JP4469611B2

JP4469611B2 - Multi-chamber container

Info

Publication number: JP4469611B2
Application number: JP2003567323A
Authority: JP
Inventors: 博山田; 健司森島; 洋一河嶋; 稔本田; 正紀池ノ上; 学藤本; 豊明鈴木
Original assignee: Fujimori Kogyo Co Ltd; Nipro Corp; Santen Pharmaceutical Co Ltd
Current assignee: Fujimori Kogyo Co Ltd; Nipro Corp; Santen Pharmaceutical Co Ltd
Priority date: 2002-02-14
Filing date: 2003-02-14
Publication date: 2010-05-26
Anticipated expiration: 2023-02-14
Also published as: JPWO2003068135A1; AU2003211201A1; WO2003068135A1

Description

技術分野
本発明は、複数の液体を個別に収容し、使用に際して該複数の液体を混合して排出し得るように構成された複室容器に関する。
背景技術
複数の液体を分離状態で収容しておき、用時に際して該複数の液体を混合させてから排出し得るように構成された液体分離収納容器は、従来から種々提案されている。
斯かる液体分離収納容器として、例えば、ヒートシールからなる隔壁によって互いに液密に分離された第１室及び第２室と、該第１室又は第２室の何れか一方（例えば、第１室）と外部とを連通可能なポートとを備え、該第１室又は第２室の何れか一方を押圧することによって前記隔壁が開放されるように構成された容器が汎用されている。
この汎用されている容器においては、前記ポートが第１室に連通している為、誤操作によって、第１室に収容されている液体のみが前記ポートから排出される危険性がある。
これに対し、例えば特開平９−３２７４９８号公報には、前記ポートと前記第１室との間に空室を備えた容器が提案されている。
該容器は、前記空室の存在によって、前記汎用容器の問題点を解消しようとするものであるが、以下に示す不都合がある。
即ち、前記公報に記載の容器においては、第１室と空室とを分離する第１隔壁のシール強度が、第１室と第２室とを分離する第２隔壁のシール強度と同等か若しくはそれ以上に設定されている。
斯かる容器においては、前記第２室を所定押圧力で押圧することによる該第２室収容液体の内圧上昇によって第２隔壁を開放させた後に、第１隔壁を開放させる際に、第１室及び第２室の連通室を前記所定押圧力よりも極めて大きい押圧力で押圧する必要がある。
即ち、第１隔壁のシール強度≧第２隔壁のシール強度とされているから、第２隔壁を開放させる為に必要な第２室収容液体の内圧よりも、第１室及び第２室の連通室内の混合液体の内圧を上昇させないと、前記第１隔壁が開放されないことになる。
又、該公報に記載の容器は、第１室収容液体と第２室収容液体との混合効率、即ち、両者を迅速且つ確実に混合させることに関しては、考慮されていない。
本発明は、複数の液体を分離状態で収容し、用時に際して該複数の液体を混合させて排出し得るように構成された複室容器であって、収容液体の混合前の排出を有効に防止しつつ、且つ、混合後の液体を容易に排出させ得る複室容器の提供を、一の目的とする。
又、分離状態で収容されている複数の液体を、効率良く迅速に混合させることのできる複室容器の提供を、他の目的とする。
発明の開示
本発明は、前記目的を達成する為に、押圧により容易に変形可能な可撓性容器本体と、該容器本体の内部空間と外部とを連通させる為のポートとを備えた複室容器であって、前記容器本体は、少なくとも、前記ポートを介して外部と連通する空室と、開放可能な第１隔壁によって前記空室とは液密に分離された小室と、開放可能な第２隔壁によって前記小室とは液密に分離された大室とを有し、前記小室及び大室には、それぞれ、第１液体及び第２液体が収容されており、前記小室の最大収容可能容積に対する第１液体の収容比は、前記第大室の最大収容可能容積に対する第２液体の収容比よりも十分に小さい複室容器を提供する。
斯かる構成の複室容器によれば、小室を押圧した際の第１隔壁及び第２隔壁の開放を有効に防止しつつ、大室を押圧した際には第２隔壁を容易に開放させることができる。
