JP4457503B2

JP4457503B2 - Curtain type airbag

Info

Publication number: JP4457503B2
Application number: JP2001038693A
Authority: JP
Inventors: 隆徳谷; 秀伸鈴木
Original assignee: Nihon Plast Co Ltd
Current assignee: Nihon Plast Co Ltd
Priority date: 2001-02-15
Filing date: 2001-02-15
Publication date: 2010-04-28
Anticipated expiration: 2021-02-15
Also published as: JP2002240673A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、車両の側部上方に備えられるカーテン型エアバッグに関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両の側面衝突から乗員を保護するための手段として、いわゆるサイドエアバッグが利用されている。窓ガラスの内側面に偏平かつ広範囲に展開するよう、ルーフサイドエンド部に沿って小さく折り畳まれ、ガ−ニッシュに覆われるカーテン型エアバッグの適用例が増えてきている。
【０００３】
このようなカーテン型エアバッグとしては、例えば、特開平１１−３２１５３６号公報に開示された技術がある。この開示技術は、車内側の開口周縁に折り畳まれて収納され、シリンダタイプのインフレーターからの膨張用ガスの流入時、開口を覆うように袋状の膨張部を展開膨張させる構成として、インフレーターを挿入させてインフレーターと連結させる連結筒部を備え、この連結筒部が、外周側に配置されて膨張部に連通される筒状のガス流入部と、このガス流入部の内周側に配置されるインナチューブとを備えて構成されるサイドエアバッグ装置のエアバッグであって、ガス流入部とインナチューブとが、相互を溶着する溶着部を形成させて連結されているサイドエアバッグ装置のエアバッグであり、中央結合部により膨張時の厚みを抑制している。
【０００４】
【発明の解決する課題】
カーテン型エアバッグは、上記したような設置場所に配設されるために、折畳み状態での嵩が小さいことが求められる。すなわち、折畳み状態での嵩が大きいと、窓の周縁に膨出体が存在するようになって、インテリアデザイン上不都合を生ずるし、また、乗員に圧迫感を与える場合もある。
【０００５】
カーテン型エアバッグは、要求性能が他の箇所のエアバッグとは異なっている。すなわち、側部は車体の厚み（奥行き）寸法が小さいから、より高速に展開する必要がある。よって、ガス噴射速度が大きい膨張器を用いており、その噴射ガスによる吹き当たりによる衝撃を受けるとともに、そのようなガス発生速度を持つ薬剤の中には発熱の大きいものもあるから、エアバッグは衝撃強度、耐熱強度の高いものが望ましい。そこで、衝撃強度、耐熱強度を高くすべく厳重な補強をすると、コンパクトな収納形態がとれないという問題点が生じていた。
【０００６】
また、カーテン型エアバッグは、衝突の後の好適な内圧保持性能が、他の箇所のエアバッグのものとは異なつている。すなわち、側部から押されて車体が横転する場合に、暫くの間、例えば５秒程度の間所定以上の内圧を維持することで、乗員の受ける衝撃を低減できる。よって、好ましくは通気性の低い基布を高度の気密性を得るように構成される。
【０００７】
しかし、展開直後に僅かでもリークが発生すると、好適な所定内圧を所望時間維持できないことになる。そこで、厳重な不通気処理やシール加工を施すことになるが、そのような厳重な不通気処理やシール加工を施すとコンパクトな収納形態がとれないという問題点が生じていた。
【０００８】
本発明の目的とするところは、膨張用ガスのガス流の吹き当たりを受け易い内側接合部に加わる衝撃（インパクト）と熱負荷を低減し、内側接合部の機械的強度およびシール補強を厳重にすることを不用とし、強度があり且つコンパクトで収納性を兼ね備えたカーテン型エアバッグを提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係るカーテン型エアバッグは、対向する基布を互いに接合して、ガス導入口を有する袋状のエアバッグ本体を形成し、エアバッグ本体内に、ガス導入口からエアバッグ本体内の一部をカバーするインナバッグを収容し、エアバッグ本体に、基布の周縁部を接合して形成された周縁接合部と、基布の内部を接合して形成された複数の内側接合部と、周縁接合部と内側接合部との間に形成された膨張用ガスのガス流通路とを設け、インナバッグに、内側接合部のガス流通路に面する側を膨張用ガスのガス流の吹き当たりから保護する保護部を設け、且つ、保護部が、隣合う内側接合部間に延設されるノズル部を有するものである。
【００１０】
かかる構成により、膨張用ガスのガス流の吹き当たりを受け易い内側接合部を保護部で保護することにより、この内側接合部に加わる衝撃（インパクト）と熱負荷を低減し、内側接合部の機械的強度およびシール補強を厳重にすることを不用とし、強度があり且つコンパクトで収納性を兼ね備えたカーテン型エアバッグが提供できる。
【００１８】
また、かかる構成により、膨張用ガスのガス流の吹き当たりを受け易い内側接合部を保護部で保護することにより、この内側接合部に加わる衝撃(インパクト)と熱負荷を低減し、内側接合部の機械的強度およびシート補強を厳重にすることを不用とし、強度があり且つコンパクトで収納性を備えたものにすることができる。
【００１９】
また、本発明に係るカーテン型エアバッグは、上記した本発明に係るカーテン型エアバッグにおいて、インナバッグに、このインナバッグ内を流れる膨張用ガスのガス流をノズル部側に偏向させる偏向部を設けたものである。
【００２０】
かかる構成により、この偏向部が膨張用ガスの流れをノズル部側に偏向させ、この偏向部が膨張用ガスの流れをノズル部側に偏向させるために、保護部に吹き当てられた膨張用ガスをエアバッグ本体の他の箇所である他方の内部空間に効率的に偏向させ、カーテン型エアバッグ全体としての速やかな展開に寄与することができる。
【００２１】
また、本発明に係るカーテン型エアバッグは、上記した本発明に係るカーテン型エアバッグにおいて、インナバッグに、このインナバッグ内を流れる膨張用ガスのガス流を一方の内部空間に噴出させる端側ノズル部を設け、端側ノズル部に、膨張用ガスのガス流方向に交差してこのガス流を偏向させる交差部を設けたものである。
【００２２】
かかる構成により、この交差部がガスの流れを交差方向に偏向させ、また、この交差部を利用して、棒体の先端部を交差部に当てて確実に位置決めてインナバッグをエアバッグ本体内に挿入することができる。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【００２４】
（実施の形態１）
本発明に係るカーテン型エアバッグ（実施の形態１）を図１乃至図５に示す。
【００２５】
図１は本発明に係るカーテン型エアバッグ（実施の形態１）の側面図、図２は同カーテン型エアバッグにおけるインナバッグの縫製前の斜視図、図３は同インナバッグの斜視図、図４は本発明に係るカーテン型エアバッグ（実施の形態１）における膨張用ガスの流れを説明するための一部省略した側面図、図５は同カーテン型エアバッグが膨張展開した状態の説明図である。なお、説明の便宜上、前後方向及び上下方向を図示のように設定する。
【００２６】
カーテン型エアバッグＡは、エアバッグ本体１と、インナバッグ５と、サポート６とから構成してある。そして、エアバッグ本体１は、全長約１５００ｍｍの２枚の基布、すなわち、第１の基布２と第２の基布３とを備えている。
【００２７】
これらは、全てポリアミド系合成高分子材（ナイロン６６）製の織布であり、第１、第２の基布２、３とインナバッグ５とは３１５ｄｔｅｘ、打ち込み本数６２本／インチ、シリコーンラバーを４５ｇ／ｍ² コーティングして不通気性を得ている。また、サポート６は３１５ｄｔｅｘ、打ち込み本数６２本／インチのノンコート布である。
【００２８】
エアバッグ本体１の第１の基布２は側面ほぼ門形であり、この第１の基布２の上側部２ａには前後方向に所定の間隔をおいて５箇所の取付部７が設けてあり、第１の基布２の後側上部には後方に突出するようにしてガス導入口形成部８が設けてある。
【００２９】
また、第２の基布３は側面ほぼ長方形であり、この第２の基布３の上側部３ａには、前後方向に所定の間隔をおいて５箇所の取付部９が設けてあり、第２の基布３の後側上部には、後方に突出するようにしてガス導入口形成部１０が設けてある。
