JP4470267B2 - Transferable magnetic tape and magnetic card - Google Patents
Transferable magnetic tape and magnetic card Download PDFInfo
- Publication number
- JP4470267B2 JP4470267B2 JP2000084100A JP2000084100A JP4470267B2 JP 4470267 B2 JP4470267 B2 JP 4470267B2 JP 2000084100 A JP2000084100 A JP 2000084100A JP 2000084100 A JP2000084100 A JP 2000084100A JP 4470267 B2 JP4470267 B2 JP 4470267B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- colored layer
- magnetic
- card
- magnetic recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は転写型磁気テープ、および磁気カードに関するものであり、さらに詳しくは、磁気カードに高い審美性を付与する転写型磁気テープ、および審美性の高い磁気カードに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
磁気ストライプをその一部に有しているクレジットカード、銀行カード、ＩＤカードなどの磁気カードの製造において、磁気カードに磁気ストライプ部分を付与するために転写型磁気テープが使用されていることは、既に知られている。一般的に転写型磁気テープとは、仮支持体フィルム上に、仮支持体フィルムとの剥離性を有し、カード化後にはカードの最表層として表面保護の機能を有する保護層、磁気記録層、接着剤層をこの順に設けたものであり、磁気カードを製造する工程においては、転写型磁気テープの接着剤層とカード基材とを向かい合わせて重ね、加熱、および加圧して、その後、仮支持体フィルムを剥離、除去し、保護層、磁気記録層、接着剤層をカード基材への転写を完了する。その後必要に応じてさらに磁気ストライプが転写された磁気カードを熱圧プレスし、磁気記録層を含む層をカード基材内に埋め込むことにより磁気カードが完成する。
【０００３】
そのため、上記工程で製造された磁気カードの磁気ストライプ部分は、透明な保護層を透して磁気記録層の色が表面に現れることが避けられず、一般的に茶色、黒色等の暗い色合いのストライプがカード表面に現れることとなり、磁気カードの審美性が制約されていた。
【０００４】
これを解決するために、保護層と磁気記録層との間に着色層を設けた転写型磁気テープが提案されている。この転写型磁気テープは、仮支持体フィルム上に、仮支持体フィルムとの剥離性を有する保護層、着色層、磁気記録層、接着剤層をこの順に積層したものであり、磁気カードを製造する工程においては、前述の着色層の無い転写型磁気テープと同様にして使用される。その結果、製造された磁気カードにおいては、保護層を透して着色層の任意の色合いがストライプ部分に視覚可能に現れ、磁気記録層の暗い色合いが隠蔽されることから、審美性が向上する。
【０００５】
また、前述の着色層を設けた転写型磁気テープにおいて、保護層と着色層との間に文字、絵柄などの模様印刷を配した模様層印刷を設けたものも提案されている。この模様印刷層は、仮支持体に設けられた保護層上にグラビア印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷等により、任意の模様を印刷することにより設けられ、この模様印刷層を設けた転写型磁気テープを用いて製造された磁気カードにおいては、磁気カード上のストライプ部分には文字、絵柄などの模様が視覚可能に現れ、意匠性が向上する。
【０００６】
一方、これまでカード基材として、一般的に不透明なものが用いられており、磁気カードの磁気ストライプが設けられた面とは反対側の面に磁気ストライプが視覚可能に現れることは無いことから、転写型磁気テープの接着剤層側の面に関しては特段の配慮はなされていなかった。
【０００７】
しかしながら近年、カードのデザインも多様化してきており、他カードとの差別化を図るために様々な素材のカード基材が用いられるようになってきている。特に、透明、もしくは半透明のカード基材は、これまでの不透明なカード基材を用いた磁気カードと比較して、新規なイメージを形成できることから注目を集めている。
【０００８】
しかしながら、このように透明もしくは半透明のカード基材を用いた場合、前述の保護層と磁気記録層との間に着色層、もしくは模様印刷層を設けた転写型磁気テープを用いて磁気カードを製造したとしても、磁気カードの磁気ストライプを設けた側の面は、着色層、模様層が視覚可能に現れて審美性、意匠性が向上するものの、磁気ストライプを設けた側とは反対側の面から目視した場合、転写型磁気テープの接着剤層側の面に特段の配慮がなされていないことから、磁気記録層の暗い色合いが透明、もしくは半透明なカード基体を透して視覚可能となることが避けられず、磁気カードの審美性、意匠性の上で障害となっていた。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、透明、もしくは半透明なカード基材を用いて磁気カードを作成した場合でも、磁気カードの磁気ストライプを設けた側とは反対側の面から目視した場合の審美性、意匠性に富んだ磁気カードを製造することが可能な転写型磁気テープを提供すること、および磁気カードの、磁気ストライプを設けた側とは反対側の面から目視した場合の審美性、意匠性に富んだ磁気カードを提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、磁気カードの製造に用いられる転写型磁気テープとして、仮支持体フィルム上に、仮支持体フィルムに近い側から、少なくとも、仮支持体フィルムとの剥離性を有する保護層、着色層１、磁気記録層、着色層２が積層された転写型磁気テープを作成し、これを用いて該積層構造物を、透明あるいは半透明なカード基材に転写することによって、上記課題が達成されることを見いだした。
【００１１】
また、上記転写型磁気テープにおいて、着色層２の磁気記録層側とは反対側の面に模様印刷層を設けることにより、審美性とともに意匠性に富んだ磁気カードが得られる。
【００１２】
本発明による転写型磁気テープは、着色層２がカード基材に対して感熱接着性を有するものを包含する。この場合は、着色層２が着色層と接着剤層の両機能を備えることとなり、改めて接着剤層を設ける必要はない。ただし、着色層２の磁気記録層側とは反対側の面に模様印刷層を設ける場合は、模様印刷層の上に接着剤層を設ける必要がある。
【００１３】
なお、上記「カード基材に対して感熱接着性を有する着色層」を、「着色剤を含有する接着剤層」と表現することもでき、両者が同義であることはいうまでもない。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の転写型磁気テープ、および磁気カードについて詳細に説明する。
【００１５】
本発明の転写型磁気テープは、仮支持体フィルム、仮支持体フィルムとの剥離性を有し、カードに転写された後は磁気カードの最表面の層として表面を保護する保護層、保護層上に設けられた着色層１、着色層１上に設けられた磁気記録層、磁気記録層上に設けられた着色層２を必須とする。また、着色層２と磁気記録層との間、および／もしくは着色層１と磁気記録層との間に隠蔽層を設けることもできる。また、着色層２の磁気記録層とは反対側の面に接着剤層を設けることもできるが、着色層２がカード基材に対して熱接着性を有する場合は、改めて接着剤層を設ける必要はない。着色層２の磁気記録層とは反対側の面、および／または着色層１と保護層との間に模様印刷層を設けることもできる。着色層２の磁気記録層とは反対側の面に模様印刷層を設けた場合は、その上に接着剤層を設ける必要がある。
【００１６】
本発明において仮支持体フィルムとしては公知のフィルムがいずれも使用できる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−２、６−ナフタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セルローストリアセテート、セルロースダイアセテート等のセルロース誘導体、ポリアミド、ポリカーボネート等のプラスチック等を挙げることができる。中でも抗張力や耐熱性を兼ね備えたポリエチレンテレフタレートが好ましい。この仮支持体フィルムは、後述する磁気カードの製造段階では、剥離される。
【００１７】
仮支持体フィルムの厚さには特に制限はないが、通常３〜１００μｍ、好ましくは５〜５０μｍである。
【００１８】
本発明における保護層は、転写時に他の層と共に仮支持体フィルムより容易に剥離し、転写された後は各層の最表層として表面保護の機能をも有する層である。
【００１９】
保護層を構成する樹脂バインダーとしては、例えば、セルロース系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、メチルメタクリレートの単独重合体および共重合体、メラミン樹脂等、およびこれらの樹脂の混合物を挙げることができる。
【００２０】
保護層は、例えば上記樹脂バインダーを溶剤に溶解して保護層用塗布液とし、これをリバース方式、グラビア方式、ダイコート方式などの公知の方式で仮支持体フィルム上に塗布することにより形成する。
【００２１】
保護層用塗布液に使用する溶剤としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン（ＭＥＫ）、メチルイソブチルケトン（ＭＩＢＫ）、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール系溶剤、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤を挙げることができ、これらの溶剤は、２種類以上を混合して使用することもできる。
【００２２】
さらに、保護層中には、必要に応じて、皮膜改質剤として大豆レシチン、フタル酸系可塑剤、マイクロシリカ、あるいはワックス等を添加することができる。また、ポリイソシアネート化合物などの硬化剤を添加して、樹脂バインダー分子間を架橋することは、保護層の耐久性を向上させるために好ましい。
【００２３】
保護層の乾燥塗膜厚は、０．３〜５μｍ、好ましくは０．５〜２μｍである。
【００２４】
本発明の着色層１、着色層２は、樹脂バインダーと着色剤を必須成分として含む。具体的には、顔料や染料等の着色剤を樹脂バインダー、および樹脂バインダーを溶解する溶剤中に単独、もしくは２種類以上混合し、公知の方法で分散させて、着色層１用塗布液、着色層２用塗布液を作成し、リバース方式、グラビア塗布方式、ダイコート方式などの公知の方式で塗布、乾燥することにより、着色層１、着色層２を得る。
【００２５】
