposiと、前記変量Gnegaとを基に、
    を用いて、緑の補正値の正規化のためのt(G)を算出し、
    黄+青の強度の下限値YBと、黄+青の強度の上限値YBと、前記変量YBposiと、前記変量YBnegaとを基に、
    を用いて、黄の強度と青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)を算出し、
    前記コントラスト値正規化手段は、
    前記明度の補正値s(i)と、前記明度の値の下限値Iと、明度の補正値の正規化のためのs(I)と、前記明度の値の上限値Iと、明度の補正値の正規化のためのs(I)と、を基に、
    を用いて、正規化された明度の補正値S(i)を算出し、
    前記赤の補正値t(r)と、前記強度の下限値Rと、前記赤の補正値の正規化のためのt(R)と、前記強度の上限値Rと、前記赤の補正値の正規化のためのt(R)と、を基に、
    を用いて、正規化された赤の補正値T(r)を算出し、
    前記緑の補正値t(g)、前記緑の強度の下限値Gと、前記緑の補正値の正規化のためのt(G)と、前記緑の強度の上限値Gと、前記緑の補正値の正規化のためのt(G)と、とを基に、
    を用いて、正規化された緑の補正値T(g)を算出し、
    前記黄+青の強度の和の補正値u(y+b)と、前記黄+青の強度の下限値YBと、前記黄+青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)と、前記黄+青の強度の上限値YBと、前記黄+青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)と、を基に、
    を用いて、黄+青の強度の和の正規化された補正値U(y+b)を算出し、
    前記画像画素値変換手段は、
    前記正規化された明度の補正値S(i)と、前記正規化された赤の補正値T(r)と、前記正規化された緑の補正値T(g)と、前記黄の強度と青の強度の和の正規化された補正値U(y+b)とを基に、
    を用いて、画像画素値r、g、bを求めることを特徴とする適応的画質改善装置。
  2. カラー画像データを入力する入力手段と、
    前記カラー画像データから近傍画像を抽出する近傍画像抽出手段と、
    前記近傍画像抽出手段の出力を基に、近傍画像画素値変域を解析する近傍画像画素値変域解析手段と、
    前記近傍画像画素値変域解析手段の出力を基に、被写体がそのまま再現された画像であるポジティブ画像コントラスト値変量を決定するポジティブ画像コントラスト値変量決定手段と、
    前記近傍画像画素値変域解析手段の出力を基に、前記被写体の白黒が反転された状態で再現された画像であるネガティブ画像コントラスト値変量を決定するネガティブ画像コントラスト値変量決定手段と、
    前記ポジティブ画像コントラスト値変量決定手段の出力と、前記ネガティブ画像コントラスト値変量決定手段の出力を基に、コントラスト値を補正するコントラスト値補正手段と、
    前記コントラスト値補正手段の出力を基に、コントラスト値を正規化するコントラスト値正規化手段と、
    前記コントラスト値正規化手段の出力を基に、画像画素値を変換する画像画素値変換手段と、
    を備える適応的画質改善装置により行われる適応的画質改善方法であって、
    近傍画像画素値変域解析手段は、
    ポジティブ画像については、
    注目する画素vの明度iと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の平均値iaveとを基に、
    を用いて、これらの間のコントラストj0posiを算出し、
    前記注目する画素vの赤の値rと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の平均値gaveと、赤のレンジの下限値rと、緑のレンジの下限値gと、を基に、
    を用いて、赤と緑の色味における第1のコントラストl01posiを算出し、
    前記注目する画素vの緑の値gと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の平均値raveと、赤のレンジの下限値rと、緑のレンジの下限値gと、を基に、
    を用いて、赤と緑の色味における第2のコントラストl02posiを算出し、
    前記注目する画素vの青の値bと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の青の平均値baveと、前記注目する画素vの黄の値yと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄の平均値yaveと、黄のレンジの下限値yと、青のレンジの下限値bと、を基に、
    を用いて、青と黄の色味におけるコントラストm0posiを算出し、
    ネガティブ画像については、
    注目する画素vの明度iと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の平均値iaveと、明度のレンジの上限値iを基に、
    を用いて、これらの間のコントラストj0negaを算出し、
    前記注目する画素vの赤の値rと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の平均値gaveと、赤のレンジの上限値rと、緑のレンジの上限値gと、を基に、
    を用いて、赤と緑の色味における第1のコントラストl01negaを算出し、
    前記注目する画素vの緑の値gと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の平均値raveと、赤のレンジの上限値rと、緑のレンジの上限値gと、を基に、
    を用いて、赤と緑の色味における第2のコントラストl02negaを算出し、
    前記注目する画素vの青の値bと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の平均値baveと、前記注目する画素vの黄の値yと、前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄の平均値yaveと、黄のレンジの上限値yと、青のレンジの上限値bと、を基に、
    を用いて、青と黄の色味におけるコントラストm0negaを算出し、
    ポジティブ画像コントラスト値変量決定手段は、
    ポジティブ画像について、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の最小値Iminと、明度の値の下限値Iと、定数namp、noffsetと、を基に、
