JP4466141B2 - Holographic recording composition, holographic recording medium, holographic recording method, and holographic information medium - Google Patents
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Description
本発明は大容量化、高速転送が可能なホログラフィック記録メディアに関し、更にそのメディアに対して好適なホログラフィック記録用組成物、ホログラフィック記録方法及び情報が記録されたホログラフィック情報メディアに関するものである。 The present invention relates to a holographic recording medium capable of large capacity and high-speed transfer, and further relates to a holographic recording composition suitable for the medium, a holographic recording method, and a holographic information medium on which information is recorded. is there.
近年、インターネットの普及やブロードバンド化による高速大容量のデータのやり取りが増加しており、また各国政府の推進による電子政府の拡張により、各所属機関に保管されるデータの容量が急速に拡大してきている。更に、テレビジョン放送におけるハイビジョンの普及や地上波デジタルの普及などにより今後高記憶容量の記録メディアが必要となると予想され、その中で、Blu−rayディスクやHD、DVD等の次世代の光記録メディアが今後普及していくと思われる。しかしながら、次々世代の記録メディアについては、種々の方式が提案されているが未だ本命不在な状態にある。 In recent years, the exchange of high-speed and large-capacity data due to the spread of the Internet and broadbandization has increased, and the capacity of data stored in each affiliated organization has expanded rapidly due to the expansion of e-government promoted by governments in each country. Yes. Furthermore, it is expected that high-capacity recording media will be required in the future due to the spread of high-definition television broadcasting and the spread of terrestrial digital. Among them, next-generation optical recording such as Blu-ray disc, HD, DVD, etc. The media is expected to spread in the future. However, for the next generation of recording media, various methods have been proposed, but they are still not present.
この次々世代の記録メディアの中で、ページ方式のメモリシステム、特にホログラフィック記録が、従来のメモリ装置に代わるものとして提案され、高記憶容量で且つランダムアクセスが可能な高速転送可能な方式であることから近年注目を集めている。Hans J.Coufal等著「Holographic Data Storage(Springer Series in Optical Sciences,Vol.76)」(Springer−Verlag GmbH&Co.KG、2000年08月)には、ホログラフィック記録についての総説が掲載されている。 Among these next-generation recording media, page-type memory systems, particularly holographic recording, have been proposed as an alternative to conventional memory devices, and are high-capacity and high-speed transfer capable of random access. That has attracted attention in recent years. Hans J.H. Coufal et al., “Holographic Data Storage (Springer Series in Optical Sciences, Vol. 76)” (Springer-Verlag GmbH / Co. KG, August 2000) provides a review of holographic recording.
このホログラフィック記録における記録方式としては、例えば、ホログラフィック記録層の両側に透明な基材が配置されたホログラフィック記録メディアを用いた記録方法(例えば、特許文献1参照。)や、ホログラフィック記録層の片面側に配置された反射面とを備えたホログラフィック記録メディアを用いた記録方法(例えば、特許文献2参照。)などが提案されている。 As a recording method in this holographic recording, for example, a recording method using a holographic recording medium in which a transparent base material is disposed on both sides of the holographic recording layer (see, for example, Patent Document 1), or holographic recording. A recording method using a holographic recording medium including a reflective surface arranged on one side of a layer (for example, see Patent Document 2) has been proposed.
このようなホログラフィック記録メディアは、ホログラフィック露光することにより該メディア内のホログラフィック記録層内の屈折率を変化させることにより情報を記録し、この記録されたメディア内の屈折率の変化を読み取ることにより情報を再生させることを基本原理にしており、このホログラフィック記録層としては無機材料を利用した材料(例えば、特許文献3参照。)、光で構造異性化する化合物を利用した材料(例えば、特許文献4参照。)、あるいはフォトポリマーの拡散重合を利用した材料(例えば、特許文献5参照。)など種々提案されている。これらの中で、特許文献5で記載されているフォトポリマーを使用した材料においては、記録用組成物を調製する際に揮発性溶剤を使用をするため、材料の厚さは最大150μm程度に制限されている。更に、重合によって引き起こされる4〜10%の体積収縮は、記録された情報を再生する際の信頼性に悪影響を与えていた。
Such a holographic recording medium records information by changing the refractive index in the holographic recording layer in the medium by holographic exposure, and reads the change in the refractive index in the recorded medium. This is based on the principle of reproducing information, and as this holographic recording layer, a material using an inorganic material (for example, see Patent Document 3), a material using a compound that undergoes structural isomerization with light (for example, , Patent Document 4), or materials utilizing diffusion polymerization of photopolymers (see, for example, Patent Document 5). Among these, in the material using the photopolymer described in
上述した欠点を改善するために、無溶剤で比較的体制収縮の少ないカチオン重合を利用したホログラフィック記録用組成物(例えば、特許文献6参照。)などが提案されている。しかしながら、この記録用組成物においては光カチオン重合を起こすモノマー以外が液状物質であるため、ホログラフィック露光により記録層内のモノマーが光重合して形成された島状部分が移動してしまう恐れがあったり、装置内の環境温度の変化により液状物質の体積が膨張するなどの欠点を有していた。 In order to improve the above-described drawbacks, a holographic recording composition (for example, see Patent Document 6) using a cationic polymerization that is solvent-free and has relatively little system shrinkage has been proposed. However, in this recording composition, since the liquid substance other than the monomer that causes photocationic polymerization, the island-shaped portion formed by photopolymerization of the monomer in the recording layer by holographic exposure may move. Or the volume of the liquid material expands due to a change in the environmental temperature in the apparatus.
このような欠点を改善するためにホログラフィック露光での記録にはラジカル重合を用い、この露光前のラジカル重合可能なモノマーを保持する為に、バインダーをメディア形成後に形成させる組成物(例えば、特許文献7参照。)などが提案されており、このような組成物を用いることによってホログラフィック記録層の膜厚を厚くでき、且つ体積収縮を少なくすることができるが未だ十分であるとは言えない。 In order to remedy such drawbacks, a composition in which a binder is formed after the formation of the media in order to retain the radically polymerizable monomer before the exposure is used for recording in holographic exposure (for example, patents) Reference 7) is proposed, and by using such a composition, the film thickness of the holographic recording layer can be increased and the volume shrinkage can be reduced, but it cannot be said that it is still sufficient. .
一方、ホログラフィック記録メディアにホログラフィック記録を行う場合、低エネルギーで露光できることが記録速度を向上させる為には必須となる。この記録速度、言い換えれば記録感度を向上させるためには、使用されるラジカル重合可能なモノマー、バインダー形成化合物、増感色素及びラジカル開始剤の選択及び組み合わせが重要となる。例えば、バインダー形成化合物としてイソシアネート化合物を用いるホログラム記録用感光性組成物(例えば、特許文献8、9参照。)などが提案されているが、未だ十分であるとは言えない。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、感度が高く、体積収縮率が低く、高コントラストなホログラフィック記録メディア、そのメディアのためのホログラフィック記録用組成物、ホログラフィック記録方法及びホログラフィック記録された、保存性の改良されたホログラフィック情報メディアを提供することにある。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a high-contrast holographic recording medium with high sensitivity, low volume shrinkage, and holographic recording composition for the medium. It is an object of the present invention to provide a holographic recording medium and a holographic recording medium with improved storage stability.
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成された。 The above object of the present invention has been achieved by the following constitutions.
(1)
バインダー形成化合物、エチレン性不飽和結合を有する化合物、及び該エチレン性不飽和結合を有する化合物の重合反応を開始することのできる光重合開始剤を少なくとも含有するホログラフィック記録用組成物において、該バインダー形成化合物として、イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物を含有し、該イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物が、バインダー形成化合物として含有されるイソシアネート基を有する化合物全体に対して5質量%以上100質量%以下であることを特徴とするホログラフィック記録用組成物。
(2)
前記イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物の分子量が200以上500以下であることを特徴とする1に記載のホログラフィック記録用組成物。
(3)
前記バインダー形成化合物として、更に分子内に2個以上の水酸基を有する化合物を含有することを特徴とする1または2項に記載のホログラフィック記録用組成物。
(4)
前記分子内に2個以上の水酸基を有する化合物の分子量が100以上2000以下であることを特徴とする3に記載のホログラフィック記録用組成物。
(5)
前記エチレン性不飽和結合を有する化合物として、分子内に(メタ)アクリロイル基を有する化合物を含有することを特徴とする1〜4のいずれか1項に記載のホログラフィック記録用組成物。
(6)
前記分子内にエチレン性不飽和結合を有する化合物として、屈折率が1.55以上の化合物を含有することを特徴とする1〜5のいずれか1項に記載のホログラフィック記録用組成物。
(7)
前記光重合開始剤が、ビスイミダゾール化合物、金属π錯体及び下記一般式(1)で表される化合物の中から選ばれる少なくとも1種の化合物であることを特徴とする1〜6のいずれか1項に記載のホログラフィック記録用組成物。
(8)
第一の基材と第二の基材の間にホログラフィック記録層が挟持されたホログラフィック記録メディアにおいて、該ホログラフィック記録層がバインダー形成化合物、エチレン性不飽和結合を有する化合物、及び前記エチレン性不飽和結合を有する化合物の重合反応を開始することのできる光重合開始剤を含む層で構成され、且つ前記バインダー形成化合物としてイソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物を含有し、該イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物が、バインダー形成化合物として含有されるイソシアネート基を有する化合物全体に対して5質量%以上100質量%以下であることを特徴とするホログラフィック記録メディア。
(9)
前記第一の基材の厚みをd1、第二基材の厚みをd2とし、ホログラフィック記録層の厚みをDhとした際に、0.15≦Dh/(d1+d2)≦2.0の関係を満たすことを特徴とする8に記載のホログラフィック記録メディア。
(10)
前記ホログラフィック記録層の厚みDhが200μm以上、2.0mm以下であることを特徴とする9に記載のホログラフィック記録メディア。
(11)
前記第一の基材の厚みd1と第二基材の厚みd2との関係がd1≦d2であることを特徴とする9または10に記載のホログラフィック記録メディア。
(12)
前記第一の基材が透明であり、ホログラフィック記録層が積層された面とは反対の面に反射防止処理がなされていることを特徴とする8〜11のいずれか1項に記載のホログラフィック記録メディア。
(13)
前記第一の基材の材質がガラスであることを特徴とする8〜12のいずれか1項に記載のホログラフィック記録メディア。
(14)
前記第二の基材のホログラフィック記録層が積層される面あるいはその反対面に反射率が70%以上の反射層が積層されていることを特徴とする8〜13のいずれか1項に記載のホログラフィック記録メディア。
(15)
8〜14のいずれか1項に記載のホログラフィック記録メディアにおいて、形状がディスク状であることを特徴とするホログラフィック記録メディア。
(16)
8〜14のいずれか1項に記載のホログラフィック記録メディアにおいて、形状がカード状であることを特徴とするホログラフィック記録メディア。
(17)
第一の基材と第二の基材の間にホログラフィック記録層が挟持され、該ホログラフィック記録層としてバインダー形成化合物、エチレン性不飽和結合を有する化合物、及び前記エチレン性不飽和結合を有する化合物の重合反応を開始することのできる光重合開始剤を少なくとも含有し、前記バインダー形成化合物としてイソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物、及び分子内に2個以上の水酸基を有する化合物を含有し、該イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物が、バインダー形成化合物として含有されるイソシアネート基を有する化合物全体に対して5質量%以上100質量%以下である記録層が積層されたホログラフィック記録メディアにホログラフィック記録する方法において、ホログラフィック露光の前にバインダー形成化合物同士を反応させバインダーを形成させた後に、記録したい情報を基にしたホログラフィック露光を行い、光重合開始剤を活性化させ、この活性種によりエチレン性不飽和結合を有する化合物をホログラフィック記録層内で拡散重合させることによりホログラフィック記録メディアに情報を記録することを特徴とするホログラフィック記録方法。
(18)
前記ホログラフィック記録メディアに情報を記録した後に、更にホログラフィック記録メディア全体に熱及び光照射を行うことにより記録された情報を安定化させることを特徴とする17に記載のホログラフィック記録方法。
(19)
第一の基材と第二の基材の間にホログラフィック記録層が挟持され、該ホログラフィック記録層としてバインダー形成化合物、エチレン性不飽和結合を有する化合物、及び前記エチレン性不飽和結合を有する化合物の重合反応を開始することのできる光重合開始剤を少なくとも含有し、前記バインダー形成化合物としてイソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物を含有し、該イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物が、バインダー形成化合物として含有されるイソシアネート基を有する化合物全体に対して5質量%以上100質量%以下であり、更に分子内に2個以上の水酸基を有する化合物を含有する記録層が積層されたホログラフィック記録メディアにホログラフィック記録する方法において、記録したい情報を基にしたホログラフィック露光を行い、光重合開始剤を活性化させ、この活性種によりエチレン性不飽和結合を有する化合物を拡散重合させることによりホログラフィック記録メディアに情報を記録し、ホログラフィック記録メディアへの情報記録が終了した後に、更にホログラフィック記録メディア全体に熱及び光照射を行うことにより記録された情報を安定化させることを特徴とするホログラフィック記録方法。
(20)
第一の基材と第二の基材の間にホログラフィック記録層が挟持され、該ホログラフィック記録層が、イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物を含有し、該イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物が、バインダー形成化合物として含有されるイソシアネート基を有する化合物全体に対して5質量%以上100質量%以下であり、更に分子内に2個以上の水酸基を有する化合物との反応から形成されたウレタン化合物を主成分とする領域と、エチレン性不飽和結合を有する合物をラジカル重合させて形成したラジカル重合体を主成分とする領域とを有することを特徴とするホログラフィック情報メディア。
( 1 )
A holographic recording composition comprising at least a binder-forming compound, a compound having an ethylenically unsaturated bond, and a photopolymerization initiator capable of initiating a polymerization reaction of the compound having an ethylenically unsaturated bond. As a forming compound, a compound having 3 or more isocyanate groups in the molecule in which the proportion of the isocyanate group is 30% by mass or more and 65% by mass or less in the compound is contained , and the proportion of the isocyanate group is 30% by mass in the compound above 65 wt% or less is within the molecular compound having three or more isocyanate groups, the der Rukoto 100 mass% to 5 mass% or less with respect to the entire compound having an isocyanate group contained as a binder forming compounds A holographic recording composition.
(2)
2. The holo according to 1, wherein the molecular weight of the compound having 3 or more isocyanate groups in the molecule in which the proportion of the isocyanate group is 30% by mass to 65% by mass in the compound is 200 to 500 Graphic recording composition.
(3)
The composition for holographic recording according to 1 or 2, further comprising a compound having two or more hydroxyl groups in the molecule as the binder-forming compound.
(4)
4. The composition for holographic recording according to 3, wherein the molecular weight of the compound having two or more hydroxyl groups in the molecule is 100 or more and 2000 or less.
(5)
The composition for holographic recording according to any one of 1 to 4, wherein the compound having an ethylenically unsaturated bond contains a compound having a (meth) acryloyl group in the molecule.
(6)
The composition for holographic recording according to any one of 1 to 5, wherein the compound having an ethylenically unsaturated bond in the molecule contains a compound having a refractive index of 1.55 or more.
(7)
Any one of 1 to 6, wherein the photopolymerization initiator is at least one compound selected from a bisimidazole compound, a metal π complex, and a compound represented by the following general formula (1). The composition for holographic recording as described in the paragraph.
(8)
In a holographic recording medium in which a holographic recording layer is sandwiched between a first substrate and a second substrate, the holographic recording layer has a binder-forming compound, a compound having an ethylenically unsaturated bond, and the ethylene Composed of a layer containing a photopolymerization initiator capable of initiating a polymerization reaction of a compound having a polymerizable unsaturated bond, and the proportion of the isocyanate group as the binder-forming compound is 30% by mass or more and 65% by mass or less in the compound A compound having a compound having three or more isocyanate groups in a certain molecule and having a proportion of the isocyanate group of 30% by mass or more and 65% by mass or less in the compound having three or more isocyanate groups in the molecule, 5% by mass based on the whole compound having an isocyanate group contained as a binder-forming compound The holographic recording medium, characterized in that at the upper 100 mass% or less.
(9)
When the thickness of the first substrate is d1, the thickness of the second substrate is d2, and the thickness of the holographic recording layer is Dh, the relationship of 0.15 ≦ Dh / (d1 + d2) ≦ 2.0 is satisfied. 9. The holographic recording medium according to 8, wherein the holographic recording medium is satisfied.
(10)
10. The holographic recording medium according to 9, wherein a thickness Dh of the holographic recording layer is 200 μm or more and 2.0 mm or less.