着色層１および着色層２に用いる顔料は、無機顔料としては、アルミナ、酸化チタン、酸化クロム、酸化鉄、酸化亜鉛、硫酸バリウムなど、有機顔料としては、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、ペリレン系顔料、アントラキノン系顔料、チオインジゴ系顔料、インダンスレン系顔料など多々あるが特に限定されるものではない。顔料をバインダー樹脂中に単独もしくは２種以上混合し、二本ロールミル、三本ロールミル、ボールミル、サンドミル、ディスパーなどの公知の方法で分散させて、着色層１用塗布液、着色層２用塗布液を調整する。
【００２６】
また、上記顔料に代え、あるいは併用してフタロシアニン染料、アゾ染料、ニトロ染料、キノリン染料、メチン染料、アジン染料、ファタレイン染料等の染料を用いることもできる。
【００２７】
着色層１用塗布液、着色層２用塗布液に使用するバインダー樹脂としては、公知慣用のバインダー樹脂が使用できる。例えば、ブチラール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、アクリル樹脂、スチレン−マレイン酸共重合体樹脂等が挙げられ、これらの樹脂に、必要に応じてニトリルゴム等のゴム系樹脂あるいはウレタンエラストマー等を添加することもできる。また、イソシアネート化合物を用いて熱硬化することもできる。
【００２８】
着色層１用塗布液、着色層２用塗布液に使用する溶剤としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン（ＭＥＫ）、メチルイソブチルケトン（ＭＩＢＫ）、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール系溶剤、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤を挙げることができ、これらの溶剤は、２種類以上を混合して使用することもできる。
【００２９】
着色層１および着色層２の形成に用いる着色層１用塗布液、着色層２用塗布液は同一のものでも良く、色調の異なった、異なる塗布液を用いても良い。
【００３０】
着色層１は、カード化した際に磁気記録層よりもカードの表層側に位置することになる。その為、着色層１の膜厚を大きくしすぎると、磁気記録・再生の際に記録・再生ヘッドと磁気記録層間の距離が大きくなり、再生出力が低下する、いわゆるスペーシングによる出力ロスが増大し、磁気記録媒体としての必要な記録再生特性を保持できなくなる。
【００３１】
そのため、磁気記録層の膜厚を厚くして、スペーシングによる出力ロスの増大による再生出力の低下を補う必要が生じる。
【００３２】
しかしながら、磁気記録のもうひとつの重要な特性である分解能については、スペースシングによる出力ロスの大きさが大きくなるほど、また、磁気記録層自体の膜厚が増加するほど低下するすることから、磁気記録層の膜厚を厚くすることにも限界がある。
【００３３】
また、着色層１は、その膜厚が小さくなるほど、磁気記録層の色を隠蔽する効果が低下することもあり、これらを勘案して膜厚は、０．５〜１０μｍ、特に１〜６μｍであることが好ましい。この膜厚は、後述する隠蔽層を設けた場合も同様であり、この場合、着色層１の膜厚と隠蔽層の膜厚の合計が０．５〜１０μｍ、特に１〜６μｍが好ましい値となる。
【００３４】
一方、着色層２は、磁気カードにおいては磁気記録層よりもカード基材側に位置することとなることから、磁気記録・再生に際して、スペーシングによる出力ロスの原因とはなりえず、この観点からの膜厚の規制はない。しかし、着色層２は、磁気記録層の上に塗布されることから、その着色層２を塗布した後の表面状態は磁気記録層の表面状態の影響を強く受けることとなる。特に、バリウムフェライト等のフェライト系の磁性粉末を用いた磁気記録層は、その表面が粗くなりやすいことから、着色層２の膜厚が小さい場合には、乾燥後の着色層２の表面も粗くなり、その外観が極度に低下するという現象が見られる。そのため、着色層２の膜厚は０．５μｍ〜１０μｍ、特に１μｍ〜１０μｍが望ましい。この膜厚は、後述する隠蔽層を設けた場合も同様であり、この場合、着色層２の膜厚と隠蔽層の膜厚の合計が０．５μｍ〜１０μｍ、特に１μｍ〜１０μｍが好ましい値となる。
【００３５】
また、着色層２を構成する樹脂バインダーとして、カード基材との感熱接着性に富んだ樹脂バインダーを使用することもでき、この場合は改めて接着剤層を設ける必要はなくなる。このような手段は転写型磁気テープの製造において、工程を１工程減少することとなり、コスト削減の非常に有効な手段となる。
【００３６】
この場合、着色層２を構成する樹脂バインダーとしては、一般的には、カード基材に対して感熱接着性を示す樹脂バインダーを使用し、この樹脂バインダーを溶剤に溶解させ、ここに、上述した顔料、染料等を混合、分散して着色層２用塗布液を調整し、この着色層２用塗布液を磁気記録層上に着色層１と同じ方法により塗布、乾燥することによって得られる。
【００３７】
カード基材に感熱接着性を示す樹脂としては、例えば、塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体、あるいは、さらにビニルアルコール、無水マレイン酸あるいはアクリル酸などを加えた共重合体等の塩化ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂等を挙げることができる。
【００３８】
本発明においては、着色層２と磁気記録層との間、および／または着色層１と磁気記録層との間に隠蔽層を設けることもできる。隠蔽層は磁気記録層の色を隠蔽し、着色層の発色性を高めるために設けられる。この隠蔽層は、たとえば、アルミニウム、銅、銀等の金属粉末、もしくは酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ等の顔料を樹脂バインダー中に二本ロールミル、三本ロールミル、ボールミル、サンドミル、ディスパーなどの公知の方法で混合、分散して調整した隠蔽層用塗料を磁気記録層上および／または着色層１上にリバース方式、グラビア方式、ダイコート方式などの公知の方式により塗布、乾燥することによって得られる。また、隠蔽層に公知の顔料、染料を含有させ、隠蔽層を着色してもよい。また、隠蔽層として金属薄膜を用いることもでき、この場合、アルミニウム、錫等の金属を真空蒸着法、スパッタリング法等によって製膜する事により金属薄膜層を形成することができる。隠蔽層を複数の層で構成しても良い。
【００３９】
隠蔽層を設ける際、塗布方法により設ける場合は、その膜厚は０．５〜５μｍが好ましく、金属薄膜を隠蔽層として用いる場合は０．０５〜０．５μｍが好ましい。
【００４０】
隠蔽層を塗布方法によって設ける場合、その隠蔽層用塗布液に使用される顔料としては、アルミニウム、銅、銀等の金属粉末、及び酸化チタン、酸化亜鉛等の酸化物粉末、もしくはシリカ等の無機顔料を使用することができるが、これに限定されるものではない。
【００４１】
また、隠蔽層用塗布液に使用されるバインダー樹脂としては、公知慣用のバインダー樹脂が使用できる。例えば、ブチラール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、アクリル樹脂、スチレン−マレイン酸共重合体樹脂等が挙げられ、これらの樹脂に、必要に応じてニトリルゴム等のゴム系樹脂あるいはウレタンエラストマー等を添加することもできる。また、イソシアネート化合物を用いて熱硬化することもできる。
【００４２】
また、隠蔽層用塗布液に使用される溶剤としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン（ＭＥＫ）、メチルイソブチルケトン（ＭＩＢＫ）、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール系溶剤、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤を挙げることができ、これらの溶剤は、２種類以上を混合して使用することもできる。
【００４３】
本発明において、着色層２の磁気記録層と反対側の面、および／または着色層１と保護層との間に模様印刷層を設けることは、磁気カードの意匠性を向上させる上で有効な手段である。
【００４４】
本発明に用いられる模様印刷層は、樹脂バインダーと着色剤を必須成分として含む。具体的には、顔料や染料等の着色剤を樹脂バインダー、および樹脂バインダーを溶解する溶剤中に単独、もしくは２種類以上混合し、二本ロールミル、三本ロールミル、ボールミル、サンドミル、ディスパーなどの公知の方法で分散させて、模様層用印刷インクを作成し、公知の印刷方法で印刷、乾燥することにより模様印刷層が得られる。
【００４５】
模様印刷層に用いるバインダー樹脂としては、公知慣用のバインダー樹脂が使用できる。例えば、ブチラール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、アクリル樹脂、スチレン−マレイン酸共重合体樹脂等が挙げられ、これらの樹脂に、必要に応じてニトリルゴム等のゴム系樹脂あるいはウレタンエラストマー等を添加することもできる。また、イソシアネート化合物を用いて熱硬化することもできる。
【００４６】
模様印刷層に用いる顔料は、無機顔料としては、アルミナ、酸化チタン、酸化クロム、酸化鉄、酸化亜鉛、硫酸バリウムなど、有機顔料としては、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、ペリレン系顔料、アントラキノン系顔料、チオインジゴ系顔料、インダンスレン系顔料など多々あるが特に限定されるものではない。顔料をバインダー樹脂中に単独もしくは２種以上混合し、公知の方法で分散させて、模様印刷層用印刷インクを調整する。
【００４７】
また、上記顔料に代え、あるいは併用してフタロシアニン染料、アゾ染料、ニトロ染料、キノリン染料、メチン染料、アジン染料、ファタレイン染料等の染料を用いることもできる。
【００４８】
模様印刷層に用いる溶剤としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン（ＭＥＫ）、メチルイソブチルケトン（ＭＩＢＫ）、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール系溶剤、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤を挙げることができ、これらの溶剤は、２種類以上を混合して使用することもできる。
【００４９】
模様印刷層の膜厚は、特に限定されるものではないが、そのインクの発色性等から０．３μｍ〜１０μｍが好ましく、特に０．５μｍ〜６μｍが好ましい。
【００５０】
また、模様印刷層を形成する模様印刷インクを構成する材料として、特定の波長の光を吸収、あるいは反射する材料、蛍光、燐光を発する材料、蓄光性の材料、その他、可視、不可視を問わず、特定の方式により検出可能な材料を用いることにより、改竄防止、偽造防止性を付与することができる。
【００５１】
印刷方法としては、特に限定されるものではないが、グラビア印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷等の公知の印刷方法を用いることができる。
【００５２】