【００３０】
そして、第１、第２の基布２、３を、それぞれの取付部７、９が合わさるように重ねた状態で、第１、第２の基布２、３の、ガス導入口形成部８、１０の後端の口形成部８ａ、１０ａを除いた周縁部、及び内側の前後方向４箇所の内側接合形成部をシール材１２で接着し、上記した周縁部及び内側接合形成部を縫合（ステッチ）して、周縁結合部４と、第１〜第４の内側接合部１１Ａ、１１Ｂ、１１Ｃ、１１Ｄと、ガス導入口形成部８、１０からなるガス導入口１４とを形成し、第１、第２の基布２、３の前側部２ｂ、３ｂにサポート６の後側部６ａを縫い付けて、ガス導入口１４のみが開口した袋体のエアバッグ本体１が構成してある。
【００３１】
この場合、周縁部及び内側接合形成部を縫合するステッチ１３は、周縁部および４箇所の内側接合形成部に沿って、シール材１２の幅中心よりやや外側に配置させるように施してある。
【００３２】
また、側面ほぼ門形の第１の基布２の周縁部に沿うようにしてステッチ１３を施すことで、エアバッグ本体１内には空間Ｋが形成されるが、この空間Ｋの前後方向の中央部は、周縁結合部４の下側の中央の立上り部４Ａのために幅狭になっている。
【００３３】
なお、ステッチ１３は、上糸１２６０デニール、下糸８４０デニールの糸を使用し、運針数３．５針／ｃｍの本縫いである。
【００３４】
第１〜第４の内側接合部１１Ａ、１１Ｂ、１１Ｃ、１１Ｄは、それぞれに側面ほぼＴ字形状であって、上側接合辺部１１ａと、前、後側接合辺部１１ｂ、１１ｃとを有していて、第１〜第４の内側接合部１１Ａ、１１Ｂ、１１Ｃ、１１Ｄの上側接合辺部１１ａと前側接合辺部１１ｂとを接合する角部１５、上側接合辺部１１ａと後側接合辺部１１ｃとの接合する角部１６、前側接合辺部１１ｂと後側接合辺部１１ｃとの接合する角部１７は、いずれも円弧状にしてある。
【００３５】
そして、第１〜第４の内側接合部１１Ａ、１１Ｂ、１１Ｃ、１１Ｄはエアバッグ本体１内の空間Ｋをほぼ上下に分ける位置にあって、エアバッグ本体１内に、ガス導入口１４が開口する一方の内部空間である上部空間Ｋ−１と、後述する通路部を介して上部空間Ｋ−１に連通する他方の内部空間である下部空間Ｋ−２とを形成している。
【００３６】
そして、ガス導入口１４から噴出した膨張用ガスのガス流を上部空間Ｋ−１内に流動させる上流側ガス流通路Ｇ１と、通路部と、膨張用ガスのガス流を上部空間Ｋ−１及び通路部を経て下部空間Ｋ−２に流動させる下流側ガス流通路Ｇ２とでガス流通路Ｇが形成してある。
【００３７】
すなわち、第１の内側接合部１１Ａの上側接合辺部１１ａの前端部（角部１５）は、周縁結合部４の前端部４ａに対向していて、上部空間Ｋ−１と下部空間Ｋ−２を連ねる第１の通路部Ｆ１を形成している。また、第１の内側接合部１１Ａの上側接合辺部１１ａの後端部（角部１６）と第２の内側接合部１１Ｂの上側接合辺部１１ａの前端部（角部１５）とは、上部空間Ｋ−１と下部空間Ｋ−２を連ねる第２の通路部Ｆ２を形成している。
【００３８】
また、第２の内側接合部１１Ｂの上側接合辺部１１ｂの後端部（角部１６）は、周縁結合部４の立上り部４Ａの前側部４ｂに対向していて、上部空間Ｋ−１と下部空間Ｋ−２を連ねる第３の通路部Ｆ３を形成しており、第３の内側接合部１１Ｃの上側接合辺部１１ｂの前端部（角部１５）は、周縁結合部４の立上り部４Ａの後側部４ｃに対向していて、上部空間Ｋ−１と下部空間Ｋ−２を連ねる第４の通路部Ｆ４を形成している。
【００３９】
また、第３の内側接合部１１Ｃの上側接合辺部１１ｂの後端部（角部１６）と第４の内側接合部１１Ｄの上側接合辺部１１ａの前端部（角部１５）とは、上部空間Ｋ−１と下部空間Ｋ−２を連ねる第５の通路部Ｆ５を形成しており、第４の内側接合部１１Ｄの上側接合辺部１１ａの後端部（角部１６）は、周縁結合部４の後端部４ｄに対向していて、上部空間Ｋ−１と下部空間Ｋ−２を連ねる第６の通路部Ｆ６を形成している。
【００４０】
インナバッグ５は、図２及び図３に示すように、１枚の基布２１を、一点鎖線で表す展開状態から実線で表すように、矢印のように、その中央部でＵ字状に折り返して、下側に位置する部分の所定箇所を縫い合わせたものである。
【００４１】
すなわち、基布２１は、その展開した状態で解るようにほぼ長方形であり、この基布２１の上下方向（短手方向）の側縁部２１ａ、２１ｂには、前後方向に４つのノズル形成部（２２Ａ、２３Ａ、２４Ａ、２５Ａ）、（２２Ｂ、２３Ｂ、２４Ｂ、２５Ｂ）と、前側の縫着部２６Ａ、２６Ｂとノズル形成部（２２Ａ、２３Ａ、２４Ａ、２５Ａ）、（２２Ｂ、２３Ｂ、２４Ｂ、２５Ｂ）間の縫着部（２７Ａ、２８Ａ、２９Ａ，３０Ａ）、（２７Ｂ、２８Ｂ、２９Ｂ、３０Ｂ）とが設けてある。
【００４２】
そして、基布２１を、その中央部でＵ字状に折り返して、一方の側縁部２１ａのノズル形成部２２Ａ、２３Ａ、２４Ａ、２５Ａに他方の側縁部２１ｂのノズル形成部２２Ｂ、２３Ｂ、２４Ｂ、２５Ｂを対向させ、一方の側縁部２１ａの縫着部２６Ａ、２７Ａ、２８Ａ、２９Ａ、３０Ａを他方の側縁部２１ｂの縫着部２６Ｂ、２７Ｂ、２８Ｂ、２９Ｂ、３０Ｂに重ね合せて、縫着部（２６Ａ、２７Ａ、２８Ａ、２９Ａ、３０Ａ）、（２６Ｂ、２７Ｂ、２８Ｂ、２９Ｂ、３０Ｂ）をステッチ（縫着）してステッチ部３１、３２、３３、３４、３５を形成することで、第１〜第５のノズル部３７、３８、３９、４０、４１とガス導入口４５とが形成してある。この場合、第１のノズル部３７が端側ノズル部を構成している。
【００４３】
そして、第１のノズル部３７の上部には、ステッチ３６で交差部であるストッパ４２が形成してあって、この第１のノズル部３７の開口を僅かに狭めている。
【００４４】
上記のように構成されたインナバッグ５は袋体のエアバッグ本体１の上部空間Ｋ−１に組み込まれている。このインナバッグ５をエアバッグ本体１に組込むには、図３に示すように、棒体４３をガス導入口４５からインナバッグ５に挿入し、棒体４３の先端をストッパ４２に当て、この状態で、エアバッグ本体１のガス導入口１４から内部に押し入れる。さらに、必要に応じてガス導入口１４とガス導入口４５とを重ね縫いしてもよい。
【００４５】
この場合、図１及び図４に示すように、インナバッグ５の第１のノズル部３７はエアバッグ本体１の上部空間Ｋ−１に開口している。そして、インナバッグ５の第２のノズル部３８はエアバッグ本体１内の第３の通路部Ｆ３に、第３のノズル部３９は第４の通路部Ｆ４に、第４のノズル部４０は第５の通路部Ｆ５に、第５のノズル部４１は第６の通路部Ｆ６にそれぞれ挿入されて、下部空間Ｋ−２に開口している。
【００４６】
ステッチ部３１は、第２の内側接合部１１Ｂの上側接合辺部１１ａの後端部であるガスフローフロント部Ｐに上から重なり、ステッチ部３２は周縁結合部４の立上り部４Ａに上から重なり、ステッチ部３３は第３の内側接合部１１Ｃの上側接合辺部１１ａの後端部であるガスフローフロント部Ｐ及び前端部を含む上部に上から重なり、ステッチ部３４は第４の内側接合部１１Ｄの後端部であるガスフローフロント部Ｐ及び前端部を含む上部に上から重なっている。
【００４７】
すなわち、保護部である第２、第４、第５のノズル部３８、４０、４１の前側部は、それぞれの外部で、第３、第５、第６の通路部Ｆ３、Ｆ５、Ｆ６の前側部であるガスフローフロント部Ｐを覆っており、このガスフローフロント部Ｐを形成する、第２、第３、第４の内側接合部１１Ｂ、１１Ｃ、１１Ｄの後端部のシール材１２及びステッチ１３を保護している。
【００４８】
また、保護部である第３のノズル部３９の前側部は、その外部で、第４の通路部Ｆ４の前側部であるガスフローフロント部Ｐを覆っており、このガスフローフロント部Ｐを形成する周縁結合部４の立上り部４Ａの後側部４ｃのシール材１２及びステッチ１３を保護している。
【００４９】
このようにして図１に示すようなエアバッグ本体１の内部にインナバッグ５を配設したカーテン型エアバッグＡが構成してある。
【００５０】
そして、カーテン型エアバッグＡは、そのガス導入口１４（４５）にインフレータ４４を挿入した状態で折り畳み、エアバッグ本体１の５箇所の取付部７（９）及びサポート６の取付部６Ａを利用して、車体Ｖの窓ガラスの内側面に偏平かつ広範囲に展開するように、ルーフサイドエンド部Ｅに沿って小さく析り畳まれ、ガ−ニッシュ（図示せず）に覆われている。
【００５１】
次に、上記のように構成されたカーテン型エアバッグＡの作動を説明する。
【００５２】
車体Ｖに衝突が生じた場合、衝突検知手段の制御回路（図示せず）により衝突が検知されてインフレータ４４が起動され、このインフレータ４４からカーテン型エアバッグＡの内部に膨張用ガスが噴出されて、このカーテン型エアバッグＡが、図５に示すように車体側面の窓を覆うように膨張展開して、乗員Ｑ１、Ｑ２を側面から保護する。
【００５３】