従って、小室内の第１液体のみの排出を防止しつつ、且つ、該混合液を容易に排出させることができる。
又、本発明に係る複室容器によれば、第１液体と第２液体との混合の際に、大室に収容されている大容量の第２液体が、小室内に流入して該小室内に収容されている第１液体と混合するので、両者を効率良く、迅速に混合させることができる。
好ましくは、前記小室の最大収容可能容積は、前記大室の最大収容可能容積の１／１０以下とされる。
好ましくは、前記第１隔壁を前記第２隔壁よりも開放容易とすることができる。
一態様においては、前記第１及び第２隔壁をヒートシールで形成することができる。
さらに好ましくは、前記小室を構成する部位の表面積を、前記大室を構成する部位の表面積の１／２以下とすることができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明に係る複室容器の好ましい一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図１は本実施の形態に係る複室容器の正面図であり、図２は図１におけるＩＩ−ＩＩ線断面図である。
本実施の形態に係る複室容器１は、内部に液体を液密に収容し得るように構成された袋状本体１０と、該本体の内部収容空間と外部とを連通し、収容液体の取出口として機能するポート３０とを備えている。
前記本体１０は少なくとも一面が可撓性フィルムを用いて形成されており、該可撓性フィルムを押圧することによって、内部収容空間を圧縮させて収容液体の内圧を上昇させ得るように構成されている。
前記本体１０は、例えば、２枚のフィルムを重ね合わせて、外周辺をシールしてなる４方シールや、一枚のフィルムを折り返し且つ残りの３辺をシールしてなる３方シール、さらには、一枚のフィルムの両側辺を折り返し、該両側辺を突き合わせてシールすると共に上辺及び下辺をシールしてなる合掌シール等、種々の態様をとり得る。
本実施の形態においては、前記本体１０は、２枚のフィルムの一方（表面フィルム２）及び他方（裏面フィルム３）を重ね合わせて、各辺をシールしてなる４方シール形式とされている。
当然ながら、前記本体１０は、図示のような正面視矩形状に限られるものではなく、種々の形状をとり得る。
さらに、前記フィルムのシール方法も種々の態様をとり得るが、製造容易性及びシール強度制御容易性の観点から、好ましくは、ヒートシールを採用することができる。
該ヒートシールを採用する場合には、前記フィルムは、少なくとも内周面に、ポリエチレン，ポリプロピレン等のヒートシール性材料が備えられる。当然ながら、該フィルムは、内周面にヒートシール性材料を有する限り、一層構造でも良いし、積層構造でも良い。
前記本体１０は、少なくとも、前記ポート３０を介して外部と連通する空室１１と、開放可能な第１隔壁２１によって前記空室１１とは液密に分離された小室１２と、開放可能な第２隔壁２２によって前記小室１２とは液密に分離された大室１３とを有している。
斯かる複室容器１は、種々の用途に使用し得るが、例えば、輸液，眼内灌流液等に好適に使用することができ、さらに、第１液体と第２液体との総和が１０００ｍｌ以下、特に、５００ｍｌ以下のものにより好適に使用し得る。
ここで、前記小室１２及び大室１３のそれぞれの最大収容可能容積をＸ容積及びＹ容積とする。即ち、小室１２及び大室１３は、それぞれ、最大、Ｘ容積及びＹ容積の液体を収容し得るように構成されている。
好ましくは、前記小室１２及び大室１３は、前記Ｘ容積が前記Ｙ容積の１／１０以下とされるように、構成される。より好ましくは、前記小室１２及び大室１３は、Ｘ容積とＹ容積との容積比が１０：１００〜１：１００となるように、構成される。
前記小室１２には第１液体が所定量（以下、ｘ容積と記す）だけ収容されている。他方、前記大室１３には第２液体が所定量（以下、ｙ容積と記す）だけ収容されている。
さらに、本実施の形態に係る複室容器１においては、前記小室１２に実際に収容されている液体量ｘの容積Ｘに対する収容比ｘ／Ｘが、前記大室１３に実際に収容されている液体量ｙの容積Ｙに対する収容比ｙ／Ｙよりも小さくされている。
即ち、前記小室１２と大室１３とを比較すると、該小室１２には、第１液体に加えて、比較的多量の気体が収容されており、他方、前記大室には、第２液体に加えて、比較的少量の気体、若しくは、実質的に第２液体のみが収容されている。
斯かる構成の複室容器１においては、以下の効果を得ることができる。