転写型磁気テープにおいて、仮支持体フィルムと磁気記録層との間に存在する保護層、模様印刷層、着色層１、隠蔽層の膜厚の合計は、カード化した際の磁気記録・再生特性の観点から、なるべく小さくする必要があり、その合計は、０．８〜１０μｍ、特に１．５〜６μｍの範囲であることが好ましい。
【００５３】
本発明において、磁気記録層は磁性粉末とバインダー樹脂を必須成分とする。
【００５４】
磁気記録層は、例えば磁性粉末、樹脂バインダーおよび樹脂バインダーを溶解する溶剤を含有する磁性塗料を、仮支持体フィルム上に保護層および着色層１をこの順に形成した上に塗布し、磁性粉末の配向処理後、乾燥することにより形成できる。
【００５５】
磁気記録層の乾燥膜厚は、好ましくは２〜５０μｍの範囲であり、さらに好ましくは５〜２０μｍの範囲である。
【００５６】
磁性粉末としては、γ−酸化鉄、マグネタイト、コバルト被着酸化鉄、２酸化クロム、鉄系メタル磁性粉、バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト等の公知の磁性粉末を用いることができる。保磁力が２０〜３２０ｋＡ／ｍの範囲のものが好ましい。
【００５７】
磁気記録層に用いるバインダー樹脂としては、公知慣用のバインダー樹脂が使用できる。例えば、ブチラール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、アクリル樹脂、スチレン−マレイン酸共重合体樹脂等が挙げられ、これらの樹脂に、必要に応じてニトリルゴム等のゴム系樹脂あるいはウレタンエラストマー等を添加することもできる。また、イソシアネート化合物を用いて熱硬化することもできる。
【００５８】
磁気記録層に用いる溶剤としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン（ＭＥＫ）、メチルイソブチルケトン（ＭＩＢＫ）、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール系溶剤、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤を挙げることができ、これらの溶剤は、２種類以上を混合して使用することもできる。
【００５９】
磁性塗料は、例えば上記磁性粉末、樹脂バインダー、溶剤を混練分散する事によって得られる。
【００６０】
また、磁性塗料には、必要に応じて界面活性剤、シランカップリング剤、可塑剤、ワックス、シリコーンオイル等の助剤類、さらにはカーボンブラックその他のフィラー類を添加することもできる。
【００６１】
磁性塗料を作製するための混練分散にあたっては、各種の混練分散機を使用することができる。この混練分散機としては、例えば二本ロールミル、三本ロールミル、ボールミル、ペブルミル、ヘンシェルミキサー、コボルミル、トロンミル、サンドミル、サンドグラインダー、セグバリアトライター、高速インペラー分散機、高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、ディスパー、高速ミキサー、ホモジナイザー、超音波分散機、オープンニーダー、連続ニーダー、加圧ニーダー等が挙げられる。
【００６２】
磁性塗料の塗布においては、特に制限はなく、公知の塗布方式を使用して良く、磁気塗料を所定量塗布後、磁性粉末の磁化容易方向が磁気記録層の塗布長手方向になるように配向処理を行って乾燥を行う。塗布方式としては、単層または複数層構成の磁気記録媒体の製造に使用される方法に準じて製造することができ、例えばグラビア方式、リバース方式、エアドクター方式、ブレードコーター方式、エアナイフコーター方式、スクイズコーター方式、含浸コーター方式、トランスファロールコーター方式、キスコーター方式、キャストコーター方式、スプレイコーター方式、ダイコーター方式などを使用できる。
【００６３】
配向方法は、公知の方式、例えば反発対向永久磁石、ソレノイド型電磁石等を用いることができる。磁場強度としては１０００〜６０００Ｇの範囲が好ましい。
【００６４】
本発明に用いられる接着剤層は、一般的には、感熱接着性を示す樹脂を溶剤に溶解させ、混合攪拌して接着剤塗料を調整し、この接着剤塗料を磁気記録層上にリバース方式、グラビア方式、ダイコート方式などの公知の方式により塗布、乾燥することによって得られる。
【００６５】
感熱接着性を示す樹脂としては、例えば、塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体、あるいは、さらにビニルアルコール、無水マレイン酸あるいはアクリル酸などを加えた共重合体等の塩化ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂等を挙げることができる。
【００６６】
接着剤層に用いる溶剤としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン（ＭＥＫ）、メチルイソブチルケトン（ＭＩＢＫ）、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール系溶剤、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤を挙げることができ、これらの溶剤は、２種類以上を混合して使用することもできる。
【００６７】
接着剤層の膜厚は０．５〜１５μｍが好ましく、特に０．５〜５μｍが好ましい。
【００６８】
磁気カードの支持体であるカード基材としては、透明または半透明であることが必須であり、その材質は問わないが、例えば、ポリ塩化ビニル、ナイロン、セルロースジアセテート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリイミド、ポリカーボネート等からなるプラスチックフィルム、生分解性を有するポリ乳酸等の生分解性フィルムもしくはシートを使用でき、これら以外であっても、磁気記録媒体としての用途別に必要な強度を有するもので有れば、特に制限なく使用できる。
【００６９】
本発明の磁気カードは、カード基材上に、カード基材に近い側から、すくなくとも、着色層２、磁気記録層、着色層１、保護層が形成され、かつ、カード基材が透明もしくは半透明であることを特徴とする磁気カードである。また、着色層２と磁気記録層との間、および／または着色層１と磁気記録層との間に隠蔽層を設けてもよい。着色層２の磁気記録層とは反対側の面、および／または着色層１と保護層との間に模様印刷層を設けても良い。着色層２がカード基材に対する感熱接着性をもたない場合、あるいは着色層２の磁気記録層と反対側の面に模様印刷層を設けた場合は、カード基材との間に接着剤層を設ける必要がある。
【００７０】
この磁気カードは、通常本発明の転写型磁気テープを用いて製造される。
【００７１】
本発明の磁気カードは、本発明の転写型磁気テープの接着剤層、あるいは着色層２が接着剤層を兼ねている場合には着色層２をカード基材と重ね合わせ、両者を熱圧着し、転写型磁気テープの仮支持体フィルムを剥離して積層構造物を転写することにより得られる。それとは別に、本発明の転写型磁気テープから仮支持体フィルムを剥離し、その接着剤層、あるいは着色層２が接着剤層を兼ねている場合には着色層２をカード基材と重ね合わせ、両者を接着することによっても得られる。また、必要により、転写された積層構造物を熱プレスしてカード基材に埋設させ、磁気カードの表面を平滑にすることもできる。
【００７２】
【実施例】
以下に実施例および比較例を用いて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない、尚、以下「部」は質量部を表すものとする。
【００７３】
（実施例１）
仮支持体フィルムとして、厚さ２４μｍのポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、このフィルムの片面上に下記ａの保護層用組成物、ｂの着色層用組成物、ｃの磁気記録層用組成物、ｂの着色層用組成物、およびｄの接着剤層用組成物をこの順に、いずれもリバースコーターを使用して塗布、乾燥し、それぞれ保護層、着色層１、磁気記録層、着色層２、および接着剤層を設けた。各層の乾燥後の膜厚は、保護層が１μm、着色層１が２μm、磁気記録層が７μm、着色層２が２μm、そして接着剤層が１．５μmとなるようにした。上記各層を設けたフィルムを１／２インチ幅に裁断して転写型磁気テープを作成した。
【００７４】
ａ 保護層用組成物
ポリビニルブチラール樹脂 １０部
（積水化学社製『エスレックＢＭ−１』）
ＭＥＫ ３５部
トルエン ３５部
エタノール ２０部
【００７５】
ｂ 着色層用組成物
酸化チタン ２０部
（石原産業社製『タイペークＲ８３０』）
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 １０部
（ユニオンカーバイド社製『ＶＡＧＨ』）
ＭＥＫ ３５部
トルエン ２５部
酢酸エチル １０部
【００７６】
ｃ 磁気記録層用組成物
バリウムフェライト磁性粉 ４０部
（戸田工業社製；保磁力 ２２０ｋＡ／ｍ）
塩化ビニル系樹脂 ６部
（日本ゼオン社製『ＭＲ−１１０』）
ポリウレタン樹脂 １１部
（大日本インキ化学工業社製『Ｌ７−７５０』）
ＭＥＫ １８部
トルエン １８部
シクロヘキサノン ７部
【００７７】
ｄ 接着剤層用組成物
ポリウレタン樹脂 １．５部
（大日本インキ化学工業社製『ＴＳ−０３』）
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 ３．５部
（電気化学社製『１０００ＬＴ３』）
ＭＥＫ ４５部
トルエン ５０部
【００７８】
（実施例２）
着色層２の乾燥後膜厚を１μmとした以外は実施例１と同様にして転写型磁気テープを作成した。
【００７９】
（実施例３）
着色層１と磁気記録層との間、および着色層２と磁気記録層との間に、下記ｅの隠蔽層用組成物を用い、リバースコーターを使用して乾燥後膜厚２μｍの隠蔽層を形成した以外は実施例１と同様にして転写型磁気テープを作成した。
【００８０】
ｅ 隠蔽層用組成物
アルミニウム粉末 ２０部
（昭和アルミパウダー社製『２１０ＥＡ』）
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 １０部
（ユニオンカーバイド社製『ＶＡＧＨ』）
ＭＥＫ ３５部
トルエン ２５部
酢酸エチル １０部
【００８１】
（実施例４）
着色層１と保護層との間、および着色層２と接着剤層との間に、下記ｆのグラビアインキを用い、グラビア印刷によって乾燥後膜厚１．５μｍの印刷層を形成した以外は実施例１と同様にして転写型磁気テープを作成した。
【００８２】
ｆ グラビアインキ
酸化チタン（石原産業社製『タイペークＲ８３０』） １５部
フタロシアニン ５部
（大日本インキ化学社製『ファーストゲンブルーＴＧＲ』）
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 １０部
（ユニオンカーバイド社製『ＶＡＧＨ』）
ＭＥＫ ３５部
トルエン ２５部
酢酸エチル １０部
【００８３】
（実施例５）
