JP4463159B2 - 往復ポンプ - Google Patents

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本発明は、プランジャあるいはピストン等の往復動部材を往復動可能に備えるシリンダを複数含む多連の往復ポンプに関するものである。
例えば特許文献1および2には、プランジャを往復動可能に備えるシリンダの内周部に、プランジャの外周面が摺接する第1パッキンと第2パッキンを配備して、それらのパッキンの間に空間を形成した液体圧送用の往復ポンプが記載されている。その空間には、圧送する液体の一部が冷却および潤滑のために導入される。特許文献1に記載されている往復ポンプは、プランジャが往復動可能に備わるシリンダを複数含む多連の往復ポンプであり、シリンダ毎に形成されている空間に対して、圧送する液体の一部を冷却液として個別的に循環させる構成となっている。すなわち、それぞれのシリンダ毎の空間に対して、冷却液を個別部に導入する導入口と、その冷却液を個別的に導出する導出口と、が形成されている。
実開平6−43277号公報 特開2004−162646号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような多連の往復ポンプは、それぞれのシリンダ毎に冷却液の導入口と導出口を個別に形成して、それぞれの導入口と導出口に対して冷却液の導入管と導出管を接続しなければならなかった。
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、複数のシリンダのそれぞれに形成された冷却液流通用の空間に対して、簡単な配管によって冷却液を充分かつ確実に循環させて、それぞれのシリンダにおけるパッキンの機能を長期に亘って維持することができる多連の往復ポンプを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の往復ポンプは、複数のシリンダ(1A)内のそれぞれに往復動部材(2)を往復動可能に備え、前記複数のシリンダ(1A)の内周部のそれぞれに、前記往復動部材(2)の移動方向にずれて位置しかつ前記往復動部材(2)の外周面が摺接する第1パッキン(11)と第2パッキン(12)を設け、前記第1パッキン(11)と前記第2パッキン(12)との間に冷却液流通用の空間(S1,S2,S3)が形成された多連の往復ポンプにおいて、
前記複数のシリンダ(1A)毎に形成される前記複数の空間(S1,S2,S3)を直列的に連通する連通路(1C,1D)と、
前記複数の空間(S1,S2,S3)の内の1つに冷却液を導入する導入路(1E)と、
前記複数の空間(S1,S2,S3)のそれぞれから冷却液を導出する複数の導出路(1F,1G,1H)と、
を備え、
冷却液の流れの上流側に位置する前記空間(S1,S2)から冷却液を導出する前記導出路(1F,1G)の断面は、冷却液の流れの下流側に位置する前記空間(S3)から冷却液を導出する前記導出路(1H)の断面よりも小さいことを特徴とする。
請求項2に記載の往復ポンプは、請求項1に記載の発明において、前記連通路(1C,1D)は、互いに隣接する前記シリンダ(1A)に形成された前記空間(S1,S2,S3)同士を直線的に連通することを特徴とする。
なお、上記における括弧内の符号は、図面において対応する要素を便宜的に表記したものであり、したがって本発明は図面上の記載に限定されるものではない。これは、「特許請求の範囲」の記載についても同様である。
本発明の往復ポンプによれば、複数のシリンダのそれぞれに形成された冷却液流通用の空間を直列的に連通し、冷却液の流れの上流側に位置する冷却液流通用の空間から冷却液を導出する導出路の断面は、その下流側に位置する冷却液流通用空間から冷却液を導出する導出路の断面よりも小さく設定しているので、上流側から導出される冷却液の流抵抗を大きくして、全ての冷却液流通用の空間内に冷却液を行き渡らせることができる。この結果、それぞれの冷却液流通用の空間に対して、簡単な配管によって冷却液を充分かつ確実に循環させて、それぞれのシリンダにおけるパッキンの機能を長期に亘って維持することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は往復ポンプの縦断面図、図2は図1のII-II線に沿う拡大断面図である。本例の往復ポンプは、3つのシリンダを備えた3連の往復ポンプである。