即ち、まず、使用者が小室１２を押圧する場合を考えると、該小室１２には、前述の通り、実際に収容されている液体量ｘの容積Ｘに対する収容比ｘ／Ｘが、前記大室１３に実際に収容されている液体量ｙの容積Ｙに対する収容比ｙ／Ｙよりも十分に小さくされているので、前記小室１２は僅かな押圧によっては、フィルムが緊張しづらく、内圧が掛かりにくい。場合によっては内圧が掛かる前に裏表のフィルムが接してしまうこともある。その結果、前記第１隔壁２１の意に反した開放が防止される。
そして、前記小室１２に比較的多量の気体が収容されている場合、気体と液体とを比較すると、前者の方が流動し易いから、小室１２に対する押圧力は、小室の内圧上昇に寄与し難い。従って、小室１２を押圧しても第１液体の内圧が有効に上昇せずに、その結果、前記第１隔壁２１及び第２隔壁２２の意に反した開放が防止される。
これに対し、大室１３は、収容比ｙ／Ｙが大きいので、僅かな押圧によって、フィルムが緊張し易く、内圧が掛かりやすい。そして、気体に対する液体（第２液体）の比率が高い場合には、該大室１３に対する押圧力は、大室１３の内圧上昇に寄与し易い。従って、大室１３を押圧すれば第２液体の内圧が比較的容易に上昇し、これにより、第２隔壁２２が開放される。
このように、本実施の形態に係る複室容器１においては、小室１２を押圧しても第１隔壁２１及び第２隔壁２２が開放されず、且つ、大室１３を押圧すると第２隔壁２２が開放される。従って、第１液体のみの排出を有効に防止しつつ、第１及び第２液体を容易に混合させることができる。
さらに、本実施の形態においては、第１及び第２液体の混合の際に、大室１３側から前記第２隔壁が開放される為、大量に収容されている第２液体が前記小室１２に流入されることになる。従って、第１及び第２液体を効率良く且つ迅速に混合させることができる。
なお、小室１２及び大室１３を連通させた後においては、連通空間の最大収容可能容積は（Ｘ＋Ｙ）となり、実際に収容されている混合液体量は（ｘ＋ｙ）となる。
該混合液体量（ｘ＋ｙ）の容積（Ｘ＋Ｙ）に対する収容比（ｘ＋ｙ）／（Ｘ＋Ｙ）は、大室１３の収容比ｙ／Ｙよりは小さくなるが、小室１２の収容比ｘ／Ｘよりは大きくなる。
従って、前記第１隔壁２１は、連通空間を押圧することによって、比較的容易に開放される。
好ましくは、前記小室１２の表面積を、前記大室１３の表面積の１／２以下とすることができる。より好ましくは、前記小室１２及び大室１３は、表面積比が１５〜４０：１００、即ち、前記可撓性フィルムのうち，前記小室１２を構成する部位及び前記大室１３を構成する部位の表面積比が１５〜４０：１００となるように構成することができ、これにより、使用者にとって小室１２よりも大室１３の方が押圧し易くなるように構成することができる。
さらに好ましい態様においては、前記第１隔壁２１を前記第２隔壁２２よりも弱シールとすることができる。即ち、第２隔壁２２を開放させる際の収容液体（第２液体）の内圧を第２内圧と仮定した場合、前記第１隔壁２１は、前記第２内圧よりも低い第１内圧で開放するように構成され得る。
このように構成することによって、小室１２及び大室１３を連通させた後において、連通空間を押圧して前記第１隔壁２１を開放させる際の開放容易性を向上させることができる。
即ち、混合液体量（ｘ＋ｙ）の収容比（ｘ＋ｙ）／（Ｘ＋Ｙ）は、前述の通り、大室１３の収容比ｙ／Ｙよりは小さい。従って、大室１３内に収容されている第２液体の内圧上昇と比較すると、混合液体の内圧は上昇し難く、第１隔壁２１の開放がやや困難となる。
これに対し、前記第１隔壁２１を第２隔壁２２に比して弱シールとすれば、該第１隔壁２１も容易に開放させることができる。
さらに、大室１３の表面積を小室１２の表面積の２倍以上とし、且つ、前記第１隔壁２１を前記第２隔壁２２よりも弱シールとすれば、下記特有の効果を得ることができる。
即ち、小室１２に比して大室１３の方が押圧し易いから、使用者はまず大室１３を押圧する。
ここで、前記第２隔壁２２を開放させる為に要する「収容液体（第２液体）の内圧」（以下、第２内圧という）が生じるような押圧力を、第２押圧力とする。
使用者が、第２押圧力で大室１３を押圧すると、前記第２隔壁２２が開放され、大室１３に収容されている第２液体が小室１２内に流入して、第１液体と混合される。
次に、使用者が、前記大室１３及び小室１２が連通されてなる連通空間を押圧すると、前記第１隔壁２１が開放され、前記混合液体が容器本体１０から排出可能な状態となる。