仮支持体フィルムとして、厚さ２４μｍのポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、このフィルムの片面上に下記ａの保護層用組成物、ｂの着色層用組成物、ｃの磁気記録層用組成物、およびｇの着色層２用接着性組成物をこの順に、いずれもリバースコーターを使用して塗布、乾燥し、それぞれ保護層、着色層１、磁気記録層、および接着性を有する着色層２を設けた。各層の乾燥後の膜厚は、保護層が１μm、着色層１が２μm、磁気記録層が７μm、そして接着性を有する着色層２が２μmとなるようにした。上記各層を設けたフィルムを１／２インチ幅に裁断して転写型磁気テープを作成した。
【００８４】
ｇ 着色層２用接着性組成物
酸化チタン（石原産業社製『タイペークＲ８３０』） ２０部
ポリウレタン樹脂 ２部
（大日本インキ化学工業社製 ＴＳ−０３）
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 ８部
（電気化学社製 １０００ＬＴ３）
ＭＥＫ ３５部
トルエン ２５部
酢酸エチル １０部
【００８５】
（比較例１）
着色層２を設けなかった以外は実施例１と同様にして転写型磁気テープを作成した。
【００８６】
（比較例２）
着色層２の乾燥後膜厚を０．４μｍとした以外は実施例１と同様にして転写型磁気テープを作製した。
【００８７】
（磁気カード）
実施例１〜５および比較例１〜２で作製した転写型磁気テープを使用し、カード作成機（インターライン社製『ＬＸ−ＥＭ４』）により透明のポリ塩化ビニル製のカード基体（太平化学社製；１００μｍ厚透明塩化ビニルシートを８枚積層したもの）に積層物を転写した後、仮支持体フィルムを除去し、１４０℃、０．１３ＭＰａの条件下で熱プレス加工し、カード状に打ち抜いて磁気カードを作製した。
【００８８】
（試験項目および結果）
磁気カードの、磁気ストライプを設けた側とは反対側からみた場合の審美性、意匠性を目視にて評価した。
【００８９】
実施例１〜５および比較例１〜２の転写型磁気テープを使用して作製した磁気カードの層構成と審美性の目視評価の結果を表１に示す。着色層１、２と磁気記録層との間に隠蔽層を設けた実施例３は、着色層の発色が最も良好であり、最も審美性に優れていた。また、模様印刷層を設けた実施例４は、着色層を背景として任意のデザインを施せることから、意匠性にも優れていた。一方、着色層２を設けていない比較例１は、磁気記録層の色である茶色が透明カード基材を透して視覚可能に現れ、審美性は劣っている。また、着色層２を０．４μｍとした比較例２では、着色層２の表面には、塗工時に下層となる磁気記録層表面の微細な凹凸がそのまま現れて美観を損ねており、また、磁気記録層の色を完全には隠蔽しきれず、着色層２の色と磁気記録層の色とが混ざった状態、すなわち、視覚可能に現れた色は着色層２の色である白色ではなく、この両層の色が混ざった薄茶色となっているために、審美性は劣っていた。実施例１、実施例２ではこのような着色層２表面の微細な凹凸は見られず、審美性は向上している。また、着色層２に接着剤層の機能を付与した実施例５では、その審美性は実施例１と同等であった。
【００９０】
【表１】
【発明の効果】
透明、もしくは半透明のカード基材上に、カード基材に近い側から、少なくとも着色層２、磁気記録層、着色層１、保護層を形成することによって、磁気カードの磁気ストライプを設けた面、および磁気ストライプを設けた側とは反対側の面から目視した場合の審美性、意匠性に富んだ磁気カードを製造することが可能となる。また、該磁気カードを、転写工程を経て製造するにあたっては、磁気カードの製造に用いられる転写型磁気テープとして、仮支持体フィルム上に、仮支持体フィルムに近い側から、少なくとも、仮支持体フィルムとの剥離性を有する保護層、着色層１，磁気記録層、着色層２が積層された転写型磁気テープを用いることによって、容易にこれを実現できる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a transfer type magnetic tape and a magnetic card, and more particularly to a transfer type magnetic tape that imparts high aesthetics to a magnetic card and a magnetic card that has high aesthetics.
[0002]
[Prior art]
In the manufacture of a magnetic card such as a credit card, bank card, ID card or the like having a magnetic stripe as a part thereof, a transfer type magnetic tape is used to give a magnetic stripe portion to the magnetic card. Already known. In general, a transfer-type magnetic tape is a protective layer, a magnetic recording layer, which has a peelability from the temporary support film on the temporary support film, and has a function of surface protection as the outermost layer of the card after being formed into a card. The adhesive layer is provided in this order, and in the process of manufacturing the magnetic card, the adhesive layer of the transfer magnetic tape and the card substrate are stacked face to face, heated, and pressurized, The temporary support film is peeled off and removed, and the transfer of the protective layer, magnetic recording layer, and adhesive layer to the card substrate is completed. Thereafter, if necessary, the magnetic card onto which the magnetic stripe has been transferred is hot-pressed, and the layer including the magnetic recording layer is embedded in the card substrate to complete the magnetic card.
[0003]
For this reason, the magnetic stripe portion of the magnetic card manufactured in the above process cannot avoid the appearance of the color of the magnetic recording layer on the surface through the transparent protective layer, and generally has a dark shade such as brown or black. Stripes appeared on the card surface, limiting the aesthetics of the magnetic card.
[0004]
In order to solve this, a transfer type magnetic tape has been proposed in which a colored layer is provided between a protective layer and a magnetic recording layer. This transfer type magnetic tape has a protective layer, a colored layer, a magnetic recording layer, and an adhesive layer, which are peelable from the temporary support film, laminated in this order on the temporary support film to produce a magnetic card. In this step, the transfer type magnetic tape having no colored layer is used in the same manner. As a result, in the manufactured magnetic card, an arbitrary color of the colored layer appears visually in the stripe portion through the protective layer, and the dark color of the magnetic recording layer is concealed, thereby improving aesthetics. .
[0005]
In addition, a transfer type magnetic tape provided with the above-described colored layer has been proposed in which pattern layer printing is provided in which pattern printing such as letters and patterns is arranged between the protective layer and the colored layer. This pattern printing layer is provided by printing an arbitrary pattern on the protective layer provided on the temporary support by gravure printing, offset printing, flexographic printing, etc., and the transfer type magnetic tape provided with this pattern printing layer In the magnetic card manufactured using the above, a design such as a character, a pattern, etc. appears visually in the stripe portion on the magnetic card, and the design is improved.