図1および図2において、符号1は、3つのシリンダ1Aを構成するマニホルドであり、それぞれのシリンダ1Aの内部には、プランジャ(往復動部材)2が図1において左右方向に往復動可能に備えられている。また、符号3は、それぞれのシリンダ1Aの先端側にポンプ室3Aを形成するシリンダヘッドであり、それぞれのポンプ室3Aに連通する吸入口と吐出口には、吸入弁4と吐出弁5が組み込まれている。プランジャ2の図1の右方向への移動によってポンプ室3Aの容積が増大するときに、圧送すべき液体がマニホルド1の液体導入路1Bから吸入弁4を通してポンプ室3A内に導入される。その後、プランジャ2の図1の左方向への移動によってポンプ室3Aの容積が減少するときに、ポンプ室3A内の液体が吐出弁5を通して液体導出路(図示せず)から押し出される。したがって、吸入弁4は、ポンプ室3A内への流体の導入のみを許容する逆止弁として機能し、吐出弁5は、ポンプ室3Aからの流体の導出のみを許容する逆止弁として機能する。
クランクケース6には、それぞれのプランジャ2を往復動させるための駆動部が構成されている。すなわち、プランジャ2は、ピストンロッド7とコネクションロッド8を介してクランク軸9に連結されており、クランク軸9の回転によって図1の左右方向に駆動される。
シリンダ1Aの内周部の先端側には、プランジャ2の外周面が摺接する複数のVパッキン(第1パッキン)11によって高圧シール部が構成され、またシリンダ1Aの内周部の後端側には、プランジャ2の外周面が摺接するシールパッキン(第2パッキン)12によって低圧シール部が構成されている。これらのVパッキン11とシールパッキン12との間には、冷却液流通用の空間が形成されている。3つシリンダ1Aのそれぞれにおける冷却液流通用の空間を第1空間S1,第2空間S2,第3空間S3とする(図2参照)。
マニホルド1には、図2に示すように、互いに隣接する第1空間S1と第2空間S2とを連通する連通路1C、および互いに隣接する第2空間S2と第3空間S3とを連通する連通路1Dがそれぞれ直線状に形成されている。さらに、第1空間S1に連通する導入路1Eと、第1空間S1,第2空間S2,第3空間S3のそれぞれに連通する導出路1F,1G,1Hが形成されている。導入路1Eは、ジョイント13および導入管14を通して冷却液供給路(図示せず)に接続され、導出路1F,1G,1Hは、それぞれジョイント15,16,17および導出管18,19,20を介して冷却液戻し流路(図示せず)に接続されている。ジョイント15に形成されるオリフィス15Aの断面は、ジョイント17に形成されるオリフィス17Aの断面よりも小さく設定されている。ジョイント16に形成されるオリフィス16Aの断面は、オリフィス17Aの面積以下の大きさに設定されている。本例の場合、そのオリフィス16Aの断面は、オリフィス15Aの面積と同じ大きさに設定されている。
次に、このように構成された往復ポンプの作用について説明する。
クランクケース6内の駆動部によって、それぞれのシリンダ1A内のプランジャ2が図1の左右方向に駆動され、液体導入路1B内の液体は、それぞれのポンプ室3A内に吸入弁4を通して導入されてから、吐出弁5を通して液体導出路(図示せず)に圧送される。このような往復ポンプの動作時における放熱、パッキン11,12の冷却および潤滑のために、冷却水などの冷却液を冷却液供給路(図示せず)から導入路1E内に導入する。この導入路1E内に導入された冷却液は、第1空間S1から連通路1Cを通して第2空間S2内に導入され、さらに第2空間S2から連通路1Dを通して第3空間S3内に導入される。それぞれの空間S1,S2,S3内に導入された冷却液は、導出路1F,1G,1Hのそれぞれから個別的に導出されて冷却液戻し流路(図示せず)に戻される。
このように、それぞれの空間S1,S2,S3内において冷却液が流通する。その際、冷却液の流れの上流側に位置する第1空間S1,S2内の冷却液は、オリフィス15A,16Aの断面が小さいために、比較的大きな流抵抗を伴って導出路1F,1Gから導出される。一方、その下流側に位置する第3空間S3内の冷却液は、オリフィス17Aの断面が大きいために、比較的小さな流抵抗を伴って導出路1Hから導出される。