この際、第１隔壁２１が第２隔壁２２よりも弱シールとされていれば、使用者は、それ程、大きな押圧力で前記連通空間を押圧する必要がなく、極めて容易に第１隔壁２１を開放させることができる。
具体的に説明すると、例えば、従来の技術の項で記載したように、前記第１隔壁２１が前記第２隔壁２２を解除させる内圧と同等またはそれ以上の内圧で解除されるように構成されているとすると（以下、比較構成という）、第２隔壁２２を開放させて大室１３及び小室１２内の液体を混合させた後に、第１隔壁２１を開放させる際に、使用者は前記第２押圧力よりも極めて大きな押圧力で連通空間を押圧する必要がある。
即ち、前記大室１３と前記連通空間との容積を対比すると、当然ながら、連通空間の方が大きい。従って、該連通空間内の混合液体に前記第２内圧以上の内圧を生じさせる為には、使用者は前記第２押圧力よりも大きい押圧力で前記連通空間を押圧する必要がある。
これに対し、第１隔壁２１を第２隔壁２１よりも弱シールとしておけば、第２隔壁２２の開放後に、第１隔壁２１を開放させる際に、使用者はそれ程大きな押圧力で連通空間を押圧する必要が無く、比較的容易に第１隔壁２１を開放させることができる。
より好ましくは、前記第１隔壁２１は、使用者が前記連通空間を前記第２押圧力と同等又はそれ以下の押圧力で押圧することによって開放される程度のシール強度とすることができ、これにより、使用者に対してより操作簡便性を提供することができる。即ち、斯かる構成により、使用者は、第１及び第２隔壁２１，２２の双方を実質的に同一押圧力で開放させることができる。
さらに、前記比較構成においては、使用者が第１隔壁に隣接する液体収容室（本実施の形態においては、小室１２）を最初に押圧すると、第１隔壁２１及び第２隔壁２２が同時に開放される恐れがある。斯かる場合には、小室１２に収容されている第１液体の一部が、十分に混合される前に、容器１から排出されることになる。
これに対し、大室１３の表面積を小室１２の表面積の２倍以上として、大室１３を押圧し易く構成しておけば、使用者が大室１３を押圧する前に小室１２を押圧することを防ぐことができ、混合前の液体が誤って排出されることを有効に防止できる。
なお、前記第１及び第２隔壁２１，２２を形成するシールは接着剤を用いた接着やヒートシール等の種々の方法を採用し得るが、シール強度の制御容易性等の観点から、ヒートシールを好適に使用し得る。
前記第１及び第２隔壁２１，２２としてヒートシールを採用する場合、前記シール強度の調整は、ヒートシール温度、ヒートシール時間、及び／又はヒートシール幅を適宜選択することにより、容易に行うことができる。
次に、本実施の形態に係る複室容器１の製造方法について説明する。
図３は、該容器１の製造方法の一例を示す工程図である。
図３（ａ）に示すように、表面フィルム２及び裏面フィルム３を重ね合わせ、上辺１０ａ，下辺１０ｂ及び左右の側辺１０ｃ，１０ｄの一方（図示の形態においては左辺１０ｃ）と共に、第１及び第２隔壁２１，２２をシールする。
なお、下辺１０ｂのシールは、表面フィルム２及び裏面フィルム３間に前記ポート３０を介挿させた状態で行う。
次に、図３（ｂ）に示すように、左右の側辺１０ｃ，１０ｄのうち，シールされている一方の辺（図示の形態においては左辺１０ｃ）が下側に位置するように本体１０を配置して、開放されている他方の側辺（図示の形態においては右辺１０ｄ）から前記小室１２及び大室１３に、それぞれ、収容すべき液体を注入する。
そして、最後に、開放されている他方の側辺１０ｄをシールして、前記容器１を形成する。
当然ながら、他の方法によって前記容器１を製造することも可能である。例えば、本体１０の左右の側辺１０ｃ，１０ｄ及び下辺１０ｂと共に第１隔壁２１を形成して小室１２に液体を注入し、その後、第２隔壁２２を形成して大室１３に液体を注入してから上辺１０ａをシールすることによっても該複室容器１を製造することもできる。
【図面の簡単な説明】
図１は、本発明に係る容器の一実施の形態の正面図である。
図２は、図１におけるＩＩ−ＩＩ線断面図である。
図３は、図１に示す容器の製造方法を示す工程図である。TECHNICAL FIELD The present invention relates to a multi-chamber container configured to individually store a plurality of liquids and to mix and discharge the plurality of liquids in use.