この場合、膨張用ガスは、図４に示すように、インナバッグ５のガス導入口４５から、この内部を流れて、矢印イに示すように第１のノズル部３７から上部空間Ｋ−１に噴出し、第１、第２の通路部Ｆ１、Ｆ２から下部空間Ｋ−２に噴出する。
【００５４】
また、膨張用ガスは、矢印ロに示すように第２のノズル部３８の前側部に突き当たって偏向して、この第２のノズル部３８から下部空間Ｋ−２に噴出する。また、膨張用ガスは、第３、第４、第５のノズル部３９、４０、４１のそれぞれの前側部に突き当たって偏向して、これら第３、第４、第５のノズル部３９、４０、４１のそれぞれから下部空間Ｋ−２に噴出する。また、ストッパ４２に突き当たったガス流も偏向される。
【００５５】
上記したように、第２、第４、第５のノズル部３８、４０、４１の前側部は、それぞれの外部で、第３、第５、第６の通路部Ｆ３、Ｆ５、Ｆ６の前側部であるガスフローフロント部Ｐを覆っており、このガスフローフロント部Ｐを形成する、第２、第３、第４の内側接合部１１Ｂ、１１Ｃ、１１Ｄの後端部のシール材１２及びステッチ１３を保護している。
【００５６】
また、第３のノズル部３９の前側部は、その外部で、第４の通路部Ｆ４の前側部であるガスフローフロント部Ｐを覆っており、このガスフローフロント部Ｐを形成する周縁結合部４の立上り部４Ａの後側部４ｃのシール材１２及びステッチ１３を保護している。
【００５７】
このように、インナバッグ５は、第２、第３、第４の内側接合部１１Ｂ、１１Ｃ、１１Ｄのガスフローフロント部Ｐを保護するために、ガスフローフロント部Ｐを形成する第２、第３、第４の内側接合部１１Ｂ、１１Ｃ、１１Ｄの後端部のシール材１２及びステッチ１３が受ける膨張用ガスの吹き当たりによる衝撃や熱の影響が軽減される。
【００５８】
また、ガスフローフロント部Ｐを形成する周縁結合部４の立上り部４Ａの後側部４ｃにおけるシール材１２及びステッチ１３が受ける膨張用ガスの吹き当たりによる衝撃や熱の影響が軽減される。このために、カーテン型エアバッグＡの全体の強度を向上できるようになる。
【００５９】
カーテン型エアバッグＡは、製造工程において局所的に補強することは、生産性を低下させ、コストを上昇させるから、可能な限り単一の条件でシールし縫合することが望まれる。
【００６０】
しかし、上記したガスフローフロント部Ｐはガス膨張用ガスの吹き当たりによる衝撃や熱の影響を集中的に受けるので、ガスフローフロント部Ｐの箇所に必要強度を満たす仕様を適用すると、全体として、ガスフローフロント部Ｐを除くほぼ全体が仕様過多（オーバースペック）になる。そして、コストを押し上げるとともに、粗硬になって、コンパクトな収納を困難にする。
【００６１】
しかし、上記したようなインナバッグ５を介在させることにより、ガスフローフロント部Ｐの箇所には、通常の仕様によるシールおよび縫合を施せばよくなる。しかも、インナバッグ５自体は直接エアバッグ本体１外に面しないので、高度の不通気性も要求されない。このために、コンパクトで収納性を備えたカーテン型エアバッグＡが提供できる。
【００６２】
（実施の形態２）
本発明に係るカーテン型エアバッグの実施の形態２を図６及び図７に示す。
【００６３】
本発明に係るカーテン型エアバッグの実施の形態２は、インナバッグ５に偏向部である偏向ステッチ５０Ａ、５０Ｂを第３、第４のノズル部３９、４０との対向位置に形成したものであり、他の構成は、上記した本発明に係るカーテン型エアバッグの実施の形態１の構成と同じであるために、同じ符号を付して説明を省略する。
【００６４】
この場合、膨張用ガスは、インナバッグ５のガス導入口１４から、この内部を流れて、図６の矢印ハのように偏向ステッチ５０Ａにより偏向させられて第３のノズル部３９から下部空間Ｋ−２に噴出し、また、図６の矢印ニのように偏向ステッチ５０Ｂにより偏向させられて第４のノズル部４０から下部空間Ｋ−２に噴出する。
【００６５】
このように、偏向ステッチ５０Ａ、５０Ｂによって膨張用ガスが偏向させられて第３、第４のノズル部３９、４０に向かわされるために、膨張用ガスをエアバッグ本体１の他の箇所である下部空間Ｋ−２に効率的に偏向させ、カーテン型エアバッグ全体としての速やかな展開に寄与することができる。
【００６６】
また、本発明に係るカーテン型エアバッグの実施の形態２では、エアバッグ本体１に偏向ステッチ５０Ａ、５０Ｂが形成してあるために、インナバッグ５をエアバッグ本体１に組込む場合に使用する棒体に、図３に示すような直線状の棒体４３を使用しても、製造工程でストッパ４２の位置決めが困難になるので、例えば、図７に示す先端が湾曲部５１ａになった棒体５１を予め挿入し、先端の湾曲部５１ａをストッパ４２に当てて確実に位置を決めて挿入することができる。
【００６７】
そして、インナバッグ５を挿入した後、そのままエアバッグＡの変形容易性を利用して引き抜いてもよいし、また，図７のように回転させて湾曲部５１ａを破線で示す方向に向けても容易に抜き出すことができる。また、インナバッグ５の中間位置を偏向ステッチ５０Ａ（５０Ｂ）に湾曲部５１ａを掛けて中押しして挿入作業を行うこともできる。
【００６８】
（実施の形態３）
本発明に係るカーテン型エアバッグの実施の形態３を図８に示す。
【００６９】
本発明に係るカーテン型エアバッグ（実施の形態３）におけるエアバッグ本体１の第１の基布２には、その上側部２ａのほぼ中央部に上方に突出するようにしてガス導入口形成部８が設けてあり、また、上側部２ａにはガス導入口形成部８を挟んだ左右にそれぞれ２つの取付部７が形成してある。同様に、第２の基布３の上側部３ａの中央部に上方に突出するようにしてガス導入口形成部１０が設けてあり、また、上側部３ａにはガス導入口形成部１０を挟んだ左右にそれぞれ２つの取付部９が形成してある。
【００７０】
そして、第１、第２の基布２、３を、それぞれの取付部７、９が合わさるように重ねた状態で、第１、第２の基布２、３の、ガス導入口形成部８、１０の上端の口形成部８ａ、１０ａを除いた周縁部、及び内側の前後方向４箇所の内側接合形成部をシール材１２で接着し、上記した周縁部及び内側接合形成部を縫合（ステッチ）して、周縁結合部４と、第１〜第４の内側接合部１１Ａ、１１Ｂ、１１Ｃ、１１Ｄと、ガス導入口形成部８、１０からなるガス導入口１４とを形成し、第１、第２の基布２、３の前側部２ｂ、３ｂにサポート６の後側部６ａを縫い付けて、ガス導入口１４のみが開口した袋体のエアバッグ本体１が構成してある。
【００７１】
そして、エアバッグ本体１の他の構成は、上記した本発明に係るカーテン型エアバッグの実施の形態１の構成と同じであるために、同じ符号を付して説明を省略する。
【００７２】
インナバッグ５は、その上側部５ａのほぼ中央部に上方に突出するようにしてガス導入口４１が設けてあり、ステッチ部６１、６２、６３、６４、６５を形成することで、前端部５ｃに端側ノズル部である第１のノズル部６６を、下側部５ｂに第２、第３、第４、第５のノズル部６７、６８、６９、７０を、後端部５ｄに端側ノズル部である第６のノズル部７１をそれぞれ有している。そして、第１、第６のノズル部６６、７１の上部には、ステッチ７２でストッパ４２が形成してあって、第１、第６のノズル部６６、７１の開口を僅かに狭めている。
【００７３】
上記のように構成されたインナバッグ５は袋体のエアバッグ本体１の内部（上部空間Ｋ−２）に組み込まれている。
【００７４】
この場合、インナバッグ５の第１のノズル部６６はエアバッグ本体１の上部空間Ｋ−１の前部に開口しており、第６のノズル部７１はエアバッグ本体１の上部空間Ｋ−１の後部に開口している。そして、インナバッグ５の第２のノズル部６７はエアバッグ本体１内の第２の通路部Ｆ２に、第３のノズル部６８は第３の通路部Ｆ３に、第４のノズル部６９は第４の通路部Ｆ４に、第５のノズル部７０は第５の通路部Ｆ５にそれぞれ挿入されて、下部空間Ｋ−２に開口している。
【００７５】
ステッチ部６１は、第１の内側接合部１１Ａの上側接合辺部１１ａの後端部（角部１６）であるガスフローフロント部Ｐに上から重なり、ステッチ部６２は、第２の内側接合部１１Ｂの上側接合辺部１１ａの後端部（角部１６）であるガスフローフロント部Ｐに上から重なり、ステッチ部６３は周縁結合部４の中央の立上り部４Ａの上部に上から重なり、ステッチ部６４は第３の内側接合部１１Ｃの上側接合辺部１１ａの前端部（角部１５）であるガスフローフロント部Ｐに上から重なり、ステッチ部６５は第４の内側接合部１１Ｄの上側接合辺部１１ａの前端部（角部１５）であるガスフローフロント部Ｐに上から重なっている。
【００７６】
すなわち、保護部である第２、第３のノズル部６７、６８の前側部は、それぞれの外部でガスフローフロント部Ｐを覆っており、このガスフローフロント部Ｐを形成する第２、第３の内側接合部１１Ｂ、１１Ｃの後端部（角部１６）のシール材１２及びステッチ１３を保護している。
【００７７】