[0006]
On the other hand, until now, the card base has generally been opaque, and the magnetic stripe does not appear visibly on the opposite side of the magnetic card. No special consideration was given to the surface of the transfer type magnetic tape on the adhesive layer side.
[0007]
However, in recent years, the design of cards has also been diversified, and card base materials made of various materials have been used in order to differentiate from other cards. In particular, a transparent or translucent card base material has attracted attention because it can form a new image as compared with a magnetic card using a conventional opaque card base material.
[0008]
However, when such a transparent or translucent card substrate is used, a magnetic card is formed using a transfer type magnetic tape in which a colored layer or a pattern printing layer is provided between the protective layer and the magnetic recording layer. Even if it is manufactured, the surface of the magnetic card on which the magnetic stripe is provided has a colored layer and a patterned layer that appear visibly and improves aesthetics and design, but is opposite to the side on which the magnetic stripe is provided. When viewed from the surface, no special consideration is given to the surface of the transfer-type magnetic tape on the adhesive layer side, so the dark color of the magnetic recording layer can be seen through a transparent or translucent card substrate. Inevitably, this has been an obstacle to the aesthetics and design of magnetic cards.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
The problem to be solved by the present invention is that when a magnetic card is made using a transparent or translucent card base material, when the magnetic card is viewed from the side opposite to the side where the magnetic stripe is provided. To provide a transfer-type magnetic tape capable of producing a magnetic card with high aesthetics and design, and aesthetics when viewed from the opposite side of the magnetic card to the side on which the magnetic stripe is provided. It is to provide a magnetic card rich in design.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors, as a transfer type magnetic tape used in the manufacture of magnetic cards, on the temporary support film, from the side close to the temporary support film, at least, a protective layer having releasability from the temporary support film, By creating a transfer-type magnetic tape in which the colored layer 1, the magnetic recording layer, and the colored layer 2 are laminated, and using this to transfer the laminated structure to a transparent or translucent card base, I found it to be achieved.
[0011]
Moreover, in the transfer type magnetic tape, by providing a pattern printing layer on the surface of the colored layer 2 opposite to the magnetic recording layer side, a magnetic card rich in aesthetics and design can be obtained.
[0012]
The transfer type magnetic tape according to the present invention includes one in which the colored layer 2 has heat-sensitive adhesiveness to the card substrate. In this case, the colored layer 2 has both functions of the colored layer and the adhesive layer, and it is not necessary to provide an adhesive layer again. However, when a pattern printing layer is provided on the surface of the colored layer 2 opposite to the magnetic recording layer side, it is necessary to provide an adhesive layer on the pattern printing layer.
[0013]
The “colored layer having heat-sensitive adhesiveness to the card substrate” can also be expressed as “an adhesive layer containing a colorant”, and it goes without saying that the two are synonymous.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the transfer type magnetic tape and magnetic card of the present invention will be described in detail.
[0015]
The transfer type magnetic tape of the present invention has a temporary support film, a peelability from the temporary support film, and a protective layer and protective layer that protect the surface as the outermost layer of the magnetic card after being transferred to the card The colored layer 1 provided above, the magnetic recording layer provided on the colored layer 1, and the colored layer 2 provided on the magnetic recording layer are essential. A concealing layer can also be provided between the colored layer 2 and the magnetic recording layer and / or between the colored layer 1 and the magnetic recording layer. Also, an adhesive layer can be provided on the surface of the colored layer 2 opposite to the magnetic recording layer. However, if the colored layer 2 has thermal adhesiveness to the card substrate, an adhesive layer is provided again. There is no need. A pattern printing layer may be provided on the surface of the colored layer 2 opposite to the magnetic recording layer and / or between the colored layer 1 and the protective layer. When the pattern printing layer is provided on the surface of the colored layer 2 opposite to the magnetic recording layer, it is necessary to provide an adhesive layer thereon.
[0016]
In the present invention, any known film can be used as the temporary support film. Examples thereof include polyesters such as polyethylene terephthalate and polyethylene-2,6-naphthalate, polyolefins such as polypropylene, cellulose derivatives such as cellulose triacetate and cellulose diacetate, and plastics such as polyamide and polycarbonate. Of these, polyethylene terephthalate having both tensile strength and heat resistance is preferred. This temporary support film is peeled off at the stage of manufacturing the magnetic card described later.
[0017]
Although there is no restriction | limiting in particular in the thickness of a temporary support body film, Usually, 3-100 micrometers, Preferably it is 5-50 micrometers.
[0018]
The protective layer in the present invention is a layer having a surface protecting function as an outermost layer of each layer after being easily peeled off from the temporary support film together with other layers during transfer.
[0019]
As the resin binder constituting the protective layer, for example, cellulose resin, polyvinyl butyral resin, epoxy resin, phenol resin, polyester resin, polyurethane resin, acrylic resin, methyl methacrylate homopolymer and copolymer, melamine resin, etc. And mixtures of these resins.
[0020]
The protective layer is formed, for example, by dissolving the resin binder in a solvent to form a protective layer coating solution, which is applied onto a temporary support film by a known method such as a reverse method, a gravure method, or a die coating method.
[0021]
Examples of the solvent used in the coating solution for the protective layer include acetone-based solvents such as methyl ethyl ketone (MEK), methyl isobutyl ketone (MIBK), cyclohexanone, ester solvents such as methyl acetate, ethyl acetate, and butyl acetate, methanol, Examples include alcohol solvents such as ethanol and propanol, hydrocarbons such as hexane, benzene, toluene, and xylene, and ether solvents such as glycol dimethyl ether, glycol monoethyl ether, dioxane, and tetrahydrofuran. These solvents include two types. The above can also be mixed and used.
[0022]
Furthermore, soybean lecithin, a phthalic acid plasticizer, microsilica, wax, or the like can be added to the protective layer as a film modifier as necessary. In addition, it is preferable to add a curing agent such as a polyisocyanate compound to crosslink between the resin binder molecules in order to improve the durability of the protective layer.
[0023]
The dry coating thickness of the protective layer is 0.3-5 μm, preferably 0.5-2 μm.
[0024]
The colored layer 1 and the colored layer 2 of the present invention contain a resin binder and a colorant as essential components. Specifically, a coloring agent such as a pigment or a dye is used alone or in a mixture of two or more in a resin binder and a solvent that dissolves the resin binder, and dispersed by a known method. A coating liquid for layer 2 is prepared, and is applied and dried by a known method such as a reverse method, a gravure coating method, a die coating method, etc., thereby obtaining colored layer 1 and colored layer 2.
[0025]
The pigments used for the colored layer 1 and the colored layer 2 are inorganic pigments such as alumina, titanium oxide, chromium oxide, iron oxide, zinc oxide, and barium sulfate, and organic pigments include azo pigments, phthalocyanine pigments, and quinacridone pigments. There are many pigments, perylene pigments, anthraquinone pigments, thioindigo pigments, indanthrene pigments, but there is no particular limitation. A pigment is mixed alone or in combination of two or more in a binder resin, and dispersed by a known method such as a two-roll mill, a three-roll mill, a ball mill, a sand mill, or a disper to produce a coating solution for colored layer 1 or a coating solution for colored layer 2 Adjust.
[0026]
Moreover, it can replace with the said pigment or can also use together dyes, such as a phthalocyanine dye, an azo dye, a nitro dye, a quinoline dye, a methine dye, an azine dye, a fatalein dye.
[0027]
As the binder resin used in the coating solution for the colored layer 1 and the coating solution for the colored layer 2, known and usual binder resins can be used. Examples include butyral resin, vinyl chloride-vinyl acetate copolymer resin, urethane resin, polyester resin, cellulosic resin, acrylic resin, styrene-maleic acid copolymer resin, and the like. A rubber resin such as nitrile rubber or a urethane elastomer can also be added. It can also be thermally cured using an isocyanate compound.
[0028]
Examples of the solvent used in the coating solution for the colored layer 1 and the coating solution for the colored layer 2 include ketone solvents such as acetone, methyl ethyl ketone (MEK), methyl isobutyl ketone (MIBK), cyclohexanone, methyl acetate, ethyl acetate, and butyl acetate. And ester solvents such as methanol, ethanol and propanol, hydrocarbons such as hexane, benzene, toluene and xylene, and ether solvents such as glycol dimethyl ether, glycol monoethyl ether, dioxane and tetrahydrofuran. These solvents can also be used as a mixture of two or more.
[0029]
The coating liquid for colored layer 1 and the coating liquid for colored layer 2 used for forming the colored layer 1 and the colored layer 2 may be the same, or different coating liquids having different colors may be used.
[0030]
The colored layer 1 is located on the surface layer side of the card with respect to the magnetic recording layer when the card is formed. Therefore, if the thickness of the colored layer 1 is made too large, the distance between the recording / reproducing head and the magnetic recording layer increases during magnetic recording / reproduction, and the reproduction output decreases, so-called output loss due to spacing increases. However, the necessary recording / reproduction characteristics as a magnetic recording medium cannot be maintained.