2. Description of the Related Art Conventionally, various liquid separation / container containers configured to store a plurality of liquids in a separated state and mix and discharge the plurality of liquids before use have been proposed.
As such a liquid separation storage container, for example, a first chamber and a second chamber separated from each other by a partition made of heat seal, and one of the first chamber and the second chamber (for example, the first chamber) ) And a port capable of communicating with the outside, and a container configured to open the partition by pressing either the first chamber or the second chamber is widely used.
In this widely used container, since the port communicates with the first chamber, there is a risk that only the liquid stored in the first chamber is discharged from the port due to an erroneous operation.
On the other hand, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-327498 proposes a container having an empty chamber between the port and the first chamber.
The container is intended to solve the problems of the general-purpose container due to the presence of the empty room, but has the following disadvantages.
That is, in the container described in the above publication, the seal strength of the first partition that separates the first chamber and the empty chamber is equal to the seal strength of the second partition that separates the first chamber and the second chamber, or It is set more than that.
In such a container, the first chamber is opened when the first partition is opened after the second partition is opened by increasing the internal pressure of the liquid contained in the second chamber by pressing the second chamber with a predetermined pressing force. In addition, it is necessary to press the communication chamber of the second chamber with a pressing force much larger than the predetermined pressing force.
That is, since the sealing strength of the first partition wall is equal to or greater than the sealing strength of the second partition wall, the communication between the first chamber and the second chamber is greater than the internal pressure of the liquid contained in the second chamber necessary for opening the second partition wall. If the internal pressure of the liquid mixture in the room is not increased, the first partition is not opened.
Further, the container described in this publication does not take into consideration the mixing efficiency of the first chamber-containing liquid and the second chamber-containing liquid, that is, the quick and reliable mixing of the two.
The present invention is a multi-chamber container configured to store a plurality of liquids in a separated state and mix and discharge the plurality of liquids at the time of use, and effectively discharges the stored liquid before mixing. An object of the present invention is to provide a multi-chamber container that can easily discharge the mixed liquid while preventing it.
It is another object of the present invention to provide a multi-chamber container that can efficiently and quickly mix a plurality of liquids stored in a separated state.
DISCLOSURE OF THE INVENTION To achieve the above object, the present invention provides a multi-chamber provided with a flexible container body that can be easily deformed by pressing, and a port for communicating the internal space of the container body with the outside. The container main body includes at least a vacant chamber communicating with the outside through the port, a small chamber liquid-tightly separated from the vacant chamber by an openable first partition wall, and an openable first chamber. A large chamber separated from the small chamber by two partition walls in a liquid-tight manner; the small chamber and the large chamber store a first liquid and a second liquid, respectively; The multi-chamber container is provided with a first liquid containing ratio that is sufficiently smaller than the second liquid containing ratio with respect to the maximum capacity of the first large chamber.
According to the multi-chamber container having such a configuration, it is possible to easily open the second partition when pressing the large chamber while effectively preventing the opening of the first partition and the second partition when pressing the small chamber. Can do.
Therefore, it is possible to easily discharge the mixed liquid while preventing the discharge of only the first liquid in the small chamber.
Further, according to the multi-chamber container according to the present invention, when the first liquid and the second liquid are mixed, the large-capacity second liquid stored in the large chamber flows into the small chamber and enters the small chamber. Since it mixes with the 1st liquid accommodated in room | chamber interior, both can be mixed efficiently and rapidly.
Preferably, the maximum accommodable volume of the small chamber is 1/10 or less of the maximum accommodable volume of the large chamber.
Preferably, the first partition can be opened more easily than the second partition.
In one aspect, the first and second partition walls can be formed by heat sealing.
More preferably, the surface area of the portion constituting the small chamber can be set to ½ or less of the surface area of the portion constituting the large chamber.
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Hereinafter, a preferred embodiment of a multi-chamber container according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a front view of a multi-chamber container according to the present embodiment, and FIG. 2 is a sectional view taken along line II-II in FIG.