この結果、1つの導入路1Eから導入された冷却液は、下流側の第3空間内にまで行き渡るように循環されることになる。しかも、その冷却液の導入量が少なくとも、その冷却液を全ての空間S1,S2,S3内に充分に満して循環させることができる。冷却液の使用量を少なくできることは、使用後の冷却液の廃棄処理に伴う負担を軽減する上においてきわめて有利である。このように、冷却液を充分かつ確実に循環させて、その機能を充分に発揮させることができる。そのため、パッキン11,12を充分かつ確実に冷却して、その機能を長期に亘って維持することができ、それ自体の寿命ひいては往復ポンプ全体の寿命を延ばすことができる。仮に、上流側のオリフィス15A,16Aの断面を下流側のオリフィス17Aの断面以上の大きさとした場合には、前者のオリフィスを通して冷却液が導出されやすくなって、下流側の第3空間S3まで冷却水が行き渡らなくなるおそれがある。
また、空間S1,S2,S3を連通路1C,1Dによって直列的に連通させるため、1つの導入路1Eから導入した冷却液を全ての空間S1,S2,S3内にスムーズに導入することができ、しかも、それぞれの空間S1,S2,S3に対して冷却液の導入路を個別に形成する場合に比して、構成および配管の簡素化を図ることができる。また、本例のように、冷却液として、往復ポンプによって圧送する液体とは別の液体を用いることにより、パッキン11,12に悪影響を及ぼす高温水やスラリー状流体の圧送が可能となる。
(他の実施形態)
オリフィス16Aの断面は、オリフィス17Aの面積よりも大きくなければよく、オリフィス15Aとオリフィス17Aの中間の面積であってもよい。また、シリンダ1Aの形成数は2つ以上であればよく、何ら3つのみに特定されない。要は、複数のシリンダのそれぞれに形成された冷却液流通用の空間を直列的に連通し、冷却液の流れの上流側に位置する冷却液流通用の空間から冷却液を導出する導出路と、その下流側に位置する冷却液流通用空間から冷却液を導出する導出路と、に関して、前者の断面を後者の断面よりも小さくすればよい。それらの断面の大きさの差は、冷却水が全ての冷却液流通用の空間内により確実に行き渡るように、それぞれの導出路の形成位置や冷却液の粘性などを考慮して設定する。
本発明の実施形態に係る往復ポンプを示す縦断面図である。 図1のII−II線に沿う拡大断面図である。
符号の説明
1 マニホルド
1A シリンダ
1C,1D 連通路
1E 導入路
1F,1G,1H 導出路
2 プランジャ(往復動部材)
3 シリンダヘッド
3A ポンプ室
4 吸入弁
5 吐出弁
11 Vパッキン(第1パッキン)
12 シールパッキン(第2パッキン)
13,15,16,17 ジョイント
15A,16A,17A オリフィス
S1,S2,S3 空間

Claims (2)

  1. 複数のシリンダ(1A)内のそれぞれに往復動部材(2)を往復動可能に備え、前記複数のシリンダ(1A)の内周部のそれぞれに、前記往復動部材(2)の移動方向にずれて位置しかつ前記往復動部材(2)の外周面が摺接する第1パッキン(11)と第2パッキン(12)を設け、前記第1パッキン(11)と前記第2パッキン(12)との間に冷却液流通用の空間(S1,S2,S3)が形成された多連の往復ポンプにおいて、
    前記複数のシリンダ(1A)毎に形成される前記複数の空間(S1,S2,S3)を直列的に連通する連通路(1C,1D)と、
    前記複数の空間(S1,S2,S3)の内の1つに冷却液を導入する導入路(1E)と、
    前記複数の空間(S1,S2,S3)のそれぞれから冷却液を導出する複数の導出路(1F,1G,1H)と、
    を備え、
    冷却液の流れの上流側に位置する前記空間(S1,S2)から冷却液を導出する前記導出路(1F,1G)の断面は、冷却液の流れの下流側に位置する前記空間(S3)から冷却液を導出する前記導出路(1H)の断面よりも小さいことを特徴とする往復ポンプ。
  2. 前記連通路(1C,1D)は、互いに隣接する前記シリンダ(1A)に形成された前記空間(S1,S2,S3)同士を直線的に連通することを特徴とする請求項1に記載の往復ポンプ。
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