[0031]
For this reason, it is necessary to make up the film thickness of the magnetic recording layer to compensate for a decrease in reproduction output due to an increase in output loss due to spacing.
[0032]
However, the resolution, which is another important characteristic of magnetic recording, decreases as the magnitude of output loss due to spacing increases and as the film thickness of the magnetic recording layer itself increases, so magnetic recording There is a limit to increasing the thickness of the layer.
[0033]
In addition, the colored layer 1 may have a lower effect of hiding the color of the magnetic recording layer as its film thickness becomes smaller. Taking these into account, the film thickness is 0.5 to 10 μm, particularly 1 to 6 μm. Preferably there is. This film thickness is the same when a concealing layer described later is provided. In this case, the total thickness of the colored layer 1 and the concealing layer is 0.5 to 10 μm, and particularly preferably 1 to 6 μm. Become.
[0034]
On the other hand, since the colored layer 2 is positioned closer to the card substrate than the magnetic recording layer in the magnetic card, it cannot cause output loss due to spacing during magnetic recording / reproduction. There is no regulation of film thickness. However, since the colored layer 2 is applied on the magnetic recording layer, the surface state after applying the colored layer 2 is strongly influenced by the surface state of the magnetic recording layer. In particular, since the surface of a magnetic recording layer using a ferrite-based magnetic powder such as barium ferrite tends to be rough, the surface of the colored layer 2 after drying is rough when the thickness of the colored layer 2 is small. The phenomenon that the external appearance falls extremely is seen. Therefore, the thickness of the colored layer 2 is preferably 0.5 μm to 10 μm, particularly 1 μm to 10 μm. This film thickness is the same when a concealing layer to be described later is provided. In this case, the total thickness of the colored layer 2 and the concealing layer is 0.5 μm to 10 μm, and particularly preferably 1 μm to 10 μm. Become.
[0035]
Further, as the resin binder constituting the colored layer 2, a resin binder having high heat-sensitive adhesiveness with the card substrate can be used. In this case, it is not necessary to provide an adhesive layer again. Such means reduces the number of steps by one in the manufacture of the transfer type magnetic tape, and is a very effective means for cost reduction.
[0036]
In this case, as the resin binder constituting the colored layer 2, generally, a resin binder exhibiting heat-sensitive adhesiveness to the card substrate is used, and the resin binder is dissolved in a solvent. It is obtained by mixing and dispersing pigments, dyes, and the like to prepare a coating solution for the colored layer 2, and applying and drying the coating solution for the colored layer 2 on the magnetic recording layer in the same manner as the colored layer 1.
[0037]
Examples of the resin exhibiting heat-sensitive adhesiveness to the card base include vinyl chloride and vinyl acetate copolymers, or vinyl chloride, maleic anhydride, acrylic acid, and other vinyl chloride-based copolymers. Examples thereof include a resin, a polyester resin, an acrylic resin, a polyimide resin, and a polyurethane resin.
[0038]
In the present invention, a concealing layer may be provided between the colored layer 2 and the magnetic recording layer and / or between the colored layer 1 and the magnetic recording layer. The concealing layer is provided to conceal the color of the magnetic recording layer and enhance the color developability of the colored layer. This concealing layer is, for example, a metal powder such as aluminum, copper or silver, or a pigment such as titanium oxide, zinc oxide or silica in a resin binder, such as a two-roll mill, a three-roll mill, a ball mill, a sand mill, or a disper. The coating material for the concealing layer prepared by mixing and dispersing by the method is obtained by applying and drying on the magnetic recording layer and / or the colored layer 1 by a known method such as a reverse method, a gravure method, or a die coating method. Further, the masking layer may be colored by adding a known pigment or dye to the masking layer. A metal thin film can also be used as the concealing layer. In this case, the metal thin film layer can be formed by forming a metal such as aluminum or tin by a vacuum deposition method, a sputtering method, or the like. The concealing layer may be composed of a plurality of layers.
[0039]
When providing the concealing layer, when it is provided by a coating method, the film thickness is preferably 0.5 to 5 μm, and when a metal thin film is used as the concealing layer, 0.05 to 0.5 μm is preferable.
[0040]
When the masking layer is provided by a coating method, the pigment used in the masking layer coating liquid includes metal powders such as aluminum, copper and silver, and oxide powders such as titanium oxide and zinc oxide, or inorganics such as silica. Although a pigment can be used, it is not limited to this.
[0041]
Moreover, well-known and usual binder resin can be used as binder resin used for the coating liquid for concealment layers. Examples include butyral resin, vinyl chloride-vinyl acetate copolymer resin, urethane resin, polyester resin, cellulosic resin, acrylic resin, styrene-maleic acid copolymer resin, and the like. A rubber resin such as nitrile rubber or a urethane elastomer can also be added. It can also be thermally cured using an isocyanate compound.
[0042]
Examples of the solvent used in the coating solution for the masking layer include ketone solvents such as acetone, methyl ethyl ketone (MEK), methyl isobutyl ketone (MIBK), and cyclohexanone, and ester solvents such as methyl acetate, ethyl acetate, and butyl acetate. , Alcohol solvents such as methanol, ethanol, propanol, hydrocarbons such as hexane, benzene, toluene, xylene, and ether solvents such as glycol dimethyl ether, glycol monoethyl ether, dioxane, tetrahydrofuran, etc. Two or more types can be mixed and used.
[0043]
In the present invention, it is effective for improving the design of the magnetic card to provide a pattern printing layer on the surface of the colored layer 2 opposite to the magnetic recording layer and / or between the colored layer 1 and the protective layer. Means.
[0044]
The pattern printing layer used in the present invention contains a resin binder and a colorant as essential components. Specifically, coloring agents such as pigments and dyes are used in a resin binder and a solvent for dissolving the resin binder alone or in combination of two or more kinds, and known as a two-roll mill, a three-roll mill, a ball mill, a sand mill, a disper, etc. The pattern printing layer is obtained by dispersing the ink by the above method to prepare a pattern layer printing ink, and printing and drying by a known printing method.
[0045]
As the binder resin used for the pattern print layer, a known and commonly used binder resin can be used. Examples include butyral resin, vinyl chloride-vinyl acetate copolymer resin, urethane resin, polyester resin, cellulosic resin, acrylic resin, styrene-maleic acid copolymer resin, and the like. A rubber resin such as nitrile rubber or a urethane elastomer can also be added. It can also be thermally cured using an isocyanate compound.
[0046]
Pigments used in the pattern printing layer include alumina, titanium oxide, chromium oxide, iron oxide, zinc oxide, barium sulfate, etc. as inorganic pigments, and azo pigments, phthalocyanine pigments, quinacridone pigments, perylene types as organic pigments. There are many pigments, anthraquinone pigments, thioindigo pigments, indanthrene pigments, but there is no particular limitation. A pigment is mixed in the binder resin alone or in combination of two or more, and dispersed by a known method to prepare a printing ink for a pattern printing layer.
[0047]
Moreover, it can replace with the said pigment or can also use together dyes, such as a phthalocyanine dye, an azo dye, a nitro dye, a quinoline dye, a methine dye, an azine dye, a fatalein dye.
[0048]
Examples of the solvent used for the pattern printing layer include ketone solvents such as acetone, methyl ethyl ketone (MEK), methyl isobutyl ketone (MIBK), and cyclohexanone, ester solvents such as methyl acetate, ethyl acetate, and butyl acetate, methanol, ethanol, and propanol. And alcohol solvents such as hexane, benzene, toluene and xylene, and ether solvents such as glycol dimethyl ether, glycol monoethyl ether, dioxane and tetrahydrofuran. These solvents are mixed in two or more types. Can also be used.
[0049]
The thickness of the pattern printing layer is not particularly limited, but is preferably 0.3 μm to 10 μm, particularly preferably 0.5 μm to 6 μm, from the color developability of the ink.
[0050]
In addition, the material constituting the pattern printing ink for forming the pattern printing layer may be a material that absorbs or reflects light of a specific wavelength, a material that emits fluorescence or phosphorescence, a phosphorescent material, or any other visible or invisible By using a material that can be detected by a specific method, anti-counterfeiting and anti-counterfeiting properties can be imparted.
[0051]
Although it does not specifically limit as a printing method, Well-known printing methods, such as gravure printing, flexographic printing, offset printing, and screen printing, can be used.
[0052]
In the transfer type magnetic tape, the total thickness of the protective layer, the pattern printing layer, the colored layer 1 and the concealing layer existing between the temporary support film and the magnetic recording layer is the magnetic recording / reproducing characteristics when the card is formed. In view of the above, it is necessary to make it as small as possible, and the total is preferably in the range of 0.8 to 10 μm, particularly 1.5 to 6 μm.
[0053]
In the present invention, the magnetic recording layer contains magnetic powder and a binder resin as essential components.