The multi-chamber container 1 according to the present embodiment communicates a bag-like main body 10 configured to be able to store liquid tightly therein, an internal storage space of the main body and the outside, and collects stored liquid. And a port 30 functioning as an outlet.
The main body 10 is formed using at least one surface using a flexible film, and is configured to press the flexible film to compress the internal storage space and increase the internal pressure of the stored liquid. Yes.
The main body 10 is, for example, a four-way seal formed by stacking two films and sealing the outer periphery, a three-way seal formed by folding one film and sealing the remaining three sides, Various forms can be adopted, such as a joint seal formed by folding both sides of a single film, butting and sealing both sides, and sealing the upper and lower sides.
In the present embodiment, the main body 10 has a four-side seal type in which one side (surface film 2) and the other side (back film 3) of two films are overlapped and each side is sealed. .
Of course, the main body 10 is not limited to a rectangular shape in front view as shown in the figure, and may take various shapes.
Further, the film sealing method may take various forms, but preferably, heat sealing can be employed from the viewpoint of ease of manufacture and ease of control of seal strength.
When the heat seal is employed, the film is provided with a heat sealable material such as polyethylene or polypropylene at least on the inner peripheral surface. Of course, as long as the film has a heat-sealable material on the inner peripheral surface, the film may have a single layer structure or a laminated structure.
The main body 10 includes at least a vacant chamber 11 that communicates with the outside through the port 30, a small chamber 12 that is liquid-tightly separated from the vacant chamber 11 by an openable first partition wall 21, and an openable first chamber 10. The small chamber 12 has a large chamber 13 separated from the small chamber 12 by two partition walls 22.
Such a multi-chamber container 1 can be used for various purposes. For example, it can be suitably used for infusion, intraocular perfusion, and the like, and the total of the first liquid and the second liquid is 1000 ml or less. In particular, it can be used more favorably with those of 500 ml or less.
Here, the maximum accommodating capacity of each of the small chamber 12 and the large chamber 13 is defined as an X volume and a Y volume. That is, the small chamber 12 and the large chamber 13 are configured so as to be able to accommodate a maximum of X volume and Y volume of liquid, respectively.
Preferably, the small chamber 12 and the large chamber 13 are configured such that the X volume is 1/10 or less of the Y volume. More preferably, the small chamber 12 and the large chamber 13 are configured such that the volume ratio of the X volume and the Y volume is 10: 100 to 1: 100.
The small chamber 12 contains the first liquid in a predetermined amount (hereinafter referred to as x volume). On the other hand, the large chamber 13 contains a predetermined amount (hereinafter referred to as y volume) of the second liquid.
Further, in the multi-chamber container 1 according to the present embodiment, the accommodation ratio x / X with respect to the volume X of the liquid amount x actually contained in the small chamber 12 is actually accommodated in the large chamber 13. It is smaller than the accommodation ratio y / Y with respect to the volume Y of the liquid amount y.
That is, when the small chamber 12 and the large chamber 13 are compared, the small chamber 12 contains a relatively large amount of gas in addition to the first liquid, while the large chamber contains the second liquid. In addition, a relatively small amount of gas or substantially only the second liquid is contained.
In the multi-chamber container 1 having such a configuration, the following effects can be obtained.
That is, first, considering the case where the user presses the small chamber 12, as described above, the small chamber 12 has an accommodation ratio x / X with respect to the volume X of the liquid amount x actually contained. 13 is sufficiently smaller than the storage ratio y / Y of the liquid amount y actually stored in the volume 13 to the volume Y, so that the small chamber 12 is difficult to be strained by a slight press, and the internal pressure is not easily applied. . In some cases, the front and back films may come into contact before the internal pressure is applied. As a result, opening contrary to the meaning of the first partition wall 21 is prevented.
When a relatively large amount of gas is stored in the small chamber 12, the pressure of the small chamber 12 is unlikely to contribute to an increase in the internal pressure of the small chamber because the former tends to flow when the gas and the liquid are compared. . Therefore, even if the small chamber 12 is pressed, the internal pressure of the first liquid does not increase effectively, and as a result, the opening of the first partition wall 21 and the second partition wall 22 against the intention is prevented.
On the other hand, the large chamber 13 has a large accommodation ratio y / Y, so that the film is easily tensioned by a slight press, and the internal pressure is easily applied. When the ratio of the liquid to the gas (second liquid) is high, the pressing force against the large chamber 13 tends to contribute to the increase in the internal pressure of the large chamber 13. Therefore, if the large chamber 13 is pressed, the internal pressure of the second liquid rises relatively easily, thereby opening the second partition wall 22.