同様に、保護部である第４、第５のノズル部６９、７０の後側部は、それぞれの外部でガスフローフロント部Ｐを覆っており、このガスフローフロント部Ｐを形成する第３、第４の内側接合部１１Ｃ、１１Ｄの前端部（角部１５）のシール材１２及びステッチ１３を保護している。
【００７８】
このようにして図８に示すようなエアバッグ本体１の内部にインナバッグ５を配設したカーテン型エアバッグＡが構成してある。
【００７９】
そして、このように構成されたカーテン型エアバッグＡは、そのガス導入口１４に、天井に配置したインフレータを挿入した状態で折り畳み、エアバッグ本体１の取付部７及びサポート６の取付部６Ａを利用して、車体Ｖの窓ガラスの内側面に偏平かつ広範囲に展開するように、ルーフサイドエンド部Ｅに沿って小さく析り畳まれ、ガ−ニッシュ（図示せず）に覆われている。
【００８０】
次に、上記のように構成されたカーテン型エアバッグＡの作動を説明する。
【００８１】
車体Ｖに衝突が生じた場合、衝突検知手段の制御回路（図示せず）により衝突が検知されてインフレータが起動され、このインフレータからカーテン型エアバッグＡの内部に膨張用ガスが噴出されて、このカーテン型エアバッグＡが、車体側面の窓を覆うように膨張展開するが、この場合、膨張用ガスは、インナバッグ５のガス導入口４５から、この内部を前後に分かれて流れ、第１、第６のノズル部６６、７１から上部空間Ｋ−１に噴出し、第１、第６の通路部Ｆ１、Ｆ６から下部空間Ｋ−２に噴出する。
【００８２】
また、インナバッグ５内を前方に向かって流れる膨張用ガスは、第２のノズル部６７の前側部に突き当たって偏向して、この第２のノズル部６７から下部空間Ｋ−２に噴出するし、また、膨張用ガスは、第３のノズル部６８の前側部に突き当たって偏向して、第３のノズル部６８から下部空間Ｋ−２に噴出する。
【００８３】
また、インナバッグ５内を後方に向かって流れる膨張用ガスは、第４のノズル部６９の後側部に突き当たって偏向して、この第４のノズル部６９から下部空間Ｋ−２に噴出するし、また、膨張用ガスは、第５のノズル部７０の後側部に突き当たって偏向して、第５のノズル部７０から下部空間Ｋ−２に噴出する。
【００８４】
上記したように、第２、第３のノズル部６７、６８の前側部は、それぞれの外部で、第２、第３の通路部Ｆ２、Ｆ３の前側部であるガスフローフロント部Ｐを覆っており、このガスフローフロント部Ｐを形成する第２、第３の内側接合部１１Ｂ、１１Ｃの後端部のシール材１２及びステッチ１３を保護しているし、また、同様に、第４、第５のノズル部６９、７０の後側部は、それぞれの外部で、第４、第５の通路部Ｆ４、Ｆ５の前側部であるガスフローフロント部Ｐを覆っており、このガスフローフロント部Ｐを形成する第３、第４の内側接合部１１Ｃ、１１Ｄの前端部のシール材１２及びステッチ１３を保護している。
【００８５】
このように、インナバッグ５は、第１、第２、第３、第４の内側接合部１１Ａ、１１Ｂ、１１Ｃ、１１Ｄのガスフローフロント部Ｐを保護するために、ガスフローフロント部Ｐを形成する、第１、第２、第３、第４の内側接合部１１Ａ、１１Ｂ、１１Ｃ、１１Ｄのステッチ１３及びシール材１２が受ける膨張用ガスの熱の影響が軽減される。このために、カーテン型エアバッグＡの全体の強度を向上できるようになる。
【００８６】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るカーテン型エアバッグによれば、膨張用ガスのガス流の吹き当たりを受け易い内側接合部を保護部で保護することにより、この内側接合部に加わる衝撃と熱負荷を低減し、内側接合部の機械的強度およびシール補強を厳重にすることを不用とし、強度があり且つコンパクトで収納性を兼ね備えたカーテン型エアバッグが提供できる。
【００８７】
また、本発明に係るカーテン型エアバッグによれば、ガス流通路が周縁接合部に沿って形成してあり、保護部が周縁接合部に交差する方向に形成してあるために、周縁接合部に沿って吹き込まれた膨張用ガスの吹き当たりによる衝撃及び熱を効果的に受け止めることができる。
【００８８】
また、本発明に係るカーテン型エアバッグによれば、ガス流通路が、周縁接合部に交差する方向に沿って形成してあるために、周縁接合部に交差する方向に吹き込まれた膨張用ガスの吹き当たりによる衝撃及び熱を効果的に受け止めることができる。
【００８９】
また、本発明に係るカーテン型エアバッグによれば、内側接合部をエアバッグ本体に複数設け、保護部が、隣合う内側接合部間に延設されるノズル部を有しているために、保護部に吹き当てられた膨張用ガスをエアバッグ本体の他の箇所に効率的に偏向させ、カーテン型エアバッグ全体としての速やかな展開に寄与することができる。
【００９０】
また、本発明に係るカーテン型エアバッグによれば、インナバックに、このインナバック内を流れる膨張用ガスのガス流をノズル部側に偏向させる偏向部を設けたことにより、この偏向部がガスの膨張用ガスの流れをノズル部側に偏向させるために、保護部に吹き当てられた膨張用ガスをエアバッグ本体の他の箇所に効率的に偏向させ、カーテン型エアバッグ全体としての速やかな展開に寄与することができる。
【００９１】
また、本発明に係るカーテン型エアバッグによれば、インナバックに、このインナバック内を流れる膨張用ガスのガス流を一方の内部空間に噴出させる端側ノズル部を設け、この端側ノズル部に、膨張用ガスのガス流方向に交差してこのガス流を偏向させる交差部を設けたことにより、この交差部がガスの流れを交差方向に偏向させ、また、この交差部を利用して、棒体の先端部を交差部に当てて確実に位置を決めてインナバックをエアバッグ本体内に挿入することができてエアバッグの製造過程による作業性が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るカーテン型エアバッグ（実施の形態１）の側面図である。
【図２】同カーテン型エアバッグにおけるインナバッグの縫製前の斜視図である。
【図３】同インナバッグの斜視図である。
【図４】本発明に係るカーテン型エアバッグ（実施の形態１）における膨張用ガスの流れを説明するための一部省略した側面図である。
【図５】同カーテン型エアバッグが膨張展開した状態の説明図である。
【図６】本発明に係るカーテン型エアバッグ（実施の形態２）の一部省略した側面図である。
【図７】棒体の一部省略した側面図である。
【図８】本発明に係るカーテン型エアバッグ（実施の形態３）の側面図である。
【符号の説明】
１エアバッグ本体
２第１の基布
２ａ上側部
３第２の基布
４周縁結合部
４Ａ立上り部
４ａ前端部
４ｂ前側部
４ｃ後端部
４ｄ後側部
５インナバッグ
６サポート
７取付部
８ガス導入口形成部
８ａ口形成部
９取付部
１０ガス導入口形成部
１０ａ口形成部
１１Ａ第１の内側接合部
１１Ｂ第２の内側接合部
１１Ｃ第３の内側接合部
１１Ｄ第４の内側接合部
１１ａ上側接合辺部
１１ｂ前側接合辺部
１１ｃ後側接合辺部
１２シール材
１３ステッチ
１４ガス導入口
１５角部
１６角部
１７角部
２１基布
２１ａ側縁部
２１ｂ側縁部
２２Ａ、２３Ａ、２４Ａ、２５Ａノズル形成部
２２Ｂ、２３Ｂ、２４Ｂ、２５Ｂノズル形成部
２６Ａ、２６Ｂ縫着部
２７Ａ、２８Ａ、２９Ａ、３０Ａ縫着部
２７Ｂ、２８Ｂ、２９Ｂ、３０Ｂ縫着部
３１、３２、３３、３４、３５ステッチ部
３７第１のノズル部（端側ノズル部）
３８第２のノズル部（保護部）
３９第３のノズル部（保護部）
４０第４のノズル部（保護部）
４１第４のノズル部（保護部）
４２ストッパ（交差部）
４３棒体
４４インフレータ
４５ガス導入口
５０Ａ偏向ステッチ（偏向部）
５０Ｂ偏向ステッチ（偏向部）
５１棒体
５１ａ湾曲部
６１、６２、６３、６４、６５ステッチ部
６６第１のノズル部（端側ノズル部）
６７第２のノズル部（保護部）
６８第３のノズル部（保護部）
６９第４のノズル部（保護部）
７０第５のノズル部（保護部）
７１第６のノズル部（端側ノズル部）
７２ステッチ
Ａカーテン型エアバッグ
Ｅルーフサイドエンド部
Ｆ１第１の通路部（ガス流通路）
Ｆ２第２の通路部（ガス流通路）
Ｆ３第３の通路部（ガス流通路）
Ｆ４第４の通路部（ガス流通路）
Ｆ５第５の通路部（ガス流通路）
Ｆ６第６の通路部（ガス流通路）
Ｇガス流通路
Ｇ１上流側ガス流通路
Ｇ２下流側ガス流通路
Ｋ空間
Ｋ−１上部空間（一方の内部空間）
Ｋ−２下部空間（他方の内部空間）
Ｐガスフローフロント部
Ｑ１乗員
Ｑ２乗員
Ｖ車体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to, for example, a curtain-type airbag provided above a side portion of a vehicle.
[0002]
[Prior art]
A so-called side airbag is used as a means for protecting a passenger from a side collision of a vehicle. An application example of a curtain type airbag which is folded small along the roof side end portion and covered with a garnish so as to be flat and widely developed on the inner side surface of the window glass is increasing.
[0003]
As such a curtain type airbag, for example, there is a technique disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-321536. In this disclosed technology, the inflator is inserted as a configuration in which the bag-like inflating portion is expanded and inflated so as to cover the opening when the inflating gas flows in from the cylinder type inflator when folded into the opening periphery of the inside of the vehicle. A connecting cylinder portion that is connected to the inflator, and the connecting cylinder portion is disposed on the outer peripheral side and is disposed on the inner peripheral side of the gas inflow portion. An airbag of a side airbag device configured to include an inner tube, wherein the gas inflow portion and the inner tube are connected to form a welded portion that welds each other. The thickness at the time of expansion is suppressed by the central coupling portion.
[0004]
[Problem to be Solved by the Invention]
Since the curtain-type airbag is disposed at the installation place as described above, the curtain-type airbag is required to be small in a folded state. That is, if the bulk in the folded state is large, a bulging body exists on the periphery of the window, which causes inconvenience in the interior design, and may give a sense of pressure to the occupant.
[0005]
The curtain-type airbag has different performance requirements from those of other portions. That is, since the thickness (depth) dimension of the vehicle body is small, the side portion needs to be deployed at a higher speed. Therefore, an inflator having a high gas injection speed is used, and an impact is generated by the blow by the injection gas, and some drugs having such a gas generation speed generate a large amount of heat. Those with high impact strength and heat resistance are desirable. Therefore, there has been a problem that a compact storage configuration cannot be obtained if strict reinforcement is performed to increase the impact strength and heat resistance strength.
[0006]
Further, the curtain type airbag has a suitable internal pressure holding performance after a collision different from those of airbags at other locations. In other words, when the vehicle body rolls over while being pushed from the side, the impact received by the occupant can be reduced by maintaining a predetermined internal pressure or higher for a period of time, for example, for about 5 seconds. Therefore, the base fabric having low air permeability is preferably configured to obtain a high degree of airtightness.
[0007]
However, if even a slight leak occurs immediately after deployment, a suitable predetermined internal pressure cannot be maintained for a desired time. Therefore, a strict deaeration process and a sealing process are performed. However, when such a strict deaeration process and a seal process are performed, there is a problem that a compact storage form cannot be taken.
[0008]
The object of the present invention is to reduce the impact and thermal load applied to the inner joint that is susceptible to the blowing of the gas flow of the expansion gas, and strictly reduce the mechanical strength and seal reinforcement of the inner joint. It is an object of the present invention to provide a curtain-type airbag that does not need to be done, has strength, is compact, and has good storage properties.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a curtain according to the present invention. Type An airbag is formed by joining opposing base fabrics together to form a bag-shaped airbag body having a gas inlet, and covering the airbag body from the gas inlet to a part of the airbag body. A bag is accommodated, and a peripheral joint part formed by joining the peripheral part of the base fabric to the airbag body, a plurality of inner joint parts formed by joining the inside of the base cloth, and the peripheral joint part and the inside A gas flow passage for inflation gas formed between the joint portion and a protective portion for protecting the inner bag on the side facing the gas flow passage of the inner joint portion from blowing the gas flow of the inflation gas And the protective part has a nozzle part extending between adjacent inner joint parts.
[0010]
With this configuration, the inner joint that is susceptible to the blowing of the gas flow of the expansion gas is protected by the protective portion, thereby reducing the impact (impact) and thermal load applied to the inner joint, and the inner joint machine. A curtain-type airbag that does not require strict mechanical strength and seal reinforcement, has strength, is compact, and has good storage properties can be provided.
[0018]
Also, With this configuration, the inner joint part that is susceptible to blowing of the gas flow of the expansion gas is protected by the protective part, thereby reducing the impact (impact) and thermal load applied to the inner joint part, and the machine of the inner joint part. It is unnecessary to make the strength and the sheet reinforcement strict, and it can be made strong, compact and storable.
[0019]
The curtain airbag according to the present invention is an inner bag in the curtain airbag according to the present invention described above. G In this inner bag G A deflecting section is provided for deflecting the gas flow of the expanding gas flowing inside the nozzle section.
[0020]
With this configuration, the deflecting portion deflects the flow of the expansion gas toward the nozzle portion, and the deflecting portion deflects the flow of the expansion gas toward the nozzle portion so that the expansion gas blown against the protection portion Can be efficiently deflected to the other internal space, which is another part of the airbag body, and contribute to the rapid deployment of the curtain airbag as a whole.
[0021]
The curtain airbag according to the present invention is an inner bag in the curtain airbag according to the present invention described above. G In this inner bag G An end-side nozzle portion for ejecting the gas flow of the expansion gas flowing through the inside into one internal space is provided, and an intersection portion for crossing the gas flow direction of the expansion gas and deflecting the gas flow is provided in the end-side nozzle portion. It is provided.
[0022]
With this configuration, the intersecting portion deflects the gas flow in the intersecting direction, and using the intersecting portion, the tip of the rod body is brought into contact with the intersecting portion to be surely positioned and the inner buffer is positioned. G Can be inserted into the airbag body.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0024]
(Embodiment 1)
A curtain airbag (Embodiment 1) according to the present invention is shown in FIGS.
[0025]
FIG. 1 is a side view of a curtain-type airbag (Embodiment 1) according to the present invention, FIG. 2 is a perspective view of the curtain-type airbag before sewing an inner bag, and FIG. 3 is a perspective view of the inner bag. 4 is a partially omitted side view for explaining the flow of the inflation gas in the curtain-type airbag according to the present invention (Embodiment 1), and FIG. 5 is an explanatory view of the curtain-type airbag inflated and deployed. It is. For convenience of explanation, the front-rear direction and the vertical direction are set as illustrated.
[0026]
The curtain-type airbag A is composed of an airbag body 1, an inner bag 5, and a support 6. The airbag main body 1 includes two base fabrics having a total length of about 1500 mm, that is, a first base fabric 2 and a second base fabric 3.
[0027]
These are all woven fabrics made of a polyamide-based synthetic polymer material (nylon 66). The first and second base fabrics 2, 3 and the inner bag 5 are 315 dtex, the number of driven-in 62 / inch, and silicone rubber. 45g / m ² Coated to obtain air permeability. The support 6 is a non-coated cloth of 315 dtex and a driving number of 62 / inch.
[0028]
The first base fabric 2 of the airbag body 1 has a substantially gate shape on the side, and the upper portion 2a of the first base fabric 2 is provided with five attachment portions 7 at predetermined intervals in the front-rear direction. In addition, a gas inlet forming portion 8 is provided on the upper rear side of the first base fabric 2 so as to protrude rearward.
[0029]
The second base fabric 3 has a substantially rectangular side surface, and the upper portion 3a of the second base fabric 3 is provided with five attachment portions 9 at predetermined intervals in the front-rear direction. A gas inlet forming part 10 is provided on the rear upper part of the second base fabric 3 so as to protrude rearward.
[0030]
Then, the first and second base fabrics 2 and 3 are overlapped so that the respective attachment portions 7 and 9 are combined, and the gas introduction port forming portions 8 of the first and second base fabrics 2 and 3 are combined. 10, the peripheral portions excluding the mouth forming portions 8a and 10a at the rear end and the inner joint forming portions at four locations in the front-rear direction on the inner side are bonded with the sealing material 12, and the peripheral peripheral portion and the inner joint forming portion are sutured ( Stitch) to form the peripheral edge coupling portion 4, the first to fourth inner joint portions 11A, 11B, 11C, and 11D, and the gas inlet port 14 including the gas inlet port forming portions 8 and 10. The back body 6a of the support 6 is sewn to the front sides 2b and 3b of the second base fabrics 2 and 3, and the airbag body 1 is formed as a bag body in which only the gas introduction port 14 is opened.
[0031]
In this case, the stitches 13 for stitching the peripheral edge portion and the inner joint forming portion are provided so as to be disposed slightly outside the center of the width of the sealing material 12 along the peripheral edge portion and the four inner joint forming portions.
[0032]
In addition, a space K is formed in the airbag body 1 by applying the stitches 13 along the peripheral edge of the first base fabric 2 having a substantially gate shape on the side surface. The central portion is narrow due to the central rising portion 4A on the lower side of the peripheral joint portion 4.
[0033]
In addition, the stitch 13 is a main stitch with an upper thread of 1260 denier and a lower thread of 840 denier and a number of stitches of 3.5 stitches / cm.
[0034]
Each of the first to fourth inner joint portions 11A, 11B, 11C, and 11D has a substantially T-shaped side surface, and has an upper joint side portion 11a and front and rear side joint side portions 11b and 11c. In addition, the corner 15 for joining the upper joint side 11a and the front joint side 11b of the first to fourth inner joints 11A, 11B, 11C, and 11D, the upper joint side 11a and the rear joint side. The corner portion 16 to be joined to 11c and the corner portion 17 to be joined to the front side joining side portion 11b and the rear side joining side portion 11c are all arcuate.
[0035]
The first to fourth inner joint portions 11A, 11B, 11C, and 11D are located at positions that divide the space K in the airbag main body 1 into upper and lower portions, and the gas introduction port 14 is opened in the airbag main body 1. An upper space K-1 that is one internal space and a lower space K-2 that is the other internal space that communicates with the upper space K-1 via a passage portion described later are formed.
[0036]
Then, the upstream gas flow passage G1 that causes the gas flow of the expansion gas ejected from the gas inlet 14 to flow into the upper space K-1, the passage portion, and the gas flow of the expansion gas into the upper space K-1 and A gas flow passage G is formed by the downstream gas flow passage G2 that flows to the lower space K-2 through the passage portion.
[0037]
That is, the front end portion (corner portion 15) of the upper joint side portion 11a of the first inner joint portion 11A is opposed to the front end portion 4a of the peripheral joint portion 4, and the upper space K-1 and the lower space K-2. The first passage portion F1 is formed. Further, the rear end portion (corner portion 16) of the upper joint side portion 11a of the first inner joint portion 11A and the front end portion (corner portion 15) of the upper joint side portion 11a of the second inner joint portion 11B are the upper part. A second passage portion F2 connecting the space K-1 and the lower space K-2 is formed.
[0038]
Further, the rear end portion (corner portion 16) of the upper joint side portion 11b of the second inner joint portion 11B is opposed to the front side portion 4b of the rising portion 4A of the peripheral joint portion 4, and the upper space K-1. A third passage portion F3 connecting the lower spaces K-2 is formed, and the front end portion (corner portion 15) of the upper joint side portion 11b of the third inner joint portion 11C is a rising portion 4A of the peripheral joint portion 4. A fourth passage portion F4 that faces the rear side portion 4c and connects the upper space K-1 and the lower space K-2 is formed.
[0039]
Further, the rear end portion (corner portion 16) of the upper joint side portion 11b of the third inner joint portion 11C and the front end portion (corner portion 15) of the upper joint side portion 11a of the fourth inner joint portion 11D are the upper part. A fifth passage portion F5 that connects the space K-1 and the lower space K-2 is formed, and the rear end portion (corner portion 16) of the upper joint side portion 11a of the fourth inner joint portion 11D is peripherally coupled. A sixth passage portion F6 that faces the rear end portion 4d of the portion 4 and connects the upper space K-1 and the lower space K-2 is formed.
[0040]
As shown in FIGS. 2 and 3, the inner bag 5 is folded in a U shape at the center as shown by an arrow so that one base fabric 21 is represented by a solid line from a developed state represented by a one-dot chain line. Then, a predetermined portion of the lower portion is sewn together.
[0041]
That is, the base fabric 21 is substantially rectangular so as to be understood in its unfolded state, and four nozzle forming portions in the front-rear direction are provided on the side edge portions 21a and 21b in the vertical direction (short direction) of the base fabric 21. (22A, 23A, 24A, 25A), (22B, 23B, 24B, 25B), front sewn portions 26A, 26B and nozzle forming portions (22A, 23A, 24A, 25A), (22B, 23B, 24B, 25B) are provided (27A, 28A, 29A, 30A) and (27B, 28B, 29B, 30B).
[0042]
Then, the base fabric 21 is folded in a U shape at the center thereof, and the nozzle forming portions 22A, 23A, 24A, 25A of one side edge portion 21a are replaced with the nozzle forming portions 22B, 23B of the other side edge portion 21b, 24B and 25B are opposed to each other, and the sewing portions 26A, 27A, 28A, 29A, and 30A of one side edge portion 21a are overlapped with the sewing portions 26B, 27B, 28B, 29B, and 30B of the other side edge portion 21b. , Stitch portions (26A, 27A, 28A, 29A, 30A), (26B, 27B, 28B, 29B, 30B) are stitched to form stitch portions 31, 32, 33, 34, 35 Thus, the first to fifth nozzle portions 37, 38, 39, 40, 41 and the gas inlet 45 are formed. In this case, the 1st nozzle part 37 comprises the end side nozzle part.
[0043]
A stopper 42 that is an intersecting portion is formed at the upper portion of the first nozzle portion 37 by the stitch 36, and the opening of the first nozzle portion 37 is slightly narrowed.
[0044]
The inner bag 5 configured as described above is incorporated in the upper space K-1 of the airbag body 1 of the bag body. In order to incorporate this inner bag 5 into the airbag body 1, as shown in FIG. 3, the rod 43 is inserted into the inner bag 5 through the gas inlet 45, the tip of the rod 43 is applied to the stopper 42, and this state Then, the air bag body 1 is pushed into the inside from the gas inlet 14. Further, the gas introduction port 14 and the gas introduction port 45 may be sewed as necessary.
[0045]
In this case, as shown in FIGS. 1 and 4, the first nozzle portion 37 of the inner bag 5 opens into the upper space K- 1 of the airbag body 1. The second nozzle portion 38 of the inner bag 5 is in the third passage portion F3 in the airbag body 1, the third nozzle portion 39 is in the fourth passage portion F4, and the fourth nozzle portion 40 is in the second portion. In the fifth passage portion F5, the fifth nozzle portion 41 is inserted into the sixth passage portion F6 and opens into the lower space K-2.
[0046]
The stitch part 31 overlaps with the gas flow front part P which is the rear end part of the upper joint side part 11a of the second inner joint part 11B from above, and the stitch part 32 overlaps with the rising part 4A of the peripheral joint part 4 from above. The stitch portion 33 overlaps the gas flow front portion P, which is the rear end portion of the upper joint side portion 11a of the third inner joint portion 11C, and the upper portion including the front end portion, and the stitch portion 34 is the fourth inner joint portion. The gas flow front part P that is the rear end part of 11D and the upper part including the front end part overlap from above.
[0047]
That is, the front side portions of the second, fourth, and fifth nozzle portions 38, 40, and 41, which are protective portions, are the front sides of the third, fifth, and sixth passage portions F3, F5, and F6, respectively. The gas flow front part P, which is a part, covers the sealing material 12 and stitches of the rear end parts of the second, third and fourth inner joint parts 11B, 11C and 11D which form the gas flow front part P 13 is protected.
[0048]
Further, the front side portion of the third nozzle portion 39 that is a protection portion covers the gas flow front portion P that is the front side portion of the fourth passage portion F4 on the outside thereof, and this gas flow front portion P is formed. The sealing material 12 and the stitch 13 of the rear side portion 4c of the rising portion 4A of the peripheral edge coupling portion 4 are protected.
[0049]
Thus, a curtain type airbag A in which the inner bag 5 is disposed inside the airbag body 1 as shown in FIG. 1 is configured.
[0050]
The curtain-type airbag A is folded with the inflator 44 inserted into the gas inlet 14 (45), and the five attachment portions 7 (9) of the airbag body 1 and the attachment portion 6A of the support 6 are used. Then, it is flattened along the roof side end portion E so as to be flat and widely spread on the inner side surface of the window glass of the vehicle body V, and is covered with a garnish (not shown).
[0051]
Next, the operation of the curtain type airbag A configured as described above will be described.
[0052]
When a collision occurs in the vehicle body V, the collision is detected by a control circuit (not shown) of the collision detection means and the inflator 44 is activated, and the inflation gas is ejected from the inflator 44 into the curtain airbag A. As shown in FIG. 5, the curtain airbag A is inflated and deployed so as to cover the window on the side of the vehicle body, thereby protecting the passengers Q1 and Q2 from the side.
[0053]
In this case, as shown in FIG. 4, the inflating gas flows from the gas inlet 45 of the inner bag 5 through the inside, and as shown by the arrow A, enters the upper space K-1 from the first nozzle portion 37. It ejects from the first and second passage parts F1, F2 to the lower space K-2.
[0054]
Further, the expansion gas strikes and deflects against the front side portion of the second nozzle portion 38 as shown by an arrow B, and is ejected from the second nozzle portion 38 to the lower space K-2. Further, the expansion gas strikes and deflects against the front side portions of the third, fourth, and fifth nozzle portions 39, 40, and 41, and these third, fourth, and fifth nozzle portions 39 and 40 are deflected. , 41 are ejected into the lower space K-2. Further, the gas flow hitting the stopper 42 is also deflected.
[0055]
As described above, the front side portions of the second, fourth, and fifth nozzle portions 38, 40, and 41 are outside the respective front side portions of the third, fifth, and sixth passage portions F3, F5, and F6. The gas flow front part P is covered, and the sealing material 12 and the stitch 13 at the rear end part of the second, third and fourth inner joint parts 11B, 11C and 11D forming the gas flow front part P are formed. Is protecting.
[0056]
The front side portion of the third nozzle portion 39 covers the gas flow front portion P, which is the front side portion of the fourth passage portion F4, outside the third nozzle portion 39, and the peripheral edge coupling portion that forms the gas flow front portion P The sealing material 12 and the stitch 13 of the rear side portion 4c of the 4 rising portions 4A are protected.
[0057]
As described above, the inner bag 5 has the second and second gas flow front portions P to protect the gas flow front portions P of the second, third, and fourth inner joint portions 11B, 11C, and 11D. 3. Impact of impact and heat due to blowing of expansion gas received by the sealing material 12 and the stitch 13 at the rear end of the third and fourth inner joint portions 11B, 11C, and 11D are reduced.
[0058]
Further, the influence of impact and heat due to the blowing of the expansion gas received by the sealing material 12 and the stitch 13 at the rear side portion 4c of the rising portion 4A of the peripheral edge coupling portion 4 forming the gas flow front portion P is reduced. Therefore, the overall strength of the curtain airbag A can be improved.
[0059]
Since the curtain type airbag A is locally reinforced in the manufacturing process, the productivity is lowered and the cost is increased. Therefore, it is desired that the curtain airbag A be sealed and stitched under a single condition as much as possible.
[0060]
However, since the gas flow front part P described above is intensively affected by impact and heat due to the blowing of the gas for gas expansion, applying a specification satisfying the required strength at the location of the gas flow front part P as a whole, Almost the entire area excluding the gas flow front part P becomes over-specification (over-spec). And while raising a cost, it becomes coarse and makes compact accommodation difficult.
[0061]
However, by interposing the inner bag 5 as described above, it is only necessary to seal and sew the gas flow front portion P according to normal specifications. Moreover, since the inner bag 5 itself does not directly face the outside of the airbag body 1, a high degree of air permeability is not required. For this reason, the curtain type airbag A which is compact and has storability can be provided.
[0062]
(Embodiment 2)
A curtain-type airbag according to a second embodiment of the present invention is shown in FIGS.
[0063]
In the second embodiment of the curtain airbag according to the present invention, deflection stitches 50A and 50B, which are deflection portions, are formed on the inner bag 5 at positions facing the third and fourth nozzle portions 39 and 40, respectively. Since the other configuration is the same as the configuration of the curtain airbag according to the first embodiment of the present invention, the same reference numerals are given and the description thereof is omitted.
[0064]
In this case, the inflation gas flows through the gas inlet 14 of the inner bag 5 and is deflected by the deflection stitch 50A as indicated by the arrow C in FIG. -2 and is deflected by the deflection stitch 50B as shown by the arrow D in FIG. 6 and ejected from the fourth nozzle portion 40 to the lower space K-2.
[0065]
In this way, the inflation gas is deflected by the deflection stitches 50A and 50B and is directed to the third and fourth nozzle portions 39 and 40, so that the inflation gas is at other portions of the airbag body 1. It is possible to efficiently deflect the lower space K-2 and contribute to the rapid deployment of the curtain-type airbag as a whole.
[0066]
Further, in Embodiment 2 of the curtain airbag according to the present invention, since the deflection stitches 50A and 50B are formed in the airbag body 1, the rod used when the inner bag 5 is assembled into the airbag body 1 is used. Even if a linear rod 43 as shown in FIG. 3 is used for the body, it is difficult to position the stopper 42 in the manufacturing process. For example, the rod having a curved portion 51a at the tip shown in FIG. 51 can be inserted in advance, and the curved portion 51a at the tip can be brought into contact with the stopper 42 to be surely positioned and inserted.
[0067]
Then, after the inner bag 5 is inserted, the inner bag 5 may be pulled out using the ease of deformation of the airbag A, or may be rotated as shown in FIG. 7 so that the curved portion 51a is directed in the direction indicated by the broken line. Can be easily extracted. Further, the insertion operation can be performed by pressing the intermediate position of the inner bag 5 to the deflection stitch 50A (50B) with the curved portion 51a and pressing it in the middle.
[0068]
(Embodiment 3)
A curtain-type airbag according to Embodiment 3 of the present invention is shown in FIG.
[0069]
The first base fabric 2 of the airbag main body 1 in the curtain airbag according to the present invention (Embodiment 3) has a gas introduction port forming portion so as to protrude upward substantially at the center of the upper portion 2a. 8 are provided, and two attachment portions 7 are formed on the left and right sides of the gas introduction port forming portion 8 in the upper portion 2a. Similarly, a gas introduction port forming portion 10 is provided so as to protrude upward at the center of the upper side portion 3a of the second base fabric 3, and the gas introduction port forming portion 10 is sandwiched between the upper side portion 3a. Two attachment portions 9 are formed on the left and right sides, respectively.
[0070]
Then, the first and second base fabrics 2 and 3 are overlapped so that the respective attachment portions 7 and 9 are combined, and the gas introduction port forming portions 8 of the first and second base fabrics 2 and 3 are combined. 10 is bonded to the peripheral portion excluding the mouth forming portions 8a and 10a at the upper end of 10 and the inner joint forming portions at four locations in the front-rear direction on the inner side with the sealing material 12, and the above-described peripheral peripheral portion and inner joint forming portion are stitched (stitched) ) To form the peripheral joint 4, the first to fourth inner joints 11 A, 11 B, 11 C, 11 D, and the gas inlet 14 consisting of the gas inlets forming portions 8, 10, The back body 6a of the support 6 is sewn to the front sides 2b and 3b of the second base fabrics 2 and 3, and the airbag body 1 is formed as a bag body in which only the gas introduction port 14 is opened.
[0071]
And since the other structure of the airbag main body 1 is the same as the structure of Embodiment 1 of the curtain type airbag which concerns on above-described this invention, the same code | symbol is attached | subjected and description is abbreviate | omitted.
[0072]
The inner bag 5 is provided with a gas introduction port 41 so as to protrude upward at a substantially central portion of the upper side portion 5a. By forming stitch portions 61, 62, 63, 64, 65, the front end portion 5c A first nozzle portion 66 as an end side nozzle portion, second, third, fourth, and fifth nozzle portions 67, 68, 69, and 70 at a lower side portion 5b, and an end side at a rear end portion 5d. It has the 6th nozzle part 71 which is a nozzle part, respectively. The stoppers 42 are formed by stitches 72 above the first and sixth nozzle portions 66 and 71, and the openings of the first and sixth nozzle portions 66 and 71 are slightly narrowed.
[0073]
The inner bag 5 configured as described above is incorporated in the bag body 1 (upper space K-2).
[0074]
In this case, the first nozzle portion 66 of the inner bag 5 is open to the front portion of the upper space K-1 of the airbag body 1, and the sixth nozzle portion 71 is the upper space K-1 of the airbag body 1. Open at the rear. The second nozzle portion 67 of the inner bag 5 is in the second passage portion F2 in the airbag body 1, the third nozzle portion 68 is in the third passage portion F3, and the fourth nozzle portion 69 is in the second portion. In the fourth passage portion F4, the fifth nozzle portion 70 is inserted into the fifth passage portion F5 and opens into the lower space K-2.
[0075]
The stitch part 61 overlaps the gas flow front part P which is the rear end part (corner part 16) of the upper joint side part 11a of the first inner joint part 11A from above, and the stitch part 62 is the second inner joint part. 11B overlaps from above the gas flow front part P which is the rear end (corner part 16) of the upper joint side 11a of the 11B, and the stitch part 63 overlaps from above the upper part 4A at the center of the peripheral joint part 4 The part 64 overlaps the gas flow front part P, which is the front end part (corner part 15) of the upper joint side part 11a of the third inner joint part 11C, from above, and the stitch part 65 is the upper joint of the fourth inner joint part 11D. The gas flow front part P, which is the front end part (corner part 15) of the side part 11a, overlaps from above.
[0076]
That is, the front side portions of the second and third nozzle portions 67 and 68 serving as the protection portions cover the gas flow front portion P on the outside, and the second and third portions forming the gas flow front portion P are provided. The sealing material 12 and the stitch 13 at the rear ends (corner portions 16) of the inner joint portions 11B and 11C are protected.
[0077]
Similarly, the rear side portions of the fourth and fifth nozzle portions 69 and 70 serving as the protection portions cover the gas flow front portion P on the outside, respectively, and third and The sealing material 12 and the stitches 13 at the front end portions (corner portions 15) of the fourth inner joint portions 11C and 11D are protected.
[0078]
Thus, a curtain type airbag A in which the inner bag 5 is disposed inside the airbag body 1 as shown in FIG. 8 is configured.
[0079]
The curtain airbag A configured in this manner is folded with the inflator disposed on the ceiling inserted into the gas inlet 14, and the attachment portion 7 of the airbag body 1 and the attachment portion 6 A of the support 6 are folded. Utilizing it, it is flattened along the roof side end E so as to be flat and widely spread on the inner surface of the window glass of the vehicle body V, and is covered with a garnish (not shown).
[0080]
Next, the operation of the curtain type airbag A configured as described above will be described.
[0081]
When a collision occurs in the vehicle body V, the collision is detected by a control circuit (not shown) of the collision detection means, the inflator is activated, the inflation gas is ejected from the inflator into the curtain airbag A, The curtain-type airbag A is inflated and deployed so as to cover the window on the side of the vehicle body. In this case, the inflating gas flows from the gas inlet 45 of the inner bag 5 through the interior of the inner bag 5 in the front-rear direction. From the sixth nozzle portions 66 and 71, the gas is ejected to the upper space K-1, and from the first and sixth passage portions F1 and F6 to the lower space K-2.
[0082]
Further, the inflation gas flowing forward in the inner bag 5 strikes and deflects against the front side portion of the second nozzle portion 67 and is ejected from the second nozzle portion 67 into the lower space K-2. Further, the expansion gas strikes and deflects against the front side portion of the third nozzle portion 68 and is ejected from the third nozzle portion 68 to the lower space K-2.
[0083]
Further, the inflation gas flowing backward in the inner bag 5 strikes and deflects against the rear side portion of the fourth nozzle portion 69 and is ejected from the fourth nozzle portion 69 to the lower space K-2. Further, the expansion gas strikes and deflects against the rear side portion of the fifth nozzle portion 70 and is ejected from the fifth nozzle portion 70 to the lower space K-2.
[0084]
As described above, the front side portions of the second and third nozzle portions 67 and 68 cover the gas flow front portion P which is the front side portion of the second and third passage portions F2 and F3 on the outside. In addition, the sealing material 12 and the stitch 13 at the rear end of the second and third inner joint portions 11B and 11C forming the gas flow front portion P are protected, and similarly, the fourth and fourth The rear side portions of the five nozzle portions 69 and 70 cover the gas flow front portion P which is the front side portion of the fourth and fifth passage portions F4 and F5 outside the respective nozzle portions 69 and 70. The sealing material 12 and the stitch 13 at the front end of the third and fourth inner joint portions 11C and 11D are formed.
[0085]
Thus, the inner bag 5 forms the gas flow front part P in order to protect the gas flow front part P of the 1st, 2nd, 3rd, 4th inner side junction part 11A, 11B, 11C, 11D. The influence of the heat of the expansion gas received by the stitches 13 and the sealing material 12 of the first, second, third, and fourth inner joint portions 11A, 11B, 11C, and 11D is reduced. Therefore, the overall strength of the curtain airbag A can be improved.
[0086]
【The invention's effect】
As described above, according to the curtain airbag according to the present invention, by protecting the inner joint portion that is susceptible to the blowing of the gas flow of the inflation gas with the protection portion, the impact applied to the inner joint portion can be reduced. It is possible to provide a curtain-type airbag that reduces heat load, eliminates the need for strict mechanical strength and seal reinforcement of the inner joint, and is strong, compact, and storable.
[0087]
Further, according to the curtain airbag according to the present invention, the gas flow passage is formed along the peripheral joint portion, and the protective portion is formed in a direction intersecting with the peripheral joint portion. It is possible to effectively receive the impact and heat caused by the blowing of the expanding gas blown along the gas.
[0088]
Further, according to the curtain airbag according to the present invention, since the gas flow passage is formed along the direction intersecting the peripheral joint portion, the inflation gas blown in the direction intersecting the peripheral joint portion It is possible to effectively receive the impact and heat caused by the blown air.
[0089]
Further, according to the curtain-type airbag according to the present invention, a plurality of inner joint portions are provided in the airbag body, and the protection portion has a nozzle portion extending between adjacent inner joint portions. The inflating gas blown to the protective portion can be efficiently deflected to other portions of the airbag body, contributing to the rapid deployment of the curtain airbag as a whole.
[0090]
Further, according to the curtain airbag according to the present invention, the deflection portion is provided in the inner bag by providing the deflection portion that deflects the gas flow of the inflation gas flowing in the inner bag toward the nozzle portion. In order to deflect the flow of the inflation gas toward the nozzle portion, the inflation gas blown to the protection portion is efficiently deflected to other portions of the airbag body, so that the curtain-type airbag as a whole can be quickly Can contribute to development.
[0091]
Further, according to the curtain airbag according to the present invention, the inner bag is provided with an end-side nozzle portion for injecting a gas flow of the inflation gas flowing in the inner bag into one inner space, and the end-side nozzle portion. In addition, by providing an intersecting portion that crosses the gas flow direction of the expansion gas and deflects the gas flow, the intersecting portion deflects the gas flow in the intersecting direction, and uses the intersecting portion. In addition, the position of the rod body can be reliably determined by applying the tip of the rod to the intersecting portion, and the inner bag can be inserted into the airbag body, thereby improving the workability of the airbag manufacturing process.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a curtain airbag (Embodiment 1) according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of an inner bag of the curtain airbag before sewing.
FIG. 3 is a perspective view of the inner bag.
FIG. 4 is a partially omitted side view for explaining the flow of the inflation gas in the curtain airbag (Embodiment 1) according to the present invention.
FIG. 5 is an explanatory view showing a state in which the curtain airbag is inflated and deployed.
FIG. 6 is a side view in which a curtain type airbag (Embodiment 2) according to the present invention is partially omitted.
FIG. 7 is a side view in which a part of a rod body is omitted.
FIG. 8 is a side view of a curtain airbag (Embodiment 3) according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Airbag body
2 First base fabric
2a Upper side
3 Second base fabric
4 Peripheral joint
4A Rise
4a Front end
4b front side
4c Rear end
4d rear side
5 Inner bag
6 Support
7 Mounting part
8 Gas inlet formation section
8a Mouth forming part
9 Mounting part
10 Gas inlet formation section
10a Mouth forming part
11A First inner joint
11B Second inner joint
11C Third inner joint
11D Fourth inner joint
11a Upper joint side
11b Front joint side
11c Rear joint side
12 Sealing material
13 stitches
14 Gas inlet
15 corners
16 corners
17 Corner
21 Foundation
21a Side edge
21b Side edge
22A, 23A, 24A, 25A Nozzle forming part
22B, 23B, 24B, 25B Nozzle formation part
26A, 26B Sewing part
27A, 28A, 29A, 30A Sewing part
27B, 28B, 29B, 30B Sewing part
31, 32, 33, 34, 35 Stitch
37 1st nozzle part (end side nozzle part)
38 Second nozzle part (protection part)
39 3rd nozzle part (protection part)
40 4th nozzle part (protection part)
41 4th nozzle part (protection part)
42 Stopper (intersection)
43 Rod
44 Inflator
45 Gas inlet
50A deflection stitch (deflection part)
50B Deflection stitch (deflection part)
51 rod
51a Curved part
61, 62, 63, 64, 65 Stitch
66 1st nozzle part (end side nozzle part)
67 Second nozzle part (protection part)
68 Third nozzle part (protection part)
69 Fourth nozzle part (protection part)
70 Fifth nozzle part (protection part)
71 6th nozzle part (end side nozzle part)
72 stitches
A curtain type airbag
E Roof side end
F1 first passage part (gas flow passage)
F2 second passage (gas flow passage)
F3 3rd passage part (gas flow passage)
F4 4th passage (gas flow passage)
F5 fifth passage (gas flow passage)
F6 6th passage (gas flow passage)
G Gas passage
G1 Upstream gas flow path
G2 Downstream gas flow path
K space
K-1 Upper space (one internal space)
K-2 Lower space (the other internal space)
P Gas flow front
Q1 Crew
Q2 Crew
V body

Claims

The opposing base fabrics are joined together to form a bag-like airbag body having a gas inlet,
In the airbag body, an inner bag that covers a part of the airbag body from the gas introduction port is accommodated,
A peripheral joint portion formed by joining the peripheral portion of the base fabric to the airbag body, a plurality of inner joint portions formed by joining the inside of the base fabric, the peripheral joint portion and the inner side A gas flow passage for the inflation gas formed between the joint portion and the inner bag, the side facing the gas flow passage of the inner joint portion from the blow of the gas flow of the inflation gas. Provide a protective part to protect,
And the said protection part has a nozzle part extended between the said inner side junction parts adjacent, The curtain type airbag characterized by the above-mentioned.

In the airbag main body, the one side through one internal space where the gas introduction port opens, and between the peripheral joint part and the inner joint part and through the respective passage parts between the adjacent inner joint parts. And the other internal space communicating with the internal space of
The gas flow passage includes an upstream gas flow passage that causes the gas flow of the expansion gas ejected from the gas inlet to flow into the one internal space, and the gas flow of the expansion gas flows to the one internal space. And a downstream gas flow passage that flows to the other internal space through the passage portion,
The inner bag is accommodated in the one internal space, the nozzle portion is inserted into the passage portion, and the side of the passage portion facing the upstream gas circulation portion is blown with the gas flow of the inflation gas. curtain airbag according to claim 1 which is adapted to protect the per.

Wherein the inner bag, a curtain airbag according to claim 2 provided with a deflection unit for deflecting the gas flow of the inflation gas flowing in the inner bag to the nozzle portion.

The inner bag is provided with an end-side nozzle portion for injecting the gas flow of the inflation gas flowing in the inner bag into the one internal space, and the end-side nozzle portion is provided with a gas flow direction of the inflation gas. curtain airbag according to claim 2 in which a cross-section for deflecting the intersecting this gas stream.