    を用いて、コントラスト値補正のための変量Iposiを算出し、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の最小値Rminと、赤の強度の下限値Rと、定数oamp、ooffsetと、を基に、
    を用いて、コントラスト値補正のための変量Rposiを算出し、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の最小値Gminと、緑の強度の下限値Gと、定数pamp、poffsetと、を基に、
    を用いて、コントラスト値補正のための変量Gposiを算出し、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄+青の最小値YBminと、黄+青の強度の下限値YBと、定数qamp、qoffsetと、を基に、
    を用いて、コントラスト値補正のための変量YBposiを算出し、
    ネガティブ画像コントラスト値変量決定手段は、
    ネガティブ画像について、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の明度の最大値Imaxと、明度の値の上限値Iと、定数namp、noffsetと、を基に、
    を用いて、コントラスト値補正のための変量Inegaを算出し、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の赤の最大値Rmaxと、赤の強度の上限値Rと、定数oamp、ooffsetと、を基に、
    を用いて、コントラスト値補正のための変量Rnegaを算出し、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の緑の最大値Gmaxと、緑の強度の上限値Gと、定数pamp、poffsetと、を基に、
    を用いて、コントラスト値補正のための変量Gnegaを算出し、
    前記注目する画素の近傍画像に含まれる画素の黄+青の最大値YBmaxと、黄+青の強度の上限値YBと、定数qamp、qoffsetと、を基に、
    を用いて、コントラスト値補正のための変量YBnegaを算出し、
    前記コントラスト値補正手段は、
    前記明度iと、前記変量Iposiと、前記変量Inegaと、前記明度の値の上限値Iと、前記明度の値の下限値Iと、を基に、
    を用いて、明度の補正値s(i)を算出し、
    前記赤の値rと、前記変量Rposiと、前記変量Rnegaと、前記赤の強度の上限値Rと、前記赤の強度下限値Rと、を基に、
    を用いて、赤の補正値t(r)を算出し、
    前記緑の値gと、前記変量Gposiと、前記変量Gnegaと、前記緑の強度の上限値Gと、前記緑の強度下限値Gと、を基に、
    を用いて、緑の補正値t(g)を算出し、
    前記黄の値yと、前記青の値Bと、前記変量YBposiと、前記変量YBnegaと、前記黄+青の強度の上限値YBと、前記黄+青の強度下限値YBと、を基に、
    を用いて、黄の強度と青の強度の和の補正値u(y+b)を算出し、
    明度の値の下限値Iと、明度の値の上限値Iと、前記変量Iposiと、前記変量Inegaとを基に、
    を用いて、明度の補正値の正規化のためのs(I)を算出し、
    赤の強度の下限値Rと、赤の強度の上限値Rと、前記変量Rposiと、前記変量Rnegaとを基に、
    を用いて、赤の補正値の正規化のためのt(R)を算出し、
    緑の強度の下限値Gと、緑の強度の上限値Gと、前記変量Gposiと、前記変量Gnegaとを基に、
    を用いて、緑の補正値の正規化のためのt(G)を算出し、
    黄+青の強度の下限値YBと、黄+青の強度の上限値YBと、前記変量YBposiと、前記変量YBnegaとを基に、
    を用いて、黄の強度と青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)を算出し、
    明度の値の下限値Iと、明度の値の上限値Iと、前記変量Iposiと、前記変量Inegaとを基に、
    を用いて、明度の補正値の正規化のためのs(I)を算出し、
    赤の強度の下限値Rと、赤の強度の上限値Rと、前記変量Rposiと、前記変量Rnegaとを基に、
    を用いて、赤の補正値の正規化のためのt(R)を算出し、
    緑の強度の下限値Gと、緑の強度の上限値Gと、前記変量Gposiと、前記変量Gnegaとを基に、
    を用いて、緑の補正値の正規化のためのt(G)を算出し、
    黄+青の強度の下限値YBと、黄+青の強度の上限値YBと、前記変量YBposiと、前記変量YBnegaとを基に、
    を用いて、黄の強度と青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)を算出し、
    前記コントラスト値正規化手段は、
    前記明度の補正値s(i)と、前記明度の値の下限値Iと、明度の補正値の正規化のためのs(I)と、前記明度の値の上限値Iと、明度の補正値の正規化のためのs(I)と、を基に、
    を用いて、正規化された明度の補正値S(i)を算出し、
    前記赤の補正値t(r)と、前記強度の下限値Rと、前記赤の補正値の正規化のためのt(R)と、前記強度の上限値Rと、前記赤の補正値の正規化のためのt(R)と、を基に、
    を用いて、正規化された赤の補正値T(r)を算出し、
    前記緑の補正値t(g)、前記緑の強度の下限値Gと、前記緑の補正値の正規化のためのt(G)と、前記緑の強度の上限値Gと、前記緑の補正値の正規化のためのt(G)と、とを基に、
    を用いて、正規化された緑の補正値T(g)を算出し、
    前記黄+青の強度の和の補正値u(y+b)と、前記黄+青の強度の下限値YBと、前記黄+青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)と、前記黄+青の強度の上限値YBと、前記黄+青の強度の和の補正値の正規化のためのu(YB)と、を基に、
    を用いて、黄+青の強度の和の正規化された補正値U(y+b)を算出し、
    前記画像画素値変換手段は、
    前記正規化された明度の補正値S(i)と、前記正規化された赤の補正値T(r)と、前記正規化された緑の補正値T(g)と、前記黄の強度と青の強度の和の正規化された補正値U(y+b)とを基に、
    を用いて、画像画素値r、g、bを求めることを特徴とする適応的画質改善方法。
  3. コンピュータに請求項2に記載の適応的画質改善方法を行わせるための適応的画質改善プログラム。
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