Thus, in the multi-chamber container 1 according to the present embodiment, the first partition 21 and the second partition 22 are not opened even when the small chamber 12 is pressed, and the second partition 22 is pressed when the large chamber 13 is pressed. Is released. Therefore, it is possible to easily mix the first and second liquids while effectively preventing only the first liquid from being discharged.
Furthermore, in the present embodiment, when the first and second liquids are mixed, the second partition is opened from the large chamber 13 side, so that a large amount of the second liquid is stored in the small chamber 12. Will be infused. Therefore, the first and second liquids can be mixed efficiently and quickly.
Note that, after the small chamber 12 and the large chamber 13 are communicated, the maximum capacity that can be accommodated in the communication space is (X + Y), and the amount of the liquid mixture that is actually accommodated is (x + y).
The accommodation ratio (x + y) / (X + Y) with respect to the volume (X + Y) of the mixed liquid amount (x + y) is smaller than the accommodation ratio y / Y of the large chamber 13, but larger than the accommodation ratio x / X of the small chamber 12. Become.
Accordingly, the first partition wall 21 is opened relatively easily by pressing the communication space.
Preferably, the surface area of the small chamber 12 can be set to ½ or less of the surface area of the large chamber 13. More preferably, the small chamber 12 and the large chamber 13 have a surface area ratio of 15 to 40: 100, that is, a surface area of a portion constituting the small chamber 12 and a portion constituting the large chamber 13 in the flexible film. It can comprise so that ratio may be 15-40: 100, and, thereby, it can comprise so that the large chamber 13 may press more easily than the small chamber 12 for a user.
In a further preferred embodiment, the first partition 21 can be weaker than the second partition 22. That is, assuming that the internal pressure of the stored liquid (second liquid) when opening the second partition wall 22 is the second internal pressure, the first partition wall 21 is opened at a first internal pressure lower than the second internal pressure. Can be configured.
With this configuration, after the small chamber 12 and the large chamber 13 are communicated with each other, it is possible to improve the ease of opening when the first partition wall 21 is opened by pressing the communication space.
That is, the accommodation ratio (x + y) / (X + Y) of the mixed liquid amount (x + y) is smaller than the accommodation ratio y / Y of the large chamber 13 as described above. Therefore, compared with the increase in the internal pressure of the second liquid accommodated in the large chamber 13, the internal pressure of the mixed liquid is difficult to increase and the opening of the first partition wall 21 is somewhat difficult.
On the other hand, when the first partition 21 is weaker than the second partition 22, the first partition 21 can be easily opened.
Furthermore, if the surface area of the large chamber 13 is set to be twice or more the surface area of the small chamber 12 and the first partition wall 21 is weaker than the second partition wall 22, the following specific effects can be obtained.
That is, since the large chamber 13 is easier to press than the small chamber 12, the user first presses the large chamber 13.
Here, the pressing force that generates the “inner pressure of the contained liquid (second liquid)” (hereinafter referred to as the second inner pressure) required for opening the second partition wall 22 is referred to as a second pressing force.
When the user presses the large chamber 13 with the second pressing force, the second partition wall 22 is opened, and the second liquid accommodated in the large chamber 13 flows into the small chamber 12 and mixes with the first liquid. Is done.
Next, when the user presses the communication space in which the large chamber 13 and the small chamber 12 are communicated, the first partition wall 21 is opened and the mixed liquid can be discharged from the container body 10.
At this time, if the first partition 21 has a weaker seal than the second partition 22, the user does not need to press the communication space with such a large pressing force, and the first partition 21 can be very easily formed. It can be opened.
Specifically, for example, as described in the section of the prior art, the first partition 21 is configured to be released with an internal pressure equal to or higher than an internal pressure for releasing the second partition 22. If the second partition 22 is opened and the liquid in the large chamber 13 and the small chamber 12 is mixed, then the user can open the first partition 21 when the second partition 22 is opened. It is necessary to press the communication space with a pressing force much larger than the pressing force.
That is, when the volumes of the large chamber 13 and the communication space are compared, the communication space is naturally larger. Therefore, in order to generate an internal pressure equal to or higher than the second internal pressure in the mixed liquid in the communication space, the user needs to press the communication space with a pressing force larger than the second pressing force.
