JP4469810B2 - 時定数自動調整回路、フィルタ回路システム、及び無線端末 - Google Patents
時定数自動調整回路、フィルタ回路システム、及び無線端末 Download PDFInfo
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"An Ultra Low−Voltage Gm−C Filter for Video Applications", S. Mehrmanesh, et. al., ISCAS2003, I−561−564
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る時定数自動調整回路のブロック図である。
位相比較回路102の出力結果、すなわちフィルタ回路101の時定数の所望の値のずれに応じたアップダウンカウンタ104のカウントアップ数を設ける。より具体的には、ずれが大きい場合にはカウントアップ数の絶対値を大きくする。例えば後述するように所望値V0との差が大きいときには、カウントアップ数を+7、−7とし、所望値V0との差が小さいときにはカウントアップ数を+1,−1とする。ここで、カウントアップ数がマイナスの場合は、実際にはカウントダウンを行うことを意味する。このように、フィルタ回路101の時定数が所望の値から大きくずれている場合においては、アップダウンカウンタ104のカウントアップ数を例えば上述の±7とするように、大きくすれば、短い時間で時定数自動調整が可能となる。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る時定数自動調整回路のブロック図である。
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る時定数自動調整回路のブロック図である。図5に示す時定数自動調整回路において、アップダウンカウンタ604はカウント数が0となった回数を数える0カウント数計数回路607と、この0カウント数計数回路607が所定の0カウント数を計数したとき、アップダウンカウンタ604へのクロックの供給を停止するとともに制御手段以外の回路を休止するBS制御回路608を備えている。
図6は、本発明の第4の実施の形態に係る時定数自動調整回路の一部のブロック図である。図6において、アップダウンカウンタ704は、ビット初期化回路706を有しており、自動調整開始時にリセット信号が入力され、これによりその出力ビットが所定値に初期設定される。
図7は、本発明の第5の実施の形態に係る時定数自動調整回路の一部のブロック図である。この実施形態においては、図7に示すように、位相比較回路802の出力部を自動調整開始時に入力されるリセット信号により所定の値に設定する。
図8は、本発明の第6の実施形態に係る時定数自動調整回路の一部のブロック図である。図8において各コンパレータ903−1〜903−nで比較される参照信号の値が、アップダウンカウンタに設定されたカウント数mに対して、位相比較回路の所望出力レベルからm/2 LSB離れた値に設定されている。つまり、位相比較回路の出力をVPDとしたときに、2つの参照信号Vrefk−1、Vrefkに対して、Vrefk−1>VPD>Vrefkの条件でアップダウンカウンタをmkカウントする設定がされている場合にVrefk=V0+mk/2 LSBに設定される。ここでV0は位相比較回路902の所望値である。
図9に示すように、所望値V0に対して、境界レベルVref1はV0+3LSBとV0+4LSBの間にあり、境界レベルVref2は、V0+1LSBとV0の間にあり、境界レベルVref3は、V0とV0−1LSBの間にあり、境界レベルVref4は、V0−3LSBとV0−4LSBの間にある。
図において参照信号Vref1〜Vref4は、Vref1>Vref2>Vref3>Vref4の関係となっており、それぞれ所望の値V0から±7/2 LSB、±1/2 LSB、0/2 LSB(ただしこれは図示していない)離れた場所に設定されている。
つまり、所望の値V0から離れた値に対応する参照信号同士の間(領域)に対応するカウントアップ数であるほど多く設定されている。
図15は、本発明の第7の実施形態に係る時定数自動調整回路のブロック図である。ここでは、位相比較回路102の出力と比較される参照電圧Vref1,Vref2,・・・,Vrefnが可変に構成されている。そのため、製造後にフィルタ回路の時定数を調整して、適用する通信システムに適応した時定数とすることができる。
図17は本発明の第8の実施形態に係る制御回路1505の一例を示す回路図である。
図19は本発明の第9の実施形態に係る時定数自動調整回路のブロック図である。本実施形態の時定数自動調整回路は加減算器1406を備える。アップダウンカウンタ1404の出力は加減算器1406へ入力される。加減算器1406はアップダウンカウンタ1404の出力値に任意のビット値nを加算あるいは減算するものである。加減算器1406の出力は制御回路1405へ入力される。
図10は、本発明の第10の実施形態に係る時定数自動調整回路1100とこの回路により時定数を制御されるフィルタ回路1109からなるフィルタ回路のブロック図である。
図14は、本発明による時定数自動調整回路を用いたフィルタ回路を無線通信端末の受信部に用いた一実施形態のブロック図である。この実施形態の無線通信端末受信部1500は、アンテナ1501、低雑音増幅器1502、直交復調器1503I,1503Q、フィルタ回路1504a,1504b、及びA/D+DSP1505により構成される。
101,809,1101,1109,1504a,1504b・・・フィルタ回路、
102,602,802,902,1202・・・位相比較回路、
103−1,103−2〜,103−n,603−1,603−n,903−1,〜、903−n,1103−1,〜,1103−n,1203−1,〜,1203−n・・・コンパレータ、
104,604,704,904,1104,1204・・・アップダウンカウンタ、
105,1105・・・制御回路、
206・・・周波数可変クロック回路、
602,802,1102,1202・・・位相比較回路、
607・・・0カウント数計数回路、
608・・・クロック制御回路、
706ビット初期化回路、
1200・・・フィルタ回路システム、
1500・・・無線通信端末受信部、
1501・・・アンテナ、
1502・・・低雑音増幅器、
1503I,1503Q・・・直交復調器。
Claims (12)
- 時定数を変化させることが可能であり、入力されるクロック信号の位相を変えて出力するフィルタ回路と、
このフィルタ回路の出力と前記クロック信号の位相を比較し、前記フィルタ回路の出力と前記クロック信号の位相の差に応じた電圧を出力する位相比較回路と、
この位相比較回路の出力電圧を、各々異なる複数の参照信号と各々比較する少なくとも3つのコンパレータと、
これらコンパレータの出力結果に応じて予め設定された少なくとも3種類の異なる値のいずれかに対応したカウント数分だけ、出力ビット数をカウントアップ又はカウントダウンするアップダウンカウンタと、
このアップダウンカウンタの前記出力ビット数に応じて前記フィルタ回路の前記時定数を変化させる制御回路と、を備え
前記参照信号の値が、前記アップダウンカウンタに設定されたカウント数mに対して、前記位相比較回路の所望出力レベルからm/2 LSB離れた値に設定されていることを特徴とする時定数自動調整回路。 - 前記位相比較回路出力の電圧が前記所望の値から離れているほど高い周波数で動作クロックを出力する周波数可変クロック回路を更に有し、
前記アップダウンカウンタは、前記周波数可変クロック回路が出力する前記動作クロックが示す動作タイミングで動作することを特徴とする請求項1記載の時定数自動調整回路。 - 前記アップダウンカウンタは前記出力ビット数が0となった回数をカウントする0カウント計数回路を備え、この0カウント計数回路がカウントした値が所定数となるとき、前記位相比較回路、前記コンパレータ、前記アップダウンカウンタ及び前記制御回路の少なくとも1つを休止させることを特徴とする請求項1又は2に記載の時定数自動調整回路。
- 前記アップダウンカウンタは、このアップダウンカウンタの前記出力ビット数を所定の値に設定するビット初期化回路を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1記載の時定数自動調整回路。
- 前記位相比較回路の前記出力電圧を所定の値に設定する初期電圧値設定手段を、更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1記載の時定数自動調整回路。
- 少なくとも3つの前記コンパレータは、
前記位相比較回路の出力電圧を、第1の参照信号と比較する第1のコンパレータ、
前記位相比較回路の出力電圧を、前記第1の参照信号よりも前記所望の値から離れた第2の参照信号と比較する第2のコンパレータ、
前記位相比較回路の出力電圧を、前記第2の参照信号よりも前記所望の値から離れた第3の参照信号と比較する第3のコンパレータ、を含み、
前記アップダウンカウンタは、前記位相比較回路の出力電圧が前記第2の参照信号と前記第3の参照信号との間であるときに前記出力ビット数を、前記位相比較回路の出力電圧が前記第1の参照信号と前記第2の参照信号との間であるときにカウントする前記出力ビット数よりも多くカウントすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1記載の時定数自動調整回路。 - 請求項1乃至6のいずれか1記載の時定数自動調整回路により時定数を制御されるフィルタ回路を有してなるフィルタ回路システム。
- 時定数を変化させることが可能であり、入力されるクロック信号の位相を変えて出力するフィルタ回路と、
このフィルタ回路の出力と前記クロック信号の位相を比較し、前記フィルタ回路の出力と前記クロック信号の位相の差に応じた電圧を出力する位相比較回路と、
この位相比較回路の出力電圧を、各々異なる複数の参照信号と各々比較する少なくとも3つのコンパレータと、
これらコンパレータの出力結果に応じて予め設定された少なくとも3種類の異なる値のいずれかの出力ビット数をカウントアップ又はカウントダウンするアップダウンカウンタと、
このアップダウンカウンタの前記出力ビット数に応じて前記フィルタ回路の前記時定数を変化させる制御回路と、
前記フィルタ回路への前記クロック信号の入力および前記フィルタ回路からの前記位相比較回路への出力を接続・切断するスイッチと、を備え
前記参照信号の値が、前記アップダウンカウンタに設定されたカウント数mに対して、前記位相比較回路の所望出力レベルからm/2 LSB離れた値に設定されていることを特徴とする時定数自動調整回路。 - 前記請求項7記載のフィルタ回路システム又は前記請求項8記載の時定数自動調整回路を有することを特徴とする無線端末。
- 前記複数の参照信号それぞれが可変であることを特徴とする請求項1記載の時定数自動調整回路。
- 前記制御回路における入力と出力との関係が可変であることを特徴とする請求項1記載の時定数自動調整回路。
- 前記アップダウンカウンタの前記出力ビット数に任意の値を加算あるいは減算して前記制御回路へ供給することを特徴とする請求項1記載の時定数自動調整回路。
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JP2006125329A JP4469810B2 (ja) | 2005-04-28 | 2006-04-28 | 時定数自動調整回路、フィルタ回路システム、及び無線端末 |
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2006
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