[0054]
The magnetic recording layer is formed by, for example, applying a magnetic coating containing a magnetic powder, a resin binder, and a solvent that dissolves the resin binder on the temporary support film after the protective layer and the colored layer 1 are formed in this order. It can be formed by drying after the orientation treatment.
[0055]
The dry film thickness of the magnetic recording layer is preferably in the range of 2 to 50 μm, more preferably in the range of 5 to 20 μm.
[0056]
As the magnetic powder, known magnetic powders such as γ-iron oxide, magnetite, cobalt-coated iron oxide, chromium dioxide, iron-based metal magnetic powder, barium ferrite, and strontium ferrite can be used. Those having a coercive force in the range of 20 to 320 kA / m are preferred.
[0057]
As the binder resin used for the magnetic recording layer, known and commonly used binder resins can be used. Examples include butyral resin, vinyl chloride-vinyl acetate copolymer resin, urethane resin, polyester resin, cellulosic resin, acrylic resin, styrene-maleic acid copolymer resin, and the like. A rubber resin such as nitrile rubber or a urethane elastomer can also be added. It can also be thermally cured using an isocyanate compound.
[0058]
Examples of the solvent used for the magnetic recording layer include ketone solvents such as acetone, methyl ethyl ketone (MEK), methyl isobutyl ketone (MIBK), and cyclohexanone, ester solvents such as methyl acetate, ethyl acetate, and butyl acetate, methanol, ethanol, and propanol. And alcohol solvents such as hexane, benzene, toluene and xylene, and ether solvents such as glycol dimethyl ether, glycol monoethyl ether, dioxane and tetrahydrofuran. These solvents are mixed in two or more types. Can also be used.
[0059]
The magnetic paint can be obtained, for example, by kneading and dispersing the magnetic powder, resin binder, and solvent.
[0060]
In addition, surfactants, silane coupling agents, plasticizers, waxes, silicone oils and other auxiliary agents, carbon black and other fillers may be added to the magnetic coating as necessary.
[0061]
Various kneading and dispersing machines can be used for kneading and dispersing for producing the magnetic paint. Examples of the kneading and dispersing machine include a two-roll mill, a three-roll mill, a ball mill, a pebble mill, a Henschel mixer, a cobol mill, a tron mill, a sand mill, a sand grinder, a seg barrier striker, a high-speed impeller disperser, a high-speed stone mill, and a high-speed impact mill. , Disperser, high-speed mixer, homogenizer, ultrasonic disperser, open kneader, continuous kneader, pressure kneader and the like.
[0062]
There is no particular limitation on the application of the magnetic paint, and a known application method may be used. After applying a predetermined amount of the magnetic paint, the orientation treatment is performed so that the direction of easy magnetization of the magnetic powder becomes the longitudinal direction of application of the magnetic recording layer. To dry. As a coating method, it can be manufactured according to a method used for manufacturing a magnetic recording medium having a single layer or a plurality of layers, for example, a gravure method, a reverse method, an air doctor method, a blade coater method, an air knife coater method, A squeeze coater method, an impregnation coater method, a transfer roll coater method, a kiss coater method, a cast coater method, a spray coater method, a die coater method, and the like can be used.
[0063]
As the orientation method, a known method such as a repulsive counter permanent magnet, a solenoid electromagnet, or the like can be used. The magnetic field strength is preferably in the range of 1000 to 6000G.
[0064]
The adhesive layer used in the present invention is generally prepared by dissolving a resin exhibiting heat-sensitive adhesive properties in a solvent, mixing and stirring to prepare an adhesive coating, and applying this adhesive coating on the magnetic recording layer. It is obtained by coating and drying by a known method such as a gravure method or a die coating method.
[0065]
Examples of the resin exhibiting heat-sensitive adhesion include vinyl chloride resins such as copolymers of vinyl chloride and vinyl acetate, or copolymers added with vinyl alcohol, maleic anhydride or acrylic acid, and polyester resins. , Acrylic resin, polyimide resin, polyurethane resin and the like.
[0066]
Examples of the solvent used for the adhesive layer include ketone solvents such as acetone, methyl ethyl ketone (MEK), methyl isobutyl ketone (MIBK), and cyclohexanone, ester solvents such as methyl acetate, ethyl acetate, and butyl acetate, methanol, ethanol, and propanol. Alcohol solvents such as hexane, benzene, toluene, xylene, etc., and ether solvents such as glycol dimethyl ether, glycol monoethyl ether, dioxane, tetrahydrofuran, etc. Can also be used.
[0067]
The thickness of the adhesive layer is preferably 0.5 to 15 μm, particularly preferably 0.5 to 5 μm.
[0068]
As a card base material that is a support for a magnetic card, it is essential to be transparent or translucent, and the material thereof is not limited. For example, polyvinyl chloride, nylon, cellulose diacetate, polystyrene, polyethylene, polypropylene, Plastic films made of polyester, polyimide, polycarbonate, etc., biodegradable films or sheets of biodegradable polylactic acid, etc. can be used. Can be used without any particular limitation.
[0069]
In the magnetic card of the present invention, at least the colored layer 2, the magnetic recording layer, the colored layer 1, and the protective layer are formed on the card substrate from the side close to the card substrate, and the card substrate is transparent or semi-transparent. It is a magnetic card characterized by being transparent. Further, a concealing layer may be provided between the colored layer 2 and the magnetic recording layer and / or between the colored layer 1 and the magnetic recording layer. A pattern printed layer may be provided on the surface of the colored layer 2 opposite to the magnetic recording layer and / or between the colored layer 1 and the protective layer. When the colored layer 2 does not have heat-sensitive adhesiveness to the card substrate, or when a pattern printing layer is provided on the surface of the colored layer 2 opposite to the magnetic recording layer, an adhesive layer is provided between the colored layer 2 and the card substrate. It is necessary to provide.
[0070]
This magnetic card is usually manufactured using the transfer type magnetic tape of the present invention.
[0071]
In the magnetic card of the present invention, when the adhesive layer of the transfer type magnetic tape of the present invention or the colored layer 2 also serves as the adhesive layer, the colored layer 2 is overlapped with the card substrate, and both are thermocompression bonded. It is obtained by peeling the temporary support film of the transfer type magnetic tape and transferring the laminated structure. Separately, the temporary support film is peeled from the transfer type magnetic tape of the present invention, and when the adhesive layer or the colored layer 2 also serves as the adhesive layer, the colored layer 2 is overlapped with the card substrate. It can also be obtained by bonding the two together. In addition, if necessary, the transferred laminated structure can be hot-pressed and embedded in the card substrate to smooth the surface of the magnetic card.
[0072]
【Example】
The present invention will be described in more detail below using examples and comparative examples, but the present invention is not limited to the examples, and hereinafter, “parts” represents parts by mass.
[0073]
Example 1
As a temporary support film, a polyethylene terephthalate film having a thickness of 24 μm was used. On one side of this film, a protective layer composition a, a colored layer composition b, a magnetic recording layer composition c, The colored layer composition and the adhesive layer composition d were applied in this order using a reverse coater and dried, and the protective layer, the colored layer 1, the magnetic recording layer, the colored layer 2, and the adhesive layer, respectively. An agent layer was provided. The thickness of each layer after drying was such that the protective layer was 1 μm, the colored layer 1 was 2 μm, the magnetic recording layer was 7 μm, the colored layer 2 was 2 μm, and the adhesive layer was 1.5 μm. The film provided with the above layers was cut into ½ inch widths to prepare a transfer type magnetic tape.
[0074]
a Protective layer composition
Polyvinyl butyral resin 10 parts
("S REC BM-1" manufactured by Sekisui Chemical Co., Ltd.)
MEK 35 parts
Toluene 35 parts
20 parts of ethanol
[0075]
b Composition for colored layer
Titanium oxide 20 parts
(Ishihara Sangyo “Taipeke R830”)
10 parts of vinyl chloride-vinyl acetate copolymer resin
(Union Carbide “VAGH”)
MEK 35 parts
25 parts of toluene
10 parts of ethyl acetate
[0076]
c Composition for magnetic recording layer
40 parts of barium ferrite magnetic powder
(Toda Kogyo Co., Ltd .; coercive force 220 kA / m)
6 parts of vinyl chloride resin
("MR-110" manufactured by Zeon Corporation)
11 parts of polyurethane resin
("L7-750" manufactured by Dainippon Ink & Chemicals, Inc.)
MEK 18 parts
18 parts of toluene
Cyclohexanone 7 parts
[0077]
d Adhesive layer composition
1.5 parts of polyurethane resin
("TS-03" manufactured by Dainippon Ink & Chemicals, Inc.)
Vinyl chloride-vinyl acetate copolymer resin 3.5 parts
("1000LT3" manufactured by Denki Kagaku)
MEK 45 parts
50 parts of toluene
[0078]
(Example 2)
A transfer type magnetic tape was prepared in the same manner as in Example 1 except that the thickness of the colored layer 2 after drying was changed to 1 μm.