(11)
The holographic recording medium according to 9 or 10, wherein a relationship between the thickness d1 of the first base material and the thickness d2 of the second base material is d1 ≦ d2.
(12)
The horo according to any one of
(13)
The holographic recording medium according to any one of 8 to 12, wherein a material of the first base material is glass.
(14)
The reflective layer having a reflectance of 70% or more is laminated on the surface on which the holographic recording layer of the second substrate is laminated or on the opposite surface thereof. Holographic recording media.
(15)
The holographic recording medium according to any one of 8 to 14, wherein the holographic recording medium has a disk shape.
(16)
The holographic recording medium according to any one of 8 to 14, wherein the holographic recording medium has a card shape.
(17)
A holographic recording layer is sandwiched between a first substrate and a second substrate, and the holographic recording layer has a binder-forming compound, a compound having an ethylenically unsaturated bond, and the ethylenically unsaturated bond It contains at least a photopolymerization initiator capable of initiating a polymerization reaction of the compound, and the proportion of the isocyanate group as the binder-forming compound is 30% by mass or more and 65% by mass or less in the molecule. A compound having a group and a compound having two or more hydroxyl groups in the molecule, and the proportion of the isocyanate group is 30% by mass to 65% by mass in the compound; 5 for the entire compound having an isocyanate group contained as a binder-forming compound. Information to be recorded after forming a binder by reacting binder forming compounds with each other before holographic exposure in a method for holographic recording on a holographic recording medium having a recording layer laminated in an amount of 100% by mass or less. The photopolymerization initiator is activated by holographic exposure based on the holographic recording medium, and the active species is used to diffusely polymerize a compound having an ethylenically unsaturated bond in the holographic recording layer, thereby transferring information to the holographic recording medium. A holographic recording method characterized by recording.
(18)
18. The holographic recording method according to 17, wherein after the information is recorded on the holographic recording medium, the recorded information is further stabilized by performing heat and light irradiation on the entire holographic recording medium.
(19)
A holographic recording layer is sandwiched between a first substrate and a second substrate, and the holographic recording layer has a binder-forming compound, a compound having an ethylenically unsaturated bond, and the ethylenically unsaturated bond It contains at least a photopolymerization initiator capable of initiating a polymerization reaction of the compound, and the proportion of the isocyanate group as the binder-forming compound is 30% by mass or more and 65% by mass or less in the molecule. An isocyanate group containing a compound having a group, and a compound having 3 or more isocyanate groups in the molecule in which the proportion of the isocyanate group is 30% by mass to 65% by mass in the compound is contained as a binder-forming
(20)
A holographic recording layer is sandwiched between the first base material and the second base material, and the holographic recording layer has a proportion of 30% by mass to 65% by mass of the isocyanate group in the compound. A compound having three or more isocyanate groups in the molecule containing a compound having three or more isocyanate groups, and the proportion of the isocyanate groups being 30% by mass or more and 65% by mass or less in the compound is a binder-forming compound. The region containing 5% by mass or more and 100% by mass or less of the entire compound having an isocyanate group, and mainly comprising a urethane compound formed by a reaction with a compound having two or more hydroxyl groups in the molecule. And a region mainly composed of a radical polymer formed by radical polymerization of a compound having an ethylenically unsaturated bond. Holographic information media to be characterized.
本発明によって、感度が高く、体積収縮率が低く、高コントラストなホログラフィック記録メディア、そのメディアのためのホログラフィック記録用組成物、ホログラフィック記録方法及びホログラフィック記録された、保存性の改良されたホログラフィック情報メディアを提供することができた。 According to the present invention, a holographic recording medium having high sensitivity, low volume shrinkage, and high contrast, a holographic recording composition for the medium, a holographic recording method, and holographic recording improved storage stability. Holographic information media could be provided.
以下、本発明のホログラフィック記録用組成物、ホログラフィック記録メディア、ホログラフィック記録方法及びホログラフィック情報メディアについて詳述する。 Hereinafter, the holographic recording composition, holographic recording medium, holographic recording method and holographic information medium of the present invention will be described in detail.
本発明のホログラフィック記録メディアの記録層に用いられるホログラフィック記録用組成物としては、バインダー形成化合物、エチレン性不飽和結合を有する化合物、及び前記エチレン性不飽和結合を有する化合物の重合反応を開始することのできる光重合開始剤を少なくとも含有し、前記バインダー形成化合物としてイソシアネート基の占める割合が、化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物を少なくとも含有し、該イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物が、バインダー形成化合物として含有されるイソシアネート基を有する化合物全体に対して5質量%以上100質量%以下であることを特徴としている。このようなイソシアネート化合物を用いることにより後述で、詳述するホログラフィック露光前後の記録メディアの収縮を防止することができる。
The composition for holographic recording used in the recording layer of the holographic recording medium of the present invention includes a binder-forming compound, a compound having an ethylenically unsaturated bond, and a polymerization reaction of the compound having the ethylenically unsaturated bond. A compound having at least three photopolymerization initiators and having three or more isocyanate groups in the molecule in which the proportion of isocyanate groups as the binder-forming compound is 30% by mass to 65% by mass in the compound. The entire compound having an isocyanate group that is contained as a binder-forming compound, at least a compound having 3 or more isocyanate groups in a molecule that contains at least 30% by mass to 65% by mass of the isocyanate group.
本発明で必須成分として添加される、イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物としては、この条件を満たす化合物であれば特に制限なく用いることができ、例えば、1,8−ジイソシアネート−4−イソシアネートメチル−オクタン(NCО含有量:50.2質量%、分子量:251.3)、2−イソシアネートエチル−2,6−ジイソシアネートカプロエート(NCО含有量:49.8質量%、分子量:253.2)、ベンゼン−1,3,5−トリイソシアネート(NCО含有量:62.7質量%、分子量:201.1)、1−メチルベンゼン−2,4,6−トリイソシアネート(NCО含有量:58.6質量%、分子量:215.2)、1,3,5−トリメチルベンゼン−2,4,6−トリイソシアネート(NCО含有量:51.8質量%、分子量:243.2)、ジフェニルメタン−2,4,4′−トリイソシアネート(NCО含有量:43.3質量%、分子量:291.3)、トリフェニルメタン−4,4′,4″−トリイソシアネート(NCО含有量:34.3質量%、分子量:367.4)、ビス(イソシアナートトリル)フェニルメタン(NCО含有量:42.6質量%、分子量:291.3)などを挙げることができる。 The compound having three or more isocyanate groups in the molecule in which the proportion of the isocyanate group added as an essential component in the present invention is 30% by mass or more and 65% by mass or less in the compound is a compound satisfying this condition. For example, 1,8-diisocyanate-4-isocyanatomethyl-octane (NCO content: 50.2 mass%, molecular weight: 251.3), 2-isocyanatoethyl-2,6- Diisocyanate caproate (NCO content: 49.8 mass%, molecular weight: 253.2), benzene-1,3,5-triisocyanate (NCO content: 62.7 mass%, molecular weight: 201.1), 1-methylbenzene-2,4,6-triisocyanate (NCO content: 58.6% by mass, molecular weight: 215.2), 1,3, -Trimethylbenzene-2,4,6-triisocyanate (NCO content: 51.8 mass%, molecular weight: 243.2), diphenylmethane-2,4,4'-triisocyanate (NCO content: 43.3 mass) %, Molecular weight: 291.3), triphenylmethane-4,4 ′, 4 ″ -triisocyanate (NCO content: 34.3 mass%, molecular weight: 367.4), bis (isocyanatotolyl) phenylmethane ( NCO content: 42.6% by mass, molecular weight: 291.3).
尚、このようなイソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物が、後述で詳述するホログラフィック露光前後の記録メディアの収縮をより防止できることから好ましく、更に分子量が200以上500以下であることが、後述する他の必須成分や添加剤の溶解性や相溶性に優れることからより好ましい。 Incidentally, a compound having three or more isocyanate groups in the molecule in which the proportion of the isocyanate group is 30% by mass or more and 65% by mass or less in the compound is used in the recording media before and after the holographic exposure described in detail later. It is preferable because shrinkage can be further prevented, and a molecular weight of 200 or more and 500 or less is more preferable because the solubility and compatibility of other essential components and additives described later are excellent.
本発明に係るバインダー形成化合物は、上述した必須成分のイソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物以外に、他のイソシアネート基を含有する化合物を併用してもよく、このようなイソシアネート基を有する化合物としては、少なくとも分子内に2個以上のイソシアネート基を有する化合物が好ましく、例えば、ジメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサンメチレンジイソシアネート、2,2−ジメチルぺンタンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルぺンタンジイソシアネート、デカンジイソシアネート、ω,ω′−ジイソシアネート−1,3−ジメチルベンゼン、ω,ω′−ジイソシアネート−1,2−ジメチルシクロヘキサンジイソシアネート、ω,ω−ジイソシアネート−1,4−ジエチルベンゼン、イソホロンジイソシアネート、1−メチルシクロヘキシル−2,4−ジイソシアネート、ω,ω′−ジイソシアネート−1,5−ジメチルナフタレン、ω,ω′−ジイソシアネート−n−プロピルビフェニル、1,3−フェニレンジイソシアネート、1−メチルベンゼン−2,4−ジイソシアネート、1,3−ジメチルベンゼン−2,6−ジイソシアネート、ナフタレン−1,4−ジイソシアネート、1,1′−ジナフチル−2,2′−ジイソシアネート、ビフェニル−2,4′−ジイソシアネート、3,3′−ジメチルビフェニル−4,4′−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、2,2′−ジメチルジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4′−ジイソシアネート、3,3′−ジメトキシジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、4,4′−ジエトキシジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチレンキシリレンジイソシアネートなどが挙げられ、更に上記の各イソシアネート化合物の2量体又は3量体のアダクト体(例えば、ヘキサメチレンジイソシアネートの2モルのアダクト、ヘキサメチレンジイソシアネート3モルのアダクト、2,4−トリレンジイソシアネート2モルのアダクト、2,4−トリレンジイソシアネート3モルのアダクトなど)、これらのイソシアネートの中から選ばれる互いに異なる2種以上のイソシアネート同志のアダクト体、及びこれらのイソシアネートと2価又は3価のポリアルコール(例えば、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、トリメチロールプロパンなど)とのアダクト体(例えば、トリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンのアダクト、ヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンのアダクトなど)などが挙げられる。尚、これらのイソシアネート化合物は、1種単独でも2種以上を組み合わせて用いてもよい。 The binder-forming compound according to the present invention includes other isocyanate groups in addition to a compound having 3 or more isocyanate groups in the molecule in which the proportion of the above-described essential component isocyanate group is 30% by mass to 65% by mass in the compound. A compound containing a group may be used in combination, and as such a compound having an isocyanate group, a compound having at least two isocyanate groups in the molecule is preferable. For example, dimethylene diisocyanate, tetramethylene diisocyanate, hexane Methylene diisocyanate, 2,2-dimethylpentane diisocyanate, 2,2,4-trimethylpentane diisocyanate, decane diisocyanate, ω, ω'-diisocyanate-1,3-dimethylbenzene, ω, ω'-diisocyanate-1,2 -Dimethyl Cyclohexane diisocyanate, ω, ω-diisocyanate-1,4-diethylbenzene, isophorone diisocyanate, 1-methylcyclohexyl-2,4-diisocyanate, ω, ω'-diisocyanate-1,5-dimethylnaphthalene, ω, ω'-diisocyanate- n-propylbiphenyl, 1,3-phenylene diisocyanate, 1-methylbenzene-2,4-diisocyanate, 1,3-dimethylbenzene-2,6-diisocyanate, naphthalene-1,4-diisocyanate, 1,1'-dinaphthyl -2,2'-diisocyanate, biphenyl-2,4'-diisocyanate, 3,3'-dimethylbiphenyl-4,4'-diisocyanate, diphenylmethane-4,4'-diisocyanate, 2,2'-dimethyldiphenyl meta 4,4'-diisocyanate, dicyclohexylmethane-4,4'-diisocyanate, 3,3'-dimethoxydiphenylmethane-4,4'-diisocyanate, 4,4'-diethoxydiphenylmethane-4,4'-diisocyanate, Examples include tolylene diisocyanate, 1,5-naphthylene diisocyanate, xylylene diisocyanate, tetramethylene xylylene diisocyanate, and dimer or trimer adducts of each of the above isocyanate compounds (for example, hexamethylene diisocyanate). 2 mol adduct, 3 mol hexamethylene diisocyanate adduct, 2 mol 2,4-tolylene diisocyanate adduct, 3 mol 2,4-tolylene diisocyanate, etc.) Adducts of two or more different isocyanates selected from each other, and these isocyanates and divalent or trivalent polyalcohols (eg, diethylene glycol, polyethylene glycol, dipropylene glycol, polypropylene glycol, polytetramethylene glycol, trimethylolpropane) Etc.) (for example, adducts of tolylene diisocyanate and trimethylolpropane, adducts of hexamethylene diisocyanate and trimethylolpropane, etc.). In addition, you may use these isocyanate compounds individually by 1 type or in combination of 2 or more types.
尚、本発明に係る必須成分であるイソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物は、イソシアネート基を有する化合物全体に対して5質量%以上100質量%以下の範囲で添加するのが好ましい。更に前述のイソシアネート化合物において、後述で詳述するホログラフィック記録用組成物で構成した記録層を積層したホログラフィック記録メディアに情報を全て記録し、この記録し終えた状態で用いられるホログラフィック情報メディアは、CDやDVD同様に蛍光灯下、窓辺あるいは放置される環境温度が種々多様となる可能性がある。従って、種々の条件で記録層の着色を抑えるものが好ましく、このように着色を抑える為には、上述の化合物の中で脂肪族系のイソシアネート化合物がより好ましい。 In addition, the compound which has 3 or more isocyanate groups in the molecule | numerator whose ratio for which the isocyanate group which is an essential component which concerns on this invention accounts is 30 to 65 mass% in a compound is with respect to the whole compound which has an isocyanate group. It is preferable to add in the range of 5 mass% or more and 100 mass% or less. Further, in the above-described isocyanate compound, all information is recorded on a holographic recording medium in which a recording layer composed of a holographic recording composition described in detail later is laminated, and the holographic information medium used in a state where the recording is completed As with CDs and DVDs, there is a possibility that the ambient temperature under the fluorescent lamp, the window side, or the environment is varied. Accordingly, those which suppress the coloring of the recording layer under various conditions are preferable, and in order to suppress the coloring as described above, an aliphatic isocyanate compound is more preferable among the above-mentioned compounds.
本発明では、上述の必須成分であるイソシアネート基を有する化合物の自己架橋でバインダーを形成させてもよいが、バインダー形成を温和な条件下で行わせる為には、上述で詳述したイソシアネート化合物のイソシアネート基と反応する官能基を分子内に有する化合物との架橋反応によりバインダー形成するのが好ましい。 In the present invention, the binder may be formed by self-crosslinking of the compound having an isocyanate group, which is an essential component described above. However, in order to perform binder formation under mild conditions, It is preferable to form a binder by a crosslinking reaction with a compound having a functional group that reacts with an isocyanate group in the molecule.
このようなイソシアネート化合物と反応しうる化合物としては、例えば、分子内に水酸基を有する化合物、一級または二級アミノ基を有する化合物更にはエナミン構造を有する化合物などを挙げることができる。しかしながら、後述で詳述するホログラフィック記録用組成物で構成した記録層を積層したホログラフィック記録メディアに情報を全て記録し、この記録し終えた状態で用いられるホログラフィック情報メディアの着色を抑える為には、上述の化合物の中でイソシアネート化合物と反応しうる化合物として水酸基を有する化合物が好ましく、更には脂肪族系のアルコール性水酸基を分子内に2個以上有する化合物がより好ましい。 Examples of the compound capable of reacting with such an isocyanate compound include a compound having a hydroxyl group in the molecule, a compound having a primary or secondary amino group, and a compound having an enamine structure. However, in order to record all information on a holographic recording medium in which a recording layer composed of a holographic recording composition described in detail later is laminated, and to suppress coloring of the holographic information medium used in the state where the recording is completed. Among these compounds, a compound having a hydroxyl group is preferable as a compound capable of reacting with an isocyanate compound, and a compound having two or more aliphatic alcoholic hydroxyl groups in the molecule is more preferable.
このように分子内にアルコール性水酸基を2個以上有する化合物としては、例えば、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ポリテトラメチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、2−メチルー2,4−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスルトール、ソルビトール等が挙げられ、更に前記分子内にアルコール性水酸基を2個以上有する化合物を、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールなど2価のアルコールで変性したアルコールなどが挙げられる。尚、これらのアルコール性水酸基を分子内に2個以上有する化合物は、1種単独でも2種以上を組み合わせて用いてもよい。 Examples of the compound having two or more alcoholic hydroxyl groups in the molecule include, for example, diethylene glycol, triethylene glycol, polyethylene glycol, dipropylene glycol, tripropylene glycol, polypropylene glycol, 2,2-dimethyl-1,3- Propanediol, 2,2-diethyl-1,3-propanediol, 2-butyl-2-ethyl-1,3-propanediol, 1,2-butanediol, 1,4-butanediol, polytetramethylene glycol, 1,5-pentanediol, 2-methyl-2,4-pentanediol, 3-methyl-1,5-pentanediol, 1,6-hexanediol, 2-ethyl-1,3-hexanediol, 2,5- Dimethyl-2,5-hexanediol, 1,10-decanedi , 1,4-cyclohexanediol, glycerin, 1,2,6-hexanetriol, trimethylolethane, trimethylolpropane, pentaerythritol, sorbitol and the like. Examples of the compound having at least one compound include ethylene glycol, diethylene glycol, triethylene glycol, polyethylene glycol, propylene glycol, dipropylene glycol, tripropylene glycol, polypropylene glycol, and polytetramethylene glycol modified with a divalent alcohol. It is done. In addition, the compound which has 2 or more of these alcoholic hydroxyl groups in a molecule | numerator may be used individually by 1 type or in combination of 2 or more types.
尚、脂肪族系のアルコール性水酸基を分子内に2個以上有する化合物の分子量としては、化合物自身の揮発性、後述するエチレン性不飽和結合を有する化合物あるいは光重合開始剤との相溶性や溶解性を考慮した場合、通常分子量が100以上2000以下にするのが好ましく、また脂肪族系のアルコール性水酸基を分子内に2個以上有する化合物の添加量としては、上述の必須成分であるイソシアネート化合物の種類や添加量により一概に規定することはできないが、イソシアネート基を有する化合物が有するホログラフィック記録用組成物中のイソシアネート基のモル数をN[mol]、前記アルコール性水酸基を化合物のホログラフィック記録用組成物中の水酸基のモル数をM[mol]とした際に、通常0.2≦N/M≦3.0の範囲であり、好ましくは0.5≦N/M≦2.0、より好ましくは0.7≦N/M≦1.5の範囲にするのが相溶性や架橋反応のコントロールの面からより好ましい。 The molecular weight of a compound having two or more aliphatic alcoholic hydroxyl groups in the molecule is the volatility of the compound itself, compatibility with a compound having an ethylenically unsaturated bond, which will be described later, or a photopolymerization initiator, and dissolution. In view of the properties, it is usually preferable that the molecular weight is 100 or more and 2000 or less, and the addition amount of the compound having two or more aliphatic alcoholic hydroxyl groups in the molecule is the above-mentioned essential isocyanate compound The number of isocyanate groups in the composition for holographic recording possessed by the compound having an isocyanate group is N [mol], and the alcoholic hydroxyl group is a holographic compound. When the number of moles of hydroxyl groups in the recording composition is M [mol], the range of 0.2 ≦ N / M ≦ 3.0 is usually satisfied. And it is preferably a more preferred in terms of 0.5 ≦ N / M ≦ 2.0, more control of preferably 0.7 ≦ N / M ≦ 1.5 range compatibility to or crosslinking reaction.
更に、本発明では前述したイソシアネート基を有する化合物とアルコール性水酸基を分子内に2個以上有する化合物を反応させてウレタン結合を形成させる際に、低温で反応を行ないたい場合には、ウレタン形成触媒として錫、鉛等の公知の有機金属化合物を添加するのが好ましい。 Furthermore, in the present invention, when a urethane bond is formed by reacting the above-mentioned compound having an isocyanate group and a compound having two or more alcoholic hydroxyl groups in the molecule to form a urethane bond, a urethane-forming catalyst is used. It is preferable to add known organometallic compounds such as tin and lead.
本発明に係るエチレン性不飽和結合を有する化合物としては、例えば、スチレン誘導体、アリル基を有する化合物或いは不飽和オレフィンなど本発明の目的を阻害しない範囲で特に制限なく用いることができるが、記録メディアにした際の基材との密着やバインダー形成化合物との相溶性などを考慮する場合には、分子内にアシルオキシ基或いはアシルアミド基を有する化合物が好ましく、更にラジカル重合する際の立体障害の点から(メタ)アクリロイル基を有する化合物がより好ましい。尚、本発明で言う(メタ)アクリロイル基とは、アクリロイル基またはメタクリロイル基を表す。 As the compound having an ethylenically unsaturated bond according to the present invention, for example, a styrene derivative, a compound having an allyl group, or an unsaturated olefin can be used without particular limitation as long as the object of the present invention is not impaired. In the case of considering adhesion with the base material and compatibility with the binder-forming compound, a compound having an acyloxy group or an acylamide group in the molecule is preferable, and from the viewpoint of steric hindrance during radical polymerization. A compound having a (meth) acryloyl group is more preferable. In addition, the (meth) acryloyl group said by this invention represents an acryloyl group or a methacryloyl group.
本発明においては、前述したバインダー形成化合物から形成されるバインダーに対して、拡散重合で得られるエチレン性不飽和結合を有する化合物の重合体との屈折率差をより顕著に持たせるためには、該エチレン性不飽和結合を有する化合物の屈折率として、バインダー形成化合物よりも高いものを用いるか、或いは低いものを用いるのが好ましい。特にバインダー形成化合物の屈折率が1.50前後の化合物を用いる場合に、エチレン性不飽和結合を有する化合物としては、1.55以上の化合物を用いるのが高屈折率のエチレン性不飽和結合を有する化合物の重合体が得られることから好ましい。 In the present invention, for the binder formed from the above-mentioned binder-forming compound, in order to more significantly have a refractive index difference from a polymer of a compound having an ethylenically unsaturated bond obtained by diffusion polymerization, As the refractive index of the compound having an ethylenically unsaturated bond, it is preferable to use a higher or lower refractive index than the binder-forming compound. In particular, when a compound having a refractive index of the binder-forming compound of around 1.50 is used, a compound having an ethylenically unsaturated bond is preferably a compound having a refractive index of 1.55 or higher. Since the polymer of the compound which has is obtained, it is preferable.
このような、屈折率が1.55以上の(メタ)アクリロイル基を有する化合物としては、一般に分子内に窒素、酸素、硫黄及びリンなどのヘテロ原子、塩素、臭素及びヨウ素などのハロゲン原子、あるいは芳香環を二個以上有する化合物が挙げられ、このような化合物の具体的なものとしては、パラクミルフェノキシエチレングリコールアクリレート、パラクミルフェノキシエチレングリコールメタアクリレート、ヒドロキシエチル化oーフェニルフェノールアクリレート、ヒドロキシエチル化βーナフトールアクリレート、トリブルモフェニルアクリレート、トリブルモフェニルメタアクリレート、トリヨードフェニルメタクリレート、ポリエチレンオキサイド変性テトラブロモビスフェノールAジアクリレート、ポリエチレンオキサイド変性テトラブロモビスフェノールAジメタクリレート、ビス(4−メタクリロイルチオフェニル)スルフィド、特開平6−301322号、特開2000−344716号、同2003−29604号の各公報等に記載されたフルオレン骨格を有する化合物などを挙げることができる。 Such a compound having a (meth) acryloyl group having a refractive index of 1.55 or more generally has a hetero atom such as nitrogen, oxygen, sulfur and phosphorus, a halogen atom such as chlorine, bromine and iodine in the molecule, or Examples of the compound having two or more aromatic rings include paracumylphenoxyethylene glycol acrylate, paracumylphenoxyethylene glycol methacrylate, hydroxyethylated o-phenylphenol acrylate, and hydroxyethyl. Β-naphthol acrylate, tribromomophenyl acrylate, tribromomophenyl methacrylate, triiodophenyl methacrylate, polyethylene oxide modified tetrabromobisphenol A diacrylate, polyethylene oxide Tetrabromobisphenol A dimethacrylate, bis (4-methacryloylthiophenyl) sulfide, compounds having a fluorene skeleton described in JP-A-6-301322, JP-A-2000-344716, JP-A-2003-29604, etc. And so on.
また、バインダー形成化合物から形成されたバインダーとエチレン性不飽和結合を有する化合物の拡散重合物との間で屈折率差を設けるという目的を阻害しない範囲で、ホログラフィック記録用組成物を調製する際の相溶性や粘度調整、更にはホログラフィック露光時の拡散重合を制御する等の目的で、屈折率が1.55未満の(メタ)アクリロイル基を有する化合物を更に添加してもよく、このような(メタ)アクリロイル基を有する化合物としては、例えば、(メタ)アクリロイル基を1個有する化合物として置換または無置換のフェノール、ノニルフェノール及び2−エチルヘキサノールの(メタ)アクリレート、並びにこれらのアルコールのアルキレンオキシド付加物の(メタ)アクリレート等が挙げられる。 Further, when preparing a holographic recording composition within a range that does not hinder the purpose of providing a refractive index difference between a binder formed from a binder-forming compound and a diffusion polymer of a compound having an ethylenically unsaturated bond. In order to adjust the compatibility and viscosity of the polymer and to control diffusion polymerization during holographic exposure, a compound having a (meth) acryloyl group having a refractive index of less than 1.55 may be added. Examples of the compound having a (meth) acryloyl group include, for example, a compound having one (meth) acryloyl group, substituted or unsubstituted phenol, (meth) acrylates of nonylphenol and 2-ethylhexanol, and alkylenes of these alcohols. Examples thereof include (meth) acrylates of oxide adducts.
(メタ)アクリロイル基を2個有する化合物としては、置換または無置換のビスフェノールA、ビスフェノールF、フルオレン及びイソシアヌル酸のジ(メタ)アクリレート並びにこれらのアルコールのアルキレンオキシド付加物のジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールやプロピレングリコールなどのポリアルキレングリコールのジ(メタ)アクリレートド等が挙げられる。(メタ)アクリロイル基を3個有する化合物としては、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン及びイソシアヌル酸のトリ(メタ)アクリレート、並びにこれらのアルコールのアルキレンオキシド付加物のトリ(メタ)アクリレート等があり、(メタ)アクリロイル基を4個以上有する化合物としては、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールのポリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。また、ウレタン結合を主鎖とするウレタンアクリレート、エステル結合を主鎖とするポリエステルアクリレート等の従来公知の(メタ)アクリロイル基含有系ノマー・オリゴマーなども本発明においては適時選択して用いることができる。 Examples of the compound having two (meth) acryloyl groups include substituted or unsubstituted bisphenol A, bisphenol F, di (meth) acrylate of fluorene and isocyanuric acid, and di (meth) acrylate of an alkylene oxide adduct of these alcohols, And di (meth) acrylates of polyalkylene glycols such as ethylene glycol and propylene glycol. Compounds having three (meth) acryloyl groups include tri (meth) acrylates of pentaerythritol, trimethylolpropane and isocyanuric acid, and tri (meth) acrylates of alkylene oxide adducts of these alcohols. ) Examples of the compound having 4 or more acryloyl groups include pentaerythritol, poly (meth) acrylate of dipentaerythritol, and the like. Also, conventionally known (meth) acryloyl group-containing nomers / oligomers such as urethane acrylates having a urethane bond as the main chain and polyester acrylates having an ester bond as the main chain can be selected and used in a timely manner. .
尚、前述したエチレン性不飽和結合を有する化合物は、一種単独で用いてもよいし、二種以上を併用してもよく、通常ホログラフィック記録用組成物中2.0質量%以上、50質量%以下であり、更には4.0質量%以上、40質量%以下にするのが好ましい。 In addition, the compound which has the ethylenically unsaturated bond mentioned above may be used individually by 1 type, and may use 2 or more types together, Usually 2.0 mass% or more in composition for holographic recording, 50 mass% % Or less, and more preferably 4.0% by mass or more and 40% by mass or less.
次に、光重合開始剤について詳述する。 Next, the photopolymerization initiator will be described in detail.
本発明に係る光重合開始剤は、光によりラジカルを発生できるものであれば特に制限はなく、従来から公知のベンゾイン及びその誘導体、ベンゾフェノンなどのカルボニル化合物、アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ化合物、ジベンゾチアゾリルスルフィドなどの硫黄化合物、ベンゾイルパーオキシドなどの過酸化物、2−トリブロモメタンスルホニル−ピリジンなどのハロゲン化物、四級アンモニウム塩或いは置換または無置換のジフェニルヨードニウム塩、トリフェニルスルホニウム塩などのオニウム化合物、2,2−ビス(o−クロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾールなどのビスイミダゾール化合物、鉄アレーン錯体やチタノセン錯体などの金属π錯体などの光重合開始剤を適宜選択して用いることができ、これらの中で特にビスイミダゾール化合物、金属π錯体及び前記一般式(1)で表される化合物の中から選ばれる少なくとも1種の化合物が感度や安定性の面からより好ましく、更に金属π錯体の中では特に鉄アレーン錯体がより好ましい。 The photopolymerization initiator according to the present invention is not particularly limited as long as it can generate radicals by light. Conventionally known benzoin and derivatives thereof, carbonyl compounds such as benzophenone, and azo compounds such as azobisisobutyronitrile. , Sulfur compounds such as dibenzothiazolyl sulfide, peroxides such as benzoyl peroxide, halides such as 2-tribromomethanesulfonyl-pyridine, quaternary ammonium salts or substituted or unsubstituted diphenyliodonium salts, triphenylsulfonium Onium compounds such as salts, bisimidazole compounds such as 2,2-bis (o-chlorophenyl) -4,4 ′, 5,5′-tetraphenylbiimidazole, metal π complexes such as iron arene complexes and titanocene complexes Select and use photopolymerization initiator as appropriate. Among these, in particular, at least one compound selected from bisimidazole compounds, metal π complexes, and compounds represented by the general formula (1) is more preferable in terms of sensitivity and stability, and metal Among the π complexes, iron arene complexes are particularly preferable.
このようなビスイミダゾール化合物の具体的なものとしては、例えば、2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラキス(m−メトキシフェニル)ビイミダゾール、2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラキス(3,4,5−トリメトキシフェニル)ビイミダゾ−ル、2,2′−ビス(o−ブロモフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(p−ブロモフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(p−カルボキシフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾ−ル、2,2′−ビス(p−シアノフェニル)−4,4′,5,5′−テトラキス(m−メトキシフェニル)ビイミダゾール、2,2′−ビス(2,4−ジクロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(2,4−ジメトキシフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−フルオロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(m−フルオロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(p−フルオロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−ヘキシルフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−ヘキシルフェニル)−4,4′,5,5′−テトラキス(m−メトキシフェニル)ビイミダゾール、2,2′−ビス(3,4−メチレンジオキシフェニル−クロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラキス[m−(β−フェノキシ−エトキシフェニル)]ビイミダゾール、2,2′−ビス(2,6−ジクロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−メトキシフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(p−メトキシフェニル)−4,4′−ビス(o−メトキシフェニル)−5,5′−ジフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−ニトロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(p−フェニルスルフォニルフェニルスルフォニルフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(p−スルファモイルフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(4−ビフェニイイル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(1−ナフチル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(1−ナフチル)−4,4′,5,5′−テトラキス(m−メトキシフェニル)ビイミダゾール、2,2′−ビス(9−フェナントリイル)−4,4′,5,5′−テトラキス(m−メトキシフェニル)ビイミダゾール、2,2′−ジフェニル−4,4′,5,5′−テトラキス(4−ビフェニル)ビイミダゾール、2,2′−ジフェニル−4,4′,5,5′−テトラキス(2,4−キシリイル)ビイミダゾール、2,2′−ビス(3−ピリジル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(3−チエニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−トリル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(p−トリル)−4,4′−ビス(o−トリル)−5,5′−テトラフェニルビイミダゾ−ル、2,2′−ビス(2,4−キシリル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′,4,4′,5,5′−ヘキサキス(p−ベンジルチオフェニル)ビイミダゾール、2,2′,4,4′,5,5′−ヘキサ(1−ナフチル)ビイミダゾール、2,2′,4,4′,5,5′−ヘキサフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(2−ニトロ−5−メトキシフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール、2,2′−ビス(o−ニトロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラキス(m−メトキシフェニル)ビイミダゾール、2,2′−ビス(2−クロロ−5−スルフォフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニルビイミダゾール等を挙げることができ、更に「Photoinitiators or Free−Radical−Initiated Photoimaging Systems」,Chem.Rev.,93,p.435−448 (1993)、S.P.Pappas編「Radiation Curing:Scienceand Technology,Plenum Press New York,(1992)」のp.407−412などに記載された化合物などを挙げることができる。 Specific examples of such bisimidazole compounds include 2,2′-bis (o-chlorophenyl) -4,4 ′, 5,5′-tetraphenylbiimidazole, 2,2′-bis ( o-chlorophenyl) -4,4 ', 5,5'-tetrakis (m-methoxyphenyl) biimidazole, 2,2'-bis (o-chlorophenyl) -4,4', 5,5'-tetrakis (3 , 4,5-trimethoxyphenyl) biimidazole, 2,2'-bis (o-bromophenyl) -4,4 ', 5,5'-tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (p- Bromophenyl) -4,4 ', 5,5'-tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (p-carboxyphenyl) -4,4', 5,5'-tetraphenylbiimidazole, 2 , 2'-bis (p Cyanophenyl) -4,4 ', 5,5'-tetrakis (m-methoxyphenyl) biimidazole, 2,2'-bis (2,4-dichlorophenyl) -4,4', 5,5'-tetraphenyl Biimidazole, 2,2'-bis (2,4-dimethoxyphenyl) -4,4 ', 5,5'-tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (o-fluorophenyl) -4,4' , 5,5'-tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (m-fluorophenyl) -4,4 ', 5,5'-tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (p-fluorophenyl) ) -4,4 ', 5,5'-tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (o-hexylphenyl) -4,4', 5,5'-tetraphenylbiimidazole, 2,2'- Bis (o-hexy Phenyl) -4,4 ', 5,5'-tetrakis (m-methoxyphenyl) biimidazole, 2,2'-bis (3,4-methylenedioxyphenyl-chlorophenyl) -4,4', 5,5 '-Tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (o-chlorophenyl) -4,4', 5,5'-tetrakis [m- (β-phenoxy-ethoxyphenyl)] biimidazole, 2,2'- Bis (2,6-dichlorophenyl) -4,4 ′, 5,5′-tetraphenylbiimidazole, 2,2′-bis (o-methoxyphenyl) -4,4 ′, 5,5′-tetraphenylbiimidazole Imidazole, 2,2'-bis (p-methoxyphenyl) -4,4'-bis (o-methoxyphenyl) -5,5'-diphenylbiimidazole, 2,2'-bis (o-nitrophenyl)- , 4 ', 5,5'-tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (p-phenylsulfonylphenylsulfonylphenyl) -4,4', 5,5'-tetraphenylbiimidazole, 2,2'- Bis (p-sulfamoylphenyl) -4,4 ', 5,5'-tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (2,4,6-trimethylphenyl) -4,4', 5,5 '-Tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (4-biphenyl) -4,4', 5,5'-tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (1-naphthyl) -4,4 ' , 5,5'-tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (1-naphthyl) -4,4 ', 5,5'-tetrakis (m-methoxyphenyl) biimidazole, 2,2'-bis ( 9-Fena Triyl) -4,4 ', 5,5'-tetrakis (m-methoxyphenyl) biimidazole, 2,2'-diphenyl-4,4', 5,5'-tetrakis (4-biphenyl) biimidazole, 2 , 2'-diphenyl-4,4 ', 5,5'-tetrakis (2,4-xylyl) biimidazole, 2,2'-bis (3-pyridyl) -4,4', 5,5'-tetra Phenylbiimidazole, 2,2'-bis (3-thienyl) -4,4 ', 5,5'-tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (o-tolyl) -4,4', 5 5'-tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (p-tolyl) -4,4'-bis (o-tolyl) -5,5'-tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (2,4-Xylyl) -4,4 ', 5,5'-tetraf Phenylbiimidazole, 2,2 ', 4,4', 5,5'-hexakis (p-benzylthiophenyl) biimidazole, 2,2 ', 4,4', 5,5'-hexa (1-naphthyl) ) Biimidazole, 2,2 ', 4,4', 5,5'-hexaphenylbiimidazole, 2,2'-bis (2-nitro-5-methoxyphenyl) -4,4 ', 5,5' -Tetraphenylbiimidazole, 2,2'-bis (o-nitrophenyl) -4,4 ', 5,5'-tetrakis (m-methoxyphenyl) biimidazole, 2,2'-bis (2-chloro- 5-sulfophenyl) -4,4 ′, 5,5′-tetraphenylbiimidazole and the like, and “Photoinitiators or Free-Radical-Initiated Photoi”. aging Systems ", Chem. Rev. , 93, p. 435-448 (1993), S.A. P. P. Of Pappas, “Radiation Curing: Science and Technology, Plenum Press New York, (1992)”. Examples thereof include compounds described in 407-412 and the like.
鉄アレーン錯体の具体的なものとしては、例えば、(η6−m−キシレン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)テトラフルオロボレート、(η6−o−キシレン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)トリフレート、(η6−o−キシレン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ヘキサフルオロアンチモネート、(η6−p−キシレン類)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)トリフレート、(η6−アセトフェノン)(η5−メチルシクロペンタジエニル)鉄(1+)ヘキサフルオロアンチモネート、(η6−キシレン類(混合異性体))(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ヘキサフルオロアンチモネート、(η6−キシレン類(混合異性体))(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ヘキサフルオロホスフェート、(η6−クメン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ヘキサフルオロアンチモネート、(η6−クメン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ヘキサフルオロホスフェート、(η6−クメン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ヘキサフルオロアルセネート、(η6−クリセン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ペンタフルオロヒドロキシアンチモネート、(η6−トルエン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ヘキサフルオロアルセネート、(η6−トルエン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ヘキサフルオロアンチモネート、(η6−ナフタレン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)テトラフルオロボレート、(η6−ピレン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)トリフレート、(η6−フルオレン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ヘキサフルオロアンチモネート、(η6−ヘキサメチルベンゼン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ペンタフルオロヒドロキシアンチモネート、(η6−ペリレン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ヘキサフルオロアンチモネート、(η6−ベンゼン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ヘキサフルオロアンチモネート、(η6−メシチレン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ヘキサフルオロアンチモネート、(η6−メシチレン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ヘキサフルオロホスフェート、(η6−メシチレン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ペンタフルオロヒドロキシアンチモネート及び(η6−クメン)(η5−シクロペンタジエニル)鉄(1+)ブチルトリフェニルボレートなどを挙げることができる。 Specific examples of the iron arene complex include (η6-m-xylene) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) tetrafluoroborate, (η6-o-xylene) (η5-cyclopentadienyl). ) Iron (1+) triflate, (η6-o-xylene) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) hexafluoroantimonate, (η6-p-xylenes) (η5-cyclopentadienyl) iron ( 1+) triflate, (η6-acetophenone) (η5-methylcyclopentadienyl) iron (1+) hexafluoroantimonate, (η6-xylenes (mixed isomers)) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) ) Hexafluoroantimonate, (η6-xylenes (mixed isomers)) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) hexafluorophosphine (Η6-cumene) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) hexafluoroantimonate, (η6-cumene) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) hexafluorophosphate, (η6-cumene) (Η5-cyclopentadienyl) iron (1+) hexafluoroarsenate, (η6-chrysene) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) pentafluorohydroxyantimonate, (η6-toluene) (η5-cyclopenta (Dienyl) iron (1+) hexafluoroarsenate, (η6-toluene) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) hexafluoroantimonate, (η6-naphthalene) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+ ) Tetrafluoroborate, (η6-pyrene) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) Frete, (η6-fluorene) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) hexafluoroantimonate, (η6-hexamethylbenzene) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) pentafluorohydroxyantimonate, ( η6-perylene) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) hexafluoroantimonate, (η6-benzene) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) hexafluoroantimonate, (η6-mesitylene) (η5 -Cyclopentadienyl) iron (1+) hexafluoroantimonate, (η6-mesitylene) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) hexafluorophosphate, (η6-mesitylene) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) pentafluorohydroxyantimonate and (η6-c Men) (η5-cyclopentadienyl) iron (1+) butyltriphenylborate and the like.
更に後述で述べるホログラフィック露光する際に用いる露光光源波長に対して、該光重合開始剤のホログラフィック露光に使用されるレーザー光源の波長に対して吸収を持たない、或いは持っていたとしても極僅かで有る場合には、光重合開始剤の分光波長を波長増感させるための増感色素を併用するのがより好ましい。 Furthermore, it does not absorb the wavelength of the light source used for holographic exposure of the photopolymerization initiator with respect to the wavelength of the exposure light source used in the holographic exposure described later, or even if it has it. When the amount is small, it is more preferable to use a sensitizing dye for sensitizing the spectral wavelength of the photopolymerization initiator in combination.
尚、ここで用いる光重合開始剤の分光波長を波長増感させるための増感色素としては、当分野で使用されている各種色素を挙げることができ、例えば、ミヒラーケトン等のカルボニル誘導体、クマリン誘導体、メチン誘導体、ポリメチン誘導体、トリアリールメタン誘導体、インドリン誘導体、アジン誘導体、チアジン誘導体、キサンテン誘導体、チオキサンテン誘導体、オキサジン誘導体、アクリジン誘導体、シアニン誘導体、カルボシアニン誘導体、メロシアニン誘導体、ヘミシアニン誘導体、ローダシアニン誘導体、アザメチン誘導体、スチリル誘導体、ピリリウム誘導体、チオピリリウム誘導体、ポルフィラジン誘導体、ポルフィリン誘導体、フタロシアニン誘導体及びピロメテン誘導体及び2,5−チオフェジル(5−t−ブチル−1,3−ベンゾオキサゾール)等の光学増白剤等の各種色素を単独或いは必要に応じて二種以上併用して用いてもよい。 Examples of the sensitizing dye for sensitizing the spectral wavelength of the photopolymerization initiator used here include various dyes used in the art, such as carbonyl derivatives such as Michler's ketone, and coumarin derivatives. , Methine derivatives, polymethine derivatives, triarylmethane derivatives, indoline derivatives, azine derivatives, thiazine derivatives, xanthene derivatives, thioxanthene derivatives, oxazine derivatives, acridine derivatives, cyanine derivatives, carbocyanine derivatives, merocyanine derivatives, hemicyanine derivatives, rhodocyanine derivatives , Azamethine derivatives, styryl derivatives, pyrylium derivatives, thiopyrylium derivatives, porphyrazine derivatives, porphyrin derivatives, phthalocyanine derivatives and pyromethene derivatives, and 2,5-thiofezyl (5-t-butyl) May be used in combination of two or more depending 1,3-benzoxazole) various dyes such as optical brightening agents, such as single or required.
このような光重合開始剤または増感色素の具体的なものとしては、例えば、米国特許第5,027,436号、同5,096,790号、同5,147,758号、同5,204,467号、同5,256,520号、同6,011,180号、欧州特許第255,486号、同256,981号、同277,915号、同318,893号、同401,165号、同565,488号、同1,349,006号の各明細書、特開平2−236553号、同5−46061号、同5−216227号、同5−247110号、同5−257279号、同6−175554号、同6−175562号、同6−175563号、同6−175566号、同6−186899号、同6−195015号、同6−202540号、同6−202541号、同6−202543号、同6−202544号、同6−202548号、同6−324615号、同6−329654号、同7−13473号、同7−28379号、同7−84502号、同7−84503号、同7−181876号、同9−106069号、同9−309907号、特開2002−60429号、同2002−62786号、同2002−244535号、同2002−296764号の各公報に記載されているものを適時選択して用いることができる。 Specific examples of such photopolymerization initiators or sensitizing dyes include, for example, US Pat. Nos. 5,027,436, 5,096,790, 5,147,758, and 5, 204,467, 5,256,520, 6,011,180, European Patent Nos. 255,486, 256,981, 277,915, 318,893, 401, No. 165, No. 565,488, No. 1,349,006, JP-A-2-236553, No. 5-46061, No. 5-216227, No. 5-247110, No. 5-257279 6-175554, 6-175562, 6-175563, 6-175656, 6-186899, 6-195015, 6-202540, 6-202541 6-202543, 6-202544, 6-202548, 6-324615, 6-329654, 7-13473, 7-28379, 7-84502, 7-84503, 7-181876, 9-106069, 9-309907, JP-A-2002-60429, 2002-62786, 2002-244535, 2002-296765 Can be selected and used in a timely manner.
更に、前記一般式(1)で表される光重合開始剤も本発明では好適に用いることができ、この光重合開始剤では光ラジカル開始剤とホログラフィック露光する露光光源波長に対して該開始剤を分光増感させるための増感色素との組み合わせによる開始剤系と比較して、ラジカルを生成するホウ素アニオン部が増感色素であるカチオン性色素の近傍に存在するためラジカルを効率よく発生させることができると同時に、カチオン性色素の構造を変化させることにより、容易にホログラフィック露光に使用される光源波長に合わせることができる。 Furthermore, the photopolymerization initiator represented by the general formula (1) can also be suitably used in the present invention. In this photopolymerization initiator, the initiation is performed with respect to the exposure light source wavelength for holographic exposure with the photoradical initiator. Compared with the initiator system in combination with a sensitizing dye for spectrally sensitizing the agent, the radicals are generated efficiently because the boron anion moiety that generates radicals is in the vicinity of the cationic dye that is the sensitizing dye. At the same time, the wavelength of the light source used for holographic exposure can be easily adjusted by changing the structure of the cationic dye.
式中Dye+はカチオン性色素を表し、R1〜R4は各々置換または非置換のアルキル基、アリール基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニル基、複素環基またはシアノ基を表し、またR1〜R4は各々2個以上が互いに結合して環を形成してもよい。 In the formula, Dye + represents a cationic dye, R 1 to R 4 each represents a substituted or unsubstituted alkyl group, aryl group, aralkyl group, alkenyl group, alkynyl group, heterocyclic group or cyano group, and R 1 Two or more of R 4 may be bonded to each other to form a ring.
上述の一般式(1)において、ホウ素アニオンからラジカルを効率よく発生させるためには、ホウ素アニオン部のR1〜R4で表される置換基のうち少なくとも一つが置換または無置換のアルキル基、アラルキル基、アルケニル基或いはアルキニル基であり、他の置換基が置換または無置換のアリール基、ヘテロ環基であることが好ましい。 In the above general formula (1), in order to efficiently generate a radical from a boron anion, at least one of the substituents represented by R 1 to R 4 in the boron anion part is a substituted or unsubstituted alkyl group, It is preferably an aralkyl group, an alkenyl group or an alkynyl group, and the other substituent is preferably a substituted or unsubstituted aryl group or heterocyclic group.
更に一般式(1)で表される化合物における、Dye+で表されるカチオン性色素としては、従来から種々の分野で用いられているカチオン性色素を適時選択して用いることができるが、その中でメチン色素、ポリメチン色素、トリアリールメタン色素、インドリン色素、アジン色素、チアジン色素、キサンテン色素、オキサジン色素、アクリジン色素、シアニン色素、カルボシアニン色素、ヘミシアニン色素、ローダシアニン色素、アザメチン色素、スチリル色素、ピリリウム色素、チオピリリウム色素及び下記一般式(2)で表される配位金属錯体が好ましい。 Furthermore, as the cationic dye represented by Dye + in the compound represented by the general formula (1), a cationic dye conventionally used in various fields can be appropriately selected and used. Among them, methine dye, polymethine dye, triarylmethane dye, indoline dye, azine dye, thiazine dye, xanthene dye, oxazine dye, acridine dye, cyanine dye, carbocyanine dye, hemicyanine dye, rhodocyanine dye, azamethine dye, styryl dye , A pyrylium dye, a thiopyrylium dye, and a coordination metal complex represented by the following general formula (2) are preferable.
一般式(2) Ma+(L)b
式中、Mは金属原子を、aは1〜4の整数を表し、またLは配位子を、bは1〜6の整数を表す。
Formula (2) M a + (L) b
In the formula, M represents a metal atom, a represents an integer of 1 to 4, L represents a ligand, and b represents an integer of 1 to 6.
更に、前記一般式(2)中のLで表される配位子は金属イオンに対して2座以上でキレート可能な色素であることが、配位金属錯体の安定性の面から、更にはホログラフィック露光する露光光源波長が500nm以上の場合に分光極大波長を合わせやすいことから好ましい。 Furthermore, from the viewpoint of the stability of the coordination metal complex, the ligand represented by L in the general formula (2) is a dye capable of chelating at two or more positions with respect to the metal ion. This is preferable because the spectral maximum wavelength can be easily adjusted when the exposure light source wavelength for holographic exposure is 500 nm or more.
このような2座以上でキレート可能な色素としては下記の色素を挙げることができる。 Examples of the dye that can chelate at two or more positions include the following dyes.
式中、X1はアゾ結合に結合する炭素の隣接位の少なくとも一つが窒素、酸素、硫黄、セレンもしくはテルル原子で置換され、少なくとも一つの環が5〜7個の原子から構成されている芳香族の炭素環または複素環を完成するのに必要な原子群を表し、X2は少なくとも一つの環が5〜7個の炭素環または複素環を完成するのに必要な原子群を表し、それぞれの炭素環または複素環は置換されていてもよい。Gはキレート化基を表し、Wは−COR7または−CSR7を表し、Yは−O−、−S−、−N=、−NH−または−NR8−を表し、ZはОまたはSを表し、mとnは1〜5の整数を表す。R1及びR2は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、アルキルスルホンアミド基、アリールスルホンアミド基、アニリノ基、アシルアミノ基、アルキルウレイド基、アリールウレイド基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、カルバモイル基、スルファモイル基、スルホ基、カルボキシ基、アリール基またはヘテロ環基を表し、R7は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、アルキルスルホンアミド基、アリールスルホンアミド基、アニリノ基、アシルアミノ基、アルキルウレイド基、アリールウレイド基、カルバモイル基、スルファモイル基、アリール基またはヘテロ環基を表し、R8はアルキル基、アルケニル基、アリール基またはヘテロ環基を表す。 In the formula, X 1 is an aromatic group in which at least one carbon adjacent to the azo bond is substituted with a nitrogen, oxygen, sulfur, selenium or tellurium atom, and at least one ring is composed of 5 to 7 atoms. X 2 represents an atomic group necessary to complete a carbocyclic or heterocyclic ring of a group, and at least one ring represents an atomic group necessary to complete a 5-7 carbocyclic or heterocyclic ring, The carbocycle or heterocycle of may be substituted. G represents a chelating group, W represents —COR 7 or —CSR 7 , Y represents —O—, —S—, —N═, —NH— or —NR 8 —, Z represents O or S M and n represent an integer of 1 to 5. R 1 and R 2 are hydrogen atom, halogen atom, cyano group, alkyl group, alkenyl group, alkoxy group, alkylsulfonamide group, arylsulfonamide group, anilino group, acylamino group, alkylureido group, arylureido group, alkoxy Represents a carbonyl group, an alkoxycarbonylamino group, a carbamoyl group, a sulfamoyl group, a sulfo group, a carboxy group, an aryl group or a heterocyclic group, and R 7 represents a hydrogen atom, an alkyl group, an alkenyl group, an alkoxy group, an alkylsulfonamide group, an aryl sulfonamido group, an anilino group, an acylamino group, an alkylureido group, an arylureido group, a carbamoyl group, a sulfamoyl group, an aryl group or a heterocyclic group, R 8 represents an alkyl group, an alkenyl group, an aryl group or a heterocyclic group .
また、前述の一般式(2)中のMa+で表される金属イオンとしては、銀(I)、アルミニウム(III)、金(III)、セリウム(III、IV)、コバルト(II、III)、クロム(III)、銅(I、II)、ユウロピウム(III)、鉄(II、III)、ガリウム(III)、ゲルマニウム(IV)、インジウム(III)、ランタン(III)、マンガン(II)、ニッケル(II)、パラジウム(II)、白金(II、IV)、ロジウム(II、III)、ルテニウム(II、III、IV)、スカンジウム(III)、珪素(IV)、サマリウム(III)、チタン(IV)、ウラン(IV)、亜鉛(II)、ジルコニウム(IV)等が挙げられ、これらの中で2座配位の色素の場合は、4座或いは6座で配位可能な金属イオンが好ましく、また3座配位の色素の場合は、6座で配位可能な金属イオンが好ましい。特に好ましい金属イオンとしては亜鉛(II)、ニッケル(II)、コバルト(II、III)、銅(II)、ロジウム(II、III)、ルテニウム(II、III)、パラジウム(II)、白金(II、IV)を挙げることができる。 The metal ions represented by Ma + in the general formula (2) include silver (I), aluminum (III), gold (III), cerium (III, IV), cobalt (II, III). , Chromium (III), copper (I, II), europium (III), iron (II, III), gallium (III), germanium (IV), indium (III), lanthanum (III), manganese (II), Nickel (II), Palladium (II), Platinum (II, IV), Rhodium (II, III), Ruthenium (II, III, IV), Scandium (III), Silicon (IV), Samarium (III), Titanium ( IV), uranium (IV), zinc (II), zirconium (IV) and the like. Among these, in the case of a bidentate dye, a metal ion that can coordinate in a tetradentate or hexadentate form is preferable. In the case of a tridentate dye, a metal ion capable of coordinating in hexadentate is preferable. Particularly preferred metal ions include zinc (II), nickel (II), cobalt (II, III), copper (II), rhodium (II, III), ruthenium (II, III), palladium (II), platinum (II IV).
上述した光重合開始剤としては、光重合開始剤の分子量やエチレン性不飽和結合を有する化合物中のエチレン性不飽和結合の占める割合により一概に決めることはできないが、通常エチレン性不飽和結合を有する化合物に対して、通常0.01〜25質量部の範囲で用いるのが好ましい。 The above-mentioned photopolymerization initiator cannot be generally determined by the molecular weight of the photopolymerization initiator or the proportion of the ethylenically unsaturated bond in the compound having an ethylenically unsaturated bond. It is usually preferable to use in the range of 0.01 to 25 parts by mass with respect to the compound to be contained.
更に本発明では、上記の必須成分以外にホログラフィック記録メディアを製造する際に、バインダー形成化合物の反応を促進する目的の触媒や、エチレン性不飽和結合を有する化合物のホログラフィック露光前に重合してしまうことを防止する目的で重合防止剤、更にはエチレン性不飽和結合を有する化合物の拡散重合を制御する目的で可塑剤あるいは熱溶融性化合物などを添加してもよく、これらは従来から用いられている公知の化合物を必要に応じて適時選択して用いることができる。 Furthermore, in the present invention, when producing a holographic recording medium in addition to the above essential components, polymerization is performed before holographic exposure of a catalyst for the purpose of promoting the reaction of the binder-forming compound or a compound having an ethylenically unsaturated bond. A polymerization inhibitor may be added for the purpose of preventing the formation of a polymer, and a plasticizer or a heat-meltable compound may be added for the purpose of controlling the diffusion polymerization of a compound having an ethylenically unsaturated bond. Known compounds that have been known can be selected and used as needed.
次に、本発明のホログラフィック記録メディアについて詳述する。 Next, the holographic recording medium of the present invention will be described in detail.
本発明のホログラフィック記録メディアは、第一の基材と第二の基材の間にホログラフィック記録層が挟持され、該ホログラフィック記録層がバインダー形成化合物、エチレン性不飽和結合を有する化合物、及び前記エチレン性不飽和結合を有する化合物の重合反応を開始することのできる光重合開始剤を必須成分として含む層で構成され、且つ前記バインダー形成化合物としてイソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物を少なくとも含有し、該イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物が、バインダー形成化合物として含有されるイソシアネート基を有する化合物全体に対して5質量%以上100質量%以下である記録層であることを特徴としている。 In the holographic recording medium of the present invention, a holographic recording layer is sandwiched between a first substrate and a second substrate, and the holographic recording layer has a binder-forming compound, a compound having an ethylenically unsaturated bond, And a layer containing a photopolymerization initiator capable of initiating a polymerization reaction of the compound having an ethylenically unsaturated bond as an essential component, and the proportion of isocyanate groups as the binder-forming compound is 30% by mass in the compound It contains at least a compound having three or more isocyanate groups in the molecule that is 65% by mass or less , and the proportion of the isocyanate group is 30% by mass or more and 65% by mass or less in the molecule. The compound having an isocyanate group has an isocyanate group contained as a binder-forming compound. It is characterized in that the recording layer has Ru der 100 wt% to 5 wt% or less with respect to the entire compound.
尚、ここで言うバインダー形成化合物、エチレン性不飽和結合を有する化合物、前記エチレン性不飽和結合を有する化合物の重合反応を開始することのできる光重合開始剤及びイソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物は、上述のホログラフィック記録用組成物で詳述したものと同義である。 The proportion of the binder-forming compound, the compound having an ethylenically unsaturated bond, the photopolymerization initiator capable of initiating the polymerization reaction of the compound having the ethylenically unsaturated bond, and the isocyanate group is 30 in the compound. The compound having 3 or more isocyanate groups in the molecule of not less than 65% by mass and not more than 65% by mass is synonymous with that described in detail for the holographic recording composition.
次に、記録メディアを構成する第一の基材及び第二の基材について説明する。尚、ここで言う第一の基材とは記録メディアに対して、情報を記録するためのホログラフィック露光する際に情報光及び参照光が入射する側の基材或いは再生するための再生光を照射する側の基材のことであり、第二の基材とは前記第一の基材とはホログラフィック記録層を挟んで反対の基材のことを指す。 Next, the 1st base material and the 2nd base material which comprise a recording medium are demonstrated. The first base material here refers to a base material on the side on which information light and reference light are incident or a reproduction light for reproduction when performing holographic exposure for recording information on a recording medium. It is a substrate on the irradiation side, and the second substrate refers to a substrate opposite to the first substrate with the holographic recording layer interposed therebetween.
本発明の記録メディアに用いられる第一の基材及び第二の基材としては、透明であり使用環境温度で伸縮や曲がりを発生しないもの、更には上述した記録用組成物に対して不活性なものであれば特に制限なく用いることができ、このような基材としては、石英ガラス、ソーダガラス、カリガラス、鉛クリスタルガラス、ほう珪酸ガラス、アルミノ珪酸ガラス、チタンクリスタルガラス或いは結晶化ガラスなどのガラス、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリアリレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリスルホン及びポリエーテルスルホン、ポリイミド−アミドやポリエーテルイミドなどのポリイミド、ポリアミド、環状オレフィン系開環重合物などのポリオレフィンなどの各種樹脂を挙げることができる。 As the first base material and the second base material used in the recording medium of the present invention, those which are transparent and do not cause expansion and contraction or bending at the use environment temperature, and further inert to the recording composition described above. Any material can be used without particular limitation. Examples of such a substrate include quartz glass, soda glass, potash glass, lead crystal glass, borosilicate glass, aluminosilicate glass, titanium crystal glass, and crystallized glass. List various resins such as glass, polycarbonate, polyacetal, polyarylate, polyetheretherketone, polysulfone and polyethersulfone, polyimide such as polyimide-amide and polyetherimide, polyamide, and polyolefin such as cyclic olefin ring-opening polymer Can do.
前述の基材の中で、ホログラフィック露光する際の環境温度や湿度に対する厚み変動や気体透過性、ホログラフィック露光時に使用する光源波長の光の透過率の観点から、情報光及び参照光が入射する側である第一の基材の材質としてはガラスにするのがより好ましい。また、第二の基材は第一の基材同様、材質としてはガラスが好ましいが、ホログラフィック記録された情報をCCDで読み出す際に焦点補正機構を設けた装置であれば、伸縮率や厚み変動が押さえられたガラスのような基材ではなく、樹脂からなる基材であってもよい。 Among the above-mentioned base materials, information light and reference light are incident from the viewpoints of thickness variation with respect to environmental temperature and humidity during holographic exposure, gas permeability, and light transmittance of the light source wavelength used during holographic exposure. It is more preferable to use glass as the material of the first base material on the side to be used. The second substrate is preferably made of glass like the first substrate. However, if the device is provided with a focus correction mechanism when reading holographically recorded information with a CCD, the stretch rate and thickness Instead of a glass-like base material with suppressed fluctuations, a base material made of resin may be used.
また、情報光及び参照光が入射する側の第一の基材の入射する光の透過率は70%以上が好ましく、更には80%以上がホログラフィック記録層に到達する光のロスが少ないことからより好ましい。このように透過率をなるべく上げるためには、ホログラフィック記録層が積層された面とは反対の第一の基材面に反射防止処理を施したものが好ましく、このような反射防止処理としては第一の基材よりも屈折率が低ければ特に制限はないが、例えば、AlF3、MgF2、AlF3・MgF2、CaF2等の無機金属フッ化物、フッ化ビニリデン、テフロン(R)などのフッ素原子を含有するホモポリマー、コポリマー、グラフト重合体、ブロック重合体更にはフッ素原子を含有する官能基で修飾した変性ポリマー等の有機フッ化物などが、基材として前述で詳述したものよりも屈折率が低くなることから好ましい。 Further, the transmittance of the incident light of the first base material on the side on which the information light and the reference light are incident is preferably 70% or more, and more than 80% has little loss of light reaching the holographic recording layer. Is more preferable. In order to increase the transmittance as much as possible, it is preferable that the first base material surface opposite to the surface on which the holographic recording layer is laminated is subjected to an antireflection treatment. The refractive index is not particularly limited as long as the refractive index is lower than that of the first base material. For example, inorganic metal fluorides such as AlF 3 , MgF 2 , AlF 3 .MgF 2 , CaF 2 , vinylidene fluoride, Teflon (R), etc. Organic fluorides such as homopolymers, copolymers, graft polymers, block polymers, modified polymers modified with functional groups containing fluorine atoms, etc. as described above in detail as substrates Is preferable because the refractive index is low.
尚、基材上にフッ素系の化合物からなる層を設ける方法としては、支持体やフッ素系の化合物の種類により一概に決めることはできないが、ゾル−ゲル法、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法或いは塗工法などの公知の方法、或いは特開平7−27902号、特開2001−123264号、同2001−264509号の各公報等に記載された方法などを適時選択して用いることができる。 In addition, as a method of providing a layer made of a fluorine-based compound on a substrate, it cannot be determined in general depending on the type of the support or the fluorine-based compound, but a sol-gel method, a vacuum evaporation method, a sputtering method, a CVD method, etc. A known method such as a coating method or a coating method, or a method described in JP-A-7-27902, JP-A-2001-123264, JP-A-2001-264509, or the like can be appropriately selected and used.
このような反射防止層は基材の表面処理や材質などにより一概に規定することはできないが、通常0.001〜20μmの範囲であり、好ましくは0.005〜10μmの範囲である。 Such an antireflection layer cannot be generally defined by the surface treatment or material of the substrate, but is usually in the range of 0.001 to 20 μm, preferably in the range of 0.005 to 10 μm.
また、特開2002−123949号公報、国際公開第99/57719号パンフレット等のホログラフィック記録・再生装置に用いられるような記録メディアに対しては、第二の基材ホログラフィック記録層が積層される面或いはその反対面に反射層が設けられることが好ましく、このように反射層を設ける場合には、反射させる光の波長に対して反射率を70%以上にするのが好ましく、更には80%以上にするのがより好ましい。 Moreover, a second base material holographic recording layer is laminated on a recording medium used in a holographic recording / reproducing apparatus such as JP 2002-123949 A and WO 99/57719 pamphlet. It is preferable that a reflective layer is provided on the surface to be reflected or the opposite surface, and when the reflective layer is provided in this way, the reflectance is preferably 70% or more with respect to the wavelength of light to be reflected, and further 80 % Or more is more preferable.
このような反射層は、所望する反射率が得られれば特に材質に制限はないが、通常、金属などの薄膜を基材表面に設けることにより積層することができる。例えば、このような反射層を形成するためには真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法などの公知の方法によって金属薄膜として、金属の単結晶または多結晶として積層することができ、金属薄膜を積層するために用いられる金属としては、アルミニウム、亜鉛、アンチモン、インジウム、セレン、錫、タンタル、クロム、鉛、金、銀、白金、ニッケル、ニオブ、ゲルマニウム、珪素、モリブデン、マンガン、タングステン、パラジウム等の金属を一種或いは二種以上併用などにより形成することができる。この金属薄膜層の厚みは、所望する反射率を得ることができればどのような膜厚であっても構わないが、通常1〜3000nmの範囲であり、好ましくは5〜2000nmの範囲である。 Such a reflective layer is not particularly limited in material as long as a desired reflectance is obtained, but can be laminated by providing a thin film of metal or the like on the substrate surface. For example, in order to form such a reflective layer, it can be laminated as a metal thin film, a metal single crystal or a polycrystal by a known method such as a vacuum deposition method, an ion plating method, or a sputtering method. The metals used for laminating aluminum, zinc, antimony, indium, selenium, tin, tantalum, chromium, lead, gold, silver, platinum, nickel, niobium, germanium, silicon, molybdenum, manganese, tungsten, palladium These metals can be formed singly or in combination of two or more. The thickness of the metal thin film layer may be any thickness as long as the desired reflectance can be obtained, but is usually in the range of 1 to 3000 nm, and preferably in the range of 5 to 2000 nm.
一方、ホログラフィック記録メディアにおいては、ホログラフィック記録層をできるだけ厚くすることで、高記憶容量の記録メディアを作成することができるが、該記録メディアの使用環境や記録された情報の読み取り誤差などを考慮した場合、本発明においては、第一の基材の厚みをd1、第二の基材の厚みをd2、ホログラフィック記録層の厚みをDhとした際に、0.15≦Dh/(d1+d2)≦2.0の関係を満たすことが好ましい。 On the other hand, in a holographic recording medium, a recording medium having a high storage capacity can be created by making the holographic recording layer as thick as possible. However, the use environment of the recording medium, reading error of recorded information, etc. In consideration of this, in the present invention, when the thickness of the first substrate is d1, the thickness of the second substrate is d2, and the thickness of the holographic recording layer is Dh, 0.15 ≦ Dh / (d1 + d2 ) ≦ 2.0 is preferably satisfied.
ここで、0.15>Dh/(d1+d2)ではホログラフィック記録層の膜厚を厚くできないし、或いはたとえ記録層の膜厚を厚くしたとしても基材の厚みが厚くなり、記録メディア全体が厚くなってしまう。この場合、記録メディア単体としての質量が重く装置の駆動系への負荷が生じる場合があることから好ましくない。また、Dh/(d1+d2)>2.0の場合には、記録層の膜厚を確保しつつ記録メディアの厚みを薄くすることは可能となるが、基材の厚みに対して記録層の膜厚が厚くなり、記録メディアの面精度や使用環境温度における記録層の膜厚ムラ、不慮の応力が掛かった際に記録層の膜厚変動、更には第一の基材と第二の基材がずれてしまう場合があることから好ましくない。 Here, if 0.15> Dh / (d1 + d2), the thickness of the holographic recording layer cannot be increased, or even if the thickness of the recording layer is increased, the thickness of the base material is increased, and the entire recording medium is increased. turn into. This is not preferable because the mass of the recording medium alone is heavy and a load on the drive system of the apparatus may occur. When Dh / (d1 + d2)> 2.0, it is possible to reduce the thickness of the recording medium while ensuring the thickness of the recording layer. Thickness increases, surface accuracy of recording media, unevenness of recording layer at operating temperature, fluctuation of recording layer when unintentional stress is applied, and first and second substrates Is not preferable because it may shift.
更に、ホログラフィック露光時のエネルギー損失の面から第一の基材の厚みd1、第二の基材の厚みd2の関係がd1≦d2であることが好ましく、また記録メディアの平面性を確保するためにはd1とd2の厚みの比率としては0.20≦d1/d2≦1.00の範囲にするのがより好ましい。 Furthermore, in terms of energy loss during holographic exposure, the relationship between the thickness d1 of the first base material and the thickness d2 of the second base material is preferably d1 ≦ d2, and the flatness of the recording medium is ensured. Therefore, it is more preferable that the thickness ratio of d1 and d2 is in the range of 0.20 ≦ d1 / d2 ≦ 1.00.
また、ホログラフィック記録層の厚みDhとしては、記録層の回折効率やダイナミックレンジ、空間分解能などにより一概に決められないが、通常200μm以上、2.0mm以下であることが好ましく、200μm未満では高記憶容量の記録メディアを得ることができず、2.0mmよりも厚い場合には、記録メディアの面精度や使用環境温度における記録層の厚みムラが生じる場合が有ることから好ましくない。 Further, the thickness Dh of the holographic recording layer is not generally determined by the diffraction efficiency, dynamic range, spatial resolution, or the like of the recording layer, but is usually preferably 200 μm or more and 2.0 mm or less, and is less than 200 μm. When a recording medium having a storage capacity cannot be obtained and is thicker than 2.0 mm, it is not preferable because unevenness in the thickness of the recording layer at the surface accuracy of the recording medium or the use environment temperature may occur.
一方記録メディアの形状としては、該記録メディアに使用されるホログラフィック記録・再生装置に適したものであれば特に制限はないが、例えば、米国特許第5,719,691号明細書、特開2002−123949号公報等に記載された装置に用いるものであればディスク状をしたものが好ましく、国際公開第99/57719号パンフレットなどに記載された装置を用いるのであればカード状のものが好ましい。 On the other hand, the shape of the recording medium is not particularly limited as long as it is suitable for the holographic recording / reproducing apparatus used for the recording medium. For example, US Pat. No. 5,719,691, JP, If it is used for the apparatus described in 2002-123949 etc., the disk-shaped thing is preferable, and if it uses the apparatus described in the international publication 99/57719 pamphlet etc., a card-like thing is preferable. .
上述で詳述した、記録メディアの作成する方法としては、セーフライト下で常温或いは必要に応じて加温してホログラフィック記録用組成物を混合することによりホログラフィック記録用組成物を調製し、ホログラフィック露光時の重合阻害を押さえるために脱気した後に、第一の基材上に常温或いは必要に応じて加温したホログラフィック記録用組成物を付し、次いで第二の基材を所定の記録層の厚みとなるように気泡が入らないように貼合後、最後に端部を封止することにより記録メディアを製造することができる。また、セーフライト下で第一の基材と第二の基材を所定の間隙を有するように型に固定し、常温或いは必要に応じて加温したホログラフィック記録用組成物を気泡が入らないように射出成形もしくは気泡が入らないように減圧吸引させることにより第一の基材と第二の基材間に充填し、最後に端部を封止することにより記録メディアを作成することができる。尚、ここで言うセーフライト下とは、光重合開始剤が活性となる光の波長をカットした状態での作業を指す。 As described above in detail, as a method for producing a recording medium, a holographic recording composition is prepared by mixing the holographic recording composition by heating at room temperature or as necessary under a safelight, After degassing in order to suppress polymerization inhibition during holographic exposure, a holographic recording composition heated to room temperature or as necessary is attached to the first substrate, and then the second substrate is pre-determined. After pasting so that bubbles do not enter so as to have the thickness of the recording layer, the recording medium can be manufactured by finally sealing the end. In addition, the first base material and the second base material are fixed to a mold under a safelight so as to have a predetermined gap, and bubbles do not enter the holographic recording composition heated at room temperature or as necessary. Thus, it is possible to create a recording medium by filling between the first base material and the second base material by injection molding or sucking under reduced pressure so that bubbles do not enter, and finally sealing the end portion. . The term “under safe light” as used herein refers to an operation in a state in which the wavelength of light at which the photopolymerization initiator becomes active is cut.
また、貼合により記録メディアを作成する場合には、ホログラフィック記録用組成物を前述した第一の基材上ではなく、第二の基材上に付してもよいし、第一及び第二の基材の両方に付してもよい。更に、第一の基材、ホログラフィック記録層及び第二の基材の端部を封止する場合には、封止できるような湿分硬化型の接着剤に代表される液状の封止材を架橋させ封止させてもよいし、予めホログラフィック記録層が所定の膜厚を確保するためのリング上の端部封止材などを用いて封止させてもよい。 Further, when creating a recording medium by bonding, the holographic recording composition may be applied on the second substrate instead of the above-described first substrate, You may attach to both of two base materials. Furthermore, when sealing the edge part of a 1st base material, a holographic recording layer, and a 2nd base material, the liquid sealing material represented by the moisture hardening type adhesive which can be sealed May be cross-linked and sealed, or the holographic recording layer may be sealed in advance using an end sealing material on a ring for ensuring a predetermined film thickness.
次に、ホログラフィック記録メディアに情報を記録する方法について詳述する。 Next, a method for recording information on the holographic recording medium will be described in detail.
本発明のホログラフィック記録方法に於ける第一の態様は、第一の基材と第二の基材の間にホログラフィック記録層が挟持され、該ホログラフィック記録層としてバインダー形成化合物、エチレン性不飽和結合を有する化合物、及び前記エチレン性不飽和結合を有する化合物の重合反応を開始することのできる光重合開始剤を少なくとも含有し、前記バインダー形成化合物として、イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物、及び分子内に2個以上の水酸基を有する化合物を少なくとも含有し、該イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物が、バインダー形成化合物として含有されるイソシアネート基を有する化合物全体に対して5質量%以上100質量%以下である記録層が積層されたホログラフィック記録メディアにホログラフィック記録する方法において、ホログラフィック露光の前にバインダー形成化合物同士を反応させバインダーを形成させた後に、記録したい情報を基にしたホログラフィック露光を行い、光重合開始剤を活性化させ、この活性種によりエチレン性不飽和結合を有する化合物をホログラフィック記録層内で拡散重合させることによりホログラフィック記録メディアに情報を記録することを特徴としている。 In the first aspect of the holographic recording method of the present invention, a holographic recording layer is sandwiched between a first substrate and a second substrate, and the binder forming compound, ethylenic compound is used as the holographic recording layer. It contains at least a photopolymerization initiator capable of initiating a polymerization reaction of a compound having an unsaturated bond and the compound having an ethylenically unsaturated bond, and the proportion of isocyanate groups in the compound is 30 in the compound. It contains at least a compound having 3 or more isocyanate groups in the molecule of not less than 65% by mass and a compound having 2 or more hydroxyl groups in the molecule, and the proportion of the isocyanate group is 30% in the compound. % Or more and 65% by mass or less of a compound having 3 or more isocyanate groups in the molecule forms a binder. In the method 100 wt% or less der Ru recording layer more than 5% by weight, based on the total compound having an isocyanate group contained is the holographic recording on a holographic recording medium which are stacked as a compound, prior to holographic exposure After the binder-forming compounds react with each other to form a binder, holographic exposure based on the information to be recorded is performed, the photopolymerization initiator is activated, and the compound having an ethylenically unsaturated bond is holoed by this active species. Information is recorded on a holographic recording medium by diffusion polymerization in the graphic recording layer.
一般に厚膜の層を付す場合には、希釈するための溶剤無しに記録用組成物を調製するため、固体或いは高粘度の組成物では、均一膜厚を得る或いは組成物調製時に巻き込まれた気泡の除去が難しくなる。そのため、記録用組成物を調製した際に常温または加温した状態で流動性が必要となる。この記録用組成物が特に常温で液状で且つ低粘度の場合には、記録メディアとして平面性を確保するのが難しかったり、ホログラフィック露光で情報を記録した後の、エチレン性不飽和結合を有する化合物により形成された重合体が記録層内で位置がずれてしまう可能性が有るので好ましくない。 In general, when a thick film layer is added, a recording composition is prepared without a solvent for dilution. For a solid or high viscosity composition, a uniform film thickness is obtained or air bubbles are involved during the preparation of the composition. Removal becomes difficult. For this reason, fluidity is required at normal temperature or when the recording composition is prepared. When this recording composition is liquid at room temperature and has a low viscosity, it is difficult to ensure flatness as a recording medium, or has an ethylenically unsaturated bond after information is recorded by holographic exposure. Since the polymer formed of the compound may be displaced in the recording layer, it is not preferable.
そこで、上述の必須成分を含有するホログラフィック記録メディアに対して、ホログラフィック露光の前にバインダー形成化合物を架橋させることによりバインダーとし、平面性の確保とホログラフィック露光時に、エチレン性不飽和結合を有する化合物が拡散重合することにより形成された重合体の、ホログラフィック記録層内での移動を防止させることができる。 Therefore, the holographic recording medium containing the above-mentioned essential components is made into a binder by crosslinking a binder-forming compound before holographic exposure, and an ethylenically unsaturated bond is formed at the time of ensuring flatness and holographic exposure. The movement of the polymer formed by the diffusion polymerization of the compound having it in the holographic recording layer can be prevented.
次いで、バインダーが形成された後で、記録したい情報を基にしたホログラフィック露光を行い、光重合開始剤を活性化させ、この活性種により分子内のエチレン性不飽和結合を有する化合物を拡散重合させることによりホログラフィック記録メディアに情報を記録することができる。 Next, after the binder is formed, holographic exposure based on the information to be recorded is performed, the photopolymerization initiator is activated, and the compound having an ethylenically unsaturated bond in the molecule is diffused by this active species. By doing so, information can be recorded on the holographic recording medium.
尚、本記録方法におけるバインダーを形成させるための架橋反応は、イソシアネート基を有する化合物のイソシアネート基と水酸基を有する化合物の水酸基とを、反応可能な官能基の組み合わせを全て架橋させてもよいし、実技上支障の生じない範囲で一部のみ架橋させてもよい。更に、ホログラフィック記録メディアに情報を記録後には、記録されたホログラフィック情報を固定化する目的で、光及び必要に応じて加えられる熱により、残っているイソシアネート基を有する化合物のイソシアネート基と水酸基を有する化合物の水酸基と、分子内にエチレン性不飽和結合を有する化合物を架橋することのできる光重合開始剤で、それぞれ重合させてしまうのが好ましい。この場合、露光に用いる光は記録メディア全体に一括露光させるのが好ましく、加熱する場合には一括露光前、一括露光と同時或いは一括露光後のいずれであってもよいし、複数の加熱処理を組み合わせてもよい。 The crosslinking reaction for forming the binder in this recording method may be performed by crosslinking all combinations of functional groups capable of reacting the isocyanate group of the compound having an isocyanate group and the hydroxyl group of the compound having a hydroxyl group, You may bridge | crosslink only a part in the range which does not cause trouble practically. Furthermore, after recording information on the holographic recording medium, the isocyanate group and hydroxyl group of the remaining isocyanate group are generated by light and heat applied as necessary for the purpose of fixing the recorded holographic information. It is preferable to polymerize with a photopolymerization initiator that can crosslink a hydroxyl group of a compound having a compound and a compound having an ethylenically unsaturated bond in the molecule. In this case, it is preferable that the light used for the exposure is collectively exposed to the entire recording medium. When heating is performed, it may be before the batch exposure, at the same time as the batch exposure or after the batch exposure, or a plurality of heat treatments. You may combine.
本発明のホログラフィック記録方法に於ける第二の態様は、第一の基材と第二の基材の間にホログラフィック記録層が挟持され、該ホログラフィック記録層としてバインダー形成化合物、エチレン性不飽和結合を有する化合物、及び前記エチレン性不飽和結合を有する化合物の重合反応を開始することのできる光重合開始剤を少なくとも含有し、前記バインダー形成化合物としてイソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物を含有し、該イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物が、バインダー形成化合物として含有されるイソシアネート基を有する化合物全体に対して5質量%以上100質量%以下であり、更に分子内に2個以上の水酸基を有する化合物を少なくとも含有する記録層が積層されたホログラフィック記録メディアにホログラフィック記録する方法において、記録したい情報を基にしたホログラフィック露光を行い、光重合開始剤を活性化させ、この活性種によりエチレン性不飽和結合を有する化合物を拡散重合させることによりホログラフィック記録メディアに情報を記録し、ホログラフィック記録メディアへの情報記録が終了した後に、更にホログラフィック記録メディア全体に熱及び光照射を行うことにより記録された情報を安定化させることを特徴としている。 In the second aspect of the holographic recording method of the present invention, a holographic recording layer is sandwiched between a first substrate and a second substrate, and the binder forming compound, ethylenic compound is used as the holographic recording layer. It contains at least a photopolymerization initiator capable of initiating a polymerization reaction of a compound having an unsaturated bond and the compound having an ethylenically unsaturated bond, and the proportion of isocyanate groups as the binder-forming compound is 30% by mass. A compound having 3 or more isocyanate groups in a molecule that is not less than 65% by mass and not more than 65% by mass , and the proportion of the isocyanate group is 30 to 65% by mass in the compound. Compound having an isocyanate group is contained as a binder-forming compound. Or less to 100 mass% to 5 mass% for a method of further holographic recording on a holographic recording medium having a recording layer are laminated which contains at least a compound having two or more hydroxyl groups in a molecule, recorded information desired Holographic exposure is performed based on the photopolymerization initiator, the photopolymerization initiator is activated, and a compound having an ethylenically unsaturated bond is diffusion-polymerized by the active species to record information on the holographic recording medium. after the information recording to the media has been completed, and further characterized in that to stabilize the recorded information by performing heat and light irradiation to the entire holographic recording medium.
本態様は、前述の第一の態様とは異なり、記録用組成物を調製した際に、加温した状態では流動するが常温では流動しない組成物、或いは剪断応力が加わらない限り常温ではゲル化、或いはチキソ性を有する記録用組成物により記録層が形成されたホログラフィック記録メディアに対して有効な記録方法である。 Unlike the first embodiment described above, this embodiment is a composition that flows in a heated state but does not flow at room temperature when a recording composition is prepared, or gels at room temperature unless shear stress is applied. Alternatively, the recording method is effective for a holographic recording medium in which a recording layer is formed from a thixotropic recording composition.
このような記録メディアにおいては、該記録メディアの平面性の確保と、エチレン性不飽和結合を有する化合物の拡散重合により形成された重合体の移動防止に対して、実技上問題ないレベルにすることはできるが、さらなる記録情報保存性を向上させる目的で、ホログラフィック記録メディアに情報を記録し終えた後に、光及び熱により、残存するイソシアネート基を有する化合物のイソシアネート基と水酸基を有する化合物の水酸基と、エチレン性不飽和結合を有する化合物を架橋することのできる光重合開始剤で、それぞれ重合させてしまうのが好ましい。この場合、上述の第一の態様と同様に露光に用いる光は記録メディア全体に一括露光させるのが好ましく、記録メディアを加熱する場合は一括露光前、一括露光と同時或いは一括露光後のいずれであってもよいし、幾つかの加熱処理を組み合わせてもよい。 In such a recording medium, the level of the recording medium should be at a level that does not cause any practical problem with respect to ensuring the flatness of the recording medium and preventing migration of a polymer formed by diffusion polymerization of a compound having an ethylenically unsaturated bond. However, for the purpose of further improving the storage stability of recorded information, after recording information on the holographic recording medium, the hydroxyl group of the compound having the isocyanate group and the hydroxyl group of the compound having the remaining isocyanate group is retained by light and heat. And a photopolymerization initiator that can crosslink a compound having an ethylenically unsaturated bond, and is preferably polymerized. In this case, as in the first aspect described above, it is preferable that the light used for exposure is exposed all over the recording medium, and when the recording medium is heated, either before the batch exposure, simultaneously with the batch exposure or after the batch exposure. It may be present or some heat treatments may be combined.
また、本発明の第一及び第二の態様の記録方法に用いられる、ホログラフィック記録メディアを記録・再生する装置としては、本発明の記録メディアに対して記録・再生可能なものであれば特に制限はなく、そのような記録・再生する装置としては、例えば、米国特許第5,719,691号、同5,838,467号、同6,163,391号、同6,414,296号の各明細書、米国特許出願公開第2002−136143号明細書、特開平9−305978号、同10−124872号、同11−219540号、特開2000−98862号、同2000−298837号、同2001−23169号、同2002−83431号、同2002−123949号、同2002−123948号、同2003−43904号の各公報、国際公開第99/57719号、同02/05270号、同02/75727号の各パンフレット等に記載されたもの挙げることができる。 In addition, as an apparatus for recording / reproducing holographic recording media used in the recording methods of the first and second aspects of the present invention, any apparatus capable of recording / reproducing with respect to the recording medium of the present invention can be used. There are no limitations, and examples of such recording / reproducing apparatuses include, for example, US Pat. Nos. 5,719,691, 5,838,467, 6,163,391, and 6,414,296. No. 2002-136143, JP-A-9-305978, JP-A-10-124872, JP-A-11-219540, JP-A-2000-98862, JP-A-2000-29883, 2001-23169, 2002-83431, 2002-123949, 2002-123948, 2003-43904 WO 99/57719, the 02/05270 Patent, may be mentioned those described in the pamphlets of Nos. 02/75727.
上に述べた記録・再生する装置に用いられるレーザーとして光源としては、記録メディア中の光重合開始剤を活性化しホログラフィック記録可能、及び記録されたホログラムを読み取ることのできるレーザー光源であれば特に制限なく用いることができ、このような光源としては青紫色領域の半導体レーザー、アルゴンレーザー、He−Cdレーザー、周波数2倍YAGレーザー、He−Neレーザー、Krレーザー、近赤外領域の半導体レーザーなどを挙げることができる。 As a light source as a laser used in the recording / reproducing apparatus described above, a laser light source capable of holographic recording by activating a photopolymerization initiator in a recording medium and reading a recorded hologram can be used. The light source can be used without limitation, such as blue-violet semiconductor laser, argon laser, He-Cd laser, double-frequency YAG laser, He-Ne laser, Kr laser, near-infrared semiconductor laser, etc. Can be mentioned.
また、記録前のホログラフィック記録メディア及び記録された情報が少なく追記する可能性が有るホログラフィック記録メディアは、通常ホログラフィック記録に用いられる光源の波長をλnmとした際に、(λ+100)nm以下、好ましくは(λ+200)nm以下の光に対して少なくとも遮光できるケースやカセットなどに保管して置かれ、該記録メディアにレーザー光を露光し記録するときのみケースやカセットから取出し、遮光下でレーザー光を照射することにより情報が記録される。 In addition, a holographic recording medium before recording and a holographic recording medium with a small amount of recorded information that may be additionally recorded are (λ + 100) nm or less when the wavelength of a light source usually used for holographic recording is λ nm. Preferably, it is stored and placed in a case or cassette that can at least block light with respect to (λ + 200) nm or less, and is taken out from the case or cassette only when the recording medium is exposed and recorded with a laser beam. Information is recorded by irradiating light.
更に、本発明のホログラフィック記録方法により情報が記録された記録メディアは、前述した遮光できるケースやカセットなどから取り出して、CDやDVDなどと同様に明室で取り扱うことができるホログラフィック情報メディアとして使用できる。このホログラフィック情報メディアは、第一の基材と第二の基材の間にホログラフィック情報記録層が挟持され、該ホログラフィック情報記録層が、イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物と分子内に2個以上の水酸基を有する化合物との反応から形成されたウレタン化合物を主成分とする領域と、エチレン性不飽和結合を有する化合物をラジカル重合させて形成したラジカル重合体を主成分とする領域とを有することを特徴としており、このホログラフィック情報メディアは、通常の使用条件で情報の記録された情報記録層の着色がほとんどない為、経時による再生装置での読み出し不良がほとんど生じない。 Furthermore, the recording medium on which information is recorded by the holographic recording method of the present invention can be taken out from the above-described case or cassette that can be shielded from light and used as a holographic information medium that can be handled in a bright room like a CD or DVD. Can be used. In this holographic information medium, a holographic information recording layer is sandwiched between a first base material and a second base material, and the proportion of isocyanate groups in the holographic information recording layer is 30% by mass or more in the compound. A region mainly composed of a urethane compound formed by the reaction of a compound having 3 or more isocyanate groups in the molecule and a compound having 2 or more hydroxyl groups in the molecule, and having an ethylenic concentration of 65% by mass or less; And a region mainly composed of a radical polymer formed by radical polymerization of a compound having a saturated bond. This holographic information medium is an information recording layer on which information is recorded under normal use conditions. Since there is almost no coloring, there is almost no reading failure in the reproducing apparatus over time.
以下に本発明の実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明の実施態様はこれらの例に限定されるものではない。 Examples of the present invention will be specifically described below, but the embodiments of the present invention are not limited to these examples.
尚、ホログラフィック記録用組成物を調製する際に用いたバインダー形成化合物(A−1〜2、B−1〜6、C−1〜5)、エチレン性不飽和結合を有する化合物(D−1〜7)、光重合開始剤(E−1〜5)、増感色素(F−1〜7)を以下に示す。 The binder-forming compounds (A-1 to 2, B-1 to 6, C-1 to 5) and compounds having an ethylenically unsaturated bond (D-1) used in preparing the holographic recording composition To 7), photopolymerization initiator (E-1 to 5), and sensitizing dye (F-1 to 7) are shown below.
〈バインダー形成化合物〉
A:イソシアネート基の占める割合が化合物中30質量%以上65質量%以下である分子内に3個以上のイソシアネート基を有する化合物
(A−1)1,8−ジイソシアネート−4−イソシアネートメチルーオクタン(NCО含有量:50.2質量%、分子量:251.3)
(A−2)2−イソシアネートエチル−2,6−ジイソシアネートカプロエート(NCО含有量:49.8質量%、分子量:253.2)
B:A以外の分子内に2個以上のイソシアネート基を有する化合物
(B−1)ヘキサメチレンジイソシアネート3モルのアダクト(NCО含有量:21.0質量%:日本ポリウレタン工業(株)製、コロネートHX)
(B−2)ヘキサメチレンジイソシアネート(NCО含有量:50.0質量%)
(B−3)ヘキサメチレンジシシシアネートのポリイソシアネート体(NCО含有量:19.7質量%:旭化成(株)製、デュラネートD−101)
(B−4)ヘキサメチレンジシシシアネートのポリイソシアネート体(NCО含有量:12.1質量%:旭化成(株)製、デュラネートTSE−100)
(B−5)メチルシラントリイソシアネート(NCО含有量:74.5質量%)
(B−6)ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート(NCО含有量:33.6質量%)
C:分子内に2個以上の水酸基を有する化合物
(C−1)グリセリンのポリプロピレンオキサイド付加物(平均分子量330:日本油脂(株)製、ユニオールTG−330)
(C−2)グリセリンのポリプロピレンオキサイド付加物(平均分子量1000:日本油脂(株)製、ユニオールTG−1000)
(C−3)ポリプロピレングリコール(平均分子量1000:日本油脂(株)製、ユニオールD−1000)
(C−4)トリエチレングリコール(分子量150.2)
(C−5)1,12−ドデカンジオール(分子量202.3)
〈エチレン性不飽和結合を有する化合物〉
(D−1)ヒドロキシエチル化o−フェニルフェノールアクリレート(屈折率=1.576:新中村化学(株)製、NKエステルА−L4)
(D−2)パラクミルフェノキシエチレングリコールアクリレート(屈折率=1.553:新中村化学(株)製、NKエステルА−CMP−1E)
(D−3)9,9−ビス(3−フェニル−4−アクリロイルポリオキシエトキシ)フルオレン(屈折率=1.597:新中村化学(株)製、NKエステルА−BPFL−4E)
(D−4)トリブロモフェニルアクリレート(屈折率*1=1.567:第一工業製薬(株)製、ニューフロンティアBR−30)
(D−5)EO変性トリブロモフェニルアクリレート(屈折率*1=1.564:第一工業製薬(株)製、ニューフロンティアBR−31)
(D−6)EO変性テトラブロモビスフェノールAジメタクリレート(屈折率*1=1.564:第一工業製薬(株)製、ニューフロンティアBR−42M)
(D−7)フェノキシエチルアクリレート(屈折率=1.519)
尚、屈折率*1はスチレン50%溶液として25℃で測定した。
<Binder forming compound>
A: Compound having 3 or more isocyanate groups in the molecule in which the proportion of isocyanate groups is 30% by mass or more and 65% by mass or less in the compound (A-1) 1,8-diisocyanate-4-isocyanatomethyl-octane ( NCO content: 50.2 mass%, molecular weight: 251.3)
(A-2) 2-isocyanatoethyl-2,6-diisocyanate caproate (NCO content: 49.8 mass%, molecular weight: 253.2)
B: Compound having two or more isocyanate groups in the molecule other than A (B-1)
(B-2) Hexamethylene diisocyanate (NCO content: 50.0% by mass)
(B-3) Polyisocyanate of hexamethylene disiciocyanate (NCO content: 19.7% by mass: manufactured by Asahi Kasei Corporation, Duranate D-101)
(B-4) Hexamethylene disiciocyanate polyisocyanate (NCO content: 12.1% by mass: manufactured by Asahi Kasei Corporation, Duranate TSE-100)
(B-5) Methylsilane triisocyanate (NCO content: 74.5% by mass)
(B-6) Diphenylmethane-4,4'-diisocyanate (NCO content: 33.6% by mass)
C: Compound having two or more hydroxyl groups in the molecule (C-1) Polypropylene oxide adduct of glycerin (average molecular weight 330: Uniol TG-330, manufactured by NOF Corporation)
(C-2) Polypropylene oxide adduct of glycerin (average molecular weight 1000: manufactured by NOF Corporation, Uniol TG-1000)
(C-3) Polypropylene glycol (average molecular weight 1000: manufactured by NOF Corporation, Uniol D-1000)
(C-4) Triethylene glycol (molecular weight 150.2)
(C-5) 1,12-dodecanediol (molecular weight 202.3)
<Compound having an ethylenically unsaturated bond>
(D-1) Hydroxyethylated o-phenylphenol acrylate (refractive index = 1.576: manufactured by Shin-Nakamura Chemical Co., Ltd., NK ester А-L4)
(D-2) Paracumylphenoxyethylene glycol acrylate (refractive index = 1.553: manufactured by Shin-Nakamura Chemical Co., Ltd., NK ester А-CMP-1E)
(D-3) 9,9-bis (3-phenyl-4-acryloylpolyoxyethoxy) fluorene (refractive index = 1.597: manufactured by Shin-Nakamura Chemical Co., Ltd., NK ester А-BPFL-4E)
(D-4) Tribromophenyl acrylate (refractive index * 1 = 1.567: manufactured by Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd., New Frontier BR-30)
(D-5) EO-modified tribromophenyl acrylate (refractive index * 1 = 1.564: manufactured by Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd., New Frontier BR-31)
(D-6) EO-modified tetrabromobisphenol A dimethacrylate (refractive index * 1 = 1.564: manufactured by Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd., New Frontier BR-42M)
(D-7) Phenoxyethyl acrylate (refractive index = 1.519)
The refractive index * 1 was measured at 25 ° C. as a 50% styrene solution.
〈光重合開始剤、増感色素〉
光重合開始剤(E−1〜5)及び増感色素(F−1〜7)を以下に示す。
<Photopolymerization initiator, sensitizing dye>
Photopolymerization initiators (E-1 to 5) and sensitizing dyes (F-1 to 7) are shown below.
《ホログラフィック記録用組成物の調製》
表1に示すイソシアネート化合物にエチレン性不飽和結合を有する化合物を溶解し、次いでこの溶液に光重合開始剤を溶解させた。別途分子内に2個以上の水酸基を有する化合物に増感色素およびウレタン硬化触媒(日東化成(株)製、ネオスタンU−100)を溶解させた溶液を、この光重合開始剤を溶液させた溶液に添加し、最後に調製した組成物を窒素で脱空気を施した後、真空脱気で内包されている気体成分を除去し、ホログラフィック記録用組成物1〜35を調製した。なお、組成物35は分子内に2個以上の水酸基を有する化合物に増感色素、ウレタン硬化触媒を溶解させた後に、更に2−メルカプトベンズチアゾールを0.150g添加した。
<< Preparation of composition for holographic recording >>
A compound having an ethylenically unsaturated bond was dissolved in the isocyanate compound shown in Table 1, and then a photopolymerization initiator was dissolved in this solution. Separately, a solution in which a sensitizing dye and a urethane curing catalyst (manufactured by Nitto Kasei Co., Ltd., Neostan U-100) are dissolved in a compound having two or more hydroxyl groups in the molecule is used as a solution in which this photopolymerization initiator is dissolved. After the composition prepared at the end was deaerated with nitrogen, the gas components contained therein were removed by vacuum deaeration to prepare compositions 1 to 35 for holographic recording. The composition 35 was prepared by dissolving a sensitizing dye and a urethane curing catalyst in a compound having two or more hydroxyl groups in the molecule, and then adding 0.150 g of 2-mercaptobenzthiazole.
《ホログラフィック記録メディアの作製》
(作製方法1)
第一の基材と第二の基材として、厚み0.5mm(d1、d2)のガラスの片面を532nmの波長に対して垂直な入射光による反射率が0.1%となるように反射防止処理した。この第一の基材の反射防止処理していない面上に、表2に記載の記録層の厚みになるようにポリエチレンテレフタレートシートをスぺーサーとし、表1に記載したホログラフィック記録用組成物を第一の基材に付し、次いで第二の基材の反射防止処理していない面をホログラフィック記録用組成物上に空気層を巻き込まないように貼合し、スぺーサーを介して第一の基材と第二の基材を貼合させた。最後に、端部を湿分硬化型の接着剤で封止し、表2に記載した熱処理条件で熱処理しホログラフィック記録メディアを作製した。
<Production of holographic recording media>
(Production Method 1)
As the first base material and the second base material, one side of glass having a thickness of 0.5 mm (d1, d2) is reflected so that the reflectance by incident light perpendicular to the wavelength of 532 nm is 0.1%. Prevented treatment. The composition for holographic recording described in Table 1 using a polyethylene terephthalate sheet as a spacer on the surface of the first base material that has not been subjected to antireflection treatment so as to have the thickness of the recording layer described in Table 2. Is attached to the first substrate, and then the non-reflective surface of the second substrate is bonded so as not to entrain the air layer on the holographic recording composition, and through a spacer. The 1st base material and the 2nd base material were bonded. Finally, the end was sealed with a moisture-curing adhesive, and heat-treated under the heat treatment conditions described in Table 2 to produce a holographic recording medium.
(作製方法2)
厚み0.5mmのガラスの片面を532nmの波長に対して、垂直な入射光による反射率が0.1%となるように反射防止処理を施すことにより、第一の基材を厚み0.5mmのガラスの片面を532nmの波長に対して垂直な入射光による反射率が90%となるようにアルミ蒸着を施して第二の基材をそれぞれ作製した。次いで、前述の第一の基材の反射防止処理していない面上に、表3に記載の記録層の厚みになるようにポリエチレンテレフタレートシートをスぺーサーとし、表1に記載したホログラフィック記録用組成物を第一の基材に付し、次いで第二の基材のアルミ蒸着した面をホログラフィック記録用組成物上に空気層を巻き込まないように貼合しスぺーサーを介して第一の基材と第二の基材を貼合させた。最後に、端部を湿分硬化型の接着剤で封止し、表3に記載した熱処理条件で熱処理しホログラフィック記録メディアを作製した。
(Production method 2)
An antireflection treatment is performed on one surface of a glass having a thickness of 0.5 mm so that the reflectance by incident light perpendicular to the wavelength of 532 nm is 0.1%, whereby the first substrate has a thickness of 0.5 mm. A second substrate was prepared by performing aluminum deposition on one side of the glass so that the reflectance by incident light perpendicular to the wavelength of 532 nm was 90%. Next, on the surface of the first base material that has not been subjected to antireflection treatment, a polyethylene terephthalate sheet is used as a spacer so as to have the thickness of the recording layer described in Table 3, and the holographic recording described in Table 1 The composition for application is applied to the first substrate, and then the aluminum-deposited surface of the second substrate is bonded to the holographic recording composition so as not to entrain the air layer, and the first substrate is passed through the spacer. One substrate and a second substrate were bonded together. Finally, the end was sealed with a moisture-curing adhesive, and heat-treated under the heat treatment conditions described in Table 3 to produce a holographic recording medium.
《ホログラフィック記録メディアへの記録及び評価》
(ホログラフィック記録メディアへの記録及び評価1)
上述のようにして作製したホログラフィック記録メディアを、米国特許第5,719,691号明細書に記載の手順に従って、一連の多重ホログラムを書き込み、下記の方法に従って、感度(記録エネルギー)、収縮耐性及び屈折率のコントラストについて測定、評価を行い、得られた結果を表4に示した。
<Recording and evaluation on holographic recording media>
(Recording on holographic recording media and evaluation 1)
A series of multiple holograms is written on the holographic recording medium manufactured as described above according to the procedure described in US Pat. No. 5,719,691, and sensitivity (recording energy) and shrinkage resistance are determined according to the following methods. And, the contrast of the refractive index was measured and evaluated, and the obtained results are shown in Table 4.
(感度の測定)
セーフライト下でホログラフィック記録メディアに、Nd:YAGレーザー(532nm)を備えたホログラフィック作製装置にてデジタルパターンを表示し、0.1〜30mJ/cm2のエネルギーで、このデジタルパターン化されたホログラフィック露光することによりホログラムを得た。次いで、Nd:YAGレーザー(532nm)を参照光に用いて、発生した再生光をCCDで読み取り、良好なデジタルパターンが再生できた最小露光量を感度(S1)として測定した。
(Measurement of sensitivity)
A digital pattern was displayed on a holographic recording medium under a safe light with a holographic production apparatus equipped with an Nd: YAG laser (532 nm), and this digital pattern was formed with an energy of 0.1 to 30 mJ / cm 2 . Holograms were obtained by holographic exposure. Next, using a Nd: YAG laser (532 nm) as a reference light, the generated reproduction light was read by a CCD, and the minimum exposure amount at which a good digital pattern could be reproduced was measured as sensitivity (S1).
(収縮耐性の評価)
収縮耐性は、下記の方法により測定する収縮率で表示する。
(Evaluation of shrinkage resistance)
The shrinkage resistance is displayed as a shrinkage rate measured by the following method.
図1は、収縮率を測定する測定装置の原理を示す概略図である。即ち、ホログラム3を照明する白色照明光源の発光点を01、観察者の視点を02とする。測定装置では、発光点01に白色照明光源4、視点02に分光器5が設置されている。分光器5はパソコン6に接続され、分光波長の輝度分布を測定するホログラム3の上面には、一部のみ光が透過するようなピンホール8が孔設されている移動ピンホール板7が設置されている。移動ピンホール板7は、図示していないXYステージに取り付けられて任意の位置に移動できる構成である。
FIG. 1 is a schematic diagram showing the principle of a measuring apparatus for measuring the shrinkage rate. That is, the emission point of the white illumination light source that illuminates the
即ち、移動ピンホール板7が点P(I、J)にある場合、ピンホール8の中心から白色照明光源4との角度をθc、分光器5との角度をθiとする。ホログラム3の点P(I,J)の領域は、θcの角度から照明光9で照明させ、θiの方向に再生光11が出射する。再生光11は分光器5で分光され、輝度がピークとなる波長がP(I、J)での再生波長λcである。この関係を用いて、移動ピンホール板7を移動しながら、ホログラム3の各位置でのθc、θi、λcを測定する。
That is, when the moving
また、点P(I、J)でのホログラムの収縮率をM(I、J)とすると、ホログラムの収縮率M(I、J)は、記録前の光像記録材料の平均屈折率をnr、現像処理後のホログラムの平均屈折率をncとすれば、下式で表すことができる。 Further, if the shrinkage ratio of the hologram at the point P (I, J) is M (I, J), the shrinkage ratio M (I, J) of the hologram is the average refractive index of the optical image recording material before recording nr. If the average refractive index of the hologram after development processing is nc, it can be expressed by the following equation.
M(I、J)=−nc/nr・λr/λc・(cosθc−cosθi)/(cosθo−cosθr)
尚、上記式中θoはホログラフィック記録メディアへの入射角、λrはレーザー光の波長、θrは参照光のホログラフィック記録メディアへの入射角である。
M (I, J) = − nc / nr · λr / λc · (cos θc−cos θi) / (cos θo−cos θr)
In the above equation, θo is the incident angle to the holographic recording medium, λr is the wavelength of the laser beam, and θr is the incident angle of the reference light to the holographic recording medium.
(屈折率のコントラストの評価)
屈折率のコントラストは、下記の方法に従って測定した回折効率より求めた。回折効率の測定は、日本分光工業(株)製のART25C型分光光度計を用い、幅3mmのスリットを有したフォトマルチメータを、試料を中心にした半径20cmの円周上に設置した。幅0.3mmの単色光を、試料に対し45度の角度で入射し、試料からの回折光を検出した。正反射光以外で最も大きな値と、試料を置かず直接入射光を受光した時の値との比を回折効率とし、得られたホログラムの回折効率から屈折率のコントラスト(Δn)を求めた。
(Evaluation of refractive index contrast)
The refractive index contrast was determined from the diffraction efficiency measured according to the following method. For the measurement of diffraction efficiency, an ART25C spectrophotometer manufactured by JASCO Corporation was used, and a photomultimeter having a slit with a width of 3 mm was placed on a circumference with a radius of 20 cm centered on the sample. Monochromatic light having a width of 0.3 mm was incident on the sample at an angle of 45 degrees, and diffracted light from the sample was detected. The ratio of the largest value other than the specularly reflected light and the value when directly receiving incident light without placing a sample was taken as the diffraction efficiency, and the refractive index contrast (Δn) was determined from the diffraction efficiency of the obtained hologram.
上表から、本発明の記録メディアは比較例に対し、高感度、低収縮率、高コントラストであり良好な結果を示すことが分かる。 From the above table, it can be seen that the recording medium of the present invention has a high sensitivity, a low shrinkage ratio, and a high contrast with respect to the comparative example, and shows good results.
(ホログラフィック記録メディアへの記録及び評価2)
上述のようにして作製したホログラフィック記録メディアを、米国特許第5,719,691号明細書に記載の手順に従って、一連の多重ホログラムを書き込み、下記の方法に従って、感度(記録エネルギー)、及び評価1に従って収縮耐性、屈折率のコントラストについて測定、評価を行い、得られた結果を表5に示した。
(Recording on holographic recording media and evaluation 2)
The holographic recording medium manufactured as described above is written with a series of multiple holograms according to the procedure described in US Pat. No. 5,719,691, and sensitivity (recording energy) and evaluation are performed according to the following methods. 1, the shrinkage resistance and the refractive index contrast were measured and evaluated, and the results obtained are shown in Table 5.
(感度の測定)
セーフライト下でホログラフィック記録メディアに、Nd:YAGレーザー(532nm)を備えたホログラフィック作製装置にてデジタルパターンを表示し、0.1〜30mJ/cm2のエネルギーで、このデジタルパターン化されたホログラフィック露光することによりホログラムを得た。次いで、ホログラフィック記録メディアを7万ルクスのサンシャインフェードメータ下で5分間処理した後に100℃で5分間加熱処理した。この処理された記録メディアをセーフライト下でNd:YAGレーザー(532nm)を参照光に用いて、発生した再生光をCCDで読み取り、良好なデジタルパターンが再生できた最小露光量を感度(S1)として測定した。
(Measurement of sensitivity)
A digital pattern was displayed on a holographic recording medium under a safe light with a holographic production apparatus equipped with an Nd: YAG laser (532 nm), and this digital pattern was formed with an energy of 0.1 to 30 mJ / cm 2 . Holograms were obtained by holographic exposure. Next, the holographic recording medium was treated for 5 minutes under a 70,000 lux sunshine fade meter and then heated at 100 ° C. for 5 minutes. Using this processed recording medium under a safe light, an Nd: YAG laser (532 nm) is used as a reference light, the generated reproduction light is read by a CCD, and the minimum exposure amount at which a good digital pattern can be reproduced is sensitivity (S1). As measured.
上表から、評価1を再現し、本発明の記録メディアは比較例に対し、高感度、低収縮率、高コントラストであり良好な結果を示すことが分かる。 From the above table, it can be seen that evaluation 1 is reproduced, and the recording medium of the present invention has high sensitivity, low shrinkage ratio, and high contrast with respect to the comparative example, and shows good results.
(ホログラフィック記録メディアへの記録及び評価3)
上述のようにして作製したホログラフィック記録メディアを、特開2002−123949号公報に記載の手順に従って、一連の多重ホログラムを書き込み、下記の方法に従って、感度(記録エネルギー)について測定、評価を行い、得られた結果を表6に示した。
(Recording on holographic recording media and evaluation 3)
The holographic recording medium produced as described above is written according to the procedure described in JP-A-2002-123949, a series of multiple holograms is written, and the sensitivity (recording energy) is measured and evaluated according to the following method. The results obtained are shown in Table 6.
(感度の測定)
セーフライト下でホログラフィック記録メディアに、Nd:YAGレーザー(532nm)を備えたホログラフィック作製装置にてデジタルパターンを表示し、0.1〜30mJ/cm2のエネルギーで、このデジタルパターン化されたホログラフィック露光することによりホログラムを得た。次いで、ホログラフィック記録メディアを7万ルクスのサンシャインフェードメータ下で5分間処理した後に100℃で5分間加熱処理した。この処理された記録メディアをセーフライト下でNd:YAGレーザー(532nm)を参照光に用いて、発生した再生光をCCDで読み取り、良好なデジタルパターンが再生できた最小露光量を感度(S1)として測定した。
(Measurement of sensitivity)
A digital pattern was displayed on a holographic recording medium under a safe light with a holographic production apparatus equipped with an Nd: YAG laser (532 nm), and this digital pattern was formed with an energy of 0.1 to 30 mJ / cm 2 . Holograms were obtained by holographic exposure. Next, the holographic recording medium was treated for 5 minutes under a 70,000 lux sunshine fade meter and then heated at 100 ° C. for 5 minutes. Using this processed recording medium under a safe light, an Nd: YAG laser (532 nm) is used as a reference light, the generated reproduction light is read by a CCD, and the minimum exposure amount at which a good digital pattern can be reproduced is sensitivity (S1). As measured.
上表から、評価1、2を再現し、本発明の記録メディアは比較例に対し、高感度であり良好な結果を示すことが分かる。 From the above table, evaluations 1 and 2 are reproduced, and it can be seen that the recording medium of the present invention is highly sensitive and shows good results compared to the comparative example.
(ホログラフィック情報メディアの評価)
記録された情報を固定化した表7及び表8で作成したホログラフィック情報メディアを下記の条件で保存し、保存前後で各情報メディアに合った方法でデジタルパターンを再生評価し、良好なデジタルパターンが再生できた最小露光量の保存前後の差を以下の方法で評価し、得られた結果を表7に示した。また、併せてホログラフィック情報メディアの着色度合を下記の方法で評価し、得られた結果を表8に示した。
(Evaluation of holographic information media)
The holographic information media created in Table 7 and Table 8 with the recorded information fixed are stored under the following conditions, and the digital pattern is reproduced and evaluated by a method suitable for each information medium before and after storage. The difference in the minimum exposure amount that could be reproduced before and after storage was evaluated by the following method, and the results obtained are shown in Table 7. In addition, the degree of coloring of the holographic information media was evaluated by the following method, and the obtained results are shown in Table 8.
(耐熱保存性)
ホログラフィック情報メディアを80℃、2週間保存し、保存前後の最小露光感度差(ΔSh)を求めた。
(Heat resistant storage stability)
The holographic information media was stored at 80 ° C. for 2 weeks, and the minimum exposure sensitivity difference (ΔSh) before and after storage was determined.
最小露光感度差(ΔSh)=保存後の最小露光感度(S2h)−保存前の最小露光感度(S1h)
(耐光保存性)
温度35℃で、7万ルクスのサンシャインフェードメータ下で1週間保存、保存前後の最小露光感度差(ΔSw)を求めた。
Minimum exposure sensitivity difference (ΔSh) = Minimum exposure sensitivity after storage (S2h) −Minimum exposure sensitivity before storage (S1h)
(Light-resistant storage stability)
The sample was stored for 1 week under a 70,000 lux sunshine fade meter at a temperature of 35 ° C., and the minimum exposure sensitivity difference (ΔSw) before and after storage was determined.
最小露光感度差(ΔSw)=保存後の最小露光感度(S2w)−保存前の最小露光感度(S1w) Minimum exposure sensitivity difference (ΔSw) = Minimum exposure sensitivity after storage (S2w) −Minimum exposure sensitivity before storage (S1w)
上表から、本発明のホログラフィック情報メディアは比較例に対し、再生する為の感度低下もない良好な結果を示すことが分かる。 From the above table, it can be seen that the holographic information medium of the present invention shows a good result with no decrease in sensitivity for reproduction compared to the comparative example.
(着色度合の評価)
表5で用いたホログラフィック記録メディアをホログラフィック露光せずに7万ルクスのサンシャインフェードメータ下で5分間処理した後に、100℃で5分間加熱処理しホログラフィック情報メディアを作成した。次いで下記の条件で保存し、保存前後で各情報メディアの透過率を日立製作所(株)製、日立分光光度計U−4100で測定し、以下の方法で評価した。
(Evaluation of coloring degree)
The holographic recording media used in Table 5 were treated for 5 minutes under a sunshine fade meter of 70,000 lux without holographic exposure, and then heat treated at 100 ° C. for 5 minutes to produce holographic information media. Subsequently, it preserve | saved on the following conditions, the transmittance | permeability of each information media was measured with the Hitachi Ltd. make and Hitachi spectrophotometer U-4100 before and after preservation | save, and the following method evaluated.
(耐熱保存性)
ホログラフィック情報メディアを80℃、2週間保存、保存前後の400nmの透過率差(ΔTh)を求めた。
(Heat resistant storage stability)
The holographic information media was stored at 80 ° C. for 2 weeks, and the transmittance difference (ΔTh) at 400 nm before and after storage was determined.
透過率差(ΔTh)=保存前の透過率(T1h)−保存後の透過率(T2h)
(耐光保存性)
温度35℃で、7万ルクスのサンシャインフェードメータ下で1週間保存、保存前後の400nmの透過率差(ΔTh)を求めた。
Transmittance difference (ΔTh) = Transmittance before storage (T1h) −Transmittance after storage (T2h)
(Light-resistant storage stability)
The sample was stored for 1 week under a 70,000 lux sunshine fade meter at a temperature of 35 ° C., and the transmittance difference (ΔTh) at 400 nm before and after storage was determined.
透過率差(ΔTw)=保存前の透過率(T1w)−保存後の透過率(T2w) Transmission difference (ΔTw) = Transmission before storage (T1w) −Transmission after storage (T2w)
上表から、本発明のホログラフィック情報メディアは比較例に対し、着色も少ない良好な結果を示すことが分かる。 From the above table, it can be seen that the holographic information medium of the present invention shows good results with less coloring compared to the comparative example.
01 白色照明光源の発光点
02 観察者の視点
3 ホログラム
4 白色照明光源
5 分光器
6 パソコン
7 移動ピンホール板
8 ピンホール
9 照明光
11 再生光
01 Light emission point of white illumination
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