On the other hand, if the first partition 21 is weaker than the second partition 21, when the first partition 21 is opened after the second partition 22 is opened, the user can open the communication space with such a large pressing force. There is no need to press, and the first partition wall 21 can be opened relatively easily.
More preferably, the first partition wall 21 can have a seal strength that can be released by a user pressing the communication space with a pressing force equal to or less than the second pressing force. Thus, it is possible to provide the user with more convenient operation. That is, with this configuration, the user can open both the first and second partition walls 21 and 22 with substantially the same pressing force.
Furthermore, in the comparative configuration, when the user first presses the liquid storage chamber adjacent to the first partition (in this embodiment, the small chamber 12), the first partition 21 and the second partition 22 are simultaneously opened. There is a risk. In such a case, a part of the first liquid accommodated in the small chamber 12 is discharged from the container 1 before being sufficiently mixed.
On the other hand, if the surface area of the large chamber 13 is set to be twice or more the surface area of the small chamber 12 and the large chamber 13 is configured to be easily pressed, the user can press the small chamber 12 before pressing the large chamber 13. It is possible to effectively prevent the liquid before mixing from being accidentally discharged.
The seals forming the first and second partition walls 21 and 22 may employ various methods such as adhesion using an adhesive or heat sealing. However, from the viewpoint of ease of control of seal strength, Can be suitably used.
When heat sealing is adopted as the first and second partition walls 21 and 22, the adjustment of the sealing strength is easily performed by appropriately selecting a heat sealing temperature, a heat sealing time, and / or a heat sealing width. Can do.
Next, the manufacturing method of the multi-chamber container 1 which concerns on this Embodiment is demonstrated.
FIG. 3 is a process diagram showing an example of a method for manufacturing the container 1.
As shown in FIG. 3 (a), the front film 2 and the back film 3 are superposed, and the first and The second partition walls 21 and 22 are sealed.
The lower side 10b is sealed with the port 30 interposed between the front film 2 and the back film 3.
Next, as shown in FIG. 3 (b), the main body 10 is placed so that one of the left and right side edges 10c and 10d that is sealed (the left side 10c in the illustrated embodiment) is positioned on the lower side. The liquid which should be accommodated is injected into the small chamber 12 and the large chamber 13 from the other side (the right side 10d in the form shown in the figure) which is arranged and opened.
Finally, the other open side 10d is sealed to form the container 1.
Of course, the container 1 can be manufactured by other methods. For example, the first partition 21 is formed together with the left and right sides 10c, 10d and the lower side 10b of the main body 10 to inject liquid into the small chamber 12, and then the second partition 22 is formed to inject liquid into the large chamber 13. The multi-chamber container 1 can also be manufactured by sealing the upper side 10a.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of an embodiment of a container according to the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG.
FIG. 3 is a process diagram showing a method of manufacturing the container shown in FIG.

Claims

A multi-chamber container comprising a flexible container body that can be easily deformed by pressing, and a port for communicating the internal space of the container body with the outside,
The container main body includes at least a vacant chamber communicating with the outside through the port, a small chamber liquid-tightly separated from the vacant chamber by a releasable first partition, and a small chamber by a releasable second partition. And a large chamber separated liquid-tightly,
The small chamber and the large chamber contain a first liquid and a second liquid, respectively.
The accommodation ratio of the first liquid with respect to the maximum accommodable volume of the small chamber is smaller than the accommodation ratio of the second liquid with respect to the maximum accommodable volume of the large chamber,
The maximum capacity of the small chamber is 1/10 or less of the maximum capacity of the large chamber,
The multi-chamber container, wherein the first partition and the second partition are formed by heat sealing, and the first partition is weaker than the second partition.

A multi-chamber container comprising a flexible container body that can be easily deformed by pressing, and a port for communicating the internal space of the container body with the outside,
The container main body includes at least a vacant chamber communicating with the outside through the port, a small chamber liquid-tightly separated from the vacant chamber by a releasable first partition, and a small chamber by a releasable second partition. And a large chamber separated liquid-tightly,
The small chamber and the large chamber contain a first liquid and a second liquid, respectively.
The accommodation ratio of the first liquid with respect to the maximum accommodable volume of the small chamber is smaller than the accommodation ratio of the second liquid with respect to the maximum accommodable volume of the large chamber,
The surface area of the small chamber is ½ or less of the surface area of the large chamber,
The multi-chamber container, wherein the first partition and the second partition are formed by heat sealing, and the first partition is weaker than the second partition.