[0079]
Example 3
Between the colored layer 1 and the magnetic recording layer, and between the colored layer 2 and the magnetic recording layer, a concealing layer composition of the following e is used, and a concealing layer having a thickness of 2 μm after drying using a reverse coater is formed. A transfer type magnetic tape was prepared in the same manner as in Example 1 except that it was formed.
[0080]
e Concealment layer composition
20 parts of aluminum powder
("210EA" manufactured by Showa Aluminum Powder)
10 parts of vinyl chloride-vinyl acetate copolymer resin
(Union Carbide “VAGH”)
MEK 35 parts
25 parts of toluene
10 parts of ethyl acetate
[0081]
(Example 4)
Implemented except that a gravure ink of the following f was used between the colored layer 1 and the protective layer, and between the colored layer 2 and the adhesive layer, and a printed layer having a film thickness of 1.5 μm was formed after drying by gravure printing. A transfer type magnetic tape was prepared in the same manner as in Example 1.
[0082]
f Gravure ink
Titanium oxide (Ishihara Sangyo "Taipeke R830") 15 parts
Phthalocyanine 5 parts
(“First Gen Blue TGR” manufactured by Dainippon Ink & Chemicals, Inc.)
10 parts of vinyl chloride-vinyl acetate copolymer resin
(Union Carbide “VAGH”)
MEK 35 parts
25 parts of toluene
10 parts of ethyl acetate
[0083]
(Example 5)
As a temporary support film, a polyethylene terephthalate film having a thickness of 24 μm was used. On one side of the film, the following composition for protective layer a, composition for colored layer b, composition for magnetic recording layer c, and g The adhesive composition for colored layer 2 was applied and dried in this order using a reverse coater to provide a protective layer, a colored layer 1, a magnetic recording layer, and a colored layer 2 having adhesiveness, respectively. The thickness of each layer after drying was such that the protective layer was 1 μm, the colored layer 1 was 2 μm, the magnetic recording layer was 7 μm, and the adhesive colored layer 2 was 2 μm. The film provided with the above layers was cut into ½ inch widths to prepare a transfer type magnetic tape.
[0084]
g Adhesive composition for colored layer 2
Titanium oxide (Ishihara Sangyo "Taipeke R830") 20 parts
2 parts polyurethane resin
(TS-03 manufactured by Dainippon Ink & Chemicals, Inc.)
8 parts of vinyl chloride-vinyl acetate copolymer resin
(1000LT3, manufactured by Denki Kagaku)
MEK 35 parts
25 parts of toluene
10 parts of ethyl acetate
[0085]
(Comparative Example 1)
A transfer type magnetic tape was prepared in the same manner as in Example 1 except that the colored layer 2 was not provided.
[0086]
(Comparative Example 2)
A transfer type magnetic tape was produced in the same manner as in Example 1 except that the thickness of the colored layer 2 after drying was changed to 0.4 μm.
[0087]
(Magnetic card)
Using the transfer type magnetic tapes produced in Examples 1 to 5 and Comparative Examples 1 and 2, a transparent polyvinyl chloride card substrate (Taihei Chemical Co., Ltd.) using a card making machine (“LX-EM4” produced by Interline) Manufactured; 8 laminates of 100 μm thick transparent vinyl chloride sheets), the laminate was transferred, the temporary support film was removed, and hot-pressed under conditions of 140 ° C. and 0.13 MPa, and punched into a card shape Magnetic cards were produced.
[0088]
(Test items and results)
The aesthetic and design properties of the magnetic card as viewed from the side opposite to the side on which the magnetic stripe was provided were visually evaluated.
[0089]
Table 1 shows the results of visual evaluation of the layer configuration and aesthetics of the magnetic cards produced using the transfer type magnetic tapes of Examples 1 to 5 and Comparative Examples 1 and 2. In Example 3 in which a concealing layer was provided between the colored layers 1 and 2 and the magnetic recording layer, the color of the colored layer was the best and the most aesthetic. Moreover, since Example 4 which provided the pattern printing layer can give arbitrary designs with a colored layer as a background, it was excellent also in the design property. On the other hand, in Comparative Example 1 in which the colored layer 2 is not provided, brown, which is the color of the magnetic recording layer, appears visibly through the transparent card substrate, and the aesthetics are inferior. Further, in Comparative Example 2 in which the colored layer 2 is 0.4 μm, fine irregularities on the surface of the magnetic recording layer, which is the lower layer, appear as they are on the surface of the colored layer 2 and the appearance is impaired. The color of the magnetic recording layer cannot be completely hidden, and the color of the colored layer 2 and the color of the magnetic recording layer are mixed, that is, the color that appears visually is not white, which is the color of the colored layer 2, Since the colors of both layers are light brown, the aesthetics are inferior. In Example 1 and Example 2, such fine irregularities on the surface of the colored layer 2 are not seen, and the aesthetics are improved. Moreover, in Example 5 which provided the function of the adhesive bond layer to the colored layer 2, the aesthetics were equivalent to Example 1.
[0090]
[Table 1]
【The invention's effect】
A surface on which a magnetic stripe of a magnetic card is provided by forming at least a colored layer 2, a magnetic recording layer, a colored layer 1 and a protective layer on a transparent or translucent card substrate from the side close to the card substrate. In addition, it is possible to manufacture a magnetic card that is rich in aesthetics and design when viewed from the side opposite to the side on which the magnetic stripe is provided. Further, when the magnetic card is manufactured through a transfer step, as a transfer type magnetic tape used for manufacturing the magnetic card, at least a temporary support is provided on the temporary support film from the side close to the temporary support film. This can be easily realized by using a transfer type magnetic tape in which a protective layer having peelability from a film, a colored layer 1, a magnetic recording layer, and a colored layer 2 are laminated.
Claims (14)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000084100A JP4470267B2 (en) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | Transferable magnetic tape and magnetic card |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000084100A JP4470267B2 (en) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | Transferable magnetic tape and magnetic card |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001266335A JP2001266335A (en) | 2001-09-28 |
| JP4470267B2 true JP4470267B2 (en) | 2010-06-02 |
Family
ID=18600628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000084100A Expired - Lifetime JP4470267B2 (en) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | Transferable magnetic tape and magnetic card |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4470267B2 (en) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10294832D2 (en) * | 2001-10-19 | 2004-11-11 | Kurz Leonhard Fa | Stamping foil and security document |
| JP4766301B2 (en) * | 2004-06-30 | 2011-09-07 | Ｄｉｃ株式会社 | A fluorescent pattern forming method on a recording material, an article on which a fluorescent pattern is formed using the method, and a transfer laminate. |
| AU2005258450B2 (en) * | 2004-06-30 | 2010-07-15 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Magnetic recording medium and magnetic recording medium manufacturing method |
| JP4780378B2 (en) * | 2004-06-30 | 2011-09-28 | Ｄｉｃ株式会社 | Novel pattern forming method on magnetic recording medium, transfer laminate and magnetic recording medium used therefor |
| JP2009104516A (en) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Dainippon Printing Co Ltd | Magnetic card capable of printing on its overall surface and its manufacturing method |
-
2000
- 2000-03-24 JP JP2000084100A patent/JP4470267B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001266335A (en) | 2001-09-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4957837B2 (en) | Magnetic recording medium and method for manufacturing the same | |
| JP4470267B2 (en) | Transferable magnetic tape and magnetic card | |
| EP1780044B1 (en) | Magnetic recording medium and magnetic recording medium manufacturing method | |
| JPH0812534B2 (en) | Magnetic card | |
| JP2812047B2 (en) | Concealment card | |
| WO2002080151A1 (en) | Magnetic recording medium | |
| JP3669479B2 (en) | Magnetic recording medium | |
| JP4915886B2 (en) | Transferable magnetic tape with improved shielding layer | |
| JP3220808B2 (en) | Thermal magnetic recording media | |
| JP4766301B2 (en) | A fluorescent pattern forming method on a recording material, an article on which a fluorescent pattern is formed using the method, and a transfer laminate. | |
| JP2005190652A (en) | Magnetic recording medium | |
| JP4534576B2 (en) | Magnetic recording medium | |
| WO2000016319A1 (en) | Transfer magnetic tape, method of producing the same, and magnetic card | |
| JPH06262886A (en) | Magnetic thermal recording medium | |
| JP2533033B2 (en) | Hologram transfer sheet | |
| JPS6330699B2 (en) | ||
| JP4779512B2 (en) | Concealment card and method for manufacturing the same | |
| JP4569818B2 (en) | Magnetic recording medium and method for manufacturing the same | |
| JP2002254866A (en) | Card base and magnetic card | |
| JP4779511B2 (en) | Concealment card and method for manufacturing the same | |
| JP2000155937A (en) | Transfer type magnetic tape and its manufacture and magnetic card | |
| JPH0544891Y2 (en) | ||
| JP2533034B2 (en) | Magnetic card | |
| JP2003034085A (en) | Sublimation transferable magnetic recording card | |
| JP2002056524A (en) | Magnetic recording medium |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050726 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070323 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090113 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090226 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090427 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090630 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090831 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100209 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100222 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4470267 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140312 Year of fee payment: 4 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |